JPH04323155A - ストリップの浮揚搬送装置 - Google Patents

ストリップの浮揚搬送装置

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JPH04323155A
JPH04323155A JP8861691A JP8861691A JPH04323155A JP H04323155 A JPH04323155 A JP H04323155A JP 8861691 A JP8861691 A JP 8861691A JP 8861691 A JP8861691 A JP 8861691A JP H04323155 A JPH04323155 A JP H04323155A
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roll
fluid
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linear motor
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Yoshiyuki Kaseda
良之 綛田
Takeshi Masui
益居 健
Masakatsu Murata
村田 正勝
Kazuo Nishimura
和夫 西村
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Nippon Steel Corp
Daido Kogyo Co Ltd
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Sumitomo Metal Industries Ltd
Daido Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストリップの浮揚搬送
装置、特に鋼板の連続焼鈍炉、連続めっき炉、連続コー
ティング炉等における走行中の鋼ストリップを流体支持
する装置に関する。本発明はその他の金属ストリップの
搬送および処理ラインにも一般的に適用し得るものであ
り、以下にあってはそのような処理対象はストリップと
総称する。
【0002】
【従来の技術】流体吹出し作用を利用してストリップを
非接触状態で支持する方式として、Journal o
f the Iron and Steel Inst
itute (May,1963, pp.401 〜
408)に次の二つが代表例として示されている。■空
気ベアリングを多数配置するもの図1に略式斜視図で示
すように、ドラム1の外周上面に図2に示す如き断面形
状の多数のノズル孔2を配置して、これらノズル孔2か
ら高圧流体を噴出させるとともにその上にストリップ3
を巻掛け、非接触状態でストリップ3を浮揚・支持して
搬送する方式である。なお、図1中、符号4は空気など
の高圧流体の入口配管を示す。
【0003】しかしながら、かかる方式は、ストリップ
の張力を高めるとその浮揚には非常に大きなエアー圧力
が必要となること、ストリップの揺動が大きいこと等実
用的でない旨記載されている。なお、このような方式で
あっても例えば特開昭62−167162号公報に記載
されているように、ストリップの揺動防止に改善を加え
ることで、写真用フィルムや印画紙、磁気テープ等の軽
量物で空気などの流体の噴出圧力の小さなものには適用
されている。しかしながら、ノズル孔が多すぎること、
非常に大きな流体の噴出圧力が必要となり不経済である
等の問題があり、金属ストリップの浮揚搬送には適用で
きない。これは多数の空気ベアリングからの噴出エネル
ギーでストリップを浮かせようという発想に無理がある
からである。
【0004】■ホーバークラフトの原理を応用するもの
図3に略式断面図で示すように浮揚・搬送せんとするス
トリップ3の内側に向けてスリットノズル孔2’を配置
し、これらスリットノズル孔2’からの噴流をストリッ
プ3に衝突させて流れの向きを変え、流体のカーテンに
よって囲まれた領域に発生するクッション圧力を利用す
るホーバークラフトの原理を応用する方式である。この
方式も基本的には流体の運動エネルギーを静圧または動
圧に変換してストリップを支持するという考え方である
【0005】この方式に基づく一つの形式として図4に
示す浮揚装置が提案されている。図中、流体供給管4か
らの流体はそれぞれ内側を向いたノズル2、2’ から
ストリップ3に向かって噴出し、それを浮上させるので
ある。しかし、この装置には浮き高さが、ストリップの
