JPH04313462A - アルミニウムの真空ろう付方法および真空ろう付炉と、真空ろう付用アルミニウムブレージングシート - Google Patents
アルミニウムの真空ろう付方法および真空ろう付炉と、真空ろう付用アルミニウムブレージングシートInfo
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Mg含有アルミニウム
ろうにて真空ろう付炉中に搬入されたワークのろう付を
行うアルミニウムの真空ろう付方法および炉と、真空ろ
う付用アルミニウムブレージングシートに関する。
ろうにて真空ろう付炉中に搬入されたワークのろう付を
行うアルミニウムの真空ろう付方法および炉と、真空ろ
う付用アルミニウムブレージングシートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、米国特許第3321828号
や米国特許第3015167号等を基本技術として、M
gを添加したろう材を芯材にクラッドしたブレージング
シートを用いたアルミニウムの真空ろう付方法が知られ
ている。
や米国特許第3015167号等を基本技術として、M
gを添加したろう材を芯材にクラッドしたブレージング
シートを用いたアルミニウムの真空ろう付方法が知られ
ている。
【0003】このろう材中のMgは、(1)ブレージン
グシート表面の酸化被膜の破壊、(2)ゲッタ作用によ
るろう付炉中の酸化性の雰囲気(H2 O,O2 )の
除去、および(3)還元作用を期待して添加されている
。
グシート表面の酸化被膜の破壊、(2)ゲッタ作用によ
るろう付炉中の酸化性の雰囲気(H2 O,O2 )の
除去、および(3)還元作用を期待して添加されている
。
【0004】ところが、このMgは、真空ろう付に不可
欠な一方で、ろう付炉中に蒸着し、機械的な不具合を起
こすという問題があった。また、炉中に蒸着したMgに
吸着されたH2 Oがろう付中に脱離してろう付品質を
低下さるという問題もあった。
欠な一方で、ろう付炉中に蒸着し、機械的な不具合を起
こすという問題があった。また、炉中に蒸着したMgに
吸着されたH2 Oがろう付中に脱離してろう付品質を
低下さるという問題もあった。
【0005】そこで、炉体の内部に遮熱板によって囲ま
れた加熱室を設け、ワークをこの加熱室内に搬入すると
共に、排気・加熱工程中において、炉内温度がMgの蒸
発する温度に達した場合には、加熱室のガス流通口を遮
蔽部材によって閉じ、蒸発したMgが炉体内に飛散しな
いようにした特開昭63−52764号の提案がある。
れた加熱室を設け、ワークをこの加熱室内に搬入すると
共に、排気・加熱工程中において、炉内温度がMgの蒸
発する温度に達した場合には、加熱室のガス流通口を遮
蔽部材によって閉じ、蒸発したMgが炉体内に飛散しな
いようにした特開昭63−52764号の提案がある。
【0006】この提案の技術によって、炉内のMg飛散
による汚損の問題を解決することができた。
による汚損の問題を解決することができた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】こうした従来のアルミ
ニウムの真空ろう付方法において、ブレージングシート
にクラッドするろう材に添加されるMgの量は通常1.
2〜2重量%であった。一方、資源の有効利用の観点か
ら、このMg添加量を低下させることが望まれている。
ニウムの真空ろう付方法において、ブレージングシート
にクラッドするろう材に添加されるMgの量は通常1.
2〜2重量%であった。一方、資源の有効利用の観点か
ら、このMg添加量を低下させることが望まれている。
【0008】ところが、Mg添加量を低下させると、酸
化被膜破壊作用やゲッタ作用や還元作用といったMgを
添加するそもそもの目的に対応する作用が十分でなくな
るという問題がある。
化被膜破壊作用やゲッタ作用や還元作用といったMgを
添加するそもそもの目的に対応する作用が十分でなくな
るという問題がある。
【0009】上述の特開昭63−52764号によれば
、一見、Mgの高密度化が期待でき、Mg含有量を低下
してもよい様に思われる。しかし、そもそもこの公報記
載の技術は、Mg蒸着による炉内汚損の問題を解決する
ことが目的であることから、炉内温度がMg蒸着による
汚損の始まる蒸発開始温度に達した時に加熱室のガス流
通口を閉鎖する条件となっていたため、Mgの高密度化
が期待できたとしても、加熱室内の水蒸気量が多ければ
Mgがゲッタ作用を発揮しても水蒸気が残余し、ろう付
が十分できなかった。
、一見、Mgの高密度化が期待でき、Mg含有量を低下
してもよい様に思われる。しかし、そもそもこの公報記
載の技術は、Mg蒸着による炉内汚損の問題を解決する
ことが目的であることから、炉内温度がMg蒸着による
汚損の始まる蒸発開始温度に達した時に加熱室のガス流
通口を閉鎖する条件となっていたため、Mgの高密度化
が期待できたとしても、加熱室内の水蒸気量が多ければ
Mgがゲッタ作用を発揮しても水蒸気が残余し、ろう付
が十分できなかった。
【0010】つまり、従来はMgの高密度化は図られて
いたものの、Mg含有量を低下させるためにはどうした
らよいかという対策は何等なされていなかったのである
。本発明は、ろう材中のMg添加量を低下させても、酸
化被膜破壊作用やゲッタ作用や還元作用を十分に発揮す
ることのできるアルミニウムの真空ろう付方法を提供す
ることを第1の目的として完成された。
いたものの、Mg含有量を低下させるためにはどうした
らよいかという対策は何等なされていなかったのである
。本発明は、ろう材中のMg添加量を低下させても、酸
化被膜破壊作用やゲッタ作用や還元作用を十分に発揮す
ることのできるアルミニウムの真空ろう付方法を提供す
ることを第1の目的として完成された。
【0011】また、かかる真空ろう付方法を実施するに
適し、効率よく真空ろう付けを行うことのできるアルミ
ニウムの真空ろう付炉を提供することを第2の目的とし
て完成された。
適し、効率よく真空ろう付けを行うことのできるアルミ
ニウムの真空ろう付炉を提供することを第2の目的とし
て完成された。
【0012】さらに、こうした新規なアルミニウムの真
空ろう付方法において使用するに最適の真空ろう付用ア
ルミニウムろうを芯材の表面にクラッドしたブレージン
グシートを提供することを第3の目的としている。
空ろう付方法において使用するに最適の真空ろう付用ア
ルミニウムろうを芯材の表面にクラッドしたブレージン
グシートを提供することを第3の目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用】かかる第1の目
的を達成するために、所定量のMgを含有するアルミニ
ウムろうにて真空ろう付炉中に搬入されたワークのろう
付を行うアルミニウムの真空ろう付方法において、真空
ろう付炉の炉内圧力が所定の高真空に達した後、炉内温
度が前記Mg含有アルミニウムろうの固相線の温度以上
の所定値を越える前に、炉内における前記ワークの周囲
所定範囲の気体の流通を制限することを特徴とする請求
項1記載の発明を完成した。なお、所定の高真空とは、
炉内圧力と炉内の水蒸気量との関係から定まり、概ね1
×10−4Torr以下の高真空をいう。
的を達成するために、所定量のMgを含有するアルミニ
ウムろうにて真空ろう付炉中に搬入されたワークのろう
付を行うアルミニウムの真空ろう付方法において、真空
ろう付炉の炉内圧力が所定の高真空に達した後、炉内温
度が前記Mg含有アルミニウムろうの固相線の温度以上
の所定値を越える前に、炉内における前記ワークの周囲
所定範囲の気体の流通を制限することを特徴とする請求
項1記載の発明を完成した。なお、所定の高真空とは、
炉内圧力と炉内の水蒸気量との関係から定まり、概ね1
×10−4Torr以下の高真空をいう。
【0014】この請求項1記載の発明の作用を説明する
前に、アルミニウムの真空ろう付におけるろう材の挙動
等について説明する。こうしたアルミニウムろうに含有
されるMgは、温度約500℃以上、圧力約0.78T
orr以下の真空加熱で気化する性質を有している。こ
の気化が最も盛んになるのはアルミニウムろうの固相線
の温度近傍である。
前に、アルミニウムの真空ろう付におけるろう材の挙動
等について説明する。こうしたアルミニウムろうに含有
されるMgは、温度約500℃以上、圧力約0.78T
orr以下の真空加熱で気化する性質を有している。こ
の気化が最も盛んになるのはアルミニウムろうの固相線
の温度近傍である。
【0015】この固相線の温度は、Mgの添加量によっ
て変化する。一例として、一般的なアルミニウムろうで
あるAl−10%Si合金にMgを添加したMg含有ア
ルミニウムろうの状態図を図1に示す。この図において
、点A,Bを結ぶ曲線と点B,C,Dを結ぶ直線が固相
線である。図示の様に、Mg添加量が0.85重量%以
上の場合は固相線の温度が555℃となり、添加量が0
.85重量%より少なくなるに従って固相線の温度が上
昇し、無添加の場合は577℃となる。
て変化する。一例として、一般的なアルミニウムろうで
あるAl−10%Si合金にMgを添加したMg含有ア
ルミニウムろうの状態図を図1に示す。この図において
、点A,Bを結ぶ曲線と点B,C,Dを結ぶ直線が固相
線である。図示の様に、Mg添加量が0.85重量%以
上の場合は固相線の温度が555℃となり、添加量が0
.85重量%より少なくなるに従って固相線の温度が上
