JPH0431593B2 - - Google Patents
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- JPH0431593B2 JPH0431593B2 JP6084586A JP6084586A JPH0431593B2 JP H0431593 B2 JPH0431593 B2 JP H0431593B2 JP 6084586 A JP6084586 A JP 6084586A JP 6084586 A JP6084586 A JP 6084586A JP H0431593 B2 JPH0431593 B2 JP H0431593B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hologram
- wave
- lens
- creating
- aberration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
- Holo Graphy (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔概要〕
本発明は、再生用光学球面レンズに平板ホログ
ラムを近接又は該光学球面レンズ上にホログラム
を作成する構成を有し、画角を大きくとれるとい
う特徴を有するハイブリツトホログラムレンズに
用いるホログラムの作成方法において、半導体レ
ーザ光である再生波より短い波長のレーザ光をホ
ログラム作成用光学球面レンズに入射させること
により必要な収差波を発生させ、さらに該収差波
を望遠鏡系などの共役波発生手段に入射させるこ
とにより得た共役波をホログラムの作成波とする
ことにより、前記ホログラム作成用光学球面レン
ズとホログラム作成材料面との間隔を大きくし容
易に参照波を入射できるようにしたホログラムの
作成方法である。
ラムを近接又は該光学球面レンズ上にホログラム
を作成する構成を有し、画角を大きくとれるとい
う特徴を有するハイブリツトホログラムレンズに
用いるホログラムの作成方法において、半導体レ
ーザ光である再生波より短い波長のレーザ光をホ
ログラム作成用光学球面レンズに入射させること
により必要な収差波を発生させ、さらに該収差波
を望遠鏡系などの共役波発生手段に入射させるこ
とにより得た共役波をホログラムの作成波とする
ことにより、前記ホログラム作成用光学球面レン
ズとホログラム作成材料面との間隔を大きくし容
易に参照波を入射できるようにしたホログラムの
作成方法である。
本発明は、光学球面レンズに平板ホログラムを
近接又は該光学球面レンズ上にホログラムを作成
する構成を有し、画角を大きくとれるという特徴
を有するハイブリツドホログラムレンズに用いる
ホログラムの作成方法に係り、特に参照波を入射
しやすくしたホログラムの作成方法に関する。
近接又は該光学球面レンズ上にホログラムを作成
する構成を有し、画角を大きくとれるという特徴
を有するハイブリツドホログラムレンズに用いる
ホログラムの作成方法に係り、特に参照波を入射
しやすくしたホログラムの作成方法に関する。
ホログラムは従来の光学ガラスレンズ等に代わ
る波面変換素子であり、軽量、小型、安価、大量
複製可能であり所望の特性を有する無収差のレン
ズを比較的容易に実現できるという特徴を有す
る。従来のホログラムレンズは、平板ガラス上に
ホログラムを作成したものが一般的である。しか
し、このようなホログラムレンズは一般に正弦条
件を満足しないため画角が小さく、ホログラムレ
ンズ再生時の設定精度が厳しいことがあつた。す
なわち、ホログラムレンズへの入射波などの入射
位置などわずかにずれると、該ホログラムレンズ
において設計どおりの波面変換が行われないとい
うような問題点を有していた。
る波面変換素子であり、軽量、小型、安価、大量
複製可能であり所望の特性を有する無収差のレン
ズを比較的容易に実現できるという特徴を有す
る。従来のホログラムレンズは、平板ガラス上に
ホログラムを作成したものが一般的である。しか
し、このようなホログラムレンズは一般に正弦条
件を満足しないため画角が小さく、ホログラムレ
ンズ再生時の設定精度が厳しいことがあつた。す
なわち、ホログラムレンズへの入射波などの入射
位置などわずかにずれると、該ホログラムレンズ
において設計どおりの波面変換が行われないとい
うような問題点を有していた。
上記のような問題点を除くために、正弦条件を
満足するホログラムレンズとして、1枚の凹レン
ズの凹面側にホログラムを形成したハイブリツド
ホログラムレンズが提案されている(W.T.
