JPH0431263B2 - - Google Patents

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JPH0431263B2
JPH0431263B2 JP62152538A JP15253887A JPH0431263B2 JP H0431263 B2 JPH0431263 B2 JP H0431263B2 JP 62152538 A JP62152538 A JP 62152538A JP 15253887 A JP15253887 A JP 15253887A JP H0431263 B2 JPH0431263 B2 JP H0431263B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は超音波ドプラ診断装置、特に被検体に
からの反射エコー信号の受信回路に関する。
[従来の技術] 生体である被検体内の高速血流などの運動部に
ついてその速度を測定して表示する超音波ドプラ
診断装置が周知であり、これにより運動体の方向
や渦流等の運動状態を画像表示することが行なわ
れている。
従来の診断装置の概略構成が第3図に示されて
おり、探触子10には送信器12からの超音波送
信信号が供給され、この探触子10から超音波が
被検体内に放射される。そして、被検体から反射
するエコー信号は探触子10にて電気信号に変換
されて受信器14に供給され、所定の増幅がなさ
れた後に受信信号は復調器16に入力される。
この復調器16では、エコー信号のドプラ周波
数偏移量を検出するために、エコー信号を、例え
ば複素信号に変換しており、このために、復調器
16は周波数ミキサを有している。そして、この
周波数ミキサにて送信信号と同一の周波数をもつ
参照波信号をエコー信号に乗算する。すなわち、
前記参照波信号は同一周波数でかつ90度位相の異
なる信号であり、これらの信号はそれぞれの復調
器16a,16bでエコー信号と掛け合わせら
れ、これによつてエコー信号を複素信号に変換す
ることができる(2個の復調器16の出力を合わ
せたものが複素信号となる)。
また、この復調器16の出力信号はフイルタ1
8で余分な信号が除去された後に周波数解析部2
0に供給されており、この周波数解析部20でド
プラ周波数偏移量(ドプラ効果に基づいたもの)
の演算が行われる。この周波数偏移量は被検体内
の運動部の速度に対応しており、偏移信号から運
動部の状態が表示部22に画像表示される。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、復調器16に設けられる前記周
波数ミキサは、通常では素子の非線形特性を利用
して入力信号間の積を演算しているため、必ずし
も理想的な乗算効果を得ることができず、本来必
要とされるドプラ周波数成分以外の信号である相
互変調信号、例えば2次歪信号3次歪信号等も同
時に現れることになる。従つて、ドプラ偏移周波
数を得るための精度のよいドプラ信号を得ること
ができなかつた。
また、理想的な乗算を実現するためにエコー信
号自体を高速でアナログ・デジタル(A/D)変
換し、乗算をデジタルで処理することも提案され
ているが、この場合の回路は複雑となり、また
A/D変換器の高速性等に問題がある。
発明の目的 本発明は前記従来の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的は、簡略化された回路でドプラ
信号の抽出を容易かつ正確に行うことのできる超
音波ドプラ診断装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本発明は、被検体
内に超音波パルスを放射し、被検体内からの反射
エコー信号を受信してその受信信号を復調回路に
て復調することにより、被検体内の運動部の状態
を測定表示する超音波ドプラ診断装置において、
前記復調回路は、互いに位相が90度異なり、かつ
それぞれの周期が前記超音波パルスの送信周波数
と同じか又はその整数倍である2つのサンプルト
リガ信号を参照波信号として出力するサンプルト
リガ発生器と、前記サンプルトリガ信号をそれぞ
れ受け入れて、前記受信信号をそのサンプルトリ
ガ信号の周期でサンプリングしてA/D変換する
2つのサンプル回路と、を含むことを特徴とす
る。
[作用] 以上の構成によれば、ドプラ周波数偏移を受け
たエコー信号は、サンプル回路で復調されること
になるが、このサンプル回路の離散化信号は参照
波信号の周期又はこの周期の整数倍の周期からな
つている。この離散化信号の周波数(前記周期分
の1)は超音波のキヤリア周波数の同一であるか
ら、エコー信号がドプラ周波数偏移を受けていな
ければ、離散化信号にて得られた信号は周波数成
分をもたない直流成分のみの信号となるが、ドプ
ラ周波数偏移を受けていれば、離散化信号にて得
られた信号は周波数成分をもつ信号となる。
従つて、サンプル回路出力の信号からドプラ周
