JPH0433639Y2 - - Google Patents

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JPH0433639Y2
JPH0433639Y2 JP13927186U JP13927186U JPH0433639Y2 JP H0433639 Y2 JPH0433639 Y2 JP H0433639Y2 JP 13927186 U JP13927186 U JP 13927186U JP 13927186 U JP13927186 U JP 13927186U JP H0433639 Y2 JPH0433639 Y2 JP H0433639Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は、キセノン放電灯、超高圧水銀放電灯
などの直流で点灯されるシヨウトアーク放電灯に
取り付けられるトリガー電極の改良に関するもの
である。 〔考案の背景とその問題点〕 直流シヨウトアーク放電灯は、照明用光源など
に広く用いられているが、最近においては、大型
高輝度ビデオプロジエクターの照明用光源或いは
半導体集積回路焼付用光源としてにわかに脚光を
浴びており、複雑な電子回路に近接して配置され
ることが多くなつた。 直流シヨウトアーク放電灯は、点灯に際して、
電極間に高電圧周波のトリガーパルスを加えて当
該電極間の絶縁破壊をさせなければならず、高電
圧高周波のトリガーパルスを出力する起動装置が
必要である。特にガス封入圧が15〜20気圧に達す
るキセノンシヨウトアーク放電灯は起動電圧が高
く、20数KV程度にまで達するので、それだけ起
動装置も大型になり高価であるばかりでなく、ト
リガーパルスを発生させる時に生ずるノイズも大
きなものとなる。このノイズが、周辺の電子回路
を誤動作させる原因ともなるので、起動電圧の低
減を計り、ノイズを極力小さなものとしなければ
ならない。起動電圧を低減させる手段としては、
例えば第3図に示すように、略楕円球状の発光部
11に跨がり、陰極封止部12及び陽極封止部1
3のそれぞれの肩部12a,13aに卷回固定し
たトリガー電極3を取り付けて行なわれている
が、低減される電圧はせいぜい15%程度であり、
尚一層の低減が望まれている。 〔考案の目的〕 そこで本考案は、従来用いられているトリガー
電極よりさらに起動電圧を下げることができる新
規な構造のトリガー電極を具えた直流放電灯を提
供することを目的とする。 〔考案の構成〕 本考案の構成は、陰極及び陽極が対向配置され
た略楕円球状の発光部と、当該発光部に続き前記
陰極及び陽極からそれぞれ外方に伸びる陰極導電
体及び陽極導電体を封止してなる陰極封止部及び
陽極封止部とからなる石英ガラス製の封体と、こ
の封体の前記発光部に跨がつて取り付けられたト
リガー電極とよりなる直流放電灯において、前記
トリガー電極は、前記発光部の最大径を含む面よ
りも陰極先端が変位している側の一方の肩部より
発し、対角線上の他方の肩部を通過して、前記一
方の肩部の出発点に戻るよう周回されてなり、前
記発光部の陰極先端を通る径を含む面内における
トリガー電極間距離は、当該径の外径より小であ
るとともに、このトリガー電極と陰極とが電気的
に接続されていることを特徴とする。 〔効果〕 このような構成にすれば、後述する説明からも
明らかなように、起動電圧を大幅に低下させるこ
とができる。この結果、起動装置が小型になり、
トリガーパルス発生時に生ずるノイズも小さなも
のとなるので、半導体電子回路が誤動作すること
も少なくなるとともに、起動装置の価格も安くす
ることができる。 〔実施例〕 以下、本考案の実施例を陰極が発光部の最大径
を含む面よりも後方に変位しているキセノンシヨ
ウトアーク放電灯の図面に基づいて具体的に説明
する。 第1図は、本考案の一実施例の説明図であり、
石英のガラス製封体1は、中央に形成された略楕
円球状の発光部11と、この発光部11の両端か
ら外方に伸びるよう形成された陰極封止部12及
び陽極封止部13とから構成されている。 発光部11には、陰極21と陽極31が対向し
て配置されており、陰極21の基端21aには陰
極導電体であるモリブデン箔22が熔接により接
続されており、さらにモリブデン箔22に続き陰
極外部リード棒23が熔接により接続されてい
る。これらモリブデン箔22と、陰極の一部及び
外部リード棒の一部が前記封体1の陰極封止部1
2に埋設封止されている。陽極側も同様に陽極導
電体であるモリブデン箔32と、陽極31の一部
及び陽極外部リード棒33の一部が熔接により電
気的に接続された状態で、前記陽極封止部13に
埋設封止されている。 このように構成された直流放電灯の封体1の外
表面には、トリガー電極3が配設されている。ト
リガー電極3は、例えばFe−Ni合金よりなる太
さ0.5mmΦの導線で作られており、陰極肩部12
aより発し、対角線上の陽極肩部13aを通過し
て、出発点と同じ陰極肩部12aに戻るよう配設
され、かつ陰極封止部12から外方に突出する陰
極外部リード棒23と接続線34により電気的に
接続されている。この時、陰極先端付近でトリガ
ー電極同士は出来るだけ近接するよう配設される
が、この距離は、発光部11の陰極先端を通る径
の外径より小である。35はトリガー電極3の一
部を陰極肩部12aに卷回させて設けたトリガー
電極固定部である。 尚、第2図は、本考案に係わる他の実施例の説
明図であり、陰極肩部12aより発し、対角線上
の陽極肩部13aを通過して出発点である陰極肩
部12aに戻るトリガー電極3を対称の位置に2
組取り付けた例である。 ここで上記の構成における具体的数値の一例を
挙げると、定格消費電力150w(7.5a,20v)のキ
セノンシヨウトアーク放電灯の場合では、例え
ば、封体1の全長L1が100mm、発光部11の長さ
L2が25mm、中央の膨出部外径Dが20mm、陰極2
1及び陽極31が対向している電極間距離1が
2.5mm、発光部11に取り付けられるトリガー電
極の長さが65mm陰極先端を取り囲む発光部表面を
走る2本のトリガー電極の距離が12mm、キセノン
ガスの封入圧が20気圧である。 このような構成により、直流で点灯されるキセ
ノンシヨウトアーク放電灯においては、後述する
実験データからも明らかなように、従来のトリガ
ー電極を配設した直流放電灯に比して大幅に起動
電圧の低減を計ることがでる。 斯かる構成によつて起動電圧の低減を計ること
ができる理由は明確ではないが、本考案者らの研
究により次のことが判明した。 すなわち、本考案者らが起動電圧の低減を計る
ことを目的として種々の構造のトリガー電極を取
り付けた定格150wのキセノンシヨウトアーク放
電灯(アーク長2.5mm、キセノン封入圧20気圧)
にて起動電圧の測定実験を行つた。すなわち、従
来例として取り上げた第3図の構造を有するトリ
ガー電極及び第3図に1本追加した第4図の構造
を有するトリガー電極を具えた直流点灯キセノン
シヨウトアーク放電灯と、第1図及び第2図に示
す本考案に係わるトリガー電極を具えた直流点灯
キセノンシヨウトアーク放電灯を用いて実験を行
い、第1表に示すような結果を得た。 第1表より、従来より用いられていた第3図に
示すトリガー電極を用い、陰極と接続を行わなか
つた場合は、起動電圧20kvと高いが、本考案に
係わる第1図及び第2図のトリガー電極を用い、
陰極と接続した場合の起動電圧はそれぞれ15kv,
13kvに低下し、起動電圧の低減にかなりの効果
があることがわかる。 このように起動電圧の低減を計ることができる
理由を第1表の実験結果から予想してみると、次
のようなことがわかる。
【表】 以上の(1)〜(3)の結果をまとめると、起動電圧の
低減を計るためには、発光部に跨がるトリガー電
極の本数を2本以上とし、トリガー電極と陰極と
を電気的に接続し、トリガー電極同士を陰極先端
付近に於いて近接するように配設することであ
る。 本考案に係わる実施例は、以上の条件を全
て満たしており、従来のトリガー電極を用いた場
合の起動電圧に比して25〜35%低減を計ることが
できる。 尚、超高圧水銀灯のように、陰極先端が発光部
の最大径を含む面よりも前方に変位している場合
は、陽極肩部より発するようにトリガー電極を配
置すればよい。 以上の実施例からも理解されるように、本考案
によれば、直流で点灯されるシヨウトアーク放電
灯の起動電圧を大幅に低下させることができるの
で、起動装置は小型で価格の安いものを用いるこ
とができ、かつトリガーパルス発生時に生じるノ
イズも小さなものとすることができるので、周辺
の電子回路が誤動作することの少ない直流放電灯
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の直流放電灯の一実施例の説明
図、第2図は本考案の他の実施例の説明図、第3
図は従来の直流放電灯の説明図、第4図は比較用
の直流放電灯の説明図である。 1……封体、3……トリガー電極、11……発
光部、12……陰極封止部、13……陽極封止
部、21……陰極、22……陰極導電体、23…
…陰極外部リード棒、31……陽極、32……陽
極導電体、33……陽極外部リード棒、34……
接続線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 陰極及び陽極が対向配置された略楕円球状の発
    光部と、当該発光部に続き前記陰極及び陽極から
    それぞれ外方に伸びる陰極導電体及び陽極導電体
    を封止してなる陰極封止部及び陽極封止部とから
    なる石英ガラス製の封体と、この封体の前記発光
    部に跨がつて取り付けられたトリガー電極とより
    なる直流放電灯において、 前記トリガー電極は、前記発光部の最大径を含
    む面よりも陰極先端が変位している側の一方の肩
    部より発し、対角線上の他方の肩部を通過して、
    前記一方の肩部の出発点に戻るよう周回されてな
    り、 前記発光部の陰極先端を通る径を含む面内にお
    けるトリガー電極間距離は、当該径の外径より小
    であるとともに、このトリガー電極と陰極とが電
    気的に接続されていることを特徴とする直流放電
    灯。
JP13927186U 1986-09-12 1986-09-12 Expired JPH0433639Y2 (ja)

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