JPH04363883A - 酸化物超電導体の超電導接続方法 - Google Patents
酸化物超電導体の超電導接続方法Info
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- JPH04363883A JPH04363883A JP16643591A JP16643591A JPH04363883A JP H04363883 A JPH04363883 A JP H04363883A JP 16643591 A JP16643591 A JP 16643591A JP 16643591 A JP16643591 A JP 16643591A JP H04363883 A JPH04363883 A JP H04363883A
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Landscapes
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸化物超電導体同士を
、良好な超電導接続状態を維持しつつ接続する方法の改
良に関するものである。
、良好な超電導接続状態を維持しつつ接続する方法の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】希土類元素−アルカリ土類元素−銅酸化
物系セラミックスが酸化物超電導体として注目を集める
ようになって以来、幾多の複合酸化物について超電導現
象が検討されている。例えばBi系酸化物は、超電導遷
移温度(以下Tcと記す)が80K(低温相)或はTc
=110K(高温相)等の高いTcを有する物質として
有望視されている。
物系セラミックスが酸化物超電導体として注目を集める
ようになって以来、幾多の複合酸化物について超電導現
象が検討されている。例えばBi系酸化物は、超電導遷
移温度(以下Tcと記す)が80K(低温相)或はTc
=110K(高温相)等の高いTcを有する物質として
有望視されている。
【0003】ところで超電導体は、超電導体ループに誘
起された電流の時間的変動が小さく且つ安定性が良いの
で、NMR等の様な高安定磁場の要求される機器等に応
用されている。酸化物超電導体を上記の様な機器に応用
する場合、酸化物超電導体同士の接続の良否がいわゆる
永久電流の減衰に大きく影響するので、良好な超電導接
続状態を達成する為の方法の開発が重要である。
起された電流の時間的変動が小さく且つ安定性が良いの
で、NMR等の様な高安定磁場の要求される機器等に応
用されている。酸化物超電導体を上記の様な機器に応用
する場合、酸化物超電導体同士の接続の良否がいわゆる
永久電流の減衰に大きく影響するので、良好な超電導接
続状態を達成する為の方法の開発が重要である。
【0004】超電導材料として実用化されているものと
しては、NbTi,Nb3Sn等の金属系化合物が知ら
れており、NbTiについては線材同士の直接々続が行
われ、Nb3SnについてはNb3Sn粉末中に被接続
フィラメントを近接配置した後に熱処理することによっ
て接続されている。一方酸化物超電導体同士を接続する
方法についても様々なものが提案されており、例えば、
(1) 単に酸化物超電導体線同士を密着後加熱焼成す
る方法(特開昭64−674,特開昭64−675等)
、(2) 加熱微粉を噴射する方法(特開平1−313
370)等が知られている。
しては、NbTi,Nb3Sn等の金属系化合物が知ら
れており、NbTiについては線材同士の直接々続が行
われ、Nb3SnについてはNb3Sn粉末中に被接続
フィラメントを近接配置した後に熱処理することによっ
て接続されている。一方酸化物超電導体同士を接続する
方法についても様々なものが提案されており、例えば、
(1) 単に酸化物超電導体線同士を密着後加熱焼成す
る方法(特開昭64−674,特開昭64−675等)
、(2) 加熱微粉を噴射する方法(特開平1−313
370)等が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
