JPH04306239A - 包装用ラップフイルム - Google Patents

包装用ラップフイルム

Info

Publication number
JPH04306239A
JPH04306239A JP9494991A JP9494991A JPH04306239A JP H04306239 A JPH04306239 A JP H04306239A JP 9494991 A JP9494991 A JP 9494991A JP 9494991 A JP9494991 A JP 9494991A JP H04306239 A JPH04306239 A JP H04306239A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
packaging
acid
mol
wrap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9494991A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3087770B2 (ja
Inventor
Toshihiko Hiraoka
俊彦 平岡
Hiroyuki Uehara
上原 宏行
Kenji Tsunashima
研二 綱島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP9494991A priority Critical patent/JP3087770B2/ja
Publication of JPH04306239A publication Critical patent/JPH04306239A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3087770B2 publication Critical patent/JP3087770B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wrappers (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、柔軟性を有する共重合
ポリエステルフイルムを用いた包装用ラップフイルムに
関し、とくに食品用ラップフイルムとして用いて最適な
包装用ラップフイルムに関する。
【0002】
【従来の技術】包装用ラップフイルム、とくに食品包装
を中心としたラップフイルムとして、従来、軟質塩化ビ
ニルの延伸フイルム、又はポリ塩化ビニリデンの延伸フ
イルムが多用されている。この包装用ラップフイルムに
は、被ラップ物の形状に沿うことのできる良好な柔軟性
とともに、とくに食品用ラップフイルムとしては、高い
衛生性、耐熱性、さらには低コストであることが望まれ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
で使用されてきた、軟質塩化ビニルフイルム又はポリ塩
化ビニリデンからなる包装用ラップフイルムには、以下
のような問題がある。
【0004】まず、軟質塩化ビニルにあっては、可塑剤
が経時により表面移行(ブリードアウト)し、ブリード
アウトした可塑剤自身衛生上問題を生じるおそれがある
とともに、ブリードアウトした可塑剤が粘着性の表層を
形成するため、塵埃等が付着することがあり、衛生上の
問題、透明性悪化の問題を招くおそれがある。
【0005】また、軟質塩化ビニルからはモノマが析出
するおそれがあるので、この面からも衛生上問題を生じ
るおそれがある。
【0006】また、軟質塩化ビニルは耐油性に劣るため
、食品中油物をラップする場合等に問題を生じるおそれ
がある。
【0007】さらに、軟質塩化ビニルは耐熱性がそれ程
高くないため、食品をラップしたまま加熱調理する際、
加熱温度や加熱時間によっては軟化、溶融の問題が生じ
る。
【0008】一方ポリ塩化ビニリデンは、可塑剤ブリー
ドアウトの問題はなく、耐油性、耐熱性も軟質塩化ビニ
ルよりは高いが、コストが高く、食品用ラップフイルム
としての適性に問題がある。
【0009】さらに、軟質塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デンとともに、ハロゲン元素を含有するので、焼却する
と有害ガスを発生する。そのため、使用済みのラップフ
イルムの処理が制限されることとなり、結果的に、これ
らのフイルムを包装用ラップフイルム、とくに食品用ラ
ップフイルムとして多量に使用することも、環境問題上
制限されることになる。
