JPH04304878A - 生酒の清澄化法 - Google Patents

生酒の清澄化法

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JPH04304878A
JPH04304878A JP3096450A JP9645091A JPH04304878A JP H04304878 A JPH04304878 A JP H04304878A JP 3096450 A JP3096450 A JP 3096450A JP 9645091 A JP9645091 A JP 9645091A JP H04304878 A JPH04304878 A JP H04304878A
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albumin
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persimmon
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Koji Sakaguchi
坂口 孝司
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  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Alcoholic Beverages (AREA)
  • Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生酒の清澄化法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、酒造業界においては、清酒
(普通酒とも呼ばれ、火入れ殺菌を行ったもの−以下、
同じ)のタンパク混濁、所謂「白ボケ」を防止して商品
価値を高める為に、「おり下げ」によって清酒中に沈降
する沈澱物を除去することにより清澄化を図るという技
術手段が古くから採用されている。
【0003】現在、最も汎用されている「おり下げ」の
具体的態様は、清酒に柿渋水溶液を添加・攪拌後、暫く
静置してから、ゼラチン水溶液を添加し攪拌した後、一
夜(約12時間)静置し、生じた沈澱物を濾過によって
除去するというものである。尚、柿渋を添加する前に少
量の活性炭を添加して置く場合もある。
【0004】前記態様による「おり下げ」によれば、清
酒中の約75%前後のタンパクを除去することができ、
当該清酒の濁度(Turbidity )も約10前後
に低下させることができるので、充分な清澄化を図るこ
とができる。
【0005】ところが、生酒(火入れ殺菌を行わないも
の−以下、同じ)に対して前記態様による「おり下げ」
を適用しても、生酒中のタンパク除去率は25%程度で
あり、当該生酒の濁度も約45前後までしか低下しない
ので、清澄化を図ることができないのである。事実、当
業界においては生酒の清澄化は不可能視されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、嗜好が多様化
しつつある今日、生酒についても、清酒と同様に、清澄
化が図られたものが要求されている。本発明者は、従来
不可能視されていた生酒の清澄化を図ることを技術的課
題として、永年にわたり系統的な研究を重ねてきたもの
である。本発明者は、清酒と同じ程度の清澄化が図れる
「おり下げ」方法を求めて、柿渋、ゼラチン等の種々様
々な物質並びにそれ等の組み合せを用いて数多くの実験
を重ねてきたが、満足できるものはなかった。
【0007】本発明者は、生酒は火入れ殺菌を行わない
から、該生酒中のタンパクが熱変性を受けていないので
、火入れ殺菌が行われている清酒中の熱変性を受けたタ
ンパクを対象としている公知の「おり下げ」方法を、生
酒に適用しても充分な効果が得られないと考えた。そこ
で、本発明者は、実験対象物質を古くから「おり下げ」
効果が知られている物質からさらに拡大して、種々様々
な物質を対象として実験を重ねた結果、柿渋とアルブミ
ンとを組み合せた場合には、生酒中の約50〜70%前
後のタンパクを除去することができ、当該生酒の濁度も
約10前後にまで低下させることができるという刮目す
べき新知見を得、前記技術的課題を達成したのである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記技術的課題は、次の
通りの本発明方法によって達成できる。即ち、生酒に、
柿渋を添加した後、アルブミンを添加し、沈澱物を除去
することを特徴とする生酒の清澄化法である。
【0009】本発明方法を実施するに当っての具体的態
様は、次の通りである。対象とする生酒に柿渋を添加・
攪拌後、暫く静置してから、アルブミンを添加し、攪拌
した後、一夜静置し、生じた沈澱物を濾過によって除去
すればよい。尚、前記の清酒についての「おり下げ」の
具体的態様の場合と同様に、柿渋の添加に先立ち少量の
活性炭を添加して置くとよりよい結果が得られる。
【0010】本発明方法において、生酒に対する柿渋及
びアルブミンの添加量は、対象とする生酒の成分によっ
て異なるため、臨界的な数値としては表せないが、例え
ば、生酒10mlに柿渋水溶液(市販柿渋液を10倍量
の水で希釈したもの)を0.5mlを添加し、アルブミ
ン水溶液(1%水溶液)を0.4〜1.0mlを添加す
る場合には、当該生酒中の約50〜70%前後のタンパ
クを除去することができるとともに濁度を約10前後に
まで低下させて、充分な清澄化が図れることを保証でき
る。従って、本発明方法の実施に当っては、この各添加
量の数値を目安として、好適な添加量を選択することが
できる。
【0011】
【作用】本発明方法における生酒に対する柿渋とアルブ
ミンとの組み合せによる刮目すべき「おり下げ」効果は
、生酒中の熱変性を受けていないタンパクに柿渋タンニ
