JPH04341710A - 超電導線の製造方法 - Google Patents
超電導線の製造方法Info
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- JPH04341710A JPH04341710A JP3110683A JP11068391A JPH04341710A JP H04341710 A JPH04341710 A JP H04341710A JP 3110683 A JP3110683 A JP 3110683A JP 11068391 A JP11068391 A JP 11068391A JP H04341710 A JPH04341710 A JP H04341710A
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- Japan
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- filament
- nb3sn
- cross
- filaments
- superconducting wire
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
Landscapes
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
- Wire Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】請求項1及び請求項2の発明は、
Nb3Sn系化合物からなるフィラメントを有し、超電
導マグネットなどに使用されるNb3Sn系の超電導線
の製造方法に関するものである。
Nb3Sn系化合物からなるフィラメントを有し、超電
導マグネットなどに使用されるNb3Sn系の超電導線
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3ないし図5は例えば特開昭57−4
9121号公報に示されたものと同様の従来のNb3S
n化合物超電導線の製造方法を工程順に示す横断面図で
ある。熱処理後の状態を示す図5において、1はNb3
Snフィラメント、2はNb3Snフィラメント1間に
介在しているCu−Sn合金である。また、多くの場合
、図5の超電導線の外周には、Ta又はNbからなるバ
リヤを介して安定化銅が設けられるが、ここでは省略し
た。
9121号公報に示されたものと同様の従来のNb3S
n化合物超電導線の製造方法を工程順に示す横断面図で
ある。熱処理後の状態を示す図5において、1はNb3
Snフィラメント、2はNb3Snフィラメント1間に
介在しているCu−Sn合金である。また、多くの場合
、図5の超電導線の外周には、Ta又はNbからなるバ
リヤを介して安定化銅が設けられるが、ここでは省略し
た。
【0003】次に、従来のNb3Sn化合物超電導線の
製造方法について説明する。まず、図3に示すように、
適切な太さ,肉厚のCuパイプ3の中にNb棒4を挿入
し、これに縮径加工を施してCu−Nb単心棒を製造す
る。次に、一定の長さに切断した多数のCu−Nb単心
棒と、別に準備したCu棒(図示せず)とを、別のCu
パイプ(図示せず)の中に整列して組み合わせて複合棒
とし、この複合棒に縮径加工(断面縮小加工)を施す。 この縮径加工の途中で、Cuの部分に切削加工などによ
り貫通孔を設け、この貫通孔に棒状のSn基体5を入れ
る。そして、再び縮径加工を施し、図4に示すように、
所定の径寸法に仕上げる。これにより、Sn基体5,フ
ィラメント中間体である多数本のNbフィラメント6及
びCuマトリックス7を有する複合体8が形成される。 この熱処理前の複合体8は、図6に示すように、半径方
向内側の内層及び半径方向外側の外層の断面が同じよう
になっている。
製造方法について説明する。まず、図3に示すように、
適切な太さ,肉厚のCuパイプ3の中にNb棒4を挿入
し、これに縮径加工を施してCu−Nb単心棒を製造す
る。次に、一定の長さに切断した多数のCu−Nb単心
棒と、別に準備したCu棒(図示せず)とを、別のCu
パイプ(図示せず)の中に整列して組み合わせて複合棒
とし、この複合棒に縮径加工(断面縮小加工)を施す。 この縮径加工の途中で、Cuの部分に切削加工などによ
り貫通孔を設け、この貫通孔に棒状のSn基体5を入れ
