JPH04342104A - 異方性ボンド磁石用磁粉及びその製造方法 - Google Patents
異方性ボンド磁石用磁粉及びその製造方法Info
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- JPH04342104A JPH04342104A JP3142332A JP14233291A JPH04342104A JP H04342104 A JPH04342104 A JP H04342104A JP 3142332 A JP3142332 A JP 3142332A JP 14233291 A JP14233291 A JP 14233291A JP H04342104 A JPH04342104 A JP H04342104A
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- H01F1/0576—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 and IIIa elements, e.g. Nd2Fe14B in the form of particles, e.g. rapid quenched powders or ribbon flakes pressed, sintered or bonded together pressed, e.g. hot working
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はR(Rはイットリウムを
含む希土類元素の少なくとも1種)、ホウ素、M(Mは
Fe、Co、Niの少なくとも1種以上)を主成分とし
、優れた磁気特性を有する異方性ボンド磁石用磁粉及び
その製造方法に関する。
含む希土類元素の少なくとも1種)、ホウ素、M(Mは
Fe、Co、Niの少なくとも1種以上)を主成分とし
、優れた磁気特性を有する異方性ボンド磁石用磁粉及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】希土類ボンド磁石の材料としては、これ
まで大別してSm−Co系とNd−Fe−B系の磁粉が
提案されている。前者は全希土類中数原子%しか含まれ
ていないSmを使用すること、さらに原料供給が不安定
なCoを多量に含んでいることから資源上の問題を抱え
ている。後者は近年精力的に研究されている永久磁石材
料であり、高価なCoを含まず、資源的にもSmより豊
富なNdを主体とした永久磁石材料であることから注目
されている。これまで実用化されているNd−Fe−B
系ボンド磁石は特開昭59−64739号公報に代表さ
れるように、溶融合金を急冷薄帯製造装置によってアモ
ルファスリボンにし、その後熱処理、粉砕することによ
って得られた磁粉を用いるボンド磁石である。さらに、
この方法による異方性磁石粉の製造方法は特開昭60−
100402号公報に開示されているように上記の等方
性磁粉をホットプレスによって成形体とした後に、高温
下で塑性変形させることによって異方性のバルク磁石を
得、その後このバルク磁石を粉砕することによって異方
性のボンド磁石用磁粉を得ており、かかる異方性の磁粉
を用いることによって異方性ボンド磁石が得られている
。さらに、他の方法による異方性磁粉の製造方法として
焼結磁石を粉砕することによって異方性磁粉を得る方法
があるが、かかる方法は粉砕によって大巾に保磁力が低
下してしまい実用的な方法ではない。また、他の異方性
磁粉を得る方法として磁石合金を微粉末化することによ
って異方性磁粉を得る方法が提案されている。この方法
は溶解・鋳造した合金を粉砕するだけで異方性の磁粉が
得られるので工程が簡略化され、かつ磁気特性が安定し
ているばかりでなく、生産コスト的には有利な方法であ
ると考えられる。
まで大別してSm−Co系とNd−Fe−B系の磁粉が
提案されている。前者は全希土類中数原子%しか含まれ
ていないSmを使用すること、さらに原料供給が不安定
なCoを多量に含んでいることから資源上の問題を抱え
ている。後者は近年精力的に研究されている永久磁石材