昇し、無添加の場合は577℃となる。
【0016】ここで、例えば従来からアルミニウムの真
空ろう付に用いられているMg添加量が1.2重量%の
Mg含有アルミニウムろうについて炉の昇温状況とMg
の蒸発の関係を考察してみる。この1.2重量%のMg
を含有したアルミニウムろうでは、炉内温度が約500
℃に達した辺りからMgの蒸発が始まり、555℃(固
相線の温度)に達するとMg蒸発が盛んになり、約56
0℃〜570℃で蒸発がピークを迎え、その後さらに昇
温するに従って蒸発量が減少するという挙動を示すとい
うことが考察される。
空ろう付に用いられているMg添加量が1.2重量%の
Mg含有アルミニウムろうについて炉の昇温状況とMg
の蒸発の関係を考察してみる。この1.2重量%のMg
を含有したアルミニウムろうでは、炉内温度が約500
℃に達した辺りからMgの蒸発が始まり、555℃(固
相線の温度)に達するとMg蒸発が盛んになり、約56
0℃〜570℃で蒸発がピークを迎え、その後さらに昇
温するに従って蒸発量が減少するという挙動を示すとい
うことが考察される。
【0017】一方、Mgのゲッタ作用は化1,化2に示
す様な反応である。
す様な反応である。
【0018】
【化1】
【0019】
【化2】
【0020】真空ろう付においては、化1に示したH2
Oに対するゲッタ作用が特に重要である。それは、圧
力が10−9Torr以上では、真空ろう付炉内の壁面
等に吸着されていた水分が脱離し、真空中の主成分がH
2 Oとなっているからである。
Oに対するゲッタ作用が特に重要である。それは、圧
力が10−9Torr以上では、真空ろう付炉内の壁面
等に吸着されていた水分が脱離し、真空中の主成分がH
2 Oとなっているからである。
【0021】このH2 Oに対するゲッタ作用はさらに
、真空ろう付雰囲気中のH2 Oを除去するゲッタ作用
「雰囲気ゲッタ作用」と、固相線の温度以上において発
生した溶融したろう材が再酸化してその流動性が失われ
ることを防ぐゲッタ作用「再酸化防止ゲッタ作用」とに
分けることができる。
、真空ろう付雰囲気中のH2 Oを除去するゲッタ作用
「雰囲気ゲッタ作用」と、固相線の温度以上において発
生した溶融したろう材が再酸化してその流動性が失われ
ることを防ぐゲッタ作用「再酸化防止ゲッタ作用」とに
分けることができる。
【0022】従って、まずH2 Oが十分に少ないろう
付雰囲気を実現し、効率のよい雰囲気ゲッタ作用を発揮
させる条件を整えることが望ましい。一方、炉内温度が
固相線の温度に達するとろう材中に液相が出現してくる
ことから、再酸化防止ゲッタ作用を効率よく発揮させる
ために、ワーク近傍の雰囲気中のMg密度を高くするこ
とが望ましい。
付雰囲気を実現し、効率のよい雰囲気ゲッタ作用を発揮
させる条件を整えることが望ましい。一方、炉内温度が
固相線の温度に達するとろう材中に液相が出現してくる
ことから、再酸化防止ゲッタ作用を効率よく発揮させる
ために、ワーク近傍の雰囲気中のMg密度を高くするこ
とが望ましい。
【0023】請求項1記載の発明における炉内圧力が所
定の高真空に達した後という気体流通制限のための第1
の条件は、雰囲気中のH2 Oの量を十分に少なくして
雰囲気ゲッタ作用を効率よく実現するための条件である
。 また、炉内温度がMg含有アルミニウムろうの固相線の
温度以上の所定値を越える前という第2の条件は、ろう
材中のMgが雰囲気中に盛んに蒸発して高密度のMg雰
囲気となり、再酸化防止ゲッタ作用を効率よく実現する
ための条件である。
定の高真空に達した後という気体流通制限のための第1
の条件は、雰囲気中のH2 Oの量を十分に少なくして
雰囲気ゲッタ作用を効率よく実現するための条件である
。 また、炉内温度がMg含有アルミニウムろうの固相線の
温度以上の所定値を越える前という第2の条件は、ろう
材中のMgが雰囲気中に盛んに蒸発して高密度のMg雰
囲気となり、再酸化防止ゲッタ作用を効率よく実現する
ための条件である。
【0024】この様な二つの条件を満足する場合に炉内
におけるワークの周囲所定範囲の気体の流通を制限する
という構成を採用したことにより、請求項1記載の発明
によれば、固相線の温度以上における良好な再酸化防止
ゲッタ作用を実現することができるのである。
におけるワークの周囲所定範囲の気体の流通を制限する
という構成を採用したことにより、請求項1記載の発明
によれば、固相線の温度以上における良好な再酸化防止
ゲッタ作用を実現することができるのである。
【0025】ここで、もし、炉内温度に関する第2の条
件だけに基づいて炉内における気体の流通を制限したと
すると、ワークの周囲所定範囲の雰囲気中のH2 O量
が十分に低下しておらず、雰囲気中Mg量が高密度にな
ったとしても多量のMgを雰囲気ゲッタ作用に振り向け
なければならず、十分な再酸化防止ゲッタ作用が発揮で
きなくなるおそれがある。また、雰囲気ゲッタ作用自体
が不十分なものとなる場合もある。
件だけに基づいて炉内における気体の流通を制限したと
すると、ワークの周囲所定範囲の雰囲気中のH2 O量
が十分に低下しておらず、雰囲気中Mg量が高密度にな
ったとしても多量のMgを雰囲気ゲッタ作用に振り向け
なければならず、十分な再酸化防止ゲッタ作用が発揮で
きなくなるおそれがある。また、雰囲気ゲッタ作用自体
が不十分なものとなる場合もある。
【0026】一方、第1の条件は満足するものの、第2
の条件を満足せずに、固相線の温度を相当に越えた後に
気体の流通を制限したのでは、ワークの周囲所定範囲の
雰囲気中の高密度のMg雰囲気を形成することができな
くなって、やはり十分な再酸化防止ゲッタ作用を発揮で
きなくなる。
の条件を満足せずに、固相線の温度を相当に越えた後に
気体の流通を制限したのでは、ワークの周囲所定範囲の
雰囲気中の高密度のMg雰囲気を形成することができな
くなって、やはり十分な再酸化防止ゲッタ作用を発揮で
きなくなる。
【0027】この様に、この圧力と温度の二つの条件は
、いずれかが満たされないと多量のMg蒸気を雰囲気中
に含まなければ十分な再酸化防止ゲッタ作用を発揮させ
ることができなくなり、結局は、ブレージングシートに
クラッドしたろう材中に1.2重量%以上のMgを含有
させておかなければならないという結果を招くのである
。
、いずれかが満たされないと多量のMg蒸気を雰囲気中
に含まなければ十分な再酸化防止ゲッタ作用を発揮させ
ることができなくなり、結局は、ブレージングシートに
クラッドしたろう材中に1.2重量%以上のMgを含有
させておかなければならないという結果を招くのである
。
【0028】これに対し、請求項1記載の発明によれば
、ワークの周囲所定範囲内の雰囲気中では、H2 Oは
十分に少なくすることができ、Mgは十分に多くするこ
とができるから、ろう材中には再酸化防止ゲッタ作用に
必要な最小限のMgを含有させておくだけでよくなる。 従って、Mg含有量が1.2重量%未満のろう材による
真空ろう付を可能にすることができるのである。
、ワークの周囲所定範囲内の雰囲気中では、H2 Oは
十分に少なくすることができ、Mgは十分に多くするこ
とができるから、ろう材中には再酸化防止ゲッタ作用に
必要な最小限のMgを含有させておくだけでよくなる。 従って、Mg含有量が1.2重量%未満のろう材による
真空ろう付を可能にすることができるのである。
【0029】なお、実際に工業化する際には、上述の第
2の条件を固相線の温度近傍にするとよい。また、加熱
パターンは、炉内圧力が第1の条件である高真空に達す
る前に固相線の温度を大幅に越えないようにすることが
必要である。そして、気体流通を制限する以前の排気条
件として、炉のコンダクタンスを大きくし、急速に排気
することのできる条件を設定するとよい。
2の条件を固相線の温度近傍にするとよい。また、加熱
パターンは、炉内圧力が第1の条件である高真空に達す
る前に固相線の温度を大幅に越えないようにすることが
必要である。そして、気体流通を制限する以前の排気条
件として、炉のコンダクタンスを大きくし、急速に排気
することのできる条件を設定するとよい。
【0030】ところで、ろう材の表面には酸化被膜が形
成されている。真空ろう付においては、この酸化被膜直
下に形成されるMgOまたはAl2 O3 の微結晶が
成長することで、被膜にマイクロクラックが生成される
。なお、MgOの微結晶は、ろう材中を体積拡散してく
るMgによって酸化被膜直下に形成される。
成されている。真空ろう付においては、この酸化被膜直
下に形成されるMgOまたはAl2 O3 の微結晶が
成長することで、被膜にマイクロクラックが生成される
。なお、MgOの微結晶は、ろう材中を体積拡散してく
るMgによって酸化被膜直下に形成される。
【0031】一方、ろう材の温度が固相線に達するとま
ず、ろう材の結晶粒界から液相が出現する。そして、こ
の液相がろう材表面まで達すると、液相と固相との線膨
張係数の違いや、Mgが気化するに伴う体積膨張の結果
として、先にろう材表面に生成したマイクロクラックが
拡大してクラックとなる。
ず、ろう材の結晶粒界から液相が出現する。そして、こ
の液相がろう材表面まで達すると、液相と固相との線膨
張係数の違いや、Mgが気化するに伴う体積膨張の結果
として、先にろう材表面に生成したマイクロクラックが
拡大してクラックとなる。
【0032】ところで、ろう材中に含有されているMg
は、固体中を拡散すると共に液相中をも拡散し、ろう材
