JPH04350627A - 液晶電気光学装置およびその作製方法 - Google Patents

液晶電気光学装置およびその作製方法

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JPH04350627A
JPH04350627A JP3152476A JP15247691A JPH04350627A JP H04350627 A JPH04350627 A JP H04350627A JP 3152476 A JP3152476 A JP 3152476A JP 15247691 A JP15247691 A JP 15247691A JP H04350627 A JPH04350627 A JP H04350627A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】本発明は、液晶等のその光学特性が
電圧、電流、周波数その他の電気的因子によって変調さ
れうる、いわゆる電気光学材料または電気光学素子を利
用した画像表示装置に関し、特に、各画素ごとにその画
素の制御のために、トランジスタ等の電気的素子が設け
られた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の、フラット・パネル・ディスプレ
ー(平板型表示装置)において、液晶材料は欠かすこと
のできない材料である。液晶材料を平行平板型電極に挟
んで、電圧を印加すると、電圧に応じてその光学的特性
が変化し、光を透過したり、また遮断したりする効果が
あることは広く知られている。この現象を利用して、表
示装置が作製されている。
【0003】初期の液晶表示装置は、電卓の数字の表示
に用いられるような表示画素の数の小さいものであった
が、コンピュータのディスプレーやテレビとして液晶装
置を用いようとすると、より画素の数の大きなものが望
まれる。通常、そのような大規模な画素を制御するため
には、縦横に制御線をはりめぐらしたマトリクス構造が
使用される。もっとも簡単なマトリクス構造を用いた液
晶表示装置は、単純マトリクス構造と呼ばれる構造を有
する液晶表示装置である。これは、1枚のガラス基板上
に透明な材料でできた導電性の被膜状の細線を形成し、
それに対向してもう1枚の基板を配置し、この基板上に
も透明導電性の細線を形成し、両基板の細線を互いに直
行するように向かいあわせ、その間に液晶材料を注入し
たものである。そして、縦の1つの細線に電圧が印加さ
れると同時に、横の1つの細線に電圧が印加されると、
その交点の部分の液晶にのみ電圧が印加されることによ
って、その部分のみ選択的に画素を制御するということ
を原理とするものである。しかしながら、この単純マト
リクス方式では、意図しない部分の画素に、間接的に電
圧が印加され、液晶が反応してしまう、いわゆるクロス
トークという問題があった。
【0004】この困難を克服する目的で考案されたのが
、アクティブマトリクスという方式であった。これは、
1枚のガラス基板上に縦横に張り巡らしたマトリクス線
の各交点に画素を制御するための電極を設け、さらにそ
の電極に供給される電圧を制御するために薄膜トランジ
スタ等のアクティブ素子を設けたものである。これによ
って、クロストークは解消された。
【0005】アクティブマトリクス型の液晶表示装置は
画質が鮮明で濃淡の制御、すなわち、階調表示も可能で
あるため、カラーテレビに用いることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
アクティブマトリクスはガラス基板の上に形成された薄
膜トランジスタを用いていたために、素子のばらつきが
大きく、信頼性のないものであった。また、歩留りも低
く、価格も高価であった。本発明はこのような欠点を抱
えるアクティブマトリクス型液晶表示装置の信頼性と歩
留りを高め、より低価格なアクティブマトリクス型液晶
表示装置あるいはその他の電気光学装置を提案すること
を目的とする。
【0007】
【問題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置の
アクティブマトリクスは、図1に概念的に示されるよう
