JPH04360809A - 光硬化性表面滑沢剤 - Google Patents
光硬化性表面滑沢剤Info
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- JPH04360809A JPH04360809A JP3136772A JP13677291A JPH04360809A JP H04360809 A JPH04360809 A JP H04360809A JP 3136772 A JP3136772 A JP 3136772A JP 13677291 A JP13677291 A JP 13677291A JP H04360809 A JPH04360809 A JP H04360809A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光硬化した表面が滑沢
性を有し、特に歯牙の代替用レジン材料の表面滑沢性付
与剤、歯牙のマニキュア、変色部の補修剤として好適な
光重合性表面滑沢剤に関する。
性を有し、特に歯牙の代替用レジン材料の表面滑沢性付
与剤、歯牙のマニキュア、変色部の補修剤として好適な
光重合性表面滑沢剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アクリレート系の重合硬化性組成
物として、一種あるいは数種のアクリレート系モノマー
と重合開始剤とを含有する種々の組成物が提案されてお
り、歯科材料など多岐にわたる分野で使用されている。
物として、一種あるいは数種のアクリレート系モノマー
と重合開始剤とを含有する種々の組成物が提案されてお
り、歯科材料など多岐にわたる分野で使用されている。
【0003】ところが、アクリレート系の重合硬化性組
成物を空気中において重合させた場合には、硬化体を得
ることはできるものの、表層に未硬化部分が生じるとい
う欠点がある。そのため、硬化した組成物の表面は滑沢
性に欠け、はなはだしい場合にはいつまでもべたつくと
いった問題点があった。これは空気中の酸素により表層
部の重合が抑制されるからである。
成物を空気中において重合させた場合には、硬化体を得
ることはできるものの、表層に未硬化部分が生じるとい
う欠点がある。そのため、硬化した組成物の表面は滑沢
性に欠け、はなはだしい場合にはいつまでもべたつくと
いった問題点があった。これは空気中の酸素により表層
部の重合が抑制されるからである。
【0004】そこで活性な空気に代って、窒素,ヘリウ
ム,アルゴン等の不活性ガス雰囲気中で硬化性組成物を
重合硬化させる方法が考えられる。しかし、用途によっ
ては不活性ガスの雰囲気を用いることができない場合が
ある。例えば歯科用の修復材として用いる場合には、硬
化性組成物を口腔内で直接重合硬化させる方法が採用さ
れるが、当然の如く口腔内を不活性ガスの雰囲気にする
ことはできないので、硬化体の表層に未硬化の部分を無
くすことはできず、硬化体の表面は滑沢性に欠けたもの
となる。そこで表面に滑沢性を付与するために表面を研
磨する必要がある。しかしこの研磨操作は非常に煩雑で
あるため、この操作の省略が望まれている。
ム,アルゴン等の不活性ガス雰囲気中で硬化性組成物を
重合硬化させる方法が考えられる。しかし、用途によっ
ては不活性ガスの雰囲気を用いることができない場合が
ある。例えば歯科用の修復材として用いる場合には、硬
化性組成物を口腔内で直接重合硬化させる方法が採用さ
れるが、当然の如く口腔内を不活性ガスの雰囲気にする
ことはできないので、硬化体の表層に未硬化の部分を無
くすことはできず、硬化体の表面は滑沢性に欠けたもの
となる。そこで表面に滑沢性を付与するために表面を研
磨する必要がある。しかしこの研磨操作は非常に煩雑で
あるため、この操作の省略が望まれている。
【0005】上記問題点を解決するために、硬化体の表
面に表面滑沢剤を塗布する事が提案されている。この表
面滑沢剤に望まれる要件としては、次の4点が挙げられ
る。(1)無色透明である。(2)滑沢性を有する。 (3)表面硬度が高い。(4)変色が少ない。
面に表面滑沢剤を塗布する事が提案されている。この表
面滑沢剤に望まれる要件としては、次の4点が挙げられ
る。(1)無色透明である。(2)滑沢性を有する。 (3)表面硬度が高い。(4)変色が少ない。
【0006】上記問題点を解決するべく、例えば特開昭
63−183904号公報に記載のごとく、特定構造の
アクリレート系単量体を含む組成物を硬化体の表面に塗
布,硬化する方法が提案されている。該方法により表面
滑沢性は従来よりも改良されたものの、光触媒として通
常良く用いられているカンファーキノンやチオキサント
ン系触媒を用いているために、組成物および硬化体が黄
色を有し、その結果下地の修復材の色調を損なうという
欠点があった。また硬化体の硬度および耐変色性が必ず
しも十分でないため、実用性に限界があった。
63−183904号公報に記載のごとく、特定構造の
アクリレート系単量体を含む組成物を硬化体の表面に塗
布,硬化する方法が提案されている。該方法により表面
滑沢性は従来よりも改良されたものの、光触媒として通
常良く用いられているカンファーキノンやチオキサント
ン系触媒を用いているために、組成物および硬化体が黄
色を有し、その結果下地の修復材の色調を損なうという
欠点があった。また硬化体の硬度および耐変色性が必ず
しも十分でないため、実用性に限界があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、既存の
アクリレート系の重合硬化性組成物が有する上記問題に
鑑み、硬化性組成物中の重要な構成成分である重合性単
量体および光重合開始剤について鋭意研究を続けた。そ
の結果、重合性単量体の構造および光重合開始剤の種類
と表面滑沢性、硬度並びに耐変色性等の諸物性との間に
必ずしも相関が認められなかったが、本発明に特定され
る重合性単量体および光重合開始剤を採用した場合に、
迅速に硬化して無色透明な硬化体が得られ、しかもより
硬度、耐変色性に優れ、且つ滑沢な硬化表面を形成する
表面滑沢剤を見い出し本発明を完成するに至った。
アクリレート系の重合硬化性組成物が有する上記問題に
鑑み、硬化性組成物中の重要な構成成分である重合性単
量体および光重合開始剤について鋭意研究を続けた。そ
の結果、重合性単量体の構造および光重合開始剤の種類
と表面滑沢性、硬度並びに耐変色性等の諸物性との間に
必ずしも相関が認められなかったが、本発明に特定され
る重合性単量体および光重合開始剤を採用した場合に、
迅速に硬化して無色透明な硬化体が得られ、しかもより
硬度、耐変色性に優れ、且つ滑沢な硬化表面を形成する
表面滑沢剤を見い出し本発明を完成するに至った。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、(A)
下記一般式(1),(2)および(3)で表される
重合性単量体からなる群より選ばれた少なくとも1種の
重合性単量体100重量部に対して、
下記一般式(1),(2)および(3)で表される
重合性単量体からなる群より選ばれた少なくとも1種の
重合性単量体100重量部に対して、
【0009】
【化5】
{式中、R1 ,R4 は水素またはメチル基、R2
,R3 ,R5 ,R6 は水素またはCH2 =C(
R8 )COOCH2 −基(R8 は水素またはメチ
ル基)、R7 は炭素数1〜9のアルキレン基または−
CH2 −Ph−CH2 −(Phはオルト位、メタ位
、またはパラ位で結合したフェニレン基をそれぞれ示す
}、
,R3 ,R5 ,R6 は水素またはCH2 =C(
R8 )COOCH2 −基(R8 は水素またはメチ
ル基)、R7 は炭素数1〜9のアルキレン基または−
CH2 −Ph−CH2 −(Phはオルト位、メタ位
、またはパラ位で結合したフェニレン基をそれぞれ示す
}、
【0010】
【化6】
【0011】
【化7】
{式中、R12,R13,R14は水素、アクリロイル
基またはメタクリロイル基を、Xは水素、アクリロイル
基、メタクリロイル基または
基またはメタクリロイル基を、Xは水素、アクリロイル
基、メタクリロイル基または
【0012】
【化8】
(式中、R15,R16,R17は水素、アクリロイル
基またはメタクリロイル基を示す)を示すが、R12〜
R17およびX中少なくとも3個はアクリロイル基また
はメタクリロイル基である}、(B) 揮発性溶剤2
0〜400重量部、および(C) 上記(A)+(B
)の合計量に対して0.01〜10重量%のアシルホス
フィンオキサイドからなることを特徴とする光硬化性表
面滑沢剤である。
基またはメタクリロイル基を示す)を示すが、R12〜
R17およびX中少なくとも3個はアクリロイル基また
はメタクリロイル基である}、(B) 揮発性溶剤2
0〜400重量部、および(C) 上記(A)+(B
