JPH04313953A - リライタブル記録表示装置 - Google Patents

リライタブル記録表示装置

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JPH04313953A
JPH04313953A JP3168787A JP16878791A JPH04313953A JP H04313953 A JPH04313953 A JP H04313953A JP 3168787 A JP3168787 A JP 3168787A JP 16878791 A JP16878791 A JP 16878791A JP H04313953 A JPH04313953 A JP H04313953A
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二郎 渡辺
Yoshihiro Hino
好弘 日野
Keiki Yamada
敬喜 山田
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勝 大西
Narihiro Matoba
成浩 的場
Masaji Tamura
正司 田村
Takashi Hiroishi
廣石 高
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、繰り返し記録・消去
が可能な(書き換え可能な)リライタブルフィルムを用
いたリライタブル記録表示装置及び記録の消去方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】サーマルヘッドあるいはレーザー光線等
の加熱手段を用いて記録又は表示する感熱記録装置や熱
転写記録装置等は、その構造が比較的簡単であることか
ら、プリンタ、ファクシミリ、ディスプレイ装置等の各
種記録・表示装置に広く適用されている。例えば、感熱
記録紙を用いたファクシミリ装置の記録部では、記録信
号が入力されると、所定のタイミングでサーマルヘッド
上の発熱体を選択的に発熱させ、所望の位置の感熱記録
紙を発色させることで画像を形成するのが一般的である
【0003】また、コンピュータやワープロ用の記録装
置においては、サーマルヘッドの発熱体を選択的に発熱
させ、インクリボンのインクを溶融させて記録紙に転写
する熱転写方式の記録装置が広く普及している。ただ、
上述したような感熱記録、熱転写記録の場合には、記録
した画像を消去することができないため、再び同じ記録
紙に所望の画像を記録することはできない。
【0004】以下、従来のディスプレイ装置、ファクシ
ミリ装置について説明する。図36は、例えばワークシ
ョップ・ファインイメージ論文集(日本写真学会、電子
写真学会、SPSE東京支部  1989年)の「トナ
ー画像によるインフォメーションディスプレイ装置」(
安藤祐二郎、他  P119〜P122)に掲載された
従来のディスプレイ装置を示す縦断側面図である。
【0005】図において、ディスプレイ装置の本体とな
るフレーム1には、ディスプレイ画面を構成するフロン
トガラス2が設けられている。このフレーム1内には上
下にシートローラ3,4が配置されている。これらのシ
ートローラ3,4間には記録媒体としての記録媒体とし
ての記録シート5が巻回支持されて搬送される。この記
録シート5はトナー画像を形成して表示するエンドレス
ベルトから成っている。上記記録シート5上にトナー画
像を形成するためのマグネットローラ7が設けられてお
り、このマグネットローラ7はコントローラ8により制
御されている。トナー6、マグネットローラ7、コント
ローラ8は上記記録シート5上にトナー画像を形成する
ための記録部を構成している。9はドライバIC、10
は上記記録シート5上のトナー像を掻き落すためのクリ
ーナである。
【0006】次に動作について説明する。上下のシート
ローラ3,4により支持されて搬送される記録シート5
上には、その搬送過程において、コントローラ8で制御
されるマグネットローラ7によってトナー画像形成され
る。そして、上記記録シート5は、一画面トナー画像形
成後にフロントガラス2に対向して停止し、形成された
トナー画像が表示に供せられる。表示後の上記記録シー
ト5上のトナー像は、この記録シート5の移動に伴って
クリーナ10により掻き落され、もって、上記記録シー
ト5および上記トナー6は共に再使用に供せられる。
【0007】図37は、例えば三菱電機技報VoL.5
5  No.10  1981  P.47(725)
に示された従来のファクシミリ装置を示す概略的な縦断
側面図であり、図において、サーマルヘッド11には記
録すべき記録部パターンに応じた通電パルスが印加され
て、感熱記録紙13に有色画像を発色して記録する。ロ
ール状の感熱記録紙13はプラテンローラ14により上
記サーマルヘッド11に圧着される。また、感熱記録紙
13は搬送ガイド16aにより上記サーマルヘッド11
に誘導される。有色画像が記録された上記感熱記録紙1
3は、搬送ガイド16bにより排出トレイ1aに誘導さ
れる。 15a,15bはガイドローラである。
【0008】次に動作について説明する。感熱記録紙1
3が搬送ガイド16aで導かれてサーマルヘッド11と
プラテンローラ14との対向する記録位置に送られる。 上記サーマルヘッド11に記録すべき記録パターンに応
じた通電パルスが印加されると、このサーマルヘッド1
1の発熱によって上記感熱記録紙13には発色現象によ
る有色画像が記録される。そして、有色画像が記録され
た感熱記録紙13はガイドローラ15a,15bおよび
搬送ガイド16bでガイドされて排出トレイ1aに送り
出される。
【0009】従来のディスプレイ装置およびファクシミ
リ装置は以上のように構成されているので、ディスプレ
イ装置にあっては、トナー6とマグネットローラ7およ
びコントローラ8等から成る記録部の構成が複雑となる
。このため、上記記録部の小型化が図れず、上記トナー
6の完全回収および再使用が不可能で且つ上記トナー6
の補給およびメンテナンスを必要とする。また、ファク
シミリ装置にあっては、一度記録された感熱記録紙13
を繰返し使用することができず、記録の度に未使用感熱
記録紙13が必要となるため、ランニングコストが大幅
に嵩むという課題があった。
【0010】図38は例えば日経エレクトロニクス19
87年11月16日号のP.210に示された従来のフ
ァクシミリ装置を示す断面図である。図において、装置
を制御する制御部等(図示しない)はコントロール基板
22に設けられている。原稿26は給紙用の給送ローラ
24により給送される。複数枚の原稿26がセットされ
た場合には、分離片25により1枚ずつに分離される。 原稿26の画像は密着型イメージセンサ27により読み
取られる。原稿26はプラテンローラ28により密着型
イメージセンサ27に密接させられる。この密着型イメ
ージセンサ27に読み取られた画像は、サーマルヘッド
30によって記録紙29に記録される。なお、記録紙2
9はプラテンローラ31によってサーマルヘッド30に
密接させられる。なお、21は電源である。
【0011】次に動作について説明する。受信時には、
他のファクシミリ装置から受信した画像信号は、まず、
コントロール基板22に導入される。コントロール基板
22内に存在する復号部は、画像信号を1ラインごとに
画像に復号し、その画像に対応した記録用信号をサーマ
ルヘッド30に送る。サーマルヘッド30は記録用信号
をもとに記録紙29に記録を行う。そして、プラテンロ
ーラ31は、1ライン相当分ずつ回転し、記録紙29を
矢印a方向に進ませる。以上の動作が1ページにわたっ
て行われ、1ページ分の画像が記録紙29に記録される
。当然のことながら、記録紙29の残量がなくなると記
録はできず、一般には受信不能状態となる。
【0012】また、コントロール基板22に画像信号を
格納するメモリを設けたファクシミリ装置もある。この
ようなファクシミリ装置は、受信中に記録紙29の残量
がなくなった場合等には、自動的に受信した画像信号を
メモリに格納する。そして、記録紙29が補充されて記
録可能状態になると、自動的にまたは操作パネル23に
入力された記録指示によりメモリ内の画像信号に対応し
た画像を記録紙29に記録する。また、記録紙29がな
い状態で受信が開始された場合にも、受信した画像信号
をメモリに格納する。
【0013】送信時には、まず、原稿26が給送ローラ
24の位置まで挿入される。そして、原稿26は給送ロ
