JPH0982445A - 酸化物超電導線材の超電導接続方法 - Google Patents
酸化物超電導線材の超電導接続方法Info
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- JPH0982445A JPH0982445A JP23173195A JP23173195A JPH0982445A JP H0982445 A JPH0982445 A JP H0982445A JP 23173195 A JP23173195 A JP 23173195A JP 23173195 A JP23173195 A JP 23173195A JP H0982445 A JPH0982445 A JP H0982445A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一度熱処理を施して結晶化させたBi系酸化
物超電導体同士を、それらの酸化物超電導体の特性を劣
化させることなく、再度の熱処理によって良好な超電導
接続状態を維持しつつ接続する為の有用な方法を提供す
る。 【解決手段】 Bi系2212型酸化物超電導線材同士
を超電導状態で接続するに当たり、超電導線材の接続領
域に、Bi系2212型酸化物仮焼粉末を存在させた状
態で、前記接続領域を部分溶融温度以上に加熱すると共
に、前記接続領域以外を部分溶融温度未満に保持し、そ
の後冷却する。
物超電導体同士を、それらの酸化物超電導体の特性を劣
化させることなく、再度の熱処理によって良好な超電導
接続状態を維持しつつ接続する為の有用な方法を提供す
る。 【解決手段】 Bi系2212型酸化物超電導線材同士
を超電導状態で接続するに当たり、超電導線材の接続領
域に、Bi系2212型酸化物仮焼粉末を存在させた状
態で、前記接続領域を部分溶融温度以上に加熱すると共
に、前記接続領域以外を部分溶融温度未満に保持し、そ
の後冷却する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸化物超電導線材
同士を、良好な超電導接続状態を維持しつつ接続する方
法の改良に関するものである。
同士を、良好な超電導接続状態を維持しつつ接続する方
法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】希土類元素−アルカリ土類元素−銅酸化
物系セラミックスが酸化物超電導体として注目を集める
ようになって以来、幾多の複合酸化物について超電導現
象が検討されている。この酸化物超電導体は、従来の金
属系超電導体に比べ、超電導遷移温度(以下、Tcと記
す)および上部臨界磁場(以下、Hc2 と記す)が遥か
に高いという特長を有しているので、様々な分野への応
用が期待されている。例えばBi系酸化物は、Tcが8
0K程度の低Tc相のものと110K程度の高Tc相の
ものが存在し、いずれもHc2 が100Tを超えること
が予想される。またBi,Sr,Ca,Cuのモル比が
ほぼ2:2:1:2の場合(Bi系2212型)には低
Tc相となり、およそ2:2:2:3の場合(Bi系2
223型、但しBiの一部がPbにより置換されてい
る)には高Tc相になることが知られており、いずれも
良好なTc値を示す物質として有望視されている。
物系セラミックスが酸化物超電導体として注目を集める
ようになって以来、幾多の複合酸化物について超電導現
象が検討されている。この酸化物超電導体は、従来の金
属系超電導体に比べ、超電導遷移温度(以下、Tcと記
す)および上部臨界磁場(以下、Hc2 と記す)が遥か
に高いという特長を有しているので、様々な分野への応
用が期待されている。例えばBi系酸化物は、Tcが8
0K程度の低Tc相のものと110K程度の高Tc相の
ものが存在し、いずれもHc2 が100Tを超えること
が予想される。またBi,Sr,Ca,Cuのモル比が
ほぼ2:2:1:2の場合(Bi系2212型)には低
Tc相となり、およそ2:2:2:3の場合(Bi系2
223型、但しBiの一部がPbにより置換されてい
る)には高Tc相になることが知られており、いずれも
良好なTc値を示す物質として有望視されている。
【0003】これらの酸化物超電導体を、銀パイプや銀
ビレット等に充填した後、伸線・圧延して銀シーステー
プ線材を作製し、これをコイル状に巻いて熱処理を行っ
たり(Wind & React法)、テープの状態で先に熱処理を
行なってから巻線したり( React & Wind 法)等の方法
によって、酸化物超電導マグネットが試作されており、
研究開発が盛んに実施されている。
ビレット等に充填した後、伸線・圧延して銀シーステー
プ線材を作製し、これをコイル状に巻いて熱処理を行っ
たり(Wind & React法)、テープの状態で先に熱処理を
行なってから巻線したり( React & Wind 法)等の方法
によって、酸化物超電導マグネットが試作されており、
研究開発が盛んに実施されている。
【0004】また上記の様な銀シーステープ線材を、B
i系2212型酸化物超電導体を用いて製造するに当た
っては、一般に次の方法が行なわれている。まずBi2
O3,SrCO3 ,CaCO3 ,CuO等からなる原料粉
末を秤量して粉砕混合し、熱処理を行なって仮焼する。
次に、銀パイプや銀ビレット等に充填してからテープ状