長手方向で異なるという問題があり、この問題の改善策
が、特開昭62−139832号公報、特開昭62−1
42728号公報等で開示されているが、それは図4の
装置を多分割タイプとして、それぞれに対する流体供給
バランスを変更して均一化を図ろうとするものである。 基本的には、固定式のドラムを使用したストリップ支持
装置として構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ストリップを浮揚支持
した場合、張力と浮揚力とがつり合うため、長手方向に
は安定する。しかし、幅方向に対する拘束力は、ほとん
ど働かないためストリップが蛇行した場合に自然には修
正されない。特開昭62−167163号にリニアモー
タを用いて、ストリップの蛇行を抑止する浮揚搬送装置
が示されている。しかしこのような装置では、装置自体
が図4に示すような固定式ドラムを使用したものである
ためストリップ先端の通板が非常に困難である。
【0007】このような浮揚搬送装置を使用する必要が
ない場合でも、このような固定型であれば全ての通板材
に対して常に浮上させた状態で使用する必要がありコス
トがかかり経済的でない。浮揚搬送装置とロールを別々
に有するライン構成も可能であるが、ストリップの通板
パスを容易に変更できないため、操業上の効率も悪い。 また、上記公開公報で示されているリニアモータの制御
方式では、蛇行量が零になった段階でリニアモータの出
力が左右等しくなったり、出力が零になったりするため
に、ストリップがまた蛇行を誘発しストリップが安定し
ない問題点を有する。
【0008】ここに、本発明の目的は、前記した従来技
術の問題点を解消し、(1) 経済性が高く、コンパク
トで安定性があり、(2) ストリップの蛇行を抑止し
、安定して走行でき、(3) ストリップ先端部の通板
困難を解消でき、そして(4) 浮揚搬送装置とロール
との使用を適宜選択できる高張力状態のストリップも浮
揚でき、実用性のある浮揚搬送装置を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明者らは種々検討を重ねた結果、次の諸事項につ
いて確認し、それに基づいて本発明を完成するに至った
。 (1) ロールにストリップを巻掛けて搬送する装置に
おいて、ストリップとの対向面に通常の搬送用ロールを
配し、該ロールに対する入側および出側においてストリ
ップとロールとの間に流体を供給することによってロー
ル周面とストリップ表面との間に流体溜まりを形成でき
、これによってストリップを非接触状態で浮揚支持する
ことが可能である。
【0010】(2) 少なくともロールのストリップ巻
掛面以外のロール表面の少なくとも一部のロール表面、
通常はストリップ巻掛面の反対側において、ロール円周
に沿って対向設置された流体室をロール長手方向に延設
すると、ロール周面と流体室との間に境界領域が形成さ
れ、ここを流体噴出口としてロール表面に沿って噴出し
た流体はストリップを効果的に支持することができる。
【0011】(3) ストリップの蛇行を検出器で検出
し、その出力によりリニアモータを制御することによっ
てストリップの蛇行も抑制できる機構をさらに設けるこ
とによって始めて実用的なストリップの浮揚搬送装置が
得られる。
【0012】ここに、本発明の要旨とするところは、ス
トリップを巻掛けてストリップを搬送しつつ支持するロ
ールと、ストリップ巻掛面以外のロール表面の少なくと
も一部に対面しながらロールの長手方向に延設され、ロ
ール表面に沿って流体を噴出する流体室と、該流体室に
接続された流体供給管とを備えたストリップの浮揚搬送
装置であって、ストリップの蛇行検出器と、リニアモー
タと、および該蛇行検出器の出力によって前記リニアモ
ータの相と出力を抑制するコントローラとをさらに組合
せて備えたことを特徴とするストリップの浮揚搬送装置
である。
【0013】
【作用】次に、添付図面を参照しながら本発明をさらに
具体的に説明する。図5に本発明による簡単な装置構成
の一例を示す。図5に示す装置にあっては、本発明によ
る流体支持ロールに流体室を配置してある。本発明にお
いて、ストリップを巻掛けてストリップを搬送しつつ支
持するロール本体50は、通常のロールでもよいが、ロ
ール長手方向に離間させて流体吹出し口52を設けるの
が好ましく、これを設けることにより、ストリップの浮
揚がより容易となる。通常、これらの流体吹出し口52
は、ロール中心に対して左右対称に2条以上、ロール全