に、集積回路のように単結晶半導体基板上に形成されて
いる。図1において101は半導体基板、102は液晶
アクティブマトリクス領域、103はマトリクスの周辺
回路、104はその他の回路、例えばチューナーや画像
処理回路を示している。半導体基板上に素子を形成する
場合においては、従来のように、ガラス等の材料の上に
素子を形成する場合に比べて以下のような利点がある。
【0008】まず、素子の形成プロセスが半導体集積回
路作製のプロセスをそのまま援用できることである。例
えば、ガラス材料を基板とする場合においては、基板の
不可逆的な縮み、反り等を避けるために基板温度を70
0度C以下にしなければならなかった。このような縮み
や反りは、ガラス材料のようなアモルファス材料が熱処
理によって極めて微小なサイズではあるが、秩序化する
ために生じるものと考えられる。これに対し、単結晶半
導体基板はそもそも、そのようなアモルファス成分は著
しく小さいため、熱処理によって、物理的な熱膨張は起
こるが、それは可逆的である。したがって、そのプロセ
ス温度を1000度C以上、最高で1300度C程度の
高温まで上げることが可能である。
【0009】次に半導体基板上にアクティブマトリクス
を形成した場合には、アクティブ素子として、特性の優
れた単結晶の電界効果型トランジスタを使用できる。一
方、ガラス等の基板等の上に形成した場合には、先の温
度の制約もあって、使用できるアクティブ素子はアモル
ファスあるいは多結晶の半導体を使用した薄膜トランジ
スタであり、その動作速度は、前記の単結晶トランジス
タに比して、数分の1以下、通常は10分の1以下であ
る。さらに、その製造歩留り、ばらつきを比較すれば、
単結晶トランジスタの歩留りは、薄膜トランジスタのも
のに比べてはるかに高く、ばらつきは極めて少ない。
【0010】第3に周辺回路に関する優位性がある。従
来の液晶素子では、アクティブ素子を制御する周辺回路
は通常、半導体集積回路のチップをアクティブマトリク
スの形成されているガラス基板上にはりつけ、アクティ
ブマトリクスの配線一本一本を前記集積回路上に設けら
れた端子と接続する作業が必要とされていた。マトリク
スの配線間隔は、総線数が500本とした場合に、デイ
スプレーの辺の長さが10cmであれば、200μmで
あるが、辺の長さが2cmであれば、40μmが要求さ
れる。また、マトリクスの線の数を増やせばより精細な
画像が得られることは明らかであるが、例えばハイビジ
ョンでは、現在の一般のテレビの走査線の倍の走査線が
必要とされる。したがって、例えば、10μmピッチの
配線が要求される場合も考えられる。このような場合に
は、もはや、機械的な手法を利用した、いわゆるTAB
という方法はもはや不可能であり、たとえそのような過
酷な条件が要求されないにしても、機械的な処理が施さ
れる場合には、そのためにアクティブ素子に例えば静電
気による破壊等が引き起こされ、歩留りの低下を招く危
険性をはらんでいる。
【0011】これを避けるために、周辺回路もマトリク
スのアクティブ素子と同様に薄膜材料を用いて構成する
ことが考えられているが、所詮、薄膜材料であるためそ
の特性には限度がある。具体的には、シリコンを半導体
として使用する場合には、単結晶シリコンの電子移動度
1350cm2 /Vsに対して、もっとも良質な多結
晶珪素で300cm2 /Vs程度であり、しかも、そ
の再現性は著しく悪い。
【0012】これに対し、単結晶半導体基板上にアクテ
ィブマトリクスを形成した場合には、同時に周辺回路も
同じ基板上に形成することも可能であり、先のTAB等
の実装技術は不要である。さらに、形成される周辺回路
は、特性の優れた単結晶半導体の集積回路であり、低消
費電力のCMOS型の回路を組むことも、また、高速で
大電流の制御性に優れたバイポーラ型の回路を組むこと
も、あるいは両者の長所を取り入れた、いわゆるBiC
MOS型の回路を組むことも、使用者の目的に応じて自
由にできる。本発明はこれによって、例えばワン・ウェ
ファー・コンピュータやワン・ウェファー・テレビを作
製することも可能である。
【0013】加えて、液晶のマトリクス領域において、
