JPH04252507A - 遅延回路及びこの遅延回路を用いた超音波診断装置 - Google Patents

遅延回路及びこの遅延回路を用いた超音波診断装置

Info

Publication number
JPH04252507A
JPH04252507A JP3025145A JP2514591A JPH04252507A JP H04252507 A JPH04252507 A JP H04252507A JP 3025145 A JP3025145 A JP 3025145A JP 2514591 A JP2514591 A JP 2514591A JP H04252507 A JPH04252507 A JP H04252507A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
field effect
delay
variable
resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3025145A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiro Kondo
近 藤 敏 郎
Kazunari Ishida
石 田 一 成
Toshio Ogawa
小 川 俊 雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
Priority to JP3025145A priority Critical patent/JPH04252507A/ja
Priority to US07/727,053 priority patent/US5146192A/en
Publication of JPH04252507A publication Critical patent/JPH04252507A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Networks Using Active Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制御端子に印加する電
気信号により遅延時間を連続的に変化できる遅延回路及
びこの遅延回路を整相回路内の遅延回路として用いダイ
ナミックフォーカスを可能とした超音波診断装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】超音波診断装置は、探触子により被検体
に超音波を送受波し、体内からの反射波信号に基づいて
被検体内部の情報を得るようになっている。ここで、被
検体内部の深さの異なる各部のいずれの場所においても
高い分解能の画像が得られるようにするため、体内から
の反射波の受信に際し、受波の焦点を時間の経過と共に
動的に変化させるダイナミックフォーカスが行われる。 このとき、上記受波の焦点合わせは、幅の狭い短冊状に
形成された振動子素子を複数個配列した探触子、あるい
は同心円状に配置した複数のリング状振動子素子から成
る探触子の上記それぞれの振動子素子からの受波信号を
、遅延線を用いて適宜遅延して加算することによって行
われる。この回路は一般に整相回路と呼ばれている。 そして、受波の焦点位置は上記の各々の遅延線の遅延時
間により定まるので、ダイナミックフォーカスは、複数
の受波信号に与えるべき遅延時間を体内からの反射波の
発生深度に応じて動的に変更することによって実現され
る。
【0003】上記の遅延時間の変更は、遅延線に適切な
間隔でタップを設け、これらのタップを電子スイッチを
用いて選択切り換えて行う。この場合、上記電子スイッ
チの切り換え時にノイズが発生して、遅延線を介して受
波信号に混入することがあり、診断情報に誤った信号が
出現することがあった。そこで、このような現象を改善
するために、上記電子スイッチとしてノイズの発生の少
ないスイッチを用いればよいが、このような電子スイッ
チは高価であるので遅延線のそれぞれのタップ毎に多数
設けると価格が上昇して経済的でないという欠点があっ
た。
【0004】以上のような問題点に対処して、タップ切
換スイッチを備えた遅延線をそれぞれ有し焦点区間を互
いに異ならせた二系統の整相回路を交互に使用すると共
に、一方の整相回路が使用されている間に他方の整相回
路のタップを切り換えるようにした装置が特開昭56−
112234号公報で提案されている。この公報に記載
された従来の超音波診断装置は、図11に示すように、
複数の振動子素子11,12,…,1nが配列され超音
波を送受波するアレー型の探触子2と、この探触子2の
各振動子素子11〜1nからの受波信号に所定の遅延時
間を与えて位相を揃え加算して出力する二系統の整相回
路3,3′と、これらの整相回路3,3′内の各遅延線
の終端抵抗の信号を増幅する増幅器4,4′と、上記二
系統の整相回路3,3′からの出力信号を交互に切り換
えるための電子スイッチ5と、上記各整相回路3,3′
で整相された信号を検波、圧縮する検波器6と、この検
波器6からの出力信号を画像として表示する表示装置7
とを備えて成っていた。ここで、上記二系統の整相回路
3,3′は、それぞれ上記探触子2の各振動子素子11
〜1nからの受波信号を入力して増幅する定電流源出力
型の増幅器81,82,…,8n;81′,82′,…
,8n′と、遅延線9,9′と、これらの遅延線9,9
′に適宜の間隔で設けられたタップを選択切り換えする
電子スイッチから成るタップ切換スイッチ101,10
2,…,10n;101′,102′,…,10n′と
から成る。なお、図11において、符号11は電子スイ
ッチ5及びタップ切換スイッチ101〜10n,101
′〜10n′を切り換え制御するための制御器である。
【0005】このように構成された超音波診断装置にお
いては、上記それぞれのタップ切換スイッチ101〜1
0n及び101′〜10n′の切り換えは、それらが属
する整相回路3または3′の出力端(4,4′)が電子
スイッチ5の切り換えにより次段(6)から切り離され
ている間に行われるので、上記タップ切換スイッチ10
1〜10nまたは101′〜10n′の動作により発生
するノイズが次段以降の信号に混入することはない。従
って、多数必要とされる上記タップ切換スイッチ101
〜10n及び101′〜10n′は、ノイズが発生して
もよい安価なスイッチで間に合わせることができる。こ
のとき、各整相回路3,3′からの出力信号を交互に切
り換える電子スイッチ5は、常に信号が流れている部分
