JPH04360855A - カテコール誘導体、その製造法及びその用途 - Google Patents
カテコール誘導体、その製造法及びその用途Info
- Publication number
- JPH04360855A JPH04360855A JP3132794A JP13279491A JPH04360855A JP H04360855 A JPH04360855 A JP H04360855A JP 3132794 A JP3132794 A JP 3132794A JP 13279491 A JP13279491 A JP 13279491A JP H04360855 A JPH04360855 A JP H04360855A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compound
- nitroethyl
- benzenediol
- lipoxygenase
- medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アラキドン酸カスケー
ドのリポキシゲナーゼ系代謝酵素のうち、5−リポキシ
ゲナーゼ阻害活性を有し、この作用に基づく、気管支喘
息などのアレルギー性疾患や、各種炎症の治療や予防に
有効なカテコール誘導体、その製造法及びそれを有効成
分として含有する医薬に関する。
ドのリポキシゲナーゼ系代謝酵素のうち、5−リポキシ
ゲナーゼ阻害活性を有し、この作用に基づく、気管支喘
息などのアレルギー性疾患や、各種炎症の治療や予防に
有効なカテコール誘導体、その製造法及びそれを有効成
分として含有する医薬に関する。
【0002】
【従来の技術】気管支喘息などのアレルギー性疾患や、
各種炎症には、ヒスタミン、セロトニン、プロスタグラ
ンジン(PG)、ロイコトリエン(LT)、トロンポキ
サン(TX)、血小板活性化因子、リゾレシチン、各種
リンホカインなど多数の因子が関与しているが、これら
の因子の中でPGとLTはその数と生理活性の多様性か
ら、アレルギー性疾患や各種炎症反応に特別に重要な役
割を果たしている。アラキドン酸代謝系に異常が起こる
と、細胞内においてPG、LT、TXなどのアラキドン
酸代謝産物の産生過剰や産生不足が生じてそれらが原因
となって血管透過性亢進、気管支収縮、血小板凝集促進
反応などいろいろな病的状態が出現し、各種炎症やアレ
ルギー性疾患の起因となっている。アラキドン酸代謝経
路に関与するいろいろな酵素を特異的に阻害する薬剤が
抗炎症剤として数多く開発されている。例えばシクロオ
キシゲナーゼ活性を阻害し、その結果PG生成を抑制す
ることにより抗炎症作用を示す薬剤として、アスピリン
やインドメタシンなど非ステロイド抗炎症剤がある。こ
れらはPG系が関与する炎症には有効であるが、LTを
起因とする炎症を抑制する作用はない。気管支喘息の強
力なケミカルメディエーターとしてアナフィラキシーの
遅反応性物質(slow reacting subs
tance of anaphylaxis ; SR
S−A)の存在が明らかにされている。このSRS−A
はLTC4、LTD4及びLTE4の混合物である。ま
た、LTB4は強力な白血球誘引作用、白血球活性化作
用を有し、炎症への関与が注目されている。従って、ア
ラキドン酸からこれらLTを産生する際の初発酵素であ
る5−リポキシゲナーゼを阻害する化合物は、気管支喘
息などのアレルギー疾患や、各種炎症に対する治療や予
防に有効であると予想される。このような観点から5−
リポキシゲナーゼ活性を阻害する化合物が数多く報告さ
れている。
各種炎症には、ヒスタミン、セロトニン、プロスタグラ
ンジン(PG)、ロイコトリエン(LT)、トロンポキ
サン(TX)、血小板活性化因子、リゾレシチン、各種
リンホカインなど多数の因子が関与しているが、これら
の因子の中でPGとLTはその数と生理活性の多様性か
ら、アレルギー性疾患や各種炎症反応に特別に重要な役
割を果たしている。アラキドン酸代謝系に異常が起こる
と、細胞内においてPG、LT、TXなどのアラキドン
酸代謝産物の産生過剰や産生不足が生じてそれらが原因
となって血管透過性亢進、気管支収縮、血小板凝集促進
反応などいろいろな病的状態が出現し、各種炎症やアレ
ルギー性疾患の起因となっている。アラキドン酸代謝経
路に関与するいろいろな酵素を特異的に阻害する薬剤が
抗炎症剤として数多く開発されている。例えばシクロオ
キシゲナーゼ活性を阻害し、その結果PG生成を抑制す
ることにより抗炎症作用を示す薬剤として、アスピリン
やインドメタシンなど非ステロイド抗炎症剤がある。こ
れらはPG系が関与する炎症には有効であるが、LTを
起因とする炎症を抑制する作用はない。気管支喘息の強
力なケミカルメディエーターとしてアナフィラキシーの
遅反応性物質(slow reacting subs
tance of anaphylaxis ; SR
S−A)の存在が明らかにされている。このSRS−A
はLTC4、LTD4及びLTE4の混合物である。ま
た、LTB4は強力な白血球誘引作用、白血球活性化作
用を有し、炎症への関与が注目されている。従って、ア
ラキドン酸からこれらLTを産生する際の初発酵素であ
る5−リポキシゲナーゼを阻害する化合物は、気管支喘
息などのアレルギー疾患や、各種炎症に対する治療や予
防に有効であると予想される。このような観点から5−
リポキシゲナーゼ活性を阻害する化合物が数多く報告さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来5
−リポキシゲナーゼ阻害活性を有すると報告されている
化合物は、その抗アレルギー作用、抗炎症作用及び安全
性において充分満足すべきものではなく、未だ医薬品と
して上市されていないのが現状である。従って本発明は
、優れた5−リポキシゲナーゼ阻害活性を有し、かつ安
全性の高い新規化合物、及びこれを有効成分とする医薬
を提供することを目的とする。
−リポキシゲナーゼ阻害活性を有すると報告されている
化合物は、その抗アレルギー作用、抗炎症作用及び安全
性において充分満足すべきものではなく、未だ医薬品と
して上市されていないのが現状である。従って本発明は
、優れた5−リポキシゲナーゼ阻害活性を有し、かつ安
全性の高い新規化合物、及びこれを有効成分とする医薬
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、5
−リポキシゲナーゼ阻害活性を抗炎症剤や抗アレルギー
剤をスクリーニングする指標として、数多くの微生物の
代謝産物の中からスクリーニングしてきたところ、スト
レプトミセス(Streptomyces)属に属する
微生物によって産生される新規なカテコール誘導体が著
明な5−リポキシゲナーゼ阻害作用、抗炎症作用及び抗
アレルギー作用を有し、医薬品として有用であることを
見出し本発明を完成した。
−リポキシゲナーゼ阻害活性を抗炎症剤や抗アレルギー
剤をスクリーニングする指標として、数多くの微生物の
代謝産物の中からスクリーニングしてきたところ、スト
レプトミセス(Streptomyces)属に属する
微生物によって産生される新規なカテコール誘導体が著
明な5−リポキシゲナーゼ阻害作用、抗炎症作用及び抗
アレルギー作用を有し、医薬品として有用であることを
見出し本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は次式(1)
【0006
】
】
【化1】
【0007】で表わされる4−(2−ニトロエチル)−
1,2−ベンゼンジオール、その製造法、これを有効成
分とする医薬及びこれを生産する微生物を提供するもの
である。
1,2−ベンゼンジオール、その製造法、これを有効成
分とする医薬及びこれを生産する微生物を提供するもの
である。
【0008】本発明の4−(2−ニトロエチル)−1,
2−ベンゼンジオール[化合物(1)]は、例えばスト
レプトミセス属に属する化合物(1)生産菌を培養し、
この培養物から化合物(1)を採取することによって製
造することができる。
2−ベンゼンジオール[化合物(1)]は、例えばスト
レプトミセス属に属する化合物(1)生産菌を培養し、
この培養物から化合物(1)を採取することによって製
造することができる。
【0009】化合物(1)生産菌の例としては、仙台市
の土壌から分離したMA−1189株が挙げられる。M
A−1189株の菌学的性質を以下に示す。
の土壌から分離したMA−1189株が挙げられる。M
A−1189株の菌学的性質を以下に示す。
【0010】(a) 形態
グルコース・アスパラギン寒天培地、イースト・麦芽寒
天培地及びオートミール寒天培地上で、25℃、14日
間培養した培養物について顕微鏡及び電子顕微鏡を用い
て観察した。その結果、成熟胞子は、直線状に30個を
超える数の胞子鎖として生じた。胞子は電子顕微鏡観察
によれば円筒状であり、大きさは0.9〜1.4×0.
6〜0.9μmであった。胞子表面は平滑であった。
天培地及びオートミール寒天培地上で、25℃、14日
間培養した培養物について顕微鏡及び電子顕微鏡を用い
て観察した。その結果、成熟胞子は、直線状に30個を
超える数の胞子鎖として生じた。胞子は電子顕微鏡観察
によれば円筒状であり、大きさは0.9〜1.4×0.
6〜0.9μmであった。胞子表面は平滑であった。
【0011】(b) 各種培地における生育状態(1)
シュークロース・硝酸塩寒天培地白色気菌糸;気菌
糸生育良好;コロニー表面やや紫がかった桃色;白色基
中菌糸 (2) グルコース・アスパラギン寒天培地白色気菌
糸;分生子は灰色;表面は薄褐色(3) グリセリン
・アスパラギン寒天培地淡黄色の光沢のあるコロニー;
表面白色粉状あるいは淡桃色;裏面黄味薄褐色〜黒褐色 (4) スターチ・無機塩寒天培地 白色で盛り上がったコロニー;表面淡桃色〜白色;裏面
淡黄色で中央青みがかった黒色 (5) チロシン寒天培地 中央部青みがかった黒色;周辺淡黄色の偏平コロニー;
裏面も同色 (6) 栄養寒天培地 淡黄色表面光沢あるコロニー;気菌糸は白色;裏面は淡
黄色 (7) イースト・麦芽寒天培地 全面白色〜紫がかった桃色;裏面薄褐色(8) オー
トミール寒天培地 コロニー表面は白色〜紫がかった桃色;裏面淡黄色なお
、上記全ての培地において、培地中への拡散性色素の産
生は、認められない。
シュークロース・硝酸塩寒天培地白色気菌糸;気菌
糸生育良好;コロニー表面やや紫がかった桃色;白色基
中菌糸 (2) グルコース・アスパラギン寒天培地白色気菌
糸;分生子は灰色;表面は薄褐色(3) グリセリン
・アスパラギン寒天培地淡黄色の光沢のあるコロニー;
表面白色粉状あるいは淡桃色;裏面黄味薄褐色〜黒褐色 (4) スターチ・無機塩寒天培地 白色で盛り上がったコロニー;表面淡桃色〜白色;裏面
淡黄色で中央青みがかった黒色 (5) チロシン寒天培地 中央部青みがかった黒色;周辺淡黄色の偏平コロニー;
裏面も同色 (6) 栄養寒天培地 淡黄色表面光沢あるコロニー;気菌糸は白色;裏面は淡
黄色 (7) イースト・麦芽寒天培地 全面白色〜紫がかった桃色;裏面薄褐色(8) オー
トミール寒天培地 コロニー表面は白色〜紫がかった桃色;裏面淡黄色なお
、上記全ての培地において、培地中への拡散性色素の産
生は、認められない。
【0012】(c) 生理的性質
(1) 生育温度範囲
10〜37℃で良好に生育し、20〜32℃で特に良好
に生育する。 (2) ゼラチンの液化 少し液化(
3) スターチ加水分解 +(4)
リトマスミルク凝固・ペプトン化凝固なし、ややペプ
トン化 (5) メラニン様色素生成 チロシン寒天培地 生
成なしペプトン・イースト鉄寒天培地 生成なし
(6) 糖資化性 L−アラビノース + D−キシロース +D−グルコース
+D−フラクトース
− シュークロース + イノシトール − L−ラムノース −ラフィノース
− D−マンニット −(7) 細胞
壁分析 本菌株の全細胞加水分解物を分析した結果、LL−ジア
ミノピメリン酸が含まれていた。従って、本菌株の細胞
壁はI型であると考えられた。
に生育する。 (2) ゼラチンの液化 少し液化(
3) スターチ加水分解 +(4)
リトマスミルク凝固・ペプトン化凝固なし、ややペプ
トン化 (5) メラニン様色素生成 チロシン寒天培地 生
成なしペプトン・イースト鉄寒天培地 生成なし
(6) 糖資化性 L−アラビノース + D−キシロース +D−グルコース
+D−フラクトース
− シュークロース + イノシトール − L−ラムノース −ラフィノース
− D−マンニット −(7) 細胞
壁分析 本菌株の全細胞加水分解物を分析した結果、LL−ジア
ミノピメリン酸が含まれていた。従って、本菌株の細胞
壁はI型であると考えられた。
【0013】以上の性状からMA−1189株はストレ
プトミセス(Streptomyces) 属に属する
菌と同定し、通産省工業技術院微生物工業技術研究所に
微工研菌第12273号(FERM P−12273)
として寄託した。
プトミセス(Streptomyces) 属に属する
菌と同定し、通産省工業技術院微生物工業技術研究所に
微工研菌第12273号(FERM P−12273)
