JPH04356436A - カルボニル化合物の製造方法 - Google Patents
カルボニル化合物の製造方法Info
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- JPH04356436A JPH04356436A JP2400450A JP40045090A JPH04356436A JP H04356436 A JPH04356436 A JP H04356436A JP 2400450 A JP2400450 A JP 2400450A JP 40045090 A JP40045090 A JP 40045090A JP H04356436 A JPH04356436 A JP H04356436A
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- reaction
- catalyst component
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生理活性物質やアミノ酸
製造時の原料として重要なカルボニル化合物を2級水酸
基を有する多価アルコールから効率良く製造する方法に
関するものである。
製造時の原料として重要なカルボニル化合物を2級水酸
基を有する多価アルコールから効率良く製造する方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】カルボ
ニル化合物であるジヒドロキシアセトン(又はその2量
体)、ヒドロキシピルビン酸、ヒドロキシアセトン、ピ
ルビン酸、グリセリルアルデヒド(又はその2量体)、
グリセリン酸及び乳酸等は、生理活性物質やアミノ酸を
製造する際の中間体として極めて重要である。これらの
中間体はその基本骨格から、2級水酸基を有するグリセ
リンや 1,2−プロピレングリコール、もしくはそれ
らの誘導体からの誘導が考えられる。
ニル化合物であるジヒドロキシアセトン(又はその2量
体)、ヒドロキシピルビン酸、ヒドロキシアセトン、ピ
ルビン酸、グリセリルアルデヒド(又はその2量体)、
グリセリン酸及び乳酸等は、生理活性物質やアミノ酸を
製造する際の中間体として極めて重要である。これらの
中間体はその基本骨格から、2級水酸基を有するグリセ
リンや 1,2−プロピレングリコール、もしくはそれ
らの誘導体からの誘導が考えられる。
【0003】従来よりグリセリンを酸化して、グリセリ
ン酸化物に誘導するための種々の方法が提案されている
。例えば、グリセリン酸の合成にグリセリンと硝酸を混
合して3〜4日放置する方法がある。また、グリセリル
アルデヒドはグリセリンを硫酸鉄の存在下、室温で硝酸
酸化することにより合成される。また、グリセリンの2
級水酸基が酸化されたジヒドロキシアセトンはアセトバ
クター (AcetobacterSp) を用いる酵
素反応によって製造されている。また、ピルビン酸は乳
酸の気相酸化反応によって製造されている。これらの酸
化生成物又はその2量体は熱的に不安定であり、pHに
よっても容易に異性化するため、温和な条件下で反応条
件を厳密に管理して合成する必要がある。しかし、温和
な条件下での反応は長時間を要するという欠点がある。 また、原料多価アルコールの分子会合による反応疎外を
緩和するためにも低濃度で反応を行う必要があり、生産
性の点でも満足のいくものではない。
ン酸化物に誘導するための種々の方法が提案されている
。例えば、グリセリン酸の合成にグリセリンと硝酸を混
合して3〜4日放置する方法がある。また、グリセリル
アルデヒドはグリセリンを硫酸鉄の存在下、室温で硝酸
酸化することにより合成される。また、グリセリンの2
級水酸基が酸化されたジヒドロキシアセトンはアセトバ
クター (AcetobacterSp) を用いる酵
素反応によって製造されている。また、ピルビン酸は乳
酸の気相酸化反応によって製造されている。これらの酸
化生成物又はその2量体は熱的に不安定であり、pHに
よっても容易に異性化するため、温和な条件下で反応条
件を厳密に管理して合成する必要がある。しかし、温和
な条件下での反応は長時間を要するという欠点がある。 また、原料多価アルコールの分子会合による反応疎外を
緩和するためにも低濃度で反応を行う必要があり、生産
性の点でも満足のいくものではない。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は2
級水酸基を有する多価アルコールを効率良く対応するカ
ルボニル化合物に接触酸化するにあたり、生成したカル
ボニル化合物の他物質への副反応を極力抑制することを
目的に、酸化反応を低温で且つ主に酸性雰囲気で進行さ
せ、更に高速に進行させるべく鋭意研究した結果、特定
の触媒組成物を使用することによりそれを達成すること
に成功し本発明を完成した。
級水酸基を有する多価アルコールを効率良く対応するカ
ルボニル化合物に接触酸化するにあたり、生成したカル
ボニル化合物の他物質への副反応を極力抑制することを
目的に、酸化反応を低温で且つ主に酸性雰囲気で進行さ
せ、更に高速に進行させるべく鋭意研究した結果、特定
の触媒組成物を使用することによりそれを達成すること
に成功し本発明を完成した。
【0005】即ち、本発明は、2級水酸基を有する多価
アルコールを下記の触媒組成物の存在下に酸化剤にて接
触酸化することを特徴とする対応するカルボニル化合物
の製造方法を提供するものである。
アルコールを下記の触媒組成物の存在下に酸化剤にて接
触酸化することを特徴とする対応するカルボニル化合物
