JPH04301105A - 4サイクルエンジンの動弁装置 - Google Patents
4サイクルエンジンの動弁装置Info
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- JPH04301105A JPH04301105A JP6495591A JP6495591A JPH04301105A JP H04301105 A JPH04301105 A JP H04301105A JP 6495591 A JP6495591 A JP 6495591A JP 6495591 A JP6495591 A JP 6495591A JP H04301105 A JPH04301105 A JP H04301105A
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- JP
- Japan
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- cam
- medium
- rocker
- rocker arm
- high speed
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】〔発明の目的〕
【0002】
【産業上の利用分野】この発明は、運転状況に応じて吸
・排気バルブのリフト量や開弁時期等を変化させること
ができる4サイクルエンジンの動弁装置に係り、特にカ
ムにより駆動されず浮動状態にあるロッカアームとその
カムとの間に生ずるおそれのある打音の発生を、部品点
数を増加させることなく防止した4サイクルエンジンの
動弁装置に関する。
・排気バルブのリフト量や開弁時期等を変化させること
ができる4サイクルエンジンの動弁装置に係り、特にカ
ムにより駆動されず浮動状態にあるロッカアームとその
カムとの間に生ずるおそれのある打音の発生を、部品点
数を増加させることなく防止した4サイクルエンジンの
動弁装置に関する。
【0003】
【従来の技術】一般に、自動車および自動二輪車等の車
両に搭載される4サイクルエンジンでは、燃焼室上方に
吸・排気バルブが配設されており、これらのバルブは動
弁装置によって駆動される。すなわち、上記動弁装置は
、エンジンのクランクシャフトに連動するカムシャフト
を備え、このカムシャフトに形成されたカムによって上
記吸・排気バルブを所定のタイミングで上下動させてい
る。
両に搭載される4サイクルエンジンでは、燃焼室上方に
吸・排気バルブが配設されており、これらのバルブは動
弁装置によって駆動される。すなわち、上記動弁装置は
、エンジンのクランクシャフトに連動するカムシャフト
を備え、このカムシャフトに形成されたカムによって上
記吸・排気バルブを所定のタイミングで上下動させてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記4サイ
クルエンジンは、低回転数域から中・高回転数域にかけ
ての広い回転数域内で高い出力が得られること、つまり
パワーバンドが広帯域であることが望ましい。
クルエンジンは、低回転数域から中・高回転数域にかけ
ての広い回転数域内で高い出力が得られること、つまり
パワーバンドが広帯域であることが望ましい。
【0005】しかし、従来の動弁装置では、バルブの開
閉タイミングおよびリフト量が固定されているため、特
定のエンジン回転数域においてピーク値を有する出力特
性しか得られず、したがって低回転数域の出力特性に重
点を置くか、もしくは中・高回転数域の出力特性に重点
を置くかの選択を余儀なくされる。
閉タイミングおよびリフト量が固定されているため、特
定のエンジン回転数域においてピーク値を有する出力特
性しか得られず、したがって低回転数域の出力特性に重
点を置くか、もしくは中・高回転数域の出力特性に重点
を置くかの選択を余儀なくされる。
【0006】この発明は、上述の事情を考慮してなされ
たものであり、広い回転数域内で出力を向上させること
ができると共に、カムにより駆動されず浮動状態にある
ロッカアームとそのカムとの間に生ずるおそれのある打
音の発生を、部品点数を増加させることなく防止できる
4サイクルエンジンの動弁装置を提供することを目的と
する。 〔発明の構成〕
たものであり、広い回転数域内で出力を向上させること
ができると共に、カムにより駆動されず浮動状態にある
ロッカアームとそのカムとの間に生ずるおそれのある打
音の発生を、部品点数を増加させることなく防止できる
4サイクルエンジンの動弁装置を提供することを目的と
する。 〔発明の構成〕
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、回動可能に
支持されるとともにエキセントリック大径部が形成され
たロッカシャフトと、このロッカシャフトに直接嵌挿さ
れて分岐先端部が形成された第1のロッカアームと、こ
の第1のロッカアームの両側に配置されて上記エキセン
トリック大径部に嵌挿された第2および第3のロッカア
ームと、上記第1、第2および第3のロッカアームをそ
れぞれ作動する第1、第2および第3のカムと、を有し
、上記第2および第3のロッカアームの先端部と上記第
1のロッカアームの分岐先端部とが上下に重ね合される
とともに、上記第2および第3のカムが同じカムプロフ
ィールに形成され、上記第1のカムのカムプロフィール
が上記カムプロフィールと異なって形成され、また、上
記第1のロッカアームの支持部と上記第2および第3の
ロッカアームの支持部との一方に遊び止め部が設けられ
、他方に受け部が形成され、これらの遊び止め部および
受け部が当接可能に構成されたことを特徴とするもので
ある。
支持されるとともにエキセントリック大径部が形成され
たロッカシャフトと、このロッカシャフトに直接嵌挿さ
れて分岐先端部が形成された第1のロッカアームと、こ
の第1のロッカアームの両側に配置されて上記エキセン
トリック大径部に嵌挿された第2および第3のロッカア
ームと、上記第1、第2および第3のロッカアームをそ
れぞれ作動する第1、第2および第3のカムと、を有し
、上記第2および第3のロッカアームの先端部と上記第
1のロッカアームの分岐先端部とが上下に重ね合される
とともに、上記第2および第3のカムが同じカムプロフ
ィールに形成され、上記第1のカムのカムプロフィール
が上記カムプロフィールと異なって形成され、また、上
記第1のロッカアームの支持部と上記第2および第3の
ロッカアームの支持部との一方に遊び止め部が設けられ
、他方に受け部が形成され、これらの遊び止め部および