周に亘って設けられている。流体吹出し口52に対する
流体供給は流体供給管54を経て行われる。ロール本体
50は、通常、中空となっていて一種の流体の溜めとし
て機能する。
【0014】ロールの表面に長手方向に左右対称に少な
くとも2条全周に亘る流体吹き出しノズルを配するとと
もに、好ましくはその流体吹出し口の吹き出し角度を3
0゜≦θ≦90゜とすることによって、等方的に流体を
噴出することができ、これによってもストリップとロー
ルの界面に流体留りを形成し、ストリップを浮揚させた
、つまりロールとの接触を排した支持が容易となる。
【0015】流体支持ロールを構成するロール本体50
のストリップ巻掛面と反対側には、ロール表面に対向さ
せて設けた流体室56が設けられている。なお、流体室
はストリップ巻掛面の反対側のロール表面の少なくとも
一部に対面して設ければよく、必ずしも全面とする必要
もなく、また、後述する図16に示すように流体室を2
個設けてもよい。流体室56とロール本体50との境界
に形成されたスリット部は、ロール本体とストリップの
界面に流体を供給する流体噴出口58を構成している。 図示例ではこの流体噴出口58を図面向かってロール本
体の手前と向こう側の両側に二つ設けている。符号59
はこの流体室56への流体供給管を示す。
【0016】さらに上述の流体噴出口と流体吹き出しノ
ズルとを組み合わせることによって、つまり前記流体吹
出し口を設けるとともにロールのストリップ巻掛面に隣
接する領域にロール円周に沿う流体室を設置することに
よって、ストリップのロール巻掛面における浮揚高さを
更に均一にできる。さらに本発明によれば上流側ストリ
ップ3の縁部には蛇行センサー53およびリニアモータ
55が設けられている。蛇行センサー53からの検出信
号はコントローラ57を経てリニアモータ55に送られ
、蛇行修正が行われる。図6は、支持ロール本体50の
好ましい断面形状の一例を示す。図7は、図6に示す流
体支持ロールの内側ロール60の一部の形状を模式的に
示す。
【0017】図示例の構造では、ロール本体50は内側
ロール60に外側ロール62を組込んだ構成となってい
る。内側ロール60と外側ロール62との着脱は適宜嵌
め合い機構を用いることにより行えばよい。流体吹出し
口52は内、外側ロール60、62によって形成され、
この流体吹出し口52の吹出し角度 (θ) は、好ま
しくは、図示のようにロール中心軸に対し30゜≦θ≦
90゜に調整されている。図示例では流体吹出し口52
の内壁の角度が異なっているが、そのような場合、最大
角度を吹出し角度として本発明では規定する。図中、符
号63はロール本体50の中空部であって、これは流体
溜めとして作用する。
【0018】図6からよく分かるように、流体供給管5
4からの流体はロール本体50に送られ、一旦流体溜め
としての中空部63に入り、次いで内側ロール60の端
面テーパ面に設けた複数の孔70を経て流体吹出し口5
2に送られる。図8は、流体室56の一例を示す略式斜
視図であって、図5の流体噴出口58を構成するスリッ
ト部80の長さW1、流体室の幅W2、長さW3、およ
びスリット部80の高さ、つまりノズル口の高さdにつ
いては特に制限はない。例えば、スリット部80の長さ
W1は、ストリップ幅が固定されている場合にはそのス
トリップ幅と一致させることが望まれるが、通常の製造
ラインでは単一幅のみという場合は少ない。したがって
、ノズル幅としてはストリップ幅の70%以下になると
不安定になるため、ノズル幅は最大板幅の70%以上と
なるように設定するのがよい。
【0019】図9は、本発明において使用するリニアモ
ータ55の1例を示す略式断面図であり、図示例は構造
的には慣用のものであって、ストリップの幅方向に順次
並べられた単位コイル素子90からなる。なお、本発明
において用いる蛇行センサー53は特定の構造のもので
制限されず、通常用いられる光学式あるいは電磁式のい
ずれかであれば十分である。
【0020】次に、本発明にかかる浮揚搬送装置の操作
について説明する。
【0021】(1) 流体供給停止時 これまでの説明からも明らかなように、ロール本体50
は通常の搬送用ロールとしての働きもするため、ストリ
ップの先端部を通板する時の扱いが非常に容易になる。 また、疵や形状不良等の問題の少ない、厚手材や低グレ
ード材に対して、特にラインの切り替え等の労力なしに
流体浮揚搬送からロール搬送あるいはその逆に容易に移
行できる。
【0022】(2) 流体による浮揚搬送時流体による
ストリップの浮揚搬送を開始するときは、まず流体供給