表面に達し、ろう付雰囲気中に存在するH2 O分子に
衝突され、化1の反応をし、上述した雰囲気ゲッタ作用
を引き起こすことになる。この雰囲気ゲッタ作用は、ろ
う材表面にクラックが発生し、さらにろう材の液相が出
現し始めると盛んになる。
は、固体中を拡散すると共に液相中をも拡散し、ろう材
表面に達し、ろう付雰囲気中に存在するH2 O分子に
衝突され、化1の反応をし、上述した雰囲気ゲッタ作用
を引き起こすことになる。この雰囲気ゲッタ作用は、ろ
う材表面にクラックが発生し、さらにろう材の液相が出
現し始めると盛んになる。
【0033】従って、効率のよい雰囲気ゲッタ作用を発
揮させるためには、ろう材の表面における酸化被膜の破
壊を低温化することが望ましい。そこで、請求項1記載
の構成に加えて、さらに、真空ろう付炉内へ前記ワーク
を搬入するより前に、熱処理によって前記Mg含有アル
ミニウムろう中のMg2Siの粒子径を微細化させる粒
径微細化工程を実行することを特徴とする請求項2記載
のアルミニウムの真空ろう付方法の発明を完成した。
揮させるためには、ろう材の表面における酸化被膜の破
壊を低温化することが望ましい。そこで、請求項1記載
の構成に加えて、さらに、真空ろう付炉内へ前記ワーク
を搬入するより前に、熱処理によって前記Mg含有アル
ミニウムろう中のMg2Siの粒子径を微細化させる粒
径微細化工程を実行することを特徴とする請求項2記載
のアルミニウムの真空ろう付方法の発明を完成した。
【0034】この粒径微細化工程においては、Mg2
Si粒子の核発生を増大し、析出物の成長を低減するこ
とによりMg2 Siの粒子径を小さくする手法を採用
するとよい。具体的には、通常のろう材の製造時に均質
化を目的として実施される均質化工程(ソーキング)に
おいて、ソーキング温度を低温にし、かつ短時間にした
熱処理をすればよい。
Si粒子の核発生を増大し、析出物の成長を低減するこ
とによりMg2 Siの粒子径を小さくする手法を採用
するとよい。具体的には、通常のろう材の製造時に均質
化を目的として実施される均質化工程(ソーキング)に
おいて、ソーキング温度を低温にし、かつ短時間にした
熱処理をすればよい。
【0035】ろう付過程における昇温により、Mg2
Si粒子は、その表面から周囲のAlと反応しながら分
解していく(化3)。
Si粒子は、その表面から周囲のAlと反応しながら分
解していく(化3)。
【0036】
【化3】
【0037】請求項2記載の発明によれば、その粒径微
細化工程にてMg2 Siの粒子径を小さくすることに
より、Mg2 Si粒子全体のトータルとしての全表面
積を増大させることができる。表面積が増大するという
ことは、結果として化3の反応速度、即ちMg2 Si
の分解速度を増大させることになる。
細化工程にてMg2 Siの粒子径を小さくすることに
より、Mg2 Si粒子全体のトータルとしての全表面
積を増大させることができる。表面積が増大するという
ことは、結果として化3の反応速度、即ちMg2 Si
の分解速度を増大させることになる。
【0038】この様に、請求項2記載の発明によれば、
Mg2 Siの粒子径を小さくすることにより、より低
温から大量のMgを拡散させることができる。そして、
酸化被膜の破壊の低温化と、雰囲気ゲッタ作用の開始の
低温化とを図ることができるのである。
Mg2 Siの粒子径を小さくすることにより、より低
温から大量のMgを拡散させることができる。そして、
酸化被膜の破壊の低温化と、雰囲気ゲッタ作用の開始の
低温化とを図ることができるのである。
【0039】なお、粒径微細化工程においては、Mg2
Siの粒子径が代表値にて5μm以下になる様に調整
すると特によく、代表値2μm以下に調整するとさらに
よい。ところで、酸化被膜の破壊の低温化だけではなく
、破壊の進行の迅速化を図ることも、少ないMg含有量
にて良好な真空ろう付を行うに有効である。勿論、破壊
の低温化と破壊進行の迅速化とを両方行うことができる
ならばより優れた作用を発揮する。
Siの粒子径が代表値にて5μm以下になる様に調整
すると特によく、代表値2μm以下に調整するとさらに
よい。ところで、酸化被膜の破壊の低温化だけではなく
、破壊の進行の迅速化を図ることも、少ないMg含有量
にて良好な真空ろう付を行うに有効である。勿論、破壊
の低温化と破壊進行の迅速化とを両方行うことができる
ならばより優れた作用を発揮する。
【0040】こうした観点から、請求項1または請求項
2記載の構成に加えて、真空ろう付炉内へ前記ワークを
搬入するより前に、エッチング処理によって前記Mg含
有アルミニウムろうの表面の酸化被膜を薄くする酸化被
膜薄膜化工程を実行することを特徴とする請求項3記載
の発明をも完成した。
2記載の構成に加えて、真空ろう付炉内へ前記ワークを
搬入するより前に、エッチング処理によって前記Mg含
有アルミニウムろうの表面の酸化被膜を薄くする酸化被
膜薄膜化工程を実行することを特徴とする請求項3記載
の発明をも完成した。
【0041】上述の様に、酸化被膜の直下にMgOまた
はAl2 O3 の微結晶が成長し、これが酸化被膜を
押し、酸化被膜にマイクロクラックが発生することでろ
う材の酸化被膜の破壊が開始する。従って、破壊すべき
酸化被膜が薄ければ、酸化被膜の破壊が容易になる。そ
の最も有効な手法として、NaOHの希釈液などの弱ア
ルカリによるエッチング処理をあげることができる。
はAl2 O3 の微結晶が成長し、これが酸化被膜を
押し、酸化被膜にマイクロクラックが発生することでろ
う材の酸化被膜の破壊が開始する。従って、破壊すべき
酸化被膜が薄ければ、酸化被膜の破壊が容易になる。そ
の最も有効な手法として、NaOHの希釈液などの弱ア
ルカリによるエッチング処理をあげることができる。
【0042】このエッチング処理については、ろう材(
ブレージングシート)の製造段階において最終焼鈍の直
前に実行する洗浄の際に、洗浄液を適宜選択することに
よって洗浄時にエッチングをも実行する様にすればよい
。勿論、洗浄とは別工程にてエッチング処理を行うこと
としてもよい。
ブレージングシート)の製造段階において最終焼鈍の直
前に実行する洗浄の際に、洗浄液を適宜選択することに
よって洗浄時にエッチングをも実行する様にすればよい
。勿論、洗浄とは別工程にてエッチング処理を行うこと
としてもよい。
【0043】また、エッチング処理はろう付の前に完了
していればよいから、例えば、ろう付部品のプレスなど
の加工の後、部品毎に洗浄する際に洗浄液の選定によっ
てエッチングを行うこととしてもよい。なお、部品毎で
はなく、部品同士を組み付けながら洗浄し、または部品
の組み付けが完了した形で洗浄工程または独立の工程に
おいてエッチングを行うこととしてもよい。
していればよいから、例えば、ろう付部品のプレスなど
の加工の後、部品毎に洗浄する際に洗浄液の選定によっ
てエッチングを行うこととしてもよい。なお、部品毎で
はなく、部品同士を組み付けながら洗浄し、または部品
の組み付けが完了した形で洗浄工程または独立の工程に
おいてエッチングを行うこととしてもよい。
【0044】なお、酸化被膜薄膜化工程における薄膜化
の目標としては、酸化被膜の厚さが100オングストロ
ーム(Å)未満になる様にするとよい。また、このエッ
チング処理においては、次の点にも注意することが望ま
しい。
の目標としては、酸化被膜の厚さが100オングストロ
ーム(Å)未満になる様にするとよい。また、このエッ
チング処理においては、次の点にも注意することが望ま
しい。
【0045】それは、エッチングをし過ぎてろう材中に
析出しているSi粒子がろう材表面に露出しない様にす
るということである。この様な注意が必要な理由は、ろ
う材の表面にSi粒子が露出して来ると、その周りでは
ろう材中のSi濃度が高くなり、固相線が上昇し、その
結果、ろう材の流動性が阻害されるからである。
析出しているSi粒子がろう材表面に露出しない様にす
るということである。この様な注意が必要な理由は、ろ
う材の表面にSi粒子が露出して来ると、その周りでは
ろう材中のSi濃度が高くなり、固相線が上昇し、その
結果、ろう材の流動性が阻害されるからである。
【0046】一方、本発明者らは、第2の目的を達成す
るために、所定量のMgを含有するアルミニウムろうに
てろう付されるワークが搬入される炉体と、該炉体内の
圧力が所定の高真空に達したことを推定または検知する
高真空達成検知手段と、前記炉体内の温度が前記Mg含
有アルミニウムろうの固相線の温度近傍の所定値に達し
たことを推定または検知する固相線の温度達成検知手段
と、前記高真空達成検知手段によって炉内圧力が高真空
に達しことが推定または検知され、かつ前記固相線の温
度達成検知手段によって炉内温度が前記固相線の温度近
傍の所定値に達したことが推定または検知された場合に
、前記炉体内における前記ワークの周囲所定範囲内の気
体の流通を制限する気体流通制限手段とを備えたアルミ
ニウムの真空ろう付炉という請求項4記載の発明をも完
成した。
るために、所定量のMgを含有するアルミニウムろうに
てろう付されるワークが搬入される炉体と、該炉体内の
圧力が所定の高真空に達したことを推定または検知する
高真空達成検知手段と、前記炉体内の温度が前記Mg含
有アルミニウムろうの固相線の温度近傍の所定値に達し
たことを推定または検知する固相線の温度達成検知手段
と、前記高真空達成検知手段によって炉内圧力が高真空
に達しことが推定または検知され、かつ前記固相線の温