受け部が当接可能に構成されたことを特徴とするもので
ある。
【0008】
【作用】したがって、この発明に係る4サイクルエンジ
ンの動弁装置によれば、ロッカシャフトを所定角度回転
させてエキセントリック大径部を回転させることにより
、上記第2および第3ロッカアームのカムフロア面を第
1ロッカアームのカムフロア面に対し上下方向に相対的
に位置変化させる。第1および第3ロッカアームのカム
フロア面を第1ロッカアームのカムフロア面に対し下方
へ位置変化させたときには、第2および第3ロッカアー
ムと第2および第3カムとの当接が解除され、第1ロッ
カアームと第1カムとが当接して、4サイクルエンジン
のバルブはこの第1カムにより作動する。
ンの動弁装置によれば、ロッカシャフトを所定角度回転
させてエキセントリック大径部を回転させることにより
、上記第2および第3ロッカアームのカムフロア面を第
1ロッカアームのカムフロア面に対し上下方向に相対的
に位置変化させる。第1および第3ロッカアームのカム
フロア面を第1ロッカアームのカムフロア面に対し下方
へ位置変化させたときには、第2および第3ロッカアー
ムと第2および第3カムとの当接が解除され、第1ロッ
カアームと第1カムとが当接して、4サイクルエンジン
のバルブはこの第1カムにより作動する。
【0009】また、第2および第3ロッカアームのカム
フロア面を第1ロッカアームのカムフロア面に対しほぼ
上方へまたは同一位置に位置変化させたときには、第1
ロッカアームと第1カムとの当接が解除され、第2およ
び第3ロッカアームと第2および第3カムとがそれぞれ
当接して、4サイクルエンジンのバルブはこの第2およ
び第3のカムにより作動する。このようにロッカシャフ
トを回動させることによるカムの選択によって、広い回
転数域に亘りエンジン出力を向上させることができる。
フロア面を第1ロッカアームのカムフロア面に対しほぼ
上方へまたは同一位置に位置変化させたときには、第1
ロッカアームと第1カムとの当接が解除され、第2およ
び第3ロッカアームと第2および第3カムとがそれぞれ
当接して、4サイクルエンジンのバルブはこの第2およ
び第3のカムにより作動する。このようにロッカシャフ
トを回動させることによるカムの選択によって、広い回
転数域に亘りエンジン出力を向上させることができる。
【0010】さらに、第1ロッカアームの支持部と第2
および第3ロッカアームの支持部との一方に設けられた
遊び止め部と、他方に設けられた受け部とが当接可能に
構成されたことから、カムにより作動されず浮動状態に
あるロッカアームが、カムに作動されて運動中のロッカ
アームと、上記遊び止め部および受け部の当接によって
同期的に運動する。このため、ロッカアームの浮動状態
を解消でき、浮動状態のロッカアームとカムとの間に生
ずるおそれのある打音の発生を防止できる。
および第3ロッカアームの支持部との一方に設けられた
遊び止め部と、他方に設けられた受け部とが当接可能に
構成されたことから、カムにより作動されず浮動状態に
あるロッカアームが、カムに作動されて運動中のロッカ
アームと、上記遊び止め部および受け部の当接によって
同期的に運動する。このため、ロッカアームの浮動状態
を解消でき、浮動状態のロッカアームとカムとの間に生
ずるおそれのある打音の発生を防止できる。
【0011】また、ロッカアームの一方に遊び止め部、
他方に受け部を設けただけなので、部品点数の増加を来
すことなく打音の発生を防止できる。このため、ロッカ
アームの組付性の向上、コストの低減、および動弁系の
軽量化によるエンジンの高性能化を達成できる。
他方に受け部を設けただけなので、部品点数の増加を来
すことなく打音の発生を防止できる。このため、ロッカ
アームの組付性の向上、コストの低減、および動弁系の
軽量化によるエンジンの高性能化を達成できる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0013】図3は、この発明に係る4サイクルエンジ
ンの動弁装置の一実施例を示す斜視図、図4は図3の動
弁装置を示す平面図、図5および図6は図3の動弁装置
の作用を示す動作状態図である。
ンの動弁装置の一実施例を示す斜視図、図4は図3の動
弁装置を示す平面図、図5および図6は図3の動弁装置
の作用を示す動作状態図である。
【0014】この動弁装置は、エンジンの1つのシリン
ダにおける吸気側と排気側にそれぞれ配設される。した
がって、図1〜図6に示すバルブ1,2は吸気または排
気を行なうために配置されている。
ダにおける吸気側と排気側にそれぞれ配設される。した
がって、図1〜図6に示すバルブ1,2は吸気または排
気を行なうために配置されている。
【0015】この一実施例は、第1カムとしての低速用
カム3、並びにこの低速用カム3の一側方および他側方
にそれぞれ配置された第2カムとしての中高速用カム4
および第3カムとしての同じく中高速用カム5を有した
カムシャフト6(図1および図2、図5および図6)と
、カム3,4および5のそれぞれの下方に位置された第
1ロッカアームとしての低速用ロッカアーム7、第2ロ
ッカアームとしての中高速用ロッカアーム8および第3
ロッカアームとしての同じく中高速用ロッカアーム9と
、これらのロッカアーム7,8および9の支持部7a,
8aおよび9aが嵌挿され、かつ図示しない軸受部によ
って回動自在に支承されたロッカシャフト11と、を備
えて構成される。
カム3、並びにこの低速用カム3の一側方および他側方
にそれぞれ配置された第2カムとしての中高速用カム4
および第3カムとしての同じく中高速用カム5を有した
カムシャフト6(図1および図2、図5および図6)と
、カム3,4および5のそれぞれの下方に位置された第
1ロッカアームとしての低速用ロッカアーム7、第2ロ
ッカアームとしての中高速用ロッカアーム8および第3
ロッカアームとしての同じく中高速用ロッカアーム9と
、これらのロッカアーム7,8および9の支持部7a,
8aおよび9aが嵌挿され、かつ図示しない軸受部によ
って回動自在に支承されたロッカシャフト11と、を備
えて構成される。
【0016】低速用ロッカアーム7の先端は2方に分岐
し、これらの両分岐先端部7bは、図示しないエンジン
の燃焼室を開閉する上記バルブ1および2のステム頭部
にそれぞれ当接している。また、低速用ロッカアーム7
の支持部7aは、ロッカシャフト11に直接嵌挿されて
、回動可能に設けられる。
し、これらの両分岐先端部7bは、図示しないエンジン
の燃焼室を開閉する上記バルブ1および2のステム頭部
にそれぞれ当接している。また、低速用ロッカアーム7
の支持部7aは、ロッカシャフト11に直接嵌挿されて