の製造方法を提供するものである。
【0006】<触媒組成物>白金、パラジウム、ロジウ
ム、ルテニウム、レニウム、銅、銀及び金から成るA群
から選ばれる1種以上の元素を触媒第1成分とし、更に
スズ、鉛、アンチモン、ビスマス、セレン及びテルルか
ら成るB群から選ばれる1種以上の元素を触媒第2成分
とし、希土類元素から成るC群から選ばれる1種以上の
元素を触媒第3成分とし、 (イ)触媒第1成分と触媒第2成分 (ロ)触媒第1成分と触媒第3成分、又は(ハ)触媒第
1成分と触媒第2成分と触媒第3成分のいずれかの組み
合わせからなる担持触媒。
ム、ルテニウム、レニウム、銅、銀及び金から成るA群
から選ばれる1種以上の元素を触媒第1成分とし、更に
スズ、鉛、アンチモン、ビスマス、セレン及びテルルか
ら成るB群から選ばれる1種以上の元素を触媒第2成分
とし、希土類元素から成るC群から選ばれる1種以上の
元素を触媒第3成分とし、 (イ)触媒第1成分と触媒第2成分 (ロ)触媒第1成分と触媒第3成分、又は(ハ)触媒第
1成分と触媒第2成分と触媒第3成分のいずれかの組み
合わせからなる担持触媒。
【0007】本発明で使用する2級水酸基を有する多価
アルコールとしては、2級水酸基と1級水酸基をそれぞ
れ1個以上有するグリセリン、置換グリセリン、1,2
−プロピレングリコール、置換1,2 −プロピレン
グリコール、及びグルコース、もしくは置換グルコース
等が挙げられる。
アルコールとしては、2級水酸基と1級水酸基をそれぞ
れ1個以上有するグリセリン、置換グリセリン、1,2
−プロピレングリコール、置換1,2 −プロピレン
グリコール、及びグルコース、もしくは置換グルコース
等が挙げられる。
【0008】従ってこれらの多価アルコールの酸化によ
って得られるカルボニル化合物としては以下の4種の形
態が考えられる。
って得られるカルボニル化合物としては以下の4種の形
態が考えられる。
【0009】■ 2級水酸基の酸化によるケトンの生
成。
成。
【0010】■ 1級水酸基の酸化によるアルデヒド
基の生成。
基の生成。
【0011】■ アルデヒド基の酸化によるカルボキ
シル基の生成。
シル基の生成。
【0012】■ 2級及び1級水酸基の酸化によるα
−ケト酸の生成。
−ケト酸の生成。
【0013】従って、従来の酸化反応が専ら1級水酸基
の酸化によるカルボキシル基の生成を目的としていたの
に対して、本発明においては、2級水酸基のケトン基へ
の酸化、又は1級水酸基と2級水酸基のα−ケト酸、β
−ケト酸、γ−ケト酸等への酸化を目的としている。
の酸化によるカルボキシル基の生成を目的としていたの
に対して、本発明においては、2級水酸基のケトン基へ
の酸化、又は1級水酸基と2級水酸基のα−ケト酸、β
−ケト酸、γ−ケト酸等への酸化を目的としている。
【0014】従来より、1級アルコールを酸化して対応
するカルボン酸に変換することはよく研究されてきた。 表−1にこれらの研究についての従来の公開公報をまと
めて示した。
するカルボン酸に変換することはよく研究されてきた。 表−1にこれらの研究についての従来の公開公報をまと
めて示した。
【0015】
【表1】
【0016】しかるに、これらの公開公報においてはい
ずれもカルボン酸を得ることを目的にしているため、酸
化反応を塩基性雰囲気で行うという共通点がある。塩基
性雰囲気で酸化反応を行うことの利点は、生成したカル
ボン酸を中和し酸化反応を促進することにある。
ずれもカルボン酸を得ることを目的にしているため、酸
化反応を塩基性雰囲気で行うという共通点がある。塩基
性雰囲気で酸化反応を行うことの利点は、生成したカル
ボン酸を中和し酸化反応を促進することにある。
【0017】従って、塩基性雰囲気で酸化反応を行った
場合には、2級水酸基よりも1級水酸基の方が選択的に
酸化される。
場合には、2級水酸基よりも1級水酸基の方が選択的に
酸化される。
【0018】例えば、特開昭52−116415号公報
にはパラジウムカーボン触媒を使用するグリセリンの接
触酸化によるマロン酸の製造方法が記載されているが、
この場合、酸化反応を塩基性雰囲気で行っているため生
成物はオキシマロン酸であり、グリセリンの2級水酸基
は酸化されないと記載されている。
にはパラジウムカーボン触媒を使用するグリセリンの接
触酸化によるマロン酸の製造方法が記載されているが、
この場合、酸化反応を塩基性雰囲気で行っているため生
成物はオキシマロン酸であり、グリセリンの2級水酸基
は酸化されないと記載されている。
【0019】一方、1級水酸基を酸化して対応するカル
ボン酸に変換するにあたり、従来より白金カーボン触媒
(Pt/C)やパラジウムカーボン触媒(Pd/C)が
知られている。これらの触媒を用いて1級水酸基を対応
するカルボン酸に酸化する場合、反応速度を維持する目
的で一般に塩基性雰囲気で行うが、Pt/C 触媒の場
合には酸性雰囲気でも酸化反応が進行しやすいという特
徴を有している。本発明者等はPt/C 触媒のこの特
性に着目して、それを多価アルコールの1級水酸基より
、むしろ2級水酸基の酸化に適用すべく鋭意研究した。 その結果、2級及び1級水酸基を有する多価アルコール
であるグリセリンや1,2 −プロピレングリコールを
、従来の触媒主元素のみのPd/C やPt/C 触媒
を用いて接触酸化すると、塩基性雰囲気では専ら1級水
酸基が酸化されて対応するカルボン酸を生成するのに対
して、酸性雰囲気では、特にPt/C 触媒の場合、2
級水酸基が酸化されて対応するケトンが微量生成するこ
とを見い出した。しかしながら、この段階では2級水酸