Welford,Opt.Commun.,9(1973)268,Opt.
Commun.,15(1975)46)。これは凹レンズの曲
率をホログラムの焦点距離になるように決定する
ことによつて画角を大きくした構成をとるもので
ある。このような画角の大きいレンズは、一般的
にアプラナートなレンズと呼ばれる。
満足するホログラムレンズとして、1枚の凹レン
ズの凹面側にホログラムを形成したハイブリツド
ホログラムレンズが提案されている(W.T.
Welford,Opt.Commun.,9(1973)268,Opt.
Commun.,15(1975)46)。これは凹レンズの曲
率をホログラムの焦点距離になるように決定する
ことによつて画角を大きくした構成をとるもので
ある。このような画角の大きいレンズは、一般的
にアプラナートなレンズと呼ばれる。
上記従来例の他に、第8図,第9図に示すよう
に2枚以上の光学ガラスレンズの間にホログラム
を形成するアプラナートホログラムレンズが提案
されている(I.Weingartner,SPIE.
Proceedings,396(1983)173,Optik,68,No.2
(1984)185190))。これは光学ガラスレンズ62,
72,73の曲率R1,R2及び屈折率を、正弦条件
を満足するように設計し、残存する球面収差をホ
ログラム61,71によつて除去するものであ
る。
に2枚以上の光学ガラスレンズの間にホログラム
を形成するアプラナートホログラムレンズが提案
されている(I.Weingartner,SPIE.
Proceedings,396(1983)173,Optik,68,No.2
(1984)185190))。これは光学ガラスレンズ62,
72,73の曲率R1,R2及び屈折率を、正弦条件
を満足するように設計し、残存する球面収差をホ
ログラム61,71によつて除去するものであ
る。
更に、他の従来例として下記のものがあつた。
特開昭59−192207は、一枚の透明平行板の裏、表
にそれぞれ1つずつホログラムを築き、二枚のホ
ログラムにより正弦条件を満たしている。また、
特開昭59−127006は、一枚の平凹レンズの平側に
ホログラムを築き、正弦条件を満足させている。
特開昭59−192207は、一枚の透明平行板の裏、表
にそれぞれ1つずつホログラムを築き、二枚のホ
ログラムにより正弦条件を満たしている。また、
特開昭59−127006は、一枚の平凹レンズの平側に
ホログラムを築き、正弦条件を満足させている。
上記に示したハイブリツドホログラムレンズ
は、アプラナートなレンズであるが、前者の第8
図の場合ホログラムは平板でなく曲率のある面上
に形成されるため、作成が難かしくインライン型
のもの(ホログラムレンズの光軸と入射波の光軸
が一致しているもの)しか作成できず、オフアク
シス型(軸はずし型)のものは不可能であつた。
これに対して後者の第9図の場合、ホログラム71
は平板上に形成されるが、ホログラム作成方法に
関して具体的な技術は開示されておらず、電子ビ
ーム描画やコンピユータによる描画で理論的に可
能であるということがいえる程度で実用性に乏し
かつた。特に、半導体レーザを再生光源とするホ
ログラムレンズの場合、ホログラム作成時の高回
折効率材料は一般に半導体レーザ光の波長により
短い波長のレーザ光によつて感光するため、作成
時と再生時の波長の違いを考慮する必要があり、
上記従来技術においてはそれに対応するホログラ
ムの作成方法も開示されていなかつた。又、レン
ズの平板上にホログラムを作つても、レンズが少
なくとも2枚必要であつた。
は、アプラナートなレンズであるが、前者の第8
図の場合ホログラムは平板でなく曲率のある面上
に形成されるため、作成が難かしくインライン型
のもの(ホログラムレンズの光軸と入射波の光軸
が一致しているもの)しか作成できず、オフアク
シス型(軸はずし型)のものは不可能であつた。
これに対して後者の第9図の場合、ホログラム71
は平板上に形成されるが、ホログラム作成方法に
関して具体的な技術は開示されておらず、電子ビ
ーム描画やコンピユータによる描画で理論的に可
能であるということがいえる程度で実用性に乏し
かつた。特に、半導体レーザを再生光源とするホ
ログラムレンズの場合、ホログラム作成時の高回
折効率材料は一般に半導体レーザ光の波長により
短い波長のレーザ光によつて感光するため、作成