を切り換えるので、ノイズの発生の少ない高価なスイッ
チを用いなければならないが、その個数がわずかである
ことから特に価格が上昇するものではなく、全体として
はコスト上昇を抑えることができる。これにより、ダイ
ナミックフォーカス時の各タップ切換スイッチ101〜
10nまたは101′〜10n′の切り換えにより発生
するノイズの影響を受けないようにしていた。
【0006】しかし、このような従来の超音波診断装置
においては、図11に示すように、二系統の整相回路3
,3′を用意することから、高価な遅延線9,9′を二
系統分必要とし、回路規模が大きくなると共に、コスト
も上昇するものであった。このような問題点に対処する
ため、インダクタと、逆電圧の大きさにより静電容量が
変化する可変容量ダイオードとを組み合わせて構成した
可変型の遅延線を用いた整相回路を有する超音波診断装
置が特開昭55−151280号公報で提案されている
【0007】この公報に記載された超音波診断装置を図
12を参照して説明する。図12において、符号TDは
超音波探触子を示しており、diはその個々のエレメン
トである。符号A1は前置増幅器群を示しており、ei
はその個々の増幅器である。符号DLは可変型の遅延線
群を示しており、fiはその個々の遅延線である。符号
A2はバッファ増幅器群を示しており、giはその個々
の増幅器である。また、符号A3は加算増幅器を示して
いる。さらに、符号Pはマイクロ・コンピュータやファ
ーム・ウェア(ROM等)を利用した制御部を示してい
る。さらにまた、符号DAはディジタル・アナログ変換
器を示し、符号MXは信号分配器を示している。
【0008】超音波探触子TDの各エレメントdiで受
信した反射波信号は、それぞれ各前置増幅器eiで増幅
され、各遅延線fiでそれぞれ遅延され、各バッファ増
幅器giで増幅され、加算増幅器A3によって加算増幅
される。このとき、制御部Pは、個々の遅延線fiの遅
延量制御信号を順次出力する。この出力信号は、ディジ
タル・アナログ変換器DAによって逐一アナログ信号に
変換され、信号分配器MXを通じて順次各遅延線fiに
与えられる。これらの各遅延線fiに与えられたアナロ
グの制御信号は、その各遅延線fiごとに設けられたコ
ンデンサCiに保持される。この保持時間は数百μs程
度でよいので、上記コンデンサCiは容量の小さなもの
でよい。
【0009】ここで、個々の遅延線fiは、例えば図1
3に示すように構成される。図13において、符号Lは
インダクタを示し、VCは可変容量ダイオードを示し、
Cは高周波バイパス用のコンデンサを示している。この
回路は、通常のLC遅延線の静電容量素子を可変容量ダ
イオードVCで置き換えたものになっている。この各可
変容量ダイオードVCのアノードは共通に接続され、そ
こにアナログ制御信号が与えられる。さらに、その共通
接続点は、コンデンサCを介して接地される。なお、こ
のコンデンサCは、上記アナログ制御信号保持用のコン
デンサCiと共用できる。そして、可変容量ダイオード
VCの静電容量は、前記信号分配器MXを介して与えら
れるアナログ制御信号に応じて変わるので、各遅延線f
iは、遅延時間が可変なものとなる。
【0010】このように構成された超音波診断装置の動
作は、次のとおりである。まず、制御部Pは、一つの方
位角における受波の開始に先立って、その方位角に受波
の指向性を合わせるための個々の遅延線fi用の制御信
号を順次出力する。これらの制御信号は、ディジタル・
アナログ変換器DAで逐一アナログ信号に変換され、信
号分配器MXによって該当する遅延線fiに順次与えら
れる。このような制御信号の供給は、方位角切換えの合
い間を利用して高速に行われる。そして、上記各遅延線
fiに供給されたアナログの制御信号は、コンデンサC
iに一つの方位角での受波が完了するまで保持される。 その後、一つの方位角での受波が完了したら、制御部P
は、次の方位角用の制御信号群を出力し、上記と同様に
して各遅延線fiに供給する。以下、同様の動作を繰り
返し、被検音場について例えばセクタ走査を行う。この
ような受波の指向性の切換えは、制御部Pが順次に出力
する信号をアナログ信号に変換して各遅延線fiの高周
波バイパス用のコンデンサCに逐一印加することにより
行われるので、比較的簡単な制御機構によって実現でき
る。この場合、アナログ制御信号によって可変容量ダイ
オードVCの静電容量を変えたとき、遅延線fiにおい
ては、遅延時間ばかりでなく、特性インピーダンスと信
号の減衰量も変化する。制御信号の値が遅延線fiごと
に異なるので、特性インピーダンスと信号減衰量の変化
も遅延線ごとに異なる。このため、各遅延線fiを経て
きた信号は個々に条件が異なるので、そのまま加算増幅
しても正しい反射合成が行えないという問題があった。
【0011】このような問題を解決するために、各遅延
線fiの遅延時間の変更に合わせて、遅延線fiの終端
抵抗の値と、前置の増幅器ei又はバッファの増幅器g
iのゲインとが補償的に変更されるようになっている。 その例を一つの遅延線fiについて示すと、図14のと
おりである。図14において、制御部Pは、遅延線fi
の遅延時間制御信号の他に、電界効果トランジスタを備
えた終端抵抗Zの制御信号と前置の増幅器eiのゲイン
制御信号とを出力し、これらの制御信号がディジタル・
アナログ変換器DAによってディジタル信号に変換され
、信号分配器MXを介してそれぞれ遅延線fiの可変容
量ダイオードと、終端抵抗Zの電界効果トランジスタと
、可変ゲインの前置増幅器eiとに与えられる。そして
、上記遅延線fiと終端抵抗Zの制御信号を、超音波反
射波の発生点に整相回路の収束点が一致するように、時
間と共に変えることによりダイナミックフォーカスが可
能となる。このような構成によれば、大きな整相回路を
必要としないため、超音波診断装置のコストを低減する
ことができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図12〜図14に示す
ように、可変容量ダイオードVCを用いた可変型の遅延
線fiと、電界効果トランジスタを備えた終端抵抗Zと
を用いた遅延回路は、小形にして必要な機能を有してい
るが、上記終端抵抗Zが周囲温度によりその抵抗値が変
るため整相回路の特性劣化を生じ、超音波診断装置とし
ての性能が低下するものであった。また、上記終端抵抗
Zの電界効果トランジスタに特性バラツキがあると、各
電界効果トランジスタの特性に合わせて装置の調整をし
