JPH04316633A - 連続繊維補強熱可塑性樹脂成形材料 - Google Patents

連続繊維補強熱可塑性樹脂成形材料

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JPH04316633A
JPH04316633A JP3108545A JP10854591A JPH04316633A JP H04316633 A JPH04316633 A JP H04316633A JP 3108545 A JP3108545 A JP 3108545A JP 10854591 A JP10854591 A JP 10854591A JP H04316633 A JPH04316633 A JP H04316633A
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JP
Japan
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thermoplastic resin
fibers
woven fabric
fiber
molding material
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Application number
JP3108545A
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English (en)
Inventor
Shoichi Watanabe
正一 渡辺
Yutaka Kawaguchi
裕 川口
Hiroichi Inokuchi
井ノ口 博一
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Nitto Boseki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Boseki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、補強用連続繊維と熱可
塑性樹脂繊維とからなる織物によって構成した連続繊維
補強熱可塑性樹脂成形材料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、連続繊維補強熱可塑性樹脂成形体
を作るための成形材料として、補強用連続繊維を引き揃
え、溶融した熱可塑性樹脂中に浸漬させることによって
その補強用連続繊維に樹脂を含浸させ、その後樹脂を冷
却、固化することによって作ったシート状材料が知られ
ている。しかしながら、この成形材料は、常温ではきわ
めて硬く、そのままではドレープ性(型なじみ性)が悪
いので、成形する時は、これをオーブンなどで加熱し柔
軟性をもたせてプレスなどで加圧賦形しなければならず
、作業性が悪く、しかも成形体に微妙な形状を求められ
る場合、その対応は極めて困難であった。更に、ポリエ
ーテルエーテルケトンのような高融点の熱可塑性樹脂を
用いる場合には、その熱可塑性樹脂を補強用連続繊維に
含浸させる際の酸化を防ぐために熱可塑性樹脂を不活性
ガス雰囲気中で溶融しその中に連続繊維を浸漬させると
いうような配慮をしなければならず、装置が大型化し、
コスト高となる等の問題もあった。
【0003】これに対応するため、熱可塑性樹脂を繊維
化し、これを補強用の連続繊維と一緒に織り込んて得た
交織織物、或いは、糸の段階で両者をなんらかの方法で
混合しておき、これを製織して得た混織織物を成形材料
とする方法(ファイバーマトリクス法)が知られている
。このようなファイバーマトリクス法に使用する織物は
柔軟であるためドレープ性が良いという利点を有してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ファイ
バーマトリクス法に使用する織物は、撚りのほとんどか
かっていない繊維糸を縦糸、横糸として、粗い織り目を
形成するように製織したものであるので、柔軟で切断性
が悪く、しかも、その切断時に繊維がほつれてしまい、
作業性が極めて悪いという問題があった。また、その織
物を成形のために型内にセットした際に目曲がりを生じ
やすく、そのため、成形体中の補強繊維が曲がっていて
外観が悪いとか補強効果が低い等の問題もあった。
【0005】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、ドレープ性が良く、切断時にほつれを生じ
