JPH04314793A - エステル系の冷凍機油 - Google Patents
エステル系の冷凍機油Info
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- JPH04314793A JPH04314793A JP10639791A JP10639791A JPH04314793A JP H04314793 A JPH04314793 A JP H04314793A JP 10639791 A JP10639791 A JP 10639791A JP 10639791 A JP10639791 A JP 10639791A JP H04314793 A JPH04314793 A JP H04314793A
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- acid
- ester
- fatty acids
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエステル系の冷凍機油に
関し、詳しくは加水分解安定性に優れ、フロン冷媒に対
し充分な相溶性を有するエステル系の冷凍機油に関する
。
関し、詳しくは加水分解安定性に優れ、フロン冷媒に対
し充分な相溶性を有するエステル系の冷凍機油に関する
。
【0002】
【従来の技術】近年の冷凍機の小型大容量化に伴って、
冷凍機の使用温度は益々高くなってきている。従来、冷
凍機油としてはナフテン系鉱油やパラフィン系鉱油など
が用いられてきたが、これらの鉱油系の冷凍機油は高温
における酸化安定性が十分ではない。酸化安定性の優れ
ているエステル系の潤滑油を冷凍機油として、単独ある
いは配合して使用している(特開昭56−125494
号公報、特開昭59−164393号公報、特開昭61
−181895号公報、特公昭62−12780号公報
)。
冷凍機の使用温度は益々高くなってきている。従来、冷
凍機油としてはナフテン系鉱油やパラフィン系鉱油など
が用いられてきたが、これらの鉱油系の冷凍機油は高温
における酸化安定性が十分ではない。酸化安定性の優れ
ているエステル系の潤滑油を冷凍機油として、単独ある
いは配合して使用している(特開昭56−125494
号公報、特開昭59−164393号公報、特開昭61
−181895号公報、特公昭62−12780号公報
)。
【0003】現在、冷凍機にはR−11(トリクロロモ
ノフルオロメタン)、R−12(ジクロロジフルオロメ
タン)、R−22(モノクロロジフルオロメタン)など
のフロンが冷媒として使用されているが、これらのフロ
ンはオゾン層を破壊するため、オゾン層への影響がない
フロンであるR−134a(1,1,1,2−テトラフ
ルオロエタン)などが冷凍機用の代替フロンとして検討
されている。しかし、R−134aは従来から冷凍機油
として使用されている鉱油に溶けないという問題があり
、ポリアルキレングリコール系の冷凍機油が提案されて
いるが、ポリアルキレングリコール系の冷凍機油は潤滑
性、吸湿性、高温域でのフロンとの相溶性、電気絶縁性
などの点で必ずしも十分満足できるものではない。そこ
で、これに替わるものとしてエステル系の冷凍機油が検
討されている(上村茂弘、代替フロン冷媒の技術開発状
況、平成2年度石油製品討論会講演資料)。
ノフルオロメタン)、R−12(ジクロロジフルオロメ
タン)、R−22(モノクロロジフルオロメタン)など
のフロンが冷媒として使用されているが、これらのフロ
ンはオゾン層を破壊するため、オゾン層への影響がない
フロンであるR−134a(1,1,1,2−テトラフ
ルオロエタン)などが冷凍機用の代替フロンとして検討
されている。しかし、R−134aは従来から冷凍機油
として使用されている鉱油に溶けないという問題があり
、ポリアルキレングリコール系の冷凍機油が提案されて
いるが、ポリアルキレングリコール系の冷凍機油は潤滑
性、吸湿性、高温域でのフロンとの相溶性、電気絶縁性
などの点で必ずしも十分満足できるものではない。そこ
で、これに替わるものとしてエステル系の冷凍機油が検
討されている(上村茂弘、代替フロン冷媒の技術開発状
況、平成2年度石油製品討論会講演資料)。
【0004】エステル系の冷凍機油は鉱油系の冷凍機油
にはない特性を持った優れた冷凍機油であるが、エステ
ルには加水分解しやすい欠点がある。加水分解によって
生じた遊離の脂肪酸は、冷凍機の金属部を腐蝕させるな
どの悪影響を及ぼす。電気冷蔵庫などの冷凍機油の場合
、高温で10〜20年の長期間にわたって使用されるの
で、エステルの加水分解しやすい欠点は特に問題である
。
にはない特性を持った優れた冷凍機油であるが、エステ
ルには加水分解しやすい欠点がある。加水分解によって
生じた遊離の脂肪酸は、冷凍機の金属部を腐蝕させるな
どの悪影響を及ぼす。電気冷蔵庫などの冷凍機油の場合
、高温で10〜20年の長期間にわたって使用されるの
で、エステルの加水分解しやすい欠点は特に問題である
