JPH04308689A - 有機電界発光素子 - Google Patents

有機電界発光素子

Info

Publication number
JPH04308689A
JPH04308689A JP3075298A JP7529891A JPH04308689A JP H04308689 A JPH04308689 A JP H04308689A JP 3075298 A JP3075298 A JP 3075298A JP 7529891 A JP7529891 A JP 7529891A JP H04308689 A JPH04308689 A JP H04308689A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transport layer
organic
group
electron injection
injection transport
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3075298A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Tashiro
田代 昌士
Shuntaro Mataga
駿太郎 又賀
Yoshiharu Sato
佳晴 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Mitsubishi Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp, Mitsubishi Chemical Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
Priority to JP3075298A priority Critical patent/JPH04308689A/ja
Publication of JPH04308689A publication Critical patent/JPH04308689A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機電界発光素子に関
するものであり、詳しくは、有機化合物から成る正孔注
入輸送層と電子注入輸送層との組合せによって電界をか
けて光を放出する薄膜型デバイスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、薄膜型の電界発光素子としては、
無機材料のII−VI族化合物半導体であるZnS、C
aS、SrS等に、発光中心であるMnや希土類元素(
Eu、Ce、Tb、Sm等)をドープしたものが一般的
であるが、上記の無機材料から作製した電界発光素子は
、1)交流駆動が必要(50〜1000Hz)、2)駆
動電圧が高い(〜200V)、 3)フルカラー化が困難(特に青色が問題)、4)周辺
駆動回路のコストが高い、 という問題点を持っている。
【0003】しかし、近年、上記問題点の改良のため、
有機材料を用いた電界発光素子の開発が行われるように
なった。発光層材料としては以前から知られていたアン
トラセンやピレン等の他に、シアニン色素(J. Ch
em. Soc., Chem. Commun., 
557頁、1985年)、ピラゾリン(Mol. Cr
ys. Liq. Cryst., 135巻、355
頁、1986年)、ペリレン(Jpn. J. App
l. Phys.,25巻、L773頁、1986年)
あるいはクマリン系化合物やテトラフェニルブタジエン
(特開昭57−51781号公報)などが報告されてい
る。
【0004】また、発光効率を高めるために電極からの
キャリアーの注入効率の向上を目的として、電極種類の
最適化や、正孔注入輸送層と有機蛍光体からなる発光層
を設ける工夫(特開昭57−51781号公報、特開昭
59−194393号公報、特開昭63−295695
号公報、Appl. Phys. Lett.,51巻
、913頁、1987年)等が行われている。さらに、
素子の発光効率を向上させるとともに発光色を変える目
的で、8−ヒドロキシキノリンのアルミニウム錯体をホ
スト材料として各種の蛍光色素をドープすること(J.
 Appl. Phys., の65巻、3610頁、
1989年)も行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
に開示されている有機電界発光素子では発光性能、特に
発光効率がまだ不十分であり、更なる改良検討が望まれ
ていた。本発明者等は上記実状に鑑み、高発光効率で駆
動させることができる有機電界発光素子を提供すること
を目的として鋭意検討した結果、特定の化合物が好適で
あることを見いだし、本発明を完成した。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、順次に、陽極、有機正孔注入輸送層、有機電子注入
輸送層、陰極が積層された有機電界発光素子において、
有機正孔注入輸送層および/または有機電子注入輸送層
が下記一般式(I)
【0007】
【化2】 (式中、R1 およびR2 は置換基を有していてもよ
い芳香族炭化水素基を示し、Xは置換基を有していても
よい窒素原子、硫黄原子、酸素原子またはセレン原子を
示し、Yは窒素原子または置換基を有してもよい炭素原
子を示す。)で表わされる化合物を含有することを特徴
とする有機電界発光素子に存する。
【0008】以下、本発明の有機電界発光素子について
添付図面に従い説明する。図1は本発明の有機電界発光
素子の構造例を模式的に示す断面図であり、1は基板、
2a,2bは導電層、3は有機正孔注入輸送層、4は有
機電子注入輸送層を各々表わす。基板1は、本発明の有
機電界発光素子の支持体となるものであり、石英やガラ
スの板、金属板や金属箔、プラスチックフィルムやシー
ト等を用いることができるが、ガラス板や、ポリエステ
ル、ポリメタアクリレート、ポリカーボネート、ポリサ
ルホンなどの透明な合成樹脂基板が好ましい。
【0009】基板1上には導電層2aが設けられるが、
この導電層2aとしては通常、アルミニウム、金、銀、
ニッケル、パラジウム、テルル等の金属、インジウムお
よび/またはスズの酸化物などの金属酸化物やヨウ化銅
、カーボンブラックあるいはポリ(3−メチルチオフェ
ン)等の導電性樹脂などにより構成される。導電層の形
成は通常、スパッタリング法、真空蒸着法などにより行
われることが多いが、銀などの金属微粒子あるいはヨウ
化銅、カーボンブラック、導電性の金属酸化物微粒子、
導電性樹脂微粉末等の場合には、適当なバインダー樹脂
溶液に分散し、基板上に塗布することにより形成するこ
ともできる。さらに、導電性樹脂の場合は電界重合によ
り直接基板上に薄膜を形成することもできる。上記の導
電層は異なる物質を積層して形成することも可能である
【0010】導電層2aの厚みは、必要とする透明性に
より異なるが、透明性が必要とされる場合は、可視光の
透過率が60%以上、好ましくは80%以上であること
が望ましく、この場合、厚みは、通常、50〜1000
0Å、好ましくは100〜5000Å程度である。不透
明でよい場合は導電層2aは基板1と同一でもよい。ま
た、異なる物質で積層することも可能である。
【0011】図1の例では、導電層2aは陽極(アノー
ド)として正孔注入の役割を果たすものである。一方、
導電層2bは陰極(カソード)として有機電子注入輸送
層4に電子を注入する役割を果たす。導電層2aとして
用いられる材料は、前記導電層2a用の材料を用いるこ
とが可能であるが、効率よく電子注入を行うには、仕事
関数の低い値をもつ金属が好ましく、スズ、マグネシウ
ム、インジウム、アルミニウム、銀等の金属またはそれ
らの合金が用いられる。導電層2bの膜厚は通常、導電
層2aと同程度である。
【0012】また、図1には示してはいないが、導電層
2bの上にさらに基板1と同様の基板を設けることもで
きる。但し、電界発光素子としては導電層2aと2bの
少なくとも一方は透明性の良いことが必要である。この
ことから、導電層2aと2bの一方は、100〜500
0Åの膜厚であることが好ましく、透明性の良いことが
望まれる。
【0013】導電層2aの上には有機正孔注入輸送層3
が設けられるが、有機正孔注入輸送層3は、電界を与え
られた電極間において陽極からの正孔を効率よく有機電
子注入輸送層4の方向に輸送することができる化合物よ
り形成される。有機正孔注入輸送化合物としては、導電
層2aからの正孔注入効率が高く、かつ注入された正孔
を効率よく輸送することができる化合物であることが必
要である。そのためには、イオン化ポテンシャルが小さ
く、しかも正孔移動度が大きく、さらに安定正にすぐれ
たトラップとなる不純物が製造時や使用時に発生しにく
い化合物であることが要求される。