に成形した後、昇温して部分溶融(CaOが生成して残
存し、その他の金属組成は液相として存在する状態を言
う)させ、その後の徐冷中に、Bi系2212型酸化物
超電導体を高い配向性を有する状態で結晶化させる。こ
のような製造方法を作用することによって、臨界電流
(以下、Icと記す)が高い良好なテープ線材が作製で
きる。
i系2212型酸化物超電導体を用いて製造するに当た
っては、一般に次の方法が行なわれている。まずBi2
O3,SrCO3 ,CaCO3 ,CuO等からなる原料粉
末を秤量して粉砕混合し、熱処理を行なって仮焼する。
次に、銀パイプや銀ビレット等に充填してからテープ状
に成形した後、昇温して部分溶融(CaOが生成して残
存し、その他の金属組成は液相として存在する状態を言
う)させ、その後の徐冷中に、Bi系2212型酸化物
超電導体を高い配向性を有する状態で結晶化させる。こ
のような製造方法を作用することによって、臨界電流
(以下、Icと記す)が高い良好なテープ線材が作製で
きる。
【0005】Tcが金属系超電導体よりも高い酸化物超
電導体を用いると、極低温の液体Heを使用せずに済む
ので、冷却のための制約が緩和されて超電導応用器具を
簡単に冷却できるようになって有利である。また冷却手
段として、電力で動作する冷凍機を用いることができれ
ば、ランニングコストを低く抑えることができ、有利で
ある。またBi系2212型酸化物超電導体のHc2
は、金属系超電導体のHc2 を大きく凌駕している。従
って、酸化物超電導体で超電導マグネットを構成する
と、従来の金属系超電導マグネットでは発生させること
ができなかった強磁場を発生することが可能となる。こ
うした特性を応用した例としては、タンパク質等の高分
子化合物の分子構造を決定する際に大きな威力を発揮す
る高分解能NMR分析装置が挙げられ、該装置において
は、試料に印加する磁場が強い程得られる情報量が増大
し、より詳細に分子構造が決定されることになる。
電導体を用いると、極低温の液体Heを使用せずに済む
ので、冷却のための制約が緩和されて超電導応用器具を
簡単に冷却できるようになって有利である。また冷却手
段として、電力で動作する冷凍機を用いることができれ
ば、ランニングコストを低く抑えることができ、有利で
ある。またBi系2212型酸化物超電導体のHc2
は、金属系超電導体のHc2 を大きく凌駕している。従
って、酸化物超電導体で超電導マグネットを構成する
と、従来の金属系超電導マグネットでは発生させること
ができなかった強磁場を発生することが可能となる。こ
うした特性を応用した例としては、タンパク質等の高分
子化合物の分子構造を決定する際に大きな威力を発揮す
る高分解能NMR分析装置が挙げられ、該装置において
は、試料に印加する磁場が強い程得られる情報量が増大
し、より詳細に分子構造が決定されることになる。
【0006】超電導体の特長として、超電導ループに誘
起された永久電流の時間変動が小さく且つ発熱しないこ
とが挙げられる。従来、超電導体としては、金属系超電
導体材料がMRI医療診断装置、高分解能NMR分析装
置等の様に高精度安定磁場が要求される各種機器に応用
されている。これらの場合、前述の特長を有効に活用す
るには、装置に用いられる超電導線材同士を超電導状態
を維持しつつ接続することによって、ループ状に永久電
流が流れる様に構成されている。
起された永久電流の時間変動が小さく且つ発熱しないこ
とが挙げられる。従来、超電導体としては、金属系超電
導体材料がMRI医療診断装置、高分解能NMR分析装
置等の様に高精度安定磁場が要求される各種機器に応用
されている。これらの場合、前述の特長を有効に活用す
るには、装置に用いられる超電導線材同士を超電導状態
を維持しつつ接続することによって、ループ状に永久電
流が流れる様に構成されている。
【0007】超電導接続はこうした重要性を有している
ので、酸化物超電導体同士を接続する方法についても様
々なものが提案されており、例えば(1) 単に酸化物超電
導体同士を密着後加熱焼成する方法(例えば特開平1−
24379号)、(2) 図1に示されるように、接続領域
4を補強材3またはスリーブで囲み、その中で酸化物超
電導体粉末2を焼結させて酸化物超電導体1同士を接続
する方法(例えば特開昭63−269468号,特開平
1−17384号等)等が知られている。
ので、酸化物超電導体同士を接続する方法についても様
々なものが提案されており、例えば(1) 単に酸化物超電
導体同士を密着後加熱焼成する方法(例えば特開平1−
24379号)、(2) 図1に示されるように、接続領域
4を補強材3またはスリーブで囲み、その中で酸化物超
電導体粉末2を焼結させて酸化物超電導体1同士を接続
する方法(例えば特開昭63−269468号,特開平
1−17384号等)等が知られている。
【0008】しかしながら、これらの接続方法では、接
続部がいずれも固相反応で生じる焼結体から構成されて
いるので、超伝導体結晶の配向性や密着性が悪く、接続
部のIcがそれ以外の部分のIcに比較して大きく低下
するという欠点がある。
続部がいずれも固相反応で生じる焼結体から構成されて
いるので、超伝導体結晶の配向性や密着性が悪く、接続
部のIcがそれ以外の部分のIcに比較して大きく低下
するという欠点がある。
【0009】これに対し、Bi系2212型酸化物超電