【0010】本発明は、このような軟質塩化ビニルフイ
ルム、ポリ塩化ビニリデンからなる従来の包装用ラップ
フイルムの問題点に着目し、必要な柔軟性を有し、可塑
剤を含有せず該可塑剤ブリードアウトによる衛生上の問
題、透明性悪化の問題を発生させない、かつ焼却時にも
有害ガスを発生させない、大量使用に極めて好適な低コ
ストの包装用ラップフイルムを提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明の
包装用ラップフイルムは、ΔTcg が60℃以下の共
重合ポリエステルフイルムからなり、少なくとも1軸方
向に延伸されて得られた引張りヤング率が0.1〜50
kg/mm2 であるものからなる。
【0012】本発明の柔軟性ポリエステルフイルムを構
成する共重合ポリエステルは、冷結晶化温度(Tcc)
およびガラス転移温度(Tg)との差(Tcc−Tg)
で定義されるΔTcgが60℃以下であることが必要で
あり、好ましくは50℃以下である。ΔTcgが大き過
ぎると引張りヤング率が経時で上昇するおそれがあり、
柔軟性が悪化する等の問題を生じる。
【0013】具体的な共重合ポリエステルの組成として
は、次のものが例示される。すなわち、ソフトセグメン
トとして、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレ
ングリコール等のポリオキシアルキレングリコール、あ
るいは、ポリε−カプロラクトン、アゼライン酸、セバ
シン酸、ドデカンジオン酸、ダイマー酸等のHOOC−
〔CH2 〕n −COOHの脂肪族ジカルボン酸と脂
肪族および/または脂環族ジオールからなる脂肪族ポリ
エステルであることが好ましいが、特にソフトセグメン
トとしては、長鎖脂肪族ジカルボン酸を含有しているこ
とが、柔軟性、透明性を良好とする上で好ましい。
【0014】本発明において長鎖脂肪族ジカルボン酸と
は、セバシン酸、エイコ酸、ドデカンジオン酸、ダイマ
ー酸等の炭素数が8〜60のアルキレン基を有するジカ
ルボン酸であり、特に炭素数は10〜50の範囲が柔軟
性が良好となるので好ましい。
【0015】特に本発明では、長鎖脂肪族ジカルボン酸
の中でも分岐状構造を有している長鎖分岐脂肪族ジカル
ボン酸であることが好ましく、この中でもダイマー酸を
用いることが柔軟性、透明性を良好とする上で好ましい
。ここで、ダイマー酸とはオレイン酸メチル等の不飽和
脂肪族カルボン酸メチルエステルを2量化反応によって
得られる鎖状分岐構造体と環状分岐構造体との混合物で
あり、通常不飽和結合を分子中に有するが、水添化し、
臭素価を0.05〜10g/100g、好ましくは、0
.1〜5g/100gとしたものが、柔軟性、透明性に
優れるので好ましい。
【0016】上記共重合ポリエステルのハードセグメン
トとしては、単独でポリマーを構成した際の融点が20
0℃以上、ガラス転移温度が90℃以下、ΔTcgが8
0℃以下であることが耐油性、耐久性等を良好とする上
で好ましく、具体的には、エチレンテレフタレート、ブ
チレンテレフタレート、シクロヘキサンジメチレンテレ
フタレート、シクロヘキサンジメチレンシクロヘキサン
ジカルボキシレート、ブチレン−ナフタレンジカルボキ
シレート等の芳香族及び/または脂環族エステルユニッ
トから選ばれた少なくとも一つより構成されていること
が好ましい。特にこの中でもテレフタル酸残基を有して
いるものが耐油性、耐久性が良好となるので好ましい。
【0017】ここで、好ましく用いられる該共重合ポリ
エステルの固有粘度としては、0.5〜2.0dl/g
 、好ましくは、0.7〜1.8dl/g である。こ
のような固有粘度の範囲とすることにより、ポリエステ
ルフイルムの製膜性、機械特性共に良好になる。
【0018】さらに、該共重合ポリエステルの融点(T
m)は、実用上130〜250℃であることが好ましく
、更に好ましくは、140〜230℃の範囲である。 また、ガラス転移温度(Tg)は、10℃以下が好まし
く、さらに好ましくは、0℃以下である。
【0019】本発明における共重合ポリエステルは、ア
ルコール成分としてHO−(CH2 )2n−OH(n
:1〜10)から選ばれた少なくとも2種のジオール成
分残基を含有し、全酸成分に対して芳香族ジカルボン酸
残基を40〜99モル%、長鎖脂肪族ジカルボン酸残基
を60〜1モル%含有することが好ましい。
【0020】ここで、アルコール成分HO(CH2 )
2n−OH(n:1〜10)とは、エチレングリコール
、1,4ブタンジオール、1,6ヘキサンジオール、1