ることなく容易に切断でき、しかも目曲がりを生じにく
い織物からなる連続繊維補強熱可塑性樹脂成形材料を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記問題点
を解決すべく鋭意検討の結果、補強用連続繊維と熱可塑
性樹脂繊維とからなる織物を加熱、加圧することにより
、その熱可塑性樹脂繊維をそれに交差する糸に対して熱
接着させたり、或いは熱可塑性樹脂繊維を含む縦糸或い
は横糸等をリボン状としそれに交差する糸に対して接着
或いは含浸させることができ、それにより切断時の繊維
のほつれや型内にセットした際の目曲がりを防止できる
ことを見出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本願第一の発明は、補強用連続
繊維と熱可塑性樹脂繊維からなる織物で構成され、織物
内の熱可塑性樹脂繊維が、それに交差している糸に対し
て熱接着していることを特徴とする連続繊維補強熱可塑
性樹脂成形材料を要旨とする。
【0008】また、本願第二の発明は、補強用連続繊維
と熱可塑性樹脂繊維からなる織物で構成され、その織物
内の熱可塑性樹脂繊維を含む糸が熱溶融によりリボン状
となり、それに交差している糸に対して接着或いは含浸
していることを特徴とする連続繊維補強熱可塑性樹脂成
形材料を要旨とする。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
使用する織物は、補強用連続繊維と熱可塑性樹脂繊維と
からなるものであればよく、織物内における繊維の配列
については特に制限されるものではない。すなわち、本
発明に使用する織物としては、補強用連続繊維の配列に
関して大別すれば、補強用連続繊維が縦糸又は横糸のい
ずれか一方のみに配置されている一方向性補強成形体用
織物と、補強用連続繊維が縦糸及び横糸のいずれにも配
置されている両方向性補強成形体用織物を挙げることが
できる。更に、これらの織物内において、補強用連続繊
維及び熱可塑性樹脂繊維は、それぞれが別個に糸を構成
し、縦糸及び/又は横糸として使用されてもよいし、或
いは、補強用連続繊維と熱可塑性樹脂繊維とを混合して
1本の糸とし、それを縦糸及び/又は縦糸として使用し
てもよい。以下に本発明に使用しうる織物の代表的な具
体例を列挙すると共に図3、図4に概略的に示す。
【0010】(1)一方向性補強成形用織物(図3参照
) (a)図3(a)に示すように、縦糸と横糸のいずれか
一方を、補強用連続繊維のみからなる糸(補強用連続繊
維糸という)1、他方を熱可塑性樹脂繊維のみからなる
糸(熱可塑性樹脂繊維糸という)2とした交織織物。こ
の場合には、補強用連続繊維糸1を縦糸として使用する
ことが好適である。 (b)図3(b)に示すように、縦糸と横糸のいずれか
一方を、補強用連続繊維糸1と熱可塑性樹脂繊維糸2と
し、他方を熱可塑性樹脂繊維糸2とした交織織物。この
場合にも、補強用連続繊維糸は縦糸として使用すること
が好適である。なお、図面では平行に配列された補強用
連続繊維糸1と熱可塑性樹脂繊維糸2とを同数使用し、
交互に配置しているが、使用本数の比率、配列等は適宜
変更可能である。 (c)図3(c)に示すように、縦糸と横糸のいずれか
一方を、補強用連続繊維と熱可塑性樹脂繊維とを混合し
た糸(混合糸という)3とし、他方を熱可塑性樹脂繊維
糸2とした混織織物。この場合にも、補強用連続繊維を
含んだ混合糸3は縦糸に使用することが好適である。
【0011】(2)両方向性補強成形用織物(図4参照
) (a)図4(a)に示すように、補強用連続繊維糸1と
熱可塑性樹脂繊維糸2とを、それぞれ縦糸、横糸の両方
に使用した交織織物。 (b)図4(b)に示すように、縦糸と横糸のいずれか
一方を、補強用連続繊維糸1と熱可塑性樹脂繊維糸2と
し、他方を補強用連続繊維糸1とした交織織物。 (c)図4(c)に示すように、縦糸と横糸のいずれか
一方を、補強用連続繊維と熱可塑性樹脂繊維とを混合し
た混合糸3とし、他方を補強用連続繊維糸1とした混織
織物。 (d)図4(d)に示すように、縦糸と横糸のいずれか
一方を、混合糸3とし、他方を補強用連続繊維糸1と熱
可塑性樹脂繊維糸2とした混織織物。 (e)図4(e)に示すように、縦糸と横糸の両方を、
混合糸3とした混織織物。
【0012】本発明に使用する織物の織り組織は、通常
は、図3、図4に示す平織りが使用されるが、これに限
らず、他の織り組織、例えば斜文織り、朱子織り、なな
こ織り等を使用してもよい。なお、縦糸、横糸の両方向
に補強用連続繊維を配列する場合には、特開昭64−4
5841号公報(特願昭62−200905号)に示す
ように、熱可塑性樹脂繊維を溶融した後においても、補
強用連続繊維のみで織り組織を構成するような織り組織
とすることが好ましい。
【0013】本発明に使用する補強用連続繊維としては
、ガラス繊維、カーボン繊維、アラミド繊維、アルミナ
繊維、金属繊維等、使用する熱可塑性樹脂繊維糸よりも
高融点のものであれば、特に限定されない。補強用連続
繊維としてガラス繊維を用い、かつ多数の集束したガラ
ス繊維からなる糸を縦糸或いは横糸として使用する場合
、そのモノフィラメントの直径は、通常3〜23μmに
、望ましくは、5〜15μmであり、集束本数は、望ま
しくは、100〜800本である。
【0014】本発明に使用する熱可塑性樹脂繊維として
は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリ
エステル、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリサ
ルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルエー
テルケトン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルイミド
、ポリフェニレンサルファイド等、繊維状にできるもの
であれば特に限定されない。その繊維の形態は、長繊維
を集束したものであっても、或いはステープル糸であっ
てもよい。そのモノフィラメント直径は、通常10〜2
00μm、望ましくは、40〜80μmに選択される。
【0015】本発明に使用する織物内における補強用連
続繊維と熱可塑性樹脂繊維との割合は、それによって製
造する成形体中における補強材の含有率を考慮して定め
るものであり、補強用連続繊維が体積含有率で、通常3
0〜65%、好ましくは45〜60%に選定される。
【0016】本願第一の発明になる成形材料は、上記し
た補強用連続繊維と熱可塑性樹脂繊維とからなる織物に
おいて、熱可塑性樹脂繊維を、それに交差している糸に
対して熱接着したことを特徴としている。例えば、図3
、図4に示す織物において、熱可塑性樹脂繊維糸2及び
熱可塑性樹脂繊維を含む混合糸3を、それに交差する他
の糸(補強用連続繊維糸1、熱可塑性樹脂繊維糸2、混
合糸3)に熱接着している。この熱可塑性樹脂繊維の熱
接着は、織物に加熱加圧加工を施すことにより得られる
。その織物の加熱加圧加工には、図5に示すように、織
物5を、表面温度を所定温度に昇温させている熱ロール
6と、その熱ロール6に対して適当な圧力で押し付けら
れている押えロール7の間に通し、これらのロール6、
7によって加熱加圧する方法を採ることが好ましい。こ
のような熱ロールを用いた方法では、織物5を原反8か
ら繰り出し、熱ロール6と押えロール7の間を通した後
、巻取ロール9として巻き取るという連続的な処理を行
うことが可能であり、かつ熱ロール6の表面温度を制御
することにより織物の熱可塑性樹脂繊維の加熱温度を制
御でき、温度制御が容易となる利点が得られる。 なお、織物の加熱加圧に用いる熱ロール6としては、通
常金属ロールが用いられ、押えロール7にはゴムロール
が用いられるが、必要に応じ押えロール7としても金属
ロールを用い、またそれを加熱するようにしてもよい。 また、図5では、織物5を熱ロール6と押えロール7の
間に直線状に走行させているが、必要に応じ織物5を熱
ロール6の外周面に適当な角度にわたって接触させ、予
熱するようにしてもよいし、熱ロール6の上流に別の熱
ロールを配置し、織物を予熱するようにしてもよい。
【0017】織物内の熱可塑性樹脂繊維をそれに交差し
ている糸に対して熱接着させるための加熱温度としては
、通常、その熱可塑性樹脂繊維糸の融点以下でかつガラ
ス転移点以上とする。この温度で織物を加熱加圧すると
、織物中の樹脂繊維は完全には溶融しないが、粘性が発
現し、このため、樹脂繊維は繊維形態を残した状態で隣
接した繊維同士に熱接着し、更にそれに交差する糸の繊
維に対しても熱接着する。
【0018】上記した加熱加圧加工を行うに際し、使用
する織物が一方向性補強成形体用織物の場合には、補強
用連続繊維を織物の縦糸方向に配列しておき、且つ図5
に示すように熱ロール6で加工する際、織物の縦糸方向
(織物の進行方向)に大きい張力を、幅方向に均一に付
与することが好適である。このように張力を付与しなが
ら加熱加圧加工を行うと、得られた成形材料において補
強用連続繊維を含んだ縦糸が引き延ばされて比較的平坦
となる。例えば、図1は縦糸に補強用連続繊維糸1を、
横糸に熱可塑性樹脂繊維糸2を用いた織物に、縦糸方向
に張力を付与しながら加熱加圧処理を施して得た成形材
料10を示すもので、(a)はその平面図、(b)、(
c)はそれぞれ(a)のB−B矢視図、C−C矢視図で
ある。この(b)、(c)に示すように、縦糸である補
強用連続繊維糸1が引っ張られたために、横糸である熱
可塑性樹脂繊維糸2との交差部分において形成されてい
た湾曲が引き延ばされ、従って、補強用連続繊維糸1は
ほぼ直線状に延びた状態となり、熱可塑性樹脂繊維糸2
のみが湾曲している。この構成の成形材料10は、補強
用連続繊維糸が湾曲を有していないので、成形に際し熱
可塑性樹脂繊維糸2を溶融した時に補強用連続繊維糸に
たるみが生じて目曲がりを生じるということがなく、こ
のため得られた成形品の外観が良好となる。なお、縦糸
を引き延ばした分、横糸に大きい湾曲が生じることとな
るがこの横糸は成形時に溶融するので何ら支障はない。 補強用連続繊維を縦糸,横糸の両方に含んだ両方向性補
強成形体用織物の場合には、縦糸に張力をかけて引っ張
ると横糸の補強用連続繊維の湾曲が大きくなるので、好
ましくなく、従って、この場合には織物の加熱加圧加工
時に織物に強い張力を掛ける必要はない。
【0019】本願第二の発明になる成形材料は、上記し
た補強用連続繊維と熱可塑性樹脂繊維とからなる織物に
おいて、熱可塑性樹脂繊維を含む糸を熱溶融によりリボ
ン状とし、それに交差している糸に対して接着或いは含
浸させていることを特徴とする。この成形材料も、上記
した本願第一の発明になる成形材料と同様に、織物に対
して加熱加圧処理を施すことにより得られる。ただし、
この場合には、織物の加熱温度を、織物内の熱可塑性樹
脂繊維の融点以上とする。この温度で加熱、加圧すると
、織物中の樹脂繊維が溶融し、1本の縦糸或いは横糸を
構成する熱可塑性樹脂繊維糸或いは混合糸がリボン状(
フィルム状)となり、それに交差する糸に対して接着或
いは含浸する。例えば、図3、図4に示す織物において
、熱可塑性樹脂繊維糸2及び熱可塑性樹脂繊維を含む混
合糸3が熱溶融してリボン状となり、それに交差する熱
可塑性樹脂繊維糸2及び混合糸3(これらもリボン状と
なっている)に接着し、また、補強用連続繊維糸1に対
して含浸する。この際、含浸の度合いとしては、リボン
状の樹脂が補強用連続繊維糸の片面のみに含浸し、反対
面までは達しない状態としても、或いは反対面まで達す
るようにしてもよい。これらの含浸の程度は、加熱温度
、加熱時間、加圧力等の条件で調整しうる。
【0020】熱可塑性樹脂繊維を含む糸をリボン状に熱
溶融する加工工程においても、使用する織物が一方向性
補強成形体用織物の場合には、補強用連続繊維を織物の
縦糸方向に配列し、縦糸方向に大きい張力を付与するこ
とが好適である。図2は縦糸に補強用連続繊維糸1を、
横糸に熱可塑性樹脂繊維糸2を用いた織物に、縦糸方向
に張力を付与しながら加熱加圧処理を施して得た成形材
料11を示すもので、(a)はその平面図、(b)、(
c)はそれぞれ(a)のB−B矢視図、C−C矢視図で
ある。この(b)、(c)に示すように、縦糸である補
強用連続繊維糸1はほぼ直線状に引き延ばされており、
その上下面に、熱溶融してリボン状となった熱可塑性樹
脂繊維糸2が部分的に含浸している。この成形材料11
も図1に示す成形材料10と同様に、成形体中の補強用
連続繊維糸に曲がりのない、外観の良い成形体を作るこ
とができる。なお、図2では、リボン状となった熱可塑
性樹脂繊維糸2を互いに離れた状態で示しているが、こ
れは説明のためであって、実際には加熱加圧加工される
際に偏平に押しつぶされ、隣接するリボン同士は若干接
着してしまうことがあるが、特に支障はない。
【0021】
【作用】本願第一の発明の成形材料は、補強用連続繊維
と熱可塑性樹脂繊維とからなる織物において、前記熱可
塑性樹脂繊維を、それに交差している糸に対して熱接着
しているので、織物中に含まれる補強用連続繊維が熱可
塑性樹脂繊維をバインダーとして固定されており、この
ため裁断時にほつれが生じることがなく、裁断が容易で
ある。しかも、本材料を用いて成形する場合、目曲がり
が生じることがない。更に、熱可塑性樹脂繊維は完全に
は溶融しておらず、従って繊維としての形態を保ってい
るので、柔軟性があり、良好なドレープ性を保っている
。このため、複雑な形状にも適用でき、良好な外観の製
品を得ることができる。
【0022】また、本願第二の発明の成形材料は、補強
用連続繊維と熱可塑性樹脂繊維とからなる織物において
、前記熱可塑性樹脂繊維を含む糸をリボン状とし、それ
に交差している糸に対して接着或いは含浸させているの
で、やはり,補強用連続繊維が熱可塑性樹脂のリボンを
バインダーとして固定されており、裁断時にほつれが生
じることがなく、裁断が容易である。しかも、本材料を
用いて成形する場合、目曲がりが生じることがない。 なお、熱可塑性樹脂繊維を含む糸が溶融してリボン状と
なり、それに交差する糸に含浸されているので、元の織
物に比べると柔軟性が低下するが、熱可塑性樹脂繊維を
含む糸をリボン状となるように溶融しただけであり、織
物内の熱可塑性樹脂繊維が全体として1枚のシートとな
るようには溶融していないので、柔軟性が保たれており
、ドレープ性が良く、複雑な形状にも適用でき、良好な
外観の製品を得ることができる。更に、この成形材料で
は、補強用連続繊維間に熱可塑性樹脂が一部含浸してい
るので、成形時の含浸速度が早く、成形サイクルを短縮
できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0024】実施例1 下記仕様の交織織物を製織した。 縦糸:炭素繊維糸(1K、67Tex)、密度22本/
25mm 横糸:ナイロン6糸(32Tex)、    密度22
本/25mm 織り組織:平織り 炭素繊維体積含有率:55% この交織織物を、図5に示すように熱ロール6、押えロ
ール7を用い、下記条件で加熱加圧加工して、成形材料
を得た。 温度(熱ロール表面温度):190°C圧力(ロール間
圧力):6kg/cm 加工速度:0.5m/min
【0025】実施例2 下記仕様の交織織物を製織した。 縦糸:炭素繊維糸(3K、198Tex)、密度20本
/25mm 横糸:ポリエーテルエーテルケトン糸(150Tex)
、密度13.5本/25mm 織り組織:平織り 炭素繊維体積含有率:60% この交織織物を、熱ロールの温度を300°Cとした以
外は、実施例1と同じ条件で加熱加圧加工して、成形材
料を得た。
【0026】実施例3 下記仕様の交織織物を製織した。 縦糸:ガラス繊維糸(ECG37  1/0、135T
ex)、密度25本/25mm 横糸:ポリエーテルイミド糸(78Tex)、密度15
本/25mm 織り組織:平織り ガラス繊維体積含有率:55% この交織織物を、熱ロールの温度を230°Cとした以
外は、実施例1と同じ条件で加熱加圧加工して、成形材
料を得た。
【0027】実施例4 下記仕様の交織織物を製織した。 縦糸:炭素繊維糸(1K、67Tex)、密度22本/
25mm 横糸:ナイロン12糸(26Tex)、  密度22本
/25mm 織り組織:平織り 炭素繊維体積含有率:60% この交織織物を、熱ロールの温度を200°Cとした以
外は、実施例1と同じ条件で加熱加圧加工して、成形材
料を得た。
【0028】実施例5 下記仕様の交織織物を製織した。 縦糸:ガラス繊維糸(ECG37  1/0、135T
ex)、密度20本/25mm ナイロン6糸(85Tex)、密度20本/25mm横
糸:ガラス繊維糸(ECG37  1/0、135Te
x)、密度18本/25mm ナイロン6糸(85Tex)、密度18本/25mm織
り組織:2/2正則ななこ織り ガラス繊維体積含有率:40% この交織織物を、熱ロールの温度を200°Cとした以
外は、実施例1と同じ条件で加熱加圧加工して、成形材
料を得た。
【0029】実施例6 下記仕様の交織織物を製織した。 縦糸:ガラス繊維糸(ECG37  1/0、135T
ex)、密度20本/25mm ポリエーテルイミド糸(90Tex)、密度20本/2
5mm 横糸:ガラス繊維糸(ECG37  1/0、135T
ex)、密度18本/25mm ポリエーテルイミド糸(90Tex)、密度18本/2
5mm 織り組織:2/2正則ななこ織り ガラス繊維体積含有率:40% この交織織物を、熱ロールの温度を320°Cとした以
外は実施例1と同じ条件で加熱加圧加工して、成形材料
を得た。
【0030】比較例1〜6 実施例1〜6で用意した織物で、加熱加圧加工しないも
のを、比較例1〜6の成形材料とした。
【0031】以上の実施例1〜6、比較例1〜6で用意
した成形材料を用い、成形テストを行い、作業時の目曲
がり、切断時のほつれ等を目視検査した。また、各成形
材料を3枚重ね合わせ、オートクレーブ成形により平板
に成形し、その成形板における補強糸の目曲がり状態及
び外観を見て、外観を判定した。その結果を表1に示す
【0032】
【表1】
【0033】表1の結果より明らかなように、本発明の
実施例による成形材料はいずれも、作業時の目曲がりや
切断時のほつれが生じにくく、従って、成形作業が極め
て容易となっている。また、得られた成形板の外観も良
好である。
【0034】
【発明の効果】以上に説明したように、本願第一の発明
の連続繊維補強熱可塑性樹脂成形材料は、補強用連続繊
維と熱可塑性樹脂繊維からなる織物において、その熱可
塑性樹脂繊維を、それに交差している糸に対して熱接着
したことを特徴とするものであるので、成形材料内にお
いて、補強用連続繊維が熱可塑性樹脂繊維をバインダー
として拘束されており、このため、切断時にほつれが生
じたり、成形型にセットする際に目曲がりが生じること
がなく、しかも、熱可塑性樹脂繊維は繊維の形態を保っ
ているので適度な柔軟性を有しており、このため、ドレ
ープ性が良く、成形作業が容易で、複雑な形状の成形に
も適用でき、しかも、得られた成形品の外観が良好であ
るという効果を有している。
【0035】また、本願第二の発明の連続繊維補強熱可
塑性樹脂成形材料は、補強用連続繊維と熱可塑性樹脂繊
維からなる織物において、熱可塑性樹脂繊維を含む糸を
熱溶融してリボン状とし、それに交差している糸に対し
て接着或いは含浸させたことを特徴とするものであるの
で、成形材料内において、補強用連続繊維が熱可塑性樹
脂繊維をバインダーとして拘束されており、このため、
切断時にほつれが生じたり、成形型にセットする際に目
曲がりが生じることがなく、しかも、熱可塑性樹脂繊維
を含む糸は単にリボン状となるのみであるので元の織物
状態に比べると硬化しているがかなりの柔軟性は有して
おり、このため、ドレープ性が良く、成形作業が容易で
、複雑な形状の成形にも適用でき、しかも、得られた成
形品の外観が良好であるという効果を有している。また
、樹脂が補強用連続繊維間に部分的に含浸しているので
、成形時における含浸速度が早く、成形時間を短縮でき
るという効果も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例による成形材料を示すもので
、 (a)はその概略平面図 (b)は(a)のB−B矢視図 (c)は(a)のC−C矢視図
【図2】本発明の他の実施例による成形材料を示すもの
で、 (a)はその概略平面図 (b)は(a)のB−B矢視図 (c)は(a)のC−C矢視図
【図3】(a)、(b)、(c)はそれぞれ、本発明に
使用する一方向性補強成形体用織物の例を示す概略平面
【図4】(a)、(b)、(c)、(d)、(e)はそ
れぞれ、本発明に使用する両方向性補強成形体用織物の
例を示す概略平面図
【図5】織物を加熱加圧加工する方法の1例を示す概略
側面図
【符号の説明】
1  補強用連続繊維糸 2  熱可塑性樹脂繊維糸 3  補強用連続繊維と熱可塑性樹脂繊維とを混合した
混合糸 5  織物 6  熱ロール 7  押えロール 10、11  成形材料

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  補強用連続繊維と熱可塑性樹脂繊維か
    らなる織物で構成され、織物内の熱可塑性樹脂繊維が、
    それに交差している糸に対して熱接着していることを特
    徴とする連続繊維補強熱可塑性樹脂成形材料。
  2. 【請求項2】  補強用連続繊維と熱可塑性樹脂繊維か
    らなる織物で構成され、その織物内の熱可塑性樹脂繊維
    を含む糸が熱溶融によりリボン状となり、それに交差し
    ている糸に対して接着或いは含浸していることを特徴と
    する連続繊維補強熱可塑性樹脂成形材料。
  3. 【請求項3】  前記織物が、補強用連続繊維を縦糸と
    横糸のいずれか一方のみに含んでいる一方向性補強成形
    体用織物であることを特徴とする請求項1又は2記載の
    連続繊維補強熱可塑性樹脂成形材料。
  4. 【請求項4】  前記織物が、補強用連続繊維を縦糸と
    横糸のいずれにも含んでいる両方向性補強成形体用織物
    であることを特徴とする請求項1又は2記載の連続繊維
    補強熱可塑性樹脂成形材料。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06346337A (ja) * 1993-06-07 1994-12-20 Yamaha Corp 繊維強化熱可塑性樹脂用スリーブ

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