JPH0432509Y2 - - Google Patents

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JPH0432509Y2
JPH0432509Y2 JP699387U JP699387U JPH0432509Y2 JP H0432509 Y2 JPH0432509 Y2 JP H0432509Y2 JP 699387 U JP699387 U JP 699387U JP 699387 U JP699387 U JP 699387U JP H0432509 Y2 JPH0432509 Y2 JP H0432509Y2
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rotating
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は各種機械の制動および保持に用いられ
る正作動形の電磁ブレーキに関するものである。
〔従来の技術〕
この種の電磁ブレーキは励磁コイルに電圧を印
加することによつて、回転軸上に設けられた回転
側の部材と固定側の部材とを磁気吸着して前記回
転軸を制動するように構成されている。このた
め、電気系統に故障が生じると、回転軸の制動が
全く不可能になる。
ところで、このような電気系統に故障が生じた
場合であつても、回転軸の制動が要求されること
があり、実公昭58−8994号公報に開示されている
電磁クラツチのように、回転側の部材と固定側の
部材とを緊急用結合片で連結することが考えられ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、このような構造では、緊急用結合片を
ボルトによつて取付けなければならないため、迅
速な緊急制動を可能にしたり、その制動を徐々に
解除することができない不具合があつた。一方、
クレーンやコンベア等の物上げおよび運搬機械な
どにおいては、災害を未然に防ぐために、電気系
統の故障により駆動源も含めて全てが停止した場
合においても、吊上げられた物や傾斜しているコ
ンベアに載せられている物を、そのままの状態に
保持したり、あるいはそれ自体の重量によつて
徐々に下降させる必要があつた。
そこで、負作動形の電磁ブレーキを使用するこ
とも考えられるが、この種の負作動形の電磁ブレ
ーキは圧縮コイルばねの弾撥力を制動手段とする
構造であり、この弾撥力を徐々に減少させること
が困難であるため、実際的でない。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はこのような事情に鑑みなされたもの
で、励磁不能な状態となつたときであつても、迅
速な緊急制動を可能にしたり、その制動を徐々に
解除することができる電磁ブレーキを提供するも
のである。本考案に係る電磁ブレーキは、回転デ
イスクとフイールドコアとの間に軸線方向に移動
自在に支持されフイールドコアを軸線方向の一方
の側から覆う環状溝を有する磁性材製の環状デイ
スクとを備え、この環状デイスクとフイールドコ
アとの間に形成した圧力室内に加圧流体を導入す
る導入部を設けたものである。
〔作用〕
本考案においては、圧力室内に加圧流体を導入
すると、環状デイスクが回転デイスク方向へ移動
して回転デイスクに圧接されるので、回転デイス
クと環状デイスクとの間に摩擦力が生じる。
〔実施例〕
以下、その構成等を図に示す実施例により詳細
に説明する。第1図は本考案に係る電磁ブレーキ
を示す断面図、第2図は同じく励磁コイルに電圧
を印加した状態を示す上半部分断面図、第3図は
同じく電磁ブレーキの圧力室内に加圧流体を圧入
した状態を示す上半部分断面図で、これらの図に
おいて符号1で示すものは、電磁ブレーキを示
し、物上げおよび運搬機械、産業ロボツトなどの
駆動源あるいは、これに近い動力系路中に装着さ
れている。2は回転軸で、被制動装置のハウジン
グ3から外部に突出している。4は回転軸2と同
軸状に配設されたフイールドコアで、本実施例に
おいては、ハウジング3と別体に形成され回転軸
2に嵌装されている。そして、取付ボルト5によ
つてハウジング3の外側面に取付けられ、軸線方
向であつて外側へ開放された環状溝に励磁コイル
6を有している。ここで、フイールドコア4はハ
ウジング3に直接に環状溝を設け、この環状溝に
励磁コイル6を装填して構成することもできる。
7は励磁コイル6のリード線、8は励磁コイル6
を固着する絶縁樹脂である。
9は回転軸2の段部に嵌装された調整用のシム
である。11はこれら部材の軸線方向の外側にお
いて前記フイールドコア4に対向して回転軸2に
軸装された磁性材製の回転デイスクであり、キー
溝10が形成されている。この回転デイスク11
は中央にハブを有する円盤状に形成されており、
回転軸2と一体的に回転するようにキー12で回
転軸2と結合されると共に、前記シム9と回転軸
2の先端部に螺着されたナツト13とによつて回
転軸2上の所定の位置に調整されている。前記回
転デイスク11には、円弧状のスリツト11aが
同一円周上に等間隔をおいて穿設されており、こ
こに断磁材14が充填固着されている。なお、こ
の断磁材14は必ずしも充填する必要はなく、空
