JPH04307128A - 四輪駆動型車両 - Google Patents
四輪駆動型車両Info
- Publication number
- JPH04307128A JPH04307128A JP6812091A JP6812091A JPH04307128A JP H04307128 A JPH04307128 A JP H04307128A JP 6812091 A JP6812091 A JP 6812091A JP 6812091 A JP6812091 A JP 6812091A JP H04307128 A JPH04307128 A JP H04307128A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission shaft
- outer ring
- inner ring
- roller
- wheel side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D41/00—Freewheels or freewheel clutches
- F16D41/06—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
- F16D41/061—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by movement having an axial component
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、四輪駆動型の一般の乗
用車や農用トラクタ等の四輪駆動型車両において、前後
輪の駆動速度の差を吸収する構造に関する。
用車や農用トラクタ等の四輪駆動型車両において、前後
輪の駆動速度の差を吸収する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】四輪駆動型車両においては、エンジンか
らの動力を変速装置を介して後輪に伝達すると共に、こ
の後輪への伝動系から分岐させた動力を前輪に伝達する
構造を備えているものがある。このような四輪駆動型車
両において前輪を大きく操向操作し小回り旋回すれば、
前輪と後輪の内外輪差により後輪の方が旋回半径が小さ
くなり、前輪が後輪よりも高速で回転しようとする場合
がある。この場合に前後輪が同速度で駆動されていると
、特に前輪側において前輪が高速で回転しようとするの
に低速で駆動されるような現象が生じて、見掛け上制動
が掛かったような状態になる(所謂、タイトコーナーブ
レーキング現象)。
らの動力を変速装置を介して後輪に伝達すると共に、こ
の後輪への伝動系から分岐させた動力を前輪に伝達する
構造を備えているものがある。このような四輪駆動型車
両において前輪を大きく操向操作し小回り旋回すれば、
前輪と後輪の内外輪差により後輪の方が旋回半径が小さ
くなり、前輪が後輪よりも高速で回転しようとする場合
がある。この場合に前後輪が同速度で駆動されていると
、特に前輪側において前輪が高速で回転しようとするの
に低速で駆動されるような現象が生じて、見掛け上制動
が掛かったような状態になる(所謂、タイトコーナーブ
レーキング現象)。
【0003】以上のような状態を防止する手段として、
例えば図4に示すような構造のものがある。つまり、後
輪用のデフ機構から分岐した動力を出力ギヤ43、円筒
状の出力スリーブ44、前進用のワンウェイクラッチ4
5及び出力軸46を介して前輪に伝達する構造である。 この前進用のワンウェイクラッチ45は前進時における
前輪の正転側(前進の高速側)への先行回転を許すよう
に構成されており、前述のような小回り旋回時において
前輪が高速で回転しようとした場合に、前進用のワンウ
ェイクラッチ45において前輪の先行回転を許して前後
輪の回転数の差を吸収するのである。
例えば図4に示すような構造のものがある。つまり、後
輪用のデフ機構から分岐した動力を出力ギヤ43、円筒
状の出力スリーブ44、前進用のワンウェイクラッチ4
5及び出力軸46を介して前輪に伝達する構造である。 この前進用のワンウェイクラッチ45は前進時における
前輪の正転側(前進の高速側)への先行回転を許すよう
に構成されており、前述のような小回り旋回時において
前輪が高速で回転しようとした場合に、前進用のワンウ
ェイクラッチ45において前輪の先行回転を許して前後
輪の回転数の差を吸収するのである。
【0004】以上のように前進用のワンウェイクラッチ
45だけでは後進時の動力が前輪に流れないので、図4
の構造では後進用のワンウェイクラッチ48(後進時に
おける前輪の逆転側(後進の高速側)への先行回転を許
す機能を持つもの)も装備しており、後進時には後輪用
のデフ機構からの動力をこの後進用のワンウェイクラッ
チ48を介して前輪に伝達するように構成している。
45だけでは後進時の動力が前輪に流れないので、図4
の構造では後進用のワンウェイクラッチ48(後進時に
おける前輪の逆転側(後進の高速側)への先行回転を許
す機能を持つもの)も装備しており、後進時には後輪用
のデフ機構からの動力をこの後進用のワンウェイクラッ
チ48を介して前輪に伝達するように構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、図4の従来構
造においては前後進の切り換え操作時に前進用のワンウ
ェイクラッチ45を使用するか、後進用のワンウェイク
ラッチ48を使用するかの選択を行う必要がある。この
場合、図4に示すように出力スリーブ44をアクチュエ
ータ49により紙面左右方向にスライド操作して、前進
時に出力スリーブ44のギヤ部を前進用のワンウェイク
ラッチ45のギヤ状の入力部に咬合させ、後進時に出力
スリーブ44のギヤ部を後進用のワンウェイクラッチ4
8のギヤ状の入力部に咬合させるような操作を行ってい
る。
造においては前後進の切り換え操作時に前進用のワンウ
ェイクラッチ45を使用するか、後進用のワンウェイク
ラッチ48を使用するかの選択を行う必要がある。この
場合、図4に示すように出力スリーブ44をアクチュエ
ータ49により紙面左右方向にスライド操作して、前進
時に出力スリーブ44のギヤ部を前進用のワンウェイク