液晶駆動のためのアクティブ素子の集積密度は極めて低
い。例えば、対角線の長さが2インチの小型モニター用
テレビでは、液晶セル(画素の1単位)の面積は60μ
m×60μm程度である。このような広い面積の中に液
晶駆動のためのトランジスタは1〜数個設けられるだけ
であり、実際、そのために使用される面積は10μm×
10μmもあれば十分である。したがって、残りの広い
面積を何も使用しないで放置することは得策ではないの
で、この部分にも素子を設けて、面積の有効的な活用を
図ってもよい。具体的には、ダイナミック・ランダム・
アクセス・メモリー(DRAM)やスタティック・ラン
ダム・アクセス・メモリー(SRAM)、書き込み可能
不揮発性メモリー(EPROM)等のメモリー素子を形
成するために使用できる。これらのメモリーは液晶装置
と同様にマトリクス構造を必要とするので液晶マトリク
スを形成するのと同時に、これらのメモリー素子のマト
リクスも形成できる。したがって、これらの素子の形成
は、液晶用アクティブ素子の形成と同時進行で形成でき
る利点がある。
【0014】図4(B)には、20mm×15mmの単
結晶半導体基板401上にアクティブマットリクスを形
成した装置において、マトリックス部分402に2つの
メモリー領域404aと404bを組み込んだ例の概念
図を示す。液晶表示部分の面積は14mm×9mmであ
る。メモリーはマトリクスの外部に配置された周辺回路
405a〜dによって駆動される。さらに、液晶装置お
よびメモリーはマイクロ・プロセッサー・ユニット(M
PU)406a、406bによってコントロールされる
。
【0015】図4の例では、液晶マトリクスは42×7
5ドット、メモリーは4k×2の容量がある。液晶のマ
トリクスの線幅は約15μmであるが、メモリーのマト
リクスの線幅は3μmとした。また、電界トランジスタ
の設計ルールは、液晶マトリクス、メモリー領域とも3
μmを採用した。設計ルールは3μmとした。メモリー
は完全CMOS型と称され、1つのセルの中に4個のN
MOSと2個のPMOSを有するSRAMである。この
設計ルールのままで、さらにメモリーの集積度を上げる
ことは十分可能であり、少なくともこの例の30倍の容
量にすることが可能である。また、現在の通常の半導体
の設計ルールである1μm、あるいはそれ以下の設計ル
ールを採用すればよりメモリーの集積度が上がることは
明らかである。例えば、0.8μmの設計ルールを採用
すれば、256k×2の容量が可能である。このような
規模のメモリーは、液晶表示装置一体型のコンピュータ
の内部記憶装置として用いることや、映像を記憶する装
置として用いることが可能である。
【0016】一方、この例では液晶の画素の大きさは1
80μm×200μmと小型ディスプレーにしては大き
めである。より画素を小さくして、例えば、40μm×
50μmとすれば、150×300ドットを達成できる
。もちろん、そのことは技術的に困難なことではない。 加えて本発明においては、装置の透光性は必要とされな
いので、1つの画素の面積は、理論的には、1つのアク
ティブ素子の面積にまで削減することができる。したが
って、通常のテレビ画面と同様640×480ドットを
達成することも容易である。この場合、1つの画素の面
積は22μm×18μmとなる。図4(A)は、図4(
B)に示される半導体チップをセラミクス・パッケージ
410に封入した様子を示す。図中の411は液晶表示
装置の表示面の露出した画面で、412は接続用ピンで
ある。
【0017】以上のような利点から、単結晶半導体基板
を利用することは望ましいことである。図3には、単結
晶半導体上に形成した、本発明を実施するための液晶装
置の断面を示す。図3(A)において、単結晶珪素等の
半導体基板301上に、従来の集積回路作製技術を用い
て、素子分離のためのフィールド絶縁物302とゲイト
電極303、ソースあるいはドレインとなる不純物領域
304が形成される。さらに層間絶縁物上に、導電性配
線305と306が形成され、不純物領域に接続される
。配線306は液晶用の電極として機能する。これらを
形成するための技術は通常の集積回路作製技術で用いら
れる技術である。さらに、透明な導電性被膜308によ
