JPH04340546A - 銀塩拡散転写法用受像要素 - Google Patents

銀塩拡散転写法用受像要素

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JPH04340546A
JPH04340546A JP11168991A JP11168991A JPH04340546A JP H04340546 A JPH04340546 A JP H04340546A JP 11168991 A JP11168991 A JP 11168991A JP 11168991 A JP11168991 A JP 11168991A JP H04340546 A JPH04340546 A JP H04340546A
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cellulose ester
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JP11168991A
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English (en)
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Seitaro Horie
堀江 征太郎
Toshihiro Watanabe
敏弘 渡辺
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀塩拡散転写法写真感
光材料に関するものであり、特に銀塩拡散転写法用受像
要素に関し、詳しくは銀塩拡散転写法により得られた写
真プリントのカールを改良し、且つライトパイピングを
防止することに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来ハロゲン化銀などの銀塩を利用した
拡散転写写真法がよく知られている。このような写真法
においては露光されたハロゲン化銀写真乳剤を含有する
感光要素と、銀沈澱核を含有する受像要素とを重ね合わ
せこれら二つの要素の間に現像主薬の存在下でハロゲン
化銀溶剤を含むアルカリ性処理液を塗り付けて処理する
ことにより、受像要素上に直接にポジの銀画像を得る方
法が知られている。この方法では、感光要素中の未露光
のハロゲン化銀乳剤が、ハロゲン化銀溶剤により溶解さ
れて銀イオン錯体としてアルカリ性処理液中に溶けだし
、受像要素に転写して、受像要素中で銀沈澱核の作用に
より銀画像として沈澱することによって、直接ポジ画像
が形成される。
【0003】この方法で用いられる受像要素は通常バラ
イタ紙、ポリエチレンラミネート紙、ラッカー紙、合成
紙などの紙支持体あるいはアセチルセルロース、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリスチレンなどのフィルム支
持体が知られているが、 1)拡散転写現像を開始して剥離するまでの時間が必ず
しも30秒〜60秒の短時間ばかりではなく、10分以
上かかるような用途もある。剥離するまでの時間が長い
と高アルカリ性処理液に接する時間が長くなるために例
えば、バライタ紙やアセチルセルロースのように支持体
の表側が充分な耐水性を有していないものは支持体の力
学的強度が低下して剥離する時に受像シートに凹凸が生
じたり、支持体内で剥がれるという不都合が生じやすい
。 2)ポリエチレンテレフタレートやポリスチレン等の支
持体では、証明写真として用いられる場合には所定の刻
印が明瞭に打てないという不都合が生じることがある。 等の理由から紙の両側をポリエチレンのごときポリオレ
フィンでラミネートした支持体が適切、便利である。こ
のような支持体の上にゼラチン、カルボキシメチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、再生セルロース
、ポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウム、デン