ンとアルブミンとが特異的に作用し、タンニン−タンパ
ク複合体が形成されることによる共沈効果によるもので
はないかと推定される。
【0012】
【実施例】次に、実施例並びに比較例によって本発明方
法をより詳しく説明すれば、次の通りである。尚、タン
パク吸着(除去)率はバイオ−ラッド(BIO−RAD
)蛋白質分析法によって求め、清澄化の程度は肉眼によ
る目視観察により、濁度は「国税庁所定分析法:日本醸
造協会発行:昭59年第3版」の第26〜28頁掲載の
「タービディティ(Turbidity )の測定」に
よって求めた。
【0013】実施例1 日本酒度−0.5、アルコール度20.7、総酸2.1
の生酒10mlに、少量の活性炭を添加して2分間攪拌
した後、市販の柿渋液を10倍量の水で希釈した柿渋水
溶液0.5mlを加えて2分間攪拌した後、10分間静
置し、次いで、アルブミンの1%水溶液0.6mlを加
えて30分間攪拌した後、一夜(約12時間)静置した
後、沈澱物をNo2濾紙を使用して濾過によって除去し
た。この場合のタンパク除去率は60.5%、濾液の状
態は極めて澄明、濾液の濁度は19であった。
【0014】実施例2 アルブミン1%水溶液の量を0.8mlに変更した他は
、実施例1と全く同様にした場合の結果は、次の通りで
あった。タンパク除去率は55.5%、濾液の状態は極
めて澄明、濾液の濁度は10。
【0015】実施例3 アルブミン1%水溶液の量を1.0mlに変更した他は
、実施例1と全く同様にした場合の結果は、次の通りで
あった。タンパク除去率は48.9%、濾液の状態は極
めて澄明、濾液の濁度は10。
【0016】実施例4 柿渋水溶液の量を0.3mlに変更した他は、実施例1
と全く同様にした場合の結果は、次の通りであった。タ
ンパク除去率は48.1%、濾液の状態は極めて澄明、
濾液の濁度は12であった。
【0017】比較例1 アルブミン1%水溶液の代りにゼラチンの1%水溶液1
.0mlを用いた他は、実施例1と全く同様にした場合
の結果は、次の通りであった。タンパク除去率は22.
0%、濾液の状態は微濁、濾液の濁度は13。
【0018】比較例2 柿渋水溶液の量を0.3mlに変更し、アルブミン1%
水溶液の代りにゼラチン1%水溶液1.0mlを用いた
他は、実施例1と全く同様にした場合の結果は、次の通
りであった。タンパク除去率は4.7%、濾液の状態は
白濁、濾液の濁度は13。
【0019】実施例5 実施例1の生酒とは異なる醸造元の生酒10mlに、少
量の活性炭を添加して3分間攪拌した後、市販の柿渋液
を10倍量の水で希釈した柿渋水溶液0.5mlを加え
て3分間攪拌した後、10分間静置し、次いで、アルブ
ミンの1%水溶液0.5mlを加えて30分間攪拌した
後、一夜(約13時間)静置した後、沈澱物をNo2濾
紙を使用して濾過によって除去した。この場合のタンパ
ク除去率は72.1%、濾液の状態は極めて澄明であっ
た。
【0020】実施例6 アルブミン1%水溶液の量を0.4mlに変更した他は
、実施例5と全く同様にした場合の結果は、次の通りで
あった。タンパク除去率は69.6%、濾液の状態は極
めて澄明。
【0021】実施例7 アルブミン1%水溶液の量を1.0mlに変更した他は
、実施例5と全く同様にした場合の結果は、次の通りで
あった。タンパク除去率は66.5%、濾液の状態は澄
明。
【0022】実施例8 柿渋水溶液の量を0.7mlに変更するとともにアルブ
ミン1%水溶液の量を0.5mlに変更した他は、実施
例5と全く同様にした場合の結果は、次の通りであった
。タンパク除去率は67.4%、濾液の状態は澄明。
【0023】実施例9 柿渋水溶液の量を0.7mlに変更するとともにアルブ
ミン1%水溶液の量を0.7mlに変更した他は、実施
例5と全く同様にした場合の結果は、次の通りであった
。タンパク除去率は71.7%、濾液の状態は極めて澄
明。
【0024】実施例10 柿渋水溶液の量を0.7mlに変更するとともにアルブ
ミン1%水溶液の量を1.0mlに変更した他は、実施
例5と全く同様にした場合の結果は、次の通りであった
。タンパク除去率は72.4%、濾液の状態は澄明。
【0025】
【発明の効果】本発明方法によれば、従来、不可能視さ
れていた生酒の清澄化が、容易且つ比較的短時間で効率
よく行える。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  生酒に、柿渋を添加した後、アルブミ
    ンを添加し、沈澱物を除去することを特徴とする生酒の
    清澄化法。
JP9645091A 1991-04-01 1991-04-01 生酒の清澄化法 Expired - Lifetime JP2984859B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001340703A (ja) * 2000-06-02 2001-12-11 Hokkaido Technology Licence Office Co Ltd 新規な凝集剤及びこれを用いた水処理方法
JP2006204293A (ja) * 2004-12-27 2006-08-10 Chikuno Shokuhin Kogyo Kk 酒類のオリ下げ剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001340703A (ja) * 2000-06-02 2001-12-11 Hokkaido Technology Licence Office Co Ltd 新規な凝集剤及びこれを用いた水処理方法
JP2006204293A (ja) * 2004-12-27 2006-08-10 Chikuno Shokuhin Kogyo Kk 酒類のオリ下げ剤

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