ーラ24の回転に従って矢印b方向に移動し、密着型イ
メージセンサ27の位置まで運ばれる。この時、複数枚
原稿26が重ねて挿入されたときには、分離片25によ
りそれらの原稿は1枚ごとに分離される。そして、原稿
26は、密着型イメージセンサ27によりその画像が読
み取られつつ、プラテンローラ28により移動させられ
る。密着型イメージセンサ27に読取られた画像は、コ
ントロール基板22に存在する符号化部で符号化された
後、操作パネル23に入力された相手先に送信される。
【0014】従来のファクシミリ装置は以上のように構
成されているので、メモリが設けられていないものでは
受信頻度が高いと記録紙の補充を頻繁に行わなければな
らず、使用者にとって不便であり、またランニングコス
トもかかるという課題があった。また、メモリが設けら
れていても、受信頻度が高ければメモリのオーバフロー
が生じやすく、その後はやはり受信不能状態になるので
相手側に原稿を再度送信してもらわなければならず、使
用者にとって煩わしいなどの課題があった。
【0015】また、ワープロ、コンピュータ用の記録・
表示装置では、文書作成あるいはプログラム作成等の際
、完成文書あるいは完成プログラムを得る為に、記録紙
に出力した文書あるいはプログラムリストをもとに修正
、校正を行うことが多く(テストプリントが多く)、こ
の結果、記録紙の無駄使いが多くなり、一文書当たり一
プログラム当たりの作成コストが当然高くなるという課
題があった。
【0016】さらに、ワープロ等において、テストプリ
ントを行わずにCRT、液晶等の表示装置上で文書の修
正、チェック等を行う等には、文書全体を一画面で表示
させて見るためにその文書の画像を縮小して表示するが
、表示装置の解像度は一般的に高くないため細かい表示
がなされず、一画面表示したままで文書中の文字を判別
して容易に推敲等をすすめることができない。ゆえに、
テストプリントの回数は減ることは無く、ランニングコ
ストを抑えることができないという課題があった。
【0017】尚、他の先行技術として、特開昭57−1
17978号,特開昭62−116191号,特開昭6
4−18353号、特開昭64−18354号、特開昭
64−18355号の各公報に開示のものがある。
【0018】これに対して、近年サーマルヘッドあるい
はレーザー光線等の加熱手段を用いて、繰返し記録・消
去が可能なリライタブルフィルムの開発が行われている
。前記リライタブル(記録)フィルムとしては、アメリ
カ特許第4695528号、特開昭55−154198
号、特開昭57−82086号等で知られている樹脂〜
有機低分子物質系、WO90/11898号、特開平0
2−188294号等で知られている染料系等の公知例
がある。
【0019】具体的に説明すると、前者は熱可塑性樹脂
などからマトリックス材と該マトリックス材中に分散さ
れている有機低分子物質からなり、特定温度T0以上に
保持した時は、その温度に応じて状態が変化する性質を
有しているものである。即ち、特定温度T0より高い温
度に2つの状態転移温度T1、T2(T1<T2)を有
しており、状態転移温度T2以上に加熱保持した後、特
定温度T0以下に冷却すると白濁し、最大遮光状態とな
るものである。この白濁状態の記録層を状態転移温度T
1以上T2未満に加熱保持した後、特定温度T0以下に
冷却すると記録層は透明になる。これら状態変化は主と
して記録層の有機低分子物質の変化に基づいたものであ
る。
【0020】一方、後者は熱エネルギーの制御のみで、
即ち、高温加熱でラクトン環を開環して有色化合物にし
たり、低温加熱でラクトン環を閉環して無色のロイコ化
合物に戻したりすることができるものである。この現象
は顕減色剤の構造とロイコ染料の可逆性によるもので、
繰り返し行うことができる。具体的に顕減色剤としては
、没食子酸と脂肪酸アミンとの塩等がしられている。 以上示したような例では、第1の熱エネルギー(高温)
で記録が行われ、第2の熱エネルギー(低温)で消去が
行われ、熱エネルギーの制御のみで繰り返し記録が可能
となっている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従来の記録、表示装置
では記録紙として上記のようなリライタブルフィルムを
用いていないため、画像を繰返し記録・消去することが
できず、ランニングコストがかかるという課題があった
【0022】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、熱エネルギーによる有色画像の記
録・消去を繰返し行うことができ、しかも、記録部の構
成を簡素化でき該記録部の小型化と共にメンテナンスコ
ストおよびランニングコストの低減が図れるリライタブ
ル記録表示装置を得ることを目的とする。また、実用上
完全消去(再利用可能な状態まで消去)することができ
、消去後に有色画像を再形成する場合に高画質画像が得
られるリライタブル記録の消去方法を得ることを目的と
する。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るリライタブル記録表示装置は、所定温度の第1の熱エ
ネルギーで画像を記録し、かつ所定温度の第2の熱エネ
ルギーで画像を消去することにより画像の記録、消去を
繰り返し行えるリライタブル記録媒体と、上記第1又は
第2の熱エネルギーで上記リライタブル記録媒体を加熱
する少なくとも1つの加熱手段と、上記加熱手段を第1
の熱エネルギーで発熱させる記録制御手段と、上記加熱
手段を第2の熱エネルギーで発熱させる消去制御手段と
を備えたものである。
【0024】請求項2記載の発明に係るリライタブル記
録表示装置は、請求項1記載の発明に画像が記録される
対象を記録紙とするかリライタブル記録媒体とするかを
選択する選択手段を備えたものである。
【0025】請求項3記載の発明に係るリライタブル記
録表示装置は、記録制御手段と消去制御手段とを兼ねた
1つの加熱手段を設けたものである。請求項4記載の発
明に係るリライタブル記録表示装置は、記録制御手段に
縮小画像データを出力して縮小画像の記録を行う縮小画
像制御手段を設けたものである。
【0026】また、請求項5記載の発明に係るリライタ
ブル記録の消去方法は、第1の熱エネルギーでリライタ
ブル記録媒体を加熱して画像を形成させ、第2の熱エネ
ルギーでリライタブル記録媒体を加熱して上記形成され
た画像を消去する際、画像消去中の1ラインの消去に対
するリライタブル記録媒体の送り量を画像形成中の1ラ
インの形成に対するリライタブル記録媒体の送り量以下
するものである。請求項6記載の発明に係るリライタブ
ル記録の消去方法は、画像を消去する際、1ラインごと
に複数の通電パルスを加熱手段に印加するようにしたも
のである。請求項7記載のリライタブル記録の消去方法
は、画像を消去する際、加熱手段の全ての発熱体あるい
は記録面積以上の範囲内の発熱体を第2の熱エネルギー
で発熱させるようにしたものである。
【0027】
【作用】請求項1記載におけるリライタブル記憶装置は
、画像を記録する第1の熱エネルギーで加熱手段を発熱
させる記録媒体手段と、画像を消去する第2の熱エネル
ギーで上記加熱手段を発熱させる消去制御手段とを備え
たので、リライタブル記録媒体に対する画像の記録およ
び消去が自在でメンテナンスコスト及びランニングコス
トの低減されたリライタブル記録表示装置が得られる。
【0028】請求項2記載におけるリライタブル記憶装
置は、記録紙とリライタブル記録媒体とを選択する選択
手段を設けたので、必要に応じて表示出力を変ることが
できる。また、請求項3記載におけるリライタブル記憶
装置は記録用と消去用の加熱手段をかねることにより、
装置の簡素化がはかれる。請求項4記載におけるリライ
タブル記憶装置は、記録制御手段に縮小画像データを出
力する縮小画像制御手段を設けたので、リライタブル記
録媒体を有効に使うことができる。
【0029】請求項5記載におけるリライタブル記録の
消去方法は、リライタブル記録媒体に記録された画像の
消去時に、画像消去中の1ラインの消去に対する記録媒
体の送り量を画像形成時の1ラインの送り量以下とする
ようにしたので、記録された画像を確実に消去して画像
再形成時の高画質化がはかれる。
【0030】請求項6記載におけるリライタブル記録の
消去方法は、1ラインごとに複数の通電パルスを加熱手
段に印加し、画像を消去することによって確実に画像消
去ができる。また、請求項7記載におけるリライタブル
記録の消去方法は、加熱手段の全ての発熱体あるいは画
