JPH04331145A - アクリル樹脂積層フィルム - Google Patents
アクリル樹脂積層フィルムInfo
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- JPH04331145A JPH04331145A JP2261591A JP2261591A JPH04331145A JP H04331145 A JPH04331145 A JP H04331145A JP 2261591 A JP2261591 A JP 2261591A JP 2261591 A JP2261591 A JP 2261591A JP H04331145 A JPH04331145 A JP H04331145A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温室、サンル−フ、看
板、ド−ム、標識、防音壁あるいは太陽温水器等の被覆
材として有効な耐侯性が改良されたアクリル樹脂フィル
ム及び該フィルムを積層したフィルム又はシ−トに関す
る。
板、ド−ム、標識、防音壁あるいは太陽温水器等の被覆
材として有効な耐侯性が改良されたアクリル樹脂フィル
ム及び該フィルムを積層したフィルム又はシ−トに関す
る。
【0002】
【従来の技術】アクリル樹脂はプラスチック材料の中で
最も耐侯性の優れる材料として知られており、メチルメ
タクリレ−トを主成分とする重合体のフィルムはその特
徴を生かし各種プラスチック材料の上に積層して該プラ
スチック材料の耐侯性劣化を抑える目的で使用されてい
る。
最も耐侯性の優れる材料として知られており、メチルメ
タクリレ−トを主成分とする重合体のフィルムはその特
徴を生かし各種プラスチック材料の上に積層して該プラ
スチック材料の耐侯性劣化を抑える目的で使用されてい
る。
【0003】ところで、耐侯性を向上させるために各種
のプラスチック材料に紫外線吸収剤が添加されているが
、紫外線吸収剤はプラスチック材料に比べると分子量が
低いため、このプラスチック材料長時間屋外で使用して
いると紫外線吸収剤が徐々にブリ−ドアウトしてくる。 また、紫外線吸収剤の融点はプラスチック材料に比べて
低いので、フィルム製造時にフィルムが接するキャステ
ィングロ−ルや引き取りロ−ル表面だけでなくフィルム
表面自体も汚染される。しかも結果として紫外線吸収剤
の含有濃度も減少するという問題点も生じる。更に、同
様のことは、紫外線吸収剤を混入させたプラスチックフ
ィルムを基材樹脂に熱ラミネ−トする際にも起こり、紫
外線吸収剤がブリ−ドアウトして、紫外線吸収剤の含有
濃度が減少してしまう。
のプラスチック材料に紫外線吸収剤が添加されているが
、紫外線吸収剤はプラスチック材料に比べると分子量が
低いため、このプラスチック材料長時間屋外で使用して
いると紫外線吸収剤が徐々にブリ−ドアウトしてくる。 また、紫外線吸収剤の融点はプラスチック材料に比べて
低いので、フィルム製造時にフィルムが接するキャステ
ィングロ−ルや引き取りロ−ル表面だけでなくフィルム
表面自体も汚染される。しかも結果として紫外線吸収剤
の含有濃度も減少するという問題点も生じる。更に、同
様のことは、紫外線吸収剤を混入させたプラスチックフ
ィルムを基材樹脂に熱ラミネ−トする際にも起こり、紫
外線吸収剤がブリ−ドアウトして、紫外線吸収剤の含有
濃度が減少してしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な問題点に鑑み、ブリ−ドアウト性を減少させ、耐候性
を改良した、アクリル樹脂を主成分とする積層フィルム
を提供することを目的とする。
な問題点に鑑み、ブリ−ドアウト性を減少させ、耐候性
を改良した、アクリル樹脂を主成分とする積層フィルム
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、紫外線吸
収剤含有アクリル樹脂フィルムの紫外線吸収剤のブリ−
ドアウト性が紫外線吸収剤の揮発性に大きく影響される
ことに注目し、本発明を完成した。
収剤含有アクリル樹脂フィルムの紫外線吸収剤のブリ−
ドアウト性が紫外線吸収剤の揮発性に大きく影響される
ことに注目し、本発明を完成した。
【0006】すなわち本発明は、いずれの層もアクリル
樹脂を主成分とする積層フィルムにおいて、表面層に近
い層ほど揮発性のより小さい紫外線吸収剤を添加したこ
とを特徴とするアクリル樹脂積層フィルムに関する。
