JPH04353070A - 車両用引戸の戸閉装置 - Google Patents
車両用引戸の戸閉装置Info
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- JPH04353070A JPH04353070A JP3127996A JP12799691A JPH04353070A JP H04353070 A JPH04353070 A JP H04353070A JP 3127996 A JP3127996 A JP 3127996A JP 12799691 A JP12799691 A JP 12799691A JP H04353070 A JPH04353070 A JP H04353070A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電車,列車等車両の客
出入口部に設けられる引戸を、自動的に開閉するリニア
モータを備えた車両用引戸の戸閉装置に係わり、特に戸
閉状態においては永久磁石によって引戸を戸閉位置に保
持し、しかも必要な場合には、引戸の手動開戸が可能と
なるように改良した戸閉装置に関する。
出入口部に設けられる引戸を、自動的に開閉するリニア
モータを備えた車両用引戸の戸閉装置に係わり、特に戸
閉状態においては永久磁石によって引戸を戸閉位置に保
持し、しかも必要な場合には、引戸の手動開戸が可能と
なるように改良した戸閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用引戸をリニアモータによって開閉
し、かつ戸閉状態において永久磁石によって引戸を戸閉
位置に保持する車両用引戸の戸閉装置については、既に
、特願平2─51958号によって同じ出願人から提案
されている。図4はこのような従来技術による車両用引
戸の戸閉装置の引戸戸閉状態における構成図であり、(
a)は正面図、(b)は(a)におけるQ矢視図である
。図4において、1A,1Bは車両の客出入口部に設置
された左右一対の両開き扉である。4A,4Bは両開き
扉1A,1Bのそれぞれを開閉するリニアモータで、車
両側壁材5に固定配設される固定子4aと扉に固着され
る可動子4bとより構成され、両リニアモータ4A,4
Bに通電され、それぞれの可動子4bが互いに反対方向
に移動することで、前記両開き扉1A,1Bの開閉が行
われる。14A,14Bは、両開き扉1A,1Bそれぞ
れの戸閉状態保持手段であり、一方の扉1A用の戸閉状
態保持手段14Aは、永久磁石15Aと電磁石16Aと
を備え、永久磁石15Aはホルダ15aを介して一方の
扉1Aに固着される。電磁石16Aは鉄心17と電磁コ
イル18とからなり、ホルダ16aを介して車両側壁材
5に固着される。他方の扉1B用の戸閉状態保持手段1
4Bは、永久磁石15Bと電磁石16Bとを備え、永久
磁石15Bはホルダ15aを介して他方の扉1Bに固着
される。電磁石16Bは鉄心17と電磁コイル18とか
らなり、ホルダ16aを介して車両側壁材5に固着され
る。
し、かつ戸閉状態において永久磁石によって引戸を戸閉
位置に保持する車両用引戸の戸閉装置については、既に
、特願平2─51958号によって同じ出願人から提案
されている。図4はこのような従来技術による車両用引
戸の戸閉装置の引戸戸閉状態における構成図であり、(
a)は正面図、(b)は(a)におけるQ矢視図である
。図4において、1A,1Bは車両の客出入口部に設置
された左右一対の両開き扉である。4A,4Bは両開き
扉1A,1Bのそれぞれを開閉するリニアモータで、車
両側壁材5に固定配設される固定子4aと扉に固着され
る可動子4bとより構成され、両リニアモータ4A,4
Bに通電され、それぞれの可動子4bが互いに反対方向
に移動することで、前記両開き扉1A,1Bの開閉が行
われる。14A,14Bは、両開き扉1A,1Bそれぞ
れの戸閉状態保持手段であり、一方の扉1A用の戸閉状
態保持手段14Aは、永久磁石15Aと電磁石16Aと
を備え、永久磁石15Aはホルダ15aを介して一方の
扉1Aに固着される。電磁石16Aは鉄心17と電磁コ
イル18とからなり、ホルダ16aを介して車両側壁材
5に固着される。他方の扉1B用の戸閉状態保持手段1
4Bは、永久磁石15Bと電磁石16Bとを備え、永久
磁石15Bはホルダ15aを介して他方の扉1Bに固着
される。電磁石16Bは鉄心17と電磁コイル18とか
らなり、ホルダ16aを介して車両側壁材5に固着され
る。
【0003】上記の構成において、永久磁石15と電磁
石16とは、両開き扉1A,1Bが閉まるのに伴って互
いに接近し、扉の戸閉状態では互いに当接されるととも
に、永久磁石15による磁気吸引力によって、永久磁石
15と鉄心17が吸着し、これによって、両開き扉1A
,1Bは戸閉状態に保持される。また、両開き扉1A,
1Bを開戸する際には、まず、電磁コイル18に通電し
、鉄心17に永久磁石15による磁束と同極性の磁束を
生成する。これによって、電磁石16に永久磁石15を
遠去ける方向に作用する反発力が生じる。これに続いて
リニアモータ4を、可動子4bが互いに開戸方向に移動
するよう通電することによって、両開き扉1A,1Bは
開戸される。
石16とは、両開き扉1A,1Bが閉まるのに伴って互
いに接近し、扉の戸閉状態では互いに当接されるととも
に、永久磁石15による磁気吸引力によって、永久磁石
15と鉄心17が吸着し、これによって、両開き扉1A
,1Bは戸閉状態に保持される。また、両開き扉1A,
1Bを開戸する際には、まず、電磁コイル18に通電し
、鉄心17に永久磁石15による磁束と同極性の磁束を
生成する。これによって、電磁石16に永久磁石15を
遠去ける方向に作用する反発力が生じる。これに続いて
リニアモータ4を、可動子4bが互いに開戸方向に移動
するよう通電することによって、両開き扉1A,1Bは
開戸される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術による
車両用引戸の戸閉装置においては、引戸を戸閉状態に維
持するのは、永久磁石による磁気吸引力であり何らの外
部供給エネルギを必要としない利点が有るが、開戸する
には永久磁石を遠去ける方向に作用する反発力を得るた
め、電磁コイルへの通電が必要である。ところが、車両
に停電が発生した場合には、電磁コイルへの通電が不可
能となるので、手動で扉を開くことが出来なくなるとい
う問題があった。また、開戸の都度行うなう電磁コイル
への通電には大きな電流が必要であるので、車両の補助
電源として、大電流容量の補助電源の設置を必要とする
