JPH0430376Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0430376Y2 JPH0430376Y2 JP1985155265U JP15526585U JPH0430376Y2 JP H0430376 Y2 JPH0430376 Y2 JP H0430376Y2 JP 1985155265 U JP1985155265 U JP 1985155265U JP 15526585 U JP15526585 U JP 15526585U JP H0430376 Y2 JPH0430376 Y2 JP H0430376Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- passage
- overflow valve
- overflow
- pressure chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は主にデイーゼルエンジンに用いられる
ユニツトインジエクタに関する。
ユニツトインジエクタに関する。
ユニツトインジエクタは従来の燃料噴射ポンプ
の役目である燃料圧送部と燃料噴射ノズルとが一
体的に構成された燃料噴射装置として公知であ
る。従来のユニツトインジエクタは複雑なリンク
機構を含む機械調量方式であつたために、調整や
組付けが難しかつたり、緻密な制御が難しいとい
う問題点を抱えていた。又、電気的或いは電子的
な制御手段を組みこんだユニツトインジエクタの
例として実開昭56−31655号公報や特開昭59−
103960号公報等が知られている。
の役目である燃料圧送部と燃料噴射ノズルとが一
体的に構成された燃料噴射装置として公知であ
る。従来のユニツトインジエクタは複雑なリンク
機構を含む機械調量方式であつたために、調整や
組付けが難しかつたり、緻密な制御が難しいとい
う問題点を抱えていた。又、電気的或いは電子的
な制御手段を組みこんだユニツトインジエクタの
例として実開昭56−31655号公報や特開昭59−
103960号公報等が知られている。
ユニツトインジエクタは従来の燃料噴射ポンプ
と燃料噴射ノズルと別個に設けた噴射装置と比べ
て噴射特性が優れているために機関の出力や燃費
改善に有利であるものの、ポンプとノズルが一体
化されているために、一度故障を発生すると修理
のための分解や組付作業が複雑で、非常に多くの
時間を必要とするために一般化されていないのが
現状である。この故障の原因の多くは、ユニツト
インジエクタの組付時や運転中に燃料供給系に混
入した鉄粉等の異物がユニツトインジエクタ内に
入り、主にノズル部に噛みこみ、そのためにニー
ドル弁の焼付きやシート不良が発生することにあ
る。燃料噴射を行うノズルに故障が発生すると機
関の性能悪化や排出ガスの悪化を招いてしまう。
と燃料噴射ノズルと別個に設けた噴射装置と比べ
て噴射特性が優れているために機関の出力や燃費
改善に有利であるものの、ポンプとノズルが一体
化されているために、一度故障を発生すると修理
のための分解や組付作業が複雑で、非常に多くの
時間を必要とするために一般化されていないのが
現状である。この故障の原因の多くは、ユニツト
インジエクタの組付時や運転中に燃料供給系に混
入した鉄粉等の異物がユニツトインジエクタ内に
入り、主にノズル部に噛みこみ、そのためにニー
ドル弁の焼付きやシート不良が発生することにあ
る。燃料噴射を行うノズルに故障が発生すると機
関の性能悪化や排出ガスの悪化を招いてしまう。
異物の発生は燃料中に混入して外部から進入し
たものばかりでなく、ユニツトインジエクタの構
成部品のバリ等によつてユニツトインジエクタ内
部でも発生する。特に高燃料圧に接する部分の機
械加工時のバリとり等が不十分であると、衝撃的
に発生する油圧によつてバリがむしり取られ、或
いは、高速で往復動するプランジヤの摺動部で微
粒子が発生し、これが高精度で加工されたノズル
部に故障をひき起す。
たものばかりでなく、ユニツトインジエクタの構
成部品のバリ等によつてユニツトインジエクタ内
部でも発生する。特に高燃料圧に接する部分の機
械加工時のバリとり等が不十分であると、衝撃的
に発生する油圧によつてバリがむしり取られ、或
いは、高速で往復動するプランジヤの摺動部で微
粒子が発生し、これが高精度で加工されたノズル
部に故障をひき起す。
上記問題点を解決するために、本考案によるユ
