JPH04372331A - クランプによるワーク変形を補正した機械加工方法及びこの方法を実施するnc工作機械 - Google Patents
クランプによるワーク変形を補正した機械加工方法及びこの方法を実施するnc工作機械Info
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- JPH04372331A JPH04372331A JP15182591A JP15182591A JPH04372331A JP H04372331 A JPH04372331 A JP H04372331A JP 15182591 A JP15182591 A JP 15182591A JP 15182591 A JP15182591 A JP 15182591A JP H04372331 A JPH04372331 A JP H04372331A
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- Automatic Control Of Machine Tools (AREA)
- Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
- Numerical Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NC工作機械における
治具クランプによるワーク変形を補正した機械加工方法
に関し、特に、中空形状や撓み易い形状の被加工ワーク
をワークテーブル上で治具によってクランプしたときに
発生するワークの変形量を機械加工の開始前に自動検出
してNC制御装置に取り込み、機械加工の実行に際して
NCプログラムにおける加工部位の座標値データをこの
取り込んだ変形量の検出値分だけプログラム補正するこ
とにより、高精度の自動機械加工がNC工作機械の自動
的な自己修正機能を伴って実施されるようにした機械加
工方法に関する。
治具クランプによるワーク変形を補正した機械加工方法
に関し、特に、中空形状や撓み易い形状の被加工ワーク
をワークテーブル上で治具によってクランプしたときに
発生するワークの変形量を機械加工の開始前に自動検出
してNC制御装置に取り込み、機械加工の実行に際して
NCプログラムにおける加工部位の座標値データをこの
取り込んだ変形量の検出値分だけプログラム補正するこ
とにより、高精度の自動機械加工がNC工作機械の自動
的な自己修正機能を伴って実施されるようにした機械加
工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に機械加工を実施する際には、工具
の切削力に耐えてワークの位置ずれが起きないように被
加工ワークをワークテーブル面に強固に固定することが
必要とされる。このために、一般に被加工ワークの固定
は、複数のクランプ治具を用いてこれらの治具とワーク
テーブルとの間又は治具相互間でワークをクランプする
ことにより行なわれる。このためワークが中空形状や撓
み易い形状を有している場合には、クランプした際のク
ランプ力によってワークに変形が生じる場合がある。N
C工作機械によって自動加工を行なう際に、この治具ク
ランプによるワークの変形は、結果として加工精度に悪
影響を及ぼす。すなわちNC工作機械においては、あら
かじめ記憶されたNCプログラムに従ってワークの自動
加工を遂行するため、クランプ時にワークに変形が生じ
ると、NCプログラムで指定された加工部位の座標値と
実際に加工すべきワーク上の加工部位との間にずれが生
じ、加工を実施した結果、所望の部品形状、加工精度が
得られないことになる。このような不具合を回避するた
め従来は加工しようとするワークの形状に応じて、治具
を係合させる位置やクランプ力を適正に調整する方法が
一般的であった。すなわち、治具のクランプ力を大きく
しても変形が生じないような材質及び形状のワークに対
しては、安定した加工を行なうに十分な力でワークを固
定することができるが、変形の生じやすい例えば小形薄
肉形状のワークに対しては、加工精度を確保するために
加工可能な限界までクランプ力を小さくするなど、ワー
