JPH04363024A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH04363024A JPH04363024A JP3296035A JP29603591A JPH04363024A JP H04363024 A JPH04363024 A JP H04363024A JP 3296035 A JP3296035 A JP 3296035A JP 29603591 A JP29603591 A JP 29603591A JP H04363024 A JPH04363024 A JP H04363024A
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- H10P14/40—Formation of materials, e.g. in the shape of layers or pillars of conductive or resistive materials
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- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10W—GENERIC PACKAGES, INTERCONNECTIONS, CONNECTORS OR OTHER CONSTRUCTIONAL DETAILS OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
- H10W20/00—Interconnections in chips, wafers or substrates
- H10W20/40—Interconnections external to wafers or substrates, e.g. back-end-of-line [BEOL] metallisations or vias connecting to gate electrodes
- H10W20/41—Interconnections external to wafers or substrates, e.g. back-end-of-line [BEOL] metallisations or vias connecting to gate electrodes characterised by their conductive parts
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- H10W20/4403—Conductive materials thereof based on metals, e.g. alloys, metal silicides
- H10W20/4405—Conductive materials thereof based on metals, e.g. alloys, metal silicides the principal metal being aluminium
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- Y10S438/927—Electromigration resistant metallization
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- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
係わり、特に配線層の形成方法に関する。
係わり、特に配線層の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】Al及びAl合金は、電気抵抗が低く加
工性にも優れるため、半導体装置において配線層の材料
として多く用いられている。しかし、Al又はAl合金
から成る配線層は、エレクトロ・マイグレーションやス
トレス・マイグレーションが発生しやすい。このような
不良の発生を抑制する為、Al合金中には、銅(Cu)
、チタン(Ti )、鉛(Pd )、シリコン(Si)
等が添加されているが、配線の微細化に伴ない、抑制効
果が不十分となってきている。
工性にも優れるため、半導体装置において配線層の材料
として多く用いられている。しかし、Al又はAl合金
から成る配線層は、エレクトロ・マイグレーションやス
トレス・マイグレーションが発生しやすい。このような
不良の発生を抑制する為、Al合金中には、銅(Cu)
、チタン(Ti )、鉛(Pd )、シリコン(Si)
等が添加されているが、配線の微細化に伴ない、抑制効
果が不十分となってきている。
【0003】エレクトロ・マイグレーションやストレス
・マイグレーションは、Alの結晶粒界の界面で起きや
すい。そこで従来は対策として、Al配線層を幾つかの
層に分けて積層させ、各Al配線層の間にAl酸化膜(
Al2 O3 )を介在させることによって、界面が膜
厚方向に揃わないように分断させていた。
・マイグレーションは、Alの結晶粒界の界面で起きや
すい。そこで従来は対策として、Al配線層を幾つかの
層に分けて積層させ、各Al配線層の間にAl酸化膜(
Al2 O3 )を介在させることによって、界面が膜
厚方向に揃わないように分断させていた。
【0004】従来の配線層の断面構造を図16に示す。
半導体基板71の表面にシリコン酸化膜72が形成され
、その表面上にAl又はAl合金がスパッタリングによ
り堆積されて、一層目のAl配線層73が形成される。 このAl配線層73の表面が酸化されて、Al酸化膜7
6が形成される。ここで、酸化処理には幾つかの方法が
存在する。大気中にAl配線層73が形成された半導体
基板71を放置したり、酸素雰囲気中で自然に酸化させ
たり、加熱しながら大気中又は酸素雰囲気中で放置した
り、あるいは純水中に放置するなどが考えられる。
、その表面上にAl又はAl合金がスパッタリングによ
り堆積されて、一層目のAl配線層73が形成される。 このAl配線層73の表面が酸化されて、Al酸化膜7
6が形成される。ここで、酸化処理には幾つかの方法が
存在する。大気中にAl配線層73が形成された半導体
基板71を放置したり、酸素雰囲気中で自然に酸化させ
たり、加熱しながら大気中又は酸素雰囲気中で放置した
り、あるいは純水中に放置するなどが考えられる。
【0005】しかし、いずれの方法も自然酸化を利用し
ているため、Al酸化膜76の膜厚を再現性よく制御す
ることはできない。特に、上述したようなSi等の添加
物があるAl合金の場合には、局部的に電池が形成され
てAl酸化膜の膜厚が厚くなる。そして、Al酸化膜の
膜厚によって、結晶粒界の界面を分断させる効果が大き
く異なる。従って従来の製造方法では、耐エレクトロ・
マイグレーション性及び耐ストレス・マイグレーション
性に優れたAl配線層を再現性良く形成することができ
ず、高い信頼性が得られないという問題があった。
ているため、Al酸化膜76の膜厚を再現性よく制御す
ることはできない。特に、上述したようなSi等の添加
物があるAl合金の場合には、局部的に電池が形成され
てAl酸化膜の膜厚が厚くなる。そして、Al酸化膜の
膜厚によって、結晶粒界の界面を分断させる効果が大き
く異なる。従って従来の製造方法では、耐エレクトロ・
マイグレーション性及び耐ストレス・マイグレーション
性に優れたAl配線層を再現性良く形成することができ
ず、高い信頼性が得られないという問題があった。
【0006】さらに、従来の製造方法には生産性が低い
という問題があった。図17に従来の製造工程を示す。 先ず、シリコン酸化膜72が形成された半導体基板71
をAl膜形成装置の内部へ搬入する(工程81)。Al
膜形成装置内部を真空状態にするために、真空引きを行
う(工程82)。スパッタリングを行い、半導体基板7
1のシリコン酸化膜72の表面上に、一層目のAl配線
層73を形成する(工程83)。Al膜形成装置の内部
を大気圧のレベルに等しくするために、いわゆる真空破
りを行う(工程84)。この後、上述した酸化法のいず
れかを用いて、Al配線層73上にAl酸化膜76を形
成する(工程85)。このような工程82〜85をさら
に繰り返して、Al配線層74、Al酸化膜77、Al
配線層75を順に形成していく。このように従来の製造
方法は、Al酸化膜を形成する毎にAl膜形成装置の真
空引きと真空破りを繰り返さなければならず、生産性を
低下させ製造コストの増大を招いていた。
という問題があった。図17に従来の製造工程を示す。 先ず、シリコン酸化膜72が形成された半導体基板71
をAl膜形成装置の内部へ搬入する(工程81)。Al
膜形成装置内部を真空状態にするために、真空引きを行
う(工程82)。スパッタリングを行い、半導体基板7
1のシリコン酸化膜72の表面上に、一層目のAl配線
層73を形成する(工程83)。Al膜形成装置の内部
を大気圧のレベルに等しくするために、いわゆる真空破
りを行う(工程84)。この後、上述した酸化法のいず
れかを用いて、Al配線層73上にAl酸化膜76を形
成する(工程85)。このような工程82〜85をさら
に繰り返して、Al配線層74、Al酸化膜77、Al
配線層75を順に形成していく。このように従来の製造
方法は、Al酸化膜を形成する毎にAl膜形成装置の真
空引きと真空破りを繰り返さなければならず、生産性を
低下させ製造コストの増大を招いていた。
【0007】また、Al配線層を形成する表面には、コ
ンタクトホールやヴィアホールが設けられている場合が
多い。この場合には、Al配線層をスパッタリングによ
り形成するときに、半導体基板を摂氏460度以上の温
度に加熱させてAl又はAl合金を溶融状態にし、ホー