導体を形成するBi系2212相では、前述した様に溶
融して液相から結晶化させることができるので、配向し
た大きな結晶を成長させることが可能であり、超電導接
続に有利であると考えられる。こうしたことから、本発
明者は、Bi系2212型酸化物超電導体同士の超電導
接続状態を形成する方法として、被接続体と介在物を同
時に溶融させて、被接続体と介在物を一体化して結晶化
させる方法を開発し、その技術的意義が認められたので
先に出願している(特願平6−46079号)。
導体を形成するBi系2212相では、前述した様に溶
融して液相から結晶化させることができるので、配向し
た大きな結晶を成長させることが可能であり、超電導接
続に有利であると考えられる。こうしたことから、本発
明者は、Bi系2212型酸化物超電導体同士の超電導
接続状態を形成する方法として、被接続体と介在物を同
時に溶融させて、被接続体と介在物を一体化して結晶化
させる方法を開発し、その技術的意義が認められたので
先に出願している(特願平6−46079号)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】近年、超電導マグネッ
トは大型化する傾向を示している。例えば、金属系超電
導マグネットの応用例である高分解能NMR装置用マグ
ネット等では、超電導コイルの大きさは全体で直径50
mm以上にも達するものとなる。従って、現実には、数
個の独立した超電導コイルを個別に作成した上で、各コ
イル間を超電導接続することによって、全体の超電導コ
イルを形成する様にしている。また酸化物超電導体線材
によって、こうしたサイズの超電導コイルを構成する場
合にも、複数の独立した超電導コイルを作成し、これを
超電導接続する方法がより好ましいと考えられる。
トは大型化する傾向を示している。例えば、金属系超電
導マグネットの応用例である高分解能NMR装置用マグ
ネット等では、超電導コイルの大きさは全体で直径50
mm以上にも達するものとなる。従って、現実には、数
個の独立した超電導コイルを個別に作成した上で、各コ
イル間を超電導接続することによって、全体の超電導コ
イルを形成する様にしている。また酸化物超電導体線材
によって、こうしたサイズの超電導コイルを構成する場
合にも、複数の独立した超電導コイルを作成し、これを
超電導接続する方法がより好ましいと考えられる。
【0011】Bi系2212型酸化物超電導線材を超電
導接続して超電導コイルを形成するには、既に熱処理し
て結晶化された酸化物超電導線材にもう一度熱処理を施
して、酸化物超電導線材同士を超電導接続することにな
る。しかしながら、Bi系2212相の場合には、液相
と非超電導酸化物の固相からなる状態から冷却しつつ結
晶化させることになるので、超電導体の結晶相以外に非
超電導酸化物が残存しているのが一般的である。このた
めに、一旦結晶化させた酸化物超電導体を更にもう一度
熱処理した場合には、残存していた非超電導酸化物が粒
成長して、一回目の熱処理が終了した時点と比較してI
c等の超電導特性が劣化することになる。
導接続して超電導コイルを形成するには、既に熱処理し
て結晶化された酸化物超電導線材にもう一度熱処理を施
して、酸化物超電導線材同士を超電導接続することにな
る。しかしながら、Bi系2212相の場合には、液相
と非超電導酸化物の固相からなる状態から冷却しつつ結
晶化させることになるので、超電導体の結晶相以外に非
超電導酸化物が残存しているのが一般的である。このた
めに、一旦結晶化させた酸化物超電導体を更にもう一度
熱処理した場合には、残存していた非超電導酸化物が粒
成長して、一回目の熱処理が終了した時点と比較してI
c等の超電導特性が劣化することになる。
【0012】本発明者らが先に提案した技術では、Bi
系2212型酸化物超電導線材同士の良好な超電導接続
状態が達成されたのであるが、この技術では超電導接続
領域も含めて一度の熱処理で結晶化させる必要がある。
そのために、コイルが大型化したときには、従来よりも
大型の熱処理炉が必要となるという若干の問題がある。
また熱処理炉を大型化しても温度が均一な領域を拡大さ
せることはそれほど簡単に達成される訳ではなく、大型
の酸化物超電導コイルを一度の熱処理で製造することは
極めて困難であるので、熱処理炉の大型化によっては前
記問題を根本的に解決することはできない。
系2212型酸化物超電導線材同士の良好な超電導接続
状態が達成されたのであるが、この技術では超電導接続
領域も含めて一度の熱処理で結晶化させる必要がある。
そのために、コイルが大型化したときには、従来よりも
大型の熱処理炉が必要となるという若干の問題がある。
また熱処理炉を大型化しても温度が均一な領域を拡大さ
せることはそれほど簡単に達成される訳ではなく、大型
の酸化物超電導コイルを一度の熱処理で製造することは
極めて困難であるので、熱処理炉の大型化によっては前
記問題を根本的に解決することはできない。
【0013】本発明はこうした状況の下になされたもの
であって、その目的は、一度熱処理を施して結晶化させ
たBi系2212型酸化物超電導線材同志を、それらの
酸化物超電導体の特性を劣化させることなく、再度の熱
処理によって良好な超電導接続状態を維持しつつ接続す
るための有用な方法を提供することにある。
であって、その目的は、一度熱処理を施して結晶化させ