ニツトインジエクタは、本体の一部にプランジヤ
を配置してその先端側に圧力室を形成した燃料圧
送部を設けるとともに、前記本体の先端部に噴口
を有する燃料噴射ノズルを設けてなるものにおい
て、前記圧力室から前記燃料噴射ノズルに供給さ
れる燃料を溢流させる溢流通路を設け、該溢流通
路に溢流弁を配置し、燃料通路中の圧力室と溢流
弁との間の部分と、燃料戻り通路中の溢流弁と燃
料供給口との間の部分とに、それぞれフイルタを
配置したことを特徴とする。
ニツトインジエクタは、本体の一部にプランジヤ
を配置してその先端側に圧力室を形成した燃料圧
送部を設けるとともに、前記本体の先端部に噴口
を有する燃料噴射ノズルを設けてなるものにおい
て、前記圧力室から前記燃料噴射ノズルに供給さ
れる燃料を溢流させる溢流通路を設け、該溢流通
路に溢流弁を配置し、燃料通路中の圧力室と溢流
弁との間の部分と、燃料戻り通路中の溢流弁と燃
料供給口との間の部分とに、それぞれフイルタを
配置したことを特徴とする。
第1図及び第2図において、10は圧送部本体
であり、その下方部には噴口12を有する燃料噴
射ノズル本体14が固定されている。これらの本
体10,14がユニツトインジエクタ本体を形成
する。15はニードル弁であり、噴口12のまわ
りに形成された弁座と協働する。圧送部本体10
にはプランジヤバレル16が固定的に挿入され
る。圧送部本体10とプランジヤバレル16との
間には環状の燃料通路18が形成され、圧送部本
体10に取付けた燃料供給口20からこの環状の
燃料通路18に燃料が供給される。プランジヤバ
レル16には放射状の貫通穴22が形成され、燃
料が環状燃料通路18から貫通穴22を通つてプ
ランジヤバレル16の内部へ供給される。
であり、その下方部には噴口12を有する燃料噴
射ノズル本体14が固定されている。これらの本
体10,14がユニツトインジエクタ本体を形成
する。15はニードル弁であり、噴口12のまわ
りに形成された弁座と協働する。圧送部本体10
にはプランジヤバレル16が固定的に挿入され
る。圧送部本体10とプランジヤバレル16との
間には環状の燃料通路18が形成され、圧送部本
体10に取付けた燃料供給口20からこの環状の
燃料通路18に燃料が供給される。プランジヤバ
レル16には放射状の貫通穴22が形成され、燃
料が環状燃料通路18から貫通穴22を通つてプ
ランジヤバレル16の内部へ供給される。
プランジヤバレル16内にはプランジヤ24が
摺動可能に挿入され、プランジヤ24の先端側に
圧力室26が形成される。プランジヤ24の上端
は、圧送部本体10とは分離して形成されたタペ
ツト本体28に支持されたタペツト30に連結さ
れ、タペツト30はスプリング32により付勢さ
れるとともに図示しないカムによつて駆動され、
プランジヤ24を第1図で上下方向に駆動する。
摺動可能に挿入され、プランジヤ24の先端側に
圧力室26が形成される。プランジヤ24の上端
は、圧送部本体10とは分離して形成されたタペ
ツト本体28に支持されたタペツト30に連結さ
れ、タペツト30はスプリング32により付勢さ
れるとともに図示しないカムによつて駆動され、
プランジヤ24を第1図で上下方向に駆動する。
圧力室26と噴口12とを連通するために、圧
送部本体10及び燃料噴射ノズル本体14にそれ
ぞれ燃料供給通路34,36が設けられる。さら
に、環状燃料通路18と燃料噴射ノズル本体14
のスプリング室40を連結する燃料戻り通路38
が燃料供給通路34と平行に形成され、これらの
燃料供給通路34と燃料戻り通路38を連結して
燃料溢流通路42が設けられる。燃料溢流通路4
2にはニードル状溢流弁44が配置される。即
ち、溢流弁44の先端が燃料溢流通路42に設け
た弁座46に係合する。燃料溢流通路42はほぼ
一定の直径を有し、燃料供給通路34と直交して
燃料戻し通路38とは反対側にさらに延びる。溢
流弁44は段付きに形成され、前方の小径部分と
後方の大径部分とを有する。後方の大径部分が燃
料溢流通路42の延長部分にピストンとシリンダ
の関係で嵌合される。
送部本体10及び燃料噴射ノズル本体14にそれ
ぞれ燃料供給通路34,36が設けられる。さら
に、環状燃料通路18と燃料噴射ノズル本体14
のスプリング室40を連結する燃料戻り通路38
が燃料供給通路34と平行に形成され、これらの
燃料供給通路34と燃料戻り通路38を連結して
燃料溢流通路42が設けられる。燃料溢流通路4
