JPH04310948A - ハロゲン化銀写真感光材料及びそれを用いた画像処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料及びそれを用いた画像処理方法

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JPH04310948A
JPH04310948A JP10337691A JP10337691A JPH04310948A JP H04310948 A JPH04310948 A JP H04310948A JP 10337691 A JP10337691 A JP 10337691A JP 10337691 A JP10337691 A JP 10337691A JP H04310948 A JPH04310948 A JP H04310948A
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JP
Japan
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image
silver halide
emulsion
sensitive material
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Application number
JP10337691A
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English (en)
Inventor
Hisao Arai
久夫 新井
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【利用分野】本発明は医療用X線ハロゲン化銀写真感光
材料およびそれを用いた画像処理方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピューターの使用によりデジ
タル画像に対して画像処理を行い、非常に有益な情報を
得ることが可能になっている。この傾向は医療用画像に
ついても例外ではなく、例えば通常のX線写真において
も、X線CTやコンピューティッド・ラジオグラフィー
(例えば、富士写真フイルム(株)のFCR)等に代表
されるように現実に使用されている。
【0003】しかしながら、従来から存在しているX線
/螢光スクリーンとハロゲン化銀感材を用いる、云わゆ
るコンベンショナル・システムに対する依存性はそう低
下はしていない。その理由としては、この方法が患者に
とっても医師にとっても簡単であり、導入および維持費
が比較的安価であること。その割には、充分な情報が得
られること等が挙げられる。
【0004】そこで、この両者の利点を同時に利用する
方法として、ハロゲン化銀感光材料を情報の入力ディバ
イスと考えてアナログ画像の特徴である情報量の多さを
利用し、その画像を必要十分な大きさの画素に分割して
ディジタル化した画像を作り、任意の画像処理を施した
後に出力することが検討されつつある。
【0005】このような用途に使用されるX線用ハロゲ
ン化銀感光材料としては、被写体の個人差および部位差
が多岐にわたっているために、全体の情報を漏れなく入
力するためにはラチチュードの大きい階調の低いものが
必要と考えられている。しかしこのような低い階調では
被写体のコントラストがつきにくく、濃度分解能が低下
することが考えられる。そのために、入力ディバイスと
考えた場合、S/N比が小さいために画像処理を行った
としても充分な効果が期待しにくい状況になると考えら
れる。したがって入力デバイスという観点からはラチチ
ュードが広く、同時に十分なS/N比を持つ感光材料が
望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】■ラチチュードが広く
、S/N比の良いX線用ハロゲン化銀写真感光材料を提
供すること。 ■該感光材料を用いて診断能が向上する画像処理システ
ムを作ること。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は1)
支持体上に少なくとも一層のハロゲン化銀乳剤層を有す
る写真感光材料に於いて、クロスオーバー光が12%以
下であり、得られた画像の光学濃度(D)と露光量(l
og E)の座標単位長の等しい直角座標系上の特性曲
線における光学濃度0.5の点と2.5の点を結ぶ直線
の傾き(γ)が0.5〜2.0であることを特徴とする
ハロゲン化銀写真感光材料、及び
【0008】2)該写真感光材料(感材1)を露光後現
像処理し、出来た画像(画像1)を100μm×100
μm以下の領域に分割し、各領域の濃度を記録媒体に一
旦記録した後、支持体上に少なくとも一層のハロゲン化
銀乳剤層を有する写真感光材料(感材2)にその記録を
電磁波により書き込んだ後現像処理することにより画像
(画像2)を形成することを特徴とする画像処理方法に
より達成された。
【0009】本発明における感材1のγは以下の方法で
規定される。露光条件はタングステン管球を用い、管電
圧80KeV、管電流100mAの条件でX線を0.1
秒照射し、X線管からの距離を変化させることにより露
光量を変える方法で行う。この時、感材1の両面に富士
写真フイルム(株)製蛍光スクリーン、HR−4(Gr
enex) をセットしておく。現像条件は富士写真フ
イルム(株)製自動現像機−FPM9000を用い、同
社製現像液RD−7と同社製定着液FUJI−Fを用い
、現像液温度35℃、定着液温度30℃で Dry t
o Dry 45秒の処理で行う。γの測定は以下の如
く行う。座標軸上の2点間の透過濃度差△D及び露光量
Eのlog Eの差(△log E)をそれぞれ単位に
とる時△Dと△log Eの比が1である直角座標上に
描かれ特性曲線上における光学濃度0.5の点と同2.
5の点を結ぶ直線のlog E軸となす角θの正接(t
an θ)でγを表わす。
【0010】感材1のクロスオーバー光が12%以下で
あるようにする手段としては、米国特許US4,130
,429、特開昭61−116354などにX線螢光ス
クリーンの発光波長と一致する波長の光を増感色素や染
料をもちいて吸収する方法が開示されている。さらに、
米国特許US4,803,150には支持体と乳剤層の
間に染料を微結晶分散物の形として存在させクロスオー
バー光が10%以下であるようにする技術が開示されて
いる。また、特開昭63−305345号にはカチオン
性ポリマーラテックスを用いてアニオン性染料を特定層
に固定する技術が、さらに特開平1−166031号に
は染料の固定層を支持体の下塗り層にする技術が開示さ
れている。本発明の感材はこれらのいずれの方法をも用
いることができるが、染料による着色層は下塗り層と同
一であることが好ましく染料は特開平1−166031
号記載の方法で固定されていること、特に染料がUS4
,803,150記載の微結晶分散物のかたちで下塗り
層に固定されていることが望ましい。本発明ではこれら
の方法を適宜組合わせることが可能である。本発明に好
ましく用いられる染料の微結晶粒子形態の分散物層とし
ては一般式(I)、(II)、(III) 、(IV)
又は(V)で表わされる化合物の微結晶分散体のフィル
ター染料層が用いられる。
【0011】
【化1】
【0012】式中A、A′はカルボキシフェニル基、ス
ルファモイル基またはスルホンアミドフェニル基をもつ