という問題もあった。本発明の目的は、戸閉状態におい
ては何らの外部供給エネルギを必要とすることなくして
、安定でかつ十分大きい戸閉保持力を有するとともに、
開戸に際しては、何らの補助電源も必要としない車両用
引戸の戸閉装置を提供することにある。
車両用引戸の戸閉装置においては、引戸を戸閉状態に維
持するのは、永久磁石による磁気吸引力であり何らの外
部供給エネルギを必要としない利点が有るが、開戸する
には永久磁石を遠去ける方向に作用する反発力を得るた
め、電磁コイルへの通電が必要である。ところが、車両
に停電が発生した場合には、電磁コイルへの通電が不可
能となるので、手動で扉を開くことが出来なくなるとい
う問題があった。また、開戸の都度行うなう電磁コイル
への通電には大きな電流が必要であるので、車両の補助
電源として、大電流容量の補助電源の設置を必要とする
という問題もあった。本発明の目的は、戸閉状態におい
ては何らの外部供給エネルギを必要とすることなくして
、安定でかつ十分大きい戸閉保持力を有するとともに、
開戸に際しては、何らの補助電源も必要としない車両用
引戸の戸閉装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記目的は
【0006】1)車両の出入口の上部に車両の側壁面に
沿って水平に渡された支持レール体に戸車によってその
上部を懸垂支持されしかも前記車両の出入口を開閉自在
に閉塞するよう配設された引戸をリニアモータによって
開閉駆動する車両用引戸の戸閉装置において、リニアモ
ータの可動子に固着された第1の係合体と前記引戸に装
着された第2の係合体とを前記引戸の運動方向に間隙を
設けて係合する係合手段と、前記可動子を戸閉の終端位
置に保持する可動子保持手段と、前記引戸を永久磁石に
よる磁気力によって戸閉位置に保持する戸閉状態保持手
段と、この戸閉状態保持手段の保持力を手動開戸時に手
動操作で解除する手動開戸手段とを備えたこと、また
沿って水平に渡された支持レール体に戸車によってその
上部を懸垂支持されしかも前記車両の出入口を開閉自在
に閉塞するよう配設された引戸をリニアモータによって
開閉駆動する車両用引戸の戸閉装置において、リニアモ
ータの可動子に固着された第1の係合体と前記引戸に装
着された第2の係合体とを前記引戸の運動方向に間隙を
設けて係合する係合手段と、前記可動子を戸閉の終端位
置に保持する可動子保持手段と、前記引戸を永久磁石に
よる磁気力によって戸閉位置に保持する戸閉状態保持手
段と、この戸閉状態保持手段の保持力を手動開戸時に手
動操作で解除する手動開戸手段とを備えたこと、また
【
0007】2)前記1項記載の手段において、戸閉状態
保持手段が、円柱状をなしその磁極がN極とS極よりな
りしかもそれぞれの磁極が相対して径方向に形成される
よう着磁された永久磁石と、この永久磁石の外径に対向
した円弧部を内側に有し、一方の側面がともに共通の平
面を有し、各々の相互間には非磁性部を有し、しかも前
記円柱状永久磁石がその内周に回動自在に装着される一
対の固定磁極片と、前記固定磁極片の共通の平面に一方
の面が着脱自在に吸着されるとともに他方の面が前記引
戸に固定される可動磁極片と、前記円柱状永久磁石に同
軸に装着された歯車と、この歯車と噛み合わされ前記円
柱状永久磁石をリニアモータの可動子の移動位置に応じ
て回動させるラックとを備え、前記引戸が戸閉状態のと
きにこの引戸を前記円柱状永久磁石からの磁束による磁
気力によって戸閉状態に保持し、前記引戸を開戸すると
きには円柱状永久磁石の前記磁極の位置を回動させて円
柱状永久磁石からの前記固定磁極片を通流する磁束を消
失させ永久磁石からの磁気力を消滅させるように構成し
たこと、また
0007】2)前記1項記載の手段において、戸閉状態
保持手段が、円柱状をなしその磁極がN極とS極よりな
りしかもそれぞれの磁極が相対して径方向に形成される
よう着磁された永久磁石と、この永久磁石の外径に対向
した円弧部を内側に有し、一方の側面がともに共通の平
面を有し、各々の相互間には非磁性部を有し、しかも前
記円柱状永久磁石がその内周に回動自在に装着される一
対の固定磁極片と、前記固定磁極片の共通の平面に一方
の面が着脱自在に吸着されるとともに他方の面が前記引
戸に固定される可動磁極片と、前記円柱状永久磁石に同
軸に装着された歯車と、この歯車と噛み合わされ前記円
柱状永久磁石をリニアモータの可動子の移動位置に応じ
て回動させるラックとを備え、前記引戸が戸閉状態のと
きにこの引戸を前記円柱状永久磁石からの磁束による磁
気力によって戸閉状態に保持し、前記引戸を開戸すると
きには円柱状永久磁石の前記磁極の位置を回動させて円
柱状永久磁石からの前記固定磁極片を通流する磁束を消
失させ永久磁石からの磁気力を消滅させるように構成し
たこと、また
【0008】3)前記1項または2項記載の手段におい
て、手動開戸手段は、車両の引戸が配設された付近の側
壁材によって支持され、しかも、復帰用ばねで常時は戸
閉状態に対応する位置に保持される手動レバーを有し、
手動開戸を行う場合にはこの手動レバーを前記復帰用ば
ねのばね力に抗して押し、戸閉状態保持手段のラックを
開戸方向に移動して円柱状永久磁石と同軸に装着された
歯車を回転させることで円柱状永久磁石を回動させ、引
戸を戸閉状態に保持する磁気力を消滅させるよう構成し
たこと、さらにまた4)前記1項ないし3項記載の手段
において、係合手段は、第1の係合体と第2の係合体と
の間に戸閉状態保持手段の保持力を解除するための永久
磁石の回動に必要となる間隙を有すること、により達成
される。
て、手動開戸手段は、車両の引戸が配設された付近の側
壁材によって支持され、しかも、復帰用ばねで常時は戸
閉状態に対応する位置に保持される手動レバーを有し、
手動開戸を行う場合にはこの手動レバーを前記復帰用ば
ねのばね力に抗して押し、戸閉状態保持手段のラックを
開戸方向に移動して円柱状永久磁石と同軸に装着された
歯車を回転させることで円柱状永久磁石を回動させ、引
戸を戸閉状態に保持する磁気力を消滅させるよう構成し
たこと、さらにまた4)前記1項ないし3項記載の手段
において、係合手段は、第1の係合体と第2の係合体と
の間に戸閉状態保持手段の保持力を解除するための永久
磁石の回動に必要となる間隙を有すること、により達成
される。
【0009】
【作用】本発明においては、前述の構成としてリニアモ
ータの可動子を、引戸に直接装着するのではなく、開閉
方向に間隙を持たせて引戸を開閉するようにした。また
、戸閉状態保持手段を、円柱状をなししかも相対してN
