JPH04356310A - タンデム圧延機における圧下率自動修正方法および装置 - Google Patents
タンデム圧延機における圧下率自動修正方法および装置Info
- Publication number
- JPH04356310A JPH04356310A JP3129907A JP12990791A JPH04356310A JP H04356310 A JPH04356310 A JP H04356310A JP 3129907 A JP3129907 A JP 3129907A JP 12990791 A JP12990791 A JP 12990791A JP H04356310 A JPH04356310 A JP H04356310A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling
- stand
- friction coefficient
- value
- stage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 title claims abstract description 180
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 10
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 claims abstract description 9
- 230000009467 reduction Effects 0.000 claims description 71
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 48
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 12
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims description 7
- 238000009826 distribution Methods 0.000 abstract description 13
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 18
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 7
- 238000005554 pickling Methods 0.000 description 7
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 5
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 5
- 238000000137 annealing Methods 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 238000010422 painting Methods 0.000 description 4
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 4
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000005422 blasting Methods 0.000 description 3
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 3
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 238000011282 treatment Methods 0.000 description 2
- 101000582320 Homo sapiens Neurogenic differentiation factor 6 Proteins 0.000 description 1
- 102100030589 Neurogenic differentiation factor 6 Human genes 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 description 1
- 238000005097 cold rolling Methods 0.000 description 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属帯を圧延するタン
デム圧延機における各スタンドの圧下率の配分を、自動
的に修正する方法およびそのための装置に関する。
デム圧延機における各スタンドの圧下率の配分を、自動
的に修正する方法およびそのための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、鋼板などの金属帯の冷間圧延
などには、タンデム圧延機が広く用いられている。タン
デム圧延機は、連続した金属帯を、複数段の圧延スタン
ドによって圧延し、最終目的の金属帯を得ることができ
る。最終段圧延スタンドのワークロールには、いわゆる
ダル目がつけられることが多い。ダル目とは、ワークロ
ールの表面をショットブラスト法等によってやや粗面に
したものである。ワークロールにダル目をつけることに
よって、金属帯の表面もやや粗面となり、後工程でコイ
ルに巻いて焼鈍などの熱処理をしたりするときに焼付き
を防止することができる。また、メッキや塗装などをす
るときの下地処理としも有効である。ダル目をつけない
研磨仕上げのロールを用いる場合もある。最終段以外、
すなわち前段側の圧延スタンドのワークロールは、通常
、ダルではない研磨仕上げロールを用いる。
などには、タンデム圧延機が広く用いられている。タン
デム圧延機は、連続した金属帯を、複数段の圧延スタン
ドによって圧延し、最終目的の金属帯を得ることができ
る。最終段圧延スタンドのワークロールには、いわゆる
ダル目がつけられることが多い。ダル目とは、ワークロ
ールの表面をショットブラスト法等によってやや粗面に
したものである。ワークロールにダル目をつけることに
よって、金属帯の表面もやや粗面となり、後工程でコイ
ルに巻いて焼鈍などの熱処理をしたりするときに焼付き
を防止することができる。また、メッキや塗装などをす
るときの下地処理としも有効である。ダル目をつけない
研磨仕上げのロールを用いる場合もある。最終段以外、
すなわち前段側の圧延スタンドのワークロールは、通常
、ダルではない研磨仕上げロールを用いる。
【0003】最終段スタンドに用いるダル目ロールのロ
ール粗度は、そのロール材質や、ショットブラストに使
用するショット材料の粒度分布の変化などによって、バ
ラツキを生じる。このバラツキは、圧延時における金属
帯ストリップと、ダル目ワークロールとの間の摩擦係数
の差として表れる。この摩擦係数が大きいときは、圧下
力を異常に高くするか、張力を高くしないと、所定の圧
下率がとれないなどの問題が生じる。極端な場合は、所
定の圧下率が取れないことも発生する。
ール粗度は、そのロール材質や、ショットブラストに使
用するショット材料の粒度分布の変化などによって、バ
ラツキを生じる。このバラツキは、圧延時における金属
帯ストリップと、ダル目ワークロールとの間の摩擦係数
の差として表れる。この摩擦係数が大きいときは、圧下
力を異常に高くするか、張力を高くしないと、所定の圧
下率がとれないなどの問題が生じる。極端な場合は、所
定の圧下率が取れないことも発生する。
【0004】ダルワークロールを使用して圧延を続ける
と、ダル目は摩耗する。摩擦係数は、ダル目ワークロー
ルの使用開始の初期段階においては大きく、圧延を続け
ていくに従って徐々に小さくなる。
と、ダル目は摩耗する。摩擦係数は、ダル目ワークロー
ルの使用開始の初期段階においては大きく、圧延を続け
ていくに従って徐々に小さくなる。
【0005】従来からの圧下率配分方法においては、摩
擦係数の減少を考慮して、最終段圧延スタンドの圧下率
を安定操業が可能な比較的低い値とし、他の圧延スタン
ドの圧下率を、圧延に必要な全体の圧下率が得られるよ
うに調整する。圧下率の配分は、圧延機からの出側仕上
板厚区分および金属帯の材料区分毎に、実績データに基
づいて、予め定数テーブルとして用意しておく。ダルワ
ークロールは、圧延に使用するに従ってダル目が摩耗す
るので、摩擦係数は徐々に低下する。圧下率配分にあた
っても、圧延の進行とともに、摩擦係数の減少を見込ん
で、最終段圧延スタンドへの圧下率の配分を大きくし、
前段圧延スタンドへの圧下率の配分を減少するように調
整する場合が多い。
擦係数の減少を考慮して、最終段圧延スタンドの圧下率
を安定操業が可能な比較的低い値とし、他の圧延スタン
ドの圧下率を、圧延に必要な全体の圧下率が得られるよ
うに調整する。圧下率の配分は、圧延機からの出側仕上
板厚区分および金属帯の材料区分毎に、実績データに基
づいて、予め定数テーブルとして用意しておく。ダルワ
ークロールは、圧延に使用するに従ってダル目が摩耗す
るので、摩擦係数は徐々に低下する。圧下率配分にあた
っても、圧延の進行とともに、摩擦係数の減少を見込ん
で、最終段圧延スタンドへの圧下率の配分を大きくし、
前段圧延スタンドへの圧下率の配分を減少するように調
整する場合が多い。
【0006】従来からの圧下率調整方法においては、実
績データをもとに予め設定された定数テーブルに従って
、圧延の進行とともに各段の圧下率を調整する。しかし
ながら、ダルワークロールの摩擦係数のバラツキは大き
く、実際の摩擦係数が小さいときは、最終スタンドの負
荷を増加させ、前段側の負荷を軽減させ、圧延速度を向
上する余地があるにも拘わらず圧延速度が抑えられたま
まであり、摩擦係数が大きいとき、圧延荷重および張力
が過大となり、不安定な圧延状態となり、金属帯の出側
仕上げ厚みが規格の範囲外となったり、破断に至る場合
もある。
績データをもとに予め設定された定数テーブルに従って
、圧延の進行とともに各段の圧下率を調整する。しかし
ながら、ダルワークロールの摩擦係数のバラツキは大き
く、実際の摩擦係数が小さいときは、最終スタンドの負
荷を増加させ、前段側の負荷を軽減させ、圧延速度を向
上する余地があるにも拘わらず圧延速度が抑えられたま
まであり、摩擦係数が大きいとき、圧延荷重および張力
が過大となり、不安定な圧延状態となり、金属帯の出側
仕上げ厚みが規格の範囲外となったり、破断に至る場合
もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、最終
段スタンドにダル目ワークロールを使用するタンデム圧
延機において、実際の摩擦係数に対応して圧下率を自動
的に修正することができる方法および装置を提供するこ
とである。
段スタンドにダル目ワークロールを使用するタンデム圧
延機において、実際の摩擦係数に対応して圧下率を自動
的に修正することができる方法および装置を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、3段以上の圧
延スタンドを有するタンデム圧延機において、最終段ス
タンドのダルワークロールのロール替え後に実績摩擦係
数μ1を圧延実績に基づいて演算して求め、実績摩擦係
数μ1の値と、予め定める摩擦係数μ0の値とを比較し
、実績摩擦係数μ1の値が予定摩擦係数μ0の値以下で
あるときは、最終段スタンドの圧下率を大きくして前段
側スタンドの圧下率を小さくし、実績摩擦係数μ1の値
が予定摩擦係数μ0の値を超えるときは、最終段スタン
ドの圧下率を小さくして前段側スタンドの圧下率を大き
くすることを特徴とするタンデム圧延機における圧下率
自動修正方法である。
延スタンドを有するタンデム圧延機において、最終段ス
タンドのダルワークロールのロール替え後に実績摩擦係
数μ1を圧延実績に基づいて演算して求め、実績摩擦係
数μ1の値と、予め定める摩擦係数μ0の値とを比較し
、実績摩擦係数μ1の値が予定摩擦係数μ0の値以下で
あるときは、最終段スタンドの圧下率を大きくして前段
側スタンドの圧下率を小さくし、実績摩擦係数μ1の値
が予定摩擦係数μ0の値を超えるときは、最終段スタン
ドの圧下率を小さくして前段側スタンドの圧下率を大き
くすることを特徴とするタンデム圧延機における圧下率
自動修正方法である。
【0009】また本発明は、前記実績摩擦係数μ1は、
最終段スタンドにおいて実測した、圧延荷重と、入側板
厚と、出側板厚と、出側張力等に基づいて演算して求め
る。
最終段スタンドにおいて実測した、圧延荷重と、入側板
厚と、出側板厚と、出側張力等に基づいて演算して求め
る。
【0010】また本発明は、連続した金属帯を3段以上
の圧延スタンドによって圧延し、最終段にはダルワーク
ロールを使用するタンデム圧延機において、初段スタン
ドの上流側に設けられ、金属帯に上流方向への張力を与
える後方張力発生手段と、最終段スタンドの下流側に設
けられ、金属帯に下流方向への張力を与える前方張力発
生手段と、各段の圧延スタンド毎に設けられ、各段の圧
下率を設定する手段と、制御手段であって、最終段スタ
ンドのダルワークロールのロール替え後に実績摩擦係数
μ1の値を圧延実績に基づいて演算して求め、実績摩擦
係数μ1の値と、予め定める摩擦係数μ0の値とを比較
し、実績摩擦係数μ1の値が予定摩擦係数μ0の値以下
であるときは、最終段スタンドの圧下率を大きくして前
段側スタンドの圧下率を小さくし、実績摩擦係数μ1の
値が予定摩擦係数μ0の値を超えるときは、最終段スタ
ンドの圧下率を小さくして前段側スタンドの圧下率を大
きくする、そのような制御手段とを含むことを特徴とす
るタンデム圧延機における圧下率自動修正装置である。
の圧延スタンドによって圧延し、最終段にはダルワーク
ロールを使用するタンデム圧延機において、初段スタン
ドの上流側に設けられ、金属帯に上流方向への張力を与
える後方張力発生手段と、最終段スタンドの下流側に設
けられ、金属帯に下流方向への張力を与える前方張力発
生手段と、各段の圧延スタンド毎に設けられ、各段の圧
下率を設定する手段と、制御手段であって、最終段スタ
ンドのダルワークロールのロール替え後に実績摩擦係数
μ1の値を圧延実績に基づいて演算して求め、実績摩擦
係数μ1の値と、予め定める摩擦係数μ0の値とを比較
し、実績摩擦係数μ1の値が予定摩擦係数μ0の値以下
であるときは、最終段スタンドの圧下率を大きくして前
段側スタンドの圧下率を小さくし、実績摩擦係数μ1の
値が予定摩擦係数μ0の値を超えるときは、最終段スタ
ンドの圧下率を小さくして前段側スタンドの圧下率を大
きくする、そのような制御手段とを含むことを特徴とす
るタンデム圧延機における圧下率自動修正装置である。
【0011】
【作用】本発明は、3段以上の圧延スタンドを有するタ
ンデム圧延機において、初段スタンドの電動ミルモータ
パワーがネックとなり、全体の能力を制限している場合
に、特に効果を奏する。本発明に従えば、最終段スタン
ドのダルワークロールのロール替え後に、圧延実績に基
づいて実績摩擦係数μ1を演算して求める。実績摩擦係
数μ1の値が予定摩擦係数μ0の値以下であるときは、
最終段スタンドの圧下率を大きくして初段スタンドの圧
下率を小さくする。これによって、初段スタンドの負荷
が小さくなり、最高圧延速度を増大することができる。 実績摩擦係数μ1の値が予定摩擦係数μ0の値を超える
ときは、最終段スタンドの圧下率を小さくして前段側の
圧延スタンドの圧下率を大きくする。これによって、各
段の圧下率の配分が適正化され、圧延される金属帯の厚
み変動を小さくすることができる。
ンデム圧延機において、初段スタンドの電動ミルモータ
パワーがネックとなり、全体の能力を制限している場合
に、特に効果を奏する。本発明に従えば、最終段スタン
ドのダルワークロールのロール替え後に、圧延実績に基
づいて実績摩擦係数μ1を演算して求める。実績摩擦係
数μ1の値が予定摩擦係数μ0の値以下であるときは、
最終段スタンドの圧下率を大きくして初段スタンドの圧
下率を小さくする。これによって、初段スタンドの負荷
が小さくなり、最高圧延速度を増大することができる。 実績摩擦係数μ1の値が予定摩擦係数μ0の値を超える
ときは、最終段スタンドの圧下率を小さくして前段側の
圧延スタンドの圧下率を大きくする。これによって、各
段の圧下率の配分が適正化され、圧延される金属帯の厚
み変動を小さくすることができる。
【0012】また本発明に従えば、実績摩擦係数μ1は
、最終段スタンドにおいて、実測した圧延荷重と、入側
板厚と、出側板厚と、出側張力等に基づいて演算して求
める。これによって、バラツキの大きいダルワークロー
ルの摩擦係数を確実に求めることができる。
、最終段スタンドにおいて、実測した圧延荷重と、入側
板厚と、出側板厚と、出側張力等に基づいて演算して求
める。これによって、バラツキの大きいダルワークロー
ルの摩擦係数を確実に求めることができる。
【0013】また本発明に従えば、タンデム圧延機は、
連続した金属帯を3段以上の圧延スタンドによって圧延
する。タンデム圧延機の最終段には、ダルワークロール
を使用する。初段スタンドの上流側には、金属帯に上流
方向への張力を与える後方張力発生手段が設けられる。 最終段スタンドの下流側には、金属帯に下流方向への張
力を与える前方張力発生手段が設けられる。各段の圧延
スタンドには、各段の圧下率を設定する手段が設けられ
、制御手段によって調整される。制御手段は、最終段ス
タンドのダルワークロールのロール替え後に実績摩擦係
数μ1を演算して求める。実績摩擦係数μ1の値が予定
摩擦係数μ0の値以下であるときは、最終段スタンドの
圧下率を大きくして前段側スタンドの圧下率を小さくし
て、最高圧延速度を大きくすることを可能とする。実績
摩擦係数μ1の値が予定摩擦係数μ0の値を超えるとき
は、最終段スタンドの圧下率を小さくして、前段側スタ
ンドの圧下率を大きくすることによって、安定した圧延
状態を達成し、金属帯の仕上げ厚みのバラツキを減少さ
せる。
連続した金属帯を3段以上の圧延スタンドによって圧延
する。タンデム圧延機の最終段には、ダルワークロール
を使用する。初段スタンドの上流側には、金属帯に上流
方向への張力を与える後方張力発生手段が設けられる。 最終段スタンドの下流側には、金属帯に下流方向への張
力を与える前方張力発生手段が設けられる。各段の圧延
スタンドには、各段の圧下率を設定する手段が設けられ
、制御手段によって調整される。制御手段は、最終段ス
タンドのダルワークロールのロール替え後に実績摩擦係
数μ1を演算して求める。実績摩擦係数μ1の値が予定
摩擦係数μ0の値以下であるときは、最終段スタンドの
圧下率を大きくして前段側スタンドの圧下率を小さくし
て、最高圧延速度を大きくすることを可能とする。実績
摩擦係数μ1の値が予定摩擦係数μ0の値を超えるとき
は、最終段スタンドの圧下率を小さくして、前段側スタ
ンドの圧下率を大きくすることによって、安定した圧延
状態を達成し、金属帯の仕上げ厚みのバラツキを減少さ
せる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のタンデム圧延機
について、概略的な構成を示す側面図である。タンデム
圧延機には、初段スタンド1、第2段スタンド2、第3
段スタンド3および最終段スタンド4の4段の圧延スタ
ンドが設けられる。本発明は、初段スタンド1において
、電動ミルモータパワーがネックとなり、全体の能力が
制限される場合に特に好適に実施されるので、以下、こ
の場合について説明する。鋼板などの金属帯5は、各段
の圧延スタンド1〜4によって冷間圧延され、最終段ス
タンド4の出側において所望の厚みとなる。初段スタン
ド1の上流側には、後方張力発生手段であるミル前ブラ
イドルロール6が設けられる。最終段スタンド4の下流
側には、前方張力発生手段である出側ブライドルロール
7が設けられる。各ブライドルロール6,7は、金属帯
5に張力を与え、金属帯5の蛇行を防止し、安定した圧
延を実現する。
について、概略的な構成を示す側面図である。タンデム
圧延機には、初段スタンド1、第2段スタンド2、第3
段スタンド3および最終段スタンド4の4段の圧延スタ
ンドが設けられる。本発明は、初段スタンド1において
、電動ミルモータパワーがネックとなり、全体の能力が
制限される場合に特に好適に実施されるので、以下、こ
の場合について説明する。鋼板などの金属帯5は、各段
の圧延スタンド1〜4によって冷間圧延され、最終段ス
タンド4の出側において所望の厚みとなる。初段スタン
ド1の上流側には、後方張力発生手段であるミル前ブラ
イドルロール6が設けられる。最終段スタンド4の下流
側には、前方張力発生手段である出側ブライドルロール
7が設けられる。各ブライドルロール6,7は、金属帯
5に張力を与え、金属帯5の蛇行を防止し、安定した圧
延を実現する。
【0015】各スタンド1〜4の圧下率の制御など、タ
ンデム圧延機の動作は、プロセスコンピュータを含む制
御装置8によって自動的に行われる。ミル前ブライドル
ロール6には、酸洗装置9を経た金属帯5が供給される
。酸洗装置9の上流側には、溶接装置10が設けられる
。溶接装置10は、複数のペイオフリール11,12か
らの金属帯5を、順次溶接して連続的な金属帯5として
酸洗装置9に供給する。酸洗装置9の前後には、ルーパ
13,14が設けられ、前後工程間の処理速度の変動を
吸収する。出側ブライドルロール7の下流側には、テン
ションリール15が設けられ、圧延が終了した金属帯5
を巻取る。巻取られる金属帯5は、ダルワークロールに
よってダル目が付けられているので、コイルの層間が密
着することはなく、焼鈍を行っても層間が焼付く恐れは
ない。また、表面にわずかな凹凸が形成されるので、塗
装やメッキの下地としても、塗膜層やメッキ層との付着
力を向上することができる。
ンデム圧延機の動作は、プロセスコンピュータを含む制
御装置8によって自動的に行われる。ミル前ブライドル
ロール6には、酸洗装置9を経た金属帯5が供給される
。酸洗装置9の上流側には、溶接装置10が設けられる
。溶接装置10は、複数のペイオフリール11,12か
らの金属帯5を、順次溶接して連続的な金属帯5として
酸洗装置9に供給する。酸洗装置9の前後には、ルーパ
13,14が設けられ、前後工程間の処理速度の変動を
吸収する。出側ブライドルロール7の下流側には、テン
ションリール15が設けられ、圧延が終了した金属帯5
を巻取る。巻取られる金属帯5は、ダルワークロールに
よってダル目が付けられているので、コイルの層間が密
着することはなく、焼鈍を行っても層間が焼付く恐れは
ない。また、表面にわずかな凹凸が形成されるので、塗
装やメッキの下地としても、塗膜層やメッキ層との付着
力を向上することができる。
【0016】制御装置8から各スタンド1〜4へは、圧
延制御ライン20を介して信号が与えられ、圧下率、荷
重およびワークロール駆動用のモータの回転制御などが
行われる。各スタンド1〜4には、6重式ロールが設け
られており、ワークロール21〜24によって、金属帯
5を挟持して圧延を行う。ワークロール21〜24の外
径は、たとえば、380〜420mmである。ワークロ
ール21〜24の上下には、中間ロールとバックアップ
ロールが設けられる。
延制御ライン20を介して信号が与えられ、圧下率、荷
重およびワークロール駆動用のモータの回転制御などが
行われる。各スタンド1〜4には、6重式ロールが設け
られており、ワークロール21〜24によって、金属帯
5を挟持して圧延を行う。ワークロール21〜24の外
径は、たとえば、380〜420mmである。ワークロ
ール21〜24の上下には、中間ロールとバックアップ
ロールが設けられる。
【0017】各ワークロール21〜24の表面は、まず
、平滑に仕上げられる。最終段のワークロール24とし
て、ダルワークロールを使用するときは、ショットブラ
スト法等によって表面に微細な凹凸を付加し、表面に梨
目状のいわゆるダル目を形成する。ダル目形成によるワ
ークロール24の表面の粗さは、中心線平均粗さで、1
.8〜2.5μRaとなる。このようなダル目をつける
ことによって、前述した、焼鈍や塗装およびメッキの便
宜ばかりではなく、前段の圧延スタンド1〜3のワーク
ロール21〜23によって生じた金属帯5の表面の傷を
解消することもできる。
、平滑に仕上げられる。最終段のワークロール24とし
て、ダルワークロールを使用するときは、ショットブラ
スト法等によって表面に微細な凹凸を付加し、表面に梨
目状のいわゆるダル目を形成する。ダル目形成によるワ
ークロール24の表面の粗さは、中心線平均粗さで、1
.8〜2.5μRaとなる。このようなダル目をつける
ことによって、前述した、焼鈍や塗装およびメッキの便
宜ばかりではなく、前段の圧延スタンド1〜3のワーク
ロール21〜23によって生じた金属帯5の表面の傷を
解消することもできる。
【0018】ダルワークロール24は、圧延を連続して
行うに従って、ダル目が摩耗して摩擦係数が小さくなっ
ていく。また、各ワークロール21〜24は、圧延を繰
返すことによって疲労するので、たとえば3000トン
の鋼板を圧延する毎に交換する必要がある。また、ワー
クロール21〜24に大きな傷が生じたようなときは、
直ちに交換する必要がある。ダルワークロール24は、
以上述べたように、ダル目の形成による摩擦係数のバラ
ツキが大きいので、制御装置8は、圧延制御ライン20
を介して各スタンド1〜4の圧延条件を調整する。
行うに従って、ダル目が摩耗して摩擦係数が小さくなっ
ていく。また、各ワークロール21〜24は、圧延を繰
返すことによって疲労するので、たとえば3000トン
の鋼板を圧延する毎に交換する必要がある。また、ワー
クロール21〜24に大きな傷が生じたようなときは、
直ちに交換する必要がある。ダルワークロール24は、
以上述べたように、ダル目の形成による摩擦係数のバラ
ツキが大きいので、制御装置8は、圧延制御ライン20
を介して各スタンド1〜4の圧延条件を調整する。
【0019】圧延条件の調整のために、制御装置8には
、厚み計測ライン30、速度計測ライン31、荷重計測
ライン32、蛇行制御ライン33、張力計測ライン34
、入側パンチホール検出ライン35、入側プロフィール
計測ライン36、出側プロフィール計測ライン37、形
状検出ライン38および出側パンチホール検出ライン3
9からの信号が与えられる。厚み計測ライン32には、
初段スタンド1の上流側および最終段スタンド4の下流
側にそれぞれ設けられるX線厚み計から、金属帯5の厚
み計測データが与えられる。速度計測ライン31には、
各スタンド1〜4の段間に設けられる速度計から、金属
帯5の速度データが与えられる。荷重計測ライン32に
は、各スタンド1〜4毎に設けられるロードセルから、
荷重データが与えられる。蛇行制御ライン33は、金属
帯5が蛇行するのを防止するための制御に使用される。 張力計測ライン34には、各スタンド1〜4の段間、初
段スタンド1の上流側および最終段スタンド4の下流側
に設けられる張力計から、張力計測データが与えられる
。
、厚み計測ライン30、速度計測ライン31、荷重計測
ライン32、蛇行制御ライン33、張力計測ライン34
、入側パンチホール検出ライン35、入側プロフィール
計測ライン36、出側プロフィール計測ライン37、形
状検出ライン38および出側パンチホール検出ライン3
9からの信号が与えられる。厚み計測ライン32には、
初段スタンド1の上流側および最終段スタンド4の下流
側にそれぞれ設けられるX線厚み計から、金属帯5の厚
み計測データが与えられる。速度計測ライン31には、
各スタンド1〜4の段間に設けられる速度計から、金属
帯5の速度データが与えられる。荷重計測ライン32に
は、各スタンド1〜4毎に設けられるロードセルから、
荷重データが与えられる。蛇行制御ライン33は、金属
帯5が蛇行するのを防止するための制御に使用される。 張力計測ライン34には、各スタンド1〜4の段間、初
段スタンド1の上流側および最終段スタンド4の下流側
に設けられる張力計から、張力計測データが与えられる
。
【0020】入側パンチホール検出ライン35には、金
属帯5に設けられるパンチホールが検出されたときに信
号が与えられる。入側および出側プロフィール計測ライ
ン36,37には、入側および出側で、金属帯5のプロ
フィールを計測したデータがそれぞれ与えられる。形状
検出ライン38には、最終スタンド4から出てくる金属
帯5の幅を検出した信号が与えられる。出側パンチホー
ル検出ライン39からは、金属帯5に設けられるパンチ
ホールを検出した信号が与えられる。
属帯5に設けられるパンチホールが検出されたときに信
号が与えられる。入側および出側プロフィール計測ライ
ン36,37には、入側および出側で、金属帯5のプロ
フィールを計測したデータがそれぞれ与えられる。形状
検出ライン38には、最終スタンド4から出てくる金属
帯5の幅を検出した信号が与えられる。出側パンチホー
ル検出ライン39からは、金属帯5に設けられるパンチ
ホールを検出した信号が与えられる。
【0021】圧延制御ライン20を介する各スタンド1
〜4の荷重の制御は、各スタンドにおけるバックアップ
ロールの両サイドに設けられるベアリング軸受箱である
チョックに油圧を作用させることによって行う。油圧に
よるバックアップロールの移動量は、磁気的位置検出装
置などによって検出される。
〜4の荷重の制御は、各スタンドにおけるバックアップ
ロールの両サイドに設けられるベアリング軸受箱である
チョックに油圧を作用させることによって行う。油圧に
よるバックアップロールの移動量は、磁気的位置検出装
置などによって検出される。
【0022】各圧延スタンド1〜4における圧下率は、
次の数1の式によって求められる。
次の数1の式によって求められる。
【0023】
【数1】
【0024】ここで、Hは入側板厚を示し、hは出側板
厚を示す。最終スタンド4の実績摩擦係数μ1は、たと
えば次の数2の式によって求められる。
厚を示す。最終スタンド4の実績摩擦係数μ1は、たと
えば次の数2の式によって求められる。
【0025】
【数2】
【0026】ここで、Pは荷重計測ライン32を介して
計測される実績圧延荷重であり、Kは最終段スタンド4
の前後の張力計によって計測される張力による補正項で
ある。ここで、Hおよびhは、最終段スタンド4の入側
および出側における板厚である。bは金属帯5の板幅で
あり、kは金属帯5の材料毎に予め求められている変形
抵抗であり、Rはダルワークロール4の偏平半径である
。これらの値b・k・Rは、制御装置8内に予め設定さ
れている。
計測される実績圧延荷重であり、Kは最終段スタンド4
の前後の張力計によって計測される張力による補正項で
ある。ここで、Hおよびhは、最終段スタンド4の入側
および出側における板厚である。bは金属帯5の板幅で
あり、kは金属帯5の材料毎に予め求められている変形
抵抗であり、Rはダルワークロール4の偏平半径である
。これらの値b・k・Rは、制御装置8内に予め設定さ
れている。
【0027】制御装置8によって、各スタンド1〜4の
圧下率を調整する動作を図2によって説明する。ステッ
プs1からスタートして、ステップs2においてダルワ
ークロール24を交換する。次にステップs3において
、各スタンド1〜4の圧下率を制御装置8内に設けられ
ているテーブルに従って初期配分する。
圧下率を調整する動作を図2によって説明する。ステッ
プs1からスタートして、ステップs2においてダルワ
ークロール24を交換する。次にステップs3において
、各スタンド1〜4の圧下率を制御装置8内に設けられ
ているテーブルに従って初期配分する。
【0028】次にステップs4において、最初の圧延を
行う。この圧延結果の実測データに基づいて、ステップ
s5においては、数2の式に基づく演算によって、実績
摩擦係数μ1が求められる。次にステップs6において
、実績摩擦係数μ1の値が、予定摩擦係数μ0の値以下
であるか否かが判断される。予定摩擦係数μ0は、圧下
率の初期配分値と同様に、制御装置8内に予め設定され
ている。
行う。この圧延結果の実測データに基づいて、ステップ
s5においては、数2の式に基づく演算によって、実績
摩擦係数μ1が求められる。次にステップs6において
、実績摩擦係数μ1の値が、予定摩擦係数μ0の値以下
であるか否かが判断される。予定摩擦係数μ0は、圧下
率の初期配分値と同様に、制御装置8内に予め設定され
ている。
【0029】ステップs6において、実績摩擦係数μ1
が予定摩擦係数μ0以下であるときは、ステップs7に
おいて、最終段スタンド4の圧下率が次の数3の式に示
すようにして増加される。
が予定摩擦係数μ0以下であるときは、ステップs7に
おいて、最終段スタンド4の圧下率が次の数3の式に示
すようにして増加される。
【0030】
【数3】rN1 = rN + a1(μ0−μ1)こ
こで、rN は初期配分において最終段スタンド4に設
定される圧下率であり、rN 1は補正後の最終段スタ
ンド4の圧下率の値であり、a1は予め実験から求めた
係数である。
こで、rN は初期配分において最終段スタンド4に設
定される圧下率であり、rN 1は補正後の最終段スタ
ンド4の圧下率の値であり、a1は予め実験から求めた
係数である。
【0031】次のステップs8においては、初段スタン
ド1の圧下率を次の数4の式に従って補正する。
ド1の圧下率を次の数4の式に従って補正する。
【0032】
【数4】r11 = r1 + b1(rN−rN1)
ここで、r1 は初期配分において初段スタンド1に設
定される圧下率であり、r1 1は補正後の初段スタン
ド1の圧下率であり、b1は実測データに基づく係数で
ある。
ここで、r1 は初期配分において初段スタンド1に設
定される圧下率であり、r1 1は補正後の初段スタン
ド1の圧下率であり、b1は実測データに基づく係数で
ある。
【0033】初段スタンド1の圧下率が減少するので、
初段スタンド1駆動用の電動ミルモータの負荷が軽くな
り、回転速度上昇の余地が生じる。ステップs9におい
ては、各スタンド1〜4の駆動用モータの回転速度を上
昇させ、圧延速度を増加させる。
初段スタンド1駆動用の電動ミルモータの負荷が軽くな
り、回転速度上昇の余地が生じる。ステップs9におい
ては、各スタンド1〜4の駆動用モータの回転速度を上
昇させ、圧延速度を増加させる。
【0034】ステップs6において、実績摩擦係数μ1
が予定摩擦係数μ0以下ではないときは、ステップs1
0において、次の数5の式に従って最終段スタンド4の
圧下率を減少する。
が予定摩擦係数μ0以下ではないときは、ステップs1
0において、次の数5の式に従って最終段スタンド4の
圧下率を減少する。
【0035】
【数5】rN1 = rN + a1(μ0−μ1)次
にステップs11において、初段スタンド1および最終
段スタンド以外の圧延スタンドである、中間段の、第2
段スタンド2および第3段スタンド3の圧下率が、次の
数6の式に従って増加される。
にステップs11において、初段スタンド1および最終
段スタンド以外の圧延スタンドである、中間段の、第2
段スタンド2および第3段スタンド3の圧下率が、次の
数6の式に従って増加される。
【0036】
【数6】
【0037】ここで、rmは初期配分における中間スタ
ンド2,3の圧下率であり、rm1は補正後の中間スタ
ンド2,3の圧下率であり、Nは圧延スタンドの数であ
る。数6の式が成立つためには、圧延スタンドは3段以
上あればよい。複数の中間スタンドに対しては、圧下率
の増加分を均等に割当てる。
ンド2,3の圧下率であり、rm1は補正後の中間スタ
ンド2,3の圧下率であり、Nは圧延スタンドの数であ
る。数6の式が成立つためには、圧延スタンドは3段以
上あればよい。複数の中間スタンドに対しては、圧下率
の増加分を均等に割当てる。
【0038】ステップs9またはステップs11の後は
、補正された圧下率によって圧延を行い、ステップs1
2において圧延の継続の有無を判定し、継続する場合は
ステップs13からステップs4に戻り、同様の演算、
処理を行う。ただし、ダルワークロール変換後、2コイ
ル目以降の予定摩擦係数μ0および設定圧下率rN は
、先行するコイルの圧延実績を基に設定した値である。 このように、当該コイル圧延中にも制御変更は可能であ
る。また、次コイルの圧延条件の設定に当たり、先行コ
イルの実績から次コイルのμ0,rN を設定、制御す
る。
、補正された圧下率によって圧延を行い、ステップs1
2において圧延の継続の有無を判定し、継続する場合は
ステップs13からステップs4に戻り、同様の演算、
処理を行う。ただし、ダルワークロール変換後、2コイ
ル目以降の予定摩擦係数μ0および設定圧下率rN は
、先行するコイルの圧延実績を基に設定した値である。 このように、当該コイル圧延中にも制御変更は可能であ
る。また、次コイルの圧延条件の設定に当たり、先行コ
イルの実績から次コイルのμ0,rN を設定、制御す
る。
【0039】各スタンド1〜4における圧下率の実績摩
擦係数μ1による変化を、図3に示す。ラインL1は初
段スタンド1の圧下率の変化を示し、ラインLm は中
間スタンド2,3の圧下率の変化を示し、ラインLn
は最終段スタンド4の圧下率の変化を示す。実績摩擦係
数μ1が予定摩擦係数μ0よりも小さいときは、図に示
すように、初段および最終段の圧下率が変化する。実績
摩擦係数μ1が予定摩擦係数μ0を超えるときは、中間
スタンド2,3および最終段スタンド4の圧下率が変化
する。最終段スタンド4の圧下率は、実績摩擦係数μ1
に従って、直線的に変化する。これは、数3の式と数5
の式が同一だからである。
擦係数μ1による変化を、図3に示す。ラインL1は初
段スタンド1の圧下率の変化を示し、ラインLm は中
間スタンド2,3の圧下率の変化を示し、ラインLn
は最終段スタンド4の圧下率の変化を示す。実績摩擦係
数μ1が予定摩擦係数μ0よりも小さいときは、図に示
すように、初段および最終段の圧下率が変化する。実績
摩擦係数μ1が予定摩擦係数μ0を超えるときは、中間
スタンド2,3および最終段スタンド4の圧下率が変化
する。最終段スタンド4の圧下率は、実績摩擦係数μ1
に従って、直線的に変化する。これは、数3の式と数5
の式が同一だからである。
【0040】予定摩擦係数μ0は、ダルワークロール2
4の摩擦係数のバラツキの大きいことを考慮して、比較
的大きな値に設定され、実績摩擦係数μ1の方が小さい
場合が多い。このため、図4で示すように、初期設定に
おいては白丸のように初段スタンド1の圧下率を高めに
設定し、最終段スタンド4の圧下率を低めに設定する。 実績摩擦係数μ1が予定摩擦係数μ0以下であることが
判明すると、黒丸で示すように、初段スタンド1の圧下
率を減少させ、最終段スタンド4の圧下率を増加させる
ことができる。このため図5に示すように、各スタンド
1〜4のモータ負荷は、白抜き3角の状態から黒塗り3
角の状態に変化する。すなわち、初段スタンド1のモー
タ負荷は、初期配分においては最大限の100%に設定
され、最終段スタンド4のモータ負荷は少なめに設定さ
れているけれども、μ1≦μ0の確認後、各スタンド間
のモータ負荷のバランスを取ることができる。各スタン
ド1〜4のモータ負荷のバランスがとれると、ワークロ
ール回転周速度も、白丸の状態から黒丸の状態へ増加さ
せる余地が生じ、最高圧延速度を増加させることができ
る。
4の摩擦係数のバラツキの大きいことを考慮して、比較
的大きな値に設定され、実績摩擦係数μ1の方が小さい
場合が多い。このため、図4で示すように、初期設定に
おいては白丸のように初段スタンド1の圧下率を高めに
設定し、最終段スタンド4の圧下率を低めに設定する。 実績摩擦係数μ1が予定摩擦係数μ0以下であることが
判明すると、黒丸で示すように、初段スタンド1の圧下
率を減少させ、最終段スタンド4の圧下率を増加させる
ことができる。このため図5に示すように、各スタンド
1〜4のモータ負荷は、白抜き3角の状態から黒塗り3
角の状態に変化する。すなわち、初段スタンド1のモー
タ負荷は、初期配分においては最大限の100%に設定
され、最終段スタンド4のモータ負荷は少なめに設定さ
れているけれども、μ1≦μ0の確認後、各スタンド間
のモータ負荷のバランスを取ることができる。各スタン
ド1〜4のモータ負荷のバランスがとれると、ワークロ
ール回転周速度も、白丸の状態から黒丸の状態へ増加さ
せる余地が生じ、最高圧延速度を増加させることができ
る。
【0041】以上の実施例においては、4段の圧延スタ
ンド1〜4によって圧延しているけれども、3段以上の
圧延スタンドがあれば同様にして圧下率を調整すること
ができるのは勿論である。また、初段スタンド1の上流
側に酸洗装置9が設けられているけれども、酸洗ライン
と連結せず溶接装置10からそのまま金属帯5を供給し
てもよいことは勿論である。さらに、ペイオフリールを
初段スタンド1付近に設けて、金属帯5を初段スタンド
1に供給してもよいことは勿論である。また、最終段ス
タンド4の下流側に、テンションリール15を設けて金
属帯5を巻取っているけれども、他の処理、たとえば焼
鈍やメッキや塗装などを連続的に行うようにしてもよい
ことは勿論である。また、各圧延スタンド1〜4におい
て、6重式のロールで圧延しているけれども、他の形式
のロールを用いてもよいことは勿論である。
ンド1〜4によって圧延しているけれども、3段以上の
圧延スタンドがあれば同様にして圧下率を調整すること
ができるのは勿論である。また、初段スタンド1の上流
側に酸洗装置9が設けられているけれども、酸洗ライン
と連結せず溶接装置10からそのまま金属帯5を供給し
てもよいことは勿論である。さらに、ペイオフリールを
初段スタンド1付近に設けて、金属帯5を初段スタンド
1に供給してもよいことは勿論である。また、最終段ス
タンド4の下流側に、テンションリール15を設けて金
属帯5を巻取っているけれども、他の処理、たとえば焼
鈍やメッキや塗装などを連続的に行うようにしてもよい
ことは勿論である。また、各圧延スタンド1〜4におい
て、6重式のロールで圧延しているけれども、他の形式
のロールを用いてもよいことは勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ダルワー
クロールの実績摩擦係数に基づいて、タンデム圧延機に
おける各スタンド間の圧下率配分を調整することができ
る。ダルワークロールの実績摩擦係数μ1が予定摩擦係
数μ0以下であるときは、初段スタンドの圧下率を低下
させることができるので、最高圧延速度を増大し、圧延
の生産性を向上することができる。実績摩擦係数μ1が
予定摩擦係数μ0を超えるときは、最終段スタンドの圧
下率を小さくし、不安定で厳しい圧延条件を回避でき、
金属帯の仕上げ厚みのバラツキを小さくして、安定操業
を確保することができる。
クロールの実績摩擦係数に基づいて、タンデム圧延機に
おける各スタンド間の圧下率配分を調整することができ
る。ダルワークロールの実績摩擦係数μ1が予定摩擦係
数μ0以下であるときは、初段スタンドの圧下率を低下
させることができるので、最高圧延速度を増大し、圧延
の生産性を向上することができる。実績摩擦係数μ1が
予定摩擦係数μ0を超えるときは、最終段スタンドの圧
下率を小さくし、不安定で厳しい圧延条件を回避でき、
金属帯の仕上げ厚みのバラツキを小さくして、安定操業
を確保することができる。
【0043】また本発明によれば、タンデム圧延機は、
上流側および下流側に、金属帯に張力を与える張力発生
手段がそれぞれ設けられるので、金属帯の蛇行を防止し
て、金属帯を連続的に圧延することができる。連続した
金属帯は、最終段にダルワークロールが使用される3段
以上の圧延スタンドによって圧延される。ダルワークロ
ールの摩擦係数は、大きく変動するけれども、実績摩擦
係数μ1を求めて、予定摩擦係数と比較し、その比較結
果によって各段の圧下率配分を調整するので、最高圧延
速度が向上し、または、安定した圧延条件から金属帯の
品質を向上することができる。
上流側および下流側に、金属帯に張力を与える張力発生
手段がそれぞれ設けられるので、金属帯の蛇行を防止し
て、金属帯を連続的に圧延することができる。連続した
金属帯は、最終段にダルワークロールが使用される3段
以上の圧延スタンドによって圧延される。ダルワークロ
ールの摩擦係数は、大きく変動するけれども、実績摩擦
係数μ1を求めて、予定摩擦係数と比較し、その比較結
果によって各段の圧下率配分を調整するので、最高圧延
速度が向上し、または、安定した圧延条件から金属帯の
品質を向上することができる。
【図1】本発明の一実施例の概略的な構成を示す側面図
である。
である。
【図2】図1図示の制御装置8の動作を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図3】図1図示の実施例における実績摩擦係数μ1に
よる圧下率の変化を示すグラフである。
よる圧下率の変化を示すグラフである。
【図4】図1図示の実施例の各スタンドにおける圧下率
の変化を示すグラフである。
の変化を示すグラフである。
【図5】図1図示の実施例における各スタンドのモータ
負荷およびワークロール回転周速度を示すグラフである
。
負荷およびワークロール回転周速度を示すグラフである
。
1 初段スタンド
2 第2段スタンド
3 第3段スタンド
4 最終段スタンド
5 金属帯
6 ミル前ブライドルロール
7 出側ブライドルロール
8 制御装置
9 酸洗装置
10 溶接装置
15 テンションリール
20 圧延制御ライン
21〜23 ワークロール
24 ダルワークロール
30 厚み計測ライン
32 荷重計測ライン
34 張力計測ライン
Claims (2)
- 【請求項1】 3段以上の圧延スタンドを有するタン
デム圧延機において、最終段スタンドのダルワークロー
ルのロール替え後に実績摩擦係数μ1を圧延実績に基づ
いて演算して求め、実績摩擦係数μ1の値と、予め定め
る摩擦係数μ0の値とを比較し、実績摩擦係数μ1の値
が予定摩擦係数μ0の値以下であるときは、最終段スタ
ンドの圧下率を大きくして前段側スタンドの圧下率を小
さくし、実績摩擦係数μ1の値が予定摩擦係数μ0の値
を超えるときは、最終段スタンドの圧下率を小さくして
前段側スタンドの圧下率を大きくすることを特徴とする
タンデム圧延機における圧下率自動修正方法。 - 【請求項2】 連続した金属帯を3段以上の圧延スタ
ンドによって圧延し、最終段にはダルワークロールを使
用するタンデム圧延機において、初段スタンドの上流側
に設けられ、金属帯に上流方向への張力を与える後方張
力発生手段と、最終段スタンドの下流側に設けられ、金
属帯に下流方向への張力を与える前方張力発生手段と、
各段の圧延スタンド毎に設けられ、各段の圧下率を設定
する手段と、制御手段であって、最終段スタンドのダル
ワークロールのロール替え後に実績摩擦係数μ1の値を
圧延実績に基づいて演算して求め、実績摩擦係数μ1の
値と、予め定める摩擦係数μ0の値とを比較し、実績摩
擦係数μ1の値が予定摩擦係数μ0の値以下であるとき
は、最終段スタンドの圧下率を大きくして前段側スタン
ドの圧下率を小さくし、実績摩擦係数μ1の値が予定摩
擦係数μ0の値を超えるときは、最終段スタンドの圧下
率を小さくして前段側スタンドの圧下率を大きくする、
そのような制御手段とを含むことを特徴とするタンデム
圧延機における圧下率自動修正装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3129907A JPH04356310A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | タンデム圧延機における圧下率自動修正方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3129907A JPH04356310A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | タンデム圧延機における圧下率自動修正方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04356310A true JPH04356310A (ja) | 1992-12-10 |
Family
ID=15021345
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3129907A Withdrawn JPH04356310A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | タンデム圧延機における圧下率自動修正方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04356310A (ja) |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP3129907A patent/JPH04356310A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH03238112A (ja) | タンデム式冷間圧延装置における速度効果を補償する制御方法および装置 | |
| US3618348A (en) | Method of controlling rolling of metal strips | |
| US5809817A (en) | Optimum strip tension control system for rolling mills | |
| JPS6121726B2 (ja) | ||
| JP3368841B2 (ja) | 冷間タンデムミルの圧延方法 | |
| CN118558735B (zh) | 一种针对薄规格热轧高强度板带板形不良的平整方法 | |
| JPH04356310A (ja) | タンデム圧延機における圧下率自動修正方法および装置 | |
| JP2003001315A (ja) | 鋼帯の冷間圧延方法 | |
| JP3709028B2 (ja) | 冷間タンデム圧延方法および冷間タンデム圧延機 | |
| JP3637901B2 (ja) | 金属板の冷間圧延方法 | |
| JPH08117829A (ja) | 薄鋼板の冷間圧延方法 | |
| JP2672614B2 (ja) | 冷間圧延方法 | |
| JPH0379087B2 (ja) | ||
| JP2902383B2 (ja) | 調質圧延における伸び率の制御方法 | |
| JP4197401B2 (ja) | 調質冷間圧延設備および調質冷間圧延方法 | |
| JP3252751B2 (ja) | 冷間タンデム圧延における板幅制御方法 | |
| JPH05212406A (ja) | 調質圧延制御方法 | |
| JPS637362Y2 (ja) | ||
| JP4622488B2 (ja) | 熱間圧延における金属帯の巻取方法およびそれを用いた熱延金属帯の製造方法 | |
| JPH0636925B2 (ja) | 冷間圧延における圧延板表面粗度の制御方法 | |
| JPH0813370B2 (ja) | 薄板冷間圧延の板厚制御方法 | |
| JP3456082B2 (ja) | 冷間圧延におけるエッジドロップ制御方法 | |
| JPH08117825A (ja) | リバース圧延機における異厚圧延パススケジュールの決定方法 | |
| JPS6092004A (ja) | ストリツプ表面粗度制御方法 | |
| JPH08243614A (ja) | 形状・板厚精度に優れるリバース式圧延方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980806 |