ルに埋め込むことが行われる。また、溶融したAlやA
l合金はシリコン酸化膜に対して濡れ性が悪い。このた
め、一旦シリコン酸化膜上にチタン(Ti )やチタン
ナイトライド(Ti N)の薄い下地膜を形成し、この
下地膜上にAl配線層を高温スパッタリングで形成する
ようにしている。
ンタクトホールやヴィアホールが設けられている場合が
多い。この場合には、Al配線層をスパッタリングによ
り形成するときに、半導体基板を摂氏460度以上の温
度に加熱させてAl又はAl合金を溶融状態にし、ホー
ルに埋め込むことが行われる。また、溶融したAlやA
l合金はシリコン酸化膜に対して濡れ性が悪い。このた
め、一旦シリコン酸化膜上にチタン(Ti )やチタン
ナイトライド(Ti N)の薄い下地膜を形成し、この
下地膜上にAl配線層を高温スパッタリングで形成する
ようにしている。
【0008】しかし、従来高温スパッタリングを行うと
、ホールの内部にヴォイド(空孔)が発生するという問
題があった。図18に示されるように、半導体基板90
上のシリコン酸化膜91にホール95が開孔されており
、Ti 薄膜92が表面上に形成された後、その上にA
l配線層93が形成されている。このAl配線層93の
ホール95の部分に、ヴォイド94が発生している。ヴ
ォイド94が存在すると、耐エレクトロ・マイグレーシ
ョン性や耐ストレス・マイグレーション性が低下し、信
頼性の低下を招くことになる。そして、このようなヴォ
イド94は、ホールの微細化に伴って多く発生していた
。
、ホールの内部にヴォイド(空孔)が発生するという問
題があった。図18に示されるように、半導体基板90
上のシリコン酸化膜91にホール95が開孔されており
、Ti 薄膜92が表面上に形成された後、その上にA
l配線層93が形成されている。このAl配線層93の
ホール95の部分に、ヴォイド94が発生している。ヴ
ォイド94が存在すると、耐エレクトロ・マイグレーシ
ョン性や耐ストレス・マイグレーション性が低下し、信
頼性の低下を招くことになる。そして、このようなヴォ
イド94は、ホールの微細化に伴って多く発生していた
。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の半
導体装置の製造方法には、耐エレクトロ・マイグレーシ
ョン性や、耐ストレス・マイグレーション性に優れたA
l配線層を再現性よく形成することができず、高い信頼
性が得られない上に、生産性が低いという問題があった
。
導体装置の製造方法には、耐エレクトロ・マイグレーシ
ョン性や、耐ストレス・マイグレーション性に優れたA
l配線層を再現性よく形成することができず、高い信頼
性が得られない上に、生産性が低いという問題があった
。
【0010】本発明は上記事情に鑑み、耐エレクトロ・
マイグレーション性及び耐ストレス・マイグレーション
性に優れたAl配線層を再現性よく形成することができ
ると共に、生産コストを低減し得る半導体装置の製造方
法を提供することを目的とする。
マイグレーション性及び耐ストレス・マイグレーション
性に優れたAl配線層を再現性よく形成することができ
ると共に、生産コストを低減し得る半導体装置の製造方
法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、半導体基板上に、Al又はAl合金を堆積さ
せて膜を形成する際に、半導体基板を加熱する温度を少
なくとも二段階にステップ状に変化させ、各段階毎に膜
を形成していくことを特徴としている。
造方法は、半導体基板上に、Al又はAl合金を堆積さ
せて膜を形成する際に、半導体基板を加熱する温度を少
なくとも二段階にステップ状に変化させ、各段階毎に膜
を形成していくことを特徴としている。
【0012】あるいは、本発明の半導体装置の製造方法
は、半導体基板上に、アルミニウム又はアルミニウム合
金を堆積させて膜を形成する際に、前記膜を形成する速
度を少なくとも二段階にステップ状に変化させて、各段
階毎に前記膜を形成していくことを特徴としている。
は、半導体基板上に、アルミニウム又はアルミニウム合
金を堆積させて膜を形成する際に、前記膜を形成する速
度を少なくとも二段階にステップ状に変化させて、各段
階毎に前記膜を形成していくことを特徴としている。
【0013】ここで、前記膜の形成は前記半導体基板を
摂氏約440度以上に加熱した状態で行うことが望まし
い。
摂氏約440度以上に加熱した状態で行うことが望まし
い。
【0014】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
ホールが形成されている半導体基板上に、スパッタリン
グを行ってアルミニウム又はアルミニウム合金を堆積さ
せて膜を形成する際に、初期段階では前記半導体基板を
摂氏約180度以下に加熱した状態で前記膜の形成を行
うことを特徴としている。
ホールが形成されている半導体基板上に、スパッタリン
グを行ってアルミニウム又はアルミニウム合金を堆積さ
せて膜を形成する際に、初期段階では前記半導体基板を
摂氏約180度以下に加熱した状態で前記膜の形成を行
うことを特徴としている。
【0015】ここで、前記初期段階は、前記アルミニウ
ム又はアルミニウム合金が堆積して形成された前記膜の
膜厚が、約1000オングストローム以上に到達するま
での段階であることが望ましい。
ム又はアルミニウム合金が堆積して形成された前記膜の
膜厚が、約1000オングストローム以上に到達するま
での段階であることが望ましい。
【0016】また、前記初期段階を終了した後は、前記
半導体基板を摂氏約460度以上に加熱した状態で、前
記膜の形成を行うのが望ましい。
半導体基板を摂氏約460度以上に加熱した状態で、前
記膜の形成を行うのが望ましい。
【0017】あるいは、本発明の半導体装置の製造方法
は、ホールが形成されている半導体基板上に、スパッタ
リングを行ってアルミニウム又はアルミニウム合金を堆
積させて膜を形成する際に、前記膜を形成する速度を、
初期段階では初期以降の段階よりも遅くすることを特徴
としている。
は、ホールが形成されている半導体基板上に、スパッタ
リングを行ってアルミニウム又はアルミニウム合金を堆
積させて膜を形成する際に、前記膜を形成する速度を、
初期段階では初期以降の段階よりも遅くすることを特徴
としている。
【0018】この場合の初期段階は、ホール以外の領域
で膜の厚さが約3000オングストローム以上に到達す
るまでというようにすることもできる。
で膜の厚さが約3000オングストローム以上に到達す
るまでというようにすることもできる。
【0019】また、初期段階では半導体基板を摂氏約4
60度以上に加熱した状態で膜の形成を行うのが好まし
い。
60度以上に加熱した状態で膜の形成を行うのが好まし
い。
【0020】
【作用】半導体基板上にAl又はAl合金を堆積させて
膜を形成する際に、半導体基板を加熱する温度を、少な
くとも二段階にステップ状に変化させることにより、少
なくとも二層以上の膜が段階的に形成されていく。この
場合に、基板加熱温度がステップ状に変化していくため
、結晶粒の大きさが異なる膜が段階的に積層される。 このため、各々の膜の結晶粒界の界面が膜厚方向に並ば
ず分断される。ここで各々の膜の膜厚は、Al又はAl
合金を堆積させる厚みを制御することで精度よく制御す
ることができ、さらに各々の膜の結晶粒の大きさは、基
板加熱温度を制御することで容易に高精度に制御するこ
とができる。従って、耐エレクトロマイグレーション性
に優れた膜を再現性よく形成することが可能となる。
膜を形成する際に、半導体基板を加熱する温度を、少な
くとも二段階にステップ状に変化させることにより、少
なくとも二層以上の膜が段階的に形成されていく。この
場合に、基板加熱温度がステップ状に変化していくため
、結晶粒の大きさが異なる膜が段階的に積層される。 このため、各々の膜の結晶粒界の界面が膜厚方向に並ば
ず分断される。ここで各々の膜の膜厚は、Al又はAl
合金を堆積させる厚みを制御することで精度よく制御す
ることができ、さらに各々の膜の結晶粒の大きさは、基
板加熱温度を制御することで容易に高精度に制御するこ
とができる。従って、耐エレクトロマイグレーション性
に優れた膜を再現性よく形成することが可能となる。
【0021】あるいは、膜形成速度を少なくとも二段階
にステップ状に変化させることで、結晶粒の大きさの異
なる膜が段階的に積層されるため、同様に結晶粒界の界
面が膜厚方向に並ばない状態に形成される。この場合の
基板加熱温度は、摂氏440度以上にすることで、耐エ
レクトロ・マイグレーション性及び耐ストレス・マイグ
レーション性を向上させることができる。
にステップ状に変化させることで、結晶粒の大きさの異
なる膜が段階的に積層されるため、同様に結晶粒界の界
面が膜厚方向に並ばない状態に形成される。この場合の
基板加熱温度は、摂氏440度以上にすることで、耐エ
レクトロ・マイグレーション性及び耐ストレス・マイグ
レーション性を向上させることができる。
【0022】またホールが形成された基板上に膜を形成
する場合には、初期段階では摂氏180度以下に基板加
熱温度を設定することで、ホール内部にAl又はAl合
金を凹凸なく付着させていくことができ、ヴィアホール
の発生を防止することが可能である。この結果、耐エレ
クトロ・マイグレーション性及び耐ストレス・マイグレ
ーション性の向上がもたらされる。
する場合には、初期段階では摂氏180度以下に基板加
熱温度を設定することで、ホール内部にAl又はAl合
金を凹凸なく付着させていくことができ、ヴィアホール
の発生を防止することが可能である。この結果、耐エレ
クトロ・マイグレーション性及び耐ストレス・マイグレ
ーション性の向上がもたらされる。
【0023】ここで、初期段階はホールの径や深さに応