たBi系2212型酸化物超電導線材同志を、それらの
酸化物超電導体の特性を劣化させることなく、再度の熱
処理によって良好な超電導接続状態を維持しつつ接続す
るための有用な方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成し得た本
発明とは、Bi系2212型酸化物超電導線材同士を超
電導状態で接続するに当たり、超電導線材の接続領域
に、Bi系2212型酸化物仮焼粉末を介在させた状態
で、前記接続領域を部分溶融温度以上に加熱すると共
に、前記接続領域以外を部分溶融温度未満に保持し、そ
の後冷却する点に要旨を有する酸化物超電導線材の超接
続方法である。
発明とは、Bi系2212型酸化物超電導線材同士を超
電導状態で接続するに当たり、超電導線材の接続領域
に、Bi系2212型酸化物仮焼粉末を介在させた状態
で、前記接続領域を部分溶融温度以上に加熱すると共
に、前記接続領域以外を部分溶融温度未満に保持し、そ
の後冷却する点に要旨を有する酸化物超電導線材の超接
続方法である。
【0015】上記方法において、接続領域における加熱
を非酸化性雰囲気で行なうことは、該領域の部分溶融温
度を下げることができ、接続領域だけを比較的低い温度
で部分溶融させることができるので、部分溶融温度未満
に保つ接続領域以外との温度制御が容易になって、上記
方法を実施する上で好ましい。
を非酸化性雰囲気で行なうことは、該領域の部分溶融温
度を下げることができ、接続領域だけを比較的低い温度
で部分溶融させることができるので、部分溶融温度未満
に保つ接続領域以外との温度制御が容易になって、上記
方法を実施する上で好ましい。
【0016】また接続領域に介在させるBi系2212
型酸化物仮焼粉末に、銀を添加したものを用いて行なう
ことも有効であり、こうした構成を採用することによっ
て、前記仮焼粉末の最適な部分溶融温度の幅を広げるこ
とができる。
型酸化物仮焼粉末に、銀を添加したものを用いて行なう
ことも有効であり、こうした構成を採用することによっ
て、前記仮焼粉末の最適な部分溶融温度の幅を広げるこ
とができる。
【0017】更に、接続部領域に、Bi系2212型酸
化物仮焼粉末を含むスラリーを存在させて行なえば、B
i系2212型酸化物仮焼粉末のみを存在させたときに
比べて、酸化物超電導線材同士の固定が容易に達成され
るので有利である。
化物仮焼粉末を含むスラリーを存在させて行なえば、B
i系2212型酸化物仮焼粉末のみを存在させたときに
比べて、酸化物超電導線材同士の固定が容易に達成され
るので有利である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明は上記の如く構成される
が、要するに接続領域に存在させるBi系2212型酸
化物仮焼粉末が部分溶融して生成する液相が、毛細管現
象によって周囲に広がろうという原理を積極的に利用し
たものである。即ち、Bi系2212型酸化物仮焼粉末
を接続領域に存在させた状態で、該領域を部分溶融温度
以上に局所的に加熱して、該領域を部分溶融以上に加熱
すれば、該領域で生成した液相が、非接続領域に存在す
るBi系2212型酸化物超電導体にまで毛細管現象に
よって達し、その後非接続領域も含めて冷却することに
よって、良好な超電導接続状態が達成されたのである。
またこのとき非接続領域に存在するBi系2212型酸
化物超電導体は、前記接続領域から十分離れて配置させ
る等の手段によって、部分溶融温度未満に設定されるの
で、再度の加熱による酸化物超電導体の特性劣化を招く
こともない。
が、要するに接続領域に存在させるBi系2212型酸
化物仮焼粉末が部分溶融して生成する液相が、毛細管現
象によって周囲に広がろうという原理を積極的に利用し
たものである。即ち、Bi系2212型酸化物仮焼粉末
を接続領域に存在させた状態で、該領域を部分溶融温度
以上に局所的に加熱して、該領域を部分溶融以上に加熱
すれば、該領域で生成した液相が、非接続領域に存在す
るBi系2212型酸化物超電導体にまで毛細管現象に
よって達し、その後非接続領域も含めて冷却することに
よって、良好な超電導接続状態が達成されたのである。
またこのとき非接続領域に存在するBi系2212型酸
化物超電導体は、前記接続領域から十分離れて配置させ
る等の手段によって、部分溶融温度未満に設定されるの
で、再度の加熱による酸化物超電導体の特性劣化を招く
こともない。
【0019】図2は、本発明方法を実施する際の一構成
例を示す模式図であり、図中3、4は前記図1と同じで
あり、5はBi系2212型酸化物仮焼粉末、6はBi
系2212型酸化物超電導体、7は銀シース、8はBi
系2212型酸化物超電導線材を夫々示す。尚、図2
は、接続領域4の位置と加熱温度の関係をも示してい
る。また前記銀シース7は、銀からなるものが一般的で
あるが、強度向上を目的としてNiやMg等を添加した
銀合金を用いても良い。
例を示す模式図であり、図中3、4は前記図1と同じで
あり、5はBi系2212型酸化物仮焼粉末、6はBi
系2212型酸化物超電導体、7は銀シース、8はBi
系2212型酸化物超電導線材を夫々示す。尚、図2
は、接続領域4の位置と加熱温度の関係をも示してい
る。また前記銀シース7は、銀からなるものが一般的で
あるが、強度向上を目的としてNiやMg等を添加した
銀合金を用いても良い。