極とS極が形成されるよう径方向に着磁された永久磁石
を備え、この永久磁石の外径に対向した円弧部を内側に
有し、一方の外側面がともに共通の平面を有し、しかも
各々の相互間には非磁性部を有する一対の固定磁極片の
内周に、前記円柱状永久磁石を回動自在に装着し、前記
共通の平面には一方の面を引戸に固定された可動磁極片
を他方の面で着脱自在に吸着させるようにし、一方前記
円柱状永久磁石には同軸に歯車を装着し、この歯車を前
記開閉手段の操作端と結合されたラックと噛み合わせ、
前記円柱状永久磁石をリニアモータの可動子の移動位置
に応じて回動させるようにした。さらに、手動開戸手段
として、車両の引戸が配設された付近の側面で支持され
た手動レバーと、この手動レバーを常時は戸閉状態に対
応する位置に保持する復帰用ばねを備えるようにし、手
動開戸を行う場合には、このレバーを前記復帰用ばねの
ばね力に抗して押して、戸閉状態保持手段のラックを移
動し、前記歯車を回転させることで円柱状永久磁石を回
動させ、その戸閉状態に保持する磁気力を消滅させるよ
うにした。このため、戸閉状態時には円柱状永久磁石の
磁極は固定磁極片に対向した位置にあり、円柱状永久磁
石によって、円柱状永久磁石→一方の固定磁極片→可動
磁極片→他方の固定磁極片→円柱状永久磁石と循環する
磁束が生じ、この磁束による磁気力によって、何らの外
部供給エネルギを必要とすることなくして、引戸は大き
な保持力で戸閉状態に安定に保持される。また、開戸時
には、リニアモータの可動子の移動によってラックを移
動し、円柱状永久磁石が回動され、その磁極が固定磁極
片の中間にある非磁性部の形成された場所に対向する位
置に置かれるので、円柱状永久磁石からの可動磁極片を
巡る磁束は消失し、これによって戸閉状態保持手段の磁
気力は消滅され、補助電源からの電流を供給すること無
しに開戸を行える。しかも、手動開戸の必要な場合には
、レバーを復帰用ばねのばね力に抗して押し、戸閉状態
保持手段のラックをリニアモータの可動子といっしょに
開戸方向に移動させるのであるが、リニアモータの可動
子は開閉方向に間隙を持って引戸と係合されているので
、引戸を戸閉状態に保持したままで、まずはこの間隙の
範囲でラックの移動が行われる。ラックが移動するのに
ともない、ラックと噛み合わされた歯車が回転させられ
、歯車が回転すると歯車と同軸に装着された円柱状永久
磁石が回動し、前述したところと同様にして、戸閉状態
に保持する磁気力は消滅する。これによって、引戸は手
動により小さな力で容易に開戸できることとなる。
ータの可動子を、引戸に直接装着するのではなく、開閉
方向に間隙を持たせて引戸を開閉するようにした。また
、戸閉状態保持手段を、円柱状をなししかも相対してN
極とS極が形成されるよう径方向に着磁された永久磁石
を備え、この永久磁石の外径に対向した円弧部を内側に
有し、一方の外側面がともに共通の平面を有し、しかも
各々の相互間には非磁性部を有する一対の固定磁極片の
内周に、前記円柱状永久磁石を回動自在に装着し、前記
共通の平面には一方の面を引戸に固定された可動磁極片
を他方の面で着脱自在に吸着させるようにし、一方前記
円柱状永久磁石には同軸に歯車を装着し、この歯車を前
記開閉手段の操作端と結合されたラックと噛み合わせ、
前記円柱状永久磁石をリニアモータの可動子の移動位置
に応じて回動させるようにした。さらに、手動開戸手段
として、車両の引戸が配設された付近の側面で支持され
た手動レバーと、この手動レバーを常時は戸閉状態に対
応する位置に保持する復帰用ばねを備えるようにし、手
動開戸を行う場合には、このレバーを前記復帰用ばねの
ばね力に抗して押して、戸閉状態保持手段のラックを移
動し、前記歯車を回転させることで円柱状永久磁石を回
動させ、その戸閉状態に保持する磁気力を消滅させるよ
うにした。このため、戸閉状態時には円柱状永久磁石の
磁極は固定磁極片に対向した位置にあり、円柱状永久磁
石によって、円柱状永久磁石→一方の固定磁極片→可動
磁極片→他方の固定磁極片→円柱状永久磁石と循環する
磁束が生じ、この磁束による磁気力によって、何らの外
部供給エネルギを必要とすることなくして、引戸は大き
な保持力で戸閉状態に安定に保持される。また、開戸時
には、リニアモータの可動子の移動によってラックを移
動し、円柱状永久磁石が回動され、その磁極が固定磁極
片の中間にある非磁性部の形成された場所に対向する位
置に置かれるので、円柱状永久磁石からの可動磁極片を
巡る磁束は消失し、これによって戸閉状態保持手段の磁
気力は消滅され、補助電源からの電流を供給すること無
しに開戸を行える。しかも、手動開戸の必要な場合には
、レバーを復帰用ばねのばね力に抗して押し、戸閉状態
保持手段のラックをリニアモータの可動子といっしょに
開戸方向に移動させるのであるが、リニアモータの可動
子は開閉方向に間隙を持って引戸と係合されているので
、引戸を戸閉状態に保持したままで、まずはこの間隙の
範囲でラックの移動が行われる。ラックが移動するのに
ともない、ラックと噛み合わされた歯車が回転させられ
、歯車が回転すると歯車と同軸に装着された円柱状永久
磁石が回動し、前述したところと同様にして、戸閉状態
に保持する磁気力は消滅する。これによって、引戸は手
動により小さな力で容易に開戸できることとなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳
細に説明する。図1は本発明の一実施例の車両用引戸の
戸閉装置の後記する図2におけるP部の詳細な正面図、
図2は本発明の一実施例の車両用引戸の戸閉装置の、引
戸を含む正面図、図3は図1におけるA−A断面図で、
(a)は戸閉途上状態、(b)は戸閉状態、(c)は手
動開放開始状態を示す。図1ないし図3において、図4
の従来例と同一部分には同じ符号を付し、その説明を省
略する。図1ないし図3において、1は、車両の客出入
口の上部に車両の側壁面に沿って水平に渡された支持レ
ール体2に、複数の戸車3によってその上部を懸垂支持
され、しかも車両の出入口を自動的かつ開閉自在に閉塞
するように配設さえた引戸であり、左側用引戸1Aと右
側用引戸1Bからなる。リニアモータの可動子4bは、
引戸1の開閉方向に沿って移動可能なように図示しない
支持装置によって支持されている。6は、左側用引戸1
Aおよび右側用引戸1Bの各々の可動子用に設けられて
おり、固定部6a,可動部6bからなる可動子4bを戸
閉位置に保持する可動子保持手段であり、固定部6aは
、リニアモータ4の固定子4aあるいは車両の側壁材5
に、可動部6bはリニアモータ4の可動子4bの端部に
、それぞれ装着され、しかも可動子4bが戸閉位置に到
達したとき、固定部6aと可動部6bは結合され、可動
子4bを戸閉位置に保持し、開戸時には小さな力で可動
子4bの移動開始を可能とするものであり、図ではラッ
チと呼ばれる機構で例示したが、これに限定されるもの
ではなく、例えば永久磁石を使用したものであってもよ
い。7はリニアモータ4の可動子4bに固着され、リニ
アモータ4の駆動力によってそれぞれの左側用引戸1A
および右側用引戸1Bを開閉する第1の係合体としての
駆動板7aと、左側用引戸1Aおよび右側用引戸1Bの
各々に固着されるとともに、駆動板7aと開閉方向に間
隙xを持たせて前記引戸1A,1Bが開閉されるよう構
成した第2の係合体としての受動板7bとからなる、リ
ニアモータ4と引戸1とを係合する係合手段である。
細に説明する。図1は本発明の一実施例の車両用引戸の
戸閉装置の後記する図2におけるP部の詳細な正面図、
図2は本発明の一実施例の車両用引戸の戸閉装置の、引
戸を含む正面図、図3は図1におけるA−A断面図で、
(a)は戸閉途上状態、(b)は戸閉状態、(c)は手
動開放開始状態を示す。図1ないし図3において、図4
の従来例と同一部分には同じ符号を付し、その説明を省
略する。図1ないし図3において、1は、車両の客出入
口の上部に車両の側壁面に沿って水平に渡された支持レ
ール体2に、複数の戸車3によってその上部を懸垂支持
され、しかも車両の出入口を自動的かつ開閉自在に閉塞
するように配設さえた引戸であり、左側用引戸1Aと右
側用引戸1Bからなる。リニアモータの可動子4bは、
引戸1の開閉方向に沿って移動可能なように図示しない
支持装置によって支持されている。6は、左側用引戸1
Aおよび右側用引戸1Bの各々の可動子用に設けられて
おり、固定部6a,可動部6bからなる可動子4bを戸
閉位置に保持する可動子保持手段であり、固定部6aは
、リニアモータ4の固定子4aあるいは車両の側壁材5
に、可動部6bはリニアモータ4の可動子4bの端部に
、それぞれ装着され、しかも可動子4bが戸閉位置に到
達したとき、固定部6aと可動部6bは結合され、可動
子4bを戸閉位置に保持し、開戸時には小さな力で可動
子4bの移動開始を可能とするものであり、図ではラッ
チと呼ばれる機構で例示したが、これに限定されるもの
ではなく、例えば永久磁石を使用したものであってもよ
い。7はリニアモータ4の可動子4bに固着され、リニ
アモータ4の駆動力によってそれぞれの左側用引戸1A
および右側用引戸1Bを開閉する第1の係合体としての
駆動板7aと、左側用引戸1Aおよび右側用引戸1Bの
各々に固着されるとともに、駆動板7aと開閉方向に間
隙xを持たせて前記引戸1A,1Bが開閉されるよう構
成した第2の係合体としての受動板7bとからなる、リ
ニアモータ4と引戸1とを係合する係合手段である。
【0011】8Aおよび8Bは、左側用引戸1Aおよび
右側用引戸1Bの各々を戸閉位置に保持する戸閉状態保
持手段であり、代表して左側用引戸1A用の戸閉状態保
持手段8Aを主体に説明する。これは、相対してN極と
S極が形成されるよう径方向に着磁された円柱状の永久
磁石8aと、この永久磁石8aを取り囲むように配置さ
れしかも一対の磁極片8c,8dからなり、この一対の
磁極片8c,8dは前記永久磁石8aの外径に狭い空隙
を介して対向した円弧部を内側に有し、かつ、各々の相
互間には非磁性部8jを挟持し、そのうえ、それぞれの
一方の外側面8c’,8d’がともに共通の平面をなす
固定磁極8bと、前記共通の平面に一方の面が着脱自在
に吸着され、しかもそれぞれの左側用引戸1Aおよび右
側用引戸1Bに他方の面が固着される可動磁極8eと、
円柱状永久磁石8aと同軸に例えば接着等の方法で固着
され、しかも円柱状永久磁石8aを固定磁極8bに対し
て回動自在に装着する歯車8fと、この歯車8fと結合
され、歯車8fをしたがって円柱状永久磁石8aを可動
子4bの移動位置に応じて回動させるように噛み合わせ
たラック8g、およびこのラック8gを装着し、ラック
8gが左側用引戸1Aの開閉方向に少なくとも前記間隙
xだけ移動できるよう、図示しない支持装置で移動自在
に支持された逆U字状のフレーム8hとを備えている。 ここで、ラック8gに関してだけは、左側用引戸1A用
の戸閉状態保持手段8Aと、右側用引戸1B用の戸閉状
態保持手段8Bとは異なる。すなはち、左側用引戸1A
用の戸閉状態保持手段8Aのラック8gは、右側用引戸
1B用の戸閉状態保持手段8Bの歯車8fとも噛み合い
、左側用引戸1A用の戸閉状態保持手段8Aのラック8
gで、左側用引戸1A用の戸閉状態保持手段8Aおよび
右側用引戸1B用の戸閉状態保持手段8Bの円柱状永久
磁石8aを同時に回動させる。また、左側用引戸1A用
の戸閉状態保持手段8Aおよび右側用引戸1B用の戸閉
状態保持手段8Bは共通の支持金具8iで固定磁極片8
bの下面で支持され、車両の側壁材5に装着される。 さらに、歯車8fはラック8gが距離xだけ移動すると
90°回動するように構成されるものとする。なお、非
磁性部8jは、例えばテンレス鋼,黄銅等の非磁性金属
、各種の合成樹脂、あるいは空隙で形成するのが好適で
ある。さらにまた、9は永久磁石であり、金具9aで前
記フレーム8hに固着されるとともに、前記可動子4b
が戸閉位置に対し距離xだけ手前にまで移動してきたと
き、可動子4bに金具10aで固着された磁性体片10
を磁気力で吸着し結合する。11は、側壁材5側に設置
された固定部11aと、一方の引戸例えば左側用引戸1
Aに装着された移動部11bで対をなし、例えばリード
スイッチ,光スイッチ等を使用した戸閉検出スイッチで
あり、この戸閉検出スイッチ11は、引戸1の戸閉を検
出するとリニアモータ4の電源を遮断する信号を発信し
、引戸1が少しでも開いている場合にはリニアモータ4
に電源を投入する信号を発信する。
右側用引戸1Bの各々を戸閉位置に保持する戸閉状態保
持手段であり、代表して左側用引戸1A用の戸閉状態保
持手段8Aを主体に説明する。これは、相対してN極と
S極が形成されるよう径方向に着磁された円柱状の永久
磁石8aと、この永久磁石8aを取り囲むように配置さ
れしかも一対の磁極片8c,8dからなり、この一対の
磁極片8c,8dは前記永久磁石8aの外径に狭い空隙
を介して対向した円弧部を内側に有し、かつ、各々の相
互間には非磁性部8jを挟持し、そのうえ、それぞれの
一方の外側面8c’,8d’がともに共通の平面をなす
固定磁極8bと、前記共通の平面に一方の面が着脱自在
に吸着され、しかもそれぞれの左側用引戸1Aおよび右
側用引戸1Bに他方の面が固着される可動磁極8eと、
円柱状永久磁石8aと同軸に例えば接着等の方法で固着
され、しかも円柱状永久磁石8aを固定磁極8bに対し
て回動自在に装着する歯車8fと、この歯車8fと結合
され、歯車8fをしたがって円柱状永久磁石8aを可動
子4bの移動位置に応じて回動させるように噛み合わせ
たラック8g、およびこのラック8gを装着し、ラック
8gが左側用引戸1Aの開閉方向に少なくとも前記間隙
xだけ移動できるよう、図示しない支持装置で移動自在
に支持された逆U字状のフレーム8hとを備えている。 ここで、ラック8gに関してだけは、左側用引戸1A用
の戸閉状態保持手段8Aと、右側用引戸1B用の戸閉状
態保持手段8Bとは異なる。すなはち、左側用引戸1A
用の戸閉状態保持手段8Aのラック8gは、右側用引戸
1B用の戸閉状態保持手段8Bの歯車8fとも噛み合い
、左側用引戸1A用の戸閉状態保持手段8Aのラック8
gで、左側用引戸1A用の戸閉状態保持手段8Aおよび
右側用引戸1B用の戸閉状態保持手段8Bの円柱状永久
磁石8aを同時に回動させる。また、左側用引戸1A用
の戸閉状態保持手段8Aおよび右側用引戸1B用の戸閉
状態保持手段8Bは共通の支持金具8iで固定磁極片8
bの下面で支持され、車両の側壁材5に装着される。 さらに、歯車8fはラック8gが距離xだけ移動すると
90°回動するように構成されるものとする。なお、非
磁性部8jは、例えばテンレス鋼,黄銅等の非磁性金属
、各種の合成樹脂、あるいは空隙で形成するのが好適で
ある。さらにまた、9は永久磁石であり、金具9aで前
記フレーム8hに固着されるとともに、前記可動子4b
が戸閉位置に対し距離xだけ手前にまで移動してきたと
き、可動子4bに金具10aで固着された磁性体片10
を磁気力で吸着し結合する。11は、側壁材5側に設置
された固定部11aと、一方の引戸例えば左側用引戸1
Aに装着された移動部11bで対をなし、例えばリード
スイッチ,光スイッチ等を使用した戸閉検出スイッチで
あり、この戸閉検出スイッチ11は、引戸1の戸閉を検
出するとリニアモータ4の電源を遮断する信号を発信し
、引戸1が少しでも開いている場合にはリニアモータ4
に電源を投入する信号を発信する。
【0012】8kはフレーム8hの側面に突設された当
板である。12は、引戸1の開閉方向に移動可能なよう
に、車両の客出入口に近い側壁材5に突設された座板5
a,5bで支持された手動ハンドルであり、この手動ハ
ンドル12の先端部12aは前記当板8kに突き当てる
ことが可能なよう設置されるとともに、前記座板5a,
5bの中間位置に、座板12bが固着されており、しか
もこの座板12bと前記先端部12aに近い方の前記座
板5aとの間に手動ハンドル12の復帰用の圧縮ばね1
2c装着されていて、引戸1が戸閉位置にありしかも戸
閉状態保持手段8が引戸1を戸閉状態に保持している状
態において、手動ハンドル12を、その先端部が当板8
kに突き当てられたままで、前記復帰用圧縮ばね12c
のばね力に抗して、開戸方向に前記距離xだけ移動する
手動開戸操作が可能な構成となっている。13は手動ハ
ンドル12の前記手動開戸操作の実行を検出する例えば
マイクロスイッチの如き検出スイッチであり、その固定
側13aは車両の客出入口に近い側壁材5に装着されて
おり、その可動側は手動ハンドル12に装着されており
、手動ハンドル12の手動開戸操作が実行されると、リ
ニアモータ4への電源を遮断する信号を発信する。25
は左側用引戸1Aおよび右側用引戸1Bの所定以上の移
動を防止するストッパであり、車両の客出入口に近い側
壁材5に装着されている。
板である。12は、引戸1の開閉方向に移動可能なよう
に、車両の客出入口に近い側壁材5に突設された座板5
a,5bで支持された手動ハンドルであり、この手動ハ
ンドル12の先端部12aは前記当板8kに突き当てる
ことが可能なよう設置されるとともに、前記座板5a,
5bの中間位置に、座板12bが固着されており、しか
もこの座板12bと前記先端部12aに近い方の前記座
板5aとの間に手動ハンドル12の復帰用の圧縮ばね1
2c装着されていて、引戸1が戸閉位置にありしかも戸
閉状態保持手段8が引戸1を戸閉状態に保持している状
態において、手動ハンドル12を、その先端部が当板8
kに突き当てられたままで、前記復帰用圧縮ばね12c
のばね力に抗して、開戸方向に前記距離xだけ移動する
手動開戸操作が可能な構成となっている。13は手動ハ
ンドル12の前記手動開戸操作の実行を検出する例えば
マイクロスイッチの如き検出スイッチであり、その固定
側13aは車両の客出入口に近い側壁材5に装着されて
おり、その可動側は手動ハンドル12に装着されており
、手動ハンドル12の手動開戸操作が実行されると、リ
ニアモータ4への電源を遮断する信号を発信する。25
は左側用引戸1Aおよび右側用引戸1Bの所定以上の移
動を防止するストッパであり、車両の客出入口に近い側
壁材5に装着されている。
【0013】このような構成としたので、引戸1を戸閉
する場合には、左側用引戸1Aおよび右側用引戸1Bそ
れぞれを駆動するリニアモータ4に通電すると、それぞ
れの可動子4bが戸閉方向に移動し、可動子4bに装着
されている駆動板7aが、それぞれの左側用引戸1Aも
しくは右側用引戸1Bに固着されている受動板7bに押
し当たり各々の引戸1A,1Bを戸閉位置まで移動させ
る。例えば引戸1Aが戸閉位置に来ると、これを前記戸
閉検出スイッチ11によって検出し、リニアモータ4の
電源を遮断する。戸閉位置では可動子4bは可動子保持
手段6によって保持され、リニアモータ4が無通電時に
、車両の走行による振動等があっても、可動子4bは戸
閉位置を保持される。一方、戸閉状態保持手段8の動作
は、まず一方の引戸、例えば図1,図3では引戸1Aが
、戸閉位置の手前距離xの位置にまで到達すると、前記
可動子4bが永久磁石9に吸着、結合し、以降引戸1A
の戸閉位置に向けての移動につれて、永久磁石9も一体
となって移動する。永久磁石9が戸閉位置に向けて移動
すると、永久磁石9と一体となっているラック8gも戸
閉位置に向けて移動し、これにつれてラック8gと噛み
合っている歯車8fも回転し、引戸1Aが戸閉位置に到
達した時、歯車8fと同軸に装着された円柱状永久磁石
8aの磁極は固定磁極8bの固定磁極片8c,8dに対
向した位置に置かれる。これによって、円柱状永久磁石
8a→一方の固定磁極片8c→可動磁極8e→他方の固
定磁極片8d→円柱状永久磁石8aと循環する磁束が形
成され、この磁束による磁気力によって固定磁極8bと