度達成検知手段によって炉内温度が前記固相線の温度近
傍の所定値に達したことが推定または検知された場合に
、前記炉体内における前記ワークの周囲所定範囲内の気
体の流通を制限する気体流通制限手段とを備えたアルミ
ニウムの真空ろう付炉という請求項4記載の発明をも完
成した。
【0047】ここで、高真空達成検知手段は、圧力セン
サによる実測値により高真空の達成を検知する構成とし
てもよいし、真空排気の開始からの時間計測等を行い、
炉の容積や排気能力等を考慮して高真空の達成を推定す
る構成としてもよい。
サによる実測値により高真空の達成を検知する構成とし
てもよいし、真空排気の開始からの時間計測等を行い、
炉の容積や排気能力等を考慮して高真空の達成を推定す
る構成としてもよい。
【0048】また、固相線の温度達成検知手段は、温度
センサによるワークの昇温状態の実測値により固相線の
温度の達成を検知する構成としてもよいし、加熱の開始
からの時間計測等を行い、伝熱特性等を考慮して固相線
の温度の達成を推定する構成や、ろう付炉内の雰囲気を
質量分析計などによってモニタリングし、そのパターン
によってワークの温度を推定する構成などにしてもよい
。
センサによるワークの昇温状態の実測値により固相線の
温度の達成を検知する構成としてもよいし、加熱の開始
からの時間計測等を行い、伝熱特性等を考慮して固相線
の温度の達成を推定する構成や、ろう付炉内の雰囲気を
質量分析計などによってモニタリングし、そのパターン
によってワークの温度を推定する構成などにしてもよい
。
【0049】質量分析計によるモニタリングの例を図2
に示す。これは、0.8重量%のMgを含有するAl−
10%Si合金ろうをクラッドしたブレージングシート
を実験炉中に配設し、質量分析した結果を、ろう材の温
度を横軸にとって示したものである。図示の様に、ろう
材の温度が固相線に達すると、Mgの気化によって炉内
にMgが充満してくる。他方、このMgの雰囲気ゲッタ
作用によって、炉内のH2 OはH2 に変化していく
。従って、ろう材の温度が固相線に達する辺りで炉内の
H2 Oが減少し、変わりにH2 が増大してくる。こ
の現象から分かるように、質量分析によってH2 の増
加を捉えることで、炉内温度が固相線の温度に到達した
ことを推定または検知することができるのである。
に示す。これは、0.8重量%のMgを含有するAl−
10%Si合金ろうをクラッドしたブレージングシート
を実験炉中に配設し、質量分析した結果を、ろう材の温
度を横軸にとって示したものである。図示の様に、ろう
材の温度が固相線に達すると、Mgの気化によって炉内
にMgが充満してくる。他方、このMgの雰囲気ゲッタ
作用によって、炉内のH2 OはH2 に変化していく
。従って、ろう材の温度が固相線に達する辺りで炉内の
H2 Oが減少し、変わりにH2 が増大してくる。こ
の現象から分かるように、質量分析によってH2 の増
加を捉えることで、炉内温度が固相線の温度に到達した
ことを推定または検知することができるのである。
【0050】気体流通制限手段は、ろう付炉と真空ポン
プとの間にシャッタなどの開閉扉を設けたり、排気制御
バルブ等を設けるなどの構成を採用し、シャッタやバル
ブを閉鎖することによって、ワークの周囲所定範囲にお
ける気体の流通を制限する構成とすることができる。
プとの間にシャッタなどの開閉扉を設けたり、排気制御
バルブ等を設けるなどの構成を採用し、シャッタやバル
ブを閉鎖することによって、ワークの周囲所定範囲にお
ける気体の流通を制限する構成とすることができる。
【0051】この請求項4記載の発明によれば、炉内圧
力が高真空で、かつ炉内温度が固相線の温度に達した状
態で気体流通制限手段を作動させる構成としたから、ろ
う付の際に、ワークの近傍所定範囲はH2 Oが十分に
少なく、かつMgが高密度となり、雰囲気ゲッタ作用や
再酸化防止ゲッタ作用や酸化被膜破壊作用といったMg
の作用を効率よく発揮させることができる。従って、ア
ルミニウムろう中に含有すべきMg量を低減させること
ができる。
力が高真空で、かつ炉内温度が固相線の温度に達した状
態で気体流通制限手段を作動させる構成としたから、ろ
う付の際に、ワークの近傍所定範囲はH2 Oが十分に
少なく、かつMgが高密度となり、雰囲気ゲッタ作用や
再酸化防止ゲッタ作用や酸化被膜破壊作用といったMg
の作用を効率よく発揮させることができる。従って、ア
ルミニウムろう中に含有すべきMg量を低減させること
ができる。
【0052】また、高真空達成後に固相線の温度に達し
た時点で、気体流通制限手段を作動させるという構成で
あるから、炉体内の圧力が高真空に達するより前に炉体
内の温度が固相線の温度に達してしまわない様に排気の
開始時期や加熱の開始時期を調整すべきであることはい
うまでもない。
た時点で、気体流通制限手段を作動させるという構成で
あるから、炉体内の圧力が高真空に達するより前に炉体
内の温度が固相線の温度に達してしまわない様に排気の
開始時期や加熱の開始時期を調整すべきであることはい
うまでもない。
【0053】なお、気体流通制限手段による気体の流通
制限をしない状態においては排気に対するコンダクタン
スが大きくなり、かつ気体の流通制限をした状態では排
気に対するコンダクタンスが非常に小さくなる様にして
おくと、排気の迅速化とMgの高密度化とを達成するの
に都合がよい。
制限をしない状態においては排気に対するコンダクタン
スが大きくなり、かつ気体の流通制限をした状態では排
気に対するコンダクタンスが非常に小さくなる様にして
おくと、排気の迅速化とMgの高密度化とを達成するの
に都合がよい。
【0054】また、この真空ろう付炉においては、気体
の流通を制限された範囲内に、400℃以下の低温部分
が残存しない様にしておくことが望ましい。即ち、ヒー
タ等の配置を工夫するなどして、ろう付炉内のMgが閉
じ込められた領域は、全て高温の炉壁や遮蔽板や扉など
で閉鎖されることとなる炉体構造を採用することが望ま
しいのである。これは、炉壁などに低温部分があると、
気化したMgがここに付着してしまうから、これを防止
するためである。
の流通を制限された範囲内に、400℃以下の低温部分
が残存しない様にしておくことが望ましい。即ち、ヒー
タ等の配置を工夫するなどして、ろう付炉内のMgが閉
じ込められた領域は、全て高温の炉壁や遮蔽板や扉など
で閉鎖されることとなる炉体構造を採用することが望ま
しいのである。これは、炉壁などに低温部分があると、
気化したMgがここに付着してしまうから、これを防止
するためである。
【0055】さらに、本発明者らは、第3の目的を達成
するために、Mg含有量が1.2重量%未満であって、
かつ含有されるMgの内のMg2 Siの粒子径が代表
値で5μm以下に調整された真空ろう付用アルミニウム
ろうをクラッドしたブレージングシートの構成からなる
請求項5記載の発明と、Mg含有量が1.2重量%未満
であって、かつ表面の酸化被膜厚さが100Å未満とさ
れた真空ろう付用アルミニウムろうをクラッドしたブレ
ージングシートの構成からなる請求項6記載の発明とを
完成した。
するために、Mg含有量が1.2重量%未満であって、
かつ含有されるMgの内のMg2 Siの粒子径が代表
値で5μm以下に調整された真空ろう付用アルミニウム
ろうをクラッドしたブレージングシートの構成からなる
請求項5記載の発明と、Mg含有量が1.2重量%未満
であって、かつ表面の酸化被膜厚さが100Å未満とさ
れた真空ろう付用アルミニウムろうをクラッドしたブレ
ージングシートの構成からなる請求項6記載の発明とを
完成した。
【0056】従来より一般に使用されているブレージン
グシートにクラッドしてあるMg含有アルミニウムろう
においては、Mg2 Siの粒子径が8〜15μmであ
るのに対し、請求項5記載の真空ろう付用アルミニウム
ろうは、Mg2 Siの粒子径が十分に小さくなってい
る。 従って、ろう付における昇温時にMgの拡散性が良く、
酸化被膜の破壊を低温化することができる。この結果、
Mgの含有量が1.2重量%未満と少なくても、ゲッタ
作用等について、Mg含有量が1.2重量%以上のもの
に劣ることがない。
グシートにクラッドしてあるMg含有アルミニウムろう
においては、Mg2 Siの粒子径が8〜15μmであ
るのに対し、請求項5記載の真空ろう付用アルミニウム
ろうは、Mg2 Siの粒子径が十分に小さくなってい
る。 従って、ろう付における昇温時にMgの拡散性が良く、
酸化被膜の破壊を低温化することができる。この結果、
Mgの含有量が1.2重量%未満と少なくても、ゲッタ
作用等について、Mg含有量が1.2重量%以上のもの
に劣ることがない。
【0057】一方、従来より一般に使用されているブレ
ージングシートにクラッドしてあるMg含有アルミニウ
ムろうにおいては、表面の酸化被膜の厚さが100〜5
00Å程度であったのに対し、請求項6記載の真空ろう
付用アルミニウムろうは、酸化被膜の厚さが十分に小さ
くなっている。従って、ろう付の際の酸化被膜の破壊を
迅速化することができる。この結果、Mgの含有量が1
.2重量%未満と少なくても、ゲッタ作用等について、
Mg含有量が1.2重量%以上のものに劣ることがない
。
ージングシートにクラッドしてあるMg含有アルミニウ
ムろうにおいては、表面の酸化被膜の厚さが100〜5
00Å程度であったのに対し、請求項6記載の真空ろう
付用アルミニウムろうは、酸化被膜の厚さが十分に小さ