基の酸化は皆無に等しく実用的ではなかった。
ボン酸に変換するにあたり、従来より白金カーボン触媒
(Pt/C)やパラジウムカーボン触媒(Pd/C)が
知られている。これらの触媒を用いて1級水酸基を対応
するカルボン酸に酸化する場合、反応速度を維持する目
的で一般に塩基性雰囲気で行うが、Pt/C 触媒の場
合には酸性雰囲気でも酸化反応が進行しやすいという特
徴を有している。本発明者等はPt/C 触媒のこの特
性に着目して、それを多価アルコールの1級水酸基より
、むしろ2級水酸基の酸化に適用すべく鋭意研究した。 その結果、2級及び1級水酸基を有する多価アルコール
であるグリセリンや1,2 −プロピレングリコールを
、従来の触媒主元素のみのPd/C やPt/C 触媒
を用いて接触酸化すると、塩基性雰囲気では専ら1級水
酸基が酸化されて対応するカルボン酸を生成するのに対
して、酸性雰囲気では、特にPt/C 触媒の場合、2
級水酸基が酸化されて対応するケトンが微量生成するこ
とを見い出した。しかしながら、この段階では2級水酸
基の酸化は皆無に等しく実用的ではなかった。
【0020】一般にPd/C やPt/C 触媒を使用
する1級水酸基のカルボキシル基への接触酸化において
は、原料ガスである酸素による自己被毒が観測され、そ
れが触媒失活の原因の一つになっている。この酸素によ
る自己被毒現象は触媒主元素であるPtやPdの酸化状
態と密接に関連しており、これが酸素の吸着平衡を支配
し、被酸化物の触媒表面への吸着に影響を与えている。 そこで、このような触媒失活現象を抑制する目的で本発
明者等が開発した多元触媒を用いてグリセリンと1,2
−プロピレングリコールを酸性雰囲気で接触酸化を行
ったところ、驚くべきことに、従来より進行しないとい
う固定観念があったグリセリンの2級水酸基が効率良く
酸化されてジヒドロキシアセトンに、1,2 −プロピ
レングリコールの2級水酸基が効率良く酸化されてヒド
ロキシアセトンに変換されることを見い出した。更に、
酸素の吸着平衡、もしくは反応促進を目的として、超音
波照射下に酸化反応を行うと反応速度がかなり向上する
ことも観測している。
する1級水酸基のカルボキシル基への接触酸化において
は、原料ガスである酸素による自己被毒が観測され、そ
れが触媒失活の原因の一つになっている。この酸素によ
る自己被毒現象は触媒主元素であるPtやPdの酸化状
態と密接に関連しており、これが酸素の吸着平衡を支配
し、被酸化物の触媒表面への吸着に影響を与えている。 そこで、このような触媒失活現象を抑制する目的で本発
明者等が開発した多元触媒を用いてグリセリンと1,2
−プロピレングリコールを酸性雰囲気で接触酸化を行
ったところ、驚くべきことに、従来より進行しないとい
う固定観念があったグリセリンの2級水酸基が効率良く
酸化されてジヒドロキシアセトンに、1,2 −プロピ
レングリコールの2級水酸基が効率良く酸化されてヒド
ロキシアセトンに変換されることを見い出した。更に、
酸素の吸着平衡、もしくは反応促進を目的として、超音
波照射下に酸化反応を行うと反応速度がかなり向上する
ことも観測している。
【0021】このように、酸化反応を行う時の反応系の
pHを酸性雰囲気にすることによって2級水酸基が酸化
されることを見い出し、更に従来の触媒主元素のみのP
d/C やPt/C 触媒では触媒失活のため本反応を
実用的に進行させ得なかったものを、本発明者等の開発
した多元担持触媒を適用することによって、酸化反応時
の触媒失活を飛躍的に回避でき、本発明における多価ア
ルコールの2級水酸基を効率的に酸化して対応するカル
ボニル化合物を高収率で得ることに成功したのである。
pHを酸性雰囲気にすることによって2級水酸基が酸化
されることを見い出し、更に従来の触媒主元素のみのP
d/C やPt/C 触媒では触媒失活のため本反応を
実用的に進行させ得なかったものを、本発明者等の開発
した多元担持触媒を適用することによって、酸化反応時
の触媒失活を飛躍的に回避でき、本発明における多価ア
ルコールの2級水酸基を効率的に酸化して対応するカル
ボニル化合物を高収率で得ることに成功したのである。
【0022】ここで、2級水酸基を有する多価アルコー
ルとしてグリセリンと 1,2−プロピレングリコール
の場合について、それらの酸化経路について説明する。
ルとしてグリセリンと 1,2−プロピレングリコール
の場合について、それらの酸化経路について説明する。
【0023】<グリセリンの酸化経路>グリセリンの酸
化は下記経路に示すように、初めに2級水酸基が酸化さ
れるか、1級水酸基が酸化されるかで、ジヒドロキシア
セトン経由のルートとグリセリルアルデヒド経由のルー
トの2つがある。
化は下記経路に示すように、初めに2級水酸基が酸化さ
れるか、1級水酸基が酸化されるかで、ジヒドロキシア
セトン経由のルートとグリセリルアルデヒド経由のルー
トの2つがある。
【0024】グリセリンの酸化経路
【0025】
【化1】
【0026】即ち、このルートは以下の5つの過程から
なっている。
なっている。
【0027】■ グリセリンの酸化によるジヒドロキ
シアセトンの生成。
シアセトンの生成。
【0028】■ ジヒドロキシアセトンの酸化による
ヒドロキシルピルビン酸の生成。
ヒドロキシルピルビン酸の生成。
【0029】■ グリセリンの酸化によるグリセリル
アルデヒドの生成。
アルデヒドの生成。
【0030】■ グリセリルアルデヒドの酸化による
グリセリン酸の生成。
グリセリン酸の生成。
【0031】■ グリセリン酸の酸化によるヒドロキ
シピルビン酸の生成。
シピルビン酸の生成。
【0032】ここで本発明の生成物であるグリセリルア
ルデヒドとジヒドロキシアセトンについて説明する。上
記に示したようにこれらの化合物はそれぞれ2量体とし
てのグリセリルアルデヒド2量体、ジヒドロキシアセト
ン2量体との平衡混合物として存在しているため、濃度
調製もしくはpH調製等によって単量体の平衡をづらす
ことが出来る。
ルデヒドとジヒドロキシアセトンについて説明する。上
記に示したようにこれらの化合物はそれぞれ2量体とし
てのグリセリルアルデヒド2量体、ジヒドロキシアセト
ン2量体との平衡混合物として存在しているため、濃度
調製もしくはpH調製等によって単量体の平衡をづらす
ことが出来る。
【0033】< 1,2−プロピレングリコールの酸化
経路>1,2−プロピレングリコールの酸化も、下記経
路に示すように、最初に2級水酸基が酸化されるか、1
級水酸基が酸化されるかで、ヒドロキシアセトン経由の
ルートと、乳酸経由のルートの2つがある。
経路>1,2−プロピレングリコールの酸化も、下記経
路に示すように、最初に2級水酸基が酸化されるか、1
級水酸基が酸化されるかで、ヒドロキシアセトン経由の
ルートと、乳酸経由のルートの2つがある。
【0034】1,2−プロピレングリコールの酸化経路
【0035】
【化2】
【0036】即ち、このルートは以下の4つの過程から
なっている。
なっている。
【0037】■ 1,2 −プロピレングリコールの
酸化によるヒドロシキアセトンの生成。
酸化によるヒドロシキアセトンの生成。
【0038】■ ヒドロキシアセトンの酸化によるピ
ルビン酸の生成。
ルビン酸の生成。
【0039】■ 1,2 −プロピレングリコールの
酸化による乳酸の生成。
酸化による乳酸の生成。
【0040】■ 乳酸の酸化によるピルビン酸の生成
。
。
【0041】次に、本発明で使用する多元担持触媒組成
物について説明する。
物について説明する。
【0042】<本発明で使用する触媒組成物>本発明で
使用する触媒組成物は、触媒成分として白金、パラジウ
ム、ロジウム、ルテニウム、レニウム、銅、銀及び金か
ら成るA群から選ばれる1種以上の元素を触媒第1成分
とし、更にスズ、鉛、アンチモン、ビスマス、セレン及
びテルルから成るB群から選ばれる1種以上の元素を触
媒第2成分とし、希土類元素から成るC群から選ばれる
1種以上の元素を触媒第3成分とし、(イ)触媒第1成
分と触媒第2成分、(ロ)触媒第1成分と触媒第3成分
、又は(ハ)触媒第1成分と触媒第2成分と触媒第3成
分のいずれかの組み合わせからなる担持触媒である。
使用する触媒組成物は、触媒成分として白金、パラジウ
ム、ロジウム、ルテニウム、レニウム、銅、銀及び金か
ら成るA群から選ばれる1種以上の元素を触媒第1成分
とし、更にスズ、鉛、アンチモン、ビスマス、セレン及
びテルルから成るB群から選ばれる1種以上の元素を触
媒第2成分とし、希土類元素から成るC群から選ばれる
1種以上の元素を触媒第3成分とし、(イ)触媒第1成
分と触媒第2成分、(ロ)触媒第1成分と触媒第3成分
、又は(ハ)触媒第1成分と触媒第2成分と触媒第3成
分のいずれかの組み合わせからなる担持触媒である。
【0043】この場合において、触媒第1成分と触媒第
2成分の比率R1(第2成分/第1成分)が原子比で0
.01〜5.0 であり、触媒第1成分と触媒第3成分
の比率R2(第3成分/第1成分)が0.001 〜5
であることが好ましい。
2成分の比率R1(第2成分/第1成分)が原子比で0
.01〜5.0 であり、触媒第1成分と触媒第3成分
の比率R2(第3成分/第1成分)が0.001 〜5
であることが好ましい。
【0044】本発明に用いられる触媒担体としては通常
の担体、例えば、活性炭、アルミナ、シリカ、シリカ・
アルミナ、ゼオライト、モレキュラーシーブ、石綿等が
挙げられるが、特に活性炭、アルミナ、モレキュラーシ
ーブ等が有効である。又、触媒の第1成分としては白金
、パラジウム、銀、金、銅は特に有効であり、又、第2
成分としては鉛、ビスマス、セレン、テルルが有効であ
る。又、第3成分としてはセリウムとランタンが有効で
ある。更に触媒成分として、各群から選ばれる元素はそ
れぞれ1種である必要はなく、複数個併用することによ
って複合機能を発現できることがある。又、触媒成分を
担持した触媒前駆体はホルマリン、水素化ホウ素ナトリ
ウム、ヒドラジン、水素等で還元処理して使用する。 特に水素化ホウ素ナトリウムは有効である。
の担体、例えば、活性炭、アルミナ、シリカ、シリカ・
アルミナ、ゼオライト、モレキュラーシーブ、石綿等が
挙げられるが、特に活性炭、アルミナ、モレキュラーシ
ーブ等が有効である。又、触媒の第1成分としては白金
、パラジウム、銀、金、銅は特に有効であり、又、第2
成分としては鉛、ビスマス、セレン、テルルが有効であ
る。又、第3成分としてはセリウムとランタンが有効で
ある。更に触媒成分として、各群から選ばれる元素はそ
れぞれ1種である必要はなく、複数個併用することによ
って複合機能を発現できることがある。又、触媒成分を
担持した触媒前駆体はホルマリン、水素化ホウ素ナトリ
ウム、ヒドラジン、水素等で還元処理して使用する。 特に水素化ホウ素ナトリウムは有効である。
【0045】<pHの影響>本発明の反応を水中で行っ
た場合のpHの影響について説明する。
た場合のpHの影響について説明する。
【0046】前記グリセリンを酸化して得られるカルボ
ニル化合物のうち、グリセリルアルデヒドとジヒドロキ
シアセトンは塩基性下では乳酸に容易に異性化したり、
D−フルクトースやD−ソルボースに2量化しやすい。 従って、これらグリセリルアルデヒドやジヒドロキシア
セトンは酸性雰囲気下に存在させるのがよく、酸化反応
時のpHは1〜12が好ましい。この場合において、2
級水酸基のみを主に酸化する場合にはpHは1〜7が好
ましく、一方、1級水酸基及び2級水酸基の双方を酸化
する場合にはpHは6〜12が好ましい。
ニル化合物のうち、グリセリルアルデヒドとジヒドロキ
シアセトンは塩基性下では乳酸に容易に異性化したり、
D−フルクトースやD−ソルボースに2量化しやすい。 従って、これらグリセリルアルデヒドやジヒドロキシア
セトンは酸性雰囲気下に存在させるのがよく、酸化反応
時のpHは1〜12が好ましい。この場合において、2
級水酸基のみを主に酸化する場合にはpHは1〜7が好
ましく、一方、1級水酸基及び2級水酸基の双方を酸化
する場合にはpHは6〜12が好ましい。
【0047】<反応温度の影響>本発明において生成し
たカルボニル化合物は熱的に不安定なものが多いので反
応は出来るだけ低温で実施するのが良い。しかし、あま
り低温になると、特にグリセリンの場合には反応混合物
の粘度が増大して反応効率が大幅に低下するため、反応
温度としては−10℃から200 ℃、好ましくは10
℃から90℃、更に好ましくは20℃から70℃が良い
。
たカルボニル化合物は熱的に不安定なものが多いので反
応は出来るだけ低温で実施するのが良い。しかし、あま
り低温になると、特にグリセリンの場合には反応混合物
の粘度が増大して反応効率が大幅に低下するため、反応
温度としては−10℃から200 ℃、好ましくは10
℃から90℃、更に好ましくは20℃から70℃が良い
。
【0048】<反応圧力の影響>本発明の反応は脱水反
応であるため、反応を無水系で行う場合には減圧で実施
するのが好ましい。即ち、0.1 torrから常圧、
好ましくは375 torrから常圧、更に好ましくは
600torrから常圧が良い。
応であるため、反応を無水系で行う場合には減圧で実施
するのが好ましい。即ち、0.1 torrから常圧、
好ましくは375 torrから常圧、更に好ましくは
600torrから常圧が良い。
【0049】酸化反応を水溶液系で実施する場合には7
00 torrから900 torrが好ましい。
00 torrから900 torrが好ましい。
【0050】<反応溶媒>本反応は無水系でも進行させ
ることが出来るが、特にグリセリンを出発原料にした場
合には反応系の粘度が極めて高く、特に気液接触効率の
点で問題がある。従って、出発原料がグリセリンの場合
に限らず、他の出発原料の場合にも水溶液系で反応させ
る方が有効な場合がある。この場合、出発原料水溶液の
出発原料の濃度は0.2 から99.8重量%、好まし
くは1から40重量%、更に好ましくは3から20重量
%がよい。また、水以外の反応溶媒としては、官能基を
有さない不活性な炭化水素溶媒、例えばペンタン、シク
ロヘキサン、n−ヘキサン、ヘプタン等が挙げられる。
ることが出来るが、特にグリセリンを出発原料にした場
合には反応系の粘度が極めて高く、特に気液接触効率の
点で問題がある。従って、出発原料がグリセリンの場合
に限らず、他の出発原料の場合にも水溶液系で反応させ
る方が有効な場合がある。この場合、出発原料水溶液の
出発原料の濃度は0.2 から99.8重量%、好まし
くは1から40重量%、更に好ましくは3から20重量
%がよい。また、水以外の反応溶媒としては、官能基を
有さない不活性な炭化水素溶媒、例えばペンタン、シク
ロヘキサン、n−ヘキサン、ヘプタン等が挙げられる。
【0051】<反応ガスの供給法>反応ガスとしての酸
素を反応系に供給する場合には、ガス導入管の先端部も
しくはガス導入管の液界面の周囲を、ガラス製又素焼き
製の多孔質材料で作成するか、もしくはそのような材質
のものを装着させるのが良い。これにより気液接触が大
幅に向上して反応効率が増大する。この場合、伊勢化学
工業から市販されているMPG (シラス台地の火山灰
を一次原料にした多孔質焼結ガラス)は2000Å〜1
0700Åという極微小の気泡を形成出来るため、反応
速度の向上の点で極めて有効な場合がある。
素を反応系に供給する場合には、ガス導入管の先端部も
しくはガス導入管の液界面の周囲を、ガラス製又素焼き
製の多孔質材料で作成するか、もしくはそのような材質
のものを装着させるのが良い。これにより気液接触が大
幅に向上して反応効率が増大する。この場合、伊勢化学
工業から市販されているMPG (シラス台地の火山灰
を一次原料にした多孔質焼結ガラス)は2000Å〜1
0700Åという極微小の気泡を形成出来るため、反応
速度の向上の点で極めて有効な場合がある。
【0052】また、反応ガスは反応原料、触媒及び反応
溶媒からなる混合物中に導入してもよいが、反応原料、
反応溶媒中に予め溶解させておき、それを触媒部に導入
してもよい。
溶媒からなる混合物中に導入してもよいが、反応原料、
反応溶媒中に予め溶解させておき、それを触媒部に導入
してもよい。
【0053】<反応形式>反応は回分式でもよく、多段
触媒層から成る多段カラム型反応器による連続式、もし
くは触媒を懸濁させた攪拌槽型反応器による連続式でも
よい。
触媒層から成る多段カラム型反応器による連続式、もし
くは触媒を懸濁させた攪拌槽型反応器による連続式でも
よい。
【0054】<酸化剤>本発明で実施する酸化反応時の
酸化剤としては、酸素、空気、もしくは酸素と窒素等の
不活性ガスとの混合物が挙げられる。
酸化剤としては、酸素、空気、もしくは酸素と窒素等の
不活性ガスとの混合物が挙げられる。
【0055】
【実施例】以下に本発明の内容を実施例をもって説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。また触媒組成物の製造例を参考例として示す。
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。また触媒組成物の製造例を参考例として示す。
【0056】尚、例中の%は特記しないかぎり重量基準
である。
である。
【0057】参考例
2%Bi・5%Pd/C 触媒は以下のようにして調製
した。 塩化パラジウム0.83g、塩化ビスマス0.23g
を1規定−塩酸10mlに均一溶解させる。一方、活性
炭9.3gを100ml のイオン交換水に浸漬させて
おき、これに先に調製したBi、Pd溶液を添加し、含
浸法によって5時間吸着処理を行う。その後1規定水酸
化ナトリウムを25ml、37%ホルマリン水溶液を2
ml添加して、80℃で20分還元処理を行う。
した。 塩化パラジウム0.83g、塩化ビスマス0.23g
を1規定−塩酸10mlに均一溶解させる。一方、活性
炭9.3gを100ml のイオン交換水に浸漬させて
おき、これに先に調製したBi、Pd溶液を添加し、含
浸法によって5時間吸着処理を行う。その後1規定水酸
化ナトリウムを25ml、37%ホルマリン水溶液を2
ml添加して、80℃で20分還元処理を行う。
【0058】還元終了後、イオン交換水で洗浄すると含
水率50%の2%Bi・5%Pd/C が約20g 得
られた。他の触媒も同様の方法により調製した。
水率50%の2%Bi・5%Pd/C が約20g 得
られた。他の触媒も同様の方法により調製した。
【0059】実施例1
ガス導入管、廃ガス排出ライン、TIC 、pH電極、
試料抜き出し管、タービン翼マグネティックスターラー
をセットした内容積1lのセパラブルフラスコ(又はジ
ャーファメンター)に、10%グリセリン水溶液500
g、触媒として2%Bi・5%Pd/C 触媒を乾燥品
に換算して5g 仕込んだ。撹拌下、40℃で酸素ガス
を5l/時で反応系にバブリング導入した。反応の進行
とともに反応系のpHが6.8 〜3.5まで低下した
。
試料抜き出し管、タービン翼マグネティックスターラー
をセットした内容積1lのセパラブルフラスコ(又はジ
ャーファメンター)に、10%グリセリン水溶液500
g、触媒として2%Bi・5%Pd/C 触媒を乾燥品
に換算して5g 仕込んだ。撹拌下、40℃で酸素ガス
を5l/時で反応系にバブリング導入した。反応の進行
とともに反応系のpHが6.8 〜3.5まで低下した
。
【0060】一方、1時間毎に試料を抜き出し、触媒濾
別後、濾液のUVスペクトルを測定した。
別後、濾液のUVスペクトルを測定した。
【0061】269mμにジヒドロキシアセトンの特性
吸収帯が、340mμにヒドロキシピルビン酸の特性吸
収帯が観測された。これらのジヒドロキシアセトン及び
ヒドロキシピルビン酸は試薬のUVスペクトルからもそ
の存在が示唆された。更に13C−NMR スペクトル
の測定からも、グリセリルアルデヒド、グリセリン酸、
ジヒドロキシアセトンの存在を確認した。ヒドロキシピ
ルビン酸の更に酸化されたオキシマロン酸の存在は、本
反応条件下では生成していなかった。以上のことから、
グリセリンの2級水酸基が酸化されていることが分かる
。更にヒドロキシピルビン酸の存在からグリセリンの1
級水酸基と2級水酸基の両方が酸化された種が存在する
ことも分かった。
吸収帯が、340mμにヒドロキシピルビン酸の特性吸
収帯が観測された。これらのジヒドロキシアセトン及び
ヒドロキシピルビン酸は試薬のUVスペクトルからもそ
の存在が示唆された。更に13C−NMR スペクトル
の測定からも、グリセリルアルデヒド、グリセリン酸、
ジヒドロキシアセトンの存在を確認した。ヒドロキシピ
ルビン酸の更に酸化されたオキシマロン酸の存在は、本
反応条件下では生成していなかった。以上のことから、
グリセリンの2級水酸基が酸化されていることが分かる
。更にヒドロキシピルビン酸の存在からグリセリンの1
級水酸基と2級水酸基の両方が酸化された種が存在する
ことも分かった。
【0062】反応3時間目のグリセリン基準の反応混合
物の組成は、ジヒドロシキアセトン15%、グリセリン
酸20%、グリセリルアルデヒド 0.5%、ヒドロキ
シピルビン酸8%、残りは未反応グリセリンであった。
物の組成は、ジヒドロシキアセトン15%、グリセリン
酸20%、グリセリルアルデヒド 0.5%、ヒドロキ
シピルビン酸8%、残りは未反応グリセリンであった。
【0063】実施例2
触媒が 1.5%Ce・2%Bi・5%Pd/C 触媒
であること以外は、実施例1と同様に酸化反応を行った
。反応3時間目のグリセリン基準の反応混合物の組成は
、ジヒドロキシアセトン45%、グリセリン酸35%、
グリセリルアルデヒド 0.1%、ヒドロキシピルビン
酸10%、残りは未反応グリセリンであった。
であること以外は、実施例1と同様に酸化反応を行った
。反応3時間目のグリセリン基準の反応混合物の組成は
、ジヒドロキシアセトン45%、グリセリン酸35%、
グリセリルアルデヒド 0.1%、ヒドロキシピルビン
酸10%、残りは未反応グリセリンであった。
【0064】実施例3
触媒が2%Bi・5%Pt/C である以外は実施例1
と同様に酸化反応を行った。
と同様に酸化反応を行った。
【0065】反応3時間目のグリセリン基準の反応混合
物の組成は、ジヒドロキシアセトン65%、グリセリン
酸5%、グリセリルアルデヒド0%、ヒドロキシアセト
ン0%、残りは未反応グリセリンであった。pHは2.
