JPH04344486A - 可変遅延線とこれを用いた超音波診断装置 - Google Patents
可変遅延線とこれを用いた超音波診断装置Info
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- JPH04344486A JPH04344486A JP3144057A JP14405791A JPH04344486A JP H04344486 A JPH04344486 A JP H04344486A JP 3144057 A JP3144057 A JP 3144057A JP 14405791 A JP14405791 A JP 14405791A JP H04344486 A JPH04344486 A JP H04344486A
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- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制御端子に印加する電
気信号により遅延時間を連続的に変化できる遅延回路及
びこの遅延回路を整相回路内の遅延回路として用いダイ
ナミックフォーカスを可能とした超音波診断装置に関す
る。
気信号により遅延時間を連続的に変化できる遅延回路及
びこの遅延回路を整相回路内の遅延回路として用いダイ
ナミックフォーカスを可能とした超音波診断装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】超音波診断装置は、探触子により被検体
に超音波を送受波し、体内からの反射波信号に基づいて
被検体内部の情報を得るようになっている。ここで、被
検体内部の深さの異なる各部のいずれの場所においても
高い分解能の画像が得られるようにするため、体内から
の反射波の受信に際し、受波の焦点を時間の経過と共に
動的に変化させるダイナミックフォーカスが行われる。 このとき、上記受波の焦点あわせは、幅の狭い短冊状に
形成された振動子素子を複数個配列した探触子、あるい
は同心円状に配置した複数のリング状振動子素子から成
る探触子の上記それぞれの振動子素子からの受波信号を
、遅延線を用いて適宜遅延して加算することによって行
われる。この回路は一般に整相回路と呼ばれている。 そして、受波の焦点位置は上記の各々の遅延線の遅延時
間により定まるので、ダイナミックフォーカスは、複数
の受波信号に与えるべき遅延時間を体内からの反射波の
発生深度に応じて動的に変更することによって実現させ
る。
に超音波を送受波し、体内からの反射波信号に基づいて
被検体内部の情報を得るようになっている。ここで、被
検体内部の深さの異なる各部のいずれの場所においても
高い分解能の画像が得られるようにするため、体内から
の反射波の受信に際し、受波の焦点を時間の経過と共に
動的に変化させるダイナミックフォーカスが行われる。 このとき、上記受波の焦点あわせは、幅の狭い短冊状に
形成された振動子素子を複数個配列した探触子、あるい
は同心円状に配置した複数のリング状振動子素子から成
る探触子の上記それぞれの振動子素子からの受波信号を
、遅延線を用いて適宜遅延して加算することによって行
われる。この回路は一般に整相回路と呼ばれている。 そして、受波の焦点位置は上記の各々の遅延線の遅延時
間により定まるので、ダイナミックフォーカスは、複数
の受波信号に与えるべき遅延時間を体内からの反射波の
発生深度に応じて動的に変更することによって実現させ
る。
【0003】上記の遅延時間の変更は、遅延線に適切な
間隔でタップを設け、これらのタップを電子スイッチを
用いて選択切り換えして行なう。この場合、上記電子ス
イッチの切り換え時にノイズが発生して、遅延線を介し
て受波信号に混入することがあり、診断情報に誤った信
号が出現することがあった。そこで、このような現象を
改善するために、上記電子スイッチを用いればよいがこ
のような電子スイッチは高価であるので遅延線のそれぞ
れのタップ毎に多数設けると価格が上昇して経済的でな
いという欠点があった。
間隔でタップを設け、これらのタップを電子スイッチを
用いて選択切り換えして行なう。この場合、上記電子ス
イッチの切り換え時にノイズが発生して、遅延線を介し
て受波信号に混入することがあり、診断情報に誤った信
号が出現することがあった。そこで、このような現象を
改善するために、上記電子スイッチを用いればよいがこ
のような電子スイッチは高価であるので遅延線のそれぞ
れのタップ毎に多数設けると価格が上昇して経済的でな
いという欠点があった。
【0004】以上のような問題点に対処して、タップ切
換スイッチを備えた遅延線をそれぞれ有し焦点区間を互
いに異ならせた二系統の整相回路を交互に使用すると共
に、一方の整相回路が使用されている間に他方の整相回
路のタップを切り換えるようにした装置が特開昭56−
112234号公報で提案されている。この公報に記載
された従来の超音波診断装置は、図11に示すように、
複数の振動子素子11,12,…,1nが配列され超音
波を送受波するアレー型の探触子2と、この探触子2の
各振動子素子11〜1nからの受波信号に所定の遅延時
間を与えて位相を揃え加算して出力する二系統の整相回
路3,3′と、これらの整相回路3,3′内の各遅延線
の終端抵抗の信号を増幅する増幅器4,4′と、上記二
系統の整相回路3,3′からの出力信号を交互に切り換
えるための電子スイッチ5と、上記各整相回路3,3′
で整相された信号を検波、圧縮する検波器6と、この検
波器6からの出力信号を画像として表示する表示装置7
とを備えて成っていた。ここで、上記二系統の整相回路
3,3′はそれぞれ上記探触子2の各振動子素子11〜
1nからの受波信号を入力して増幅する定電流源出力型
の増幅器81,82,…,8n;81′,82′,…,
8n′と、遅延線9,9′と、これらの遅延線9,9′
に適宜の間隔で設けられたタップを選択切り換えする電
子スイッチから成るタップ切換スイッチ101,102
,…,10n;101′,102′,…,10n′とか
ら成る。なお、図11において、符号11は電子スイッ
チ5及びタップ切換スイッチ101〜10n,101′
〜10n′を切り換え制御するための制御器である。
換スイッチを備えた遅延線をそれぞれ有し焦点区間を互
いに異ならせた二系統の整相回路を交互に使用すると共
に、一方の整相回路が使用されている間に他方の整相回
路のタップを切り換えるようにした装置が特開昭56−
112234号公報で提案されている。この公報に記載
された従来の超音波診断装置は、図11に示すように、
複数の振動子素子11,12,…,1nが配列され超音
波を送受波するアレー型の探触子2と、この探触子2の
各振動子素子11〜1nからの受波信号に所定の遅延時
間を与えて位相を揃え加算して出力する二系統の整相回
路3,3′と、これらの整相回路3,3′内の各遅延線
の終端抵抗の信号を増幅する増幅器4,4′と、上記二
系統の整相回路3,3′からの出力信号を交互に切り換
えるための電子スイッチ5と、上記各整相回路3,3′
で整相された信号を検波、圧縮する検波器6と、この検
波器6からの出力信号を画像として表示する表示装置7
とを備えて成っていた。ここで、上記二系統の整相回路
3,3′はそれぞれ上記探触子2の各振動子素子11〜
1nからの受波信号を入力して増幅する定電流源出力型
の増幅器81,82,…,8n;81′,82′,…,
8n′と、遅延線9,9′と、これらの遅延線9,9′
に適宜の間隔で設けられたタップを選択切り換えする電
子スイッチから成るタップ切換スイッチ101,102
,…,10n;101′,102′,…,10n′とか
ら成る。なお、図11において、符号11は電子スイッ
チ5及びタップ切換スイッチ101〜10n,101′
〜10n′を切り換え制御するための制御器である。
【0005】このように構成された超音波診断装置にお
いては、上記それぞれのタップ切換スイッチ101〜1
0n及び101′〜10n′の切り換えは、それらが所
属する整相回路3または3′の出力端(4,4′)が電
子スイッチ5の切り換えにより次段(6)から切り離さ
れている間に行われるので、上記タップ切換スイッチ1
01〜10nまたは101′〜10n′の動作により発
生するノイズが次段以降の信号に混入することはない。 したがって、多数必要とされる上記タップ切換スイッチ
101〜10n及び101′〜10n′は、ノイズが発
生してもよい安価なスイッチで間に合わせることができ
る。 このとき、各整相回路3,3′からの出力信号を交互に
切り換える電子スイッチ5は、常に信号が流れている部
分を切り換えるので、ノイズの発生の少ない高価なスイ
ッチを用いなければならないが、その個数がわずかであ
ることから得に価格が上昇するものではなく、全体とし
てはコスト上昇を抑えることができる。これにより、ダ
イナミックフォーカス時の各タップ切換スイッチ101
〜10nまたは101′〜10n′の切り換えにより発
生するノイズの影響を受けないようにしていた。
いては、上記それぞれのタップ切換スイッチ101〜1
0n及び101′〜10n′の切り換えは、それらが所
属する整相回路3または3′の出力端(4,4′)が電
子スイッチ5の切り換えにより次段(6)から切り離さ
れている間に行われるので、上記タップ切換スイッチ1
01〜10nまたは101′〜10n′の動作により発
生するノイズが次段以降の信号に混入することはない。 したがって、多数必要とされる上記タップ切換スイッチ
101〜10n及び101′〜10n′は、ノイズが発
生してもよい安価なスイッチで間に合わせることができ
る。 このとき、各整相回路3,3′からの出力信号を交互に
切り換える電子スイッチ5は、常に信号が流れている部
分を切り換えるので、ノイズの発生の少ない高価なスイ
ッチを用いなければならないが、その個数がわずかであ
ることから得に価格が上昇するものではなく、全体とし
てはコスト上昇を抑えることができる。これにより、ダ
イナミックフォーカス時の各タップ切換スイッチ101
〜10nまたは101′〜10n′の切り換えにより発
生するノイズの影響を受けないようにしていた。
【0006】しかし、このような従来の超音波診断装置
においては、図11に示すように、二系統の整相回路3
,3′を用意することから、高価な遅延線9,9′を二
系統分必要とし、回路規模が大きくなると共に、コスト
も上昇するものであった。このような問題点に対処する
