JPH0435444B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0435444B2 JPH0435444B2 JP58072436A JP7243683A JPH0435444B2 JP H0435444 B2 JPH0435444 B2 JP H0435444B2 JP 58072436 A JP58072436 A JP 58072436A JP 7243683 A JP7243683 A JP 7243683A JP H0435444 B2 JPH0435444 B2 JP H0435444B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- present
- substance
- lesions
- nephritis
- administered
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Description
本発明は式()
で示される3,4−ジヒドロキシベンツアルデヒ
ドを有効成分とする腎炎治療剤に関する。 ベンツアルデヒド誘導体は、各種の食用植物等
に存在する公知物質であり、制癌剤(特開昭56−
57715)或いは人毛着色用(特開昭57−31606)と
しての利用が提案されている。しかしながら、前
記3,4−ジヒドロキシベンツアルデヒドの糸球
体腎炎の抑制作用についての報告はこれまでに見
い出されない。本発明者等は前記式()で示さ
れる3,4−ジヒドロキシベンツアルデヒド(以
下本発明物質と略称する)の腎炎に対する作用を
研究した結果、本発明物質が免疫複合体病とされ
ている糸球体腎炎を抑制し、腎炎治療剤として有
効であることを見い出し、本発明に至つた。 上記知見に基ずく本発明は、本発明物質を単独
で或いは薬剤組成物の活性成分として用いる腎炎
治療剤を提供する。 本発明物質はいずれも低毒性であり、又、後述
する如く腎炎の抑制作用を有する。 本発明物質は医薬上許容される担体及び/又は
補助剤と共に組成物として種々の製剤形態で経口
投与、経腸投与もしくは注射投与することが可能
である。この際本発明化合物は他の製薬上の活性
物質と配合して用いてもよい。この際、本発明物
質の刺激性を改善するために、本発明物質をシク
ロデキストリン等の包接能を有する化合物を用い
包接化合物とすることや、各種のアミン、アミノ
酸もしくは糖類との混合物又は縮合物としてから
使用することも有効である。 本発明物質は経口的又は非経口的にも適用でき
るので、それらの投与に適した、任任意の形態を
とり得る。さらに、本発明物質は投薬単位形で提
供することができ、有効薬量が含有されていれば
散剤、顆粒、錠剤、糖衣錠、カプセル、座薬、懸
濁剤、液剤、乳剤、アンプル、注射液などの種々
の形態をとり得る。 したがつて、本発明の薬剤は従来公知のいかな
る製剤化手段の適用によつても調製可能であると
理解すべきである。なお、本発明の薬剤における
本発明物質(有効成分)の含量は0.01〜100%、
好ましくは0.1〜70%(重量)の広範囲に調整で
きる。 本発明の薬剤は前述したように、ヒトおよび動
物に対して経口的もしくは非経口的に投与される
が、特に経口投与が好ましい。この場合、経口投
与は舌下投与も包含するものであり、非経口投与
は、皮下、筋肉、静脈などの注射ならびに点滴を
包含する。 本発明薬剤の投与量は対象が動物かヒトにより、
又年令、個人差、病状などに影響されるので、場
合によつては下記範囲外量を投与する場合も生ず
るが、一般にヒトを対象する場合、本発明物質の
経口的投与量は体重1Kg、1日当り0.1〜500mg、
好ましくは0.5〜200mgであり、非経口的投与量は
体重1Kg、1日当り0.01〜200mg、好ましくは、
0.1〜100mgを1回〜4回に分けて投与する。 以下、本発明物質の毒物学的特性及び薬理学的
特性について代表的な化合物をもつて説明する。 1 急性毒性 雌性JCL−ICR系マウスを用いて3,4−ジヒ
ドロキシベンツアルデヒドの経口及び腹腔内投与
経路における急性毒性を調べた。経口投与は0.2
%CMCに溶解分散したものを、腹腔内投与は生
理食塩水に溶解したものをそれぞれ胃ゾンデ又は
注射筒を用いて所定の量に調節して与えた。 投与後中毒症状の観察を続け7日間までの経時
的死亡率を求め、Litchfield−Wilcoxon図計算法
によりLD50値を求めた。その結果を第1表に示
す。
ドを有効成分とする腎炎治療剤に関する。 ベンツアルデヒド誘導体は、各種の食用植物等
に存在する公知物質であり、制癌剤(特開昭56−
57715)或いは人毛着色用(特開昭57−31606)と
しての利用が提案されている。しかしながら、前
記3,4−ジヒドロキシベンツアルデヒドの糸球
体腎炎の抑制作用についての報告はこれまでに見
い出されない。本発明者等は前記式()で示さ
れる3,4−ジヒドロキシベンツアルデヒド(以
下本発明物質と略称する)の腎炎に対する作用を
研究した結果、本発明物質が免疫複合体病とされ
ている糸球体腎炎を抑制し、腎炎治療剤として有
効であることを見い出し、本発明に至つた。 上記知見に基ずく本発明は、本発明物質を単独
で或いは薬剤組成物の活性成分として用いる腎炎
治療剤を提供する。 本発明物質はいずれも低毒性であり、又、後述
する如く腎炎の抑制作用を有する。 本発明物質は医薬上許容される担体及び/又は
補助剤と共に組成物として種々の製剤形態で経口
投与、経腸投与もしくは注射投与することが可能
である。この際本発明化合物は他の製薬上の活性
物質と配合して用いてもよい。この際、本発明物
質の刺激性を改善するために、本発明物質をシク
ロデキストリン等の包接能を有する化合物を用い
包接化合物とすることや、各種のアミン、アミノ
酸もしくは糖類との混合物又は縮合物としてから
使用することも有効である。 本発明物質は経口的又は非経口的にも適用でき
るので、それらの投与に適した、任任意の形態を
とり得る。さらに、本発明物質は投薬単位形で提
供することができ、有効薬量が含有されていれば
散剤、顆粒、錠剤、糖衣錠、カプセル、座薬、懸
濁剤、液剤、乳剤、アンプル、注射液などの種々
の形態をとり得る。 したがつて、本発明の薬剤は従来公知のいかな
る製剤化手段の適用によつても調製可能であると
理解すべきである。なお、本発明の薬剤における
本発明物質(有効成分)の含量は0.01〜100%、
好ましくは0.1〜70%(重量)の広範囲に調整で
きる。 本発明の薬剤は前述したように、ヒトおよび動
物に対して経口的もしくは非経口的に投与される
が、特に経口投与が好ましい。この場合、経口投
与は舌下投与も包含するものであり、非経口投与
は、皮下、筋肉、静脈などの注射ならびに点滴を
包含する。 本発明薬剤の投与量は対象が動物かヒトにより、
又年令、個人差、病状などに影響されるので、場
合によつては下記範囲外量を投与する場合も生ず
るが、一般にヒトを対象する場合、本発明物質の
経口的投与量は体重1Kg、1日当り0.1〜500mg、
好ましくは0.5〜200mgであり、非経口的投与量は
体重1Kg、1日当り0.01〜200mg、好ましくは、
0.1〜100mgを1回〜4回に分けて投与する。 以下、本発明物質の毒物学的特性及び薬理学的
特性について代表的な化合物をもつて説明する。 1 急性毒性 雌性JCL−ICR系マウスを用いて3,4−ジヒ
ドロキシベンツアルデヒドの経口及び腹腔内投与
経路における急性毒性を調べた。経口投与は0.2
%CMCに溶解分散したものを、腹腔内投与は生
理食塩水に溶解したものをそれぞれ胃ゾンデ又は
注射筒を用いて所定の量に調節して与えた。 投与後中毒症状の観察を続け7日間までの経時
的死亡率を求め、Litchfield−Wilcoxon図計算法
によりLD50値を求めた。その結果を第1表に示
す。
【表】
2 薬理学的特性
1 MRL/lマウス自己免疫異常を自然発症す
る動物であり、SLE様病変を呈し、関節炎、増
殖性糸球体腎炎を自然に発病する。又、臨床的
には腎障害に基づき、強度の蛋白尿を呈して、
マウスの寿命は短かく死に至る。(Exp.
Animal,30(2),161〜172,1981) 本発明物質(3,4−ジヒドロキシベンツア
ルデヒド)を雄性MRL/lマウスに経口投与
し、24週令で腎組織を摘出して、病変を光学顕
微鏡、電子顕微鏡、螢光抗体法でそれぞれ病理
学的に測定した。 被験薬は水溶液として薬量25mg/Kgで5週令
のマウスに1日1回経口投与した。尚、処置
群、未処置群にそれぞれ10匹を用いた。第2表
に腎病理検査結果を示す。非投薬群(コントロ
ール)では糸球体基底膜の肥厚を伴つたびまん
性増殖性糸球体腎炎像を示すが被験薬投与群で
は腎病変の抑制を示し、免疫複合体の沈着、及
び糸球体基底膜等の増殖性糸球体腎炎の抑制が
見られた。又、臨床的には尿中蛋白量の減少が
見られた。 腎糸球体は連続した1枚の基底膜でおおわれ、
その外側には上皮細胞が、その内側には毛細血管
といくつかの毛細血管を支えるメサンジウムとい
う組織がある。メサンジウムはメサンジウム細胞
とメサンジウム基質とからなる。 メサンジウムは糸球体における反応の場であ
り、糸球体腎炎ではメサンジウムや基底膜に免疫
複合体が沈着したり、メサンジウム細胞の増殖や
基底膜の肥厚等の増殖性腎炎の組織変化がみられ
る。そこで、基底膜及びメサンジウムの各々につ
いて、免疫複合体沈着及び増殖性を検査した。 第2表に示した腎病理の診断基準は以下の通り
である。 免疫複合体沈着及び増殖性 びまん性病変:ほ
とんどすべての糸球体のメサンジウム領
域、基底膜領域に病変をみる。 巣状病変:一部の糸球体のメサンジウ
ム領域、基底膜領域に病変をみる。 + 部分病変:一糸球体内の部分的病変。 尿蛋白+ 1000mg/dl 300mg/dl + 30mg/dl
る動物であり、SLE様病変を呈し、関節炎、増
殖性糸球体腎炎を自然に発病する。又、臨床的
には腎障害に基づき、強度の蛋白尿を呈して、
マウスの寿命は短かく死に至る。(Exp.
Animal,30(2),161〜172,1981) 本発明物質(3,4−ジヒドロキシベンツア
ルデヒド)を雄性MRL/lマウスに経口投与
し、24週令で腎組織を摘出して、病変を光学顕
微鏡、電子顕微鏡、螢光抗体法でそれぞれ病理
学的に測定した。 被験薬は水溶液として薬量25mg/Kgで5週令
のマウスに1日1回経口投与した。尚、処置
群、未処置群にそれぞれ10匹を用いた。第2表
に腎病理検査結果を示す。非投薬群(コントロ
ール)では糸球体基底膜の肥厚を伴つたびまん
性増殖性糸球体腎炎像を示すが被験薬投与群で
は腎病変の抑制を示し、免疫複合体の沈着、及
び糸球体基底膜等の増殖性糸球体腎炎の抑制が
見られた。又、臨床的には尿中蛋白量の減少が
見られた。 腎糸球体は連続した1枚の基底膜でおおわれ、
その外側には上皮細胞が、その内側には毛細血管
といくつかの毛細血管を支えるメサンジウムとい
う組織がある。メサンジウムはメサンジウム細胞
とメサンジウム基質とからなる。 メサンジウムは糸球体における反応の場であ
り、糸球体腎炎ではメサンジウムや基底膜に免疫
複合体が沈着したり、メサンジウム細胞の増殖や
基底膜の肥厚等の増殖性腎炎の組織変化がみられ
る。そこで、基底膜及びメサンジウムの各々につ
いて、免疫複合体沈着及び増殖性を検査した。 第2表に示した腎病理の診断基準は以下の通り
である。 免疫複合体沈着及び増殖性 びまん性病変:ほ
とんどすべての糸球体のメサンジウム領
域、基底膜領域に病変をみる。 巣状病変:一部の糸球体のメサンジウ
ム領域、基底膜領域に病変をみる。 + 部分病変:一糸球体内の部分的病変。 尿蛋白+ 1000mg/dl 300mg/dl + 30mg/dl
【表】
2 2〜3Kgの雄性ウサギに牛血清アルブミン
(BSA)の1%生理食塩水を1日1回連日耳静
脈に注射すると、強度の蛋白尿を呈し、糸球体
腎炎を発症する。又、本発明物質(3,4−ジ
ヒドロキシベンツアルデヒド)を前記1と同様
に懸濁液を薬量100mg/Kg、1日1回経口投与
し、3ケ月後に解剖して腎組織を取り出し、光
学顕微鏡、電子顕微鏡、及び螢光抗体法により
病変を測定した。本発明物質投与群、及び未投
与群(溶剤のみ投与)にそれぞれ5羽を用い
た。その結果を第3表に示した。表に示した如
く、本発明物質投与群では尿中蛋白量の抑制、