,8−オクタンジオール、等の脂肪族のジオール成分で
あり、好ましくは、nが1〜4の範囲であることが柔軟
性フイルムの機械特性、耐油性を良好とする上で好まし
い。
【0021】本発明における共重合ポリエステルには、
上記のアルコール成分から少なくとも2つを含有するこ
とが好ましい。ここで、本発明では、各アルコール成分
が5モル%以上含有するとき存在すると定義する。
【0022】アルコール成分を1成分系で構成しようと
すると、自己粘着性が強くなりすぎたり、透明性が悪化
したりするという問題点を生じる。特にジオール成分の
一つが1,4ブタンジオールであると機械特性、透明性
が良好となるので好ましい。
【0023】また、若干量のプロピレングリコール、ネ
オペンチルグリコール等の分岐状グリコール残基を含有
することは許されるが、通常10モル%未満、好ましく
は5モル%未満にとどめておくことが好ましい。また同
様に、ジエチレングリコール等のエーテル基を含有する
アルコール成分も副生成分として含有することが許され
る。通常0.01〜4モル%程度の範囲である。
【0024】そして、本発明共重合ポリエステルは、好
ましくは芳香族ジカルボン酸残基を40〜99モル%、
長鎖脂肪族ジカルボン酸残基を60〜1モル%含有する
。芳香族ジカルボン酸残基が40モル%未満である場合
、耐久性に劣ったものになってしまう。一方、芳香族ジ
カルボン酸が99モル%を超える場合、柔軟性がなくな
り包装用ラップフイルムとして不適なものになってしま
う。
【0025】ここで、芳香族ジカルボン酸とは、テレフ
タル酸、イソフタル酸、2,6ナフタレンジカルボン酸
、5ソディウムスルホイソフタル酸、ジフェン酸等であ
って、この中でもテレフタル酸が耐久性、柔軟性ともに
良好となるので好ましい。また、長鎖脂肪族ジカルボン
酸は、前述したとおりである。
【0026】本発明の共重合ポリエステルからなる柔軟
性フイルムは、引張りヤング率が0.1〜50kg/m
m2 の範囲であることが必要であり、好ましくは、1
〜30kg/mm2 の範囲である。引張りヤング率が
小さ過ぎても、大き過ぎても、柔軟性フイルム製膜時の
ワインディング性、包装用ラップフイルムへの加工時、
展張時の適性等に問題を生じる。
【0027】また、本発明の柔軟性ポリエステルフイル
ムは、ヘイズが5%以下であることが好ましい。ヘイズ
が5%を越えると、用途に応じて要求される包装用ラッ
プフイルムの透明性が悪化する。とくに食品用ラップフ
イルムにおいては高温高湿下で長時間放置した後の透明
性を要求されることが多いので、このような環境下でも
低いヘイズに抑えるようにしておくことが好ましい。
【0028】さらにまた、本発明の包装用ラップフイル
ムにおいては、用途に応じて高い耐久性、たとえば高い
耐候性を付与しておくことが好ましい。耐候性の付与に
より、屋外で使用する際の、包装用ラップフイルムの柔
軟性、透明性、伸度の低下を防ぐことができる。そのた
めには、紫外線吸収剤(例えば、ベンゾトリアゾール系
:日本チバガイギー(株)製TINUVIN  234
、日本サイアナミッド(株)製CYASORB  UV
5411、無機系粒子系:酸化亜鉛、酸化チタン、酸化
鉄、等)を、フイルムの透明性を損なわない範囲で添加
することが有効である。添加は、練り込み、積層、コー
ティングのいずれでもよい。紫外線吸収剤としては、上
記のベンゾトリアゾール系、無機粒子系が好ましいが、
ハイドロキノン系、サリチル酸系、ベンゾフェノン系紫
外線吸収剤を用いてもよい。
【0029】本発明の包装用ラップフイルムを構成する
柔軟性ポリエステルフイルムには、必要に応じて、抗酸
化剤、帯電防止剤、無機質充填剤を添加してもよい。抗
酸化剤の添加により、包装用ラップフイルムの耐薬品性
、特に耐油性を向上でき、帯電防止剤の添加により、包
装用ラップフイルム加工時、使用時における帯電防止性
能を向上でき、無機質充填剤の添加により、耐ブロッキ
ング性の改善、赤外線の吸収及び/又は反射性の向上を
はかることできる。
【0030】上記抗酸化剤としては、フエノール系抗酸
化剤、例えば2,6−ジ−t−ブヂル−p−クレゾール
、4,4’−チオビス−(3−メチル−6−t−ブチル
フエノール)2,2−ジ(4−ヒドロキシフエニル)プ
ロパン、1,1,3−トリス−(2−メチル−4−ヒド
ロキシ−5−t−ブチルフエニル)ブタン、オクタデシ
ル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
エニル)プロピオネート、ペンタエリスリトール−テト
ラ−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニ
ル)−プロピオネート、1,3,5−トリス(4−t−
ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)
イソシアヌレート、トリス−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート;チオジ
プロピオン酸エステルたとえば、ジ−n−ドデシル−チ
オジプロピオネート、ジ−n−オクタデシル−チオジプ
ロピオネート、脂肪族サルフアイド及びジサルフアイド
たとえばジ−n−ドデシルサルフアイド、ジ−n−オク
タデシルサルフアイド、ジ−n−オクタデシルジサルフ
アイド;脂肪族、芳香族又は脂肪族−芳香族ホスフアイ
ト及びチオホスフアイトたとえば、トリ−n−ドデシル
−ホスフアイト、トリス(n−ノニルフエニル)ホスフ
アイト、トリ−n−ドデシル−トリチオホスフアイト、
フエニル−ジ−n−ナシルホスフアイト、ジ−n−オク
タデシル−ペンタエリスリトールジホスフアイトなどが
挙げられる。
【0031】前記帯電防止剤としては、例えば四級アン
モニウム塩類、アミン類、イミダゾリン類、アミン酸化
エチレン付加体類、ポリエチレングリコール類、ソルビ
タンエステル類等が挙げられる。
【0032】前記無機質充填剤としては、例えば、シリ
カ、タルク、炭酸カルシウム等が挙げられ、これらは単
独でまたは2種もしくはそれ以上あわせて使用すること
ができる。配合量は、ポリマ100重量部あたり5.0
重量部までで、好ましくは3.0重量部以下である。
【0033】本発明の柔軟性ポリエステルフイルムは、
少なくとも1軸方向に延伸されたフイルムである。延伸
により、薄いフイルムが得られるので、食品用ラップフ
イルムとして最適な厚みのフイルムとすることができる
。延伸は、1軸延伸、2軸延伸のいずれでもよい。1軸
延伸の場合、生産性の面から横延伸(幅方向延伸)とす
ることが好ましい。
【0034】また本発明の包装用ラップフイルムは、と
くに食品用ラップフイルムとして用いる場合、ラップす
る食品の形状に沿うことのできる良好な柔軟性とともに
、フイルム同士が互いに粘着気味に密着し、ラップ端を
密封できるようにすることが要求される場合が多い。 したがって、フイルム自身にあるレベル以上の粘着性が
あることが好ましい。この粘着性は、たとえば高温高湿
下で長時間放置された後にも保持できることが好ましい
【0035】次に、本発明の包装用ラップフイルムの製
造方法について説明するが、もちろんこれに限定される
ものではない。
【0036】A.共重合ポリエステルの製造所定のハー
ドセグメントを構成する芳香族および/または脂環族ジ
カルボン酸またはこれらよりなるジメチルエステルとソ
フトセグメントおよびこれに見合うアルコール成分とを
加え、周知のポリエステル重合法によって共重合ポリエ
ステルを得る。
【0037】B.包装用ラップフイルム用柔軟性ポリエ
ステルフイルムの製造 こうして得られた共重合ポリエステルを乾燥後、押出機
より溶融押出して、T型口金あるいは円形口金等を用い
てシート状または円筒状に口金より吐出させ、冷却ロー
ルまたは、水等の冷媒中に導いて固化させる(こうして
得られたシート状物あるいは円筒状物を以下キャストフ
イルムと称する。)通常押出温度は融点+10〜融点+
80℃の温度範囲であり、また、冷却温度は5〜90℃
の範囲、好ましくは15〜70℃の範囲であると好まし
い。
【0038】次いで、該キャストフイルムを少なくとも
1軸方向に延伸する。1軸に延伸する場合は、オーブン
(テンター)等を用いて幅方向に延伸することが好まし
く、2軸に延伸する場合には、延伸ロール等を用いて長
手方向に延伸、つづいて幅方向に延伸する逐次2軸延伸
、両方向に実質的に同時に延伸する同時2軸延伸のいず
れでもよい。つづいて熱処理するが、熱処理温度として
は、Tcc〜該共重合ポリエステルの融点(Tm)の温
度範囲、好ましくはTcc〜Tm−10℃の温度範囲で
ある。処理時間としては特に限定されないが、通常1秒
〜30分であり、特に好ましい方法としては、所定の温
度にコントロールされた加熱ロール、温水中もしくは、
オーブン中あるいは水蒸気中で熱処理を施すと均一に処
理され効果的であるので好ましい。
【0039】次いで、該熱処理を施した後、必要に応じ
て乾燥ロールあるいは乾燥オーブンに導き、冷却ロール
で室温に冷却し、必要に応じて、表面処理等を施し巻取
る。
【0040】(特性の測定方法及び効果の評価方法)次