じて変えることができるが、例えばホール以外の領域で
膜厚が1000オングストローム以上としてもよい。
じて変えることができるが、例えばホール以外の領域で
膜厚が1000オングストローム以上としてもよい。
【0024】また、初期段階を過ぎた後は基板加熱温度
を摂氏460度以上にして膜を形成した方が、ホール部
以外での耐エレクトロ・マイグレーション性及び耐スト
レス・マイグレーション性の向上がもたらされる。
を摂氏460度以上にして膜を形成した方が、ホール部
以外での耐エレクトロ・マイグレーション性及び耐スト
レス・マイグレーション性の向上がもたらされる。
【0025】ホールが形成されている半導体基板上に膜
を形成する場合に、初期段階では初期以降の段階よりも
膜形成速度を遅くすることで、ホールの上部にAl又は
Al合金が架橋した状態にならず、ホール内にヴォイド
が発生するのが防止される。
を形成する場合に、初期段階では初期以降の段階よりも
膜形成速度を遅くすることで、ホールの上部にAl又は
Al合金が架橋した状態にならず、ホール内にヴォイド
が発生するのが防止される。
【0026】ここで、初期段階は例えばホール以外の領
域で膜厚が3000オングストローム以上になった段階
とすることもできる。
域で膜厚が3000オングストローム以上になった段階
とすることもできる。
【0027】また、初期段階で膜形成速度を遅くすると
ともに、半導体基板を摂氏約460度以上に加熱するこ
とにより、溶融したAl又はAl合金が少量ずつホール
内へ溶け込んで埋設していき、ヴォイドの発生が防止さ
れる。
ともに、半導体基板を摂氏約460度以上に加熱するこ
とにより、溶融したAl又はAl合金が少量ずつホール
内へ溶け込んで埋設していき、ヴォイドの発生が防止さ
れる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の一実施例による半導体装置の
製造方法について、図面を参照して説明する。先ず、第
1の実施例による製造方法は、半導体基板上にAl又は
Al合金から成るAl配線層をスパッタリングにより形
成する時に、半導体基板を加熱する温度を段階的に変化
させる点に特徴がある。
製造方法について、図面を参照して説明する。先ず、第
1の実施例による製造方法は、半導体基板上にAl又は
Al合金から成るAl配線層をスパッタリングにより形
成する時に、半導体基板を加熱する温度を段階的に変化
させる点に特徴がある。
【0029】図1に、加熱温度の時間的な変化を示す。
先ず、T11秒までは半導体基板を摂氏200度に加熱
し、T11秒を経過しT12秒までの間は摂氏400度
に加熱する。この後、T13秒まで摂氏500度に加熱
する。 このように、半導体基板の加熱温度をステップ状に3段
階に変化させてスパッタリングを行い、Al配線層を三
層構造で形成する。
し、T11秒を経過しT12秒までの間は摂氏400度
に加熱する。この後、T13秒まで摂氏500度に加熱
する。 このように、半導体基板の加熱温度をステップ状に3段
階に変化させてスパッタリングを行い、Al配線層を三
層構造で形成する。
【0030】図2に、形成されたAl配線層の断面構造
を示す。半導体基板11上のシリコン酸化膜12の表面
に、Si が1%添加されたAl合金から成るAl配線
層13〜15が順に形成されている。それぞれのAl配
線層13〜15の膜厚は、いずれも3000オングスト
ロームであるとする。そして、半導体基板11を加熱し
た温度がそれぞれ異なることにより、各Al配線層13
〜15の結晶粒の大きさは全て異なっている。一層目の
Al配線層13は、加熱温度が摂氏200度と最も低い
ため、結晶粒は最も小さい。二層目のAl配線層14は
、加熱温度が摂氏400度と高く、結晶粒はAl配線層
13よりも大きくなっている。三層目のAl配線層15
では、最も高い摂氏500度に半導体基板11が加熱さ
れるため、結晶粒は最も大きい。
を示す。半導体基板11上のシリコン酸化膜12の表面
に、Si が1%添加されたAl合金から成るAl配線
層13〜15が順に形成されている。それぞれのAl配
線層13〜15の膜厚は、いずれも3000オングスト
ロームであるとする。そして、半導体基板11を加熱し
た温度がそれぞれ異なることにより、各Al配線層13
〜15の結晶粒の大きさは全て異なっている。一層目の
Al配線層13は、加熱温度が摂氏200度と最も低い
ため、結晶粒は最も小さい。二層目のAl配線層14は
、加熱温度が摂氏400度と高く、結晶粒はAl配線層
13よりも大きくなっている。三層目のAl配線層15
では、最も高い摂氏500度に半導体基板11が加熱さ
れるため、結晶粒は最も大きい。
【0031】ここで、半導体基板を加熱する温度をステ
ップ状に下げて各Al配線層を形成してもよい。この場
合には、図2とは逆に一層目から三層目に向かうに従い
、結晶粒は小さくなっていく。あるいは、例えば一層目
のAl配線層は半導体基板を摂氏400度の高温で加熱
して形成し、二層目は摂氏200度の低温で形成し、三
層目は再び摂氏500度の高温に加熱して形成するとい
うように、周期的に高温と低温とを交互に繰り返しても
よい。この場合には、結晶粒の大きいAl配線層と結晶
粒の小さいAl配線層とが交互に積層された構造となる
。
ップ状に下げて各Al配線層を形成してもよい。この場
合には、図2とは逆に一層目から三層目に向かうに従い
、結晶粒は小さくなっていく。あるいは、例えば一層目
のAl配線層は半導体基板を摂氏400度の高温で加熱
して形成し、二層目は摂氏200度の低温で形成し、三
層目は再び摂氏500度の高温に加熱して形成するとい
うように、周期的に高温と低温とを交互に繰り返しても
よい。この場合には、結晶粒の大きいAl配線層と結晶
粒の小さいAl配線層とが交互に積層された構造となる
。
【0032】このように、第1の実施例の製造方法によ
れば結晶粒径の異なる三層のAl配線層が積層される。 このため、結晶粒界の界面が膜厚方向に並ばず分断され
、エレクトロ・マイグレーション及びストレス・マイグ
レーションによる断線不良の発生が防止される。ここで
Al配線層は、スパッタリングでAl又はAl合金を堆
積させる厚みを制御することで所望の膜厚に精度良く制
御でき、また結晶粒の大きさは、基板加熱温度の設定に
より所望の大きさに制御することができるため、再現性
に優れている。これにより、Al配線の信頼性が向上す
る。
れば結晶粒径の異なる三層のAl配線層が積層される。 このため、結晶粒界の界面が膜厚方向に並ばず分断され
、エレクトロ・マイグレーション及びストレス・マイグ
レーションによる断線不良の発生が防止される。ここで
Al配線層は、スパッタリングでAl又はAl合金を堆
積させる厚みを制御することで所望の膜厚に精度良く制
御でき、また結晶粒の大きさは、基板加熱温度の設定に
より所望の大きさに制御することができるため、再現性
に優れている。これにより、Al配線の信頼性が向上す
る。
【0033】また、第1の実施例による製造方法では、
その製造工程が図3に示されるように簡略化される。A
l膜形成装置の内部に半導体基板が搬入される(工程2
1)。Al膜形成装置内部が真空になるように、真空引
きが行われる(工程22)。スパッタリングにより、A
l配線層が半導体基板上に形成される(工程23)。こ
こで、加熱温度を段階的に変える毎に半導体基板を搭載
するステージを変えてスパッタリングを行ってもよい。 Al配線層の形成が終了すると、Al膜形成装置の内部
気圧が大気圧と等しくなるように真空破りが行われる(
工程24)。そして、Al配線層が形成された半導体基
板が、Al膜形成装置から搬出される(工程25)。 従来の製造方法では、上述したようにAl酸化膜を形成
する毎に真空引きと真空破りとを繰り返さなければなら
ず、生産性が低かった。これに対し、本実施例の製造方
法ではAl酸化膜を形成する必要がないため、真空引き
と真空破りはそれぞれ1回ずつ行えば足りる。さらに、
Al酸化膜を形成する工程自体も不要となる。従って、
第1の実施例によれば生産性が大幅に向上し、コスト低
減が達成される。
その製造工程が図3に示されるように簡略化される。A
l膜形成装置の内部に半導体基板が搬入される(工程2
1)。Al膜形成装置内部が真空になるように、真空引
きが行われる(工程22)。スパッタリングにより、A
l配線層が半導体基板上に形成される(工程23)。こ
こで、加熱温度を段階的に変える毎に半導体基板を搭載
するステージを変えてスパッタリングを行ってもよい。 Al配線層の形成が終了すると、Al膜形成装置の内部
気圧が大気圧と等しくなるように真空破りが行われる(
工程24)。そして、Al配線層が形成された半導体基
板が、Al膜形成装置から搬出される(工程25)。 従来の製造方法では、上述したようにAl酸化膜を形成
する毎に真空引きと真空破りとを繰り返さなければなら
ず、生産性が低かった。これに対し、本実施例の製造方
法ではAl酸化膜を形成する必要がないため、真空引き
と真空破りはそれぞれ1回ずつ行えば足りる。さらに、
Al酸化膜を形成する工程自体も不要となる。従って、
第1の実施例によれば生産性が大幅に向上し、コスト低
減が達成される。
【0034】次に、第1の実施例による製造方法により
得られたAl配線層の耐エレクトロ・マイグレーション
性について試験した結果について述べる。半導体基板上
にシリコン酸化膜を形成した後、第1の実施例の製造方
法を用いて結晶粒径の異なる三層構造のAl配線層を形
成した。また各Al配線層に対しては、通常の写真蝕刻
法やRIE(リアクティブイオンエッチング)法を用い
てパターニングを行った。このAl配線層について、耐
エレクトロ・マイグレーション性に関する信頼性試験を
行った。測定対象となった配線パターンは、配線幅が2
μmで長さが1mmの直線状のものである。試験温度は
摂氏200度に設定し、電流密度は2.0×106 A
/cm2 とした。また、本実施例による製造方法で形
成されたAl配線層と比較するために、従来の製造方法
によりAl配線層を形成した。
得られたAl配線層の耐エレクトロ・マイグレーション
性について試験した結果について述べる。半導体基板上
にシリコン酸化膜を形成した後、第1の実施例の製造方
法を用いて結晶粒径の異なる三層構造のAl配線層を形
成した。また各Al配線層に対しては、通常の写真蝕刻
法やRIE(リアクティブイオンエッチング)法を用い
てパターニングを行った。このAl配線層について、耐
エレクトロ・マイグレーション性に関する信頼性試験を
行った。測定対象となった配線パターンは、配線幅が2
μmで長さが1mmの直線状のものである。試験温度は
摂氏200度に設定し、電流密度は2.0×106 A
/cm2 とした。また、本実施例による製造方法で形
成されたAl配線層と比較するために、従来の製造方法
によりAl配線層を形成した。
【0035】そして図4に試験結果を示す。実線bが第
1の実施例による製造方法で得られたAl配線層のMT
F(mean time to failure)値を
示し、実線aが従来の製造方法で得られたMTF値であ
る。ここでMTF値は、それぞれエレクトロ・マイグレ
ーションが発生して不良となった割合が全サンプル数の
50%になるまでに要した時間を示すものとする。従来
の方法により製造されたAl配線層では、MTF値は約
800時間から4000時間までばらついている。この
ことは、従来の製造方法では耐エレクトロ・マイグレー
ション性に優れたAl配線層を再現性よく形成すること
ができないことを示す。
1の実施例による製造方法で得られたAl配線層のMT
F(mean time to failure)値を
示し、実線aが従来の製造方法で得られたMTF値であ
る。ここでMTF値は、それぞれエレクトロ・マイグレ
ーションが発生して不良となった割合が全サンプル数の
50%になるまでに要した時間を示すものとする。従来
の方法により製造されたAl配線層では、MTF値は約
800時間から4000時間までばらついている。この
ことは、従来の製造方法では耐エレクトロ・マイグレー
ション性に優れたAl配線層を再現性よく形成すること
ができないことを示す。
【0036】これに対し、第1の実施例による製造方法
で製造されたAl配線層のMTF値は、約3000時間
から4000時間に集中して分布している。これより、
第1の実施例による製造方法は、耐エレクトロ・マイグ
レーション性に優れたAl配線層を再現性よく形成でき
ることがわかる。
で製造されたAl配線層のMTF値は、約3000時間
から4000時間に集中して分布している。これより、
第1の実施例による製造方法は、耐エレクトロ・マイグ
レーション性に優れたAl配線層を再現性よく形成でき
ることがわかる。
【0037】この試験結果は、Al配線層を図2のよう
に3層構造とした場合のものである。しかし3層構造の
場合に限らず、基板加熱温度を摂氏200度と摂氏50
0度の2段階に分けて2層構造のAl配線層を形成した
場合にも、同様に耐エレクトロ・マイグレーション性に
優れたものが再現性よく形成されることが確認された。
に3層構造とした場合のものである。しかし3層構造の
場合に限らず、基板加熱温度を摂氏200度と摂氏50
0度の2段階に分けて2層構造のAl配線層を形成した
場合にも、同様に耐エレクトロ・マイグレーション性に
優れたものが再現性よく形成されることが確認された。
【0038】上述した第1の実施例は一例であり、本発
明を限定するものではない。例えば、基板加熱温度は連
続したAl配線層の間で異なっていればよく、またAl
配線層の数は2層又は3層に限らず4層以上であっても
よい。
明を限定するものではない。例えば、基板加熱温度は連
続したAl配線層の間で異なっていればよく、またAl
配線層の数は2層又は3層に限らず4層以上であっても
よい。
【0039】次に、本発明の第2の実施例による製造方
法について説明する。第2の実施例は、Al配線層を形
成するときの膜形成速度を、段階的に変化させる点に特
徴がある。膜形成速度は、例えばターゲットであるAl
へ衝突させるアルゴン(Ar)イオンの速度や密度を変
えることなどにより、変化させることが可能である。
法について説明する。第2の実施例は、Al配線層を形
成するときの膜形成速度を、段階的に変化させる点に特
徴がある。膜形成速度は、例えばターゲットであるAl
へ衝突させるアルゴン(Ar)イオンの速度や密度を変
えることなどにより、変化させることが可能である。
【0040】図5に、スパッタリングによりAl合金を
堆積させてAl膜を形成する速度を、時間の経過と共に
変化させた様子を示す。膜の形成を開始してから時点T
21までの間は、膜形成速度は0.25(μm/min
)であり、時点T21から時点T22までの間は1.
0(μm/min )というように、二段階に変化させ
ている。また、このときの半導体基板の加熱温度は摂氏
500度であり、各段階でのAl膜の膜厚はそれぞれ5
000オングストロームとする。さらに、材質としては
Si が1%添加されたAl合金を用いるとする。
堆積させてAl膜を形成する速度を、時間の経過と共に
変化させた様子を示す。膜の形成を開始してから時点T
21までの間は、膜形成速度は0.25(μm/min
)であり、時点T21から時点T22までの間は1.
0(μm/min )というように、二段階に変化させ
ている。また、このときの半導体基板の加熱温度は摂氏
500度であり、各段階でのAl膜の膜厚はそれぞれ5
000オングストロームとする。さらに、材質としては
Si が1%添加されたAl合金を用いるとする。
【0041】このような方法で、Al配線層を二層構造
で形成した場合の縦断面を図6に示す。上述した第1の
実施例とは異なり、半導体基板31を加熱した温度は摂
氏500度で一定であるが、膜形成速度を二段階に変化
させたことから、シリコン酸化膜32上のAl配線層3
3及び34は結晶粒の大きさが異なっている。Al合金
がスパッタリングによりシリコン酸化膜32上に付着す
ると、サーフィスマイグレーションと称される現象によ
り表面で拡散し移動する。膜形成速度が遅いと、Al合
金が堆積していく速度が遅いため、表面上に付着したA
l合金は移動しやすく、移動する距離が大きくなって結
晶粒は大きくなる。逆に膜形成速度が速いと、堆積して
いく速度が速くなって、表面上に付着したAlは移動し
難くなるため、結晶粒は小さくなる。
で形成した場合の縦断面を図6に示す。上述した第1の
実施例とは異なり、半導体基板31を加熱した温度は摂
氏500度で一定であるが、膜形成速度を二段階に変化
させたことから、シリコン酸化膜32上のAl配線層3
3及び34は結晶粒の大きさが異なっている。Al合金
がスパッタリングによりシリコン酸化膜32上に付着す
ると、サーフィスマイグレーションと称される現象によ
り表面で拡散し移動する。膜形成速度が遅いと、Al合
金が堆積していく速度が遅いため、表面上に付着したA
l合金は移動しやすく、移動する距離が大きくなって結
晶粒は大きくなる。逆に膜形成速度が速いと、堆積して
いく速度が速くなって、表面上に付着したAlは移動し
難くなるため、結晶粒は小さくなる。
【0042】一層目のAl配線層33を形成したときの
膜形成速度は、0.25(μm/min )と遅く、二
層目のAl配線層34を形成したときは1.0(μm/
min )と速い。このため、一層目のAl配線層33
は二層目のAl配線層34よりも結晶粒は大きくなって
いる。
膜形成速度は、0.25(μm/min )と遅く、二
層目のAl配線層34を形成したときは1.0(μm/
min )と速い。このため、一層目のAl配線層33
は二層目のAl配線層34よりも結晶粒は大きくなって
いる。
【0043】本発明の第3の実施例では、図7に示され
るように三段階で膜形成速度を変えている。膜形成開始
から時点T31までの間の膜形成速度は1.0(μm/
min )であり、時点T31から時点T32までは0
.25(μm/min )、そして時点T32から時点
T33までは1.0(μm/min )に設定されてい
る。このときの半導体基板を加熱する温度は、第2の実
施例と同様に摂氏500度であり、材質はSiが1%添
加されたAl合金である。各段階毎の膜厚は、それぞれ
3333オングストロームとする。
るように三段階で膜形成速度を変えている。膜形成開始
から時点T31までの間の膜形成速度は1.0(μm/
min )であり、時点T31から時点T32までは0
.25(μm/min )、そして時点T32から時点
T33までは1.0(μm/min )に設定されてい
る。このときの半導体基板を加熱する温度は、第2の実
施例と同様に摂氏500度であり、材質はSiが1%添
加されたAl合金である。各段階毎の膜厚は、それぞれ
3333オングストロームとする。
【0044】第3の実施例の方法に従い、三段階に膜形
成速度を変えてAl配線層を形成したときの縦断面を、
図8に示す。半導体基板41のシリコン酸化膜42上に
、一層目から三層目のAl配線層43〜45が形成され
ている。一層目のAl配線層43と三層目のAl配線層
45は、膜形成速度が速いため結晶粒は小さく、二層目
のAl配線層44は膜形成速度が遅く結晶粒は大きい。
成速度を変えてAl配線層を形成したときの縦断面を、
図8に示す。半導体基板41のシリコン酸化膜42上に
、一層目から三層目のAl配線層43〜45が形成され
ている。一層目のAl配線層43と三層目のAl配線層
45は、膜形成速度が速いため結晶粒は小さく、二層目
のAl配線層44は膜形成速度が遅く結晶粒は大きい。
【0045】このように、第2又は第3の実施例の製造
方法によれば、結晶粒径の異なる二層又は三層のAl配
線層が積層される。これにより、第1の実施例と同様に
、結晶粒界の界面が膜厚方向に並ばずに分断されて、耐
エレクトロ・マイグレーション性及び耐ストレス・マイ
グレーション性が向上する。この場合の結晶粒の大きさ
は、膜形成速度を変えることで所望の大きさに制御する
ことができ、再現性に優れ均一な品質が維持される。 またAl配線層の膜厚は、スパッタリングでAl又はA
l合金を堆積させるときの厚みを制御することで、所望
の厚さに精度良く制御することができる。
方法によれば、結晶粒径の異なる二層又は三層のAl配
線層が積層される。これにより、第1の実施例と同様に
、結晶粒界の界面が膜厚方向に並ばずに分断されて、耐
エレクトロ・マイグレーション性及び耐ストレス・マイ
グレーション性が向上する。この場合の結晶粒の大きさ
は、膜形成速度を変えることで所望の大きさに制御する
ことができ、再現性に優れ均一な品質が維持される。 またAl配線層の膜厚は、スパッタリングでAl又はA
l合金を堆積させるときの厚みを制御することで、所望
の厚さに精度良く制御することができる。
【0046】さらに、第2及び第3の実施例における製
造工程は、第1の実施例の場合と同様に簡略化される。 図3に示されるように、半導体基板がAl膜形成装置に
搬入され(工程21)、Al膜形成装置の内部が真空引
きによって真空状態になる(工程22)。Al膜形成装
置内部で、膜形成速度が段階的に変えられて半導体基板
上にAl配線層が積層される(工程23)。Al配線層
の形成が終了すると真空破りが行われ(工程24)、半
導体基板が搬出される(工程25)。このように、Al
膜形成装置を真空にする工程と真空破りを行う工程をそ
れぞれ1回ずつ行えば足りるため、生産性の向上に寄与
することができる。
造工程は、第1の実施例の場合と同様に簡略化される。 図3に示されるように、半導体基板がAl膜形成装置に
搬入され(工程21)、Al膜形成装置の内部が真空引
きによって真空状態になる(工程22)。Al膜形成装
置内部で、膜形成速度が段階的に変えられて半導体基板
上にAl配線層が積層される(工程23)。Al配線層
の形成が終了すると真空破りが行われ(工程24)、半
導体基板が搬出される(工程25)。このように、Al
膜形成装置を真空にする工程と真空破りを行う工程をそ
れぞれ1回ずつ行えば足りるため、生産性の向上に寄与
することができる。
【0047】第2及び第3の実施例の方法により製造さ
れたAl配線層の耐エレクトロ・マイグレーション性を
試験した結果について、以下に述べる。半導体基板上に
シリコン酸化膜を形成し、第2及び第3の実施例のそれ
ぞれの膜形成速度に従って、二層又は三層構造のAl配
線層を形成した。それぞれの配線層に対し、写真蝕刻法
及びRIE技術を用いてパターニングし、幅が2μmで
長さが1mmの直線状の配線を得た。試験温度は、第1
の実施例によるAl配線層について試験した場合と同様
に摂氏200度とし、電流密度は2.0×106A/c
m2 とした。
れたAl配線層の耐エレクトロ・マイグレーション性を
試験した結果について、以下に述べる。半導体基板上に
シリコン酸化膜を形成し、第2及び第3の実施例のそれ
ぞれの膜形成速度に従って、二層又は三層構造のAl配
線層を形成した。それぞれの配線層に対し、写真蝕刻法
及びRIE技術を用いてパターニングし、幅が2μmで
長さが1mmの直線状の配線を得た。試験温度は、第1
の実施例によるAl配線層について試験した場合と同様
に摂氏200度とし、電流密度は2.0×106A/c
m2 とした。
【0048】図9に、試験を行った結果得られたMTF
値を示す。実線aは、図4に示されたものと同様に従来
の製造方法で得られたAl配線層のMTF値を示し、実
線cは第2の実施例による製造方法で得られたAl配線
層のMTF値で、実線dは第3の実施例による製造方法
で得られたAl配線層のMTF値である。
値を示す。実線aは、図4に示されたものと同様に従来
の製造方法で得られたAl配線層のMTF値を示し、実
線cは第2の実施例による製造方法で得られたAl配線
層のMTF値で、実線dは第3の実施例による製造方法
で得られたAl配線層のMTF値である。
【0049】上述したように、従来の方法で製造された
Al配線層は、MTF値が約800時間から4000時
間までばらついており、耐エレクトロ・マイグレーショ
ン性が低いことがわかる。
Al配線層は、MTF値が約800時間から4000時
間までばらついており、耐エレクトロ・マイグレーショ
ン性が低いことがわかる。
【0050】第2の実施例により製造されたAl配線層
のMTF値は、約4000時間から5000時間に集中
して分布し、第3の実施例により製造されたAl配線層
のMTF値は、約4500時間から5500時間に集中
して分布している。このことから、第2又は第3の実施
例における膜形成速度を二段階以上に変える製造方法に
よれば、耐エレクトロ・マイグレーション性に優れたA
l配線層を再現性よく形成することができることがわか
る。
のMTF値は、約4000時間から5000時間に集中
して分布し、第3の実施例により製造されたAl配線層
のMTF値は、約4500時間から5500時間に集中
して分布している。このことから、第2又は第3の実施
例における膜形成速度を二段階以上に変える製造方法に
よれば、耐エレクトロ・マイグレーション性に優れたA
l配線層を再現性よく形成することができることがわか
る。
【0051】ここで、第2及び第3の実施例では、Al
配線層を形成する間半導体基板の加熱温度は摂氏500
度で一定である。この加熱温度がMTF値に与える影響
について、試験を行った。図10に、基板加熱温度とM
TF値との関係を示す。基板加熱温度を、摂氏200度
(実線e1)、300度(実線e2)、400度(実線
e3)、420度(実線e4)、440度(実線e5)
、500度(実線e6)の6種類に設定し、それぞれの
温度でAl配線層を形成した。上述した試験方法でMT
F値を測定したところ、摂氏440度以上でMTF値が
大幅に向上することが明らかにされた。
配線層を形成する間半導体基板の加熱温度は摂氏500
度で一定である。この加熱温度がMTF値に与える影響
について、試験を行った。図10に、基板加熱温度とM
TF値との関係を示す。基板加熱温度を、摂氏200度
(実線e1)、300度(実線e2)、400度(実線
e3)、420度(実線e4)、440度(実線e5)
、500度(実線e6)の6種類に設定し、それぞれの
温度でAl配線層を形成した。上述した試験方法でMT
F値を測定したところ、摂氏440度以上でMTF値が
大幅に向上することが明らかにされた。
【0052】よって、第2又は第3の実施例によりAl
配線層を形成する場合には、基板加熱温度は摂氏440
度以上に設定した上で膜形成速度を二段階以上に変える
ことが望ましい。
配線層を形成する場合には、基板加熱温度は摂氏440
度以上に設定した上で膜形成速度を二段階以上に変える
ことが望ましい。
【0053】上述した第2及び第3の実施例も第1の実
施例と同様に一例に過ぎず、本発明を限定するものでは
ない。例えば、膜形成速度は少なくとも二段階で変えば
よく、4段階以上に渡って変えてもよい。
施例と同様に一例に過ぎず、本発明を限定するものでは
ない。例えば、膜形成速度は少なくとも二段階で変えば
よく、4段階以上に渡って変えてもよい。
【0054】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。この実施例は、コンタクトホール又はヴィアホー
ルの形成された半導体基板上にAl配線層を形成する際
に、Al又はAl合金でホール内を埋めていく途中の初
期段階において、半導体基板の加熱温度を摂氏180度
以下にする点に特徴がある。
する。この実施例は、コンタクトホール又はヴィアホー
ルの形成された半導体基板上にAl配線層を形成する際
に、Al又はAl合金でホール内を埋めていく途中の初
期段階において、半導体基板の加熱温度を摂氏180度
以下にする点に特徴がある。
【0055】この初期段階における基板加熱温度が、A
l配線層中のヴォイドの発生に与える影響について調べ
た結果を説明する。
l配線層中のヴォイドの発生に与える影響について調べ
た結果を説明する。
【0056】半導体基板上にシリコン酸化膜を約1μm
の厚さに形成し、写真蝕刻法とRIE技術を用いて、直
径約1μm、深さ約1μmのホールを形成した。シリコ
ン酸化膜及びホールの内部に、Ti 膜をスパッタリン
グで300オングストロームの厚さに形成し、さらにそ
の上にTi N膜をスパッタリングで1000オングス
トロームの厚さに形成して下地膜を形成した。
の厚さに形成し、写真蝕刻法とRIE技術を用いて、直
径約1μm、深さ約1μmのホールを形成した。シリコ
ン酸化膜及びホールの内部に、Ti 膜をスパッタリン
グで300オングストロームの厚さに形成し、さらにそ
の上にTi N膜をスパッタリングで1000オングス
トロームの厚さに形成して下地膜を形成した。
【0057】このような4種類のサンプルを用意し、基
板加熱温度を変えてAl配線層を0.2μmの厚さに形
成した。この膜厚は、ホールが存在しない平坦部分にお
けるものとする。膜形成速度は、0.3(μm/min
)に設定した。そして、ホール側面におけるAl配線
層中のヴォイドの発生状況を、走査型電子顕微鏡を用い
て観察した。
板加熱温度を変えてAl配線層を0.2μmの厚さに形
成した。この膜厚は、ホールが存在しない平坦部分にお
けるものとする。膜形成速度は、0.3(μm/min
)に設定した。そして、ホール側面におけるAl配線
層中のヴォイドの発生状況を、走査型電子顕微鏡を用い
て観察した。
【0058】図11(a)〜(d)に、加熱温度を摂氏
150度、180度、210度、240度にそれぞれ設
定したときのホール57内部の状況を示す。上述したよ
うに、半導体基板50上には膜厚1μmのシリコン酸化
膜51が形成され、直径が1μmで深さが1μmのホー
ル57が開孔されており、さらにその表面上にはTi
膜とTi N膜とから成る下地膜52が形成されている
。
150度、180度、210度、240度にそれぞれ設
定したときのホール57内部の状況を示す。上述したよ
うに、半導体基板50上には膜厚1μmのシリコン酸化
膜51が形成され、直径が1μmで深さが1μmのホー
ル57が開孔されており、さらにその表面上にはTi
膜とTi N膜とから成る下地膜52が形成されている
。
【0059】図11(a)に示されるように、基板加熱
温度を摂氏150度にした場合は、Al配線層53はホ
ール57の側面において平坦に形成されており、凹凸は
存在しない。この状況は、図11(b)のように摂氏1
80度に加熱した場合のAl配線層54においても同様
である。
温度を摂氏150度にした場合は、Al配線層53はホ
ール57の側面において平坦に形成されており、凹凸は
存在しない。この状況は、図11(b)のように摂氏1
80度に加熱した場合のAl配線層54においても同様
である。
【0060】しかし、図11(c)に示されたように、
基板加熱温度が摂氏210度になると、ホール57内部
のAl配線層55には凹凸55aが発生した。基板加熱
温度が摂氏240度に設定された場合も、図11(d)
のように凹凸56aが観察された。
基板加熱温度が摂氏210度になると、ホール57内部
のAl配線層55には凹凸55aが発生した。基板加熱
温度が摂氏240度に設定された場合も、図11(d)
のように凹凸56aが観察された。
【0061】このように、Al配線層をホールを埋める
ように形成する場合、初期段階では基板加熱温度を摂氏
180度以下に設定することで、ホール側面にAl膜を
滑らかに形成することができることがわかる。ここで、
どの段階までを初期段階とするかはホールの直径や深さ
により異なるが、例えば平坦部において少なくとも約1
000オングストロームの厚さに形成されるまでとする
こともできる。
ように形成する場合、初期段階では基板加熱温度を摂氏
180度以下に設定することで、ホール側面にAl膜を
滑らかに形成することができることがわかる。ここで、
どの段階までを初期段階とするかはホールの直径や深さ
により異なるが、例えば平坦部において少なくとも約1
000オングストロームの厚さに形成されるまでとする
こともできる。
【0062】次に、初期段階において同様に基板加熱温
度を変えて約0.2μmの膜厚のAl配線層を形成し、
さらに加熱温度を摂氏460度に上昇させて約0.8μ
mのAl配線層を形成してホール内の状況を調べた結果
について述べる。図12(a)のように、初期段階で基
板加熱温度を摂氏150度にした場合にはホール内部に
ヴォイドは発生しなかった。同様に、初期段階での加熱
温度を摂氏180度にした場合にも、図12(b)のよ
うにヴォイドは発生していない。基板加熱温度が摂氏2
10度になると、図12(c)に示されたようにホール
57内部のAl配線層63中にヴォイド64が発生した
。これは、図11(c)に示されたように、初期段階で
の加熱温度が摂氏210度になると、ホール57の側面
のAl膜に凹凸が発生することが影響していると考えら
れる。初期段階での基板加熱温度が摂氏240度の場合
にも、図12(d)のようにヴォイド65の発生が見ら
れた。
度を変えて約0.2μmの膜厚のAl配線層を形成し、
さらに加熱温度を摂氏460度に上昇させて約0.8μ
mのAl配線層を形成してホール内の状況を調べた結果
について述べる。図12(a)のように、初期段階で基
板加熱温度を摂氏150度にした場合にはホール内部に
ヴォイドは発生しなかった。同様に、初期段階での加熱
温度を摂氏180度にした場合にも、図12(b)のよ
うにヴォイドは発生していない。基板加熱温度が摂氏2
10度になると、図12(c)に示されたようにホール
57内部のAl配線層63中にヴォイド64が発生した
。これは、図11(c)に示されたように、初期段階で
の加熱温度が摂氏210度になると、ホール57の側面
のAl膜に凹凸が発生することが影響していると考えら
れる。初期段階での基板加熱温度が摂氏240度の場合
にも、図12(d)のようにヴォイド65の発生が見ら
れた。
【0063】このことから、ホールを埋めるようにAl
配線層を形成する場合には、初期段階では基板加熱温度
を摂氏180度以下に設定することで、ホール内部のA
l配線層中にヴォイドが発生するのを有効に防止するこ
とができることが明らかとなった。これにより、ホール
部における耐エレクトロ・マイグレーション性及び耐ス
トレス・マイグレーション性を向上させることが可能で
ある。
配線層を形成する場合には、初期段階では基板加熱温度
を摂氏180度以下に設定することで、ホール内部のA
l配線層中にヴォイドが発生するのを有効に防止するこ
とができることが明らかとなった。これにより、ホール
部における耐エレクトロ・マイグレーション性及び耐ス
トレス・マイグレーション性を向上させることが可能で
ある。
【0064】また、初期段階で摂氏180度以下に基板
を加熱し、ホール側面に滑らかにAl膜を形成した後は
、加熱温度を摂氏460度以上に上昇させてAl配線層
を形成する方が望ましい。このように基板加熱温度を設
定することで、第2及び第3の実施例において述べたよ
うに、ホール部以外での耐エレクトロ・マイグレーショ
ン性及び耐ストレス・マイグレーション性を高めること
ができる。
を加熱し、ホール側面に滑らかにAl膜を形成した後は
、加熱温度を摂氏460度以上に上昇させてAl配線層
を形成する方が望ましい。このように基板加熱温度を設
定することで、第2及び第3の実施例において述べたよ
うに、ホール部以外での耐エレクトロ・マイグレーショ
ン性及び耐ストレス・マイグレーション性を高めること
ができる。
【0065】本発明の第5の実施例について説明する。
この実施例は、第4の実施例と同様に、ホールの形成さ
れた半導体基板上にAl配線層を形成する方法に関する
。そして、第5の実施例はAl又はAl合金でホール内
を埋めていく初期段階で、膜形成速度を意図的に遅くす
る点に特徴がある。膜形成速度は、上述したようにター
ゲットのAlへ衝突させるArイオンの速度や密度を低
下させることなどによって、遅くすることができる。
れた半導体基板上にAl配線層を形成する方法に関する
。そして、第5の実施例はAl又はAl合金でホール内
を埋めていく初期段階で、膜形成速度を意図的に遅くす
る点に特徴がある。膜形成速度は、上述したようにター
ゲットのAlへ衝突させるArイオンの速度や密度を低
下させることなどによって、遅くすることができる。
【0066】初期段階では膜形成速度を遅くすることで
、ホール内部に徐々にAl又はAl合金が堆積されてい
き、ホールの上部で架橋した状態になってヴォイドが発
生するのが防止される。また、初期段階において膜形成
速度を遅くするとともに、半導体基板を摂氏約460度
以上に加熱すると、溶融したAl又はAl合金が少量ず
つホール内部へ流れ込んで埋めていくことになり、ヴォ
イドの発生をより確実に防止することができる。
、ホール内部に徐々にAl又はAl合金が堆積されてい
き、ホールの上部で架橋した状態になってヴォイドが発
生するのが防止される。また、初期段階において膜形成
速度を遅くするとともに、半導体基板を摂氏約460度
以上に加熱すると、溶融したAl又はAl合金が少量ず
つホール内部へ流れ込んで埋めていくことになり、ヴォ
イドの発生をより確実に防止することができる。
【0067】次に、この第5の実施例に従って、初期段
階で膜形成速度を遅くして形成したAl配線層の評価を
行った。
階で膜形成速度を遅くして形成したAl配線層の評価を
行った。
【0068】図13(a)に、評価用の下地の平面図を
示し、このA−A線に沿う縦断面を図13(b)に示す
。半導体基板100上に熱酸化膜105を約1000オ
ングストロームの膜厚で形成し、その上に5000オン
グストロームの厚みでAl膜を形成した。写真蝕刻法を
用いてこのAl膜をパターニングし、幅が1.5μmm
、長さが1mmのAl配線層101を4μmの間隔で1
00本形成した。各Al配線層101の両端には、10
0μm角のパッド101aを設けた。このAl配線層1
01の上に、CVD法を用いてシリコン酸化膜を膜厚が
1.0μmになるように堆積させる。そして、下層のA
l配線層101上に、直径1.0μmのスルーホール1
02をRIE法により開孔して、評価用下地とした。
示し、このA−A線に沿う縦断面を図13(b)に示す
。半導体基板100上に熱酸化膜105を約1000オ
ングストロームの膜厚で形成し、その上に5000オン
グストロームの厚みでAl膜を形成した。写真蝕刻法を
用いてこのAl膜をパターニングし、幅が1.5μmm
、長さが1mmのAl配線層101を4μmの間隔で1
00本形成した。各Al配線層101の両端には、10
0μm角のパッド101aを設けた。このAl配線層1
01の上に、CVD法を用いてシリコン酸化膜を膜厚が
1.0μmになるように堆積させる。そして、下層のA
l配線層101上に、直径1.0μmのスルーホール1
02をRIE法により開孔して、評価用下地とした。
【0069】このようにして得られた評価用下地の上に
、従来の方法と第5の実施例による方法とを用いて、そ
れぞれAl膜を1.0μmの厚さにスパッタリングで形
成した。従来の方法による場合は、膜形成速度は1.0
μm/min で一定とし、本実施例による場合は、初
期段階では0.1μm/min で、以後は1.0μm
/minとした。また、いずれもSiが1%添加された
Al合金を用いた。RIE法により、幅が0.8μmで
長さが1mmのAl配線層を得た。図14(a)に、得
られたAl配線層の平面図を示し、図14(b)にB−
B線に沿う縦断面を示す。上述したように、下地として
下層のAl配線層101とシリコン酸化膜105とが形
成され、コンタクトホール102が開孔されており、そ
の上に上層のAl配線層104が形成されている。この
上層のAl配線層104の両端にも、100μm角のパ
ッド104aが形成されている。
、従来の方法と第5の実施例による方法とを用いて、そ
れぞれAl膜を1.0μmの厚さにスパッタリングで形
成した。従来の方法による場合は、膜形成速度は1.0
μm/min で一定とし、本実施例による場合は、初
期段階では0.1μm/min で、以後は1.0μm
/minとした。また、いずれもSiが1%添加された
Al合金を用いた。RIE法により、幅が0.8μmで
長さが1mmのAl配線層を得た。図14(a)に、得
られたAl配線層の平面図を示し、図14(b)にB−
B線に沿う縦断面を示す。上述したように、下地として
下層のAl配線層101とシリコン酸化膜105とが形
成され、コンタクトホール102が開孔されており、そ
の上に上層のAl配線層104が形成されている。この
上層のAl配線層104の両端にも、100μm角のパ
ッド104aが形成されている。
【0070】従来の方法で形成した上層のAl配線層1
04と、第5の実施例による方法で形成したAl配線層
104とに対し、それぞれ下層のAl配線層101との
間の導通を摂氏200度、電流密度2.0×106 A
/cm2 の条件で、150時間のエレクトロ・マイグ
レーションの試験を行った後に検査することで、ホール
102におけるステップカバレージの比較評価を行った
。図15に、導通率の比較結果を示す。従来の方法で形
成した上層のAl配線層104と下層のAl配線層10
1との間の導通率は約40%と低かった。これに対し、
第5の実施例により形成した上層のAl配線層104で
は、導通率は100%であった。このように、本実施例
の方法によれば、直径が1μφでアスペクト比が1.0
という比較的急峻なホール102においても、良好なス
テップカバレージが得られ、ヴォイドの発生を防止でき
ることが明らかになった。
04と、第5の実施例による方法で形成したAl配線層
104とに対し、それぞれ下層のAl配線層101との
間の導通を摂氏200度、電流密度2.0×106 A
/cm2 の条件で、150時間のエレクトロ・マイグ
レーションの試験を行った後に検査することで、ホール
102におけるステップカバレージの比較評価を行った
。図15に、導通率の比較結果を示す。従来の方法で形
成した上層のAl配線層104と下層のAl配線層10
1との間の導通率は約40%と低かった。これに対し、
第5の実施例により形成した上層のAl配線層104で
は、導通率は100%であった。このように、本実施例
の方法によれば、直径が1μφでアスペクト比が1.0
という比較的急峻なホール102においても、良好なス
テップカバレージが得られ、ヴォイドの発生を防止でき
ることが明らかになった。
【0071】第5の実施例では、初期段階での膜形成速
度を0.1μm/min とし、以後の段階では1.0
μm/min としている。しかし、膜形成速度はアス
ペクト比に応じて設定を変えることができ、この値に限
定されない。特に初期段階では、ホールの上部にAl又
はAl合金が架橋した状態とならず、ホール内を埋める
ことのできる程度に膜形成速度を遅く設定すればよい。
度を0.1μm/min とし、以後の段階では1.0
μm/min としている。しかし、膜形成速度はアス
ペクト比に応じて設定を変えることができ、この値に限
定されない。特に初期段階では、ホールの上部にAl又
はAl合金が架橋した状態とならず、ホール内を埋める
ことのできる程度に膜形成速度を遅く設定すればよい。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体装置
の製造方法は、半導体基板上にAl又はAl合金を堆積
させて膜を形成する際に、半導体基板を加熱する温度を
少なくとも二段階にステップ状に変化させて二層以上の
膜を段階的に形成していくため、結晶粒の大きさが異な
る膜が段階的に形成され、各々の膜の結晶粒界の界面が
膜厚方向に並ばず分断され、耐エレクトロ・マイグレー
ション性及び耐ストレス・マイグレーション性に優れた
膜が再現性よく形成される。またこの製造方法によれば
、各々の膜の間の酸化膜を形成させる場合と異なり、膜
形成装置を真空状態にしたり大気圧状態にする処理を繰
り返す必要がなく、製造コストの低減化を図ることが可
能である。
の製造方法は、半導体基板上にAl又はAl合金を堆積
させて膜を形成する際に、半導体基板を加熱する温度を
少なくとも二段階にステップ状に変化させて二層以上の
膜を段階的に形成していくため、結晶粒の大きさが異な
る膜が段階的に形成され、各々の膜の結晶粒界の界面が
膜厚方向に並ばず分断され、耐エレクトロ・マイグレー
ション性及び耐ストレス・マイグレーション性に優れた
膜が再現性よく形成される。またこの製造方法によれば
、各々の膜の間の酸化膜を形成させる場合と異なり、膜
形成装置を真空状態にしたり大気圧状態にする処理を繰
り返す必要がなく、製造コストの低減化を図ることが可
能である。
【0073】あるいは、膜形成速度を二段階以上に分け
て変えて二層以上の膜を形成することにより、結晶粒の
大きさが異なる膜が段階的に形成され、各々の膜の結晶
粒界の界面が膜厚方向に並ばず分断され、耐エレクトロ
・マイグレーション性及び耐ストレス・マイグレーショ
ン性に優れた膜が再現性よく形成される。この方法にお
いても、膜形成装置を真空状態にしたり大気圧状態にす
る処理はそれぞれ1回ずつで足りるため、製造コストの
低減が可能である。
て変えて二層以上の膜を形成することにより、結晶粒の
大きさが異なる膜が段階的に形成され、各々の膜の結晶
粒界の界面が膜厚方向に並ばず分断され、耐エレクトロ
・マイグレーション性及び耐ストレス・マイグレーショ
ン性に優れた膜が再現性よく形成される。この方法にお
いても、膜形成装置を真空状態にしたり大気圧状態にす
る処理はそれぞれ1回ずつで足りるため、製造コストの
低減が可能である。
【0074】またホールが形成されている基板上に、ホ
ールを埋めるようにAl配線層を形成する場合には、初
期段階での基板加熱温度を摂氏180度以下にすること
で、ホール内部のAl配線層中にヴォイドが発生するの
を防止することができ、ホール部での耐エレクトロ・マ
イグレーション性及び耐ストレス・マイグレーション性
を向上させることが可能である。
ールを埋めるようにAl配線層を形成する場合には、初
期段階での基板加熱温度を摂氏180度以下にすること
で、ホール内部のAl配線層中にヴォイドが発生するの
を防止することができ、ホール部での耐エレクトロ・マ
イグレーション性及び耐ストレス・マイグレーション性
を向上させることが可能である。
【0075】あるいは、初期段階での膜形成速度を遅く
することで、ホール上部にAl又はAl合金が架橋した
状態にならずにホール内を埋めていくことができ、ヴォ
イドの発生が防止されて、耐エレクトロ・マイグレーシ
ョン性及び耐ストレス・マイグレーション性が向上する
。
することで、ホール上部にAl又はAl合金が架橋した
状態にならずにホール内を埋めていくことができ、ヴォ
イドの発生が防止されて、耐エレクトロ・マイグレーシ
ョン性及び耐ストレス・マイグレーション性が向上する
。
【図1】本発明の第1の実施例による半導体装置の製造
方法における半導体基板の加熱温度の時間的変化を示し
た説明図。
方法における半導体基板の加熱温度の時間的変化を示し
た説明図。
【図2】同製造方法により形成されたAl配線層の断面
構造を示した縦断面図。
構造を示した縦断面図。
【図3】同製造方法を用いた場合の製造工程を示した説
明図。
明図。
【図4】同製造方法と従来の製造方法とを比較した試験
結果を示した説明図。
結果を示した説明図。
【図5】本発明の第2の実施例による半導体装置の製造
方法における半導体基板の膜形成速度の時間的変化を示
した説明図。
方法における半導体基板の膜形成速度の時間的変化を示
した説明図。
【図6】同製造方法により形成されたAl配線層の断面
構造を示した縦断面図。
構造を示した縦断面図。
【図7】本発明の第3の実施例による半導体装置の製造
方法における半導体基板の膜形成速度の時間的変化を示
した説明図。
方法における半導体基板の膜形成速度の時間的変化を示
した説明図。
【図8】同製造方法により形成されたAl配線層の断面
構造を示した縦断面図。
構造を示した縦断面図。
【図9】本発明の第2及び第3の実施例による製造方法
と従来の製造方法とを比較した試験結果を示した説明図
。
と従来の製造方法とを比較した試験結果を示した説明図
。
【図10】本発明の第2の実施例による製造方法におい
て、半導体基板の加熱温度を変えた場合のMTF値の変
化を示した説明図。
て、半導体基板の加熱温度を変えた場合のMTF値の変
化を示した説明図。
【図11】コンタクトホールが形成された半導体基板に
Al配線層を形成するときの、初期段階における半導体
基板の加熱温度の影響を示した縦断面図。
Al配線層を形成するときの、初期段階における半導体
基板の加熱温度の影響を示した縦断面図。
【図12】コンタクトホールが形成された半導体基板に
Al配線層を形成したときの半導体基板の加熱温度の影
響を示した縦断面図。
Al配線層を形成したときの半導体基板の加熱温度の影
響を示した縦断面図。
【図13】本発明の第5の実施例による製造方法と従来
の製造方法とを比較評価するための下層のAl配線層を
示した説明図。
の製造方法とを比較評価するための下層のAl配線層を
示した説明図。
【図14】同実施例又は従来の製造方法で形成された上
層のAl配線層を示した説明図。
層のAl配線層を示した説明図。
【図15】同実施例によるAl配線層と従来の製造方法
によるAl配線層の導通を評価した結果を示した説明図
。
によるAl配線層の導通を評価した結果を示した説明図
。
【図16】従来の製造方法により形成されたAl配線層
の断面構造を示した縦断面図。
の断面構造を示した縦断面図。
【図17】同製造方法を用いた場合の製造工程を示した
説明図。
説明図。
【図18】従来の製造方法によりコンタクトホールが形
成されている半導体基板上にAl配線層を形成した場合
の断面構造を示した縦断面図。
成されている半導体基板上にAl配線層を形成した場合
の断面構造を示した縦断面図。
【符号の説明】
11,31,41,50 半導体基板12,32,4
2,51 シリコン酸化膜13〜15,32,33,
34,43〜45,53〜56 Al配線層 46,47,61〜65 Al酸化膜52 下地膜 57 ホール 64,65 ヴォイド
2,51 シリコン酸化膜13〜15,32,33,
34,43〜45,53〜56 Al配線層 46,47,61〜65 Al酸化膜52 下地膜 57 ホール 64,65 ヴォイド
Claims (9)
- 【請求項1】半導体基板上に、アルミニウム又はアルミ
ニウム合金を堆積させて膜を形成する際に、前記半導体
基板を加熱する温度を少なくとも二段階にステップ状に
変化させて、各段階毎に前記膜を形成していくことを特
徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】半導体基板上に、アルミニウム又はアルミ
ニウム合金を堆積させて膜を形成する際に、前記膜を形
成する速度を少なくとも二段階にステップ状に変化させ
て、各段階毎に前記膜を形成していくことを特徴とする
半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】前記膜の形成は、前記半導体基板を摂氏約
440度以上に加熱した状態で行うことを特徴とする請
求項2記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】ホールが形成されている半導体基板上に、
スパッタリングを行ってアルミニウム又はアルミニウム
合金を堆積させて膜を形成する際に、初期段階では前記
半導体基板を摂氏約180度以下に加熱した状態で前記
膜の形成を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法
。 - 【請求項5】前記初期段階は、前記アルミニウム又はア
ルミニウム合金が堆積して形成された前記膜の膜厚が、
前記ホール以外の領域で約1000オングストローム以
上に到達するまでの段階であることを特徴とする請求項
4記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】前記初期段階を終了した後は、前記半導体
基板を摂氏約460度以上に加熱した状態で、前記膜の
形成を行うことを特徴とする請求項4又は5記載の半導
体装置の製造方法。 - 【請求項7】ホールが形成されている半導体基板上に、
スパッタリングを行ってアルミニウム又はアルミニウム
合金を推積させて膜を形成する際に、前記膜を形成する
速度を初期段階では初期以降の段階よりも遅くすること
を特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】前記初期段階は、前記アルミニウム又はア
ルミニウム合金が堆積して形成された前記膜の膜厚が、
前記ホール以外の領域で約3000オングストローム以
上に到達するまでの段階であることを特徴とする請求項
7記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】前記初期段階では、前記半導体基板を摂氏
約460度以上に加熱した状態で、前記膜の形成を行う
ことを特徴とする請求項7又は8記載の半導体装置の製
造方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3296035A JPH04363024A (ja) | 1990-11-30 | 1991-11-12 | 半導体装置の製造方法 |
| EP19910120354 EP0488264A3 (en) | 1990-11-30 | 1991-11-28 | Method of manufacturing a semiconductor device with improved electromigration resistance |
| KR1019910021468A KR950014267B1 (ko) | 1990-11-30 | 1991-11-28 | 반도체장치의 제조방법 |
| US07/798,706 US5407863A (en) | 1990-11-30 | 1991-11-29 | Method of manufacturing semiconductor device |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2-336062 | 1990-11-30 | ||
| JP33606290 | 1990-11-30 | ||
| JP3296035A JPH04363024A (ja) | 1990-11-30 | 1991-11-12 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04363024A true JPH04363024A (ja) | 1992-12-15 |
Family
ID=26560516
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3296035A Pending JPH04363024A (ja) | 1990-11-30 | 1991-11-12 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5407863A (ja) |
| EP (1) | EP0488264A3 (ja) |
| JP (1) | JPH04363024A (ja) |
| KR (1) | KR950014267B1 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6538329B2 (en) | 1995-01-11 | 2003-03-25 | Hitachi, Ltd. | Semiconductor integrated circuit device and method for making the same |
| US6943105B2 (en) | 2002-01-18 | 2005-09-13 | International Business Machines Corporation | Soft metal conductor and method of making |
| JP2008112930A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-15 | Fuji Xerox Co Ltd | 半導体素子及びその製造方法 |
| JP2008130874A (ja) * | 2006-11-22 | 2008-06-05 | Nissan Motor Co Ltd | 電極膜/炭化珪素構造体、炭化珪素ショットキバリアダイオード、金属−炭化珪素半導体構造電界効果トランジスタ、電極膜の成膜最適化方法および電極膜/炭化珪素構造体の製造方法 |
| JP2008182269A (ja) * | 1995-01-03 | 2008-08-07 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | 軟金属導体およびその形成方法 |
| JP2016178214A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | 豊田合成株式会社 | 半導体装置および半導体装置の製造方法 |
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| DE69031903T2 (de) | 1989-11-30 | 1998-04-16 | Sgs Thomson Microelectronics | Verfahren zum Herstellen von Zwischenschicht-Kontakten |
| US6271137B1 (en) | 1989-11-30 | 2001-08-07 | Stmicroelectronics, Inc. | Method of producing an aluminum stacked contact/via for multilayer |
| US6242811B1 (en) | 1989-11-30 | 2001-06-05 | Stmicroelectronics, Inc. | Interlevel contact including aluminum-refractory metal alloy formed during aluminum deposition at an elevated temperature |
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