JPH04339028A - 伝達トルク特性切換制御装置 - Google Patents

伝達トルク特性切換制御装置

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JPH04339028A
JPH04339028A JP608791A JP608791A JPH04339028A JP H04339028 A JPH04339028 A JP H04339028A JP 608791 A JP608791 A JP 608791A JP 608791 A JP608791 A JP 608791A JP H04339028 A JPH04339028 A JP H04339028A
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JP
Japan
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transmission torque
torque characteristic
differential
oil temperature
oil
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JP608791A
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English (en)
Inventor
Takashi Okubo
孝 大久保
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Retarders (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、四輪駆動車の前後輪の
一方の駆動系の途中にトルク配分手段としてまたは左右
駆動輪間に差動制限手段として設けられ、前後輪回転差
または左右輪回転差に応じて伝達トルクを発生すると共
にオリフィス開度の切り換えにより少なくとも二特性の
切換機能を持つ回転差感応型継手を用いた伝達トルク特
性切換制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ピストンポンプタイプの回転差感
応型継手としては、例えば、特開昭63−62635号
公報に記載のものが知られている。
【0003】この回転差感応型継手では、ハウジングと
ロータが相対回転をする時、この相対回転によるポンプ
作用で流出する吐出油をオリフィスにより流出抑制し、
この流出抑制によりピストンシリンダ室の室圧を増大さ
せてドライブピストンとハウジングのカム面との接触力
により相対回転差に応じて伝達トルクが発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記回
転差感応型継手を四輪駆動車の前後輪の一方の駆動系の
途中にトルク配分手段として適用した場合は、図15に
示すように、前後輪回転差に対して1つの伝達トルク特
性が得られるに過ぎない為、異径タイヤ装着時等で定常
的な前後輪回転差が発生した場合、この定常的な前後輪
回転差の発生に応じて定常的な内部循環トルクが発生す
ることになり、パワートレーンの各部の温度上昇を招く
【0005】また、上記回転差感応型継手を左右駆動輪
間に差動制限手段として適用した場合には、図16に示
すように、オリフィスによる絞り効果を利用して左右輪
回転差に対して1つの伝達トルク特性を得るようにして
いる為、回転差感応型継手の作動油の油温が極低油温で
あり粘度が高い場合には、オリフィスや油路等がこの粘
度影響を受け、実質的に絞り効果が高まり、極低油温時
には、点線特性に示すように、左右回転差に対して上昇
ゲインの高いタイトな特性となり、左右駆動輪がリジッ
ドアクスル状となり車両性能を悪化させる。
【0006】本発明は、上記のような問題に着目してな
されたもので、少なくとも二つの伝トルク特性を達成し
得る回転差感応型継手を四輪駆動車の前後輪の一方の駆
動系の途中にトルク配分手段として適用した伝達トルク
特性切換制御装置において、異径タイヤ装着時等の定常
的な前後輪回転差の発生時にパワートレーン各部の発熱
の抑制を図ることを第1の課題とする。
【0007】また、少なくとも二つの伝達トルク特性を
達成し得る回転差感応型継手を左右駆動輪間に差動制限
手段として適用した伝達トルク特性切換制御装置におい
て、作動油が高粘度となる極低油温時に差動を制限する
伝達トルク特性の悪化の抑制を図ることを第2の課題と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題を解決す
るため請求項1記載の伝達トルク特性切換制御装置では
、適用車両のデフ油温を監視し、デフ油温検出値が所定
値以上の高油温時、低伝達トルク特性側に切り換える手
段とした。
【0009】即ち、図1のクレーム対応図に示すように
、前後輪の一方の駆動系の途中に設けられ、前後輪の回
転差に伴なって第1回転部材と第2回転部材が相対回転
をする時、この相対回転によるポンプ作用で流出する吐
出油をオリフィスにより流出抑制し、この流出抑制によ
り出力油室の室圧を増大させて前後輪回転差に応じて一
方の駆動系に配分する伝達トルクを発生する回転差感応
型継手aと、前記オリフィスによる流出抑制効果を変え
ることで、少なくとも前後輪回転差に対して発生する伝
達トルクの上昇ゲインが高い高伝達トルク特性と、前後
輪回転差に対して発生する伝達トルクの上昇ゲインが低
い低伝達トルク特性とに変更可能な伝達トルク特性変更
手段bと、前記回転差感応型継手aが適用された車両の
直結駆動輪側のディファレンシャルcの油温を検出する
デフ油温検出手段dと、デフ油温検出値が所定値以上の
高油温時、高伝達トルク特性から低伝達トルク特性に切
り換える伝達トルク特性切換制御手段eとを備えている
ことを特徴とする。
【0010】上記第2の課題を解決するため請求項2記
載の伝達トルク特性切換制御装置では、適用車両のデフ
油温を監視し、デフ油温検出値が所定値以下の極低油温
時、低伝達トルク特性側に切り換える手段とした。
【0011】即ち、図1のクレーム対応図に示すように
、左右駆動輪間のディファレンシャルに内蔵され、左右
輪の回転差に伴なって第1回転部材と第2回転部材が相
対回転をする時、この相対回転によるポンプ作用で流出
する吐出油をオリフィスにより流出抑制し、この流出抑
制により出力油室の室圧を増大させて左右輪回転差に応
じて差動を制限する伝達トルクを発生する回転差感応型
継手a’と、前記オリフィスによる流出抑制効果を変え
ることで、少なくとも左右輪回転差に対して発生する伝
達トルクの上昇ゲインが高い高伝達トルク特性と、左右
輪回転差に対して発生する伝達トルクの上昇ゲインが低
い低伝達トルク特性とに変更可能な伝達トルク特性変更
手段b’と、前記回転差感応型継手a’が適用された左
右駆動輪間に設けられたディファレンシャルcの油温を
検出するデフ油温検出手段dと、デフ油温検出値が所定
値以下の極低油温時、高伝達トルク特性から低伝達トル
ク特性に切り換える伝達トルク特性切換制御手段fとを
備えていることを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明の作用を説明する。高伝達
トルク特性が選択されている場合で、回転差感応型継手
aが適用された車両の直結駆動輪側のディファレンシャ
ルcの油温を検出するデフ油温検出手段dによりデフ油
温検出値が所定値以上の高油温時であると検出されると
、伝達トルク特性切換制御手段eから伝達トルク特性変
更手段bへの指令により、高伝達トルク特性から低伝達
トルク特性に切り換えられ、オリフィスによる流出抑制
効果が緩和される。従って、異径タイヤ装着時等の定常
的な前後輪回転差の発生時には、内部循環トルクが低く
抑えられる低伝達トルク特性が維持されることになる。
【0013】請求項2記載の発明の作用を説明する。高
伝達トルク特性が選択されている場合で、回転差感応型
継手a’が適用された左右駆動輪間に設けられたディフ
ァレンシャルcの油温を検出するデフ油温検出手段dに
よりデフ油温検出値が所定値以下の極低油温時であると
検出されると、伝達トルク特性切換制御手段fから伝達
トルク特性変更手段b’への指令により、高伝達トルク
特性から低伝達トルク特性に切り換えられ、オリフィス
による流出抑制効果が緩和される。従って、作動油が高
粘度となる極低油温時に粘度影響がオリフィスによる流
出抑制効果の緩和により小さく抑えられる。
【0014】
【実施例】
(第1実施例)以下、請求項1記載の発明に対応する第
1実施例を図2〜図6に基づいて説明する。
【0015】構成を説明する。
【0016】図2は第1実施例の伝達トルク特性切換制
御装置を適用した四輪駆動車を示す全体システム図であ
り、80はエンジン、81はトランスミッション、82
はりあプロペラシャフト、83はリアディファレンシャ
ル、84はリアドライブシャフト、85は後輪、86は
フロントプロペラシャフト、87はフロントディファレ
ンシャル、88はフロントドライブシャフト、89は前
輪で、前記フロントプロペラシャフト86の途中には高
低の二つの伝達トルク特性を変更可能な回転差感応型継
手90が設けられている。前記回転差感応型継手90に
は、高低の二つの伝達トルク特性を切り換える4WDア
クチュエータ23が設けられ、この4WDアクチュエー
タ23には4WDコントローラ46(伝達トルク特性切
換制御手段eに相当)が接続されている。
【0017】図3は回転差感応型継手部分を示す断面図
で、入力フロントプロペラシャフト86aにスプライン
結合され、内面にカム面10aが形成されたハウジング
10(第1回転部材に相当)と、出力フロントプロペラ
シャフト86bにスプライン結合され、両シャフト86
a,86bの相対回転差により前記カム面10aに接触
球面11aが摺接しながら径方向に往復動する放射状配
置のドライブピストン11が設けられたロータ12(第
2回転部材に相当)と、前記ドライブピストン11の往
復動に伴なって体積変化するピストンシリンダ室13(
出力油室に相当)と、該ピストンシリンダ室13から吐
出油路14を介してアキュムレータシリンダ室15へ流
出する吐出油の流出を抑制する第1オリフィス16a及
び第2オリフィス16bと、前記アキュムレータシリン
ダ室15からレギュレータ油路17を介してピストンシ
リンダ室13へ油を送るワンウェイバルブ18とを備え
ている。
【0018】そして、前記第1オリフィス16a及び第
2オリフィス16bは、ロータ12の回転中心軸位置に
固定されたオリフィス部材19に形成され、このオリフ
ィス部材19の中心軸穴には軸方向への摺動により第2
オリフィス16bを開閉するスプールバルブ20が設け
られている。このスプールバルブ20の背面には、プッ
シュロッド21が当接していて、該プッシュロッド21
は、図外の継手ハウジングに設けられた4WDアクチュ
エータ23の回転駆動制御により進退ストローク制御さ
れるもので、アクチュエータ軸の回転駆動力は、フォー
ク24,駆動伝達ユニット22を介してプッシュロッド
21に伝達される(これらの構成が伝達トルク特性変更
手段bに相当)。
【0019】図4は前記4WDアクチュエータ23の電
子制御系を示すブロック図である。この4WDアクチュ
エータ23には、左右前輪及び左右後輪のそれぞれに設
けられた車輪速センサ40,41,42,43とABS
コントローラ44とデフ油温スイッチ45(デフ油温検
出手段dに相当)から車輪速信号とABS作動信号とデ
フ油温スイッチ信号とを入力し、ABS作動時またはデ
フ油温が高油温でデフ油温スイッチ45がオンの時、前
記第2オリフィス16bを開放する駆動指令を4WDア
クチュエータ23に出力し、その他の時、前記第2オリ
フィス16bを閉鎖する駆動指令を4WDアクチュエー
タ23に出力する4WDコントローラ46が接続されて
いる。
【0020】尚、前記ABSコントローラ44からは、
左右前輪及び左右後輪のそれぞれに設けられたABSア
クチュエータ47,48,49,50に対し駆動制御指
令が出力される。
【0021】作用を説明する。
【0022】図5は前記4WDコントローラ46で行な
われる伝達トルク特性切換制御作動の流れを示すフロー
チャートで、以下、各ステップについて説明する。
【0023】ステップ60では、イグニッションスイッ
チがONかどうかが判断され、ステップ61では、デフ
油温スイッチ45がOFFかどうかが判断される。そし
て、イグニッションスイッチがONで、且つ、デフ油温
スイッチ45がOFFである場合には、ステップ62へ
進み、4WDアクチュエータ23にHi動作の駆動指令
(第2オリフィス16bを閉鎖する駆動指令)が出力さ
れる。ステップ63ではイグニッションスイッチがON
かどうかが判断され、ステップ64ではABS作動信号
がONかどうかが判断され、ステップ65では、デフ油
温スイッチ45がONかどうかが判断される。そして、
イグニッションスイッチがOFFでエンジンを切った場
合、アンチスキッドブレーキ作動時でABS作動信号が
ONである場合、デフ油温が高油温である場合、のいず
れか1つの条件でも満足する時には、ステップ66へ進
み、4WDアクチュエータ23にLo動作の駆動指令(
第2オリフィス16bを開放する駆動指令)が出力され
る。尚、ステップ63〜ステップ65のいずれの条件も
満足しない時には、Hi動作の駆動指令が維持される。
【0024】上記制御作動により、ステップ64または
ステップ65の条件を満足しない時、つまり、前輪89
側にエンジントルクを配分する伝達トルクの発生を容認
する車両状態が検出された時には、スプールバルブ20
による第2オリフィス16bの閉鎖が保たれ、ハウジン
グ10とロータ12が前後輪回転差に伴なって相対回転
をする時、ピストンシリンダ室13から吐出油路14を
介してアキュムレータシリンダ室15へ流出する吐出油
が第1オリフィス16aにより流出抑制され、この流出
抑制によりピストンシリンダ室13の室圧を増大させ、
ハウジング10のカム面10aとドライブピストン11
の接触球面とがドライブピストン11の軸心方向へのス
トローク時に圧接することで、図6のH特性に示すよう
に、左右輪回転差に応じた伝達トルクが発生し、その上
昇ゲインも高い。
【0025】上記制御作動により、ステップ64または
ステップ65のいずれかの条件を満足する時、つまり、
駆動直結であることがアンチスキッドブレーキの円滑な
作動を妨げる時または異径タイヤ装着時等で定常的な前
後輪回転差が発生しデフ油温が上昇して高温となった時
には、スプールバルブ20がストロークして第2オリフ
ィス16bを開放し、ハウジング10とロータ12が前
後輪回転差に伴なって相対回転をする時、ピストンシリ
ンダ室13から吐出油路14を介してアキュムレータシ
リンダ室15へ流出する吐出油が第1オリフィス16a
及び第2オリフィス16bにより低い流出抑制効果とな
ることで、図6のL特性に示すように、前後輪回転差に
応じた伝達トルクが発生するものの、その上昇ゲインは
低く抑えられる。
【0026】以上説明してきたように、第1実施例装置
にあっては、適用車両のデフ油温を監視し、デフ油温が
高油温時、低伝達トルク特性側に切り換える装置とした
為、異径タイヤ装着時等の定常的な前後輪回転差の発生
時にパワートレーン各部の発熱の抑制を図ることが出来
る。この結果、パワートレーン各部に設けられているシ
ールの損傷や油洩れを防止できる。
【0027】(第2実施例)以下、請求項1記載の発明
に対応する第2実施例を図7〜図9に基づいて説明する
【0028】構成を説明する。
【0029】図7は第2実施例装置に適用された回転差
感応型継手部分を示す断面図であり、ロータ12の回転
中心軸位置に固定されたオリフィス部材19には、スプ
ールバルブ20により開閉可能な位置に第1オリフィス
16c及び第2オリフィス16dが形成され、このオリ
フィス部材19の中心軸穴に摺動可能に設けられたスプ
ールバルブ20により、両オリフィス16c,16dを
共に開放しての低伝達トルク特性と、第2オリフィス1
6dのみを閉鎖しての高伝達トルク特性と、両オリフィ
ス16c,16dを共に閉鎖しての超高伝達トルク特性
の三特性を達成可能としている。尚、他の構成について
は、第1実施例装置と同様であるので対応する構成に同
一符号を付して説明を省略する。
【0030】作用をする。
【0031】図8は第2実施例の4WDコントローラ4
6で行なわれる伝達トルク特性切換制御作動の流れを示
すフローチャートで、第1実施例と異なるのは、ステッ
プ67で前輪速平均値等で得られる車速Vが設定車速V
0以上かどうかが判断され、V<V0の時には、ステッ
プ66へ進むが、V≧V0の時には、ステップ68へ進
み、4WDアクチュエータ23に超Hi動作の駆動指令
を出力する点で異なる。
【0032】従って、図9に示すような特性となり、第
1実施例装置の効果に加え、砂路走行時等の高負荷連続
低速走行時で前後輪回転差の発生が大きくデフ油温が上
昇するような時に、超高伝達トルク特性によるリジッド
4WDモードにすることでパワートレーン各部の発熱の
抑制を図ることが出来る。
【0033】(第3実施例)以下、請求項2記載の発明
に対応する第3実施例を図10〜図14に基づいて説明
する。
【0034】構成を説明する。
【0035】図10は第3実施例の伝達トルク特性切換
制御装置を適用した後輪駆動車を示す全体システム図で
あり、差動を制限する伝達トルクを発生する回転差感応
型継手90’がこのリアディファレンシャル83に内蔵
状態で設けられている。尚、23’はLSDアクチュエ
ータ、46’はLSDコントローラ(伝達トルク特性切
換制御手段fに相当)である。
【0036】図11はリアディファレンシャル断面図で
、ドライブピニオン1及びリングギア2を介してエンジ
ントルクが入力されるディファレンシャルケース3と、
該ケース3に支持されるピニオンシャフト4と、該シャ
フト4に回転自在に支持されるピニオン5と、該ピニオ
ン5に噛合する一対のサイドギア6,7と、該サイドギ
ア6,7にそれぞれ連結される左ドライブシャフト8及
び右ドライブシャフト9とを備えている。そして、左ド
ライブシャフト8及び右ドライブシャフト9に連結され
、前記ハウジング10とサイドギア6を兼用部材として
回転差感応型継手90’が内蔵されている。回転差感応
型継手90’の構造は第1実施例継手と同様であるので
対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
【0037】尚、図11において、29はドライブハウ
ジングカバー、30はシリンダ穴、31はアキュムレー
タリリーフ穴、32はシールリング、33はアキュムレ
ータピストン、34はスプリングリテーナ、35はリタ
ーンスプリングである。
【0038】図12はLSDアクチュエータ23’の電
子制御系を示すブロック図である。このLSDアクチュ
エータ23’には、リアディファレンシャル83の油温
を検出するデフ油温センサ45(デフ油温検出手段dに
相当)がLSDコントローラ46’に接続されている。 尚、他の構成は第1実施例装置と同様である。
【0039】作用を説明する。
【0040】図13は前記LSDコントローラ46’で
行なわれる伝達トルク特性切換制御作動の流れを示すフ
ローチャートで、ステップ69では、デフ油温センサ4
5によるデフ油温Tが極低温設定値T0を超えているか
どうかが判断され、ステップ70では、デフ油温センサ
45によるデフ油温Tが極低温設定値T0以下であるか
どうかが判断され、T≦T0の時には、LSDアクチュ
エータ23’にLo動作の駆動指令(第2オリフィス1
6bを開放する駆動指令)が出力される点が第1実施例
と異なる。
【0041】従って、図14に示すような特性となり、
適用車両のデフ油温を監視し、デフ油温Tが極低温設定
値T0以下の極低油温時、低伝達トルク特性側に切り換
える装置とした為、作動油が高粘度となる極低油温時に
差動を制限する伝達トルク特性の悪化の抑制を図ること
が出来る。この結果、極低油温時に作動油が高粘度にな
ることにより左右輪回転差に対して上昇ゲインの高い伝
達トルク特性に変化し、左右の後輪85がリジッドアク
スル状となって特性がタイトとなり、車両性能を悪化さ
せることが防止される。
【0042】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成は上記実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の変更や追加等
があっても本発明に含まれる。
【0043】例えば、実施例では、回転差感応型継手と
して、ピストンポンプタイプの継手を示したが、ベーン
ポンプタイプ等、左右輪回転差に応じて差動制限トルク
を発生する継手には適用することができる。
【0044】例えば、低伝達トルク特性として、前後輪
回転差や左右回転差に応じて低いながらも伝達トルクが
発生する例を示したが、低伝達トルク特性は、前後輪回
転差や左右回転差にかかわらずほぼ零のトルクとなるも
のでも含まれる。
【0045】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1記載
の本発明にあっては、適用車両のデフ油温を監視し、デ
フ油温検出値が所定値以上の高油温時、低伝達トルク特
性側に切り換える手段とした為、少なくとも二つの伝ト
ルク特性を達成し得る回転差感応型継手を四輪駆動車の
前後輪の一方の駆動系の途中にトルク配分手段として適
用した伝達トルク特性切換制御装置において、異径タイ
ヤ装着時等の定常的な前後輪回転差の発生時にパワート
レーン各部の発熱の抑制を図ることが出来るという効果
が得られる。
【0046】請求項2記載の本発明にあっては、少なく
とも二つの伝達トルク特性を達成し得る回転差感応型継
手を左右駆動輪間に差動制限手段として適用した伝達ト
ルク特性切換制御装置において、適用車両のデフ油温を
監視し、デフ油温検出値が所定値以下の極低油温時、低
伝達トルク特性側に切り換える手段とした為、作動油が
高粘度となる極低油温時に差動を制限する伝達トルク特
性の悪化の抑制を図ることが出来るという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の伝達トルク特性切換制御装置を示すク
レーム対応図である。
【図2】第1実施例装置が適用された後輪駆動ベースの
四輪駆動車を示す全体システム図である。
【図3】第1実施例装置の回転差感応型継手部分を示す
断面図である。
【図4】第1実施例の伝達トルク特性切換制御装置で前
輪側配分トルクを制御する電子制御系を示すブロック図
である。
【図5】第1実施例の伝達トルク特性切換制御装置の4
WDコントローラで行なわれる伝達トルク特性切換制御
処理作動の流れを示すフローチャートである。
【図6】第1実施例装置での伝達トルク(前輪側配分ト
ルク)特性を示す図である。
【図7】第2実施例装置の回転差感応型継手部分を示す
断面図である。
【図8】第2実施例の伝達トルク特性切換制御装置の4
WDコントローラで行なわれる伝達トルク特性切換制御
処理作動の流れを示すフローチャートである。
【図9】第2実施例装置での伝達トルク(前輪側配分ト
ルク)特性を示す図である。
【図10】第3実施例装置が適用された後輪駆動車を示
す全体システム図である。
【図11】第3実施例装置の回転差感応型継手が内蔵さ
れたリアディファレンシャルを示す断面図である。
【図12】第3実施例の伝達トルク特性切換制御装置で
差動制限トルクを制御する電子制御系を示すブロック図
である。
【図13】第3実施例の伝達トルク特性切換制御装置の
LSDコントローラで行なわれる伝達トルク特性切換制
御処理作動の流れを示すフローチャートである。
【図14】第3実施例装置での伝達トルク(差動制限ト
ルク)特性を示す図である。
【図15】従来装置での伝達トルク(前輪側配分トルク
)特性を示す図である。
【図16】従来装置での伝達トルク(差動制限トルク)
特性を示す図である。
【符号の説明】
a,a’  回転差感応型継手 b,b’  差動制限トルク特性変更手段c  ディフ
ァレンシャル d  デフ油温検出手段 e  伝達トルク特性切換制御手段 f  伝達トルク特性切換制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  前後輪の一方の駆動系の途中に設けら
    れ、前後輪の回転差に伴なって第1回転部材と第2回転
    部材が相対回転をする時、この相対回転によるポンプ作
    用で流出する吐出油をオリフィスにより流出抑制し、こ
    の流出抑制により出力油室の室圧を増大させて前後輪回
    転差に応じて一方の駆動系に配分する伝達トルクを発生
    する回転差感応型継手と、前記オリフィスによる流出抑
    制効果を変えることで、少なくとも前後輪回転差に対し
    て発生する伝達トルクの上昇ゲインが高い高伝達トルク
    特性と、前後輪回転差に対して発生する伝達トルクの上
    昇ゲインが低い低伝達トルク特性とに変更可能な伝達ト
    ルク特性変更手段と、前記回転差感応型継手が適用され
    た車両の直結駆動輪側のディファレンシャルの油温を検
    出するデフ油温検出手段と、デフ油温検出値が所定値以
    上の高油温時、高伝達トルク特性から低伝達トルク特性
    に切り換える伝達トルク特性切換制御手段と、を備えて
    いることを特徴とする伝達トルク特性切換制御装置。
  2. 【請求項2】  左右駆動輪間のディファレンシャルに
    内蔵され、左右輪の回転差に伴なって第1回転部材と第
    2回転部材が相対回転をする時、この相対回転によるポ
    ンプ作用で流出する吐出油をオリフィスにより流出抑制
    し、この流出抑制により出力油室の室圧を増大させて左
    右輪回転差に応じて差動を制限する伝達トルクを発生す
    る回転差感応型継手と、前記オリフィスによる流出抑制
    効果を変えることで、少なくとも左右輪回転差に対して
    発生する伝達トルクの上昇ゲインが高い高伝達トルク特
    性と、左右輪回転差に対して発生する伝達トルクの上昇
    ゲインが低い低伝達トルク特性とに変更可能な伝達トル
    ク特性変更手段と、前記回転差感応型継手が適用された
    左右駆動輪間に設けられたディファレンシャルの油温を
    検出するデフ油温検出手段と、デフ油温検出値が所定値
    以下の極低油温時、高伝達トルク特性から低伝達トルク
    特性に切り換える伝達トルク特性切換制御手段と、を備
    えていることを特徴とする伝達トルク特性切換制御装置
JP608791A 1991-01-23 1991-01-23 伝達トルク特性切換制御装置 Pending JPH04339028A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6752742B2 (en) * 2001-10-31 2004-06-22 Toyoda Koki Kabushiki Kaisha Power distribution method and power distribution control apparatus for vehicle
JP2008030626A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Fuji Heavy Ind Ltd 車両の駆動力配分制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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