隙によつて断磁部を形成してもよい。
21は前記回転デイスク11とフイールドコア
4との間に介装された本考案の要部となる磁性材
製の環状デイスクである。この環状デイスク21
は、フイールドコア4を軸線方向の一方の側、換
言すれば、ハウジング3と反対側から覆う環状溝
21aを有する環状に形成され、底部には回転デ
イスク11と同様に円弧状のスリツト21bが同
一円周上に等間隔をおいて穿設され、断磁材22
が充填固着されている。詳述すれば、環状デイス
ク21は、断面コ字状に形成され、フイールドコ
ア4の内外周面および一方の端面を覆い、フイー
ルドコア4との間に環状の圧力室23を形成して
いる。
24はこの環状デイスク21を常時回転デイス
ク11から離間する方向へ付勢した状態で軸線方
向に移動自在に支持する板ばねで、基端部はカラ
ー25およびボルト26でハウジング3に固定さ
れ、先端部は環状デイスク21の開口端縁に外径
方向へ突設された外フランジ21cにボルト27
の頭部および止め輪28で固定されている。29
は環状デイスク21が回転デイスク11から離間
する方向へ移動するのを係止する係止手段として
の係止板であり、本実施例においてはフイールド
コア4の内周面の環状溝4aに嵌着されている。
ここで、係止手段としてはフイールドコア4の外
周面に、環状デイスク21の外周部と当接する部
材を設けたり、あるいはボルト27の頭部をハウ
ジング3の外側面に当接させる構造としてもよ
く、要するに板ばね24の初期弾撥力が得られる
構造であればよい。前記板ばね24としては例え
ば円弧状や矩形状のものなどを用いることがで
き、固定する手段としても上述したボルトのほか
種々考えることができる。
31は回転デイスク11を介して環状デイスク
21に対向し、ボルト27上に、回転軸2と同軸
状に軸線方向に移動自在に支持された磁性材製の
可動デイスクである。この可動デイスク31はボ
ルト27に嵌着された止め輪32との間に圧縮変
形した状態で介装された圧縮コイルばね33で、
常時回転デイスク11から離間する方向へ付勢さ
れており、ボルト27の先端部に螺着された調整
ナツト34およびロツクナイト35によつて回転
デイスク11から離間する方向への移動が係止さ
れている。ここで、無励磁状態において、回転デ
イスク11と環状デイスク21との間隙g1と、回
転デイスク11と可動デイスク31との間隙g2
略等しく設定されている。また、環状デイスク2
1の環状溝21aの内底面とフイールドコア4の
開口側端面との間隙g3は、前記間隙g1,g2よりも
はるかに大きく設定されている。
41はフイールドコア4の外周面に設けられた
環状溝4bに係入されたOリングで、フイールド
コア4の外周面と環状デイスク21の環状溝21
aの外周面との間をシールしている。42はフイ
ールドコア4の内周面に設けられた環状溝4cに
係入されたOリングで、フイールドコア4の内周
面と環状デイスク21の環状溝21aの内周面と
の間をシールしている。43は前記圧力室23内
に例えば作動油や空気など加圧流体を導入する導
入部としての接続プラグである。この接続プラグ
43は環状デイスク21の外周壁に穿設され圧力
室23内と外部とを連通するねじ孔21dに螺着
されている。そして、この接続プラグ43は図示
しないがポンプ等の加圧流体発生源をおよび圧力
室23内に導入される加圧流体を制御する制御手
段を有する流体回路に接続されている。なお、制
御手段は所要の圧力の加圧流体を圧力室23内に
導入すると共に、圧力室23内に加圧流体を導入
しない場合は、圧力室23内を大気に開放するよ
うに制御する。
このように構成された電磁ブレーキにおいて
は、無励磁状態においては、第1図に示すように
回転デイスク11の両側に間隙g1,間隙g2が形成
されるため、回転軸2は制動されることがない。
一方、励磁コイル6に電圧を印加すると、第2
図に示すように、フイールドコア4の周囲に磁束
Φが発生する。ここで、間隙g3と間隙g1との関係
をg3>>g1としているため、環状デイスク21の
フイールドコア4側への磁気吸引力F1と、板ば
ね24のハウジング3側への弾撥力F2と、環状
デイスク21と回転デイスク11とに形成される
漏洩磁束回路による環状デイスク21を反フイー
ルドコア側へ吸引する磁気吸引力F3との関係が、
F1+F2<F3となるので、環状デイスク21はF1
とF2とに抗して回転デイスク11に磁気吸着さ
れる。このため、回転デイスク11は環状デイス
ク21と可動デイスク31とで挾持され、これら
部材間に摩擦力が生じるので、回転軸2は制動さ
れる。
次に、電気系統の故障により、励磁コイル6へ
の電圧の印加が不能となつた場合の緊急制動につ
いて説明する。この場合は、制御手段によつて流
体回路を制御して接続プラグ43から圧力室23
内に加圧流体を導入する。このようにすると、第
3図に示すように、加圧流体によつて環状デイス
ク21を回転デイスク11方向へ押圧する力Fが
発生し、環状デイスク21が回転デイスク11に
圧接されるので、これら部材間に生ずる摩擦力で
回転軸2が制動される。そして、加圧流体の圧力
を制御することによつて前記摩擦力を増減するこ
とができる。
したがつて、従来のように緊急用の部材を取付
けたりすることがなく制動が行え、しかも、加圧
流体の圧力を変化させることによつて制動力を増
減することができる。
ここで、制御手段について説明すると、例えば
駆動源が停止操作された場合において、電気的に
結線された励磁コイル6に電圧が印加されないと
きに、前記流体回路を開くようにすればよく、電
気系の回路と流体系の回路とを組合わせることに
よつて、緊急時の制動が迅速にかつ正確に行え
る。
また、電気系の回路と流体系の回路とを組合わ
せて、緊急時の以外にも圧力室23内に加圧流体
を導入するようにすれば、制動力を大きくするこ
とができる。この場合は、例えば、第2図に示す
状態において、回転デイスク11がスリツプする
のを検出する回転検出装置を設け、この装置から
出力される信号で流体回路を開くようにすればよ
く、このようにすれば、回転デイスク11のスリ
ツプを低減することができる。なお、流体回路や
これを制御する制御手段は種々考えることができ
る。
第4図は他の実施例を示す断面図で、第1図に
示すものと同一あるいは同等な部材には同一符号
を付しその説明は省略する。この実施例において
は、電磁ブレーキ51の環状デイスク21および
可動デイスク31は、ハウジング3の周壁を内側
から外側へ貫通してハウジング3に固定されたボ
ルト52上に、軸線方向に移動自在に支持されて
いる。そして、回転デイスク21は止め輪53と
外フランジ21cとの間に圧縮変形した状態に介
装された圧縮コイルばね54で、回転デイスク1
1から離間する方向へ付勢されている。
このような電磁ブレーキ51においては、板状
のばね部材やこのばね部材をハウジング3に固定
する構造が不要になる利点がある。
なお、上記実施例において一列に断磁部を設け
たシングルフラツクス方式のものについて説明し
たが、本考案はこれに限定されるものではなく、
ダブル・トリプルフラツクス方式としてもよく、
このようにすれば、磁気吸着力を大きくすること
ができる。また、回転軸が鉛直方向に支持された
電磁ブレーキに実施することもでき、この場合は
圧縮コイルばね54や止め輪53は必ずしも必要
としない。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、回転デイ
スクとフイールドコアとの間に軸線方向に移動自
在に支持されフイールドコアを軸線方向の一方の
側から覆う環状溝を有する磁性材製の環状デイス
クとを備え、この環状デイスクとフイールドコア
との間に形成した圧力室内に加圧流体を導入する
導入部を設けたから、圧力室内に加圧流体を導入
することによつて、環状デイスクを回転デイスク
に圧接させ、これら部材間に摩擦力を生じさせて
回転軸を制動することができる。
したがつて、従来のように緊急用の部材を取付
けたりすることがなく制動が行え、しかも、加圧
流体の圧力を変化させることによつて制動力を増
減することができるから、励磁不能な状態となつ
たときであつても、迅速な緊急制動を可能にする
ことができると共に、その制動を徐々に解除する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電磁ブレーキを示す断面
図、第2図は同じく励磁コイルに電圧を印加した
状態を示す上半部分断面図、第3図は同じく電磁
ブレーキの圧力室内に加圧流体を圧入した状態を
示す上半部分断面図、第4図は他の実施例を示す
断面図である。 2……回転軸、4……フイールドコア、11…
…回転デイスク、21……環状デイスク、23…
…圧力室、31……可動デイスク、43……接続
プラグ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸と同軸状に配設されたフイールドコア
    と、このフイールドコアに対向して回転軸に軸装
    された磁性材製の回転デイスクと、この回転デイ
    スクと前記フイールドコアとの間に軸線方向に移
    動自在に支持されフイールドコアを軸線方向の一
    方の側から覆う環状溝を有する磁性材製の環状デ
    イスクとを備え、この環状デイスクとフイールド
    コアとの間に形成した圧力室内に加圧流体を導入
    する導入部を設けたことを特徴とする電磁ブレー
    キ。
JP699387U 1987-01-22 1987-01-22 Expired JPH0432509Y2 (ja)

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JP699387U JPH0432509Y2 (ja) 1987-01-22 1987-01-22

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JP699387U JPH0432509Y2 (ja) 1987-01-22 1987-01-22

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JPS63115638U JPS63115638U (ja) 1988-07-26
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