ため、インダクタと、逆電圧の大きさにより静電容量が
変化する可変容量ダイオードとを組み合わせて構成した
可変型の遅延線を用いた整相回路を有する超音波診断装
置が特開昭55−151280号公報で提案されている
。
においては、図11に示すように、二系統の整相回路3
,3′を用意することから、高価な遅延線9,9′を二
系統分必要とし、回路規模が大きくなると共に、コスト
も上昇するものであった。このような問題点に対処する
ため、インダクタと、逆電圧の大きさにより静電容量が
変化する可変容量ダイオードとを組み合わせて構成した
可変型の遅延線を用いた整相回路を有する超音波診断装
置が特開昭55−151280号公報で提案されている
。
【0007】この公報に記載された超音波診断装置を図
12を参照して説明する。図12において、符号TDは
超音波探触子を示しており、diはその個々のエレメン
トである。符号A1は前置増幅器群を示しており、ei
はその個々の増幅器である。符号DLは可変型の遅延線
群を示しており、fiはその個々の遅延線である。符号
A2はバッファ増幅器群を示しており、giはその個々
の増幅器である、また、符号A3は加算増幅器を示して
いる。さらに、符号Pはマイクロ・コンピュータやファ
ーム・ウェア(ROM等)を利用した制御部を示してい
る。さらにまた、符号DAはディジタル・アナログ変換
器を示し、符号MXは信号分配器を示している。
12を参照して説明する。図12において、符号TDは
超音波探触子を示しており、diはその個々のエレメン
トである。符号A1は前置増幅器群を示しており、ei
はその個々の増幅器である。符号DLは可変型の遅延線
群を示しており、fiはその個々の遅延線である。符号
A2はバッファ増幅器群を示しており、giはその個々
の増幅器である、また、符号A3は加算増幅器を示して
いる。さらに、符号Pはマイクロ・コンピュータやファ
ーム・ウェア(ROM等)を利用した制御部を示してい
る。さらにまた、符号DAはディジタル・アナログ変換
器を示し、符号MXは信号分配器を示している。
【0008】超音波探触子TDの各エレメントdiで受
信した反射波信号は、それぞれの各前置増幅器eiで増
幅され、各遅延線fiでそれぞれ遅延され、各バッファ
増幅器giで増幅され、加算増幅器A3によって加算増
幅される。このとき、制御部Pは、個々の遅延線fiの
遅延量制御信号を順次出力する。この出力信号は、ディ
ジタル・アナログ変換器DAによって逐一アナログ信号
に変換され、信号分配器MXを通じて順次各遅延線fi
に与えられる。これらの各遅延線fiに与えられたアナ
ログの制御信号は、その各遅延線fiごとに設けられた
コンデンサCiに保持される。この保持時間は数百us
程度でよいので、上記コンデンサCiは容量の小さなも
のでよい。
信した反射波信号は、それぞれの各前置増幅器eiで増
幅され、各遅延線fiでそれぞれ遅延され、各バッファ
増幅器giで増幅され、加算増幅器A3によって加算増
幅される。このとき、制御部Pは、個々の遅延線fiの
遅延量制御信号を順次出力する。この出力信号は、ディ
ジタル・アナログ変換器DAによって逐一アナログ信号
に変換され、信号分配器MXを通じて順次各遅延線fi
に与えられる。これらの各遅延線fiに与えられたアナ
ログの制御信号は、その各遅延線fiごとに設けられた
コンデンサCiに保持される。この保持時間は数百us
程度でよいので、上記コンデンサCiは容量の小さなも
のでよい。
【0009】ここで、個々の遅延線fiは、例えば図1
3に示すように構成される。図13において、符号Lは
インダクタを示し、VCは可変容量ダイオードを示し、
Cは高周波バイパス用のコンデンサを示している。この
回路は、通常のLC遅延線の静電容量素子を可変容量ダ
イオードVCで置き換えたものになっている。この各可
変容量ダイオードVCのアノードは共通に接続され、そ
こにアナログ制御信号が与えられる。さらに、その共通
接続点はコンデンサCを介して設置される。なお、この
コンデンサCは、上記アナログ制御信号保持用のコンデ
ンサCiと共用できる。そして、可変容量ダイオードV
Cの静電容量は、前記信号分配器MXを介して与えられ
るアナログ制御信号に応じて変わるので、各遅延線fi
は、遅延時間が可変なものとなる。
3に示すように構成される。図13において、符号Lは
インダクタを示し、VCは可変容量ダイオードを示し、
Cは高周波バイパス用のコンデンサを示している。この
回路は、通常のLC遅延線の静電容量素子を可変容量ダ
イオードVCで置き換えたものになっている。この各可
変容量ダイオードVCのアノードは共通に接続され、そ
こにアナログ制御信号が与えられる。さらに、その共通
接続点はコンデンサCを介して設置される。なお、この
コンデンサCは、上記アナログ制御信号保持用のコンデ
ンサCiと共用できる。そして、可変容量ダイオードV
Cの静電容量は、前記信号分配器MXを介して与えられ
るアナログ制御信号に応じて変わるので、各遅延線fi
は、遅延時間が可変なものとなる。
【0010】このように構成された超音波診断装置の動
作は、次のとおりである。まず、制御部Pは、一つの方
位角における受波の開始に先立って、その方位角に受波
の指向性を合わせるための個々の遅延線fi用の制御信
号を順次出力する。これらの制御信号は、ディジタル・
アナログ変換器DAで逐一アナログ信号に変換され、信
号分配器MXによって該当する遅延線fiに順次与えら
れる。このような制御信号の供給は、方位角切り換えの
合間を利用して高速に行われる。そして、上記各遅延線
fiに供給されたアナログの制御信号は、コンデンサC
iに一つの方位角での受波が完了するまで保持される。 その後、一つの方位角での受波が完了したら、制御部P
は、次の方位角用の制御信号群を出力し、上記と同様に
して各遅延線fiに供給する。以下、同様の動作を繰返
し、被検音場について例えばセクタ走査を行なう。この
ような受波の指向性の切り換えは、制御部Pが順次に出
力する信号をアナログ信号に変換して各遅延線fiの高
周波バイパス用のコンデンサCに逐一印加することによ
り行われるので、比較的簡単な制御機構によって実現で
きる。この場合、アナログ制御信号によって可変容量ダ
イオードVCの静電容量を変えたとき、遅延線fiにお
いては、遅延時間ばかりでなく、特性インピーダンスと
信号の減衰量も変化する。制御信号の値が遅延線fiご
とに異なる。このため、各遅延線fiを経てきた信号は
、ここに条件が異なるので、そのまま加算増幅しても正
しい反射合成が行えないという問題があった。
作は、次のとおりである。まず、制御部Pは、一つの方
位角における受波の開始に先立って、その方位角に受波
の指向性を合わせるための個々の遅延線fi用の制御信
号を順次出力する。これらの制御信号は、ディジタル・
アナログ変換器DAで逐一アナログ信号に変換され、信
号分配器MXによって該当する遅延線fiに順次与えら
れる。このような制御信号の供給は、方位角切り換えの
合間を利用して高速に行われる。そして、上記各遅延線
fiに供給されたアナログの制御信号は、コンデンサC
iに一つの方位角での受波が完了するまで保持される。 その後、一つの方位角での受波が完了したら、制御部P
は、次の方位角用の制御信号群を出力し、上記と同様に
して各遅延線fiに供給する。以下、同様の動作を繰返
し、被検音場について例えばセクタ走査を行なう。この
ような受波の指向性の切り換えは、制御部Pが順次に出
力する信号をアナログ信号に変換して各遅延線fiの高
周波バイパス用のコンデンサCに逐一印加することによ
り行われるので、比較的簡単な制御機構によって実現で
きる。この場合、アナログ制御信号によって可変容量ダ
イオードVCの静電容量を変えたとき、遅延線fiにお
いては、遅延時間ばかりでなく、特性インピーダンスと
信号の減衰量も変化する。制御信号の値が遅延線fiご
とに異なる。このため、各遅延線fiを経てきた信号は
、ここに条件が異なるので、そのまま加算増幅しても正
しい反射合成が行えないという問題があった。
【0011】このような問題を解決するために、各遅延
線fiの遅延時間の変更に合わせて、遅延線fiの終端
抵抗の値と、前置の増幅器eiまたはバッファの増幅器
giのゲインとが補償的に変更されるようになっている
。その例を一つの遅延線fiについて示すと、図14の
とおりである。図14において、制御部Pは遅延線fi
の遅延時間制御信号のほかに、電界効果トランジスタを
備えた終端抵抗Zの制御信号と前置の増幅器eiのゲイ
ン制御信号とを出力し、これらの制御信号がディジタル
・アナログ変換器DAによってディジタル信号に変換さ
れ、信号分配器MXを介してそれぞれ遅延線fiの可変
容量ダイオードと、終端抵抗Zの電界効果トランジスタ
と、可変ゲインの前置増幅器eiとに与えられる。そし
て、上記遅延線fiと終端抵抗Zの制御信号を、超音波
反射波の発生点に整相回路の収束点が一致するように、
時間と共に変えることによりダイナミックフォーカスが
可能となる。このような構成によれば、大きな整相回路
を必要としないため、超音波診断装置のコストを低減す
ることができる。
線fiの遅延時間の変更に合わせて、遅延線fiの終端
抵抗の値と、前置の増幅器eiまたはバッファの増幅器
giのゲインとが補償的に変更されるようになっている
。その例を一つの遅延線fiについて示すと、図14の
とおりである。図14において、制御部Pは遅延線fi
の遅延時間制御信号のほかに、電界効果トランジスタを
備えた終端抵抗Zの制御信号と前置の増幅器eiのゲイ
ン制御信号とを出力し、これらの制御信号がディジタル
・アナログ変換器DAによってディジタル信号に変換さ
れ、信号分配器MXを介してそれぞれ遅延線fiの可変
容量ダイオードと、終端抵抗Zの電界効果トランジスタ
と、可変ゲインの前置増幅器eiとに与えられる。そし
て、上記遅延線fiと終端抵抗Zの制御信号を、超音波
反射波の発生点に整相回路の収束点が一致するように、
時間と共に変えることによりダイナミックフォーカスが
可能となる。このような構成によれば、大きな整相回路
を必要としないため、超音波診断装置のコストを低減す
ることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図12〜図14に示す
ように、可変容量ダイオードVCを用いた可変型の遅延
線fiと、電界効果トランジスタを備えた終端抵抗Zと
を用いた遅延回路は、小型にして必要な機能を有してい
