JPH04331147A - ライニング用塩化ビニール樹脂系管とその製造方法 - Google Patents

ライニング用塩化ビニール樹脂系管とその製造方法

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JPH04331147A
JPH04331147A JP3126473A JP12647391A JPH04331147A JP H04331147 A JPH04331147 A JP H04331147A JP 3126473 A JP3126473 A JP 3126473A JP 12647391 A JP12647391 A JP 12647391A JP H04331147 A JPH04331147 A JP H04331147A
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JP
Japan
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vinyl chloride
chloride resin
resin pipe
adhesive
adhesive layer
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JP3126473A
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Susumu Koseki
小関 進
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CI Kasei Co Ltd
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CI Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道管や排水管等の鋼
管の内壁面を被覆するためのライニング用塩化ビニール
樹脂系管とその管を製造する製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】水道管や排水管等として使用される鋼管
は、その管内を流れる流体によって内壁が腐食しないよ
うにその内壁面に耐食性部材の層を形成したライニング
鋼管が広く用いられている。このライニング鋼管を製造
する方法としては、塩化ビニール樹脂などよりなるパイ
プを鋼管内に挿入して、圧縮空気で鋼管内壁面に圧着さ
せる方法や、同じく塩化ビニール樹脂などよりなる粉体
や粒体を鋼管の内壁面に吹き付けて加熱溶着させる方法
などがあるが、加工が容易なことから、塩化ビニール樹
脂系管の外周面にホットメルト系接着剤を塗布して鋼管
内に挿入し、鋼管を引絞りなどの冷間加工により縮径し
て鋼管と塩化ビニール樹脂系管とを圧接して塩化ビニー
ル樹脂系ライニング鋼管を製造する方法やホットメルト
系接着剤を外周面に塗布した加熱膨張性の塩化ビニール
樹脂系管を鋼管内に挿入したのち、加熱させて塩化ビニ
ール樹脂系管を膨張させることによって、塩化ビニール
樹脂系ライニング鋼管を製造する方法が多く用いられて
いる。
【0003】従来、この塩化ビニール樹脂系管の外周面
にホットメルト系接着剤を塗布する方法としては、塩化
ビニール樹脂系管の外周面にクロスヘッドダイによって
溶融コーティングを行い接着剤層を形成する方法、帯状
に接着剤を押し出して塩化ビニール樹脂系管の外周面に
巻きつける溶融巻きつけ法、あるいは、フィルム化され
た接着剤を塩化ビニール樹脂系管の外周面に巻きつける
フィルム巻きつけ法、等が行われている。ところが、上
記のような接着剤の塗布方法は、その塗布を行う装置が
大型で高価な装置であり、また、その塗布方法が複雑で
あるため塗布に手間がかかり、さらに汎用性が低いとい
う欠点がある。
【0004】そこで、本出願人は特開平1−27832
9号公報に開示したような「塩化ビニール樹脂系ライニ
ング鋼管の製造方法」を案出した。この塩化ビニール樹
脂系ライニング鋼管の製造方法は、まず、ホットメルト
系接着剤を溶融した状態で槽に充填し、その槽の両側面
に形成された両開口部に塩化ビニール樹脂系管を貫通さ
せるとともに一方向へ送り、出口から管が出る際に塩化
ビニール樹脂系管の外周面にホットメルト系接着剤を塗
布する。次に、この接着剤の層の表面に無機質の微粉末
を付着させる。これは、ホットメルト系接着剤が低粘度
,低軟化点の性質であり、常温にてべとつくため、塵埃
が付着しないようにするためである。そして、接着剤層
が形成された塩化ビニール樹脂系管を鋼管内に挿入した
のち、この鋼管を冷間で外径を引き絞り、縮径させ、さ
らに加熱炉内に挿入して塩化ビニール樹脂系管と鋼管と
をホットメルト系接着剤で接着し一体化させて塩化ビニ
ール樹脂系ライニング鋼管を得るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た塩化ビニール樹脂系ライニング鋼管の製造方法におけ
るライニング用の塩化ビニール樹脂系管は、塩化ビニー
ル樹脂系管の外周表面に塗布されるホットメルト系接着
剤が塩化ビニール樹脂系管に対しては有効な接着力を示
すが、鋼管に対しては十分な接着力を発揮しないという
欠点がある。すなわち、互いの接着強度が不十分となる
という問題がある。
【0006】そこで本発明は、上記問題点を解消するた
めに、水道管などの鋼管とその鋼管の内壁面を被覆する
ライニング用の塩化ビニール樹脂系管とを確実に接着し
、互いの接着強度を向上させることができる接着層が形
成されたライニング用塩化ビニール樹脂系管とその製造
方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】次に、上記の目的を達成
するための手段を、実施例に対応する図1乃至図6を参
照して説明する。この発明のライニング用塩化ビニール
樹脂系管1は、塩化ビニール樹脂系管Pの外周表面にホ
ットメルト系接着剤層を形成させたライニング用塩化ビ
ニール樹脂系管において、塩化ビニール樹脂系管Pの外
周表面に低粘度,低軟化点の性質のホットメルト系接着
剤層2を形成させ、この接着剤層の外周表面に高粘度,
高軟化点な性質のホットメルト系接着剤層4及び無機質
な性質の微粉末状のブロッキング防止剤層3を形成させ
たことを特徴としている。また、この発明のライニング
用塩化ビニール樹脂系管1の製造方法は、塩化ビニール
樹脂系管Pの外周表面に低粘度,低軟化点の性質のホッ
トメルト系接着剤層2を形成させたのち、この接着剤層
2の表面に無機質な性質の粉末状のブロッキング防止剤
3と高粘度,高軟化点な性質で粉末状に形成されたホッ
トメルト系接着剤4を混合した粉体5を付着させる方法
、塩化ビニール樹脂系管Pの外周表面に低粘度,低軟化
点の性質のホットメルト系接着剤層2を形成させたのち
、この接着剤層の表面に無機質な性質の粉末状のブロッ
キング防止剤3を付着させ、さらにこのブロッキング防
止剤3外周表面に高粘度,高軟化点な性質で粉末状に形
成されたホットメルト系接着剤4を付着させる方法、お
よび、塩化ビニール樹脂系管Pの外周表面に低粘度,低
軟化点の性質のホットメルト系接着剤層2を形成させた
のち、この接着剤層の表面に高粘度,高軟化点な性質で
粉末状に形成されたホットメルト系接着剤4を付着させ
、さらにこの接着剤の外周表面に無機質な性質の粉末状
のブロッキング防止剤3を付着させる方法を特徴として
いる。
【0008】
【作用】塩化ビニール樹脂系管の表面に低粘度,低軟化
点の性質のホットメルト系接着剤が塗布され、この接着
剤層の表面に高粘度,高軟化点の性質で粉末状のホット
メルト系接着剤及び、粉末状の無機質なブロッキング防
止剤が付着されて各接着剤は略層状に形成されてライニ
ング用塩化ビニール樹脂系管となる。このライニング用
塩化ビニール樹脂系管によれば、低粘度,低軟化点のホ
ットメルト系接着剤は塩化ビニール樹脂系管に対して十
分な接着力を有し、高粘度,高軟化点のホットメルト系
接着剤は鋼管に対して十分な接着力を有するので、互い
が十分な接着強度で接着しあう。
【0009】
【実施例】はじめに、本発明のライニング用塩化ビニー
ル樹脂系管とその製造方法における本実施例での塩化ビ
ニール樹脂系管の外周表面に形成される接着剤層の各接
着剤について説明する。この塩化ビニール樹脂系管の表
面に塗布される接着剤は本実施例では、異なる性質の2
種類の接着剤を層状に形成させる。
【0010】一方の接着剤は、塩化ビニール樹脂系管に
対して十分な接着強度が得られるホットメルト系接着剤
、例えば、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)や
、エチレン・アクリル酸エチル共重合体(EA)等のア
クリル系樹脂、ポリアミド系等、低粘度,低軟化点の性
質のホットメルト系接着剤(以下、低粘度接着剤という
)である。
【0011】他方の接着剤は鋼管に対して十分な接着強
度が得られるホットメルト系接着剤、例えばポリエステ
ル系や変性オレフィン、アイオノマー等の高粘度,高軟
化点の性質を有するホットメルト系接着剤(以下、高粘
度接着剤という)である。この高粘度接着剤は本実施例
では液状のまま扱われるのではなく、低温で冷凍個化し
たのちに、粉砕し、微粉末状に処理したものである。
【0012】また、これら接着剤とは別に、この接着剤
を被覆したのちの塩化ビニール樹脂系管の表面、すなわ
ち、接着剤の表面をべたつかせずに保つために、ブロッ
キング防止剤としてカオリン等の無機質の微粉末を用い
る。
【0013】さて、本発明によるライニング用塩化ビニ
ール樹脂系管とその製造方法を各実施例毎に図を用いて
説明する。
【0014】1.第1実施例 この実施例のライニング用塩化ビニール樹脂系管1は、
図1の断面図に示すように、塩化ビニール樹脂系管Pの
外周面に低粘度接着剤層2が形成され、その外周表面に
ブロッキング防止剤3と高粘度接着剤4とを混合した粉
体5を付着させた略2層状に形成されている。
【0015】このライニング用塩化ビニール樹脂系管1
を製造するための装置6は、接着剤槽7と、粉霧器8と
で大略構成され、これらを図2に示すように並設し、こ
の装置6に塩化ビニール樹脂系管Pを一定速度で送り込
むことで、この塩化ビニール樹脂系管Pの外周表面に接
着剤の層を形成させるようになっている。
【0016】この装置6による塩化ビニール樹脂系管P
の接着剤の被覆方法は、まず、前記低粘度接着剤2が溶
融された状態で充填された接着剤槽7内に、塩化ビニー
ル樹脂系管Pがこの接着剤槽7の両側面に形成された開
口部7a,7bを貫通して図中矢印A方向に送給される
。なお、送給は図示しない搬送装置によって行われる。
【0017】この接着剤槽7の両側面に形成された開口
部7a,7bには、それぞれ内周が塩化ビニール樹脂系
管Pの外周に摺動可能に当接する鋼製リング9,10が
設けられており、槽内の接着剤の漏洩を防止するととも
に、出側の鋼製リング10により塩化ビニール樹脂系管
Pの外周面に塗布された接着剤の層の厚さが均等になる
ように規制している。すなわち、この接着剤槽7によっ
て塩化ビニール樹脂系管Pの外周表面には均一な厚さの
低粘度接着剤層2が形成される。
【0018】続いて、この塩化ビニール樹脂系管Pは粉
霧器8内に送給される。この粉霧器8内には、粉末状の
ブロッキング防止剤3と高粘度接着剤4とが混合された
粉体5を粉霧させるようになっている。すなわち、この
粉霧器8に搬入されてくる塩化ビニール樹脂系管Pの外
周表面に、前記粉体5を平均に付着させる。付着は塩化
ビニール樹脂系管Pの外周表面に前述した工程で低粘度
接着剤2が塗布されていることにより、つまり、この接
着剤層の表面が常温で粘着性を有することから前記粉体
5は容易に付着する。そして、塩化ビニール樹脂系管P
の外周表面に、低粘度接着剤層2と、ブロッキング防止
剤3と高粘度の接着剤4とが混合された粉体5の層と、
で2層に接着剤層が形成され、ライニング用としての塩
化ビニール樹脂系管1が得られる。
【0019】このライニング用塩化ビニール樹脂系管1
によれば、接着剤層の表面が粉体の接着剤4とブロッキ
ング防止剤3で構成されているために、その表面は常温
では全くべとつかず、例えばこのライニング用塩化ビニ
ール樹脂系管1を搬送する際に表面に塵埃等が付着する
ことがない。また、塩化ビニール樹脂系管1および鋼管
のそれぞれに十分な接着力が発揮できる異なる種類の接
着剤を層状に形成させたので、お互いの接着強度を向上
させる。
【0020】2.第2実施例 次に、第2の実施例でのライニング用塩化ビニール樹脂
系管1は、図3の断面図に示すように、塩化ビニール樹
脂系管Pの外周表面に低粘度接着剤層2が形成され、そ
の表面にブロッキング防止剤3を付着し、さらにその外
周に高粘度接着剤4を付着させた略3層状に形成されて
いる。
【0021】この実施例のライニング用塩化ビニール樹
脂系管1を製造する装置11は、前述した第1の実施例
と略同構成の接着剤槽7と、2基の粉霧器12,13と
で大略構成されている。そして、各部7,12,13が
図4に示すように並設され、上記同様この装置11に塩
化ビニール樹脂系管Pを送り込むことでこの塩化ビニー
ル樹脂系管Pの外周表面に前記各接着剤2,3,4の層
を形成させるようになっている。なお、この第2の実施
例において、上述した第1の実施例と同一又は同等の部
分には同一な符号を付して示し、説明を省略する。
【0022】この実施例による前記装置11の塩化ビニ
ール樹脂系管Pの接着剤被覆方法は、まず、接着剤槽7
に塩化ビニール樹脂系管Pが送り込まれ、この接着剤槽
7内にて、塩化ビニール樹脂系管Pの外周表面に低粘度
接着剤2を均一な厚さに塗布する。次に、この低粘度接
着剤2が塗布された塩化ビニール樹脂系管Pは1基目の
粉霧器12に搬送され、この粉霧器12内にてブロッキ
ング防止剤3が粉霧され、前記低粘度接着剤層2の外周
表面に付着される。続いて、2基目の粉霧器13に上記
塩化ビニール樹脂系管Pは搬送され、この粉霧器13内
にて粉体状の高粘度接着剤4が粉霧され、前記ブロッキ
ング防止剤3の外周表面に平均に前記低粘度接着剤層2
の外周表面を覆うように付着される。そして、塩化ビニ
ール樹脂系管Pの外周表面に、低粘度接着剤層2と、ブ
ロッキング防止剤3と、粉末状の高粘度接着剤層4とが
略3層に形成され、ライニング用塩化ビニール樹脂系管
1が得られる。
【0023】このライニング用塩化ビニール樹脂系管1
によれば、接着剤層の表面が粉末状の高粘度接着剤4と
なっており、この高粘度接着剤4が常温ではべとつかな
い性質であるため、その接着剤層の表面に塵埃などが付
着することがない。また、塩化ビニール樹脂系管Pおよ
び鋼管のそれぞれに十分な接着力が発揮できる異なる2
種の接着剤2,4をブロッキング防止剤3を介して層状
に形成させたので、お互いの接着強度を向上させること
ができる。
【0024】3.第3の実施例 次に、第3の実施例によるライニング用塩化ビニール樹
脂系管1は、図5に示すように、塩化ビニール樹脂系管
Pの外周表面に低粘度接着剤層2が形成され、その表面
に高粘度接着剤4が付着され、さらにその外周にブロッ
キング防止剤3を付着させた略3層状に形成されている
。この実施例のライニング用塩化ビニール樹脂系管1を
製造する装置14は、前述した第2の実施例と略同等に
構成され、接着剤槽7と、2基の粉霧器12,13とで
大略構成されている。そして、各部7,12,13が図
6に示すように並設され、上記同様にこの装置14に塩
化ビニール樹脂系管Pを送り込むことでこの塩化ビニー
ル樹脂系管Pの外周表面に前記各接着剤2,3,4を層
状に形成させるようになっている。なお、この第3の実
施例において上述した第1および第2の各実施例と同一
または同等の部分には同一の符号を付して示し、説明を
省略する。
【0025】この実施例による塩化ビニール樹脂系管P
の接着剤被覆方法は、まず、接着剤槽7に塩化ビニール
樹脂系管Pが送り込まれ、この接着剤槽7内にて、塩化
ビニール樹脂系管Pの外周表面に低粘度接着剤2が均一
な厚さで塗布される。次に、この低粘度接着剤2が塗布
された塩化ビニール樹脂系管Pは、1基目の粉霧器13
に搬送され、この粉霧器13内にて粉末状の高粘度接着
剤4が粉霧され、前記低粘度接着剤層2の外周表面に付
着される。続いて、上記塩化ビニール樹脂系管Pは2基
目の粉霧器12に搬送され、この粉霧器12内にて粉末
状のブロッキング防止剤3が粉霧され、前記高粘度接着
剤4の外周表面に平均に前記低粘度接着剤層2の外周表
面を全て覆うように付着される。そして、塩化ビニール
樹脂系管Pの外周表面に、低粘度接着剤層2と、粉末状
の高粘度接着剤4と、ブロッキング防止剤3とが略3層
に形成され、ライニング用塩化ビニール樹脂系管1が得
られる。
【0026】このライニング用塩化ビニール樹脂系管1
によれば、接着剤層の表面が粉末状のブロッキング防止
剤3となっているため、各接着剤2,4のべとつきが表
出せず、例えば常温ではべとつかない高粘度接着剤4が
気温の上昇によって粘性が表れてしまう場合でも最外周
の表面がべとつかず、そのため、接着剤層の表面に塵埃
などが付着することがない。また、この実施例でも上述
した第2の実施例同様に、塩化ビニール樹脂系管Pおよ
び鋼管のそれぞれに十分な接着力が発揮できる異なる2
種の接着剤を層状に形成させたので、お互いの接着強度
を向上させることができる。
【0027】そして、以上のような各実施例によって得
られたライニング用の塩化ビニール樹脂系管1は、〔従
来の技術〕で述べたように、鋼管の内壁面を被覆するよ
うに図示しない工程によって加工が施される。すなわち
、上記した各実施例にて得られたライニング用塩化ビニ
ール樹脂系管1を鋼管内に挿入したのち、この鋼管を冷
間加工で外径を引き絞り、鋼管の外径を縮径しこの鋼管
と塩化ビニール樹脂系管1とを圧接させ、さらに、加熱
炉内に搬入して鋼管の外側から熱処理を施し、塩化ビニ
ール樹脂系管1を膨張させるとともに、塩化ビニール樹
脂系管1外周面に形成されている接着剤層の高粘度接着
剤層4を溶融させ、鋼管と塩化ビニール樹脂系管1とを
互いに接着させる工程や、このライニング用塩化ビニー
ル樹脂系管1を鋼管内に挿入したのち、この鋼管ごと加
熱させて鋼管内のライニング用塩化ビニール樹脂系管1
を膨張させるとともに塩化ビニール樹脂系管表面の接着
剤層を溶融させることによって、鋼管内壁に塩化ビニー
ル樹脂系ライニング鋼管を圧接させ互いを接着する工程
である。なお、接着剤層の表面または高粘度接着剤4と
低粘度接着剤2との間に介在するブロッキング防止剤3
は、前記熱処理の際に両接着剤中に溶け込み、接着面と
接着剤との間に残ることはなく、また、各接着剤の接着
力を低下させることはない。
【0028】従ってこのように構成されたライニング用
塩化ビニール樹脂系管1は、塩化ビニール樹脂系管Pに
対して有効な接着剤、すなわち、塩化ビニール樹脂系管
Pに対して十分な接着強度が得られる接着剤2と、鋼管
に対して有効な接着剤、すなわち、鋼管に対して十分な
接着強度が得られる接着剤4とを層状に形成して塩化ビ
ニール樹脂系管の外周表面に形成させたので塩化ビニー
ル樹脂系管と鋼管は互いに十分な接着力で接着しあい、
互いの接着強度を向上させることができる。また、各接
着剤2,4の表面にブロッキング防止剤3を付着させた
ことにより常温にて接着剤表面に塵埃などが付着するこ
とがなく、接着剤の接着力を低下させることがない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるライニ
ング用塩化ビニール樹脂系管は、塩化ビニール樹脂系管
の表面に形成された接着剤層を塩化ビニール樹脂系管に
対して有効な接着剤、すなわち、塩化ビニール樹脂系管
に対して十分な接着強度が得られる低粘度、低軟化点の
ホットメルト系接着剤と、鋼管に対して有効な接着剤、
すなわち、鋼管に対して十分な接着強度が得られる高粘
度,高軟化点のホットメルト系接着剤とを層状に形成し
て塩化ビニール樹脂系管の外周表面に形成させたので、
塩化ビニール樹脂系管と鋼管とは互いに十分な接着力で
接着しあい、互いの接着強度を向上させることができる
という効果がある。また、このライニング用塩化ビニー
ル樹脂系管の製造の際に、塩化ビニール樹脂系管の外周
表面に低粘度、低軟化点のホットメルト系接着剤層を形
成させ、その表面に粉末状の高粘度,高軟化点のホット
メルト系接着剤や粉末状のブロッキング防止剤を混合さ
せて付着させたり、また、各接着剤の間にブロッキング
防止剤を介在させたり、さらに各接着剤を層状としその
外周にブロッキング防止剤を付着させている構成とし、
すなわち、この塩化ビニール樹脂系管の表面に構成され
る接着剤層の表面が常温でべたつかない構成としたので
、搬送保管などの作業性が向上するととともに、塵埃な
どが付着することがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるライニング用塩化ビニール樹脂系
管の第1実施例を示す要部拡大側断面図
【図2】同実施
例によるライニング用塩化ビニール樹脂系管の製造装置
の概略図
【図3】本発明によるライニング用塩化ビニール樹脂系
管の第2実施例を示す要部拡大側断面図
【図4】同実施
例によるライニング用塩化ビニール樹脂系管の製造装置
の概略図
【図5】本発明によるライニング用塩化ビニール樹脂系
管の第3実施例を示す要部拡大側断面図
【図6】同実施
例によるライニング用塩化ビニール樹脂系管の製造装置
の概略図
【符号の説明】
1…ライニング用塩化ビニール樹脂系管2…低粘度,低
軟化点のホットメルト系接着剤(低粘度接着剤) 3…ブロッキング防止剤 4…高粘度,高軟化点のホットメルト系接着剤(高粘度
接着剤) 5…粉体 P…塩化ビニール樹脂系管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  塩化ビニール樹脂系管の外周表面にホ
    ットメルト系接着剤層を形成させたライニング用塩化ビ
    ニール樹脂系管において、塩化ビニール樹脂系管の外周
    表面に低粘度,低軟化点の性質のホットメルト系接着剤
    層を形成させ、この接着剤層の外周表面に高粘度,高軟
    化点な性質のホットメルト系接着剤層及び無機質な性質
    の微粉末状のブロッキング防止剤層を形成させたことを
    特徴とするライニング用塩化ビニール樹脂系管。
  2. 【請求項2】  塩化ビニール樹脂系管の外周表面に低
    粘度,低軟化点の性質のホットメルト系接着剤層を形成
    させたのち、この接着剤層の表面に無機質な性質の粉末
    状のブロッキング防止剤と高粘度,高軟化点な性質で粉
    末状に形成されたホットメルト系接着剤を混合した粉体
    を付着させることを特徴とするライニング用塩化ビニー
    ル樹脂系管の製造方法。
  3. 【請求項3】  塩化ビニール樹脂系管の外周表面に低
    粘度,低軟化点の性質のホットメルト系接着剤層を形成
    させたのち、この接着剤層の表面に無機質な性質の粉末
    状のブロッキング防止剤を付着させ、さらにこのブロッ
    キング防止剤外周表面に高粘度,高軟化点な性質で粉末
    状に形成されたホットメルト系接着剤を付着させること
    を特徴とするライニング用塩化ビニール樹脂系管の製造
    方法。
  4. 【請求項4】  塩化ビニール樹脂系管の外周表面に低
    粘度,低軟化点の性質のホットメルト系接着剤層を形成
    させたのち、この接着剤層の表面に高粘度,高軟化点な
    性質で粉末状に形成されたホットメルト系接着剤を付着
    させ、さらにこの接着剤の外周表面に無機質な性質の粉
    末状のブロッキング防止剤を付着させることを特徴とす
    るライニング用塩化ビニール樹脂系管の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003294174A (ja) * 2001-05-22 2003-10-15 Nippon Steel Corp 樹脂ライニング鋼管およびその製造方法

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