【0020】図2に示した構成において、Bi系221
2型酸化物超電導線材8間の接続領域4に介在されたB
i系2212型酸化物化物仮焼粉5は、大気中つまり酸
素分圧が0.2atmの雰囲気では、ほぼ860℃以上
の温度で溶融し始める。冷却後の超電導特性から考える
と、上記温度は880℃程度にまで加熱することが必要
と考えられる。大気中において、接続領域4のみを局部
的に加熱し、880℃程度の温度で前記Bi系2212
型酸化物化物仮焼粉5を部分溶融して液相を生成させ
る。このとき、Bi系2212型酸化物超電導体6の末
端部分は、加熱領域4から離れているので、部分溶融が
始まる860℃未満の温度に維持されている。そして接
続領域4で部分溶融して生成した液相は、毛細管現象に
よって広がり、Bi系酸化物超電導体6の末端にまで到
達する。その後接続領域4に投入している熱エネルギー
を減じながら冷却して前記液相を結晶化させることによ
って、接続領域4にBi系酸化物超伝導体が形成され、
超伝導状態の接続が達成される。
2型酸化物超電導線材8間の接続領域4に介在されたB
i系2212型酸化物化物仮焼粉5は、大気中つまり酸
素分圧が0.2atmの雰囲気では、ほぼ860℃以上
の温度で溶融し始める。冷却後の超電導特性から考える
と、上記温度は880℃程度にまで加熱することが必要
と考えられる。大気中において、接続領域4のみを局部
的に加熱し、880℃程度の温度で前記Bi系2212
型酸化物化物仮焼粉5を部分溶融して液相を生成させ
る。このとき、Bi系2212型酸化物超電導体6の末
端部分は、加熱領域4から離れているので、部分溶融が
始まる860℃未満の温度に維持されている。そして接
続領域4で部分溶融して生成した液相は、毛細管現象に
よって広がり、Bi系酸化物超電導体6の末端にまで到
達する。その後接続領域4に投入している熱エネルギー
を減じながら冷却して前記液相を結晶化させることによ
って、接続領域4にBi系酸化物超伝導体が形成され、
超伝導状態の接続が達成される。
【0021】本発明では上記の如く、熱処理によって部
分溶融させた後、冷却する必要があるが、このときまず
徐冷することが好ましい。即ち、徐冷することによっ
て、結晶を配向させて大きく成長させることができ、高
い配向性を有するBi系酸化物超電導相を生成する上で
有利である。この徐冷の際の冷却速度は、かなりの幅が
容認され、1〜10℃/hr程度でよい。但し、830
℃付近から、Bi:Si:Ca:Cuのモル比が2:
2:0:1である非超電導酸化物相(Bi系2201
相)が結晶化を始めるので、この温度よりも低温まで徐
冷を行なうと、超電導体相であるBi系2212相が不
安定になる。従って、徐冷後はBi系2201相の安定
領域を急冷することで、できるだけBi系2201相の
生成を抑制する必要があり、このときの急冷温度は50
0〜2000℃/hr程度が適当である。
分溶融させた後、冷却する必要があるが、このときまず
徐冷することが好ましい。即ち、徐冷することによっ
て、結晶を配向させて大きく成長させることができ、高
い配向性を有するBi系酸化物超電導相を生成する上で
有利である。この徐冷の際の冷却速度は、かなりの幅が
容認され、1〜10℃/hr程度でよい。但し、830
℃付近から、Bi:Si:Ca:Cuのモル比が2:
2:0:1である非超電導酸化物相(Bi系2201
相)が結晶化を始めるので、この温度よりも低温まで徐
冷を行なうと、超電導体相であるBi系2212相が不
安定になる。従って、徐冷後はBi系2201相の安定
領域を急冷することで、できるだけBi系2201相の
生成を抑制する必要があり、このときの急冷温度は50
0〜2000℃/hr程度が適当である。
【0022】図3は、本発明方法を実施する際の他の構
成例を示す模式図であり、その基本的な構成は前記図2
と類似しており、対応する部分には同一の参照符号を付
すことによって重複説明を回避する。図3に示した構成
においては、接続領域4を覆う様にして保温カバー9が
配置されており、この保温カバー9内には窒素ガス等の
非酸化性ガスが供給され、前記接続領域4は非酸化性雰
囲気とされる。
成例を示す模式図であり、その基本的な構成は前記図2
と類似しており、対応する部分には同一の参照符号を付
すことによって重複説明を回避する。図3に示した構成
においては、接続領域4を覆う様にして保温カバー9が
配置されており、この保温カバー9内には窒素ガス等の
非酸化性ガスが供給され、前記接続領域4は非酸化性雰
囲気とされる。
【0023】Bi系2212相の部分溶融温度は、雰囲
気の酸素分圧に依存して変化し、雰囲気中の酸素分圧が
低下すると、部分溶融温度も下がる傾向にある。具体的
には、0.01atm以下の酸素分圧下では、Bi系2
212相の部分溶融温度は860℃未満に低下する。従
って、接続領域4の酸素分圧を0.01atm以下に保
持すれば、例えば図3に示した様に860℃以下の加熱
温度で接続領域4のBi系2212酸化物仮焼粉の部分
溶融させることが可能になり、非接続領域の温度が大気
中での部分溶融温度である860℃を上回る心配がなく
なるので有利である。本発明を実施するに当たっては、
接続領域4を、非酸化性雰囲気、特に酸素分圧が0.0
1atm以下に保持した雰囲気で行うのが有利である。
気の酸素分圧に依存して変化し、雰囲気中の酸素分圧が