)の合計量に対して0.01〜10重量%のアシルホス
フィンオキサイドからなることを特徴とする光硬化性表
面滑沢剤である。
【0013】本発明の光硬化性表面滑沢剤を構成する重
合性単量体は、上記(1)〜(3)で表わされる2官能
〜6官能の重合性単量体である。これらの重合性単量体
を具体的に例示すれば、下記の化合物が挙げられる。
合性単量体は、上記(1)〜(3)で表わされる2官能
〜6官能の重合性単量体である。これらの重合性単量体
を具体的に例示すれば、下記の化合物が挙げられる。
【0014】
【化9】
【0015】
【化10】
【0016】
【化11】
【0017】
【化12】
これらは単独又は2種以上組み合わせて使用することが
できる。
できる。
【0018】本発明の硬化性組成物の他の成分として、
上記重合性単量体と相溶性を有し、且つ沸点が120℃
以下で室温で揮発性を示す揮発性溶剤が必須である。該
揮発性溶剤は、本発明の光硬化性表面滑沢剤の硬化(重
合)が進行中、硬化体の表面を覆うことによって酸素の
侵入を防ぎ、重合の抑制を防止する働きをなすと考えら
れる。その結果、得られた硬化体は、表面のべとつきが
なく滑沢性に富むものとなる。該揮発性溶剤の具体例と
しては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)
アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イ
ソプロピル(メタ)アクリレート等のアクリレート系化
合物;メタノール、エタノール、n−プロパノール、イ
ソプロパノール等のアルコール;アセトン等のケトン;
酢酸エチル等のエステル;ヘキサン、メチレンクロライ
ド等の炭化水素などの有機溶媒が挙げられる。より高い
硬化体を得るためには、反応性揮発性溶剤であるアクリ
レート系化合物が好適に採用される。
上記重合性単量体と相溶性を有し、且つ沸点が120℃
以下で室温で揮発性を示す揮発性溶剤が必須である。該
揮発性溶剤は、本発明の光硬化性表面滑沢剤の硬化(重
合)が進行中、硬化体の表面を覆うことによって酸素の
侵入を防ぎ、重合の抑制を防止する働きをなすと考えら
れる。その結果、得られた硬化体は、表面のべとつきが
なく滑沢性に富むものとなる。該揮発性溶剤の具体例と
しては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)
アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イ
ソプロピル(メタ)アクリレート等のアクリレート系化
合物;メタノール、エタノール、n−プロパノール、イ
ソプロパノール等のアルコール;アセトン等のケトン;
酢酸エチル等のエステル;ヘキサン、メチレンクロライ
ド等の炭化水素などの有機溶媒が挙げられる。より高い
硬化体を得るためには、反応性揮発性溶剤であるアクリ
レート系化合物が好適に採用される。
【0019】本発明の光硬化性表面滑沢剤において、上
記揮発性溶剤の配合割合は、本発明の重合性単量体10
0重量部に対して通常20〜400重量部、好ましくは
40〜200重量部の範囲である。20重量部より少な
い場合は、揮発性成分からなる蒸気層が十分でないため
酸素による重合阻害を受けて良好な表面滑沢性が得られ
ない。400重量部より多い場合は、重合硬化すべき重
合性単量体の量が相対的に少なくなるため充分な被膜厚
さが得られず、結果として表面滑沢性に欠ける。
記揮発性溶剤の配合割合は、本発明の重合性単量体10
0重量部に対して通常20〜400重量部、好ましくは
40〜200重量部の範囲である。20重量部より少な
い場合は、揮発性成分からなる蒸気層が十分でないため
酸素による重合阻害を受けて良好な表面滑沢性が得られ
ない。400重量部より多い場合は、重合硬化すべき重
合性単量体の量が相対的に少なくなるため充分な被膜厚
さが得られず、結果として表面滑沢性に欠ける。
【0020】本発明においては、光重合開始剤としてア
シルホスフィンオキサイドを用いることが必須である。 該アシルホスフィンオキサイドは下記一般式で表される
公知のものが制限無く用いられる。
シルホスフィンオキサイドを用いることが必須である。 該アシルホスフィンオキサイドは下記一般式で表される
公知のものが制限無く用いられる。
【0021】
【化13】