なければならなかった。さらに、上記終端抵抗Zに印加
する信号電圧の大きさによりその抵抗値が変化し、この
非直線性による信号歪に起因して装置の性能が劣化する
ことがあった。
【0013】そこで、本発明は、このような問題点を解
決することができる遅延回路及びこの遅延回路を整相回
路内の遅延回路として用いダイナミックフォーカスを可
能とした超音波診断装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による遅延回路は、インダクタと、逆電圧の
大きさにより静電容量が変化する可変容量ダイオードと
を用い、この可変容量ダイオードの逆電圧の変化により
遅延時間が変化する可変遅延線を構成すると共に、この
可変遅延線の信号源抵抗及び終端抵抗として、定電流で
駆動する電界効果トランジスタのソース・ドレイン間の
電位と制御電圧との差を増幅器でとりその差電圧を上記
電界効果トランジスタのゲートに負帰還を施し該電界効
果トランジスタのソース・ドレイン間の抵抗が上記制御
電圧に対応して設定される可変抵抗回路を用い、上記可
変遅延線の遅延時間の変化に伴って可変抵抗回路の抵抗
値を変えるようにしたものである。
【0015】また、上記可変抵抗回路は、特性が揃った
複数個の電界効果トランジスタを近接配置した素子を備
え、一方の電界効果トランジスタのソース・ドレイン間
の電位と制御電圧との差を増幅器でとりその差電圧を上
記一方の電界効果トランジスタのゲートに負帰還を施す
と共に、このゲート電圧を他方の電界効果トランジスタ
のゲートに印加し、該他方の電界効果トランジスタのソ
ース・ドレイン間の抵抗が上記制御電圧に対応して設定
されるものとしてもよい。
【0016】さらに、上記可変抵抗回路を構成する電界
効果トランジスタとして、接合型電界効果トランジスタ
を用いると効果的である。
【0017】また、上記遅延回路の関連発明としての超
音波診断装置は、複数の振動子素子が配列され超音波を
送受波する探触子と、この探触子の各振動子素子からの
受波信号に所定の遅延時間を与える遅延回路を有しこれ
らの遅延回路で位相が揃えられた受波信号を加算して出
力する整相回路と、この整相回路で整相された信号を検
波する検波器と、この検波器からの出力信号を画像とし
て表示する表示装置とを備えて成る超音波診断装置にお
いて、上記整相回路内の遅延回路として、上記各手段の
遅延回路を用いたものである。
【0018】
【作用】上記のように構成された遅延回路は、インダク
タと可変容量ダイオードとで構成する可変遅延線の上記
可変容量ダイオードの逆電圧の変化により遅延時間を変
化させると共に、上記可変遅延線の両端に設けられた整
合抵抗としての可変抵抗回路の抵抗値を、上記可変遅延
線の遅延時間の変化に伴って変えることにより、常に上
記可変遅延線と可変抵抗回路のインピーダンス整合をと
り、遅延時間の変化による遅延特性が劣化しないように
動作する。
【0019】また、上記のように構成された超音波診断
装置は、その整相回路内の遅延回路として、常に可変遅
延線と可変抵抗回路のインピーダンス整合をとり、遅延
時間の変化による遅延特性が劣化しないようにした遅延
回路を用いることにより、一系統の整相回路だけでダイ
ナミックフォーカスを可能とするものである。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明による遅延回路の実施例
を示す回路図である。この遅延回路は、従来の遅延線を
用いたものと異なり、その制御端子に印加される電気信
号により遅延時間が連続的に変化するもので、その構成
を考えるに至った思考過程を図2(a)及び(b)を参
照しながら説明する。
【0021】まず、図2に従来の整相回路に用いられて
いる集中定数形遅延線の単位部分の回路構成を示す。こ
の単位部分は、図2(a)または(b)に示すようにT
形の対称回路とされており、同図(a)の回路はインダ
クタL/2,L/2とキャパシタCとを有して成り、定
K形低域フィルタと呼ばれるものであり、同図(b)の
回路は上記(a)に示した二つのインダクタL/2が電
磁結合しているためその結果得られる等価回路であり、
誘導m形低域フィルタと呼ばれるものである。そして、
上記の単位部分を多数従属接続することにより集中定数
形遅延線が構成される。このような構成の集中定数形遅
延線を用いると、必要な遅延時間を分布定数形遅延線よ
りも小さい信号減衰で、しかも小形化して得ることがで
きる。
【0022】ここで、図2(a)の定K形低域フィルタ
において、フィルタの両端は特性インピーダンスで終端
されているものと仮定する。いま、入力として理想的な
ステップ電圧を加えると、出力電圧の遅延時間ts及び
立ち上がり時間t1は、 となる。この単位部分がn個従属接続されている場合の
全体の遅延時間td及び立ち上がり時間trは、となる
。よって、上記td及びtrが与えられたとき、必要な
区間の数n及びインダクタL並びにキャパシタCは、次
式で与えられる。
【0023】また、単位部分として図2(b)に示す誘
導m形低域フィルタを用いると、遅延時間tdと立ち上
がり時間trとの比が同じ場合は、同図(a)に示す定
K形低域フィルタを用いるのと比べて従属接続する区間
数nが約16%少なくてよい。このとき、同図(b)に
おいて例えばm=1.27とすると、伝達信号の波形の
オーバシュート及びt1/tsに関しては同図(a)に
示す定K形低域フィルタを用いるよりも優れている。
【0024】以上述べたように、インダクタLとキャパ
シタCとから成る集中定数形遅延線の遅延時間tdは、
第(3)式により与えられることがわかる。そして、図
2(a)または(b)のいずれの形のフィルタを用いて
も、そのキャパシタCの容量を変えることにより、集中
定数形遅延線の遅延時間を可変とすることができる。
【0025】そこで、本発明においては、図2(a)ま
たは(b)に示す単位部分を多数従属接続して成る集中
定数形遅延線におけるキャパシタCを、逆電圧の大きさ
により静電容量が変化する可変容量ダイオードで構成す
ることにより、図1に示す本発明による遅延回路が実現
される。すなわち、本発明による遅延回路は、図1に示
すように、インダクタLと、逆電圧の大きさにより静電
容量が変化する可変容量ダイオードVC,VC′とを用
い、この可変容量ダイオードVC,VC′の逆電圧の変
化により遅延時間が変化する可変遅延線12を構成する
と共に、この可変遅延線12の信号源抵抗及び終端抵抗
として、定電流で駆動する電界効果トランジスタのソー
