JPH04367557A - ムライト−マグネシア系反応焼結体およびその製造方法 - Google Patents

ムライト−マグネシア系反応焼結体およびその製造方法

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JPH04367557A
JPH04367557A JP3143135A JP14313591A JPH04367557A JP H04367557 A JPH04367557 A JP H04367557A JP 3143135 A JP3143135 A JP 3143135A JP 14313591 A JP14313591 A JP 14313591A JP H04367557 A JPH04367557 A JP H04367557A
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mullite
magnesia
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silica
alumina
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Chiaki Mitate
御 立  千 秋
Kunitoshi Yoshida
吉 田  邦 俊
Masami Matsuzawa
松 沢  雅 巳
Masayoshi Kaneko
子 公 良 金
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Hokko Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、ムライトーマグネシア系
反応焼結体およびその製造方法に関し、さらに詳しくは
、焼結性、機械的強度に優れた構造材料、あるいはIC
、LSIなどの半導体素子を搭載する基板材料として用
いられるムライト−マグネシア系反応焼結体およびその
製造方法に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】ムライト焼結体については、近年
、その組成や不純物量等を適宜設定・制御することによ
り高温における機械的特性に優れた焼結体が得られるこ
とが見い出され、高温構造材料として有望視されている
【0003】また酸化物セラミックスの内では、上記の
ムライト焼結体は、低熱膨張率、低誘電率等を有するた
め電子材料用セラミックスとしての用途開発が進められ
ている。
【0004】ところで、従来機械的強度に優れた、高純
度のムライト焼結体を作製するには、1600℃以上も
の高温で焼成しなければならないとされていた。そこで
このような高い焼成温度を下げるために、ムライト焼結
体を調製する際に原料にマグネシアを添加する方法など
が提案されている(特開平2−102169号公報、特
公昭61−15532号公報参照)。
【0005】しかし、これらの方法を採用しても、焼結
体を緻密化させるためには1500℃以上の温度で焼成
することが必要になっている。このような緻密化処理が
必要とされるのは、アルミナ、シリカ、ムライトの3相
にマグネシアを添加し焼成すると、マグネシアはムライ
トと反応する以前にアルミナ、シリカと最初に反応し、
スピネル(MgO・Al2O3)相やコーディエライト
(2MgO・2Al2O3・5SiO2)相が生成して
しまうためである。
【0006】また、上記の特公昭61−15532号公
報に記載されている焼結体には、粒界にガラス相が多量
に存在するために、高温下では強度が低下してしまう。 そこで、ムライト粉末とマグネシア粉末の混合物を14
00〜1650℃で焼成し、得られた焼成物をさらに1
200〜1500℃で熱処理して、粒界ガラス相を結晶
化し、高温での強度低下を防ぐことも考えられている(
特開平2−116664号公報参照)。
【0007】このように再度の熱処理をすると、ある程
度、高温下における機械的物性が改良された焼結体が得
られる。しかしながら、この方法では、粒界ガラス相を
結晶化するために、再度の熱処理が必要であり、しかも
高温下(例:1200℃)における強度はムライトのみ
の焼結体の場合に比べて低下してしまう。
【0008】なお、上記の各公報に記載されているムラ
イト組成物、ムライト粉末あるいはムライトゾルには、
ムライト以外に遊離のアルミナ、シリカが多量に含まれ
ている。
【0009】遊離のアルミナ、シリカなどが多量に含ま
れた「ムライト混合物」にマグネシアを反応させると、
この遊離のアルミナ、シリカとマグネシアとの反応が、
ムライトとマグネシアとの反応より先に起こり、仮焼、
焼成の過程で、結晶相としてムライト相以外にスピネル
相、コーディエライト相が出現し、緻密な焼結体が得ら
れない。
【0010】そこで、焼結体を緻密化させるためには1
500℃以上の高温で焼成することが必要である。また
、このようにして得られた焼結体の機械的強度は低い。
【0011】そこで、本発明者らは上記の問題点を解決
するべく、アルミナ(Al2O3)、シリカ(SiO2
)、ムライト(3Al2O3・2SiO2)に対するマ
グネシア(MgO)の反応性に着目し、種々検討を重ね
た。
【0012】その結果、遊離のアルミナ、シリカのほと
んど共存しないムライトにマグネシアを添加し、両者を
特定の温度で反応させると、実質的に特定の2相のみか
らなり、緻密で高温強度に優れた焼結体が生成すること
を見い出し、本発明を完成するに至った。
【0013】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴う
問題点を解決しようとするものであって、実質的にムラ
イト相とサフィリン相の2相の結晶相からなる、緻密で
高温強度が優れている焼結体の製造方法を提供すること
を目的としている。
【0014】
【発明の概要】本発明に係るムライト−マグネシア系反
応焼結体は、アルミナ(Al2O3)とシリカ(SiO
2)の重量比(アルミナ:シリカ)が69:31〜76
:24であるムライト(3Al2O3・2SiO2)と
、マグネシア(MgO)とを、ムライト100重量部に
対して、マグネシア1〜15重量部となるような量で混
合し、1300〜1480℃で焼成してなることを特徴
とする、結晶相が実質的にムライト相とサフィリン相の
2相のみからなる焼結体である。
【0015】本発明に係るムライト−マグネシア系反応
焼結体の製造方法では、アルミナ(Al2O3)とシリ
カ(SiO2)の重量比(アルミナ:シリカ)が69:
31〜76:24であるムライト(3Al2O3・2S
iO2)と、マグネシア(MgO)とを、ムライト10
0重量部に対して、マグネシア1〜15重量部となるよ
うな量で混合し、1300〜1480℃で焼成すること
により、結晶相が実質的にムライト相とサフィリン相の
2相のみからなる焼結体を製造している。
【0016】本発明に係るムライトーマグネシア系反応
焼結体は、緻密で高温強度に優れている。本発明では、
上記のような方法でムライト−マグネシア系反応焼結体
を製造しているので、実質的にムライト相とサフィリン
相の2相の結晶相からなる、緻密で高温強度が優れてい
る焼結体が得られる。
【0017】
【発明の具体的説明】以下に、本発明に係るムライト−
マグネシア系反応焼結体およびその製造方法について具
体的に説明する。
【0018】ムライト−マグネシア系反応焼結体を製造
する際には、原料としてムライトとマグネシアとが用い
られるが、この内でムライトは、アルミナとシリカとの
組成比(アルミナ:シリカ)を後述するように69:3
1〜76:24とし、下記(1)〜(9)に掲げるよう
な公知の方法を採用することにより調製することができ
る。 (1)粘土質(カオリン質)原料にアルミナを添加し、
仮焼する方法。 (2)アルミナゾルとシリカゾルを混合し、ゲル化させ
たのち仮焼する方法。 (3)アルミニウム塩とシリカゾルを混合し、得られた
混合物を仮焼する方法。 (4)ケイ酸ソーダとアルミニウム塩を混合し、得られ
た混合物を仮焼する方法。 (5)シリコンアルコキシドとアルミニウム塩の共沈物
を仮焼する方法。 (6)シリコンアルコキシドとアルミニウムアルコキシ
ドとの混合溶液の加水分解物を仮焼する方法。 (7)シリコンアルコキシドとアルミニウム塩の噴霧熱
分解物を仮焼する方法。 (8)シリコンアルコキシドとアルミニウムアルコキシ
ドを別々に加水分解してなるスラリーを混合し、得られ
た混合物を仮焼する方法。 (9)アルミナとシリカの粉末を混合し、得られた混合
物を仮焼する方法など。
【0019】本発明では、例えば、上記(1)〜(9)
記載の方法を採用することにより調製された粉末を、X
線回折分析により判断してムライト相以外の結晶相(例
:コランダム相、クリストバライト相など)がなくなる
まで980〜1650℃の温度で仮焼するか、あるいは
該粉末の仮焼と粉砕を繰り返して行なうことにより、原
料用のムライト粉末を調製する。
【0020】本発明で用いられるムライトは、上記した
ようにアルミナとシリカとの組成比(アルミナ:シリカ
)を69:31〜76:24とする。アルミナとシリカ
との重量組成比(アルミナ:シリカ)が69:31より
シリカ過剰側では、遊離のシリカが多量に存在し、この
遊離のシリカとマグネシアとの反応が初期に起こり、コ
ーディエライト(記号:Co)が生成する(表1の比較
例1参照)。
【0021】一方、アルミナとシリカとの重量組成比が
76:24よりアルミナ過剰側では、多量に存在する遊
離のアルミナとマグネシアとの反応によりスピネル(記