様な接続方法では、いずれも接続部の配向度や接着度が
悪く、また臨界電流(以下Icと記す)が低いという欠
点もある。
様な接続方法では、いずれも接続部の配向度や接着度が
悪く、また臨界電流(以下Icと記す)が低いという欠
点もある。
【0006】ところで酸化物超電導体を従来の金属系超
電導体と同様に超電導マグネット等に利用する場合、酸
化物材料を線材化することが重要であり、現在固相法,
液相法,気相法等の様々な原理に基づいて線材化されて
いる。特に酸化物超電導体は結晶異方性が大きいので、
高配向化および緻密化の為に、純銀等の金属管に原料と
する仮焼粉末を詰めて塑性加工し、テープ状線材にする
のが一般的である。テープ状線材でコイルを巻く場合、
図2に示す様に、テープ状線材1の折り返し部分2で歪
が入り、臨界電流密度(以下Jcと記す)が低下する。 従って、酸化物超電導体をテープ状線材として実用化す
る際には、折り返し部分が発生しない様、例えばパンケ
ーキコイルにおいては図3に示す様に中心部分に常電導
金属3を介在させた接続構造が採用されるが、この様な
構造では抵抗が発生し、永久電流モードを達成すること
は不可能である。
電導体と同様に超電導マグネット等に利用する場合、酸
化物材料を線材化することが重要であり、現在固相法,
液相法,気相法等の様々な原理に基づいて線材化されて
いる。特に酸化物超電導体は結晶異方性が大きいので、
高配向化および緻密化の為に、純銀等の金属管に原料と
する仮焼粉末を詰めて塑性加工し、テープ状線材にする
のが一般的である。テープ状線材でコイルを巻く場合、
図2に示す様に、テープ状線材1の折り返し部分2で歪
が入り、臨界電流密度(以下Jcと記す)が低下する。 従って、酸化物超電導体をテープ状線材として実用化す
る際には、折り返し部分が発生しない様、例えばパンケ
ーキコイルにおいては図3に示す様に中心部分に常電導
金属3を介在させた接続構造が採用されるが、この様な
構造では抵抗が発生し、永久電流モードを達成すること
は不可能である。
【0007】本発明はこうした状況のもとになされたも
のであって、その目的は、酸化物超電導体同士を、良好
な超電導接続状態を維持しつつ接続する為の有用な方法
を提供することにある。
のであって、その目的は、酸化物超電導体同士を、良好
な超電導接続状態を維持しつつ接続する為の有用な方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成し得た本発
明とは、酸化物超電導体同士を超電導状態で接続するに
当たり、被接続超電導体の融点よりも低い融点の酸化物
超電導体粉末を接続部分に介在させ、その後上記酸化物
超電導体粉末の少なくとも一部が溶融する温度よりも高
く、且つ被接続超電導体の融点よりも低い温度で熱処理
する点に要旨を有する酸化物超電導体の超電導接続方法
である。尚上記構成において用いる酸化物超電導体粉末
としては、被接続超電導体と同一成分組成の粉末に対し
て銀を添加して融点を下げた粉末や、被接続超電導体の
成分組成を微調整して融点を下げた粉末等が挙げられる
。
明とは、酸化物超電導体同士を超電導状態で接続するに
当たり、被接続超電導体の融点よりも低い融点の酸化物
超電導体粉末を接続部分に介在させ、その後上記酸化物
超電導体粉末の少なくとも一部が溶融する温度よりも高
く、且つ被接続超電導体の融点よりも低い温度で熱処理
する点に要旨を有する酸化物超電導体の超電導接続方法
である。尚上記構成において用いる酸化物超電導体粉末
としては、被接続超電導体と同一成分組成の粉末に対し
て銀を添加して融点を下げた粉末や、被接続超電導体の
成分組成を微調整して融点を下げた粉末等が挙げられる
。
【0009】また被接続超電導体の融点とほぼ同じ融点
の酸化物超電導体粉末を接続部分に介在させ、その後上
記酸化物超電導体粉末の少なくとも一部が溶融する温度
よりも高く、且つ被接続超電導体が完全には溶融しない
状態で熱処理する様な構成を採用することも有用であり
、この様な構成を採用することによっても本発明の目的
が達成される。
の酸化物超電導体粉末を接続部分に介在させ、その後上