管54および59を経て外部より流体を浮揚搬送装置に
導入するが、そのとき導入する流体は、図5に示すよう
に、ロール本体50と流体室56にそれぞれ供給する。 ここでロール本体50に送られた流体は、図6に示すよ
うにロール中央の中空部63に蓄えられ、次いで、その
流体は、図6に示す矢印の方向に流れ、内側ロール60
の端面テーパー面に設けられた孔70 (図7参照) 
を通りロール表面に設けた流体吹出し口52より放射状
に噴出する。
【0023】このときロール本体50の下面の流体吹出
し口52からの流体の吹出しは、図5からも分かるよう
に、流体室56のロールに当接する円弧部86 (図8
参照) によって抑止されている。一方、ロール下面に
設置した流体室56に供給された流体は、ロール表面と
の境界線に形成されたスリット部から成る流体噴出口5
8より噴出する。
【0024】図10および図11にこのときのストリッ
プ3の浮揚状態を断面図で示すが、まず、ロール軸方向
には、図10に示すように、流体吹出し口52を出た流
体はロール中央に向って送り込まれ、その後ストリップ
とロール間に蓄えられている流体に衝突・反転してスト
リップの板端より流出する。一方、ロール円周方向には
、図11に示すように、流体噴出口58を出た流体が一
旦ロール頂上部に向って送り込まれるが、その後同様に
反転し、流体室56の下部より流出する。
【0025】このように流体吹出し口52および流体噴
出口58の両方から流体を噴出させることにより、スト
リップは、ロール本体50に巻掛けられながら流体を介
して浮揚支持される。また、ロールを通常のロールとし
た場合、図10に示す効果がないため、ロール上での浮
揚高さの均一性は多少低下するが、浮揚は可能である。 ただし、この場合の流体室からの必要供給量は増加する
【0026】(3) ロール本体からの噴出流体を更に
等方的にする構成 図12に示すように、ロール本体50に設けた流体吹出
し口52内にロール径方向に延在する2枚以上の仕切板
140 を設けるのが好ましい。このとき、好ましくは
内側ロール60に仕切板140 を設けると同時に外側
ロール62には、各仕切板140 に対応する溝142
が作られており、内外ロールを嵌合するときにこれらの
仕切板と溝とを互いにはめ合わせることによって、流体
の円周方向の流れを抑止する。つまり、ロール下面を流
体室56で支持しても、ロール本体50よりロール円周
方向に等方的に流体を噴出することになるため、より均
一な浮揚が可能となる。また、このように仕切板140
 を設けるときは図7に示す孔70は各仕切板の間にそ
れぞれ設ける。
【0027】(4) 蛇行を抑止するための構成ストリ
ップをロールで搬送している場合は、ロールによる拘束
があるためストリップは大きく蛇行することはない。ま
た、入側スパンが非常に長い等の影響で蛇行が発生しや
すいときにも、通常の搬送ロールと同等のクラウンを付
与することによって安定した走行が可能である。
【0028】しかしながら、浮揚搬送する場合にはスト
リップは幅方向には非常に不安定であって、そのため容
易に蛇行が起こり、また蛇行を修正しようとしても過剰
修正となって安定した搬送を行えないことがしばしばみ
られる。浮揚した場合のストリップの蛇行防止装置の一
例を図5に示す。図5に示す装置は、蛇行センサー53
とリニアモータ55とこの蛇行センサー53の検出量に
応じてリニアモータ55の磁界の移動方向と出力をコン
トロールするコントローラ57よりなる。本発明にあっ
ては、蛇行センサー53の検出量をフィードバックして
リニアモータ55を制御し、ストリップの送行不安定性
を解消している。本発明におけるストリップ蛇行防止の
基本的な操作を図13を使って示す。
【0029】図13において、例えばストリップ3の上
流側で蛇行が発生した場合、蛇行センサー53はδなる
オフセンタ量を検出する。するとコントローラ57 (
図5参照) によりリニアモータ55の磁界がF1の向
きになるようにし、リニアモータ55に対する電圧を増
加させて行く。 リニアモータ55の推力F1によってストリップ3の蛇
行量は小さくなり、このときの推力F1が蛇行センサー
53にフィードバックされ最終的に蛇行量が零になるま
でリニアモータ55の出力、つまり推力F1を増大して
いき、蛇行が無くなった段階でリニアモータ55の出力
を保持する。装置上流からの蛇行量が一定していれば、
この状態で安定する。そしてもし更に同じ側に蛇行する
ことがあれば出力をさらに大きくして蛇行を修正する。 反対側に蛇行が生じた場合(これは、上流側の蛇行が減