くなっている。従って、ろう付の際の酸化被膜の破壊を
迅速化することができる。この結果、Mgの含有量が1
.2重量%未満と少なくても、ゲッタ作用等について、
Mg含有量が1.2重量%以上のものに劣ることがない
。
【0058】そして、これら請求項5または請求項6記
載の真空ろう付用アルミニウムろうをクラッドしたブレ
ージングシートによれば、ろう付における品質の低下を
招くことなく、資源の節約をすることができるのである
。なお、これら請求項5または請求項6記載の真空ろう
付用アルミニウムろうをクラッドしたブレージングシー
トは、特に請求項1記載の真空ろう付方法に適用すると
その作用・効果を極めて良好に発揮することができる。
載の真空ろう付用アルミニウムろうをクラッドしたブレ
ージングシートによれば、ろう付における品質の低下を
招くことなく、資源の節約をすることができるのである
。なお、これら請求項5または請求項6記載の真空ろう
付用アルミニウムろうをクラッドしたブレージングシー
トは、特に請求項1記載の真空ろう付方法に適用すると
その作用・効果を極めて良好に発揮することができる。
【0059】
【実施例】次に、本発明を適用した実施例を説明する。
図3,図4は、実施例として採用した真空ろう付炉1を
示している。
示している。
【0060】真空ろう付炉1は、ろう付中は全体が高温
に保持される構造になっており、ワーク3が搬入される
炉体5と、この炉体5と連結された真空ポンプ7と、炉
体5と真空ポンプ7との間に配設されて排気口9を開閉
するシャッタ11とを備えている。
に保持される構造になっており、ワーク3が搬入される
炉体5と、この炉体5と連結された真空ポンプ7と、炉
体5と真空ポンプ7との間に配設されて排気口9を開閉
するシャッタ11とを備えている。
【0061】シャッタ11は、モータ13にて駆動され
、開閉動作を行う。このモータ13は、制御装置15か
らの駆動指令を受けて動作する。制御装置15は、制御
部15aと、記憶部15bと、入出力部15cとを備え
ている。そして、入出力部15cを介してモータ13,
真空ポンプ7および炉体5に配設されたヒータ17と連
結されている。
、開閉動作を行う。このモータ13は、制御装置15か
らの駆動指令を受けて動作する。制御装置15は、制御
部15aと、記憶部15bと、入出力部15cとを備え
ている。そして、入出力部15cを介してモータ13,
真空ポンプ7および炉体5に配設されたヒータ17と連
結されている。
【0062】また、炉体には圧力センサ19と温度セン
サ21とが配設されている。これらのセンサ19,21
も、制御装置15の入出力部15cに連結され、炉内圧
力と炉内温度とをモニタリングできる様にも構成されて
いる。
サ21とが配設されている。これらのセンサ19,21
も、制御装置15の入出力部15cに連結され、炉内圧
力と炉内温度とをモニタリングできる様にも構成されて
いる。
【0063】制御装置15の制御部15aは、記憶部1
5bに記憶した制御プログラムに基づいて入出力部15
cから真空ポンプ7,ヒータ17およびモータ13への
制御信号を出力する。この制御プログラムの内容は、炉
体5の圧力が炉内水蒸気量が十分に少なくなる所定の高
真空状態に達し、かつ炉内温度が500℃以上の所定値
に達したらモータ13を駆動してシャッタ11を閉鎖し
、その後は炉体5のワーク3近傍の所定範囲における排
気を制限するというもので、時間の経過と共に順次工程
を実行する様になっている。
5bに記憶した制御プログラムに基づいて入出力部15
cから真空ポンプ7,ヒータ17およびモータ13への
制御信号を出力する。この制御プログラムの内容は、炉
体5の圧力が炉内水蒸気量が十分に少なくなる所定の高
真空状態に達し、かつ炉内温度が500℃以上の所定値
に達したらモータ13を駆動してシャッタ11を閉鎖し
、その後は炉体5のワーク3近傍の所定範囲における排
気を制限するというもので、時間の経過と共に順次工程
を実行する様になっている。
【0064】なお、圧力の到達や温度の到達は、予め炉
体5の排気コンダクタンスや伝熱特性やワーク3の伝熱
特性等を考慮してチャート化しておき、真空ポンプ7の
駆動開始からの経過時間により圧力を推定し、ヒータ1
7の駆動開始からの経過時間により温度を推定すること
により検知することとしている。
体5の排気コンダクタンスや伝熱特性やワーク3の伝熱
特性等を考慮してチャート化しておき、真空ポンプ7の
駆動開始からの経過時間により圧力を推定し、ヒータ1
7の駆動開始からの経過時間により温度を推定すること
により検知することとしている。
【0065】また、シャッタ11の閉鎖条件としての温
度は、ワーク3においてブレージングシートにクラッド
して使用されるろう材の固相線の温度であって、図1に
示した様な状態図に基づいて、ろう材中のMgの含有量
に対応して決定され、プログラミングされる。
度は、ワーク3においてブレージングシートにクラッド
して使用されるろう材の固相線の温度であって、図1に
示した様な状態図に基づいて、ろう材中のMgの含有量
に対応して決定され、プログラミングされる。
【0066】プログラムの一例を図5にて説明する。こ
れはMg含有量が0.6重量%のAl−10%Si合金
ろうのクラッド材を真空加熱した場合のMg気化とH2
Oの減少の様子を示した質量分析結果(記号(b)を
付した図示実線)と、同じクラッド材を用いろう付を実
施する場合の炉内圧力とワーク温度のプログラムとを示
した図である。
れはMg含有量が0.6重量%のAl−10%Si合金
ろうのクラッド材を真空加熱した場合のMg気化とH2
Oの減少の様子を示した質量分析結果(記号(b)を
付した図示実線)と、同じクラッド材を用いろう付を実
施する場合の炉内圧力とワーク温度のプログラムとを示
した図である。
【0067】プログラムでは、まず真空ポンプ7を駆動
して炉内の排気を開始し、炉内圧力が8×10−5To
rrに達した時点でヒータ17を駆動して昇温を開始し
、0.6重量%のMgを含有するAl−10%Si合金
ろうの固相線の温度である565℃に到達した時にモー
タ13を駆動してシャッタ11を閉鎖するという手順で
制御を実行した。
して炉内の排気を開始し、炉内圧力が8×10−5To
rrに達した時点でヒータ17を駆動して昇温を開始し
、0.6重量%のMgを含有するAl−10%Si合金
ろうの固相線の温度である565℃に到達した時にモー
タ13を駆動してシャッタ11を閉鎖するという手順で
制御を実行した。
【0068】なお、質量分析結果においては、比較のた
めに1.2重量%のMgを含有するAl−10%Si合
金ろうのクラッド材を真空加熱した場合のMg気化とH
2 Oの減少の様子を示した質量分析結果も併せて示し
ている(記号(a)を付した図中一点鎖線)。
めに1.2重量%のMgを含有するAl−10%Si合
金ろうのクラッド材を真空加熱した場合のMg気化とH
2 Oの減少の様子を示した質量分析結果も併せて示し
ている(記号(a)を付した図中一点鎖線)。
【0069】Mgを0.6重量%添加したろう材の質量
分析結果によれば、ろう材が固相線の温度565℃に達
すると、Mgの気化量が急増する。また、炉中のH2
Oが十分に減少している。したがって、このタイミング
に併せて、即ち、ワークの温度がろう材の固相線の温度
に達したとき、シャッタを閉じ、ろう付炉中の排気を制
限し、ろう付炉中のMgを充満させることができる。図
7に、排気を制御した場合の炉内の質量分析結果を示す
。 シャッタを閉じることにより、H2 の量が急増してい
る。これは、ろう付炉雰囲気内のMg量が増加し、ゲッ
タ作用により、H2 Oが急速に除去されていることが
わかる。
分析結果によれば、ろう材が固相線の温度565℃に達
すると、Mgの気化量が急増する。また、炉中のH2
Oが十分に減少している。したがって、このタイミング
に併せて、即ち、ワークの温度がろう材の固相線の温度
に達したとき、シャッタを閉じ、ろう付炉中の排気を制
限し、ろう付炉中のMgを充満させることができる。図
7に、排気を制御した場合の炉内の質量分析結果を示す
。 シャッタを閉じることにより、H2 の量が急増してい
る。これは、ろう付炉雰囲気内のMg量が増加し、ゲッ
タ作用により、H2 Oが急速に除去されていることが
わかる。
【0070】次に、本発明の有効性を確認するために、
Mg含有量を1.0重量%未満に調整し、また、ろう材
中のMg2 Siの粒子径を微細化し、あるいは表面の
酸化被膜を薄膜化した種々のろうがクラッドされたブレ
ージングシートを用いて、図6に示す排気・加熱条件に
てろう付を行い、それぞれのフィレット長さを計測して
評価を行った。加熱条件は図6のパターンで一定とし、
ワークの温度が夫々のブレージングシートにクラッドし
たろう材の固相線の温度に達したところでシャッタを閉
じた。
Mg含有量を1.0重量%未満に調整し、また、ろう材
中のMg2 Siの粒子径を微細化し、あるいは表面の
酸化被膜を薄膜化した種々のろうがクラッドされたブレ
ージングシートを用いて、図6に示す排気・加熱条件に
てろう付を行い、それぞれのフィレット長さを計測して
評価を行った。加熱条件は図6のパターンで一定とし、
ワークの温度が夫々のブレージングシートにクラッドし
たろう材の固相線の温度に達したところでシャッタを閉
じた。
【0071】まず、使用したブレージングシートにクラ
ッドしたAl−10%Si合金ろう材について説明する
。各ろう材のMg含有量と、Mg2 Siの粒子径と、