。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】加水分解を防ぐ方法と
してはエステル中の水分濃度を極力低く保つ水分管理が
有力な方法であるが、極度の水分管理は作業性を悪化さ
せる。本発明は、加水分解安定性に優れ、かつフロン冷
媒との相溶性の良好なエステル系の冷凍機油を提供する
ことを目的としている。
してはエステル中の水分濃度を極力低く保つ水分管理が
有力な方法であるが、極度の水分管理は作業性を悪化さ
せる。本発明は、加水分解安定性に優れ、かつフロン冷
媒との相溶性の良好なエステル系の冷凍機油を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は全脂
肪酸中に占める三級脂肪酸と二級脂肪酸の合計割合が5
0モル%以上であり、かつ炭素数3〜18の脂肪酸50
〜100モル%、炭素数4〜10の二価カルボン酸0〜
50モル%である混合酸と炭素数15以下のネオペンチ
ルポリオールとのエステルを主成分とする冷凍機油であ
る。
肪酸中に占める三級脂肪酸と二級脂肪酸の合計割合が5
0モル%以上であり、かつ炭素数3〜18の脂肪酸50
〜100モル%、炭素数4〜10の二価カルボン酸0〜
50モル%である混合酸と炭素数15以下のネオペンチ
ルポリオールとのエステルを主成分とする冷凍機油であ
る。
【0007】本発明に用いる炭素数3〜18の三級脂肪
酸としては、2,2−ジメチルプロパン酸、2,2−ジ
メチルブタン酸、2,2−ジメチルペンタン酸、2,2
−ジメチルヘキサン酸、2,2−ジメチルヘプタン酸、
2,2−ジメチルオクタン酸、2−メチル−2−エチル
ブタン酸、2−メチル−2−エチルペンタン酸、2−エ
チル−2,3,3−トリメチルブタン酸、2,2,3,
3−テトラメチルペンタン酸、2,2,3,4−テトラ
メチルペンタン酸、2−エチル−2,3,3,5,5−
ペンタメチルペンタン酸、2,4,4−トリメチル−2
−tert−ペンチルペンタン酸、2−イソペンチル−
2,4,4−トリメチルペンタン酸、2−イソプロピル
−2,3,5,5−テトラメチルヘキサン酸、2,2−
ジメチルヘキサデカン酸、2,2−ジブチルデカン酸な
どが挙げられ、単独で使用しても良いし、二種以上を混
合使用しても良い。
酸としては、2,2−ジメチルプロパン酸、2,2−ジ
メチルブタン酸、2,2−ジメチルペンタン酸、2,2
−ジメチルヘキサン酸、2,2−ジメチルヘプタン酸、
2,2−ジメチルオクタン酸、2−メチル−2−エチル
ブタン酸、2−メチル−2−エチルペンタン酸、2−エ
チル−2,3,3−トリメチルブタン酸、2,2,3,
3−テトラメチルペンタン酸、2,2,3,4−テトラ
メチルペンタン酸、2−エチル−2,3,3,5,5−
ペンタメチルペンタン酸、2,4,4−トリメチル−2
−tert−ペンチルペンタン酸、2−イソペンチル−
2,4,4−トリメチルペンタン酸、2−イソプロピル
−2,3,5,5−テトラメチルヘキサン酸、2,2−
ジメチルヘキサデカン酸、2,2−ジブチルデカン酸な
どが挙げられ、単独で使用しても良いし、二種以上を混
合使用しても良い。
【0008】本発明に用いる炭素数3〜18の二級脂肪
酸としては、2−メチル酪酸、2−メチルペンタン酸、
2−メチルヘキサン酸、2,4−ジメチルヘキサン酸、
2−エチル酪酸、2−エチルペンタン酸、2−エチルヘ
キサン酸、2−プロピルペンタン酸、2−ペンチルノナ
ン酸、2−ヘキシルデカン酸、2−ノニルノナン酸など
が挙げられ、単独で使用しても良いし、二種以上を混合
使用しても良い。
酸としては、2−メチル酪酸、2−メチルペンタン酸、
2−メチルヘキサン酸、2,4−ジメチルヘキサン酸、
2−エチル酪酸、2−エチルペンタン酸、2−エチルヘ
キサン酸、2−プロピルペンタン酸、2−ペンチルノナ
ン酸、2−ヘキシルデカン酸、2−ノニルノナン酸など
が挙げられ、単独で使用しても良いし、二種以上を混合
使用しても良い。
【0009】本発明では三級脂肪酸および二級脂肪酸と
併用して一級脂肪酸が50モル%未満まで使用されるが
、一級脂肪酸としては、プロピオン酸、吉草酸、カプロ
ン酸、ヘプタン酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリ
ン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、3,3−ジメチ
ルペンタン酸、4−メチルヘキサン酸、3,5−ジメチ
ルヘキサン酸、4,5−ジメチルヘキサン酸、3,5,
5−トリメチルヘキサン酸などが挙げられ、単独で使用
しても良いし、二種以上を混合使用しても良い。
併用して一級脂肪酸が50モル%未満まで使用されるが
、一級脂肪酸としては、プロピオン酸、吉草酸、カプロ
ン酸、ヘプタン酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリ
ン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、3,3−ジメチ