に本発明の包装用ラップフイルムおよびそれを構成する
柔軟性フイルムの特性の評価方法および効果の評価方法
について説明する。
【0041】(1)機械的特性 引張ヤング率については、ASTM−D−882−81
(A法)に準じて測定する。ただし、測定は25℃で行
った。
【0042】(2)臭素価 ASTM−D−1159に準じた。単位はg/100g
で表わす。
【0043】(3)固有粘度(IV) o−クロロフェノールを溶媒として、25℃で測定する
。単位はdl/g。
【0044】(4)融点(Tm)、ガラス転移温度(T
g)、冷結晶化温度(Tcc)、ΔTcg示差走査型熱
量計DSC2(パーキンエルマー社製)を用いて求める
。窒素気流下にて、280℃×5分間溶融保持し、次い
で液体窒素を用いて冷却した。こうして得られたサンプ
ルを10℃/分の昇温速度で昇温していった際に、ガラ
ス状態からゴム状態への転移にもとづく比熱変化を読み
取りこの温度をガラス転移温度(Tg)とする。また、
結晶化に伴う発熱ピーク温度を冷結晶化温度(Tcc)
、結晶融解に基づく吸熱ピーク温度を融点(Tm)とし
た。また、ΔTcgは以下の式により定義される。 ΔTcg=Tcc−Tg
【0045】(5)フイルムヘイズ(100μm換算ヘ
イズ,H100 ) 40℃90%RHにて2週間エージングを行ない、エー
ジング前後でのフイルムヘイズをJIS−K−6714
に準じて測定し、次式で求める。 H100 (%)=H×100/d ただし、Hはヘイズの実測値(%)、dは該ヘイズ測定
部のフイルム厚み(μm)である。
【0046】(6)フイルム粘着性 40℃90%RHにて2週間エージングを行ない、エー
ジング前後のフイルムの粘着性を評価した。フイルムの
粘着性はフイルム同士を密着させ、手で剥離した場合の
粘着性を、粘着性良:○、粘着しない:×で評価した。
【0047】
【実施例】実施例1 酸成分として、ダイマー酸ジメチル(ユニケマ社製、臭
素価1g/100g)10モル%、アジピン酸5モル%
およびテレフタル酸85モル%、アルコール成分として
、エチレングリコール55モル%および1,4−ブタン
ジオール45モル%を用い、固有粘度(IV)0.85
の共重合ポリエステルを重合した。得られたポリマーを
常法によって120℃で真空乾燥し、90mmφ押出機
にて220℃で溶融し、Tダイよりシート状に押出し、
20℃の冷却ロール上に水を凝結させた状態で静電印加
キャストした。得られたフイルムを、テンターで3.3
倍に横延伸し、更に130℃、10秒の熱処理を施し、
厚み30μmの透明なフイルムを得た。
【0048】この包装用ラップフイルム作製のための柔
軟性ポリエステルフイルムおよび作成された包装用ラッ
プフイルムに関し、表1に示す各特性について測定、評
価した。結果、引張りヤング率、エージング前後のフイ
ルムヘイズ、エージング前後のフイルム粘着性ともに良
好な値を示した。
【0049】実施例2 酸成分として、ダイマー酸ジメチル20モル%、および
テレフタル酸80モル%、アルコール成分として、エチ
レングリコール37モル%および1,4−ブタンジオー
ル63モル%を用い、固有粘度(IV)0.80の共重
合ポリエステルを重合した。得られたポリマーから、実
施例1と同様にポリエステルフイルムを得、包装用ラッ
プフイルムを作製した。
【0050】結果、表1に示すように、実施例1と略同
等の特性を有する包装用ラップフイルムが得られた。
【0051】比較例1 平均重合度約1300のポリ塩化ビニル100重量部に
対して、ジオクチルフタレート(DOP:協和発酵工業
株式会社製)50重量部およびその他に安定剤としてカ
ルシウムステアレート粉末0.1重量部、亜鉛ステアレ
ート粉末0.2重量部、エポキシ化大豆油10重量部を
添加し、表面温度が160℃のロールで混練し、その後
厚み30μmのプレスシートを成形した。
【0052】得られたシートは、表1に示すように、4
0℃90%RH2週間のエージングにより、可塑剤のブ
リードアウトによると思われる透明性(ヘイズ)の悪化
がみられ、フイルム粘着性も低下した。
【0053】比較例2 酸成分として、ダイマー酸ジメチル10モル%、および
テレフタル酸90モル%、アルコール成分として、エチ
レングリコール10モル%および1,4−ブタンジオー
ル90モル%を用い、固有粘度(IV)0.75の共重
合ポリエステルを重合した。得られたポリマーを常法に
より120℃で真空乾燥し、90mmφ押出機にて22
0℃で溶融し、Tダイよりシート状に押出し、40℃の
冷却ロール上でキャストし、厚み30μmのフイルムを
得た。
