JPH04329883A - 堆積膜形成装置 - Google Patents

堆積膜形成装置

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JPH04329883A
JPH04329883A JP12462091A JP12462091A JPH04329883A JP H04329883 A JPH04329883 A JP H04329883A JP 12462091 A JP12462091 A JP 12462091A JP 12462091 A JP12462091 A JP 12462091A JP H04329883 A JPH04329883 A JP H04329883A
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heating
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】基体が投入された後に減圧してほ
ぼ真空に排気できる真空投入容器と、該真空投入容器か
ら前記基体が搬入され、前記基体を一定温度に加熱可能
な、ほぼ真空に排気できる真空加熱容器と、該真空加熱
容器によって加熱された前記基体が搬入され、該基体上
に薄膜を形成する、ほぼ真空に排気できる真空反応容器
と、該真空反応容器から成膜済みの前記基体が搬入され
、前記基体を一定温度に冷却可能な、ほぼ真空に排気で
きる真空冷却容器と、前記基体を前記真空投入容器、前
記真空加熱容器、前記真空反応容器、前記真空冷却容器
へと順次移し変える、ほぼ真空に排気できる真空搬送容
器とを含む、堆積膜形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体デバイス、電子写真用感光
体デバイス、画像入力用ラインセンサー、撮像デバイス
、光起電力デバイス、その他各種エレクトロニクス素子
、光学素子等に用いる素子部材として、アモルファスシ
リコン、例えば水素および、またはハロゲン(例えばフ
ッ素、塩素等)で補償されたアモルファスシリコン(以
下単にa−Siと表記する)等のアモルファス堆積膜が
提案され、そのいくつかは実用化されている。
【0003】こうした堆積膜の形成方法として従来、ス
パッタリング法、熱により原料ガスを分解する方法(熱
CVD法)、光により原料ガスを分解する方法(光CV
D法)プラズマにより原料ガスを分解する方法(プラズ
マCVD法)等、多数知られている。中でも、プラズマ
CVD法、すなわち、原料ガスを直流または高周波、マ
イクロ波グロー放電等によって分解し、ガラス、石英、
耐熱性合成樹脂フィルム、ステンレス、アルミニウム等
の基体上に薄膜状の堆積膜を形成する方法は電子写真用
アモルファスシリコン堆積膜の形成方法等、現在実用化
が非常に進んでおり、そのための装置も各種提案されて
いる。
【0004】図5は、典型的ないわゆるバッチ式プラズ
マCVD装置の模式図である。真空反応容器301は、
側壁を兼ねたカソード電極302と、上壁303と、底
壁304とからなり、カソード電極302と、上壁30
3および底壁304とは、それぞれ碍子305で絶縁さ
れている。真空反応容器301内に設置された基体30
6は接地されてアノード電極となる。基体306に中に
は、成膜前に基体を所定の温度に加熱したり、成膜中に
基体を所定の温度に維持したり、あるいは成膜後基体を
アニール処理したりするのに用いられる基体加熱用ヒー
タ307が設けられている。堆積膜形成用原料ガス導入
管308には、真空反応容器301内に原料ガスを放出
するためのガス放出孔309が多数設けられており、他
端は、ガスバルブ310を介して堆積膜形成用原料ガス
供給装置320に連通している。真空反応容器301内
を真空排気するための排気管311が、排気バルブ31
2を介して真空排気装置(図示せず)に連通しており、
カソード電極302には電源313が接続されている。
【0005】次にこうしたプラズマCVD法による堆積
膜形成装置の動作を説明する。真空反応容器301内の
ガスを、排気管311を通して真空排気すると共に、加
熱用ヒーター307により基体306を所定温度に加熱
、保持する。次に、原料ガス導入管308を介して、例
えばa−SiH堆積膜を形成する場合であれば、シラン
等の原料ガスを真空反応容器301内に導入し、ガス導
入管の原料ガス放出孔309から真空反応容器301内
に放出する。これと同時に、電源313から、例えば高
周波をカソード電極302と基体(アノード電極)30
6間に印加しプラズマ放電を発生させる。真空反応容器
301内の原料ガスは励起され励起種化し、Si* ,
SiH* 等(「*」は励起状態を表わす。)のラジカ
ル粒子、電子、イオン粒子等が生成され、これらの粒子
間または、これらの粒子と基体表面との化学的相互作用
により、基体表面上に堆積膜を形成する。しかしながら
、上記のプラズマCVD装置においては、反応炉は成膜
製品の取り出しの都度毎回大気にさらされるため大気中
の湿気や、ガスを吸着し、そのために膜の質を低下させ
たり、不安定になったりするという欠点があった。
【0006】これらの欠点を除くため、特開昭60−1
84678号公報には、光電変換部材の改良形の製造装
置が開示されている。すなわち、各種処理工程毎に専用
の真空容器と、これら真空容器間で移動可能な搬送専用
の真空容器を設け、処理専用の真空容器と搬送専用の真
空容器間で基体の出し入れおよび移動を可能とした製造
装置が開示されている。
【0007】これら従来の技術により、光導電性材料を
ある程度の品質で、大量生産することが可能となった。 このようにして改良された従来の堆積膜形成装置の例を
、図6に示す。図6は堆積膜形成装置全体の配置図であ
り、これは清浄な雰囲気で基体を不図示の保持部材に組
み込み、真空にするための真空投入容器410と、基体
を所定の温度に加熱、保持するための真空加熱容器41
1と、堆積膜を形成するための真空反応容器412と、
堆積膜形成後の保持部材を冷却し、取り出すための真空
冷却容器413と、保持部材を真空投入容器410、真
空加熱容器411、真空反応容器412、真空冷却容器
413へと順次移し変えるための真空搬送容器434と
から成る。真空投入容器410、真空加熱容器411、
真空反応容器412、真空冷却容器413はそれぞれ排
気装置414,415,416,417と排気バルブ4
30,431,432,433を有し、真空搬送容器4
34が各容器410,411,412,413に接続さ
れたとき、ゲート435とゲート422,423,42
4,425それぞれの空間を真空にするための真空排気
装置418,419,420,421と真空バルブ42
6,427,428,429を有する。
【0008】例えば真空加熱容器411への保持部材の
出し入れは、真空搬送容器434のゲート435を真空
加熱容器411のゲート423上に密着させ、ゲート4
35とゲート423の空間を真空排気装置419により
真空にする。次いでゲート435,423を開き、真空
搬送容器434内に設けられた上下移動機構(図示せず
)により真空加熱容器411内と真空搬送容器434内
での保持部材の移動を行う。図7は、保持部材443を
、真空反応容器412内に搬入した状態を示す模式図で
ある。図中、真空反応容器412は側壁を兼ねたカソー
ド電極442と、上壁を兼ねたゲート424と、カソー
ド電極442と底壁444とから成り、カソード電極4
42とゲート424、底壁444とは、それぞれガラス
445で絶縁されている。真空反応容器412内に設置
された保持部材443は基体446を保持し、基体44
6は接地されてアノード電極となる。基体446の中に
は、基体加熱用のヒーター447が設置されており、成
膜前に基体を所定の温度に加熱したり、成膜中に基体を
所定の温度に維持したり、あるいは成膜後基体をアニー
ル処理したりするのに用いられる。堆積膜形成用原料ガ
ス導入管448には、真空反応容器412内に原料ガス
を放出するためのガス放出孔449が多数設けられてお
り、他端は、バルブ450を介して堆積膜形成用原料ガ
ス供給装置451に連通している。真空反応容器412
内を真空排気するための排気管452が排気バルブ43
2を介して排気装置416に連通しており、カソード電
極442には電源453が接続されている。
【0009】以下、堆積膜形成の手順を示す。
【0010】まず、基体を保持部材443に設置し大気
の状態に置かれた真空投入容器410内に保持部材44
3を入れ排気装置414により排気バルブ430を介し
て真空投入容器410を真空にする。次いで真空搬送容
器434を移動させ、真空搬送容器434のゲート43
5および真空投入容器410のゲート422を互いに接
続し、これら両ゲート435,422の接続部を真空排
気装置418により、真空バルブ426を介して真空に
する。しかる後、ゲート435,422を開けて真空搬
送容器434に設けられた昇降機構(図示せず)により
保持部材443を真空投入容器410から真空搬送容器
434に移し、ゲート435,422を閉じて真空投入
容器410、真空搬送容器434を互いに切り離す。保
持部材443を移し収めた真空搬送容器434を真空加
熱容器411の上へ移動させ、一方真空投入容器410
は大気を導入後、次の基体の挿入に備える。真空加熱容
器411上に移動された真空搬送容器434に、真空投
入容器410から保持部材443を取り出すときと同様
な操作を行って、真空搬送容器434から真空加熱容器
411へ保持部材443を搬入し、真空加熱容器411
内の加熱用ヒーター(図示せず)により基体を所定の温
度に加熱、保持する。基体が所定の温度に達したら、真
空搬送容器434により同様なゲート操作および搬送を
行い保持部材443を真空反応容器412の中へ搬入す
る。一方、真空加熱容器411は引き続き真空排気を行
い、次の基体の挿入に備える。真空反応容器412内で
は、搬入された基体を加熱用ヒータ447により所定温
度に加熱、保持する。次に、ガス供給装置451より、
ガス導入管448を介して、例えばa−SiH堆積膜を
形成する場合であれば、シラン等の原料ガスを真空反応
容器412内に導入し、原料ガスは、ガス導入管448
のガス放出孔449から真空反応容器412内に放出さ
れる。これと同時に、電源453から、例えば高周波を
真空反応容器412(カソード電極)と基体446(ア
ノード電極)間に印加しプラズマ放電を発生させる。真
空反応容器412内のガスは励起され励起種化し、Si
* ,SiH* 等(「*」は励起状態を表わす。)の
ラジカル粒子、電子、イオン粒子等が生成され、これら
の粒子間または、これらの粒子と基体表面との化学的相
互作用により、基体446表面上に堆積膜を形成する。
【0011】成膜処理を終えた段階で真空搬送容器43
4を真空反応容器412の上に移動させ、真空搬送容器
434のゲート435と真空反応容器412のゲート4
24を互いに接続し、これら両ゲート424,435の
接続部を真空排気装置420により真空バルブ428を
介して真空にする。この後、ゲート435,424を開
けて真空搬送容器434に設けられた昇降機構(図示せ
ず)により保持部材443を真空反応容器412から真
空搬送容器434に移し、ゲート435,424を閉じ
て真空反応容器412、真空搬送容器434を互いに切
り離す。
【0012】保持部材443を移し収めた真空搬送容器
434は真空冷却容器413の上へ移動させ、一方真空
反応容器412に対して引き続き真空排気を行い、次の
基体の挿入に備える。真空冷却容器413上に移動した
真空搬送容器434に、真空反応容器412から保持部
材445を取り出すときと同様な操作を行って、真空搬
送容器434から真空冷却容器413へ保持部材を搬入
し、真空冷却容器413内で基体を冷却した後、真空冷
却容器413内を大気圧にし、基体446を取り出す。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の堆積
膜形成装置より、ある程度の装置効率(高収率、高稼働
率)で堆積膜を製造することが可能になった。また、真
空容器内等の清掃を厳格に行えばある程度欠陥の少ない
堆積膜を得ることは可能であった。しかし、これら従来
の堆積膜形成装置では、例えば電子写真感光体のように
大面積の比較的厚い堆積膜が要求される製品の製造につ
いては、高い装置効率で、かつ電子写真プロセスにより
画像形成時に画像欠陥の少ない堆積膜を得るのは難しい
【0014】さらに、現在、電子写真装置はさらに高画
質、高速、高耐久が望まれている。その結果、電子写真
感光体においては、光学的特性や電気的特性のさらなる
向上と共に、高帯電能、高感度を維持しつつあらゆる環
境下で耐久性を延ばすことが求められている。
【0015】また、近年、電子写真装置の画像特性向上
のために電子写真装置内の光学露光系、現像装置、転写
装置等の改良がなされた結果、電子写真感光体において
も、従来以上の画像特性の向上が求められるようになっ
た。特に画像の解像力が向上した結果、俗に「ポチ」と
呼ばれる、白点状または黒点状の画像欠陥の減少、特に
従来はあまり問題にされなかった微少な大きさの「ポチ
」の減少が求められるようになってきた。特に、「ポチ
」に関しては、その原因のほとんどが球状突起と呼ばれ
る膜の異常成長であり、その発生数を減らすことが非常
に重要である。この球状突起の発生原因としては、基体
に付着したチリ、ほこりといったダストがきっかけとな
って成長を始めることが確認されている。このため成膜
前の基体は、精密に洗浄され、クリンルーム等のダスト
管理された環境で真空投入容器にセットすることにより
、基体にダストが付着するのを極力避けるようになって
いる。さらに、真空投入容器、真空加熱容器、真空反応
容器および真空搬送容器の各処理容器の清掃等を厳密に
行うことにより、搬送および各処理中に成膜前の基体に
ダストが付着するのを極力避けるようにしている。
【0016】確かに上記のように各処理容器の清掃を行
うことでその後、球状突起を減少させたままある程度連
続的に成膜を行うことが可能である。しかしさらに連続
的に成膜を行った場合には、球状突起が増加し画像特性
が大幅に低下してくる。一方、清掃を頻繁に行うことで
球状突起の増加を避けることが可能であるが、その場合
装置を休止する必要があるため、装置の稼動率が低下す
る。
【0017】球状突起が増加する理由は、成膜を重ねる
にしたがい真空投入容器、真空加熱容器、真空反応容器
および真空搬送容器の各処理容器内のダストが増加し、
そのために成膜前の基体にダストが付着する確率が増加
するためである。真空反応容器内でアモルファスシリコ
ン堆積膜をプラズマCVD法で作製する場合、ポリシラ
ンと呼ばれる副生成物が生じる。これは、微細な粉体状
を成していて、成膜後の真空反応容器の壁面等に堆積し
ている。また、堆積膜は基体に堆積するだけでなく、例
えば、真空反応容器の壁面の一部および原料ガス導入部
等にも形成される。特に、電子写真感光体のように、比
較的厚い堆積膜を形成した場合、これらの膜ははがれ易
くなる。膜はがれが発生すると、その細片が真空反応容
器内に散乱する。このような状況の成膜終了後の真空反
応容器から基体を搬出する際、真空搬送容器は真空反応
容器と連通するため、真空搬送用器内が上記ポリシラン
、膜の細片により、汚染されてしまう。また、成膜終了
後の基体を真空冷却容器に搬送中に、基体または基体保
持部材から膜はがれが生じると、さらに真空搬送容器が
汚染されてしまう。このように真空搬送容器がダストに
汚染されている状況で次の成膜のために基体を搬送すれ
ば、基体にダストが付着する確率が増加する。さらに、
基体搬送のため真空搬送容器は、真空投入容器や真空加
熱容器とも連通するため、その際に真空搬送容器がダス
トで汚染されていれば真空投入容器や真空加熱容器も汚
染されてしまう。連続成膜を行っていく場合には、上記
のようなことが、繰り返し行われるため、各処理容器を
清掃後は、球状突起が少ないにもかかわらず、成膜を重
ねる度に、球状突起が増加していくのである。
【0018】一方、堆積膜を形成する場合に、作成され
た堆積膜の光学的および電気的諸特性を安定させること
は収率を高めるための重要な要因である。そのために、
堆積膜形成中の各種成膜パラメーター(例えば、原料ガ
ス流量、内圧、高周波パワー等)を常に一定になるよう
に管理し、特性がばらつくことを極力避けるようにして
いる。しかし、成膜パラメーターを厳密に管理している
にもかかわらず、特性が低下したりする。この理由は、
成膜終了後の真空反応容器から基体を搬出する際、真空
搬送容器は真空反応容器と連通するが、真空反応容器中
に成膜に使用された原料ガスの残留ガスがあるため、そ
の残留ガスの一部が真空搬送容器に混入し、真空搬送容
器の内壁に吸着する。あるいは、基体および保持部材に
吸着した原料ガスが真空冷却容器に基体を搬送中に脱離
し真空搬送容器の内壁に吸着する。そして、次の堆積膜
形成用の基体を搬送中に、真空搬送容器の内壁から脱離
し成膜前の基体表面に何らかの影響を及ぼしているので
はと考えられる。あるいは、真空搬送容器の内壁から脱
離した不純物が基体および保持部材に吸着し、堆積膜形
成時に上記不純物が基体および保持部材から離脱し、堆
積膜の膜中に混入するため、特性の低下が発生すると考
えられる。
【0019】さらに、従来の堆積膜形成装置においては
、基体の搬送が原因となる各処理容器の待ち時間という
ものがあり、この待ち時間が製造タクトの短縮を妨げる
一つの要因となっていた。待ち時間とは例えば、真空反
応容器で成膜が終了し、成膜済みの基体を搬出した後、
次の基体が搬入されれば直ちに成膜が開始できる。 しかし真空搬送容器は成膜済みの基体を真空冷却容器に
搬入するまで、真空反応容器に基体を搬送する一連の動
作に移動できない。よって真空反応容器は、真空搬送容
器が成膜済みの基体を真空冷却容器に搬入するまでの時
間「待ち」の状態となる。この「待ち」の時間を待ち時
間と呼んでいる。待ち時間が長くなることは装置の利用
効率を低下させる原因の一つとなり、製造タクトの短縮
とは相反する。  マイクロ波CVD法は、他の堆積膜
形成法に比べて、速い堆積膜速度で成膜することが可能
である。確かにマイクロ波CVD法で堆積膜を形成する
ことで、成膜時間は短縮できるが、この場合、製造タク
トに占める待ち時間の割合が大きくなってしまい、マイ
クロ波CVD法の高速成膜という利点を十分に製造タク
トの短縮に生かしきれていない。
【0020】上述した従来の堆積膜形成装置は、大面積
の基体上に球状突起が少なく高品質の堆積膜を高い装置
効率で製造することは困難であるという欠点があった。
【0021】本発明の目的は、上述のようなプラズマC
VD法による従来の堆積膜形成装置における諸問題を克
服して、半導体デバイス、その他各種エレクトロニクス
素子、光学素子の素子部材として用いる特性の良い堆積
膜をプラズマCVD法により、高装置効率で形成し得る
堆積膜形成装置を提供することであり、特に比較的厚い
膜厚を有するアモルファスシリコン堆積膜形成時に欠陥
を減少させた高品質の堆積膜をプラズマCVD法により
高装置効率で形成し得る堆積膜形成装置を提供すること
である。
【0022】
【課題を解決するための手段】真空搬送容器が、成膜前
の基体を真空投入容器から真空加熱容器、真空加熱容器
から真空反応容器へと順次移し変える第1の真空搬送容
器と、成膜済みの基体を真空反応容器から真空冷却容器
へ移し変える第2の真空搬送容器とから成る。
【0023】
【作用】真空搬送容器が成膜前の基体のみを搬送する第
1の真空搬送容器と、成膜後の基体のみを搬送する第2
の真空搬送容器とから構成されているので、第1の真空
搬送容器は、成膜終了直後の真空反応容器と連通するこ
とがなく、また成膜後の基体を搬送することもないので
、上記のようなダスト源に汚染されることはない。また
、第1の真空搬送容器は真空反応容器内に残留する、成
膜に使用された原料ガスの残留ガスに汚染されることが
ないので、成膜前の基体も何らその影響を受けることが
なく、堆積膜も何ら影響を受けることはない。そして、
第2の真空搬送容器は真空投入容器、真空加熱容器と連
通することがないので、真空投入容器、真空加熱容器も
上記のようなダスト源に汚染されることはない。さらに
、真空搬送容器が成膜前の基体のみを搬送する第1の真
空搬送容器と、成膜後の基体のみを搬送する第2の真空
搬送容器とから構成されており、成膜前の基体の搬送工
程と成膜済みの基体の搬送工程とを同時に行えるので基
体の搬送を効率的に行え、製造タクトに占める待ち時間
が減少し、マイクロ波CVD法の高速成膜という利点を
製造タクトに直接反映することができる。
【0024】本発明では、真空投入容器、真空加熱容器
、真空反応容器および真空冷却容器の数の組合わせを、
それぞれの処理時間に最も無駄の無いように選択する。 また、真空反応容器の一群に用いられる高周波あるいは
マイクロ波電源、排気ポンプ、反応ガスの導入系、バル
ブ、真空計等は用途により、最も適するように共通にま
たは個別に設置する。
【0025】また、本発明における基体の加熱方法は、
真空仕様である発熱体であればいずれでもよく、より具
体的にはシ−ス状の巻き付けヒ−タ−、板状ヒ−タ−、
セラミックスヒ−タ−等の電気抵抗発熱体、ハロゲンラ
ンプ、赤外線ランプ等の熱放射ランプ発熱体、液体、気
体等を温媒とし熱交換手段による発熱体等を適宜選択し
て用いれば良い。発熱体の表面材質は、ステンレス、ニ
ッケル、アルミニウム、銅等の金属類、セラミックス、
耐熱性高分子樹脂等を使用することができる。本発明で
は、堆積膜の原料ガスとしては、例えばシラン(SiH
4 )、ジシラン(Si2 H6 )等のアモルファス
シリコン形成用原料ガス、ゲルマン(GeH4 ),メ
タン(CH4 )等の他の機能性堆積膜形成原料ガスま
たはそれらの混合ガスが挙げられる。原料ガスに対する
希釈ガスとしては水素(H2 )、アルゴン(Ar)、
ヘリウム(He)、ネオン(Ne)等が挙げられる。ま
た、堆積膜のバンドギャップ幅を変化させる等の特性改
善ガスとしては、アンモニア(NH3)、窒素(N2 
)等の窒素原子を含む元素、酸素(O2 )、酸化窒素
(NO)、酸化二窒素(N2 O)等の酸素原子を含む
元素、メタン(CH4 )、エタン(C2 H6 )、
エチレン(C2 H4 )、アセチレン(C2 H2 
)。プロパン(C3 H8 )等の炭化水素、四フッ化
硅素(SiF4 )、六フッ化二硅素(Si2 F6 
)、四フッ化ゲルマニウム(GeF4 )等のフッ素化
合物またはこれらの混合ガスも用いることができる。さ
らに、不純物のドーピングを目的としてジボラン(B2
 H6 )、フッ化ほう素(BF3 )、ホスフィン(
PH3 )等のドーパントガスを同時に放電空間に導入
しても本発明は同様に有効である。
【0026】本発明に用いられる基体材料としては、導
電性材料か表面を導電処理した材料が用いられる。例え
ば、ステンレス,Al,Cr,Mo,Au,In,Nb
,Te,V,Ti,Pt,Pd,Fe等の金属、これら
の合金または表面を導電処理したポリカーボネート等の
合成樹脂ガラス、セラミックス、紙等が通常使用される
。基体の形状が円筒状の場合、基体の直径は特に制限は
ないが、実用的には20mm以上、500mm以下程度
であり、長さは10mm以上、1000mm以下程度が
好ましい。
【0027】本発明では堆積膜形成時の基板温度はいず
れの温度でも有効であるが、アモルファスシリコンを堆
積する場合であれば20℃以上500℃以下、好ましく
は50℃以上450℃以下が良好な結果を示すために好
ましい。
【0028】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0029】図1は本発明の一実施例を示す、堆積膜形
成装置全体の配置図、図2は、基体146と保持部材1
43が搬入され、高周波プラズマCVD法により堆積膜
を形成する場合の真空反応容器112内部の模式図であ
る。
【0030】本実施例の堆積膜形成装置は、清浄な雰囲
気で基体146の組込まれた保持部材143が投入され
る、ほぼ真空に排気可能な真空投入容器110と、基体
146を所定の温度に加熱、保持するための真空加熱容
器111と、堆積膜を形成するための真空反応容器11
2と、堆積膜形成後の保持部材143を冷却し、取り出
すための真空冷却容器113と、成膜前の保持部材14
3と基体146を真空投入容器110から真空加熱容器
111、真空加熱容器111から真空反応容器112へ
と順次移し変える第1の真空搬送容器101と、成膜後
の保持部材143と基体146を真空反応容器112か
ら真空冷却器113へ移し変える第2の真空搬送容器1
02とから構成されている。真空投入容器110、真空
加熱容器111、真空反応容器112および真空冷却容
器113は、それぞれの容器内部を真空に排気するため
の排気装置114,115,116,117と排気バル
ブ130,131,132,133を有し、第1の真空
搬送容器101が各容器110,111,112に接続
されたとき、第1のゲート134とゲート122,12
3,124のそれぞれの空間を真空にするための真空排
気装置118,119,120と真空バルブ126,1
27,128を有し、第2の真空搬送容器102が各容
器112,113に接続されたとき第2のゲート135
とゲート124,125のそれぞれの空間を真空にする
ための真空排気装置120,121と真空バルブ128
,129を有する。また、真空反応容器112は、側壁
を兼ねたカソード電極142、上壁を兼ねたゲート12
4および底壁144とから成り、カソード電極142と
ゲート124、カソード電極142と底壁144とはそ
れぞれ碍子145で絶縁されている。真空反応容器11
2内に設置された保持部材143は基体146を保持し
、基体146は接地されてアノード電極となる。基体1
46の中には、基体加熱用ヒーター147が設置されて
おり、成膜前に基体146を所定の温度に加熱したり、
成膜中に基体146を所定の温度に維持したり、あるい
は成膜後基体146をアニール処理したりするのに用い
られる。堆積膜形成用原料ガス導入管148には、真空
反応容器112内に原料ガスを放出するためのガス放出
孔149が多数設けられており、他端は、バルブ150
を介して堆積膜形成用原料ガス供給装置151に連通し
ている。真空反応容器112内を真空排気するための排
気管152が排気バルブ132を介して排気装置116
に連通しており、カソード電極142には電源153が
接続されている。
【0031】次に、本実施例の動作について説明する。
【0032】まず、基体146を保持部材143に設置
し、大気の状態に置かれた真空投入容器110内に保持
部材143を入れ、真空投入容器110を排気装置11
4により排気バルブ130を介して真空にする。次に、
第1の真空搬送容器101を移動させ、第1の真空搬送
容器101の第1のゲート134および真空投入容器1
10のゲート122を互いに接続し、これら両ゲート1
34,122の接続部を真空排気装置118により、真
空バルブ126を介して真空にする。しかる後、第1の
ゲート134,ゲート122を開けて第1の真空搬送容
器101に設けられた昇降機構(図示せず)により保持
部材143を真空投入容器110から第1の真空搬送容
器101に移し、第1のゲート134、ゲート122を
閉じて真空投入容器110、第1の真空搬送容器101
を互いに切り離す。保持部材を移し収めた第1の真空搬
送容器101を真空加熱容器111の上へ移動させ、一
方真空投入容器110は大気を導入後、次の基体の挿入
に備える。真空加熱容器111上に移動された第1の真
空搬送容器101に、真空投入容器110から保持部材
143を取り出すときと同様な操作を行って、第1の真
空搬送容器101から真空加熱容器111へ保持部材1
43を搬入し、真空加熱容器111内の加熱用ヒーター
(図示せず)により基体146を所定温度に加熱、保持
する。基体146が所定の温度に達したら、第1の真空
搬送容器101により同様なゲート操作および搬送を行
い保持部材143を真空反応容器112の中へ搬入する
。一方、真空加熱容器111は引き続き真空排気を行い
、次の基体の挿入に備える。真空反応容器112内では
、搬入された基体を加熱用ヒータ147により所定温度
に加熱、保持する。次に、ガス供給装置151より、ガ
ス導入管148を介して、例えばa−SiH堆積膜を形
成する場合であれば、シラン等の原料ガスを真空反応容
器112内に導入し、原料ガスは、ガス導入管148の
ガス放出孔149から真空反応容器112内に放出され
る。これと同時に、電源153から、高周波を真空反応
容器112(カソード電極)と基体146(アノード電
極)間に印加しプラズマ放電を発生させる。真空反応容
器112内のガスは励起され励起種化し、Si* ,S
iH* 等(「*」は励起状態を表わす。)のラジカル
粒子、電子、イオン粒子等が生成され、これらの粒子間
または、これらの粒子と基体表面との化学的相互作用に
より、基体146表面上に堆積膜を形成する。
【0033】成膜処理を終えた段階で第2の真空搬送容
器102を真空反応容器112の上に移動させ、第2の
真空搬送容器102の第2のゲート135と真空反応容
器112のゲート124を互いに接続し、これら両ゲー
ト135,124の接続部を真空排気装置120により
真空バルブ128を介して真空にする。第2のゲート1
35、ゲート124を開けて第2の真空搬送容器102
に設けられた昇降機構(図示せず)により保持部材14
3を真空反応容器112から第2の真空搬送容器102
に移し、第2のゲート135、ゲート124を閉じて真
空反応容器112、第2の真空搬送容器102を互いに
切り離す。保持部材143を移し収めた第2の真空搬送
容器102を真空冷却容器113の上へ移動させ、一方
真空反応容器112に対して引き続き真空排気を行い、
次の基体の挿入に備える。真空冷却容器113上に移動
した第2の真空搬送容器102に、真空反応容器112
から保持部材を取り出すときと同様な操作を行って、第
2の真空搬送容器102から真空冷却容器113へ保持
部材143を搬入する。真空冷却容器113内で基体1
46が冷却された後、真空冷却容器113内を大気圧に
し、基体146を取り出す。
【0034】次に、本発明をマイクロ波プラズマCVD
法による堆積膜形成に適用した場合の実施例について説
明する。
【0035】図3は、誘電体窓277と基体278とを
保持した保持部材276が真空反応容器212内に搬入
された状態を示す模式図、図4は保持部材276を搬入
する前の斜視図である。
【0036】真空反応容器212を真空にするための排
気装置216が排気バルブ232を介して真空反応容器
212に接続されている。真空反応容器212内に搬入
された保持部材276には、誘電体窓277と基体27
8が保持されており、保持部材276は真空反応容器2
12の開閉部を兼ねている。すなわち、保持部材276
は真空シール部材279を介して真空反応容器212の
側壁内側に密着するようにされており、真空反応容器2
12と保持部材276とにより密封された堆積膜形成空
間を形成している。基体278を支持し回転させるため
の回転軸280がモータ281に接続されている。基体
278を加熱するためのヒーター282が基体278の
中に設けられ、原料ガスを真空反応容器212内に供給
するための原料ガス導入管283がガスバルブ284を
介して原料ガス供給源(図示せず)に接続されている。 そして、図2に示す真空反応容器112と同様に、ゲー
ト224、真空バルブ228、真空排気装置220が設
けられている。
【0037】次に、本実施例の動作について説明する。 真空搬送容器によって保持部材276を基体278と共
に真空反応容器212へ搬入した後に、ゲート224と
保持部材276とによって形成された空間を大気圧状態
にし、ゲート224を開け、誘電体窓277にマイクロ
波電源から接続された導波管(図示せず)を接続する。 この際、保持部材276は前述したように、真空反応容
器212の開閉部を兼ねており、真空シール部材279
によって堆積膜形成空間は真空に保持されたままとなっ
ている。
【0038】マイクロ波導波管を接続した後は、基体2
78を回転させながら、これを所定の温度に加熱、保持
する。次に、ガス導入管283を介して原料ガスを導入
し、所定の真空度を保持しながら、周波数2.45GH
zのマイクロ波を誘電体窓277を介して導入し、原料
ガスを分解し、基体278上に堆積膜を形成する。
【0039】堆積膜形成後は、マイクロ波と原料ガスの
導入および基体の加熱と回転を中止し、導波管を誘電体
窓277から取り外す。次に、ゲート224を閉じ、ゲ
ート224と保持部材276とによって形成された空間
を真空排気した後は、先の実施例と同様にして保持部材
276を真空搬送容器212へ移し変え、以降も同様の
動作を行う。なお、本実施例においては基体278の数
は特に制限するものではない。
【0040】以下、本発明者らが行った試験例について
記載する。試験例1図1に示す堆積膜形成装置を用いて
、表1に示す条件で、鏡面加工を施した直径80mmの
アルミ製の円筒状基体の上に先に記述した手順にしたが
い高周波グロー放電法でアモルファスシリコン電子写真
感光体を30サイクル作成した。作成した電子写真感光
体をキヤノン(株)製複写機NP−9330を実験用に
改造した電子写真装置に設置し、感度、残留電位、ゴー
スト、白ポチ等の電子写真特性および、電子写真感光体
の表面の球状突起の発生数および、30サイクル成膜に
要した時間について評価を行った。
【0041】各項目は以下の方法で評価した。 (1)球状突起の数 作製した電子写真感光体の表面に発生している球状突起
の数を測定した。球状突起の数は、円筒状基体の上中下
の円周方向3箇所の合計10箇所の単位面積(1cm×
1cm)あたりにある直径20μm以上の球状突起の数
を光学顕微鏡を用いて数えた。 (2)感度 電子写真感光体を、400Vの暗部表面電位に帯電させ
る。そして直ちに光像を照射する。光像はキセノンラン
プ光源を用い、フィルターを用いて550nm以下の波
長域の光を除いた光を照射した。このとき表面電位計に
より電子写真感光体の明部表面電位を測定する。明部表
面電位が所定の電位になるよう露光量を調整し、このと
きの露光量をもって感度とする。 (3)残留電位電子写真感光体を、400Vの暗部表面
電位に帯電させた後、直ちに光像を照射した。光像はキ
セノンランプ光源を用い、フィルターを用いて550n
m以下の波長域の光を除いた光を1.5  1xs.s
ec照射した。このとき表面電位計により電子写真感光
体の明部表面電位を測定し、このときの表面電位をもっ
て残留電位とする。 (4)ゴースト キヤノン(株)製ゴーストテストチャート(部品番号:
FY9−9040)に反射濃度1.1、φ5mmの黒丸
を貼付けたものを原稿台の画像先端部に置き、その上に
、キヤノン(株)製中間調チャートを重ねておいた際の
コピー画像において中間長コピー上に認められたゴース
トテストチャ−トのφ5mmの反射濃度と中間調部分の
反射濃度との差を測定した。
【0042】それぞれについて、◎は「特に良好」、○
は「良好」、△は「実用上問題無し」、×は「実用上問
題有り」を表わしている。 (5)白ポチ キヤノン(株)製全面黒チャート(製品番号:FY9−
9073)を原稿台に置きコピーしたときに得られたコ
ピー画像の同一面積内にある直径0.2mm以下の白ポ
チについてて評価を行い、以下の判定を行った。
【0043】◎は「特に良好」、○は「良好」、△は「
実用上問題無し」、×は「実用上問題有り」を表わして
いる。 (6)30サイクル成膜に要した時間 1サイクル目の基体を真空投入容器に投入したときから
、30サイクロ目の成膜済の基体が真空冷却容器に搬入
されるまでの時間をもって、30サイクル成膜に要した
時間とする。
【0044】以上の評価結果を表2に示す。
【0045】表2の中の、球状突起の数、感度、残留電
位の各々については1サイクル目に作製した電子写真感
光体の球状突起の数、感度および残留電位を100とし
たときの、30サイクル目に作製した電子写真感光体の
球状突起の数、感度および残留電位を相対的に表わして
いる。また、30サイクル成膜に要した時間については
、本発明の堆積膜形成装置を用いた場合に要した時間を
100としたときの、従来装置を用いた場合である比較
例1の結果を相対的に表わしている。比較例1図6に示
す堆積膜形成装置を用いて試験例1と同様に電子写真感
光体を作製し、試験例1と同様の評価を行った。得られ
た結果を表2に示す。表2の中の、球状突起の数、感度
、残留電位の各々については、試験例1で1サイクル目
に作製した電子写真感光体の球状突起の数、感度および
残留電位を100としたときの、1サイクル目および3
0サイクル目に作製した電子写真感光体の球状突起の数
、感度および残留電位を相対的に表わしている。
【0046】表2から明らかなように、本発明の堆積膜
形成装置を用いることで、球状突起が少なく、さらに画
像特性および感度等の特性の優れた電子写真感光体が作
製できることがわかった。またさらに本発明の堆積膜タ
クトを短縮することが可能となった。 試験例2 図1に示す本発明の堆積膜形成装置を用いて、表3に示
す条件で、鏡面加工を施した直径108mmのアルミ製
の円筒状基体の上に先に記述した手順にしたがいマイク
ロ波グロー放電法でアモルファスシリコン電子写真感光
体を30サイクル作成した。作成した電子写真感光体を
キヤノン(株)製複写機NP−8550を実験用に改造
した電子写真装置に設置し、試験例1と同様な評価を行
った。以上の評価の結果を表4に示す。
【0047】表4の中の、球状突起の数、感度、残留電
位の各々については1サイクル目に作製した電子写真感
光体の球状突起の数、感度および残留電位を100とし
たときの、30サイクル目に作製した電子写真感光体の
球状突起の数、感度および残留電位を相対的に表わして
いる。また、30サイクル成膜に要した時間については
、本発明の堆積膜形成装置を用いた場合に要した時間を
100としたときの、従来装置を用いた場合である比較
例1の結果を相対的に表わしている。 比較例2 図6に示す堆積膜形成装置を用いて試験例2と同様に電
子写真感光体を作製し、試験例2と同様の評価を行った
。得られた結果を表2に示す。表2の中の、球状突起の
数、感度、残留電位の各々については、試験例1で1サ
イクル目に作製した電子写真感光体の球状突起の数、感
度および残留電位を100としたときの、1サイクル目
および30サイクル目に作製した電子写真感光体の球状
突起の数、感度および残留電位を相対的に表わしている
【0048】表2から明らかなように、本発明の堆積膜
形成装置を用いることで、球状突起が少なく、さらに画
像特性および感度等の特性の優れた電子写真感光体が作
製できることがわかった。またさらに本発明の堆積膜形
成装置を用いることで、製造タクトを短縮することが可
能となった。 試験例3 図1に示す本発明の堆積膜形成装置を用いて、成膜条件
を表5に示す条件に変更しそれ以外の条件は試験例2と
同様にして電子写真感光体を60サイクル作製した。そ
して試験例2と同様な評価を行ったところ試験例2と同
様に球状突起が少なく、さらに画像特性および感度等の
特性に優れた電子写真感光体が作製できることがわかっ
た。
【0049】表1 表2 表3 表4 表5
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、成膜前の
基体のみを搬送する第1の真空搬送容器と、成膜後の基
体のみを搬送する第2の真空搬送容器とを設けることに
より、成膜前の基体に付着するダストが減るので球状突
起の数を大幅に減少させることができるという効果と、
成膜前の基体が原料ガスの残留分に汚染されないので堆
積膜の特性を低下させることなく安定に堆積膜を形成で
きるという効果と、成膜前の基体の搬送と成膜後の基体
の搬送を同時に行えるので、製造コストに占める待ち時
間の割合を小さくすることができ、マイクロ波CVD法
の高速成膜という利点を充分生かした生産性の高い低コ
ストな堆積膜形成が行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す堆積膜形成装置全体の
配置図である。
【図2】本発明を高周波プラズマCVD法に適用した場
合の、基体と保持部材が搬入された真空反応容器内部の
模式図である。
【図3】本発明をマイクロ波プラズマCVD法に適用し
た場合の、基体と保持部材が搬入された真空反応容器内
部の模式図である。
【図4】図3の装置のうち誘電体窓と基体と保持部材を
示す斜視図である。
【図5】従来のバッチ式プラズマCVD装置の模式断面
図である。
【図6】従来の堆積膜形成装置全体の配置図である。
【図7】基体と保持部材を真空反応容器内に搬入した状
態を示す、従来の堆積膜形成装置の模式図である。
【符号の説明】
101    第1の真空搬送容器 102    第2の真空搬送容器 110    真空投入容器 111    真空加熱容器 112    真空反応容器 113    真空冷却容器 114〜117    排気装置 118〜121    真空排気装置 122〜125    ゲート 126〜129    真空バルブ 130〜133    排気バルブ 134    第1のゲート 135    第2のゲート 142    カソード電極 143    保持部材 144    底壁 145    碍子 146    基体 147    ヒーター 148    ガス導入管 149    ガス放出孔 150    ガスバルブ 151    ガス供給装置 152    排気管 153    電源 212    真空反応容器 216    排気装置 220    真空排気装置 224    ゲート 228    真空バルブ 232    排気バルブ 276    保持部材 277    誘電体窓 278    基体 279    真空シール部材 280    回転軸 281    モーター 282    ヒーター 283    ガス導入管 284    ガスバルブ 301    真空反応容器 302    カソード電極 303    上壁 304    底壁 305    碍子 306    基体 307    加熱用ヒーター 308    ガス導入管 309    ガス放出孔 310    ガスバルブ 311    排気管 312    排気バルブ 313    電源 320    ガス供給装置 410    真空投入容器 411    真空加熱容器 412    真空反応容器 413    真空冷却容器 414〜417    排気装置 418〜421    真空排気装置 422〜425    ゲート 426〜429    真空バルブ 430〜433    排気バルブ 434    真空搬送容器 435    ゲート 442    カソード電極 443    保持部材 444    底壁 445    碍子 446    基体 447    ヒーター 448    ガス導入管 449    ガス放出孔 450    ガスバルブ 451    ガス供給装置 452    排気管 453    電源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基体が投入された後に減圧してほぼ真
    空に排気できる真空投入容器と、該真空投入容器から前
    記基体が搬入され、前記基体を一定温度に加熱可能な、
    ほぼ真空に排気できる真空加熱容器と、該真空加熱容器
    によって加熱された前記基体が搬入され、該基体上に薄
    膜を形成する、ほぼ真空に排気できる真空反応容器と、
    該真空反応容器から成膜済みの前記基体が搬入され、前
    記基体を一定温度に冷却可能な、ほぼ真空に排気できる
    真空冷却容器と、前記基体を前記真空投入容器、前記真
    空加熱容器、前記真空反応容器、前記真空冷却容器へと
    順次移し変える、ほぼ真空に排気できる真空搬送容器と
    を含む、堆積膜形成装置において、前記真空搬送容器が
    、成膜前の前記基体を前記真空投入容器から前記真空加
    熱容器、前記真空加熱容器から前記真空反応容器へと順
    次移し変える第1の真空搬送容器と、成膜済みの前記基
    体を前記真空反応容器から前記真空冷却容器へ移し変え
    る第2の真空搬送容器とから成ることを特徴とする堆積
    膜形成装置。
  2. 【請求項2】  前記真空反応容器内でマイクロ波プラ
    ズマCVD法により基体上に堆積膜が形成される、請求
    項1記載の装置。
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