ルペンタン酸、4−メチルヘキサン酸、3,5−ジメチ
ルヘキサン酸、4,5−ジメチルヘキサン酸、3,5,
5−トリメチルヘキサン酸などが挙げられ、単独で使用
しても良いし、二種以上を混合使用しても良い。
【0010】炭素数が2以下であるとエステルの粘度が
低くなり実用的でなく、また金属が腐蝕され易い。炭素
数が19以上であるとエステルのフロン冷媒への相溶性
が悪くなり、また低温で濁りを生じるために好ましくな
い。三級脂肪酸と二級脂肪酸の合計割合は50モル%以
上であるが、50モル%未満となると、加水分解安定性
が悪くなる。
低くなり実用的でなく、また金属が腐蝕され易い。炭素
数が19以上であるとエステルのフロン冷媒への相溶性
が悪くなり、また低温で濁りを生じるために好ましくな
い。三級脂肪酸と二級脂肪酸の合計割合は50モル%以
上であるが、50モル%未満となると、加水分解安定性
が悪くなる。
【0011】本発明に用いる炭素数4〜10の二価のカ
ルボン酸としては、こはく酸、グルタル酸、アジピン酸
、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸
、2,2−ジメチルこはく酸、2,2−ジメチルグルタ
ル酸、3,3−ジメチルグルタル酸、2,2,5−トリ
メチルアジピン酸、フタル酸、テレフタル酸、イソフタ
ル酸などが挙げられ、単独で使用しても良いし、二種以
上を混合使用しても良い。炭素数が11以上であるとエ
ステルのフロン冷媒への相溶性が悪くなり、また低温で
濁りを生じるため好ましくない。本発明で用いる二価の
カルボン酸の割合は、0〜50モル%であるが、50モ
ル%を超えるとエステルの粘度が高くなるので実用的で
ない。
ルボン酸としては、こはく酸、グルタル酸、アジピン酸
、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸
、2,2−ジメチルこはく酸、2,2−ジメチルグルタ
ル酸、3,3−ジメチルグルタル酸、2,2,5−トリ
メチルアジピン酸、フタル酸、テレフタル酸、イソフタ
ル酸などが挙げられ、単独で使用しても良いし、二種以
上を混合使用しても良い。炭素数が11以上であるとエ
ステルのフロン冷媒への相溶性が悪くなり、また低温で
濁りを生じるため好ましくない。本発明で用いる二価の
カルボン酸の割合は、0〜50モル%であるが、50モ
ル%を超えるとエステルの粘度が高くなるので実用的で
ない。
【0012】本発明に用いる炭素数15以下のネオペン
チルポリオールとしては、ネオペンチルグリコール、2
,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2−n−
ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、トリ
メチロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチ
ロールノナン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリス
リトール、2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピル
−2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピオネート、
トリペンタエリスリトールなどが挙げられ、炭素数が1
6以上になると低温で濁りが生じるので好ましくない。
チルポリオールとしては、ネオペンチルグリコール、2
,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2−n−
ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、トリ
メチロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチ
ロールノナン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリス
リトール、2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピル
−2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピオネート、
トリペンタエリスリトールなどが挙げられ、炭素数が1
6以上になると低温で濁りが生じるので好ましくない。
【0013】本発明のエステルは、通常のエステル化反
応によって得ることができ、また脂肪酸クロリドを用い
たエステル化反応、さらには各々の誘導体のエステル交
換反応によっても得ることができる。通常のエステル化
反応、または脂肪酸クロリドを用いたエステル化反応を
行なう場合、ネオペンチルポリオールの水酸基と、脂肪
酸または脂肪酸クロリドのアシル基の反応当量比につい