、回動可能に設けられる。
【0017】中高速用ロッカアーム8の支持部8aは、
ロッカシャフト11よりも大径の偏心ブッシュ12を介
して、ロッカシャフト11に対し回動可能に嵌挿される
。この偏心ブッシュ12は、図1および図2に示す如く
、軸心P,P′がロッカシャフト11の中心Oから偏心
しており、抜止めピン10によってロッカシャフト11
に着脱自在に固定される。したがって、この偏心ブッシ
ュ12は、ロッカシャフト11におけるエキセントリッ
ク大径部として機能する。
ロッカシャフト11よりも大径の偏心ブッシュ12を介
して、ロッカシャフト11に対し回動可能に嵌挿される
。この偏心ブッシュ12は、図1および図2に示す如く
、軸心P,P′がロッカシャフト11の中心Oから偏心
しており、抜止めピン10によってロッカシャフト11
に着脱自在に固定される。したがって、この偏心ブッシ
ュ12は、ロッカシャフト11におけるエキセントリッ
ク大径部として機能する。
【0018】ここで、偏心ブッシュ12の軸心Pは、厚
肉頂部12aが斜め前方へ位置(図1および図5)した
エンジン低回転数域における軸心であり、軸心P′は、
厚肉頂部12aが斜め後下方に位置(図2および図6)
したエンジン中・高速回転数域における軸心である。
肉頂部12aが斜め前方へ位置(図1および図5)した
エンジン低回転数域における軸心であり、軸心P′は、
厚肉頂部12aが斜め後下方に位置(図2および図6)
したエンジン中・高速回転数域における軸心である。
【0019】また、図4に示す如く、中高速用ロッカシ
ャフト9の支持部9aも、上記偏心ブッシュ12と同一
の形状を有しかつ同一方向に偏心する偏心ブッシュ13
を介して、ロッカシャフト11に対し回動可能に嵌挿さ
れる。この偏心ブッシュ13も抜止めピン10によりロ
ッカシャフト11に着脱自在に固定され、エキセントリ
ック大径部として機能する。
ャフト9の支持部9aも、上記偏心ブッシュ12と同一
の形状を有しかつ同一方向に偏心する偏心ブッシュ13
を介して、ロッカシャフト11に対し回動可能に嵌挿さ
れる。この偏心ブッシュ13も抜止めピン10によりロ
ッカシャフト11に着脱自在に固定され、エキセントリ
ック大径部として機能する。
【0020】さらに、中高速用ロッカアーム8および9
の各先端部8aおよび9aの下面は、低速用ロッカアー
ム7の一方および他方の分岐先端部7bに、シム14a
を介してそれぞれ当接される。これらの低速用ロッカア
ーム7の分岐部7bと中高速用ロッカアーム8および9
の先端部8bおよび9bとの接触点は、バルブ1および
2の略軸線上に設定される。
の各先端部8aおよび9aの下面は、低速用ロッカアー
ム7の一方および他方の分岐先端部7bに、シム14a
を介してそれぞれ当接される。これらの低速用ロッカア
ーム7の分岐部7bと中高速用ロッカアーム8および9
の先端部8bおよび9bとの接触点は、バルブ1および
2の略軸線上に設定される。
【0021】したがって、図5に示すように、低速用カ
ム3が低速用ロッカアーム7のカムフロア面7cを押下
して、その各先端部7bを下降させた場合(低速用カム
3の作動時)、ロッカアーム8および9の各先端部8b
および9bは、重力によりこの分岐先端部7bに追従し
て下降する。一方、図6に示すように中高速用カム4お
よび5が中高速用ロッカアーム8および9のカムフロア
面8cおよび9cをそれぞれ押下した場合(中高速用カ
ム4および5の作動時)には、これらのロッカアーム8
および9の先端部8bおよび9bが低速用ロッカアーム
7の各先端部7bを押下することから、この先端部7b
が強制的に下降される。
ム3が低速用ロッカアーム7のカムフロア面7cを押下
して、その各先端部7bを下降させた場合(低速用カム
3の作動時)、ロッカアーム8および9の各先端部8b
および9bは、重力によりこの分岐先端部7bに追従し
て下降する。一方、図6に示すように中高速用カム4お
よび5が中高速用ロッカアーム8および9のカムフロア
面8cおよび9cをそれぞれ押下した場合(中高速用カ
ム4および5の作動時)には、これらのロッカアーム8
および9の先端部8bおよび9bが低速用ロッカアーム
7の各先端部7bを押下することから、この先端部7b
が強制的に下降される。
【0022】なお、上記シム14aは、縦断面T字形状
のシムであり、低速用ロッカアーム7の両分岐部7bに
上方から嵌装される。また、バルブ1および2のバルブ
ステム頭部に有蓋円筒形状のシム14bが被冠され、こ
のシム14bに、低速用ロッカアーム7の分岐先端部7
b下面が当接する。これらのシム14aおよび14bは
、バルブ1および2のタペットクリアランス調整用に用
いられる。
のシムであり、低速用ロッカアーム7の両分岐部7bに
上方から嵌装される。また、バルブ1および2のバルブ
ステム頭部に有蓋円筒形状のシム14bが被冠され、こ
のシム14bに、低速用ロッカアーム7の分岐先端部7
b下面が当接する。これらのシム14aおよび14bは
、バルブ1および2のタペットクリアランス調整用に用
いられる。
【0023】また、前記カム3,4および5のうち、中
高速用カム4および5は同一のカムプロフィールを有し
、また低速用カム3はこれらの中高速用カム4および5
のカムプロフィールとは異なるカムプロフィールを有す
る。つまり、低速用カム3は、エンジンが低回転数域で
運転されているときに適したバルブリフト量および開閉
弁時期が得られるようにそのカムプロフィールが設定さ
れる。また、中高速用カム4および5は、エンジンが中
・高回転数域で運転されているときに適したバルブリフ
ト量および開閉弁時期が得られるようにそのカムプロフ
ィールが設定される。
高速用カム4および5は同一のカムプロフィールを有し
、また低速用カム3はこれらの中高速用カム4および5
のカムプロフィールとは異なるカムプロフィールを有す
る。つまり、低速用カム3は、エンジンが低回転数域で
運転されているときに適したバルブリフト量および開閉
弁時期が得られるようにそのカムプロフィールが設定さ
れる。また、中高速用カム4および5は、エンジンが中
・高回転数域で運転されているときに適したバルブリフ
ト量および開閉弁時期が得られるようにそのカムプロフ
ィールが設定される。
【0024】上記バルブリフト量は、バルブ1および2
のストローク長であり、カムリフト量と一致する。図1
2には、低速用カム3のカムプロフィールを実線A(カ
ムリフト量la)で示し、また中高速用カム4および5
のカムプロフィールを破線B(カムリフト量lb)で示
している。この図12から明らかなように、中高速用カ
ム4および5は、低速用カム3よりも大きなバルブリフ
ト量が得られるようにそのカムプロフィールが設定され
ている。 なお、図12の二点鎖線Cは、ロッカシャ
フト11を回動して偏心ブッシュ12および13の厚肉
頂部12aおよび13aを斜め前方へ位置させた低速用
カム作動時(図5)における中高速用カム4および5の
カムプロフィールを示す。
のストローク長であり、カムリフト量と一致する。図1
2には、低速用カム3のカムプロフィールを実線A(カ
ムリフト量la)で示し、また中高速用カム4および5
のカムプロフィールを破線B(カムリフト量lb)で示
している。この図12から明らかなように、中高速用カ
ム4および5は、低速用カム3よりも大きなバルブリフ
ト量が得られるようにそのカムプロフィールが設定され
ている。 なお、図12の二点鎖線Cは、ロッカシャ
フト11を回動して偏心ブッシュ12および13の厚肉
頂部12aおよび13aを斜め前方へ位置させた低速用
カム作動時(図5)における中高速用カム4および5の
カムプロフィールを示す。
【0025】ところで、図3に示すように、ロッカシャ
フト11の回動は、エンジンからの油圧によって作動す
る油圧シリンダ15によってなされる。この油圧シリン
ダ15のピストン(図示せず)にラック16が連結され
、このラック16が、ロッカシャフト11の一端部に形
成されたピニオン17に噛み合される。また、油圧シリ
ンダ15には、低速用油圧ポート18および中高速用油
圧ポート19がそれぞれ設けられ、それぞれのポート1
8,19に選択的にエンジンからの油圧が導かれる。
フト11の回動は、エンジンからの油圧によって作動す
る油圧シリンダ15によってなされる。この油圧シリン
ダ15のピストン(図示せず)にラック16が連結され
、このラック16が、ロッカシャフト11の一端部に形
成されたピニオン17に噛み合される。また、油圧シリ
ンダ15には、低速用油圧ポート18および中高速用油
圧ポート19がそれぞれ設けられ、それぞれのポート1
8,19に選択的にエンジンからの油圧が導かれる。
【0026】エンジン回転数が低回転数域にあるときに
は、低速用油圧ポート18へ油圧が供給され、ラック1
6は引き戻され、ピニオン17は矢印M方向に回転され
て、偏心ブッシュ12および13は図1および図5に示
すように、その厚肉頂部12aおよび13aが斜め前方
へ位置するよう回動する。これにより、低速用カム3が
低速用ロッカアーム7を作動する。また、エンジン回転
数が中・高回転域にあるときには、中高速用油圧ポート
19へ油圧が供給されて、ラック16は押し出され、ピ
ニオン17は矢印N方向へ回動されて、偏心ブッシュ1
2および13は図2および図6に示すように、その厚肉
頂部12aおよび13aが斜め後下方へ位置するよう回
動する。これにより、中高速用カム4および5が、中高
速用ロッカアーム8および9を作動する。
は、低速用油圧ポート18へ油圧が供給され、ラック1
6は引き戻され、ピニオン17は矢印M方向に回転され
て、偏心ブッシュ12および13は図1および図5に示
すように、その厚肉頂部12aおよび13aが斜め前方
へ位置するよう回動する。これにより、低速用カム3が
低速用ロッカアーム7を作動する。また、エンジン回転
数が中・高回転域にあるときには、中高速用油圧ポート
19へ油圧が供給されて、ラック16は押し出され、ピ
ニオン17は矢印N方向へ回動されて、偏心ブッシュ1
2および13は図2および図6に示すように、その厚肉
頂部12aおよび13aが斜め後下方へ位置するよう回
動する。これにより、中高速用カム4および5が、中高
速用ロッカアーム8および9を作動する。
【0027】このように、ロッカシャフト11は、油圧
シリンダ等15,16,17の作動により、偏心ブッシ
ュ12,13の厚肉頂部12aおよび13aが常時ロッ
カシャフト11の略上半側で、斜め前方から斜め後下方
の範囲を回動するように構成される。このとき、図1お
よび図2に示すように、厚肉頂部12aおよび13aが
斜め前方にあるときの偏心ブッシュ12および13の軸
心Pと、厚肉頂部12aおよび13aが斜め後下方にあ
るときの偏心ブッシュ12および13の軸心P′との移
動角度θ0 は、
シリンダ等15,16,17の作動により、偏心ブッシ
ュ12,13の厚肉頂部12aおよび13aが常時ロッ
カシャフト11の略上半側で、斜め前方から斜め後下方
の範囲を回動するように構成される。このとき、図1お
よび図2に示すように、厚肉頂部12aおよび13aが
斜め前方にあるときの偏心ブッシュ12および13の軸
心Pと、厚肉頂部12aおよび13aが斜め後下方にあ
るときの偏心ブッシュ12および13の軸心P′との移
動角度θ0 は、
【0028】
【数1】
【0029】として設定される。なお、この図1および
図2で、符号100はシリンダヘッドを示す。
図2で、符号100はシリンダヘッドを示す。
【0030】さて、図1、図4、図7および図8に示す
ように、前述の低速用ロッカアーム7の支持部7aには
、左右一対の受け部20,21が一体成形される。これ
らの受け部20および21は、支持部7aから分岐先端
部7bと反対方向へ延び、支持部7aの幅の範囲で左右
一対設けられる。
ように、前述の低速用ロッカアーム7の支持部7aには
、左右一対の受け部20,21が一体成形される。これ
らの受け部20および21は、支持部7aから分岐先端
部7bと反対方向へ延び、支持部7aの幅の範囲で左右
一対設けられる。
【0031】受け部20および21の先端部には当接受
面22が形成される。この当接受面22は略平面形状で
あり、低速用ロッカアーム7をロッカシャフト11に組
み付けた状態で、このロッカシャフト11の中心Oを通
る直線αに対し、この中心Oを中心として角θ1 の位
置に形成される。この角θ1は約30°に設定される。 また、受け部20および21には、その上面部に組付用
逃げ部23がそれぞれ形成される。
面22が形成される。この当接受面22は略平面形状で
あり、低速用ロッカアーム7をロッカシャフト11に組
み付けた状態で、このロッカシャフト11の中心Oを通
る直線αに対し、この中心Oを中心として角θ1 の位
置に形成される。この角θ1は約30°に設定される。 また、受け部20および21には、その上面部に組付用
逃げ部23がそれぞれ形成される。
【0032】図1、図4および図9〜11に示すように
、中高速用ロッカアーム8,9の支持部8a,9aには
、遊び止め部24,25がそれぞれ一体成形される。 これらの遊び止め部24,25は、それぞれ支持部8a
,9aから先端部8b,9bと反対方向へ延在し、それ
ぞれ受け部20,21へ向って斜めに延びるよう形成さ
れる。
、中高速用ロッカアーム8,9の支持部8a,9aには
、遊び止め部24,25がそれぞれ一体成形される。 これらの遊び止め部24,25は、それぞれ支持部8a
,9aから先端部8b,9bと反対方向へ延在し、それ
ぞれ受け部20,21へ向って斜めに延びるよう形成さ
れる。
【0033】遊び止め部24および25の先端部には当
接面26がそれぞれ形成される。この当接面26は、曲
率半径rの湾曲面であり、中高速用ロッカアーム8,9
がロッカシャフト11に組み付けられた状態で、受け部
20,21の当接受面22に当接可能に設けられる。こ
れらの当接受面22と当接面26とのクリアランスは、
中高速用ロッカアーム8,9の先端部8b,9bとシム
14aとのクリアランスを約0.1〜0.3mm以下と
すると、約0.1〜0.2mm以下に設定される。
接面26がそれぞれ形成される。この当接面26は、曲
率半径rの湾曲面であり、中高速用ロッカアーム8,9
がロッカシャフト11に組み付けられた状態で、受け部
20,21の当接受面22に当接可能に設けられる。こ
れらの当接受面22と当接面26とのクリアランスは、
中高速用ロッカアーム8,9の先端部8b,9bとシム
14aとのクリアランスを約0.1〜0.3mm以下と
すると、約0.1〜0.2mm以下に設定される。
【0034】低速用ロッカアーム7および中高速用ロッ
カアーム8,9がロッカシャフト11に組み付けられた
状態で、遊び止め部24および25の当接面26が受け
部20および21の当接受面22に当接することにより
、エンジン低回転数域において中高速用ロッカアーム8
および9の浮動を解消する。つまり、図1および図5に
示すエンジン低回転数域では、受け部20および21並
びに遊び止め部24および25がなければ、中高速用ロ
ッカアーム8および9は中高速用カム4および5に作動
されず、浮動状態となる。ところが、上述のように遊び
止め部24および25が受け部20および21にそれぞ
れ当接するので、中高速用ロッカアーム8および9は低
速用ロッカアーム7と同期的に運動し、浮動状態が解消
する。
カアーム8,9がロッカシャフト11に組み付けられた
状態で、遊び止め部24および25の当接面26が受け
部20および21の当接受面22に当接することにより
、エンジン低回転数域において中高速用ロッカアーム8
および9の浮動を解消する。つまり、図1および図5に
示すエンジン低回転数域では、受け部20および21並
びに遊び止め部24および25がなければ、中高速用ロ
ッカアーム8および9は中高速用カム4および5に作動
されず、浮動状態となる。ところが、上述のように遊び
止め部24および25が受け部20および21にそれぞ
れ当接するので、中高速用ロッカアーム8および9は低
速用ロッカアーム7と同期的に運動し、浮動状態が解消
する。
【0035】また、遊び止め部24および25には、そ
の下面部に組付用逃げ部27がそれぞれ形成される。低
速用ロッカアーム7並びに中高速用ロッカアーム8およ
び9をロッカシャフト11に組み付ける組付時には、中
高速用カム4および5が中高速用ロッカアーム8および
9を作動するエンジン中高回転数域の場合と同様に、偏
心ブッシュ12および13の厚肉頂部12a,13aを
斜め後下方に位置させる(図2、図6)。上記組付用逃
げ部27は、このとき、受け部20および21の当接受
面22に対向し、この当接受け面22と間隙を有するよ
う形成される。また、このとき、受け部20および21
の組付用逃げ部23は、遊び止め部24および25の基
端部に対向し、この基端部と間隙を有するよう形成され
る。したがって、この状態で中高速用ロッカアーム8,
9は、それぞれ偏心ブッシュ12,13に対し相対的に
微小回転し得ることになる。なお、図4の二点鎖線は、
上述の組付時における遊び止め部24および25の位置
を示す。
の下面部に組付用逃げ部27がそれぞれ形成される。低
速用ロッカアーム7並びに中高速用ロッカアーム8およ
び9をロッカシャフト11に組み付ける組付時には、中
高速用カム4および5が中高速用ロッカアーム8および
9を作動するエンジン中高回転数域の場合と同様に、偏
心ブッシュ12および13の厚肉頂部12a,13aを
斜め後下方に位置させる(図2、図6)。上記組付用逃
げ部27は、このとき、受け部20および21の当接受
面22に対向し、この当接受け面22と間隙を有するよ
う形成される。また、このとき、受け部20および21
の組付用逃げ部23は、遊び止め部24および25の基
端部に対向し、この基端部と間隙を有するよう形成され
る。したがって、この状態で中高速用ロッカアーム8,
9は、それぞれ偏心ブッシュ12,13に対し相対的に
微小回転し得ることになる。なお、図4の二点鎖線は、
上述の組付時における遊び止め部24および25の位置
を示す。
【0036】次に、作用を説明する。
【0037】エンジンが低回転数域にあるときに、油圧
シリンダ15の作動によってロッカシャフト11が矢印
M方向に回動すると、偏心ブッシュ12および13のそ
れぞれの厚肉頂部12aおよび13aが斜め前方に位置
する(図1および図5)。これにより、中高速用ロッカ
アーム8および9のカムフロア面8cおよび9cが低速
用ロッカアーム7のカムフロア面7cに対し相対的に下
方へ移動する。したがって、中高速用カム4および5の
周面と中高速用ロッカアーム8および9のカムフロア面
8cおよび9cとの間に隙間が形成されることになり、
その結果、中高速用カム4および5は空転する。
シリンダ15の作動によってロッカシャフト11が矢印
M方向に回動すると、偏心ブッシュ12および13のそ
れぞれの厚肉頂部12aおよび13aが斜め前方に位置
する(図1および図5)。これにより、中高速用ロッカ
アーム8および9のカムフロア面8cおよび9cが低速
用ロッカアーム7のカムフロア面7cに対し相対的に下
方へ移動する。したがって、中高速用カム4および5の
周面と中高速用ロッカアーム8および9のカムフロア面
8cおよび9cとの間に隙間が形成されることになり、
その結果、中高速用カム4および5は空転する。
【0038】また、このとき、低速用ロッカアーム7は
、バルブスプリング28の付勢力によってロッカシャフ
ト11の軸心を中心として常時上方へ押し上げられてい
るので、そのカムフロア面7cが低速用カム3の周面と
当接する。したがって、カムシャフト6が回転すると、
バルブ1および2は図12に示した低速用カム3のリフ
ト特性Aに基づいて上下動する。つまり、バルブ1およ
び2は、低エンジン回転数域に適したバルブのリフト量
を確保しつつ、燃焼室を開閉する。
