JPH04321508A - 水酸化アパタイト粉末の製造方法 - Google Patents

水酸化アパタイト粉末の製造方法

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JPH04321508A
JPH04321508A JP1691891A JP1691891A JPH04321508A JP H04321508 A JPH04321508 A JP H04321508A JP 1691891 A JP1691891 A JP 1691891A JP 1691891 A JP1691891 A JP 1691891A JP H04321508 A JPH04321508 A JP H04321508A
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JP
Japan
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powder
hap
calcium
tcp
aqueous slurry
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JP1691891A
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Hiroyuki Irie
洋之 入江
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水酸化アパタイト粉末
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】水酸化アパタイト[Ca5 (PO4 
)3 (OH)](以下、HAPと記す)は、生体親和
性に優れ、かつ骨組織と直接結合する性質を有するため
、生体硬組織の代替材料として有用である。また、HA
Pのタンパク質の吸着性を利用して、クロマトグラフィ
ー用カラム充填材や細胞培養の担体、湿度センサ等にも
用いられている。
【0003】このような各種用途に応じてHAPの特性
を制御することは、HAP粉末の形態を制御することに
より達成される。例えば、タンパク質の吸着性は、HA
Pの結晶面で異なるとされている。
【0004】従来、粉末の形態を制御してHAP粉末を
製造する方法としては、原料粉末を水の存在下で加圧・
加熱処理する、いわゆる水熱処理による方法が知られて
いる。例えば、湿式合成したHAP粉末を水熱処理して
アスペクト比3程度の柱状粒子よりなる粉末を得る方法
や、β−リン酸三カルシウム[Ca3(PO4 )2 
](以下、β−TCPと記す)の粉末に水熱処理を施し
てHAPに転化させる方法が知られている。このような
水熱処理によるHAPの製造方法によれば、粉末に形態
的な特性を付与することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、湿式合
成したHAP粉末を水熱処理して得たHAP粉末の粒子
は、アスペクト比が3〜4の柱状粒子のものしか得られ
ていない。また、β−TCPを原料とした場合、β−T
CPからHAPへの転化率を90%以上にするためには
、200℃、2MPa以上の厳しい反応条件を5時間以
上保持することが必要である。また、得られる粉末粒子
の形態も多種混合、不定形のものである。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、従来に比べてより低温、低圧、短時間の水熱反
応条件でβ−TCPをHAPへ転化できると共に、粉末
粒子の形態を容易に制御し得るHAP粉末の製造方法を
提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、炭酸カルシウ
ム粉末およびリン酸水素カルシウムまたはリン酸水素カ
ルシウム二水和物の粉末をカルシウムとリンのモル比が
1.45〜1.60になるように秤量し、純水を加えて
所定濃度の水性スラリーを得る工程と、ボールミルを使
用して前記水性スラリーを回転粉砕することにより前記
炭酸カルシウム粉末と前記リン酸水素カルシウムまたは
前記リン酸水素カルシウム二水和物の粉末をメカノケミ
カル的に反応させる工程と、メカノケミカル的に反応さ
せた水性スラリーを所定温度で完全に乾燥した後粉砕し
て粉末にする工程と、該粉末を所定温度で焼成してβ−
リン酸三カルシウム微粉末を得る工程と、該β−リン酸
三カルシウム微粉末に水の存在下で加圧・加熱処理を施
すことにより水酸化アパタイト粉末を得る工程とを具備
することを特徴とする水酸化アパタイト粉末の製造方法
である。
【0008】また、粒子径が1μm以下であり、かつカ
ルシウムとリンのモル比が1.45〜1.60であるβ
−リン酸三カルシウム微粉末に水の存在下で加圧・加熱
処理を施すことにより水酸化アパタイト粉末を得ること
を特徴とする水酸化アパタイト粉末の製造方法である。
【0009】ここで、β−TCP微粉末のカルシウムと
リンのモル比を、1.45〜1.60の範囲内に限定し
たのは、β−TCP微粉末のカルシウムとリンのモル比
を1.45未満にすると、目的としないピロリン酸カル
シウムが生成し易くなるためであり、1.60を越える
と、HAP粉末の形態制御性が低下するためである。
【0010】
【作用】本発明の水酸化アパタイトの製造方法によれば
、原料の水性スラリーを、ボールミルで回転粉砕して、
炭酸カルシウム粉末とリン酸水素カルシウムまたは前記
リン酸水素カルシウム二水和物の粉末をメカノケミカル
的に反応させ、これを乾燥後粉砕して得た粉末を焼成す
る、いわゆるメカノケミカル法(湿式摩砕法)により、
粒子径が1μm以下でかつカルシウムとリンのモル比が
1.45〜1.60であるβ−TCP微粉末を得ている
。このようなβ−TCP微粉末は、比表面積が大きく、
焼結特性に優れているため、以後の水熱処理工程におい
てHAPの核生成と結晶成長が速やかに進行する。 これにより、β−TCPからHAPの転化が容易になる
と共に、HAP粉末の形態を容易に制御できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。
【0012】〔実施例1〕初めに、メカノケミカル法に
従ってβ−TCP粉末を次のように製造した。まず、カ
ルシウムおよびリンのモル比(以下、Ca/P比と記す
)が1.50となるように炭酸カルシウム(CaCO3
 )0.050モルとリン酸水素カルシウム二水和物(
CaHPO4 ・2H2 O)0.100モルを秤量す
る。次に、秤量した炭酸カルシウムおよびリン酸水素カ
ルシウム二水和物を、純水200mlと共にジルコニア
製ボールミルポットにより1日回転粉砕して水性スラリ
ーを得た。得られた水性スラリーを80℃で1日乾燥し
た後、再び粉砕し750℃で10時間焼成して粉末を得
た。この粉末をX線回折法により同定すると、β−TC
P粉末であることが確認された。このβ−TCP微粉末
は粒子径が1μm以下であり、Ca/P比が1.50で
あった。
【0013】このようにして得たβ−TCP粉末2gを
純水1リットルと共にビーカーに入れてオートクレーブ
内に設置し、130℃、0.27MPaの反応条件下で
1時間保持して加圧・加熱処理を施した。処理後粉末を
分取し、80℃で約1日乾燥させてHAP粉末を得た。
【0014】得られたHAP粉末を、粉末X線回折法に
より同定すると共に、SEMで該HAP粉末の粒子形態
を観察した。その結果、粉末X線回析パターンは、主に
HAP相が現われ、わずかにβ−TCPの残存を示すも
のであった。また、HAPとβ−TCPとの第1ピーク
のX線回折強度比から求めたHAP転化率は90%であ
った。また、HAP粉末は、図1に示す如く、針状粒子
からなることが確認された。HAP粉末の粒子サイズは
、短径が0.5〜1μm、長径は3〜15μmであった
【0015】さらに、得られたHAP粉末の粉末X線回
折パターンにおいて、第1ピークである(211)面の
回折強度を100としたときの他のピーク強度比は、(
300)面で97、(002)面で24であり、AST
MのHAPの標準パターンでは、(300)面は60、
(002)面は40となっている。これらを比較すると
、得られたHAP粒子の粉末X線回析パターンが(30
0)面におけるピーク強度比に大きく偏っていることが
わかった。この結果、HAP粒子の長軸方向は、結晶に
おけるC軸に相当していることが確認された。
【0016】以上のように、メカノケミカル法により製
造したCa/P比が1.50であり、粒子径が1μm以
下であるβ−TCP粉末は、比表面積が大きく、焼結特
性に優れている。このため、HAPの核生成や結晶生成
が速やかに進行するので、比較的低温、低圧、短時間の
水熱反応条件下でβ−TCPをHAPに転化させること
ができる。この結果、オートクレーブのような簡易な装
置でも、β−TCPからHAPへの転化反応を容易に行
うことができる。また、得られたHAP粉末は、形態的
に異方性の大きな針状粒子であった。このように、HA
P粉末の形態を容易に制御できることは、用途に応じて
HAP粉末の特性を制御できるので有益である。
【0017】〔実施例2〕炭酸カルシウム0.053モ
ル、リン酸水素カルシウム二水和物         
 (CaHPO4 ・2H2 O)0.100モルを秤
量し、以下第1実施例と同様にして、Ca/P比が1.
53であるβ−TCP粉末を製造した。得られた粉末は
、X線回折法で同定することによって、β−TCPに1
0%程度のHAPを含むものであることが確認された。
【0018】このようにして得たβ−TCP粉末2gを
、純水1lと共にビーカーに入れてオートクレーブ内に
配置し、100℃、0.10MPaの反応条件下で1時
間保持して加圧・加熱処理を施した。処理後、粉末を分
取して80℃で約1日乾燥してHAP粉末を得た。
【0019】得られたHAP粉末を、実施例1と同様に
、粉末X線回折およびSEMにより評価した。その結果
、第1実施例の反応条件よりも低温、低圧の水熱反応条
件にもかかわらず、得られた粉末のX線回折パターンは
、100%HAP相からなるものであり、β−TCPの
残存は認められなかった。また、得られたHAP粉末は
、図2に示す如く、1μm以下の微粒子からなり、その
粒子形態は針状、柱状、板状結晶等が混在していた。
【0020】
【発明の効果】以上説明した如くに、本発明の水酸化ア
パタイト粉末の製造方法によれば、メカノケミカル法に
より製造した、所定のCa/P比を有するβ−TCP粉
末を水熱処理することにより、従来よりも低温、低圧、
短時間の水熱反応条件でも容易にHAPへ転化させるこ
とができる。また、Ca/P比を適宜選択することによ
って、HAP粉末の形態制御を容易に行うことができる
。この結果、HAP粉末の特性を各種用途に応じて容易
に変更することができる等顕著な効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水酸化アパタイトの製造方法の第1の
実施例で得られた水酸化アパタイト粉末の粒子構造を示
す写真。
【図2】本発明の水酸化アパタイトの製造方法の第2の
実施例で得られた水酸化アパタイト粉末の粒子構造を示
す写真。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  炭酸カルシウム粉末およびリン酸水素
    カルシウムまたはリン酸水素カルシウム二水和物の粉末
    をカルシウムとリンのモル比が1.45〜1.60にな
    るように秤量し、純水を加えて所定濃度の水性スラリー
    を得る工程と、ボールミルを使用して前記水性スラリー
    を回転粉砕することにより前記炭酸カルシウム粉末と前
    記リン酸水素カルシウムまたは前記リン酸水素カルシウ
    ム二水和物の粉末をメカノケミカル的に反応させる工程
    と、メカノケミカル的に反応させた水性スラリーを所定
    温度で完全に乾燥した後粉砕して粉末にする工程と、該
    粉末を所定温度で焼成してβ−リン酸三カルシウム微粉
    末を得る工程と、該β−リン酸三カルシウム微粉末に水
    の存在下で加圧・加熱処理を施すことにより水酸化アパ
    タイト粉末を得る工程とを具備することを特徴とする水
    酸化アパタイト粉末の製造方法。
  2. 【請求項2】  粒子径が1μm以下であり、かつカル
    シウムとリンのモル比が1.45〜1.60であるβ−
    リン酸三カルシウム微粉末に水の存在下で加圧・加熱処
    理を施すことにより水酸化アパタイト粉末を得ることを
    特徴とする水酸化アパタイト粉末の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007126211A1 (en) * 2006-05-03 2007-11-08 Megagen Co., Ltd. Method for fabricating calcium phosphate and calcium phosphate fabricated by using the same
CN112125290A (zh) * 2020-09-15 2020-12-25 上海摩漾生物科技有限公司 一种含有缺陷位的钙磷微球材料及其制备和应用

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