るが、上記終端抵抗Zが周囲温度によりその抵抗値が変
わるため整相回路の特性劣化を生じ、超音波診断装置と
しての性能が低下するものであった。また、上記終端抵
抗Zの電界効果トランジスタの特性に合わせて装置の調
整をしなければならなかった。さらに、この可変型の遅
延線においては、遅延時間を制御するための可変容量ダ
イオードVCのバイアス電圧と遅延時間の変化と共に変
化する遅延線の特性インピーダンスに一致すべく終端抵
抗Zとなる電界効果トランジスタのゲート電圧の二種の
制御信号が各々の遅延線において必要となる。この可変
遅延線における遅延時間、及び特性インピーダンスと可
変容量ダイオードのバイアス電圧の関係は、可変容量ダ
イオードの接合容量とバイアス電圧の関係により与えら
れるが、これらの関係は可変容量ダイオードの形名ある
いは製品ロットごとの特性のばらつきにより一定でない
ため上記の二種の制御信号は、可変容量ダイオードの形
名あるいは製品ロットが異なる場合の特性の差異により
それぞれ求めた数値表に基づいて発生することが必要と
なる。
ように、可変容量ダイオードVCを用いた可変型の遅延
線fiと、電界効果トランジスタを備えた終端抵抗Zと
を用いた遅延回路は、小型にして必要な機能を有してい
るが、上記終端抵抗Zが周囲温度によりその抵抗値が変
わるため整相回路の特性劣化を生じ、超音波診断装置と
しての性能が低下するものであった。また、上記終端抵
抗Zの電界効果トランジスタの特性に合わせて装置の調
整をしなければならなかった。さらに、この可変型の遅
延線においては、遅延時間を制御するための可変容量ダ
イオードVCのバイアス電圧と遅延時間の変化と共に変
化する遅延線の特性インピーダンスに一致すべく終端抵
抗Zとなる電界効果トランジスタのゲート電圧の二種の
制御信号が各々の遅延線において必要となる。この可変
遅延線における遅延時間、及び特性インピーダンスと可
変容量ダイオードのバイアス電圧の関係は、可変容量ダ
イオードの接合容量とバイアス電圧の関係により与えら
れるが、これらの関係は可変容量ダイオードの形名ある
いは製品ロットごとの特性のばらつきにより一定でない
ため上記の二種の制御信号は、可変容量ダイオードの形
名あるいは製品ロットが異なる場合の特性の差異により
それぞれ求めた数値表に基づいて発生することが必要と
なる。
【0013】そこで、本発明は、このような問題点を解
決することができる遅延回路及びこの遅延回路を整相回
路内の遅延回路として用いダイナミックフォーカスを可
能とした超音波診断装置を提供することを目的とする。
決することができる遅延回路及びこの遅延回路を整相回
路内の遅延回路として用いダイナミックフォーカスを可
能とした超音波診断装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による遅延回路は、インダクタと、逆電圧の
大きさにより静電容量が変化する可変容量ダイオードと
を用い、この可変容量ダイオードの逆電圧の変化により
遅延時間が変化する可変遅延線を構成すると共に、この
可変遅延線の信号源抵抗及び終端抵抗として、定電流で
駆動した電界効果トランジスタのソース・ドレイン間の
電位と基準電圧との差を増幅器でとりその差電圧を上記
電界効果トランジスタのソース・ドレイン間の抵抗が上
記定電流の大きさに対応して可変設定される可変抵抗回
路を用い、上記可変遅延線の可変容量ダイオードの逆電
圧でもって遅延時間を制御する制御電圧を可変容量ダイ
オードの逆電圧と静電容量の関係特性で補正した電圧で
もって可変抵抗回路の抵抗値を変えるようにしたもので
ある。
に、本発明による遅延回路は、インダクタと、逆電圧の
大きさにより静電容量が変化する可変容量ダイオードと
を用い、この可変容量ダイオードの逆電圧の変化により
遅延時間が変化する可変遅延線を構成すると共に、この
可変遅延線の信号源抵抗及び終端抵抗として、定電流で
駆動した電界効果トランジスタのソース・ドレイン間の
電位と基準電圧との差を増幅器でとりその差電圧を上記
電界効果トランジスタのソース・ドレイン間の抵抗が上
記定電流の大きさに対応して可変設定される可変抵抗回
路を用い、上記可変遅延線の可変容量ダイオードの逆電
圧でもって遅延時間を制御する制御電圧を可変容量ダイ
オードの逆電圧と静電容量の関係特性で補正した電圧で
もって可変抵抗回路の抵抗値を変えるようにしたもので
ある。
【0015】また、上記可変抵抗回路は、特性が揃った
複数個の電界効果トランジスタを近接配置した素子を備
え、定電流にて駆動される電界効果トランジスタのソー
ス・ドレイン間の電位と基準電圧との差を増幅器でとり
その差電圧を上記一方の1個の電界効果トランジスタの
ゲートに印加し、一方の電界効果トランジスタと共に該
他方の電界効果トランジスタのソース・ドレイン間の抵
抗が上記定電流の大きさに対応して可変設定されるもの
としてもよい。
複数個の電界効果トランジスタを近接配置した素子を備
え、定電流にて駆動される電界効果トランジスタのソー
ス・ドレイン間の電位と基準電圧との差を増幅器でとり
その差電圧を上記一方の1個の電界効果トランジスタの
ゲートに印加し、一方の電界効果トランジスタと共に該
他方の電界効果トランジスタのソース・ドレイン間の抵
抗が上記定電流の大きさに対応して可変設定されるもの
としてもよい。
【0016】さらに上記電界効果トランジスタのソース
・ドレイン間の抵抗値が、ソース・ドレイン間の電圧に
依存して変化する非直線性を改善するためにソース・ド
レイン間に印加される信号電圧をゲートに印加する制御
電圧に重畳してゲートに印加されるごとく帰還を施すよ
うにすると効果的である。
・ドレイン間の抵抗値が、ソース・ドレイン間の電圧に
依存して変化する非直線性を改善するためにソース・ド
レイン間に印加される信号電圧をゲートに印加する制御
電圧に重畳してゲートに印加されるごとく帰還を施すよ
うにすると効果的である。
【0017】また、上記遅延回路の関連発明としての超
音波診断装置は、複数の振動子素子が配列され超音波を
送受波する探触子と、この探触子の各振動子素子からの
受波信号に所定の遅延時間を与える遅延回路を有しこれ
らの遅延回路で位相が揃えられた受波信号を加算して出
力する整相回路と、この整相回路で整相された信号を検
波する検波器と、この検波器からの出力信号を画像とし
て表示する表示装置とを備えて成る超音波診断装置にお
いて、上記整相回路内の遅延回路として、上記遅延回路
を用いたものである。
音波診断装置は、複数の振動子素子が配列され超音波を
送受波する探触子と、この探触子の各振動子素子からの
受波信号に所定の遅延時間を与える遅延回路を有しこれ
らの遅延回路で位相が揃えられた受波信号を加算して出
力する整相回路と、この整相回路で整相された信号を検
波する検波器と、この検波器からの出力信号を画像とし
て表示する表示装置とを備えて成る超音波診断装置にお
いて、上記整相回路内の遅延回路として、上記遅延回路
を用いたものである。
【0018】
【作用】上記のように構成された遅延回路は、インダク
タと可変容量ダイオードとで構成する可変遅延線の上記
可変容量ダイオードの逆電圧変化により遅延時間を変化
させると共に、上記可変遅延線の両端に設けられた整合
抵抗としての可変抵抗回路の抵抗値を上記可変容量ダイ
オードの逆電圧に対応した電圧でもって上記可変遅延線
の遅延時間の変化に伴って変えることにより、簡単な制
御回路でもって常に上記可変遅延線と可変抵抗回路のイ
ンピーダンス整合がとれるようにして時間の変化による
遅延特性が劣化しないように動作すると共に可変容量ダ
イオード特性のばらつきのトリミングを容易にする。
タと可変容量ダイオードとで構成する可変遅延線の上記
可変容量ダイオードの逆電圧変化により遅延時間を変化
させると共に、上記可変遅延線の両端に設けられた整合
抵抗としての可変抵抗回路の抵抗値を上記可変容量ダイ
オードの逆電圧に対応した電圧でもって上記可変遅延線
の遅延時間の変化に伴って変えることにより、簡単な制
御回路でもって常に上記可変遅延線と可変抵抗回路のイ
ンピーダンス整合がとれるようにして時間の変化による
遅延特性が劣化しないように動作すると共に可変容量ダ
イオード特性のばらつきのトリミングを容易にする。
【0019】また、上記のように構成された超音波診断
装置は、その整相回路内の各々遅延回路において、簡単
な制御回路でもって常に可変遅延線と可変抵抗回路のイ
ンピーダンス整合をとり、遅延時間の変化による遅延特
性が劣化しないようにした遅延回路を用いることにより
、一系統の整相回路だけでダイナミックフォーカスを可
能とするものである。
装置は、その整相回路内の各々遅延回路において、簡単
な制御回路でもって常に可変遅延線と可変抵抗回路のイ
ンピーダンス整合をとり、遅延時間の変化による遅延特
性が劣化しないようにした遅延回路を用いることにより
、一系統の整相回路だけでダイナミックフォーカスを可
能とするものである。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明による遅延回路の実施例
を示す回路図である。この遅延回路は、従来の遅延線を
用いたものと異なり、その制御端子に印加される電気信
号により遅延時間が連続的に変化するもので、その構成
を考えるに至った思考過程を図2(a)及び(b)を参
照しながら説明する。
詳細に説明する。図1は本発明による遅延回路の実施例
を示す回路図である。この遅延回路は、従来の遅延線を
用いたものと異なり、その制御端子に印加される電気信
号により遅延時間が連続的に変化するもので、その構成
を考えるに至った思考過程を図2(a)及び(b)を参
照しながら説明する。
【0021】まず、図2に従来の整相回路に用いられて
いる集中定数形遅延線の単位部分の回路構成を示す。こ
の単位部分は、図2(a)または(b)に示すようにT
形の対象回路とされており、同図(a)の回路はインダ
クタL/2,L/2とキャパシタCとを有して成り、定
K形低域フィルタと呼ばれるものであり、同図(b)の
回路は上記(a)に示した二つのインダクタL/2が電
磁結合しているためその結果得られる等価回路であり、
誘導m形低域フィルタと呼ばれるものである。そして、
上記の単位部分を多数従属接続することにより集中定数
形遅延線が構成される。このような構成の集中定数形遅
延線を用いると、必要な遅延時間を分布定数形遅延線よ
りも小さい信号減衰で、しかも小型化して得ることがで
きる。
いる集中定数形遅延線の単位部分の回路構成を示す。こ