(式中、Rk,Rm,Rn はアリール基、もしくは水
素原子の一部がアルコキシル基またはハロゲン原子で置
換されたアリール基を示す)
素原子の一部がアルコキシル基またはハロゲン原子で置
換されたアリール基を示す)
【0022】特に好適に用いられるものを具体的に例示
すれば次のものが挙げられる。2,4,6−トリメチル
ベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、2,6−
ジメトキシベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド
、2,6−ジクロルベンゾイルジフェニルホスフィンオ
キサイド、2,3,5,6−テトラメチルベンゾイルジ
フェニルホスフィンオキサイド、2,6−ジメチルベン
ゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、4−(ter
tブチル)ベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド
、2−メチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイ
ド。
すれば次のものが挙げられる。2,4,6−トリメチル
ベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、2,6−
ジメトキシベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド
、2,6−ジクロルベンゾイルジフェニルホスフィンオ
キサイド、2,3,5,6−テトラメチルベンゾイルジ
フェニルホスフィンオキサイド、2,6−ジメチルベン
ゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、4−(ter
tブチル)ベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド
、2−メチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイ
ド。
【0023】これらのアシルホスフィンオキサイドは重
合性単量体(A)と揮発性溶剤(B)の合計量に対して
0.01〜10重量%の範囲で用いる事が望ましい。
合性単量体(A)と揮発性溶剤(B)の合計量に対して
0.01〜10重量%の範囲で用いる事が望ましい。
【0024】本発明の表面滑沢剤は、実質的に前記(1
)〜(3)の重合性単量体、揮発性溶剤およびアシルホ
スフィンオキサイドの3成分で構成される。例えば通常
歯科用材料に使用される無機、有機フィラーは透明性低
下の原因となるので含有されない。また前記(1)〜(
3)の重合性単量体および前述のアクリレート系化合物
等の反応性揮発性溶剤以外の重合性化合物は表面滑沢性
を低下させるので使用しない。
)〜(3)の重合性単量体、揮発性溶剤およびアシルホ
スフィンオキサイドの3成分で構成される。例えば通常
歯科用材料に使用される無機、有機フィラーは透明性低
下の原因となるので含有されない。また前記(1)〜(
3)の重合性単量体および前述のアクリレート系化合物
等の反応性揮発性溶剤以外の重合性化合物は表面滑沢性
を低下させるので使用しない。
【0025】但し、重合活性を向上させるため、アシル
ホスフィンオキサイドとほぼ同等量の第2級、特に第3
級アミン等の助触媒を用いることは好ましい態様である
。これら助触媒を具体的に例示すると、4−(N,N−
ジメチルアミノ)安息香酸エチル、4−(N,N−ジメ
チルアミノ)安息香酸イソアミル、N,N−ジメチルア
ミノエチルメタクリレート、N,N−ジメチル−p−ト
ルイジン、N,N−ジエタノール−p−トルイジンN−
メチルジフェニルアミン等が挙げられる。
ホスフィンオキサイドとほぼ同等量の第2級、特に第3
級アミン等の助触媒を用いることは好ましい態様である
。これら助触媒を具体的に例示すると、4−(N,N−
ジメチルアミノ)安息香酸エチル、4−(N,N−ジメ
チルアミノ)安息香酸イソアミル、N,N−ジメチルア
ミノエチルメタクリレート、N,N−ジメチル−p−ト
ルイジン、N,N−ジエタノール−p−トルイジンN−
メチルジフェニルアミン等が挙げられる。
【0026】本発明の光硬化性表面滑沢剤の調製法とし
ては、特別な手段方法を必要とせず、例えば完全密閉型
の茶褐色瓶の中で、重合性単量体を揮発性溶剤に攪拌し
ながら溶解し、次いでアシルホスフィンオキサイド、お
よび必要に応じて助触媒を溶解して本発明の光硬化性表
面滑沢剤を調製する。
ては、特別な手段方法を必要とせず、例えば完全密閉型
の茶褐色瓶の中で、重合性単量体を揮発性溶剤に攪拌し
ながら溶解し、次いでアシルホスフィンオキサイド、お
よび必要に応じて助触媒を溶解して本発明の光硬化性表
面滑沢剤を調製する。
【0027】次に、本発明の光硬化性表面滑沢剤の使用
方法について説明する。本発明の表面滑沢剤を塗布する
場合には、ボトルあるいはシリンジから直接基体表面に
塗布する方法や、一度小皿に滴下した後に小筆やミニス
ポンジを使って塗布する方法が用いられる。塗布膜の厚
さは塗布方法によって異ってくるが1μ〜1mmが好適
である。
方法について説明する。本発明の表面滑沢剤を塗布する
場合には、ボトルあるいはシリンジから直接基体表面に
塗布する方法や、一度小皿に滴下した後に小筆やミニス
ポンジを使って塗布する方法が用いられる。塗布膜の厚
さは塗布方法によって異ってくるが1μ〜1mmが好適
である。
【0028】本発明の表面滑沢剤を硬化させるための光
源としては、光重合開始剤であるアシルホスフィンオキ
サイドの光分解に有効な波長、即ち250〜500nm
の範囲の波長光を放射するものが適当である。好適に用
いられるランプとして高圧水銀灯、低圧水銀灯、メタル
ハライドランプ、キセノンランプ、ハロゲンランプ等を
挙げる事ができる。照射時間はランプの輝度および照射
距離に依存するので、この種の作業の常識となっている
照射時間(1秒〜10分)で充分硬化するように、ラン
プの輝度と照射距離を設定すればよい。
源としては、光重合開始剤であるアシルホスフィンオキ
サイドの光分解に有効な波長、即ち250〜500nm
の範囲の波長光を放射するものが適当である。好適に用
いられるランプとして高圧水銀灯、低圧水銀灯、メタル
ハライドランプ、キセノンランプ、ハロゲンランプ等を
挙げる事ができる。照射時間はランプの輝度および照射
距離に依存するので、この種の作業の常識となっている
照射時間(1秒〜10分)で充分硬化するように、ラン
プの輝度と照射距離を設定すればよい。
【0029】
【作用】本発明の光硬化性表面滑沢剤は揮発性溶剤を含
むので、硬化時に基体の表面を覆い、重合を抑制する酸
素の侵入を防ぐことができる。しかも特定の重合性単量
体を用いるため、得られた硬化体は表面のべとつきがな
く滑沢性に富むものとなる。又、レジン系材料の上に塗
布、硬化させた場合、レジン系材料に一部含侵され、さ
らには硬化時にレジン系材料の未重合単量体もあわせて
重合硬化することができると推測され、極めて薄く且つ
一体化されたち密で硬い層を形成することが可能となる
。
むので、硬化時に基体の表面を覆い、重合を抑制する酸
素の侵入を防ぐことができる。しかも特定の重合性単量
体を用いるため、得られた硬化体は表面のべとつきがな
く滑沢性に富むものとなる。又、レジン系材料の上に塗
布、硬化させた場合、レジン系材料に一部含侵され、さ
らには硬化時にレジン系材料の未重合単量体もあわせて
重合硬化することができると推測され、極めて薄く且つ
一体化されたち密で硬い層を形成することが可能となる
。
【0030】
【発明の効果】本発明の硬化性組成物は、酸素の存在下
でも迅速に硬化し、透明で滑沢な硬化表面を形成するだ
けでなく、硬度及び耐変色性においても優れた特性を有
する。従って表面滑沢剤として広く工業的用途に用うる
ことができるが、特に歯科分野において優れた効果を発
揮する。即ち、保存修復のための歯科用レジン充填材あ
るいはレジン義歯床の歯科材表面に、べたつきのない滑
沢な硬化膜を形成することができ、高い硬度を付与する
透明な審美的表面滑沢剤として好適である。その上、得
られた硬化膜は耐変色性にも優れるので、厳しい変色環
境下にある口腔内の各種歯科材の表面滑沢剤として一層
好ましい。又、本発明の硬化性組成物は、上記表面滑沢
剤としてだけでなく、工業的フォトレジスト、工業用被
覆材料としても使用できる。
でも迅速に硬化し、透明で滑沢な硬化表面を形成するだ
けでなく、硬度及び耐変色性においても優れた特性を有
する。従って表面滑沢剤として広く工業的用途に用うる
ことができるが、特に歯科分野において優れた効果を発
揮する。即ち、保存修復のための歯科用レジン充填材あ
るいはレジン義歯床の歯科材表面に、べたつきのない滑
沢な硬化膜を形成することができ、高い硬度を付与する
透明な審美的表面滑沢剤として好適である。その上、得
られた硬化膜は耐変色性にも優れるので、厳しい変色環
境下にある口腔内の各種歯科材の表面滑沢剤として一層
好ましい。又、本発明の硬化性組成物は、上記表面滑沢
剤としてだけでなく、工業的フォトレジスト、工業用被
覆材料としても使用できる。
【0031】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれら実施例に制限されるものではない
。なお、実施例および比較例において、各物性の評価は
次の方法に従って行った。
るが、本発明はこれら実施例に制限されるものではない
。なお、実施例および比較例において、各物性の評価は
次の方法に従って行った。
【0032】(I)表面硬度(VH )硬化性組成物0
.5mgを直径6mm、厚さ4mmのコンポジットレジ
ン(徳山曹達社製商品名パルフィークインレー)の平滑
面を、800番耐水研磨紙にて研磨した面に塗布し、光
硬化型の場合は、表面から約5mm上方に可視光線照射
器(タカラベルモント社製商品名ホワイトライト)の石
英ロッド先端を固定し、30秒間空気中にて光照射を行
った。照射後、照射面をティッシュペーパーで拭き、そ
の表面硬度を、微小硬度計を用いてビッカース硬度を測
定した。レドックス重合硬化型の場合は、室温に放置し
て重合硬化させた後同様に測定した。
.5mgを直径6mm、厚さ4mmのコンポジットレジ
ン(徳山曹達社製商品名パルフィークインレー)の平滑
面を、800番耐水研磨紙にて研磨した面に塗布し、光
硬化型の場合は、表面から約5mm上方に可視光線照射
器(タカラベルモント社製商品名ホワイトライト)の石
英ロッド先端を固定し、30秒間空気中にて光照射を行
った。照射後、照射面をティッシュペーパーで拭き、そ
の表面硬度を、微小硬度計を用いてビッカース硬度を測
定した。レドックス重合硬化型の場合は、室温に放置し
て重合硬化させた後同様に測定した。
【0033】(II)耐変色性(コーヒー着色試験、Δ
E* ) 上記と同様に調製した硬化体の表面の色調を色差計を用
いて測定し、その後、硬化体を80℃の7.4重量%コ
ーヒー水溶液(ネッスル日本社製商品名ネスカフェ)に
72時間浸漬する。浸漬後、硬化体を十分水洗し、表面
の色調を測定する。コーヒー着色量(ΔE* )は、コ
ーヒー水溶液への浸漬前後の色調より下式を用いて算出
した。
E* ) 上記と同様に調製した硬化体の表面の色調を色差計を用
いて測定し、その後、硬化体を80℃の7.4重量%コ
ーヒー水溶液(ネッスル日本社製商品名ネスカフェ)に
72時間浸漬する。浸漬後、硬化体を十分水洗し、表面
の色調を測定する。コーヒー着色量(ΔE* )は、コ
ーヒー水溶液への浸漬前後の色調より下式を用いて算出
した。
【0034】
【数1】
L,Lo :浸漬前後のL* ,L* は明度を示
す。 A,AO :浸漬前後のA* , A* は色相を
示す(赤←→緑) B,BO :浸漬前後のB* ,
B* は色相を示す(黄←→青)また、以下の実施例
、比較例において、下記化合物を各々次の通り略記する
。 化合物名又は構造
略号 2,4,
6−トリメチルベンゾイル ジフェニルホスフィンオ
キサイド TMD
PO カンファーキノン
;CQ 2
,4−ジエチルチオキサントン
;DETX 4−(N,N−ジメチル
アミノ)安息香酸エチル ;DMBE N,N
−ジメチルアミノエチルメタクリレート ;
DMEM N,N−ジメチル−p−トルイジン
;DMPT N,N−ジ
エタノール−p−トルイジン
;DEPT メチルメタクリレート
;MMA
エチルメタクリレート
;EMA トリエチレ
ングリコールジメタクリレート ;
TEGDMA 2−ヒドロキシエチルメタクリレート
;HEMA ネオペン
チルグリコールジメタクリレート
;NPG ビスフェノール−A−ジグリシジルメタク
リレート ;BisGMA (H2 C=CHCO
OCH2 )3 CCH2 OR
R=H
;TMM−3A
R=COC
H=CH2 ;TMM−4A (H2
C=CHCOOCH2 )3 CCH2 CH3
;TMP−3A
す。 A,AO :浸漬前後のA* , A* は色相を
示す(赤←→緑) B,BO :浸漬前後のB* ,
B* は色相を示す(黄←→青)また、以下の実施例
、比較例において、下記化合物を各々次の通り略記する
。 化合物名又は構造
略号 2,4,
6−トリメチルベンゾイル ジフェニルホスフィンオ
キサイド TMD
PO カンファーキノン
;CQ 2
,4−ジエチルチオキサントン
;DETX 4−(N,N−ジメチル
アミノ)安息香酸エチル ;DMBE N,N
−ジメチルアミノエチルメタクリレート ;
DMEM N,N−ジメチル−p−トルイジン
;DMPT N,N−ジ
エタノール−p−トルイジン
;DEPT メチルメタクリレート
;MMA
エチルメタクリレート
;EMA トリエチレ
ングリコールジメタクリレート ;
TEGDMA 2−ヒドロキシエチルメタクリレート
;HEMA ネオペン
チルグリコールジメタクリレート
;NPG ビスフェノール−A−ジグリシジルメタク
リレート ;BisGMA (H2 C=CHCO
OCH2 )3 CCH2 OR
R=H
;TMM−3A
R=COC
H=CH2 ;TMM−4A (H2
C=CHCOOCH2 )3 CCH2 CH3
;TMP−3A
【0035】
【化14】
【0036】
【化15】
【0037】実施例1〜13
表1に示す各組成物を完全密閉型の茶褐色瓶中でよく攪
拌しながら配合し、硬化性組成物を調製した。この組成
物を、直径6mm、厚さ4mmのコンポジットレジン硬
化体の平滑面を800番耐水研磨紙にて研磨した面に塗
布し、光照射して重合硬化させた。硬化後の塗布面につ
いて前述の方法に従って表面硬度、耐着色性、硬化体の
色、表面滑沢性を測定した。結果は表1に示す通りであ
った。
拌しながら配合し、硬化性組成物を調製した。この組成
物を、直径6mm、厚さ4mmのコンポジットレジン硬
化体の平滑面を800番耐水研磨紙にて研磨した面に塗
布し、光照射して重合硬化させた。硬化後の塗布面につ
いて前述の方法に従って表面硬度、耐着色性、硬化体の
色、表面滑沢性を測定した。結果は表1に示す通りであ
った。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】比較例1〜8
揮発性化合物を用いない、重合性単量体として本発明の
重合性単量体以外のものを用いた、アシルホスフィンオ
キサイド以外の重合開始剤を用いた以外は実施例1〜1
3と同様にして作製した試料について、表面硬度、耐変
色性等を測定した。組成及びその結果は表2に示す通り
であった。
重合性単量体以外のものを用いた、アシルホスフィンオ
キサイド以外の重合開始剤を用いた以外は実施例1〜1
3と同様にして作製した試料について、表面硬度、耐変
色性等を測定した。組成及びその結果は表2に示す通り
であった。
【0041】
【表3】
Claims (1)
- 【請求項1】 (A)下記一般式(1),(2)およ
び(3)で表される重合性単量体からなる群より選ばれ
た少なくとも1種の重合性単量体100重量部に対して
、【化1】 {式中、R1 ,R4 は水素またはメチル基、R2
,R3 ,R5 ,R6 は水素またはCH2 =C(
R8 )COOCH2 −基(R8 は水素またはメチ
ル基)、R7 は炭素数1〜9のアルキレン基または−
CH2 −Ph−CH2 −(Phはオルト位、メタ位
、またはパラ位で結合したフェニレン基を、それぞれ示
す}、 【化2】 【化3】 {式中、R12,R13,R14は水素、アクリロイル
基またはメタクリロイル基を、Xは水素、アクリロイル
基、メタクリロイル基または 【化4】 (式中、R15,R16,R17は水素、アクリロイル
基またはメタクリロイル基を示す)を示すが、R12〜
R17およびX中少なくとも3個はアクリロイル基また
はメタクリロイル基である}、(B) 揮発性溶剤2
0〜400重量部、および(C) 上記(A)+(B
)の合計量に対して0.01〜10重量%のアシルホス
フィンオキサイドからなることを特徴とする光硬化性表
面滑沢剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3136772A JPH04360809A (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 光硬化性表面滑沢剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3136772A JPH04360809A (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 光硬化性表面滑沢剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04360809A true JPH04360809A (ja) | 1992-12-14 |
Family
ID=15183157
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3136772A Pending JPH04360809A (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 光硬化性表面滑沢剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04360809A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998052902A1 (en) * | 1997-05-23 | 1998-11-26 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Polymerizable adamantane derivatives and process for producing the same |
| WO1998056332A1 (en) * | 1997-06-09 | 1998-12-17 | Kuraray Co., Ltd. | Polymerizable dental composition |
| JP2008174757A (ja) * | 2008-03-12 | 2008-07-31 | Tokuyama Corp | 含硫黄重合性アダマンタン化合物 |
| JP2012246264A (ja) * | 2011-05-30 | 2012-12-13 | Idemitsu Kosan Co Ltd | アダマンタン誘導体 |
| EP2436364B1 (de) * | 2010-09-30 | 2017-05-31 | VOCO GmbH | Lackzusammensetzung umfassend ein Monomer mit einem polyalicyclischen Strukturelement |
-
1991
- 1991-06-07 JP JP3136772A patent/JPH04360809A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998052902A1 (en) * | 1997-05-23 | 1998-11-26 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Polymerizable adamantane derivatives and process for producing the same |
| US6235851B1 (en) | 1997-05-23 | 2001-05-22 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Polymerizable adamantane derivatives and process for producing the same |
| WO1998056332A1 (en) * | 1997-06-09 | 1998-12-17 | Kuraray Co., Ltd. | Polymerizable dental composition |
| JP2008174757A (ja) * | 2008-03-12 | 2008-07-31 | Tokuyama Corp | 含硫黄重合性アダマンタン化合物 |
| EP2436364B1 (de) * | 2010-09-30 | 2017-05-31 | VOCO GmbH | Lackzusammensetzung umfassend ein Monomer mit einem polyalicyclischen Strukturelement |
| JP2012246264A (ja) * | 2011-05-30 | 2012-12-13 | Idemitsu Kosan Co Ltd | アダマンタン誘導体 |
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