酸化被膜の厚さとを表1に示す。
ッドしたAl−10%Si合金ろう材について説明する
。各ろう材のMg含有量と、Mg2 Siの粒子径と、
酸化被膜の厚さとを表1に示す。
【0072】
【表1】
【0073】ここで、Mg2 Si粒子径の微細化につ
いては、ろう材製造工程において、ソーキング工程で、
均質化を実施するとともに、微細化を行うよう、条件を
設定する。ここでは、ソーキング温度を低温に抑え、ま
たソーキング時間を短くし、Mg2 Siの核生成を抑
え、かつ粒子の成長時間を抑えるようにする。
いては、ろう材製造工程において、ソーキング工程で、
均質化を実施するとともに、微細化を行うよう、条件を
設定する。ここでは、ソーキング温度を低温に抑え、ま
たソーキング時間を短くし、Mg2 Siの核生成を抑
え、かつ粒子の成長時間を抑えるようにする。
【0074】また、酸化被膜の薄膜化処理については、
NaOHを希釈し、ブレージングシートの最終焼鈍の前
に洗浄を行うことによりろう材の表面をエッチングする
処理として行った。なお、この際に、ろう材の表面に、
ろう材中の析出物であるSiが露出しない様に注意した
。つまり、洗浄によるエッチングが強エッチングとなら
ない様に注意した。
NaOHを希釈し、ブレージングシートの最終焼鈍の前
に洗浄を行うことによりろう材の表面をエッチングする
処理として行った。なお、この際に、ろう材の表面に、
ろう材中の析出物であるSiが露出しない様に注意した
。つまり、洗浄によるエッチングが強エッチングとなら
ない様に注意した。
【0075】次に、図6の排気・加熱条件を説明する。
排気は、最初の10数分を「荒引」とし、その後30数
分経過までをシャッタ11を開放した状態での「本引」
として炉内圧力を5×10−5Torrまで低下させ、
その後約50分経過時点までシャッタ11を閉鎖しての
「本引」を継続し、以後排気を停止して炉の開放とした
。
分経過までをシャッタ11を開放した状態での「本引」
として炉内圧力を5×10−5Torrまで低下させ、
その後約50分経過時点までシャッタ11を閉鎖しての
「本引」を継続し、以後排気を停止して炉の開放とした
。
【0076】この間、加熱については、排気と共に開始
し、シャッタ11の閉鎖時点で、各ろう材に応じた固相
線の温度に到達する様に加熱し、排気の停止時点で加熱
を停止することとした。
し、シャッタ11の閉鎖時点で、各ろう材に応じた固相
線の温度に到達する様に加熱し、排気の停止時点で加熱
を停止することとした。
【0077】この排気・加熱条件でろう材NoC〜Jを
クラッドしたブレージングシートについてろう付を行い
、フィレット長さを計測した結果を図8に示す。なお、
ろう材NoA,Bについては、排気中のシャッタ11の
閉鎖は行わない条件での結果を示す。
クラッドしたブレージングシートについてろう付を行い
、フィレット長さを計測した結果を図8に示す。なお、
ろう材NoA,Bについては、排気中のシャッタ11の
閉鎖は行わない条件での結果を示す。
【0078】ろう材NoC〜Hは、Mg含有量が1.0
重量%未満であるにも拘らず、いずれも2.5mm以上
のフィレット長さのろう付となっており、満足のいくも
のであった。このことから、高真空達成後であり、固相
線の温度近傍に達した時点でシャッタ11を閉鎖すると
いう実施例の排気制御により、Mg含有率の低いろう材
でも良好なろう付が可能であるということが分かった。
重量%未満であるにも拘らず、いずれも2.5mm以上
のフィレット長さのろう付となっており、満足のいくも
のであった。このことから、高真空達成後であり、固相
線の温度近傍に達した時点でシャッタ11を閉鎖すると
いう実施例の排気制御により、Mg含有率の低いろう材
でも良好なろう付が可能であるということが分かった。
【0079】また、ろう材NoCとE(またはDとF)
を比較すると分かる様に、Mg2 Si粒子径の微細化
処理を行ったものの方が、微細化処理を行わないものよ
りもフィレット長さが大きくなった。さらに、ろう材N
oCとDを比較すると分かる様に、酸化被膜の薄膜化処
理を行ったものの方が、薄膜化処理を行わないものより
もフィレット長さが大きくなった。
を比較すると分かる様に、Mg2 Si粒子径の微細化
処理を行ったものの方が、微細化処理を行わないものよ
りもフィレット長さが大きくなった。さらに、ろう材N
oCとDを比較すると分かる様に、酸化被膜の薄膜化処
理を行ったものの方が、薄膜化処理を行わないものより
もフィレット長さが大きくなった。
【0080】これらのことから、排気制御に加えて、M
g2 Siの粒径微細化処理または酸化被膜の薄膜化処
理を施すと、さらにMgの含有率を低下させても良好な
ろう付性を得ることが可能であることが分かった。勿論
両処理を実施すればなおよいということも分かった。
g2 Siの粒径微細化処理または酸化被膜の薄膜化処
理を施すと、さらにMgの含有率を低下させても良好な
ろう付性を得ることが可能であることが分かった。勿論
両処理を実施すればなおよいということも分かった。
【0081】実際、0.3重量%と0.4重量%のMg
を含有するろう材をクラッドしたブレージングシートに
ついて、Mg2 Si粒子径の微細化処理と酸化被膜の
薄膜化処理の両方を行ない、かつ排気制御を行なった結
果、フィレット長さが2.5mmを越え、またろう付品
質が良好であることがわかった。
を含有するろう材をクラッドしたブレージングシートに
ついて、Mg2 Si粒子径の微細化処理と酸化被膜の
薄膜化処理の両方を行ない、かつ排気制御を行なった結
果、フィレット長さが2.5mmを越え、またろう付品
質が良好であることがわかった。
【0082】実際、表1の材料のうち、A,F,G,I
,Jについて検討したが、そのろう付部の静圧強度等は
表2に示すように良好であった。なお、排気制御「有」
のもののシャッタ閉鎖時の炉内圧力の条件は2×10−
5Torrであり、炉内温度の条件は各ろう材について
の固相線の温度とした。
,Jについて検討したが、そのろう付部の静圧強度等は
表2に示すように良好であった。なお、排気制御「有」
のもののシャッタ閉鎖時の炉内圧力の条件は2×10−
5Torrであり、炉内温度の条件は各ろう材について
の固相線の温度とした。
【0083】
【表2】
【0084】この様に、Mg2 Siの粒子径を代表値
で2μmとし、酸化被膜厚さを80Åとし、排気制御を
行うことにより、Mg含有量が0.3重量%のもの(ろ
う材NoW)においても十分な静圧強度が得られた。
で2μmとし、酸化被膜厚さを80Åとし、排気制御を
行うことにより、Mg含有量が0.3重量%のもの(ろ
う材NoW)においても十分な静圧強度が得られた。
【0085】次に、これら排気制御、Mg2 Si粒子
径の微細化処理および酸化被膜の薄膜化処理が、Mg含
有率が1.2重量%以下のろう材について有効であるこ
とを他の実験で確認した結果を説明する。
径の微細化処理および酸化被膜の薄膜化処理が、Mg含
有率が1.2重量%以下のろう材について有効であるこ
とを他の実験で確認した結果を説明する。
【0086】この実験では、図9に示すように、実験炉
である真空ろう付炉30の中に蓋31をしたビーカ33
を配設し、このビーカ33をろう付炉に見立て、またこ
のビーカ33の中にワークに見立てたろう付モデル35
を入れる。ろう付モデル35は各種ろう材をクラッドし
たブレージングシートをプレス成形して作られている。 実験では容量1.2リットルのビーカ33を用いた。ビ
ーカ33の外径はφ115mmである。蓋31には(A
)φ20mmの孔37を開けたものと(B)φ115m
mの孔を開けたもの(蓋なし)とを用意した。実験は炉
30内及びビーカ33内の圧力を5×10−5Torr
にするまで十分に排気を行ない、その後に、加熱を開始
した。従って、この実験では、排気制御を行わない条件
に相当するものとして(B)φ115mmの排気孔から
排気を行なった「排気無制御条件」と、排気制御を行う
条件に相当するものとして、(A)φ20mmの排気孔
から排気を行なった「排気制御条件」とを採用して比較
を行なった。なお、ろう付モデル35には熱電対39を
配設し、これの出力を温度測定器41にてモニタリング
すると共に、質量分析計43にてビーカ33内の質量分
析を行なった。
である真空ろう付炉30の中に蓋31をしたビーカ33
を配設し、このビーカ33をろう付炉に見立て、またこ
のビーカ33の中にワークに見立てたろう付モデル35
を入れる。ろう付モデル35は各種ろう材をクラッドし
たブレージングシートをプレス成形して作られている。 実験では容量1.2リットルのビーカ33を用いた。ビ
ーカ33の外径はφ115mmである。蓋31には(A
)φ20mmの孔37を開けたものと(B)φ115m
mの孔を開けたもの(蓋なし)とを用意した。実験は炉
30内及びビーカ33内の圧力を5×10−5Torr
にするまで十分に排気を行ない、その後に、加熱を開始
した。従って、この実験では、排気制御を行わない条件
に相当するものとして(B)φ115mmの排気孔から
排気を行なった「排気無制御条件」と、排気制御を行う
条件に相当するものとして、(A)φ20mmの排気孔
から排気を行なった「排気制御条件」とを採用して比較
を行なった。なお、ろう付モデル35には熱電対39を
配設し、これの出力を温度測定器41にてモニタリング
すると共に、質量分析計43にてビーカ33内の質量分
析を行なった。
【0087】まず、表3に示すMg含有率を0.8重量
%とした二種類のAl−10%Si合金のろう材(No
KとNoL)をクラッドしたブレージングシートを用意
し、ろう材NoKをクラッドしたブレージングシートに
ついては上述の「排気無制御条件」で、ろう材NoLを
用いたブレージングシートについては上述の「排気制御
条件」で実験を行い、このときの炉内の質量分析による
Mg量の比較をした。その結果を図10に示す。
%とした二種類のAl−10%Si合金のろう材(No
KとNoL)をクラッドしたブレージングシートを用意
し、ろう材NoKをクラッドしたブレージングシートに
ついては上述の「排気無制御条件」で、ろう材NoLを
用いたブレージングシートについては上述の「排気制御
条件」で実験を行い、このときの炉内の質量分析による
Mg量の比較をした。その結果を図10に示す。
【0088】
【表3】
【0089】図10から明らかな様に、「排気制御」の
有無により、固相線の温度を越える辺りからビーカ内の
Mg量に大きな差が生じていることが分かる。なお、ろ
う材NoKとLでは、排気の条件以外に、Mg2 Si
粒子径が大きく異なる点等がある。そこで、さらに図1
1に示す様に、ろう材NoN〜Rをクラッドしたブレー
ジングシートを用意し、ろう付試験を行い、フィレット
長さを比較した。なお、各ブレージングシートにクラッ
ドされたろう材のMg含有量と、Mg2 Si粒子径と
、酸化被膜厚さおよび排気条件は、図中に記載した。な
お、酸化被膜薄膜化処理においては、エッチング回数を
2回として通常レベル(100〜500Å)に比べて極
めて薄いものを得た。
有無により、固相線の温度を越える辺りからビーカ内の
Mg量に大きな差が生じていることが分かる。なお、ろ
う材NoKとLでは、排気の条件以外に、Mg2 Si
粒子径が大きく異なる点等がある。そこで、さらに図1
1に示す様に、ろう材NoN〜Rをクラッドしたブレー
ジングシートを用意し、ろう付試験を行い、フィレット
長さを比較した。なお、各ブレージングシートにクラッ
ドされたろう材のMg含有量と、Mg2 Si粒子径と
、酸化被膜厚さおよび排気条件は、図中に記載した。な
お、酸化被膜薄膜化処理においては、エッチング回数を
2回として通常レベル(100〜500Å)に比べて極
めて薄いものを得た。
【0090】まず、ろう材NoNとOとを比較すると、
排気無制御条件下ではMg含有量が1.2重量%未満の
ろう材では十分な品質のろう付ができないという従来の
問題点が容易に理解できる。
排気無制御条件下ではMg含有量が1.2重量%未満の
ろう材では十分な品質のろう付ができないという従来の
問題点が容易に理解できる。
【0091】次に、ろう材NoOとPとを比較すると、
排気制御条件を付加することによってMg含有量が0.
8重量%以下のろう材についても十分なろう付品質を確
保することができるということが理解できる。
排気制御条件を付加することによってMg含有量が0.
8重量%以下のろう材についても十分なろう付品質を確
保することができるということが理解できる。
【0092】また、ろう材NoPとQとを比較すると、
排気制御条件に加えて、Mg2 Si粒子径の微細化を
行うことでさらにろう付品質の向上を図ることができる
ということも理解できる。
排気制御条件に加えて、Mg2 Si粒子径の微細化を
行うことでさらにろう付品質の向上を図ることができる
ということも理解できる。
【0093】さらに、ろう材NoQとRとを比較すると
、酸化被膜がより薄いほどろう付品質の向上を図ること
ができるということも理解できる。以上の種々の実験の
結果、高真空に達した後に炉内を(少なくともワーク近
傍の所定範囲において)気体の流通が制限される状態に
排気を制御することにより、Mg含有率が1.2重量%
以下のアルミニウムろうをクラッドしたブレージングシ
ートでも良好な品質のろう付を実施することができると
いうことが分かった。
、酸化被膜がより薄いほどろう付品質の向上を図ること
ができるということも理解できる。以上の種々の実験の
結果、高真空に達した後に炉内を(少なくともワーク近
傍の所定範囲において)気体の流通が制限される状態に
排気を制御することにより、Mg含有率が1.2重量%
以下のアルミニウムろうをクラッドしたブレージングシ
ートでも良好な品質のろう付を実施することができると
いうことが分かった。
【0094】また、この排気制御に加えて、ろう材中の
Mg2 Si粒子径の微細化および/またはろう材表面
の酸化被膜の薄膜化をも行うことによって、同じMg含
有量のアルミニウムろうをクラッドしたブレージングシ
ートにおいても一層のろう付品質の向上が図れるという
ことが分かった。
Mg2 Si粒子径の微細化および/またはろう材表面
の酸化被膜の薄膜化をも行うことによって、同じMg含
有量のアルミニウムろうをクラッドしたブレージングシ
ートにおいても一層のろう付品質の向上が図れるという
ことが分かった。
【0095】なお、ろう材NoK〜Rをクラッドしたブ
レージングシートについて行った実験では、最初から排
気が制限された状態の炉で圧力が高真空に達した後に加
熱するという手法を採用した。このような処理法は、処
理に時間がかかり、サイクルタイムを長くするため、工
業化には適さない。
レージングシートについて行った実験では、最初から排
気が制限された状態の炉で圧力が高真空に達した後に加
熱するという手法を採用した。このような処理法は、処
理に時間がかかり、サイクルタイムを長くするため、工
業化には適さない。
【0096】しかし、図3および図4に示した様な装置
を用いて、図5または図6に例示した様に、高真空に達
した後に排気を制限するという手法を採用すれば、工業
化において処理時間の長時間化等を招くことがない。
を用いて、図5または図6に例示した様に、高真空に達
した後に排気を制限するという手法を採用すれば、工業
化において処理時間の長時間化等を招くことがない。
【0097】以上本発明の一実施例を説明したが、本発
明はこれに限定されず、例えばさらにMg2 Si粒子
径を小さくするなど、その要旨を逸脱しない範囲内の種
々なる態様を採用することができる。
明はこれに限定されず、例えばさらにMg2 Si粒子
径を小さくするなど、その要旨を逸脱しない範囲内の種
々なる態様を採用することができる。
【0098】
【発明の効果】以上の如く請求項1記載のアルミニウム
の真空ろう付方法によれば、ブレージングシートにクラ
ッドするろう材中のMg添加量を低下させても、酸化被
膜破壊作用やゲッタ作用や還元作用を十分に発揮するこ
とができ、Mgの節約を図ることができる。と同時にM
gの散逸による炉の汚染を減らすことができる。
の真空ろう付方法によれば、ブレージングシートにクラ
ッドするろう材中のMg添加量を低下させても、酸化被
膜破壊作用やゲッタ作用や還元作用を十分に発揮するこ
とができ、Mgの節約を図ることができる。と同時にM
gの散逸による炉の汚染を減らすことができる。
【0099】また、請求項2または請求項3に記載のア
ルミニウムの真空ろう付方法によれば、さらに一層のM
g節約が可能である。一方、請求項4記載のアルミニウ
ムの真空ろう付炉によれば、請求項1〜3に記載のアル
ミニウムの真空ろう付方法を実際に工業化することがで
き、効率よく、しかも資源節約の効果の高いろう付を行
うことができる。
ルミニウムの真空ろう付方法によれば、さらに一層のM
g節約が可能である。一方、請求項4記載のアルミニウ
ムの真空ろう付炉によれば、請求項1〜3に記載のアル
ミニウムの真空ろう付方法を実際に工業化することがで
き、効率よく、しかも資源節約の効果の高いろう付を行
うことができる。
【0100】さらに、請求項5または請求項6に記載の
真空ろう付用アルミニウムろうをクラッドしたブレージ
ングシートによれば、請求項1〜3に記載した各発明を
実施するに適した資源節約型の新規なろう材を提供する
ことができる。
真空ろう付用アルミニウムろうをクラッドしたブレージ
ングシートによれば、請求項1〜3に記載した各発明を
実施するに適した資源節約型の新規なろう材を提供する
ことができる。
【図1】 Al−10%Si合金の状態図である。
【図2】 昇温中の真空ろう付炉内のH2 Oおよび
Mgの量の変化を質量分析計によりモニタリングした結
果のグラフである。
Mgの量の変化を質量分析計によりモニタリングした結
果のグラフである。
【図3】 実施例の真空ろう付炉の構成を示す模式図
である。
である。
【図4】 実施例の真空ろう付炉の制御系の関係を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図5】 制御プログラムの一例に従って真空ろう付
を行った際の、炉内の圧力と温度の時間変化と、昇温中
の質量分析結果と、真空ろう付炉の様子とを併せて示し
た説明図である。
を行った際の、炉内の圧力と温度の時間変化と、昇温中
の質量分析結果と、真空ろう付炉の様子とを併せて示し
た説明図である。
【図6】 他の制御プログラムの一例に従って真空ろ
う付を行った際の、炉内の圧力とワークの温度とを示し
たグラフである。
う付を行った際の、炉内の圧力とワークの温度とを示し
たグラフである。
【図7】 図6の加熱排気パターンでの炉内雰囲気の
質量分析結果を示すグラフである。
質量分析結果を示すグラフである。
【図8】 図6のプログラムに従って、種々のろう材
についてろう付を行い、フィレット長さを計測した結果
を示す棒グラフである。
についてろう付を行い、フィレット長さを計測した結果
を示す棒グラフである。
【図9】 実験的に見立てた真空加熱炉の構成を示す
模式図である。
模式図である。
【図10】 図9の実験炉を用いて排気孔の大きさを
変えて高真空達成後に昇温した場合のMgの量を質量分
析により計測した結果のグラフである。
変えて高真空達成後に昇温した場合のMgの量を質量分
析により計測した結果のグラフである。
【図11】 図9の実験炉で種々のろう材についてろ
う付を行い、フィレット長さを計測した結果を、ろう材
の条件とろう付の条件とを併記して示した棒グラフであ
る。
う付を行い、フィレット長さを計測した結果を、ろう材
の条件とろう付の条件とを併記して示した棒グラフであ
る。
1・・・真空ろう付炉、3・・・ワーク、5・・・炉体
、7・・・真空ポンプ、9・・・排気口、11・・・シ
ャッタ、13・・・モータ、15・・・制御装置15、
17・・・ヒータ、19・・・圧力センサ、21・・・
温度センサ。
、7・・・真空ポンプ、9・・・排気口、11・・・シ
ャッタ、13・・・モータ、15・・・制御装置15、
17・・・ヒータ、19・・・圧力センサ、21・・・
温度センサ。
Claims (6)
- 【請求項1】 所定量のMgを含有するアルミニウム
ろうにて真空ろう付炉中に搬入されたワークのろう付を
行うアルミニウムの真空ろう付方法において、真空ろう
付炉の炉内圧力が所定の高真空に達した後、炉内温度が
前記Mg含有アルミニウムろうの固相線の温度以上の所
定値を越える前に、炉内における前記ワークの周囲所定
範囲の気体の流通を制限することを特徴とするアルミニ
ウムの真空ろう付方法。 - 【請求項2】 真空ろう付炉内へ前記ワークを搬入す
るより前に、熱処理によって前記Mg含有アルミニウム
ろう中のMg2 Siの粒子径を微細化させる粒径微細
化工程を実行することを特徴とする請求項1記載のアル
ミニウムの真空ろう付方法。 - 【請求項3】 真空ろう付炉内へ前記ワークを搬入す
るより前に、エッチング処理によって前記Mg含有アル
ミニウムろうの表面の酸化被膜を薄くする酸化被膜薄膜
化工程を実行することを特徴とする請求項1または2に
記載のアルミニウムの真空ろう付方法。 - 【請求項4】 所定量のMgを含有するアルミニウム
ろうにてろう付されるワークが搬入される炉体と、該炉
体内の圧力が所定の高真空に達したことを推定または検
知する高真空達成検知手段と、前記炉体内の温度が前記
Mg含有アルミニウムろうの固相線の温度近傍の所定値
に達したことを推定または検知する固相線の温度達成検
知手段と、前記高真空達成検知手段によって炉内圧力が
高真空に達しことが推定または検知され、かつ前記固相
線の温度達成検知手段によって炉内温度が前記固相線の
温度近傍の所定値に達したことが推定または検知された
場合に、前記炉体内における前記ワークの周囲所定範囲
内の気体の流通を制限する気体流通制限手段とを備えた
アルミニウムの真空ろう付炉。 - 【請求項5】 Mg含有量が1.2重量%未満であっ
て、かつ含有されるMgの内のMg2 Siの粒子径が
代表値で5μm以下に調整されたろうをクラッドした真
空ろう付用アルミニウムブレージングシート。 - 【請求項6】 Mg含有量が1.2重量%未満であっ
て、かつ表面の酸化被膜厚さが100オングストローム
未満とされたろうをクラッドした真空ろう付用アルミニ
ウムブレージングシート。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3071851A JPH07112625B2 (ja) | 1991-04-04 | 1991-04-04 | アルミニウムの真空ろう付方法および真空ろう付炉と、真空ろう付用アルミニウムブレージングシート |
| US07/860,759 US5257731A (en) | 1991-04-04 | 1992-03-31 | Method of vacuum brazing aluminum |
| AU13916/92A AU650111B2 (en) | 1991-04-04 | 1992-03-31 | Method of and furnace for vacuum brazing aluminum |
| GB9411070A GB2278796B (en) | 1991-04-04 | 1992-04-01 | Aluminum brazing sheet |
| GB9207170A GB2255740B (en) | 1991-04-04 | 1992-04-01 | Aluminum vacuum brazing method and furnace |
| DE4211220A DE4211220B4 (de) | 1991-04-04 | 1992-04-03 | Verfahren und Ofen zum Vakuumhartlöten von Aluminium und Aluminium-Hartlötblech zum Vakuumhartlöten |
| AU71627/94A AU667444B2 (en) | 1991-04-04 | 1994-09-02 | Aluminum brazing sheet for vacuum brazing |
| US08/399,145 US5534357A (en) | 1991-04-04 | 1995-03-06 | Brazing sheet for vacuum brazing |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3071851A JPH07112625B2 (ja) | 1991-04-04 | 1991-04-04 | アルミニウムの真空ろう付方法および真空ろう付炉と、真空ろう付用アルミニウムブレージングシート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04313462A true JPH04313462A (ja) | 1992-11-05 |
| JPH07112625B2 JPH07112625B2 (ja) | 1995-12-06 |
Family
ID=13472456
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3071851A Expired - Fee Related JPH07112625B2 (ja) | 1991-04-04 | 1991-04-04 | アルミニウムの真空ろう付方法および真空ろう付炉と、真空ろう付用アルミニウムブレージングシート |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US5257731A (ja) |
| JP (1) | JPH07112625B2 (ja) |
| AU (2) | AU650111B2 (ja) |
| DE (1) | DE4211220B4 (ja) |
| GB (1) | GB2255740B (ja) |
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| DE4412792A1 (de) * | 1994-04-14 | 1995-10-19 | Leybold Materials Gmbh | Vorrichtung und Verfahren zum Verbinden von flächigen Werkstücken |
| CA2152833A1 (en) * | 1994-07-06 | 1996-01-07 | Timothy A. Neeser | Vacuum insulation panel and method for manufacturing |
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| US6359267B1 (en) * | 2000-05-31 | 2002-03-19 | Ameritherm, Inc. | Induction heating system |
| US7434719B2 (en) * | 2005-12-09 | 2008-10-14 | Air Products And Chemicals, Inc. | Addition of D2 to H2 to detect and calibrate atomic hydrogen formed by dissociative electron attachment |
| WO2008122134A1 (de) * | 2007-04-07 | 2008-10-16 | Inficon Gmbh | Verfahren zur herstellung einer vakuummembranmesszelle |
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| US8609254B2 (en) | 2010-05-19 | 2013-12-17 | Sanford Process Corporation | Microcrystalline anodic coatings and related methods therefor |
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