BUN(血清尿素窒素)の抑制が見られ、又、腎
病変の抑制と共に糸球体への免疫複合体の沈
着、増殖性糸球体腎炎の抑制が見られた。 第3表に示した腎病理の診断基準は前記第2
表の腎病理診断基準と同じである。
(BSA)の1%生理食塩水を1日1回連日耳静
脈に注射すると、強度の蛋白尿を呈し、糸球体
腎炎を発症する。又、本発明物質(3,4−ジ
ヒドロキシベンツアルデヒド)を前記1と同様
に懸濁液を薬量100mg/Kg、1日1回経口投与
し、3ケ月後に解剖して腎組織を取り出し、光
学顕微鏡、電子顕微鏡、及び螢光抗体法により
病変を測定した。本発明物質投与群、及び未投
与群(溶剤のみ投与)にそれぞれ5羽を用い
た。その結果を第3表に示した。表に示した如
く、本発明物質投与群では尿中蛋白量の抑制、
BUN(血清尿素窒素)の抑制が見られ、又、腎
病変の抑制と共に糸球体への免疫複合体の沈
着、増殖性糸球体腎炎の抑制が見られた。 第3表に示した腎病理の診断基準は前記第2
表の腎病理診断基準と同じである。
【表】
以上の結果より、本発明物質はすぐれた増殖性
糸球体腎炎の抑制作用等を有していることが理解
できる。従つて、本発明物質は腎炎治療剤として
極めて有用な用途を有する。 以下に実施例として本発明の薬剤の製剤化の具
体例を示す。実施例中の部は特記しない限り重量
を示す。 実施例 1 本発明物質(3,4−ジヒドロキシベンツアル
デヒド) 2部 ぶどう糖 3部 生理食塩水 95部 を加え加温混合後、滅菌して注射剤とする。
糸球体腎炎の抑制作用等を有していることが理解
できる。従つて、本発明物質は腎炎治療剤として
極めて有用な用途を有する。 以下に実施例として本発明の薬剤の製剤化の具
体例を示す。実施例中の部は特記しない限り重量
を示す。 実施例 1 本発明物質(3,4−ジヒドロキシベンツアル
デヒド) 2部 ぶどう糖 3部 生理食塩水 95部 を加え加温混合後、滅菌して注射剤とする。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式() で示される3,4−ジヒドロキシベンツアルデヒ
ドを有効成分とする腎炎治療剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7243683A JPS59196818A (ja) | 1983-04-25 | 1983-04-25 | 腎炎治療剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7243683A JPS59196818A (ja) | 1983-04-25 | 1983-04-25 | 腎炎治療剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59196818A JPS59196818A (ja) | 1984-11-08 |
| JPH0435444B2 true JPH0435444B2 (ja) | 1992-06-11 |
Family
ID=13489246
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7243683A Granted JPS59196818A (ja) | 1983-04-25 | 1983-04-25 | 腎炎治療剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59196818A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH085780B2 (ja) * | 1989-04-28 | 1996-01-24 | 呉羽化学工業株式会社 | 変形性関節症治療剤 |
-
1983
- 1983-04-25 JP JP7243683A patent/JPS59196818A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59196818A (ja) | 1984-11-08 |
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