号:Sp)を生成する。この反応の際にはマグネシアが
消費されるが、スピネル生成で消費されずに残存する遊
離のアルミナがさらに存在する時にはコランダム(α−
Al2O3、記号:α)が析出する(表1の比較例5参
照)。
【0022】原料のマグネシアは、例えば、下記(a)
〜(c)に掲げるような公知の方法を採用することによ
り調製してもよく、このような方法に準じて製造された
市販の粉末を使用してもよい。
【0023】(a)海水中のマグネシウムイオンを水酸
化マグネシウム(Mg(OH)2)の形で固定し、仮焼
あるいは溶融し、粉砕する方法。 (b)精製した水酸化マグネシウムあるいは塩基性炭酸
マグネシウム(3MgCO3・Mg(OH)2・3H2
O)を熱分解する方法。
【0024】(c)金属マグネシウムを、例えば気相法
、水中火花法、燃焼法等により直接酸化する方法。 本発明においては、上記(a)〜(c)記載の方法の内
では、(b)あるいは(c)の方法によりマグネシア(
粉末)を調製するか、あるいはこのような方法で調製さ
れた市販のマグネシア粉末を使用することが好ましい。 このように(b)あるいは(c)記載の方法を採用する
と、CaO等の不純物の含有量が少ないマグネシア粉末
が得られる。
【0025】なお、本発明においては、上記マグネシア
の他に、ムライトとマグネシアが反応して顕著にサフィ
リンが生成する温度、すなわち約1300℃程度以下の
温度でマグネシアとなるような前駆体(例:水酸化マグ
ネシウム、マグネシウムの塩等)を用いることもできる
【0026】本発明においては、上記のような方法によ
り得られる、アルミナとシリカとの組成比(アルミナ:
シリカ)が69:31〜76:24であるようなムライ
ト(粉末)と、マグネシア(粉末)とを、先ず始めに、
ムライト(粉末)100重量部に対し、マグネシア(粉
末)1〜15重量部の量で混合し、粉砕し、所望の形状
に成形する。
【0027】マグネシア粉末の配合量が、ムライト粉末
100重量部に対して1重量部未満の量では、1480
℃以下の温度で成形物を焼成しても、緻密な焼結体(焼
成物)は得られない(表1の比較例2参照)。
【0028】一方、マグネシア粉末を配合しうる最大量
は、出発原料であるムライト粉末中のアルミナとシリカ
との組成比に依存して変化し、アルミナの含有量が多い
程マグネシア粉末の配合量を増加させることができる。
【0029】具体的には、添加されたマグネシアがすべ
て反応し、サフィリンになった後のムライト中のアルミ
ナとシリカとの重量組成比(アルミナ:シリカ)が69
:31〜76:24の範囲内にあれば、1480℃以下
の温度での焼成時に、結晶相がムライト相とサフィリン
相の2相のみからなる焼結体が得られる。
【0030】しかしマグネシア添加量をさらに増加させ
て、マグネシア粉末が、ムライト100重量部に対し1
5重量部を超える量で用いられると、マグネシアのすべ
てがサフィリンになった後のムライト中のアルミナとシ
リカとの重量組成比(アルミナ:シリカ)が69:31
よりシリカ過剰側になり、1480℃以下、1〜6時間
の焼成時に結晶相としてムライト相とサフィリン相以外
にコーディエライト相が析出する(表1の比較例4参照
)。
【0031】したがって、マグネシア粉末は、ムライト
100重量部に対して15重量部以下の量で用いること
が好ましい。なお、上記のように粉砕して得られたムラ
イト微粉末とマグネシア微粉末の粒径については、上記
のように所望形状に成形した後、サフィリンの分解温度
(1480℃)以下の温度で焼成したときに、得られる
ムライト焼結体が緻密化し、実質的にムライト相とサフ
ィリン相のみがX線回折にて観察されるような粒径であ
れば特に制限はないが、通常、ムライト粉末とマグネシ
ア粉末の混合粉砕後の平均粒径が、3μm以下、好まし
くは1μm以下となるまで粉砕することが望ましい。
【0032】上記のように粉砕して得られるムライト微
粉末とマグネシア微粉末の粒径が、微小であるほど、ム
ライトとマグネシアとは反応性に富み、易焼結性を示す
。上記微粉末を用いた成形方法については、特に制限は
なく、例えば、上記ムライトとマグネシアと微粉末に有
機物を添加してドクターブレード法にて成形してもよく
、上記微粉末を用いて造粒した後、プレス成形、CIP
成形等を行なってもよく、従来より公知の種々の方法を
採用することができる。
【0033】本発明においては、次いで、上記のような
方法で得られた成形物を1300〜1480℃、好まし
くは1350〜1450℃の温度で、通常、1〜6時間
焼成する。
【0034】このような温度等の条件下に成形物を焼成
することにより、実質的にムライト相とサフィリン相の
みからなる緻密な焼結体が得られる。このようにして得
られた焼結体には、ムライト相とサフィリン相以外の結