って電極の形成された透明な基板309が特定の間隔で
、前記半導体基板に対向させられ、その間に液晶の層3
07が形成される。
【0018】液晶材料としては、分散型液晶(ポリマー
液晶とも言われる)やツイステッド・ネマティック(T
N)液晶、スーパー・ツイステッド・ネマティック(S
TN)液晶、強誘電性液晶等が適している。特に、分散
型液晶は、配向処理や偏光板が不要であり、また、分散
型液晶は、電圧が印加されていないときには、入射光を
乱反射し、電圧が印加された状態ではいかなる角度の入
射光に対しても、透光性を有している。すなわち視野角
が大きい。このため、また、分散型液晶の透光性は印加
する電圧によってなだらかに変化するため、微妙な階調
表示を得るのに適している。液晶材料として分散型液晶
を用いた場合には、液晶を挟む基板の間隔は1〜10μ
m程度とすればよい。
【0019】もちろん、従来よく用いられていたツイス
テッド・ネマティック(TN)液晶やスーパー・ツイス
ティッド・ネマティック(STN)液晶、あるいは強誘
電性液晶も用いることは可能である。しかしながら、T
N液晶もしくはSTN液晶を用いるのであれば、基板の
間隔を約10μm程度とし、電極306と308に配向
膜をラビング処理して形成する必要がある。
【0020】また、強誘電性液晶を用いる場合には、基
板の間隔を1.5〜3.5μm、例えば2.3μmとし
、一方の電極のみに配向膜を設けて、ラビング処理を施
せばよい。さらに、TN液晶、STN液晶、強誘電性液
晶のいずれにも偏光板が必要である。したがって、液晶
材料としてこれらの材料を用いる場合には、図3で示さ
れている構造に加えて、配向膜と偏光板が必要となる。
【0021】図3(B)には、単結晶半導体上に形成し
た、本発明を実施するための液晶装置の別の例を示す。 この構造は図3(A)とよく似ているが、別に導電性被
膜360によって、その被膜と基板間に電荷を蓄えるキ
ャパシターが形成されている点が異なっている。このよ
うな構造は、半導体集積回路のダイナミック・ランダム
・アクセス・メモリー(DRAM)によく使用されるも
のである。すなわち、このキャパシタは液晶にたいする
電極356と並列に挿入されている。
【0022】このようなキャパシタを設けることによっ
て、装置の特性を検査することが可能である。すなわち
、電極356を取りつけない状態(したがって、液晶も
対向電極もない状態)においても、該装置はDRAMと
して機能する。この状態で、導電性被膜360を接地し
、導電性配線355を電源につないだ状態で、いずれか
のゲイト電極に信号を印加する。もし、この電界効果型
トランジスタが正常であれば、前記導電性被膜360と
半導体基板351の間に電荷が蓄積される。次に、導電
性配線355を電源からはずし、ゲイト電極に信号を印
加すると、蓄積された電荷が放電される。このときに放
出される電荷の量、あるいは発生する電気パルスの幅等
を調べることによって、電界効果トランジスタの特性を
チェックすることができる。あまりに不良が多い場合に
は、電極356や液晶層を形成する前に回収し、欠陥部
分の修復をすることができる。もちろん、このようなキ
ャパシタは、液晶装置が完成した場合においても、キャ
パシタとして残り、機能するのであるから、液晶装置が
動作する上で障害とならないようにしなければならない
。例えば、キャパシタの容量が大きすぎると、実際の液
晶装置を駆動する際の速度の低下と消費電流の増大をも
たらす。また、キャパシタの絶縁膜の絶縁特性が良くな
いと、液晶の電極、すなわち、電極356と358の間
の電荷がリークすることとなる。キャパシタを形成する
にあたっては、その特性に十分な注意を払う必要がある
。
【0023】さらに、図3(B)では、電極356上に
、例えば窒化珪素や酸化珪素、リンガラスやボロンガラ
ス、リンボロンガラスで形成された保護膜361が設け
られた場合を示している。これらの被膜は絶縁性であり
、なおかつ、異元素の侵入から内部の素子を保護する必
要がある。一般に液晶材料は、電圧の印加によって、一
部電気分解を起こすことが知られている。これを避ける
ために、液晶に印加する電圧の極性をひんぱんに反転さ