樹脂を主成分とする積層フィルムにおいて、表面層に近
い層ほど揮発性のより小さい紫外線吸収剤を添加したこ
とを特徴とするアクリル樹脂積層フィルムに関する。
【0007】また本発明は、表面層と接着層からなり、
いずれの層もアクリル樹脂を主成分とする二層フィルム
において、表面層に添加されている紫外線吸収剤の揮発
性が、接着層に添加されている紫外線吸収剤に比べて小
さいことを特徴とするアクリル樹脂積層フィルムに関す
る。
いずれの層もアクリル樹脂を主成分とする二層フィルム
において、表面層に添加されている紫外線吸収剤の揮発
性が、接着層に添加されている紫外線吸収剤に比べて小
さいことを特徴とするアクリル樹脂積層フィルムに関す
る。
【0008】更に本発明は、いずれの層もアクリル樹脂
を主成分とする三層フィルムにおいて、各表面層に添加
されている紫外線吸収剤の揮発性が、中間層に添加され
ている紫外線吸収剤に比べて小さいことを特徴とするア
クリル樹脂積層フィルに関する。
を主成分とする三層フィルムにおいて、各表面層に添加
されている紫外線吸収剤の揮発性が、中間層に添加され
ている紫外線吸収剤に比べて小さいことを特徴とするア
クリル樹脂積層フィルに関する。
【0009】一般に用いられている紫外線吸収剤には、
フェニルサリシレ−ト、p−tert−ブチルフェニル
サリシレ−トなどのサリシル酸系、2−4ジヒドロキシ
ベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾ
フェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェ
ノンなどのベンゾフェノン系、2−(2’−ヒドロキシ
5’−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾ−ル
、2−(2’ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−
ブチルフェニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−(2’−ヒ
ドロキシ−3’−tert−ブチル−5’−メチルフェ
ニル)−5−クロロベンゾトリアゾ−ル、2−(2’ヒ
ドロキシ−3’,5’−ジ−tert−ブチルフェニル
)−5−クロロベンゾトリアゾ−ルなどのベンゾトリア
ゾ−ル系、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3’
−ジフェニルアクリレ−ト、エチル−2−シアノ−3,
3’−ジフェニルアクリレ−トなどのシアノアクリレ−
ト系がある。また、これらの他にニッケルビス(オクチ
ルフェニル)サルファイド、(2,2’−チオビス(4
−tert−オクチルフェノラ−ト)−n−ブチルアミ
ンニッケルなどの紫外線吸収剤やビス(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケ−トのような
ヒンダ−ドアミン系光安定剤などがある。
フェニルサリシレ−ト、p−tert−ブチルフェニル
サリシレ−トなどのサリシル酸系、2−4ジヒドロキシ
ベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾ
フェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェ
ノンなどのベンゾフェノン系、2−(2’−ヒドロキシ
5’−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾ−ル
、2−(2’ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−
ブチルフェニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−(2’−ヒ
ドロキシ−3’−tert−ブチル−5’−メチルフェ
ニル)−5−クロロベンゾトリアゾ−ル、2−(2’ヒ
ドロキシ−3’,5’−ジ−tert−ブチルフェニル
)−5−クロロベンゾトリアゾ−ルなどのベンゾトリア
ゾ−ル系、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3’
−ジフェニルアクリレ−ト、エチル−2−シアノ−3,
3’−ジフェニルアクリレ−トなどのシアノアクリレ−
ト系がある。また、これらの他にニッケルビス(オクチ
ルフェニル)サルファイド、(2,2’−チオビス(4