る。そして、再び縮径加工を施し、図4に示すように、
所定の径寸法に仕上げる。これにより、Sn基体5,フ
ィラメント中間体である多数本のNbフィラメント6及
びCuマトリックス7を有する複合体8が形成される。 この熱処理前の複合体8は、図6に示すように、半径方
向内側の内層及び半径方向外側の外層の断面が同じよう
になっている。
【0004】この後、複合体8に対して熱処理を行うこ
とにより、Sn基体5が拡散し、Nbフィラメント6と
反応して多数本の超電導フィラメント、即ちNb3Sn
フィラメント1が形成される。また、Sn基体5の拡散
により、Cuマトリックス7はCu−Sn合金2となる
。このようにして、Nb3Sn化合物超電導線が製造さ
れる。
とにより、Sn基体5が拡散し、Nbフィラメント6と
反応して多数本の超電導フィラメント、即ちNb3Sn
フィラメント1が形成される。また、Sn基体5の拡散
により、Cuマトリックス7はCu−Sn合金2となる
。このようにして、Nb3Sn化合物超電導線が製造さ
れる。
【0005】このようなNb3Sn化合物超電導線は、
Nb3Sn化合物の高融点金属成分であるNb及び低融
点金属成分であるCu,Snなど、総ての複合体構成材
が可塑性に富んでいるため、縮径加工が容易であり、量
産性及び製造信頼性に優れている。
Nb3Sn化合物の高融点金属成分であるNb及び低融
点金属成分であるCu,Snなど、総ての複合体構成材
が可塑性に富んでいるため、縮径加工が容易であり、量
産性及び製造信頼性に優れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来のNb3Sn化合物超電導線においては、臨界電
流特性を向上させるために、Nbが占める割合を高くし
ているので、図6に拡大して示したように、複合体8で
Nbフィラメント6同志が互いに近接している。このよ
うな状態で熱処理を行うと、特にSn基体5に近い内層
では、隣接するNb3Snフィラメント1が互いにつな
がり、Nb3Snフィラメント1の断面積が大きくなっ
てしまうことがある。Nb3Snフィラメント1の断面
積が大きくなった場合、直流的使用状態においてその特
性を十分に発揮できても、交流電流を流したり、変動磁
界中で通電したりしたときに、ヒステリシス交流損失が
増大して電力損失が多大なものになってしまうという問
題点があった。
た従来のNb3Sn化合物超電導線においては、臨界電
流特性を向上させるために、Nbが占める割合を高くし
ているので、図6に拡大して示したように、複合体8で
Nbフィラメント6同志が互いに近接している。このよ
うな状態で熱処理を行うと、特にSn基体5に近い内層
では、隣接するNb3Snフィラメント1が互いにつな
がり、Nb3Snフィラメント1の断面積が大きくなっ
てしまうことがある。Nb3Snフィラメント1の断面
積が大きくなった場合、直流的使用状態においてその特
性を十分に発揮できても、交流電流を流したり、変動磁
界中で通電したりしたときに、ヒステリシス交流損失が
増大して電力損失が多大なものになってしまうという問
題点があった。
【0007】請求項1及び請求項2の発明は、上記のよ
うな問題点を解決することを課題としてなされたもので
、ヒステリシス交流損失や臨界電流特性などのNb3S
n系超電導線の電気的特性を向上させることができる超
電導線の製造方法を得ることを目的とする。
うな問題点を解決することを課題としてなされたもので
、ヒステリシス交流損失や臨界電流特性などのNb3S
n系超電導線の電気的特性を向上させることができる超
電導線の製造方法を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る超
電導線の製造方法は、基体に近い位置に配置されるフィ
ラメント中間体間の離隔距離を、基体から遠い位置に配
置されるフィラメント中間体間の離隔距離よりも長くす
るものである。請求項2の発明に係る超電導線の製造方
法は、フィラメント中間体の横断面形状を六角形にする
ものである。
電導線の製造方法は、基体に近い位置に配置されるフィ
ラメント中間体間の離隔距離を、基体から遠い位置に配
置されるフィラメント中間体間の離隔距離よりも長くす
るものである。請求項2の発明に係る超電導線の製造方
法は、フィラメント中間体の横断面形状を六角形にする
ものである。
【0009】
【作用】請求項1の発明においては、基体に近い位置に
配置されたフィラメント中間体間の離隔距離を長くする
ことにより、隣接するフィラメントがつながるのを防止
する。請求項2の発明においては、フィラメント中間体
の横断面形状を六角形にすることにより、フィラメント
中間体間の離隔距離を短くすることなく、フィラメント
の表面積及び断面積を大きくする。
配置されたフィラメント中間体間の離隔距離を長くする
ことにより、隣接するフィラメントがつながるのを防止
する。請求項2の発明においては、フィラメント中間体
の横断面形状を六角形にすることにより、フィラメント
中間体間の離隔距離を短くすることなく、フィラメント
の表面積及び断面積を大きくする。
【0010】
【実施例】以下、請求項1の発明の一実施例について説
明する。まず、図3と同様に、直径20mmのNb棒4
を外径31mm,内径21mmのCuパイプ3中に挿入
して引抜加工を行い、対辺距離6.0mmの六角単心棒
に仕上げた。また、同様のNb棒4を外径36mm,内
径21mmのCuパイプ3中に挿入して引抜加工を行い
、対辺距離6.0mmの六角単心棒に仕上げた。
明する。まず、図3と同様に、直径20mmのNb棒4
を外径31mm,内径21mmのCuパイプ3中に挿入
して引抜加工を行い、対辺距離6.0mmの六角単心棒
に仕上げた。また、同様のNb棒4を外径36mm,内
径21mmのCuパイプ3中に挿入して引抜加工を行い
、対辺距離6.0mmの六角単心棒に仕上げた。
【0011】これらの六角単心棒及び別のCuパイプ,
Cu棒を使用して、試作材A及び試作材Bの2種類の複
合棒を試作した。試作材Aは、外径31mmのCuパイ
プを用いて加工した六角単心棒を使用したものである。 試作材Bは、外径31mmのCuパイプを用いて加工し
た六角単心棒を外層に、外径36mmのCuパイプを用
いて加工した六角単心棒を内層に、それぞれ配置したも
のである。従って、試作材Bの内層では、外層に比べて
、Nbが細くCuが厚くなっている。
Cu棒を使用して、試作材A及び試作材Bの2種類の複
合棒を試作した。試作材Aは、外径31mmのCuパイ
プを用いて加工した六角単心棒を使用したものである。 試作材Bは、外径31mmのCuパイプを用いて加工し
た六角単心棒を外層に、外径36mmのCuパイプを用
いて加工した六角単心棒を内層に、それぞれ配置したも
のである。従って、試作材Bの内層では、外層に比べて
、Nbが細くCuが厚くなっている。
【0012】この後、組み立てた各複合棒に縮径加工を
施した。また、縮径加工の途中に、複合棒の横断面のC
uからなる部分に縦貫通孔を設け、その中に棒状のSn
基体5を入れて、フィラメント中間体であるNbフィラ
メント6の直径が外層で3μmになるまで、再び縮径加
工を施した。このようにして形成された各複合体8の全
体的な横断面形状は、図4に示したものとほぼ同様であ
る。
施した。また、縮径加工の途中に、複合棒の横断面のC
uからなる部分に縦貫通孔を設け、その中に棒状のSn
基体5を入れて、フィラメント中間体であるNbフィラ
メント6の直径が外層で3μmになるまで、再び縮径加
工を施した。このようにして形成された各複合体8の全
体的な横断面形状は、図4に示したものとほぼ同様であ
る。
【0013】ここで、試作材Aの横断面を拡大すると、
従来例の図6と同様に、内層及び外層の断面形状が同じ
になっている。一方、試作材Bの横断面を拡大すると、
図1に示すように、Sn基体5に近い位置、即ち内層の
Nbフィラメント6の直径が、Sn基体5から遠い位置
、即ち外層のNbフィラメント6の直径よりも小さくな
っており、Nbフィラメント6間のCuマトリックス7
の厚さは内層で厚くなっている。
従来例の図6と同様に、内層及び外層の断面形状が同じ
になっている。一方、試作材Bの横断面を拡大すると、
図1に示すように、Sn基体5に近い位置、即ち内層の
Nbフィラメント6の直径が、Sn基体5から遠い位置
、即ち外層のNbフィラメント6の直径よりも小さくな
っており、Nbフィラメント6間のCuマトリックス7
の厚さは内層で厚くなっている。
【0014】次に、これらの試作材A,Bからそれぞれ
切り出した短い試料に、750℃で40時間のNb3S
n相生成熱処理を同時に施した。この結果、試作材Aか
らの試料では、熱処理後のフィラメント、即ちNb3S
nフィラメント1(図5)にところどころつながりが見
られた。これは、内層でのSn濃度が高いことが主な原
因と考えられる。一方、試作材Bからの試料では、Nb
3Snフィラメント1のつながりは、全く認められなか
った。従って、ヒステリシス交流損失は、当然試作材B
の試料のほうが小さくなった。
切り出した短い試料に、750℃で40時間のNb3S
n相生成熱処理を同時に施した。この結果、試作材Aか
らの試料では、熱処理後のフィラメント、即ちNb3S
nフィラメント1(図5)にところどころつながりが見
られた。これは、内層でのSn濃度が高いことが主な原
因と考えられる。一方、試作材Bからの試料では、Nb
3Snフィラメント1のつながりは、全く認められなか
った。従って、ヒステリシス交流損失は、当然試作材B
の試料のほうが小さくなった。
【0015】12Tの臨界電流(密度)特性は、試作材
Bの試料では、試作材Aの試料より4%の減少を示した
。また、外層においても内層のごとくCuマトリックス
7の肉厚を厚くすると、推定で約10%の臨界電流密度
の減少が見込まれることになる。このため、内層でのみ
Cuマトリックス7の肉厚を厚くし、Nbフィラメント
6の離隔距離を長くする方が好ましい。
Bの試料では、試作材Aの試料より4%の減少を示した
。また、外層においても内層のごとくCuマトリックス
7の肉厚を厚くすると、推定で約10%の臨界電流密度
の減少が見込まれることになる。このため、内層でのみ
Cuマトリックス7の肉厚を厚くし、Nbフィラメント
6の離隔距離を長くする方が好ましい。
【0016】なお、上記実施例の試作材Bでは内層,外
層のNbフィラメント6の横断面形状をほぼ円形とした
が、例えば六角形としてもよい。特に、内層のNbフィ
ラメント6の横断面形状を六角形にすることにより、断
面積を小さくすることなく、即ち同一断面積のまま、離
隔距離を長くすることができ、従って臨界電流特性を低
下させることなく、ヒステリシス交流損失を低減するこ
ともできる。また、上記実施例の試作材BではNbフィ
ラメント6の径を外層と内層との2区域に分けて変えた
が、複合体8を3区域以上に分けて、それぞれの区域に
異なるフィラメント中間体を配置してもよい。
層のNbフィラメント6の横断面形状をほぼ円形とした
が、例えば六角形としてもよい。特に、内層のNbフィ
ラメント6の横断面形状を六角形にすることにより、断
面積を小さくすることなく、即ち同一断面積のまま、離
隔距離を長くすることができ、従って臨界電流特性を低
下させることなく、ヒステリシス交流損失を低減するこ
ともできる。また、上記実施例の試作材BではNbフィ
ラメント6の径を外層と内層との2区域に分けて変えた
が、複合体8を3区域以上に分けて、それぞれの区域に
異なるフィラメント中間体を配置してもよい。
【0017】次に、請求項2の発明の一実施例について
説明する。対辺距離19mmのNb六角棒(図示せず)
を、外径29mm,内径21mmのCuパイプ3に挿入
して引き抜き加工を行い、対辺距離6.0mmの六角単
心棒に仕上げた。次に、一定の長さに切断した多数の六
角単心棒及び別のCuパイプ,Cu棒を使用して、複合
棒を組み立てた。この後、従来と同様に、縮径加工を施
し、横断面のCuの部分に縦貫通孔を設けてSn基材5
を入れた。そして、Nbフィラメント6が対辺距離3μ
mの六角形になるまで、再度縮径加工を施した。
説明する。対辺距離19mmのNb六角棒(図示せず)
を、外径29mm,内径21mmのCuパイプ3に挿入
して引き抜き加工を行い、対辺距離6.0mmの六角単
心棒に仕上げた。次に、一定の長さに切断した多数の六
角単心棒及び別のCuパイプ,Cu棒を使用して、複合
棒を組み立てた。この後、従来と同様に、縮径加工を施
し、横断面のCuの部分に縦貫通孔を設けてSn基材5
を入れた。そして、Nbフィラメント6が対辺距離3μ
mの六角形になるまで、再度縮径加工を施した。
【0018】このときの横断面拡大図を図2に示す。N
bフィラメント6間のCuマトリックス7の厚さは、第
1実施例の試作材Aとほぼ同じである。また、Nbフィ
ラメント6の形状,寸法は、第1実施例の試作材Aで直
径3.0μmの近似円形であるのに対して、対辺寸法3
.0μmの六角形になっている。
bフィラメント6間のCuマトリックス7の厚さは、第
1実施例の試作材Aとほぼ同じである。また、Nbフィ
ラメント6の形状,寸法は、第1実施例の試作材Aで直
径3.0μmの近似円形であるのに対して、対辺寸法3
.0μmの六角形になっている。
【0019】この後、第1実施例と同様、短尺の試料に
対して750℃で40時間のNb3Sn生成熱処理を施
した。この結果、内層でところどころNb3Snフィラ
メント1のつながりが見られるものの、12T臨界電流
特性は、第1実施例の試作材Aの試料に比べて、5%も
の上昇が見られた。これは、Nbフィラメント6の表面
積及び断面積の増加による効果と考えられる。このよう
に、複合体8に横断面形状が六角形のNbフィラメント
6を配置することにより、Nbフィラメント6間の離隔
距離を短くすることなく、Nb3Snフィラメント1の
表面積及び断面積が大きくなり、従ってヒステリシス交
流損失を増大させることなく、臨界電流特性を向上させ
られる。
対して750℃で40時間のNb3Sn生成熱処理を施
した。この結果、内層でところどころNb3Snフィラ
メント1のつながりが見られるものの、12T臨界電流
特性は、第1実施例の試作材Aの試料に比べて、5%も
の上昇が見られた。これは、Nbフィラメント6の表面
積及び断面積の増加による効果と考えられる。このよう
に、複合体8に横断面形状が六角形のNbフィラメント
6を配置することにより、Nbフィラメント6間の離隔
距離を短くすることなく、Nb3Snフィラメント1の
表面積及び断面積が大きくなり、従ってヒステリシス交
流損失を増大させることなく、臨界電流特性を向上させ
られる。
【0020】なお、上記請求項1及び請求項2の発明の
実施例ではフィラメント中間体としてNbフィラメント
6を示したが、例えばNbTiやNbZnなど、Nbを
主成分とする合金からなるものであってもよい。また、
同様に、基体はSnTiやSnInなどの合金からなる
ものでもよく、マトリックスはCuTiなどの合金から
なっていてもよい。また、上記各発明の実施例ではSn
基体5が1本の縦貫通孔にのみ配置されている複合体8
を示したが、複数本の縦貫通孔を設け、それぞれに基体
を配置してもよい。
実施例ではフィラメント中間体としてNbフィラメント
6を示したが、例えばNbTiやNbZnなど、Nbを
主成分とする合金からなるものであってもよい。また、
同様に、基体はSnTiやSnInなどの合金からなる
ものでもよく、マトリックスはCuTiなどの合金から
なっていてもよい。また、上記各発明の実施例ではSn
基体5が1本の縦貫通孔にのみ配置されている複合体8
を示したが、複数本の縦貫通孔を設け、それぞれに基体
を配置してもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
超電導線の製造方法は、基体に近い位置に配置されるフ
ィラメント中間体間の離隔距離を、基体から遠い位置に
配置されるフィラメント中間体間の離隔距離よりも長く
するようにしたので、熱処理の後に隣接するフィラメン
トがつながるのを防止することができ、これによりヒス
テリシス交流損失を低減することができ、従って電力損
失を抑えることができ、また臨界電流特性の低下は最小
限に留どめることができ、この結果Nb3Sn系超電導
線の電気的特性を向上させることができ、このNb3S
n系超電導線を使用する超電導マグネットなどの性能を
向上させることができるという効果を奏する。また、請
求項2の発明に係る超電導線の製造方法は、フィラメン
ト中間体の横断面形状を六角形にしたので、フィラメン
ト中間体間の離隔距離を短くすることなく、フィラメン
トの表面積及び断面積を大きくすることができ、これに
よりヒステリシス交流損失を大きくすることなく、臨界
電流特性を向上させることができ、この結果Nb3Sn
系超電導線の電気的特性を向上させることができ、この
Nb3Sn系超電導線を使用する超電導マグネットなど
の性能を向上させることができるという効果を奏する。
超電導線の製造方法は、基体に近い位置に配置されるフ
ィラメント中間体間の離隔距離を、基体から遠い位置に
配置されるフィラメント中間体間の離隔距離よりも長く
するようにしたので、熱処理の後に隣接するフィラメン
トがつながるのを防止することができ、これによりヒス
テリシス交流損失を低減することができ、従って電力損
失を抑えることができ、また臨界電流特性の低下は最小
限に留どめることができ、この結果Nb3Sn系超電導
線の電気的特性を向上させることができ、このNb3S
n系超電導線を使用する超電導マグネットなどの性能を
向上させることができるという効果を奏する。また、請
求項2の発明に係る超電導線の製造方法は、フィラメン
ト中間体の横断面形状を六角形にしたので、フィラメン
ト中間体間の離隔距離を短くすることなく、フィラメン
トの表面積及び断面積を大きくすることができ、これに
よりヒステリシス交流損失を大きくすることなく、臨界
電流特性を向上させることができ、この結果Nb3Sn
系超電導線の電気的特性を向上させることができ、この
Nb3Sn系超電導線を使用する超電導マグネットなど
の性能を向上させることができるという効果を奏する。
【図1】請求項1の発明の一実施例による複合体の横断
面を内層と外層とで比較して示す拡大断面図である。
面を内層と外層とで比較して示す拡大断面図である。
【図2】請求項2の発明の一実施例による複合体の横断
面を内層と外層とで比較して示す拡大断面図である。
面を内層と外層とで比較して示す拡大断面図である。
【図3】従来のNb3Sn系超電導線の製造途中の状態
を示すCu−Nb単心棒の断面図である。
を示すCu−Nb単心棒の断面図である。
【図4】従来のNb3Sn系超電導線の製造途中の状態
を示す複合体の断面図である。
を示す複合体の断面図である。
【図5】従来のNb3Sn系超電導線の熱処理後の状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図6】従来の製造方法による複合体の横断面を内層と
外層とで比較して示す拡大断面図である。
外層とで比較して示す拡大断面図である。
1 Nb3Snフィラメント(フィラメント)5
Sn基体(基体) 6 Nbフィラメント(フィラメント中間体)7
Cuマトリックス(マトリックス)8
複合体
Sn基体(基体) 6 Nbフィラメント(フィラメント中間体)7
Cuマトリックス(マトリックス)8
複合体
Claims (2)
- 【請求項1】 Snを主成分とする基体と、この基体
のまわりに配置されたNbを主成分とする多数のフィラ
メント中間体と、これらのフィラメント中間体の間に介
在したCuを主成分とするマトリックスとを有する複合
体に熱処理を施し、前記基体を拡散させて前記フィラメ
ント中間体をNb3Sn系化合物からなるフィラメント
にするNb3Sn系の超電導線の製造方法において、前
記基体に近い位置に配置されるフィラメント中間体間の
離隔距離を、前記基体から遠い位置に配置されるフィラ
メント中間体間の離隔距離よりも長くすることを特徴と
する超電導線の製造方法。 - 【請求項2】 Snを主成分とする基体と、この基体
のまわりに配置されたNbを主成分とする多数のフィラ
メント中間体と、これらのフィラメント中間体の間に介
在したCuを主成分とするマトリックスとを有する複合
体に熱処理を施し、前記基体を拡散させて前記フィラメ
ント中間体をNb3Sn系化合物からなるフィラメント
にするNb3Sn系の超電導線の製造方法において、前
記フィラメント中間体の横断面形状を六角形にすること
を特徴とすることを特徴とする超電導線の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3110683A JP3070969B2 (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | 超電導線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3110683A JP3070969B2 (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | 超電導線の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04341710A true JPH04341710A (ja) | 1992-11-27 |
| JP3070969B2 JP3070969B2 (ja) | 2000-07-31 |
Family
ID=14541805
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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