可動磁極8eの間には大きな保持力が生じ、何らの外部
供給エネルギを必要とすることなくして、引戸1は戸閉
状態に保持される。
する場合には、左側用引戸1Aおよび右側用引戸1Bそ
れぞれを駆動するリニアモータ4に通電すると、それぞ
れの可動子4bが戸閉方向に移動し、可動子4bに装着
されている駆動板7aが、それぞれの左側用引戸1Aも
しくは右側用引戸1Bに固着されている受動板7bに押
し当たり各々の引戸1A,1Bを戸閉位置まで移動させ
る。例えば引戸1Aが戸閉位置に来ると、これを前記戸
閉検出スイッチ11によって検出し、リニアモータ4の
電源を遮断する。戸閉位置では可動子4bは可動子保持
手段6によって保持され、リニアモータ4が無通電時に
、車両の走行による振動等があっても、可動子4bは戸
閉位置を保持される。一方、戸閉状態保持手段8の動作
は、まず一方の引戸、例えば図1,図3では引戸1Aが
、戸閉位置の手前距離xの位置にまで到達すると、前記
可動子4bが永久磁石9に吸着、結合し、以降引戸1A
の戸閉位置に向けての移動につれて、永久磁石9も一体
となって移動する。永久磁石9が戸閉位置に向けて移動
すると、永久磁石9と一体となっているラック8gも戸
閉位置に向けて移動し、これにつれてラック8gと噛み
合っている歯車8fも回転し、引戸1Aが戸閉位置に到
達した時、歯車8fと同軸に装着された円柱状永久磁石
8aの磁極は固定磁極8bの固定磁極片8c,8dに対
向した位置に置かれる。これによって、円柱状永久磁石
8a→一方の固定磁極片8c→可動磁極8e→他方の固
定磁極片8d→円柱状永久磁石8aと循環する磁束が形
成され、この磁束による磁気力によって固定磁極8bと
可動磁極8eの間には大きな保持力が生じ、何らの外部
供給エネルギを必要とすることなくして、引戸1は戸閉
状態に保持される。
【0014】しかし、何らかの原因で、固定磁極8bと
可動磁極8eの間に働く保持力を越える異常な力が引戸
1に加わり、引戸1が僅かでも開いてしまった場合には
、危険であるので、これを前記戸閉検出スイッチ11で
検出し、リニアモータ4に電源を再投入してリニアモー
タ4を再始動させ、戸閉状態に復帰させる。
可動磁極8eの間に働く保持力を越える異常な力が引戸
1に加わり、引戸1が僅かでも開いてしまった場合には
、危険であるので、これを前記戸閉検出スイッチ11で
検出し、リニアモータ4に電源を再投入してリニアモー
タ4を再始動させ、戸閉状態に復帰させる。
【0015】引戸1を開戸する場合には、まず、左側用
引戸1Aおよび右側用引戸1Bそれぞれを駆動するリニ
アモータ4に、戸閉時とは逆方向にその可動子4bが移
動するよう通電する。通電によって、それぞれの可動子
4bが開戸方向に移動し、ラック8gも開戸方向に向け
て移動し、これにつれてラック8gと噛み合っている歯
車8fも回転する。可動子4bが距離xだけ移動した時
、歯車8fと同軸に装着された円柱状永久磁石8aの磁
極は、固定磁極8bの固定磁極片8c,8dの中間に位
置する非磁性部8jの形成された場所に対向する位置に
到達する。この時、円柱状永久磁石8aからの可動磁極
片8eを巡る磁束は消失し、これによって戸閉状態保持
手段の磁気力は消滅される。この状態で、可動子4bの
永久磁石9との結合は解除され、以降の円柱状永久磁石
8aの回転は停止されるとともに、駆動板7aと受動板
7bが係合され、引戸1が開戸を開始する。この時、既
に戸閉状態保持手段の磁気力は消滅しているので、リニ
アモータ4の負荷は引戸1だけで済むこととなる。
引戸1Aおよび右側用引戸1Bそれぞれを駆動するリニ
アモータ4に、戸閉時とは逆方向にその可動子4bが移
動するよう通電する。通電によって、それぞれの可動子
4bが開戸方向に移動し、ラック8gも開戸方向に向け
て移動し、これにつれてラック8gと噛み合っている歯
車8fも回転する。可動子4bが距離xだけ移動した時
、歯車8fと同軸に装着された円柱状永久磁石8aの磁
極は、固定磁極8bの固定磁極片8c,8dの中間に位
置する非磁性部8jの形成された場所に対向する位置に
到達する。この時、円柱状永久磁石8aからの可動磁極
片8eを巡る磁束は消失し、これによって戸閉状態保持
手段の磁気力は消滅される。この状態で、可動子4bの
永久磁石9との結合は解除され、以降の円柱状永久磁石
8aの回転は停止されるとともに、駆動板7aと受動板
7bが係合され、引戸1が開戸を開始する。この時、既
に戸閉状態保持手段の磁気力は消滅しているので、リニ
アモータ4の負荷は引戸1だけで済むこととなる。
【0016】引戸は、例えば停電等非常時の場合には手
動開戸が必要となることが起こりうる。こうした場合に
は、前記手動ハンドル12を用いて手動開戸操作を行う
。この時手動ハンドル12は、その先端部12aが当板
8kに突き当てられたままで、圧縮ばね12cのばね力
に抗して、開戸方向に前記距離xだけ移動する。当板8
iが開戸方向に前記距離xだけ移動すると、フレーム8
hも、したがってラック8gも開戸方向に距離xだけ移
動する。これにつれてラック8gと噛み合っている歯車
8fも90°回転し、歯車8fと同軸に装着された円柱
状永久磁石8aの磁極は、固定磁極8bの固定磁極片8
c,8dに対向した位置から、固定磁極8bの固定磁極
片8cおよび8dに挟持された非磁性部8jに対向した
位置に置かれることとなる。この位置では、円柱状永久
磁石8a→一方の固定磁極片8c→可動磁極8e→他方
の固定磁極片8d→円柱状永久磁石8aと循環する磁束
は消失するので、固定磁極8bと可動磁極8eの間には
磁気力が働かず、このため保持力は消滅し、以降、引戸
1を手動で容易に開放できることになる。なおこの操作
の場合には、手動開戸操作の実行を前記検出スイッチ1
3で検出し、リニアモータ4への電源を遮断するので、
前記戸閉検出スイッチ11が開戸を検出しリニアモータ
4の電源を投入する信号を発信しても、リニアモータ4
が再始動されることはない。
動開戸が必要となることが起こりうる。こうした場合に
は、前記手動ハンドル12を用いて手動開戸操作を行う
。この時手動ハンドル12は、その先端部12aが当板
8kに突き当てられたままで、圧縮ばね12cのばね力
に抗して、開戸方向に前記距離xだけ移動する。当板8
iが開戸方向に前記距離xだけ移動すると、フレーム8
hも、したがってラック8gも開戸方向に距離xだけ移
動する。これにつれてラック8gと噛み合っている歯車
8fも90°回転し、歯車8fと同軸に装着された円柱
状永久磁石8aの磁極は、固定磁極8bの固定磁極片8
c,8dに対向した位置から、固定磁極8bの固定磁極
片8cおよび8dに挟持された非磁性部8jに対向した
位置に置かれることとなる。この位置では、円柱状永久
磁石8a→一方の固定磁極片8c→可動磁極8e→他方
の固定磁極片8d→円柱状永久磁石8aと循環する磁束
は消失するので、固定磁極8bと可動磁極8eの間には
磁気力が働かず、このため保持力は消滅し、以降、引戸
1を手動で容易に開放できることになる。なおこの操作
の場合には、手動開戸操作の実行を前記検出スイッチ1
3で検出し、リニアモータ4への電源を遮断するので、
前記戸閉検出スイッチ11が開戸を検出しリニアモータ
4の電源を投入する信号を発信しても、リニアモータ4
が再始動されることはない。
【0017】今までの説明では、引戸は両開き戸である
としてきたが、片開き戸であってもよく、この場合はリ
ニアモータ4、可動子保持手段6、結合手段7、戸閉状
態保持手段8等は1枚の片開き戸に対して各々1台だけ
あればよい。
としてきたが、片開き戸であってもよく、この場合はリ
ニアモータ4、可動子保持手段6、結合手段7、戸閉状
態保持手段8等は1枚の片開き戸に対して各々1台だけ
あればよい。
【0018】
【発明の効果】本発明においては、リニアモータの可動
子を、引戸に直接装着するのではなく、係合手段によっ
て間隙を持たせて引戸を開閉するようにし、また、戸閉
状態保持手段を、円柱状をなししかも相対してN極とS
極が形成されるよう径方向に着磁された永久磁石を備え
、この永久磁石の外径に対向した円弧部を内側に有し、
一方の外側面がともに共通の平面を有し、しかも各々の
相互間には非磁性部を有する一対の固定磁極片の内周に
、前記円柱状永久磁石を回動自在に装着し、前記共通の
平面には一方の面を引戸に固定された可動磁極を他方の
面で着脱自在に吸着させるようにし、一方前記円柱状永
久磁石には同軸に歯車を装着し、この歯車をリニアモー
タの可動子と結合されたラックと噛み合わせ、前記円柱
状永久磁石をリニアモータの可動子の移動位置に応じて
回動させるようにした。さらに、手動開戸手段として、
車両の引戸が配設された付近の側壁材に支持された手動
レバーと、この手動レバーを常時は戸閉状態に対応する
位置に保持する復帰用ばねを備えるようにし、手動開戸
を行う場合には、このレバーを前記復帰用ばねのばね力
に抗して押して、戸閉状態保持手段のラックを移動し、
前記歯車を回転させることで円柱状永久磁石を回動させ
、その戸閉状態に保持する磁気力を消滅させるようにし
た。このことによって、戸閉状態においては何らの外部
供給エネルギを必要とすることなく、したがって常に安
定していてかつ十分大きな戸閉保持力を得ることができ
、しかも車両の非常時などの必要な場合には、小さい力
をもって引戸の手動開戸を容易に行うことができるとと
もに、通常の開戸にあたり戸閉状態保持手段の保持力の
解除に補助電源を必要としないので、大電流容量の補助
電源を必要としないという効果を奏する。
子を、引戸に直接装着するのではなく、係合手段によっ
て間隙を持たせて引戸を開閉するようにし、また、戸閉
状態保持手段を、円柱状をなししかも相対してN極とS
極が形成されるよう径方向に着磁された永久磁石を備え
、この永久磁石の外径に対向した円弧部を内側に有し、
一方の外側面がともに共通の平面を有し、しかも各々の
相互間には非磁性部を有する一対の固定磁極片の内周に
、前記円柱状永久磁石を回動自在に装着し、前記共通の
平面には一方の面を引戸に固定された可動磁極を他方の
面で着脱自在に吸着させるようにし、一方前記円柱状永
久磁石には同軸に歯車を装着し、この歯車をリニアモー
タの可動子と結合されたラックと噛み合わせ、前記円柱
状永久磁石をリニアモータの可動子の移動位置に応じて
回動させるようにした。さらに、手動開戸手段として、
車両の引戸が配設された付近の側壁材に支持された手動
レバーと、この手動レバーを常時は戸閉状態に対応する
位置に保持する復帰用ばねを備えるようにし、手動開戸
を行う場合には、このレバーを前記復帰用ばねのばね力
に抗して押して、戸閉状態保持手段のラックを移動し、
前記歯車を回転させることで円柱状永久磁石を回動させ
、その戸閉状態に保持する磁気力を消滅させるようにし
た。このことによって、戸閉状態においては何らの外部
供給エネルギを必要とすることなく、したがって常に安
定していてかつ十分大きな戸閉保持力を得ることができ
、しかも車両の非常時などの必要な場合には、小さい力
をもって引戸の手動開戸を容易に行うことができるとと
もに、通常の開戸にあたり戸閉状態保持手段の保持力の
解除に補助電源を必要としないので、大電流容量の補助
電源を必要としないという効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例の車両用引戸の戸閉装置の後
記する図1におけるP部の詳細な正面図
記する図1におけるP部の詳細な正面図
【図2】本発明
の一実施例の車両用引戸の戸閉装置の引戸を含む正面図
の一実施例の車両用引戸の戸閉装置の引戸を含む正面図
【図3】図1におけるA−A断面図
【図4】従来例の車両用引戸の戸閉装置の引戸戸閉状態
における構成図
における構成図
1 引戸
4 リニアモータ
4b 可動子
6 可動子保持手段
7 係合手段
8 戸閉状態保持手段8
8a 円柱状永久磁石
8b 固定磁極
8c 固定磁極片
8c’外側面
8d 固定磁極片
8d’外側面
8e 可動磁極
8f 歯車
8g ラック
12 手動ハンドル
Claims (4)
- 【請求項1】車両の出入口の上部に車両の側壁面に沿っ
て水平に渡された支持レール体に戸車によってその上部
を懸垂支持されしかも前記車両の出入口を開閉自在に閉
塞するよう配設された引戸をリニアモータによって開閉
駆動する車両用引戸の戸閉装置において、リニアモータ
の可動子に固着された第1の係合体と前記引戸に装着さ
れた第2の係合体とを前記引戸の運動方向に間隙を設け
て係合する係合手段と、前記可動子を戸閉の終端位置に
保持する可動子保持手段と、前記引戸を永久磁石による
磁気力によって戸閉位置に保持する戸閉状態保持手段と
、この戸閉状態保持手段の保持力を手動開戸時に手動操
作で解除する手動開戸手段とを備えたことを特徴とする
車両用引戸の戸閉装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の車両用引戸の戸閉装置に
おいて、戸閉状態保持手段は、円柱状をなしその磁極が
N極とS極よりなりしかもそれぞれの磁極が相対して径
方向に形成されるよう着磁された永久磁石と、この永久
磁石の外径に対向した円弧部を内側に有し、一方の側面