の単位部分は、図2(a)または(b)に示すようにT
形の対象回路とされており、同図(a)の回路はインダ
クタL/2,L/2とキャパシタCとを有して成り、定
K形低域フィルタと呼ばれるものであり、同図(b)の
回路は上記(a)に示した二つのインダクタL/2が電
磁結合しているためその結果得られる等価回路であり、
誘導m形低域フィルタと呼ばれるものである。そして、
上記の単位部分を多数従属接続することにより集中定数
形遅延線が構成される。このような構成の集中定数形遅
延線を用いると、必要な遅延時間を分布定数形遅延線よ
りも小さい信号減衰で、しかも小型化して得ることがで
きる。
【0022】ここで、図2(a)の定K形低域フィルタ
において、フィルタの両端は特性インピーダンスで終端
されているものと仮定する。いま、入力として理想的な
ステップ電圧を加えると、出力電圧の遅延時間ts及び
立ち上がり時間t1は、 となる。この単位部分がn個従属接続されている場合の
全体の遅延時間td及び立ち上がり時間trは、となる
。よって、上記td及びtrが与えられたとき、必要な
区間の数n及びインダクタL並びにキャパシタCは、次
式で与えられる。
において、フィルタの両端は特性インピーダンスで終端
されているものと仮定する。いま、入力として理想的な
ステップ電圧を加えると、出力電圧の遅延時間ts及び
立ち上がり時間t1は、 となる。この単位部分がn個従属接続されている場合の
全体の遅延時間td及び立ち上がり時間trは、となる
。よって、上記td及びtrが与えられたとき、必要な
区間の数n及びインダクタL並びにキャパシタCは、次
式で与えられる。
【0023】また、単位部分として図2(b)に示す誘
導m形低域フィルタを用いると、遅延時間tdと立ち上
がり時間trとの比が同じ場合は、同図(a)に示す定
K形低域フィルタを用いるのと比べて従属接続する区間
数nが16%少なくてよい。このとき、同図(b)にお
いて例えばm=1.27とすると、伝達信号の波形のオ
ーバシュート及びt1/tsに関しては同図(a)に示
す定K形低域フィルタを用いるよりも優れている。
導m形低域フィルタを用いると、遅延時間tdと立ち上
がり時間trとの比が同じ場合は、同図(a)に示す定
K形低域フィルタを用いるのと比べて従属接続する区間
数nが16%少なくてよい。このとき、同図(b)にお
いて例えばm=1.27とすると、伝達信号の波形のオ
ーバシュート及びt1/tsに関しては同図(a)に示
す定K形低域フィルタを用いるよりも優れている。
【0024】以上述べたように、インダクタLとキャパ
シタCとから成る集中定数形遅延線の遅延時間tdは第
(3)式により与えられることがわかる。そして、図2
(a)または(b)のいずれの形のフィルタを用いても
、そのキャパシタCの容量を変えることにより、集中定
数形遅延線の遅延時間を可変とすることができる。
シタCとから成る集中定数形遅延線の遅延時間tdは第
(3)式により与えられることがわかる。そして、図2
(a)または(b)のいずれの形のフィルタを用いても
、そのキャパシタCの容量を変えることにより、集中定
数形遅延線の遅延時間を可変とすることができる。
【0025】そこで、本発明においては、図2(a)ま
たは(b)に示す単位部分を多数従属接続して成る集中
定数形遅延線におけるキャパシタCを、逆電圧の大きさ
により静電容量が変化する可変容量ダイオードで構成す
ることにより、図1に示す本発明による遅延回路が実現
される。すなわち、本発明による遅延回路は図1に示す
ように、インダクタLと、逆電圧の大きさにより静電容
量が変化する可変容量ダイオードVC,VC′とを用い
、この可変容量ダイオードVC,VC′の逆電圧の変化
により遅延時間により遅延時間が変化する可変遅延線1
2を構成すると共に、この可変遅延線12の信号源抵抗
及び終端抵抗として、定電流源で駆動される電界効果ト
ランジスタのソース・ドレイン間の電位と基準電圧との
差を増幅器でとりその差電圧を上記電界効果トランジス
タのゲートに負帰還を施し、該電界効果トランジスタの
ソース・ドレイン間の抵抗が上記定電流源の電流値に対
応して可変設定される可変設定回路13a、13bを用
い、上記定電流源の制御信号として可変容量ダイオード
の逆電圧を発生させる制御信号と同一のものを用いる構
成としている。
たは(b)に示す単位部分を多数従属接続して成る集中
定数形遅延線におけるキャパシタCを、逆電圧の大きさ
により静電容量が変化する可変容量ダイオードで構成す
ることにより、図1に示す本発明による遅延回路が実現
される。すなわち、本発明による遅延回路は図1に示す
ように、インダクタLと、逆電圧の大きさにより静電容
量が変化する可変容量ダイオードVC,VC′とを用い
、この可変容量ダイオードVC,VC′の逆電圧の変化
により遅延時間により遅延時間が変化する可変遅延線1
2を構成すると共に、この可変遅延線12の信号源抵抗
及び終端抵抗として、定電流源で駆動される電界効果ト
ランジスタのソース・ドレイン間の電位と基準電圧との
差を増幅器でとりその差電圧を上記電界効果トランジス
タのゲートに負帰還を施し、該電界効果トランジスタの
ソース・ドレイン間の抵抗が上記定電流源の電流値に対
応して可変設定される可変設定回路13a、13bを用
い、上記定電流源の制御信号として可変容量ダイオード
の逆電圧を発生させる制御信号と同一のものを用いる構
成としている。
【0026】上記可変遅延線12は、インダクタL,L
と、複数個の可変容量ダイオードVC,VC′を一組と
したものとをT形の対称回路に接続して成る単位部分を
、多数従属接続して構成されている。そして、一方の可
変容量ダイオードVCの陰極と、他方の可変容量ダイオ
ードVC′の陰極とが共通接続されると共に、上記一方
の可変容量ダイオードVCの陽極はそのまま接地され、
他方の可変容量ダイオードVC′の陽極はインダクタL
及び抵抗Rを介して接地されている。このため、上記の
各可変容量ダイオードVCとVC′には、同じ直流電位
が印加されることとなる。また、上記2個の可変容量ダ
イオードVC,VC′の陰極同志を共通接続した箇所に
は、制御部14からそれぞれ抵抗rを介して逆電圧vが
印加され、この逆電圧vによって静電容量を変えて遅延
時間が制御される。なお、上記抵抗rは、各組の可変容
量ダイオードVC,VC′に制御信号線15を介して信
号が流れ、それぞれの可変容量ダイオードVC,VC′
の組相互間で干渉するのを防止するために設けたもので
ある。
と、複数個の可変容量ダイオードVC,VC′を一組と
したものとをT形の対称回路に接続して成る単位部分を
、多数従属接続して構成されている。そして、一方の可
変容量ダイオードVCの陰極と、他方の可変容量ダイオ
ードVC′の陰極とが共通接続されると共に、上記一方
の可変容量ダイオードVCの陽極はそのまま接地され、
他方の可変容量ダイオードVC′の陽極はインダクタL
及び抵抗Rを介して接地されている。このため、上記の
各可変容量ダイオードVCとVC′には、同じ直流電位
が印加されることとなる。また、上記2個の可変容量ダ
イオードVC,VC′の陰極同志を共通接続した箇所に
は、制御部14からそれぞれ抵抗rを介して逆電圧vが
印加され、この逆電圧vによって静電容量を変えて遅延
時間が制御される。なお、上記抵抗rは、各組の可変容
量ダイオードVC,VC′に制御信号線15を介して信
号が流れ、それぞれの可変容量ダイオードVC,VC′
の組相互間で干渉するのを防止するために設けたもので
ある。
【0027】なお、図1において、符号Rは可変遅延線
12の入力端aまたは出力端bをそれぞれ接地するため
の抵抗を示しており、上記可変遅延線12の信号源抵抗
または終端抵抗の一部となるもので、この抵抗Rの接地
により各組の可変容量ダイオードVC,VC′の陽極の
直流電位は接地レベルと同じにされている。また、符号
Cは直流阻止用のカップリングコンデンサである。この
抵抗Rは可変抵抗回路の抵抗に比べ十分大な値にしてお
くと、可変抵抗の抵抗値を可変遅延線の特性インピーダ
ンスと等しくすることにより整合をとることができる。
12の入力端aまたは出力端bをそれぞれ接地するため
の抵抗を示しており、上記可変遅延線12の信号源抵抗
または終端抵抗の一部となるもので、この抵抗Rの接地
により各組の可変容量ダイオードVC,VC′の陽極の
直流電位は接地レベルと同じにされている。また、符号
Cは直流阻止用のカップリングコンデンサである。この
抵抗Rは可変抵抗回路の抵抗に比べ十分大な値にしてお
くと、可変抵抗の抵抗値を可変遅延線の特性インピーダ
ンスと等しくすることにより整合をとることができる。
【0028】ここで、上記可変遅延線12は、各組の可
変容量ダイオードVC,VC′の逆電圧の大きさにより
その静電容量を変化させると、遅延時間と共に特性イン
ピーダンスも変化する。このことから、信号の入出力端
a,bでインピーダンスの不整合による信号波形の変形
や伝送効率の変動が生じないように、信号源抵抗と終端
抵抗は、遅延時間の制御に対応して常に上記可変遅延線
12と整合するように変化させる必要がある。そのため
、上記信号源抵抗と終端抵抗の部分には、電気信号によ
り抵抗値が変化する可変抵抗回路13a,13bがそれ
ぞれ設けてある。この可変抵抗回路13a,13bは、
図3に示すように、特性が揃った2個の電界効果トラン
ジスタQ1,Q2を近接配置した素子を備え、制御電圧
Ecにより制御される定電流源にドレイン接続された方
の電界効果トランジスタQ2のソース・ドレイン間の電
位と基準電圧(Er)との差を増幅器16でとりその差
電圧を上記一方の電界効果トランジスタQ2のゲートに
負帰還を施すと共に、このゲート電圧を他方の電界効果
トランジスタQ1のゲートに印加し、該他方の電界効果
トランジスタQ1のソース・ドレイン間の抵抗が上記制
御基準電圧(Ec)に対応して可変設定されるものであ
る。そして、上記2個の電界効果トランジスタQ1,Q
2としては、接合型電界効果トランジスタが用いられ、
これら2個の接合型電界効果トランジスタを例えば同一
のシリコン基板上に作成すると共に近接して配置するこ
とにより、上記2個の電界効果トランジスタQ1,Q2
間の温度差が非常に小さい構造の素子とされている。
変容量ダイオードVC,VC′の逆電圧の大きさにより
その静電容量を変化させると、遅延時間と共に特性イン
ピーダンスも変化する。このことから、信号の入出力端
a,bでインピーダンスの不整合による信号波形の変形
や伝送効率の変動が生じないように、信号源抵抗と終端
抵抗は、遅延時間の制御に対応して常に上記可変遅延線
12と整合するように変化させる必要がある。そのため
、上記信号源抵抗と終端抵抗の部分には、電気信号によ
り抵抗値が変化する可変抵抗回路13a,13bがそれ
ぞれ設けてある。この可変抵抗回路13a,13bは、
図3に示すように、特性が揃った2個の電界効果トラン
ジスタQ1,Q2を近接配置した素子を備え、制御電圧
Ecにより制御される定電流源にドレイン接続された方
の電界効果トランジスタQ2のソース・ドレイン間の電
位と基準電圧(Er)との差を増幅器16でとりその差
電圧を上記一方の電界効果トランジスタQ2のゲートに
負帰還を施すと共に、このゲート電圧を他方の電界効果
トランジスタQ1のゲートに印加し、該他方の電界効果
トランジスタQ1のソース・ドレイン間の抵抗が上記制
御基準電圧(Ec)に対応して可変設定されるものであ
る。そして、上記2個の電界効果トランジスタQ1,Q
2としては、接合型電界効果トランジスタが用いられ、
これら2個の接合型電界効果トランジスタを例えば同一
のシリコン基板上に作成すると共に近接して配置するこ
とにより、上記2個の電界効果トランジスタQ1,Q2
間の温度差が非常に小さい構造の素子とされている。
【0029】上記一方の電界効果トランジスタQ2のド
レイン電極には、定電流源17が接続されており、該電
界効果トランジスタQ2のドレイン電位を基準電圧Er
との差電圧が増幅器16により増幅され、この出力電圧
が上記電界効果トランジスタQ2のゲートに負帰還を施
すように結線されている。したがって、上記一方の電界
効果トランジスタQ2が非飽和領域で動作するように定
電流源17に供給する電圧+V及び電流Iを定めると、
ゲート電圧で制御される電界効果トランジスタQ2のソ
ース・ドレイン間の抵抗Rdsにより、該電界効果トラ
ンジスタQ2のドレイン電圧は、Rds・Iとなる。
レイン電極には、定電流源17が接続されており、該電
界効果トランジスタQ2のドレイン電位を基準電圧Er
との差電圧が増幅器16により増幅され、この出力電圧
が上記電界効果トランジスタQ2のゲートに負帰還を施
すように結線されている。したがって、上記一方の電界
効果トランジスタQ2が非飽和領域で動作するように定
電流源17に供給する電圧+V及び電流Iを定めると、
ゲート電圧で制御される電界効果トランジスタQ2のソ
ース・ドレイン間の抵抗Rdsにより、該電界効果トラ
ンジスタQ2のドレイン電圧は、Rds・Iとなる。
【0030】上記ソース・ドレイン間の抵抗Rdsは、
ゲート電圧Vgsに制御されるため、その制御定数をK
とすると、 となる。そして、上記ゲート電圧Vgsは、電界効果ト
ランジスタQ2のドレイン電圧Rds・Iと基準電圧−
Erとの差電圧を増幅器16により増幅したものである
ため、該増幅器16の利得をA0とすると、となる。こ
こで、上記増幅器16の利得A0が十分に大きく−KA
0≫1ならば、Rds/−KA0≒0となり、第(9)
式から となる。従って、 となる。ここにkは定数である。この第(10)式から
ソース・ドレイン間の抵抗Rdsは、上記制御電圧Ec
1に反比例した値に制御することができることがわかる
。この場合、ゲート電圧Vgsにより制御される接合型
の電界効果トランジスタQ2のソース・ドレイン間の抵
抗Rdsが温度により変動しても、即ち温度により前記
第(8)式の定数Kが変化しても、増幅器16の利得A
0が十分に大きいと、上記抵抗Rdsは制御電圧Erに
対応した値に設定することができる。
ゲート電圧Vgsに制御されるため、その制御定数をK
とすると、 となる。そして、上記ゲート電圧Vgsは、電界効果ト
ランジスタQ2のドレイン電圧Rds・Iと基準電圧−
Erとの差電圧を増幅器16により増幅したものである
ため、該増幅器16の利得をA0とすると、となる。こ
こで、上記増幅器16の利得A0が十分に大きく−KA
0≫1ならば、Rds/−KA0≒0となり、第(9)
式から となる。従って、 となる。ここにkは定数である。この第(10)式から
ソース・ドレイン間の抵抗Rdsは、上記制御電圧Ec
1に反比例した値に制御することができることがわかる
。この場合、ゲート電圧Vgsにより制御される接合型
の電界効果トランジスタQ2のソース・ドレイン間の抵
抗Rdsが温度により変動しても、即ち温度により前記
第(8)式の定数Kが変化しても、増幅器16の利得A
0が十分に大きいと、上記抵抗Rdsは制御電圧Erに
対応した値に設定することができる。
【0031】一方、図3において、2個の電界効果トラ
ンジスタQ1,Q2は特性の揃ったものを用いており、
これらが近接配置されていることから両者間の温度差は
少なく、一方の電界効果トランジスタQ2のゲートに印
加したゲート電圧Vgsを他方の電界効果トランジスタ
Q1のゲートに印加すると、この電界効果トランジスタ
Q1のソース・ドレイン間の抵抗は、上記一方の電界効
果トランジスタQ1のソース・ドレイン間の抵抗Rds
と全く同じとなる。以上のような動作により、他方の電
界効果トランジスタQ1のソース・ドレイン間の抵抗は
、基準定電圧源17の電圧Erを正確に定めると、2個
の電界効果トランジスタQ1,Q2の特性が揃っている
場合は、その特性に依存することなく、制御部14から
出力される制御電圧Ecに反比例した値に設定すること
ができる。
ンジスタQ1,Q2は特性の揃ったものを用いており、
これらが近接配置されていることから両者間の温度差は
少なく、一方の電界効果トランジスタQ2のゲートに印
加したゲート電圧Vgsを他方の電界効果トランジスタ
Q1のゲートに印加すると、この電界効果トランジスタ
Q1のソース・ドレイン間の抵抗は、上記一方の電界効
果トランジスタQ1のソース・ドレイン間の抵抗Rds
と全く同じとなる。以上のような動作により、他方の電
界効果トランジスタQ1のソース・ドレイン間の抵抗は
、基準定電圧源17の電圧Erを正確に定めると、2個
の電界効果トランジスタQ1,Q2の特性が揃っている
場合は、その特性に依存することなく、制御部14から
出力される制御電圧Ecに反比例した値に設定すること
ができる。
【0032】図4(a)〜(c)は図3に示す制御信号
Ecによりその大きさが制御できる定電流源17の内部
構成を示す回路図である。ここに示した定電流源17′
はバイポーラトランジスタの出力抵抗を利用したもので
、符号Tr2が定電流トランジスタであり、定電流Iを
図3に示す電界効果トランジスタQ2に供給するように
なっている。そして、バイアストランジスタTr1の電
流I1は、Tr4からなる電圧・電流変換回路により与
えられ、Tr4の順方向電流増幅率hfeが十分大きい
と次式で与えられる。 となる。また、トランジスタのエミッタ電流Ieは、エ
ミッタ・ベース間の電圧Vbeとは次式に示す関係があ
る。 ここで、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは電子
の電荷、Isは飽和電流でありエミッタ面積に比例する
量である。従って、2個のトランジスタTr1,Tr2
のエミッタ面積をそれぞれA1,A2とすると、これら
を集積した場合に両トランジスタTr1,Tr2を近接
して配置すれば、定電流トランジスタTr2のコレクタ
電流Iは、飽和電流Isにおいてエミッタ面積以外の項
はほとんど同一となるためベース電流を無視して、次の
ようになる。 そして、この定電流Iが電界効果トランジスタQ2に供
給される。従って、制御電圧Ecの大きさに比例した定
電流が電界効果トランジスタQ2に与えられる。
Ecによりその大きさが制御できる定電流源17の内部
構成を示す回路図である。ここに示した定電流源17′
はバイポーラトランジスタの出力抵抗を利用したもので
、符号Tr2が定電流トランジスタであり、定電流Iを
図3に示す電界効果トランジスタQ2に供給するように
なっている。そして、バイアストランジスタTr1の電
流I1は、Tr4からなる電圧・電流変換回路により与
えられ、Tr4の順方向電流増幅率hfeが十分大きい
と次式で与えられる。 となる。また、トランジスタのエミッタ電流Ieは、エ
ミッタ・ベース間の電圧Vbeとは次式に示す関係があ
る。 ここで、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは電子
の電荷、Isは飽和電流でありエミッタ面積に比例する
量である。従って、2個のトランジスタTr1,Tr2
のエミッタ面積をそれぞれA1,A2とすると、これら
を集積した場合に両トランジスタTr1,Tr2を近接
して配置すれば、定電流トランジスタTr2のコレクタ
電流Iは、飽和電流Isにおいてエミッタ面積以外の項
はほとんど同一となるためベース電流を無視して、次の
ようになる。 そして、この定電流Iが電界効果トランジスタQ2に供
給される。従って、制御電圧Ecの大きさに比例した定
電流が電界効果トランジスタQ2に与えられる。
【0033】次に図4(b)に示した定電流源17″は
、上述の図4(b)の定電流源17′を改良したもので
、この回路においては、定電流トランジスタTr2′の
ベース電流はバイアス電流I1から引き出されるが、バ
イアストランジスタTr1′のベース電流は上記定電流
トランジスタTr2′から供給されるようになっている
。従って、ベース電流の影響は著しく低減される。ここ
で、全てのトランジスタTr1′,Tr2′,Tr3′
の順方向電流増幅率hfeを一定とすると、定電流Iは
次式で与えられる。 従って、hfeを例えば100とすると、誤差率は0.
02%以下となり、集積回路化したものを電界効果トラ
ンジスタQ2に接続して所要の機能を発揮することがで
きる。この回路においても(a)の回路と同様電流I1
はTr4と抵抗Rからなる電圧・電流変換回路により与
えられ、制御電圧Ecに比例した定電流源として駆動さ
れる。
、上述の図4(b)の定電流源17′を改良したもので
、この回路においては、定電流トランジスタTr2′の
ベース電流はバイアス電流I1から引き出されるが、バ
イアストランジスタTr1′のベース電流は上記定電流
トランジスタTr2′から供給されるようになっている
。従って、ベース電流の影響は著しく低減される。ここ
で、全てのトランジスタTr1′,Tr2′,Tr3′
の順方向電流増幅率hfeを一定とすると、定電流Iは
次式で与えられる。 従って、hfeを例えば100とすると、誤差率は0.
02%以下となり、集積回路化したものを電界効果トラ
ンジスタQ2に接続して所要の機能を発揮することがで
きる。この回路においても(a)の回路と同様電流I1
はTr4と抵抗Rからなる電圧・電流変換回路により与
えられ、制御電圧Ecに比例した定電流源として駆動さ
れる。
【0034】図4(c)は(a)に示した定電流回路1
7′の電圧・電流変換回路として利得が十分大きくする
ことができ、トランジスタのベース・エミッタ間の電圧
Vbeが温度により変化するため温度ドリフトを少なく
した差動増幅IC演算増幅器A0を用いたものである。 ここで抵抗Rに流れる電流I1による電圧I1Rは制御
電圧Ecと比較され、演算増幅器A0によりトランジス
タTr4を駆動して負帰還を施すようになっている。こ
のA0,Tr4,Rからなる電圧・電流変換回路により
I1なる定電流が与えられるため(a)に示した回路よ
り精度が向上する。
7′の電圧・電流変換回路として利得が十分大きくする
ことができ、トランジスタのベース・エミッタ間の電圧
Vbeが温度により変化するため温度ドリフトを少なく
した差動増幅IC演算増幅器A0を用いたものである。 ここで抵抗Rに流れる電流I1による電圧I1Rは制御
電圧Ecと比較され、演算増幅器A0によりトランジス
タTr4を駆動して負帰還を施すようになっている。こ
のA0,Tr4,Rからなる電圧・電流変換回路により
I1なる定電流が与えられるため(a)に示した回路よ
り精度が向上する。
【0035】なお、図3に示した可変抵抗回路13a,
13bにおいては、電界効果トランジスタQ1,Q2の
ソース・ドレイン間の電圧Vdsとドレイン電流とは、
正確に比例しないため信号が非線形歪を生じ、信号の大
きさにより図1に示す可変遅延線12と整合とがとれな
いという問題が生ずる。このような問題については、図
5に示す回路構成によりゲートに負帰還を施すことによ
って、改善することができる。
13bにおいては、電界効果トランジスタQ1,Q2の
ソース・ドレイン間の電圧Vdsとドレイン電流とは、
正確に比例しないため信号が非線形歪を生じ、信号の大
きさにより図1に示す可変遅延線12と整合とがとれな
いという問題が生ずる。このような問題については、図
5に示す回路構成によりゲートに負帰還を施すことによ
って、改善することができる。
【0036】図6は可変抵抗回路13a,13bの他の
実施例を示す回路図である。図3においては、特性の揃
った2個の電界効果トランジスタQ1,Q2を用いた例
を示したが、この実施例による可変抵抗回路13a,1
3bは、一つの電界効果トランジスタQ2のソース電位
を基準電圧(Er)との差を増幅器16でとり、その差
電圧を上記電界効果トランジスタQ2のゲートに負帰還
を施すと共に、制御電圧Ecにより制御される定電流源
17に接続され定電流動作される。該電界効果トランジ
スタQ1のソース・ドレイン間の抵抗が上記制御電圧(
Ec)に対応して可変設定されるものである。そして、
上記電界効果トランジスタQ1としては、接合型電界効
果トランジスタが用いられている。なお、ここで抵抗R
3とコンデンサC3はローパスフィルタで、端子Cd間
に印加される高周波信号が増幅器16に印加しないよう
にしたもので、端子Cd間の高周波信号により増幅器1
6の帰還ループは動作しないようにするものである。
実施例を示す回路図である。図3においては、特性の揃
った2個の電界効果トランジスタQ1,Q2を用いた例
を示したが、この実施例による可変抵抗回路13a,1
3bは、一つの電界効果トランジスタQ2のソース電位
を基準電圧(Er)との差を増幅器16でとり、その差
電圧を上記電界効果トランジスタQ2のゲートに負帰還
を施すと共に、制御電圧Ecにより制御される定電流源
17に接続され定電流動作される。該電界効果トランジ
スタQ1のソース・ドレイン間の抵抗が上記制御電圧(
Ec)に対応して可変設定されるものである。そして、
上記電界効果トランジスタQ1としては、接合型電界効
果トランジスタが用いられている。なお、ここで抵抗R
3とコンデンサC3はローパスフィルタで、端子Cd間
に印加される高周波信号が増幅器16に印加しないよう
にしたもので、端子Cd間の高周波信号により増幅器1
6の帰還ループは動作しないようにするものである。
【0037】図6の実施例の場合、電界効果トランジス
タQ1のドレインとソース間の抵抗Rdsが増幅器16
を介した負帰還による制御により所定の値に設定される
が、上記電界効果トランジスタQ1の温度変動による特
性の変化を補償するための制御を超音波エコー信号より
十分遅くして、制御系の応答速度を下げるために増幅器
16の周波数帯域を超音波エコー信号の周波数より小さ
くすると、上記電界効果トランジスタQ1のソース・ド
レイン間の抵抗Rdsを図1に示す可変遅延線12の整
合抵抗として用いることができる。図6においては、抵
抗R3とコンデンサC3とによりローパスフィルタを構
成し、超音波信号が増幅器16に入力しないようになっ
ている。そのため、端子cとdの間の超音波信号により
電界効果トランジスタQ2のドレインに印加される電圧
は、帰還ループによりゲートには伝達されないため、図
3に示した回路の一方の電界効果トランジスタQ2と同
様に、上記の抵抗Rdsは、制御電圧Ecに反比例して
一定に制御され、上記端子c,d間の抵抗を可変遅延線
12の整合抵抗として用いることができる。
タQ1のドレインとソース間の抵抗Rdsが増幅器16
を介した負帰還による制御により所定の値に設定される
が、上記電界効果トランジスタQ1の温度変動による特
性の変化を補償するための制御を超音波エコー信号より
十分遅くして、制御系の応答速度を下げるために増幅器
16の周波数帯域を超音波エコー信号の周波数より小さ
くすると、上記電界効果トランジスタQ1のソース・ド
レイン間の抵抗Rdsを図1に示す可変遅延線12の整
合抵抗として用いることができる。図6においては、抵
抗R3とコンデンサC3とによりローパスフィルタを構
成し、超音波信号が増幅器16に入力しないようになっ
ている。そのため、端子cとdの間の超音波信号により
電界効果トランジスタQ2のドレインに印加される電圧
は、帰還ループによりゲートには伝達されないため、図
3に示した回路の一方の電界効果トランジスタQ2と同
様に、上記の抵抗Rdsは、制御電圧Ecに反比例して
一定に制御され、上記端子c,d間の抵抗を可変遅延線
12の整合抵抗として用いることができる。
【0038】図7は可変抵抗回路13a,13bの更に
他の実施例を示す回路図である。この実施例は、図3に
示す回路に対し図5に示す回路を適用して、2個の接合
型電界効果トランジスタQ1,Q2に対し抵抗R1,R
2により負帰還を施し、ソース・ドレイン間の電圧Vd
sとドレイン電流Idの非直線性を改善したものである
。なお、電圧・電流変換回路を持った定電流源17とし
ては、図4に示す回路を適用すればよい。この場合は、
制御電圧Ecにより端子c,d間の抵抗を上記電圧Ec
に反比例した値に制御でき、且つ2個の電界効果トラン
ジスタQ1,Q2の特性が揃っていれば、その量産時の
特性に偏差があっても、周囲温度の変化により特性が変
わっても十分大きな利得A0の増幅器16を用いること
により、制御電圧Ecによる抵抗設定に誤差が生じない
。
他の実施例を示す回路図である。この実施例は、図3に
示す回路に対し図5に示す回路を適用して、2個の接合
型電界効果トランジスタQ1,Q2に対し抵抗R1,R
2により負帰還を施し、ソース・ドレイン間の電圧Vd
sとドレイン電流Idの非直線性を改善したものである
。なお、電圧・電流変換回路を持った定電流源17とし
ては、図4に示す回路を適用すればよい。この場合は、
制御電圧Ecにより端子c,d間の抵抗を上記電圧Ec
に反比例した値に制御でき、且つ2個の電界効果トラン
ジスタQ1,Q2の特性が揃っていれば、その量産時の
特性に偏差があっても、周囲温度の変化により特性が変
わっても十分大きな利得A0の増幅器16を用いること
により、制御電圧Ecによる抵抗設定に誤差が生じない
。
【0039】以上説明したように、図3及び図6並びに
図7に示した電気信号Ecの大きさに反比例して抵抗を
制御可能な可変抵抗回路13a,13bを、可変遅延線
の整合抵抗として用いることにより可変遅延線12に接
続され高周波信号(例えば1〜10MHz)が流れて動
作する部分は、他方の電界効果トランジスタQ1のソー
ス・ドレイン間のみで、他の部分は抵抗値を制御する低
周波信号を扱うため、高速の素子を必要としない。従っ
て、2個の電界効果トランジスタQ1,Q2と定電流源
17のみでビデオ信号周波数に対応した設計を行えばよ
い。また、回路実装上も高速の素子及び高周波信号を扱
う部分が少ないため、製作コストが廉価になる。以上の
説明は電界効果トランジスタとして接合型電界効果トラ
ンジスタを取り上げ説明したが、広いソース・ドレイン
間の電圧にたいしドレイン電流が比例する特性のMOS
形電界効果トランジスタ(例えばソニー製のCXD75
00M)を用いてもよい。
図7に示した電気信号Ecの大きさに反比例して抵抗を
制御可能な可変抵抗回路13a,13bを、可変遅延線
の整合抵抗として用いることにより可変遅延線12に接
続され高周波信号(例えば1〜10MHz)が流れて動
作する部分は、他方の電界効果トランジスタQ1のソー
ス・ドレイン間のみで、他の部分は抵抗値を制御する低
周波信号を扱うため、高速の素子を必要としない。従っ
て、2個の電界効果トランジスタQ1,Q2と定電流源
17のみでビデオ信号周波数に対応した設計を行えばよ
い。また、回路実装上も高速の素子及び高周波信号を扱
う部分が少ないため、製作コストが廉価になる。以上の
説明は電界効果トランジスタとして接合型電界効果トラ
ンジスタを取り上げ説明したが、広いソース・ドレイン
間の電圧にたいしドレイン電流が比例する特性のMOS
形電界効果トランジスタ(例えばソニー製のCXD75
00M)を用いてもよい。
【0040】以上図3、図4、図5、図6、図7に示し
た可変抵抗回路を整合抵抗として用いた可変遅延線とそ
の制御回路の実施例を図8に示す。ここで13aと13
bは既に説明した如く定電流源の大きさが制御電圧Ec
によって制御することにより抵抗値Rdsが式(10)
で示される如くEcと反比例する特性を持つ可変抵抗回
路である。インダクタL、可変容量ダイオードVC,V
C′とこれらのバイアス電圧vは抵抗rを介して印加す
るように構成された可変遅延線は、結合コンデンサCを
介して整合用可変抵抗と高周波変圧器Tに接続されてい
る。上記の可変抵抗回路13aと13bの制御電圧Ec
はこの可変遅延線の制御データDにより定まるADコン
バータ18の出力電圧より与えられ、可変容量ダイオー
ドのバイアス電圧vはADコンバータ18′より与えら
れるように構成されている。可変容量ダイオードVC,
VC′の静電容量Cvとそのバイアス電圧vとの間の関
係例を図9に示す。このようなCvとvの関係曲線は、
可変容量ダイオードの形名により異なる特性となり、同
じ形名のものでもロットが変わると異なることがある。 ここで可変容量ダイオードの静電容量をバイアス電圧v
の関数としてCv(v)と表すとバイアス電圧vの関数
としての可変遅延線の遅延時間T(v)は次の如く表せ
る。 一方、バイアス電圧vの関数としての特性インピーダン
スZ(v)は次の如く表せる。 ここにK′,K″は比例定数である。ここでADコンバ
ータ18の入力データを表す変数をDとし、とおく。即
ち図8のROM18″はその入力データDと出力データ
Vとの間において なる関係の数値が表として記入されているものとする。 ここでADコンバータ18′は入力データVにたいして
vなる電圧vが出力されるようになっているためv=V
と置くことができるため となる。従って式(15)より となる。一方可変抵抗13a,13bの抵抗値は式(1
0)より明らかな如く となる。ここでADコンバータの出力電圧Ecはデータ
Dにより与えられEc=Dなる関係にあるため、となる
。式(16)と(17)よりROM18″に、ここで用
いられる可変容量ダイオードのバイアス電圧と静電容量
の関係より与えられる適切な表を記入することにより可
変抵抗の値Rdsは、制御信号Dの変化により変化する
可変遅延線の特性インピーダンスの変化に対応した値に
迫随して変化し、常にインピーダンス整合がとれるよう
になる。
た可変抵抗回路を整合抵抗として用いた可変遅延線とそ
の制御回路の実施例を図8に示す。ここで13aと13
bは既に説明した如く定電流源の大きさが制御電圧Ec
によって制御することにより抵抗値Rdsが式(10)
で示される如くEcと反比例する特性を持つ可変抵抗回
路である。インダクタL、可変容量ダイオードVC,V
C′とこれらのバイアス電圧vは抵抗rを介して印加す
るように構成された可変遅延線は、結合コンデンサCを
介して整合用可変抵抗と高周波変圧器Tに接続されてい
る。上記の可変抵抗回路13aと13bの制御電圧Ec
はこの可変遅延線の制御データDにより定まるADコン
バータ18の出力電圧より与えられ、可変容量ダイオー
ドのバイアス電圧vはADコンバータ18′より与えら
れるように構成されている。可変容量ダイオードVC,
VC′の静電容量Cvとそのバイアス電圧vとの間の関
係例を図9に示す。このようなCvとvの関係曲線は、
可変容量ダイオードの形名により異なる特性となり、同
じ形名のものでもロットが変わると異なることがある。 ここで可変容量ダイオードの静電容量をバイアス電圧v
の関数としてCv(v)と表すとバイアス電圧vの関数
としての可変遅延線の遅延時間T(v)は次の如く表せ
る。 一方、バイアス電圧vの関数としての特性インピーダン
スZ(v)は次の如く表せる。 ここにK′,K″は比例定数である。ここでADコンバ
ータ18の入力データを表す変数をDとし、とおく。即
ち図8のROM18″はその入力データDと出力データ
Vとの間において なる関係の数値が表として記入されているものとする。 ここでADコンバータ18′は入力データVにたいして
vなる電圧vが出力されるようになっているためv=V
と置くことができるため となる。従って式(15)より となる。一方可変抵抗13a,13bの抵抗値は式(1
0)より明らかな如く となる。ここでADコンバータの出力電圧Ecはデータ
Dにより与えられEc=Dなる関係にあるため、となる
。式(16)と(17)よりROM18″に、ここで用
いられる可変容量ダイオードのバイアス電圧と静電容量
の関係より与えられる適切な表を記入することにより可
変抵抗の値Rdsは、制御信号Dの変化により変化する
可変遅延線の特性インピーダンスの変化に対応した値に
迫随して変化し、常にインピーダンス整合がとれるよう
になる。
【0041】なお、図1において、可変遅延線12の入
力端aには、電圧・電流変換器19が設けられており、
この電圧・電流変換器19を介して入力信号電圧が定電
流信号に変換され、この定電流信号で上記可変遅延線1
2を駆動するようになっている。また、可変遅延線12
の出力端bには、掛算器20が設けられている。この掛
算器20は、上記可変遅延線12の特性インピーダンス
R0が変わると、該可変遅延線12の出力端bに現われ
る信号電圧はiR0となり、R0の大きさにより変化す
るため、これを補正するものである。そして、この掛算
器20の倍率は、制御部14から送出される制御電圧E
cで制御されるようになっている。この制御部は図8に
示したADコンバータ18,18′、ROM18″から
構成されたものである。さらに、図1において、符号T
1,T2,T3,…,Tnは可変遅延線12の適宜の位
置に設けられたタップを示している。これらのタップT
1〜Tnを適切に選ぶことにより、複数の信号にそれぞ
れ一定の関係で遅延を与えた後に加算する操作が可能と
なる。
力端aには、電圧・電流変換器19が設けられており、
この電圧・電流変換器19を介して入力信号電圧が定電
流信号に変換され、この定電流信号で上記可変遅延線1
2を駆動するようになっている。また、可変遅延線12
の出力端bには、掛算器20が設けられている。この掛
算器20は、上記可変遅延線12の特性インピーダンス
R0が変わると、該可変遅延線12の出力端bに現われ
る信号電圧はiR0となり、R0の大きさにより変化す
るため、これを補正するものである。そして、この掛算
器20の倍率は、制御部14から送出される制御電圧E
cで制御されるようになっている。この制御部は図8に
示したADコンバータ18,18′、ROM18″から
構成されたものである。さらに、図1において、符号T
1,T2,T3,…,Tnは可変遅延線12の適宜の位
置に設けられたタップを示している。これらのタップT
1〜Tnを適切に選ぶことにより、複数の信号にそれぞ
れ一定の関係で遅延を与えた後に加算する操作が可能と
なる。
【0042】図10は図1に示す遅延回路の関連発明と
しての超音波診断装置の実施例を示すブロック図である
。この超音波診断装置は、電子セクタ走査形とされてお
り、例えば短冊状に形成された複数の振動子素子11,
12,…,1nが一列上に配置され超音波を送受波する
探触子2と、この探触子2の各振動子素子11〜1nか
らの受波信号を入力し時間と共に利得を増加させ検診深
度に応じて信号強度を補正する複数の可変利得増幅器2
21,222,…,22nと、これら各可変利得増幅器
221〜22nからの出力信号に所定の遅延時間を与え
て位相を揃え加算して出力する整相回路23と、この整
相回路23で整相された信号を検波する検波器6と、こ
の検波器6からの出力信号を画像として表示する表示装
置7とを備えてなる。そして、上記整相回路23は、探
触子2の各振動子素子11〜1nで受波するエコー信号
のチャンネル数の分だけ並列に設けられ各可変利得増幅
器221〜22nからの出力信号に所定の遅延時間を与
える複数の遅延回路241,242,…,24nと、こ
れらの遅延回路241〜24nの出力側にそれぞれ接続
され各遅延回路241〜24nからの出力信号の電圧を
定電流信号源に変換する電圧・電流変換回路251,2
52,…,25nと、nチャンネルの入力信号線及びm
チャンネルの出力信号線が図示のように交差しその交点
にそれぞれアナログスイッチ26,26,…が配設され
たクロスポイントスイッチ27と、このクロスポイント
スイッチ27の出力信号線に適宜の間隔でmチャンネル
分設けたタップがそれぞれ接続されたタップ付LC遅延
線28とからなる。なお、上記タップ付LC遅延線28
の両端部に接続された抵抗Rは、該タップ付LC遅延線
28の特性インピーダンスとインピーダンスマッチング
をとった終端抵抗である。また、前記可変利得増幅器2
21〜22nの動作は、制御部14からの制御信号S1
′で制御されるようになっている。
しての超音波診断装置の実施例を示すブロック図である
。この超音波診断装置は、電子セクタ走査形とされてお
り、例えば短冊状に形成された複数の振動子素子11,
12,…,1nが一列上に配置され超音波を送受波する
探触子2と、この探触子2の各振動子素子11〜1nか
らの受波信号を入力し時間と共に利得を増加させ検診深
度に応じて信号強度を補正する複数の可変利得増幅器2
21,222,…,22nと、これら各可変利得増幅器
221〜22nからの出力信号に所定の遅延時間を与え
て位相を揃え加算して出力する整相回路23と、この整
相回路23で整相された信号を検波する検波器6と、こ
の検波器6からの出力信号を画像として表示する表示装
置7とを備えてなる。そして、上記整相回路23は、探
触子2の各振動子素子11〜1nで受波するエコー信号
のチャンネル数の分だけ並列に設けられ各可変利得増幅
器221〜22nからの出力信号に所定の遅延時間を与
える複数の遅延回路241,242,…,24nと、こ
れらの遅延回路241〜24nの出力側にそれぞれ接続
され各遅延回路241〜24nからの出力信号の電圧を
定電流信号源に変換する電圧・電流変換回路251,2
52,…,25nと、nチャンネルの入力信号線及びm
チャンネルの出力信号線が図示のように交差しその交点
にそれぞれアナログスイッチ26,26,…が配設され
たクロスポイントスイッチ27と、このクロスポイント
スイッチ27の出力信号線に適宜の間隔でmチャンネル
分設けたタップがそれぞれ接続されたタップ付LC遅延
線28とからなる。なお、上記タップ付LC遅延線28
の両端部に接続された抵抗Rは、該タップ付LC遅延線
28の特性インピーダンスとインピーダンスマッチング
をとった終端抵抗である。また、前記可変利得増幅器2
21〜22nの動作は、制御部14からの制御信号S1
′で制御されるようになっている。
【0043】ここで、本実施例においては、上記整相回
路23内の遅延回路241〜24nとしては、図1に示
す回路構成とされその制御端子に入力する電気信号(制
御信号)Ec,v,Ec′により遅延時間が連続的に変
えられる遅延回路が用いられている。この遅延回路24
1〜24nは、制御部14からの制御信号S2′(図1
における制御端子に印加される電気信号Ec,v,Ec
′)により、時間と共に超音波ビームの収束点を深い所
へ移動するようにその収束位置が制御されるようになっ
ている。そして、上記タップ付LC遅延線28の終端抵
抗Rに現われる信号電圧は、上記各遅延回路241〜2
4nにより適宜遅延を与えられた後、さらにクロスポイ
ントスイッチ27により選択されたタップ位置に対応し
た遅延時間に相当する遅延が与えられ、それぞれの信号
が加算される。従って、上記の遅延回路241〜24n
は、タップ付LC遅延線28のタップ間隔で決まる遅延
時間の分解能をさらに細分してその遅延時間の分解能を
上げるという役割も持っている。このとき、上記タップ
付LC遅延線28の遅延時間は、主に超音波ビームの偏
向方向を設定するための役割を行うこととなる。なお、
上記遅延回路241〜24nとタップ付LC遅延線28
との併用により、タップ付LC遅延線28のタップ間隔
はある程度粗にしても問題なく、クロスポイントスイッ
チ27のアナログスイッチ26の数を少なくすることが
できる。また、上記クロスポイントスイッチ27の動作
は、制御部14からの制御信号S3で制御されるように
なっている。さらに、上記の各遅延回路241〜24n
は、必要に応じて複数段を従属接続したものを用いても
よい。
路23内の遅延回路241〜24nとしては、図1に示
す回路構成とされその制御端子に入力する電気信号(制
御信号)Ec,v,Ec′により遅延時間が連続的に変
えられる遅延回路が用いられている。この遅延回路24
1〜24nは、制御部14からの制御信号S2′(図1
における制御端子に印加される電気信号Ec,v,Ec
′)により、時間と共に超音波ビームの収束点を深い所
へ移動するようにその収束位置が制御されるようになっ
ている。そして、上記タップ付LC遅延線28の終端抵
抗Rに現われる信号電圧は、上記各遅延回路241〜2
4nにより適宜遅延を与えられた後、さらにクロスポイ
ントスイッチ27により選択されたタップ位置に対応し
た遅延時間に相当する遅延が与えられ、それぞれの信号
が加算される。従って、上記の遅延回路241〜24n
は、タップ付LC遅延線28のタップ間隔で決まる遅延
時間の分解能をさらに細分してその遅延時間の分解能を
上げるという役割も持っている。このとき、上記タップ
付LC遅延線28の遅延時間は、主に超音波ビームの偏
向方向を設定するための役割を行うこととなる。なお、
上記遅延回路241〜24nとタップ付LC遅延線28
との併用により、タップ付LC遅延線28のタップ間隔
はある程度粗にしても問題なく、クロスポイントスイッ
チ27のアナログスイッチ26の数を少なくすることが
できる。また、上記クロスポイントスイッチ27の動作
は、制御部14からの制御信号S3で制御されるように
なっている。さらに、上記の各遅延回路241〜24n
は、必要に応じて複数段を従属接続したものを用いても
よい。
【0044】このような構成により、本実施例の電子セ
クタ走査形の超音波診断装置においては、整相回路23
内の各遅延回路241〜24nがその制御端子への制御
信号の入力だけで遅延時間が連続的に変えられるので、
一系統の整相回路23だけで超音波ビームの収束点を連
続的に移動するダイナミックフォーカスが実現できる。
クタ走査形の超音波診断装置においては、整相回路23
内の各遅延回路241〜24nがその制御端子への制御
信号の入力だけで遅延時間が連続的に変えられるので、
一系統の整相回路23だけで超音波ビームの収束点を連
続的に移動するダイナミックフォーカスが実現できる。
【0045】
【発明の効果】本発明による遅延回路(図1)は以上の
ように構成されたので、その制御端子に印加する制御信
号だけで遅延時間と可変遅延線の整合抵抗を連続的に変
化させることができる。従って、従来のような遅延線に
適宜の間隔で設けられたタップを電子スイッチを用いて
選択切り換えすることなく、その切り換え時にノイズが
発生するようなことを完全に防止することができる。こ
のことから、他の回路部品等にノイズが混入するのを防
止して、装置としての信頼性を向上することができる。 とくに、可変遅延線12の特性インピーダンスと整合を
とるために設けた可変抵抗回路13a,13bは、電界
効果トランジスタのドレイン電位と制御電圧との差を増
幅器でとりその差電圧を上記電界効果トランジスタのゲ
ートに負帰還を施し該電界効果トランジスタのソース・
ドレイン間の抵抗が上記トランジスタの定電流源の制御
電圧に対応して可変設定され、且つ可変遅延線を構成す
る可変容量ダイオードのバイアス電圧を静電容量の関係
に対応したデータを記憶したROMからなる構成とする
ことにより、遅延時間と整合抵抗の制御信号が同一の簡
単な回路構成で、遅延時間を変化させる動作時に上記可
変容量ダイオードの特性に対応して常に整合がとれる可
変抵抗回路の達成とここに用いる上記電界効果トランジ
スタの特性の偏差及び周囲温度による影響が少なく、一
定且つ良好な可変遅延回路特性を達成することができる
。
ように構成されたので、その制御端子に印加する制御信
号だけで遅延時間と可変遅延線の整合抵抗を連続的に変
化させることができる。従って、従来のような遅延線に
適宜の間隔で設けられたタップを電子スイッチを用いて
選択切り換えすることなく、その切り換え時にノイズが
発生するようなことを完全に防止することができる。こ
のことから、他の回路部品等にノイズが混入するのを防
止して、装置としての信頼性を向上することができる。 とくに、可変遅延線12の特性インピーダンスと整合を
とるために設けた可変抵抗回路13a,13bは、電界
効果トランジスタのドレイン電位と制御電圧との差を増
幅器でとりその差電圧を上記電界効果トランジスタのゲ
ートに負帰還を施し該電界効果トランジスタのソース・
ドレイン間の抵抗が上記トランジスタの定電流源の制御
電圧に対応して可変設定され、且つ可変遅延線を構成す
る可変容量ダイオードのバイアス電圧を静電容量の関係
に対応したデータを記憶したROMからなる構成とする
ことにより、遅延時間と整合抵抗の制御信号が同一の簡
単な回路構成で、遅延時間を変化させる動作時に上記可
変容量ダイオードの特性に対応して常に整合がとれる可
変抵抗回路の達成とここに用いる上記電界効果トランジ
スタの特性の偏差及び周囲温度による影響が少なく、一
定且つ良好な可変遅延回路特性を達成することができる
。
【0046】また、本発明による超音波診断装置は以上
のように構成されたので、整相回路内の遅延回路として
図1に示す回路構成の遅延回路を用いることにより、そ
の制御端子に印加する電気信号だけで遅延時間を連続的
に変化させて所望の位置に超音波ビームの収束点を移動
することができる。従って、従来の整相回路内の遅延線
のようにノイズが発生することがないので、二系統の整
相回路23だけでダイナミックフォーカスを実現するこ
とができる。このことから、回路規模を小さくすること
ができ、装置を小型化できると共にコスト低下を図るこ
とができる。また、従来のような二系統の整相回路から
の信号を切り換えて表示するのではなく、一系統の整相
回路からの信号をそのまま表示装置7に表示するだけで
あるので、画像に明暗の段差が発生することなく、均一
な画質の画像が得られ、診断をやり易くすることができ
る。
のように構成されたので、整相回路内の遅延回路として
図1に示す回路構成の遅延回路を用いることにより、そ
の制御端子に印加する電気信号だけで遅延時間を連続的
に変化させて所望の位置に超音波ビームの収束点を移動
することができる。従って、従来の整相回路内の遅延線
のようにノイズが発生することがないので、二系統の整
相回路23だけでダイナミックフォーカスを実現するこ
とができる。このことから、回路規模を小さくすること
ができ、装置を小型化できると共にコスト低下を図るこ
とができる。また、従来のような二系統の整相回路から
の信号を切り換えて表示するのではなく、一系統の整相
回路からの信号をそのまま表示装置7に表示するだけで
あるので、画像に明暗の段差が発生することなく、均一
な画質の画像が得られ、診断をやり易くすることができ
る。
【図1】本発明による遅延回路の実施例を示す回路図
【
図2】上記の遅延回路の構成を考えるに至った思考過程
を説明するための回路図
図2】上記の遅延回路の構成を考えるに至った思考過程
を説明するための回路図
【図3】可変抵抗回路の内部構成の一例を示す回路図
【
図4】上記可変抵抗回路内の定電流源の内部構成例を示
す回路図
図4】上記可変抵抗回路内の定電流源の内部構成例を示
す回路図
【図5】図3に示す可変抵抗回路の問題点を改善するた
め電界効果トランジスタのゲートに負帰還を施す回路構
成を示す回路図
め電界効果トランジスタのゲートに負帰還を施す回路構
成を示す回路図
【図6】可変抵抗回路の他の実施例を示す回路図
【図7
】可変抵抗回路の更に他の実施例を示す回路図
】可変抵抗回路の更に他の実施例を示す回路図
【図8】
本発明による遅延回路の第二の実施例を示す回路図
本発明による遅延回路の第二の実施例を示す回路図
【図9】端子間容量対逆電圧特性を示すグラフ
【図10
】本発明による遅延回路の関連発明としての超音波診断
装置の実施例を示すブロック図
】本発明による遅延回路の関連発明としての超音波診断
装置の実施例を示すブロック図
【図11】従来の超音波
診断装置を示すブロック図
診断装置を示すブロック図
【図12】超音波診断装置に
おける従来の整相回路の例を示す回路図
おける従来の整相回路の例を示す回路図
【図13】上記の整相回路における個々の遅延線の構成
を示す回路図
を示す回路図
【図14】図11に示す整相回路の一部を示す要部回路
図
図
1 振動子素子
2 探触子
6 検波器
7 表示装置
12 可変遅延線
13a 可変抵抗回路
13b 可変抵抗回路
14 制御部
16 増幅器
17 定電流源
18 ADコンバータ
18′ ADコンバータ
18″ ROM
19 電圧・電流変換器
20 掛算器
21 高周波変圧器
23 整相回路
24n 遅延回路
L インダクタ
VC 可変容量ダイオード
VC′ 可変容量ダイオード
Q1 電界効果トランジスタ
Q2 電界効果トランジスタ
v 送電圧
Ec 制御電圧
D 制御信号
Claims (2)
- 【請求項1】インダクタと逆電圧の大きさにより静電容
量が変化する可変容量ダイオードを用い、この可変容量
ダイオードの逆電圧の変化により遅延時間が変化する可
変遅延線を構成すると共に、この可変遅延線の信号源抵
抗及び終端抵抗として定電流で駆動する電界効果トラン
ジスタのソース・ドレイン間の電位と基準電圧との差を
増幅器で増幅し上記トランジスタのゲートに帰還を施し
てソース・ドレイン間の抵抗が上記定電流源の制御電圧
に対応して設定される可変抵抗回路を用い、且つ可変容
量ダイオードの逆電圧を与える制御信号に基づいて可変
容量ダイオードの逆電圧と静電容量の関係より決まる関
数関係に基づいて遅延時間の制御信号を変換して与えら
れる電圧でもって上記定電流源の制御電圧とすることに
より、上記可変遅延線の遅延時間の制御に伴って可変抵
抗回路の抵抗値を変えることを特徴とする可変遅延回路
。 - 【請求項2】複数の振動子素子が配列され超音波を送受
波する探触子と、この探触子の各振動子素子からの受波
信号に所定の遅延時間を与える遅延回路を有しこれらの
遅延回路で位相が揃えられた受波信号を加算して出力す
る整相回路と、この整相回路で整相された信号を検波す
る検波器と、この検波器からの出力信号を画像として表
示する表示装置とを備えて成る超音波診断装置において
、上記整相回路内の遅延回路として、請求項1に記載の
遅延回路を用いたことを特徴とする超音波診断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3144057A JPH04344486A (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 可変遅延線とこれを用いた超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3144057A JPH04344486A (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 可変遅延線とこれを用いた超音波診断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04344486A true JPH04344486A (ja) | 1992-12-01 |
Family
ID=15353313
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3144057A Pending JPH04344486A (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 可変遅延線とこれを用いた超音波診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04344486A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006033664A (ja) * | 2004-07-21 | 2006-02-02 | Renesas Technology Corp | 可変インピーダンス素子を用いた増幅器及び無線通信装置 |
| US7162912B2 (en) * | 2004-03-29 | 2007-01-16 | Siemens Medical Solutions Usa, Inc. | Ultrasound transmit and receive path calibration methods and systems |
-
1991
- 1991-05-21 JP JP3144057A patent/JPH04344486A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7162912B2 (en) * | 2004-03-29 | 2007-01-16 | Siemens Medical Solutions Usa, Inc. | Ultrasound transmit and receive path calibration methods and systems |
| US7266987B2 (en) | 2004-03-29 | 2007-09-11 | Siemens Medical Solutions Usa, Inc. | Ultrasound transmit and receive path calibration methods and systems |
| JP2006033664A (ja) * | 2004-07-21 | 2006-02-02 | Renesas Technology Corp | 可変インピーダンス素子を用いた増幅器及び無線通信装置 |
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