記酸化物超電導体粉末の少なくとも一部が溶融する温度
よりも高く、且つ被接続超電導体が完全には溶融しない
状態で熱処理する様な構成を採用することも有用であり
、この様な構成を採用することによっても本発明の目的
が達成される。
【0010】
【作用】本発明者らは、酸化物超電導体同士を良好な超
電導接続状態を維持しつつ接続する方法について様々な
角度から検討した。その結果、被接続超電導体の融点よ
りも低い融点の酸化物超電導体粉末を接続部分に介在さ
せ、その後上記酸化物超電導体粉末の少なくとも一部が
溶融する温度よりも高く、且つ被接続超電導体の融点よ
りも低い温度で熱処理すれば、上記の目的が見事に達成
されることを見出し、本発明を完成した。即ち上記構成
を採用することによって、良好な結晶粒間接続が達成さ
れ、これによって被接続超電導体同士の良好な超電導接
続状態が達成されたのである。
電導接続状態を維持しつつ接続する方法について様々な
角度から検討した。その結果、被接続超電導体の融点よ
りも低い融点の酸化物超電導体粉末を接続部分に介在さ
せ、その後上記酸化物超電導体粉末の少なくとも一部が
溶融する温度よりも高く、且つ被接続超電導体の融点よ
りも低い温度で熱処理すれば、上記の目的が見事に達成
されることを見出し、本発明を完成した。即ち上記構成
を採用することによって、良好な結晶粒間接続が達成さ
れ、これによって被接続超電導体同士の良好な超電導接
続状態が達成されたのである。
【0011】本発明で用いる酸化物超電導体粉末の融点
を低下させる手段としては、(1) 被接続超電導体と
同一成分組成のものに対して銀を添加する、(2) 該
成分組成を微調整して若干異なったものにする、等が挙
げられるが、上記(2) についてBi系酸化物超電導
体を代表例として取り上げ、その具体的構成について説
明する。
を低下させる手段としては、(1) 被接続超電導体と
同一成分組成のものに対して銀を添加する、(2) 該
成分組成を微調整して若干異なったものにする、等が挙
げられるが、上記(2) についてBi系酸化物超電導
体を代表例として取り上げ、その具体的構成について説
明する。
【0012】Bi系酸化物超電導体には、Tcが80K
程度の低Tc相のものと110K程度の高Tc相のもの
が存在し、Bi,Sr,Ca,Cuのモル比がほぼ2:
2:1:2の場合には低Tc相となり、およそ2:2:
2:3の場合(但しBiの一部がPbにより置換されて
いる)には高Tc相となることが知られている。本発明
者らが、被接続超電導体間に介在させる酸化物超電導体
粉末の成分組成について検討したところ、被接続超電導
体として低Tc相Bi系酸化物を用いた場合には、被接
続超電導体の成分組成に対してSrの一部をBaに置換
した組成を用いると特に良好な結果を招くことがわかっ
た。一方被接続超電導体として低Tc相Bi系酸化物を
用いた場合には、■被接続超電導体の成分組成に対して
Srの一部をBaに置換した組成粉末、■被接続超電導
体の成分組成に対してPbの量を少なくした組成の粉末
、■成分組成がほぼBi:Sr:Ca:Cu:Pb=2
:2:4:6:0.5 となる様な粉末、等が良好な結
果を招くことがわかった。
程度の低Tc相のものと110K程度の高Tc相のもの
が存在し、Bi,Sr,Ca,Cuのモル比がほぼ2:
2:1:2の場合には低Tc相となり、およそ2:2:
2:3の場合(但しBiの一部がPbにより置換されて
いる)には高Tc相となることが知られている。本発明
者らが、被接続超電導体間に介在させる酸化物超電導体
粉末の成分組成について検討したところ、被接続超電導
体として低Tc相Bi系酸化物を用いた場合には、被接
続超電導体の成分組成に対してSrの一部をBaに置換
した組成を用いると特に良好な結果を招くことがわかっ
た。一方被接続超電導体として低Tc相Bi系酸化物を
用いた場合には、■被接続超電導体の成分組成に対して
Srの一部をBaに置換した組成粉末、■被接続超電導
体の成分組成に対してPbの量を少なくした組成の粉末
、■成分組成がほぼBi:Sr:Ca:Cu:Pb=2
:2:4:6:0.5 となる様な粉末、等が良好な結
果を招くことがわかった。