クごとにクランプ位置、クランプ力等をあらかじめ決定
しかつ調整することにより所要の加工精度を得ようとし
ていたのである。また、1つのワーク上での加工部位の
移動の間に、次の加工部位における変位が大きい場合に
はクランプ位置をこの変位が小さくなるような位置へ移
動させてから次の加工部位の加工を実施する方法も行な
われていた。
の切削力に耐えてワークの位置ずれが起きないように被
加工ワークをワークテーブル面に強固に固定することが
必要とされる。このために、一般に被加工ワークの固定
は、複数のクランプ治具を用いてこれらの治具とワーク
テーブルとの間又は治具相互間でワークをクランプする
ことにより行なわれる。このためワークが中空形状や撓
み易い形状を有している場合には、クランプした際のク
ランプ力によってワークに変形が生じる場合がある。N
C工作機械によって自動加工を行なう際に、この治具ク
ランプによるワークの変形は、結果として加工精度に悪
影響を及ぼす。すなわちNC工作機械においては、あら
かじめ記憶されたNCプログラムに従ってワークの自動
加工を遂行するため、クランプ時にワークに変形が生じ
ると、NCプログラムで指定された加工部位の座標値と
実際に加工すべきワーク上の加工部位との間にずれが生
じ、加工を実施した結果、所望の部品形状、加工精度が
得られないことになる。このような不具合を回避するた
め従来は加工しようとするワークの形状に応じて、治具
を係合させる位置やクランプ力を適正に調整する方法が
一般的であった。すなわち、治具のクランプ力を大きく
しても変形が生じないような材質及び形状のワークに対
しては、安定した加工を行なうに十分な力でワークを固
定することができるが、変形の生じやすい例えば小形薄
肉形状のワークに対しては、加工精度を確保するために
加工可能な限界までクランプ力を小さくするなど、ワー
クごとにクランプ位置、クランプ力等をあらかじめ決定
しかつ調整することにより所要の加工精度を得ようとし
ていたのである。また、1つのワーク上での加工部位の
移動の間に、次の加工部位における変位が大きい場合に
はクランプ位置をこの変位が小さくなるような位置へ移
動させてから次の加工部位の加工を実施する方法も行な
われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、クランプ
治具でクランプすることによって生じるワークの変形は
、自動加工における加工精度を低下させる要因であるが
、逆に安定した加工を実施するためには、切削力に耐え
得る力でワークを固定することが不可欠であり、特に今
日のように小形で薄肉なワークを精密に加工する要請が
増加してくると、双方の要求を満たす状態でワークをク
ランプすることは極めて困難となっている。また、マシ
ニングセンタにおけるATC(自動工具交換)やロボッ
トの採用によるワークのローディング、アンローディン
グを含めて単位ワーク当りの加工時間の短縮及び多種類
のNC加工工程の段取りの省力化を達成しようとする際
に、治具によるワークのクランプ位置を加工工程中に変
更させたりワークごとにクランプ力を調整することは人
為的作業の介入を要するために機械加工の自動化を妨げ
ることとなり、事実上実施不可能になる。
治具でクランプすることによって生じるワークの変形は
、自動加工における加工精度を低下させる要因であるが
、逆に安定した加工を実施するためには、切削力に耐え
得る力でワークを固定することが不可欠であり、特に今
日のように小形で薄肉なワークを精密に加工する要請が
増加してくると、双方の要求を満たす状態でワークをク
ランプすることは極めて困難となっている。また、マシ
ニングセンタにおけるATC(自動工具交換)やロボッ
トの採用によるワークのローディング、アンローディン
グを含めて単位ワーク当りの加工時間の短縮及び多種類
のNC加工工程の段取りの省力化を達成しようとする際
に、治具によるワークのクランプ位置を加工工程中に変
更させたりワークごとにクランプ力を調整することは人
為的作業の介入を要するために機械加工の自動化を妨げ
ることとなり、事実上実施不可能になる。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めに鋭意工夫改善したものであり、その目的とするとこ