【0054】得られたフイルムは、表1に示すように、
柔軟性に劣り、エージング前のフイルムヘイズも高く、
エージング前後のフイルム粘着性も劣ったものであった
【0055】
【表1】
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の包装用ラ
ップフイルムによるときは、柔軟性、引張ヤング率、透
明性、粘着性ともに優れた柔軟性ポリエステルフイルム
から包装用ラップフイルムを構成することができる。ま
た、本発明の包装用ラップフイルムを構成するポリエス
テルフイルムは、従来の軟質塩化ビニルからなる包装用
ラップフイルムのように、ポリマが可塑剤を含有しない
ためそのブリードアウトの問題がなく、ブリードアウト
による衛生上の問題、透明性悪化の問題がない。また、
焼却時等における環境上の問題も除去することができ、
使用可能範囲を大幅に拡大することができる。さらに、
従来のポリ塩化ビニリデンからなる包装用ラップフイル
ムに比べ、コスト低減をはかることもできる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ΔTcg が60℃以下の共重合ポリ
    エステルフイルムからなり、少なくとも1軸方向に延伸
    されて得られた引張りヤング率が0.1〜50kg/m
    m2 であることを特徴とする包装用ラップフイルム。
  2. 【請求項2】  共重合ポリエステルが、アルコール成
    分としてHO−(CH2 )2n−OH(n:1〜10
    )から選ばれた少なくとも2種のジオール成分残基を含
    有し、全酸成分に対して芳香族ジカルボン酸残基を40
    〜99モル%、長鎖脂肪族ジカルボン酸残基を60〜1
    モル%含有する請求項1の包装用ラップフイルム。
  3. 【請求項3】  長鎖脂肪族ジカルボン酸がダイマー酸
    である請求項2の包装用ラップフイルム。
JP9494991A 1991-04-02 1991-04-02 包装用ラップフイルム Expired - Fee Related JP3087770B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9494991A JP3087770B2 (ja) 1991-04-02 1991-04-02 包装用ラップフイルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9494991A JP3087770B2 (ja) 1991-04-02 1991-04-02 包装用ラップフイルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04306239A true JPH04306239A (ja) 1992-10-29
JP3087770B2 JP3087770B2 (ja) 2000-09-11

Family

ID=14124196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9494991A Expired - Fee Related JP3087770B2 (ja) 1991-04-02 1991-04-02 包装用ラップフイルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3087770B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH073050A (ja) * 1993-04-02 1995-01-06 Imperial Chem Ind Plc <Ici> ポリエステルフィルム
WO1995028438A1 (en) * 1994-04-14 1995-10-26 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Polyester film
EP1246678A4 (en) * 1999-11-03 2003-03-05 Cognis Corp VEHICLES FOR SEPARATING PHYSIOLOGICAL FLUIDS HAVING INCREASED RESISTANCE TO INTERNAL MIGRATION OF THERAPEUTIC AGENTS
JP2018024754A (ja) * 2016-08-09 2018-02-15 三菱ケミカル株式会社 ポリエステル