−tert−オクチルフェノラ−ト)−n−ブチルアミ
ンニッケルなどの紫外線吸収剤やビス(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケ−トのような
ヒンダ−ドアミン系光安定剤などがある。
【0010】これらの紫外線吸収剤は、それぞれ分子量
、融点、蒸気圧などが異なり、アクリル樹脂を主成分と
するフィルム(以下単にアクリル樹脂フィルムともいう
。)に添加した際のブリ−ドアウト性が異なる。紫外線
吸収剤の融点と揮発性との関係はあまりはっきりしてお
らず、融点が低くても樹脂との相溶性が良ければかえっ
て揮発性が小さくなることも見出した。本発明者らは、
種々の実験の結果、アクリル樹脂フィルムからの揮発性
の大きい紫外線吸収剤と小さい紫外線吸収剤とを選びだ
すことができた。以下にその具体例を示す。
、融点、蒸気圧などが異なり、アクリル樹脂を主成分と
するフィルム(以下単にアクリル樹脂フィルムともいう
。)に添加した際のブリ−ドアウト性が異なる。紫外線
吸収剤の融点と揮発性との関係はあまりはっきりしてお
らず、融点が低くても樹脂との相溶性が良ければかえっ
て揮発性が小さくなることも見出した。本発明者らは、
種々の実験の結果、アクリル樹脂フィルムからの揮発性
の大きい紫外線吸収剤と小さい紫外線吸収剤とを選びだ
すことができた。以下にその具体例を示す。
【0011】第1群:揮発性が非常に小さい紫外線吸収
剤(揮発性良好でコストも高いもの)
剤(揮発性良好でコストも高いもの)
【0012】
【化1】
【0013】2,2−メチレンビス[4−(1,1,3
,3−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリ
アゾ−ル−2−イル)フェノ−ル](例えば、商標名マ
−クLA−31、アデカ化学株式会社製、融点 19
5℃、分子量659)
,3−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリ
アゾ−ル−2−イル)フェノ−ル](例えば、商標名マ
−クLA−31、アデカ化学株式会社製、融点 19
5℃、分子量659)
【0014】
【化2】
【0015】商標名チヌビン840(チバ、ガイギ−社
製、融点 117℃、分子量 761)
製、融点 117℃、分子量 761)
【0016
】これらの紫外線吸収剤は、いずれも分子量が多きく蒸
気圧(20℃)も10−8以下である。したがって極め
て揮発しにくい。その分子量もあまり大きくなると相溶
性に影響してくるが、上記の(化1)や(化2)のよう
な分子量レベルではあまり問題はない。このようにアク
リル樹脂フィルムからの揮発性については、分子量が大
きく、蒸気圧が低いものを選ぶことによって改善される
。しかしながら、これら紫外線吸収剤は、極めて高値で
あり、フィルム全体にわたって使用すると、フィルム自
体のコストが大幅に上がってしまう。
】これらの紫外線吸収剤は、いずれも分子量が多きく蒸
気圧(20℃)も10−8以下である。したがって極め
て揮発しにくい。その分子量もあまり大きくなると相溶
性に影響してくるが、上記の(化1)や(化2)のよう
な分子量レベルではあまり問題はない。このようにアク
リル樹脂フィルムからの揮発性については、分子量が大
きく、蒸気圧が低いものを選ぶことによって改善される
。しかしながら、これら紫外線吸収剤は、極めて高値で
あり、フィルム全体にわたって使用すると、フィルム自
体のコストが大幅に上がってしまう。
【0017】第2群:揮発性の小さい紫外線吸収剤(揮
発性良好で比較的コストの安いもの。
発性良好で比較的コストの安いもの。
【0018】
【化3】
【0019】2−[2−ヒドロキシ−3,5−ビス(α
αジメチルベンジル)フェニル]2H−ベンゾトリアゾ
−ル(例えば商標名チヌビン234、融点 137〜
141℃、分子量 448、蒸気圧 2×10−1
0Pa
αジメチルベンジル)フェニル]2H−ベンゾトリアゾ
−ル(例えば商標名チヌビン234、融点 137〜
141℃、分子量 448、蒸気圧 2×10−1
0Pa
【0020】
【化4】
【0021】2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オク
チルヘニル)ベンゾトリアゾ−ル(例えば商標名チヌビ
ン329、チバ、ガイギ−社製、融点 103度、分
子量321、蒸気圧4×10−6Pa)