5まで低下していた。
物の組成は、ジヒドロキシアセトン65%、グリセリン
酸5%、グリセリルアルデヒド0%、ヒドロキシアセト
ン0%、残りは未反応グリセリンであった。pHは2.
5まで低下していた。
【0066】実施例4
触媒が2%Bi・ 2.5%Pd・ 2.5%Pt/C
であること以外は実施例1と同様に酸化反応を行った。 反応3時間目のグリセリン基準の反応混合物の組成は、
ジヒドロキシアセトン70%、グリセリルアルデヒド0
%、グリセリン酸7%、ヒドロキシピルビン酸4%、残
りは未反応グリセリンであった。
であること以外は実施例1と同様に酸化反応を行った。 反応3時間目のグリセリン基準の反応混合物の組成は、
ジヒドロキシアセトン70%、グリセリルアルデヒド0
%、グリセリン酸7%、ヒドロキシピルビン酸4%、残
りは未反応グリセリンであった。
【0067】実施例5
触媒が 1.5%Ce・2%Bi・ 2.5%Pd・
2.5%Pt/C であること以外は実施例1と同様に
酸化反応を行った。反応3時間目のグリセリン基準の反
応混合物の組成は、ジヒドロキシアセトン68%、グリ
セリルアルデヒド0%、グリセリン酸8%、ヒドロキシ
ピルビン酸5%、残りは未反応グリセリンであった。
2.5%Pt/C であること以外は実施例1と同様に
酸化反応を行った。反応3時間目のグリセリン基準の反
応混合物の組成は、ジヒドロキシアセトン68%、グリ
セリルアルデヒド0%、グリセリン酸8%、ヒドロキシ
ピルビン酸5%、残りは未反応グリセリンであった。
【0068】実施例6
触媒が0.01%Ag・2%Bi・5%Pt/C であ
ること以外は実施例1と同様に酸化反応を行った。反応
3時間目のグリセリン基準の反応混合物の組成は、ジヒ
ドロキシアセトン75%、グリセリルアルデヒド 0.
5%、グリセリン酸 1.5%、ヒドロキシピルビン酸
3.5%、残りは未反応グリセリンであった。
ること以外は実施例1と同様に酸化反応を行った。反応
3時間目のグリセリン基準の反応混合物の組成は、ジヒ
ドロキシアセトン75%、グリセリルアルデヒド 0.
5%、グリセリン酸 1.5%、ヒドロキシピルビン酸
3.5%、残りは未反応グリセリンであった。
【0069】実施例7
実施例2の反応をpH10で行った。反応3時間目のグ
リセリン基準の反応混合物の組成は、ジヒドロキシアセ
トン10%、グリセリルアルデヒド 0.1%、グリセ
リン酸35%、ヒドロキシピルビン酸19%、乳酸5%
、フルクトース 0.5%、残りは未反応グリセリンで
あった。
リセリン基準の反応混合物の組成は、ジヒドロキシアセ
トン10%、グリセリルアルデヒド 0.1%、グリセ
リン酸35%、ヒドロキシピルビン酸19%、乳酸5%
、フルクトース 0.5%、残りは未反応グリセリンで
あった。
【0070】実施例8
実施例1の反応装置を用い、 1,2−プロピレングリ
コールの10%水溶液500g、2%Bi・5%Pt/
C 触媒を乾燥品に換算して5g 仕込んだ。実施例1
と同様に酸化反応を行った。反応3時間目の 1,2−
プロピレングリコール基準の反応混合物の組成はヒドロ
キシアセトン55%、ピルビン酸5%、残りは未反応の
1,2−プロピレングリコールであった。
コールの10%水溶液500g、2%Bi・5%Pt/
C 触媒を乾燥品に換算して5g 仕込んだ。実施例1
と同様に酸化反応を行った。反応3時間目の 1,2−
プロピレングリコール基準の反応混合物の組成はヒドロ
キシアセトン55%、ピルビン酸5%、残りは未反応の
1,2−プロピレングリコールであった。
【0071】実施例9
実施例8においてpH10で酸化反応を行った。反応3
時間目の 1,2−プロピレングリコール基準の反応混
合物の組成は、ヒドロキシアセトン13%、ピルビン酸
25%、不明物20%、残りは未反応の 1,2−プロ
ピレングリコールであった。
時間目の 1,2−プロピレングリコール基準の反応混
合物の組成は、ヒドロキシアセトン13%、ピルビン酸
25%、不明物20%、残りは未反応の 1,2−プロ
ピレングリコールであった。
【0072】実施例10
実施例1の反応装置を用い、グリセリンの10%水溶液
500g、0.4%Bi・1%Pt/C 触媒を乾燥品
に換算して5g 仕込んだ。撹拌下、40℃で酸素を5
l/時で供給した。 酸化反応をpH 6.5〜5.5 で行った。反応 0
.5時間目で反応速度が激減し、触媒が一次被毒を受け
ていることが分かった。反応3時間目のグリセリン基準
の反応混合物の組成は、ジヒドロキシアセトン 0.5
%であった。その後、反応系に超音波照射を行った。照
射後4時間目のグリセリン基準の反応混合物の組成はジ
ヒドロキシアセトン12%、ヒドロキシピルビン酸5%
、グリセリン酸 3.5%、残りは未反応グリセリンで
あった。
500g、0.4%Bi・1%Pt/C 触媒を乾燥品
に換算して5g 仕込んだ。撹拌下、40℃で酸素を5
l/時で供給した。 酸化反応をpH 6.5〜5.5 で行った。反応 0
.5時間目で反応速度が激減し、触媒が一次被毒を受け
ていることが分かった。反応3時間目のグリセリン基準
の反応混合物の組成は、ジヒドロキシアセトン 0.5
%であった。その後、反応系に超音波照射を行った。照
射後4時間目のグリセリン基準の反応混合物の組成はジ
ヒドロキシアセトン12%、ヒドロキシピルビン酸5%
、グリセリン酸 3.5%、残りは未反応グリセリンで
あった。
【0073】比較例1
実施例1の反応装置を用い、10%グリセリン水溶液5
00g、表−2に示す種々の触媒を乾燥品換算で5g
仕込み、酸素供給速度5l/時で、40℃でpH3〜6
.5 の範囲で酸化反応を行った。表−2に種々の触媒
の反応3時間目のグリセリン基準の反応混合物の組成を
まとめた。
00g、表−2に示す種々の触媒を乾燥品換算で5g
仕込み、酸素供給速度5l/時で、40℃でpH3〜6
.5 の範囲で酸化反応を行った。表−2に種々の触媒
の反応3時間目のグリセリン基準の反応混合物の組成を
まとめた。
【0074】
【表2】
【0075】
【発明の効果】生理活性物質やアミノ酸の中間原料とし
て重要なカルボニル化合物、例えばジヒドロキシアセト
ン、ヒドロキシピルビン酸、ピルビン酸、グリセリルア
ルデヒド、グリセリン酸等は、酵素や菌体を使う生物的
手法か、特殊な原料を使って長時間を要する化学的手法
、もしくは低濃度で行う電気、化学的手法があるが、工
業化、実用化の点において、多くの問題を含んでいる。 それに対して、本発明は安価な原料を使用して、金属触
媒を使用する接触酸化法により目的とするカルボニル化
合物を高速、高濃度で製造出来、その効果は、はなはだ
大である。
て重要なカルボニル化合物、例えばジヒドロキシアセト
ン、ヒドロキシピルビン酸、ピルビン酸、グリセリルア
ルデヒド、グリセリン酸等は、酵素や菌体を使う生物的
手法か、特殊な原料を使って長時間を要する化学的手法
、もしくは低濃度で行う電気、化学的手法があるが、工
業化、実用化の点において、多くの問題を含んでいる。 それに対して、本発明は安価な原料を使用して、金属触
媒を使用する接触酸化法により目的とするカルボニル化
合物を高速、高濃度で製造出来、その効果は、はなはだ
大である。
Claims (6)
- 【請求項1】 2級水酸基を有する多価アルコールを
下記の触媒組成物の存在下に酸化剤にて接触酸化するこ
とを特徴とする対応するカルボニル化合物の製造方法。 <触媒組成物>白金、パラジウム、ロジウム、ルテニウ
ム、レニウム、銅、銀及び金から成るA群から選ばれる
1種以上の元素を触媒第1成分とし、更にスズ、鉛、ア
ンチモン、ビスマス、セレン及びテルルから成るB群か
ら選ばれる1種以上の元素を触媒第2成分とし、希土類
元素から成るC群から選ばれる1種以上の元素を触媒第
3成分とし、 (イ)触媒第1成分と触媒第2成分 (ロ)触媒第1成分と触媒第3成分、又は(ハ)触媒第
1成分と触媒第2成分と触媒第3成分のいずれかの組み
合わせからなる担持触媒。 - 【請求項2】 酸化剤が酸素、空気、もしくは窒素と
酸素の混合ガスであることを特徴とする請求項1記載の
製造方法。 - 【請求項3】 2級水酸基を有する多価アルコールが
グリセリン又はプロピレングリコールであることを特徴
とする請求項1又は2記載の製造方法。 - 【請求項4】 カルボニル化合物がジヒドロキシアセ
トン、ヒドロキシピルビン酸、グリセリルアルデヒド、
グリセリン酸、ピルビン酸、ヒドロキシアセトン、乳酸
又はそれらの混合物であることを特徴とする請求項1〜
3の何れか一項に記載の製造方法。 - 【請求項5】 pHが1〜12である2級水酸基を有
する多価アルコールの水溶液中で反応を行う請求項1〜
4の何れか一項に記載の製造方法。 - 【請求項6】 担持触媒の触媒担体が活性炭、シリカ
、アルミナ、シリカ・アルミナ、ゼオライト、モレキュ
ラーシーブ、石綿、もしくはそれらの混合物であること
を特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2400450A JP2875634B2 (ja) | 1990-12-05 | 1990-12-05 | カルボニル化合物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2400450A JP2875634B2 (ja) | 1990-12-05 | 1990-12-05 | カルボニル化合物の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04356436A true JPH04356436A (ja) | 1992-12-10 |
| JP2875634B2 JP2875634B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=18510356
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2400450A Expired - Fee Related JP2875634B2 (ja) | 1990-12-05 | 1990-12-05 | カルボニル化合物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2875634B2 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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| WO2010090324A1 (ja) | 2009-02-06 | 2010-08-12 | 株式会社日本触媒 | ポリアクリル酸(塩)系吸水性樹脂およびその製造方法 |
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- 1990-12-05 JP JP2400450A patent/JP2875634B2/ja not_active Expired - Fee Related
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