料であり、高価なCoを含まず、資源的にもSmより豊
富なNdを主体とした永久磁石材料であることから注目
されている。これまで実用化されているNd−Fe−B
系ボンド磁石は特開昭59−64739号公報に代表さ
れるように、溶融合金を急冷薄帯製造装置によってアモ
ルファスリボンにし、その後熱処理、粉砕することによ
って得られた磁粉を用いるボンド磁石である。さらに、
この方法による異方性磁石粉の製造方法は特開昭60−
100402号公報に開示されているように上記の等方
性磁粉をホットプレスによって成形体とした後に、高温
下で塑性変形させることによって異方性のバルク磁石を
得、その後このバルク磁石を粉砕することによって異方
性のボンド磁石用磁粉を得ており、かかる異方性の磁粉
を用いることによって異方性ボンド磁石が得られている
。さらに、他の方法による異方性磁粉の製造方法として
焼結磁石を粉砕することによって異方性磁粉を得る方法
があるが、かかる方法は粉砕によって大巾に保磁力が低
下してしまい実用的な方法ではない。また、他の異方性
磁粉を得る方法として磁石合金を微粉末化することによ
って異方性磁粉を得る方法が提案されている。この方法
は溶解・鋳造した合金を粉砕するだけで異方性の磁粉が
得られるので工程が簡略化され、かつ磁気特性が安定し
ているばかりでなく、生産コスト的には有利な方法であ
ると考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
鋳造合金を微粉砕化する方法によって得られる異方性磁
粉は保磁力を高くするためにはネオジウム(Nd)の一
部を重希土類元素であるジスプロシウム(Dy)、テル
ビウム(Tb)で置換する必要があり、このため磁粉の
飽和磁化が低下して高性能の磁粉が得られなくなり、加
えて高価なジスプロシウム(Dy)、テルビウム(Tb
)を用いるために磁粉の原料コストが大幅に高くなると
いう問題を有している。
鋳造合金を微粉砕化する方法によって得られる異方性磁
粉は保磁力を高くするためにはネオジウム(Nd)の一
部を重希土類元素であるジスプロシウム(Dy)、テル
ビウム(Tb)で置換する必要があり、このため磁粉の
飽和磁化が低下して高性能の磁粉が得られなくなり、加
えて高価なジスプロシウム(Dy)、テルビウム(Tb
)を用いるために磁粉の原料コストが大幅に高くなると
いう問題を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこれらの従
来技術の問題を解決するために、高価な重希土類元素で
あるジスプロシウム(Dy)、テルビウム(Tb)の添
加量を少なくしても高い磁気特性を有する異方性ボンド
磁石用磁粉を安価な方法で提供できる方法を開発するた
めに、磁石合金を粉砕した後の磁粉の熱処理法について
、鋭意検討を行った結果本発明に至った。
来技術の問題を解決するために、高価な重希土類元素で
あるジスプロシウム(Dy)、テルビウム(Tb)の添
加量を少なくしても高い磁気特性を有する異方性ボンド
磁石用磁粉を安価な方法で提供できる方法を開発するた
めに、磁石合金を粉砕した後の磁粉の熱処理法について
、鋭意検討を行った結果本発明に至った。
【0005】即ち、本発明の第1はR(但し、Rはイッ
トリウムを含む希土類元素の少なくとも1種)10〜3
0原子%、ホウ素:2〜28原子%、M(但し、MはF
e、Co、Niの少なくとも1種以上):65〜82原
子%からなる合金を平均粒子径が0.5〜50μmに粉
砕した後に、磁場中でプレス成形を行って磁場印加方向
に磁化容易軸を揃えた成形体を得、その後、真空中もし
くは不活性ガス中もしくは還元雰囲気中で400〜90
0℃の温度下で熱処理を行い、該熱処理した成形体を粉
砕することによって得られる平均粒子径が0.5〜50
0μmの異方性ボンド磁石用磁粉であり、本発明の第2
はR(但し、Rはイットリウムを含む希土類元素の少な
くとも1種)10〜30原子%、ホウ素:2〜28原子
%、M(但し、MはFe、Co、Ni)の少なくとも1
種以上):65〜82原子%からなる合金を平均粒子径
が0.5〜50μmに粉砕した後に、磁場中でプレス成
形を行って磁場印加方向に磁化容易軸を揃えた成形体を
得、その後、真空中もしくは不活性ガス中もしくは還元
雰囲気中で400〜900度の温度下で熱処理を行い、
該熱処理した成形体を平均粒子径が0.5〜500μm
に粉砕する異方性ボンド磁石用磁粉の製造方法をその内
容とする。
トリウムを含む希土類元素の少なくとも1種)10〜3
0原子%、ホウ素:2〜28原子%、M(但し、MはF
e、Co、Niの少なくとも1種以上):65〜82原
子%からなる合金を平均粒子径が0.5〜50μmに粉
砕した後に、磁場中でプレス成形を行って磁場印加方向
に磁化容易軸を揃えた成形体を得、その後、真空中もし
くは不活性ガス中もしくは還元雰囲気中で400〜90
0℃の温度下で熱処理を行い、該熱処理した成形体を粉
砕することによって得られる平均粒子径が0.5〜50
0μmの異方性ボンド磁石用磁粉であり、本発明の第2
はR(但し、Rはイットリウムを含む希土類元素の少な
くとも1種)10〜30原子%、ホウ素:2〜28原子
%、M(但し、MはFe、Co、Ni)の少なくとも1
種以上):65〜82原子%からなる合金を平均粒子径
が0.5〜50μmに粉砕した後に、磁場中でプレス成
形を行って磁場印加方向に磁化容易軸を揃えた成形体を
得、その後、真空中もしくは不活性ガス中もしくは還元
雰囲気中で400〜900度の温度下で熱処理を行い、
該熱処理した成形体を平均粒子径が0.5〜500μm
に粉砕する異方性ボンド磁石用磁粉の製造方法をその内
容とする。
【0006】本発明における希土類元素(R)はイット
リウム(Y)を含む希土類元素の1種以上であって、ネ
オジウム(Nd),プラセオジウム(Pr),ランタン
(La),セリウム(Ce)、サマリウム(Sm),ガ
ドリニウム(Gd),プロメシウム(Pm),ユーロピ
ウム(Eu),ルテチウム(Lu),ジスプロシウム(
Dy),テルビウム(Tb),ホルミウム(Ho)、な
どが例示出来る。イットリウム(Y)は希土類元素では
ないが本発明では他の希土類元素と同様に扱える。希土
類元素(R)の含有量が10原子%以下であると、保磁
力(iHc)が低くくなり、30原子%以上であると残
留磁束密度(Br)が低くくなり高性能磁石となり得な
い。本発明において好ましい希土類元素はネオジウム(
Nd)であり、より高い保磁力を得るためにネオジウム
(Nd)の一部をジスプロシウム(Dy)もしくはテル
ビウム(Tb)で置換することが好ましい。これらのジ
スプロシウム(Dy)またはテルビウム(Tb)の置換
量が1原子%以下であると十分に高い保磁力が得られな
く、5原子%を上回ると高保磁力が得られるものの飽和
磁束密度が大きく低下し、高エネルギー積の磁粉が得ら
れない。また、ホウ素の含有量が2原子%未満であると
保磁力が低くくなり、28原子%以上であると残留磁束
密度が低くなる。
リウム(Y)を含む希土類元素の1種以上であって、ネ
オジウム(Nd),プラセオジウム(Pr),ランタン
(La),セリウム(Ce)、サマリウム(Sm),ガ
ドリニウム(Gd),プロメシウム(Pm),ユーロピ
ウム(Eu),ルテチウム(Lu),ジスプロシウム(
Dy),テルビウム(Tb),ホルミウム(Ho)、な
どが例示出来る。イットリウム(Y)は希土類元素では
ないが本発明では他の希土類元素と同様に扱える。希土
類元素(R)の含有量が10原子%以下であると、保磁
力(iHc)が低くくなり、30原子%以上であると残
留磁束密度(Br)が低くくなり高性能磁石となり得な
い。本発明において好ましい希土類元素はネオジウム(
Nd)であり、より高い保磁力を得るためにネオジウム
(Nd)の一部をジスプロシウム(Dy)もしくはテル
ビウム(Tb)で置換することが好ましい。これらのジ
スプロシウム(Dy)またはテルビウム(Tb)の置換
量が1原子%以下であると十分に高い保磁力が得られな
く、5原子%を上回ると高保磁力が得られるものの飽和
磁束密度が大きく低下し、高エネルギー積の磁粉が得ら
れない。また、ホウ素の含有量が2原子%未満であると
保磁力が低くくなり、28原子%以上であると残留磁束
密度が低くなる。
【0007】本発明における異方性磁粉の製造方法は、
所定の組成に調製し溶解・鋳造した合金を50〜500
μm程度に粗粉砕した後に、有機溶剤中もしくは不活性
ガス中で0.5〜50μmとなるように粉砕する工程と
、微粉砕された磁粉を磁場中でプレス成形することによ
って磁粉の磁化容易軸を磁場印加方向に揃えた後に、真
空中もしくは不活性ガス中もしくは還元雰囲気中で一般
的な焼結温度より低い温度で熱処理し、該熱処理成形体
を再度0.5〜500μmに粉砕する工程とからなる製
造方法である。熱処理成形体の平均粒子径が0.5μm
を下回ると磁粉の酸化が激しくなり、保磁力が大幅に低
下してしまい、500μmを上回るとボンド磁石を作製
する際に空激が多くなってしまい好ましくない。ボンド
磁石を成形する方法として射出成形とプレス成形のどち
らにも使用できる磁粉としては0.5〜100μmの平
均粒子径であることがより好ましい。本発明におけるポ
イントは、粉砕後の磁粉を磁化容易軸方向に揃えた後に
、熱処理することにあり、熱処理によって磁粉粒子の粒
成長を抑えた状態で保磁力を増加させ、かつ磁粉の配向
性と角形性を向上させることにある。すなわち、通常の
焼結磁石の製造と違って、熱処理によって極力磁粉の粒
成長を抑えることが重要となる。通常のNdFeB系焼
結磁石は2−14−1相である主相とNd−rich相
、B−rich相の3相で緻密な構造をとっており、粉
砕したときに結晶粒そのものが破壊され、そのために保
磁力が大幅に低下するが、特に500μm以下に粉砕し
た場合その低下が大きい。一方、本発明のように低温熱
処理によって粒成長を抑えた成形体では、磁粉の粒界が
優先的に破壊される構造になり、そのため熱処理後の成
形体は容易に粉の状態に粉砕でき、かつ500μm以下
の粒子径となっても磁粉の保磁力を大幅に低下すること
を抑制できる。したがって、本発明における熱処理の温
度が900℃を越えると磁粉の粒成長が激しくなり、粉
砕後の保磁力が大幅に低下してしまい好ましくない。 又、熱処理温度が400℃以下の場合は前述の粒成長は
抑えられるものの保磁力の向上が十分でなく好ましくな
い。より好ましい熱処理温度は650℃〜750℃であ
る。さらに、熱処理後にそのまま成形体を室温まで急冷
してもかまわないが、より好ましくは0.5〜6℃/分
の冷却速度で所定の温度まで冷却した後に室温まで急冷
することが良い。さらに、磁場中プレスの成形圧力は成
形体を保持できる圧力でよいが、前述の熱処理時の磁粉
の粒成長を抑えるためには0.5〜3t/cm2 圧力
が好ましい。3t/cm2 を越える圧力で成形した場
合、磁粉の粒子間距離が短くなるため本発明の範囲の温
度で熱処理しても少なからず粒成長が発生するためであ
る。 また、本発明においては、熱処理後の成形体の粉砕は通
常の機械的粉砕法を用いることができるが、より粒界で
破壊させるためには成形体に水素を吸蔵させて崩壊させ
る水素吸蔵法による粉砕が好ましい。機械的粉砕法にお
いては粉砕時の磁粉の急激な酸化を防止するために不活
性ガス中または有機溶剤中において粉砕することがより
好ましい。
所定の組成に調製し溶解・鋳造した合金を50〜500
μm程度に粗粉砕した後に、有機溶剤中もしくは不活性
ガス中で0.5〜50μmとなるように粉砕する工程と
、微粉砕された磁粉を磁場中でプレス成形することによ
って磁粉の磁化容易軸を磁場印加方向に揃えた後に、真
空中もしくは不活性ガス中もしくは還元雰囲気中で一般
的な焼結温度より低い温度で熱処理し、該熱処理成形体
を再度0.5〜500μmに粉砕する工程とからなる製
造方法である。熱処理成形体の平均粒子径が0.5μm
を下回ると磁粉の酸化が激しくなり、保磁力が大幅に低
下してしまい、500μmを上回るとボンド磁石を作製
する際に空激が多くなってしまい好ましくない。ボンド
磁石を成形する方法として射出成形とプレス成形のどち
らにも使用できる磁粉としては0.5〜100μmの平
均粒子径であることがより好ましい。本発明におけるポ
イントは、粉砕後の磁粉を磁化容易軸方向に揃えた後に
、熱処理することにあり、熱処理によって磁粉粒子の粒
成長を抑えた状態で保磁力を増加させ、かつ磁粉の配向
性と角形性を向上させることにある。すなわち、通常の
焼結磁石の製造と違って、熱処理によって極力磁粉の粒
成長を抑えることが重要となる。通常のNdFeB系焼
結磁石は2−14−1相である主相とNd−rich相
、B−rich相の3相で緻密な構造をとっており、粉
砕したときに結晶粒そのものが破壊され、そのために保
磁力が大幅に低下するが、特に500μm以下に粉砕し
た場合その低下が大きい。一方、本発明のように低温熱
処理によって粒成長を抑えた成形体では、磁粉の粒界が
優先的に破壊される構造になり、そのため熱処理後の成
形体は容易に粉の状態に粉砕でき、かつ500μm以下
の粒子径となっても磁粉の保磁力を大幅に低下すること
を抑制できる。したがって、本発明における熱処理の温
度が900℃を越えると磁粉の粒成長が激しくなり、粉
砕後の保磁力が大幅に低下してしまい好ましくない。 又、熱処理温度が400℃以下の場合は前述の粒成長は
抑えられるものの保磁力の向上が十分でなく好ましくな
い。より好ましい熱処理温度は650℃〜750℃であ
る。さらに、熱処理後にそのまま成形体を室温まで急冷
してもかまわないが、より好ましくは0.5〜6℃/分
の冷却速度で所定の温度まで冷却した後に室温まで急冷
することが良い。さらに、磁場中プレスの成形圧力は成
形体を保持できる圧力でよいが、前述の熱処理時の磁粉
の粒成長を抑えるためには0.5〜3t/cm2 圧力
が好ましい。3t/cm2 を越える圧力で成形した場
合、磁粉の粒子間距離が短くなるため本発明の範囲の温
度で熱処理しても少なからず粒成長が発生するためであ
る。 また、本発明においては、熱処理後の成形体の粉砕は通
常の機械的粉砕法を用いることができるが、より粒界で
破壊させるためには成形体に水素を吸蔵させて崩壊させ
る水素吸蔵法による粉砕が好ましい。機械的粉砕法にお
いては粉砕時の磁粉の急激な酸化を防止するために不活
性ガス中または有機溶剤中において粉砕することがより
好ましい。
【0008】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれらにより何ら制限されるものではない。
発明はこれらにより何ら制限されるものではない。
【0009】実施例1〜3
出発原料としてNd12Dy3 Fe77B8 の組成
の合金をアーク溶解炉によって作製した。得られた合金
をスタンプミルによって50〜500μmに粗粉砕し、
住友スリーエム(株)社製のパーフルオロカーボン不活
性液体である「フロリナート(FC−72)」とともに
ボールミルによって90分間粉砕を行った。その後、磁
場中プレスによって印加磁場強度20kOe、成形圧力
1t/cm2 の条件で成形体を得た。かかる成形体を
表1に示すように600、700、800℃の温度で、
真空中1時間、Arガス中1時間の熱処理を行い、熱処
理後400℃まで4℃/分の冷却速度で冷却し、その後
室温まで急冷した。得られた熱処理成形体を平均粒子径
が0.5〜100μmになるようにハンマーミルによっ
て窒素中で粉砕し、本発明に係わる異方性磁粉を得た。 さらに、かかる磁粉とエポキシ樹脂を磁粉含率が97重
量%となるように混合し、ボンド磁石用組成物を得た。 続いて、20kOeの磁場中でこれらの混合物をプレス
成形し、異方性ボンド磁石を得た。得られたボンド磁石
の磁気特性を表1に示す。
の合金をアーク溶解炉によって作製した。得られた合金
をスタンプミルによって50〜500μmに粗粉砕し、
住友スリーエム(株)社製のパーフルオロカーボン不活
性液体である「フロリナート(FC−72)」とともに
ボールミルによって90分間粉砕を行った。その後、磁
場中プレスによって印加磁場強度20kOe、成形圧力
1t/cm2 の条件で成形体を得た。かかる成形体を
表1に示すように600、700、800℃の温度で、
真空中1時間、Arガス中1時間の熱処理を行い、熱処
理後400℃まで4℃/分の冷却速度で冷却し、その後
室温まで急冷した。得られた熱処理成形体を平均粒子径
が0.5〜100μmになるようにハンマーミルによっ
て窒素中で粉砕し、本発明に係わる異方性磁粉を得た。 さらに、かかる磁粉とエポキシ樹脂を磁粉含率が97重
量%となるように混合し、ボンド磁石用組成物を得た。 続いて、20kOeの磁場中でこれらの混合物をプレス
成形し、異方性ボンド磁石を得た。得られたボンド磁石
の磁気特性を表1に示す。
【0010】比較例1〜2
熱処理温度を表1に示したように1080℃、380℃
とする以外は実施例1と全く同様の方法で異方性磁粉を
得、ボンド磁石を作製した。得られたボンド磁石の磁気
特性を表1に示した。
とする以外は実施例1と全く同様の方法で異方性磁粉を
得、ボンド磁石を作製した。得られたボンド磁石の磁気
特性を表1に示した。
【0011】比較例3
出発原料としてNd12Dy3 Fe77B8 の組成
の合金をアーク溶解炉によって作製した。得られた合金
をスタンプミルによって50〜500μmに粗粉砕し住
友スリーエム(株)社製のパーフルオロカーボン不活性
液体である「フロリナート(FC−72)」とともにボ
ールミルによって90分間粉砕を行い、平均粒子径が3
.43μmの異方性磁粉を得た。かかる磁粉とエポキシ
樹脂を磁粉含率が97重量%となるように混合し、ボン
ド磁石用組成物を得た。続いて、20kOeの磁場中で
これらの混合物をプレス成形し異方性ボンド磁石を得た
。得られたボンド磁石の磁気特性を表1に示す。
の合金をアーク溶解炉によって作製した。得られた合金
をスタンプミルによって50〜500μmに粗粉砕し住
友スリーエム(株)社製のパーフルオロカーボン不活性
液体である「フロリナート(FC−72)」とともにボ
ールミルによって90分間粉砕を行い、平均粒子径が3
.43μmの異方性磁粉を得た。かかる磁粉とエポキシ
樹脂を磁粉含率が97重量%となるように混合し、ボン
ド磁石用組成物を得た。続いて、20kOeの磁場中で
これらの混合物をプレス成形し異方性ボンド磁石を得た
。得られたボンド磁石の磁気特性を表1に示す。
【0012】
【表1】
【0013】表1に示した実施例1〜3はいずれも比較
例1〜3に比べて、高い保磁力(iHc)と良好なエネ
ルギー積((BH)max ) を有しており、本発明
のように粉砕磁粉の磁化容易軸を一定方向に配向させた
後に低温で熱処理することによって良好な磁気特性の異
方性ボンド磁石用磁粉が得られることがわかる。
例1〜3に比べて、高い保磁力(iHc)と良好なエネ
ルギー積((BH)max ) を有しており、本発明
のように粉砕磁粉の磁化容易軸を一定方向に配向させた
後に低温で熱処理することによって良好な磁気特性の異
方性ボンド磁石用磁粉が得られることがわかる。
【0014】実施例4
磁粉の熱処理までは実施例2と全く同様の方法で熱処理
成形体を得、熱処理後の粉砕磁粉の平均粒子径が0.5
〜100μmになるようにハンマーミルによって窒素中
で粉砕した後に、かかる磁粉とナイロン12を磁粉含率
が93重量%となるように混合し、ニーダーで混練して
ペレット化した。かかるペレットを印加磁場15kOe
の磁場配向射出成形機で成形し、本発明に係わる異方性
ボンド磁石を得た。得られたボンド磁石の磁気特性を表
2に示す。
成形体を得、熱処理後の粉砕磁粉の平均粒子径が0.5
〜100μmになるようにハンマーミルによって窒素中
で粉砕した後に、かかる磁粉とナイロン12を磁粉含率
が93重量%となるように混合し、ニーダーで混練して
ペレット化した。かかるペレットを印加磁場15kOe
の磁場配向射出成形機で成形し、本発明に係わる異方性
ボンド磁石を得た。得られたボンド磁石の磁気特性を表
2に示す。
【0015】比較例4
実施例4において用いる磁粉を比較例3と同様とする以
外は実施例4と全く同様の方法で異方性の射出成形ボン
ド磁石を得た。得られたボンド磁石の磁気特性を表2に
示す。
外は実施例4と全く同様の方法で異方性の射出成形ボン
ド磁石を得た。得られたボンド磁石の磁気特性を表2に
示す。
【0016】
【表2】
【0017】実施例4と比較例4の結果から、射出成形
ボンド磁石を作製する場合においても、本発明の異方性
磁粉は良好な磁気特性を有することがわかる。
ボンド磁石を作製する場合においても、本発明の異方性
磁粉は良好な磁気特性を有することがわかる。
【0018】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
高い保磁力と良好なエネルギー積を有した異方性磁粉を
、良好な生産性をもって製造することが可能であり、工
業的価値は極めて高いといえる。
高い保磁力と良好なエネルギー積を有した異方性磁粉を
、良好な生産性をもって製造することが可能であり、工
業的価値は極めて高いといえる。
Claims (6)
- 【請求項1】 R(但し、Rはイットリウムを含む希
土類元素の少なくとも1種)10〜30原子%、ホウ素
:2〜28原子%、M(但し、MはFe、Co、Niの
少なくとも1種以上):65〜82原子%からなる合金
を平均粒子径が0.5〜50μmに粉砕した後に、磁場
中でプレス成形を行って磁場印加方向に磁化容易軸を揃
えた成形体を得、その後、真空中もしくは不活性ガス中
もしくは還元雰囲気中で400〜900℃の温度下で熱
処理を行い、該熱処理した成形体を粉砕することによっ
て得られる平均粒子径が0.5〜500μmの異方性ボ
ンド磁石用磁粉。 - 【請求項2】 平均粒子径が0.5〜100μmであ
ることを特徴とする請求項1記載の異方性ボンド磁石用
磁粉。 - 【請求項3】 R(但し、Rはイットリウムを含む希
土類元素の少なくとも1種)10〜30原子%、ホウ素
:2〜28原子%、M(但し、MはFe、Co、Niの
少なくとも1種以上):65〜82原子%からなる合金
を平均粒子径が0.5〜50μmに粉砕した後に、磁場
中でプレス成形を行って磁場印加方向に磁化容易軸を揃
えた成形体を得、その後、真空中もしくは不活性ガス中
もしくは還元雰囲気中で400〜900度の温度下で熱
処理を行い、該熱処理した成形体を平均粒子径が0.5
〜500μmとなるように粉砕することを特徴とする異
方性ボンド磁石用磁粉の製造方法。 - 【請求項4】 平均粒子径が0.5〜100μmとな
るように粉砕することを特徴とする請求項3記載の異方
性ボンド磁石用磁粉の製造方法。 - 【請求項5】 磁場中プレス成形の印加圧力が0.5
〜3t/cm2 であることを特徴とする請求項3記載
の異方性ボンド磁石用磁粉の製造方法。 - 【請求項6】 熱処理後の冷却速度が0.5〜6℃/
分であることを特徴とする請求項3記載の異方性ボンド
磁石用磁粉の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3142332A JPH04342104A (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | 異方性ボンド磁石用磁粉及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3142332A JPH04342104A (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | 異方性ボンド磁石用磁粉及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04342104A true JPH04342104A (ja) | 1992-11-27 |
Family
ID=15312895
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3142332A Pending JPH04342104A (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | 異方性ボンド磁石用磁粉及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04342104A (ja) |
-
1991
- 1991-05-17 JP JP3142332A patent/JPH04342104A/ja active Pending
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