置換もしくは無置換の酸性核を表わす。酸性核としては
2−ピラゾリン−5−オン、ロダニン、ヒダントイン、
チオヒダントイン、2,4−オキサゾリジンシオン、イ
ソオキサゾリノン、バルビツル酸、チオバルビツル酸、
インダンジオン、ピラゾロピリジン、ヒドロキシピリド
ンから選ばれる。Bはカルボキシル基、スルファモイル
基もしくはスルホンアミド基をもつ置換あるいは無置換
の塩基性核を表わす。塩基性核としてはピリジン、キノ
リン、インドレニン、オキサゾール、ベンゾオキサゾー
ル、ナフトオキサゾール、ピロールからなる群から選ば
れる。Rは水素原子、炭素数1〜5のアルキル、R1 
、R2 は各々、置換もしくは無置換のアルキル基、置
換もしくは無置換のアリール基、アシル基でR1 とR
2 が炭素原子で5〜6員環を形成してもよい。R3 
、R6 は水素原子、ヒドロキシ基、カルボキシ基、ア
ルキル基、アルコキシ基、又はハロゲン原子をあらわし
、R4 、R5 は各々水素原子又はR1 とR4 あ
るいはR2 とR5 で5〜6員環を形成するのに必要
な金属原子群をあらわす。 L1 、L2 、L3 は各々置換もしくは無置換のメ
チン基を表わす。X、Yは各々電子吸引性基を表わしX
、Yのいずれかに少なくとも1個のカルボキシフェニル
基、もしくはスルファモイルフェニル基、スルホンアミ
ドフェニル基をもつ、mは0もしくは1を表わし、nは
0、1もしくは2を表わす。Pは0、または1をあらわ
す。次に本発明に用いられる染料の具体例を挙げるが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
【0013】
【化2】
【0014】
【化3】
【0015】
【化4】
【0016】
【化5】
【0017】本発明に好ましく用いられる染料としては
、さらに特開平2−264944号公報の染料例I−1
〜I−17、II−1〜II−6、III −1〜II
I −16、IV−1〜IV−16、V−1〜V−7を
挙げることができる。本発明で有用な染料は、光を吸収
するために有用な量で使用できるが、それらが現像処理
の間に可溶化され洗出されるような量及び位置でそれら
を使用することが特に有利である。少量の光だけを吸収
することが望ましい場合には、少量の染料だけが必要で
ある。より大量の光を吸収することが望ましい場合には
、着色レベルが特別の写真要素にとって受け入れられる
レベルで残留している限りより大量の染料が使用できる
。染料は、好ましくは、片面あたり10〜1000mg
/m2の量で写真要素中に存在する。本発明で有用な染
料は、写真要素上に被覆される親水性コロイド層のよう
な層の中に含有させるために、固体粒子微結晶分散体の
形状である。微結晶分散体は、分散体の形状に染料を沈
澱させること、及び/又は分散剤の存在下に、公知の粉
砕方法、例えばボールミル粉砕、サンドミル粉砕又はコ
ロイドミル粉砕によって、形成できる。分散体中の染料
粒子は、10μm未満、より好ましくは、1μm未満、
特に好ましくは0.3μm未満の平均径を有する。
【0018】本発明の媒染層は、脱色性の良いアニオン
染料と媒染剤としてのカチオンポリマーを主要素材とし
て含み、下記一般式(VI)のカチオンポリマーと一般
のアニオン染料の組み合わせが好ましく用いられる。染
料と媒染剤の結合物を安定に塗布するには、工夫が必要
である。媒染層を支持体と感光性乳剤層との間の層とし
て、感光性乳剤層と同時塗布する場合はその中間にでき
るだけ不要なアニオンを含まない中間層を設けることで
良好な塗布性が得られる。又支持体下塗り層中に該結合
物を添加し、安定で良好な下塗り面状を維持するには、
ノニオン界面活性剤を併用すると良い。
【0019】
【化6】
【0020】式中Aはエチレン性不飽和モノマー単位を
表わす。R1 は水素原子または炭素数1〜約6の低級
アルキル基を、Lは1〜約12個の炭素原子を有する二
価基を表わす。R2 、R3 およびR4はそれぞれ同
一または異種の1〜約20個の炭素原子を有するアルキ
ル基、もしくは7〜約20個の炭素原子を有するアラル
キル基または水素原子を表わし、R2 、R3 及びR
4 は相互に連結してQとともに環状構造を形成しても
よい。好ましくはR2 、R3 、R4 のうち1つの
みが水素原子である。QはNまたはPであり、X− は
沃素イオン以外のアニオンを表わす。xは0ないし90
モル%、yは10ないし99.9モル%、zは0.1な
いし50モル%である。Bはエチレン性不飽和基を少な
くとも2個有するモノマーである。以下に一般式(VI
)で表わされるカチオンポリマーの好ましい例を示す。
【0021】
【化7】
【0022】これらのポリマーラテックスの好ましい添
加量は下塗層一層につき5〜300mg/m2、好まし
くは10〜250mg/m2である。次に本発明でカチ
オン媒染剤と組み合わせて利用できる好ましい染料につ
いて述べる。この様な染料には、例えば英国特許第50
6,385号、同1,177,429号、同1,131
,884号、同1,338,799号、同1,385,
371号、同1,467,214号、同1,433,1
02号、同1,553,516号、特開昭48−85,
130号、同49−114,420号、同52−117
,123号、同55−161,233号、同59−11
1,640号、特公昭39−22,069号、同43−
13,168号、米国特許第3,247,127号、同
3,469,985号、同4,078,933号等に記
載されたピラゾロン核やバルビツール酸核を有するオキ
ソノール染料、米国特許第2,533,472号、同3
,379,533号、英国特許第1,278,621号
等記載されたその他のオキソノール染料、英国特許第5
75,691号、同680,631号、同599,62
3号、同786,907号、同907,125号、同1
,045,609号、米国特許第4,255,326号
、特開昭59−211,043号等に記載されたアゾ染
料、特開昭50−100,116号、同54−118,
247号、英国特許第2,014,598号、同750
,031号等に記載されたアゾメチン染料、米国特許第
2,865,752号に記載されたアントラキノン染料
、米国特許第2,538,009号、同2,688,5
41号、同2,538,008号、英国特許第584,
609号、同1,210,252号、特開昭50−40
,625号、同51−3,623号、同51−10,9
27号、同54−118,247号、特公昭48−3,
286号、同59−37,303号等に記載されたアリ
ーリデン染料、特公昭28−3,082号、同44−1
6,594号、同59−28,898号等に記載された
スチリル染料、英国特許第446,583号、同1,3
35,422号、特開昭59−228,250号等に記
載されたトリアリールメタン染料、英国特許第1,07
5,653号、同1,153,341号、同1,284
,730号、同1,475,228号、同1,542,
807号等に記載されたメロシアニン染料、米国特許第
2,843,486号、同3,294,539号等に記
載されたシアニン染料などが挙げられる。代表的な染料
を以下に示すが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
【0023】
【化8】
【0024】次に、本発明で用いる乳剤粒子について説
明する。粒子と同一体積の球相当平均粒子サイズは0.
4μm以上であることが好ましい。特に0.5〜2.0
μmであることが好ましい。粒子サイズ分布は狭い方が