プン、アラビアゴム、コロイダルシリカなどから選ばれ
るアルカリ浸透性のポリマーバインダーの中に硫化パラ
ジウム、硫化ニッケル、硫化銀などの金属硫化物、ある
いは金、銀、パラジウムなどの貴金属コロイドから選ば
れる銀沈澱核を含有する受像層を設けることにより作ら
れている。
【0004】これらの受像要素を改良するために以前か
ら数多くの発明がなされ、特許出願されてきた。これら
の中で受像要素のバインダーとして再生セルロースを用
いる方法が知られている。すなわち米国特許3,179
,517号にはアセチルセルロースフィルムをアルカリ
で加水分解して再生セルロース層を形成しその後でその
再生セルロース層を金塩溶液と還元剤溶液とに浸漬して
、その層の中で反応させて金コロイドの銀沈澱核にする
ことによって受像要素を形成する方法が記載されている
。また特公昭46−43944号にはアセチルセルロー
スの中に銀沈澱核を分散して支持体上に塗布してからア
セチルセルロースを加水分解して再生セルロースにする
ことにより受像要素を作成する方法が記載されている。 さらに米国特許4,163,816号にはアセチルセル
ロースを溶液中で酸で加水分解し、低酢化度のアセチル
セルロースに変えて支持体上に塗布することによって作
成する受像要素について記載されている。
【0005】また一般に拡散転写法写真は通常の写真法
と異なって、撮影される時の温度が現像温度になるため
低温では現像時間が長く、高温では現像時間が短くなる
ような仕組みが必要である。この要求を満たすために現
像液のアルカリを中和させるための中和層と、アルカリ
の中和速度を温度に応じて制御するための中和タイミン
グ層が適用されるが、この中和タイミング層としてもセ
ルロースエステルがよく用いられ、さらには中和層のバ
インダーとしても用いられることがある。このようにア
セチルセルロースあるいは再生セルロースは銀塩拡散転
写法用受像要素のバインダーとしてよく知られた、また
非常に有用な材料である。
【0006】銀塩拡散転写法用受像要素にはまた現像時
に暗室を構築するための遮光の機能が必要である。剥離
型の銀塩拡散転写法用受像要素においては支持体に遮光
機能を組み込むか、バック層に遮光機能を組み込むこと
が一般に知られているが、遮光機能を有していない支持
体は市販の物が多様に、且つ容易に入手できるので、言
い換えれば、遮光機能を組み込んだ支持体は比較的入手
しにくいのでバック層に遮光機能を組み込むことの方が
より便利であるといえる。遮光機能を有するバック層に
ついては例えば米国特許3,752,692号あるいは
特開昭61−48845に記載されている。遮光剤とし
てはカーボンブラックのごとく全可視光域にわたって光
を吸収する黒色物質が特に有用であるが、イエロー、マ
ゼンタ、シアン等の各単色の染料を混合して黒色にして
もよい。遮光剤を分散あるいは添加するバインダーとし
ては水溶性ポリマーでも水不溶性ポリマーでも有用であ
るが、バック層はまた鉛筆等による筆記性の機能を有す
ることが好ましいこと、また黒色が最外層では美的見地
からは好ましくないこと等により、黒色層の上にさらに
白色顔料を塗設することが商品としては望ましい。この
目的のためには水溶性のポリマー、特にゼラチンに遮光
剤や白色顔料を分散あるいは添加して、二層以上の多層
を同時に塗布することが容易であるので水不溶性ポリマ
ーを用いる場合よりも工業的に有利である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように受像要素の
表側(現像液と接する側)にセルロースエステルあるい
は再生セルロースを塗設し、裏面側にはゼラチンを含有
する層を塗設した銀塩拡散転写法用受像要素はしかしな
がら表側の材料と裏面側の材料との湿度と温度、特に湿
度による伸縮の度合いが大きく異なるためにカールしや
すく、プリントの平面性が保ちにくくなるという欠点が
生じやすい。さらにセルロースエステルを用いた受像要
素は現像液のアルカリにより、展開現像後にもプリント
の保存環境条件および時間とともにエステルの加水分解