低下すると、部分溶融温度も下がる傾向にある。具体的
には、0.01atm以下の酸素分圧下では、Bi系2
212相の部分溶融温度は860℃未満に低下する。従
って、接続領域4の酸素分圧を0.01atm以下に保
持すれば、例えば図3に示した様に860℃以下の加熱
温度で接続領域4のBi系2212酸化物仮焼粉の部分
溶融させることが可能になり、非接続領域の温度が大気
中での部分溶融温度である860℃を上回る心配がなく
なるので有利である。本発明を実施するに当たっては、
接続領域4を、非酸化性雰囲気、特に酸素分圧が0.0
1atm以下に保持した雰囲気で行うのが有利である。
【0024】ところで本発明者らは、前記仮焼体および
仮焼粉末を作成する際に、出発原料中に銀粉末を添加す
ることによって、酸化物仮焼粉末それ自体の最適な部分
溶融温度の幅を広め得ることも見いだしている(例え
ば、特願平6−46709号)。即ち、Bi系2212
型酸化物粉末作成時の原料粉末に銀を添加することによ
って、Icを高め得る部分溶融温度の幅を広めてIc
(4.2K,2T)値を全体的に向上させ得ることがで
きるのである。本発明においても、用いるBi系221
2型酸化物仮焼粉末5に銀を添加すれば、上記の効果が
得られるので好ましい。
仮焼粉末を作成する際に、出発原料中に銀粉末を添加す
ることによって、酸化物仮焼粉末それ自体の最適な部分
溶融温度の幅を広め得ることも見いだしている(例え
ば、特願平6−46709号)。即ち、Bi系2212
型酸化物粉末作成時の原料粉末に銀を添加することによ
って、Icを高め得る部分溶融温度の幅を広めてIc
(4.2K,2T)値を全体的に向上させ得ることがで
きるのである。本発明においても、用いるBi系221
2型酸化物仮焼粉末5に銀を添加すれば、上記の効果が
得られるので好ましい。
【0025】また、接続領域4にBi系2212型酸化
物仮焼粉末5を存在させるに当たり、該粉末を含むスラ
リーとして存在させることも有効である。即ち、こうし
たスラリーはペースト状であるので、接続すべきBi系
2212型酸化物超電導線材8同士の固定が、仮焼粉末
5だけを用いる場合に比べて容易に達成されることにな
る。尚、上記の様なスラリーとする為には、例えば前記
仮焼粉末5をポリビニルブチレンと混合してブタノール
に分散する方法が挙げられる。
物仮焼粉末5を存在させるに当たり、該粉末を含むスラ
リーとして存在させることも有効である。即ち、こうし
たスラリーはペースト状であるので、接続すべきBi系
2212型酸化物超電導線材8同士の固定が、仮焼粉末
5だけを用いる場合に比べて容易に達成されることにな
る。尚、上記の様なスラリーとする為には、例えば前記
仮焼粉末5をポリビニルブチレンと混合してブタノール
に分散する方法が挙げられる。
【0026】以下本発明を実施例によって更に詳細に説
明するが、下記実施例は本発明を限定する性質のもので
はなく、前・後記の趣旨に徴して設計変更することはい
ずれも本発明の技術的範囲に含まれるものである。
明するが、下記実施例は本発明を限定する性質のもので
はなく、前・後記の趣旨に徴して設計変更することはい
ずれも本発明の技術的範囲に含まれるものである。
【0027】
実施例1 まずBi,Sr,Ca,Cu:Agのモル比が2.1:
2:1:1.9:0.1となるように、Bi2 O3 ,S
rCO3 ,CaCO3 ,CuO,Agからなる原料粉末
を秤量混合し、大気中において820℃で60時間熱処
理することによりBi系2212型酸化物仮焼粉5を作
製した。
2:1:1.9:0.1となるように、Bi2 O3 ,S
rCO3 ,CaCO3 ,CuO,Agからなる原料粉末
を秤量混合し、大気中において820℃で60時間熱処
理することによりBi系2212型酸化物仮焼粉5を作
製した。
【0028】一方、既に熱処理を行なって結晶化した単
芯のBi系2212型酸化物超電導体6(厚み:70μ
m)を埋設したテープ形状のBi系2212型酸化物超
電導線材8(厚み:200μm,幅:8mm)を二枚準
備し、これらの線材の一端を夫々極希硝酸に浸して、長
さ約5cm程のBi系酸化物超電導体6を溶かして消失
させた。こうして得られたBi系2212型酸化物超電
導線材8を、図2に示した様に、上記Bi系2212型
酸化物仮焼粉5を介在させた状態で、補強材3としての
銀フォイルで接続領域4を覆って補強した。
芯のBi系2212型酸化物超電導体6(厚み:70μ
m)を埋設したテープ形状のBi系2212型酸化物超
電導線材8(厚み:200μm,幅:8mm)を二枚準
備し、これらの線材の一端を夫々極希硝酸に浸して、長
さ約5cm程のBi系酸化物超電導体6を溶かして消失
させた。こうして得られたBi系2212型酸化物超電
導線材8を、図2に示した様に、上記Bi系2212型
酸化物仮焼粉5を介在させた状態で、補強材3としての
銀フォイルで接続領域4を覆って補強した。
【0029】そして接続領域4のみにヒーターを巻線
し、大気中で熱処理を行なって、接続領域4の温度を8
80℃に上昇させた。このとき、Bi系2212型酸化
物超電導体6の末端の温度は860℃未満に保たれてい
た。
し、大気中で熱処理を行なって、接続領域4の温度を8
80℃に上昇させた。このとき、Bi系2212型酸化
物超電導体6の末端の温度は860℃未満に保たれてい
た。
