JPH04325560A - 顆粒状芳香族ポリイミド樹脂組成物 - Google Patents
顆粒状芳香族ポリイミド樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH04325560A JPH04325560A JP9563491A JP9563491A JPH04325560A JP H04325560 A JPH04325560 A JP H04325560A JP 9563491 A JP9563491 A JP 9563491A JP 9563491 A JP9563491 A JP 9563491A JP H04325560 A JPH04325560 A JP H04325560A
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- Japan
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- polyimide resin
- aromatic polyimide
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- resin composition
- granular
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形性の改善された顆
粒状芳香族ポリイミド樹脂組成物に関するものである。
粒状芳香族ポリイミド樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリイミド樹脂は、その優れた耐
熱性、機械特性などのために、電気・電子機器産業、自
動車産業などにおいて重要な位置を占めており、特に近
年、機器の高速化、高性能化が進むにつれて必要不可欠
な素材となりつつある。これらの芳香族ポリイミド樹脂
は、極めて耐熱性が高いため、通常の樹脂の成形に用い
られる射出成形法の適用は困難であり、一般に焼結成形
法で成形される。そして焼結成形するためには、原料粉
末が相当細かい微粉末である必要があり、特公昭39−
22196号公報、特公昭39−30060号公報には
、そのような微粉末状ポリイミドの製造方法が開示され
ている。
熱性、機械特性などのために、電気・電子機器産業、自
動車産業などにおいて重要な位置を占めており、特に近
年、機器の高速化、高性能化が進むにつれて必要不可欠
な素材となりつつある。これらの芳香族ポリイミド樹脂
は、極めて耐熱性が高いため、通常の樹脂の成形に用い
られる射出成形法の適用は困難であり、一般に焼結成形
法で成形される。そして焼結成形するためには、原料粉
末が相当細かい微粉末である必要があり、特公昭39−
22196号公報、特公昭39−30060号公報には
、そのような微粉末状ポリイミドの製造方法が開示され
ている。
【0003】また、特公昭58−35459号公報、特
公昭62−23642号公報には、粉末状ポリイミドを
いったん圧縮して塊りとした後、粉砕して顆粒状ポリイ
ミドを得る手法が開示されている。
公昭62−23642号公報には、粉末状ポリイミドを
いったん圧縮して塊りとした後、粉砕して顆粒状ポリイ
ミドを得る手法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、微粉末
状のポリイミドを実際成形するに当っては、(1)嵩密
度が小さいため、最終成形品の寸法に比べて、かなり大
きな金型が必要、(2)粉末としての流動性に欠けるた
め、金型への供給がスムーズにいかず、特に自動フィー
ドは極めて困難などの問題があり、改善が望まれている
。
状のポリイミドを実際成形するに当っては、(1)嵩密
度が小さいため、最終成形品の寸法に比べて、かなり大
きな金型が必要、(2)粉末としての流動性に欠けるた
め、金型への供給がスムーズにいかず、特に自動フィー
ドは極めて困難などの問題があり、改善が望まれている
。
【0005】また、特公昭58−35459号公報、特
公昭62−23642号公報に開示されているような方
法によると、一応顆粒状で取り扱い性が改善されたポリ
イミドが得られるが、これらの方法で得た顆粒は、焼結
成形時の合着性に乏しく、粒界が残り、結果的に機械強
度の低い成形品しか与えないという問題がある。
公昭62−23642号公報に開示されているような方
法によると、一応顆粒状で取り扱い性が改善されたポリ
イミドが得られるが、これらの方法で得た顆粒は、焼結
成形時の合着性に乏しく、粒界が残り、結果的に機械強
度の低い成形品しか与えないという問題がある。
【0006】そこで本発明は、これら従来のポリイミド
が持つ欠点を解決し、成形時のハンドリング性が改善さ
れ、かつ成形後の強度も高い顆粒状芳香族ポリイミド樹
脂組成物の取得を課題とする。
が持つ欠点を解決し、成形時のハンドリング性が改善さ
れ、かつ成形後の強度も高い顆粒状芳香族ポリイミド樹
脂組成物の取得を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は芳香族
ポリイミド樹脂99.9〜80重量%および式(I)
ポリイミド樹脂99.9〜80重量%および式(I)
【
0008】
0008】
【化3】
【0009】(式中、R1 、R3 は炭素数4〜20
の1価の脂肪族残基、R2 は炭素数1〜20の2価の
脂肪族残基、Xはアミド基、nは0〜10の整数を示す
)で表わされる脂肪族アミド化合物0.1〜20重量%
を配合してなる組成物からなり、かつ、平均粒径が30
〜1000μmである顆粒状芳香族ポリイミド樹脂組成
物および上記顆粒状芳香族ポリイミド樹脂組成物に対し
、さらに式(I)
の1価の脂肪族残基、R2 は炭素数1〜20の2価の
脂肪族残基、Xはアミド基、nは0〜10の整数を示す
)で表わされる脂肪族アミド化合物0.1〜20重量%
を配合してなる組成物からなり、かつ、平均粒径が30
〜1000μmである顆粒状芳香族ポリイミド樹脂組成
物および上記顆粒状芳香族ポリイミド樹脂組成物に対し
、さらに式(I)
【0010】
【化4】
【0011】(式中、R1 、R3 は炭素数4〜20
の1価の脂肪族残基、R2 は炭素数1〜20の2価の
脂肪族残基、Xはアミド基、nは0〜10の整数を示す
)で表わされる脂肪族アミド化合物を配合してなる顆粒
状芳香族ポリイミド樹脂組成物であって、全組成物中に
占める脂肪族アミド化合物の割合が20.5重量%以下
である顆粒状芳香族ポリイミド樹脂組成物である。
の1価の脂肪族残基、R2 は炭素数1〜20の2価の
脂肪族残基、Xはアミド基、nは0〜10の整数を示す
)で表わされる脂肪族アミド化合物を配合してなる顆粒
状芳香族ポリイミド樹脂組成物であって、全組成物中に
占める脂肪族アミド化合物の割合が20.5重量%以下
である顆粒状芳香族ポリイミド樹脂組成物である。
【0012】本発明で用いる芳香族ポリイミド樹脂の製
造法は公知であり、例えば特公昭39−22196号公
報にその詳細が開示されているが、芳香族テトラカルボ
ン酸2無水物と芳香族ジアミンまたは芳香族ジイソシア
ネートとを有機極性溶媒(例えば、N−メチルピロリド
ン、N,N−ジメチルアセトアミド、ジグライム等)中
で反応させ、得られたポリアミド酸を脱水イミド閉環す
ることにより製造することができる。ここで用いる芳香
族テトラカルボン酸2無水物の具体例としては、ピロメ
リット酸2無水物、3,3′,4,4′−ベンゾフェノ
ンテトラカルボン酸2無水物、3,3′,4,4′−ビ
フェニルテトラカルボン酸2無水物、2,3,3′,4
′−ビフェニルテトラカルボン酸2無水物、2,2′,
3,3′−ビフェニルテトラカルボン酸2無水物、3,
3′,4,4′−ジフェニルエーテルテトラカルボン酸
2無水物、3,3′,4,4′−ジフェニルスルホンテ
トラカルボン酸2無水物、2,2−ビス(3,4−ジカ
ルボキシフェニル)プロパン2無水物、2,2−ビス(
3,4−ジカルボキシフェニル)ヘキサフロロプロパン
2無水物、1,2,5,6−ナフタレンテトラカルボン
酸2無水物、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボ
ン酸2無水物、1,4,5,8−ナフタレンテトラカル
ボン酸2無水物等が挙げられる。またこれらの酸2無水
物は、その誘導体であるカルボン酸、エステル、酸クロ
ライド等の形で用いることもできる。
造法は公知であり、例えば特公昭39−22196号公
報にその詳細が開示されているが、芳香族テトラカルボ
ン酸2無水物と芳香族ジアミンまたは芳香族ジイソシア
ネートとを有機極性溶媒(例えば、N−メチルピロリド
ン、N,N−ジメチルアセトアミド、ジグライム等)中
で反応させ、得られたポリアミド酸を脱水イミド閉環す
ることにより製造することができる。ここで用いる芳香
族テトラカルボン酸2無水物の具体例としては、ピロメ
リット酸2無水物、3,3′,4,4′−ベンゾフェノ
ンテトラカルボン酸2無水物、3,3′,4,4′−ビ
フェニルテトラカルボン酸2無水物、2,3,3′,4
′−ビフェニルテトラカルボン酸2無水物、2,2′,
3,3′−ビフェニルテトラカルボン酸2無水物、3,
3′,4,4′−ジフェニルエーテルテトラカルボン酸
2無水物、3,3′,4,4′−ジフェニルスルホンテ
トラカルボン酸2無水物、2,2−ビス(3,4−ジカ
ルボキシフェニル)プロパン2無水物、2,2−ビス(
3,4−ジカルボキシフェニル)ヘキサフロロプロパン
2無水物、1,2,5,6−ナフタレンテトラカルボン
酸2無水物、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボ
ン酸2無水物、1,4,5,8−ナフタレンテトラカル
ボン酸2無水物等が挙げられる。またこれらの酸2無水
物は、その誘導体であるカルボン酸、エステル、酸クロ
ライド等の形で用いることもできる。
【0013】芳香族ジアミンおよび芳香族ジイソシアネ
ートの具体例としては、p−フェニレンジアミン、m−
フェニレンジアミン、2−クロロ−p−フェニレンジア
ミン、ベンジジン、2−クロロベンジジン、4,4′−
ジアミノジフェニルメタン、4,4′−ジアミノジフェ
ニルエ−テル、3,4′−ジアミノジフェニルエーテル
、3,3′−ジアミノジフェニルエーテル、4,4′−
ジアミノジフェニルスルホン、3,3′−ジアミノジフ
ェニルスルホン、4,4′−ジアミノジフェニルケトン
、3,3′−ジアミノジフェニルケトン、4,4′−ジ
アミノジフェニルスルフィド、4,4′−ジアミノター
フェニル、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベン
ゼン、1,4−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン
、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1
,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、ビス[
4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、ビ
ス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]ケトン、
2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル
]プロパン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキ
シ)フェニル]ヘキサフロロプロパン、4,4′−ビス
(4−アミノフェノキシ)ビフェニル等およびこれらの
ジイソシアネート体が挙げられる。
ートの具体例としては、p−フェニレンジアミン、m−
フェニレンジアミン、2−クロロ−p−フェニレンジア
ミン、ベンジジン、2−クロロベンジジン、4,4′−
ジアミノジフェニルメタン、4,4′−ジアミノジフェ
ニルエ−テル、3,4′−ジアミノジフェニルエーテル
、3,3′−ジアミノジフェニルエーテル、4,4′−
ジアミノジフェニルスルホン、3,3′−ジアミノジフ
ェニルスルホン、4,4′−ジアミノジフェニルケトン
、3,3′−ジアミノジフェニルケトン、4,4′−ジ
アミノジフェニルスルフィド、4,4′−ジアミノター
フェニル、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベン
ゼン、1,4−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン
、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1
,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、ビス[
4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、ビ
ス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]ケトン、
2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル
]プロパン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキ
シ)フェニル]ヘキサフロロプロパン、4,4′−ビス
(4−アミノフェノキシ)ビフェニル等およびこれらの
ジイソシアネート体が挙げられる。
【0014】中でも好ましい芳香族ポリイミド樹脂は、
ピロメリット酸2無水物と4,4′−ジアミノジフェニ
ルエーテルより得られる下記構造を持つポリイミドであ
る。
ピロメリット酸2無水物と4,4′−ジアミノジフェニ
ルエーテルより得られる下記構造を持つポリイミドであ
る。
【0015】
【化5】
【0016】ここで、イミド基の部分がその閉環前駆体
であるアミド酸の状態にとどまっている物も含まれるが
、成形時のガス発生を防ぐためには、80%以上イミド
化されていることが好ましい。
であるアミド酸の状態にとどまっている物も含まれるが
、成形時のガス発生を防ぐためには、80%以上イミド
化されていることが好ましい。
【0017】本発明で用いる脂肪族アミド化合物は、式
(I)
(I)
【0018】
【化6】
【0019】で表される化合物であるが、ここでR1
、R3は炭素数4〜20の1価の脂肪族残基であり、具
体的には、ブチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、
イソペンチル基、ヘプタデシル基、8−ヘプタデセニル
基などが挙げられる。またR2 は炭素数1〜20の2
価の脂肪族残基であり、メチレン基、エチレン基、プロ
ピレン基、ヘキシレン基、1、4−シクロヘキシレン基
、デシレン基などを具体的に列挙することができる。ま
たXはアミド基であり、nは0〜10の整数であり、0
〜4が好ましい。nが1以上の時、Xは1分子中に2個
以上存在することになるが、その場合各々のXについて
アミド基の向きは、−CONH−あるいは、−NHCO
−のどちらであってもかまわない。
、R3は炭素数4〜20の1価の脂肪族残基であり、具
体的には、ブチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、
イソペンチル基、ヘプタデシル基、8−ヘプタデセニル
基などが挙げられる。またR2 は炭素数1〜20の2
価の脂肪族残基であり、メチレン基、エチレン基、プロ
ピレン基、ヘキシレン基、1、4−シクロヘキシレン基
、デシレン基などを具体的に列挙することができる。ま
たXはアミド基であり、nは0〜10の整数であり、0
〜4が好ましい。nが1以上の時、Xは1分子中に2個
以上存在することになるが、その場合各々のXについて
アミド基の向きは、−CONH−あるいは、−NHCO
−のどちらであってもかまわない。
【0020】なかでも好適な脂肪族アミド化合物は、(
II)〜(IV)で表わされるような、モノあるいはジ
アミド化合物であり、代表例としては、パルミチン酸−
n−ヘキシルアミド、エチレンビスステアリルアミド、
メチレンビスラウリルアミド、オレイン酸−n−オクチ
ルアミド、アジピン酸ビス(n−オクチル)アミド等が
挙げられる。
II)〜(IV)で表わされるような、モノあるいはジ
アミド化合物であり、代表例としては、パルミチン酸−
n−ヘキシルアミド、エチレンビスステアリルアミド、
メチレンビスラウリルアミド、オレイン酸−n−オクチ
ルアミド、アジピン酸ビス(n−オクチル)アミド等が
挙げられる。
【0021】
R1 −CONH−R3
(II)R1 −CONH−R2 −NHC
O−R3 (III)R1 −NHCO−R2 −CO
NH−R3 (IV)この脂肪族アミド化合物の役割は
、顆粒化に際し、顆粒形状を保つバインダーとして作用
する点にある。
(II)R1 −CONH−R2 −NHC
O−R3 (III)R1 −NHCO−R2 −CO
NH−R3 (IV)この脂肪族アミド化合物の役割は
、顆粒化に際し、顆粒形状を保つバインダーとして作用
する点にある。
【0022】一般にセラミックスの分野では、顆粒化に
用いるバインダーが数多く検討されており、いくつかの
バインダ−が提案されている。これらバインダーとして
は、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、ポリエ
チレングリコールおよび低分子量ポリエチレンなどが一
般的である。
用いるバインダーが数多く検討されており、いくつかの
バインダ−が提案されている。これらバインダーとして
は、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、ポリエ
チレングリコールおよび低分子量ポリエチレンなどが一
般的である。
【0023】これらセラミックの分野で用いられるバイ
ンダーをそのまま応用しても、成形後の機械的強度が低
下し、実用的なものを得ることは極めて困難である。本
発明者は、ポリイミドを顆粒化する際のバインダーとし
て何が適切かを詳細に検討した結果、バインダーとして
の結合能力の高さ、および最終成形品の機械強度を低下
させない点から、脂肪族アミド化合物が優れていること
を見出し、本発明に到達した。
ンダーをそのまま応用しても、成形後の機械的強度が低
下し、実用的なものを得ることは極めて困難である。本
発明者は、ポリイミドを顆粒化する際のバインダーとし
て何が適切かを詳細に検討した結果、バインダーとして
の結合能力の高さ、および最終成形品の機械強度を低下
させない点から、脂肪族アミド化合物が優れていること
を見出し、本発明に到達した。
【0024】ここで、最終成形品の機械強度を低下させ
ないという点が極めて重要である。というのは、セラミ
ックスの場合は、脱脂工程で1000℃程度の熱をかけ
るため、バインダーの有機物は完全に除くことができる
。一方ポリイミドの場合は、いかに耐熱性が高いとはい
え、成形温度はせいぜい500℃までであり、ポリイミ
ド自体も有機高分子であることから、バインダーを熱分
解除去する過程でポリイミドも一部分解してしまったり
、あるいはバインダーが完全には除去されなかったりし
て、結果的に強度の低下をまねくことになる。
ないという点が極めて重要である。というのは、セラミ
ックスの場合は、脱脂工程で1000℃程度の熱をかけ
るため、バインダーの有機物は完全に除くことができる
。一方ポリイミドの場合は、いかに耐熱性が高いとはい
え、成形温度はせいぜい500℃までであり、ポリイミ
ド自体も有機高分子であることから、バインダーを熱分
解除去する過程でポリイミドも一部分解してしまったり
、あるいはバインダーが完全には除去されなかったりし
て、結果的に強度の低下をまねくことになる。
【0025】しかるに、本発明で開示しているような脂
肪族アミド化合物をバインダーとして用いた顆粒は、ハ
ンドリング性が改良されるばかりか、最終成形品に悪影
響を及ぼすことがなく、高強度の成形品を与えることが
できるのである。
肪族アミド化合物をバインダーとして用いた顆粒は、ハ
ンドリング性が改良されるばかりか、最終成形品に悪影
響を及ぼすことがなく、高強度の成形品を与えることが
できるのである。
【0026】本発明の組成物において、脂肪族アミド化
合物の割合は0.1〜20重量%が良く、好ましくは0
.3〜10重量%が良い。0.1重量%未満ではバイン
ダーとしての効果が乏しく顆粒が得られないため好まし
くなく、20重量%を越えると成形時に多量の分解ガス
が発生し、成形品にクラックが発生しやすくなるため好
ましくない。
合物の割合は0.1〜20重量%が良く、好ましくは0
.3〜10重量%が良い。0.1重量%未満ではバイン
ダーとしての効果が乏しく顆粒が得られないため好まし
くなく、20重量%を越えると成形時に多量の分解ガス
が発生し、成形品にクラックが発生しやすくなるため好
ましくない。
【0027】また、顆粒の平均粒径は、30〜1000
μm、好ましくは50〜500μmが良い。30μm未
満では取り扱いにくいため好ましくなく、1000μm
を越えると成形後に粒界が残り、強度が落ちるため好ま
しくない。
μm、好ましくは50〜500μmが良い。30μm未
満では取り扱いにくいため好ましくなく、1000μm
を越えると成形後に粒界が残り、強度が落ちるため好ま
しくない。
【0028】本発明において、顆粒状の組成物を得るた
めには、通常セラミックスの顆粒化で行われているよう
なスプレードライ法、転動造粒法、流動層造粒法などが
用いられるが、なかでもスプレードライ法が好ましい。
めには、通常セラミックスの顆粒化で行われているよう
なスプレードライ法、転動造粒法、流動層造粒法などが
用いられるが、なかでもスプレードライ法が好ましい。
【0029】本発明においては、得られた顆粒にさらに
前記式(I)で示される脂肪族アミド化合物を配合する
ことにより、さらに滑性を付与することもでき、これに
より、顆粒のハンドリング性をさらに改良することがで
きる。得られた顆粒に対する上記脂肪族アミド化合物の
配合量は、全組成物中に占める脂肪族アミド化合物が、
20.5重量%以下であれば特に制限はないが、得られ
た顆粒に対し、0.5重量%以下の範囲で用いるのが好
ましく、特に好ましくは0.1重量%以下がよい。全組
成物中に占める脂肪族アミド化合物の割合は通常、20
.5重量%以下であり、20重量%以下であることが好
ましく、特に、0.3〜10.5重量%であることが好
ましい。
前記式(I)で示される脂肪族アミド化合物を配合する
ことにより、さらに滑性を付与することもでき、これに
より、顆粒のハンドリング性をさらに改良することがで
きる。得られた顆粒に対する上記脂肪族アミド化合物の
配合量は、全組成物中に占める脂肪族アミド化合物が、
20.5重量%以下であれば特に制限はないが、得られ
た顆粒に対し、0.5重量%以下の範囲で用いるのが好
ましく、特に好ましくは0.1重量%以下がよい。全組
成物中に占める脂肪族アミド化合物の割合は通常、20
.5重量%以下であり、20重量%以下であることが好
ましく、特に、0.3〜10.5重量%であることが好
ましい。
【0030】得られた顆粒に対し、脂肪族アミド化合物
を配合する場合の配合方法には特に制限はないが、通常
、ドライブレンドで行なえる。
を配合する場合の配合方法には特に制限はないが、通常
、ドライブレンドで行なえる。
【0031】また本発明の組成物には、必要に応じて充
填剤を配合し、種々の特性、例えば耐熱性、機械特性、
摺動特性、電気特性、難燃性、耐薬品性等を改良するこ
とができるが、そのような充填剤の例としては、黒鉛、
フッ素樹脂、二硫化モリブデン、窒化ホウ素、マイカ、
タルク、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、チタン
酸カリウム繊維、アルミニウム、銀、銅、鉛、各種金属
酸化物などが挙げられる。
填剤を配合し、種々の特性、例えば耐熱性、機械特性、
摺動特性、電気特性、難燃性、耐薬品性等を改良するこ
とができるが、そのような充填剤の例としては、黒鉛、
フッ素樹脂、二硫化モリブデン、窒化ホウ素、マイカ、
タルク、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、チタン
酸カリウム繊維、アルミニウム、銀、銅、鉛、各種金属
酸化物などが挙げられる。
【0032】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明をさらに詳述
する。なお実施例中における成形は以下のようにして行
った。すなわち、金型中に樹脂を充填し、室温において
3000kgf/cm2 の圧力をかけ圧粉体を成形す
る。つぎにこの圧粉体を窒素置換オーブンにいれ、50
℃から450℃まで5時間で昇温し、さらに450℃で
1時間熱処理した。こうして得られた成形品から65m
m×13mm×3mmの試験片を切出し、曲げ試験に供
した。
する。なお実施例中における成形は以下のようにして行
った。すなわち、金型中に樹脂を充填し、室温において
3000kgf/cm2 の圧力をかけ圧粉体を成形す
る。つぎにこの圧粉体を窒素置換オーブンにいれ、50
℃から450℃まで5時間で昇温し、さらに450℃で
1時間熱処理した。こうして得られた成形品から65m
m×13mm×3mmの試験片を切出し、曲げ試験に供
した。
【0033】製造例1 ポリイミド−Aの製造4,4
´−ジアミノジフェニルエーテル(DDE)60.07
g(0.3モル)を1200gのN,N−ジメチルアセ
トアミド(DMAc)に溶解し、これにピロメリット酸
2無水物(PMDA)65.44g(0.3モル)を徐
々に加えた。添加終了後、さらに1時間撹拌を続けたと
ころ、ηinh (DMAc中、濃度0.5g/dl、
30℃で測定)が2.00のポリアミド酸溶液が得られ
た。次にこれを30℃に温調し、3000gのアセトン
を加えて均一な溶液とした。激しく撹拌しながら、無水
酢酸200gおよびピリジン200gを加えたところ、
ポリイミドの黄色い粉末が析出したので、これを濾過、
アセトン洗浄した後、真空中160℃で15時間乾燥し
、ポリイミド−A粉末(以下PI−Aと称する)を得た
。
´−ジアミノジフェニルエーテル(DDE)60.07
g(0.3モル)を1200gのN,N−ジメチルアセ
トアミド(DMAc)に溶解し、これにピロメリット酸
2無水物(PMDA)65.44g(0.3モル)を徐
々に加えた。添加終了後、さらに1時間撹拌を続けたと
ころ、ηinh (DMAc中、濃度0.5g/dl、
30℃で測定)が2.00のポリアミド酸溶液が得られ
た。次にこれを30℃に温調し、3000gのアセトン
を加えて均一な溶液とした。激しく撹拌しながら、無水
酢酸200gおよびピリジン200gを加えたところ、
ポリイミドの黄色い粉末が析出したので、これを濾過、
アセトン洗浄した後、真空中160℃で15時間乾燥し
、ポリイミド−A粉末(以下PI−Aと称する)を得た
。
【0034】製造例2 ポリイミド−Bの製造製造例
1において、テトラカルボン酸成分としてPMDA43
.62g(0.2モル)およびベンゾフェノンテトラカ
ルボン酸2無水物32.22g(0.1モル)の混合物
を用いる他は、実質的に同様な方法で重合を行い、ポリ
イミド−B粉末(以下PI−Bと称する)を得た。
1において、テトラカルボン酸成分としてPMDA43
.62g(0.2モル)およびベンゾフェノンテトラカ
ルボン酸2無水物32.22g(0.1モル)の混合物
を用いる他は、実質的に同様な方法で重合を行い、ポリ
イミド−B粉末(以下PI−Bと称する)を得た。
【0035】製造例3 ポリイミド−Cの製造製造例
1において、ジアミン成分として、パラフェニレンジア
ミン16.22g(0.15モル)および、ビス[4−
(4−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン64.8
7g(0.15モル)の混合物を用い、またテトラカル
ボン酸成分として、3,3´,4,4´−ビフェニルテ
トラカルボン酸2無水物88.27g(0.3モル)を
用いる他は実質的に同様な方法で重合を行い、ポリイミ
ド−C粉末(以下PI−Cと称する)を得た。
1において、ジアミン成分として、パラフェニレンジア
ミン16.22g(0.15モル)および、ビス[4−
(4−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン64.8
7g(0.15モル)の混合物を用い、またテトラカル
ボン酸成分として、3,3´,4,4´−ビフェニルテ
トラカルボン酸2無水物88.27g(0.3モル)を
用いる他は実質的に同様な方法で重合を行い、ポリイミ
ド−C粉末(以下PI−Cと称する)を得た。
【0036】実施例1,2および比較例1〜3PI−A
およびエチレンビスステアリルアミド[CH3 (CH
2 )16CONH−CH2 CH2 −NHCO(C
H2 )16CH3]をトルエン/アセトン=1/1(
重量比)混合溶媒中に、固形分濃度10重量%となるよ
うに分散させた後、スプレードライヤーにかけ、温度8
0℃、風量4m/min、液送量60ml/minの条
件でスプレードライした。実施例1,2で得られた顆粒
の平均粒径および嵩密度は表1に示す通りであり、原末
(比較例1)に比べて取り扱い性が向上していた。また
、成形後の機械強度も良好であった。
およびエチレンビスステアリルアミド[CH3 (CH
2 )16CONH−CH2 CH2 −NHCO(C
H2 )16CH3]をトルエン/アセトン=1/1(
重量比)混合溶媒中に、固形分濃度10重量%となるよ
うに分散させた後、スプレードライヤーにかけ、温度8
0℃、風量4m/min、液送量60ml/minの条
件でスプレードライした。実施例1,2で得られた顆粒
の平均粒径および嵩密度は表1に示す通りであり、原末
(比較例1)に比べて取り扱い性が向上していた。また
、成形後の機械強度も良好であった。
【0037】一方、脂肪族アミド化合物を用いない比較
例2のものからは顆粒が得られず、原末と同じように取
り扱いにくいものであった。
例2のものからは顆粒が得られず、原末と同じように取
り扱いにくいものであった。
【0038】また、比較例3に示すように、脂肪族アミ
ド化合物の添加量が多すぎると、成形時にクラックが発
生し好ましくない。
ド化合物の添加量が多すぎると、成形時にクラックが発
生し好ましくない。
【0039】
【表1】
【0040】比較例4〜7
実施例1において脂肪族アミド化合物のかわりにポリビ
ニルアルコール(略称PVA)、メチルセルロース(略
称MC)、ポリエチレングリコール600(略称PEG
)、および低分子量ポリエチレン(略称PE)を用い、
表2に示す溶媒を用いて同様な実験を行った。結果を表
2に示したが、いずれも強度が大きく低下しており、バ
インダーとして不適なことがわかった。
ニルアルコール(略称PVA)、メチルセルロース(略
称MC)、ポリエチレングリコール600(略称PEG
)、および低分子量ポリエチレン(略称PE)を用い、
表2に示す溶媒を用いて同様な実験を行った。結果を表
2に示したが、いずれも強度が大きく低下しており、バ
インダーとして不適なことがわかった。
【0041】
【表2】
【0042】比較例8
PI−Aを金型にいれ、室温で500kgf/cm2
の圧力をかけて圧粉体とした後、粉砕して顆粒を得た(
平均粒径300μm)。続いてこの顆粒を実施例1と同
様に成形・評価したが、成形品の表面に粒界が残ってお
り、曲げ強度も400kgf/cm2 と低かった。
の圧力をかけて圧粉体とした後、粉砕して顆粒を得た(
平均粒径300μm)。続いてこの顆粒を実施例1と同
様に成形・評価したが、成形品の表面に粒界が残ってお
り、曲げ強度も400kgf/cm2 と低かった。
【0043】実施例3および比較例9
PI−Bおよびメチレンビスラウリルアミド[CH3
(CH2 )10CONHCH2 NHCO(CH2
)10CH3 ]を用いて、実施例1と同様な実験を行
った。結果を表3に示したが、脂肪族アミド化合物をい
れたものは取り扱いやすい顆粒状となっており、かつ強
度も保持されていた。一方、脂肪族アミド化合物を用い
ない比較例では、顆粒が得られず、取り扱い性が不良で
あった。
(CH2 )10CONHCH2 NHCO(CH2
)10CH3 ]を用いて、実施例1と同様な実験を行
った。結果を表3に示したが、脂肪族アミド化合物をい
れたものは取り扱いやすい顆粒状となっており、かつ強
度も保持されていた。一方、脂肪族アミド化合物を用い
ない比較例では、顆粒が得られず、取り扱い性が不良で
あった。
【0044】
【表3】
【0045】実施例4および比較例10PI−Cおよび
アジピン酸ビス(n−オクチル)アミド[CH3 (C
H2 )7 NHCO(CH2 )4 CONH(CH
2 )7 CH3 ]を用いて、実施例1と同様な実験
を行った。結果を表4に示したが、脂肪族アミド化合物
をいれたものは取り扱いやすい顆粒状となっており、か
つ強度も保持されていた。一方、脂肪族アミド化合物を
用いない比較例では、顆粒が得られず、取り扱い性が不
良であった。
アジピン酸ビス(n−オクチル)アミド[CH3 (C
H2 )7 NHCO(CH2 )4 CONH(CH
2 )7 CH3 ]を用いて、実施例1と同様な実験
を行った。結果を表4に示したが、脂肪族アミド化合物
をいれたものは取り扱いやすい顆粒状となっており、か
つ強度も保持されていた。一方、脂肪族アミド化合物を
用いない比較例では、顆粒が得られず、取り扱い性が不
良であった。
【0046】
【表4】
【0047】実施例5
実施例1で得た顆粒100重量部に対し、エチレンビス
ステアリルアミドを0.1重量部ドライブレンドした。 この顆粒は実施例1の顆粒に比べ滑性が優れ、金型への
供給がよりスムーズであり、取扱い性がさらに向上した
ものであった。
ステアリルアミドを0.1重量部ドライブレンドした。 この顆粒は実施例1の顆粒に比べ滑性が優れ、金型への
供給がよりスムーズであり、取扱い性がさらに向上した
ものであった。
【0048】
【発明の効果】実施例および比較例より明らかなように
、本発明の顆粒状組成物は、成形時の取り扱い性が大幅
に改善されており、かつ成形品の強度も保持されている
。従って、高強度の製品を生産性の高い方法で製造する
ことができる。
、本発明の顆粒状組成物は、成形時の取り扱い性が大幅
に改善されており、かつ成形品の強度も保持されている
。従って、高強度の製品を生産性の高い方法で製造する
ことができる。
【0049】こうして得られたポリイミド成形品は、優
れた耐熱性、機械特性、摺動特性等を有しており、電気
・電子部品、自動車部品、事務機器部品、宇宙・航空機
部品などに有用である。
れた耐熱性、機械特性、摺動特性等を有しており、電気
・電子部品、自動車部品、事務機器部品、宇宙・航空機
部品などに有用である。
Claims (2)
- 【請求項1】 芳香族ポリイミド樹脂99.9〜80
重量%および式(I) 【化1】 (式中、R1 、R3 は炭素数4〜20の1価の脂肪
族残基、R2 は炭素数1〜20の2価の脂肪族残基、
Xはアミド基、nは0〜10の整数を示す)で表わされ
る脂肪族アミド化合物0.1〜20重量%を配合してな
る組成物からなり、かつ、平均粒径が30〜1000μ
mである顆粒状芳香族ポリイミド樹脂組成物。 - 【請求項2】 請求項1記載の顆粒状芳香族ポリイミ
ド樹脂組成物に対し、さらに式(I) 【化2】 (式中、R1 、R3 は炭素数4〜20の1価の脂肪
族残基、R2 は炭素数1〜20の2価の脂肪族残基、
Xはアミド基、nは0〜10の整数を示す)で表わされ
る脂肪族アミド化合物を配合してなる顆粒状芳香族ポリ
イミド樹脂組成物であって、全組成物中に占める脂肪族
アミド化合物の割合が20.5重量%以下である顆粒状
芳香族ポリイミド樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9563491A JPH04325560A (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 顆粒状芳香族ポリイミド樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9563491A JPH04325560A (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 顆粒状芳香族ポリイミド樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04325560A true JPH04325560A (ja) | 1992-11-13 |
Family
ID=14142951
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9563491A Pending JPH04325560A (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 顆粒状芳香族ポリイミド樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04325560A (ja) |
-
1991
- 1991-04-25 JP JP9563491A patent/JPH04325560A/ja active Pending
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