時と再生時の波長の違いを考慮する必要があり、
上記従来技術においてはそれに対応するホログラ
ムの作成方法も開示されていなかつた。又、レン
ズの平板上にホログラムを作つても、レンズが少
なくとも2枚必要であつた。
また、特開昭59−192207と特開昭59−127006は
共に、ホログラムの作製は、電子ビーム描画によ
らざるを得ず、広面積化が難しいうえにホログラ
フイツクな露光による作成は述べていず、更に軸
外し型が不可能という問題があつた。
共に、ホログラムの作製は、電子ビーム描画によ
らざるを得ず、広面積化が難しいうえにホログラ
フイツクな露光による作成は述べていず、更に軸
外し型が不可能という問題があつた。
また、後者では、凹レンズの凹側から参照波で
ある平行光を入射するため、参照波が平行光のみ
に限られていた。
ある平行光を入射するため、参照波が平行光のみ
に限られていた。
本発明は上記問題点を除くために、平板上にホ
ログラムを形成しそれに1枚の光学球面レンズを
近接もしくは、1枚の光学球面レンズ上にホログ
ラムを形成したアプラナートなハイブリツドホロ
グラムレンズに用いる具体的なホログラムの作成
方法を提供することを目的とする。
ログラムを形成しそれに1枚の光学球面レンズを
近接もしくは、1枚の光学球面レンズ上にホログ
ラムを形成したアプラナートなハイブリツドホロ
グラムレンズに用いる具体的なホログラムの作成
方法を提供することを目的とする。
本発明は上記問題点を除くために、ホログラム
作成波16を発生する手段としてホログラム作成
用光学球面素子11、及び望遠鏡系などの共役波
発生手段12を有するものである。
作成波16を発生する手段としてホログラム作成
用光学球面素子11、及び望遠鏡系などの共役波
発生手段12を有するものである。
上記手段において、まず再生波の半導体レーザ
光22の波長λ2より短い波長λ1を有するレーザ光
14がホログラム作成用光学球面素子11に入射
されそれにより必要な収差波15が発生される。
この収差波15は、再生時に再生用光学球面素子
21において発生する収差を補正する波面と、再
生波長と作成波長の差に対応する収差を補正する
波面とを有している。このようにして発生された
収差波15は、望遠鏡系などの共役波発生手段1
2を介して発生した共役波16が平板ホログラム
13のホログラム作成面上に作成波として導かれ
る。これにより、前記ホログラム作成用球面素子
11とホログラム作成材料面との間隔を大きくし
容易に参照波を入射することができる。
光22の波長λ2より短い波長λ1を有するレーザ光
14がホログラム作成用光学球面素子11に入射
されそれにより必要な収差波15が発生される。
この収差波15は、再生時に再生用光学球面素子
21において発生する収差を補正する波面と、再
生波長と作成波長の差に対応する収差を補正する
波面とを有している。このようにして発生された
収差波15は、望遠鏡系などの共役波発生手段1
2を介して発生した共役波16が平板ホログラム
13のホログラム作成面上に作成波として導かれ
る。これにより、前記ホログラム作成用球面素子
11とホログラム作成材料面との間隔を大きくし
容易に参照波を入射することができる。
以下、本発明の実施例につき詳細に説明を行
う。
う。
{本発明によるホログラムの作成方法の実施例
(第1図)} 第1図は、本発明によるホログラムの作成方法
の実施例の構成図である。ホログラム13の再生
波(後述)は半導体レーザ光でありその波長λ2は
780nm程度である。これに対して第1図のホログ
ラム作成時においては、再生波長より短い波長λ1
を有するレーザ光を作成波長とする。このような
レーザ光としては例えばλ1=488nmのArレーザ
光がある。これは、半導体レーザのような長い波
長で高い回折効率が得られるホログラム材料が一
般にないためである。
(第1図)} 第1図は、本発明によるホログラムの作成方法
の実施例の構成図である。ホログラム13の再生
波(後述)は半導体レーザ光でありその波長λ2は
780nm程度である。これに対して第1図のホログ
ラム作成時においては、再生波長より短い波長λ1
を有するレーザ光を作成波長とする。このような
レーザ光としては例えばλ1=488nmのArレーザ
光がある。これは、半導体レーザのような長い波
長で高い回折効率が得られるホログラム材料が一