を受ける程度が変化する。アセチルセルロースの場合は
アルカリによる加水分解によって酢酸を放出するために
加水分解を受けていない状態に比べて体積が減少するた
め収縮しやすくなる。また剥離型銀塩拡散転写真は一般
には受像要素、感光要素および処理液要素が一つのセッ
トとなっており、なおかつこのセットが一つの箱に収納
され、一セットずつ順に撮影、現像できるように工夫さ
れている。このような態様においては例えば特開昭62
−244041号に記載されている如く受像要素にライ
トパイピング防止策が講じられていなければ受像要素中
に入った光が銀沈澱核層に漏れて、写真科学用語で言う
光かぶりが起こるという重大な欠陥が生じる。プリント
のカールが大きいと記録として台紙等に貼付して保存し
ようとするときに貼付しにくかったり、貼付した台紙が
カールによって反り返ってファイルしにくい等の不都合
がある。本発明はかかる問題を解決することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は中和タイミン
グ層としてセルロースエステルを沸点が100℃以下の
ケトンと沸点が100℃以下のアルコールの混合溶媒に
溶解した溶液に白色顔料を分散して塗布することにより
達成できることがわかった。好ましくは、上記目的は支
持体の現像液と接する側(表側)に順に少なくとも中和
層、中和タイミング層、および受像層を有し、支持体の
裏面側にはゼラチンを含有する層を有する銀塩拡散転写
法用受像要素において中和タイミング層がライトパイピ
ング防止のための白色顔料を分散したセルロースエステ
ルから成り、該セルロースエステルを沸点が100℃以
下のケトンと沸点が100℃以下のアルコールの体積比
が8:1〜3:1の混合溶媒に溶解して塗設したことを
特徴とする剥離型銀塩拡散転写法用受像要素によって達
成された。また好ましい態様として、前記の如くケトン
とアルコールの混合溶媒に溶解して塗設した中和タイミ
ング層を製造する方法がある。バインダーとしてセルロ
ースエステルを塗設した受像要素は前述のごとく拡散転
写現像した場合処理液のアルカリによって加水分解され
る。アセチルセルロースの場合には加水分解により酢酸
が発生し、プリントが保存される温湿度条件に応じて系
外に蒸発して出る。このためプリントは相対的に表側に
収縮する傾向を有することが分かった。また受像要素に
用いられるバインダーは有機溶媒にしか溶けないものが
多く、沸点が比較的高い溶媒を用いた場合には塗布の乾
燥工程では完全には除去してしまうことが難しく、ある
程度の量が受像要素中に残っている。この残留溶媒もプ
リントを保存中に徐々に系外に蒸発してやはりプリント
の表側に収縮した形でカールしやすい。紙の両側をポリ
エチレンでラミネートした支持体を用いた場合にはポリ
エチレンの軟化による支持体の変形やきずつきを避ける
ために塗布工程の乾燥温度は100℃以下にする必要が
ある。沸点が100℃以上の溶媒を用いた場合には残留
溶媒量が多くなるため、カールが大きくなる不都合が生
じる。アセトンやメチルエチメケトンの如き沸点が10
0℃以下のケトンをセルロースエステルの溶媒として用
いるとプリントのカールを小さくすることができる。
【0009】ライトパイピング防止には例えば二酸化チ
タン、アルミナ、シリカの如き白色顔料をバインダー中
に分散することが有効であることが知られている。これ
らの白色顔料はしかしながら、アセトン、メチルエチル
ケトンあるいは両者の混合溶媒に溶かしたセルロースエ
ステル溶液には充分に分散しにくく、塗布膜中で白色顔
料粒子の凝集が生じやすく、プリントの光沢度が低下す
るという問題がある。沸点が100℃以下のケトンと沸
点が100℃以下のアルコールの混合溶媒にセルロース
エステルを溶解した溶液に白色顔料を分散すると分散性
がよく、且つカールを小さくすることができることが分
かった。これらのアルコールは一般にセルロースエステ
ルの良溶媒ではなく、アルコールの混合比率が大きすぎ
るとセルロースエステルの溶解性が悪く、またアルコー
ルの混合比率が小さすぎると白色顔料の分散性が悪くな
る。該ケトンとアルコールの好ましい混合比(ケトン:
アルコール)は体積比で8:1〜3:1である。
【0010】ライトパイピング防止のめの白色顔料とし
ては微粉末にした二酸化チタン、アルミナ、シリカ、硫
酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化亜鉛等が挙げられる
が屈折率が高いものが使用量が少なくてすむので二酸化
チタンが特に好ましい。白色顔料の量は顔料のサイズ、
種類などによっても異なるが、添加する層のバインダー
の重量の0.1〜1%が好ましい。白色顔料を添加する
層としては銀沈澱核層に最も隣接した中和タイミング層
に添加することが有効で、更にこれ以外の層に添加して
もよい。セルロースエステルの溶媒としてアルコール類
を用いる一般的な記述が例えば特開昭62−24404
1号の(7)頁にあるが、この引例は白色顔料の分散性
改良と残留溶媒によるカールの悪化を防止するために沸
点が100℃以下のケトンとアルコールの混合比率が限
定されるという本発明の主旨を何ら示唆するものではな
い。本発明で記載する好ましい銀塩拡散転写法用受像要
素は、支持体の一方の側の上に順次、アルカリ中和層、
中和タイミング層、銀沈澱核層を塗設し、支持体のもう
一方側(バック層)の上に順次、遮光層、白色顔料層を
塗設したものである。アルカリ中和層と中和タイミング
層の間に画像安定化のための層、銀沈澱核層の上に保護
層(剥離層)を、またバック側の白色顔料層の上に保護
層を塗設してもよい。
【0011】本発明で用いられる支持体のポリオレフィ
ンはポリエチレンあるいはポリプロピレンで好ましくは
ポリエチレンである。ラミネートするポリオレフィン層
の厚みは表側、裏側ともに各々10−60μmで好まし
くは20−40μmである。表側あるいは表側と裏面側
のポリオレフィン層には白色顔料が分散されている。白
色顔料としては例えば二酸化チタン(チタンホワイト)
、酸化亜鉛、硫酸バリウム、シリカ、アルミナ、ステア
リン酸バリウム等が挙げられるが、なかでも二酸化チタ
ンが好ましく、アナターゼ型でもルチル型でもよい。支
持体の反射率が380−700nmで80%以上になる
ように白色顔料を添加する。本発明のアルカリ中和層、
中和タイミング層およびケン化する前の受像層に使用さ
れているセルロースエステルはセルロースの水酸基の一
部または全部がエステル化されたものであれば原理上は
どれでも適用でき、酢酸セルロース、プロピオン酸セル
ロース等の脂肪酸セルロース、硫酸セルロース、リン酸
セルロース等の無機酸セルロース等が挙げられる。セル
ロースの水酸基のエステルへの置換度についても使用す
る溶媒組成、ケン化反応の速度、受像層の写真活性(溶
解した銀の吸着速度)によって上記セルロースエステル
の中から適したものを選ぶことになるが、一般には酢酸
セルロースが好ましい。また酢酸セルロースの置換度の
好ましい範囲は1.53(酢化度40%)から2.7(
酢化度58%)で更に好ましい置換度は1.7−2.6
である。
【0012】本発明ではアルカリ中和層には例えば特公
昭48−33697号に記載されているような重合体酸
などが用いられる。好ましい重合体酸としては無水マレ
イン酸共重合体、例えばスチレン/無水マレイン酸共重
合体、メチルビニルエーテル/無水マレイン酸共重合体
、エチレン/無水マレイン酸共重合体等、アクリル酸/
メタクリル酸共重合体、例えばアクリル酸/アルキルア
クリレート共重合体、アクリル酸/アルキルメタクリレ
ート共重合体、メタクリル酸/アルキルアクリレート共
重合体、メタクリル酸/アルキルメタクリレート共重合
体等が挙げられる。またこれらの重合体酸とセルロース
エステルの如きアルカリ非浸透性ポリマーと混合して、
あるいはアルカリ浸透性ポリマーと混合して中和層に用
いることができる。重合体酸の塗布量は現像液中に含ま
れるアルカリ量で最適値が変化するが現像液のアルカリ
量に対して25〜100モル%が好ましく、より好まし
くは40〜100モル%である。中和タイミング層には
例えばゼラチン、ポリビニルアルコールポリアクリルア
ミド、部分的に加水分解されたポリ酢酸ビニル、β−ヒ
ドロキシエチルメタクリレートとエチルアクリレートと
の共重合体、またはアセチルセルロース等が主成分とし
て使用されることがよく知られているが、なかでもアセ
チルセルロースが好ましい材料である。
【0013】再生セルロースバインダーの中に銀沈澱核
を含有する受像層には米国特許3,756,825号、
西独特許1,903,741号、フランス特許2,09
0,476号、特開昭63−247755号、エイ・ロ
ット(A. Rott) 、イー・ウェイド(E. W
eyde)、“フォトグラフィック・シルバー・ディフ
ュージョン・トランスファー・プロセシーズ(Phot
ographic Silver Diffusion
 Transfer Processes)、フォーカ
ル・プレス・ロンドン1972 (Focal Pre
ss, London,1972)の第3・2・4・4
章の61−65頁に記載されている如き色調剤を用いる
ことができる。銀塩拡散転写法写真の画像の保存性を改
良するために受像層と支持体との間にヨウ素イオンを捕
獲するための層を塗設してもよく、また例えば特開昭5
9−231537号に記載されている如き画像保存性改
良剤を受像要素中に含有させてもよい。
【0014】受像層の上には銀塩拡散転写写真プリント
の表面の光沢や平滑性をよくしたり、受像層が傷つくの
を防止したりするために剥離層あるいは保護層を塗設し
てもよい。またバック層の最外層には遮光層および/あ
るいは白色層が外力によるひっかき傷がついたり、膜剥
がれしたりするのを防止するための保護層が塗設されて
いてもよい。該保護層もゼラチンを含有する層であるこ
とが好ましく、筆記性を付与したり、ブロッキングを防
止するためにマット剤を分散されていてもよい。黒色層
、白色層、およびこれらの保護層の塗布液には当業界で
はよく知られている界面活性剤、増粘剤、硬膜剤、柔軟
化剤、湿潤剤等を含んでいてもよい。
【0015】これらのバック層に用いられるゼラチンは
、アルカリ処理ゼラチン、酸処理ゼラチン、酵素処理ゼ
ラチン、アミノ基あるいはカルボキシ基を一部修飾した
ゼラチンのうちいずれでもよい。遮光のために用いられ
る黒色物質の量は一概には言えないが、感度がISO3
000のハロゲン化銀写真感光材料が遮光層を通して1
5万ルックスで10秒間光を照射されても光に被ること
がない量用いることが好ましい。黒色層を隠すための白
色層に用いられる顔料あるいは粒状物質の量も一概には
言えないが、鉛筆、ペン等を用いて筆記した場合に大抵
の色について筆記された内容が容易に識別できる程度に
黒色を隠せる量だけ用いることが好ましい。バック層に
塗布されるバインダー量は表側に塗布されるバインダー
の量とほぼ同じであることが好ましい。拡散転写法は写
真業界では周知であり、その詳細については説明を省略
する。この拡散転写法では多くの種類の写真材料を作る
ことができる。すなわち、ハロゲン化銀写真乳剤を含む
感光要素が支持体上に塗布された感光材料と受像要素を
重ね合わせて、処理要素であるアルカリ性処理組成物、
例えば現像主薬とハロゲン化銀溶剤とを含む高粘度のあ
るいは低粘度のアルカリ性処理組成物を前記二つの要素
の間に展開することによって転写画像を得ることが知ら
れており、本発明の実施にはこの方式が有利に用いられ
る。
【0016】本発明で用いられる感光要素は支持体上に
一種またはそれ以上のハロゲン化銀乳剤を含む感光層を
有し、この分野で知られている感光要素ならいずれも適
用できる。ハロゲン化銀は高感度の沃臭化銀(ヨード含
量1〜10モル%)が特に好ましい。これらは適当な保
護コロイド物質、例えばゼラチン、カゼイン、アルブミ
ン、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド等に分
散される。このような用途に適当な乳剤はペー・グラフ
キデ(P. Glafkides)著  シミ・エ・フ
ィジィーク・フォトグラフィーク(Chimie et
 Physique Photographic, P
aul Montel 社刊、1967年)、ジー・エ
フ・ダフィン(G. F. Duffin)著、フォト
グラフィック・エマルジョン・ケミストリー(Phot
ographic Emulsion Chemist
ry, The FocalPress 社刊、196
6年)、ヴィ・エル・ゼリクマン等(V. L.Zel
ikman et al.) のメーキング・アンド・
コーティング・フォトグラフィック・エマルジョン(M
aking and Coating Photogr
aphic Emulsion, The Focal
 Press社刊、1964年)等に記載された方法で
調製することができる。これらのハロゲン化銀乳剤は必
要に応じて化学増感、分光増感、強色増感を行うことが
できる。また当業界でよく知られているカブリ防止剤、
硬膜剤、現像促進剤、界面活性剤、帯電防止剤などを添
加することもできる。また感光層の上に保護層を設け、
物理的損傷から感光層を保護し、さらに保護層にはマッ
ト剤粒子を分散させて表面のすべり性を改良し、またブ
ロッキングを防止することもできる。
【0017】本発明で用いられる処理要素としては、種
々の処理組成物が用いられるが、好ましくは処理組成物
には現像主薬とハロゲン化銀溶剤とアルカリ剤とが含ま
れているが、目的に応じて現像主薬および/あるいはハ
ロゲン化銀溶剤を感光要素中および/あるいは受像要素
中に含ませておくこともできる。適当なハロゲン化銀現
像主薬には少なくとも二つのヒドロキシルおよび/また
はアミノ基がベンゼン核のオルトまたはパラ位に置換さ
れているベンゼン誘導体、例えばハイドロキノン、アミ
ドール、メトール、グリシン、p−アミノフェノールお
よびピロガロールおよびヒドロキシルアミン類、特に第
一級および第二級脂肪族および芳香族N−置換またはβ
−ヒドロキシルアミン類で、これらは水性アルカリに可
溶性であり、例えばヒドロキシルアミン、N−メチルヒ
ドロキシルアミン、N−エチルヒドロキシルアミンおよ
び米国特許2,857,276号に記載されているもの
および同3,293,034号に記載されている如きN
−アルコキシアルキル置換ヒドロキシルアミン類が包含
される。特開昭49−88521号に記載されているテ
トラヒドロフルフリル基をもつヒドロキシルアミン誘導
体も用いられる。また西独特許出願(OLS)2,00
9,054、同2,009,055および同2,009
,078号に記載されているアミノレダクトン類や、米
国特許4,128,425号に記載されている複素環ア
ミノレダクトンも用いられる。さらに米国特許3,61
5,440号に記載されているテトラアルキルレダクチ
ン酸も用いることができる。
【0018】また補助現像剤のフェニドン化合物、p−
アミノフェノール化合物およびアスコルビン酸と上記現
像剤を併用することができる。適当なハロゲン化銀溶剤
には通常の定着剤、例えばナトリウムチオサルフェート
、ナトリウムチオシアネート、アンモニウムチオサルフ
ェートおよびその他上述の米国特許2,543,181
号に記載されているもの、および環式イミドと窒素塩基
の組み合わされたもの例えばバルビツレート、またはウ
ラシルとアンモニアまたはアミンと組み合わされたもの
、および米国特許2,857,274号に記載されてい
るような組合せが包含される。
【0019】
【実施例】以下に具体的に実施例を挙げて本発明を更に
詳細に説明するが具体例のみに限定されるものではない
。〔  〕内の数値は固形分換算の塗布量をg/m2で
示すものである。 実施例1 1.受像シートの作成 中和タイミング層の塗布液の溶媒組成が異なる以外は全
て共通な3種類の受像シート(A)、(B)、(C)を
作成した。 1)支持体 厚さ150μmの紙の表側に10g/m2相当分の二酸
化チタンを分散したポリエチレンを厚さが32μmにな
るようにラミネートし、裏側には単にポリエチレンを2
4μmになるようにラミネートした支持体。
【0020】2)中和層 酢酸セルロース(酢化度53%)を〔6.0〕メチルビ
ニルエーテル/無水マレイン酸共重合体を〔4.0〕 ユビテックス(Uvitex)OB(チバガイギー社商
品名)を〔4.0〕 3)中和タイミング層 酢酸セルロース(酢化度55%)を〔8.5〕二酸化チ
タンを〔0.03〕 1−(4−ヘキシルカルバモイルフェニル)−2,3−
ジヒドロイミダゾール−2−チオンを〔0.09〕にな
るように (A)アセトン(沸点56℃)に溶解、分散した塗布液
を塗設した。 (B)アセトンとジアセトンアルコール(沸点168℃
)の4:1(体積比)の混合溶媒に溶解、分散した塗布
液を塗設した。 (C)アセトンとエタノール(沸点78.3℃)の4:
1(体積比)の混合溶媒に溶解、分散した塗布液を塗設
した。 4)受像層 酢酸セルロース(酢化度53%)を〔2.0〕硫化パラ
ジウムを〔7.5×10−4〕5)ケン化および水洗 NaOH10.7gとグリセリン24gとメタノール2
8mlを混合した液で表面からケン化した後、水洗し、
60℃で乾燥した。 6)剥離層 ブチルメタクリレート/アクリル酸共重合体(モル比1
5:85)を〔0.04〕 上記表側の層を塗設後、支持体の裏面側に下記バック層
を塗設した。 7)遮光層 カーボンブラックを〔4.0〕 ゼラチンを〔10.0〕 8)白色層 二酸化チタンを〔6.0〕 ゼラチンを〔2.1〕
【0021】2.感光シートの作成 支持体(黒色ポリエステルフィルム)の上に順に次の層
を設けた。 1)平均粒子径1.0μの沃臭化銀(ヨウ素含量6.5
モル%)を〔銀換算で0.59〕 2)保護層として ゼラチンを〔0.7〕 ポリメチルメタクリレート粒子を〔0.1〕3.処理液
の調製 下記組成のものを調製した。   40%水酸化カリウム水溶液          
                         
 323cc  二酸化チタン           
                         
                  3g  ヒドロ
キシエチルセルロース               
                       79
g  酸化亜鉛                  
                         
         9.75g  N,N−ビス−メト
キシエチルヒドロキシアミン            
        75g  トリエタノールアミン水溶
液     (水6.2部に対してトリエタノールアミン4
.5部)      17.14g  テトラヒドロピ
リミジンチオン                  
                0.4g  2,4
−ジメルカプトピリミジン             
                 0.35g  ウ
ラシル                      
                         
         80g  水          
                         
                       11
93g
【0022】感光シートを色温度5400Kの光
源をもつ感光計を用いて露光した後、この露光済みの感
光シートと前記の受像シートとを重ね、その間に前記処
理液を0.04mmの厚さで展開して拡散転写現像し、
25℃の雰囲気で現像を開始して30秒後に受像シート
を感光シートから分離(剥離)してポジ画像を得た。こ
うして得られたプリントのポジ画像を肉眼で観察した結
果は第一表に記載されている。
【0023】
【表1】
【0024】第一表からアセトン溶媒だけで溶解、分散
して作った塗布液を塗設した中和タイミング層からなる
受像シート(A)は二酸化チタンの凝集が生じることが
分かる。またこのようにして得られたプリント(A)、
(B)、(C)を各三枚ずつ作成し一組は25℃、20
%RHで、一組は25℃、60%RHで、さらにもう一
組は25℃、80%RHでそれぞれ7日間保存した時の
カールの程度を評価した。 1)カールを円の一部と近似したときに円の中心が画像
のある側にあれば正の値をとり、画像と反対側に円の中
心があれば負の値をとる。 2)プリントを水平面に静置したときの高さの最大値(
mm単位で表示)をカール値とする。絶対値が小さいほ
どカールが少なく好ましいことを示す。実用上は絶対値
が20以下であることが好ましい。 第二表にプリント(A)、(B)、(C)の各保存条件
におけるカールの評価結果が示されている。
【0025】
【表2】
【0026】第二表から低沸点アセトン溶媒だけで溶解
、分散した塗布液を用いて得られたプリント(A)およ
び低沸点のアセトンと低沸点のエタノールの混合溶媒で
溶解、分散した塗布液を用いて得られたプリント(C)
はカールが小さいことが分かる。第一表と第二表から受
像シート(C)から作成されたプリントはカールが小さ
く、且つ光沢があることがわかる。
【0027】実施例2 中和タイミング層の塗布液の溶媒組成が異なる以外は全
て共通な受像シート(D)、(E)、(F)、(G)を
作成した。 1)支持体 厚さ150μmの紙の両側に12g/m2相当分の二酸
化チタンを分散したポリエチレンを厚さが30μmにな
るようにラミネートし、裏側には単にポリエチレンを2
6μmになるようにラミネートした支持体。 2)中和層 酢酸セルロース(酢化度53%)を〔6.0〕メチルビ
ニルエーテル/無水マレイン酸共重合体を〔4.0〕 ユビテックス(Uvitex)OB(チバガイギー社商
品名)を〔4.0〕 二酸化チタンを〔0.02〕 3)中和タイミング層 酢酸セルロース(酢化度55%)を〔8.5〕二酸化チ
タンを〔0.02〕 1−(4−ヘキシルカルバモイルフェニル)−2,3−
ジヒドロイミダゾール−2−チオンを〔0.10〕にな
るように (D)アセトンとメタノール(沸点64.1℃)の10
:1(体積比)混合溶媒に溶解、分散した塗布液を塗設
した。 (E)アセトンとメタノールの8:1(体積比)混合溶
媒に溶解、分散した塗布液を塗設した。 (F)アセトンとメタノールの3:1(体積比)混合溶
媒に溶解、分散した塗布液を塗設した。 (G)アセトンとメタノールの1:1(体積比)混合溶
媒に溶解、分散した塗布液を塗設した。 4)受像層              実施例1に同
じ。 5)ケン化および水洗    実施例1に同じ。 6)剥離層              実施例1に同
じ。 7)裏面側の遮光層      実施例1に同じ。 8)裏面側の白色層      実施例1に同じ。 これらの4種類の受像シートの表側を肉眼および顕微鏡
を通して観察した結果は第三表に記載されている。
【0028】
【表3】
【0029】またこれら4種類の受像シートを実施例1
と同様にして拡散転写現像し、25℃の雰囲気で現像を
開始してから10分後に剥離してポジ画像を得た。こう
して得られたプリント(D)、(E)、(F)、(G)
を各湿度にはそれぞれ1日ずつ40%RH→80%RH
の湿度サイクルで7日間(すなわちテスト開始して奇数
日は40%RHで偶数日は80%RHである)保存して
実施例1と同様にしてプリントのカール程度を評価した
結果は第四表に示されている。
【0030】
【表4】
【0031】第三表と第四表からアセトンとメタノール
の混合比(体積比)が8:1〜3:1の混合溶媒に溶解
、分散した塗布液を用いて作成した受像シート(E)、
(F)はカールが小さく、且つ光沢があることが分かる

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  支持体の現像液と接する側(表側)に
    順に少なくとも中和層、中和タイミング層、および受像
    層を有し、支持体の裏面側にはゼラチンを含有する層を
    有する銀塩拡散転写法用受像要素において中和タイミン
    グ層がライトパイピング防止のための白色顔料を分散し
    たセルロースエステルから成り、該セルロースエステル
    を沸点が100℃以下のケトンと沸点が100℃以下の
    アルコールの体積比が8:1〜3:1の混合溶媒に溶解
    して塗設したことを特徴とする剥離型銀塩拡散転写法用
    受像要素。
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