2にはニードル状溢流弁44が配置される。即
ち、溢流弁44の先端が燃料溢流通路42に設け
た弁座46に係合する。燃料溢流通路42はほぼ
一定の直径を有し、燃料供給通路34と直交して
燃料戻し通路38とは反対側にさらに延びる。溢
流弁44は段付きに形成され、前方の小径部分と
後方の大径部分とを有する。後方の大径部分が燃
料溢流通路42の延長部分にピストンとシリンダ
の関係で嵌合される。
溢流弁44の背後側には溢流弁44の後方大径
部よりもさらに大径のボア48が形成され、この
ボア48にはアクチユエータピストン50が摺動
可能に挿入される。アクチユエータピストン50
は圧電素子52を変形可能に収めたホルダ54に
当接する。圧電素子52はナツト56を圧送部本
体10に螺着することにより第1図で右方側への
変位を規制されるように取付けられる。よつて、
圧電素子52は第1図で左方側へのみ変位可能で
あり、そして、アクチユエータピストン50に取
付けた皿ばね58によりアクチユエータピストン
50とともに常時右方側に向つて付勢される。圧
電素子52は機関の運転状態に応じて制御器59
により通電を制御される。
部よりもさらに大径のボア48が形成され、この
ボア48にはアクチユエータピストン50が摺動
可能に挿入される。アクチユエータピストン50
は圧電素子52を変形可能に収めたホルダ54に
当接する。圧電素子52はナツト56を圧送部本
体10に螺着することにより第1図で右方側への
変位を規制されるように取付けられる。よつて、
圧電素子52は第1図で左方側へのみ変位可能で
あり、そして、アクチユエータピストン50に取
付けた皿ばね58によりアクチユエータピストン
50とともに常時右方側に向つて付勢される。圧
電素子52は機関の運転状態に応じて制御器59
により通電を制御される。
第2図に明らかなように、溢流弁44とアクチ
ユエータピストン50とは直接に当接するもので
はなく、これら間には弁作動圧力室60が形成さ
れる。さらに、アクチユエータピストン50に
は、弁作動圧力室60内に突出する調整ピン62
が取付けられている。調整ピン62の直径は溢流
弁44の直径よりかなり小さい。尚、弁作動圧力
室60には、溢流弁44とこれを取囲むシリンダ
壁との間の微小なクリアランスから燃料油が入り
こむことができる。
ユエータピストン50とは直接に当接するもので
はなく、これら間には弁作動圧力室60が形成さ
れる。さらに、アクチユエータピストン50に
は、弁作動圧力室60内に突出する調整ピン62
が取付けられている。調整ピン62の直径は溢流
弁44の直径よりかなり小さい。尚、弁作動圧力
室60には、溢流弁44とこれを取囲むシリンダ
壁との間の微小なクリアランスから燃料油が入り
こむことができる。
本考案においては、圧送部本体10に設けられ
た燃料供給通路34にフイルター70が配置され
る。フイルター70は、燃料供給通路34中の圧
力室26と溢流弁44との間の部分と、燃料戻り
通路38中の溢流弁44と燃料供給口20との間
の部分とに、それぞれ配置される。このフイルタ
ー70は細長い複数の通路孔を有するバーエツジ
タイプのフイルターである。バーエツジタイプの
フイルター(或いはバーフイルター)は流れる燃
料の圧力を低下させることなく異物を除去するこ
とができ、長期間使用しても目詰りを起しにくい
ものである。バーエツジタイプのフイルターはメ
ツシユフイルター等のその他のタイプのフイルタ
ーに比べて極めて小型で耐久性の優れたものであ
る。例えば、メツシユタイプのフイルターは圧力
波により破損してしまい、又体格が大きくなりす
ぎて装着性が悪い。このフイルター70は燃料中
に混入した異物、プランジヤバレル16とプラン
ジヤ24との間の摺動部で発生した異物、或いは
高燃料圧に接する部品のバリ等を燃料から分離除
去し、噴口12のまわりの弁座部へ清浄な燃料を
送ることができる。それによつて、ニードル弁1
5とその弁座において発生していた異物の噛みこ
みによる焼付きがなくなり、ユニツトインジエク
タの故障を防止することができる。
た燃料供給通路34にフイルター70が配置され
る。フイルター70は、燃料供給通路34中の圧
力室26と溢流弁44との間の部分と、燃料戻り
通路38中の溢流弁44と燃料供給口20との間
の部分とに、それぞれ配置される。このフイルタ
ー70は細長い複数の通路孔を有するバーエツジ
タイプのフイルターである。バーエツジタイプの
フイルター(或いはバーフイルター)は流れる燃
料の圧力を低下させることなく異物を除去するこ
とができ、長期間使用しても目詰りを起しにくい
ものである。バーエツジタイプのフイルターはメ
ツシユフイルター等のその他のタイプのフイルタ
ーに比べて極めて小型で耐久性の優れたものであ
る。例えば、メツシユタイプのフイルターは圧力
波により破損してしまい、又体格が大きくなりす
ぎて装着性が悪い。このフイルター70は燃料中
に混入した異物、プランジヤバレル16とプラン
ジヤ24との間の摺動部で発生した異物、或いは
高燃料圧に接する部品のバリ等を燃料から分離除
去し、噴口12のまわりの弁座部へ清浄な燃料を
送ることができる。それによつて、ニードル弁1
5とその弁座において発生していた異物の噛みこ
みによる焼付きがなくなり、ユニツトインジエク
タの故障を防止することができる。
次に作用について説明する。
第1図はプランジヤ24が上昇位置にある状態
を示し、このときに、燃料が放射状の貫通穴22
から圧力室26に吸入される。やがてプランジヤ
24が下降を始め、プランジヤ24が貫通穴22
を塞ぐことによつて圧力室26内の燃料が加圧さ
れる。このときには圧電素子52には通電されて
おらず、アクチユエータピストン50は縮退した
圧電素子52とともに第1図で右方側の後退位置
にある。従つて、圧力室26の加圧が始まると直
ちに燃料の圧力が溢流弁44のテーパー部及び先
端部に作用して溢流弁44を後退させ、よつて燃
料溢流通路42が開かれる。従つて、圧力室26
の燃料が溢流通路42から戻り通路38へ溢流す
るために、圧力は大きく上昇せず、ニードル弁1
5は開弁しない。
を示し、このときに、燃料が放射状の貫通穴22
から圧力室26に吸入される。やがてプランジヤ
24が下降を始め、プランジヤ24が貫通穴22
を塞ぐことによつて圧力室26内の燃料が加圧さ
れる。このときには圧電素子52には通電されて
おらず、アクチユエータピストン50は縮退した
圧電素子52とともに第1図で右方側の後退位置
にある。従つて、圧力室26の加圧が始まると直
ちに燃料の圧力が溢流弁44のテーパー部及び先
端部に作用して溢流弁44を後退させ、よつて燃
料溢流通路42が開かれる。従つて、圧力室26
の燃料が溢流通路42から戻り通路38へ溢流す
るために、圧力は大きく上昇せず、ニードル弁1
5は開弁しない。
このときに、溢流弁44の後端面は、後退位置
にあるアクチユエータピストン50に支持された
調整ピン62の先端に当り、溢流弁44はそれ以
上後退できない。即ち、溢流弁44は来るべき閉
弁に備えて一定の位置で待機しつつ開弁してい
る。もし調整ピン62がないと溢流弁44の停止
位置が定まらないことになる。
にあるアクチユエータピストン50に支持された
調整ピン62の先端に当り、溢流弁44はそれ以
上後退できない。即ち、溢流弁44は来るべき閉
弁に備えて一定の位置で待機しつつ開弁してい
る。もし調整ピン62がないと溢流弁44の停止
位置が定まらないことになる。
やがて、運転状態に応じてニードル弁15を開
弁させるべきときに、制御器59から圧電素子5
2へ通電される。圧電素子52は通電によりただ
ちに膨脹し、右端側の位置が規制されているため
に左端側へ変位し、アクチユエータピストン50
を左方へ押す。アクチユエータピストン50のこ
の運動は弁作動圧力室60の容積を減少させ、そ
れによつて生じる油圧力によつて溢流弁44が押
されて燃料溢流通路42を閉じる。この間にプラ
ンジヤ24は下降を続けており、溢流通路42を
閉じることによつて圧力室26の燃料の圧力が上
昇し、ニードル弁15を開弁して燃料を噴射す
る。次に圧電素子52への通電を止めることによ
つて噴射が終了する。即ち、皿ばね58のばね力
によりアクチユエータピストン50及び圧電素子
52が元の後退位置に戻り、溢流弁44のテーパ
ー部に作用する圧力によつて溢流弁44が開くの
で、プランジヤ24が下降中であつても圧力室2
6の圧力は衰える。
弁させるべきときに、制御器59から圧電素子5
2へ通電される。圧電素子52は通電によりただ
ちに膨脹し、右端側の位置が規制されているため
に左端側へ変位し、アクチユエータピストン50
を左方へ押す。アクチユエータピストン50のこ
の運動は弁作動圧力室60の容積を減少させ、そ
れによつて生じる油圧力によつて溢流弁44が押
されて燃料溢流通路42を閉じる。この間にプラ
ンジヤ24は下降を続けており、溢流通路42を
閉じることによつて圧力室26の燃料の圧力が上
昇し、ニードル弁15を開弁して燃料を噴射す
る。次に圧電素子52への通電を止めることによ
つて噴射が終了する。即ち、皿ばね58のばね力
によりアクチユエータピストン50及び圧電素子
52が元の後退位置に戻り、溢流弁44のテーパ
ー部に作用する圧力によつて溢流弁44が開くの
で、プランジヤ24が下降中であつても圧力室2
6の圧力は衰える。
本考案においては、溢流弁44を作動させるた
めに圧電素子アクチユエータを用いており、プラ
ンジヤ24は機械的に比較的長い時間下降運動を
続けるのみで燃料噴射ノズルの実際の開弁及び閉
弁には関係しない。実際に燃料噴射ノズルを開閉
弁させるのは圧電素子52である。圧電素子52
は極めて短時間のうちに優れた応答性を有し、従
つて、圧電素子の電気的な制御によつて応答性に
優れ且つ精密な燃料噴射時期及び噴射量の制御を
行うことができる。そして、圧電素子52を用い
ることによつて、機械的なユニツトインジエクタ
では難しいパイロツト噴射も行うことができる。
さらに、溢流弁44を駆動するために弁作動圧力
室60の油圧を利用しているので、アクチユエー
タピストン50と溢流弁44を正確に連結する必
要がなく且つこれらの部品の対向面の仕上加工も
精密に行う必要がない。そして、圧力を発生する
ためのアクチユエータピストン50の直径が大き
く、且つ圧力を受ける溢流弁44の直径が小さい
ために、アクチユエータピストン50の駆動力は
比較的小さくてよく、よつて圧電素子52の所要
電力量も比較的小さくてよいことになる。
めに圧電素子アクチユエータを用いており、プラ
ンジヤ24は機械的に比較的長い時間下降運動を
続けるのみで燃料噴射ノズルの実際の開弁及び閉
弁には関係しない。実際に燃料噴射ノズルを開閉
弁させるのは圧電素子52である。圧電素子52
は極めて短時間のうちに優れた応答性を有し、従
つて、圧電素子の電気的な制御によつて応答性に
優れ且つ精密な燃料噴射時期及び噴射量の制御を
行うことができる。そして、圧電素子52を用い
ることによつて、機械的なユニツトインジエクタ
では難しいパイロツト噴射も行うことができる。
さらに、溢流弁44を駆動するために弁作動圧力
室60の油圧を利用しているので、アクチユエー
タピストン50と溢流弁44を正確に連結する必
要がなく且つこれらの部品の対向面の仕上加工も
精密に行う必要がない。そして、圧力を発生する
ためのアクチユエータピストン50の直径が大き
く、且つ圧力を受ける溢流弁44の直径が小さい
ために、アクチユエータピストン50の駆動力は
比較的小さくてよく、よつて圧電素子52の所要
電力量も比較的小さくてよいことになる。
次にプランジヤ24が上昇を始めると、燃料が
開いている燃料溢流通路42から圧力室26に逆
に吸入されることができ、これによつてプランジ
ヤ24上昇時に噴射系が負圧にならなくなり、気
泡の発生が防止され、残留圧力が安定化する。
開いている燃料溢流通路42から圧力室26に逆
に吸入されることができ、これによつてプランジ
ヤ24上昇時に噴射系が負圧にならなくなり、気
泡の発生が防止され、残留圧力が安定化する。
上記のプランジヤ24の下降による燃料圧送時
には圧力室26内に鉄粉等の異物が混入していた
としても、この異物はフイルター70により溢流
弁44に到達することが防止され、またプランジ
ヤ24の上昇行程の圧力室26への燃料供給時に
おいても、燃料供給口20から溢流弁44を介し
て圧力室26に燃料を供給する通路(燃料戻り通
路38)には溢流弁44上流側にフイルタ70が
存在するので、外部から溢流弁44に異物が侵入
するのが防止される。このため溢流弁44は異物
を噛み込むことがなくなり、溢流弁自体の故障が
防止できる。
には圧力室26内に鉄粉等の異物が混入していた
としても、この異物はフイルター70により溢流
弁44に到達することが防止され、またプランジ
ヤ24の上昇行程の圧力室26への燃料供給時に
おいても、燃料供給口20から溢流弁44を介し
て圧力室26に燃料を供給する通路(燃料戻り通
路38)には溢流弁44上流側にフイルタ70が
存在するので、外部から溢流弁44に異物が侵入
するのが防止される。このため溢流弁44は異物
を噛み込むことがなくなり、溢流弁自体の故障が
防止できる。
以上説明したように、本考案によれば高圧燃料
通路に溢流通路と溢流弁を設けたユニツトインジ
エクタにおいて、燃料供給時にも燃料圧送噴射時
にも常に溢流弁の上流側の燃料通路にフイルター
が存在するため、溢流弁には外部からも圧力室か
らも異物が混入することが防止され、そのため溢
流弁自体の故障を防止でき、またそれに伴いユニ
ツトインジエクタの主な故障原因であるノズル部
への異物の混入によるノズルシート部の焼付きを
防止することができる。
通路に溢流通路と溢流弁を設けたユニツトインジ
エクタにおいて、燃料供給時にも燃料圧送噴射時
にも常に溢流弁の上流側の燃料通路にフイルター
が存在するため、溢流弁には外部からも圧力室か
らも異物が混入することが防止され、そのため溢
流弁自体の故障を防止でき、またそれに伴いユニ
ツトインジエクタの主な故障原因であるノズル部
への異物の混入によるノズルシート部の焼付きを
防止することができる。
第1図は本考案によるユニツトインジエクタの
断面図、第2図は第1図のユニツトインジエクタ
の溢流弁付近の拡大図、 10……圧送部本体、12……噴口、14……
噴射ノズル本体、15……ニードル弁、24……
プランジヤ、26……圧力室、34,36……燃
料供給通路、44……溢流弁、52……圧電素
子、70……フイルター。
断面図、第2図は第1図のユニツトインジエクタ
の溢流弁付近の拡大図、 10……圧送部本体、12……噴口、14……
噴射ノズル本体、15……ニードル弁、24……
プランジヤ、26……圧力室、34,36……燃
料供給通路、44……溢流弁、52……圧電素
子、70……フイルター。
Claims (1)
- 本体の一部にプランジヤを配置してその先端側
に圧力室を形成した燃料圧送部を設けるととも
に、前記本体の先端部に噴口を有する燃料噴射ノ
ズルを設けてなるユニツトインジエクタにおい
て、前記圧力室から前記燃料噴射ノズルに供給さ
れる燃料を溢流させる溢流通路を設け、該溢流通
路に溢流弁を配置し、燃料通路中の圧力室と溢流
弁との間の部分と、燃料戻り通路中の溢流弁と燃
料供給口との間の部分とに、それぞれフイルター
を配置したことを特徴とするユニツトインジエク
タ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985155265U JPH0430376Y2 (ja) | 1985-10-12 | 1985-10-12 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985155265U JPH0430376Y2 (ja) | 1985-10-12 | 1985-10-12 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6264871U JPS6264871U (ja) | 1987-04-22 |
| JPH0430376Y2 true JPH0430376Y2 (ja) | 1992-07-22 |
Family
ID=31075814
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985155265U Expired JPH0430376Y2 (ja) | 1985-10-12 | 1985-10-12 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0430376Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE8207852U1 (de) * | 1982-03-19 | 1983-09-29 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Kraftstoff-einspritzduese fuer brennkraftmaschinen |
| JPS5855348A (ja) * | 1982-09-03 | 1983-04-01 | サン・ゴ−バン・ヴイトラ−ジユ | ガラス物品の釉薬による被覆方法 |
-
1985
- 1985-10-12 JP JP1985155265U patent/JPH0430376Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6264871U (ja) | 1987-04-22 |
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