般にないためである。
今、第1図において光軸18上の出射点Aから
出射された波長λ1の発散レーザ光14は、収差補
正レンズ11に入射しそこから出射された収差波
15は望遠鏡系12内のレンズ121に入射す
る。そして、光軸18上の集束点Bに集束した
後、レンズ122を介して共役波16として出射
され、平板ガラス13上のホログラム作成材料面
131上に導かれる。この時、望遠鏡系12内の
2枚のレンズ121,122は同一のものを用
い、集束点Bに対して対称に配置される。また、
収差補正レンズ11の出射面111とレンズ12
1との距離、及びホログラム作成材料面131と
レンズ122との距離は共に等距離lとする。
出射された波長λ1の発散レーザ光14は、収差補
正レンズ11に入射しそこから出射された収差波
15は望遠鏡系12内のレンズ121に入射す
る。そして、光軸18上の集束点Bに集束した
後、レンズ122を介して共役波16として出射
され、平板ガラス13上のホログラム作成材料面
131上に導かれる。この時、望遠鏡系12内の
2枚のレンズ121,122は同一のものを用
い、集束点Bに対して対称に配置される。また、
収差補正レンズ11の出射面111とレンズ12
1との距離、及びホログラム作成材料面131と
レンズ122との距離は共に等距離lとする。
一方、ホログラム作成材料面131上には参照
波である平行光17(波長λ1)が導かれる(入射
角θc)。
波である平行光17(波長λ1)が導かれる(入射
角θc)。
{本発明によるホログラムの作成方法の原理説明
第2〜第5図} 次に、上記実施例の原理につき順を追つて説明
を行う。まず、第2図は第1図の実施例により作
成されるべきホログラム13を用いたハイブリツ
ドホログラムレンズの構成を示す。第2図におい
て、平板ガラス上に形成されたホログラム13
は、光学ガラスレンズ21に近接又は該ガラスレ
ンズ21上に作成される。今再生波として出射点
Pから出射された波長λ2(例えばλ2=780nm)の
半導体レーザ光である発散波22は、光学ガラス
レンズ21およびホログラム13により平行波2
3に変換される。この時、画角を大きくする為の
正弦条件を満たすようにレンズ21の曲率R、レ
ンズ厚み、屈折率及びホログラム13に必要な球
面収差が決定できる。つまり、ホログラム13と
1枚のレンズ21で正弦条件を満たすことが可能
であることがわかつた。
第2〜第5図} 次に、上記実施例の原理につき順を追つて説明
を行う。まず、第2図は第1図の実施例により作
成されるべきホログラム13を用いたハイブリツ
ドホログラムレンズの構成を示す。第2図におい
て、平板ガラス上に形成されたホログラム13
は、光学ガラスレンズ21に近接又は該ガラスレ
ンズ21上に作成される。今再生波として出射点
Pから出射された波長λ2(例えばλ2=780nm)の
半導体レーザ光である発散波22は、光学ガラス
レンズ21およびホログラム13により平行波2
3に変換される。この時、画角を大きくする為の
正弦条件を満たすようにレンズ21の曲率R、レ
ンズ厚み、屈折率及びホログラム13に必要な球
面収差が決定できる。つまり、ホログラム13と
1枚のレンズ21で正弦条件を満たすことが可能
であることがわかつた。
例えば、第6図のような半導体レーザ光の発散
波を平行波にするホログラム53、平凸レンズ5
4による正弦条件を満たしたハイブリツドホログ
ラムレンズを提案した。この時、レンズパラメー
タを最適にした結果第6図光線追跡の状態で正弦
条件が満足できることがわかつた。
波を平行波にするホログラム53、平凸レンズ5
4による正弦条件を満たしたハイブリツドホログ
ラムレンズを提案した。この時、レンズパラメー
タを最適にした結果第6図光線追跡の状態で正弦
条件が満足できることがわかつた。
一例として、光源を7.85nmの半導体レーザ、
平凸レンズの屈折率を1.76574、レンズ中心厚み
を12.6mm、レンズ曲率を12.5mm、また、点光源位
置−レンズ中心間距離dLを10mmとした。焦点距離
は、12.765mmである。
平凸レンズの屈折率を1.76574、レンズ中心厚み
を12.6mm、レンズ曲率を12.5mm、また、点光源位
置−レンズ中心間距離dLを10mmとした。焦点距離
は、12.765mmである。
この時の正弦条件の不満足量は、第7図に示す
