JPH04365978A - 斜板式圧縮機 - Google Patents

斜板式圧縮機

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Publication number
JPH04365978A
JPH04365978A JP3142103A JP14210391A JPH04365978A JP H04365978 A JPH04365978 A JP H04365978A JP 3142103 A JP3142103 A JP 3142103A JP 14210391 A JP14210391 A JP 14210391A JP H04365978 A JPH04365978 A JP H04365978A
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JP
Japan
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swash plate
discharge
bore
chamber
suction
Prior art date
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Pending
Application number
JP3142103A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunori Kawai
河合 克則
Hitoshi Inukai
均 犬飼
Eiji Kitagawa
英司 北川
Shoji Takemoto
昇司 竹本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP3142103A priority Critical patent/JPH04365978A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両空調用に供して好
適な斜板式圧縮機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の斜板式圧縮機として、特開昭54
−108008号公報記載のものが知られている。この
斜板式圧縮機では、一対のシリンダブロックが前後に対
設されて結合部分に帰還冷媒の吸入口と連通する斜板室
を形成している。図8にフロント側を示すように、シリ
ンダブロック90は、その両外端をそれぞれ吸入弁板9
1、仕切り弁板92、吐出弁板93及びリテーナ一体ガ
スケット94を介してハウジング95により閉塞されて
いる。ハウジング95には、図示しない斜板室に連通す
る吸入室95aと吐出室95bとが形成され、吐出室9
5bは吐出冷媒を吐出する図示しない吐出口と連通され
ている。各シリンダブロックの共通中心軸孔には駆動軸
96が挿嵌支承されており、この駆動軸96に固着され
た図示しない斜板は斜板室内に回転可能に収容されてい
る。また、シリンダブロック90には駆動軸96周りに
平行状に配列した前後複数対のボア90aが形成され、
各ボア90aには斜板に図示しないシューを介して係留
された両頭形のピストン97が直動自在に嵌入されてい
る。リテーナ一体ガスケット94及び仕切り弁板92に
は吸入ポート94a、92aが形成されており、吸入室
95aは吸入弁板91のリード型吸入弁部91aを介し
て吸入ポート94a、92aにより各ボア90aと連通
される。また、吸入弁板91及び仕切り弁板92には吐
出ポート91a、92bが形成されており、各ボア90
aは吐出弁板93のリード型吐出弁部93aを介して吐
出ポート91a、92bにより吐出室95bと連通され
る。そして、各シリンダブロック90の内周側には、斜
板室と各ハウジング95の吸入室95aとを連通する複
数本の図示しない吸入通路が形成されており、各シリン
ダブロック90の外周側には、一方の吐出室95bと他
方の吐出室とを連通する一本の図示しない吐出通路が形
成されている。
【0003】この斜板式圧縮機では、冷凍回路より吸入
口を介して帰還冷媒が斜板室に導入され、斜板室内の帰
還冷媒は各吸入通路を介して前後の吸入室95aに導か
れる。そして、駆動軸96の回転により斜板を介してピ
ストン97が各ボア90a内を直動する。このとき、各
吸入室95a内の帰還冷媒は、リード型吸入弁部91a
をシリンダブロック90の切欠け90bにより規制され
た開度で開いて吸入ポート94a、92aから容積拡大
途上のボア90a内に吸入される。同時に、吐出弁板9
3のリード型吐出弁部93aは、吐出室95aが高圧で
あること、ボア90aが低圧であること及びリード型吐
出弁部93aの復帰力により、仕切り弁板92の吐出ポ
ート92bの縁部に着座し、ボア90aと吐出室95b
との連通を閉じる。この後、容積縮小途上の各ボア90
a内の圧縮冷媒は、リード型吐出弁部93aをリテーナ
一体ガスケット94により規制された開度で開いて吐出
ポート91a、92bから前後の吐出室95bに吐出さ
れる。同時に、吸入弁板91のリード型吸入弁部91a
は、吸入室95aが低圧であること、ボア90aが高圧
であること及びリード型吸入弁部91aの復帰力により
、仕切り弁板92の吸入ポート92aの縁部に着座し、
吸入室95aとボア90aとの連通を閉じる。こうして
冷媒ガスの圧縮作用が行われた後、一方の吐出室95b
内の圧縮冷媒は吐出通路を介して他方の吐出室に集めら
れ、他方の吐出室内の圧縮冷媒は吐出口より冷凍回路に
吐出され、再び冷凍回路に循環される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の斜
板式圧縮機では、吐出弁板93がシリンダブロック90
とハウジング95との間に挟持されている。このため、
吐出弁板93のリード型吐出弁部93aは、圧縮冷媒の
吐出の際、吐出室95bとボア90aとの差圧とともに
、挟持により規制された吐出弁板本体との弾性力に反し
て、リテーナ一体ガスケット94と当接し、吐出ポート
91a、92bを開くこととなる。また、リード型吐出
弁部93aは、帰還冷媒の吸入の際には、該差圧ととも
に、該弾性の復帰力も加わって、仕切り弁板92の吐出
ポート92bの縁部に着座し、吐出ポート91a、92
bを閉じることとなる。このため、吐出の際に弾性力に
よる抵抗が大きいことから、動力損失を許容しなければ
ならなかった。また、リード型吐出弁部93aは、吸入
の際に復帰力により激しく仕切り弁板92に衝突し、か
かる状態が駆動軸96の高速回転により頻繁かつ連続的
になされると、リード型吐出弁部93aは疲労を生じ、
斜板式圧縮機の耐久性を損なうことがあった。これらの
不具合を避けるべく、各ボアと吐出室との間に個々に弁
室を形成し、各弁室内に差圧のみに応動して連通の開閉
を行なう吐出弁板を遊嵌する手段も考えられるが、斜板
式圧縮機では通常多数のボアが形成され、気筒数に合っ
た吐出弁板を装備することは、部品点数の増加を招き、
製品コストの高騰を生じてしまう。
【0005】また、この斜板式圧縮機では、各ボア90
aから吐出室95bに圧縮冷媒を吐出する際、シリンダ
ブロック90とハウジング95との間に挟持されている
に過ぎないリテーナ一体ガスケット94が吐出弁部93
aにより押圧される。このため、頻繁かつ連続的な押圧
によってリテーナ一体ガスケット94も疲労を生じ、こ
れによっても斜板式圧縮機の耐久性を損なうことがあっ
た。
【0006】さらに、この斜板式圧縮機では、圧縮作用
を行うために前後のハウジングとシリンダブロックとの
間において、リテーナ一体ガスケット94がそれぞれ介
在されている。このため、この斜板式圧縮機では、2枚
のリテーナ一体ガスケット94がかなりのウェイトで体
格を占めていた。よって、この斜板式圧縮機では、小型
、軽量の近年の要望に適合しにくい場合があった。
【0007】本発明は、斜板式圧縮機において、動力損
失の極力低減、耐久性の向上、部品点数の増加防止・削
減による製品コストの高騰防止・低廉化、小型化及び軽
量化を同時に実現することを解決すべき課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の斜板式圧縮機は
、上記課題を解決するため、前記ハウジングに各ボアと
対面で吐出ポートにより連通し背後に規制面をもつ環状
吐出室を形成し、該環状吐出室内には該環状吐出室と該
各ボアとの差圧に応動して該吐出ポートの開閉を行なう
平環状吐出弁を遊嵌するという新規な手段を採用してい
る。
【0009】
【作用】本発明の斜板式圧縮機では、ボアと対面で吐出
ポートにより連通する環状吐出室内に平環状吐出弁が遊
嵌されており、複数のボアのうち半分以上は吸入段階に
あるため、平環状吐出弁は、ボアの圧力低下と、吐出室
の圧力が高いこととにより着座されている。このため、
平環状吐出弁のうち吸入段階にあるボアと対面する部分
は閉鎖状態にある。一方、平環状吐出弁のうち吐出段階
にあるボアと対面する部分は、ほとんど差圧のみにより
環状吐出室の規制面を押圧し、開放状態となる。このた
め、吐出の際には、従来要した吐出力より弱い吐出力で
圧縮冷媒の吐出を行なうことができるため、動力損失が
低減される。また、平環状吐出弁のうち吐出段階から吸
入段階に移行するボアと対面する部分は、吸入の際にも
激しく着座することはなく、例えかかる状態が頻繁かつ
連続的になされたとしても、平環状吐出弁はその部分に
疲労を生じにくく、斜板式圧縮機の耐久性が損なわれる
ことはない。そして、この斜板式圧縮機では、環状吐出
室内に単一の平環状吐出弁を遊嵌しているため、多気筒
であっても、部品点数の増加を伴うことはなく、製品コ
ストの高騰を生じない。
【0010】また、この斜板式圧縮機では、各ボアから
吐出室に圧縮冷媒を吐出する際、平環状吐出弁は、ハウ
ジングに形成された環状吐出室の規制面を押圧するに過
ぎず、従来のようなリテーナ一体ガスケットを押圧しな
い。このため、頻繁かつ連続的な押圧によっても斜板式
圧縮機の耐久性が損なわれない。さらに、この斜板式圧
縮機では、リテーナ一体ガスケットが前後に介在されな
いことから、軸方向の長さがリテーナ一体ガスケットの
肉厚の2倍分短くされて小型化され、これによって部品
点数も削減されかつ軽量化される。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例1〜4を図
面を参照しつつ説明する。 (実施例1)この斜板式圧縮機は、図1に示すように、
一対のシリンダブロック1a、1bが前後に対設されて
結合部分に帰還冷媒の吸入口2と連通する斜板室3を形
成している。各シリンダブロック1a、1bはその両外
端をそれぞれ吸入弁板4及び仕切り弁板5を介してフロ
ントハウジング6及びリアハウジング7により閉塞され
ている。フロントハウジング6及びリアハウジング7に
は、共に外周側に吸入室8、9が形成されている。この
斜板式圧縮機の特徴的な構成として、両ハウジング6、
7には、図2に示すように、後述する各ボア14と仕切
り弁板5の吐出ポート51と対面で連通する環状吐出室
19が形成されている。この環状吐出室19の背後は、
図1に示すように、平滑な規制面19aとされている。 なお、リア側の環状吐出室19は、吐出冷媒を吐出する
図示しない吐出口と連通されている。
【0012】各シリンダブロック1a、1bの共通中心
軸孔にはラジアル軸受を介して駆動軸12が挿嵌されて
おり、この駆動軸12はフロント側の吸入弁板4及び仕
切り弁板5を貫通してフロントハウジング6に支承され
ている。駆動軸12には斜板室3内を回転可能に斜板1
3が固着されており、この斜板13はスラスト軸受を介
して各シリンダブロック1a、1bに支承されている。 また、各シリンダブロック1a、1bには駆動軸12周
りに平行状に配列した前後5対のボア14が形成され、
各ボア14には斜板13に一対のシュー15、15を介
して係留された両頭形のピストン16が直動自在に嵌入
されている。
【0013】そして、各シリンダブロック1a、1bの
外周側には、斜板室3とフロント及びリアハウジング6
、7のそれぞれの吸入室8、9と連通する複数本の吸入
通路17が通しボルト18を内包して形成されている。 また、各シリンダブロック1a、1bには2本の吸入通
路17間に、フロント及びリアハウジング6、7のそれ
ぞれの環状吐出室19と連通する1本の図示しない吐出
通路が形成されている。
【0014】吸入弁板4には、5つのリード型吸入弁部
41と、ボア14と連通する同数の吐出ポート42と、
吸入通路17と整合する吸入通路穴43と、吐出通路と
整合する吐出通路穴44(図2参照)とが形成されてい
る。仕切り弁板5には、吐出ポート42と整合する同数
の吐出ポート51と、吸入室8、9と連通する同数の吸
入ポート52と、吸入通路17と整合する吸入通路穴5
3と、吐出通路と整合する吐出通路穴54(図2参照)
とが形成されている。
【0015】この斜板式圧縮機の他の特徴的な構成とし
て、環状吐出室19内に仕切り弁板5と対面して平環状
吐出弁30が装備されている。この平環状吐出弁30に
は、図2に示すように、吐出ポート51を覆うリード型
吐出弁部31が頭部を吐出通路穴54、44に向けて形
成されている。また、この平環状吐出弁30にはフロン
トハウジング6のリブ6aの両端部と噛合して回転が規
制される突起32が設けられている。この平環状吐出弁
30は、図3に模式的に示すように、リード型吐出弁部
31が吐出ポート51の縁部に着座して吐出ポート51
を閉じるべく、環状吐出室19内に遊嵌されている。
【0016】また、図1に示すように、シリンダブロッ
ク1aにはボア14の端部外周側にリード型吸入弁部4
1の開度を規制する切欠け20が形成されている。こう
して、この斜板式圧縮機では、シリンダブロック1aと
フロントハウジング6との間において吸入弁板4と仕切
り弁板5とが挟持され、従来のようにリテーナ一体ガス
ケット及び吐出弁板は挟持されない。シリンダブロック
1bとリアハウジング7との間における吸入弁板4、仕
切り弁板5、平環状吐出弁30、シリンダブロック1b
及びリアハウジング7も同様である。
【0017】この斜板式圧縮機では、図示しない冷凍回
路より吸入口2を介して帰還冷媒が斜板室3に導入され
、斜板室3内の帰還冷媒は各吸入通路17を介して前後
の吸入室8、9に導かれる。そして、駆動軸12の回転
により斜板13を介して各ピストン16が各ボア14内
を直動する。このとき、この斜板式圧縮機では、各吸入
室8、9内の帰還冷媒は、ボア14の圧力低下により、
吸入弁板4のリード型吸入弁部41をシリンダブロック
1aの切欠け20により規制された開度で開いて仕切り
弁板5の吸入ポート52から容積拡大途上のボア14内
に吸入される。同時に、平環状吐出弁30は、ボア14
の圧力低下と、環状吐出室19の圧力が高いこととによ
り、仕切り弁板5の吐出ポート51の縁部に着座し、吐
出ポート51を閉じる。
【0018】この後、ピストン16の直動によりボア1
4の圧力が上昇され、容積縮小途上の各ボア14内の圧
縮冷媒は、平環状吐出弁30のリード型吐出弁部31を
フロントハウジング6の規制面19aにより規制された
開度で開き、仕切り弁板5の吐出ポート51から前後の
環状吐出室19に吐出される。同時に、ボア14の圧力
上昇と、吸入室8、9の圧力が低いことと、吸入弁板4
の弾性力とにより、リード型吸入弁部41が仕切り弁板
5の吸入ポート52の縁部に着座し、吸入ポート52を
閉じる。
【0019】そして、フロント側の環状吐出室19内の
圧縮冷媒は吐出通路からリア側の吐出室11に集められ
、リア側の環状吐出室19内の圧縮冷媒は吐出口より冷
凍回路に吐出され、再び冷凍回路を循環される。これら
の吸入・圧縮段階において、この斜板式圧縮機では、平
環状吐出弁30が環状吐出室19内に遊嵌されており、
5つのボア14のうち3つ程度は吸入段階にあるため、
平環状吐出弁30は、図3に模式的に示すように、ボア
14の圧力低下と、環状吐出室19の圧力が高いことと
により仕切り弁板5側に着座されている。このため、吸
入段階にあるボア14と対面するリード型吐出弁部31
は、仕切り弁板5の吐出ポート51の縁部に着座してい
る。一方、吐出段階にあるボア14と対面するリード型
吐出弁部31は、平環状吐出弁30が仕切り弁板5側に
着座した状態のまま、ほとんど差圧のみにより環状吐出
室19の規制面19aを規制された開度で押圧し、開放
状態となる。このため、吐出の際には、従来要した吐出
力より弱い吐出力で圧縮冷媒の吐出を行なうことができ
るため、動力損失が低減される。
【0020】また、平環状吐出弁30のうち吐出段階か
ら吸入段階に移行するボア14と対面するリード型吐出
弁部31は、吸入の際にも激しく着座することはなく、
例えかかる状態が頻繁かつ連続的になされたとしても、
平環状吐出弁30はそのリード型吐出弁部31に疲労を
生じにくく、斜板式圧縮機の耐久性が損なわれることは
ない。
【0021】そして、この斜板式圧縮機では、環状吐出
室19内に単一の平環状吐出弁30を遊嵌しているため
、多気筒であっても、部品点数の増加を伴うことはなく
、製品コストの高騰を生じない。また、この斜板式圧縮
機では、各ボア14から環状吐出室19に圧縮冷媒を吐
出する際、平環状吐出弁30は、フロントハウジング6
に形成された環状吐出室19の規制面19aを押圧する
に過ぎず、従来のようなリテーナ一体ガスケットを押圧
しない。このため、頻繁かつ連続的な押圧によっても斜
板式圧縮機の耐久性が損なわれない。
【0022】さらに、この斜板式圧縮機では、フロント
ハウジング6の環状吐出室19の規制面19aにより平
環状吐出弁30のリード型吐出弁部31が規制された開
度で開かれるため、リテーナ一体ガスケットが前後に介
在されず、軸方向の長さがリテーナ一体ガスケットの肉
厚の2倍分短くされて小型化され、これによって部品点
数も削減されかつ軽量化される。
【0023】よって、かかる斜板式圧縮機では、耐久性
の向上により好適な冷房能力の下で長期間の使用に供す
ることが可能であり、動力損失の低減により優れた運転
性能が得られ、かつ小型化及び軽量化により車両等への
搭載性を向上させることができるとともに、部品点数の
削減により製品コストの低廉化をも実現することができ
る。
【0024】なお、この斜板式圧縮機では、平環状吐出
弁30のリード型吐出弁部31が頭部を吐出通路穴54
、44に向けて形成されているため、放射状にリード型
吐出弁部が形成された従来のものと比較して、外径寸法
の縮径化をも図ることができる。 (実施例2)この斜板式圧縮機は、図4に示すように、
リード型吐出弁部をもたない平環状吐出弁60を採用し
たものである。この平環状吐出弁60には、回転を規制
する突起は設けられておらず、リブ6aとの間に間隙を
形成する突起61が設けられている。この平環状吐出弁
60は、図5に模式的に示すように、吐出ポート51の
縁部に着座して吐出ポート51を閉じるべく、環状吐出
室19内に遊嵌されている。他の構成は実施例1と同一
であるため詳述は省略する。
【0025】この斜板式圧縮機では、吸入段階にあるボ
ア14と対面する部分は仕切り弁板5の吐出ポート51
の縁部に着座しており、吐出段階にあるボア14と対面
する部分60aは仕切り弁板5側に着座した他の部分か
ら弱い弾性力により微小盛り上がって、環状吐出室19
の規制面19aにより規制された開度で開いている。し
たがって、この斜板式圧縮機においても、実施例1と同
様の作用・効果が得られるとともに、平環状吐出弁60
が比較的簡易な形状であることから製品コストのより低
廉化をも実現することができる。 (実施例3)この斜板式圧縮機は、図6に模式的に示す
ように、リード型吐出弁部をもたない上記実施例2の平
環状吐出弁60を採用し、かつ環状吐出室19における
隣合うボア14との境界に規制突起19bを形成したも
のである。他の構成は実施例2と同一であるため詳述は
省略する。
【0026】この斜板式圧縮機では、実施例2と同様な
作用・効果が得られるとともに、吐出段階にあるボア1
4と対面する部分60aが盛り上がっても、規制突起1
9bによって仕切り弁板5側を仕切り弁板5の吐出ポー
ト51の縁部に着座しやすいため、圧縮冷媒の再膨張を
確実に防止して体積効率の向上を図ることができる。 (実施例4)この斜板式圧縮機は、図7に示すように、
環状吐出室19の規制面19aから離反する付勢突起7
1をもつ平環状吐出弁70を採用したものである。他の
構成は実施例1又は実施例2と同一であるため詳述は省
略する。
【0027】この斜板式圧縮機では、実施例1又は実施
例2と同様な作用・効果が得られるとともに、平環状吐
出弁70が付勢突起71により環状吐出室19が未だ高
圧化されていない起動時においても確実に着座される。 この平環状吐出弁70は、付勢突起71が微弱な付勢力
を有するのみであるため、連続運転により環状吐出室1
9が高圧となれば、ほとんど環状吐出室19とボア14
との差圧のみにより応動される。このため、この斜板式
圧縮機では、起動時の再膨張を確実に防止して体積効率
を向上することができ、かつ平環状吐出弁70の振動に
よる異音も防止できる。
【0028】なお、上記実施例1〜4では、外側吸入・
内側吐出型の斜板式圧縮機の例を示したが、内側吸入・
外側吐出型のものであっても本発明の作用及び効果を得
ることができる。また、上記実施例1〜4では、平環状
吐出弁30、60、70を仕切り弁板5に着座させてい
るが、吸入弁板4に着座させる場合には、仕切り弁板5
を省略することも可能である。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の斜板式圧
縮機では、ハウジングに各ボアと対面で吐出ポートによ
り連通し背後に規制面をもつ環状吐出室を形成し、この
環状吐出室内には環状吐出室と各ボアとの差圧に応動し
て吐出ポートの開閉を行なう平環状吐出弁を遊嵌してい
るため、動力損失の極力低減、耐久性の向上、部品点数
の増加防止・削減による製品コストの高騰防止・低廉化
、小型化及び軽量化を同時に実現することができる。
【0030】したがって、この斜板式圧縮機では、耐久
性の向上により長期間の使用に供することが可能であり
、動力損失の低減により優れた運転性能が得られ、かつ
小型化及び軽量化により車両等への搭載性を向上させる
ことができるとともに、部品点数の削減により製品コス
トの低廉化をも実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の斜板式圧縮機の縦断面図である。
【図2】実施例1の斜板式圧縮機に係り、図1のA−A
断面図である。
【図3】実施例1の斜板式圧縮機における要部模式断面
図である。
【図4】実施例2の斜板式圧縮機における平環状吐出弁
の平面図である。
【図5】実施例2の斜板式圧縮機における要部模式断面
図である。
【図6】実施例3の斜板式圧縮機における要部模式断面
図である。
【図7】実施例4の斜板式圧縮機における平環状吐出弁
の断面図である。
【図8】従来の斜板式圧縮機における要部断面図である
【符号の説明】
1a、1b…シリンダブロック      14…ボア
2…吸入口                    
    3…斜板室6、7…ハウジング       
         8、9…吸入室10、11…吐出室
                4…吸入弁12…駆
動軸                      1
3…斜板15…シュー               
       16…ピストン19…環状吐出室   
               19a…規制面30、
60、70…平環状吐出弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のボアが形成され、かつ吸入口と連通
    する斜板室が形成されたシリンダブロックと、該シリン
    ダブロックの両外端をそれぞれ閉塞する前後のハウジン
    グと、上記シリンダブロックの中心軸孔に挿嵌支承され
    た駆動軸と、該駆動軸に固着されて上記斜板室内に回転
    可能に収容された斜板と、該斜板にシューを介して係留
    され該各ボア内を直動する両頭形のピストンとを備え、
    帰還冷媒を該斜板室を介して吸入弁から該各ボア内に吸
    入し、圧縮冷媒を該各ボア内から吐出する斜板式圧縮機
    において、前記ハウジングには前記各ボアと対面で吐出
    ポートにより連通し背後に規制面をもつ環状吐出室が形
    成され、該環状吐出室内には該環状吐出室と該各ボアと
    の差圧に応動して該吐出ポートの開閉を行なう平環状吐
    出弁が遊嵌されていることを特徴とする斜板式圧縮機。
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