、バルブスプリング28の付勢力によってロッカシャフ
ト11の軸心を中心として常時上方へ押し上げられてい
るので、そのカムフロア面7cが低速用カム3の周面と
当接する。したがって、カムシャフト6が回転すると、
バルブ1および2は図12に示した低速用カム3のリフ
ト特性Aに基づいて上下動する。つまり、バルブ1およ
び2は、低エンジン回転数域に適したバルブのリフト量
を確保しつつ、燃焼室を開閉する。
【0039】一方、エンジンが中・高回転域にあるとき
に、油圧シリンダ15の作動によってロッカシャフト1
1が矢印N方向に回転すると、偏心ブッシュ12および
13のそれぞれ厚肉頂部12aおよび13aが斜め後下
方に位置する(図2および図6)。これにより、中高速
用ロッカアーム8および9のカムフロア面8cおよび9
cが低速用ロッカアーム7のカムフロア面7cに対して
相対的に略上方または同一位置まで移動し、このカムフ
ロア面8cおよび9cがそれぞれ中高速用カム4および
5の周面に当接する。
に、油圧シリンダ15の作動によってロッカシャフト1
1が矢印N方向に回転すると、偏心ブッシュ12および
13のそれぞれ厚肉頂部12aおよび13aが斜め後下
方に位置する(図2および図6)。これにより、中高速
用ロッカアーム8および9のカムフロア面8cおよび9
cが低速用ロッカアーム7のカムフロア面7cに対して
相対的に略上方または同一位置まで移動し、このカムフ
ロア面8cおよび9cがそれぞれ中高速用カム4および
5の周面に当接する。
【0040】ここで、図12に示したように、中高速用
カム4および5は低速用カム3よりもカムリフト量が大
きく形成されているので、図2および図6に示す状態下
でカムシャフト6が回転された場合、低速用カム3は空
転し、一方、中高速用カム4および5がそれぞれ中高速
用ロッカアーム8および9を介して、図12のリフト特
性Bに基づきバルブ1および2を作動する。この結果、
バルブ1および2は、エンジンの中・高回転数域に適し
たバルブリフト量を確保しつつ、燃焼室を開閉する。
カム4および5は低速用カム3よりもカムリフト量が大
きく形成されているので、図2および図6に示す状態下
でカムシャフト6が回転された場合、低速用カム3は空
転し、一方、中高速用カム4および5がそれぞれ中高速
用ロッカアーム8および9を介して、図12のリフト特
性Bに基づきバルブ1および2を作動する。この結果、
バルブ1および2は、エンジンの中・高回転数域に適し
たバルブリフト量を確保しつつ、燃焼室を開閉する。
【0041】上記実施例によれば、低速用カム3にエン
ジンの低回転数域に適したカムプロフィールが形成され
、中高速用カム4および5にエンジンの中・高回転数域
に適したカムプロフィールが形成され、さらにロッカシ
ャフト11の偏心ブッシュ12および13に中高速用ロ
ッカアーム8および9をそれぞれ回動自在に嵌挿し、ロ
ッカシャフト11に直接低速用ロッカアーム7を嵌挿し
て、ロッカシャフト11の回動により、低速用カム3と
低速用ロッカアーム7との当接、中高速用カム4および
5と中高速用ロッカアーム8および9とのそれぞれの当
接を選択できるので、バルブ1および2を低速用カム3
あるいは中高速用カム4,5にて選択的に作動させるこ
とができる。したがって、エンジンの低回転数域から中
・高回転数域にかけての広い回転数域で、4サイクルエ
ンジンの出力を向上させることができる。
ジンの低回転数域に適したカムプロフィールが形成され
、中高速用カム4および5にエンジンの中・高回転数域
に適したカムプロフィールが形成され、さらにロッカシ
ャフト11の偏心ブッシュ12および13に中高速用ロ
ッカアーム8および9をそれぞれ回動自在に嵌挿し、ロ
ッカシャフト11に直接低速用ロッカアーム7を嵌挿し
て、ロッカシャフト11の回動により、低速用カム3と
低速用ロッカアーム7との当接、中高速用カム4および
5と中高速用ロッカアーム8および9とのそれぞれの当
接を選択できるので、バルブ1および2を低速用カム3
あるいは中高速用カム4,5にて選択的に作動させるこ
とができる。したがって、エンジンの低回転数域から中
・高回転数域にかけての広い回転数域で、4サイクルエ
ンジンの出力を向上させることができる。
【0042】また、低速用カム3、中高速用カム4およ
び5の選択を偏心ブッシュ12および13の回動によっ
て行なっているので、カム3,4,5の選択時に各部に
大きなストレスが生ずることがない。このため、カム3
,4,5をスムーズに選択することができる。
び5の選択を偏心ブッシュ12および13の回動によっ
て行なっているので、カム3,4,5の選択時に各部に
大きなストレスが生ずることがない。このため、カム3
,4,5をスムーズに選択することができる。
【0043】さらに、低速用ロッカアーム7の支持部7
aに設けられた遊び止め部24および25と、中高速用
ロッカアーム8の支持部8aおよび中高速用ロッカアー
ム9の支持部9aに設けられたそれぞれ受け部20およ
び21とが、それぞれ当接可能に構成されたことから、
エンジンの低回転数域において、中高速用カム4および
5により作動されず浮動状態にある中高速用ロッカアー
ム8および9が、低速用カム3に作動されて運動中の低
速用ロッカアーム7と、上記遊び止め部20および21
並びに受け部24および25の当接によって同期的に運
動する。このため、中高速用ロッカアーム8および9の
浮動状態を解消でき、浮動状態にある中高速用ロッカア
ーム8および9と中高速用カム4および5との間に生ず
るおそれのある打音の発生を防止できる。
aに設けられた遊び止め部24および25と、中高速用
ロッカアーム8の支持部8aおよび中高速用ロッカアー
ム9の支持部9aに設けられたそれぞれ受け部20およ
び21とが、それぞれ当接可能に構成されたことから、
エンジンの低回転数域において、中高速用カム4および
5により作動されず浮動状態にある中高速用ロッカアー
ム8および9が、低速用カム3に作動されて運動中の低
速用ロッカアーム7と、上記遊び止め部20および21
並びに受け部24および25の当接によって同期的に運
動する。このため、中高速用ロッカアーム8および9の
浮動状態を解消でき、浮動状態にある中高速用ロッカア
ーム8および9と中高速用カム4および5との間に生ず
るおそれのある打音の発生を防止できる。
【0044】また、中高速用ロッカアーム8および9に
遊び止め部24および25が設けられ、低速用ロッカア
ーム7に受け部20および21が設けられただけなので
、部品点数の増加を来すことなく打音の発生を防止でき
る。このため、ロッカアーム7,8および9の組付性の
向上、コストの低減、並びに動弁系の軽量化によるエン
ジンの高性能化を達成できる。
遊び止め部24および25が設けられ、低速用ロッカア
ーム7に受け部20および21が設けられただけなので
、部品点数の増加を来すことなく打音の発生を防止でき
る。このため、ロッカアーム7,8および9の組付性の
向上、コストの低減、並びに動弁系の軽量化によるエン
ジンの高性能化を達成できる。
【0045】また、エンジン低回転数域における中高速
用ロッカアーム8および9と中高速用カム4および5と
の打音が防止されることから、これら中高速用ロッカア
ーム8および9並びに中高速用カム4および5への衝撃
も低減して、これら中高速用ロッカアーム8および9と
中高速用カム4および5との耐久性を向上させることも
できる。
用ロッカアーム8および9と中高速用カム4および5と
の打音が防止されることから、これら中高速用ロッカア
ーム8および9並びに中高速用カム4および5への衝撃
も低減して、これら中高速用ロッカアーム8および9と
中高速用カム4および5との耐久性を向上させることも
できる。
【0046】図15はこの発明に係る4サイクルエンジ
ンの動弁装置の他の実施例を示す要部断側面図である。 この他の実施例において、前記一実施例と同様な部分は
、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
ンの動弁装置の他の実施例を示す要部断側面図である。 この他の実施例において、前記一実施例と同様な部分は
、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0047】この他の実施例では、低速用ロッカアーム
7に一体成形された受け部30および31と、中高速用
ロッカアーム8および9に一体成形された遊び止め部3
4および35とが、直線αから(θ2 +θ3 )の位
置に設置される。ここで、θ2 は約50°、θ3 は
約90°である。これらの受け部30および31並びに
遊び止め部34および35も、前記実施例の受け部20
および21並びに遊び止め部24および25と同様に、
シリンダヘッド100に干渉されない位置に設定されて
いるので、この他の実施例においても前記実施例と同様
な作用効果を奏する。
7に一体成形された受け部30および31と、中高速用
ロッカアーム8および9に一体成形された遊び止め部3
4および35とが、直線αから(θ2 +θ3 )の位
置に設置される。ここで、θ2 は約50°、θ3 は
約90°である。これらの受け部30および31並びに
遊び止め部34および35も、前記実施例の受け部20
および21並びに遊び止め部24および25と同様に、
シリンダヘッド100に干渉されない位置に設定されて
いるので、この他の実施例においても前記実施例と同様
な作用効果を奏する。
【0048】なお、上記両実施例では、中高速用カム4
および5のカプロフィールが図12の破線Bに示すもの
である場合につき述べたが、この中高速用カム4および
5のカムプロフィールを図13の破線B′あるいは図1
4の破線B″に示すものとして、エンジンの中・高回転
時におけるバルブ1および2のリフトを変更してもよい
。
および5のカプロフィールが図12の破線Bに示すもの
である場合につき述べたが、この中高速用カム4および
5のカムプロフィールを図13の破線B′あるいは図1
4の破線B″に示すものとして、エンジンの中・高回転
時におけるバルブ1および2のリフトを変更してもよい
。
【0049】また、上記実施例では、ロッカシャフト1
1の回転駆動源として油圧シリンダ15を用いる場合に
つき説明したが、この回転駆動源としてモータを用い、
プーリおよびベルト等の動力伝達手段によってロッカシ
ャフト11を回転駆動させるようにしてもよい。
1の回転駆動源として油圧シリンダ15を用いる場合に
つき説明したが、この回転駆動源としてモータを用い、
プーリおよびベルト等の動力伝達手段によってロッカシ
ャフト11を回転駆動させるようにしてもよい。
【0050】さらに、上記両実施例では、低速用ロッカ
アーム7の支持部7aに受け部20,21,30,31
が形成され、中高速用ロッカアーム8および9の支持部
8aおよび9aに遊び受け部24,25,34,35が
形成される場合につき述べたが、低速用ロッカアーム7
の支持部7aに遊び受け部24,25,34,35が形
成され、中高速用ロッカアーム8および9の支持部8a
および9aに受け部20,21,30,31が形成され
て、遊び受け部24,25,34,35の当接面26が
受け部20,21,30,31の当接受面22に当接す
るように構成されてもよい。
アーム7の支持部7aに受け部20,21,30,31
が形成され、中高速用ロッカアーム8および9の支持部
8aおよび9aに遊び受け部24,25,34,35が
形成される場合につき述べたが、低速用ロッカアーム7
の支持部7aに遊び受け部24,25,34,35が形
成され、中高速用ロッカアーム8および9の支持部8a
および9aに受け部20,21,30,31が形成され
て、遊び受け部24,25,34,35の当接面26が
受け部20,21,30,31の当接受面22に当接す
るように構成されてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る4サイク
ルエンジンの動弁装置によれば、回動可能に支持された
ロッカシャフトにエキセントリック大径部が形成され、
第2および第3ロッカアームがこのエキセントリック大
径部に嵌挿されると共に、第1ロッカアームが第2およ
び第3ロッカアームの間に配置されて直接ロッカシャフ
トに嵌挿されたことから、ロッカシャフトの回動による
上記カムの選択によって、広い回転数域に亘りエンジン
出力を向上させることができる。
ルエンジンの動弁装置によれば、回動可能に支持された
ロッカシャフトにエキセントリック大径部が形成され、
第2および第3ロッカアームがこのエキセントリック大
径部に嵌挿されると共に、第1ロッカアームが第2およ
び第3ロッカアームの間に配置されて直接ロッカシャフ
トに嵌挿されたことから、ロッカシャフトの回動による
上記カムの選択によって、広い回転数域に亘りエンジン
出力を向上させることができる。
【0052】上記第1のロッカアームの支持部と、上記
第2および第3のロッカアーム支持部との一方に遊び止
め部が設けられ、他方に受け部が形成され、これらの遊
び止め部および受け部が当接可能に構成されたことから
、カムにより作動されず浮動状態にあるロッカアームと
そのカムとの間に生ずるおそれのある打音の発生を、部
品点数を増加させることなく防止できる。
第2および第3のロッカアーム支持部との一方に遊び止
め部が設けられ、他方に受け部が形成され、これらの遊
び止め部および受け部が当接可能に構成されたことから
、カムにより作動されず浮動状態にあるロッカアームと
そのカムとの間に生ずるおそれのある打音の発生を、部
品点数を増加させることなく防止できる。
【図1】図5の要部拡大断側面図。
【図2】図6の要部拡大断側面図。
【図3】この発明に係る4サイクルエンジンの動弁装置
の一実施例を示す斜視図。
の一実施例を示す斜視図。
【図4】図3の動弁装置の平面図。
【図5】図3の動弁装置のエンジン低回転数域における
作用を示す動作状態図。
作用を示す動作状態図。
【図6】図3の動弁装置のエンジン中高回転数域におけ
る作用を示す動作状態図。
る作用を示す動作状態図。
【図7】図3の動弁装置における低速用ロッカアームを
示す平面図。
示す平面図。
【図8】図7の低速用ロッカアームの側面図。
【図9】図3の動弁装置における中高速用用ロッカアー
ムの一方を示す平面図。
ムの一方を示す平面図。
【図10】図9のロッカアームの側面図。
【図11】図9のXI−XI矢視図。
【図12】図3のカムのカムプロフィールを示す図。
【図13】図12に示すカムプロフィールの変形例を示
す図。
す図。
【図14】図12に示すカムプロフィールの他の変形例
を示す図。
を示す図。
【図15】この発明に係る4サイクルエンジンの動弁装
置の他の実施例を示す要部拡大断側面図。
置の他の実施例を示す要部拡大断側面図。
1,2 バルブ
3 低速用カム
4,5 中高速用カム
7 低速用ロッカアーム
7a 低速用ロッカアームの支持部
7b 低速用ロッカアームの分岐先端部8,9 中
高速用ロッカアーム 8a,9a 中高速用ロッカアームの支持部8b,9
b 中高速用ロッカアームの先端部11 ロッカシ
ャフト 12,13 偏心ブッシュ 20,21 受け部 22 当接受面 23 組付用逃げ部 24,25 遊び止め部 26 当接面 27 組付用逃げ部
高速用ロッカアーム 8a,9a 中高速用ロッカアームの支持部8b,9
b 中高速用ロッカアームの先端部11 ロッカシ
ャフト 12,13 偏心ブッシュ 20,21 受け部 22 当接受面 23 組付用逃げ部 24,25 遊び止め部 26 当接面 27 組付用逃げ部
Claims (1)
- 【請求項1】 回動可能に支持されるとともにエキセ
ントリック大径部が形成されたロッカシャフトと、この
ロッカシャフトに直接嵌挿されて分岐先端部が形成され
た第1のロッカアームと、この第1のロッカアームの両
側に配置されて上記エキセントリック大径部に嵌挿され
た第2および第3のロッカアームと、上記第1、第2お
よび第3のロッカアームをそれぞれ作動する第1、第2
および第3のカムと、を有し、上記第2および第3のロ
ッカアームの先端部と上記第1のロッカアームの分岐先
端部とが上下に重ね合されるとともに、上記第2および
第3のカムが同じカムプロフィールに形成され、上記第
1のカムのカムプロフィールが上記カムプロフィールと
異なって形成され、また、上記第1のロッカアームの支
持部と上記第2および第3のロッカアームの支持部との
一方に遊び止め部が設けられ、他方に受け部が形成され
、これらの遊び止め部および受け部が当接可能に構成さ
れたことを特徴とする4サイクルエンジンの動弁装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6495591A JPH04301105A (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 4サイクルエンジンの動弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6495591A JPH04301105A (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 4サイクルエンジンの動弁装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04301105A true JPH04301105A (ja) | 1992-10-23 |
Family
ID=13272974
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6495591A Pending JPH04301105A (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 4サイクルエンジンの動弁装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04301105A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007162706A (ja) * | 2007-03-06 | 2007-06-28 | Hitachi Ltd | 内燃機関の可変動弁装置 |
| JP2008075662A (ja) * | 2007-12-11 | 2008-04-03 | Hitachi Ltd | 内燃機関の可変動弁装置 |
| WO2016176300A1 (en) * | 2015-04-27 | 2016-11-03 | Eaton Corporation | Switching rocker arm assembly having eccentric axle for lash adjustment |
-
1991
- 1991-03-28 JP JP6495591A patent/JPH04301105A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007162706A (ja) * | 2007-03-06 | 2007-06-28 | Hitachi Ltd | 内燃機関の可変動弁装置 |
| JP2008075662A (ja) * | 2007-12-11 | 2008-04-03 | Hitachi Ltd | 内燃機関の可変動弁装置 |
| WO2016176300A1 (en) * | 2015-04-27 | 2016-11-03 | Eaton Corporation | Switching rocker arm assembly having eccentric axle for lash adjustment |
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