【0014】このような正孔注入輸送化合物としては、
例えば、特開昭59−194393号公報の第5〜6頁
および米国特許第4175960号の第13〜14欄に
記載されているもの等が挙げられる。これら化合物の好
ましい具体例としては、N,N′−ジフェニル−N,N
′−(3−メチルフェニル)−1,1′−ビフェニル−
4,4′−ジアミン、1,1′−ビス(4−ジ−p−ト
リルアミノフェニル)シクロヘキサン、4,4′−ビス
(ジフェニルアミノ)クワドロフェニル等の芳香族アミ
ン系化合物が挙げられる。芳香族アミン系化合物以外で
は、特開平2−311591号公報に示されるヒドラゾ
ン化合物が挙げられる。これらの芳香族アミン化合物ま
たはヒドラゾン化合物は、単独で用いても、必要に応じ
て各々混合物として用いてもよい。
【0015】有機正孔注入輸送層3は、塗布法あるいは
真空蒸着法により前記導電層2a上に積層することによ
り形成される。例えば、塗布法の場合は、有機正孔注入
輸送化合物を1種または2種以上と必要により正孔のト
ラップにならないバインダー樹脂や、レペリング剤等の
塗布性改良剤などの添加剤を添加して溶解させた塗布溶
液を調整し、スピンコート法などの方法により導電層2
a上に塗布し、乾燥して有機性孔注入輸送層3を形成す
る。バインダー樹脂としては、ポリカーボネート、ポリ
アリレート、ポリエステル等が挙げられる。バインダー
樹脂は添加量が多いと正孔移動度を低下させるので、少
ない方が望ましく、50重量%以下が好ましい。
【0016】また、真空蒸着法の場合には、有機正孔注
入輸送材料を真空容器内に設置されたルツボに入れ、真
空容器内を適当な真空ポンプで10−6Torrにまで
排気した後、ルツボを加熱して、正孔注入輸送材料を蒸
発させ、ルツボと向き合って置かれた基板上に層を形成
する。有機正孔注入輸送層の膜厚は、通常、100〜3
000Å、好ましくは300〜1000Åである。この
様に薄い膜を一様に形成するためには、真空蒸着法がよ
く用いられる。
【0017】有機正孔注入輸送層3の上には有機電子注
入輸送層4が設けられるが、有機電子注入輸送層は、電
界を与えられた電極間において陰極からの電子を効率よ
く有機正孔注入輸送層3の方向に輸送することができる
化合物より形成される。有機電子注入輸送化合物として
は、導電層2bからの電子注入効率が高く、かつ、注入
された電子を効率よく輸送することができる化合物であ
ることが必要である。そのためには、電子親和力が大き
く、しかも電子移動度が大きく、さらに安定性にすぐれ
トラップとなる不純物が製造時や使用時に発生しにくい
化合物であることが要求される。
【0018】このような条件を満たす材料としては、テ
トラフェニルブタジエンやクマリンなどの芳香族化合物
(特開昭57−51781号公報)や8−ヒドロキシキ
ノリンのアルミニウム錯体などの金属錯体(特開昭59
−194393号公報)等が挙げられる。これらの化合
物を用いた場合は、有機電子注入輸送層は電子を輸送す
る役割と、正孔と電子の再結合の際に発光をもたらす役
割を同時に果している。
【0019】有機電子注入輸送層4の膜厚は、通常、1
00〜2000Å、好ましくは300〜1000Åであ
る。有機電子注入輸送層も有機正孔注入輸送層と同様の
方法で形成することができるが、通常は真空蒸着法が用
いられる。有機発光素子の発光効率を向上させるととも
に発光色を変化させる目的で、8−ヒドロキシキノリン
のアルミニウム錯体をホスト材料として、各種の蛍光色
素をドープすることが行われている(米国特許4,76
9,292号)。このドープによる方法の利点としては
、■  高効率の蛍光色素により発光効率が向上、■ 
 蛍光色素の選択により発光波長が調べる、■  濃度
消光を起こす蛍光色素も使用可能、■  薄膜性のわる
い蛍光色素も使用可能、等が挙げられる。
【0020】ホスト材料としては、例えば、有機電子注
入輸送層がその役割を果たす場合、前述のテトラフェニ
ルブタジエンや8−ヒドロキシキノリンの金属錯体以外
には、電子輸送性を有するニトロ置換フルオレノン誘導
体(化合物(II) 等)、チオピランジオキシド誘導
体(化合物(III)等)ジフェニルキノン誘導体(化
合物(IV) 等) 、ペリレンテトラカルボン酸誘導
体(Jpn. J. Appl. Phys. 27巻
、L269頁、1988年;化合物(V) 等)のオキ
サジアゾール誘導体(Appl.Phys.Lett.
 55巻、1489頁、1989年;化合物(VI)等
)等が挙げられる。
【0021】
【化3】 有機正孔注入輸送層がホスト材料として役割を果たす場
合、前述の芳香族アミン化合物やヒドラゾン化合物が挙
げられる。蛍光色素は、通常、有機電子注入輸送層4に
ドープされる(図1参照)。ドープされる領域は有機電
子注入輸送層4全体であっても、その一部分であっても
よく、図2に示す構造の様に、有機電子孔注入輸送層の
有機正孔注入輸送層3側の界面近傍4aであってもよい
。蛍光色素がホスト材料に対してドープされる量は10
−3〜10モル%が好ましい。
【0022】本発明においては、有機電界発光素子の有
機正孔注入輸送層および/または有機電子注入輸送層の
ドープ材料として前記一般式(I)で表される化合物を
用いることによって優れた発光特性をもたらすことがで
きる。前記一般式(I)において、R1 およびR2 
は置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基を示し、
好ましくはフェニル基、ナフチル基、フェナンスレン基
等から選ばれる。置換基としては、塩素原子、臭素原子
、ヨウ素原子等のハロゲン原子、メチル基、エチル基等
の炭素数1〜6のアルキル基;メトキシ基、エトキシ基
等の炭素数1〜6のアルコキシ基;メトキシカルボニル
基、エトキシカルボニル基等の炭素数1〜6のアルコキ
シカルボニル基;メトキシスルホニル基、エトキシスル
ホニル基等のアルコキシスルホニル基;シアノ基、アミ
ノ基、ジメチルアミノ基、ニトロ基等が挙げられる。
【0023】Xは置換基を有していてもよい窒素原子、
硫黄原子、酸素原子、セレン原子を示す。置換基として
は、水素原子、炭素数1〜28のアルキル基等のアルキ
ル基;メトキシエチル基、エトキシエチル基等のアルコ
キシアルキル基;メトキシ−エトキシエチル基、n−ブ
トキシエトキシエチル基等のアルコキシアルコキシアル
キル基;メトキシエトキシエトキシエチル基、エトキシ
エトキシエトキシエチル基等のアルコキシアルコキシア
ルコキシアルキル基;フェニルオキシエチル基、ナフチ
ルオキシエチル基、p−クロロフェニルオキシエチル基
等のアリールオキシアルキル基;ベンジル基、フェネチ
ル基、p−クロロベンジル基、p−ニトロベンジル基等
のアリールアルキル基;シクロヘキシルメチル基、シク
ロヘキシルエチル基、シクロペンチルエチル基等のシク
ロアルキルアルキル基;アリルオキシエチル基、3−ブ
ロモアリルオキシエチル基等のアルケニルオキシアルキ
ル基;シアノエチル基、シアノメチル基等のシアノアル
キル基;ヒドロキシエチル基、ヒドロキシメチル基等の
ヒドロキシアルキル基;テトラヒドロフリル基、テトラ
ヒドロフリルエチル基等のテトラヒドロフリルアルキル
基等の置換または非置換のアルキル基、アリル基、2−
クロロアリル基等の置換または非置換アルケニル基、フ
ェニル基、p−メチルフェニル基、ナフチル基、m−メ
トキシフェニル基等の置換または非置換のアリール基、
シクロヘキシル基、シクロベンチル基等のシクロアルキ
ル基が挙げられる。
【0024】Yは窒素原子、または置換基を有してもよ
い炭素原子を示す。置換基としては水素原子、シアノ基
、アミド基;CONH2 、CONHR、CONRR′
(式中、R、R′はフェニル基等の芳香族炭化水素基ま
たは置換されていてもよいアルキル基を示す)、エステ
ル基;COOR″(式中、R″はフェニル基等の芳香族
炭化水素基または置換されていてもよいアルキル基を示
す)、1〜28の炭素原子を有するアルキル基、カルボ
キシ基、置換されていてもよいフェニル基、ナフタレン
基、フェナンスレン基等の芳香族炭化水素基;置換され
ていてもよいチオフェン環基、ピロール環基、チアゾー
ル環基、フラン環基、オキサゾール環基、ベンゾチオフ
ェン環基、ベンゾフラン環基、インドール環基、ピリジ
ン環基等の芳香族複素環基等から選ばれる。
【0025】これらの化合物の合成法は又賀らによって
、J. Heterocyclic. Chem.の1
8巻、1073頁(1981年);同26巻、215頁
(1989年)に示されている。このようにして得られ
る上記化合物の具体例を以下例示する。
【0026】
【化4】
【0027】
【化5】 上記の化合物(VII)〜(XVIII) をクロロホ
ルム中に2×10−5モル/リットルの濃度で溶かした
溶液を、水銀ランブ(波長350nm)で励起して測定
した蛍光測定の結果を以下の表1に示す。
【0028】
【表1】 相対蛍光強度の基準は、アルミニウムの8−ヒドロキシ
キノリン錯体(Al(ox)3)のクロロホルム溶液と
した。 尚、図1とは逆の構造、すなわち基板上に導電層2b、
有機電子注入輸送層4、有機正孔注入輸送層3、導電層
2aの順に積層することも可能であり、既述したように
少なくとも一方が透明性の高い2枚の基板の間に本発明
の電界発光素子を設けることも可能である。また、同様
に、図2とは逆の構造、すなわち基板上に導電層2b、
ドープされていない有機電子注入輸送層4b、ドープさ
れた有機電子注入輸送層4a、有機正孔注入輸送層3、
導電層2aの順に積層することも可能である。
【0029】
【実施例】次に、本発明を実施例によって更に具体的に
説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の
実施例の記載に限定されるものではない。 実施例1 図1に示す構造の有機電界発光素子を以下の方法で作製
した。
【0030】ガラス基板上にインジウム・スズ酸化物(
ITO)透明導電膜を1200Å堆積したものを水洗、
イソプロピルアルコールで超音波洗浄した後、真空蒸着
装置内に設置して、装置内の真空度が2×10−6To
rr以下になるまで油拡散ポンプを用いて排気した。 有機正孔注入輸送層材料として、下記構造式(XIX)
 および(XX)で表わされるヒドラゾン化合物をモル
比で1:0.3で混合した。
【0031】
【化6】 これらセラミックるつぼに入れ、るつぼの周囲のTa線
ヒーターで加熱して真空容器中で蒸発させた。るつぼの
温度は140〜180℃の範囲で、蒸発時の真空度は6
×10−7Torrであった。有機正孔注入輸送層をこ
のようにして500Åの膜厚で蒸着した。蒸着時間は4
分であった。
【0032】次に、有機電子注入輸送層の材料として、
下記構造式(XXI)で表わされるアルミニウムの8−
ヒドロキシキノリン錯体
【0033】
【化7】 およびドープする蛍光色素として前記の化合物(XI)
を、各々、別々のるつぼを用いて、同時に加熱して蒸着
を行った。この時の各るつぼの温度は、アルミニウムの
8−ヒドロキシキノリン錯体に対して150〜180℃
、化合物(XI)に対しては150℃で制御した。蒸着
時の真空度は7×10−7Torrで、蒸着時間は2分
であった。 結果として、膜厚530Åで化合物(XI)が3.8モ
ル%ドープされた有機電子注入輸送層が得られた。
【0034】最後にカソードとして、マグネシウムと銀
の合金電極を2元同時蒸着法によって膜厚1500Åに
蒸着した。蒸着はモリブデンボートを用いて、真空度は
8×10−6Torrで、蒸着時間は8分であった。光
沢のある膜が得られた。マグネシウムと銀の原子比は1
0:1〜2の範囲であった。このようにして、有機電界
発光素子Aを作製した。
【0035】また、有機電子注入輸送層における蛍光色
素(XI)の濃度を10.1モル%としたこと以外は、
素子Aと同様にして有機電界発光素子Bを作製した。こ
のようにして得られた有機電界発光素子のITO電極(
アノード)にプラス、マグネシウム・銀電極(カソード
)にマイナスの直流電圧を印加して測定した発光特性の
結果を以下の表2に示す。
【0036】
【表2】 これらの素子Aおよび素子Bの発光スペクトルのピーク
波長は570nmであり、黄色の一様な発光を示した。 比較例1 有機電子注入輸送層に蛍光色素(XI)をドープしなか
ったこと以外は実施例1と同様にして有機電界発光素子
Cを作製した。この素子の発光特性の測定結果を表2に
示す。この素子の発光スペクトルのピーク波長は530
nmで、緑色の一様な発光を示した。
【0037】比較例2 有機電子注入輸送層のホスト材料として、8−ヒドロキ
シキノリンのアルミニウム錯体を使用しないで蛍光色素
(XI)のみで有機電子注入輸送層を形成したこと以外
は実施例1と同様にして素子Dを作製した。この素子の
電子注入輸送層は結晶化し、蒸着膜の一様性が著しく損
なわれ、有機電界発光素子としては機能しなかった。
【0038】
【発明の効果】本発明の有機電界発光素子は、陽極(ア
ノード)、有機正孔注入輸送層、有機電子注入輸送層お
よび陰極(カソード)が基板上に順次設けられており、
有機正孔注入輸送層および/または有機電子注入輸送層
、もしくはその一部分に特定の蛍光色素をドープしてい
るため、両導電層を電極として電圧を印加した場合、低
い駆動電圧で実用上十分な輝度の発光を得ることができ
る。
【0039】従って、本発明の電界発光素子はフラット
パネル・ディスプレイ(例えば壁掛けテレビ)の分野や
面発光体としての特徴を生かした光源(例えば、複写機
の光源、液晶ディスプレイや計器類のバックライト光源
)、表示板、標識灯への応用が考えられ、その技術的価
値は大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の有機電界発光素子の一実施例の断面図
【図2】本発明の有機電界発光素子のその他の実施例の
断面図。
【符号の説明】
1    基板 2a,2b    導電層 3    有機正孔注入輸送層 4a    蛍光色素がドープされた有機電子注入輸送
層4B    蛍光色素がドープされていない有機電子
注入輸送層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  順次に、陽極、有機正孔注入輸送層、
    有機電子注入輸送層、陰極が積層された有機電界発光素
    子において、有機正孔注入輸送層および/または有機電
    子注入輸送層が、下記一般式(I)で表わされる化合物
    を含有することを特徴とする有機電界発光素子。 【化1】 (式中、R1 およびR2 は置換基を有していてもよ
    い芳香族炭化水素基を示し、Xは置換基を有していても
    よい窒素原子、硫黄原子、酸素原子またはセレン原子を
    示し、Yは窒素原子または置換基を有してもよい炭素原
    子を示す。)
JP3075298A 1991-04-08 1991-04-08 有機電界発光素子 Pending JPH04308689A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3075298A JPH04308689A (ja) 1991-04-08 1991-04-08 有機電界発光素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3075298A JPH04308689A (ja) 1991-04-08 1991-04-08 有機電界発光素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04308689A true JPH04308689A (ja) 1992-10-30

Family

ID=13572204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3075298A Pending JPH04308689A (ja) 1991-04-08 1991-04-08 有機電界発光素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04308689A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994022974A1 (fr) * 1993-03-26 1994-10-13 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Elements organiques electroluminescents
EP0817538A1 (en) * 1996-06-24 1998-01-07 Motorola, Inc. Organic EL device with dual doping layers
EP0855848A3 (en) * 1997-01-27 1999-02-03 Junji Kido Organic electroluminescent devices
JPWO2005062046A1 (ja) * 2003-12-24 2007-12-13 信一郎 礒部 生体分子の検出方法及びそれに用いる標識色素並びに標識キット

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994022974A1 (fr) * 1993-03-26 1994-10-13 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Elements organiques electroluminescents
US5869199A (en) * 1993-03-26 1999-02-09 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Organic electroluminescent elements comprising triazoles
EP0817538A1 (en) * 1996-06-24 1998-01-07 Motorola, Inc. Organic EL device with dual doping layers
EP0855848A3 (en) * 1997-01-27 1999-02-03 Junji Kido Organic electroluminescent devices
JPWO2005062046A1 (ja) * 2003-12-24 2007-12-13 信一郎 礒部 生体分子の検出方法及びそれに用いる標識色素並びに標識キット
JP4801445B2 (ja) * 2003-12-24 2011-10-26 信一郎 礒部 生体分子の検出方法及びそれに用いる標識色素並びに標識キット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5059863A (en) Organic electroluminescent device
JP2998268B2 (ja) 有機電界発光素子
JP3196230B2 (ja) 有機電界発光素子
JP3451680B2 (ja) 有機電界発光素子
JPH09289081A (ja) 有機電界発光素子
JP3099497B2 (ja) 有機電界発光素子
JP3227784B2 (ja) 有機電界発光素子
JP3463364B2 (ja) 有機電界発光素子
JP3243820B2 (ja) 有機電界発光素子
JPH06330032A (ja) 有機電界発光素子
JP3082284B2 (ja) 有機電界発光素子
JPH06336586A (ja) 有機電界発光素子
JP3208833B2 (ja) 有機電界発光素子
JPH04308689A (ja) 有機電界発光素子
JP3189376B2 (ja) 有機電界発光素子
JP3082283B2 (ja) 有機電界発光素子
JP3191377B2 (ja) 有機電界発光素子
JPH0337293A (ja) 有機電界発光素子
JP3158600B2 (ja) 有機電界発光素子
JPH04320483A (ja) 有機電界発光素子
JPH04283574A (ja) 1,2,5−チアジアゾロピレン誘導体およびこれを用いた有機電界発光素子
JP3128940B2 (ja) 有機電界発光素子
JP3146615B2 (ja) 有機電界発光素子
JP3146619B2 (ja) 有機電界発光素子
JP3118886B2 (ja) 蛍光性化合物およびこれを用いた有機電界発光素子