よい。乳剤中のハロゲン化銀粒子は立方体、八面体のよ
うな規則的(regular)な結晶形を有するもので
もよく、また球状、板状、じゃがいも状などのような変
則的(irregular)な結晶形を有するものでも
或いはこれらの結晶形の複合形を有するものでもよい、
種々の結晶形の粒子の混合から成ってもよい。また粒子
径が粒子厚みの5倍以上の平板状粒子は、本発明に対し
好ましく用いられる(詳しくは、RESEARCH D
ISCLOSURE 225巻  Item22534
  P.20〜P.58、1月号、1983年、及び特
開昭58−127921号、同58−113926号公
報に記載されている)。本発明の効果を有効に利用する
ためには、乳剤調製工程中の化学増感の際に、ハロゲン
化銀1モルあたり300mg以上のハロゲン化銀吸着性
物質を存在させることが好ましい。このハロゲン化銀吸
着性物質は、粒子形成中、粒子形成直後、後熱開始前後
熟時などいずれの時期に添加してもよいが化学増感剤(
例えば、金や硫黄増感剤)の添加されるより前、もしく
は化学増感剤と同時に添加されることが好ましく、少な
くとも、化学増感が進行する過程で、存在している必要
がある。ハロゲン化銀吸着性物質の添加条件として、温
度は30℃〜80℃の任意の温度でよいが、吸着性を強
化する目的で、50℃〜80℃の範囲が好ましい。pH
、pAgも任意でよいが、化学増感をおこなう時点では
pH6〜10、pAg7〜9であることが好ましい。 本発明でいう、ハロゲン化銀吸着性物質とは増感色素、
もしくは写真性能安定化剤の類を意味する。すなわちア
ゾール類{例えばベンゾチアゾリウム塩、ベンゾイミダ
ゾウム塩、イミダゾール類、ベンズイミダゾール類、ニ
トロインダゾール類、トリアゾール類、ベンゾトリアゾ
ール類、テトラゾール類、トリアジン類など};メルカ
プト化合物類{例えばメルカプトチアゾール類、メルカ
プトベンゾチアゾール類、メルカプトイミダゾール類、
メルカプトベンズイミダゾール類、メルカプトベンゾオ
キサゾール類、メルカプトチアジアゾール類、メルカプ
トオキサジアゾール類、メルカプトテトラゾール類、メ
ルカプトトリアゾール類、メルカプトピリミジン類、メ
ルカプトトリアジン類など};例えばオキサドリンチオ
ンのようなチオケト化合物;アザインデン類{例えばト
リアザインデン類、テトラアザインデン類(特に4−ヒ
ドロキシ置換(1,3,3a,7)テトラアザインデン
類)、ペンタアザインデン類など};のようなカブリ防
止剤または安定剤として知られた化合物である。これら
の化合物の添加量はハロゲン化銀1モルあたり300〜
3000mg、好ましくは、500〜2500mgであ
る。 本発明のハロゲン化銀吸着性物質として、増感色素は、
好ましい効果を実現しうる。増感色素として、シアニン
色素、メロシアニン色素、コンプレックスシアニン色素
、コンプレックスメロシアニン色素、ホロホーラーシア
ニン色素、スチリル色素、ヘミシアニン色素、オキソノ
ール色素、ヘキオキソノール色素等を用いることができ
る。増感色素の添加量はハロゲン化銀1モルあたり30
0mg以上2000mg未満、好ましくは500mg以
上1000mg未満がよい。以下に本発明で有効な増感
色素の具体例を示す。
【0025】
【化9】
【0026】本発明の平板状乳剤の投影面積直径は0.
3〜2.0μm、特に0.5〜1.2μmであることが
好ましい。また平行平面間距離(粒子の厚み)としては
0.05μm〜0.3μm、特に0.1〜0.25μm
のものが好ましく、アスペクト比としては、3以上、2
0未満、特に4以上8未満のものが好ましい。本発明の
平板状ハロゲン化銀乳剤中には、アスペクト比が2以上
のハロゲン化銀粒子が全粒子の50%(投影面積)以上
、特に70%以上存在し、その平板粒子の平均アスペク
ト比が3以上、特に4〜8であることが好ましい。平板
状ハロゲン化銀粒子の中でも単分散六角平板粒子はとり
わけ有用な粒子である。
【0027】本発明のハロゲン化銀粒子を含有する層の
厚さは0.3〜5.0μm、特に0.5〜4.0μmで
あることが好ましい。又、ハロゲン化銀粒子の塗布量(
片面について)は0.5〜6g/m2、特に1〜4g/
m2であることが好ましい。
【0028】本発明は、γが0.5〜2.0になるよう
に乳剤層を調整することも特徴の一つである。かかる特
性を持つ乳剤を調整する手段としては前記の如き平板状
粒子乳剤を複数個調整し、それらの粒子の粒子サイズを
適宜変化させておき、これを混合使用又は重層塗布する
ことにより所望のγを得ることができる。特に支持体に
最近接の乳剤層から表面へ向かって順に粒子サイズの大
きくなって行く平板状粒子乳剤を重層塗布することによ
り全体のγは小さくすることが可能であり、逆に支持体
に最近接の乳剤層から表面へ向かって順に粒子サイズの
小さくなって行く平板状粒子乳剤を重層塗布することに
より全体のγは大きくできる。このような手段を用いる
ことにより任意のγを持つ感材は作成可能である。
【0029】本発明の感光材料の写真処理には、例えば
リサーチ・ディスクロージャー176号第28〜30頁
(RD−17643)に記載されているような、黒白写
真処理の公知の方法及び公知の処理液のいずれをも適用
することができる。処理温度は普通18℃から50℃の
間に選ばれるが、18℃より低い温度または50℃を越
える温度としてもよいが本発明には30〜45℃での自
動現像機による迅速処理が特に好ましい。現像主薬とし
ては、ジヒドロキシベンゼン類(たとえばハイドロキノ
ン)、3−ピラゾリドン類(たとえば1−フェニル−3
−ピラゾリドン)、アミノフェノール類(たとえばN−
メチル−p−アミノフェノールなどを単独もしくは組合
せて用いることができる。現像液には一般にこの他公知
の保恒剤、アルカリ剤、pH緩衝剤、カブリ防止剤など
を含み、さらに必要に応じ溶解助剤、色調剤、現像促進
剤(例えば、4級塩、ヒドラジン、ベンジルアルコール
)、界面活性剤、消泡剤、硬水軟化剤、硬膜剤(例えば
、グルタルアルデヒド)、粘性付与剤などを含んでもよ
い。現像処理の特殊な形式として、現像主薬を感光材料
中、たとえば乳剤層中に含み、感光材料をアルカリ水溶
液中で処理して現像を行なわせる方法を用いてもよい。 現像主薬のうち、疎水性のものは、リサーチディスクロ
ージャ169号(RD−16928)、米国特許第2,
739,890号、英国特許第813,253号又は西
独国特許第1,547,763号などに記載の種々の方
法で乳剤層中に含ませることができる。このような現像
処理は、チオシアン酸塩による銀塩安定化処理と組合せ
てもよい。定着液としては一般に用いられる組成のもの
を用いることができる。定着剤としてはチオ硫酸塩、チ
オシアン酸塩のほか、定着剤としての効果が知られてい
る有機硫黄化合物を用いることができる。定着液には硬
膜剤として水溶性アルミニウム塩を含んでもよい。
【0030】本発明の感材1に用いられるその他の各種
添加剤等に関しては特に制限はなく、例えば特開平2−
68539号公報の以下の該当個所に記載のものを用い
ることができる。             項      目     
                 該  当  個 
 所1.ハロゲン化銀乳剤とその製法    特開平2
−68539号公報第8頁右下欄          
                        下
から6行目から同第10頁右上欄12行       
                         