ようにNA0.45以内で最大23μmとなり、良好な正
弦条件を得た。通常の平板ホログラムレンズで
は、これは1mmにも達する。
ようにNA0.45以内で最大23μmとなり、良好な正
弦条件を得た。通常の平板ホログラムレンズで
は、これは1mmにも達する。
これによりアプラナートなハイブリツドホログ
ラムレンズを実現できる。
ラムレンズを実現できる。
この正弦条件を満たすために、第6図のよう
に、レンズを通過したあとの複雑な球面収差を平
行波に変換するホログラムが必要となる。
に、レンズを通過したあとの複雑な球面収差を平
行波に変換するホログラムが必要となる。
以下には、このホログラムをインライン型、軸
はずし型レンズにかかわらずホログラフイツク露
光により作成する方法について説明する。なお、
本方法では、平行波の出射光はレンズの平側にホ
ログラムを築くためその面から出射されるため、
任意の参照波が選べるという利点がある。特に、
参照波のFナンバが大きいときには、物体光を無
限遠とした時の正弦条件からのずれは非常に小さ
いため本方法の効果は大きい。
はずし型レンズにかかわらずホログラフイツク露
光により作成する方法について説明する。なお、
本方法では、平行波の出射光はレンズの平側にホ
ログラムを築くためその面から出射されるため、
任意の参照波が選べるという利点がある。特に、
参照波のFナンバが大きいときには、物体光を無
限遠とした時の正弦条件からのずれは非常に小さ
いため本方法の効果は大きい。
上記ハイブリツトホログラムレンズにおいて、
第3図aに示すようにホログラム13のみに第2
図の右方向から平行波31(波長λ2)を入射した
とすると発生する出射光は球面収差波32とな
る。逆に考えるとこの球面収差波32は第2図に
おいて光学ガラスレンズ21において発生すると
考えられ、ホログラム13はこれを平行波23に
収差補正するものである。従つて、ホログラム1
3の作成時には球面収差波32と同一の収差波が
物体波として必要となる。さらに正弦条件を満た
すために光学ガラスレンズ21(第2図)で発生
する球面収差を除去するために第3図bに示すよ
うなNA(口径)に関して高次関数となる縦球面
収差波が物体波として必要である。しかし、ホロ
グラム作成材料しては一般に近赤外の半導体レー
ザ光に感光する高回折効率材料はなく、従つて作
成波としてはそれより短い波長λ1を有するレーザ
光(例えばλ1=488nmのArレーザ光)を用いな
ければならない。このことを考慮したホログラム
13の作成時には更に第4図bの特性を有する波
長λ1の球面収差波41を同図aのように物体波と
してホログラム作成材料面131上に照射する必
要がある。すなわち、第3図の球面収差に加えて
再生波長と作成波長の差によつて生ずる球面収差
が物体波41として必要となる。なお、参照波4
2は波長λ1の平行波(入射角θc)である。
第3図aに示すようにホログラム13のみに第2
図の右方向から平行波31(波長λ2)を入射した
とすると発生する出射光は球面収差波32とな
る。逆に考えるとこの球面収差波32は第2図に
おいて光学ガラスレンズ21において発生すると
考えられ、ホログラム13はこれを平行波23に
収差補正するものである。従つて、ホログラム1
3の作成時には球面収差波32と同一の収差波が
物体波として必要となる。さらに正弦条件を満た
すために光学ガラスレンズ21(第2図)で発生
する球面収差を除去するために第3図bに示すよ
うなNA(口径)に関して高次関数となる縦球面
収差波が物体波として必要である。しかし、ホロ
グラム作成材料しては一般に近赤外の半導体レー
ザ光に感光する高回折効率材料はなく、従つて作
成波としてはそれより短い波長λ1を有するレーザ
光(例えばλ1=488nmのArレーザ光)を用いな
ければならない。このことを考慮したホログラム
13の作成時には更に第4図bの特性を有する波
長λ1の球面収差波41を同図aのように物体波と
してホログラム作成材料面131上に照射する必
要がある。すなわち、第3図の球面収差に加えて
再生波長と作成波長の差によつて生ずる球面収差
が物体波41として必要となる。なお、参照波4
2は波長λ1の平行波(入射角θc)である。
次に、第4図aの波長λ1の物体波41の発生方
法について述べる。
法について述べる。
今、第4図aにようにして作成されたホログラ
ム13に第5図に示すように波長λ1の平行波51
を入射したとする。この結果出射される回折波は
第4図aの物体波41と同一の収差を有するが、
この収差は第5図に示すようにホログラム13に
近接させた例えばアクロマテイツクレンズ11に
より充分に補正でき、ほぼ無収差の収束波52を
一点A集束させることができる。これを逆に考え
ると、A点からの波長λ1の発散光をアクロマテイ
ツクレンズに入射させると、ホログラム面131
で第4図aの物体波41と同一の収差波となるこ
とがわかる。しかし、第5図においてはアクロマ
テイツクレンズ11とホログラム13とが近接し
ているため、第4図aのような参照波42を入射
させることができない。
ム13に第5図に示すように波長λ1の平行波51
を入射したとする。この結果出射される回折波は
第4図aの物体波41と同一の収差を有するが、
この収差は第5図に示すようにホログラム13に
近接させた例えばアクロマテイツクレンズ11に
より充分に補正でき、ほぼ無収差の収束波52を
一点A集束させることができる。これを逆に考え
ると、A点からの波長λ1の発散光をアクロマテイ
ツクレンズに入射させると、ホログラム面131
で第4図aの物体波41と同一の収差波となるこ
とがわかる。しかし、第5図においてはアクロマ
テイツクレンズ11とホログラム13とが近接し
ているため、第4図aのような参照波42を入射
させることができない。
そこで、第1図に示す望遠鏡系を導入する。第
1図において、収差補正レンズ11は第5図と同
一の機能を有するレンズであり、出射点Aからの
波長λ1の発散波14は出射面111において第4
図aの物体波41と同一の収差を有する収差波1
5を発生する。このための収差補正レンズ11は
光線追跡により最適設計される。そして、第1図
においては望遠鏡系12は前記構成説明からわか
るように倍率1であり、収差補正レンズ11の出
射面111とレンズ121の距離と、ホログラム
作成材料面131とレンズ122の距離は共にl
であるため、収差波15の出射面111における
波面と、共役波16のホログラム作成材料面13
1における波面は互いに共役となり同一収差とな
り、ホログラム作成材料面131上で必要な収差
を有する物体波となる。これにより、収差補正レ
ンズ11とホログラム作成材料面131との間隔
を大きくとることが可能となり、参照波17を容
易に入射できることになる。なお、参照波17の
入射角θcは再生波の平行光の出射角θr(第2図で
は0度)と、 θc=sin-1{(λ1/λ2)sinθr} によつて設定される。
1図において、収差補正レンズ11は第5図と同
一の機能を有するレンズであり、出射点Aからの
波長λ1の発散波14は出射面111において第4
図aの物体波41と同一の収差を有する収差波1
5を発生する。このための収差補正レンズ11は
光線追跡により最適設計される。そして、第1図
においては望遠鏡系12は前記構成説明からわか
るように倍率1であり、収差補正レンズ11の出
射面111とレンズ121の距離と、ホログラム
作成材料面131とレンズ122の距離は共にl
であるため、収差波15の出射面111における
波面と、共役波16のホログラム作成材料面13
1における波面は互いに共役となり同一収差とな
り、ホログラム作成材料面131上で必要な収差
を有する物体波となる。これにより、収差補正レ
ンズ11とホログラム作成材料面131との間隔
を大きくとることが可能となり、参照波17を容
易に入射できることになる。なお、参照波17の
入射角θcは再生波の平行光の出射角θr(第2図で
は0度)と、 θc=sin-1{(λ1/λ2)sinθr} によつて設定される。
以上のようにして作成したホログラム13を、
第2図のように所定の光学ガラスレンズ21に近
接又は該光学ガラスレンズ21上に形成すること
で、充分に収差が補正され、さらに正弦条件を満
足する画角の大きいハイブリツドホログラムレン
ズを得ることができる。
第2図のように所定の光学ガラスレンズ21に近
接又は該光学ガラスレンズ21上に形成すること
で、充分に収差が補正され、さらに正弦条件を満
足する画角の大きいハイブリツドホログラムレン
ズを得ることができる。
なお、本方法は、参照波は、任意の波面を選べ
るという利点を有する。たとえば上記方法によつ
て作成されたハイブリツドホログラムレンズは本
出願人らが特願昭60−168830で既出願した光ビー
ム走査装置におけるホログラムレンズなどに応用
することができる。この時、作成時の参照波17
(第1図)を平行波とせず、昭和61年3月20日出
願の特許願12及び昭和61年3月20日特許願26で示
すようにホログラムデイスクの走査ビーム収差補
正波とすることもできる。これにより、マージン
の大きな光ビーム走査装置を得ることができる。
るという利点を有する。たとえば上記方法によつ
て作成されたハイブリツドホログラムレンズは本
出願人らが特願昭60−168830で既出願した光ビー
ム走査装置におけるホログラムレンズなどに応用
することができる。この時、作成時の参照波17
(第1図)を平行波とせず、昭和61年3月20日出
願の特許願12及び昭和61年3月20日特許願26で示
すようにホログラムデイスクの走査ビーム収差補
正波とすることもできる。これにより、マージン
の大きな光ビーム走査装置を得ることができる。
なお、本発明実施例では、平凸レンズに限つた
が、他の球面レンズでも同様のことが成り立つ。
が、他の球面レンズでも同様のことが成り立つ。
本発明によれば、アプラナートなハイブリツド
ホログラムレンズに用いるホログラムの作成方法
において、光学球面素子によつて必要な収差を有
する物体波を得られ、さらに望遠鏡系などの共役
波発生手段により上記光学球面素子とホログラム
作成材料面との間隔を大きくとることができ、容
易に参照波を入射させることができる具体的なホ
ログラムの作成方法を提供することが可能とな
る。
ホログラムレンズに用いるホログラムの作成方法
において、光学球面素子によつて必要な収差を有
する物体波を得られ、さらに望遠鏡系などの共役
波発生手段により上記光学球面素子とホログラム
作成材料面との間隔を大きくとることができ、容
易に参照波を入射させることができる具体的なホ
ログラムの作成方法を提供することが可能とな
る。
第1図は、本発明によるホログラムの作成方法
の実施例の構成図、第2図は、ハイブリツドホロ
グラムレンズの構成図、第3図a,bは、再生波
長におけるホログラムでの収差説明図、第4図
a,bは、作成波長におけるホログラムでの収差
説明図、第5図は、収差補正の原理説明図、第6
図は、本発明の平凸レンズの構成図、第7図は、
正弦条件不満足量を示す図、第8図a,bは、ハ
イブリツドホログラムレンズの第1の従来例の構
成図、第9図a,bは、ハイブリツドホログラム
レンズの第2の従来例の構成図である。 11……収差補正レンズ、121,122……
レンズ、12……望遠鏡系、13……ホログラ
ム、131……ホログラム作成材料面、14,2
2……発散波、15……収差波、16……共役
波、21……光学ガラスレンズ。
の実施例の構成図、第2図は、ハイブリツドホロ
グラムレンズの構成図、第3図a,bは、再生波
長におけるホログラムでの収差説明図、第4図
a,bは、作成波長におけるホログラムでの収差
説明図、第5図は、収差補正の原理説明図、第6
図は、本発明の平凸レンズの構成図、第7図は、
正弦条件不満足量を示す図、第8図a,bは、ハ
イブリツドホログラムレンズの第1の従来例の構
成図、第9図a,bは、ハイブリツドホログラム
レンズの第2の従来例の構成図である。 11……収差補正レンズ、121,122……
レンズ、12……望遠鏡系、13……ホログラ
ム、131……ホログラム作成材料面、14,2
2……発散波、15……収差波、16……共役
波、21……光学ガラスレンズ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 再生用光学球面素子21に近接もしくは、該
再生用光学球面素子21上に形成し、半導体レー
ザ光である再生波22の波面変換を行う平板ホロ
グラム13の作成方法において、 前記平板ホログラム13は正弦条件を満足させ
るように形成され、前記再生波22の波長λ2より
短い波長λ1を有するレーザ光14をホログラム作
成用光学球面素子11に入射させることにより収
差波15を発生させ、更に該収差波15を該収差
波15に対応する共役波を発生する共役波発生手
段12に入射させ、それにより得られた前記収差
波15に対応する共役波16を前記平板ホログラ
ム13の作成波として用いることを特徴とするホ
ログラムの作成方法。 2 前記共役波発生手段12は、前記平板ホログ
ラム13のホログラム作成材料面131と前記ホ
ログラム作成用光学球面素子11の出射面111
との間で対称になるように配置される倍率が1の
望遠鏡系であることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載のホログラムの作成方法。 3 前記ホログラム作成用光学球面素子11は、
再生時に前記再生用光学球面素子21において発
生する収差を補正する波面と、前記再生波22と
前記作成波16の波長の差に対応する収差を補正
する波面とを有する前記収差波15を発生するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のホロ
グラムの作成方法。 4 前記再生用光学球面素子は、平凸レンズであ
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
ホログラムの作成方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6084586A JPS62234182A (ja) | 1986-03-20 | 1986-03-20 | ホログラムの作成方法 |
| CA000515003A CA1320855C (en) | 1985-07-31 | 1986-07-30 | Laser beam scanner and its fabricating method |
| DE86401720T DE3689344T2 (de) | 1985-07-31 | 1986-07-31 | Laserstrahlscanner und Herstellungsverfahren. |
| EP86401720A EP0214018B1 (en) | 1985-07-31 | 1986-07-31 | Laser beam scanner and its fabricating method |
| US07/269,412 US4957336A (en) | 1985-07-31 | 1988-11-10 | Laser beam scanner and its fabricating method |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6084586A JPS62234182A (ja) | 1986-03-20 | 1986-03-20 | ホログラムの作成方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62234182A JPS62234182A (ja) | 1987-10-14 |
| JPH0431593B2 true JPH0431593B2 (ja) | 1992-05-26 |
Family
ID=13154108
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6084586A Granted JPS62234182A (ja) | 1985-07-31 | 1986-03-20 | ホログラムの作成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62234182A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2836622B2 (ja) * | 1988-09-19 | 1998-12-14 | 富士通株式会社 | ホログラムの作成方法 |
| JP2740665B2 (ja) * | 1989-02-03 | 1998-04-15 | 富士通株式会社 | ホログラフィックfθレンズ作成方法 |
| JP4895040B2 (ja) * | 2007-06-12 | 2012-03-14 | 大日本印刷株式会社 | ホログラム撮影方法 |
-
1986
- 1986-03-20 JP JP6084586A patent/JPS62234182A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62234182A (ja) | 1987-10-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |