JPH0432859B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0432859B2 JPH0432859B2 JP58202385A JP20238583A JPH0432859B2 JP H0432859 B2 JPH0432859 B2 JP H0432859B2 JP 58202385 A JP58202385 A JP 58202385A JP 20238583 A JP20238583 A JP 20238583A JP H0432859 B2 JPH0432859 B2 JP H0432859B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- halogen
- present
- salts
- metal
- containing resin
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は含ハロゲン樹脂組成物に関する。
従来、含ハロゲン樹脂の安定剤としてハロゲン
酸素酸のLi、Na、K、Mg、Ca、Sr、Ba、Zn又
はアンモニウムの塩が推奨されている。しかしな
がら、これらの塩は無機塩であるため含ハロゲン
樹脂への均一な分散が困難な場合が多い。またこ
れらの塩は一般に結晶水を含む構造をとりやす
く、このような場合にも分散上の問題が起き易
い。 また、特公昭57−47925号に見られるごとく含
ハロゲン樹脂の熱加工時にはLi、Na、K等の周
期表Ia族金属、Mg、Ca、Sr、Ba等のa族金
属の金属石鹸が使用されている。これらの金属石
鹸は一般に加工機械との金属表面、例えば、カレ
ンダー加工の場合には、カレンダーロールの金属
面と、押出加工の場合には押出機のシリンダおよ
びスクリユーの金属表面との電気的な親和性が高
く、いわゆるプレートアウト現象つまり安定剤と
して添加した物質が加工機表面に析出して来る好
ましくない現象が起しやすい。前述のハロゲン酸
素酸の塩は、有用な安定剤であるが、その中の
Mg、Ca、Sr、Baなど、いわゆるアルカリ土類
金属のハロゲン酸素酸の金属塩は上述のアルカリ
金属、アルカリ土類金属の金属石鹸と同様に、加
工機械の金属表面との親和性が高く、プレートア
ウト現象を起こしやすい傾向があつた。また、こ
れらの塩は無機塩であるため含ハロゲン樹脂への
均一な分散が困難な場合が多く、さらに一般に結
晶水を含む構造をとりやすく、これらの場合に
は、前述のプレートアウト現象をさらに増大する
傾向があつた。 本発明者らは、このような加工性の問題を鋭意
検討した結果、加工機械の金属表面との親和性が
著しく弱い金属であるアルミニウムを見出し、し
かも、分散性の改善された塩基性過塩素酸アルミ
ニウムを添加することにより予期以上の耐熱安定
性および加工特性を見出し、本発明を完成するに
至つた。 本発明は、含ハロゲン樹脂、水酸化アルミニウ
ム1モルに対し過塩素産を1.5〜0.01モル好まし
くは1.0モル以下のモル比で反応させて得られる
塩基性過塩素酸アルミニウム、有機酸バリウム塩
および有機亜鉛塩から成り、ハイドロタルサイト
類を含んでいない、ことを特徴とする含ハロゲン
樹脂組成物を提供するものである。 本発明に用いる有機酸バリウム塩および有機酸
亜鉛塩としては、脂肪酸の、好ましくは炭素原子
数12以上の脂肪酸の、特に好ましくはステアリン
酸の、バリウム塩および亜鉛塩が例示される。 本発明に用いる塩基性過塩素酸アリミニウム
は、例えば下記の一般式 x・Al(OH)3・yAl(ClO4)3 x+y=1,y=0.5〜0.003 で表わすことができる。ここでyが0.5〜0.8の場
合は、含ハロゲン樹脂に添加したときに、樹脂中
への分散性が悪くなり耐熱性の改善効果を減じる
ことになる。 yが0.8〜1.0となると過塩素酸アルミの性質が
強くなり耐熱性が著しく阻害される。また、yが
0.003以下の場合ほとんど水酸化アルミニウムを
添加したと同様の効果となり、耐熱性の改善効果
が見られない。 本発明で用いる塩基性過塩素酸アルミニウムは
水酸化アルミニウムと過塩素酸を原料として通常
の方法で合成される。なお原料の過塩素酸は、工
業用の通常の濃度のもの(60%,40%)でも良い
が、分散性の改善効果の面からは5%程度の低濃
度にして使用した方がより好ましい。 更に本発明の塩基性過塩素酸アルミニウムに、
通常安定剤として、使用される公知の物質を併用
することは、なんら本発明の効果を減ずるもので
はない。ただし、ハイドロタルサイト類は、プレ
ートアウト現象抑制効果を減ずるので、本発明で
は使用しない。 これ等通常使用されるものは、有機フオスフア
イト化合物、酸化防止剤、紫外線吸収剤、金属酸
化物、ポリオール類、含N系非金属安定剤などで
あり、これらの併用組成物のうち、ポリオール類
および含N系非金属安定剤と、本発明の塩基性過
塩素酸アルミニウムとの併用により含ハロゲン樹
脂の耐熱安定性や初期着色防止性の相乗的効果が
特に大であることを本発明者等は見出した。こゝ
で云うポリオール類としては、例えば、ペンタエ
リスリトール、ジペンタエリスリトール、マンニ
トーウ、ソルビトール、グリセリン、多糖類など
がある。また含N系非金属安定剤としては、尿
素、メラミン、α−フエニールインドール、ヂフ
エニルチオ尿素、トリス(2−ヒドロキシエチ
ル)イソシアヌレートなどが用いられる。 以下に本発明組成物の効果を見るため実施例に
よつて説明するが以下の実施例は、本発明の効果
を限定するものではない。 実施例 1 次の配合により、試験用ロールを用い、試験用
シートを作成し、ギヤー老化試験機で180℃に於
ける熱安定性、通常のプレス方法に依る5分後の
初期着色性を調べた。また、ロールへの配合物の
付着性を見る為、通常のウオツチングレツドを用
いたプレートアウト性試験を行なつた。結果は表
1の通りである。 ポリ塩化ビニル 100重量部 DOP 50 〃 バリウムステアレート 1.0 〃 ジンクスステアレート 0.2 〃 試 料 0.5 〃 【表】
酸素酸のLi、Na、K、Mg、Ca、Sr、Ba、Zn又
はアンモニウムの塩が推奨されている。しかしな
がら、これらの塩は無機塩であるため含ハロゲン
樹脂への均一な分散が困難な場合が多い。またこ
れらの塩は一般に結晶水を含む構造をとりやす
く、このような場合にも分散上の問題が起き易
い。 また、特公昭57−47925号に見られるごとく含
ハロゲン樹脂の熱加工時にはLi、Na、K等の周
期表Ia族金属、Mg、Ca、Sr、Ba等のa族金
属の金属石鹸が使用されている。これらの金属石
鹸は一般に加工機械との金属表面、例えば、カレ
ンダー加工の場合には、カレンダーロールの金属
面と、押出加工の場合には押出機のシリンダおよ
びスクリユーの金属表面との電気的な親和性が高
く、いわゆるプレートアウト現象つまり安定剤と
して添加した物質が加工機表面に析出して来る好
ましくない現象が起しやすい。前述のハロゲン酸
素酸の塩は、有用な安定剤であるが、その中の
Mg、Ca、Sr、Baなど、いわゆるアルカリ土類
金属のハロゲン酸素酸の金属塩は上述のアルカリ
金属、アルカリ土類金属の金属石鹸と同様に、加
工機械の金属表面との親和性が高く、プレートア
ウト現象を起こしやすい傾向があつた。また、こ
れらの塩は無機塩であるため含ハロゲン樹脂への
均一な分散が困難な場合が多く、さらに一般に結
晶水を含む構造をとりやすく、これらの場合に
は、前述のプレートアウト現象をさらに増大する
傾向があつた。 本発明者らは、このような加工性の問題を鋭意
検討した結果、加工機械の金属表面との親和性が
著しく弱い金属であるアルミニウムを見出し、し
かも、分散性の改善された塩基性過塩素酸アルミ
ニウムを添加することにより予期以上の耐熱安定
性および加工特性を見出し、本発明を完成するに
至つた。 本発明は、含ハロゲン樹脂、水酸化アルミニウ
ム1モルに対し過塩素産を1.5〜0.01モル好まし
くは1.0モル以下のモル比で反応させて得られる
塩基性過塩素酸アルミニウム、有機酸バリウム塩
および有機亜鉛塩から成り、ハイドロタルサイト
類を含んでいない、ことを特徴とする含ハロゲン
樹脂組成物を提供するものである。 本発明に用いる有機酸バリウム塩および有機酸
亜鉛塩としては、脂肪酸の、好ましくは炭素原子
数12以上の脂肪酸の、特に好ましくはステアリン
酸の、バリウム塩および亜鉛塩が例示される。 本発明に用いる塩基性過塩素酸アリミニウム
は、例えば下記の一般式 x・Al(OH)3・yAl(ClO4)3 x+y=1,y=0.5〜0.003 で表わすことができる。ここでyが0.5〜0.8の場
合は、含ハロゲン樹脂に添加したときに、樹脂中
への分散性が悪くなり耐熱性の改善効果を減じる
ことになる。 yが0.8〜1.0となると過塩素酸アルミの性質が
強くなり耐熱性が著しく阻害される。また、yが
0.003以下の場合ほとんど水酸化アルミニウムを
添加したと同様の効果となり、耐熱性の改善効果
が見られない。 本発明で用いる塩基性過塩素酸アルミニウムは
水酸化アルミニウムと過塩素酸を原料として通常
の方法で合成される。なお原料の過塩素酸は、工
業用の通常の濃度のもの(60%,40%)でも良い
が、分散性の改善効果の面からは5%程度の低濃
度にして使用した方がより好ましい。 更に本発明の塩基性過塩素酸アルミニウムに、
通常安定剤として、使用される公知の物質を併用
することは、なんら本発明の効果を減ずるもので
はない。ただし、ハイドロタルサイト類は、プレ
ートアウト現象抑制効果を減ずるので、本発明で
は使用しない。 これ等通常使用されるものは、有機フオスフア
イト化合物、酸化防止剤、紫外線吸収剤、金属酸
化物、ポリオール類、含N系非金属安定剤などで
あり、これらの併用組成物のうち、ポリオール類
および含N系非金属安定剤と、本発明の塩基性過
塩素酸アルミニウムとの併用により含ハロゲン樹
脂の耐熱安定性や初期着色防止性の相乗的効果が
特に大であることを本発明者等は見出した。こゝ
で云うポリオール類としては、例えば、ペンタエ
リスリトール、ジペンタエリスリトール、マンニ
トーウ、ソルビトール、グリセリン、多糖類など
がある。また含N系非金属安定剤としては、尿
素、メラミン、α−フエニールインドール、ヂフ
エニルチオ尿素、トリス(2−ヒドロキシエチ
ル)イソシアヌレートなどが用いられる。 以下に本発明組成物の効果を見るため実施例に
よつて説明するが以下の実施例は、本発明の効果
を限定するものではない。 実施例 1 次の配合により、試験用ロールを用い、試験用
シートを作成し、ギヤー老化試験機で180℃に於
ける熱安定性、通常のプレス方法に依る5分後の
初期着色性を調べた。また、ロールへの配合物の
付着性を見る為、通常のウオツチングレツドを用
いたプレートアウト性試験を行なつた。結果は表
1の通りである。 ポリ塩化ビニル 100重量部 DOP 50 〃 バリウムステアレート 1.0 〃 ジンクスステアレート 0.2 〃 試 料 0.5 〃 【表】
Claims (1)
- 1 含ハロゲン樹脂、水酸化アルミニウム1モル
に対し過塩素酸を1.5〜0.01モルのモル比で反応
させて得られる塩基性過塩素酸アルミニウム、有
機酸バリウム塩および有機酸亜鉛塩から成り、ハ
イドロタルサイト類を含んでいない、ことを特徴
とする含ハロゲン樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20238583A JPS6094440A (ja) | 1983-10-28 | 1983-10-28 | 含ハロゲン樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20238583A JPS6094440A (ja) | 1983-10-28 | 1983-10-28 | 含ハロゲン樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6094440A JPS6094440A (ja) | 1985-05-27 |
| JPH0432859B2 true JPH0432859B2 (ja) | 1992-06-01 |
Family
ID=16456613
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20238583A Granted JPS6094440A (ja) | 1983-10-28 | 1983-10-28 | 含ハロゲン樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6094440A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0696657B2 (ja) * | 1986-04-25 | 1994-11-30 | 勝田化工株式会社 | ポリ塩化ビニル系樹脂組成物 |
| MXPA03006425A (es) | 2001-02-16 | 2003-09-22 | Crompton Vinyl Additives Gmbh | Nuevo sistema estabilizador para estabilizacion de polimeros halogenados. |
| DE10109366A1 (de) * | 2001-02-27 | 2002-09-12 | Baerlocher Gmbh | Stabilisatorzusammensetzung für halogenierte Polymere, deren Verwendung, und solche Zusammensetzungen enthaltende Polymere |
| US20030153661A1 (en) * | 2002-01-04 | 2003-08-14 | Crompton Corporation | Stability improvement of aluminum hydroxide in PVC compound |
| DE102005038277A1 (de) * | 2005-08-12 | 2007-02-15 | Baerlocher Gmbh | Stabilisatorzusammensetzungen auf der Basis von Stickstoff-Verbindungen zur Stabilisierung halogenhaltiger Polymerer |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5359744A (en) * | 1976-07-13 | 1978-05-29 | Adeka Argus Chem Co Ltd | Stablized halogen-containing resin composition |
| JPS58122951A (ja) * | 1982-01-18 | 1983-07-21 | Adeka Argus Chem Co Ltd | 安定化された含ハロゲン樹脂組成物 |
| JPS58173159A (ja) * | 1982-04-02 | 1983-10-12 | Adeka Argus Chem Co Ltd | 安定化されたポリ塩化ビニル系樹脂組成物 |
-
1983
- 1983-10-28 JP JP20238583A patent/JPS6094440A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6094440A (ja) | 1985-05-27 |
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