せ、一定の極性の電圧が長時間かからないような動作を
おこなうが、電極にこのような絶縁性の被膜が形成され
ている場合には、液晶材料の電気分解の程度は著しく抑
えられる。
【0024】このような、表示装置は主として反射型の
フラット・パネル・ディスプレーとして使用されるので
あるが、図2に示すように、このような表示装置の小さ
なものを用いて、いわゆる投影型(プロジェクション型
)テレビを作製することも可能である。図2に示される
ように、投影の目的のための光源201、反射型の液晶
表示装置202、その裏面を冷却するための冷却用液体
205を流すための冷却装置203と映像を投影するた
めのスクリーン204が設けられている。光源201か
ら液晶装置202に照射された光は、液晶装置の画像の
通りに正常に反射されたり、乱反射されたり、あるいは
吸収されたりして、結果としてスクリーン204上に液
晶装置202の画像が得られる。カラー映像を得んとす
る場合には光源と液晶装置を3組用意して、光源を光の
三原色とすればよい。
【0025】一方、このようなプロジェクション型テレ
ビでは発生する熱を除去することが重要である。液晶装
置の裏面には冷却装置が設けられ、光源からの光の照射
によって発生した熱を取り去るよう機能する。空冷式の
冷却装置をこの冷却装置に併用してもよい。例えば、液
晶装置の裏面では液冷式の冷却装置によって冷却をおこ
ない、液晶装置の表面では強制空冷方式の冷却をおこな
うことによって、より効果的に冷却をおこなうことが可
能である。
【0026】また、通常のフラット・パネル・ディスプ
レーとして使用する場合においても、半導体基板上にエ
レクトロ・ルミネッセンス発光素子や発光ダイオード、
レーザーダイオード等の発光素子を組み込んで、その発
光をバックライトとして用いれば、より見やすい画面が
得られる。以下に実施例を示し、さらに詳細に本発明を
説明する。
【0027】
【実施例】
〔実施例1〕本実施例のプロセスは図5に示される。ま
ず、P型の4インチ単結晶シリコン基板上に、公知のL
OCOS形成技術によって図5(A)に示されるように
501a〜d以外の部分を除き、厚さ約800nmの酸
化珪素被膜502を形成した。このとき、ホウソを選択
的にイオン注入法によって基板に導入し、チャネルッス
トッパーを形成してもよい。このとき領域501a〜d
は露出されている。
【0028】ついで、乾式熱酸化法によって、領域50
1a〜dの表面に厚さ30nmの酸化珪素膜を形成した
。そして、公知の減圧CVD法によって厚さ300nm
の多結晶珪素膜と、やはり公知のプラズマCVD法によ
って、厚さ500nmのタングステン膜が形成された。 多結晶珪素膜は導電性を良くするために、1021/c
m−3程度の濃度のリンが添加されている。タングステ
ン膜のかわりに、タングステンシリサイド膜やモリブテ
ン膜、あるいはモリブテンシリサイド膜を用いてもよい
。
【0029】また、本実施例では、酸化珪素膜と多結晶
珪素膜、タングステン膜は、被膜形成時に基板を外気に
さらすことなく、連続的に形成された。すなわち、乾式
酸化槽と減圧CVD装置とプラズマCVD装置を用意し
、これらの間に予備室を設けた。そして、それぞれの装
置において反応が終了すると、装置と隣接する予備室を
適切な真空度まで排気し、基板を予備室に移送する。 そして、次の反応装置を真空排気し、予備室から次の反
応装置へ基板を移送し、反応をおこなった。
【0030】このように、真空を解除することなく酸化
珪素膜、多結晶珪素膜、タングステン膜の成膜を連続的
におこなうことによって、膜の界面における密着性を良
好にすることができた。
【0031】次に、公知のフォトリソグラフィー法によ
って、図5(B)に示すように、タングステン膜および
多結晶膜をエッチングし、多結晶珪素/タングステン積
層膜の配線503a、503bおよびゲイト電極504
a〜dを形成した。配線503の代表的な幅は10μm
であった。また、ゲイト電極504の代表的な幅は5μ
mであった。
【0032】さらに、イオン注入法によって、いわゆる
セルフアライン的に、砒素イオンを1016/cm−2
だけ打ち込み、公知の熱アニールによって、ソース領域