【0013】上記の様な各種粉末を用いて本発明を実施
する際の熱処理温度は、良好な結晶粒間接続を達成する
という観点から、超電導体粉末の少なくとも一部が溶融
する温度よりも高い温度とする必要があるが、その上限
は被接続超電導体を溶融させないという観点からその融
点よりも低い温度とする必要がある。例えば高Tc相B
i系酸化物超電導体を加熱溶融して高Tc相がいったん
分解してしまうと、再凝固しても高Tc相に復帰しない
。
する際の熱処理温度は、良好な結晶粒間接続を達成する
という観点から、超電導体粉末の少なくとも一部が溶融
する温度よりも高い温度とする必要があるが、その上限
は被接続超電導体を溶融させないという観点からその融
点よりも低い温度とする必要がある。例えば高Tc相B
i系酸化物超電導体を加熱溶融して高Tc相がいったん
分解してしまうと、再凝固しても高Tc相に復帰しない
。
【0014】上記構成を採用することにより、本発明の
目的が達成されたのであるが、本発明者らが更に検討し
たところによると、用いる酸化物超電導体粉末として、
被接続酸化物の融点とほぼ同じ融点のもの(即ち成分組
成がほぼ同じもの)を用いても、本発明の目的が達成さ
れ得る場合のあることが分かった。前述した構成は要す
るに、介在させる酸化物超電導体粉末を溶融させると共
に、溶融すると不都合の生じる被接続超電導体を溶融さ
せないという趣旨からなされたものであるが、多少溶融
しても不都合が生じない被接続超電導体であれば融点が
ほぼ同じであっても、被接続超電導体が完全には溶融し
ない状態とすれば、本発明の目的が達成される。例えば
低Tc相Bi系酸化物超電導体は高Tc相のものとは異
なり、加熱溶融させても安定相として存在でき再凝固に
よって超電導体として復帰できるので、被接続超電導体
として低TcBi系を用いる場合は、被接続超電導体と
酸化物超電導体の融点がほぼ同じもの(例えば同一組成
)を用いても本発明の目的が達成される。またこの場合
の熱処理温度は、酸化物超電導体粉末の少なくとも一部
が溶融する温度よりも高くする必要があるが、被接続超
電導体が完全に溶融しなければ一時的に融点を超える温
度であってもよい。
目的が達成されたのであるが、本発明者らが更に検討し
たところによると、用いる酸化物超電導体粉末として、
被接続酸化物の融点とほぼ同じ融点のもの(即ち成分組
成がほぼ同じもの)を用いても、本発明の目的が達成さ
れ得る場合のあることが分かった。前述した構成は要す
るに、介在させる酸化物超電導体粉末を溶融させると共
に、溶融すると不都合の生じる被接続超電導体を溶融さ
せないという趣旨からなされたものであるが、多少溶融
しても不都合が生じない被接続超電導体であれば融点が
ほぼ同じであっても、被接続超電導体が完全には溶融し
ない状態とすれば、本発明の目的が達成される。例えば
低Tc相Bi系酸化物超電導体は高Tc相のものとは異
なり、加熱溶融させても安定相として存在でき再凝固に
よって超電導体として復帰できるので、被接続超電導体
として低TcBi系を用いる場合は、被接続超電導体と
酸化物超電導体の融点がほぼ同じもの(例えば同一組成
)を用いても本発明の目的が達成される。またこの場合
の熱処理温度は、酸化物超電導体粉末の少なくとも一部
が溶融する温度よりも高くする必要があるが、被接続超
電導体が完全に溶融しなければ一時的に融点を超える温
度であってもよい。
【0015】以下本発明を実施例によって更に詳細に説
明するが、下記実施例は本発明を限定する性質のもので
はなく、前・後記の趣旨に徴して設計変更することはい
ずれも本発明の技術的範囲に含まれるものである。
明するが、下記実施例は本発明を限定する性質のもので
はなく、前・後記の趣旨に徴して設計変更することはい
ずれも本発明の技術的範囲に含まれるものである。
【0016】
実施例1
高Tc相Bi系酸化物超電導体を銀シース材を用いてテ
ープ状とした銀シース線材を用い、該線材端部の片面側
銀シースを部分的に剥離し、その部分のBi系酸化物超
電導体が見える状態とした。このBi系酸化物超電導体
部分上に、Bi:Pb:Sr:Ba:Ca:Cu=1.