として寄託した。
【0014】MA−1189株は、他の放線菌の株と同
様にその性状が変化し易く、例えば紫外線、X線或いは
各種薬品などを用いる人工的な変異手段により容易に変
異株を得ることが可能であるが、このようにして得られ
た変異株も化合物(1)を産生する限り、本発明に使用
することができる。
様にその性状が変化し易く、例えば紫外線、X線或いは
各種薬品などを用いる人工的な変異手段により容易に変
異株を得ることが可能であるが、このようにして得られ
た変異株も化合物(1)を産生する限り、本発明に使用
することができる。
【0015】本発明により、化合物(1)を製造するに
は、まず前記菌株を通常のストレプトミセス属に属する
菌株が増殖しうる栄養源を含む培地で好気的に培養する
。栄養源としては、従来からストレプトミセス属の菌株
の培養に用いられている公知のものが使用できる。培地
としては、特に麦芽エキス培地として知られている麦芽
エキス、ペプトン及びグルコースからなる培地、或いは
イースト・麦芽(YM)培地などの液体培地が好適に用
いられる。培養法としては公知の各種好気的培養方法を
用いることができるが、液体培地による振盪培養法が大
量生産の上から最も好ましい。培養温度は約10〜37
℃、培地のpHは中性及至微酸性が好ましい。培養開始
後2〜7日経過すると培地中に化合物(1)が蓄積され
るので培養を停止し、培養液を濾別して培養上清を得る
。かくして得られた培養上清から化合物(1)を採取す
るには、培養上清を吸着カラムクロマトグラフィーにか
けた後、メタノールで溶出する。5−リポキシゲナーゼ
阻害活性が認められるメタノール溶出画分を減圧下で濃
縮し、酢酸エチルで抽出する。抽出液を減圧下で濃縮し
、これをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにかける
。次いでメタノール含有クロロホルムのメタノール濃度
をあげつつ溶出し、5−リポキシゲナーゼ阻害活性の認
められる溶出画分を減圧下濃縮し、最後に高速液体クロ
マトグラフィー(HPLC)によって精製する。
は、まず前記菌株を通常のストレプトミセス属に属する
菌株が増殖しうる栄養源を含む培地で好気的に培養する
。栄養源としては、従来からストレプトミセス属の菌株
の培養に用いられている公知のものが使用できる。培地
としては、特に麦芽エキス培地として知られている麦芽
エキス、ペプトン及びグルコースからなる培地、或いは
イースト・麦芽(YM)培地などの液体培地が好適に用
いられる。培養法としては公知の各種好気的培養方法を
用いることができるが、液体培地による振盪培養法が大
量生産の上から最も好ましい。培養温度は約10〜37
℃、培地のpHは中性及至微酸性が好ましい。培養開始
後2〜7日経過すると培地中に化合物(1)が蓄積され
るので培養を停止し、培養液を濾別して培養上清を得る
。かくして得られた培養上清から化合物(1)を採取す
るには、培養上清を吸着カラムクロマトグラフィーにか
けた後、メタノールで溶出する。5−リポキシゲナーゼ
阻害活性が認められるメタノール溶出画分を減圧下で濃
縮し、酢酸エチルで抽出する。抽出液を減圧下で濃縮し
、これをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにかける
。次いでメタノール含有クロロホルムのメタノール濃度
をあげつつ溶出し、5−リポキシゲナーゼ阻害活性の認
められる溶出画分を減圧下濃縮し、最後に高速液体クロ
マトグラフィー(HPLC)によって精製する。
【0016】本発明化合物(1)はアラキドン酸カスケ
ードにおける5−リポキシゲナーゼの著明な阻害作用を
示し、その代謝産物である5(S)−ヒドロペルオキシ
エイコサテトラエン酸(5−HPETE)、ロイコトリ
エン、5(S)−ヒドロキシエイコサテトラエン酸(5
−HETE)などの生成抑制作用を示す。また本発明化
合物(1)は毒性試験による毒性が極めて低いことから
、本発明化合物(1)を有効成分として含有する医薬は
気管支喘息などのアレルギー性疾患やリウマチ性疾患、
乾癬その他各種炎症等の治療・予防に有用である。
ードにおける5−リポキシゲナーゼの著明な阻害作用を
示し、その代謝産物である5(S)−ヒドロペルオキシ
エイコサテトラエン酸(5−HPETE)、ロイコトリ
エン、5(S)−ヒドロキシエイコサテトラエン酸(5
−HETE)などの生成抑制作用を示す。また本発明化
合物(1)は毒性試験による毒性が極めて低いことから
、本発明化合物(1)を有効成分として含有する医薬は
気管支喘息などのアレルギー性疾患やリウマチ性疾患、
乾癬その他各種炎症等の治療・予防に有用である。
【0017】本発明化合物(1)を有効成分として含有
する医薬は、本発明化合物(1)をそのまま、或いは公
知の担体や賦形剤を用いて錠剤、カプセル剤、液剤、注
射剤、坐剤等の剤型にして経口的又は非経口的に投与す
ることができる。投与量はその対象や経路、症状などに
よって異なるが、例えば成人の気管支喘息に対して投与
する場合は通常0.1〜50mg/kg体重程度投与す
るのがよい。
する医薬は、本発明化合物(1)をそのまま、或いは公
知の担体や賦形剤を用いて錠剤、カプセル剤、液剤、注
射剤、坐剤等の剤型にして経口的又は非経口的に投与す
ることができる。投与量はその対象や経路、症状などに
よって異なるが、例えば成人の気管支喘息に対して投与
する場合は通常0.1〜50mg/kg体重程度投与す
るのがよい。
【0018】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0019】実施例1(化合物(1)の製造)(培養)
培地組成(YM培地)
グルコース
10gペプトン(Difc
o)
5酵母エキス(Difco)
3麦芽エキス(Di
fco)
3精製水
1,000m
lpH
6.2前記
組成のYM培地100mlを容量500mlの三角フラ
スコに分注し、121℃、15分間オートクレーブ滅菌
した。この滅菌培地にMA−1189株を一白金耳接種
し、25℃で毎分250回転の条件で4日間振盪培養し
て種培養とした。化合物(1)を生産するために、容量
3lの三角フラスコ6本にYM培地1.5lずつを新た
に分注し、121℃、15分間オートクレーブ滅菌して
生産培地とし、この培地で前記によって調製した種培養
液を各三角フラスコに15mlずつ接種し、25℃で毎
分250回転の条件で4日間振盪培養した。以上のよう
な培養を5回行って、最終的に45lの培養液を得た。 このようにして得られた培養液を吸引濾過して培養上清
と菌体を分離した。 (精製)前記により得られた培養上清を7.5lの吸着
クロマトグラフィーカラムHP−20にかけた後、20
%メタノール水溶液25l、50%メタノール水溶液2
5l及び100%メタノール25lの順に溶出した。5
−リポキシゲナーゼ阻害活性は50%メタノール溶出区
及び100%メタノール溶出区にのみ認められたので、
これらの溶出区を合わせて減圧下濃縮してメタノールを
完全に留去した。残った水溶液を塩酸でpH3に調整し
た後、酢酸エチル5lで3回抽出を行って抽出液を合わ
せた。次いでこの酢酸エチル抽出液を飽和NaHCO3
水溶液5lで3回洗浄し、更に無水Na2SO4を加え
て脱水した。脱水処理後Na2SO4を除去し、減圧下
で酢酸エチルを留去したところ、油状物質が得られた。 この油状物質を500gのシリカゲルカラムにかけ、ク
ロロホルム中メタノールの濃度を段階的にあげていく方
法で溶出した。即ち、メタノール0%、2%、4%、及
び6%の溶液各5lでそれぞれ溶出した。メタノール2
%溶出区にのみ5−リポキシゲナーゼ阻害活性が認めら
れたので、この溶出区のみを減圧下濃縮した。得られた
濃縮物を以下の条件のHPLCで精製した。 溶出条件; 0分 A=100 %、
B=0% → 50分 A=70%、
B=30%の濃度勾配を
つけて10ml/minで溶出 この結果、19〜2
1分の溶出区に活性が認められた。この画分についてH
PLC及びガスクロマトグラフィーで純度検定を行なっ
たところ、ほぼ純品と確認されたので機器分析にて構造
解析を行なった。その結果を以下に示す。
10gペプトン(Difc
o)
5酵母エキス(Difco)
3麦芽エキス(Di
fco)
3精製水
1,000m
lpH
6.2前記
組成のYM培地100mlを容量500mlの三角フラ
スコに分注し、121℃、15分間オートクレーブ滅菌
した。この滅菌培地にMA−1189株を一白金耳接種
し、25℃で毎分250回転の条件で4日間振盪培養し
て種培養とした。化合物(1)を生産するために、容量
3lの三角フラスコ6本にYM培地1.5lずつを新た
に分注し、121℃、15分間オートクレーブ滅菌して
生産培地とし、この培地で前記によって調製した種培養
液を各三角フラスコに15mlずつ接種し、25℃で毎
分250回転の条件で4日間振盪培養した。以上のよう
な培養を5回行って、最終的に45lの培養液を得た。 このようにして得られた培養液を吸引濾過して培養上清
と菌体を分離した。 (精製)前記により得られた培養上清を7.5lの吸着
クロマトグラフィーカラムHP−20にかけた後、20
%メタノール水溶液25l、50%メタノール水溶液2
5l及び100%メタノール25lの順に溶出した。5
−リポキシゲナーゼ阻害活性は50%メタノール溶出区
及び100%メタノール溶出区にのみ認められたので、
これらの溶出区を合わせて減圧下濃縮してメタノールを
完全に留去した。残った水溶液を塩酸でpH3に調整し
た後、酢酸エチル5lで3回抽出を行って抽出液を合わ
せた。次いでこの酢酸エチル抽出液を飽和NaHCO3
水溶液5lで3回洗浄し、更に無水Na2SO4を加え
て脱水した。脱水処理後Na2SO4を除去し、減圧下
で酢酸エチルを留去したところ、油状物質が得られた。 この油状物質を500gのシリカゲルカラムにかけ、ク
ロロホルム中メタノールの濃度を段階的にあげていく方
法で溶出した。即ち、メタノール0%、2%、4%、及
び6%の溶液各5lでそれぞれ溶出した。メタノール2
%溶出区にのみ5−リポキシゲナーゼ阻害活性が認めら
れたので、この溶出区のみを減圧下濃縮した。得られた
濃縮物を以下の条件のHPLCで精製した。 溶出条件; 0分 A=100 %、
B=0% → 50分 A=70%、
B=30%の濃度勾配を
つけて10ml/minで溶出 この結果、19〜2
1分の溶出区に活性が認められた。この画分についてH
PLC及びガスクロマトグラフィーで純度検定を行なっ
たところ、ほぼ純品と確認されたので機器分析にて構造
解析を行なった。その結果を以下に示す。
【0020】(1) 分子量
質量分析 : 183
高分解能質量分析 : 183.0457(2) 紫
外部吸収スペクトル(溶媒:メタノール)図1 (3) 赤外部吸収スペクトル(NaClに塗布)図2 (4) 1H− 核磁気共鳴スペクトル[400MHz
、溶媒CD3OD、内部標準(CH3)4Si] 図3 (5) 溶解性 メタノール 易溶 アセトン 易溶クロロホルム
難溶 酢酸エチル 溶 n−ヘキサン 不溶水
不溶(6) 構造 以上(1)〜(5)の物性より、得られた化合物は4−
(2−ニトロエチル)−1,2−ベンゼンジオールと同
定した。
外部吸収スペクトル(溶媒:メタノール)図1 (3) 赤外部吸収スペクトル(NaClに塗布)図2 (4) 1H− 核磁気共鳴スペクトル[400MHz
、溶媒CD3OD、内部標準(CH3)4Si] 図3 (5) 溶解性 メタノール 易溶 アセトン 易溶クロロホルム
難溶 酢酸エチル 溶 n−ヘキサン 不溶水
不溶(6) 構造 以上(1)〜(5)の物性より、得られた化合物は4−
(2−ニトロエチル)−1,2−ベンゼンジオールと同
定した。
【0021】実施例2(5−リポキシゲナーゼ阻害作用
)RBL−1細胞(rat basophilic l
eukemia、大日本製薬より購入)1.0×108
細胞を、0.1Mトリス−塩酸緩衝液(pH7.5)
で2回洗って0.1Mトリス−塩酸緩衝液を加えて1m
lとした後超音波で細胞を破砕する。得られた細胞破砕
液を100,000×gで90分間超遠心にかけ、その
上清を5−リポキシゲナーゼ酵素液とする。この酵素液
250μlと0.1Mトリス−塩酸緩衝液(pH7.5
)1.75ml 、アラキドン酸100μM、CaCl
2 1mM1ml、ATP(アデノシン三燐酸)1mM
及び本発明化合物(最終濃度が10μM、3.0μM、
1.0μM、0.3μM、及び0.1μMからなる)と
からなる反応液を37℃で10分間反応させる。反応液
に1N−HCl 50μlを加えて反応を停止させ、酢
酸エチル6mlで抽出する。この抽出液を減圧下で濃縮
し、この濃縮液を天野らの方法(ビタミン、59、21
1−219(1985))に従ってHPLCにかけ、U
V検出器で5−HETEを定量する。5−リポキシゲナ
ーゼを50%阻害する本発明化合物(1)の濃度(IC
50)は、5−HETEの生成を、対照群と比較して、
50%抑制するときの本発明化合物(1)の濃度で表さ
れる。その結果、化合物(1)の5−リポキシゲナーゼ
阻害活性のIC50は3.7 ×10−6Mであった。
)RBL−1細胞(rat basophilic l
eukemia、大日本製薬より購入)1.0×108
細胞を、0.1Mトリス−塩酸緩衝液(pH7.5)
で2回洗って0.1Mトリス−塩酸緩衝液を加えて1m
lとした後超音波で細胞を破砕する。得られた細胞破砕
液を100,000×gで90分間超遠心にかけ、その
上清を5−リポキシゲナーゼ酵素液とする。この酵素液
250μlと0.1Mトリス−塩酸緩衝液(pH7.5
)1.75ml 、アラキドン酸100μM、CaCl
2 1mM1ml、ATP(アデノシン三燐酸)1mM
及び本発明化合物(最終濃度が10μM、3.0μM、
1.0μM、0.3μM、及び0.1μMからなる)と
からなる反応液を37℃で10分間反応させる。反応液
に1N−HCl 50μlを加えて反応を停止させ、酢
酸エチル6mlで抽出する。この抽出液を減圧下で濃縮
し、この濃縮液を天野らの方法(ビタミン、59、21
1−219(1985))に従ってHPLCにかけ、U
V検出器で5−HETEを定量する。5−リポキシゲナ
ーゼを50%阻害する本発明化合物(1)の濃度(IC
50)は、5−HETEの生成を、対照群と比較して、
50%抑制するときの本発明化合物(1)の濃度で表さ
れる。その結果、化合物(1)の5−リポキシゲナーゼ
阻害活性のIC50は3.7 ×10−6Mであった。
【0022】実施例3(マウスにおける単回投与毒性試
験) 化合物(1)を5週齢のICR系雄性マウス(日本エス
エルシーより購入)マウスの静脈内へ単回投与し、14
日間の死亡例を観察した。その結果、化合物(1)は1
0mg/kg〜200mg/kg投与において死亡例は
全く見られず、14日後の剖検においても何ら異常は見
られなかった。故にマウスに対する化合物(1)の静脈
内単回投与による致死量は200mg以上である。
験) 化合物(1)を5週齢のICR系雄性マウス(日本エス
エルシーより購入)マウスの静脈内へ単回投与し、14
日間の死亡例を観察した。その結果、化合物(1)は1
0mg/kg〜200mg/kg投与において死亡例は
全く見られず、14日後の剖検においても何ら異常は見
られなかった。故にマウスに対する化合物(1)の静脈
内単回投与による致死量は200mg以上である。
【0023】
【発明の効果】本発明の化合物(1)は、著明な5−リ
ポキシゲナーゼ阻害作用を有し、かつ安全性も高く、気
管支喘息などのアレルギー性疾患やリウマチ性疾患、乾
癬その他の各種炎症などの治療・予防薬として有用であ
る。
ポキシゲナーゼ阻害作用を有し、かつ安全性も高く、気
管支喘息などのアレルギー性疾患やリウマチ性疾患、乾
癬その他の各種炎症などの治療・予防薬として有用であ
る。
【図1】化合物(1)の紫外部吸収スペクトルを示す図
面である。
面である。
【図2】化合物(1)の赤外部吸収スペクトルを示す図
面である。
面である。
【図3】化合物(1)の1H− 核磁気共鳴スペクトル
を示す図面である。
を示す図面である。
Claims (7)
- 【請求項1】 4−(2−ニトロエチル)−1,2−
ベンゼンジオール。 - 【請求項2】 ストレプトミセス属に属する4−(2
−ニトロエチル)−1,2−ベンゼンジオール生産菌を
培養し、その培養物より4−(2−ニトロエチル)−1
,2−ベンゼンジオールを採取することを特徴とする、
4−(2−ニトロエチル)−1,2−ベンゼンジオール
の製造法。 - 【請求項3】 4−(2−ニトロエチル)−1,2−
ベンゼンジオールを有効成分とする5−リポキシゲナー
ゼ阻害剤。 - 【請求項4】 4−(2−ニトロエチル)−1,2−
ベンゼンジオールを有効成分とする抗炎症剤。 - 【請求項5】 4−(2−ニトロエチル)−1,2−
ベンゼンジオールを有効成分とする抗アレルギー剤。 - 【請求項6】 ストレプトミセス属に属する4−(2
−ニトロエチル)−1,2−ベンゼンジオール生産菌。 - 【請求項7】 ストレプトミセス エスピー.MA
−1189(微工研菌寄第12273号)である請求項
6記載の4−(2−ニトロエチル)−1,2−ベンゼン
ジオール生産菌。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3132794A JPH04360855A (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | カテコール誘導体、その製造法及びその用途 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3132794A JPH04360855A (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | カテコール誘導体、その製造法及びその用途 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04360855A true JPH04360855A (ja) | 1992-12-14 |
Family
ID=15089716
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3132794A Pending JPH04360855A (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | カテコール誘導体、その製造法及びその用途 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04360855A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012140574A1 (en) * | 2011-04-11 | 2012-10-18 | Council Of Scientific & Industrial Research | Substituted catechols as inhibitors of il-4 and il-5 for the treatment bronchial asthma |
-
1991
- 1991-06-04 JP JP3132794A patent/JPH04360855A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012140574A1 (en) * | 2011-04-11 | 2012-10-18 | Council Of Scientific & Industrial Research | Substituted catechols as inhibitors of il-4 and il-5 for the treatment bronchial asthma |
| GB2503395A (en) * | 2011-04-11 | 2013-12-25 | Council Scient Ind Res | Substituted catechols as inhibitors of IL-4 and IL-5 for the treatment bronchial asthma |
| US9302967B2 (en) | 2011-04-11 | 2016-04-05 | Council Of Scientific & Industrial Research | Substituted cathechols as inhibitors of IL-4 and IL-5 for the treatment of bronchial asthma |
| GB2503395B (en) * | 2011-04-11 | 2019-08-21 | Council Scient Ind Res | Substituted catechols as inhibitors of IL-4 and IL-5 for the treatment bronchial asthma |
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