JPH04366106A - ポリ−α−オレフィンの製造方法 - Google Patents

ポリ−α−オレフィンの製造方法

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JPH04366106A
JPH04366106A JP14000791A JP14000791A JPH04366106A JP H04366106 A JPH04366106 A JP H04366106A JP 14000791 A JP14000791 A JP 14000791A JP 14000791 A JP14000791 A JP 14000791A JP H04366106 A JPH04366106 A JP H04366106A
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compound
olefin
poly
transition metal
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JP14000791A
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English (en)
Inventor
Norihide Inoue
則英 井上
Masahiro Jinno
神野 政弘
Yoshio Sonobe
善穂 園部
Kazumi Mizutani
一美 水谷
Tetsunosuke Shiomura
潮村 哲之助
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリ−α−オレフィンの
製造方法に関する。詳しくは、ある特定の遷移金属化合
物をおよび助触媒からなる触媒の存在下にポリ−α−オ
レフィンを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シクロペンタジエニル基、インデニル基
、フルオレニル基、またはそれらの誘導体を配位子とす
る遷移金属化合物、いわゆるメタロセン化合物は、助触
媒、例えばアルミノキサンと共に使用してα−オレフィ
ンを重合することによりポリ−α−オレフィンが製造で
きることが知られている。
【0003】特開昭58−19309号公報には、(シ
クロペンタジエニル)2 MeRHal(ここで、Rは
シクロペンタジエニル、C1 〜C6 のアルキル、ハ
ロゲンであり、Meは遷移金属であり、Halはハロゲ
ンである)で表される遷移金属化合物とアルミノキサン
からなる触媒の存在下エチレンおよび/またはα−オレ
フィンを重合または共重合させる方法が記載されている
【0004】特開昭60−35008号公報には、少な
くとも2種のメタロセン化合物とアルミノキサンからな
る触媒を用いることにより幅広い分子量分布を有するポ
リ−α−オレフィンが製造できることが記載されている
【0005】特開昭61−130314号公報には、立
体的に固定したジルコン・キレート化合物およびアルミ
ノキサンからなる触媒を用いてポリオレフィンを製造す
る方法が記載されている。また、同公報には、遷移金属
化合物としてエチレン−ビス−(4、5、6、7−テト
ラヒドロ−1−インデニル)ジルコニウムジクロリドを
使用することにより、アイソタクチック度の高いポリオ
レフィンが製造する方法が記載されている。
【0006】特開昭64−66124号公報には、珪素
  で架橋したシクロペンタジエニル化合物を配位子と
する遷移金属化合物およびアルミノキサンを有効成分と
する立体規則性オレフィン重合体製造用触媒が開示され
ている。特開平2−41303号公報には、下記式(化
2)
【0007】
【化2】R”(Cp  Rn )(CpR’m )Me
Qk(但し、各  Cpはシクロペンタジエニル又は置
換されたシクロペンタジエニル環であり;各Rn は同
一又は異なっていてもよく、1〜20炭素原子を有する
ヒドロカルビル残基であり;各R’m はは同一又は異
なっていてもよく、1〜20炭素原子を有するヒドロカ
ルビル残基であり;R”は触媒に立体剛性をもたらすC
p環の間の構造的架橋であり;Meは元素の周期律表の
4b,5b,又は6b族の金属であり;各Qは1〜20
炭素原子を有するヒドロカルビル残基又はハロゲンであ
り;0≦k≦3:0≦n≦4:及び1≦m≦4であり;
及びR’m は(CpR’m )が(CpRn )と立
体的に相違しているように選択される、によって表記さ
れるシンジオタクチックポリオレフィンを製造するため
に使用されるメタロセン触媒。を一成分とする触媒を使
用することによってシンジオタクティシティーの良好な
ポリ−α−オレフィンが製造できることが記載されてい
る。
【0008】また、同公報には上記メタロセン化合物を
2種以上使用することにより幅広い分子量分布を有する
シンジオタクチックポリ−α−オレフィンが製造できる
ことが記載されている。特開平2−274703号公報
には、下記式(化3)
【0009】
【化3】 〔式中、M1 はチタニウム、ジルコニウム、バナジウ
ム、ニオブまたはタンタルであり、R1 およびR2 
は互いに同じでも異なっていてもよく、水素原子、ハロ
ゲン原子、炭素原子数1〜10のアルキル基、炭素原子
数1〜10のアルコキシ基、炭素原子数6〜20のアリ
ール基、炭素原子数6〜20のアリールオキシ基、炭素
原子数2〜10のアルケニル基、炭素原子数7〜40の
アリールアルキル基、炭素原子数7〜40のアルキルア
リール基または炭素原子数8〜40のアリールアルケニ
ル基を意味し、R3およびR4 は異なっており、中心
原子M1 と一緒にサンドイッチ構造を形成し得る単核
−または多核炭化水素基を意味し、R5 は
【0010】
【化4】 =BR6 ,=AlR6 ,−Ge−,−Sn−,−O
−,−S−,=SO,=SO,=NR6 ,=CO, 
 =PR6または=P(O)R6 を意味し、その際R
6 、R7 およびR8 は互いに同じでも異なってい
てもよく、水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜1
0のアルキル基、炭素原子数1〜10のフルオロアルキ
ル基、炭素原子数6〜10のフルオロアリール基、炭素
原子数6〜20のアリール基、炭素原子数1〜10のア
ルコキシ基、炭素原子数2〜10のアルケニル基、炭素
原子数7〜40のアリールアルキル基、炭素原子数8〜
40のアリールアルケニル基または炭素原子数7〜40
のアルキルアリール基を意味するかまたは、R6 およ
びR7 またはR6 およびR8 はそれぞれそれらの
結合する原子と一緒に成って環を形成し、そしてM2 
は珪素  、ゲルマニウムまたは錫である。〕で表され
る遷移金属成分およびアルミノキサンからなる触媒の存
在下にオレフィンを重合することにより高分子量のシン
ジオタクチックポリオレフィンを製造する方法が記載さ
れている。
【0011】特開平2−274704号公報には、同様
のハフニウム化合物を用いて高分子量のシンジオタクチ
ックポリオレフィンを製造する方法が記載されている。   しかしながら、これらの公報にはフェニル(メチル
)メチレン−(9−フルオレニル)(シクロペンタジエ
ニル)基、またはジフェニルメチレン−(9−フルオレ
ニル)(シクロペンタジエニル)基を配位子とするジル
コニウムまたはハフニウム化合物のみが記載されており
、本発明において使用されるハロゲン原子を含有した遷
移金属化合物の合成、物性については全く記載がない。
【0012】一方、上記のようないわゆるカミンスキー
型触媒の活性種が〔Cp’2MR〕+ (ここでCp’
 =シクロペンタジエニル誘導体、M=Ti,Zr,H
f,R=アルキル)で表されるような遷移金属カチオン
であることが示唆されて以来、アルミノキサン類を助触
媒としない触媒系もいくつか報告されている。
【0013】Taube らは、J. Organom
etall. Chem., 347 , C9 (1
988) に〔Cp2 TiMe(THF)〕+ 〔B
Ph4 〕− (Me=メチル基、Ph=フェニル基)
で表される化合物を用いてエチレン重合に成功している
【0014】Jordanらは、J. Am. Che
m. Soc., 109, 4111 (1987)
 で、〔Cp2 ZrR(L)〕+ (R=メチル基、
ベンジル基、L=ルイス塩基)のようなジルコニウム錯
体がエチレンを重合することを示している。
【0015】特表平1−501950号公報、特表平1
−502036号公報にはシクロペンタジエニル金属化
合物およびシクロペンタジエニル金属カチオンを安定化
することのできるイオン性化合物とからなる触媒を用い
てオレフィンを重合する方法が記載されている。
【0016】Zambelliらは、Macromol
ecules, 22, 2186 (1989) に
、シクロペンタジエンの誘導体を配位子とするジルコニ
ウム化合物と、トリメチルアルミニウムとフルオロジメ
チルアルミニウムとを組み合わせた触媒により、アイソ
タクチックポリプロピレンが製造できることを報告して
いる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記のようないわゆる
カミンスキー型触媒は遷移金属化合物成分の種類により
生成ポリマーの立体構造(立体規則性)および分子量が
決定され、さまざまな用途に敵した立体構造(立体規則
性)および分子量を有するポリ−α−オレフィンを製造
するためにさまざまな遷移金属化合物の合成が望まれて
いる。
【0018】一方、上記のようなアルミノキサンを使用
しない触媒系は重合活性が小さく、さらにメタロセン化
合物として合成困難なジアルキル錯体を用いなければな
らないという問題点があった。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
考慮し、ポリ−α−オレフィンを効果的に遷移金属化合
物成分について鋭意検討した結果、ハロゲン原子を含有
する特定の遷移金属化合物がポリ−α−オレフィン製造
用触媒成分として有効であることを見出し、本発明を完
成するに到った。
【0020】すなわち本発明はα−オレフィンを重合し
てポリ−α−オレフィンを製造する方法において、A)
一般式〔I〕(化5)
【0021】
【化5】 (ここで、A1 、A2 はシクロペンタジエニル基、
インデニル基、フルオレニル基、またはそれらの誘導体
を示す。A3 、A4 は炭素数6〜20までのハロゲ
ン化アリール基または炭素数1〜10までのアルキル基
、炭素数6〜20までのアリール基、アルキルアリール
基、または水素原子を示し、A3 、A4 のうち少な
くとも1つはハロゲン化アリール基である。R1 、R
2 はハロゲン原子、水素原子、炭素数1〜10までの
アルキル基、アリール基を示す。Mはチタン、ジルコニ
ウム、ハフニウムである。QはA1 、A2 を連結す
る炭素または珪素、ゲルマニウム、錫を含む化合物であ
る。)で表される遷移金属化合物、および、B)助触媒
からなる触媒を用いることを特徴とするポリ−α−オレ
フィンの製造方法。
【0022】さらに本発明はB)助触媒成分としてアル
ミノキサンを用いることを特徴とする上記ポリ−α−オ
レフィンの製造方法、および、 B)助触媒成分として a)有機金属化合物、および b)遷移金属化合物と反応してイオン性化合物を形成す
る化合物を用いることを特徴とする上記ポリ−α−オレ
フィンの製造方法である。
【0023】本発明において使用される一般式〔I〕で
表される遷移金属化合物は新規化合物であり、一般式〔
I〕中、A1 ,A2 はシクロペンタジエニル基、イ
ンデニル基、フルオレニル基、またはそれらの誘導体を
示す。A1 ,A2 をある特定の化合物とすることに
より生成ポリマーに立体規則性を持たせることができる
。そのような好適な例として、A1 ,A2 がそれぞ
れシクロペンタジエニル基、フルオレニル基;シクロペ
ンタジエニル基、置換フルオレニル基;インデニル基、
インデニル基;1〜3置換シクロペンタジエニル基、1
〜3置換シクロペンタジエニル基などの配位子を用いる
ことによりシンジオタクチックまたはアイソタクチック
構造のポリ−α−オレフィンを製造することができる。 A3、A4 は炭素数6〜20までのハロゲン化アリー
ル基または炭素数1〜10までのアルキル基、炭素数6
〜20までのアリール基、アルキルアリール基、または
水素原子を示し、A3 、A4 のうち少なくとも1つ
はハロゲン化アリール基である。A3 、A4の具体例
としては、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基
、フェニル基、トルイル基、クロロフェニル基、ジクロ
ロフェニル基、フルオロフェニル基、ジフルオロフェニ
ル基などを挙げることができる。QはA1 、A2 を
連結する炭素または珪素、ゲルマニウム、錫を含む化合
物であり、好ましくは炭素原子である。R1 、R2 
はハロゲン原子、水素原子、炭素数1〜10までのアル
キル基、アリール基を示し、好ましくは塩素原子、メチ
ル基である。Mはチタン、ジルコニウム、ハフニウムを
示し、好ましくはジルコニウム、ハフニウムである。
【0024】一般式〔I〕で表される遷移金属化合物の
具体例としては例えば、メチル(4−フルオロフェニル
)メチレンシクロペンタジエニルフルオレニルジルコニ
ウムジクロリド、メチル(4−フルオロフェニル)メチ
レンビスインデニルジルコニウムジクロリド、メチル(
4−フルオロフェニル)メチレンビスジメチルシクロペ
ンタジエニルジルコニウムジクロリド、ビス(4−フル
オロフェニル)メチレンシクロペンタジエニルフルオレ
ニルジルコニウムジクロリド、ビス(4−フルオロフェ
ニル)メチレンビスインデニルジルコニウムジクロリド
、ビス(4−フルオロフェニル)メチレンジメチルシク
ロペンタジエニルジルコニウムジクロリド、メチル(4
−フルオロフェニル)メチレンシクロペンタジエニルフ
ルオレニルハフニウムジクロリド、メチル(4−フルオ
ロフェニル)メチレンビスインデニルハフニウムジクロ
リド、メチル(4−フルオロフェレル)メチレンビスジ
メチルシクロペンタジエニルハフニウムジクロリド、ビ
ス(4−フルオロフェニル)メチレンシクロペンタジエ
ニルフルオレニルハフニウムジクロリド、ビス(4−フ
ルオロフェニル)メチレンビスインデニルハフニウムジ
クロリド、ビス(4−フルオロフェニル)メチレンジメ
チルシクロペンタジエニルハフニウムジクロリドなどを
挙げることができる。
【0025】本発明の方法における一般式〔I〕で表さ
れる遷移金属化合物は、例えば下記のような経路により
合成することができる。 HA1 Li  +  A3 A4 QX12───→
  A3 A4 QX1 HA1          
                         
                         
 +  LiX1 HA2 Li  +  A3 A4
 QX1 HA1   ───→  A3 A4 QH
A1 HA2                   
                         
                 +  LiX1 
A3 A4 QHA1 HA2   +  2n−Bu
Li  ───→                 
                         
  A3 A4 QA1 A2 Li2 A3 A4 
QA1 A2 Li2   +  MX4   ───
→  A3 A4 QA1 A2 MX2      
                         
                         
     +  LiX2 または、特にQが炭素原子
の場合には、A3 A4 Q=A1   +  HA2
 Li  +  HCl  ───→        
                         
 A3 A4 QHA1 HA2   +  LiCl
A3 A4 QHA1 HA2   +  2n−Bu
Li  ───→                 
                         
    A3   A4 QA1 A2 Li2 A3
 A4 QA1 A2 Li2   +  MX4  
 ───→  A3 A4 QA1 A2 MX2  
                         
                         
         +  LiX2 (ここでXはハロ
ゲン原子、Mはチタン、ジルコニウムまたはハフニュウ
ムである。)、さらに、上記A3 A4 QA1 A2
 MX2 は、RLiやRMgX(Rは炭素数1〜10
のアルキル基、アリール基である。)などの周期律表1
A族、周期律表2A族の金属アルキル化合物と反応させ
ることにより、Xの少なくとも1つをRで置換した化合
物を得ることができる。
【0026】重合の際、遷移金属化合物とともに使用さ
れる助触媒としては公知のアルミノキサン類の他に、遷
移金属カチオンを形成させることのできるイオン性化合
物、例えば特表平1−501950号公報、特表平1−
502036号公報に記載されているような硼素化合物
を助触媒として使用することもできる。また、その他に
本出願人が先に出願した(a)有機金属化合物と(b)
遷移金属化合物と反応してイオン性化合物を形成するこ
とのできる化合物とからなる助触媒も使用することがで
きる。
【0027】アルミノキサン類としては一般式(化6)
【0028】
【化6】 (ここでRは炭素数1〜3の炭化水素基、nは2以上の
整数を示す。)で表される化合物であり、特にRがメチ
ル基であるメチルアルミノキサンでnが5以上、好まし
くは10以上のものが利用される。上記アルミノキサン
類には若干のアルキルアルミニウム化合物が混入してい
ても差し支えない。
【0029】本発明における上記遷移金属化合物に対す
るアルミノキサンの使用割合としては10〜10000
0モル倍、通常50〜10000モル倍である。
【0030】本発明において使用されるa)有機金属化
合物としてはアルミニウム、亜鉛、マグネシウムから選
ばれる金属の化合物が用いられる。これらの有機金属化
合物はハロゲン、酸素、水素、アルキル、アルコキシ、
アリールなどの残基を配位子として有し、これらの配位
子はそれぞれ同一であっても良いし、異なっていても構
わないが、少なくとも1つはアルキル基を有す。例えば
、炭素数1〜12のアルキル残基が1〜n個結合したア
ルキル金属化合物、アルキル金属ハライド、アルキル金
属アルコキシドなどが利用できる。中でもアルキルアル
ミニウム化合物が好適に用いられ、例えば、トリメチル
アルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソプロ
ピルアルミニウム、トリブチルアルミニウム、ジメチル
アルミニウムクロリド、ジエチルアルミニウムクロリド
、ジイソプロピルアルミニウムクロリド、ジイソプロピ
ルアルミニウムイソプロポキシド、エチルアルミニウム
ジクロリド、エチルアルミニウムジイソプロポキシド等
が挙げられる。上記遷移金属化合物に対する有機金属化
合物の使用割合としては1〜100000モル倍、通常
10〜5000モル倍である。
【0031】本発明において使用されるb)成分である
遷移金属化合物と反応してイオン性化合物を形成する化
合物としては、遷移金属カチオンを安定化することので
きるアニオンを含む化合物や、親電子性の化合物を挙げ
ることができる。遷移金属カチオンを安定化することの
できるアニオンいる化合物としては例えば、有機硼素化
合物アニオン、有機砒素化合物アニオン、有機アルミニ
ウム化合物アニオン等であり、それらの中で比較的かさ
高く、生成した遷移金属カチオン化合物に対して結合し
たり、強く配位して重合活性種を不活性化しないものが
好適である。そのような好適なアニオンの例としては例
えば、前記 Taube,Jordanらによるテトラ
フェニル硼素アニオン、特表平1−501950号公報
、特表平1−502036号公報記載のテトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)硼素アニオンなどを挙げること
ができる。
【0032】これらのアニオンと対をなしてイオン性化
合物を形成するためのカチオンとしては、重合活性種と
反応して不活性化させないものであれば特に制限はなく
、上記アニオンと対をなし得る公知のカチオンを挙げる
ことができる。そのようなカチオンとしては、金属カチ
オン、有機金属カチオン、カルボニウムカチオン、トリ
ピウムカチオン、オキソニウムカチオン、スルホニウム
カチオン、ホスホニウムカチオン、アンモニウムカチオ
ン等が挙げられる。さらに詳しくは、銀カチオン、ジシ
クロペンタジエニル鉄カチオン、トリフェニルカルベニ
ウムカチオン、トリフェニルホスホニウムカチオン、ト
リブチルアンモニウムカチオンなどである。
【0033】また、Marks らが Lamgmui
r 4 , 1212 (1988) で言及している
ように、ルイス酸として作用する金属酸化物や金属ハラ
イドなどの親電子性化合物が遷移金属カチオンを安定化
することができ、本発明においては、このような親電子
性化合物をb)成分として使用することができる。この
ような化合物の例としては例えば、Al2 O3 ,S
iO2 ,MgCl2 ,AlCl3などを挙げること
ができる。上記遷移金属化合物に対する該遷移金属化合
物と反応してイオン性化合物を形成する化合物の使用割
合としては0.1〜10000モル倍、通常0.5〜5
000モル倍である。
【0034】本発明で重要なのはa)遷移金属化合物と
b)有機金属化合物を接触させた後にc)遷移金属化合
物と反応してイオン性化合物を形成する化合物を接触さ
せることである。この順序が異なると、重合しないか、
重合しても活性が非常に低くなる。
【0035】本発明における遷移金属触媒成分および/
または助触媒は、そのままでもSiO2 ,Al2 O
3 ,MgCl2などのチーグラー型触媒を担持する公
知の担体上に担持して使用してもよい。
【0036】本発明の方法で行われる重合方法および重
合条件については特に制限はなくα−オレフィンの重合
で行われる公知の方法が用いられ、不活性炭化水素媒体
を用いる溶媒重合法、または実質的に不活性炭化水素媒
体の存在しない塊状重合法、気相重合法も利用でき、重
合温度としては−100〜200℃、重合圧力としては
常圧〜100kg/cm2 で行うのが一般的である。 好ましくは−50〜100℃、常圧〜50kg/cm2
 である。
【0037】本発明における触媒成分の処理あるいは重
合に際し使用される炭化水素媒体としては例えばブタン
、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、
デカン、シクロペンタン、シクロヘキサンなどの飽和炭
化水素の他に、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳
香族炭化水素も使用することができる。
【0038】重合に際し使用されるα−オレフィンとし
ては、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペン
テン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、1−
ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−
オクタデセンなどの炭素数3〜25のα−オレフィンを
挙げることができる。
【0039】本発明においては、α−オレフィンの単独
重合のみならず、例えばプロピレンとエチレン、プロピ
レンと1−ブテンなどの炭素数2〜25程度のエチレン
またはα−オレフィンの共重合体を製造する際にも利用
できる。
【0040】
〔遷移金属化合物の合成〕
ビス(p−フルオロフェニル)フルベン0.18mol
のシクロペンタジエニルナトリウムのTHF溶液200
mlに38gのジフルオロベンゾフェノンを含むTHF
溶液100mlを室温で滴下した。室温で2時間攪拌し
た後500mlの氷水および300mlのジエチルエー
テルを加え、エーテル層を水洗、硫酸マグネシウムで脱
水した後、溶媒を減圧留去することにより41.6gの
オレンジ色の固体を得た。このオレンジ色の固体をカラ
ムクロマトで精製することにより21.9gのビス(p
−フルオロフェニル)フルベンが赤色結晶として得られ
た。この化合物の元素分析値を下に示す。
【0041】     計算値(%)    C:81.20  H:
4.51    F:14.29    実測値(%)
    C:81.81  H:4.63    F:
13.88ビス(p−フルオロフェニル)シクロペンタ
ジエニルフルオレニルメタン 6.25gのフルオレンを100mlのTHFに溶解し
、この溶液に37.6mmolのメチルリチウムを滴下
し室温で5時間攪拌した。得られた赤色溶液に上記合成
したビス(p−フルオロフェニル)フルベン10gを−
20℃で加え室温で一晩反応させた。この反応液に3.
6%塩酸水100mlを加え、有機層を水洗、硫酸マグ
ネシウムで脱水した後、溶媒を減圧留去することにより
15.4gの赤色粘ちょう物を得た。この粘ちょう物を
カラムクロマトで精製することにより6.5gのビス(
p−フルオロフェニル)シクロペンタジエニルフルオレ
ニルメタンを得た。
【0042】この化合物の元素分析値を下に示す。     計算値(%)    C:86.11  H:
5.09    F:8.80    実測値(%) 
   C:86.02  H:4.97    F:8
.94ビス(p−フルオロフェニル)メチレンシクロペ
ンタジエニルフルオレニルジルコニウムジクロリド6.
5gの上記合成したビス(p−フルオロフェニル)シク
ロペンタジエニルフルオレニルメタンをTHF150m
lに溶解し、30mmolのn−BuLiをこの溶液に
滴下した。室温で一晩反応させた後、溶媒を減圧留去し
ペンタンで洗浄することにより得られた固体に、3.5
gの四塩化ジルコニウムを含むジクロロメタンスラリー
350mlを−78℃で加えた。−78℃で4時間攪拌
した後、室温まで昇温しさらに一晩反応させた。 この反応スラリーを濾過し、濾液を約50mlに濃縮し
た。この濃縮液にペンタン100mlを加えることによ
り1.8gのビス(p−フルオロフェニル)メチレンシ
クロペンタジエニルフルオレニルジルコニウムジクロリ
ドこの化合物の元素分析値を下に示す。 計算値(%)C:62.83  H:3.38  F:
6.42  Cl:11.96実測値(%)C:63.
44  H:3.50  F:6.14  Cl:11
.32〔重合〕充分窒素置換した1.0lのオートクレ
ーブに上記合成したビス(p−フルオロフェニル)メチ
レンシクロペンタジエニルフルオレニルジルコニウムジ
クロリド1.0mgおよび東ソー・アクゾ(株)製メチ
ルアルミノキサン(重合度17.7)0.5gを装入し
た。液体プロピレン0.65lを加えた後40℃に昇温
し、この温度で1時間重合を行った。得られたシンジオ
タクチックポリプロピレンパウダーは24.6gであっ
た。パウダーの135℃のテトラリン溶液で測定した極
限粘度(以下〔η〕と略記する)は2.56dl/g、
13C−NMR測定で約20.2ppmに観測されるピ
ーク強度より求めたシンジオタクチックペンタッド分率
は0.873であった。
【0043】比較例1 遷移金属化合物成分として特開平2−274703号公
報に記載されているジフェニルメチレンシクロペンタジ
エニルフルオレニルジルコニウムジクロリド1.0mg
を用いた以外実施例1の〔重合〕と同様にして重合を行
った。得られたシンジオタクチックポリプロピレンパウ
ダーは42.0gであった。パウダーの〔η〕は4.1
8dl/g、シンジオタクチックペンタッド分率は0.
893であった。このように本発明の方法を実施するこ
とにより物性の異なったポリ−α−オレフィンが製造で
きる。
【0044】実施例2 充分窒素置換した1.0lのオートクレーブに実施例1
で合成したビス(p−フルオロフェニル)メチレンシク
ロペンタジエニルフルオレニルジルコニウムジクロリド
2.0mgおよびトリエチルアルミニウム70mgおよ
びトルエン20mlを加え、次いでトリフェニルカルベ
ニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)硼素15
mgを加えた。液体プロピレン0.65lを加えた後4
0℃に昇温し、この温度で1時間重合を行った。得られ
たシンジオタクチックポリプロピレンパウダーは38.
7gであった。パウダーの〔η〕は2.23dl/g、
シンジオタクチックペンタッド分率は0.861であっ
た。
【0045】
【発明の効果】本発明の方法を実施することにより効果
的にポリ−α−オレフィンを製造することができ工業的
に極めて価値がある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  α−オレフィンを重合してポリ−α−
    オレフィンを製造する方法において、A)一般式〔I〕
    (化1) 【化1】 (ここで、A1 、A2 はシクロペンタジエニル基、
    インデニル基、フルオレニル基、またはそれらの誘導体
    を示す。A3 、A4 は炭素数6〜20までのハロゲ
    ン化アリール基または炭素数1〜10までのアルキル基
    、炭素数6〜20までのアリール基、アルキルアリール
    基、または水素原子を示し、A3 、A4 のうち少な
    くとも1つはハロゲン化アリール基である。R1 、R
    2 はハロゲン原子、水素原子、炭素数1〜10までの
    アルキル基、アリール基を示す。Mはチタン、ジルコニ
    ウム、ハフニウムである。QはA1 、A2 を連結す
    る炭素または珪素、ゲルマニウム、錫を含む化合物であ
    る。)で表される遷移金属化合物、および、B)助触媒
    からなる触媒を用いることを特徴とするポリ−α−オレ
    フィンの製造方法。
  2. 【請求項2】  B)助触媒成分としてアルミノキサン
    を用いることを特徴とする請求項1記載のポリ−α−オ
    レフィンの製造方法。
  3. 【請求項3】  B)助触媒成分としてa)有機金属化
    合物、および b)遷移金属化合物と反応してイオン性化合物を形成す
    る化合物を用いることを特徴とする請求項1記載のポリ
    −α−オレフィンの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004182715A (ja) * 2002-09-27 2004-07-02 Mitsui Chemicals Inc オレフィン重合用の架橋メタロセン化合物およびそれを用いたオレフィンの重合方法
JP2005200453A (ja) * 2004-01-13 2005-07-28 Mitsui Chemicals Inc α−オレフィン(共)重合体の製造方法

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JP2004182715A (ja) * 2002-09-27 2004-07-02 Mitsui Chemicals Inc オレフィン重合用の架橋メタロセン化合物およびそれを用いたオレフィンの重合方法
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