8 :0.4 :1.9 :0.1 :2.2 :3と
なる様に調整混合後仮焼した粉末を約100μmの厚さ
で散布し、その上に銀シースの一部を剥離した線材を圧
着した。その状態を模式的に図1に示す。尚図1中4は
銀シース線材,5は酸化物超電導体(被接続超電導体)
,6は酸化物超電導体粉末の夫々を示す。
ープ状とした銀シース線材を用い、該線材端部の片面側
銀シースを部分的に剥離し、その部分のBi系酸化物超
電導体が見える状態とした。このBi系酸化物超電導体
部分上に、Bi:Pb:Sr:Ba:Ca:Cu=1.
8 :0.4 :1.9 :0.1 :2.2 :3と
なる様に調整混合後仮焼した粉末を約100μmの厚さ
で散布し、その上に銀シースの一部を剥離した線材を圧
着した。その状態を模式的に図1に示す。尚図1中4は
銀シース線材,5は酸化物超電導体(被接続超電導体)
,6は酸化物超電導体粉末の夫々を示す。
【0017】この後空気中840℃で8時間の熱処理を
行なって接続を実施した。接続後取り出して、接続部分
を観察したところ、接着面近傍に融液が生成した形跡が
認められた。接続した後のIcを調査したところ、図4
のAB間およびBC間のIcは夫々38A,103A(
4.2 K,OT)であり、接着部分は十分良好な超電
導接続が達成されていた。尚図4中7a,7bは測定端
子である。
行なって接続を実施した。接続後取り出して、接続部分
を観察したところ、接着面近傍に融液が生成した形跡が
認められた。接続した後のIcを調査したところ、図4
のAB間およびBC間のIcは夫々38A,103A(
4.2 K,OT)であり、接着部分は十分良好な超電
導接続が達成されていた。尚図4中7a,7bは測定端
子である。
【0018】尚用いた酸化物超電導体粉末6はDTAに
よると、838℃で部分溶融が発生しており、銀シース
線材4の部分溶融開始温度は863℃であった。また酸
化物超電導体粉末6を、銀シース内の酸化物超電導体5
の組成と同じにして熱処理温度を840〜860℃の間
で種々検討したが、この際のBC部のIcはAB部のI
cよりも常に小さくなり、(例えば接着面積を2.6
mm×10mm程度とした場合であっても)、良好な超
電導接続は得られなかった。
よると、838℃で部分溶融が発生しており、銀シース
線材4の部分溶融開始温度は863℃であった。また酸
化物超電導体粉末6を、銀シース内の酸化物超電導体5
の組成と同じにして熱処理温度を840〜860℃の間
で種々検討したが、この際のBC部のIcはAB部のI
cよりも常に小さくなり、(例えば接着面積を2.6
mm×10mm程度とした場合であっても)、良好な超
電導接続は得られなかった。
【0019】実施例2
酸化物超電導体粉末6として、Bi:Sr:Ca:Cu
:Pb=2:2:4:6:0.5 の成分組成のものを
用いて熱処理温度を855℃とする以外は、実施例1と
同様にして接続し、図4に示したAB間およびBC間の
Icを調査した。その結果、Ic(AC)=33A,I
c(BC)=48Kとなり、良好な超電導接続が達成さ
れていた。
:Pb=2:2:4:6:0.5 の成分組成のものを
用いて熱処理温度を855℃とする以外は、実施例1と
同様にして接続し、図4に示したAB間およびBC間の
Icを調査した。その結果、Ic(AC)=33A,I
c(BC)=48Kとなり、良好な超電導接続が達成さ
れていた。
【0020】実施例3
銀シース内の酸化物超電導体5として、Bi:Pb:S
r:Ca:Cu=1.8:0.4 :2.0 :2.2
:3の成分組成のものを用い、酸化物超電導体粉末6
として上記成分組成の粉末に、1重量%の銀粉末を混入
したものを用い、前記図1に示した様な接着を行ない、
845℃で24時間の熱処理をした。得られた接続線材
のIcを調査したところ、図4に示したAB間,BC間
で夫々42A、163Aであった。尚用いた粉末は、D
TAによると、銀粉末添加によって、溶融開始温度が8
55℃から841℃に低下していた。
r:Ca:Cu=1.8:0.4 :2.0 :2.2
:3の成分組成のものを用い、酸化物超電導体粉末6
として上記成分組成の粉末に、1重量%の銀粉末を混入
したものを用い、前記図1に示した様な接着を行ない、
845℃で24時間の熱処理をした。得られた接続線材
のIcを調査したところ、図4に示したAB間,BC間
で夫々42A、163Aであった。尚用いた粉末は、D
TAによると、銀粉末添加によって、溶融開始温度が8
55℃から841℃に低下していた。
【0021】実施例4
銀シース内の酸化物超電導体5として、ほぼBi:Sr
:Ca:Cu=2:1:1:2の低Tc相となる様にし
、超電導体粉末6として、(a) シース内超電導体と
同一組成粉末、および(b) 上記組成の粉末に1重量
%の銀粉末を混合した粉末を準備した。DTAによれば
、上記2種の粉末の融点は887℃,879℃(銀混入
あり)であった。
:Ca:Cu=2:1:1:2の低Tc相となる様にし
、超電導体粉末6として、(a) シース内超電導体と
同一組成粉末、および(b) 上記組成の粉末に1重量
%の銀粉末を混合した粉末を準備した。DTAによれば
、上記2種の粉末の融点は887℃,879℃(銀混入
あり)であった。
【0022】上記2種の粉末を用い、図1に示した接着
を行ない、図5に示すパターンの熱処理を行なった。得
られた接続線材のIc(4.2 K,OT)を調査した
ところ表1に示す結果が得られ、いずれも良好な超電導
接続が達成されていた。
を行ない、図5に示すパターンの熱処理を行なった。得
られた接続線材のIc(4.2 K,OT)を調査した
ところ表1に示す結果が得られ、いずれも良好な超電導
接続が達成されていた。
【0023】
【表1】
【0024】実施例5
図6(a)に示す様な、アルミナの中空円筒部材10を
準備し、これに厚さ約150μmの銀シート11を巻き
付け固定した。この上にポリビニルアルコール等によっ
て適当に粘度をを調整したBi2Sr2CaCu2Oy
粉末層12を約50μmの厚さで塗布し、図6(b)に
示す状態とした。
準備し、これに厚さ約150μmの銀シート11を巻き
付け固定した。この上にポリビニルアルコール等によっ
て適当に粘度をを調整したBi2Sr2CaCu2Oy
粉末層12を約50μmの厚さで塗布し、図6(b)に
示す状態とした。
【0025】500℃で3時間加熱して有機物を除去し
た後、銀シース材の片面を剥した銀シース線材4の2本
を図6(c)に示す様に巻き付け固定した。引き続き前
記図5に示したパターンで熱処理を実施した。図6(c
)に示す端子A〜Cの配置で4.2 KでのIcを測定
したところ、Ic(AB)=Ic(AC)=43Aとな
り、接続部は少なくとも銀シース線材4のIcより大き
くなっていることがわかった。
た後、銀シース材の片面を剥した銀シース線材4の2本
を図6(c)に示す様に巻き付け固定した。引き続き前
記図5に示したパターンで熱処理を実施した。図6(c
)に示す端子A〜Cの配置で4.2 KでのIcを測定
したところ、Ic(AB)=Ic(AC)=43Aとな
り、接続部は少なくとも銀シース線材4のIcより大き
くなっていることがわかった。
【0026】尚図6に示した構成は、パンケーキコイル
の構成を想定したものであるが、上記構成を採用すれば
、パンケーキコイルの接続部を超電導化することができ
、接続部での発熱が避けられ、省電力化や寒剤節約に寄
与するものと思われる。
の構成を想定したものであるが、上記構成を採用すれば
、パンケーキコイルの接続部を超電導化することができ
、接続部での発熱が避けられ、省電力化や寒剤節約に寄
与するものと思われる。
【0027】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、酸化物
超電導体同士を良好な超電導接続状態を維持しつつ接続
できる様になった。従って本発明を適用すれば、超電導
体同士の接続後においても永久電流モードを達成するこ
とができ、酸化物超電導体を様々な技術分野で利用する
場合に極めて有用である。
超電導体同士を良好な超電導接続状態を維持しつつ接続
できる様になった。従って本発明を適用すれば、超電導
体同士の接続後においても永久電流モードを達成するこ
とができ、酸化物超電導体を様々な技術分野で利用する
場合に極めて有用である。
【図1】本発明を実施する際の構成を説明する為の模式
図である。
図である。
【図2】折り返し部分ができる様にテープ状線材を巻き
付けた状態を示す図である。
付けた状態を示す図である。
【図3】従来のパンケーキコイルを示す概略説明図であ
る。
る。
【図4】臨界電流Icの測定位置を示す説明図である。
【図5】熱処理のパターン例を示した図である。
【図6】実施例5における接続構造を説明する為の図で
ある。
ある。
1 テープ状線材
2 折り返し部分
4 銀シース線材
5 酸化物超電導体
6 酸化物超電導体粉末
10 中空円筒部材
11 銀シート
12 粉末層
Claims (3)
- 【請求項1】 酸化物超電導体同士を超電導状態で接
続するに当たり、被接続超電導体の融点よりも低い融点
の酸化物超電導体粉末を接続部分に介在させ、その後上
記酸化物超電導体粉末の少なくとも一部が溶融する温度
よりも高く、且つ被接続超電導体の融点よりも低い温度
で熱処理することを特徴とする酸化物超電導体の超電導
接続方法。 - 【請求項2】 酸化物超電導体粉末として、被接続超
電導体の成分組成の粉末に銀を添加して融点を下げた粉
末、または被接続超電導体の成分組成を微調整して融点
を下げた粉末を用いる請求項1に記載の超電導接続方法
。 - 【請求項3】 酸化物超電導体同士を超電導状態で接
続するに当たり、被接続超電導体の融点とほぼ同じ融点
の酸化物超電導体粉末を接続部分に介在させ、その後上
記酸化物超電導体粉末の少なくとも一部が溶融する温度
よりも高く、且つ被接続超電導体が完全には溶融しない
状態で熱処理することを特徴とする酸化物超電導体の超
電導接続方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16643591A JPH04363883A (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 酸化物超電導体の超電導接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16643591A JPH04363883A (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 酸化物超電導体の超電導接続方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04363883A true JPH04363883A (ja) | 1992-12-16 |
Family
ID=15831359
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16643591A Withdrawn JPH04363883A (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 酸化物超電導体の超電導接続方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04363883A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012038812A (ja) * | 2010-08-04 | 2012-02-23 | Toshiba Corp | 超電導コイル装置 |
| JP2020181805A (ja) * | 2018-11-12 | 2020-11-05 | 住友電気工業株式会社 | 超電導線材接続構造及び超電導線材接続構造の製造方法 |
-
1991
- 1991-06-10 JP JP16643591A patent/JPH04363883A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012038812A (ja) * | 2010-08-04 | 2012-02-23 | Toshiba Corp | 超電導コイル装置 |
| JP2020181805A (ja) * | 2018-11-12 | 2020-11-05 | 住友電気工業株式会社 | 超電導線材接続構造及び超電導線材接続構造の製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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