ったために、修正に必要なリニアモータの推力が減少し
オーバステアした状態も含めて) には、リニアモータ
55の推力を蛇行量とバランスするように推力F1を低
減していき、そのときの推力F1が蛇行センサー53に
フィードバックされ、蛇行量が零になった段階でその出
力を保持する。
【0030】上流側での蛇行がマイナス (−) 側に
大きく変化してくると、さらに推力を低減する必要があ
り、電圧を下げて行くが、電圧が0になった段階でリニ
アモータ55の相を逆にしてF2の向きにした後、蛇行
が0になるまで電圧を高める。このようにして蛇行セン
サー53の出力をフィードバックしてリニアモータ55
を制御するが、この方法から明らかなように、蛇行セン
サーの位置で蛇行が0を示している場合でも、上流側の
蛇行に応じた推力を発生するようにリニアモータ55に
は電圧が印加されている場合がある。
【0031】なお、リニアモータ55の設置位置はロー
ル本体の上流側であってもあるいはロール本体に対向し
た位置であってもよく、特に制限はない。また当然のこ
とながら、リニアモータ55の出力としては、考えられ
る蛇行量に十分対応するだけの容量のものを用いること
は言うまでもない。すでに述べたようにストリップの浮
揚搬送装置は長手方向にはある張力がかかっているため
に比較的安定であるが、幅方向にはかなり不安定であり
蛇行の発生は免れない。特に、2〜300m/min以
上の実用性ある搬送装置を構成することはできない。そ
こで上述のように蛇行防止装置を組合せることによって
初めて蛇行量は数mm以下に抑えることができ、実用性
ある装置とすることができる。
【0032】
【実施例1】本例では、流体として気体 (空気) を
用い、図14に示すストリップ3の搬送モデルラインに
本発明にかかる浮揚搬送装置を組み込んで、ストリップ
3の浮揚搬送のテストを行った。すなわち、図14のA
の位置のロールに代えて、図15に示す浮揚搬送装置を
取り付けた。ここで、流体支持ロールを構成するロール
本体50および流体室56は、第5図に示すものであっ
た。ロール本体50のロール径は150 mmで胴長は
320 mmであった。図15において、送風機100
 から弁102 および流量計104 および圧力計1
06 を経て供給される流体はロール本体50と流体室
56とから噴出され、ストリップ3を浮揚しながら支持
する。一方、ストリップ3の入側にはリニアモータ55
と蛇行センサー53が設けられており、蛇行量に応じて
リニアモータ55を制御する。蛇行センサー53は光学
式のものを用いた。
【0033】また、ロール上に設けた浮揚量測定センサ
ー110 の測定データに基づいて、ロール50および
流体室56からの流体噴出量を調整し、一定の浮揚量を
確保した。
【0034】ロール50はモータ (図示せず) で駆
動されており回転速度と方向は自由に選べ非回転にもで
きる。 通板するストリップ3を浮揚しない場合には、ライン速
度とロール回転速度が一致するのは当然であるが、浮揚
した状態であっても、別の所で測定しているライン速度
のデータに合わせてロールを回転させることによって走
行中に、疵等を発生させずに浮揚・非浮揚を選択できる
ようにした。このような装置を使用し、供試材として0
.1mm厚×280 mm幅のAlストリップを用いて
、0〜320m/minで走行させた。張力は1〜40
kgで可変とした。上流側で故意に蛇行量を種々に変更
させた浮揚搬送を行ったが、本発明装置による蛇行修正
の効果で浮揚搬送装置上では±0.5 mmの範囲内の
オフセンタ量で安定して走行できた。
【0035】
【実施例2】本例にあっても、流体として気体 (空気
) を用いたが、図16に示すように溶融メッキライン
のメッキ出側トップロールに90゜方向転換浮揚搬送装
置を導入し、その搬送状態をテストした。本例では、流
体室56は分割してそれぞれがロールのストリップ巻掛
面に隣接して設けられ、その間は遮蔽板112 によっ
て連結されている。また蛇行抑止のために図16に示す
ようにロール本体50に対向してリニアモータ55を配
してある。このときのリニアモータ55の構造について
図17に一部拡大して示す。ロール本体50の外周に沿
った形状に成形されている点を除いて図9のそれに実質
上同一である。
【0036】浮揚搬送装置は、ロール本体50がロール
径1500mmで胴長2200mmのフラットロールで
あり、ノズル幅 WO が1600、1200、900
 mmと3対の流体吹出し口を左右対称に有する。この