チルヘニル)ベンゾトリアゾ−ル(例えば商標名チヌビ
ン329、チバ、ガイギ−社製、融点 103度、分
子量321、蒸気圧4×10−6Pa)
【0022】
【化5】
【0023】ヒロロキシフェニルベンゾトリアゾ−ル誘
導体:分子量 435、蒸気圧 2.4×10−5
Pa
導体:分子量 435、蒸気圧 2.4×10−5
Pa
【0024】これらの紫外線吸収剤は、前述の(化
1)、(化2)の紫外線吸収剤に比べるとコスト的には
安いため、フィルムの添加量を増やすことができる。
1)、(化2)の紫外線吸収剤に比べるとコスト的には
安いため、フィルムの添加量を増やすことができる。
【0025】第3群:揮発性の大きい紫外線吸収剤(揮
発性悪く、コストが易いもの)。
発性悪く、コストが易いもの)。
【0026】
【化6】
【0027】2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)ベンゾトリアゾ−ル(例えば商標名チヌビンP、チ
バ、ガイギ−社製、融点 128〜135℃、分子量
225、蒸気圧 1.5×10−4Pa)
ル)ベンゾトリアゾ−ル(例えば商標名チヌビンP、チ
バ、ガイギ−社製、融点 128〜135℃、分子量
225、蒸気圧 1.5×10−4Pa)
【00
28】
28】
【化7】
【0029】2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン(融点 62℃、分子量 228)
ノン(融点 62℃、分子量 228)
【0030
】これらはコストが安いため、かなり一般的には使用さ
れているが、揮発性が悪く、屋外での使用中に紫外線の
透過率が徐々に上がってしまう。
】これらはコストが安いため、かなり一般的には使用さ
れているが、揮発性が悪く、屋外での使用中に紫外線の
透過率が徐々に上がってしまう。
【0031】以上、紫外線吸収剤を大きく3群に分けた
が、本発明では、耐候性やラミネ−ト時に問題となる紫
外線吸収剤のブリ−ドアウトを押さえるため、第1群あ
るいは第2群より選択した紫外線吸収剤を表面層となる
アクリル樹脂層に添加する。この場合、アクリル樹脂積
層フィルムは、二層でも三層以上でも良い。耐候性を付
与の目的で他の樹脂板にラミネ−トする、表面層と接着
層とを有する二層或は三層以上からなる積層フィルムの
場合には、表面層に添加する。またアクリル樹脂積層フ
ィルムをそのまま使用する三層以上の積層フィルムの場
合には、表裏の各表面層に添加する。
が、本発明では、耐候性やラミネ−ト時に問題となる紫
外線吸収剤のブリ−ドアウトを押さえるため、第1群あ
るいは第2群より選択した紫外線吸収剤を表面層となる
アクリル樹脂層に添加する。この場合、アクリル樹脂積
層フィルムは、二層でも三層以上でも良い。耐候性を付
与の目的で他の樹脂板にラミネ−トする、表面層と接着
層とを有する二層或は三層以上からなる積層フィルムの
場合には、表面層に添加する。またアクリル樹脂積層フ
ィルムをそのまま使用する三層以上の積層フィルムの場
合には、表裏の各表面層に添加する。
【0032】紫外線カット性能は、単位面積あたりの紫
外線吸収剤量によって決まるが、表面層の薄い層だけに
紫外線吸収剤を存在させたのみでは絶対量が不足するた
め不十分であり、どうしてもフィルム全体として紫外線
吸収剤量を増やさなければならない。本発明においては
、この紫外線吸収剤の絶対量を多くするために、第3群
あるいは第2群でも良いが、これらの群より選んだ紫外
線吸収剤をブリ−ドアウトの問題が少ない中間層或は他
の樹脂板との接着層に使用する。すなわち、この中間層
或は他の樹脂板との接着層に使用する第3群ないしは第
2群の紫外線吸収剤は揮発性が大きいが、表面層に揮発
性の小さい紫外線吸収剤の添加されているアクリル樹脂
フィルム層があって、これがいわばブロック層のような
役割を果たすので、全体としてのブリ−ドアウトが押さ
えられる。
外線吸収剤量によって決まるが、表面層の薄い層だけに
紫外線吸収剤を存在させたのみでは絶対量が不足するた
め不十分であり、どうしてもフィルム全体として紫外線
吸収剤量を増やさなければならない。本発明においては
、この紫外線吸収剤の絶対量を多くするために、第3群
あるいは第2群でも良いが、これらの群より選んだ紫外
線吸収剤をブリ−ドアウトの問題が少ない中間層或は他
の樹脂板との接着層に使用する。すなわち、この中間層
或は他の樹脂板との接着層に使用する第3群ないしは第
2群の紫外線吸収剤は揮発性が大きいが、表面層に揮発
性の小さい紫外線吸収剤の添加されているアクリル樹脂
フィルム層があって、これがいわばブロック層のような
役割を果たすので、全体としてのブリ−ドアウトが押さ
えられる。
【0033】本発明による積層フィルムの表面層の膜厚
は、耐候性、ブリ−ドアウトに問題が生じない限り薄く
とも良いが、共押出しによって積層フィルムを製造する
場合、全体の厚さに対し1/10〜1/20が限界であ
り、したがって、全体が50μmとすると揮発性の少な
い紫外線吸収剤の添加された表面層は3〜5μm程度が
良い。
は、耐候性、ブリ−ドアウトに問題が生じない限り薄く
とも良いが、共押出しによって積層フィルムを製造する
場合、全体の厚さに対し1/10〜1/20が限界であ
り、したがって、全体が50μmとすると揮発性の少な
い紫外線吸収剤の添加された表面層は3〜5μm程度が
良い。
【0034】本発明で用いるアクリル樹脂を主成分とす
るフィルム材料としては、特公昭49−46158号公
報、特公昭59−36645号公報、特開昭57−14
0161号公報、特開昭58−62046号公報、特開
昭63−77963号公報などに記載されているような
アクリル系多層構造重合体が好ましい。また、厚みが厚
く強度保持ができる場合にはメチルメタクリレ−トを主
成分とするアクリル樹脂を用いても良い。
るフィルム材料としては、特公昭49−46158号公
報、特公昭59−36645号公報、特開昭57−14
0161号公報、特開昭58−62046号公報、特開
昭63−77963号公報などに記載されているような
アクリル系多層構造重合体が好ましい。また、厚みが厚
く強度保持ができる場合にはメチルメタクリレ−トを主
成分とするアクリル樹脂を用いても良い。
【0035】本発明のアクリル樹脂積層フィルムは、耐
候性に優れており、そのまま各種構造物の基材に用いる
ことができる。また、適当な基材樹脂に熱ラミネ−トす
ることもできる。このような基材樹脂としてはアルリル
樹脂、ポリカ−ボネ−ト樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリス
チロ−ル樹脂などのフィルムまたはシ−トが挙げられる
。これらの基材樹脂に熱ラミネ−トすることによって、
基材樹脂の耐侯性を大きく改善でき、更にこれを熱加工
して、サンル−フ、看板、ド−ムなどを製造することも
できる。
候性に優れており、そのまま各種構造物の基材に用いる
ことができる。また、適当な基材樹脂に熱ラミネ−トす
ることもできる。このような基材樹脂としてはアルリル
樹脂、ポリカ−ボネ−ト樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリス
チロ−ル樹脂などのフィルムまたはシ−トが挙げられる
。これらの基材樹脂に熱ラミネ−トすることによって、
基材樹脂の耐侯性を大きく改善でき、更にこれを熱加工
して、サンル−フ、看板、ド−ムなどを製造することも
できる。
【0036】本発明の好ましい実施態様を示すと次のと
おりである。 1.表面層と接着層からなり、いずれの層もアクリル樹
脂を主成分とする二層フィルムにおいて、表面層に添加
されている紫外線吸収剤の揮発性が、接着層に添加され
ている紫外線吸収剤に比べて小さいことを特徴とするア
クリル樹脂積層フィルム。
おりである。 1.表面層と接着層からなり、いずれの層もアクリル樹
脂を主成分とする二層フィルムにおいて、表面層に添加
されている紫外線吸収剤の揮発性が、接着層に添加され
ている紫外線吸収剤に比べて小さいことを特徴とするア
クリル樹脂積層フィルム。
【0037】2.いずれの層もアクリル樹脂を主成分と
する三層フィルムにおいて、各表面層に添加されている
紫外線吸収剤の揮発性が、中間層に添加されている紫外
線吸収剤に比べて小さいことを特徴とするアクリル樹脂
積層フィルム。
する三層フィルムにおいて、各表面層に添加されている
紫外線吸収剤の揮発性が、中間層に添加されている紫外
線吸収剤に比べて小さいことを特徴とするアクリル樹脂
積層フィルム。
【0038】3.表面層に添加されている紫外線吸収剤
の蒸気圧(20℃)が10−4Pa以下であることを特
徴とするアクリル樹脂積層フィルム。
の蒸気圧(20℃)が10−4Pa以下であることを特
徴とするアクリル樹脂積層フィルム。
【0039】
実施例1〜3及び比較例1〜4
図1及び図2は、本発明のアクリル樹脂積層フィルムの
例を示した正面図である。図1は、アクリル樹脂表面層
フィルム 1、アクリル樹脂接着層フィルム 2からな
る積層フィルムの例であり、接着層は他の樹脂と接着さ
せるための層である。図2は、アクリル樹脂表面層フィ
ルム 1、1、及びアクリル樹脂中間層フィルム 3か
らなる積層フィルムである。
例を示した正面図である。図1は、アクリル樹脂表面層
フィルム 1、アクリル樹脂接着層フィルム 2からな
る積層フィルムの例であり、接着層は他の樹脂と接着さ
せるための層である。図2は、アクリル樹脂表面層フィ
ルム 1、1、及びアクリル樹脂中間層フィルム 3か
らなる積層フィルムである。
【0040】これらの積層フィルムはいずれもを共押出
し成形法により成形した。アクリル樹脂表面層フィルム
1の組成は表1の組成1である。また、アクリル樹脂接
着層フィルム2及びアクリル樹脂中間層フィルム3の組
成は、表1の組成2または組成3である。表1において
、アクリペットHF、アクリペットIR−320は三菱
レイヨン株式会社製のアクリル樹脂の商標名である。 また紫外線吸収剤aは2−(5−メチル−2−ヒドロキ
シフェニル)ベンゾトリアゾ−ル、紫外線吸収剤bは2
−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルヘニル)ベ
ンゾトリアゾ−ル、紫外線吸収剤cは2,2−メチレン
ビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−
6−(2H−ベンゾトリアゾ−ル−2−イル)フェノ−
ル]である。そして紫外線吸収剤の揮発性はa>b>c
である。
し成形法により成形した。アクリル樹脂表面層フィルム
1の組成は表1の組成1である。また、アクリル樹脂接
着層フィルム2及びアクリル樹脂中間層フィルム3の組
成は、表1の組成2または組成3である。表1において
、アクリペットHF、アクリペットIR−320は三菱
レイヨン株式会社製のアクリル樹脂の商標名である。 また紫外線吸収剤aは2−(5−メチル−2−ヒドロキ
シフェニル)ベンゾトリアゾ−ル、紫外線吸収剤bは2
−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルヘニル)ベ
ンゾトリアゾ−ル、紫外線吸収剤cは2,2−メチレン
ビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−
6−(2H−ベンゾトリアゾ−ル−2−イル)フェノ−
ル]である。そして紫外線吸収剤の揮発性はa>b>c
である。
【0041】
【表1】
【0042】上記の各層、その組成、押出し時の吐出量
及びフィルムの厚さを、表2に示すように、種々変えて
本発明の積層フィルム及び比較例のフィルムを作成し、
種々の評価を行った。なお、押出し成形には、表面層に
ついては115mφ(スクリュ−径)の押出し機を用い
、中間層及び接着層については65mφ(スクリュ−径
)の押出し機を用いた。また樹脂温度はすべて245℃
とした。
及びフィルムの厚さを、表2に示すように、種々変えて
本発明の積層フィルム及び比較例のフィルムを作成し、
種々の評価を行った。なお、押出し成形には、表面層に
ついては115mφ(スクリュ−径)の押出し機を用い
、中間層及び接着層については65mφ(スクリュ−径
)の押出し機を用いた。また樹脂温度はすべて245℃
とした。
【0043】
【表2】
【0044】これらのフィルムについて次に示す評価を
行った。 [全光透過性、曇値、YI]実施例1〜4及び比較例1
〜3の各フィルムについて全光透過性、曇値、YIを測
定した。その結果を表3に示す。
行った。 [全光透過性、曇値、YI]実施例1〜4及び比較例1
〜3の各フィルムについて全光透過性、曇値、YIを測
定した。その結果を表3に示す。
【0045】
【表3】
【0046】[揮発性(ブリ−ドアウト性)]実施例1
〜4及び比較例1〜3の各フィルムを常圧にて24時間
、115℃に加熱し、加熱前後の分光透過率を島津紫外
可視分光光度計VV−160を用いて測定した。また実
施例4のフィルムはポリカ−ボネ−ト樹脂にラミネ−ト
したのち、同様に加熱処理前後の分光透過率を測定した
。図3〜図9にその結果を示す。各図を比較すると明ら
かなように、特に実施例1、2と比較例1を比較すると
明らかなように、揮発性の小さい紫外線吸収剤cを混合
した樹脂層を表面層に用いるとブリ−ドアウトが軽減さ
れる。また、フィルム製膜時における紫外線吸収剤aの
揮発性、ブリ−ドアウトも押さえられ冷却ロ−ルへの汚
染も少ないことが確認された。
〜4及び比較例1〜3の各フィルムを常圧にて24時間
、115℃に加熱し、加熱前後の分光透過率を島津紫外
可視分光光度計VV−160を用いて測定した。また実
施例4のフィルムはポリカ−ボネ−ト樹脂にラミネ−ト
したのち、同様に加熱処理前後の分光透過率を測定した
。図3〜図9にその結果を示す。各図を比較すると明ら
かなように、特に実施例1、2と比較例1を比較すると
明らかなように、揮発性の小さい紫外線吸収剤cを混合
した樹脂層を表面層に用いるとブリ−ドアウトが軽減さ
れる。また、フィルム製膜時における紫外線吸収剤aの
揮発性、ブリ−ドアウトも押さえられ冷却ロ−ルへの汚
染も少ないことが確認された。
【0047】
【発明の効果】本発明のアクリル樹脂積層フィルムは、
表面層を形成するアクリル樹脂層に揮発性の小さい紫外
線吸収剤を添加し、更に中間層または他の樹脂との接着
層に、揮発性は大きくても安価な紫外線吸収剤を添加し
たので、紫外線吸収剤のブリ−ドアウトが抑えられ、耐
候性が優れており、しかも安価である。4.図面の簡単
な説明
表面層を形成するアクリル樹脂層に揮発性の小さい紫外
線吸収剤を添加し、更に中間層または他の樹脂との接着
層に、揮発性は大きくても安価な紫外線吸収剤を添加し
たので、紫外線吸収剤のブリ−ドアウトが抑えられ、耐
候性が優れており、しかも安価である。4.図面の簡単
な説明
【図1】本発明の積層フィルムの一例を示す正面図であ
る。
る。
【図2】本発明の積層フィルムの他の例を示す正面図で
ある。
ある。
【図3】本発明の実施例1の分光透過率を示す。
【図4】本発明の実施例2の分光透過率を示す。
【図5】本発明の実施例3の分光透過率を示す。
【図6】本発明の実施例4の分光透過率を示す。
【図7】比較例1の分光透過率を示す。
【図8】比較例2の分光透過率を示す。
【図9】比較例3の分光透過率を示す。
1 表面層
2 接着層
3 中間層
Claims (1)
- 【請求項1】いずれの層もアクリル樹脂を主成分とする
積層フィルムにおいて、表面層に近い層ほど揮発性のよ
り小さい紫外線吸収剤を添加したことを特徴とするアク
リル樹脂積層フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2261591A JPH04331145A (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | アクリル樹脂積層フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2261591A JPH04331145A (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | アクリル樹脂積層フィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04331145A true JPH04331145A (ja) | 1992-11-19 |
Family
ID=12087746
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2261591A Pending JPH04331145A (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | アクリル樹脂積層フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04331145A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8122638B2 (en) | 2007-12-26 | 2012-02-28 | Rohm And Haas Company | Multilayer film |
-
1991
- 1991-01-24 JP JP2261591A patent/JPH04331145A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8122638B2 (en) | 2007-12-26 | 2012-02-28 | Rohm And Haas Company | Multilayer film |
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