がともに共通の平面を有し、各々の相互間には非磁性部
を有し、しかも前記円柱状永久磁石がその内周に回動自
在に装着される一対の固定磁極片と、前記固定磁極片の
共通の平面に一方の面が着脱自在に吸着されるとともに
他方の面が前記引戸に固定される可動磁極片と、前記円
柱状永久磁石に同軸に装着された歯車と、この歯車と噛
み合わされ前記円柱状永久磁石をリニアモータの可動子
の移動位置に応じて回動させるラックとを備え、前記引
戸が戸閉状態のときにこの引戸を前記円柱状永久磁石か
らの磁束による磁気力によって戸閉状態に保持し、前記
引戸を開戸するときには円柱状永久磁石の前記磁極の位
置を回動させて円柱状永久磁石からの前記固定磁極片を
通流する磁束を消失させ永久磁石からの磁気力を消滅さ
せるように構成したことを特徴とする車両用引戸の戸閉
装置。 - 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の車両用引
戸の戸閉装置において、手動開戸手段は、車両の引戸が
配設された付近の側壁材によって支持され、しかも、復
帰用ばねで常時は戸閉状態に対応する位置に保持される
手動レバーを有し、手動開戸を行う場合にはこの手動レ
バーを前記復帰用ばねのばね力に抗して押し、戸閉状態
保持手段のラックを開戸方向に移動して円柱状永久磁石
と同軸に装着された歯車を回転させることで円柱状永久
磁石を回動させ、引戸を戸閉状態に保持する磁気力を消
滅させるよう構成したことを特徴とする車両用引戸の戸
閉装置。 - 【請求項4】請求項1ないし請求項3に記載の車両用引
戸の戸閉装置において、係合手段は、第1の係合体と第
2の係合体との間に戸閉状態保持手段の保持力を解除す
るための永久磁石の回動に必要となる間隙を有すること
を特徴とする車両用引戸の戸閉装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12799691A JP2961951B2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 車両用引戸の戸閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12799691A JP2961951B2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 車両用引戸の戸閉装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04353070A true JPH04353070A (ja) | 1992-12-08 |
| JP2961951B2 JP2961951B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=14973876
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12799691A Expired - Fee Related JP2961951B2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 車両用引戸の戸閉装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2961951B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2696497A1 (fr) * | 1992-10-05 | 1994-04-08 | Fuji Electric Co Ltd | Dispositif de fermeture de porte de véhicule. |
| CN101787827A (zh) * | 2009-01-27 | 2010-07-28 | 富士电机系统株式会社 | 用于车辆的滑动门开闭装置 |
| EP2034117A4 (en) * | 2006-06-09 | 2012-02-15 | Bunka Shutter | DOOR DEVICE |
| CN106494783A (zh) * | 2016-12-15 | 2017-03-15 | 荣成中磊石材有限公司 | 一种集装箱箱门锁固装置 |
| JP2017089247A (ja) * | 2015-11-10 | 2017-05-25 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 戸挟み検出装置 |
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-
1991
- 1991-05-31 JP JP12799691A patent/JP2961951B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2696497A1 (fr) * | 1992-10-05 | 1994-04-08 | Fuji Electric Co Ltd | Dispositif de fermeture de porte de véhicule. |
| EP2034117A4 (en) * | 2006-06-09 | 2012-02-15 | Bunka Shutter | DOOR DEVICE |
| CN101787827A (zh) * | 2009-01-27 | 2010-07-28 | 富士电机系统株式会社 | 用于车辆的滑动门开闭装置 |
| JP2017089247A (ja) * | 2015-11-10 | 2017-05-25 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 戸挟み検出装置 |
| CN106494783A (zh) * | 2016-12-15 | 2017-03-15 | 荣成中磊石材有限公司 | 一种集装箱箱门锁固装置 |
| CN108390109A (zh) * | 2018-04-30 | 2018-08-10 | 中航锂电(江苏)有限公司 | 锂电池极卷暂存架 |
| CN108390109B (zh) * | 2018-04-30 | 2023-12-22 | 中创新航科技股份有限公司 | 锂电池极卷暂存架 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2961951B2 (ja) | 1999-10-12 |
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