  目。 2.化学増感方法                 
 同第10頁右上欄13行目から同左下欄1     
                         
    6行目。 3.カブリ防止剤・安定剤          同第1
0頁左下欄17行目から同第11頁         
                         
左上欄7行目及び同第3頁左下欄2行目か      
                         
   ら同第4頁左下欄。 4.分光増感色素                 
 同第4頁右下欄4行目から同第8頁右下欄     
                         
    。 5.界面活性剤・帯電防止剤        同第11
頁左上欄14行目から同第12頁          
                        左
上欄9行目。 6.マット剤・滑り剤・可塑剤      同第12頁
左上欄10行目から同右上欄1           
                       0行
目。同第14頁左下欄10行目から同        
                         
 右下欄1行目。 7.親水性コロイド                
同第12頁右上欄11行目から同左下欄1      
                         
   6行目。 8.硬膜剤                    
    同第12頁左下欄17行目から同第13頁  
                         
       右上欄6行目。 9.支持体                    
    同第13頁右上欄7行目から20行目。 10. 染料・媒染剤               
   同第13頁左下欄1行目から同第14頁左   
                         
      下欄9行目。 11. 現像処理方法               
   特開平2−103037号公報第16頁右   
                         
      上欄7行目から同第19頁左下欄15行目
                         
         。及び特開平2−115837号公
報第3                      
            頁右下欄5行目から同第6頁
右上欄10行                   
               目。
【0031】感材1を以上のような方法で処理した後、
形成された銀画像をスキャニングし、デジタル画像に変
換するには例えば次に示すような方法を使用すればよい
。図1に示すように2次元平面のX軸、Y軸方向に同時
または個別に動かすことが可能な基板11上で、例えば
ガラス、アクリル等の光に対して透明な物質で構成され
ている部分12を作り、その表面に感材1を完全に密着
させ、不必要な干渉縞の生じないように置く。この時に
ポンプで感材と12の間の空間を吸引したり、感材を空
気圧で12に押しつけ同時にニュートンリング防止液等
の屈折率が空気に比較して12や感材1に近い液体を感
材1と12の間に入れても良い。
【0032】この状態でZ軸方向に測定光の出射光源1
3および受光部14を配置する。この測定光の種類はイ
ンコヒーレントな拡散光、および平行光、またはコヒー
レントなレーザー光のいずれも使用できるがインコヒー
レントな平行光、コヒーレントなレーザー光を用いるが
好ましい。出射光源13のスペクトルとしては昼光に対
応するスペクトルが好ましいが、単一波長のものでもよ
い。受光部14の分光感度としては標準比視感度を持っ
たいわゆるビジュアルフィルターを通したものが好まし
いが、入射光に対して充分な感度を持つものならばよい
。この基板11をX軸方向に一定インターバルを含んで
断続的に動かし、収録画像のX方向の最大位置まで来た
らY軸方向に1ピッチ移動し、また同様にX方向に移動
する。アパーチャーの形は正方形、円形、長方形のいず
れの形でもよい。アパーチャーの大きさ、サンプリング
周期はナイキストの定理を満たしていれば良いがアパー
チャー径は20〜100μmが好ましい。
【0033】このような系を通して感材1上の画像の透
過率を測定し、logをとって濃度に変換する。この時
の濃度分解能は8bit (256レベル)以上が好ま
しいが12bit (4096レベル)以上がより好ま
しい。感材1上の画像データを記録しておく媒体として
は、光、ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、など
を用いることができる。
【0034】感材2について、処理は Dry to 
Dry で10〜60秒が好ましく、20〜45秒が特
に好ましい。 その処理において好ましくはγ=0.5〜2.5特に好
ましくはγ=1.0〜2.0である。そのような処理の
例としては感材1に対するものと同じである。またハロ
ゲン化銀乳剤とその製法、化学増感法、カブリ防止剤:
安定剤、分光増感色素、界面活性剤・帯電防止剤、マッ
ト剤、すべり剤・可塑剤、親水性コロイド、硬膜剤、染
料、支持体、親水性ポリマー等は感材1のものと共通で
あり、乳剤層の層構成も共通である。
【0035】感材2への書き込みに使用する電磁波とし
てはインコヒーレントな平行光、レーザー光などを用い
、波長としては赤外線、可視光、紫外線のどの領域にそ
のスペクトルがある光でもよい。光の集光スポットを非
常に小さく絞る必要があること、乳剤中での光散乱が少
いことなどにより赤色以上の波長のレーザー光が好まし
い。具体的な書き込みの方法としては、図2に示すよう
な、読み込み時と同時にXY面を持つ基板21上に感材
2,23を固定しておき、例えばレーザー光源22をZ
軸方向から感材2に向けてセットしておく。この状態で
基板21をX軸方向に一定のインターバルを以て断続的
に動かし、X方向のスキャン終了後、X方向に1ピッチ
移動させ、その後再びX方向にスキャンを行う。その時
レーザー光の出力電圧を後述するように調整し、各画素
に対して必要な濃度になるように、レーザー光の照射を
行う。露光終了後感材2を処理して画像を得ることがで
きる。別の方法としては、図3に示すように感材2をド
ラムに巻きつけておきドラムを回転させると同時にレー
ザー光源をX軸方向へ移動させて露光を行う方法も用い
ることができる。
【0036】画像2は画像1とは特性曲線、MTFなど
を変化させて画像処理することにより形成することが好
ましい。特性曲線の形状やMTFの値を変化させて画像
処理を行う方法について以下に述べる。特性曲線の変更
についてはLUT(Look−Up−Table)を使
用する方法が適当であり好ましい。この方法は上述の感
材2への書き込み時に最初、レーザー光の出力を電圧の
調整またはNDフィルターの調整によって抑制し、出力
をいくつかの段階に分けて露光を行う。その後、処理し
、濃度を測定することによって電圧VまたはNDフィル
ターのレベルと感材2の濃度Dの対応の表が作れる。(
図4参照)このような表のことをLUTと呼んでいる。 これを用いることにより、収録した画像の各画素に対応
する濃度を出力電圧またはNDフィルターの値におき換
えることが可能になる。
【0037】一方で元の感材2の特性曲線に対して変更
したい特性曲線を例えば図4のように表すと、同一露光
量Eに対して元の濃度Dと変更した濃度D′の対応関係
が出てくる。図4よりD′の濃度を出すにはV′の出力
電圧を加えればよいことがわかる。この手順を全露光域
について行うと変更後濃度D′と出力電圧(V)または
NDフィルターの値の表(変更したLUT)を得ること
ができる。以後、この変更したLUTを使用することに
よって各画素に対して変更した濃度を書き込むことが可
能になり、言い換えると特性曲線を変更したことになる
【0038】次にMTFの値の変更については、よく知
られているようにフーリエ変換の手法を用いることがで
きる。この方法は、収録画像をフーリエ変換し空間周波
数の関数として表現する。ここで元の画像のMTFと変
更したいMTFの比を求めてこれで空間周波数領域での
フィルタリングを行う。そのデータをフーリエ逆変換し
て画像を実空間にもどすことによってMTFの変換を行
った画像を得ることができる。以上のような方法によっ
て任意の画像処理が可能になる。
【0039】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を例証するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。 実施例−1 (1) 写真材料の作製 乳剤の調整 乳剤−1 水1リットル中に臭化カリウム6.0g、ゼラチン21
g、チオエーテルHO(CH2)2 S(CH2)2 
S(CH2)2 OHの5%水溶液3.5ccを添加し
、60℃に保った容器中に攪拌しながら硝酸銀水溶液3
7cc(硝酸銀3.43g)と臭化カリウム2.97g
と沃化カリウム0.363gを含む水溶液33ccをダ
ブルジェット法により37秒間で添加した。つぎに臭化
カリウム0.9gの水溶液を添加したあと70℃に昇温
して硝酸銀水溶液53cc(硝酸銀4.90g)を13
分間かけて添加した。
【0040】ここで25%のアンモニア水溶液18cc
を添加、そのままの温度で20分間物理熟成したのち1
00%酢酸溶液を16.8cc添加した。引きつづいて
硝酸銀133.3gの水溶液と臭化カリウムの水溶液を
pAg8.5に保ちながらコントロール・ダブルジェッ
ト法で35分間かけて添加した。次に2Nのチオシアン
酸カリウム溶液10ccと直径0.07μmのAgI微
粒子を全銀量にたいして0.05モル%添加した。5分
間そのままの温度で物理熟成したのち35℃に温度を下
げた。 こうしてトータル沃化銀含量0.31モル%、平均投影
面積直径1.50μmの平板状粒子を得た。
【0041】この後、沈降法により可溶性塩類を除去し
た。再び40℃に昇温してゼラチン30gとフェノキシ
エタノール2.4gおよび増粘剤としてポリスチレンス
ルホン酸ナトリウム0.8gを添加し、苛性ソーダと硝
酸銀溶液でpH5.90、pAg8.25に調整した。 この乳剤を攪拌しながら56℃に保った状態で化学増感
を施した。
【0042】まず二酸化チオ尿素0.030mgを添加
し、22分間そのままに保持して還元増感を施した。つ
ぎに4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−
テトラザインデン15mgと増感色素(VIII−3)
を400mg添加した。さらに塩化カルシウム水溶液1
.1gを添加した。引きつづきチオ硫酸ナトリウム2.
5mgと塩化金酸2.0mgおよびチオシアン酸カリウ
ム80mgを添加し40分後に35℃に冷却した。この
ようにして乳剤−1を得た。
【0043】乳剤−2 水1リットル中に臭化カリウム4.5g、ゼラチン21
g、チオエーテルHO(CH2)2 S(CH2)2 
S(CH2)2 OHの5%水溶液2.5ccを添加し
、60℃に保った容器中に攪拌しながら硝酸銀水溶液3
7cc(硝酸銀3.43g)と臭化カリウム2.97g
と沃化カリウム0.363gを含む水溶液33ccをダ
ブルジェット法により37秒間で添加した。つぎに臭化
カリウム0.9gの水溶液を添加したあと70℃に昇温
して硝酸銀水溶液53cc(硝酸銀4.90g)を13
分間かけて添加した。
【0044】ここで25%のアンモニア水溶液15cc
を添加、そのままの温度で20分間物理熟成したのち1
00%酢酸溶液を14cc添加した。引きつづいて硝酸
銀133.3gの水溶液と臭化カリウムの水溶液をpA
g8.5に保ちながらコントロール・ダブルジェット法
で35分間かけて添加した。次に2Nのチオシアン酸カ
リウム溶液10ccと直径0.07μmのAgI微粒子
を全銀量にたいして0.05モル%添加した。5分間そ
のままの温度で物理熟成したのち35℃に温度を下げた
。こうしてトータル沃化銀含量0.31モル%、平均投
影面積直径1.10μmの平板状粒子を得た。
【0045】この後、沈降法により可溶性塩類を除去し
た。再び40℃に昇温してゼラチン30gとフェノキシ
エタノール2.4gおよび増粘剤としてポリスチレンス
ルホン酸ナトリウム0.8gを添加し、苛性ソーダと硝
酸銀溶液でpH5.90、pAg8.25に調整した。 この乳剤を攪拌しながら56℃に保った状態で化学増感
を施した。
【0046】まず二酸化チオ尿素0.043mgを添加
し、22分間そのままに保持して還元増感を施した。つ
ぎに4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−
テトラザインデン20mgと増感色素(VIII−3)
を500mg添加した。さらに塩化カルシウム水溶液1
.1gを添加した。引きつづきチオ硫酸ナトリウム3.
3mgと塩化金酸2.6mgおよびチオシアン酸カリウ
ム90mgを添加し40分後に35℃に冷却した。この
ようにして乳剤−2を得た。
【0047】乳剤−3 水1リットル中に臭化カリウム3.5g、ゼラチン21
g、チオエーテルHO(CH2)2 S(CH2)2 
S(CH2)2 OHの5%水溶液1.5ccを添加し
、53℃に保った容器中に攪拌しながら硝酸銀水溶液3
7cc(硝酸銀3.43g)と臭化カリウム2.97g
と沃化カリウム0.363gを含む水溶液33ccをダ
ブルジェット法により37秒間で添加した。つぎに臭化
カリウム0.9gの水溶液を添加したあと60℃に昇温
して硝酸銀水溶液53cc(硝酸銀4.90g)を13
分間かけて添加した。
【0048】ここで25%のアンモニア水溶液5ccを
添加、そのままの温度で20分間物理熟成したのち10
0%酢酸溶液を5cc添加した。引きつづいて硝酸銀1
33.3gの水溶液と臭化カリウムの水溶液をpAg8
.5に保ちながらコントロール・ダブルジェット法で3
5分間かけて添加した。次に2Nのチオシアン酸カリウ
ム溶液10ccと直径0.07μmのAgI微粒子を全
銀量にたいして0.05モル%添加した。5分間そのま
まの温度で物理熟成したのち35℃に温度を下げた。こ
うしてトータル沃化銀含量0.31モル%、平均投影面
積直径0.75μmの平板状粒子を得た。
【0049】この後、沈降法により可溶性塩類を除去し
た。再び40℃に昇温してゼラチン30gとフェノキシ
エタノール2.4gおよび増粘剤としてポリスチレンス
ルホン酸ナトリウム0.8gを添加し、苛性ソーダと硝
酸銀溶液でpH5.90、pAg8.25に調整した。 この乳剤を攪拌しながら56℃に保った状態で化学増感
を施した。
【0050】まず二酸化チオ尿素0.043mgを添加
し、22分間そのままに保持して還元増感を施した。つ
ぎに4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−
テトラザインデン20mgと増感色素(VIII−3)
を700mg添加した。さらに塩化カルシウム水溶液1
.5gを添加した。引きつづきチオ硫酸ナトリウム4.
3mgと塩化金酸3.5mgおよびチオシアン酸カリウ
ム90mgを添加し40分後に35℃に冷却した。この
ようにして乳剤−3を得た。
【0051】乳剤−1〜乳剤−3のハロゲン化銀1モル
あたり下記の薬品を添加して塗布液−1〜−3を調製し
た。 ・2,6−ビス(ヒドロキシアミノ)−4−ジエ   
 チルアミノ−1,3,5−トリアジン       
                   72mg・ゼ
ラチン                      
                    後述の各写
真材料に                     
                         
      対応する量を添加・トリメチロールプロパ
ン                        
                  9g・デキスト
ラン(平均分子量3.9万)            
            18.5g・ポリスチレンス
ルホン酸ナトリウム(平均分子    量60万)  
                         
                     1.8g
【0052】
【化10】
【0053】表面保護層塗布液の調製 表面保護層は各成分が下記の塗布量となるように調製準
備した。           表面保護層の内容       
                         
塗布量・ゼラチン                 
                         
  0.966g/m2・ポリアクリル酸ナトリウム(
平均分子量40万)        0.023・4−
ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,    7−
テトラザインデン                 
             0.015・硬膜剤     1,2−ビス(ビニルスルホニルアセトアミド
)エタン膨潤率が230%と    なるように添加量
を調整
【0054】
【化11】
【0055】 ・ポリメチルメタクリレート(平均粒径3.7μm) 
     0.087・プロキセル(NaOHでpH7
.4に調整)            0.0005

0056】ここで膨潤率の値は本写真材料を25℃60
%RH条件下で7日間経時した時点で親水性コロイド層
の膨潤率を測定して得られた。乾膜厚(a)は切片の走
査型電子顕微鏡により求めた。膨潤膜質(b)は写真材
料を21℃の蒸留水に3分間浸漬した状態を液体窒素に
より凍結乾燥したのち走査型電子顕微鏡で観察すること
で求めた。膨潤率を{(a)−(b)}/(a)×10
0(%)で求めた。
【0057】クロスオーバーカット用着色染料層の調製
染料I−1、I−5を特開昭63−197943に記載
の方法でそれぞれボールミル処理した。水434mlお
よび Triton X−200R界面活性剤(TX−
200R)の6.7%水溶液791mlとを2リットル
のボールミルに入れた。染料20gをこの溶液に添加し
た。酸化ジルコニウム(ZrO)のビーズ400ml(
2mm径)を添加し内容物を4日間粉砕した。この後、
12.5%ゼラチン160gを添加した。脱泡したのち
、濾過によりZrOビーズを除去した。得られた染料分
散物を観察したところ、粉砕された染料の粒径は直径0
.05〜1.15μmにかけての広い分布を有していた
。支持体として厚み175μmの青色染色した透明PE
T支持体を用いた。支持体は親水性コロイド層との密着
力を向上させるため、予め表面をコロナ放電処理したの
ちスチレン・ブタジエン  ラテックスからなる第一下
塗り層を設けその上層にゼラチン0.08g/m2の第
二下塗り層を設けた。この支持体の両側に下記の塗布量
となるように、前記染料の微細分散物をゼラチン分散溶
液として塗布した。こうして、クロスオーバーカット層
を調製した。                          
                         
    片面あたりの塗布量・ゼラチン       
                         
                1.8g/m2・染
料I−1                     
                       表−
1記載の量・染料I−8              
                         
     表−1記載の量・ポリスチレンスルホン酸カ
リウム(平均分子量    60万)        
                         
               35mg/m2
【00
58】
【化12】
【0059】 ・フェノキシエタノール              
                        1
8mg/m2・1,2−ビス(スルホニルアセトアミド
)エタ    ン                 
                         
          100mg/m2
【0060】乳
剤試料−1〜−4の作成準備した支持体上に先に調製し
た塗布液1〜3と表面保護層を片面づつ同時重層塗布し
て両面ハロゲン化銀乳剤塗布感材を得た。 乳剤試料−1 乳剤  片面あたり塗布銀量(g/m2)片面あたり塗
布ゼラチン量(g/m2)  塗布液−1  乳剤−1
         0.6             
       0.45              
    〃  −2  〃  −2         
0.6                    0.
45                  〃  −3
  〃  −3         0.7      
              0.53       
       支持体に最近接の最下層乳剤層は塗布液
−3で表面保護層に接した最上層乳剤層は塗布液−1か
ら成っている乳剤層3層構成の乳剤試料である。
【0061】 乳剤試料−2   乳剤  片面あたり塗布銀量(g/m2)片面あた
り塗布ゼラチン量(g/m2)  塗布液−1  乳剤
−1         0.8           
       0.45      〃  −2  〃
  −2         0.9         
         0.45        〃  −
3  〃  −3         0.2     
            0.53    支持体に最
近接の最下層乳剤層は塗布液−3で表面保護層に接した
最上層乳剤層は塗布液−1から成っている乳剤層3層構
成の乳剤試料である。
【0062】 乳剤試料−3   乳剤  片面あたり塗布銀量(g/m2)片面あた
り塗布ゼラチン量(g/m2)  塗布液−1  乳剤
−1         1.0           
  0.76    〃  −2  〃  −2   
      1.2              0.
76支持体に近い下層乳剤層が塗布液−2、表面保護層
に接した上層乳剤層は塗布液−1からなる乳剤層2層構
成の乳剤試料である。
【0063】 乳剤試料−4   乳剤  片面あたり塗布銀量(g/m2)片面あた
り塗布ゼラチン量(g/m2)  塗布液−2  乳剤
−2         1.1           
  0.76    〃  −1  〃  −1   
      1.2              0.
76支持体に近い下層乳剤層が塗布液−1、表面保護層
に接した上層乳剤層が塗布液−2からなる乳剤層2層構
成の乳剤試料である。表−1に示したようにクロスオー
バー(%)の値の大きいものから小さいものへ順に乳剤
試料−4〜1を塗布した試料を写真材料1〜20とした
【0064】写真性能の評価 これらの各試料に管電圧80keV、管電流100mA
の条件でX線センシトメトリーを行い後述の処理を行っ
た。階調は特性曲線(H&Dカーブ)のFog+0.5
の濃度点とFog +2.5の濃度点を結ぶ直線の傾き
で表した。結果は表−1にまとめた。クロスオーバー光
の測定方法は特開平2−264944号公報第21頁右
下欄〜同第22頁左上欄に記載の方法によった。
【0065】処理方法 富士写真フイルム(株)製の自動現像機FPM9000
にRD−7現像液(富士写真フイルム社製)とFuji
−F定着液(富士写真フイルム社製)を用いて処理を行
った。 Dry to Dry の処理時間は45秒で
あった。現像液温度は35℃、定着液温度は30℃であ
った。
【0066】画質評価 表−1に示す写真材料についてファントーム撮影を実施
した。出来た画像についてX線感材研究者5名と放射線
撮影技師5名の計10名によって評価した。これらの計
20枚の画像について、各評価者が順位づけを行い、優
れていると思う順に20ポイント〜1ポイントを与えた
(ポイントの多いものが優れている)。10名の評価が
終了した後、各画像に対する10名のポイントを合計し
得点の多いものから順に番号をつけて画質評価の序列と
した。結果を表−1に示す。
【0067】
【表1】
【0068】表−1の結果より本発明による画質は比較
タイプよりも非常に良いことがわかった。画質評価と階
調またはクロスオーバーの順序が一致しないものは、階
調が高くクロスオーバーが小さいと粒状が荒れて微小切
片が見にくい傾向が生じ、逆に階調が低いと、粒状は良
いがコントラストがつきにくく、クロスオーバーの量と
の兼ね合いにより評価が変わるためである。
【0069】実施例2 比較用乳剤の調製 水1リットル中に臭化カリ5g、沃化カリ0.05g、
ゼラチン25.0g、チオエーテルHO(CH2)2 
S(CH2)2 S(CH2)2 OHの5%水溶液2
.5ccを添加し69℃に保った溶液中へ、攪拌しなが
ら硝酸銀8.33gの水溶液と、臭化カリ5.94g、
沃化カリ0.726gを含む水溶液とをダブルジェット
法により45秒間で添加した。続いて臭化カリ2.5g
を添加したのち、硝酸銀8.33gを含む水溶液を26
分かけて、添加終了時の流量が添加開始時の2倍となる
ように添加した。このあと25%のアンモニア容液20
cc、50%NH4 NO3 10ccを添加して20
分間物理熟成したのち1Nの硫酸240ccを添加して
中和し、引き続いて硝酸銀153.34gの水溶液と臭
化カリの水溶液を、電位をpAg8.2に保ちながらコ
ントロールダブルジェット法で40分間で添加した。こ
の時の流量は添加終了時の流量が、添加開始時の流量の
9倍となるように加速した。添加終了後2Nのチオシア
ン酸カリウム溶液15ccを添加し、さらに1%の沃化
カリ水溶液25ccを30秒かけて添加した。このあと
温度を35℃に下げ、沈降法により可溶性塩類を除去し
たのち、40℃に昇温してゼラチン75gとフェノキシ
エタノール0.73gを添加し、苛性ソーダと臭化カリ
によりpH6.50、pAg8.10に調整した。温度
を56℃に昇温したのち、増感色素(VIII−3)を
600mgと下記安定化剤150mgを添加した。10
分後にチオ硫酸ナトリウム5水和物2.4mgチオシア
ン酸カリ140mg、塩化金酸2.1mgを添加し、8
0分後に急冷して固化させて乳剤とした。 得られた乳剤は全粒子の投影面積の総和の98%がアス
ペクト比3以上の粒子からなり、アスペクト比2以上す
べての粒子についての平均の投影面積直径は1.05μ
m、標準偏差11.5%、厚みの平均は0.165μm
でアスペクト比は6.4であった。
【0070】
【化13】
【0071】乳剤塗布液の調製 乳剤にハロゲン化銀1モルあたり、下記の薬品を添加し
て塗布液とした。 ・ポリアクリルアミド(平均分子量4.5万)    
              23.5g・ポリマーラ
テックス(ポリ(エチルアクリレー    ト/メタク
リル酸)=97/3)               
           25.0g・硬膜剤     1,2−ビス(スルホニルアセトアミド)エ 
     タン                  
                         
 8ミリモル/乳剤層               
                         
              のgel.100 g当
【0072】
【化14】
【0073】 ・2,6−ビス(ヒドロキシアミノ)−4−ジエ   
 チルアミノ−1,3,5−トリアジン       
                   80mg・ポ
リアクリル酸ナトリウム(平均分子量4.1    万
)                        
                         
     4.0g・ポリスチレンスルホン酸カリウム
(平均分子量    60万)           
                         
              1.0g
【0074】次
に乳剤層塗布液を表面保護層塗布液と同時に支持体上に
両面に塗布した。塗布銀量は1.80g/m2(片面あ
たり)とした。表面保護層は各成分が、下記の塗布量と
なるように調製し、比較用写真材料−1とした。     表面保護層の内容             
                         
  塗布量・ゼラチン               
                         
      1.15g/m2・ポリアクリルアミド(
平均分子量4.5万)              0
.25・ポリアクリル酸ソーダ(平均分子量40万) 
             0.02・p−t−オクチ
ルフェノキシジグリセリルブチ    ルスルホン化物
のナトリウム塩                  
      0.02・ポリ(重合度10)オキシエチ
レン−ポリ(重    合度3)オキシグリセリルp−
オクチルフェ    ノキシエーテル        
                         
     0.01・ポリメチルメタクリレート(平均
粒径3.5μ    m)             
                         
          0.025・ポリ(メチルメタク
リレート/メタクリレート)    (モル比7:3、
平均粒径2.5μm)               
 0.020
【0075】
【化15】
【0076】本発明用には実施例−1の写真材料−14
を使用した。
【0077】写真性能の評価 比較用試料と本発明の試料の露光処理、センシトメトリ
ーは実施例−1と同様に行った。その結果を表−2に示
す。また本発明の画像処理の具体的な方法について以下
に示す。最初に、本発明の試料を用いて血管、骨りょう
、軟部組織等が内含されているファントームの撮影を実
施例−1と同様に行い、処理をした。次に、この試料を
 Perkin−Elumer社のPDSマイクロデン
シトメーターでアパーチャー径を25μm□、50μm
□、100μm□、150μm□の4種類について微小
領域の濃度を測定した。この時の濃度分解能は12bi
t(4096レベル)に設定し、△Dは約0.001が
分解可能である。 同時に読み込み時の濃度補正のためのステップウェッジ
の濃度も測定した。そして、このデータを磁気テープに
記録し、その後、ステップウェッジのデータが実物と同
じになるように濃度補正を行ってLUTを作りHe−N
eレーザーを用いて回転ドラムにLI−RH(富士フイ
ルム社製)を巻きつけて露光を行った。そしてRD−3
、Fuji−Fを現像液・定着液にそれぞれ用いたFP
M−5000自動現像機(全て富士写真フイルム社製)
により処理し、評価用画像のデッドコピーを行い、画質
評価的に充分な画像であることを確認した。
【0078】一方、その確認をふまえて、同じ評価用画
像を比較用試料と同じ特性曲線を持つようにLUTによ
る濃度補正を行い、評価用試料とした。同様な手順で画
像処理時にMTFを図−5に示したように5(cycl
/mm)の点で、5%、10%、15%強調の3段階に
変えたものを作成し、その画像の中で最良のものを評価
用画像とした。および画像処理時に階調の変化を行った
ものを評価用試料として作成した。以上のようにして作
成された画像を実施例−1と同様に計10人によって画
質評価を行い、その結果を表−2にまとめた。
【0079】
【表2】
【0080】表−2より明らかなように、本発明の写真
感光材料を使用し、更に100μm×100μm以下の
画素において画像処理を行うことにより、画質の向上が
著しいものであることがわかる。
【0081】
【発明の効果】クロスオーバー光が12%以下であり特
性曲線における濃度0.5と2.5のγが0.5〜2.
0であるハロゲン化銀感材によりラチチュード及びS/
N比がよく診断能力にすぐれたハロゲン化銀感材及び5
4を用いた画像処理システムを提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】感材1に形成された画像を収録する方法を模式
的に示すものである。
【図2】感材2に画像を書き込む方法を模式的に示すも
のである。
【図3】感材2に画像を書き込む方法(ドラム使用)を
模式的に示すものである。
【図4】LUTの説明図である。
【図5】MTFの強調の度合の説明図である。
【符号の説明】
11:X及びY軸方向に可動な基板 12:感材1を置く透明板 13:出射光源 14:受光部 21:XおよびY軸方向に可動な基板 22:露光用レーザー光出力部分 23:感材2 31:X軸を中心として回転可能なドラム32:露光用
レーザー光出力部分 33:感材2

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  支持体上に少なくとも一層のハロゲン
    化銀乳剤層を有する写真感光材料に於いて、クロスオー
    バー光が12%以下であり、得られた画像の光学濃度(
    D)と露光量(log E)の座標単位長の等しい直角
    座標系上の特性曲線における光学濃度0.5の点と2.
    5の点を結ぶ直線の傾き(γ)が0.5〜2.0である
    ことを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。
  2. 【請求項2】  請求項1の写真感光材料(感材1)を
    露光後現像処理して形成された画像(画像1)を100
    μm×100μm以下の領域に分割し、各領域の濃度を
    記録媒体に一旦記録した後支持体上に少なくとも一層の
    ハロゲン化銀乳剤層を有する写真感光材料(感材2)に
    その記録を電磁波により書き込んだ後現像処理して画像
    (画像2)を形成することを特徴とする画像処理方法。
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