波数偏移を検出することができる。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例を
説明する。
第1図には超音波ドプラ診断装置の回路構成が
示されており、被検体に当接される探触子10に
は送信器12が接続され、この送信器12には水
晶発振器24、参照波発生器26、ゲート発生器
28が接続されている。前記水晶発振器24から
出力される高安定な発振信号は、参照波発生器2
6にて分周されて必要な送信周波数の信号とな
り、この参照波発生器の26の出力はゲート発生
器28を介して、送信信号として出力される。そ
して、送信器12は内臓された駆動回路によつて
探触子10内の振動子を駆動し、これにより被検
体内にパルス超音波を送波することができる。
一方、被検体内の運動部から反射してくる反射
エコーは探触子10にて、電気信号に変換された
後に受信器14に供給され、ここで所定の増幅を
行う。そして、受信器14の出力は帯域通過フイ
ルタ15に供給され、不要な帯域の信号成分を除
去しており、その後に帯域通過フイルタ15の出
力はドプラ信号抽出のための復調に供される。
本発明において特徴的なことは、エコー信号の
復調をサンプル回路にて行うようにしたことであ
り、実施例ではサンプル回路として、複素信号に
変換するための2個のサンプラ30a,30bと
サンプルトリガ発生器32とを設ける。このサン
プラ30は帯域通過フイルタ15の出力を離散化
して取り込んでおり、この離散化のタイミングは
サンプルトリガ発性器32で形成される。この場
合の離散化の周期は参照波の周期に等しいか又は
その整数倍の周期(周波数でいえば整数倍分の1
となる)とし、同時に各サンプラ30a,30b
で離散化信号の位相をπ/2だけずらす。この
π/2位相差を設けることにより、エコー信号を
ドプラ周波数を偏移を得るための複素信号に変換
することができ、実施例ではサンプラ30aに
sinトリガ信号を、サンプラ30bにcosトリガ信
号を供給する。
そして、このサンプラ30は、実施例ではA/
D変換器を用いており、このA/D変換器により
信号の離散化とアナログデジタル変換を同時に行
うことができるという利点を有する。このサンプ
ラ30には、この出力の中の不要な信号成分を除
去する高域通過フイルタ34a,34bが設けら
れ、この高域通過フイルタ34には周波数解析器
20及び表示部22が接続される。
また、前記サンプラ30としてサンプルホール
ド回路を用いてもよく、サンプルホールド回路の
場合は、離散化した信号を高域通過フイルタ
(HPF)、低域通過フイルタ(LPE)の2種類の
フイルタを通して不要な信号を除去した後に、ア
ナログデジタル変換して周波数解析部20に供給
することになる。
更に、超音波診断装置で速度を検出する場合に
は、連続波で行う場合とパルス波で行う場合とが
あるが、パルス超音波でを用いる場合は、前記送
信器12及びサンプルトリガ発生器32にゲート
を掛けるだけで簡単にサンプル回路を構成するこ
とができる。
実施例は以上の構成から成り、以下にその作用
を説明する。
前記送信器12の送信制御により探触子10か
ら、例えばパルス超音波を被検体内に放射する
と、被検体内の運動部からドプラ効果を受けたエ
コー信号が反射して探触子10に戻つてくる。そ
うすると、エコー信号は受信器14で所定の増幅
率だけ増幅された受信信号となり、この受信信号
は帯域通過フイルタ15で不要な信号が除去され
る。
そして、前記帯域通過フイルタ15の出力はド
プラ周波数偏移を抽出するための信号復調に供さ
れる。まず、サンプラ30の離散化によるドプラ
信号検出の原理を示す。
反射エコー信号をf(t)すると、次式で表す
ことができる。
f(t)=cos(ω0+ωd)t ……(1) ここで、ω0は送信波周波数(参照周波数でも
ある)、ωdはドプラ偏移周波数であり、また信号
の振幅は簡略化して1とした。
このエコー信号に対し、参照波周波数で離散化
する場合を考え、離散化信号列をXk、離散化周
期をT(T=2π/ω0)とすると、 Xk=f(kT) =cos(ω0+ωd)kT =cos{2πk+(ωd/ω0)2πk} =cos2πkcos(ωd/ω0)2πk −sin2πksin(ωd/ω0)2πk で表され、ここで、cos2πk〓1、sin2π〓0とす
れば、 Xk=cos(ω0/ωd)2πk =cosωdkT ……(2) が導かれる。
前記(2)式は、ωdなる角周波数をもつドプラ信
号を周期Tで離散化したここと等価なものとな
る。このことは、離散化周期Tを整数倍した周期
で行つても同様に成立する。
前記の離散化を第2図の波形図で説明すると、
図aに示されるように、復調のための参照波信号
を図示100とすると、離散化信号を例えば、時
間軸上に0→1→0→−1→0→1→…の順で同
一時間間隔で現れる信号とする。
そして、図bに示されるように、受信信号がド
プラ偏移を受けていない信号200であるとする
と、離散化信号によつて得られる信号は201で示
される直流(DC)信号となり、ドプラ周波数は
検出されない。しかし、図cに示されるように、
ドプラ周波数を受けている信号(運動部が離れて
いく信号)300の場合は、離散化信号によつて
得られる信号は301で示される信号となり、図
のように周波数偏移を受けた信号となる。
このようにして求められたサンプラ30の出力
は、従来のミキサや乗算器を用いていないので、
ミキサによる歪み信号は発生せず、また回路も簡
略化されることになる。更に、前述したように、
サンプラ30をA/D変換器とすることにより、
復調とデジタル変換を同時に行うことができ、回
路的に効率のよい構成となる。
このドプラ偏移周波数は、運動体の速度に対応
する速度成分であり、このドプラ偏移周波数の大
きさから速度の大きさを求めることができ、碑周
波数解析部20で速度を求めれば、運動部の速度
を表示部32に表示することができる。
前記周波数解析部20の出力は速度情報のみの
信号であるが、この場合の表示はMモード表示に
限らずBモード表示とすることができ、この場合
には、受信用振動子10bから得られるエコー信
号を別途信号処理して被検体内の断層像を求め、
この断層像に前記速度情報を重ねて表示部32に
画像表示することとなる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、復調器
としてエコー信号を参照波信号の周期またはその
整数倍の周期で離散化するサンプラ回路を設けた
ので、歪みのない良好なドプラ信号を抽出するこ
とができ、簡単な回路構成にて正確な速度を検出
して運動状態を画像表示することが可能となる。
また、サンプラ回路をA/D変換器で行えば、
復調とデジタルアナログ変換を同時に行うことが
でき、極めて効率のよい装置が提供可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る超音波ドプラ診断装置の
回路構成を示すブロツク図、第2図はサンプラの
信号処理を説明する波形図、第3図は従来の超音
波ドプラ診断装置の回路構成を示すブロツク図で
ある。 10……探触子、12……送信器、14……受
信器、20……周波数解析部、30……サンプ
ラ、32……サンプルトリガ発生器、34……フ
イルタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被検体内に超音波パルスを放射し、被検体内
    からの反射エコー信号を受信してその受信信号を
    復調回路にて復調することにより、被検体内の運
    動部の状態を測定表示する超音波ドプラ診断装置
    において、 前記復調回路は、 互いに位相が90度異なり、かつそれぞれの周期
    が前記超音波パルスの送信周波数と同じか又はそ
    の整数倍である2つのサンプルトリガ信号を参照
    波信号として出力するサンプルトリガ発生器と、 前記サンプルトリガ信号をそれぞれ受け入れ
    て、前記受信信号をそのサンプルトリガ信号の周
    期でサンプリングしてA/D変換する2つのサン
    プル回路と、 を含むことを特徴とする超音波ドプラ診断装置。
JP15253887A 1987-06-19 1987-06-19 超音波ドプラ診断装置 Granted JPS63315036A (ja)

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JP15253887A JPS63315036A (ja) 1987-06-19 1987-06-19 超音波ドプラ診断装置

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JP15253887A JPS63315036A (ja) 1987-06-19 1987-06-19 超音波ドプラ診断装置

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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5873343A (ja) * 1981-10-26 1983-05-02 株式会社日立メディコ 超音波診断装置
JPS5920149A (ja) * 1982-07-28 1984-02-01 富士通株式会社 超音波パルスドプラ血流計
US4671294A (en) * 1985-08-14 1987-06-09 Hewlett-Packard Company Pulsed doppler flow mapping apparatus
JP2554618B2 (ja) * 1985-09-30 1996-11-13 株式会社東芝 超音波診断装置

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JPS63315036A (ja) 1988-12-22

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