ラッチ45のギヤ状の入力部に咬合させ、後進時に出力
スリーブ44のギヤ部を後進用のワンウェイクラッチ4
8のギヤ状の入力部に咬合させるような操作を行ってい
る。
【0006】しかしながら、出力スリーブを前進用又は
後進用のワンウェイクラッチに咬合させるような型式で
は、一般に咬合側及び被咬合側の位相が合わなければう
まく咬合しない場合があるので、頻繁に前後進の切り換
え操作を行う場合や素早い前後進の切り換え操作を行う
場合に、前進用又は後進用のワンウェイクラッチの選択
がうまく行えずに、所謂ギヤ鳴り現象が生じて破損を招
くおそれがある。又、前述のような一般的な前進用及び
後進用のワンウェイクラッチは、強度面で比較的不利な
瓢箪状の断面を持つスプラグと言う伝動体を使用してい
るので、大負荷の掛かる農用トラクタ等においては前進
用及び後進用のワンウェイクラッチ自身の耐久性に不安
がある。本発明は前進用及び後進用のワンウェイクラッ
チを装備した四輪駆動型車両において、前後進の切り換
え操作が円滑に行えるように、又、耐久性が十分なもの
となるように構成することを目的としている。
後進用のワンウェイクラッチに咬合させるような型式で
は、一般に咬合側及び被咬合側の位相が合わなければう
まく咬合しない場合があるので、頻繁に前後進の切り換
え操作を行う場合や素早い前後進の切り換え操作を行う
場合に、前進用又は後進用のワンウェイクラッチの選択
がうまく行えずに、所謂ギヤ鳴り現象が生じて破損を招
くおそれがある。又、前述のような一般的な前進用及び
後進用のワンウェイクラッチは、強度面で比較的不利な
瓢箪状の断面を持つスプラグと言う伝動体を使用してい
るので、大負荷の掛かる農用トラクタ等においては前進
用及び後進用のワンウェイクラッチ自身の耐久性に不安
がある。本発明は前進用及び後進用のワンウェイクラッ
チを装備した四輪駆動型車両において、前後進の切り換
え操作が円滑に行えるように、又、耐久性が十分なもの
となるように構成することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな四輪駆動型車両において、次のように構成すること
にある。つまり、 〔イ〕外周を円錐面に形成した一対の第1及び第2イン
ナリングを前輪側又は後輪側のうちの一方の伝動軸に取
り付けると共に、内周を円錐面に形成した一対の第1及
び第2アウタリングを、その各円錐面が第1及び第2イ
ンナリングの各円錐面に対向する状態で前輪側又は後輪
側のうちの他方の伝動軸に取り付ける。 〔ロ〕第1及び第2インナリングとこれに対向する第1
及び第2アウタリングの各円錐面の間に、伝動軸の軸芯
に対して斜めの軸芯周りに転動する第1及び第2ローラ
ーを配置する。 〔ハ〕第1アウタリングを第1インナリング側に、又は
、第1インナリングを第1アウタリング側に近付くよう
に押圧操作する第1操作手段、並びに、第2アウタリン
グを第2インナリング側に、又は、第2インナリングを
第2アウタリング側に近付くように押圧操作する第2操
作手段を設ける。 〔ニ〕第1操作手段の作動状態にて後輪側の伝動軸が正
転方向に回転駆動されると、転動により第1ローラーが
伝動軸の軸芯方向に変位し第1インナリング及び第1ア
ウタリングの両円錐面間に挾み込まれて、第1インナリ
ング及び第1アウタリングが一体回転し前輪側に正転動
力が伝達されるように、且つ、前輪側の伝動軸が後輪側
の伝動軸よりも正転側に先行回転すると、第1ローラー
が前述とは逆方向に転動して前輪側の伝動軸の正転側へ
の先行回転を許すように構成する。 〔ホ〕第2操作手段の作動状態にて後輪側の伝動軸が逆
転方向に回転駆動されると、転動により第2ローラーが
伝動軸の軸芯方向に変位し第2インナリング及び第2ア
ウタリングの両円錐面間に挾み込まれて、第2インナリ
ング及び第2アウタリングが一体回転し前輪側に逆転動
力が伝達されるように、且つ、前輪側の伝動軸が後輪側
の伝動軸よりも逆転側に先行回転すると、第2ローラー
が前述とは逆方向に転動して前輪側の伝動軸の逆転側へ
の先行回転を許すように構成する。
うな四輪駆動型車両において、次のように構成すること
にある。つまり、 〔イ〕外周を円錐面に形成した一対の第1及び第2イン
ナリングを前輪側又は後輪側のうちの一方の伝動軸に取
り付けると共に、内周を円錐面に形成した一対の第1及
び第2アウタリングを、その各円錐面が第1及び第2イ
ンナリングの各円錐面に対向する状態で前輪側又は後輪
側のうちの他方の伝動軸に取り付ける。 〔ロ〕第1及び第2インナリングとこれに対向する第1
及び第2アウタリングの各円錐面の間に、伝動軸の軸芯
に対して斜めの軸芯周りに転動する第1及び第2ローラ
ーを配置する。 〔ハ〕第1アウタリングを第1インナリング側に、又は
、第1インナリングを第1アウタリング側に近付くよう
に押圧操作する第1操作手段、並びに、第2アウタリン
グを第2インナリング側に、又は、第2インナリングを
第2アウタリング側に近付くように押圧操作する第2操
作手段を設ける。 〔ニ〕第1操作手段の作動状態にて後輪側の伝動軸が正
転方向に回転駆動されると、転動により第1ローラーが
伝動軸の軸芯方向に変位し第1インナリング及び第1ア
ウタリングの両円錐面間に挾み込まれて、第1インナリ
ング及び第1アウタリングが一体回転し前輪側に正転動
力が伝達されるように、且つ、前輪側の伝動軸が後輪側
の伝動軸よりも正転側に先行回転すると、第1ローラー
が前述とは逆方向に転動して前輪側の伝動軸の正転側へ
の先行回転を許すように構成する。 〔ホ〕第2操作手段の作動状態にて後輪側の伝動軸が逆
転方向に回転駆動されると、転動により第2ローラーが
伝動軸の軸芯方向に変位し第2インナリング及び第2ア
ウタリングの両円錐面間に挾み込まれて、第2インナリ
ング及び第2アウタリングが一体回転し前輪側に逆転動
力が伝達されるように、且つ、前輪側の伝動軸が後輪側
の伝動軸よりも逆転側に先行回転すると、第2ローラー
が前述とは逆方向に転動して前輪側の伝動軸の逆転側へ
の先行回転を許すように構成する。
【0008】
【作用】前述のように構成すると例えば図1に示すよう
に、前進時においては第1操作手段により第1アウタリ
ング31を第1インナリング21側(紙面左方)に押圧
操作する。これにより、第1アウタリング31の円錐面