ス・ドレイン間の電位と制御電圧との差を増幅器でとり
その差電圧を上記電界効果トランジスタのゲートに負帰
還を施し該電界効果トランジスタのソース・ドレイン間
の抵抗が上記制御電圧に対応して設定される可変抵抗回
路13a,13bを用いて構成されている。
【0026】上記可変遅延線12は、インダクタL,L
と、複数個の可変容量ダイオードVC,VC′を一組と
したものとをT形の対称回路に接続して成る単位部分を
、多数従属接続して構成されている。そして、一方の可
変容量ダイオードVCの陰極と、他方の可変容量ダイオ
ードVC′の陰極とが共通接続されると共に、上記一方
の可変容量ダイオードVCの陽極はそのまま接地され、
他方の可変容量ダイオードVC′の陽極はインダクタL
及び抵抗Rを介して接地されている。このため、上記の
各可変容量ダイオードVCとVC′には、同じ直流電位
が印加されることとなる。また、上記2個の可変容量ダ
イオードVC,VC′の陰極同士を共通接続した箇所に
は、制御部14からそれぞれ抵抗rを介して逆電圧Ec
1が印加され、この逆電圧Ec1によって静電容量を変
えて遅延時間が制御される。なお、上記の抵抗rは、各
組の可変容量ダイオードVC,VC′に制御信号線15
を介して信号が流れ、それぞれの可変容量ダイオードV
C,VC′の組相互間で干渉するのを防止するために設
けたものである。
【0027】なお、図1において、符号Rは可変遅延線
12の入力端aまたは出力端bをそれぞれ接地するため
の抵抗を示しており、上記可変遅延線12の信号源抵抗
または終端抵抗の一部となるもので、この抵抗Rの接地
により各組の可変容量ダイオードVC,VC′の陽極の
直流電位は接地レベルと同じにされている。また、符号
Cは直流阻止用のカップリングコンデンサである。
【0028】ここで、上記可変遅延線12は、各組の可
変容量ダイオードVC,VC′の逆電圧の大きさにより
その静電容量を変化させると、遅延時間と共に特性イン
ピーダンスも変化する。このことから、信号の入出力端
a,bでインピーダンスの不整合による信号波形の変形
や伝送効率の変動が生じないように、信号源抵抗と終端
抵抗は、遅延時間の制御に対応して常に上記可変遅延線
12と整合するように変化させる必要がある。そのため
、上記信号源抵抗と終端抵抗の部分には、電気信号によ
り抵抗値が変化する可変抵抗回路13a,13bがそれ
ぞれ設けてある。この可変抵抗回路13a,13bは、
図3に示すように、特性が揃った2個の電界効果トラン
ジスタQ1,Q2を近接配置した素子を備え、定電流源
がドレイン接続された一方の電界効果トランジスタQ2
のソース・ドレイン間の電位と制御電圧(Ec2)との
差を増幅器16でとりその差電圧を上記一方の電界効果
トランジスタQ2のゲートに負帰還を施すと共に、この
ゲート電圧を他方の電界効果トランジスタQ1のゲート
に印加し、該他方の電界効果トランジスタQ1のソース
・ドレイン間の抵抗が上記制御電圧(Ec2)に対応し
て設定されるものである。そして、上記2個の電界効果
トランジスタQ1,Q2としては、接合型電界効果トラ
ンジスタが用いられ、これら2個の接合型電界効果トラ
ンジスタを例えば同一のシリコン基板上に作成すると共
に近接して配置することにより、上記2個の電界効果ト
ランジスタQ1,Q2間の温度差が非常に小さい構造の
素子とされている。
【0029】上記一方の電界効果トランジスタQ2のド
レイン電極には、定電流源17が接続されており、該電
界効果トランジスタQ2のソース・ドレイン間の電位と
制御部14からの制御電圧Ec2との差電圧が増幅器1
6により増幅され、この出力電圧が上記電界効果トラン
ジスタQ2のゲートに負帰還を施すように結線されてい
る。従って、上記一方の電界効果トランジスタQ2が非
飽和領域で動作するように定電流源17に供給する電圧
+V及び電流Iを定めると、ゲート電圧で制御される電
界効果トランジスタQ2のソース・ドレイン間の抵抗R
dsにより、該電界効果トランジスタQ2のドレイン電
圧は、Rds・Iとなる。
【0030】上記ソース・ドレイン間の抵抗Rdsは、
ゲート電圧Vgsによって制御されるため、その制御定
数をKとすると、           Rds=−K・Vgs     
                         
      …(8)となる。そして、上記ゲート電圧
Vgsは、電界効果トランジスタQ2のドレイン電圧R
ds・Iと制御部14の制御電圧Ec2との差電圧を増
幅器16により増幅したものであるため、該増幅器16
の利得をA0とすると、          Vgs=
(Rds・I−Ec2)A0        ∴Rds
=−K・(Rds・I−Ec2)A0        
            …(9)となる。ここで、上
記増幅器16の利得A0が十分大きく−KA0≫1なら
ば、Rds/KA0≒0となり、第(9)式から Rds・I−Ec2=0 となる。従って、           Rds=Ec2/I      
                         
       …(10)となる。この第(10)式か
らソース・ドレイン間の抵抗Rdsは、上記制御電圧E
c2に比例した値に制御することができることがわかる
。この場合、ゲート電圧Vgsにより制御される接合型
の電界効果トランジスタQ2のソース・ドレイン間の抵
抗Rdsが温度により変動しても、即ち温度により前記
第(8)式の定数Kが変化しても、増幅器16の利得A
0が十分大きいと、上記抵抗Rdsは制御電圧Ec2に
対応した値に設定することができる。また、制御電圧E
c2を一定にして、定電流源17の電流Iを変化させて
も、上記抵抗Rdsを設定することができる。
【0031】一方、図3において、2個の電界効果トラ
ンジスタQ1,Q2は特性の揃ったものを用いており、
これらが近接配置されていることから両者間の温度差は
少なく、一方の電界効果トランジスタQ2のゲートに印
加したゲート電圧Vgsを他方の電界効果トランジスタ
Q1のゲートに印加すると、この電界効果トランジスタ
Q1のソース・ドレイン間の抵抗は、上記一方の電界効
果トランジスタQ2のソース・ドレイン間の抵抗Rds
と全く同じとなる。以上のような動作により、他方の電
界効果トランジスタQ1のソース・ドレイン間の抵抗は
、定電流源17の電流値Iを正確に定めると、2個の電
界効果トランジスタQ1,Q2の特性が揃っている場合
は、その特性に依存することなく、制御部14から出力
される制御電圧Ec2に比例した値に設定することがで
きる。従って、端子c,d間の抵抗を図1に示す可変遅
延線12の整合抵抗として用いることができる。
【0032】図4(a)〜(c)は図3に示す定電流源
17の内部構成を示す回路図である。まず、図4(a)
に示した定電流源17においては、トランジスタTrの
順方向電流増幅率hfeが十分大きいと、定電流Iは、
ツェナダイオードDZの電圧Vzと、トランジスタTr
のエミッタに接続された抵抗Reとにより、次式のよう
になる。ここで、上記トランジスタTrのエミッタ・ベ
ース間の電圧をVbeとする。 I=(Vz−Vbe)/Re このように構成された定電流源17は、電源電圧の変動
を受けない回路となる。
【0033】次に、図4(b)に示した定電流源17′
は、バイポーラトランジスタの出力抵抗を利用したもの
で、符号Tr2が定電流トランジスタであり、定電流I
を図3に示す電界効果トランジスタQ2に供給するよう
になっている。そして、バイアストランジスタTr1と
抵抗r′とによってバイアス回路を構成しており、上記
トランジスタTr1の電流I1は、 I1=(V−Vbe)/r′ となる。また、トランジスタのエミッタ電流Ieは、エ
ミッタ・ベース間の電圧Vbeとは次式に示す関係があ
る。 ここで、kはボルツマン定数、Tは周囲温度、qは電子
の電荷、Isは飽和電流でありエミッタ面積に比例する
量である。従って、2個のトランジスタTr1,Tr2
のエミッタ面積をそれぞれA1,A2とすると、これら
を集積した場合に両トランジスタTr1,Tr2を近接
して配置すれば、定電流トランジスタTr2のコレクタ
電流Iは、飽和電流Isにおいてエミッタ面積以外の項
はほとんど同一となるためベース電流を無視して、次の
ようになる。 そして、この定電流Iが電界効果トランジスタQ2に供
給される。
【0034】次に、図4(c)に示した定電流源17″
は、上述の図4(b)の定電流源17′を改良したもの
で、この回路においては、定電流トランジスタTr2′
のベース電流はバイアス電流I1から引き出されるが、
バイアストランジスタTr1′のベース電流は上記定電
流トランジスタTr2′から供給されるようになってい
る。従って、ベース電流の影響は著しく低減される。こ
こで、総てのトランジスタTr1′,Tr2′Tr3′
の順方向電流増幅率hfeを一定とすると、定電流Iは
次式で与えられる。 従って、hfeを例えば100とすると、誤差率は0.
02%以下となり、集積回路化したものを電界効果トラ
ンジスタQ2に接続して所要の機能を発揮することがで
きる。
【0035】なお、図3に示した可変抵抗回路13a,
13bにおいては、電界効果トランジスタQ1,Q2の
ソース・ドレイン間の電圧Vdsとドレイン電流Idと
は、正確に比例しないため信号が非線形歪を生じ、信号
の大きさにより図1に示す可変遅延線12と整合がとれ
ないという問題が生ずる。このような問題については、
図5に示す回路構成によりゲートに負帰還を施すことに
よって、改善することができる。
【0036】図6は可変抵抗回路13a,13bの他の
実施例を示す回路図である。図3においては、特性の揃
った2個の電界効果トランジスタQ1,Q2を用いた例
を示したが、この実施例による可変抵抗回路13a,1
3bは、一つの電界効果トランジスタQ2のソース・ド
レイン間の電位と制御電圧(Ec2)との差を増幅器1
6でとりその差電圧を上記電界効果トランジスタQ2の
ゲートに負帰還を施し該電界効果トランジスタQ2のソ
ース・ドレイン間の抵抗が上記制御電圧(Ec2)に対
応して設定されるものである。そして、上記電界効果ト
ランジスタQ2としては、接合型電界効果トランジスタ
が用いられている。
【0037】図6の実施例の場合、電界効果トランジス
タQ2のドレインとソース間の抵抗Rdsが負帰還によ
る制御により所定の値に設定されるが、上記電界効果ト
ランジスタQ2の温度変動による特性の変化を補償する
ための制御を超音波エコー信号より十分遅くし、且つ上
記の抵抗Rdsの制御速度も超音波エコー信号より十分
遅いため、制御系の応答速度を下げるために増幅器16
の周波数帯域を超音波エコー信号の周波数より小さくす
ると、上記電界効果トランジスタQ2のソース・ドレイ
ン間の抵抗Rdsを図1に示す可変遅延線12の整合抵
抗として用いることができる。図6においては、抵抗R
3とキャパシタC3とにより低域ろ波器を構成し、超音
波信号が増幅器16に入力しないようになっている。そ
のため、端子cとdの間の超音波信号により電界効果ト
ランジスタQ2のドレインに印加される電圧は、帰還ル
ープによりゲートには伝達されず、図3に示した回路の
一方の電界効果トランジスタQ2と同様に、上記の抵抗
Rdsが一定に制御され、上記端子c,d間の抵抗を可
変遅延線12の整合抵抗として用いることができる。
【0038】図7は可変抵抗回路13a,13bの更に
他の実施例を示す回路図である。この実施例は、図3に
示す回路に対し図5に示す回路を適用して、2個の接合
型電界効果トランジスタQ1,Q2に対し抵抗R1,R
2により負帰還を施し、ソース・ドレイン間の電圧Vd
sとドレイン電流Idの非直線性を改善したものである
。なお、定電流源17としては、図4の(a)に示す回
路を適用した例を示している。この場合は、制御電圧E
c2により端子c,d間の抵抗を上記電圧Ec2に比例
した値に制御でき、且つ2個の電界効果トランジスタQ
1,Q2の特性が揃っていれば、その量産時の特性に偏
差があり周囲温度の変化により特性が変っても、十分大
きな利得A0の増幅器16を用いることにより、制御電
圧Ec2による抵抗設定に誤差が生じない。
【0039】図8は可変抵抗回路13a,13bの更に
他の実施例を示す回路図である。この実施例は、抵抗R
,R′と、一方の接合型電界効果トランジスタQ2と、
外部より開閉が制御できるアナログスイッチS1,S2
,…,S8により抵抗値に重み付けした抵抗r1,r2
,…,r8を短絡させ外部よりディジタル信号で抵抗値
が制御できる抵抗回路網Rsとより、抵抗ブリッジを構
成したものである。ここで、R=R′とすると、この抵
抗ブリッジの不平衡電圧を増幅器16で検出し、一方の
電界効果トランジスタQ2のゲートにソース・ドレイン
間の抵抗Rdsが変わるよう負帰還を施すと、その抵抗
Rdsは、上記抵抗回路網Rsの設定値と同じ値となる
。 そして、2個の電界効果トランジスタQ1,Q2は特性
が揃ったものを用い、且つ同一温度の状態にあるとすれ