US12435182B2 (en) 2022-11-11 2025-10-07 Nan Ya Plastics Corporation Manufacturing method of polyester for plastic wrap

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH073050A (ja) * 1993-04-02 1995-01-06 Imperial Chem Ind Plc <Ici> ポリエステルフィルム
WO1995028438A1 (en) * 1994-04-14 1995-10-26 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Polyester film
US5770317A (en) * 1994-04-14 1998-06-23 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Oriented polyester film
EP1246678A4 (en) * 1999-11-03 2003-03-05 Cognis Corp VEHICLES FOR SEPARATING PHYSIOLOGICAL FLUIDS HAVING INCREASED RESISTANCE TO INTERNAL MIGRATION OF THERAPEUTIC AGENTS
JP2018024754A (ja) * 2016-08-09 2018-02-15 三菱ケミカル株式会社 ポリエステル
US12435182B2 (en) 2022-11-11 2025-10-07 Nan Ya Plastics Corporation Manufacturing method of polyester for plastic wrap

Also Published As

Publication number Publication date
JP3087770B2 (ja) 2000-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7175917B2 (en) Biaxially oriented polylactic acid-based resin films
JP6890587B2 (ja) シーラントフィルム及びその製造方法
US5173357A (en) Tear-resistant polyester film and laminated sheets comprised of the same
KR20060015651A (ko) 프로판디올계 폴리에스테르 수지 및 수축 필름
JPH0753737A (ja) ポリエステル系シュリンクフィルム
JPH04306239A (ja) 包装用ラップフイルム
CN102089364B (zh) 聚乳酸系树脂膜
JP4626137B2 (ja) ポリ乳酸系樹脂延伸フィルムおよびその製造方法
JP2004051959A (ja) 脂肪族ポリエステルフィルムおよび積層体
JP3128850B2 (ja) 内装用シート
JP4418161B2 (ja) ヒートシール性ポリ乳酸系二軸延伸フィルム
JP2009107669A (ja) 包装袋
JP4543743B2 (ja) 成形用二軸延伸ポリ乳酸フィルムおよび容器
WO2021010242A1 (ja) ポリエステル樹脂、並びに、当該ポリエステル樹脂を含む成形体、延伸フィルム及びボトル
JP2003080655A (ja) 熱収縮性フィルム
JP3063206B2 (ja) 皮革状積層体
JP3006725B2 (ja) 医療用貼付材
KR102060438B1 (ko) 대전방지 폴리에스테르 필름
JP3773440B2 (ja) 生分解性樹脂製品
KR100186670B1 (ko) 폴리에스테르 필름
JP2020158747A (ja) ポリエステル樹脂
JPH04344222A (ja) ポリエステル系シュリンクフイルム
JPH04216830A (ja) 農業用被覆材
KR100591070B1 (ko) 열수축성 폴리에스터 수지조성물 및 이로부터 제조된 열수축성 폴리에스터 필름
JPWO2009091072A1 (ja) ポリエステル樹脂、その製造方法およびそれを用いた二軸配向ポリエステルフィルム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090714

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees