JPH04330702A - 耐触性に優れた希土類永久磁石 - Google Patents
耐触性に優れた希土類永久磁石Info
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- JPH04330702A JPH04330702A JP2314643A JP31464390A JPH04330702A JP H04330702 A JPH04330702 A JP H04330702A JP 2314643 A JP2314643 A JP 2314643A JP 31464390 A JP31464390 A JP 31464390A JP H04330702 A JPH04330702 A JP H04330702A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、電気、電子分野に有用な希土類永久磁石に
関する。
関する。
(従来の技術)
R−Fe−B系希土類永久磁石は、R−Co系希土類
永久磁石より高い磁気特性を有し、最大エネルギー積(
以下、(BH)maxで示す)で見ると基本組成である
Nd15Fe77B8で35MGOeまでに達し、組成
改良したものの量産レベルで37MGOeの磁石が提供
されている。現在(BH)max40MGOe以上の高
特性磁石が開発されつつあり、R−Co系磁石で得られ
る33MGOeを大きく上回っている。また、Feの一
部をCoで置換することによりキュリー温度が向上する
こと、Al、Bi、Zr、Hf、V、W、Mo、Cr、
Ta、Sb、Ge、Nb、Ni、Ti、Snなどの添加
によりiHcが向上することが知られている。このよう
な高特性を有するR−Fe−B系希土類永久磁石でも粉
末状態の磁石原料粉は非常に酸化され易く、インゴット
を粉砕して希土類磁石の原料粉末を調整する場合、酸化
防止のため粉砕工程を窒素のような非酸化性ガス中、あ
るいはアルゴンのような不活性ガス中、もしくはヘキサ
ンのような有機溶剤中で実施しなければならないという
不利があった。らにこれらR−Fe−B系永久磁石合金
焼結体は化学的に不安定であることが知られており、R
−Co系希土類永久磁石に較べて錆を発生し易い欠点を
有していた。
永久磁石より高い磁気特性を有し、最大エネルギー積(
以下、(BH)maxで示す)で見ると基本組成である
Nd15Fe77B8で35MGOeまでに達し、組成
改良したものの量産レベルで37MGOeの磁石が提供
されている。現在(BH)max40MGOe以上の高
特性磁石が開発されつつあり、R−Co系磁石で得られ
る33MGOeを大きく上回っている。また、Feの一
部をCoで置換することによりキュリー温度が向上する
こと、Al、Bi、Zr、Hf、V、W、Mo、Cr、
Ta、Sb、Ge、Nb、Ni、Ti、Snなどの添加
によりiHcが向上することが知られている。このよう
な高特性を有するR−Fe−B系希土類永久磁石でも粉
末状態の磁石原料粉は非常に酸化され易く、インゴット
を粉砕して希土類磁石の原料粉末を調整する場合、酸化
防止のため粉砕工程を窒素のような非酸化性ガス中、あ
るいはアルゴンのような不活性ガス中、もしくはヘキサ
ンのような有機溶剤中で実施しなければならないという
不利があった。らにこれらR−Fe−B系永久磁石合金
焼結体は化学的に不安定であることが知られており、R
−Co系希土類永久磁石に較べて錆を発生し易い欠点を
有していた。
(発明が解決しようとする課題)
前述の欠点を解消するために、合成樹脂を磁石表面に
塗装する方法や、Ni、Cuなどの金属元素をメッキす
る方法などが採られている。しかし、磁石素地自体の耐
蝕性は改善されないため、表面処理のみではおのずと限
界があり、必ずしも満足できる方法ではなかった。
塗装する方法や、Ni、Cuなどの金属元素をメッキす
る方法などが採られている。しかし、磁石素地自体の耐
蝕性は改善されないため、表面処理のみではおのずと限
界があり、必ずしも満足できる方法ではなかった。
本発明の目的はこれら磁石自体の耐蝕性を改善するため
に、磁石内部の組織を改良することにより耐蝕性の優れ
た永久磁石を提供することにある。
に、磁石内部の組織を改良することにより耐蝕性の優れ
た永久磁石を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
本発明者は、このような問題を解決するために磁石組
成について研究を重ねた結果、不純物炭素が希土類元素
−炭素の金属間化合物を形成し、これが酸化を促進し、
磁石劣化の原因となっていることを突止め、炭素混入防
止策を検討して本発明を完成させた。本発明の要旨は、 希土類元素R10〜25原子%(ここにRはNdを含む
希土類元素の内少なくとも1種もしくは2種以上の希土
類元素)、ボロンB1〜20原子%、及び残部が鉄から
なる永久磁石合金の焼結体中の組織が、強磁性主相R2
Fe14B、非磁性Bリッチ相および非磁性Rリッチ相
の3相組織であり、かつ非磁性Rリッチ相の組織中の希
土類元素と炭素との金属間化合物R−Cが1.0重量%
以下であることを特徴とする耐蝕性に優れた希土類永久
磁石にある。
成について研究を重ねた結果、不純物炭素が希土類元素
−炭素の金属間化合物を形成し、これが酸化を促進し、
磁石劣化の原因となっていることを突止め、炭素混入防
止策を検討して本発明を完成させた。本発明の要旨は、 希土類元素R10〜25原子%(ここにRはNdを含む
希土類元素の内少なくとも1種もしくは2種以上の希土
類元素)、ボロンB1〜20原子%、及び残部が鉄から
なる永久磁石合金の焼結体中の組織が、強磁性主相R2
Fe14B、非磁性Bリッチ相および非磁性Rリッチ相
の3相組織であり、かつ非磁性Rリッチ相の組織中の希
土類元素と炭素との金属間化合物R−Cが1.0重量%
以下であることを特徴とする耐蝕性に優れた希土類永久
磁石にある。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の希土類鉄系永久磁石の組成は、希土類元素R(
但し、RはNdを含む希土類元素のうち少なくとも1種
以上の希土類元素)とボロン(B)および残部が鉄(F
e)からなる永久磁石含金の焼結体であって、先ず、磁
石合金成分Rとしては、Ndを含むY,La,Ce,P
r,Pm,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er
,Tm、YbおよびLuの各希土類元素の内少なくとも
1種以上の希土類元素を10〜25原子%含有すること
が必要で、10原子%未満では磁石焼結体中の粒子の配
向を乱すα−Feの析出が起こり、25原子%を越える
と実用的な磁束密度が得られない。Bは1〜20原子%
を必須要件とし、1原子%未満では軟磁性相のR2Fe
17化合物が析出し、磁気特性が低下し、20原子%を
越えると非磁性R1Fe4B4の析出により充分な磁束
密度が得られない。これらR、Bを除く残部はFeとす
れば良く、FeをCo、Al、Nb、Zr、Mo、Ga
、Ti、V、Ni、Si、Bi、Hf、W、Cr、Ta
、Sb、Ge、Sn等から選択される少なくとも1種以
上の元素で0〜20原子%置換すること、およびO、N
、H、Cl、F、S等の混入が不可避な不純物を含むこ
とは磁気特性を損なわない限り任意である。また、強磁
性主相はR2Fe14B、非磁性Bリッチ相はR1+n
Fe4B4(ここにn=0〜0.5)、非磁性Rリッチ
相はFe含有量が0〜10重量%の範囲とされる。
但し、RはNdを含む希土類元素のうち少なくとも1種
以上の希土類元素)とボロン(B)および残部が鉄(F
e)からなる永久磁石含金の焼結体であって、先ず、磁
石合金成分Rとしては、Ndを含むY,La,Ce,P
r,Pm,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er
,Tm、YbおよびLuの各希土類元素の内少なくとも
1種以上の希土類元素を10〜25原子%含有すること
が必要で、10原子%未満では磁石焼結体中の粒子の配
向を乱すα−Feの析出が起こり、25原子%を越える
と実用的な磁束密度が得られない。Bは1〜20原子%
を必須要件とし、1原子%未満では軟磁性相のR2Fe
17化合物が析出し、磁気特性が低下し、20原子%を
越えると非磁性R1Fe4B4の析出により充分な磁束
密度が得られない。これらR、Bを除く残部はFeとす
れば良く、FeをCo、Al、Nb、Zr、Mo、Ga
、Ti、V、Ni、Si、Bi、Hf、W、Cr、Ta
、Sb、Ge、Sn等から選択される少なくとも1種以
上の元素で0〜20原子%置換すること、およびO、N
、H、Cl、F、S等の混入が不可避な不純物を含むこ
とは磁気特性を損なわない限り任意である。また、強磁
性主相はR2Fe14B、非磁性Bリッチ相はR1+n
Fe4B4(ここにn=0〜0.5)、非磁性Rリッチ
相はFe含有量が0〜10重量%の範囲とされる。
R−Fe−B系永久磁石合金は、希土類元素やその他原
料元素に含まれる不純物により、磁石焼結体に様々な影
響を受けることが知られてきた。特に原料元素とする希
土類金属中に含まれる不純物の炭素、その他原料元素で
ある鉄、ボロン元素中に含まれる炭素が多量に混入する
と、保磁力を著しく低下させたり、焼結時に焼結体の密
度を上昇させにくいことが判つた。
料元素に含まれる不純物により、磁石焼結体に様々な影
響を受けることが知られてきた。特に原料元素とする希
土類金属中に含まれる不純物の炭素、その他原料元素で
ある鉄、ボロン元素中に含まれる炭素が多量に混入する
と、保磁力を著しく低下させたり、焼結時に焼結体の密
度を上昇させにくいことが判つた。
本発明者は、不純物炭素が希土類永久磁石に与える影響
について、詳細に研究を重ねた結果、不純物炭素が多量
に混入した場合、磁石焼結体中の非磁性Rリッチ相中に
は、鉄を含むRリッチ相と炭素を含むRリッチ相とに分
離して存在していることを見出した。この炭素を含むR
リッチ相を電子線微小探針分析装置により分析した結果
、希土類元素と炭素との金属間化合物R−Cを形成して
おり、その量的なものは焼結体中全炭素含有量に比例し
て増加する傾向にある。この金属間化合物は、原料イン
ゴット中には殆ど観測されず、焼結後の熱処理中に生成
することも判った。さらにこの金属間化合物の耐蝕性を
調べるため磁石の環境試験を行なった結果、この相が優
先的に腐食されること、その腐食は急激に起こることも
判明した。
について、詳細に研究を重ねた結果、不純物炭素が多量
に混入した場合、磁石焼結体中の非磁性Rリッチ相中に
は、鉄を含むRリッチ相と炭素を含むRリッチ相とに分
離して存在していることを見出した。この炭素を含むR
リッチ相を電子線微小探針分析装置により分析した結果
、希土類元素と炭素との金属間化合物R−Cを形成して
おり、その量的なものは焼結体中全炭素含有量に比例し
て増加する傾向にある。この金属間化合物は、原料イン
ゴット中には殆ど観測されず、焼結後の熱処理中に生成
することも判った。さらにこの金属間化合物の耐蝕性を
調べるため磁石の環境試験を行なった結果、この相が優
先的に腐食されること、その腐食は急激に起こることも
判明した。
従って、この相が磁石焼結体中に析出することにより磁
石素地自体の耐蝕性に大きく関与しており、耐蝕性を著
しく低下させる最大の要因であることが判明した。
石素地自体の耐蝕性に大きく関与しており、耐蝕性を著
しく低下させる最大の要因であることが判明した。
本発明は、このような問題点を希土類磁石の原料となる
元素の不純物、特には炭素濃度を所定の限度以下に抑え
た希土類元素、遷移金属元素およびボロンなどを選択す
ることによって解決した。
元素の不純物、特には炭素濃度を所定の限度以下に抑え
た希土類元素、遷移金属元素およびボロンなどを選択す
ることによって解決した。
この不純物炭素の混入許容量は、磁石の環境試験の結果
、非磁性Rリッチ相の組織中の希土類元素と炭素との金
属間化合物を1.0重量%以下に抑える必要があること
から計算して決定され、永久磁石合金組成中の炭素含有
量を0.04重量%以下に抑えることによって耐蝕性が
著しく改善され、焼結体密度の低下も防止できた。
、非磁性Rリッチ相の組織中の希土類元素と炭素との金
属間化合物を1.0重量%以下に抑える必要があること
から計算して決定され、永久磁石合金組成中の炭素含有
量を0.04重量%以下に抑えることによって耐蝕性が
著しく改善され、焼結体密度の低下も防止できた。
従って、出発元素に含まれる炭素量は、希土類金属では
低炭素のもので0.02重量%、高炭素のもので0.0
8重量%程度以下のものが好ましく、フェロボロンを用
いるならば、高炭素のもので約2重量%、低炭素のもの
で約0.2重量%程度のものを選択する必要がある。ま
た、電解鉄は約0.01重量%以下の含有量なので極め
て好ましい。さらに、微粉砕後の磁場中プレス成形時に
は、成形体の磁場配向性を改善するために炭素を含んだ
潤滑剤を磁石微粉に混練し用いられる場合があり、この
量も考慮して原料元素中炭素量を抑える必要がある。
低炭素のもので0.02重量%、高炭素のもので0.0
8重量%程度以下のものが好ましく、フェロボロンを用
いるならば、高炭素のもので約2重量%、低炭素のもの
で約0.2重量%程度のものを選択する必要がある。ま
た、電解鉄は約0.01重量%以下の含有量なので極め
て好ましい。さらに、微粉砕後の磁場中プレス成形時に
は、成形体の磁場配向性を改善するために炭素を含んだ
潤滑剤を磁石微粉に混練し用いられる場合があり、この
量も考慮して原料元素中炭素量を抑える必要がある。
これら永久磁石材料は、公知の粉末冶金法によって製造
される。即ち、原料元素インゴットの溶解、粉砕、磁界
中成形、熱処理、加工の工程を経由する。原料元素イン
ゴットの溶解は、アルゴンまたは真空中で高周波溶解し
、希土類元素は最後に投入する。得られた磁石合金イン
ゴットの粉砕は粗粉砕と微粉砕にわかれ、粗粉砕はスタ
ンプミル、ジョークラッシャー、ブラウンミル等で、微
粉砕はジェットミル、ボールミル等で行なわれる。いず
れも酸化を防ぐために、非酸化性の雰囲気中で行なうが
、有機溶剤や不活性ガスも用いられる。成形は金型プレ
ス成形により、磁場中で行なわれ、この成形体を真空中
、アルゴン、窒素などの不活性ガスあるいは非酸化性雰
囲気中で1,000〜1,200℃の範囲内の所定の温
度に30〜120分間保持して焼結し、さらに、その後
350℃〜焼結温度の範囲内で、30分間〜4時間熱処
理することにより耐蝕性に優れた希土類永久磁石を得る
ことができる。
される。即ち、原料元素インゴットの溶解、粉砕、磁界
中成形、熱処理、加工の工程を経由する。原料元素イン
ゴットの溶解は、アルゴンまたは真空中で高周波溶解し
、希土類元素は最後に投入する。得られた磁石合金イン
ゴットの粉砕は粗粉砕と微粉砕にわかれ、粗粉砕はスタ
ンプミル、ジョークラッシャー、ブラウンミル等で、微
粉砕はジェットミル、ボールミル等で行なわれる。いず
れも酸化を防ぐために、非酸化性の雰囲気中で行なうが
、有機溶剤や不活性ガスも用いられる。成形は金型プレ
ス成形により、磁場中で行なわれ、この成形体を真空中
、アルゴン、窒素などの不活性ガスあるいは非酸化性雰
囲気中で1,000〜1,200℃の範囲内の所定の温
度に30〜120分間保持して焼結し、さらに、その後
350℃〜焼結温度の範囲内で、30分間〜4時間熱処
理することにより耐蝕性に優れた希土類永久磁石を得る
ことができる。
以下、本発明の具体的実施態様を実施例と比較例を挙げ
て説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
て説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
(実施例1、比較例1)
出発原料として、純度99.7重量%以上のNd、こ
こで炭素含有量は0.082重量%及び0.412重量
%の2種類のものを用い、純度99.9重量%の電解鉄
、純度99.5重量%のボロンを使用した。これら原料
を高周波溶解し、その後鋳型に鋳造し、Nd15Fe7
7B8なる組成のインゴットを得た。得られたインゴッ
トの炭素含有量は、非分散型赤外線法の分析結果から、
それぞれ0.030重量%(実施例1とする)、0.1
41重量%(比較例1とする)であつた。このインゴッ
トをジョークラッシャー、ブラウンミルで32メッシュ
以下に粗粉砕し、その後ジェットミルにより窒素気流中
で微粉砕し、平均粒径3μm程度の原料磁石粉を得た。
こで炭素含有量は0.082重量%及び0.412重量
%の2種類のものを用い、純度99.9重量%の電解鉄
、純度99.5重量%のボロンを使用した。これら原料
を高周波溶解し、その後鋳型に鋳造し、Nd15Fe7
7B8なる組成のインゴットを得た。得られたインゴッ
トの炭素含有量は、非分散型赤外線法の分析結果から、
それぞれ0.030重量%(実施例1とする)、0.1
41重量%(比較例1とする)であつた。このインゴッ
トをジョークラッシャー、ブラウンミルで32メッシュ
以下に粗粉砕し、その後ジェットミルにより窒素気流中
で微粉砕し、平均粒径3μm程度の原料磁石粉を得た。
次いで粉末冶金法により磁石焼結体を得た。成形は金型
プレス成形により、磁場中で行なわれ、20mmW×3
0mml×10mmt、見掛け密度4.0gr/ccの
成形体を得た。次にこの成形体を真空中で1,100℃
に60分間保持して焼結し、さらに、その後600℃で
120分間熱処理することにより希土類永久磁石を得た
。これら2種類の炭素含有量をもつ焼結体を電子線微小
探針分析装置を用いてRリッチ相を観察したところ、比
較例1はRリッチ相に多量のR−C金属間化合物と少量
のFeを含むRリッチ相が観察され、実施例1について
はFeを含むRリッチ相のみが観察された。その写真を
図1に実施例1を、図2に比較例1を示す。ここで、(
a)は組成像、(b)は炭素のX線像である。この写真
を説明すると、(a)組成像のコントラストはその相の
平均原子番号が大きいと白くなり、小さいと黒く見える
。
プレス成形により、磁場中で行なわれ、20mmW×3
0mml×10mmt、見掛け密度4.0gr/ccの
成形体を得た。次にこの成形体を真空中で1,100℃
に60分間保持して焼結し、さらに、その後600℃で
120分間熱処理することにより希土類永久磁石を得た
。これら2種類の炭素含有量をもつ焼結体を電子線微小
探針分析装置を用いてRリッチ相を観察したところ、比
較例1はRリッチ相に多量のR−C金属間化合物と少量
のFeを含むRリッチ相が観察され、実施例1について
はFeを含むRリッチ相のみが観察された。その写真を
図1に実施例1を、図2に比較例1を示す。ここで、(
a)は組成像、(b)は炭素のX線像である。この写真
を説明すると、(a)組成像のコントラストはその相の
平均原子番号が大きいと白くなり、小さいと黒く見える
。
写真中の白い部分はRリッチ相、その他の部分は主相で
ある。(b)X線像は試料に電子線を照射した時に放出
されるX線を分光して得られたものである。従つて、こ
の場合、炭素のKα線を分光し、そのX線のみ得て影像
化したものであり、白く光った点が炭素の存在する部分
である。これら焼結体の磁気特性および環境試験結果を
表1に示す。環境試験はこれらの焼結体を120℃、2
気圧、相対湿度100%の条件下に行なった。炭素含有
量が多い比較例1のサンプルは、環境試験を施すことに
よりぼろぼろに崩壊した。また、実施例1では表面に酸
化物が浮き出る程度であり崩壊は全く観測されなかった
。
ある。(b)X線像は試料に電子線を照射した時に放出
されるX線を分光して得られたものである。従つて、こ
の場合、炭素のKα線を分光し、そのX線のみ得て影像
化したものであり、白く光った点が炭素の存在する部分
である。これら焼結体の磁気特性および環境試験結果を
表1に示す。環境試験はこれらの焼結体を120℃、2
気圧、相対湿度100%の条件下に行なった。炭素含有
量が多い比較例1のサンプルは、環境試験を施すことに
よりぼろぼろに崩壊した。また、実施例1では表面に酸
化物が浮き出る程度であり崩壊は全く観測されなかった
。
(実施例2、比較例2)
出発原料として、純度99.7重量%以上のNd及び
Dy、ここで希土類元素全体で炭素含有量は0.042
重量%(実施例2とする)及び0.352重量%(比較
例2とする)の2種類のものを用い、純度99.9重量
%の電解鉄及びコバルト、純度99.5重量%のボロン
、Al、Nbを使用し、これらを高周波溶解して鋳型に
鋳造し、Nd14.05Dy0.74Fe72.95C
o3.84B7Al1Nb0.4なる組成のインゴット
を得た。得られたインゴットの炭素含有量は、非分散型
赤外線法の分析結果から、夫々0.021重量%(実施
例2)、0.122重量%(比較例2)であった。この
インゴットを実施例1と同様の工程で処理し、磁石焼結
体を得、電子線微小探針分析装置で組織を観察した結果
、焼結体中のRリッチ相中の相状態は添加元素が種々含
まれるためより複雑になったが、実施例2と比較例2の
差はR−C金属間化合物の有無のみである。それぞれの
相状態を表2に示す。また、磁気特性及び環境試験の結
果を表3に示す。
Dy、ここで希土類元素全体で炭素含有量は0.042
重量%(実施例2とする)及び0.352重量%(比較
例2とする)の2種類のものを用い、純度99.9重量
%の電解鉄及びコバルト、純度99.5重量%のボロン
、Al、Nbを使用し、これらを高周波溶解して鋳型に
鋳造し、Nd14.05Dy0.74Fe72.95C
o3.84B7Al1Nb0.4なる組成のインゴット
を得た。得られたインゴットの炭素含有量は、非分散型
赤外線法の分析結果から、夫々0.021重量%(実施
例2)、0.122重量%(比較例2)であった。この
インゴットを実施例1と同様の工程で処理し、磁石焼結
体を得、電子線微小探針分析装置で組織を観察した結果
、焼結体中のRリッチ相中の相状態は添加元素が種々含
まれるためより複雑になったが、実施例2と比較例2の
差はR−C金属間化合物の有無のみである。それぞれの
相状態を表2に示す。また、磁気特性及び環境試験の結
果を表3に示す。
(発明の効果)
本発明に従って磁石合金インゴットの不純物炭素を少
なくすることによって、粉砕、成形、焼結、熱処理して
作った磁石焼結体の組織中には、耐蝕性の極めて悪いR
−C金属間化合物は存在せず、密度及び配向低下も見ら
れず、磁石素地自体の耐蝕性を改善し、磁気特性に優れ
、且つ品質の一定した希土類永久磁石が得られ、産業上
その利用価値は極めて高い。
なくすることによって、粉砕、成形、焼結、熱処理して
作った磁石焼結体の組織中には、耐蝕性の極めて悪いR
−C金属間化合物は存在せず、密度及び配向低下も見ら
れず、磁石素地自体の耐蝕性を改善し、磁気特性に優れ
、且つ品質の一定した希土類永久磁石が得られ、産業上
その利用価値は極めて高い。
図1(a)、(b)は本発明実施例1の永久磁石合金
のFe含有Rリッチ相の電子線微小探針分析装置による
(a)組成像および(b)炭素のX線像を示す写真、図
2(a)、(b)は比較例1の実施例1に対応する写真
である。
のFe含有Rリッチ相の電子線微小探針分析装置による
(a)組成像および(b)炭素のX線像を示す写真、図
2(a)、(b)は比較例1の実施例1に対応する写真
である。
Claims (2)
- 【請求項1】希土類元素R10〜25原子%(ここにR
はNdを含む希土類元素の内少なくとも1種もしくは2
種以上の希土類元素)、ボロンB1〜20原子%及び残
部が鉄からなる永久磁石合金の焼結体中の組織が、強磁
性主相R2Fe14B、非磁性Bリッチ相および非磁性
Rリッチ相の3相組織であり、かつ非磁性Rリッチ相の
組織中の希土類元素と炭素との金属間化合物R−Cが1
.0重量%以下であることを特徴とする耐蝕性に優れた
希土類永久磁石。 - 【請求項2】永久磁石合金組成が、R10〜25原子%
、ボロン1〜20原子%及び残部が鉄よりなり、該合金
中の炭素含有量が0.04重量%以下であることを特徴
とする請求項第1項または第2項記載の耐蝕性に優れた
希土類永久磁石。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2314643A JP3066806B2 (ja) | 1990-11-20 | 1990-11-20 | 耐触性に優れた希土類永久磁石 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2314643A JP3066806B2 (ja) | 1990-11-20 | 1990-11-20 | 耐触性に優れた希土類永久磁石 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04330702A true JPH04330702A (ja) | 1992-11-18 |
| JP3066806B2 JP3066806B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=18055799
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2314643A Expired - Lifetime JP3066806B2 (ja) | 1990-11-20 | 1990-11-20 | 耐触性に優れた希土類永久磁石 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3066806B2 (ja) |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
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