JPH04356152A - 菓子用小麦粉組成物及び菓子生地並びに菓子 - Google Patents

菓子用小麦粉組成物及び菓子生地並びに菓子

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JPH04356152A
JPH04356152A JP3178779A JP17877991A JPH04356152A JP H04356152 A JPH04356152 A JP H04356152A JP 3178779 A JP3178779 A JP 3178779A JP 17877991 A JP17877991 A JP 17877991A JP H04356152 A JPH04356152 A JP H04356152A
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春樹 小寺
Nobuyuki Murakami
村上 信行
Shinichi Higuchi
真一 樋口
Toshiharu Matsuo
松尾 俊治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、クッキー類、ビスケ
ット類、ウエハース類、クラッカー類、スポンジケーキ
、パウンドケーキ、ピザ、クレープ、メロン皮、ケーキ
ドーナツ等の原料とし、かつ菓子生地及び、菓子の製造
に用いることを目的とした菓子用小麦粉組成物及び菓子
生地並びに菓子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小麦粉組成物としては、粉の粒径
が150μ以下であり、かつ粒径40μ未満の粉の含有
割合が10重量%以下である強力粉に増粘剤及びモルト
を配合したパン用小麦粉組成物が知られていた(特開昭
1−206943号)。また、ベイクトチーズケーキ用
油脂組成物にアスコルビン酸を添加する技術についても
知られていた(特開平1−101843号)。更に、ス
ポンジケーキ類用組成物にアルギン酸ナトリウムを添加
する技術も知られていた(特開昭59−130124号
)。
【0003】
【発明により解決すべき課題】従来、クッキー類、ビス
ケット類又はクラッカー類、スポンジケーキ、パウンド
ケーキ、ピザ、クレープ、メロン皮、ケーキドーナツ等
に使用されている菓子用小麦粉は、薄力粉であって、小
麦粉の粒径が10〜90μの範囲内で量が70〜90重
量%であり、その平均粒径は20〜30μであった(図
3)。
【0004】元来クッキー類、サブレ等の菓子類は、食
感が非常にもろく、サクサクした食感を有し、口溶けの
良好なものが望まれていた。
【0005】また、小麦粉の粒度を過度に大きくすると
、サクサクした食感を得ることができるにしても余りに
も粘りがなくなり、焼成時に製品が拡がりすぎる問題点
があった。
【0006】前記小麦粉組成物は、強力粉を用いるパン
用小麦粉であって、この発明とは目的を異にしている。 従って、増粘剤を使用していても、その目的、効果を自
ら異にしている。また、ベイクトチーズケーキ用油脂組
成物にアスコルビン酸を添加した発明もあるが、油脂組
成物と、小麦粉組成物とは、自ら目的、作用効果を異に
するので、一方から他方を類推し得るとするものでもな
い。
【0007】更に、スポンジケーキ類用組成物にアルギ
ン酸ナトリウムを添加する公知の技術については、菓子
類であってもスポンジケーキとビスケット類又はクッキ
ー類とは性質を異にし、求める効果も異なるので、前記
公知例からこの発明を容易になし得るということはでき
ない。
【0008】
【課題を解決する為の手段】この発明は、菓子用小麦粉
に関し、粒径を60〜300μと大きくすると共に、こ
の粒径の大きい小麦粉を20〜100重量%含むように
し、またこの小麦粉に増粘剤及び/又はアスコルビン酸
及びその塩を添加することにより、前記従来の問題点を
解決したのである。
【0009】この発明は、粒径が60〜180μの小麦
粉を70〜90重量%含むことを特徴とした菓子用小麦
粉組成物である。
【0010】また他の発明は、粒径が100〜300μ
の小麦粉を20〜100重量%含むことを特徴とした菓
子用小麦粉組成物であるが、好ましくは150〜250
μの小麦粉を30〜90重量%含むものとする。次に、
増粘剤及び/又はアスコルビン酸、又はその塩を5pp
m 〜200ppm 添加したことを特徴とするもので
ある。更に増粘剤は、アルギン酸又はその塩とし、添加
量を0.05〜0.5重量%としたものである。
【0011】また他の発明は、粒径が100〜300μ
の小麦粉を20〜100重量%含む材料を用いて生地を
製造したことを特徴とする菓子生地である。前記におい
て、好ましくは粒径が150〜250μの小麦粉を用い
る。更に他の発明は、粒径が100〜300μの小麦粉
を20〜100重量%含む材料を用いて菓子生地を製造
し、該菓子生地を焼成したことを特徴とする菓子である
【0012】前記小麦粉組成物は、小麦を粉砕機にかけ
て粉砕した後、所定段階の粒径毎に分級し、前記分級し
た粉中、粒径100〜300μの粉が20〜100重量
%になるように配合して製造する。また、小麦を粉砕機
にかけて粉砕した後、粒径が150〜250μのものが
30〜90重量%になるように選択的に採取し、これに
増粘剤0.05〜0.5重量%及び/又はアスコビン酸
又はその塩を5ppm 〜200ppm 添加し、均一
に混合して製造する。
【0013】前記この発明における菓子とは、クッキー
類、ビスケット類、ウエハース類、クラッカー類、スポ
ンジケーキ、パウンドケーキ、ピザ、クレープ、メロン
皮及びケーキドーナツ等をいう。従来クッキー類に使用
されていた薄力小麦粉は、図3に示すように平均粒径3
0μ程度で、粉径11μ〜88μの間に80重量%前後
含まれていることになっている。
【0014】前記この発明における増粘剤としては、ア
ルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレ
ングリコールエステル、カルボキシメチルセルロース、
そのカリウム塩及びナトリウム塩、カルボキシメチル澱
粉及びそのナトリウム塩、澱粉リン酸エステルナトリウ
ム、メチルセルロース、ポリアクリル酸ナトリウム、カ
ゼイン及びそのナトリウム塩、グアガム、ローカストビ
ーンガム、トラアントガム、アラビアガム、カラヤガム
などの食品添加用ガム類などがある。
【0015】前記において、小麦粉の粒径を100μ以
下20重量%以下にすると、クッキー類本来の特性が失
われ、粒径300μより上にすると、生地がもろくなり
すぎて成型等がむつかしいのみならず、保型性も劣り口
中に入れた際に粗粒感が著しくなり食感と品質の低下は
免れない。
【0016】また、増粘剤を0.05重量%以下にする
と増粘剤添加の効力がみられなくなり、0.5重量%以
上にすると粘度増強の為に、クッキー類等菓子本来の特
性が低減される。従って、増粘剤の使用範囲は0.05
〜0.5重量%であり、通常0.1〜0.3重量%程度
が好ましい。
【0017】前記における増粘剤は、小麦粉の粒径分布
により添加量を定める。例えば、粒径の大きいものが多
い場合には、増粘剤を多く用い、粒径の小さいものが多
い場合には増粘剤を少なく用いる。
【0018】また、アスコルビン酸、又はその塩の添加
量が5ppm 以下になると、添加効果が稀薄であって
、無添加のものと区別し難くなり、200ppm 以上
は増加しても効果上変化がない。従って好ましくは10
ppm〜100ppm である。
【0019】この発明の菓子用小麦粉組成物をクッキー
類、ビスケット類、ウエハース類、クラッカー類、スポ
ンジケーキ、パウンドケーキ、ピザ、クレープ、メロン
皮及びケーキドーナツ等の原料として使用するときは、
食感が非常にもろく、サクサクした食感を有し、口溶け
も良好である。従ってこの発明の小麦粉組成物を前記菓
子類の原料として使用すれば製品の品質を向上する上で
、従来の小麦粉より著しく優れることが認められた。
【0020】また、増粘剤及び/又はアスコルビン酸(
又はその塩)を添加することによって、次の諸点の改善
が認められた。
【0021】■  フロアタイム後、生地にしまりが出
て作業性が良くなる。
【0022】■  製品の火通りが非常に良くなる。
【0023】■  製品の内相が白くなる。
【0024】
【実施例1】この発明の菓子用小麦粉組成物をその製造
について説明する(図4)。
【0025】小麦100kgを精選した後、テンパリン
グ及びコンディショニングで調質し、ついで調質済小麦
を破砕工程にかけた後、篩い分けし、これをダンスト(
細粒片)、ミドリングス(中粒片)、セモリナ(粗粒片
)とし、ピューリファイヤーにかけ、再び粉砕工程にか
ける。この場合に、ロール調整により粒度が60〜18
0μのものが大部分になるようにする。ついで篩い分け
たものは粒径88〜176μのもの78重量%で、平均
粒径126μの小麦粉15.2kgを得た。ついでこれ
にアルギン酸ナトリウム30.4gを添加して均一に混
合することにより、この発明の菓子用小麦粉組成物を1
5.2kg得た。
【0026】
【実施例2】この発明の菓子用小麦粉組成物をその製造
について説明する(図4)。
【0027】小麦100kgを精選した後、テンパリン
グ及びコンディショニングで調質し、ついで調質済小麦
を破砕工程にかけた後、篩い分けし、これをダンスト(
細粒片)、ミドリングス(中粒片)、セモリナ(粗粒片
)とし、ピューリファイヤーにかけ、再び粉砕工程にか
ける。この場合に、ロール調整により粒度が100〜2
50μのものが大部分になるようにする。ついで篩い分
けたものは粒径150〜250μのもの55重量%で、
平均粒径115μの小麦粉15kgを得た。
【0028】
【実施例3】前記実施例2と同様にして得た小麦粉15
kgに、アスコルビン酸304mgを添加し、これを均
一に混合することにより、この発明の菓子用小麦粉組成
物を得た。この場合のアスコルビン酸の含有量は20p
pm である。
【0029】
【実施例4】前記実施例1と同様にして得た小麦粉15
kgに、アルギン酸ナトリウム30.4gと、アスコル
ビン酸304mgを添加し、均一に混合し、この発明の
菓子用小麦粉組成物を得た。
【0030】
【実施例5】この発明の菓子用小麦粉組成物を用いた場
合、従来の小麦粉を用いた場合におけるクッキー製造時
の比較例を示す。材料の配合は表1の通りである。
【0031】
【表1】
【0032】上記各材料中、食塩、膨剤、脱脂粉乳及び
砂糖に水を加えて溶かす。次に、ショートニングを加え
、パドルで30秒〜10分間クリーミングする。ついで
小麦粉を入れて30秒撹拌した後成型し、190℃で1
3分間焼成し、クッキーを得た。
【0033】前記において、小麦粉の組成のみを変えて
、クッキーを製造し、比較した所、表2の結果を得た。
【0034】
【表2】
【0035】
【実施例6】発酵菓子(プレッツェル)について表3の
配合の実施例を説明する。
【0036】
【表3】
【0037】前記材料をボールに投入し、2分〜8分混
合する。ついで捏上温度28℃とした上で、28℃で3
時間発酵させた後、成型し、これを240℃のオーブン
で7分間焼成した所、表4の結果を得た。
【0038】
【表4】
【0039】
【実施例7】サブレについて表5の配合の実施例を説明
する。
【0040】
【表5】
【0041】前記材料を混練して得た生地を1時間冷所
においた後、厚さ2mmに延ばして広げ、ついで直径1
0cmに型抜きする。次に、前記成形品を、バターを塗
った天板に並べ、表面に溶かした卵を塗り、強火で10
〜15分焼成した。この製品は、口溶け良好で、サク味
があり、良好な食感であった。
【0042】
【実施例8】クレープについて、表6の配合の実施例を
説明する。
【0043】
【表6】
【0044】前記配合の材料を均一に混合した後、2時
間熟成処理し、ついで加熱された鉄板上で、薄皮状に焼
上げた。
【0045】前記クレープは、口溶けのよい良好な食感
であった。
【0046】
【実施例9】ピザについて、表7の配合の実施例を説明
する。
【0047】
【表7】
【0048】前記材料をミキサーで低速3分、中速3分
で混練した。こね温度は28℃であった。このようにし
て得られた生地を、28℃で60分間1次発酵を取り、
パンチを行い、ついで分割、丸目をした後、30分間の
ベンチタイムをとった。その後、直径18cmになるよ
うに円く成形し、具材を乗せ、湿度80%、温度38℃
で15分間ホイロを取り、2次発酵させた。この発酵生
地を230℃のオーブンで7分間焼成した。
【0049】前記により得たピザは、サク味のある良好
な食感であった。
【0050】
【実施例10】スポンジケーキについて、表8の配合の
実施例を説明する。
【0051】
【表8】
【0052】前記材料の中で、先づ砂糖と全卵を混合し
て充分起泡させた後、小麦粉を加えて混合し、これを直
径18cmのケーキ型に入れ、ついで180℃のオーブ
ンで25分間焼成した。前記により得られたスポンジケ
ーキは、良好な食感であった。
【0053】
【実施例11】メロン皮について、表9の配合の実施例
を説明する。
【0054】
【表9】
【0055】前記材料中、先づ砂糖、食塩、マーガリを
すり合わせ、これに全卵を加えてクリーム状に練り上げ
、ついで小麦粉、色素などを加え、更に水を加えて混練
し、ロールにかけて、厚さ3mmのシート状生地に成形
する。前記シート生地を直径120mmの円形に打抜い
て、メロン皮生地を得た。
【0056】前記により得たメロン皮生地は、焼成後、
表面に好ましいクラックを生じ、外観が良好になるので
、グラニュー糖をまぶしたり、筋付けをする必要がなく
、工程が簡略化される。また、包装後のべとつきが無く
、品質の低下もない。
【0057】従来、メロン皮については、通常、乾ホイ
ロが使用されるが、この発明の組成にする場合には、乾
ホイロは勿論、湿ホイロでも十分良好なメロンパンがで
きた。
【0058】
【実施例12】パウンドケーキについて、表10の配合
による実施例を説明する。
【0059】
【表10】
【0060】先づ、砂糖、油脂(マーガリン)をミキサ
ー中速5分ですり合せる。ついで全卵を添加し、ミキサ
ー低速2分で混練する。更に、小麦粉を添加してミキサ
ー低速1分で軽くかきまぜる。
【0061】前記混練物を、パウンド型に450g宛入
れて、180℃で30分間焼成するとパウンドケーキが
得られる。
【0062】前記で得られたパウンドケーキは、食感良
好であった。
【0063】
【実施例13】ケーキドーナツについて、表11の配合
による実施例を説明する。
【0064】
【表11】
【0065】前記材料を均一に混合してミックス粉を作
る。このミックス粉100部に、卵黄5及び水30部を
入れ、ミキサー低速2分で軽くかきまぜてドーナツ生地
を作り、これをシート状に展延させた後、ドーナツ型で
45g宛抜き取る。このドーナツ生地を、フライ網上で
、10分間ラックタイムをおいた後、180℃で2分、
フライしてケーキドーナツを得た。
【0066】得られたケーキドーナツは、サク味のある
好ましい食感のドーナツであった。
【0067】
【実施例14】ケーキドナーナツ生地について説明する
【0068】前記実施例13と同一配合、同一操作によ
りドーナツ生地を作り、機械成型でドーナツ型に抜き取
り、1時間の間に常温から−20℃まで急速冷凍し、−
30℃の冷凍庫に保存した。
【0069】前記冷凍保存のドーナツ生地を、1ヶ月後
に解凍し、180℃でフライした所、サク味のある好ま
しい食感を得た。
【0070】即ち生地を急速冷凍により保存した場合に
は、少くとも1ヶ月の保存後、菓子としても、品質的に
遜色はみられなかった。
【0071】
【発明の効果】この発明は、粒径が60〜300μの小
麦粉を20〜100重量%含むようにした菓子用小麦粉
組成物であるから、これを使用したクッキー類、その他
の菓子は、食感が非常にもろく、サクサクした食感を有
し、口溶けも良好になる効果がある。
【0072】また、増粘剤を使用すれば、小麦粉の粒度
が比較的大きいものが多い場合であっても、成型、焼成
に支障がなく、クッキー類等に求められる特性を保有で
きる効果がある。
【0073】また、アスコルビン酸又はその塩を添加す
ることによって、アルカリ発色を抑制して製品の内相が
白くなり、品質が向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の菓子用小麦粉の粒度分布を示すグラ
【図2】同じく他の発明の菓子用小麦粉の粒度分布を示
すグラフ
【図3】従来使用されていた菓子用小麦粉の粒度分布の
一例を示すグラフ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】  粒径が60〜180μの小麦粉を70
    〜90重量%含むことを特徴とした菓子用小麦粉組成物
    【請求項2】  粒径が100〜300μの小麦粉を2
    0〜100重量%含むことを特徴とした菓子用小麦粉組
    成物 【請求項3】  増粘剤及び/又はアスコルビン酸、又
    はその塩を5ppm 〜200ppm 添加したことを
    特徴とする請求項1又は2記載の菓子用小麦粉組成物【
    請求項4】  増粘剤は、アルギン酸又はその塩とし、
    添加量を0.05〜0.5重量%とした請求項3記載の
    菓子用小麦粉組成物 【請求項5】  粒径が100〜300μの小麦粉を2
    0〜100重量%含む材料を用いて生地を製造したこと
    を特徴とする菓子生地 【請求項6】  粒径が100〜300μの小麦粉を2
    0〜100重量%含む材料を用いて菓子生地を製造し、
    該菓子生地を焼成したことを特徴とする菓子
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