ろは、NC工作機械においてクランプ治具のクランプ力
により被加工ワークがある程度変形した状態でも、その
変形量を見出して補正を行うことによりNCによる自動
化、省力化を妨げることなく高精度のNC加工を達成可
能とする機械加工方法を提供することにある。
めに鋭意工夫改善したものであり、その目的とするとこ
ろは、NC工作機械においてクランプ治具のクランプ力
により被加工ワークがある程度変形した状態でも、その
変形量を見出して補正を行うことによりNCによる自動
化、省力化を妨げることなく高精度のNC加工を達成可
能とする機械加工方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、クランプ用治具のクランプ力によるワー
クの変形量を加工前に機械が自動的に検出できようにし
て、この変形量を補正値としてNCプログラムに設定さ
れた加工部位の座標値データに遂次取り込んでこのデー
タを補正し、補正後の座標データに基づいてNC加工を
実施する過程を繰り返すことにより、NC工作機械によ
る所望の高精度の機械加工方法を提供するものである。
に、本発明は、クランプ用治具のクランプ力によるワー
クの変形量を加工前に機械が自動的に検出できようにし
て、この変形量を補正値としてNCプログラムに設定さ
れた加工部位の座標値データに遂次取り込んでこのデー
タを補正し、補正後の座標データに基づいてNC加工を
実施する過程を繰り返すことにより、NC工作機械によ
る所望の高精度の機械加工方法を提供するものである。
【0006】すなわち本発明によれば、NC工作機械で
所定のNCプログラムに従って加工される被加工ワーク
をワークテーブルに治具によって所定の加工姿勢でクラ
ンプし、上記クランプされた被加工ワークの加工部位及
びこの加工部位近傍の所定位置のいずれかにおける変位
量を、NC工作機械の直交3軸座標系と同一座標系にお
ける各軸方向成分量として検出かつ算出し、上記算出さ
れた変位量の各軸方向成分量を、上記NCプログラムの
各ブロックにおける指定加工部位の座標値データの各軸
座標値に取り込んでこれらの指定加工部位の座標値デー
タをあらかじめ補正し、上記補正された加工部位の座標
値データに基づいてNC加工を各プログラムブロックご
とに実施する、ことを特徴とするクランプによるワーク
変形を補正した機械加工方法が提供される。
所定のNCプログラムに従って加工される被加工ワーク
をワークテーブルに治具によって所定の加工姿勢でクラ
ンプし、上記クランプされた被加工ワークの加工部位及
びこの加工部位近傍の所定位置のいずれかにおける変位
量を、NC工作機械の直交3軸座標系と同一座標系にお
ける各軸方向成分量として検出かつ算出し、上記算出さ
れた変位量の各軸方向成分量を、上記NCプログラムの
各ブロックにおける指定加工部位の座標値データの各軸
座標値に取り込んでこれらの指定加工部位の座標値デー
タをあらかじめ補正し、上記補正された加工部位の座標
値データに基づいてNC加工を各プログラムブロックご
とに実施する、ことを特徴とするクランプによるワーク
変形を補正した機械加工方法が提供される。
【0007】また、本発明の好適な実施態様によれば、
上記クランプされた被加工ワークの加工部位及び加工部
位近傍の所定位置のいずれかにおける変位量を検出かつ
算出するステップは、NC工作機械の加工主軸先端に取
着されたタッチプローブによって上記治具によるワーク
クランプ実施前の被加工ワークの加工部位又は加工部位
近傍の所定位置の座標値をあらかじめ測定し、次いで上
記治具によるワーククランプ実施後の同一部位の座標値
を測定し、両者の座標値の差をNC制御器内で求めるこ
とから構成される。
上記クランプされた被加工ワークの加工部位及び加工部
位近傍の所定位置のいずれかにおける変位量を検出かつ
算出するステップは、NC工作機械の加工主軸先端に取
着されたタッチプローブによって上記治具によるワーク
クランプ実施前の被加工ワークの加工部位又は加工部位
近傍の所定位置の座標値をあらかじめ測定し、次いで上
記治具によるワーククランプ実施後の同一部位の座標値