505a〜d、およびドレイン領域506a〜dを形成
した。
【0033】その後、層間絶縁膜507として、リンガ
ラス(PSG)あるいはボロンガラス(BSG)、もし
くはリンボロンガラス(BPSG)を約500nm成膜
し、さらにソースに電極形成用の穴508a〜dを形成
し、厚さ約500nmのアルミニウム膜によって、金属
配線509aおよび509bを形成した。金属配線の代
表的な幅は10μmであった。ここでは、周辺回路の作
製方法については詳細には述べないが、マトリクス部分
の作製とほぼ同時に作製される。
【0034】ついで、その上に表面平坦化用有機樹脂5
10、例えばポリイミド樹脂を塗布形成した。これは十
分に平坦であることが要求されるので慎重に作業をおこ
なう必要がある。さらに各トランジスタの電極形成用穴
511a〜dを形成し、その上から厚さ約500nmの
アルミニウムの被膜をスパッタ法によって、さらにその
上に厚さ約2μmの銀の被膜を真空蒸着法によって形成
し、パターニングして、画素電極512a〜dを形成し
た。1つの画素電極の大きさは50μm×40μmであ
った。このようにして、単結晶珪素基板上に液晶用アク
ティブマトリクスを形成した。こうしてアクティブマト
リクス素子の作製は完了した。工程終了後、基板から1
つの液晶表示装置用のチップを切り出した。チップの大
きさは3cm×4cmであった。また、マトリクスの規
模は640×480であった。
【0035】透明な対向電極は青板ガラス上にスパッタ
法を用いて形成された酸化珪素膜(200nm)とIT
O(インジューム・スズ酸化膜)膜(200nm)を形
成したものを用いた。そして、透明基板と単結晶珪素基
板とを幅10μmの間隔で向かい合わせ、その間に分散
型液晶を注入した。このようにして液晶表示装置が作製
された。
【0036】〔実施例2〕単結晶半導体基板上に図3(
B)で示されるような断面を有する液晶表示装置を形成
した。以下にその液晶マトリクス領域の作製方法につい
て図6を使用して説明する。実施例1の場合と同様に、
P型の単結晶シリコン基板上に、LOCOS形成技術、
その他のフィールド絶縁物形成方法によって、図6(A
)中の601で示されるような形状の厚さ200〜60
0nm、例えば300nmの第1の酸化珪素膜で覆われ
た領域と単結晶シリコン表面の露出した領域602を形
成する。そして、領域602に浅く不純物を注入し、N
型の導電型を示すようにする。
【0037】ついで、公知の熱酸化技術を用いて厚さ1
00nmの第2の酸化珪素被膜を形成し、単結晶シリコ
ンの表面の露出した部分602を覆う。その後、公知の
LPCVD法、プラズマCVD法等の被膜形成方法によ
って厚さ300nmの第1の珪素膜を多結晶珪素膜を用
いて形成する。多結晶珪素膜のかわりにアモルファスシ
リコン膜であっても構わない。
【0038】そして、再び、熱酸化技術によって、ある
いはプラズマCVD法やLPCVD法によって厚さ10
0〜500nm、例えば200nmの第3の酸化珪素の
被膜を形成し、第1の珪素膜を覆う。そして、公知のフ
ォトリソグラフィー技術を用いて、上記第2および第3
の酸化珪素膜と第1の珪素膜のエッチングをおこない、
選択的に領域602の一部が露出するようにする。この
とき、図6(B)中のZa に示すように、後に液晶表
示装置の電極を接続する部分は他の部分より大きくする
。 さらに、N型の導電型である表面の露出した部分に不純
物を注入して、P型の導電型を示すようにする。
【0039】さらに、熱酸化技術を用いて、このシリコ
ン基板表面の露出した領域に厚さ10〜100nm、例
えば20nmの第4の酸化珪素膜を形成する。そして、
さらに、その上に、第2のシリコン膜を多結晶珪素被膜
あるいは多結晶珪素膜と金属シリサイド膜の多層膜等に
よって、形成し、これをエッチングして、図6(B)を
得る。ここで、603は第1のシリコン膜によって覆わ
れた領域を表し、604と605は第1のシリコン膜が
除去された領域であり、606は第2のシリコン膜を表
している。
【0040】その後、公知のイオン注入法によって、N
型の不純物拡散をおこない、電界効果型トランジスタの
不純物領域を形成する。この工程によって領域604は