ば、一方の電界効果トランジスタQ2のソース・ドレイ
ン間の抵抗Rdsは、抵抗回路網Rsの設定値と同じ値
に制御され、端子c,d間の抵抗を図1に示す可変遅延
線12の整合抵抗として用いることができる。この場合
、上記アナログスイッチS1〜S8の開閉に伴う雑音の
影響を避けるため、増幅器16の応答特性を適当に遅く
するなどの対策を要する。
【0040】以上説明したように、図3及び図7並びに
図8に示した電気信号により抵抗を制御可能な可変抵抗
回路13a,13bにおいて、可変遅延線12に接続さ
れ高周波信号(例えば1〜10MHz)が流れて動作す
る部分は、他方の電界効果トランジスタQ1のドレイン
・ソース間のみで扱い、他の部分は抵抗値を制御する低
周波信号を扱うため、高速の素子を必要としない。従っ
て、2個の電界効果トランジスタQ1,Q2のみでビデ
オ信号周波数に対応した設計を行えばよい。また、回路
実装上も高速の素子及び高周波信号を扱わないため、製
作コストが廉価になる。なお、以上の説明では、電界効
果トランジスタQ1,Q2として接合型電界効果トラン
ジスタを用いたものとしたが、本発明はこれに限らず、
広いソース・ドレイン間の電圧に対してドレイン電流が
比例する特性のMOS型電界効果トランジスタを用いて
もよい。
【0041】なお、図1において、可変遅延線12の入
力端aには、電圧−電流変換器19が設けられており、
この電圧−電流変換器19を介して入力信号電圧が定電
流信号に変換され、この定電流信号で上記可変遅延線1
2を駆動するようになっている。また、可変遅延線12
の出力端bには、掛算器20が設けられている。この掛
算器20は、上記可変遅延線12の特性インピーダンス
R0が変ると、該可変遅延線12の出力端bに現われる
信号電圧はiR0となり、R0の大きさにより変化する
ため、これを補正するものである。そして、この掛算器
20の倍率は、制御部14から送出される制御電圧Ec
3で制御されるようになっている。さらに、図1におい
て、符号T1,T2,T3,…,Tnは可変遅延線12
に適切な間隔で設けられたタップを示している。これら
のタップT1〜Tnを適宜に選ぶことにより、複数の信
号にそれぞれ一定の関係で遅延を与えた後に加算する操
作が可能となる。
【0042】図9は本発明による遅延回路の第二の実施
例を示す回路図である。この実施例の遅延回路は、図1
の回路に対し、信号が可変遅延線12の特性インピーダ
ンスと等しい抵抗の定電圧源として該可変遅延線12に
印加するために、その入力端a側に高周波変圧器21を
設け、この高周波変圧器21の二次側巻線の一端を可変
抵抗回路13aを介して接地すると共に、他端は上記可
変遅延線12の一端に接続したものである。なお、図9
において、抵抗R′は、無信号時に可変抵抗回路13a
の一端を接地電位にするもので、該可変抵抗回路13a
の入力端子の電位は、信号が印加された場合、零電位を
中心に変化する。
【0043】なお、図9においては、高周波変圧器21
の二次側巻線の一端に可変抵抗回路13aを接続したも
のとして示したが、これに限らず、一次側巻線の一端に
上記可変抵抗回路13aを接続してもよい。この場合は
、入力信号は高周波変圧器21の一次側巻線の一端に印
加され、該一次側巻線の他端は可変抵抗回路13aを介
して接地される。これにより、可変遅延線12の入力端
aは、この可変遅延線12の特性インピーダンスと整合
する信号源抵抗を有する定電圧信号で駆動されることと
なる。
【0044】図10は図1又は図9に示す遅延回路の関
連発明としての超音波診断装置の実施例を示すブロック
図である。この超音波診断装置は、電子セクタ走査形と
されており、例えば短冊状に形成された複数の振動子素
子11,12,…,1nが一列状に配置され超音波を送
受波する探触子2と、この探触子2の各振動子素子11
〜1nからの受波信号を入力し時間と共に利得を増加さ
せ検診深度に応じて信号強度を補正する複数の可変利得
増幅器221,222,…,22nと、これら各可変利
得増幅器221〜22nからの出力信号に所定の遅延時
間を与えて位相を揃え加算して出力する整相回路23と
、この整相回路23で整相された信号を検波する検波器
6と、この検波器6からの出力信号を画像として表示す
る表示装置7とを備えて成る。そして、上記整相回路2
3は、探触子2の各振動子素子11〜1nで受波するエ
コー信号のチャンネル数の分だけ並列に設けられ各可変
利得増幅器221〜22nからの出力信号に所定の遅延
時間を与える複数の遅延回路241,242,…,24
nと、これらの遅延回路241〜24nの出力側にそれ
ぞれ接続され各遅延回路241〜24nからの出力信号
の電圧を定電流信号源に変換する電圧/電流変換回路2
51,252,…,25nと、nチャンネルの入力信号
線及びmチャンネルの出力信号線が図示のように交差し
その交点にそれぞれアナログスイッチ26,26,…が
配設されたクロスポイントスイッチ27と、このクロス
ポイントスイッチ27の出力信号線に適宜の間隔でmチ
ャンネル分設けたタップがそれぞれ接続されたタップ付
LC遅延線28とから成る。なお、上記タップ付LC遅
延線28の両端部に接続された抵抗Rは、該タップ付L
C遅延線28の特性インピーダンスとインピーダンスマ
ッチングをとった終端抵抗である。また、前記可変利得
増幅器221〜22nの動作は、制御部14からの制御
信号S1′で制御されるようになっている。
【0045】ここで、本実施例においては、上記整相回
路23内の遅延回路241〜24nとしては、図1また
は図9に示す回路構成とされその制御端子に入力する電
気信号Ec1,Ec2,Ec3により遅延時間が連続的
に変えられる遅延回路が用いられている。この遅延回路
241〜24nは、制御部14からの制御信号S2′(
図1または図9における制御端子に印加される電気信号
Ec1,Ec2,Ec3)により、時間と共に超音波ビ
ームの収束点を深い所へ移動するようにその収束位置が
制御されるようになっている。そして、上記タップ付L
C遅延線28の終端抵抗Rに現われる信号電圧は、上記
各遅延回路241〜24nにより適宜遅延を与えられた
後、さらにクロスポイントスイッチ27により選択され
たタップ位置に対応した遅延時間に相当する遅延が与え
られ、それぞれの信号が加算される。従って、上記の遅
延回路241〜24nは、タップ付LC遅延線28のタ
ップ間隔で決まる遅延時間の分解能をさらに細分してそ
の遅延時間の分解能を上げるという役割も持っている。 このとき、上記タップ付LC遅延線28の遅延時間は、