ようにして、1000〜1850mm幅で0.35〜1
.2 mm厚のストリップを浮揚したところ、空気供給
量は250 〜1000m3/minを要した。このよ
うにメッキ出側に浮揚搬送装置を設けたことによって未
凝固状態でのストリップの方向転換が可能でラインの高
速化が達成された。また、ロールへのピックアップが防
止され、しかも浮揚していることより、疵発生は抑止で
きた。蛇行量も、100 〜250m/minの通板速
度でも±3mmの範囲でおさまっており安定した操業が
達成された。また、通常のロールとしての機能も有する
ため、板通し等のメンテナンス時の不便さも解消されて
いる。
【0037】
【実施例3】本例にあっては、流体として電解液を用い
、図5に示す本発明にかかる流体支持装置を、電気メッ
キラインの槽中ロールとして利用した。本例において用
いたロール本体50のロール径は800 mmで胴長2
150mm、ノズル幅W0 1700mmとした。張力
4Ton で1850mm幅×1.4 mm厚のストリ
ップを250m/minの通板速度で浮揚搬送した。そ
の結果、液中に本発明にかかる浮揚搬送装置を用いても
ストリップの浮揚搬送が行えることが確認された。なお
、本例においてリニアモータ55は完全に液密にシール
されており、蛇行センサー53も備えていた。
【0038】また、本発明装置によれば蛇行量が±1m
mと非常に安定した。液中ロールにはクラウンが不必要
となるため、板の反り等が減少し、電極を更に近接でき
たのでめっき付着量が大幅に均一化できた。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ストリップの蛇行を防止できると共にストリップ先端部
の通板を容易に行え、しかもコンパクトで安定してスト
リップの非接触支持が行えるという、従来の問題点を全
て解決できるという大なる効果を有するのであって、本
発明の実際上の意義は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来型の浮揚装置の一例を示す略式斜視図であ
る。
【図2】図1の浮揚装置に用いられるノズルの断面形状
の説明図である。
【図3】ホーバークラフトの原理の概略説明図である。
【図4】従来型の浮揚装置の別の一例の略式斜視図であ
る。
【図5】本発明によるロールと流体室とリニアモータか
ら成る浮揚搬送装置の一例の略式斜視図である。
【図6】本発明による流体支持ロールの略式断面図であ
る。
【図7】本発明の流体支持ロールを構成する内側ロール
の部分略式斜視図である。
【図8】本発明の流体室の一例を示す概略説明図である
【図9】本発明において使用するリニアモータの構造の
説明図である。
【図10】本発明によるストリップの幅方向の浮揚状態
の説明図である。
【図11】本発明によるストリップの長手方向の浮揚状
態の説明図である。
【図12】本発明によるロールにおける仕切板の取り付
けを示す略式斜視図である。
【図13】リニアモータによる蛇行修正の説明図である
【図14】本発明の実施例における浮揚搬送装置の設置
場所とライン構成の略式説明図である。
【図15】本発明の実施例において用いた浮揚搬送装置
の制御系の説明図である。
【図16】本発明の別の実施例における浮揚搬送装置の
設置場所とライン構成の略式説明図である。
【図17】リニアモータと流体支持ロール設置位置を示
す説明図である。
【符号の説明】
3 :  ストリップ 50 :  ロール本体 52 :  流体吹出し口 53 :  蛇行センサー 54 :  流体供給間 55 :  リニアモータ 56 :  流体室 57 :  コントローラ 58 :  流体噴出口 140 :  仕切板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ストリップを巻掛けてストリップを搬
    送しつつ支持するロールと、ストリップ巻掛面以外のロ
    ール表面の少なくとも一部に対面しながらロールの長手
    方向に延設され、ロール表面に沿って流体を噴出する流
    体室と、該流体室に接続された流体供給管とを備えたス
    トリップの浮揚搬送装置であって、ストリップの蛇行検
    出器と、リニアモータと、および該蛇行検出器の出力に
    よって前記リニアモータの相と出力を抑制するコントロ
    ーラとをさらに組合せて備えたことを特徴とするストリ
    ップの浮揚搬送装置。
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