電界効果型トランジスタのドレイン領域として機能し、
領域604は、電界効果型トランジスタの共通のソース
領域として機能する。また、第1のシリコン膜によって
形成された線上の領域606は各電界効果型トランジス
タのゲイト電極として機能する。さらに、図中の領域6
03は各電界効果型トランジスタに直列して設けられた
キャパシタの対向電極として機能し、通常は、共通の接
地線に接続される。
【0041】さらに、層間絶縁膜を厚さ200〜100
0nm、例えば500nm形成し、各電界効果型トラン
ジスタのソース領域に電極形成用の穴607を開け、金
属配線608を形成する。そして、さらにその上を絶縁
膜によって覆う。
【0042】このようにして形成された素子の断面は図
3(B)に示されるものと同様のものであり、また、D
RAMと同様のものである。したがって、先に示したよ
うに、この状態の素子でDRAMの動作をおこなわせて
、各電界効果型トランジスタが正常に動作するかどうか
試験できる。
【0043】その後、実施例1あるいは2で示したよう
な手法によって、表面平坦化膜を形成し、液晶用電極形
成のための穴609を形成し、反射型の電極を形成した
。このようにして、液晶表示装置が完成した。ここで、
注目すべきは、図6で示された素子においては、Za 
のトランジスタのみが液晶駆動のためのアクティブ素子
として機能し、その他のトランジスタは、DRAMのメ
モリー素子として機能するというものである。しかしな
がら、逆に、Xd とYa はDRAMのマトリクスと
しては使用できない。
【0044】このように、液晶マトリクスの領域に、同
時にDRAM等のメモリ素子を形成することは、先に述
べたように装置の小型化を図るうえで極めて有効なこと
である。詳細は述べないが、液晶周辺回路はCMOS論
理回路構成とした。
【0045】このように作製した装置を用いて、図2に
示されるプロジェクション型テレビを作製し、動作を確
認した。
【0046】〔実施例3〕実施例1および2で示した技
術と公知の半導体作製技術とを用いて、読出専用カード
型電子手帳を試作した。すなわち、4cm×6cmの単
結晶半導体チップ上に、図4(B)で示されるような液
晶マトリクス(320×200ドット)とその内部に高
抵抗ポリシリコン型SRAM(容量256kbit)と
を、またマトリクス回路の周囲にその駆動回路とを形成
し、これとバックアップ用の超小型乾電池を同じプラス
チックケースの中に組み込んだ。
【0047】メモリーには、従来の電子手帳と同様に、
スケージュールや住所録の加えて、例えば、地図や顔写
真等、従来の電子手帳の表示装置では表示することが不
可能だった情報も、記憶させ表示することができた。画
面の大きさは約3cm×5cmであった。また、電子手
帳の厚さは約2mmであった。メモリーの記憶には外部
の装置を利用した。
【0048】
【発明の効果】以上の述べてきたように、単結晶半導体
基板上に液晶アクティブマトリクスを構成することによ
って様々な利点があることが証明された。本発明の技術
思想を説明するために、主として液晶を用いた場合につ
いて説明したが、本発明の思想を適用するには、なにも
液晶に限らず、電界、電圧等の電気的な影響を受けて光
学的な特性がかわる材料であったらなんでもよいことは
明らかであろう。また、光学的な特性の変化も、透過率
の変化という直接的なものではなく、例えば、圧電効果
材料のように、電気的に体積という物理的パラメータが
変化し、これを光の反射や屈折といった光学的な作用に
間接的に変換してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を概念的に示したもの。
【図2】本発明を用いて作製したプロジェクション型テ
レビの例。
【図3】本発明の液晶マトリクスの断面構造の例。
【図4】本発明の液晶表示装置の例。
【図5】本発明の液晶マトリクスの作製方法の例。
【図6】本発明の液晶マトリクスの作製方法の例。
【符号の説明】
101・・・単結晶半導体基板 102・・・液晶マトリクス領域 103・・・気象マトリクスの周辺回路104・・・そ
の他の回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁ゲイト型電界効果トランジスタを有し