主に超音波ビームの偏向方向を設定するための役割を行
うこととなる。なお、上記遅延回路241〜24nとタ
ップ付LC遅延線28との併用により、タップ付LC遅
延線28のタップ間隔はある程度粗にしても問題なく、
クロスポイントスイッチ27のアナログスイッチ26の
数を少なくすることができる。また、上記クロスポイン
トスイッチ27の動作は、制御部14からの制御信号S
3で制御されるようになっている。さらに、上記の各遅
延回路241〜24nは、必要に応じて複数段を従属接
続したものを用いてもよい。
【0046】このような構成により、本実施例の電子セ
クタ走査形の超音波診断装置においては、整相回路23
内の各遅延回路241〜24nがその制御端子への電気
信号の入力だけで遅延時間が連続的に変えられるので、
一系統の整相回路23だけで超音波ビームの収束点を連
続的に移動するダイナミックフォーカスが実現できる。
【0047】
【発明の効果】本発明による遅延回路(図1または図9
参照)は以上のように構成されたので、その制御端子に
印加する電気信号だけで遅延時間を連続的に変化させる
ことができる。従って、従来のような遅延線に適宜の間
隔で設けられたタップを電子スイッチを用いて選択切り
換えをすることなく、その切り換え時にノイズが発生す
るようなことを完全に防止することができる。このこと
から、他の回路部品等にノイズが混入するのを防止して
、装置としての信頼性を向上することができる。特に、
可変遅延線12の特性インピーダンスと整合をとるため
に設けた可変抵抗回路13a,13bは、定電流で駆動
する電界効果トランジスタのソース・ドレイン間の電位
と制御電圧Ec2との差を増幅器16でとりその差電圧
を上記電界効果トランジスタのゲートに負帰還を施し該
電界効果トランジスタのソース・ドレイン間の抵抗が上
記制御電圧Ec2に対応して設定される構成とすること
により、上記電界効果トランジスタの特性の偏差及び周
囲温度による影響が少なく、一定且つ良好な特性を達成
することができる。
【0048】また、本発明による超音波診断装置(図1
0参照)は以上のように構成されたので、整相回路内の
遅延回路として図1または図9に示す回路構成の遅延回
路を用いることにより、その制御端子に印加する電気信
号だけで遅延時間を連続的に変化させて所望の位置に超
音波ビームの収束点を移動することができる。従って、
従来の整相回路内の遅延線のようにノイズが発生するこ
とがないので、二系統の整相回路を設けて交互に使用す
る必要はなく、一系統の整相回路(23)だけでダイナ
ミックフォーカスを実現することができる。このことか
ら、回路規模を小さくすることができ、装置を小形化で
きると共にコスト低下を図ることができる。また、従来
のような二系統の整相回路からの信号を切り換えて表示
するのではなく、一系統の整相回路からの信号をそのま
ま表示装置7に表示するだけであるので、画像に明暗の
段差が発生することなく、均一な画質の画像が得られ、
診断をやり易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明による遅延回路の実施例を示す回路
図、
【図2】  上記の遅延回路の構成を考えるに至った思
考過程を説明するための回路図、
【図3】  可変抵抗回路の内部構成の一例を示す回路
図、
【図4】  上記可変抵抗回路内の定電流源の内部構成
例を示す回路図、
【図5】  図3に示す可変抵抗回路の問題点を改善す
るため電界効果トランジスタのゲートに負帰還を施す回
路構成例を示す回路図、
【図6】  可変抵抗回路の他の実施例を示す回路図、
【図7】  可変抵抗回路の更に他の実施例を示す回路
図、
【図8】  可変抵抗回路の更に他の実施例を示す回路
図、
【図9】  本発明による遅延回路の第二の実施例を示
す回路図、
【図10】  本発明による遅延回路の関連発明として
の超音波診断装置の実施例を示すブロック図、
【図11
】  従来の超音波診断装置を示すブロック図、
【図1
2】  超音波診断装置における従来の整相回路の例を
示す回路図、
【図13】  上記の整相回路における個々の遅延線の
構成を示す回路図、
【図14】  図12に示す整相回路の一部を示す要部
回路図。
【符号の説明】
1…振動子素子、  2…探触子、  6…検波器、 
 7…表示装置、  12…可変遅延線、  13a,
13b…可変抵抗回路、  14…制御部、  16…
増幅器、17…定電流源、  19…電圧−電流変換器
、  20…掛算器、  21…高周波変圧器、  2
3…整相回路、  241〜24n…遅延回路、  L
…インダクタ、  VC,VC′…可変容量ダイオード
、  Q1,Q2…電界効果トランジスタ、  Ec1
…逆電圧、  Ec2,Ec3…制御電圧。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  インダクタと、逆電圧の大きさにより
    静電容量が変化する可変容量ダイオードとを用い、この
    可変容量ダイオードの逆電圧の変化により遅延時間が変
    化する可変遅延線を構成すると共に、この可変遅延線の
    信号源抵抗及び終端抵抗として、定電流で駆動する電界
    効果トランジスタのソース・ドレイン間の電位と制御電
    圧との差を増幅器でとりその差電圧を上記電界効果トラ
    ンジスタのゲートに負帰還を施し該電界効果トランジス
    タのソース・ドレイン間の抵抗が上記制御電圧に対応し
    て設定される可変抵抗回路を用い、上記可変遅延線の遅
    延時間の変化に伴って可変抵抗回路の抵抗値を変えるよ
    うにしたことを特徴とする遅延回路。
  2. 【請求項2】  上記可変抵抗回路は、特性が揃った複
    数個の電界効果トランジスタを近接配置した素子を備え
    、一方の電界効果トランジスタのソース・ドレイン間の
    電位と制御電圧との差を増幅器でとりその差電圧を上記
    一方の電界効果トランジスタのゲートに負帰還を施すと
    共に、このゲート電圧を他方の電界効果トランジスタの
    ゲートに印加し、該他方の電界効果トランジスタのソー
    ス・ドレイン間の抵抗が上記制御電圧に対応して設定さ
    れるものであることを特徴とする請求項1記載の遅延回
    路。
  3. 【請求項3】  上記可変抵抗回路を構成する電界効果
    トランジスタとして、接合型電界効果トランジスタを用