像記録面積以上の範囲内の発熱体を発熱させることによ
り、消し残しのない確実な消去が行なえる。
【0031】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例によるリライタブル記
録、表示装置例えばディスプレイ装置の縦断側面図であ
り、図36と同一または相当部分には同一符号を付して
重複説明を省略する。
【0032】図において、シートローラ3,4間にはリ
ライタブル記録媒体(熱可逆性記録媒体)5Aが巻回支
持されて搬送される。このリライタブル記録媒体5Aと
しては、例えば所定温度の熱エネルギーにより発色反応
(画像を記録)が生じ、且つ、この発色時より低温の熱
エネルギーにより消去反応(記録画像を消去)が生じる
染料系発色剤を用いた構成となっており、その詳細につ
いては後述する。
【0033】フレーム1内の下部には発色用加熱手段と
して例えばサーマルヘッド11Aが配置されている。こ
のサーマルヘッド11Aは、コントローラ8で制御され
ることにより発熱して、上記リライタブル記録媒体5A
を所定温度(発色温度)まで加熱するための発熱体11
aを備えている。
【0034】上記フレーム1内にて上記コントローラ8
で制御され、有色画像が記録・表示された後の上記リタ
イタブル記録媒体5Aを上記発色温度以下の低温に加熱
する消色用加熱手段としてのイレーサ12Aが設けられ
ている。
【0035】尚、上記サーマルヘッド11Aおよび上記
イレーサ12Aを制御するコントローラ8は、上記サー
マルヘッド11Aおよびイレーサ12Aに印加する電圧
、通電時間、通電パルス数のいずれかを制御するように
なっている。
【0036】ここで、上記リライタブル記録媒体5Aの
詳細について述べると、このリライタブル記録媒体5A
は、支持体、ロイコ化合物からなるロイコ染料、このロ
イコ染料と熱的に反応して顕色または減色させる顕減色
剤およびバインダー等から成る記録層、並びに保護層と
から構成されている。
【0037】また、上記顕減色剤は、熱の作用によりロ
イコ染料に対して顕色性を呈する基と、減色性を呈する
基を同一分子内に有する化合物である。この顕減色剤は
、熱の作用によって酸の性質を示したり、塩基の性質を
示したりするもので、例えば、下記化学反応式で示すよ
うに、フェノールカルボン酸と有機アミン酸との塩であ
る。
【0038】
【化1】
【0039】この構造式において、フェノール性水酸基
は、ロイコ化合物に対しては顕色性を呈する基であり、
ロイコ化合物のラクトン環を開環してロイコ化合物を有
色化する作用を果たす。また、カルボン酸のアミン塩は
、ロイコ化合物に対しては減色性を呈する基であり、ロ
イコ化合物のラクトン環を閉環してロイコ化合物を無色
にもどす作用を果たす。
【0040】一般に、ロイコ化合物は、フェノール性化
合物と熱的に反応してラクトン環が開環することにより
、無色から有色に変化する。また、ラクトン環が開環し
ている有色のロイコ化合物は、塩基性物質に触れるとラ
クトン環が閉環することにより、無色のロイコ化合物に
もどる。有色のロイコ化合物と無色のロイコ化合物とは
以下の構造式で示される。
【0041】
【化2】
【0042】このように、顕減色剤とロイコ染料との可
逆性によって、上記顕減色剤は、上記の化学反応式に示
すように、無色のロイコ染料を熱エネルギーの制御のみ
でラクトン環を開環して有色化合物にしたり、ラクトン
環を閉環して無色のロイコ体に戻したりすることができ
る性質を有する。
【0043】次に動作について説明する。上下のシート
ローラ3,4で支持されたリライタブル記録媒体5Aが
縦方向に搬送され、且つ、コントローラ8がサーマルヘ
ッド11Aに対する印加電圧、通電時間、通電パルス数
のいずれかを制御すると、上記サーマルヘッド11Aの
発熱体11aが発熱することにより、、上記搬送中のリ
ライタブル記録媒体5Aが発色温度まで加熱される。こ
れによって、上記リライタブル記録媒体5Aには発色反
応が生じ、この発色反応によって、上記リライタブル記
録媒体5Aに有色画像が記録される。
【0044】このようにして、上記リライタブル記録媒
体5Aに一画面分の有色画像が記録された後、上記リラ
イタブル記録媒体5Aは停止して表示に供せられる。ま
た、その表示後において、上記リライタブル記録媒体5
Aの有色画像(画像記録部分)は、イレーサ12Aで上
記発色温度より低い消色温度に加熱されることにより消
去される。従って、上述のようなリライタブル記録媒体
5Aに対する有色画像の記録、この記録後における有色
画像の表示、この表示後の有色画像の消去を繰返し行う
ことができる。
【0045】図2および図3は、この発明の他の実施例
によるファクシミリ装置の縦断側面図であり、図1およ
び図36、図37と同一又は相当部分には同一符号を付
して重複説明を省略する。
【0046】図において、左右のシートローラ3,4間
には、エンドレスベルト状のリライタブル記録媒体5B
,5Cが巻回支持されて横方向に搬送される。このリラ
イタブル記録媒体5B,5Cは、ディスプレイ装置のそ
れと同一性質のものである。サーマルヘッド11B,1
1Cは、熱エネルギーによって上記リライタブル記録媒
体5B,5Cを発色させて該リライタブル記録媒体5B
,5Cに有色画像を記録し、また、サーマルヘッド11
Bは、その記録された有色画像を消去(消色)すること
が可能である。
【0047】上記サーマルヘッド11B,11Cに上記
リライタブル記録媒体5B,5Cを圧着するためのプラ
テンローラ14が設けられている。また、上記シートロ
ーラ3,4との間で上記リライタブル記録媒体5B,5
Cを挟み込んで搬送するためのピンチローラが設けられ
ている。2は上記リライタブル記録媒体5B,5Cの記
録結果を透視確認するための表示窓である。
【0048】また、図3においては上記リライタブル記
録媒体5Cに記録された有色画像を消去するためのイレ
ーサとしての静的発熱体(画像消去手段)12Cが設け
られている。従って、上記リライタブル記録媒体5B,
5Cに記録された有色画像の消去は、上記サーマルヘッ
ド11Bの制御あるいは上記静的発熱体12Cにいずれ
によって行うことが可能である。
【0049】次に動作について説明する。図2、図3に
おいて、左右のシートローラ3,4で支持されたリライ
タブル記録媒体5B,5Cが横方向に搬送され、且つ、
サーマルヘッド11B,11Cに対する印加電圧,通電
時間,通電パルス数のいずれかを制御すると、上記サー
マルヘッド11B,11Cの発熱体が発熱することによ
り、上記搬送中のリライタブル記録媒体5B,5Cが発
色温度まで加熱される。これによって、上記リライタブ
ル記録媒体5B,5Cには発色反応が生じ、この発色反
応によって、上記リライタブル記録媒体5B,5Cに有
色画像が記録される。このようにして、上記リライタブ
ル記録媒体5B,5Cに一画面分の有色画像が記録され
た後、上記リライタブル記録媒体5B,5Cは停止し、
表示に供せられる。
【0050】また、その表示後において、上記リライタ
ブル記録媒体5B,5Cの有色画像(画像記録部分)は
、サーマルヘッド11B,11Cの消去機能または静的
発熱体12Cで上記発色温度より低い消色温度に加熱さ
れることにより消去される。従って、上述のようなリラ
イタブル記録媒体5B,5Cに対する有色画像の記録、
この記録後における有色画像の表示、この表示後の有色
画像の消去を繰返し行うことができる。
【0051】なお、図1に示す上記ディスプレイ装置の
実施例では、リライタブル記録媒体5Aを縦方向にスク
ロールするものについて説明したが、この場合と同様の
原理および構造で上記リライタブル記録媒体5Aを横方
向にスクロールするようにしてもよく、同様の効果を奏
する。また、上記ファクシミリ装置の実施例においても
、リライタブル記録媒体5B,5Cを横方向にスクロー
ルするものについて説明したが、この場合と同様の原理
および構造で上記リライタブル記録媒体5B,5Cを縦
方向にスクロールするようにしてもよく、同様の効果を
奏する。
【0052】また、上記各実施例では、リライタブル記
録媒体5A〜5Cに一画面分の有色画像の記録・表示後
に、その有色画像を消去する場合について説明したが、
ディスプレイ画面を構成するフロントガラスや表示窓2
に対して上記リライタブル記録媒体5A〜5Cを十分に
長くとるようにしてもよく、この場合、そのリライタブ
ル記録媒体5A〜5Cに数画面分の有色画像をストック
することができる。このため、上記コントローラ8に表