    、少なくとも1つの平板状電極の設けられたアクティブ
    素子によって構成されたマトリクス構造の回路を有する
    単結晶半導体基板と、透明電極の設けられた透明基板と
    、前記半導体基板と透明基板との間に設けられた液晶層
    とを有することを特徴とする、液晶電気光学装置。
  2. 【請求項2】絶縁ゲイト型電界効果トランジスタを有す
    るマトリクス構造の回路と、該回路を駆動する目的でそ
    の周辺に設けられた相補型絶縁ゲイト型電界効果装置(
    CMOS)を有する回路とが設けられた単結晶半導体基
    板と、透明電極の設けられた透明基板と、前記半導体基
    板と透明基板との間に設けられた液晶層とを有すること
    を特徴とする、液晶電気光学装置。
  3. 【請求項3】絶縁ゲイト型電界効果トランジスタを有す
    るマトリクス構造の回路と、該回路を駆動する目的でそ
    の周辺に設けられたバイポーラトランジスタを有する回
    路とが設けられた単結晶半導体基板と、透明電極の設け
    られた透明基板と、前記半導体基板と透明基板との間に
    設けられた液晶層とを有することを特徴とする、液晶電
    気光学装置。
  4. 【請求項4】絶縁ゲイト型電界効果トランジスタとその
    入出力端の一方に直列に挿入されたキャパシタと該キャ
    パシタと並列に接続された平坦な電極とを有するマトリ
    クス構造の回路を有する回路とが設けられた単結晶半導
    体基板と、透明電極の設けられた透明基板と、前記半導
    体基板と透明基板との間に設けられた液晶層とを有する
    ことを特徴とする、液晶電気光学装置。
  5. 【請求項5】絶縁ゲイト型電界効果トランジスタとその
    入出力端の一方に直列に挿入されたキャパシタとを有す
    る入力端子の2つあるスイッチング素子からなるマトリ
    クス構造の回路を有する回路とが第1の基板上に設けら
    れた装置を作製する工程と、前記単結晶基板上のマトリ
    クス回路において、前記絶縁ゲイト型電界効果トランジ
    スタを有する1つのスイッチング素子の2つの入力端子
    に接続された互いに直行し、マトリクスを構成する2本
    の配線に信号を送って、該スイッチング素子の特性をテ
    ストする工程と、その後、前記キャパシタと並列に接続
    する平坦な電極を第1の基板上に形成する工程と、該電
    極に対向して、透明電極の設けられた透明基板を配置す
    る工程と設ける工程と、前記第1の基板と透明基板の間
    に液晶材料を注入する工程とを有することを特徴とする
    液晶電気光学装置の作製方法。
  6. 【請求項6】絶縁ゲイト型電界効果トランジスタを有す
    るマトリクス構造の回路と発光素子の設けられた単結晶
    半導体基板と、透明電極の設けられた透明基板と、前記
    半導体基板と透明基板との間に設けられた液晶層とを有
    することを特徴とする、液晶電気光学装置。
  7. 【請求項7】絶縁ゲイト型電界効果トランジスタを有す
    るマトリクス構造の回路と、その回路の中に設けられた
    メモリ回路とが設けられた単結晶半導体基板と、透明電
    極の設けられた透明基板と、前記半導体基板と透明基板
    との間に設けられた液晶層とを有することを特徴とする
    、液晶電気光学装置。
  8. 【請求項8】請求項7において、メモリ回路はスタティ
    ック・ランダム・アクセス・メモリーであることを特徴
    とする液晶電気光学装置。
  9. 【請求項9】請求項7において、メモリ回路はダイナミ
    ック・ランダム・アクセス・メモリーであることを特徴
    とする液晶電気光学装置。
  10. 【請求項10】請求項7において、メモリ回路はイレー
    サブル・プログラマブル・リード・オンリー・メモリー
    (EPROM)であることを特徴とする液晶電気光学装
    置。
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