てとくに限定はないが、得られるエステルの水酸基価が
高いと、発泡し易い、粘度指数が低くなる、吸湿し易く
なるなどの欠点が生じるため、水酸基1当量に対して、
アシル基 0.9当量以上となるようにするのが好まし
い。
応によって得ることができ、また脂肪酸クロリドを用い
たエステル化反応、さらには各々の誘導体のエステル交
換反応によっても得ることができる。通常のエステル化
反応、または脂肪酸クロリドを用いたエステル化反応を
行なう場合、ネオペンチルポリオールの水酸基と、脂肪
酸または脂肪酸クロリドのアシル基の反応当量比につい
てとくに限定はないが、得られるエステルの水酸基価が
高いと、発泡し易い、粘度指数が低くなる、吸湿し易く
なるなどの欠点が生じるため、水酸基1当量に対して、
アシル基 0.9当量以上となるようにするのが好まし
い。
【0014】本発明の冷凍機油に用いられるエステルは
エステル化反応ののちに、アルカリ水洗、水洗、蒸留、
吸着処理などの精製工程によって精製することができる
。酸化安定性と加水分解安定性の点から、精製したのち
のエステルの酸価は1mgKOH/g以下、水酸基価は
40mgKOH/g以下とするのが望ましい。また、脂
肪酸クロリドを用いてエステル化した場合は、生成した
塩素が多量に残存すると腐蝕の原因となるので、精製に
より塩素濃度を10ppm以下とするのが望ましい。
エステル化反応ののちに、アルカリ水洗、水洗、蒸留、
吸着処理などの精製工程によって精製することができる
。酸化安定性と加水分解安定性の点から、精製したのち
のエステルの酸価は1mgKOH/g以下、水酸基価は
40mgKOH/g以下とするのが望ましい。また、脂
肪酸クロリドを用いてエステル化した場合は、生成した
塩素が多量に残存すると腐蝕の原因となるので、精製に
より塩素濃度を10ppm以下とするのが望ましい。
【0015】本発明の冷凍機油に用いられるエステルは
単独で冷凍機油として使用しても良いし、鉱油、ポリ−
α−オレフィン、ジエステル、ポリフェニレンエーテル
、ふっそ化炭化水素、シリコーン油、ポリアルキレング
リコールなどの他の油と混合して冷凍機油として使用し
ても良いが、その混合割合は10重量%以下が好ましい
。
単独で冷凍機油として使用しても良いし、鉱油、ポリ−
α−オレフィン、ジエステル、ポリフェニレンエーテル
、ふっそ化炭化水素、シリコーン油、ポリアルキレング
リコールなどの他の油と混合して冷凍機油として使用し
ても良いが、その混合割合は10重量%以下が好ましい
。
【0016】また、本発明のエステル系の冷凍機油は、
通常用いられる酸化防止剤、金属不活性化剤、極圧剤、
油性向上剤、消泡剤、塩素補足剤、流動点降下剤、粘度
指数向上剤、防錆剤などの各種の添加剤を必要に応じて
配合することができる。
通常用いられる酸化防止剤、金属不活性化剤、極圧剤、
油性向上剤、消泡剤、塩素補足剤、流動点降下剤、粘度
指数向上剤、防錆剤などの各種の添加剤を必要に応じて
配合することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明のエステル系の冷凍機油は加水分
解安定性に優れ、フロン冷媒との相溶性も良好であるの
で、電気冷蔵庫、カークーラーなどの長期間にわたって
使用される冷凍機油として用いることができる。また、
電気絶縁油、コンプレッサー油、エンジン油、作動油、
グリース基油、熱媒体などにも使用することができる。
解安定性に優れ、フロン冷媒との相溶性も良好であるの
で、電気冷蔵庫、カークーラーなどの長期間にわたって
使用される冷凍機油として用いることができる。また、
電気絶縁油、コンプレッサー油、エンジン油、作動油、
グリース基油、熱媒体などにも使用することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。 脂肪酸クロリドの合成 1リットルの攪拌機付きガラス製四つ口フラスコに温度
計、冷却管および滴下漏斗を付け、脂肪酸(2,2−ジ
メチルブタン酸)を四つ口フラスコに入れ、三塩化リン
を40℃で1時間にわたり均等に滴下し、同温度に3時
間保った。反応生成物を1時間静置したのち上層を分離
し、蒸留を行なって脂肪酸クロリドを得た。脂肪酸と三
塩化リンは、1.00:1.35当量比で合計500g
を用いて合成を行なった。
る。 脂肪酸クロリドの合成 1リットルの攪拌機付きガラス製四つ口フラスコに温度
計、冷却管および滴下漏斗を付け、脂肪酸(2,2−ジ
メチルブタン酸)を四つ口フラスコに入れ、三塩化リン
を40℃で1時間にわたり均等に滴下し、同温度に3時
間保った。反応生成物を1時間静置したのち上層を分離
し、蒸留を行なって脂肪酸クロリドを得た。脂肪酸と三
塩化リンは、1.00:1.35当量比で合計500g
を用いて合成を行なった。
【0019】脂肪酸クロリドを使用するエステルの合成
1リットルの攪拌機付きガラス製四つ口フラスコに温度
計、冷却管および滴下漏斗を付け、ネオペンチルポリオ
ール(トリメチロールプロパン)を入れて70℃で溶解
させ、脂肪酸クロリド(2,2−ジメチルブタン酸クロ
リド)を70℃で1時間にわたり均等に滴下し、同温度
に3時間保った。得られた反応生成物を5%の水酸化カ
リウム水溶液で洗い、水洗をしたのち、95℃、20m
mHgで1時間脱水をし、さらに瀘過を行なって実施例
1のエステルを得た。水酸基とアシル基の当量比は1.
0:1.3とし、合計500gを用いて合成を行なった
。
1リットルの攪拌機付きガラス製四つ口フラスコに温度
計、冷却管および滴下漏斗を付け、ネオペンチルポリオ
ール(トリメチロールプロパン)を入れて70℃で溶解
させ、脂肪酸クロリド(2,2−ジメチルブタン酸クロ
リド)を70℃で1時間にわたり均等に滴下し、同温度
に3時間保った。得られた反応生成物を5%の水酸化カ
リウム水溶液で洗い、水洗をしたのち、95℃、20m
mHgで1時間脱水をし、さらに瀘過を行なって実施例
1のエステルを得た。水酸基とアシル基の当量比は1.
0:1.3とし、合計500gを用いて合成を行なった
。
【0020】直接エステル化によるエステルの合成1リ
ットルの攪拌機付きガラス製四つ口フラスコに温度計、
窒素吹き込み管および冷却管を付けた懸垂管を付し、表
1,表2に示した組成の原料500gとエステル化触媒
としてp−トルエンスルホン酸1.5gを入れて200
℃で20時間反応させた。得られた反応生成物を5%の
水酸化カリウム水溶液で洗い、水洗をしたのち、95℃
、20mmHgで1時間脱水をし、さらに瀘過を行なっ
て実施例2〜12、および比較例1〜6のエステルを得
た。水酸基とアシル基の当量比は、全て1.0:1.5
である。表1,表2に混合酸,ネオペンチルポリオール
の各々の組成をモル%で示した。
ットルの攪拌機付きガラス製四つ口フラスコに温度計、
窒素吹き込み管および冷却管を付けた懸垂管を付し、表
1,表2に示した組成の原料500gとエステル化触媒
としてp−トルエンスルホン酸1.5gを入れて200
℃で20時間反応させた。得られた反応生成物を5%の
水酸化カリウム水溶液で洗い、水洗をしたのち、95℃
、20mmHgで1時間脱水をし、さらに瀘過を行なっ
て実施例2〜12、および比較例1〜6のエステルを得
た。水酸基とアシル基の当量比は、全て1.0:1.5
である。表1,表2に混合酸,ネオペンチルポリオール
の各々の組成をモル%で示した。
【表1】
【表2】
【0021】加水分解安定性試験
試料の各エステルを温度40℃、湿度90%に保った恒
温恒湿槽内に静置して 、水分濃度を2000ppm以上にした。そののち、室
温で窒素バブリングして試料の溶存酸素の濃度を0.1
ppm以下、水分濃度を1400〜1600ppmに調
整した。つぎに内容量10ミリリットルのガラス製耐圧
アンプルに試料5ミリリットルを窒素雰囲気下で入れ、
アンプル内を減圧し、減圧状態を保ちながら封管した。 封管したアンプルを180℃で400時間加熱したのち
酸価を測定した。試験前、試験後の酸価を表3に示した
。
温恒湿槽内に静置して 、水分濃度を2000ppm以上にした。そののち、室
温で窒素バブリングして試料の溶存酸素の濃度を0.1
ppm以下、水分濃度を1400〜1600ppmに調
整した。つぎに内容量10ミリリットルのガラス製耐圧
アンプルに試料5ミリリットルを窒素雰囲気下で入れ、
アンプル内を減圧し、減圧状態を保ちながら封管した。 封管したアンプルを180℃で400時間加熱したのち
酸価を測定した。試験前、試験後の酸価を表3に示した
。
【0022】フロン冷媒との相溶性試験試料0.2g、
フロン1.8gをガラスチューブに入れ、これを封管し
た。20℃から1℃/分の割合で冷却および加熱し、二
層分離温度を求めた。結果を表3に示した。なお、試験
に用いたフロンR−22とR−134aはいずれもダイ
キン工業(株)製である。
フロン1.8gをガラスチューブに入れ、これを封管し
た。20℃から1℃/分の割合で冷却および加熱し、二
層分離温度を求めた。結果を表3に示した。なお、試験
に用いたフロンR−22とR−134aはいずれもダイ
キン工業(株)製である。
【表3】
【0023】表3から明らかなように、本発明のエステ
ル系の冷凍機油は加水分解安定性に優れ、フロン冷媒と
の相溶性が良好であることがわかる。また、本発明の範
囲外の比較例1〜6は、加水分解安定性あるいはフロン
冷媒との相溶性が悪いことがわかる。
ル系の冷凍機油は加水分解安定性に優れ、フロン冷媒と
の相溶性が良好であることがわかる。また、本発明の範
囲外の比較例1〜6は、加水分解安定性あるいはフロン
冷媒との相溶性が悪いことがわかる。
Claims (1)
- 【請求項1】 全脂肪酸中に占める三級脂肪酸と二級
脂肪酸の合計割合が50モル%以上であり、かつ炭素数
3〜18の脂肪酸50〜100モル%、炭素数4〜10
の二価カルボン酸0〜50モル%である混合酸と炭素数
15以下のネオペンチルポリオールとのエステルを主成
分とする冷凍機油。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10639791A JPH04314793A (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | エステル系の冷凍機油 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10639791A JPH04314793A (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | エステル系の冷凍機油 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04314793A true JPH04314793A (ja) | 1992-11-05 |
Family
ID=14432561
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10639791A Pending JPH04314793A (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | エステル系の冷凍機油 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04314793A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5716916A (en) * | 1996-04-09 | 1998-02-10 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Polyol ester based-lubricant |
| US6245254B1 (en) | 1991-10-11 | 2001-06-12 | Imperial Chemical Industries Plc | Lubricants |
| JP2009079143A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Nippon Oil Corp | 二酸化炭素冷媒用冷凍機油用基油及び二酸化炭素冷媒用冷凍機油 |
| JP2009079147A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Nippon Oil Corp | 二酸化炭素冷媒用冷凍機油用基油及び二酸化炭素冷媒用冷凍機油 |
| JP2009079146A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Nippon Oil Corp | 二酸化炭素冷媒用冷凍機油用基油及び二酸化炭素冷媒用冷凍機油 |
| JP2011208068A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Jx Nippon Oil & Energy Corp | 冷凍機油および冷凍機用作動流体組成物 |
-
1991
- 1991-04-12 JP JP10639791A patent/JPH04314793A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6245254B1 (en) | 1991-10-11 | 2001-06-12 | Imperial Chemical Industries Plc | Lubricants |
| US5716916A (en) * | 1996-04-09 | 1998-02-10 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Polyol ester based-lubricant |
| JP2009079143A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Nippon Oil Corp | 二酸化炭素冷媒用冷凍機油用基油及び二酸化炭素冷媒用冷凍機油 |
| JP2009079147A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Nippon Oil Corp | 二酸化炭素冷媒用冷凍機油用基油及び二酸化炭素冷媒用冷凍機油 |
| JP2009079146A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Nippon Oil Corp | 二酸化炭素冷媒用冷凍機油用基油及び二酸化炭素冷媒用冷凍機油 |
| JP2011208068A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Jx Nippon Oil & Energy Corp | 冷凍機油および冷凍機用作動流体組成物 |
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