示画面の選択機能を付加することにより、上記リライタ
ブル記録媒体5A〜5Cにストックされた数画面の有色
画像を選択表示させることが可能である。
【0053】さらに、上記各実施例では、リライタブル
記録媒体5A〜5Cをエンドレスベルト状に構成したが
、上記リライタブル記録媒体5A〜5Cは有限のベルト
状構成とし、そのリライタブル記録媒体5A〜5Cの両
端または片端を巻取るロール式としてもよい。この場合
、上記リライタブル記録媒体5A〜5Cに数画面分の有
色画像情報を記録することが可能であり、記録した数画
面分の有色画像を選択して表示する方式に発展させるこ
とができる。
【0054】また、上記各実施例で述べたサーマルヘッ
ド11A〜11Cやイレーサ(消色用加熱手段)12A
,12Cの配置位置は、上記各実施例の場合と異なる位
置に配置してもよく、その配置位置は限定されるもので
はない。さらに、上記サーマルヘッド11A〜11Cお
よびイレーサ12A,12Cは、固定式または移動式の
何れであってもよい。
【0055】以下、この発明の他の実施例によるファク
シミリ装置を図に付いて説明する。図4において、ロー
ラ52はリライタブル(記録)フィルム(リライタブル
記録媒体)55を移送させるとともにリライタブルフィ
ルム55をサーマルヘッド50に密接させる。回転可能
なヘッド固定台56は、サーマルヘッド50を固定する
とともに、ローラ52側またはプラテンローラ51側に
サーマルヘッド50の位置を切換える。
【0056】支持棒57は、右端でヘッド固定台56の
回転軸を固定する。ばね58は、右端が装置本体に固定
されるとともに支持棒57を貫通させている孔に保持さ
れ、左端が支持棒57上の環状突起に保持されて支持棒
57を左に押そうとする。カム59は、支持棒57に支
持されたヘッド固定台56を、ばね58の弾性力を利用
して左右に動かす。
【0057】なお、本実施例ではサーマルヘッド50は
、記録手段の実現例であるとともに再書込記録手段の実
現例でもある。つまり兼用されている。
【0058】図5はコントロール基板42に存在する電
気回路のうち記録動作に関連あるものを示したブロック
図である。図5において、制御回路(制御手段)61は
、他のブロックを制御するとともにヘッド固定台56を
回転させる。モデム62は網制御部(NCU)を介して
電話回線に接続され、電話回線から受信した信号から画
像が符号化された信号である画像信号を復調する。復号
部63は画像信号を復号して画像を出力する。メモリ6
4は画像信号が格納される。縮小回路65は画像の縮小
を行う。記録回路66はサーマルヘッド50に画像の画
素に対応した記録用信号を供給する。駆動回路67は、
カム59やローラ52等を回転させるモータ(図4にお
いて記載省略)に駆動信号を供給する。
【0059】なお、図4には示していないが、コントロ
ール基板42とサーマルヘッド50等とはケーブルで接
続されている。また、制御回路61はマイクロプロセッ
サで実現されている。
【0060】次にファクシミリ装置の動作について説明
する。まず、リライタブルフィルム55と記録紙49と
を使用者が選択して使用する場合について説明する。受
信した画像をリライタブルフィルム55に記録したい場
合には、使用者はあらかじめ操作パネル43にその旨を
入力しておくと、制御回路61がその旨を認識する。こ
のとき、制御回路61は、サーマルヘッド50が既にリ
ライタブルフィルム55側に位置しているときには何も
しないが、サーマルヘッド50が記録紙49側に位置し
プラテンローラ51に密接している時には、モータ駆動
回路67を介して、カム59を回転させるモータに回転
指示を与える。
【0061】そして、カム59は180°回転し、それ
に応じて支持棒57がばね58の弾性力によってヘッド
固定台56とともに左方向に移動する。続いて、ヘッド
固定台56は、サーマルヘッド50がリライタブルフィ
ルム55に記録するための所定位置まで反時計回りに回
転する。さらに、カム59は180°回転し、それに応
じて支持棒57が右方向に押えられる。従って、支持棒
57に支持されたヘッド固定台56が右方向に押えられ
、ヘッド固定台56に固定されたサーマルヘッド50は
ローラ52に密接することになる。
【0062】これに対して、受信した画像を記録紙49
に記録したい場合には、使用者はあらかじめ操作パネル
43にその旨を入力しておく。すると、制御回路61が
その旨を認識する。このとき、制御回路61はサーマル
ヘッド50が既に記録紙49側に位置しているときには
何もしないが、サーマルヘッド50がリライタブルフィ
ルム55側に位置しローラ52に密接しているときには
、サーマルヘッド50の位置を切替える指示を出力する
。切替え動作は、上述した記録紙49側からリライタブ
ルフィルム55側に切替える場合と同様である。ただし
、この場合には、カム59の回転により左方向に移動し
たヘッド固定台56は、所定の位置まで時計回りに回転
する。
【0063】サーマルヘッド50の位置が設定された後
、電話回線から受信されモデム62で復調されて生成さ
れた画像信号は、復号部63で画像に復号される。そし
て、画像は、記録回路66で所定の記録用の信号となり
、サーマルヘッド50により記録紙49またはリライタ
ブルフィルム55に記録される。
【0064】なお、従来のファクシミリ装置におけるコ
ピー動作は前記図38に示す従来装置と同様に行なわれ
る。つまり、原稿46が給送ローラ44の位置まで挿入
されると、この原稿46は給送ローラ44の回転に従っ
て矢印b方向に移動し、密着型イメージセンサ47の位
置まで運ばれる。この時、複数枚の原稿46が重ねて挿
入されたときには、分離片45により、それらの原稿は
1枚ごとに分離される。そして、密着型イメージセンサ
47で読取られた画像をそのまま記録する動作を実行す
ることも可能であり、このとき、記録対象としてリライ
タブルフィルム55を用いることはもちろん可能である
。また、受信した画像信号をメモリ64に格納している
際に、メモリオーバフローが生じたときにリライタブル
フィルム55に受信した画像を記録することもできる。 この場合の動作について図6のフローチャートを参照し
て説明する。
【0065】まず、サーマルヘッド50を記録紙49側
に設定しておく。そして、記録紙49があるときには、
受信した画像は記録紙49に記録される(ステップST
1〜ST3)。記録紙49がなくなって記録紙49への
記録ができなくなった場合が生ずると(ステップST4
)、制御回路61は操作パネル43にエラー表示の指示
を行う。また、受信した画像信号は制御回路61の指示
により、モデム62からメモリ64に転送されメモリ6
4に格納される(ステップST5)。この状態でさらに
受信が継続し、メモリ64のサイズを越えて画像信号を
受信すると、オーバフローが生ずる。従来のファクシミ
リ装置では、このような場合に受信を中断させる以外の
途はなかった。
【0066】しかし、本実施例によるファクシミリ装置
では、リライタブルフィルタ55への記録が可能である
。つまり、記録紙49がなくなった時点で、画像信号の
出力先をメモリ64に変更すると同時に、サーマルヘッ
ド50を上述の方法によって、リライタブルフィルム5
5側に移動させる(ステップST6)。そして、オーバ
フローが生じた時点で制御回路61は、メモリ64内の
画像をサーマルヘッド50に出力するように制御する(
ステップST7,ST8)。サーマルヘッド50はリタ
イタブルフィルム55に密接しているので、受信した画
像は、リライタブルフィルム55に記録される。
【0067】そして続いて受信する画像信号は、メモリ
64の画像信号出力済の領域に順次格納される。そして
、リライタブルフィルム55がフィルムエンドとなった
場合には、受信を中断させる(ステップST9)。以上
の動作は、正常に受信が終了するまで繰り返される(ス
テップST10)。ここで、メモリオーバフローとなら
ずに受信が正常に終了した場合には、その時点から、メ
モリ64内の画像信号は復号部63で復号され、画像は
記録回路66を介してサーマルヘッド50に出力される
。従って、記録紙49に記録されていない受信した画像
がリライタブルフィルム55に記録される。
【0068】なお、メモリ64を有していない構成の場
合には、記録紙49がなくなる直前であって(通常、フ
ァクシミリ装置は、完全に記録紙49がなくなる前に、
なくなりそうであるということが検出可能である。)、
あるページの受信が終った時にサーマルヘッド50をリ
ライタブルフィルム55側に切替える。そして、次のペ
ージからは、受信した画像をリライタブルフィルム55
に記録できる。
【0069】また、受信した画像をガイドとしてリライ
タブルフィルム55に記録紙、リライタブルフィルム5
5上の画像を確認した使用者が、必要なページを記録紙
49に記録させるような使い方もできる。この場合には
、サーマルヘッド50はあらかじめリライタブルフィル
ム55側に設定される。そして、受信した画像信号はモ
デム62からメモリ64に入力され、メモリ64に格納
される。同時に、受信した画像信号は復号部63で画像
に復号される。そして、この画像は縮小回路65で1/
4に縮小される。縮小された画像はページ番号とともに
縮小回路65で保持される。4ページ分の画像を受信す
ると、または受信が終了すると、縮小回路65は記録回
路66を介してサーマルヘッド50に画像を出力する。 従って、縮小された4ページ分の画像がリタイタブルフ
ィルム55に記録される。ここで、上記の制御はすべて
制御手段61が管理を行っている。
【0070】次に使用者は、リライタブルフィルム55
上の画像を見て、必要なページの番号を操作パネル43
に入力する。制御回路61は、サーマルヘッド50を記
録紙49側に移動させる指示を出力するとともに、入力
されたページ番号を受けて、そのページ番号に対応する
画像信号をメモリ64から復号部63に出力させる。そ
して、復号部63は、画像信号から画像を復号し、記録
回路66を介してサーマルヘッド50に出力する。サー
マルヘッド50は記録紙49側に設定されているので、
必要な画像が原寸で記録紙49に記録される。そして、
必要な画像の記録が完了すると、リライタブルフィルム
55上の記録は消去される。
【0071】ここで、リライタブルフィルム55上の記
録消去する方法について説明する。リライタブルフィル
ム55上の記録が不必要になったときに、使用者は、操
作パネル43に消去指示を入力する。制御回路61は、
この消去指示を受けて、または指示がなくても受信中で
ないとき自動的にサーマルヘッド50をリライタブルフ
ィルム55側に移動させる指示を出力する。すると、サ
ーマルヘッド50はリライタブルフィルム55に密接す
る。そして、制御回路61は、記録回路66に対して、
記録を行ったときよりもリライタブルフィルム55を低
温加熱するようにサーマルヘッド50に通電させる指示
を与える。同時にローラ52を回転させて、消色反応を
起こさせながら、リライタブルフィルム55を移動させ
る。そして、全ラインについてリライタブルフィルム5
5上の画像消去を行わせる。また、送信時の動作につい
ては従来のファクシミリ装置の動作と同じであるから、
説明を省略する。
【0072】なお、上記実施例では、1本のサーマルヘ
ッド50でリライタブルフィルム55および記録紙49
への記録とリライタブルフィルム55の消色とを行うも
のを示したが、リライタブルフィルム55用のサーマル
ヘッドと記録紙49用の記録ヘッドとを別に設けても上
記実施例と同様の効果を奏する。
【0073】この場合には、ヘッドの切替機構は不要と
なり、また、記録紙49は感熱記録紙に限定されない。 つまり、レーザやLEDを用いた電子写真方式により記
録される普通紙を用いることもできる。そして、リライ
タブルフィルム55のための記録ヘッドと消去ヘッドと
を別々に設けるようにしてもよい。
【0074】また、上記実施例において、メモリ64の
オーバフロー時にリライタブルフィルム55を使用する
ものを示したが、通常の記録にリライタブルフィルム5
5を用い、オーバーフロー時に記録紙49を用いるよう
にしてもよい。そして、図4において、リライタブルフ
ィルム55としてエンドレスベルト状のものを示したが
、片方のプラテンで巻き取る方式のものとしてもよい。
【0075】以上のように本実施例では、1)通常のフ
ァクシミリ装置と同様の記録、2)記録紙49がなくな
った場合にリライタブルフィルム55に記録、 3)リライタブルフィルム55のみに記録、4)リライ
タブルフィルム55に記録して必要なもののみ記録紙4
9に記録が可能である。
【0076】ここでもう少し本実施例を詳しく説明する
。記録対象を記録紙49とするかリライタブルフィルム
55とするかを選択して制御を行う制御手段61は、3
つの意味をもっている。すなわち、第1に加熱手段(サ
ーマルヘッド50)を所望の位置に設定することであり
、第2に加熱手段の印加エネルギー(熱エネルギー)を
制御することにあり、第3にリライタブルフィルム55
に縮小画像を記録する時の管理を行なう。
【0077】図4においてはヘッド固定台56、支持棒
57、ばね58、カム59でサーマルヘッド50を2点
鎖線示のように180°回転させる構成にし、同じサー
マルヘッド50で記録紙49、リライタブルフィルム5
5に記録あるいは消去を行なうようにした。しかし、図
7(主要部のみ記す)に示すようにサーマルヘッド50
を上下にスライドさせるように構成にしても良い。スラ
イド機構としては図8に示すように、サーマルヘッド5
0の裏面側にヘッド支持台71と平行に設置されたレー
ル72と図示しないモータ等により直接あるいは間接的
に接続されている回転支持棒73より構成される。
【0078】なお、図8は図7の上下方向の動作をわか
りやすくするため水平方向に動作するように示したもの
である。動作としては、リライタブルフィルム55側に
記録する場合は、制御手段61からの指令により、モー
タ駆動回路67を通して図示しないモータを回転させ、
モータ回転支持棒73を左回転させる。モータ回転支持
棒73を左回転させると、ヘッド支持台71に固定され
ているサーマルヘッド50は手前側に移動され、制御手
段61の指示により指定の位置セットされる。ここで、
サーマルヘッド50を圧接するためにヘッド支持台71
の上側に作用するヘッド圧接機構を設けても良い。一方
、記録紙49へ記録する場合には、同様に制御手段61
の指示により後方側に移動する。
【0079】また、別の構成では、図9に示すように、
サーマルヘッド50を金属あるいはゴム等からなるベル
ト75に接着させ、図示しないモータの駆動により回転
するローラ74にベルト75を巻きつけ水平方向(図7
では上下方向)に移動させる。これらの制御は、制御手
段61が指示する。制御手段61は、例えば図10に示
すように、制御手段61あるいはコントロール基板42
を制御するCPU80と動作内容が記憶されているRO
M81と書き換え可能なRAM82とオペレーションパ
ネルやセンサの入力信号あるいはモータの駆動信号を出
力するI/O83と記録時間やモータの回転時間を管理
するカウンタ84等から構成され、上述した動作を行う
。ここで制御手段61は、図10の構成のほか、記録対
象を選択しサーマルヘッド50等の加熱手段を移動させ
る手段をも含むものとする。
【0080】また別の構成は、図11に示すようにリラ
イタブルフィルム55側おローラ52と記録紙49側の
プラテンローラ51の間にサーマルヘッド50を設置し
た構成がある。この場合のサーマルヘッド50は上側、
下側の両者に発熱体が並べてあるような構成を有してお
り、図4と同様なカム59(図11には図示せず)ある
いはモータあるいは挺の原理を応用した方法等(ともに
図示せず)でローラ52側あるいはプラテンローラ51
側に選択的に移動可能である。
【0081】また、別の例では図12,図13に示すよ
うにサーマルヘッド50を移動させない構成がある。こ
の場合、制御手段61からの指示内容は上述した内容と
異なる。即ち記録紙49を記録する時には、上述した内
容と同じであるがリライタブルフィルム55に記録する
時の動作が異なる。これは、リライタブルフィルム55
とサーマルヘッド50の間に記録紙49が挿入されてい
るので記録できないためである。ゆえに制御手段61か
らの指示内容は、リライタブルフィルム55を記録ある
いは消去する時には、記録紙49を時計回り方向に回し
、プラテンローラ54(右側のローラ54)まで戻しリ
ライタブルフィルム55とサーマルヘッド50を直接接
触させるようにする。
【0082】また別の構成は、図14に示すようにサー
マルヘッド50を移動させずにカット紙状の記録紙49
を使用できるようにした構成、図15,図16に示すよ
うにカット紙状のリライタブルフィルム55、記録紙4
9を使用できるようにした構成である。この場合には加
熱手段の印加エネルギー(熱エネルギー)を制御する(
後述する)ことで対応する。このような場合には、オペ
レーションパネル(操作パネル)43へリライタブルフ
ィルム55にするか記録紙49にするかを設定し制御手
段61に前記情報を入力するか、あるいはリライタブル
記録装置へ接続してあるインタフェース(例えばセント
ロインタフェース)からコマンドを設定して制御手段6
1に前記情報を入力することで構成される。
【0083】また、図17のように熱転写記録とリライ
タブル記録を兼用にすることもできる。ただし、記録紙
49は普通紙、86はインクリボンである。この場合の
動作も上述した内容とほぼ同様である。
【0084】次に、加熱手段の印加エネルギー(熱エネ
ルギー)の制御について説明する。図18は制御手段6
1と記録回路66を示したもので、記録回路66は、さ
らにリライタブル記録制御部91、リライタブル消去制
御部92、記録紙記録制御部93、セレクタ94から構
成されている。制御部91〜93はそれぞれサーマルヘ
ッド50を加熱するエネルギーテーブルが格納してあり
、セレクタ94が制御手段61からの指示により、いず
れかをサーマルヘッド50に接続する。
【0085】また、リライタブルフィルム55をガイド
的に使用した例を図19に示す。これはファクシミリ装
置において受信画像を縮小してリライタブルフィルム5
5に記録したものである。受信画像は縮小せず記録して
もよいが、サーマルヘッド50の解像度を1mmあたり
6本、好ましくは12本にすれば、縮小した画像あるい
は文字が必要あるいは不必要であるかが目視でき、保存
する必要があれば記録紙49に記録することが可能とな
る。例えば、図19の例では中央の数字がページ番号と
なっており、この数字を操作パネル43から入力される
と、記録紙49に記録が行える。なお、図5の縮小回路
における縮小方法は、例えば画像データを半分に間引く
方法、あるいは遠近法による縮小法等で実現される。
【0086】上述したように、記録対象を選択できるよ
うにしたので、リライタブルフィルム55に記録して、
最終画像あるいは必要な画像のみ記録紙49に記録する
ことができ、ランニングコストを低減できる。また、フ
ァクシミリ装置等では、記録紙49がなくなった時に、
受信した画像を自動的にリライタブルフィルム55に記
録することを可能したので、受信中断となる機会を低減
できる。また、制御手段よりリライタブルフィルム55
に縮小画像が形成され、修正、校正途中の文書を記録紙
49に記録することなく推敲等が容易に行える。
【0087】なお、上記実施例では、ファクシミリ装置
の例について述べたが、これに限定されるものでは無く
、種々の記録表示装置への応用が可能であり、また種々
の変更が可能である。例えば、ワープロ等の記録装置で
は図5におけるモデム62、復号部63等は必要としな
い。本実施例の図4ではカム59によりサーマルヘッド
50を回転させたが、モータ等により回転させても良く
同様の効果を奏する。
【0088】また、1本のサーマルヘッド50のリライ
タブルフィルム55及び記録紙49への記録とリライタ
ブルフィルム55の消去とを行うものを示したが、リラ
イタブルフィルム55と記録紙49のヘッドを別々に設
けても良く上記実施例と同様の効果を奏する。この場合
にはヘッドを移動する機構は不要となる。また、上記実
施例としてサーマルヘッド50を用いた記録方法を挙げ
たがレーザーやLEDを光源とした記録方式あるいはイ
ンクジェット記録等により記録される普通紙を用いるこ
ともできる。そして、リライタブルフィルム55のため
の記録ヘッドと消去ヘッドとを別々に設けるようにして
も良い。
【0089】また、上記実施例において、メモリ64の
オーバーフロー時にリライタブルフィルム55を使用す
るものを示したが、通常の記録時にリライタブルフィル
ム55を用い、オーバーフロー時に記録紙49を用いる
ようにしても良い。そして、図4において、リライタブ
ルフィルム55としてエンドレスベルト状のものを示し
たが、片方のプラテンで巻き取る方式のものとしてもよ
い。
【0090】図20はリライタブルフィルムを用いたリ
ライタブル記録装置の構成を示す概略図である。図にお
いて、繰返し書換え可能なリライタブルフィルム101
は、サーマルヘッド103とい圧接するプラテンローラ
102とローラ104により弛まないように保持されて
いる。複数の発熱体(図示せず)を有したサーマルヘッ
ド103は第1のエネルギーと第2のエネルギーを印加
する加熱手段を兼用している。リライタブルフィルム1
01を送らせるプラテンローラ102は、ギア105,
106を介してモータ107により駆動される。
【0091】モータ107は制御回路108に制御され
る。記録制御手段109は、記録用データ端子109a
から入力される所望の表示画像に応じた画像信号を出力
して、第1の熱エネルギーで前記サーマルヘッド103
を発熱させる。消去制御手段110は、消去用データ端
子110aから入力される所望の消去指示に応じた画像
消去信号を出力して、第2の熱エネルギーで前記サーマ
ルヘッド103を発熱させる。
【0092】ここで、前記リライタブルフィルム101
はサーマルヘッド103等の熱媒体の第1の熱エネルギ
ー(h1 )を加えられることで有色(単色で例えば青
色)の画像を形成し、この画像は通常の環境(温度、湿
度)でメモリ性を有する。また、第2の熱エネルギー(
h2 )を加えることにより、形成された画像を消去す
ることができる繰返し書換え可能な記録フィルムである
【0093】このリライタブルフィルム101の構成は
例えば第22図に示すように、耐久性向上のための保護
層101a、染色、顕減色剤、およびバインダー等から
なる記録層101b、及びベース101cから構成され
ている。このリライタブルフィルム101に矢印P方向
からサーマルヘッド103等で、例えば短時間(1ms
〜3ms程度)、高温(200℃〜350℃程度)で第
1の熱エネルギー(h1 )を印加することで画像が形
成され、長時間(5ms〜2s程度)、低温(80℃〜
150℃程度)で第2の熱エネルギー(h2)を印加す
ると消去できる。
【0094】次に、リライタブル記録装置の動作につい
て説明する。リライタブルフィルム101はモータ10
7により第2のギア106及び第1のギア105の駆動
伝達系を介して駆動され、プラテンローラ102サーマ
ルヘッド103との摩擦によって該プラテンローラ10
2の回転とともに、矢印Z方向に送られる。記録信号が
記録用データ端子109aに入力されると、記録制御手
段109は所定のタイミングでサーマルヘッド103に
電流を流し、これにより発熱体(図示せず)が発熱して
該リライタブルフィルム101を発色(画像の形成と同
義)させる。そして、1ライン分の発色が終わると前記
駆動手段が矢印Z方向へ1ライン分送り、同様の動作で
発色させる。
【0095】このような動作を繰返し行うことにより、
リライタブルフィルム101上に平面的な画像が形成さ
れ、この1ライン分のフィルム送り量(以下、ピッチと
いう)はサーマルヘッド3の解像度に対応している(例
えば発熱体が6本/mmであれば約167μm のピッ
チとなる)。
【0096】そして、前記ピッチ図21に示すように、
制御回路108から例えば4パルス/ラインの信号を与
えると、A→B→C→D→Eのように第1のギア105
及び第2のギア106が駆動され、プラテンローラ10
2及びリライタブルフィルム101が矢印Z方向に送ら
れる。以上が画像形成の動作(発色動作)であり、目視
者は矢印Y方向から画像を見ることができる。
【0097】次にリライタブルフィルム101上に形成
した画像を消去する動作について説明する。画像消去の
際は、消去用データ端子110aから入力される所定の
タイミングで消去制御手段110がサーマルヘッド10
3の所望の消去範囲の発熱体を発熱させて消色(画像の
消去と同義)を行う。この時のサーマルヘッド103へ
の第2の熱エネルギー(h2 )は、前述したように発
色時の第1の熱エネルギー(h1 )に比して発熱体の
温度を低く(例えば80〜150℃程度)、サーマルヘ
ッド103への通電パルスを長く(例えば5ms〜2s
程度)なるようにサーマルヘッド103への通電時間、
印加電圧、通電パルス等を制御する。
【0098】以上のように記録制御手段109と消去制
御手段110によりサーマルヘッド103等の加熱手段
が兼用できるため、安価な装置が可能となる。なお、記
録制御手段109と消去制御手段110は便宜上2つに
分けたが記録消去手段として1つで構成しても何ら変わ
るものではない。
【0099】次に、本発明に係る消去方法によれば1ラ
インのピッチを発色時(記録等行う際)と同一か発色時
よりも小さくするが(ここで、1ラインのピッチとは発
色時には1ラインの記録に相当するものであり、消色時
には1ラインの消色に相当するものである)、これは、
同一にすると消し残しが多少あっても高速な消色が可能
となり、ピッチを小さくすると多少時間がかかっても消
し残しのないリライタブルフィルム101が得られるか
らである。
【0100】このリライタブルフィルム101を送り出
すピッチを小さくする方法は、例えば画像消去の際、1
ライン2パルスの信号を制御回路108からモータ10
7へ出力することで(これは発色時の半分)、該モータ
が第2のギア106と第1のギア105の駆動伝達系を
介して駆動されるプラテンローラ102のリライタブル
フィルム101を発色時の半分のピッチで矢印Z方向に
送り出す。この状態を図21で説明すると、A→B→C
のハーフピッチの駆動となり、よって発色時(記録時)
の1ラインは消色時の2ラインに対応することとなるの
で、画像の各パターンが消去されたリライタブルフィル
ム101を得ることができる。
【0101】また、サーマルヘッド103の全ての発熱
体を第2の熱エネルギー(h2 )で発熱させるように
してもよく、消し残しをなくするため、消色時には全て
の発熱体を発熱させるのが最も効果的であるという実験
結果を発明者は得ている。
【0102】これは、図23に示すように、発色時と同
じパターンで発熱体を発熱させて消色すると、発色画素
と発熱体の位置がずれ、消し残し150が発生するから
である。なお図23において斜線の円は発色画素を示し
、破線の円は消去画素をそれぞれ示している。また図2
4は発熱体を発色時と同じパターンで発熱させて消色し
た場合(図中a)と全て発熱させた場合(図中b)の消
し残し量を比較した図である。当該装置の動作としては
、消去制御手段110が与えられる駆動信号からサーマ
ルヘッド103の全ての発熱体が発熱するように信号を
印加し、リライタブルフィルム101をプラテンローラ
102と同時に矢印Z方向に送り出しながら消色を行う
【0103】なお、上記説明では、サーマルヘッド10
3の全ての発熱体が発熱するように信号を与えたが、記
録の面積より消去の面積が大きくなる範囲で、発熱体が
発熱するように信号を与えてもよい。即ち、カードの残
額表記のように、小さな面積(例えばサーマルヘッドの
半分の面積)に記録している場合には、記録面積より大
きく(例えばサーマルヘッドの3/4)なるように発熱
させて消去するようにする。つまり、所望の範囲内を発
熱させるようにするものである。
【0104】さらに、別の消去方法は従来の1ライン1
つの通電パルスではなく、微小の複数の通電パルスを印
加したもので、複数の微小通電パルスを印加すると発熱
温度をほぼ一定に抑えられるということに着目し、実験
により確認したものである。
【0105】これは、リライタブルフィルム101は1
20℃程度で5ms〜2s程度の第2の熱エネルギー(
h2 )の印加で消去できるが、微小の通電パルスのO
N,OFFを繰り返すことにより、ほぼ発熱体温度を一
定に保つことができるためであり、図25にその様子を
示す。なお、図において、111aは記録用の通電パル
ス(図26)を印加した場合の発熱温度と時間の関係を
示すグラフであり、111bは消去用の通電パルス(図
27)を印加した場合の発熱温度と時間の関係を示すグ
ラフである。
【0106】発明者の実験によれば、10μsのON,
OFFパルスを500〜1000パルス印加すれば、図
28に示すように完全消去がサーマルヘッド103を用
いても可能となったが(ここで発熱体の温度は約120
℃)、この値はリライタブルフィルム1の構成材料等に
よる変化、例えば消去最適温度が100℃の場合では、
通電パルスのON,OFF時間をともに9μsとするか
、ON時間を8μs、OFF時間を10μsとすれば対
応できる。いずれにしても、通電パルスを複数印加する
ことで、発熱体の温度変化をなだらかに抑えることがで
き、実用上完全消去が可能となる。
【0107】ここで、通電パルス波系としては、図29
に示すように発熱温度を例えば100〜140℃になる
ようにすればよく、また、パルス長は図30に示すよう
にON時間が長く(100μs程度)、かつOFF時間
は該ON時間より長く(150μs)しても良い。また
、図31に示すように5μsのON,OFF時間の通電
パルスでもよく、加えて、図32のように1つおきにO
N,OFF時間の異なる波形でも良い。
【0108】なお、消去用の通電パルスは、1ライン毎
に複数印加し、フィルム送りして再び、通電パルスを複
数印加することを繰り返し1画面の消去を完了する。ま
た、フィルム送りをしながら通電パルスを複数印加して
、1ラインを消去してもよく、これを繰り返して1画面
の消去を完了してもよい。
【0109】図33はこの消去方法を実現する消去制御
手段110の構成を示すブロック図である。図において
、基本パルス発生手段110cは図30,31,32に
示すような通電パルスの1ケを発生させるもので、まず
、この基本パルス発生手段110cと基本パルスを何個
発生させるかを設定するパルス数設定手段110b、及
び消去データ用端子110aから入力される消去データ
を消去制御部110dに送る。そして、この消去制御部
110dでは、前記基本パルス発生手段110cとパル
ス数設定手段110bの信号から複数の通電パルス信号
を作成し、消去データと前記消去用の通電パルスをサー
マルヘッド103に転送/印加し、形成画像の1ライン
を消去する。そして、1ライン分の消去が終わると1ラ
イン分送り、同様の動作で消去させる。
【0110】なお、上記実施例では、駆動手段のモータ
107としてパルスモータの場合について説明したが、
DCモータ、ACモータ等の場合であっても同様の効果
を奏し、駆動伝達系の第1及び第2のギア105,10
6も前述した構成に限定されない。また、上記実施例で
は発色及び消色を同一のサーマルヘッド103で行うよ
うに構成したが、図34に示すように、発色用に示すよ
うに、発色用サーマルヘッド103aをプラテンローラ
102側に設け、消色用サーマルヘッド103bをロー
ラ104側に設けることで2つに分けて構成しても同様
の効果を奏する。
【0111】この場合には、図20と異なりサーマルヘ
ッド103の位置までリライタブルフィルム101を戻
すあるいは回転させる必要がなくなるので高速に消去す
ることが可能となる。なお、発色用サーマルヘッド10
3a、消色用サーマルヘッド103bの位置は変化させ
ることが可能で、例えば、消色用サーマルヘッド103
bを発色用サーマルヘッド103bの手前に位置するよ
うに構成しても良く、特許請求の範囲を逸脱しない限り
種々の変更が可能である。
【0112】図20に示すようなサーマルヘッド103
等の記録消去を兼用にした加熱手段を図34に示すよう
に上下に2つ設けた場合には、同時に記録あるいは消去
が行うことでできるため、Y方向と、Y方向と反対側か
らの2方向から見ることができるようになる。この場合
、記録あるいは消去を同時に行うと大きな電源が必要と
なるため、上側の記録と下側の記録を交互に行うように
しても良い。また、上側を消去にして下側を記録にする
ことも可能で、この場合にはYの反対側からのみ画像情
報が読み取れる。また、上記した内容は、リライタブル
フィルム101が進む方向をZ方向の一方方向としたが
、Z方向と反対側に進んでも良く、また、Z方向、反Z
方向と行き来するように構成しても良いことは言うまで
もない。
【0113】また、上記実施例ではリライタブルフィル
ム101として、染料系のリライタブルフィルムの例を
挙げたが、本発明ではこれに限定されるものでなく公知
のリライタブルフィルム(繰り返し記録/消去が可能な
フィルム)の使用が可能である。前記フィルムの他の例
としては、温度による透明度変化を利用した樹脂〜有機
低分子物質系、サーモクロミック系、ポリマーブレンド
系等である。
【0114】上記実施例では、加熱手段としてサーマル
ヘッドを例に述べたが、直接熱を印加する手段だけでな
く、光を利用して間接的に熱を加えるようなLEDヘッ
ド、液晶ヘッド、レーザーヘッド等で加熱手段を構成し
ても同様の効果を奏する。また、上記実施例では、リラ
イタブルフィルム101をロール状にしたが、図35に
示すように、カット紙の形状にし、サーマルヘッド10
3により発色及び消色を行うようにしても同様の効果を
奏する。
【0115】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、第1の熱エネルギーで加熱手段を発熱させる記録制
御手段と、所望の画像消去範囲に応じた画像消去信号に
より加熱手段を第2の熱エネルギーで発熱させる消去制
御手段とを備えたので、記録および消去が自在でメンテ
ナンスコスト及びランニングコストの低減されたリライ
タブル記録表示装置が得られるという効果がある。
【0116】請求項2記載の発明によれば、記録紙とリ
ライタブル記録媒体とを選択する手段と設けることによ
り必要に応じた表示出力を行うことができる。また、請
求項3記載の発明によれば、発色用と消去用の加熱手段
を兼ねることにより装置の簡素化がはかれる。さらに、
請求項4記載の発明によれば、発色用加熱手段に縮小画
像データを出力する縮小画像制御手段を設けることによ
りリライタブル記録媒体を有効に使うことができる。
【0117】そして、請求項5記載の発明によれば、リ
ライタブル記録媒体に記録された画像の消去時に、画像
消去中に1ラインの消去に対する記録媒体の送り量を画
像形成時の1ラインの送り量以下とするようにしたので
、記録された画像を確実に消去して画像再形成時の高画
質化がはかれる。
【0118】また、請求項6記載の発明によれば1ライ
ンごとに複数の通電パルスを加熱手段に印加し、画像を
消去することによって確実に画像消去ができる。さらに
、請求項7記載の発明によれば、加熱手段の全ての発熱
体あるいは画像記録面積以上の範囲の発熱体を発熱させ
ることにより消し残しのない確実な消去が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例におけるディスプレイ装
置を示す側断面図である。
【図2】この発明の第2実施例におけるファクシミリ装
置を示す概略断面図である。
【図3】図2に示したファクシミリ装置に静的発熱体を
装備した状態を示す概略断面図である。
【図4】この発明の第3実施例におけるファクシミリ装
置を示す概略断面図である。
【図5】図4に示したファクシミリ装置の記録に関連す
る電気回路を示すブロック図である。
【図6】図4に示したファクシミリ装置の動作例を示す
フローチャートである。
【図7】この発明の第4実施例におけるファクシミリ装
置の要部概略図である。
【図8】図7のファクシミリ装置におけるスライド機構
を示す斜視図である。
【図9】図7のファクシミリ装置におけるスライド機構
の別の構成を示す斜視図である。
【図10】図7のファクシミリ装置における制御回路の
ブロック図である。
【図11】この発明によるファクシミリ装置の要部概略
図である。
【図12】この発明によるファクシミリ装置の要部概略
図である。
【図13】この発明によるファクシミリ装置の要部概略
図である。
【図14】この発明によるファクシミリ装置の要部概略
図である。
【図15】この発明によるファクシミリ装置の要部概略
図である。
【図16】この発明によるファクシミリ装置の要部概略
図である。
【図17】この発明によるファクシミリ装置の要部概略
図である。
【図18】図7のファクシミリ装置における記録回路の
ブロック図である。
【図19】図7のファクシミリ装置におけるリライタブ
ル記録フィルムの縮小表示例を示す斜視図である。
【図20】この発明の第5実施例におけるリライタブル
記録表示装置の概略構成図である。
【図21】図20に示したリライタブル記録表示装置の
ギアの概略拡大図である。
【図22】リライタブル記録フィルムの概略図である。
【図23】リライタブル記録フィルムの消去時の動作を
説明する図である。
【図24】図23に示した画素と消し残り量との関係を
示す線図である。
【図25】サーマルヘッドの発熱温度の経時変化を示す
線図である。
【図26】記録用の通電パルスを示す線図である。
【図27】消去用の通電パルスを示す線図である。
【図28】パルス数と記録濃度との関係を示す線図であ
る。
【図29】サーマルヘッドの発熱温度の経時変化を示す
線図である。
【図30】通電パルスを示す線図である。
【図31】通電パルスを示す線図である。
【図32】通電パルスを示す線図である。
【図33】図20に示す第5実施例における消去制御部
のブロック図である。
【図34】この発明の第6実施例におけるリライタブル
記録表示装置の概略構成図である。
【図35】図34に示したリライタブル記録表示装置の
サーマルヘッド及びリライタブル記録フィルムの概略図
である。
【図36】従来のディスプレイ装置を示す側断面図であ
る。
【図37】従来のファクシミリ装置を示す側断面図であ
る。
【図38】従来のファクシミリ装置を示す側断面図であ
る。
【符号の説明】
5A,5B,5C  リライラブル記録媒体8  コン
トローラ 11A,11B,11C  サーマルヘッド11a  
発熱体 12A  イレーサ 49  記録紙 50,103  サーマルヘッド 55,101  リライタブルフィルム61,108 
 制御回路 65  縮小回路 66  記録回路 91  リライタブル記録制御部 92  リライタブル消去制御部 93  記録紙記録制御部 109  記録制御手段 110  消去制御手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  所定温度の第1の熱エネルギーで画像
    を記録し、かつ所定温度の第2の熱エネルギーで記録画
    像を消去することにより画像の記録、消去を繰り返し行
    えるリライタブル記録媒体と、上記第1の熱エネルギー
    又は上記第2の熱エネルギーで上記リライタブル記録媒
    体を加熱する少なくとも1つの加熱手段と、所望の表示
    画像に応じた画像記録信号を出力して第1の熱エネルギ
    ーで上記加熱手段を発熱させる記録制御手段と、所望の
    画像消去範囲に応じた画像消去信号を出力して第2の熱
    エネルギーで上記加熱手段を発熱させる消去制御手段と
    を備えたリライタブル記録表示装置。
  2. 【請求項2】  画像を記録する記録紙と、所定温度の
    熱エネルギーで画像を記録し、かつこの記録時より低温
    の熱エネルギーで記録画像を消去することにより画像の
    記録、消去を繰り返し行えるリライタブル記録媒体と、
    このリライタブル記録媒体を加熱することにより発色反
    応を起こさせてリライタブル記録媒体に画像を記録する
    記録制御手段と、上記画像の記録後に上記画像を消去す
    る消去制御手段と、画像が記録される対象を上記記録紙
    又はリライタブル記録媒体から選択する選択手段とを備
    えたリライタブル記録表示装置。
  3. 【請求項3】  記録制御手段と上記消去制御手段とを
    兼ねた1つの加熱手段が設けられている請求項1又は請
    求項2記載のリライタブル記録表示装置。
  4. 【請求項4】  記録制御手段に、縮小画像データを出
    力して縮小画像の記録を行う縮小画像制御手段をさらに
    設けた請求項1または請求項2記載のリライタブル記録
    表示装置。
  5. 【請求項5】  第1の熱エネルギーでリライタブル記
    録媒体を加熱して画像を形成させ、次いで、第2の熱エ
    ネルギーでリライタブル記録媒体を加熱して形成された
    画像を消去する際、画像消去中の1ラインの消去に対す
    るリライタブル記録媒体の送り量を画像形成中のライン
    の形成に対するリライタブル記録媒体の送り量以下とし
    て、上記加熱手段を第2の熱エネルギーで発熱させて画
    像を消去するリライタブル記録の消去方法。
  6. 【請求項6】  リライタブル記録媒体に記録された画
    像を消去する際、1ラインごとに複数の通電パルスを第
    2の熱エネルギーを印加する加熱手段に印加し、この通
    電パルスに合わせて上記加熱手段を第2の熱エネルギー
    で発熱させて画像を消去することを特徴とする請求項5
    記載のリライタブル記録の消去方法。
  7. 【請求項7】  リライタブル記録媒体に記録された画
    像を消去する際、加熱手段の全ての発熱体あるいは記録
    面積以上の範囲内の発熱体を第2の熱エネルギーで発熱
    させることを特徴とする請求項5記載のリライタブル記
    録の消去方法。
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