晶相は含有されていない。
【0035】なお、1300℃未満の温度では成形体を
焼成しても、添加されたマグネシアとムライトとの反応
が完全には終結しておらず、また1480℃を超える温
度で焼成するとサフィリンがムライト、シリカ、スピネ
ルに分解する傾向がある(表1の実施例1、比較例3参
照)。
【0036】なお、本発明においては、ムライトとマグ
ネシアとを均一に混合し、粉砕し、ムライトとマグネシ
アとの反応により、サフィリンが顕著に生成する温度(
1300℃付近の温度)で仮焼した後、さらに粉砕し、
成形し、焼成してもよい。
【0037】焼成方法については常圧焼結、加圧焼結な
ど従来公知の種々の方法を採用することができ、特に制
限はない。このようにして得られたムライトーマグネシ
ア反応焼結体は、実質的に、ムライト相とサフィリン相
の2相のみからなり、強度に優れている。このように2
相のみからなることは、X線回折にて確認される。
【0038】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、実質的にム
ライト相とサフィリン相の2相のみを結晶相として有す
る新規な焼結体(結晶体)が得られる。
【0039】このような方法で得られる焼結体は、サフ
ィリンの分解温度が約1480℃であることから、15
00℃以上で焼結体を作製していた従来法による焼結体
とは異なることは明かである。
【0040】また、既に詳述したように、従来法では、
1500℃以上でないと緻密な焼結体は得られず、従来
法により1480℃以下の温度で成形体を焼成しても、
ムライト相とサフィリン相の2相のみからなる焼結体は
得られない。
【0041】また、本発明の製造方法によれば、従来法
より低い1300〜1480℃の温度で緻密な焼結体が
得られる。しかも得られた焼結体は、室温および高温に
おける強度に優れたセラミックスである。
【0042】本発明により得られる焼結体は、1480
℃以下の低い温度で焼成されているにもかかわらず、従
来の焼結体と同等以上の曲げ強度値を示す。例えば、本
発明の製造方法により得た焼結体は、1200℃の高温
強度が400MPa程度を示すなど非常に高い値を示し
ている。
【0043】これに対して、従来、高強度と言われてい
る、1650℃で焼成したムライトのみの焼結体の室温
曲げ強度は300MPa程度であり、1200℃におけ
る強度も300MPa程度に過ぎない。
【0044】本発明の製造方法によれば、上述したよう
に焼成温度を従来法より下げることができ、また熱処理
による結晶化の必要がないため、従来より安価に焼結体
(焼成体)を製造することができる。
【0045】得られた焼結体(セラミックス)は、構造
材料、基板材料などの用途に好ましく用いられる。
【0046】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない
【0047】
【実施例1】金属アルコキシド加水分解法(前記ムライ
トの調製方法(6))によりムライト粉末を調製し、前
記マグネシアの調製法(b)によりマグネシア粉末を調
製した。
【0048】すなわち、Al(OC3H7−i)3とS
i(OCH3)4をトルエン溶媒中で均一に混合した溶
液に水を加えて加水分解後、乾燥し、1300℃で2時
間仮焼して、アルミナ:シリカの重量組成比が72:2
8のムライト粉末を得た。アルミナ:シリカの組成比の
調整は出発原料のアルコキシドの配合量を調整すること
により行なった。
【0049】得られたムライト粉末は、X線回折により
分析したところムライト相のみであった。またこのムラ
イト粉末は純度99.9%以上、比表面積25m2/g
であった。
【0050】マグネシア粉末は、Mg(OCH2CH2
OC2H5)2に水を加えて、加水分解後、乾燥し、9
00℃で1時間仮焼して得た。得られたマグネシア粉末
は、純度99.9%以上、比表面積30m2/gであっ
た。
【0051】上記アルコキシド法により合成されたムラ
イト粉末100重量部にマグネシア粉末5重量部を添加
し、ポットミルにて、湿式で50時間混合粉砕した。混
合粉砕した後の粉末の平均粒径は0.3μmであった。
【0052】出発原料のムライト粉末中のアルミナ:シ
リカの組成比(重量(%))およびマグネシアのすべて
がサフィリンになった後のムライト中のアルミナ:シリ
カの組成比(重量(%))は第1表に示すとおりである
【0053】得られたムライト粉末とアルミナ粉末との
混合粉砕粉末を2000Kg/cm2で静水圧により成
形し、大気圧下で1450℃で4時間焼成し焼結体を得
た。得られた焼結体のアルキメデス法による嵩密度、X
線回折による結晶相同定、およびJIS R−1601
−1981に基づいて行なった3点曲げ強度の試験結果
を第1表に示す。
【0054】ムライト相とサフィリン相の2相のみから
なる焼結体のX線回折チャートを図1に示す。第1表に
おいて、相同定欄中のMuはムライト(3Al2O3・
2SiO2)相、Saはサフィリン(4MgO・5Al
2O3・2SiO2)相、Spはスピネル(MgO・A
l2O3)相、Coはコーディエライト(2MgO・2
Al2O3・5SiO2)相、αはコランダム(α−A
l2O3)相を表わす。
【0055】
【実施例2】硝酸アルミニウム(Al(NO3)3・9
H2O、和光純薬工業(株)製特級)とオルトケイ酸エ
チル(Si(OC2H5)4、和光純薬工業(株)製特
級)均一混合水溶液に濃アンモニア水を加えて中和加水
分解後、濾過水洗し、乾燥し、1350℃で2時間仮焼
して、アルミナ:シリカの重量組成比が76:24のム
ライト粉末を得た(前記ムライト調製方法(5)による
)。
【0056】アルミナ:シリカの組成比の調整は出発原
料の硝酸アルミニウムとオルトケイ酸エチルの配合量を
調整することで行なった。得られたムライト粉末は、X
線回折により分析したところムライト相のみであり、純
度99.9%以上、比表面積23m2/gであった。
【0057】上記中和加水分解法により合成されたムラ
イト粉末100重量部にマグネシア粉末(宇部興産(株
)製00)5重量部を添加し、ポットミルにて湿式で、
50時間混合粉砕した。混合粉砕した後の粉末の平均粒
径は0.4μmであった。
【0058】得られた混合粉砕粉末の成形、焼成条件、
試験方法は、実施例1と同様に行なった。結果を第1表
に示す。
【0059】
【実施例3〜7】実施例1において、出発原料の1つで
あるムライト粉末中のアルミナとシリカとの組成比(重
量%)、ムライト100重量部に対するマグネシアの添
加重量部数を第1表のように代えた以外は、実施例1と
同様にして、焼結体を製造した。
【0060】結果を第1表に示す。
【0061】
【比較例1〜5】実施例1において、出発原料の1つで
あるムライト粉末中のアルミナとシリカとの組成比(重
量%)、ムライト100重量部に対するマグネシアの添
加重量部数を第1表のように代えた以外は、実施例1と
同様にして、焼結体を製造した。
【0062】結果を第1表に示す。
【0063】
【表1】
【0064】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ムライト相とサフィリン相の2相のみ
からなる焼結体のX線回折チャートである。
【符号の説明】
Mu…ムライト(3Al2O3・2SiO2)のピーク
。 Sa…サフィリン(4MgO・5Al2O3・2SiO
2)のピーク。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  アルミナとシリカの重量比(アルミナ
    :シリカ)が69:31〜76:24であるムライトと
    、マグネシアとを、ムライト100重量部に対して、マ
    グネシア1〜15重量部となるような量で混合し、13
    00〜1480℃で焼成してなることを特徴とする、結
    晶相が実質的にムライト相とサフィリン相の2相のみか
    らなる焼結体。
  2. 【請求項2】  アルミナとシリカの重量比(アルミナ
    :シリカ)が69:31〜76:24であるムライトと
    、マグネシアとを、ムライト100重量部に対して、マ
    グネシア1〜15重量部となるような量で混合し、13
    00〜1480℃で焼成することを特徴とする、結晶相
    が実質的にムライト相とサフィリン相の2相のみからな
    る焼結体の製造方法。
JP3143135A 1991-06-14 1991-06-14 ムライト−マグネシア系反応焼結体およびその製造方法 Pending JPH04367557A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5639704A (en) * 1994-02-14 1997-06-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Ceramic including alumina and a complex oxide

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US5639704A (en) * 1994-02-14 1997-06-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Ceramic including alumina and a complex oxide
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