31Sが第1ローラー23に押圧されることになる。こ
の状態において後輪側の伝動軸18が前進側である矢印
Hの方向に回転駆動されと、第1アウタリング31によ
り第1ローラー23が、図3に示すように第1インナリ
ング21の円錐面21S上を矢印Jの方向に僅かに転動
させられる。これにより、第1ローラー23が第1アウ
タリング31と第1インナリング21の間を紙面左方に
移動することになり、第1ローラー23が第1インナリ
ング21と第1アウタリング31の両円錐面21S,3
1S間に挾み込まれて、第1インナリング21と第1ア
ウタリング31とが一体化し、後輪側の伝動軸18の前
進用(矢印Hの方向)の動力が第1アウタリング31及
び第1インナリング21を介して前輪側の伝動軸19に
伝達される。そして、小回り旋回時等のように前輪が後
輪よりも高速で前進側に回転駆動さようとして、前輪側
の伝動軸19が後輪側の伝動軸18よりも前進側(矢印
Hの方向)に先行回転しようとすれば、第1インナリン
グ21の作用により第1ローラー23が矢印J(図3参
照)とは反対の方向に転動させられる。この場合、第1
ローラー23の挾み込み現象は生じず、前輪側の伝動軸
19の先行回転が許されるのである。これに対し、第2
インナリング22及び第2アウタリング32側において
は第2アウタリング32が第2ローラー24から紙面左
方に僅かに離れている状態であるので、後輪側の伝動軸
18が前進側(矢印Hの方向)に回転駆動されても、又
、前輪側の伝動軸19が前進側(矢印Hの方向)に先行
回転しても第2ローラー24は転動せず挾み込み現象は
生じない。つまり、第2インナリング22及び第2アウ
タリング32側においては常時伝動が遮断された状態と
なっている。
に、前進時においては第1操作手段により第1アウタリ
ング31を第1インナリング21側(紙面左方)に押圧
操作する。これにより、第1アウタリング31の円錐面
31Sが第1ローラー23に押圧されることになる。こ
の状態において後輪側の伝動軸18が前進側である矢印
Hの方向に回転駆動されと、第1アウタリング31によ
り第1ローラー23が、図3に示すように第1インナリ
ング21の円錐面21S上を矢印Jの方向に僅かに転動
させられる。これにより、第1ローラー23が第1アウ
タリング31と第1インナリング21の間を紙面左方に
移動することになり、第1ローラー23が第1インナリ
ング21と第1アウタリング31の両円錐面21S,3
1S間に挾み込まれて、第1インナリング21と第1ア
ウタリング31とが一体化し、後輪側の伝動軸18の前
進用(矢印Hの方向)の動力が第1アウタリング31及
び第1インナリング21を介して前輪側の伝動軸19に
伝達される。そして、小回り旋回時等のように前輪が後
輪よりも高速で前進側に回転駆動さようとして、前輪側
の伝動軸19が後輪側の伝動軸18よりも前進側(矢印
Hの方向)に先行回転しようとすれば、第1インナリン
グ21の作用により第1ローラー23が矢印J(図3参
照)とは反対の方向に転動させられる。この場合、第1
ローラー23の挾み込み現象は生じず、前輪側の伝動軸
19の先行回転が許されるのである。これに対し、第2
インナリング22及び第2アウタリング32側において
は第2アウタリング32が第2ローラー24から紙面左
方に僅かに離れている状態であるので、後輪側の伝動軸
18が前進側(矢印Hの方向)に回転駆動されても、又
、前輪側の伝動軸19が前進側(矢印Hの方向)に先行
回転しても第2ローラー24は転動せず挾み込み現象は
生じない。つまり、第2インナリング22及び第2アウ
タリング32側においては常時伝動が遮断された状態と
なっている。
【0009】以上の前進時に対して、後進時においては
第2操作手段により第2アウタリング32を第2インナ
リング22側(紙面右方)に押圧操作してやる。これに
よって、第2アウタリング32の円錐面32Sが第2ロ
ーラー24に押圧されることになる。この状態において
後輪側の伝動軸18が後進側である矢印Hとは逆の方向
に回転駆動されると、第2アウタリング32により第2
ローラー24が、図3に示すように第2インナリング2
2の円錐面22S上を矢印Kの方向に僅かに転動させら
れる。これにより、第2ローラー24が第2アウタリン
グ32と第2インナリング22の間を紙面右方に移動す
ることになり、第2ローラー24が第2インナリング2
2と第2アウタリング32の両円錐面22S,32S間
に挾み込まれて第2インナリング22と第2アウタリン
グ32とが一体化し、後輪側の伝動軸18の後進用(矢
印Hとは逆の方向)の動力が第2アウタリング32及び
第2インナリング22を介して前輪側の伝動軸19に伝
達される。そして、小回り旋回時等のように前輪が後輪
よりも高速で後進側に回転駆動さようとして、前輪側の
伝動軸19が後輪側の伝動軸18よりも後進側(矢印H
とは逆の方向)に先行回転しようとすれば、第2インナ
リング22の作用により第2ローラー24が矢印Kとは
反対の方向(図3参照)に転動させられる。この場合、
第2ローラー24の挾み込み現象は生じず前輪側の伝動
軸19の先行回転が許されるのである。これに対して、
第1インナリング21及び第1アウタリング31側にお
いては第1アウタリング31が第1ローラー23から紙
面右方に僅かに離れている状態であるので、後輪側の伝
動軸18が後進側(矢印Hとは逆の方向)に回転駆動さ
れても、又、前輪側の伝動軸19が後進側(矢印Hとは
逆の方向)に先行回転しても第1ローラー23は転動せ
ず挾み込み現象は生じない。つまり、第1インナリング
21及び第1アウタリング31側においては常時伝動が
遮断された状態となっている。
第2操作手段により第2アウタリング32を第2インナ
リング22側(紙面右方)に押圧操作してやる。これに
よって、第2アウタリング32の円錐面32Sが第2ロ
ーラー24に押圧されることになる。この状態において
後輪側の伝動軸18が後進側である矢印Hとは逆の方向
に回転駆動されると、第2アウタリング32により第2
ローラー24が、図3に示すように第2インナリング2
2の円錐面22S上を矢印Kの方向に僅かに転動させら
れる。これにより、第2ローラー24が第2アウタリン
グ32と第2インナリング22の間を紙面右方に移動す
ることになり、第2ローラー24が第2インナリング2
2と第2アウタリング32の両円錐面22S,32S間
に挾み込まれて第2インナリング22と第2アウタリン
グ32とが一体化し、後輪側の伝動軸18の後進用(矢
印Hとは逆の方向)の動力が第2アウタリング32及び
第2インナリング22を介して前輪側の伝動軸19に伝
達される。そして、小回り旋回時等のように前輪が後輪
よりも高速で後進側に回転駆動さようとして、前輪側の
伝動軸19が後輪側の伝動軸18よりも後進側(矢印H
とは逆の方向)に先行回転しようとすれば、第2インナ
リング22の作用により第2ローラー24が矢印Kとは
反対の方向(図3参照)に転動させられる。この場合、
第2ローラー24の挾み込み現象は生じず前輪側の伝動
軸19の先行回転が許されるのである。これに対して、
第1インナリング21及び第1アウタリング31側にお
いては第1アウタリング31が第1ローラー23から紙
面右方に僅かに離れている状態であるので、後輪側の伝
動軸18が後進側(矢印Hとは逆の方向)に回転駆動さ
れても、又、前輪側の伝動軸19が後進側(矢印Hとは
逆の方向)に先行回転しても第1ローラー23は転動せ
ず挾み込み現象は生じない。つまり、第1インナリング
21及び第1アウタリング31側においては常時伝動が
遮断された状態となっている。
【0010】以上のように、図4の従来構造においては
前後進の切り換え操作時に出力スリーブを前進用又は後
進用のワンウェイクラッチに咬合操作していたのに対し
て、本発明においては前進用の第1アウタリング又は後
進用の第2アウタリングを第1又は第2ローラーに押圧
するだけでよい(第1及び第2インナリングを第1及び
第2ローラーに押圧操作しても同じ)。つまり、咬合側
及び被咬合側の位相が合致しなければ咬合しない従来構
造に対して、本発明では位相に関係なく常時滑らかに動
力を前進側の第1アウタリング及び第1インナリングに
、又は、後進側の第2アウタリング及び第2インナリン
グに流すことができるのである。そして、本発明ではワ
ンウェイクラッチの機能を司るものが第1及び第2ロー
ラーであり、この第1及び第2ローラーが従来構造の瓢
箪状の断面よりも強度面で有利な断面円形であるので、
従来構造よりも本発明の方が強度面でも有利なものとな
る。
前後進の切り換え操作時に出力スリーブを前進用又は後
進用のワンウェイクラッチに咬合操作していたのに対し
て、本発明においては前進用の第1アウタリング又は後
進用の第2アウタリングを第1又は第2ローラーに押圧
するだけでよい(第1及び第2インナリングを第1及び
第2ローラーに押圧操作しても同じ)。つまり、咬合側
及び被咬合側の位相が合致しなければ咬合しない従来構
造に対して、本発明では位相に関係なく常時滑らかに動
力を前進側の第1アウタリング及び第1インナリングに
、又は、後進側の第2アウタリング及び第2インナリン
グに流すことができるのである。そして、本発明ではワ
ンウェイクラッチの機能を司るものが第1及び第2ロー
ラーであり、この第1及び第2ローラーが従来構造の瓢
箪状の断面よりも強度面で有利な断面円形であるので、
従来構造よりも本発明の方が強度面でも有利なものとな
る。
【0011】
【発明の効果】以上のように、前後進の切り換え操作を
従来構造のような咬合構造ではなく押圧構造とすること
により、前後進の切り換え操作を常時滑らかに行えるよ
うになって四輪駆動型車両の走行性能の向上を図ること
ができると共に、前輪への伝動部の強度及び耐久性を向
上させることができた。
従来構造のような咬合構造ではなく押圧構造とすること
により、前後進の切り換え操作を常時滑らかに行えるよ
うになって四輪駆動型車両の走行性能の向上を図ること
ができると共に、前輪への伝動部の強度及び耐久性を向
上させることができた。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は四輪駆動型車両の一例である四輪駆動型の
農用トラクタのミッションケース1内の構造を示してい
る。エンジン(図外)からの動力が主クラッチ2内から
第1PTO軸3、油圧クラッチ4を介してミッションケ
ース1の後部に突出する第2PTO軸5に伝達されて、
農用トラクタのPTO系が構成されている。
する。図2は四輪駆動型車両の一例である四輪駆動型の
農用トラクタのミッションケース1内の構造を示してい
る。エンジン(図外)からの動力が主クラッチ2内から
第1PTO軸3、油圧クラッチ4を介してミッションケ
ース1の後部に突出する第2PTO軸5に伝達されて、
農用トラクタのPTO系が構成されている。
【0013】次に走行用の動力は主クラッチ2及び第1
円筒軸6から、シンクロメッシュ型式で2段変速型式の
第1変速装置7を介して第2円筒軸8に伝達されると共
に、第2円筒軸8からシンクロメッシュ型式で3段変速
型式の第2変速装置9を介して、第1伝動軸10に伝達
される。そして、動力は第1伝動軸10からシンクロメ
ッシュ型式の前後進切換装置11、第2伝動軸12、コ
ンスタントメッシュ型式で2段変速型式の第3変速装置
13を介して、後輪(図示せず)のデフ機構14用のデ
フ軸15に伝達されている。そして、デフ軸15からの
動力がギヤ16,17、第3伝動軸18、図1に示す構
造及び第4伝動軸19を介して前輪(図示せず)に伝達
されるように構成されている。
円筒軸6から、シンクロメッシュ型式で2段変速型式の
第1変速装置7を介して第2円筒軸8に伝達されると共
に、第2円筒軸8からシンクロメッシュ型式で3段変速
型式の第2変速装置9を介して、第1伝動軸10に伝達
される。そして、動力は第1伝動軸10からシンクロメ
ッシュ型式の前後進切換装置11、第2伝動軸12、コ
ンスタントメッシュ型式で2段変速型式の第3変速装置
13を介して、後輪(図示せず)のデフ機構14用のデ
フ軸15に伝達されている。そして、デフ軸15からの
動力がギヤ16,17、第3伝動軸18、図1に示す構
造及び第4伝動軸19を介して前輪(図示せず)に伝達
されるように構成されている。
【0014】次に前輪用の第3及び第4伝動軸18,1
9の間に設けられているワンウェイクラッチ構造につい
て説明する。図1に示すように、後輪側の第3伝動軸1
8に対して、前輪側の第4伝動軸19が同芯状に支持さ
れており、第3伝動軸18にケーシング20がキー構造
にて固定されている。第4伝動軸19には、外周を円錐
面21S,22Sに形成した一対の第1及び第2インナ
リング21,22が、その円錐面21S,22Sを背中
合わせにするようにして、キー構造にて固定されている
。
9の間に設けられているワンウェイクラッチ構造につい
て説明する。図1に示すように、後輪側の第3伝動軸1
8に対して、前輪側の第4伝動軸19が同芯状に支持さ
れており、第3伝動軸18にケーシング20がキー構造
にて固定されている。第4伝動軸19には、外周を円錐
面21S,22Sに形成した一対の第1及び第2インナ
リング21,22が、その円錐面21S,22Sを背中
合わせにするようにして、キー構造にて固定されている
。
【0015】これに対して、ケーシング20側には内周
を円錐面31S,32Sに形成した一対の第1及び第2
アウタリング31,32が内装されている。この場合、
ケーシング20の内面のスプライン部20aに第1及び
第2アウタリング31,32のスプライン部31a,3
2aが咬合しており、ケーシング20と第1及び第2ア
ウタリング31,32が一体で回転するように、且つ、
ケーシング20に対して第1及び第2アウタリング31
,32が紙面左右方向にスライド可能に構成されている
。
を円錐面31S,32Sに形成した一対の第1及び第2
アウタリング31,32が内装されている。この場合、
ケーシング20の内面のスプライン部20aに第1及び
第2アウタリング31,32のスプライン部31a,3
2aが咬合しており、ケーシング20と第1及び第2ア
ウタリング31,32が一体で回転するように、且つ、
ケーシング20に対して第1及び第2アウタリング31
,32が紙面左右方向にスライド可能に構成されている
。
【0016】第1及び第2インナリング21,22と第
1及び第2アウタリング31,32の両円錐面21S,
22S,31S,32Sの間には、図1及び図3に示す
ようにテーパー型の第1及び第2ローラー23,24が
、第3及び第4伝動軸18,19の軸芯Xに対して傾斜
した軸芯Y周りに転動自在に介装されており、第1及び
第2ローラー23,24用のリテーナ29が備えられて
いる。
1及び第2アウタリング31,32の両円錐面21S,
22S,31S,32Sの間には、図1及び図3に示す
ようにテーパー型の第1及び第2ローラー23,24が
、第3及び第4伝動軸18,19の軸芯Xに対して傾斜
した軸芯Y周りに転動自在に介装されており、第1及び
第2ローラー23,24用のリテーナ29が備えられて
いる。
【0017】図1に示すように第1及び第2アウタリン
グ31,32の間には、第1アウタリング31を紙面右
方(第1インナリング21と第1アウタリング31の両
円錐面21S,31Sが離れる方向) に付勢する皿バ
ネ25が設けられ、第2アウタリング32を紙面左方(
第2インナリング22と第2アウタリング32の両円錐
面22S,32Sが離れる方向) に付勢する皿バネ2
6が設けられている。そしてケーシング20内には、油
圧により第1アウタリング31を紙面左方に、第2アウ
タリング32を紙面右方にスライド操作する為の油路2
7及び油路28が設けられている。
グ31,32の間には、第1アウタリング31を紙面右
方(第1インナリング21と第1アウタリング31の両
円錐面21S,31Sが離れる方向) に付勢する皿バ
ネ25が設けられ、第2アウタリング32を紙面左方(
第2インナリング22と第2アウタリング32の両円錐
面22S,32Sが離れる方向) に付勢する皿バネ2
6が設けられている。そしてケーシング20内には、油
圧により第1アウタリング31を紙面左方に、第2アウ
タリング32を紙面右方にスライド操作する為の油路2
7及び油路28が設けられている。
【0018】図1に示す状態は油路27,28から作動
油を抜いている状態であり、第1及び第2アウタリング
31,32が第1及び第2ローラー23,24から紙面
右方又は左方に僅かに離れている状態である。この状態
から図2に示す前後進切換装置11を前進側に切り換え
操作すると、これに連動して油路27に作動油が供給さ
れて第1アウタリング31が紙面左方に押されて第1ロ
ーラー23に押圧される(第1操作手段に相当)。そし
て、この状態において第3伝動軸18は前進側である矢
印Hの方向に回転駆動される。従って、以上の状態で第
3伝動軸18が矢印Hの方向に回転駆動されると、第1
アウタリング31により第1ローラー23が、図3に示
すように第1インナリング21の円錐面21S上を矢印
Jの方向に僅かに転動させられる。
油を抜いている状態であり、第1及び第2アウタリング
31,32が第1及び第2ローラー23,24から紙面
右方又は左方に僅かに離れている状態である。この状態
から図2に示す前後進切換装置11を前進側に切り換え
操作すると、これに連動して油路27に作動油が供給さ
れて第1アウタリング31が紙面左方に押されて第1ロ
ーラー23に押圧される(第1操作手段に相当)。そし
て、この状態において第3伝動軸18は前進側である矢
印Hの方向に回転駆動される。従って、以上の状態で第
3伝動軸18が矢印Hの方向に回転駆動されると、第1
アウタリング31により第1ローラー23が、図3に示
すように第1インナリング21の円錐面21S上を矢印
Jの方向に僅かに転動させられる。
【0019】これにより、第1ローラー23が第1アウ
タリング31と第1インナリング21の間を紙面左方に
、つまり、第1アウタリング31と第1インナリング2
1の円錐面31S,21Sの間隔の狭い側に移動するこ
とになり、第1ローラー23が第1インナリング21と
第1アウタリング31の両円錐面21S,31S間に挾
み込まれて、第1インナリング21と第1アウタリング
31とが一体化し、第3伝動軸18の前進用(矢印Hの
方向)の動力が第1アウタリング31及び第1インナリ
ング21を介して第4伝動軸19に伝達される。
タリング31と第1インナリング21の間を紙面左方に
、つまり、第1アウタリング31と第1インナリング2
1の円錐面31S,21Sの間隔の狭い側に移動するこ
とになり、第1ローラー23が第1インナリング21と
第1アウタリング31の両円錐面21S,31S間に挾
み込まれて、第1インナリング21と第1アウタリング
31とが一体化し、第3伝動軸18の前進用(矢印Hの
方向)の動力が第1アウタリング31及び第1インナリ
ング21を介して第4伝動軸19に伝達される。
【0020】そして、小回り旋回時等のように前輪が後
輪よりも高速で前進側に回転駆動さようとして、前輪側
の第4伝動軸19が第3伝動軸18よりも前進側(矢印
Hの方向)に先行回転しようとすれば、第1インナリン
グ21の作用により第1ローラー23が矢印Jとは反対
の方向に転動させられる。この場合、第1ローラー23
が第1アウタリング31と第1インナリング21の円錐
面31S,21Sの間隔の広い側に移動することになり
第1ローラー23の挾み込み現象は生じず、前輪側の第
4伝動軸19の先行回転が許されるのである。
輪よりも高速で前進側に回転駆動さようとして、前輪側
の第4伝動軸19が第3伝動軸18よりも前進側(矢印
Hの方向)に先行回転しようとすれば、第1インナリン
グ21の作用により第1ローラー23が矢印Jとは反対
の方向に転動させられる。この場合、第1ローラー23
が第1アウタリング31と第1インナリング21の円錐
面31S,21Sの間隔の広い側に移動することになり
第1ローラー23の挾み込み現象は生じず、前輪側の第
4伝動軸19の先行回転が許されるのである。
【0021】これに対して、第2インナリング22及び
第2アウタリング32側においては第2アウタリング3
2が第2ローラー24から紙面左方に僅かに離れている
状態であるので、第3伝動軸18が前進側(矢印Hの方
向)に回転駆動されても、又第4伝動軸19が前進側(
矢印Hの方向)に先行回転しても第2ローラー24は転
動せず挾み込み現象は生じない。つまり、第2インナリ
ング22及び第2アウタリング32側においては常時伝
動が遮断された状態となっている。
第2アウタリング32側においては第2アウタリング3
2が第2ローラー24から紙面左方に僅かに離れている
状態であるので、第3伝動軸18が前進側(矢印Hの方
向)に回転駆動されても、又第4伝動軸19が前進側(
矢印Hの方向)に先行回転しても第2ローラー24は転
動せず挾み込み現象は生じない。つまり、第2インナリ
ング22及び第2アウタリング32側においては常時伝
動が遮断された状態となっている。
【0022】以上の前進時に対して、図2に示す前後進
切換装置11を後進側に切り換え操作すると、これに連
動して油路27から作動油が抜かれると共に、油路28
に作動油が供給される。これにより皿バネ25の作用に
より第1アウタリング31が紙面右方に押されて第1ロ
ーラー23から離れると共に、第2アウタリング32が
紙面右方に押されて第2ローラー24に押圧される(第
2操作手段に相当)。そして、この状態において第3伝
動軸18は後進側である矢印Hとは逆の方向に回転駆動
される。従って、以上の状態で第3伝動軸18が矢印H
とは逆の方向に回転駆動されると、第2アウタリング3
2により第2ローラー24が、図3に示すように第2イ
ンナリング22の円錐面22S上を矢印Kの方向に僅か
に転動させられる。
切換装置11を後進側に切り換え操作すると、これに連
動して油路27から作動油が抜かれると共に、油路28
に作動油が供給される。これにより皿バネ25の作用に
より第1アウタリング31が紙面右方に押されて第1ロ
ーラー23から離れると共に、第2アウタリング32が
紙面右方に押されて第2ローラー24に押圧される(第
2操作手段に相当)。そして、この状態において第3伝
動軸18は後進側である矢印Hとは逆の方向に回転駆動
される。従って、以上の状態で第3伝動軸18が矢印H
とは逆の方向に回転駆動されると、第2アウタリング3
2により第2ローラー24が、図3に示すように第2イ
ンナリング22の円錐面22S上を矢印Kの方向に僅か
に転動させられる。
【0023】これにより、第2ローラー24が第2アウ
タリング32と第2インナリング22の間を紙面右方に
、つまり、第2アウタリング32と第2インナリング2
2の円錐面32S,22Sの間隔の狭い側に移動するこ
とになり、第2ローラー24が第2インナリング22と
第2アウタリング32の両円錐面22S,32S間に挾
み込まれて、第2インナリング22と第2アウタリング
32とが一体化し、第3伝動軸18の後進用(矢印Hと
は逆の方向)の動力が第2アウタリング32及び第2イ
ンナリング22を介して第4伝動軸19に伝達される。
タリング32と第2インナリング22の間を紙面右方に
、つまり、第2アウタリング32と第2インナリング2
2の円錐面32S,22Sの間隔の狭い側に移動するこ
とになり、第2ローラー24が第2インナリング22と
第2アウタリング32の両円錐面22S,32S間に挾
み込まれて、第2インナリング22と第2アウタリング
32とが一体化し、第3伝動軸18の後進用(矢印Hと
は逆の方向)の動力が第2アウタリング32及び第2イ
ンナリング22を介して第4伝動軸19に伝達される。
【0024】そして、小回り旋回時等のように前輪が後
輪よりも高速で後進側に回転駆動さようとして、前輪側
の第4伝動軸19が第3伝動軸18よりも後進側(矢印
Hとは逆の方向)に先行回転しようとすれば、第2イン
ナリング22の作用により第2ローラー24が矢印Kと
は反対の方向に転動させられる。この場合、第2ローラ
ー24が第2アウタリング32と第2インナリング22
の円錐面32S,22Sの間隔の広い側に移動すること
になり第2ローラー24の挾み込み現象は生じず、前輪
側の第4伝動軸19の先行回転が許されるのである。
輪よりも高速で後進側に回転駆動さようとして、前輪側
の第4伝動軸19が第3伝動軸18よりも後進側(矢印
Hとは逆の方向)に先行回転しようとすれば、第2イン
ナリング22の作用により第2ローラー24が矢印Kと
は反対の方向に転動させられる。この場合、第2ローラ
ー24が第2アウタリング32と第2インナリング22
の円錐面32S,22Sの間隔の広い側に移動すること
になり第2ローラー24の挾み込み現象は生じず、前輪
側の第4伝動軸19の先行回転が許されるのである。
【0025】これに対して、第1インナリング21及び
第1アウタリング31側においては第1アウタリング3
1が第1ローラー23から紙面右方に僅かに離れている
状態であるので、第3伝動軸18が後進側(矢印Hとは
逆の方向)に回転駆動されても、又、第4伝動軸19が
後進側(矢印Hとは逆の方向)に先行回転しても第1ロ
ーラー23は転動せず挾み込み現象は生じない。つまり
、第1インナリング21及び第1アウタリング31側に
おいては常時伝動が遮断された状態となっている。
第1アウタリング31側においては第1アウタリング3
1が第1ローラー23から紙面右方に僅かに離れている
状態であるので、第3伝動軸18が後進側(矢印Hとは
逆の方向)に回転駆動されても、又、第4伝動軸19が
後進側(矢印Hとは逆の方向)に先行回転しても第1ロ
ーラー23は転動せず挾み込み現象は生じない。つまり
、第1インナリング21及び第1アウタリング31側に
おいては常時伝動が遮断された状態となっている。
【0026】以上のような前進及び後進の状態に対して
、両油路27,28から作動油を抜いた状態にすること
もできる。この状態では皿バネ25,26の作用により
、第1及び第2アウタリング31,32が第1及び第2
ローラー23,24から紙面右方又は左方に僅かに離れ
た状態となる。この状態では前述のように、第3伝動軸
18が前進側に回転駆動されても第1インナリング21
及び第1アウタリング31側において動力伝達が行われ
ず、第3伝動軸18が後進側に回転駆動されても第2イ
ンナリング22及び第2アウタリング32側において動
力伝達が行われない状態となる。つまり、前輪へ動力を
伝達しない後二輪駆動状態となるのである。この状態に
おいて、第1及び第2ローラー23,24が図3の矢印
J,K方向に転動して移動しないように止めておくスト
ッパー30が、第1及び第2アウタリング31,32に
取り付けられている。
、両油路27,28から作動油を抜いた状態にすること
もできる。この状態では皿バネ25,26の作用により
、第1及び第2アウタリング31,32が第1及び第2
ローラー23,24から紙面右方又は左方に僅かに離れ
た状態となる。この状態では前述のように、第3伝動軸
18が前進側に回転駆動されても第1インナリング21
及び第1アウタリング31側において動力伝達が行われ
ず、第3伝動軸18が後進側に回転駆動されても第2イ
ンナリング22及び第2アウタリング32側において動
力伝達が行われない状態となる。つまり、前輪へ動力を
伝達しない後二輪駆動状態となるのである。この状態に
おいて、第1及び第2ローラー23,24が図3の矢印
J,K方向に転動して移動しないように止めておくスト
ッパー30が、第1及び第2アウタリング31,32に
取り付けられている。
【0027】そして、図1の両油路27,28に同時に
作動油を供給する状態にすることもできる。この状態で
は、第1及び第2アウタリング31,32の両方が第1
及び第2ローラー23,24に押圧された状態となる。 この状態では、前述のように第3伝動軸18が前進側に
回転駆動されれば、第1インナリング21及び第1アウ
タリング31側において第1ローラー23の挟み込み現
象が生じて動力伝達が行われるのであり、第4伝動軸1
9が前進側に先行回転しようとすれば第2インナリング
22及び第2アウタリング32側において第2ローラー
24の挟み込み現象が生じて(図3において第2ローラ
ー24が第2インナリング22の作用により矢印Kの方
向に転動する為)、前後輪が同速度で駆動されようとす
る。
作動油を供給する状態にすることもできる。この状態で
は、第1及び第2アウタリング31,32の両方が第1
及び第2ローラー23,24に押圧された状態となる。 この状態では、前述のように第3伝動軸18が前進側に
回転駆動されれば、第1インナリング21及び第1アウ
タリング31側において第1ローラー23の挟み込み現
象が生じて動力伝達が行われるのであり、第4伝動軸1
9が前進側に先行回転しようとすれば第2インナリング
22及び第2アウタリング32側において第2ローラー
24の挟み込み現象が生じて(図3において第2ローラ
ー24が第2インナリング22の作用により矢印Kの方
向に転動する為)、前後輪が同速度で駆動されようとす
る。
【0028】逆に第3伝動軸18が後進側に回転駆動さ
れれば、第2インナリング22及び第2アウタリング3
2側において第2ローラー24の挟み込み現象が生じて
動力伝達が行われるのであり、第4伝動軸19が後進側
に先行回転しようとすれば第1インナリング21及び第
1アウタリング31側において第1ローラー23の挟み
込み現象が生じて(図3において第1ローラー23が第
1インナリング21の作用により矢印Jの方向に転動す
る為)、前後輪が同速度で駆動されようとするのである
。つまり、前進時及び後進時において前後輪が常時同速
度で駆動されるのである。
れれば、第2インナリング22及び第2アウタリング3
2側において第2ローラー24の挟み込み現象が生じて
動力伝達が行われるのであり、第4伝動軸19が後進側
に先行回転しようとすれば第1インナリング21及び第
1アウタリング31側において第1ローラー23の挟み
込み現象が生じて(図3において第1ローラー23が第
1インナリング21の作用により矢印Jの方向に転動す
る為)、前後輪が同速度で駆動されようとするのである
。つまり、前進時及び後進時において前後輪が常時同速
度で駆動されるのである。
【0029】〔別実施例〕図1の構造において第1及び
第2アウタリング31,32を前輪側の第4伝動軸19
に固定し、第1及び第2インナリング21,22を後輪
側の第3伝動軸18に固定してもよい。又、図1の構造
において、第1及び第2アウタリング31,32をケー
シング20に固定しておき、第1及び第2インナリング
21,22をスライド操作して第1及び第2ローラー2
3,24に押圧するように構成してもよい。
第2アウタリング31,32を前輪側の第4伝動軸19
に固定し、第1及び第2インナリング21,22を後輪
側の第3伝動軸18に固定してもよい。又、図1の構造
において、第1及び第2アウタリング31,32をケー
シング20に固定しておき、第1及び第2インナリング
21,22をスライド操作して第1及び第2ローラー2
3,24に押圧するように構成してもよい。
【0030】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】前進用及び後進用のワンウェイクラッチ付近の
縦断側面図
縦断側面図
【図2】農用トラクタにおけるミッションケース内の伝
動構造を示す概略図
動構造を示す概略図
【図3】図1における第1及び第2ローラー、第1及び
第2インナリング付近の横断平面図
第2インナリング付近の横断平面図
【図4】従来の前進用及び後進用のワンウェイクラッチ
付近の概略側面図
付近の概略側面図
18,19 伝動軸
21 第1インナリング21S
第1インナリングの円錐面22 第
2インナリング22S 第2インナリングの
円錐面23 第1ローラー 24 第2ローラー 31 第1アウタリング31S
第1アウタリングの円錐面32 第
2アウタリング32S 第2アウタリングの
円錐面X 伝動軸の軸芯
第1インナリングの円錐面22 第
2インナリング22S 第2インナリングの
円錐面23 第1ローラー 24 第2ローラー 31 第1アウタリング31S
第1アウタリングの円錐面32 第
2アウタリング32S 第2アウタリングの
円錐面X 伝動軸の軸芯
Claims (1)
- 【請求項1】 走行用の後輪への伝動系から分岐させ
た走行用の前輪への伝動系に、下記の〔イ〕〜〔ホ〕に
記載の構成を備えている四輪駆動型車両。 〔イ〕外周を円錐面(21S),(22S)に形成した
一対の第1及び第2インナリング(21),(22)を
前輪側又は後輪側のうちの一方の伝動軸(19)に取り
付けると共に、内周を円錐面(31S),(32S)に
形成した一対の第1及び第2アウタリング(31),(
32)を、その各円錐面(31S),(32S)が前記
第1及び第2インナリング(21),(22)の各円錐
面(21S),(22S)に対向する状態で前輪側又は
後輪側のうちの他方の伝動軸(18)に取り付ける。 〔ロ〕前記第1及び第2インナリング(21),(22
)とこれに対向する第1及び第2アウタリング(31)
,(32)の各円錐面(21S),(22S),(31
S),(32S)の間に、前記伝動軸(18),(19
)の軸芯(X)に対して斜めの軸芯(Y)周りに転動す
る第1及び第2ローラー(23),(24)を配置する
。 〔ハ〕前記第1アウタリング(31)を第1インナリン
グ(21)側に、又は、前記第1インナリング(21)
を第1アウタリング(31)側に近付くように押圧操作
する第1操作手段、並びに、前記第2アウタリング(3
2)を第2インナリング(22)側に、又は、前記第2
インナリング(22)を第2アウタリング(32)側に
近付くように押圧操作する第2操作手段を設ける。 〔ニ〕前記第1操作手段の作動状態にて前記後輪側の伝
動軸(18)が正転方向に回転駆動されると、転動によ
り第1ローラー(23)が伝動軸(18),(19)の
軸芯(X)方向に変位し前記第1インナリング(21)
及び第1アウタリング(31)の両円錐面(21S),
(31S)間に挾み込まれて、第1インナリング(21
)及び第1アウタリング(31)が一体回転し前輪側に
正転動力が伝達されるように、且つ、前輪側の伝動軸(
19)が後輪側の伝動軸(18)よりも正転側に先行回
転すると、前記第1ローラー(23)が前述とは逆方向
に転動して前輪側の伝動軸(19)の正転側への先行回
転を許すように構成する。 〔ホ〕前記第2操作手段の作動状態にて前記後輪側の伝
動軸(18)が逆転方向に回転駆動されると、転動によ
り第2ローラー(24)が伝動軸(18),(19)の
軸芯(X)方向に変位し前記第2インナリング(22)
及び第2アウタリング(32)の両円錐面(22S),
(32S)間に挾み込まれて、第2インナリング(22
)及び第2アウタリング(32)が一体回転し前輪側に
逆転動力が伝達されるように、且つ、前輪側の伝動軸(
19)が後輪側の伝動軸(18)よりも逆転側に先行回
転すると、前記第2ローラー(24)が前述とは逆方向
に転動して前輪側の伝動軸(19)の逆転側への先行回
転を許すように構成する。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6812091A JPH04307128A (ja) | 1991-04-01 | 1991-04-01 | 四輪駆動型車両 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6812091A JPH04307128A (ja) | 1991-04-01 | 1991-04-01 | 四輪駆動型車両 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04307128A true JPH04307128A (ja) | 1992-10-29 |
Family
ID=13364568
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6812091A Pending JPH04307128A (ja) | 1991-04-01 | 1991-04-01 | 四輪駆動型車両 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04307128A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5992580A (en) * | 1995-04-21 | 1999-11-30 | Deveron Tackle Limited | Reversible braking mechanism |
| JP2012087879A (ja) * | 2010-10-20 | 2012-05-10 | Univance Corp | 動力伝達装置 |
-
1991
- 1991-04-01 JP JP6812091A patent/JPH04307128A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5992580A (en) * | 1995-04-21 | 1999-11-30 | Deveron Tackle Limited | Reversible braking mechanism |
| JP2012087879A (ja) * | 2010-10-20 | 2012-05-10 | Univance Corp | 動力伝達装置 |
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