    いたことを特徴とする請求項1又は2記載の遅延回路。
  4. 【請求項4】  複数の振動子素子が配列され超音波を
    送受波する探触子と、この探触子の各振動子素子からの
    受波信号に所定の遅延時間を与える遅延回路を有しこれ
    らの遅延回路で位相が揃えられた受波信号を加算して出
    力する整相回路と、この整相回路で整相された信号を検
    波する検波器と、この検波器からの出力信号を画像とし
    て表示する表示装置とを備えて成る超音波診断装置にお
    いて、上記整相回路内の遅延回路として、請求項1,2
    又は3記載の遅延回路を用いたことを特徴とする超音波
    診断装置。
JP3025145A 1990-07-06 1991-01-28 遅延回路及びこの遅延回路を用いた超音波診断装置 Pending JPH04252507A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3025145A JPH04252507A (ja) 1991-01-28 1991-01-28 遅延回路及びこの遅延回路を用いた超音波診断装置
US07/727,053 US5146192A (en) 1990-07-06 1991-07-08 Delay circuit of ultrasonic diagnostic apparatus using delay line comprising variable capacitance diode and inductor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3025145A JPH04252507A (ja) 1991-01-28 1991-01-28 遅延回路及びこの遅延回路を用いた超音波診断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04252507A true JPH04252507A (ja) 1992-09-08

Family

ID=12157825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3025145A Pending JPH04252507A (ja) 1990-07-06 1991-01-28 遅延回路及びこの遅延回路を用いた超音波診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04252507A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100443055C (zh) * 2005-06-23 2008-12-17 Ge医疗系统环球技术有限公司 延迟相加装置及超声诊断设备

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100443055C (zh) * 2005-06-23 2008-12-17 Ge医疗系统环球技术有限公司 延迟相加装置及超声诊断设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5146192A (en) Delay circuit of ultrasonic diagnostic apparatus using delay line comprising variable capacitance diode and inductor
US11026662B2 (en) Ultrasound transmit/receive for pulse inversion
US3872499A (en) Television picture correction
US4603586A (en) Delay line circuit arrangement and ultrasonic imaging apparatus utilizing the same
US5318034A (en) Electrically adjustable delay circuit and ultrasonic diagnosis apparatus
JPH04344486A (ja) 可変遅延線とこれを用いた超音波診断装置
US7139532B2 (en) Combined T/R switch with LNA and a method of improving the performance of a receiver
US4147963A (en) Vertical deflection system for a television receiver
US3622960A (en) Sonar transmitter system
EP0312144B1 (en) High voltage pulse power driver
US12451869B2 (en) Phase shifter, driving method for the phase shifter and antenna system
JP2000296128A (ja) 超音波発生装置制御方法、超音波発生装置および超音波撮像装置
JPH02300685A (ja) 遅延回路及びこの遅延回路を用いた超音波診断装置
JPH04122247A (ja) 超音波診断装置
JPH0352311A (ja) 遅延回路及びこの遅延回路を用いた超音波診断装置
US3434002A (en) Horizontal deflection circuit with monitor winding inductively coupled to yoke
US20050256409A1 (en) Input arrangement for ultrasonic echography
JPH02236482A (ja) 遅延回路及びそれを用いた超音波診断装置
JPH02300686A (ja) 遅延線及びこの遅延線を用いた超音波診断装置
US5578949A (en) Single stage voltage to current conversion switching system
JPH05329154A (ja) 超音波診断装置の遅延回路
JPH04110686A (ja) 遅延線とこれを用いた超音波診断装置
JPH04180747A (ja) 超音波診断装置
JPH0461506A (ja) 電磁遅延素子及び電磁遅延線
JPH07123705A (ja) 可変出力電圧スイッチングレギュレータ