【0030】その後冷却して結晶化を行ない、接続領域
4をまたいでIc(4.2K,2T)を測定した結果、
接続領域4を含まないBi系酸化物超電導線材8のIc
(=50A)と同じ値が得られていた。
4をまたいでIc(4.2K,2T)を測定した結果、
接続領域4を含まないBi系酸化物超電導線材8のIc
(=50A)と同じ値が得られていた。
【0031】上記と同じ操作を、平角状(厚み:0.5
mm,幅:2mm)の単芯のBi系2212型酸化物超
電導線材8に施した結果、接続領域4を含まないBi系
酸化物超電導線材8のIc(=45A)と同じ値が得ら
れていた。
mm,幅:2mm)の単芯のBi系2212型酸化物超
電導線材8に施した結果、接続領域4を含まないBi系
酸化物超電導線材8のIc(=45A)と同じ値が得ら
れていた。
【0032】また、Bi系2212型酸化物仮焼粉末5
の代わりに、該粉末5をポリビニルブチレンと混合して
ブタノールに分散したスラリーを用いても、上記と同様
の結果が得られた。このときスラリーの粘性が高いの
で、前記粉末5だけを用いた場合と比べてBi系221
2型酸化物超電導線材8の固定が容易に達成された。
の代わりに、該粉末5をポリビニルブチレンと混合して
ブタノールに分散したスラリーを用いても、上記と同様
の結果が得られた。このときスラリーの粘性が高いの
で、前記粉末5だけを用いた場合と比べてBi系221
2型酸化物超電導線材8の固定が容易に達成された。
【0033】比較例1 実施例1で用いたBi系2212型酸化物超電導線材8
(厚み:200μm,幅:8mm)を二枚準備し、以下
実施例1と同様にして接続領域4のみにヒーターを巻線
し、大気中で熱処理を行なって、接続領域4の温度を8
80℃に上昇させた。このとき、Bi系2212型酸化
物超電導体6の末端の温度が一部860℃を超えた為
に、Bi系2212型酸化物超電導体6が部分溶融し
た。
(厚み:200μm,幅:8mm)を二枚準備し、以下
実施例1と同様にして接続領域4のみにヒーターを巻線
し、大気中で熱処理を行なって、接続領域4の温度を8
80℃に上昇させた。このとき、Bi系2212型酸化
物超電導体6の末端の温度が一部860℃を超えた為
に、Bi系2212型酸化物超電導体6が部分溶融し
た。
【0034】その後冷却して結晶化を行ない、接続領域
4をまたいでIc(4.2K,2T)を測定した結果、
接続領域4を含まないBi系酸化物超電導線材8のIc
(=50A)の半分である25Aしか得られなかった。
4をまたいでIc(4.2K,2T)を測定した結果、
接続領域4を含まないBi系酸化物超電導線材8のIc
(=50A)の半分である25Aしか得られなかった。
【0035】実施例2 実施例1と同様にして、テープ形状のBi系2212型
酸化物超電導線材8を用いて超電導の為の準備を行なっ
た。このとき、前記図3に示した様に、接続領域4を保
温カバー9で覆い、その内部にノズルを挿入して窒素ガ
スを供給し、接続領域4の酸素分圧が0.01atm以
下に保たれていることをYSZ酸素センサーを用いて確
認した。
酸化物超電導線材8を用いて超電導の為の準備を行なっ
た。このとき、前記図3に示した様に、接続領域4を保
温カバー9で覆い、その内部にノズルを挿入して窒素ガ
スを供給し、接続領域4の酸素分圧が0.01atm以
下に保たれていることをYSZ酸素センサーを用いて確
認した。
【0036】そして接続領域4のみに巻線したヒーター
で大気中で加熱を行なって、接続領域4の温度を860
℃に上昇させた。その結果、接続領域4に介在したBi
系2212型酸化物仮焼粉5は、部分溶融していた。ま
たこのとき、Bi系2212型酸化物超電導体6の末端
の温度は部分溶融温度未満の840℃以下に保たれてい
た。
で大気中で加熱を行なって、接続領域4の温度を860
℃に上昇させた。その結果、接続領域4に介在したBi
系2212型酸化物仮焼粉5は、部分溶融していた。ま
たこのとき、Bi系2212型酸化物超電導体6の末端
の温度は部分溶融温度未満の840℃以下に保たれてい
た。
【0037】その後冷却して結晶化を行ない、接続領域
4をまたいでIc(4.2K,2T)を測定した結果、
接続領域4を含まないBi系酸化物超電導線材8のIc
(=50A)と同じ値が得られていた。
4をまたいでIc(4.2K,2T)を測定した結果、
接続領域4を含まないBi系酸化物超電導線材8のIc
(=50A)と同じ値が得られていた。
【0038】実施例3 Bi系2212型酸化物超電導体6(厚み:10μm,
幅:0.5mm)を50芯埋没したBi系2212型酸
化物超電導線材8を用いる以外は、実施例1と同様にし
て、超電導接続試料を作製した。尚この場合には、Bi
系2212型酸化物超電導線材8の一端を夫々極希硝酸
に浸して、長さ約10cm程のBi系酸化物超電導体6
を溶かして消失させた。
幅:0.5mm)を50芯埋没したBi系2212型酸
化物超電導線材8を用いる以外は、実施例1と同様にし
て、超電導接続試料を作製した。尚この場合には、Bi
系2212型酸化物超電導線材8の一端を夫々極希硝酸
に浸して、長さ約10cm程のBi系酸化物超電導体6
を溶かして消失させた。
【0039】その後冷却して結晶化を行ない、接続領域
4をまたいでIc(4.2K,2T)を測定した結果、
接続領域4を含まないBi系酸化物超電導線材8のIc
(=50A)と同じ値が得られていた。
4をまたいでIc(4.2K,2T)を測定した結果、
接続領域4を含まないBi系酸化物超電導線材8のIc
(=50A)と同じ値が得られていた。
【0040】この実施例では、Bi系2212型酸化物
超電導体6の厚みと幅が実施例1の場合と比べて小さい
ので、生成した液相の毛細管現象が遠くまで及び、実施
例1の場合の2倍の距離までBi系2212型酸化物体
6を遠ざけることが可能になった。
超電導体6の厚みと幅が実施例1の場合と比べて小さい
ので、生成した液相の毛細管現象が遠くまで及び、実施
例1の場合の2倍の距離までBi系2212型酸化物体
6を遠ざけることが可能になった。
【0041】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、酸化物
超電導線材同士の良好な超電導接続が達成できた。従っ
て本発明を適用すれば、超電導線材同士の接続後におい
ても永久電流モードを達成することができ、酸化物超電
導線材を様々な技術分野で利用する場合に極めて有用で
ある。
超電導線材同士の良好な超電導接続が達成できた。従っ
て本発明を適用すれば、超電導線材同士の接続後におい
ても永久電流モードを達成することができ、酸化物超電
導線材を様々な技術分野で利用する場合に極めて有用で
ある。
【図1】従来の超電導接続状態を説明する為の模式図で
ある。
ある。
【図2】本発明方法を実施する際の一構成例を示す模式
図である。
図である。
【図3】本発明方法を実施する際の他の構成例を示す模
式図である。
式図である。
1 酸化物超電導体 2 酸化物超電導体粉末 3 補強材 4 接続領域 5 Bi系2212型酸化物仮焼粉末 6 Bi系2212型酸化物超電導体 7 銀シース 8 Bi系2212型酸化物超電導線材 9 保温カバー
Claims (4)
- 【請求項1】 Bi系2212型酸化物超電導線材同士
を超電導状態で接続するに当たり、超電導線材の接続領
域に、Bi系2212型酸化物仮焼粉末を存在させた状
態で、前記接続領域を部分溶融温度以上に加熱すると共
に、前記接続領域以外を部分溶融温度未満に保持し、そ
の後冷却することを特徴とする酸化物超電導線材の超電
導接続方法。 - 【請求項2】 前記接続領域における加熱を非酸化性雰
囲気で行なう請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 Bi系2212型酸化物仮焼粉末に銀を
添加したものを用いて行なう請求項1または2に記載の
方法。 - 【請求項4】 接続領域に、前記Bi系2212型酸化
物仮焼粉末を含むスラリーを存在させて行なう請求項1
〜3のいずれかに記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23173195A JPH0982445A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 酸化物超電導線材の超電導接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23173195A JPH0982445A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 酸化物超電導線材の超電導接続方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0982445A true JPH0982445A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=16928155
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23173195A Withdrawn JPH0982445A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 酸化物超電導線材の超電導接続方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0982445A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100473622B1 (ko) * | 2001-12-24 | 2005-03-08 | 한국전기연구원 | 초전도체 분말을 매개로 한 초전도 접합방법 |
| CN103956637A (zh) * | 2014-05-14 | 2014-07-30 | 南京大学 | 一种高频率BSCCO-THz源 |
-
1995
- 1995-09-08 JP JP23173195A patent/JPH0982445A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100473622B1 (ko) * | 2001-12-24 | 2005-03-08 | 한국전기연구원 | 초전도체 분말을 매개로 한 초전도 접합방법 |
| CN103956637A (zh) * | 2014-05-14 | 2014-07-30 | 南京大学 | 一种高频率BSCCO-THz源 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |