JPH04300364A - 透湿性布帛の製法、これに用いる潜在多孔性樹脂膜およびその多孔質膜、この多孔質膜を有する透湿性布帛 - Google Patents
透湿性布帛の製法、これに用いる潜在多孔性樹脂膜およびその多孔質膜、この多孔質膜を有する透湿性布帛Info
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- JPH04300364A JPH04300364A JP3130831A JP13083191A JPH04300364A JP H04300364 A JPH04300364 A JP H04300364A JP 3130831 A JP3130831 A JP 3130831A JP 13083191 A JP13083191 A JP 13083191A JP H04300364 A JPH04300364 A JP H04300364A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透湿性布帛の製法と、
これに用いる潜在多孔性樹脂膜およびその多孔質膜と、
この多孔質膜を有する透湿性布帛に関する。
これに用いる潜在多孔性樹脂膜およびその多孔質膜と、
この多孔質膜を有する透湿性布帛に関する。
【0002】
【従来の技術】ナイロン、ポリエステルなどの合成繊維
の織物や不織布などの布帛に、ポリウレタン樹脂などを
コーテイングして、人工皮革としたり、スポーツ用ウエ
アー用アウター素材としたものが市場に出回つており、
樹脂の種類や各種の工夫によつて透湿、防水といつた快
適性機能を持たせる検討が行われている。
の織物や不織布などの布帛に、ポリウレタン樹脂などを
コーテイングして、人工皮革としたり、スポーツ用ウエ
アー用アウター素材としたものが市場に出回つており、
樹脂の種類や各種の工夫によつて透湿、防水といつた快
適性機能を持たせる検討が行われている。
【0003】そのひとつとして、ポリウレタン樹脂から
なる多孔質膜で被覆した布帛が知られており、これは、
布帛にポリウレタン樹脂の水混和性有機溶剤溶液を塗布
し、ついでこれを水浴中に浸漬してポリウレタン樹脂か
らなる多孔質膜を形成する、いわゆる湿式凝固法で製造
されている。
なる多孔質膜で被覆した布帛が知られており、これは、
布帛にポリウレタン樹脂の水混和性有機溶剤溶液を塗布
し、ついでこれを水浴中に浸漬してポリウレタン樹脂か
らなる多孔質膜を形成する、いわゆる湿式凝固法で製造
されている。
【0004】また、この湿式凝固法において、ポリウレ
タン樹脂にフツ素ゴムを幹ポリマーとするフツ素樹脂共
重合体を加えたり(特開平2−104771号公報)、
ポリウレタン樹脂からなる多孔質膜の表面部分に無孔質
膜を設ける(特開平2−112479号公報)などして
、透湿性や膜の表面強度などを改良する試みもなされて
いる。
タン樹脂にフツ素ゴムを幹ポリマーとするフツ素樹脂共
重合体を加えたり(特開平2−104771号公報)、
ポリウレタン樹脂からなる多孔質膜の表面部分に無孔質
膜を設ける(特開平2−112479号公報)などして
、透湿性や膜の表面強度などを改良する試みもなされて
いる。
【0005】一方、上記の多孔質膜とは異なる無孔質膜
を有する布帛として、ポリウレタン分子のソフトセグメ
ントへの親水性の導入によつて発現する水分の吸収・放
出機構を活用したり、ソフトセグメントに立体的なヘリ
ツクス構造をとる特殊な成分を導入して、その立体構造
の間隙の透過機構を活用することにより、上記膜に透湿
性を付与するようにしたものも知られている。
を有する布帛として、ポリウレタン分子のソフトセグメ
ントへの親水性の導入によつて発現する水分の吸収・放
出機構を活用したり、ソフトセグメントに立体的なヘリ
ツクス構造をとる特殊な成分を導入して、その立体構造
の間隙の透過機構を活用することにより、上記膜に透湿
性を付与するようにしたものも知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
公知の多孔質膜ないし無孔質膜で被覆された布帛におい
ては、その透湿度が上記膜の厚さに大きく影響され、ポ
リウレタン樹脂の場合、実用的に問題のない50ミクロ
ン位の厚さで、せいぜい6000g/平方メートル・2
4時間の透湿度しか得られていない。透湿度を上げるに
は直径1〜10ミクロン程度の細孔を貫通させてやれば
よいわけであるが、布帛の表裏を貫通するミクロンサイ
ズの孔を経済的に再現よく確実にあける方法はまだ見い
出されていない。
公知の多孔質膜ないし無孔質膜で被覆された布帛におい
ては、その透湿度が上記膜の厚さに大きく影響され、ポ
リウレタン樹脂の場合、実用的に問題のない50ミクロ
ン位の厚さで、せいぜい6000g/平方メートル・2
4時間の透湿度しか得られていない。透湿度を上げるに
は直径1〜10ミクロン程度の細孔を貫通させてやれば
よいわけであるが、布帛の表裏を貫通するミクロンサイ
ズの孔を経済的に再現よく確実にあける方法はまだ見い
出されていない。
【0007】本発明は、上記の現状に鑑み、ポリウレタ
ン樹脂などで被覆される布帛の透湿度を画期的に高める
ことを目的としている。
ン樹脂などで被覆される布帛の透湿度を画期的に高める
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するため鋭意検討した結果、ポリウレタン樹脂
などの樹脂溶液中に水溶性化合物の微粒子を混練りし、
これを布帛にコーテイングしたのち、表裏方向に電圧を
印加しながら硬化させると、得られる樹脂膜は上記微粒
子が表裏方向に繋がつた状態で配向されたものとなり、
これをその後水で洗い出すと、上記微粒子が存在してい
た部分が空隙となり、これによつて表裏を貫通する多数
個の微孔が形成されて、布帛の透湿度が著しく高められ
たものとなることを見い出した。
的を達成するため鋭意検討した結果、ポリウレタン樹脂
などの樹脂溶液中に水溶性化合物の微粒子を混練りし、
これを布帛にコーテイングしたのち、表裏方向に電圧を
印加しながら硬化させると、得られる樹脂膜は上記微粒
子が表裏方向に繋がつた状態で配向されたものとなり、
これをその後水で洗い出すと、上記微粒子が存在してい
た部分が空隙となり、これによつて表裏を貫通する多数
個の微孔が形成されて、布帛の透湿度が著しく高められ
たものとなることを見い出した。
【0009】また、本発明者らの引き続く研究により、
上記した水溶性化合物の微粒子が表裏方向に繋がつた状
態の樹脂膜、つまり潜在多孔性の樹脂膜は、上記の混練
物を布帛上に直接コーテイングする代わりに、ガラス板
などの上に所望厚みにキヤステイングし、これを上記と
同様に電場中で硬化させることにより、布帛とは別体の
単独の樹脂膜として得ることができ、その後この膜を布
帛に貼り合わせたうえで上記微粒子を水で洗い出して多
孔質膜とするか、あるいは膜単独の状態で上記微粒子を
洗い出して多孔質膜を形成したのちこれを布帛に貼り合
わせるようにしても、透湿度の著しく高められた布帛が
前記同様に得られることを見い出した。
上記した水溶性化合物の微粒子が表裏方向に繋がつた状
態の樹脂膜、つまり潜在多孔性の樹脂膜は、上記の混練
物を布帛上に直接コーテイングする代わりに、ガラス板
などの上に所望厚みにキヤステイングし、これを上記と
同様に電場中で硬化させることにより、布帛とは別体の
単独の樹脂膜として得ることができ、その後この膜を布
帛に貼り合わせたうえで上記微粒子を水で洗い出して多
孔質膜とするか、あるいは膜単独の状態で上記微粒子を
洗い出して多孔質膜を形成したのちこれを布帛に貼り合
わせるようにしても、透湿度の著しく高められた布帛が
前記同様に得られることを見い出した。
【0010】本発明は、以上の知見をもとにして完成さ
れたものであり、まず請求項1に記載の製法として、布
帛に多孔質膜を設けて透湿性布帛を製造する方法におい
て、上記多孔質膜の作製に際し、水溶性化合物の微粒子
を含む樹脂液を用い、この樹脂液を流延したのち、表裏
方向に電圧を印加した状態で硬化させて潜在多孔性樹脂
膜を形成し、ついでこの樹脂膜中の水溶性化合物の微粒
子を水で洗い出して多孔質膜とすることを特徴とする透
湿性布帛の製法に係るものである。
れたものであり、まず請求項1に記載の製法として、布
帛に多孔質膜を設けて透湿性布帛を製造する方法におい
て、上記多孔質膜の作製に際し、水溶性化合物の微粒子
を含む樹脂液を用い、この樹脂液を流延したのち、表裏
方向に電圧を印加した状態で硬化させて潜在多孔性樹脂
膜を形成し、ついでこの樹脂膜中の水溶性化合物の微粒
子を水で洗い出して多孔質膜とすることを特徴とする透
湿性布帛の製法に係るものである。
【0011】この本発明の透湿性布帛の製法には、請求
項2〜4に記載されるとおり、潜在多孔性樹脂膜および
その多孔質膜の形成を布帛と一体に行う場合(請求項2
)と、潜在多孔性樹脂膜の形成を布帛とは別体に行い、
この膜を布帛に貼り合わせたのちに多孔質膜とする場合
(請求項3)と、潜在多孔性樹脂膜およびその多孔質膜
の形成を共に布帛とは別体に行つたのち、この多孔質膜
を布帛に貼り合わせる場合(請求項4)とが含まれる。
項2〜4に記載されるとおり、潜在多孔性樹脂膜および
その多孔質膜の形成を布帛と一体に行う場合(請求項2
)と、潜在多孔性樹脂膜の形成を布帛とは別体に行い、
この膜を布帛に貼り合わせたのちに多孔質膜とする場合
(請求項3)と、潜在多孔性樹脂膜およびその多孔質膜
の形成を共に布帛とは別体に行つたのち、この多孔質膜
を布帛に貼り合わせる場合(請求項4)とが含まれる。
【0012】また、本発明では、上記の各請求項におけ
る潜在多孔性樹脂膜として、つまり布帛と一体または別
体のいずれの形態をもとりうる上記樹脂膜として、表裏
方向に繋がる多数個の水溶性化合物の微粒子を有するこ
とを特徴とする樹脂膜(請求項5)と、この膜中の上記
微粒子を水で洗い出して多孔質化したことを特徴とする
多孔質膜(請求項6)と、さらにこの多孔質膜が請求項
2〜4の方法で布帛に実際に一体化されてなる高度の透
湿度を有する透湿性布帛(請求項7)とを、提供できる
ものである。
る潜在多孔性樹脂膜として、つまり布帛と一体または別
体のいずれの形態をもとりうる上記樹脂膜として、表裏
方向に繋がる多数個の水溶性化合物の微粒子を有するこ
とを特徴とする樹脂膜(請求項5)と、この膜中の上記
微粒子を水で洗い出して多孔質化したことを特徴とする
多孔質膜(請求項6)と、さらにこの多孔質膜が請求項
2〜4の方法で布帛に実際に一体化されてなる高度の透
湿度を有する透湿性布帛(請求項7)とを、提供できる
ものである。
【0013】
【発明の構成・作用】本発明の透湿性布帛の製法におい
て、その最も大きな特徴点は、布帛に直接コーテイング
するか、あるいはガラス板などにキヤステイングするこ
とによつて所望厚みに流延した水溶性化合物の微粒子を
含む樹脂液を、電場下で硬化させる点にあり、これは、
電場下では極性物質が電場方向に配向するという事実に
基づいたものである。
て、その最も大きな特徴点は、布帛に直接コーテイング
するか、あるいはガラス板などにキヤステイングするこ
とによつて所望厚みに流延した水溶性化合物の微粒子を
含む樹脂液を、電場下で硬化させる点にあり、これは、
電場下では極性物質が電場方向に配向するという事実に
基づいたものである。
【0014】一般に、非極性の媒体中に極性の微粒子を
分散させて電場下に置くと、微粒子が電場方向に配列す
ることがわかつている。しかし、このような事実を布帛
のコーテイングに応用した例はまだ見当たらない。
分散させて電場下に置くと、微粒子が電場方向に配列す
ることがわかつている。しかし、このような事実を布帛
のコーテイングに応用した例はまだ見当たらない。
【0015】本発明者らは、上記の極性微粒子として水
溶性物質の微粒子を選び、媒体としてコーテイングに適
当な樹脂を選べば、電場下において上記微粒子が電場方
向に配向する、特に布帛あるいはキヤステイング層の表
裏方向に電場をかけてやれば、上記微粒子が表裏方向に
配向するものと考え、これに基づき樹脂の硬化後に上記
配向した微粒子を水で洗い出してやると、上記微粒子が
存在していたところが空隙となつて、微粒子の径と同じ
径の表裏を貫通する孔が得られるのではないかと考えた
。
溶性物質の微粒子を選び、媒体としてコーテイングに適
当な樹脂を選べば、電場下において上記微粒子が電場方
向に配向する、特に布帛あるいはキヤステイング層の表
裏方向に電場をかけてやれば、上記微粒子が表裏方向に
配向するものと考え、これに基づき樹脂の硬化後に上記
配向した微粒子を水で洗い出してやると、上記微粒子が
存在していたところが空隙となつて、微粒子の径と同じ
径の表裏を貫通する孔が得られるのではないかと考えた
。
【0016】このような考えのもとに、上記微粒子とし
て無機物質または有機物質からなる多種多様のものを選
択使用し、種々の実験・検討を試みたところ、やはり上
記に予想したとおりの結果が得られ、これにより透湿度
の著しく高められた布帛を経済的に再現よく確実に製造
できることを知り、本発明を完成したものである。
て無機物質または有機物質からなる多種多様のものを選
択使用し、種々の実験・検討を試みたところ、やはり上
記に予想したとおりの結果が得られ、これにより透湿度
の著しく高められた布帛を経済的に再現よく確実に製造
できることを知り、本発明を完成したものである。
【0017】本発明で用いられる水溶性物質の微粒子は
、無機物質または有機物質の中から選ぶことができ、コ
ーテイング樹脂の成分に不溶であり、硬化温度において
固体であつて、かつ極性を有するものが用いられる。
、無機物質または有機物質の中から選ぶことができ、コ
ーテイング樹脂の成分に不溶であり、硬化温度において
固体であつて、かつ極性を有するものが用いられる。
【0018】無機物質としては、水溶性金属塩が用いら
れ、たとえば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カ
ルシウム、塩化マグネシウムなどの塩酸塩、硫酸ナトリ
ウムなどの硫酸塩、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウムな
どの炭酸塩や重炭酸ナトリウムなどの重炭酸塩が用いら
れ、その他燐酸塩、硝酸塩、ケイ酸塩なども用いること
ができる。また、これらの無機化合物は結晶水を持つて
いてもよい。
れ、たとえば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カ
ルシウム、塩化マグネシウムなどの塩酸塩、硫酸ナトリ
ウムなどの硫酸塩、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウムな
どの炭酸塩や重炭酸ナトリウムなどの重炭酸塩が用いら
れ、その他燐酸塩、硝酸塩、ケイ酸塩なども用いること
ができる。また、これらの無機化合物は結晶水を持つて
いてもよい。
【0019】有機物質としては、分子内に極性基を有す
る天然物または合成物のいずれをも用いることができ、
特に好適なものとしては、イ)有機カルボン酸、有機ス
ルホンまたはこれらの塩、ロ)セルロース、グルコース
誘導体、ハ)アミノ誘導体などが挙げられる。
る天然物または合成物のいずれをも用いることができ、
特に好適なものとしては、イ)有機カルボン酸、有機ス
ルホンまたはこれらの塩、ロ)セルロース、グルコース
誘導体、ハ)アミノ誘導体などが挙げられる。
【0020】上記のイ成分としては、たとえば、ポリ(
メタ)アクリル酸(塩)、α−オレフインとマレイン酸
との共重合物の塩、(アルキル)ナフタレンスルホン酸
ホルムアルデヒド縮合物の塩、リグニンスルホン酸の塩
、酒石酸、マロン酸、リンゴ酸、グルコン酸およびこれ
らの塩などがある。また、上記のロ成分としては、たと
えば、カルボキシメチルセルロース(塩)、ヒドロキシ
エチル(プロピル)セルロース、シヨ糖などがある。 さらに、上記のハ成分としては、たとえば、L−グルタ
ミン酸(塩酸塩、ナトリウム塩)、アラニン、L−リジ
ン(塩酸塩)、セリシン、ゼラチンなどが挙げられる。
メタ)アクリル酸(塩)、α−オレフインとマレイン酸
との共重合物の塩、(アルキル)ナフタレンスルホン酸
ホルムアルデヒド縮合物の塩、リグニンスルホン酸の塩
、酒石酸、マロン酸、リンゴ酸、グルコン酸およびこれ
らの塩などがある。また、上記のロ成分としては、たと
えば、カルボキシメチルセルロース(塩)、ヒドロキシ
エチル(プロピル)セルロース、シヨ糖などがある。 さらに、上記のハ成分としては、たとえば、L−グルタ
ミン酸(塩酸塩、ナトリウム塩)、アラニン、L−リジ
ン(塩酸塩)、セリシン、ゼラチンなどが挙げられる。
【0021】これらの無機物質または有機物質は、水滴
の粒径(約100ミクロン)よりも小さい粒径、好まし
くは1〜20ミクロン程度に粉砕された微粒子として、
本発明に使用される。
の粒径(約100ミクロン)よりも小さい粒径、好まし
くは1〜20ミクロン程度に粉砕された微粒子として、
本発明に使用される。
【0022】本発明におけるコーテイング樹脂としては
、種々のものを用いることができるが、特に好適なもの
はポリウレタン樹脂を主成分とするものであり、このほ
かにアクリル樹脂、ポリアミノ酸ウレタン樹脂、フツ素
樹脂などをそれぞれ単独でまたはポリウレタン樹脂と混
合して用いることができる。
、種々のものを用いることができるが、特に好適なもの
はポリウレタン樹脂を主成分とするものであり、このほ
かにアクリル樹脂、ポリアミノ酸ウレタン樹脂、フツ素
樹脂などをそれぞれ単独でまたはポリウレタン樹脂と混
合して用いることができる。
【0023】ポリウレタン樹脂としてはポリウレタンエ
ラストマーが好ましいものとして用いられる。このポリ
ウレタンエラストマーとは、一般に、ポリウレタン、ポ
リウレタン尿素エラストマー、ポリ尿素エラストマーと
いわれるもので、アルキレンオキシド系ポリオール、末
端に水酸基を有するポリエステル、ポリε−カプロラク
トングリコール、ポリカーボネートジオールなどの各種
のポリオールを、有機ジイソシアネートと反応させるか
、必要に応じて2個の活性水素を有する化合物からなる
鎖伸長剤で鎖伸長させて得られる弾性体が好適である。
ラストマーが好ましいものとして用いられる。このポリ
ウレタンエラストマーとは、一般に、ポリウレタン、ポ
リウレタン尿素エラストマー、ポリ尿素エラストマーと
いわれるもので、アルキレンオキシド系ポリオール、末
端に水酸基を有するポリエステル、ポリε−カプロラク
トングリコール、ポリカーボネートジオールなどの各種
のポリオールを、有機ジイソシアネートと反応させるか
、必要に応じて2個の活性水素を有する化合物からなる
鎖伸長剤で鎖伸長させて得られる弾性体が好適である。
【0024】上記のポリオールのうち、アルキレンオキ
シド系ポリオールとしては、分子量が1000〜300
0のものが好ましく、たとえば、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレング
リコール、ポリヘキサメチレングリコールなどのポリア
ルキレングリコールが用いられ、その他グリセリン、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビ
トール、シヨ糖などの多価アルコール類、エチレンジア
ミン、エタノールアミン、芳香族ポリアミンなどのアミ
ン類、フエノール樹脂の多価フエノール類を出発原料と
して、これらにアルキレンオキシドを付加したものが用
いられる。
シド系ポリオールとしては、分子量が1000〜300
0のものが好ましく、たとえば、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレング
リコール、ポリヘキサメチレングリコールなどのポリア
ルキレングリコールが用いられ、その他グリセリン、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビ
トール、シヨ糖などの多価アルコール類、エチレンジア
ミン、エタノールアミン、芳香族ポリアミンなどのアミ
ン類、フエノール樹脂の多価フエノール類を出発原料と
して、これらにアルキレンオキシドを付加したものが用
いられる。
【0025】また、末端に水酸基を有するポリエステル
としては、ジカルボン酸とグリコールの脱水縮合反応に
より得られるものが挙げられ、上記のジカルボン酸とし
ては、アジピン酸、セバチン酸などがあり、上記のグリ
コールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、1・4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、1・5−ペンタンジオール、1・6−ヘキサンジ
オールなどがある。
としては、ジカルボン酸とグリコールの脱水縮合反応に
より得られるものが挙げられ、上記のジカルボン酸とし
ては、アジピン酸、セバチン酸などがあり、上記のグリ
コールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、1・4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、1・5−ペンタンジオール、1・6−ヘキサンジ
オールなどがある。
【0026】有機ジイソシアネートは、芳香族、脂肪族
、環状脂肪族のジイソシアネート化合物であり、たとえ
ば、トリレンジイソシアネート、4−メチル−m−フエ
ニレンジイソシアネート、4・4−ジフエニレンジイソ
シアネート、メチレンビス(4−フエニルイソシアネー
ト)、1・4−シクロヘキシレンジイソシアネート、1
・6−ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジ
イソシアネートなどを挙げることができる。
、環状脂肪族のジイソシアネート化合物であり、たとえ
ば、トリレンジイソシアネート、4−メチル−m−フエ
ニレンジイソシアネート、4・4−ジフエニレンジイソ
シアネート、メチレンビス(4−フエニルイソシアネー
ト)、1・4−シクロヘキシレンジイソシアネート、1
・6−ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジ
イソシアネートなどを挙げることができる。
【0027】また、鎖伸長剤としては、ヒドラジン、エ
チレンジアミン、テトラメチレンジアミン、水、ピペラ
ジン、イソホロンジアミン、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、プロピレングリコール、1・4−ブ
タンジオール、ネオペンチルグリコール、1・5−ペン
タンジオール、1・6−ヘキサンジオールなどが好まし
く用いられる。
チレンジアミン、テトラメチレンジアミン、水、ピペラ
ジン、イソホロンジアミン、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、プロピレングリコール、1・4−ブ
タンジオール、ネオペンチルグリコール、1・5−ペン
タンジオール、1・6−ヘキサンジオールなどが好まし
く用いられる。
【0028】このようなポリオール、有機ジイソシアネ
ートおよび必要に応じて鎖伸長剤を、分子末端にイソシ
アネート基が残存しないような使用割合で反応させて、
平均分子量が30000〜120000の範囲となるポ
リウレタンエラストマーを得、これをコーテイング用の
ポリウレタン樹脂として使用する。
ートおよび必要に応じて鎖伸長剤を、分子末端にイソシ
アネート基が残存しないような使用割合で反応させて、
平均分子量が30000〜120000の範囲となるポ
リウレタンエラストマーを得、これをコーテイング用の
ポリウレタン樹脂として使用する。
【0029】また、ポリアミノ酸ウレタン樹脂としては
、上述したポリウレタンエラストマ−の場合と同様の製
造原料を用いて末端イソシアネート基または末端アミノ
基を有するポリウレタン樹脂を得、このポリウレタン樹
脂にL−グルタミン酸−γ−メチルエステル−N−カル
ボン酸無水物を共重合させて得たものが用いられる。 さらに、フツ素樹脂としては、フツ素ゴムを幹ポリマー
とするフツ素樹脂共重合体が用いられる。
、上述したポリウレタンエラストマ−の場合と同様の製
造原料を用いて末端イソシアネート基または末端アミノ
基を有するポリウレタン樹脂を得、このポリウレタン樹
脂にL−グルタミン酸−γ−メチルエステル−N−カル
ボン酸無水物を共重合させて得たものが用いられる。 さらに、フツ素樹脂としては、フツ素ゴムを幹ポリマー
とするフツ素樹脂共重合体が用いられる。
【0030】本発明で用いる布帛としては、ナイロン6
やナイロン66で代表されるポリアミド系合成繊維、ポ
リエチレンテレフタレートで代表されるポリエステル系
合成繊維、ポリアクリロニトリル系合成繊維、ポリビニ
ルアルコール系合成繊維、トリアセテートなどの半合成
繊維、あるいはナイロン6/木綿、ポリエチレンテレフ
タレート/木綿などの混紡繊維から構成された織物、編
み物、不織布などを挙げることができる。
やナイロン66で代表されるポリアミド系合成繊維、ポ
リエチレンテレフタレートで代表されるポリエステル系
合成繊維、ポリアクリロニトリル系合成繊維、ポリビニ
ルアルコール系合成繊維、トリアセテートなどの半合成
繊維、あるいはナイロン6/木綿、ポリエチレンテレフ
タレート/木綿などの混紡繊維から構成された織物、編
み物、不織布などを挙げることができる。
【0031】また、これらの布帛は、撥水処理が施され
たものであつてもよい。この場合、布帛の撥水性は、J
IS L−1096のスプレー法にて撥水度が90以
上あることが望ましい。用いる撥水剤は、パラフイン系
撥水剤やポリシロキサン系撥水剤、フツ素系撥水剤など
公知のものでよく、その処理は一般に行われている公知
の方法で行つたものでよい。特に良好な撥水性を必要と
する場合には、フツ素系撥水剤を使用し、たとえば、旭
硝子社製品のアサヒガード730(フツ素系撥水剤エマ
ルション)の5重量%の水溶液でパデイング処理したの
ち、160℃にて1分間の熱処理を施す方法などによつ
て行えばよい。
たものであつてもよい。この場合、布帛の撥水性は、J
IS L−1096のスプレー法にて撥水度が90以
上あることが望ましい。用いる撥水剤は、パラフイン系
撥水剤やポリシロキサン系撥水剤、フツ素系撥水剤など
公知のものでよく、その処理は一般に行われている公知
の方法で行つたものでよい。特に良好な撥水性を必要と
する場合には、フツ素系撥水剤を使用し、たとえば、旭
硝子社製品のアサヒガード730(フツ素系撥水剤エマ
ルション)の5重量%の水溶液でパデイング処理したの
ち、160℃にて1分間の熱処理を施す方法などによつ
て行えばよい。
【0032】つぎに、本発明の透湿性布帛の製法として
、まず潜在多孔性樹脂膜およびその多孔質膜の形成を布
帛と一体に行う方法について説明する。最初に、水溶性
化合物の微粒子を含む樹脂液を調製するが、この調製は
、一般には、前記コーテイング樹脂の有機溶剤溶液をつ
くり、これに水溶性化合物の微粒子を分散混合する方法
で行われる。
、まず潜在多孔性樹脂膜およびその多孔質膜の形成を布
帛と一体に行う方法について説明する。最初に、水溶性
化合物の微粒子を含む樹脂液を調製するが、この調製は
、一般には、前記コーテイング樹脂の有機溶剤溶液をつ
くり、これに水溶性化合物の微粒子を分散混合する方法
で行われる。
【0033】ここで使用する有機溶剤としては、ジメチ
ルホルムアミド(DMF)、N−メチルピロリドンなど
の極性アミド溶媒、テトラヒドロフラン、ジオキサンな
どの環状エーテル類、アセトン、メチルエチルケトンな
どのケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどの酢酸エス
テル類やこれらの混合溶媒が、コーテイング樹脂の種類
に応じて用いられる。
ルホルムアミド(DMF)、N−メチルピロリドンなど
の極性アミド溶媒、テトラヒドロフラン、ジオキサンな
どの環状エーテル類、アセトン、メチルエチルケトンな
どのケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどの酢酸エス
テル類やこれらの混合溶媒が、コーテイング樹脂の種類
に応じて用いられる。
【0034】水溶性化合物の微粒子は、樹脂固形分重量
に対し0.1〜30重量%、好ましくは0.3〜20重
量%の使用量とするのが適当である。上記微粒子の使用
量が少ないと貫通孔の数が不足して目的とする透湿度が
得られず、また多すぎると多孔質膜の物理的強度が低下
する懸念がある。
に対し0.1〜30重量%、好ましくは0.3〜20重
量%の使用量とするのが適当である。上記微粒子の使用
量が少ないと貫通孔の数が不足して目的とする透湿度が
得られず、また多すぎると多孔質膜の物理的強度が低下
する懸念がある。
【0035】水溶性化合物の微粒子を樹脂溶液中に良好
に分散させるために、分散剤として界面活性剤を添加し
たほうがよい場合がある。このような分散剤としては、
ポリオキシアルキレン基を含有する非イオン界面活性剤
(たとえばポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル
、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、脂肪酸ソルビタン
エステルおよびこれのポリオキシエチレン付加物など)
が好適なものとして用いられる。
に分散させるために、分散剤として界面活性剤を添加し
たほうがよい場合がある。このような分散剤としては、
ポリオキシアルキレン基を含有する非イオン界面活性剤
(たとえばポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル
、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、脂肪酸ソルビタン
エステルおよびこれのポリオキシエチレン付加物など)
が好適なものとして用いられる。
【0036】また、このようなコーテイング樹脂の有機
溶剤溶液中には、その他の添加剤として、多官能性ポリ
イソシアネート(たとえば日本ポリウレタン社製の商品
名コロネートEH、同コロネートHL)などの架橋剤を
添加して、樹脂膜の強度増大とともに布帛との接着性を
向上させるようにしてもよい。
溶剤溶液中には、その他の添加剤として、多官能性ポリ
イソシアネート(たとえば日本ポリウレタン社製の商品
名コロネートEH、同コロネートHL)などの架橋剤を
添加して、樹脂膜の強度増大とともに布帛との接着性を
向上させるようにしてもよい。
【0037】このように調製される樹脂液は、擬塑性で
あることが好ましく、その粘度としては、B型粘度計で
測定して、2000〜数万センチポイズ、好ましくは5
000〜30000センチポイズの範囲にあるのがよい
。このような粘性にするには、樹脂の濃度や水溶性化合
物の微粒子の濃度を適宜調整して行えばよい。
あることが好ましく、その粘度としては、B型粘度計で
測定して、2000〜数万センチポイズ、好ましくは5
000〜30000センチポイズの範囲にあるのがよい
。このような粘性にするには、樹脂の濃度や水溶性化合
物の微粒子の濃度を適宜調整して行えばよい。
【0038】本発明の製法においては、上記の樹脂液を
用いて、これを布帛上にコーテイングする。コーテイン
グ量は、樹脂膜の膜厚(たとえば5〜100ミクロン)
にあわせて適宜決定すればよい。また、コーテイングは
、たとえばナイフコータやコンマコータ、リバースコー
タなどを用いた通常のコーテイング法を採用して行えば
よい。
用いて、これを布帛上にコーテイングする。コーテイン
グ量は、樹脂膜の膜厚(たとえば5〜100ミクロン)
にあわせて適宜決定すればよい。また、コーテイングは
、たとえばナイフコータやコンマコータ、リバースコー
タなどを用いた通常のコーテイング法を採用して行えば
よい。
【0039】このようにコーテイングされた布帛は、つ
ぎに電場下に置かれて乾燥硬化される。このときの電場
は、布帛の表面および裏面にセツトされた電極に電圧を
印加することによつて、つまり表裏方向に電圧を印加す
ることによつて、形成される。電圧の印加は、直流また
は交流を選択できるが、直流の方がより好ましい。電圧
は、通常100〜10万ボルトとするのがよく、低すぎ
ると水溶性化合物の微粒子の配向が不十分となり、また
高すぎると放電が起こつて好ましくない場合がある。
ぎに電場下に置かれて乾燥硬化される。このときの電場
は、布帛の表面および裏面にセツトされた電極に電圧を
印加することによつて、つまり表裏方向に電圧を印加す
ることによつて、形成される。電圧の印加は、直流また
は交流を選択できるが、直流の方がより好ましい。電圧
は、通常100〜10万ボルトとするのがよく、低すぎ
ると水溶性化合物の微粒子の配向が不十分となり、また
高すぎると放電が起こつて好ましくない場合がある。
【0040】電圧の印加の方法としては、ガラス板のよ
うな非導電性のプレートの下部に銅のような金属電極を
セツトし、プレートの上部の空間に同様な電極をセツト
し、この両電極間に電圧を印加する方法や、高電圧にお
ける放電を防止するために電源の一方の極をアースし、
残る一方の極のみを正または負に分極する方法などがあ
る。下部電極と上部電極の間隔も自由にセツトすること
ができるが、通常は数mm〜10数cmの範囲を選べば
よい。
うな非導電性のプレートの下部に銅のような金属電極を
セツトし、プレートの上部の空間に同様な電極をセツト
し、この両電極間に電圧を印加する方法や、高電圧にお
ける放電を防止するために電源の一方の極をアースし、
残る一方の極のみを正または負に分極する方法などがあ
る。下部電極と上部電極の間隔も自由にセツトすること
ができるが、通常は数mm〜10数cmの範囲を選べば
よい。
【0041】このような電場に置かれたとき、樹脂液中
に分散された水溶性化合物の微粒子は、瞬時に電場印加
方向、つまり表裏方向に数珠つなぎに配向し、樹脂液の
乾燥硬化とともにそのまま固定される。その結果、表裏
方向に繋がる多数個の水溶性化合物の微粒子が含まれた
樹脂膜、すなわち潜在多孔性の樹脂膜が形成される。
に分散された水溶性化合物の微粒子は、瞬時に電場印加
方向、つまり表裏方向に数珠つなぎに配向し、樹脂液の
乾燥硬化とともにそのまま固定される。その結果、表裏
方向に繋がる多数個の水溶性化合物の微粒子が含まれた
樹脂膜、すなわち潜在多孔性の樹脂膜が形成される。
【0042】樹脂液の乾燥硬化は、樹脂液中の有機溶剤
を揮散除去するため、一般に加熱によつて行われる。溶
剤を効率よく除去するためには、電場印加部分をボツク
スによつて覆い、ボツクス内に加熱空気を送りこみなが
ら加熱する方法をとればよい。有機溶剤の除去時間は、
できるだけ短いことが好ましく、数分以下で行われるこ
とが好ましい。なお、樹脂液中に前記した多官能性ポリ
イソシアネート化合物などの架橋剤を含むときには、こ
れによる架橋反応を完結させるために、100〜140
℃にて0.5〜5分間の条件で加熱乾燥することが望ま
しい。
を揮散除去するため、一般に加熱によつて行われる。溶
剤を効率よく除去するためには、電場印加部分をボツク
スによつて覆い、ボツクス内に加熱空気を送りこみなが
ら加熱する方法をとればよい。有機溶剤の除去時間は、
できるだけ短いことが好ましく、数分以下で行われるこ
とが好ましい。なお、樹脂液中に前記した多官能性ポリ
イソシアネート化合物などの架橋剤を含むときには、こ
れによる架橋反応を完結させるために、100〜140
℃にて0.5〜5分間の条件で加熱乾燥することが望ま
しい。
【0043】このようにして乾燥硬化が終わつたコーテ
イング布帛は、ついで、水洗され、表裏方向に繋がる多
数個の水溶性化合物の微粒子が洗い出される。水洗方法
としては、単に水浴に潜らせる方法や、水蒸気を噴霧す
る方法などを採用すればよい。この水洗後、乾燥して水
分を除去することにより、水溶性化合物の微粒子が数珠
つなぎに配向していたところが空隙となり、表裏方向に
貫通した多数個の細孔を有する多孔質膜が形成される。
イング布帛は、ついで、水洗され、表裏方向に繋がる多
数個の水溶性化合物の微粒子が洗い出される。水洗方法
としては、単に水浴に潜らせる方法や、水蒸気を噴霧す
る方法などを採用すればよい。この水洗後、乾燥して水
分を除去することにより、水溶性化合物の微粒子が数珠
つなぎに配向していたところが空隙となり、表裏方向に
貫通した多数個の細孔を有する多孔質膜が形成される。
【0044】このような多孔質膜で被覆された布帛、つ
まり本発明の透湿性布帛は、十分な耐水圧を有している
とともに、その透湿度が9000g/平方メートル・2
4時間以上、好ましくは10000g/平方メートル・
24時間以上という透湿性に格段にすぐれたものとなつ
ている。
まり本発明の透湿性布帛は、十分な耐水圧を有している
とともに、その透湿度が9000g/平方メートル・2
4時間以上、好ましくは10000g/平方メートル・
24時間以上という透湿性に格段にすぐれたものとなつ
ている。
【0045】本発明の上記製法に用いる好ましいコーテ
イング用樹脂液は、ポリウレタンエラストマーを有機溶
剤に溶解させた溶液をベースとしたものであるが、この
溶液に代えて、有機イソシアネート化合物と活性水素を
有する化合物との混合液を用い、これを布帛にコーテイ
ングしたのち加熱して、布帛上で反応硬化させてポリウ
レタン樹脂膜を形成することも可能である。
イング用樹脂液は、ポリウレタンエラストマーを有機溶
剤に溶解させた溶液をベースとしたものであるが、この
溶液に代えて、有機イソシアネート化合物と活性水素を
有する化合物との混合液を用い、これを布帛にコーテイ
ングしたのち加熱して、布帛上で反応硬化させてポリウ
レタン樹脂膜を形成することも可能である。
【0046】この場合、水溶性化合物の微粒子は活性水
素を有する化合物にあらかじめ混合分散させておき、こ
れと有機イソシアネート化合物(好ましくはブロツクさ
れたもの)を混合してコーテイングすればよい。また、
反応硬化は、前記同様の電場下で100〜140℃で0
.5〜10分間の範囲で行えばよい。この反応硬化後、
前記同様に水洗して、未反応の有機イソシアネート化合
物や活性水素含有化合物とともに、水溶性化合物の微粒
子を除去することにより、本発明の透湿性布帛を得るこ
とができる。
素を有する化合物にあらかじめ混合分散させておき、こ
れと有機イソシアネート化合物(好ましくはブロツクさ
れたもの)を混合してコーテイングすればよい。また、
反応硬化は、前記同様の電場下で100〜140℃で0
.5〜10分間の範囲で行えばよい。この反応硬化後、
前記同様に水洗して、未反応の有機イソシアネート化合
物や活性水素含有化合物とともに、水溶性化合物の微粒
子を除去することにより、本発明の透湿性布帛を得るこ
とができる。
【0047】また、本発明の上記製法においては、コー
テイング用樹脂液として、ポリウレタンエラストマーな
どの有機溶剤溶液をベースとしたものを用いる代わりに
、光硬化性樹脂モノマー、たとえば、多価アルコール(
好ましくはアルキレンオキシド付加物)の(メタ)アク
リル酸エステルなどをベースとしたものを用いることも
できる。この場合、水溶性化合物の微粒子を含ませた上
記モノマーを布帛にコーテイングしたのち、電場下での
硬化を、加熱に代えて紫外線などを照射して行うことが
でき、コーテイング布帛の用途によつては、その利用価
値が高くなる。
テイング用樹脂液として、ポリウレタンエラストマーな
どの有機溶剤溶液をベースとしたものを用いる代わりに
、光硬化性樹脂モノマー、たとえば、多価アルコール(
好ましくはアルキレンオキシド付加物)の(メタ)アク
リル酸エステルなどをベースとしたものを用いることも
できる。この場合、水溶性化合物の微粒子を含ませた上
記モノマーを布帛にコーテイングしたのち、電場下での
硬化を、加熱に代えて紫外線などを照射して行うことが
でき、コーテイング布帛の用途によつては、その利用価
値が高くなる。
【0048】以上の説明は、コーテイング用樹脂液を布
帛に直接コーテイングする場合、つまり潜在多孔性樹脂
膜およびその多孔質膜の形成を布帛と一体に行う場合で
あるが、上記膜の形成を布帛とは別体に行うことも可能
である。
帛に直接コーテイングする場合、つまり潜在多孔性樹脂
膜およびその多孔質膜の形成を布帛と一体に行う場合で
あるが、上記膜の形成を布帛とは別体に行うことも可能
である。
【0049】この場合、ガラス板や離型紙のような非導
電性のキヤステイングプレートを用意し、この上に上述
と同様のコーテイング用樹脂液をキヤステイングする。 ついで、プレートの上下部にセツトされた電極に前記同
様に電圧を印加しながら、上記樹脂液の乾燥硬化あるい
は反応硬化(加熱または紫外線照射による)を行うと、
表裏方向に繋がる多数個の水溶性化合物の微粒子を有す
る潜在多孔性樹脂膜が形成される。
電性のキヤステイングプレートを用意し、この上に上述
と同様のコーテイング用樹脂液をキヤステイングする。 ついで、プレートの上下部にセツトされた電極に前記同
様に電圧を印加しながら、上記樹脂液の乾燥硬化あるい
は反応硬化(加熱または紫外線照射による)を行うと、
表裏方向に繋がる多数個の水溶性化合物の微粒子を有す
る潜在多孔性樹脂膜が形成される。
【0050】つぎに、この潜在多孔性樹脂膜を接着剤に
より布帛上に貼り合わせ、その後前記同様に水洗するこ
とにより、多孔質膜を有する透湿性布帛が得られる。ま
た、上記の潜在多孔性樹脂膜をプレート上でそのまま前
記同様に水洗して多孔質膜とし、その後この多孔質膜を
接着剤により布帛上に貼り合わせることにより、上記同
様の透湿性布帛を得ることもできる。
より布帛上に貼り合わせ、その後前記同様に水洗するこ
とにより、多孔質膜を有する透湿性布帛が得られる。ま
た、上記の潜在多孔性樹脂膜をプレート上でそのまま前
記同様に水洗して多孔質膜とし、その後この多孔質膜を
接着剤により布帛上に貼り合わせることにより、上記同
様の透湿性布帛を得ることもできる。
【0051】このようにして得られる透湿性布帛は、耐
水圧および透湿度において、前記の直接コーテイングの
場合と同様に、従来品に比べて格段にすぐれた性能を発
揮する。また、上記方法では、潜在多孔性樹脂膜および
その多孔質膜をこれら単独の膜製品として取り扱えるた
め、この膜製品を中間製品として入手して所望の場所で
所望の透湿性布帛を製造できる。さらに、これら膜製品
は、その性能面より、透湿性布帛以外の用途にも用いる
ことが可能である。
水圧および透湿度において、前記の直接コーテイングの
場合と同様に、従来品に比べて格段にすぐれた性能を発
揮する。また、上記方法では、潜在多孔性樹脂膜および
その多孔質膜をこれら単独の膜製品として取り扱えるた
め、この膜製品を中間製品として入手して所望の場所で
所望の透湿性布帛を製造できる。さらに、これら膜製品
は、その性能面より、透湿性布帛以外の用途にも用いる
ことが可能である。
【0052】なお、上記の潜在多孔性樹脂膜またはその
多孔質膜を用いた透湿性布帛の製法において、これら膜
を布帛に貼り合わせるための接着剤としては、通常用い
られているものがいずれも使用でき、特にウレタンまた
はアクリル系の一液型あるいは二液型の硬化型接着剤が
好ましく用いられる。また、この接着剤を用いて全面接
着を行うと、せつかく貫通した細孔が塞がれてしまうた
め、膜面積の50%以下で接着することが望ましい。
多孔質膜を用いた透湿性布帛の製法において、これら膜
を布帛に貼り合わせるための接着剤としては、通常用い
られているものがいずれも使用でき、特にウレタンまた
はアクリル系の一液型あるいは二液型の硬化型接着剤が
好ましく用いられる。また、この接着剤を用いて全面接
着を行うと、せつかく貫通した細孔が塞がれてしまうた
め、膜面積の50%以下で接着することが望ましい。
【0053】以上のように、本発明によれば、十分な耐
水圧を有し、しかも高透湿度の透湿性布帛を得ることが
できるから、ゴルフウエア、スキーウエアなどのスポー
ツウエアや、防寒衣、雨衣、作業衣などに、あるいはカ
ーテンや壁装材といつた産業用資材として、広範囲な用
途に使用することができる。
水圧を有し、しかも高透湿度の透湿性布帛を得ることが
できるから、ゴルフウエア、スキーウエアなどのスポー
ツウエアや、防寒衣、雨衣、作業衣などに、あるいはカ
ーテンや壁装材といつた産業用資材として、広範囲な用
途に使用することができる。
【0054】
【実施例】つぎに、本発明を実施例によつてさらに具体
的に説明する。なお、実施例における性能の測定、評価
として、透湿度はJIS Z−0208により、耐水
圧はJIS L−1096(低水圧法)により、それ
ぞれ行つた。なおまた、実施例中の部はいずれも重量部
である。
的に説明する。なお、実施例における性能の測定、評価
として、透湿度はJIS Z−0208により、耐水
圧はJIS L−1096(低水圧法)により、それ
ぞれ行つた。なおまた、実施例中の部はいずれも重量部
である。
【0055】実施例1
§(1−1)ポリウレタンエラストマー溶液の調製末端
にヒドロキシル基を有する平均分子量3000の1・4
−ブタンジオールアジペート300部とエチレングリコ
ール25部との混合物と、ジフエニルメタンジイソシア
ネート(以下、MDIという)125部とを、DMF(
ジメチルホルムアミド)中で加熱反応させ、25重量%
DMF溶液で22000センチポイズ(25℃)のポリ
ウレタンエラストマー溶液を得た。
にヒドロキシル基を有する平均分子量3000の1・4
−ブタンジオールアジペート300部とエチレングリコ
ール25部との混合物と、ジフエニルメタンジイソシア
ネート(以下、MDIという)125部とを、DMF(
ジメチルホルムアミド)中で加熱反応させ、25重量%
DMF溶液で22000センチポイズ(25℃)のポリ
ウレタンエラストマー溶液を得た。
【0056】§(1−2)コーテイング用樹脂液の調製
ジエツトミルなどの微粉砕機を用いて平均粒径10ミク
ロン程度に粉砕された水溶性化合物の微粒子を、ポリウ
レタンエラストマー溶液100部に対し所定重量部加え
、さらに多官能性ポリイソシアネート(日本ポリウレタ
ン社製の商品名コロネートEH)1.5部とDMF10
部を加えて混合し、超音波洗浄器中に入れて10分間超
音波を照射して分散させ、10種のコーテイング用樹脂
液を調製した。
ジエツトミルなどの微粉砕機を用いて平均粒径10ミク
ロン程度に粉砕された水溶性化合物の微粒子を、ポリウ
レタンエラストマー溶液100部に対し所定重量部加え
、さらに多官能性ポリイソシアネート(日本ポリウレタ
ン社製の商品名コロネートEH)1.5部とDMF10
部を加えて混合し、超音波洗浄器中に入れて10分間超
音波を照射して分散させ、10種のコーテイング用樹脂
液を調製した。
【0057】これらコーテイング用樹脂液の粘度は、B
型粘度計、25℃の条件で、18000〜30000セ
ンチポイズの範囲にあり、擬塑性を有し、コーテイング
液として使用しやすいものであつた。後記の表1に、各
コーテイング用樹脂液に用いた水溶性化合物の種類、平
均粒径および混合量を示す。
型粘度計、25℃の条件で、18000〜30000セ
ンチポイズの範囲にあり、擬塑性を有し、コーテイング
液として使用しやすいものであつた。後記の表1に、各
コーテイング用樹脂液に用いた水溶性化合物の種類、平
均粒径および混合量を示す。
【0058】§(1−3)透湿性布帛の製造基布として
、経糸にナイロン70デニール/24フイラメント、緯
糸にナイロン70デニール/34フイラメントを用いた
経糸密度120本/インチ、緯糸密度90本/インチの
平織物(タフタ)を用意し、フツ素系撥水剤エマルシヨ
ン(旭硝子社製のアサヒガード710)の5重量%水溶
液にてパデイング(絞り率30%)処理を行い、160
℃で1分間加熱処理を行つた。
、経糸にナイロン70デニール/24フイラメント、緯
糸にナイロン70デニール/34フイラメントを用いた
経糸密度120本/インチ、緯糸密度90本/インチの
平織物(タフタ)を用意し、フツ素系撥水剤エマルシヨ
ン(旭硝子社製のアサヒガード710)の5重量%水溶
液にてパデイング(絞り率30%)処理を行い、160
℃で1分間加熱処理を行つた。
【0059】このように撥水処理した布帛上に、(1−
2)で調製した各コーテイング用樹脂液を、乾燥皮膜重
量がそれぞれ20g/平方メートルになるように塗布量
を調整してコーテイングしたのち、10cmの間隙をも
つてセツトされた銅電極板の底面から2cmの高さにこ
の布帛をセツトし、12KVの直流電圧を両電極間に印
加しながら、160℃で1.5分間乾燥して硬化させた
。
2)で調製した各コーテイング用樹脂液を、乾燥皮膜重
量がそれぞれ20g/平方メートルになるように塗布量
を調整してコーテイングしたのち、10cmの間隙をも
つてセツトされた銅電極板の底面から2cmの高さにこ
の布帛をセツトし、12KVの直流電圧を両電極間に印
加しながら、160℃で1.5分間乾燥して硬化させた
。
【0060】この乾燥硬化後の布帛の断面を、走査型電
子顕微鏡で観察したところ、いずれも水溶性化合物の微
粒子が樹脂膜の表裏方向に繋がつて固定されているのが
認められた。つぎに、この布帛を、超音波発生装置を備
えた50℃の温水浴に浸漬し、超音波を発生させながら
10分間洗浄して、上記微粒子とさらに未乾燥のDMF
溶媒を洗いだし、その後120℃で1分間乾燥して水分
を除去し、本発明の試料番号1〜10の透湿性布帛を得
た。
子顕微鏡で観察したところ、いずれも水溶性化合物の微
粒子が樹脂膜の表裏方向に繋がつて固定されているのが
認められた。つぎに、この布帛を、超音波発生装置を備
えた50℃の温水浴に浸漬し、超音波を発生させながら
10分間洗浄して、上記微粒子とさらに未乾燥のDMF
溶媒を洗いだし、その後120℃で1分間乾燥して水分
を除去し、本発明の試料番号1〜10の透湿性布帛を得
た。
【0061】比較例1
実施例1の(1−2)において、水溶性化合物の微粒子
を加えずにコーテイング用樹脂液を調製し、これを用い
て実施例1の(1−3)と同様にして、試料番号11の
透湿性布帛を得た。また、実施例1の(1−3)におい
て、電圧を印加しないで乾燥硬化させ、その後同様に水
洗,乾燥して、試料番号12〜15の透湿性布帛を得た
。さらに、実施例1の(1−3)において、電圧の印加
による乾燥硬化までを行い、水洗をせずに試料番号16
〜19の透湿性布帛を得た。
を加えずにコーテイング用樹脂液を調製し、これを用い
て実施例1の(1−3)と同様にして、試料番号11の
透湿性布帛を得た。また、実施例1の(1−3)におい
て、電圧を印加しないで乾燥硬化させ、その後同様に水
洗,乾燥して、試料番号12〜15の透湿性布帛を得た
。さらに、実施例1の(1−3)において、電圧の印加
による乾燥硬化までを行い、水洗をせずに試料番号16
〜19の透湿性布帛を得た。
【0062】上記の実施例1の試料番号1〜10の透湿
性布帛と、比較例1の試料番号11〜19の透湿性布帛
とについて、その透湿度および耐水圧を調べた結果は、
つぎの表1に示されるとおりであつた。この表から、本
発明の透湿性布帛は、十分な耐水圧と格段にすぐれた透
湿度を有しているが、比較例の透湿性布帛は透湿度に劣
つていることがわかる。
性布帛と、比較例1の試料番号11〜19の透湿性布帛
とについて、その透湿度および耐水圧を調べた結果は、
つぎの表1に示されるとおりであつた。この表から、本
発明の透湿性布帛は、十分な耐水圧と格段にすぐれた透
湿度を有しているが、比較例の透湿性布帛は透湿度に劣
つていることがわかる。
【0063】
【表1】
【0064】実施例2
一液型透湿性ポリウレタン〔大日本インキ化学工業(株
)製のクリスボン3314〕100部に対し、後記の表
2に示す水溶性化合物の微粒子を所定量混合し、超音波
照射によつてよく分散混合したのち、ポリプロピレンコ
ート紙からなる離型紙上にコンマコータを用いて固形分
が12g/平方mになるようにキヤステイングし、実施
例1と同様にして15KVの電圧を印加しつつ100℃
で2分間加熱乾燥して硬化させた。
)製のクリスボン3314〕100部に対し、後記の表
2に示す水溶性化合物の微粒子を所定量混合し、超音波
照射によつてよく分散混合したのち、ポリプロピレンコ
ート紙からなる離型紙上にコンマコータを用いて固形分
が12g/平方mになるようにキヤステイングし、実施
例1と同様にして15KVの電圧を印加しつつ100℃
で2分間加熱乾燥して硬化させた。
【0065】つぎに、この硬化した樹脂膜の上に、さら
に二液型ポリウレタン〔大日本インキ化学工業(株)製
のクリスボン4070〕を5mm幅で1cm間隔の格子
状に3g/平方メートルの塗布量で塗布し、100℃で
1分間乾燥して接着剤層を有する樹脂膜を得た。なお、
この接着剤の乾燥は、電圧を印加せずに別の装置で行つ
た。
に二液型ポリウレタン〔大日本インキ化学工業(株)製
のクリスボン4070〕を5mm幅で1cm間隔の格子
状に3g/平方メートルの塗布量で塗布し、100℃で
1分間乾燥して接着剤層を有する樹脂膜を得た。なお、
この接着剤の乾燥は、電圧を印加せずに別の装置で行つ
た。
【0066】ついで、経糸、緯糸とも50デニール/2
4フイラメントのポリエチレンテレフタレートフイラメ
ントウーリー糸を用い、経密度140本/インチ、緯密
度80本/インチで製織、精練、染色した布帛に、上記
の接着剤を有する樹脂膜を、120℃に加熟した熱ロー
ルを通して貼り合わせ、2日間エージングしたのち、離
型紙を剥離した。その後、実施例1と同様に水洗し、乾
燥して、本発明の試料番号20〜23の透湿性布帛を得
た。
4フイラメントのポリエチレンテレフタレートフイラメ
ントウーリー糸を用い、経密度140本/インチ、緯密
度80本/インチで製織、精練、染色した布帛に、上記
の接着剤を有する樹脂膜を、120℃に加熟した熱ロー
ルを通して貼り合わせ、2日間エージングしたのち、離
型紙を剥離した。その後、実施例1と同様に水洗し、乾
燥して、本発明の試料番号20〜23の透湿性布帛を得
た。
【0067】比較例2
水溶性化合物の微粒子を混合しなかつた以外は、実施例
2と同様にして、試料番号24の透湿性布帛を得た。ま
た、最後の水洗を省いた以外は、実施例2と同様にして
、試料番号25〜28の透湿性布帛を得た。さらに、電
圧を印加しないで乾燥硬化させた以外は、実施例2と同
様にして、試料番号29〜32の透湿性布帛を得た。
2と同様にして、試料番号24の透湿性布帛を得た。ま
た、最後の水洗を省いた以外は、実施例2と同様にして
、試料番号25〜28の透湿性布帛を得た。さらに、電
圧を印加しないで乾燥硬化させた以外は、実施例2と同
様にして、試料番号29〜32の透湿性布帛を得た。
【0068】上記の実施例2の試料番号20〜23の透
湿性布帛と、比較例2の試料番号24〜32の透湿性布
帛とについて、その透湿度を調べた結果は、つぎの表2
に示されるとおりであつた。この表から、本発明の透湿
性布帛は、比較例のものに比べ透湿度がやはり格段に大
きいものであることが明らかである。
湿性布帛と、比較例2の試料番号24〜32の透湿性布
帛とについて、その透湿度を調べた結果は、つぎの表2
に示されるとおりであつた。この表から、本発明の透湿
性布帛は、比較例のものに比べ透湿度がやはり格段に大
きいものであることが明らかである。
【0069】
【表2】
【0070】
【発明の効果】以上のように、本発明の透湿性布帛は、
耐水圧および透湿性において上記した極めて良好な性能
を有しているほか、柔軟な風合を有し、また耐洗濯性も
良好であり、スポーツウエア、雨衣などの用途に最適で
ある。また、特に実施例2に示す布帛に接着する前の樹
脂膜、つまり潜在多孔性の樹脂膜は、これを水洗乾燥し
て多孔質膜とすることにより、高透湿性を有するウレタ
ンフイルムとして、これ単独で種々の用途、たとえば壁
装材などに使用可能である。
耐水圧および透湿性において上記した極めて良好な性能
を有しているほか、柔軟な風合を有し、また耐洗濯性も
良好であり、スポーツウエア、雨衣などの用途に最適で
ある。また、特に実施例2に示す布帛に接着する前の樹
脂膜、つまり潜在多孔性の樹脂膜は、これを水洗乾燥し
て多孔質膜とすることにより、高透湿性を有するウレタ
ンフイルムとして、これ単独で種々の用途、たとえば壁
装材などに使用可能である。
Claims (7)
- 【請求項1】 布帛に多孔質膜を設けて透湿性布帛を
製造する方法において、上記多孔質膜の作製に際し、水
溶性化合物の微粒子を含む樹脂液を用い、この樹脂液を
流延したのち、表裏方向に電圧を印加した状態で硬化さ
せて潜在多孔性樹脂膜を形成し、ついでこの樹脂膜中の
水溶性化合物の微粒子を水で洗い出して多孔質膜とする
ことを特徴とする透湿性布帛の製法。 - 【請求項2】 潜在多孔性樹脂膜およびその多孔質膜
の形成を布帛と一体に行う請求項1に記載の透湿性布帛
の製法。 - 【請求項3】 潜在多孔性樹脂膜の形成を布帛とは別
体に行い、この膜を布帛に貼り合わせたのちに多孔質膜
とする請求項1に記載の透湿性布帛の製法。 - 【請求項4】 潜在多孔性樹脂膜およびその多孔質膜
の形成を布帛とは別体に行つたのち、この多孔質膜を布
帛に貼り合わせる請求項1に記載の透湿性布帛の製法。 - 【請求項5】 表裏方向に繋がる多数個の水溶性化合
物の微粒子を有することを特徴とする潜在多孔性樹脂膜
。 - 【請求項6】 請求項5に記載の潜在多孔性樹脂膜中
の水溶性化合物の微粒子を水で洗い出して多孔質化した
ことを特徴とする多孔質膜。 - 【請求項7】 布帛に請求項6に記載の多孔質膜が設
けられていることを特徴とする透湿性布帛。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3130831A JPH04300364A (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 透湿性布帛の製法、これに用いる潜在多孔性樹脂膜およびその多孔質膜、この多孔質膜を有する透湿性布帛 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3130831A JPH04300364A (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 透湿性布帛の製法、これに用いる潜在多孔性樹脂膜およびその多孔質膜、この多孔質膜を有する透湿性布帛 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04300364A true JPH04300364A (ja) | 1992-10-23 |
Family
ID=15043721
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3130831A Pending JPH04300364A (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 透湿性布帛の製法、これに用いる潜在多孔性樹脂膜およびその多孔質膜、この多孔質膜を有する透湿性布帛 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04300364A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100519924C (zh) | 2006-05-16 | 2009-07-29 | 凯力实业股份有限公司 | 防水透湿发泡基材的制造方法 |
-
1991
- 1991-03-19 JP JP3130831A patent/JPH04300364A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100519924C (zh) | 2006-05-16 | 2009-07-29 | 凯力实业股份有限公司 | 防水透湿发泡基材的制造方法 |
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