を測定し、両者の座標値の差をNC制御器内で求めるこ
とから構成される。
【0008】
【作用】本発明の加工方法においては、被加工ワークを
ワークテーブル上で治具によりクランプした際に生じる
加工部位の変位を、加工を実施する前に加工部位又は加
工部位近傍の所定位置において検出する。この変位量は
、直交3軸座標系の各軸方向成分量として算出され、こ
れをNCプログラムに指定された加工部位の座標値デー
タの各軸座標値に加算して加工部位座標値データを補正
する。この補正された加工部位座標値データに基づきN
C加工を実施することにより、クランプ力により変形し
た被加工ワークに対して所望の精度を有する機械加工が
実施可能となる。
ワークテーブル上で治具によりクランプした際に生じる
加工部位の変位を、加工を実施する前に加工部位又は加
工部位近傍の所定位置において検出する。この変位量は
、直交3軸座標系の各軸方向成分量として算出され、こ
れをNCプログラムに指定された加工部位の座標値デー
タの各軸座標値に加算して加工部位座標値データを補正
する。この補正された加工部位座標値データに基づきN
C加工を実施することにより、クランプ力により変形し
た被加工ワークに対して所望の精度を有する機械加工が
実施可能となる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明を好適な実
施例により詳細に説明する。なお、ここでは本発明によ
る加工方法を立形NCボール盤に適用した例を示すが、
クランプ治具を用いて被加工ワークをワークテーブル上
にクランプする必要がある他のあらゆるNC工作機械に
対して本発明が適用可能であることは言うまでもない。
施例により詳細に説明する。なお、ここでは本発明によ
る加工方法を立形NCボール盤に適用した例を示すが、
クランプ治具を用いて被加工ワークをワークテーブル上
にクランプする必要がある他のあらゆるNC工作機械に
対して本発明が適用可能であることは言うまでもない。
【0010】まず図2を参照すると、本発明の実施例に
よる加工方法を適用する周知の立形NCボール盤10(
以下、ボール盤10という)が示されている。ボール盤
10は、床面に設置されるベッド12上にコラム14を
立設し、このコラム14には主軸頭16を上下方向(Z
軸方向)にZ軸送りモータMZ の駆動によって送り移
動可能に架設した構造を有する。主軸頭16はその前方
下端部に、縦方向(Z軸方向)に軸心を有した加工主軸
18を、軸受手段を介して回転可能に支持し、この加工
主軸18が主軸モータMs の駆動によって回転してそ
の先端に保持した工具(図示せず)により穴あけ加工を
実施する。
よる加工方法を適用する周知の立形NCボール盤10(
以下、ボール盤10という)が示されている。ボール盤
10は、床面に設置されるベッド12上にコラム14を
立設し、このコラム14には主軸頭16を上下方向(Z
軸方向)にZ軸送りモータMZ の駆動によって送り移
動可能に架設した構造を有する。主軸頭16はその前方
下端部に、縦方向(Z軸方向)に軸心を有した加工主軸
18を、軸受手段を介して回転可能に支持し、この加工
主軸18が主軸モータMs の駆動によって回転してそ
の先端に保持した工具(図示せず)により穴あけ加工を
実施する。
【0011】また、コラム14を立設したベッド12上
にはサドル20を、コラム14に対して前後水平方向す
なわち上記Z軸に直交するY軸方向に図示しない送りモ
ータの駆動により送り移動可能に設置する。さらにサド
ル20の上面にはワークテーブル22を、コラム14に
対して左右水平方向すなわち上記Z軸及びY軸の両軸に
直交するX軸方向に図示しない送りモータの駆動により
送り移動可能に設置する。これにより加工主軸18とワ
ークテーブル22とは、相互に直交するX軸、Y軸、及
びZ軸で構成された3次元の直交3軸座標系において、
コラム14を介して相対的に送り移動可能となっている
。
にはサドル20を、コラム14に対して前後水平方向す
なわち上記Z軸に直交するY軸方向に図示しない送りモ
ータの駆動により送り移動可能に設置する。さらにサド
ル20の上面にはワークテーブル22を、コラム14に
対して左右水平方向すなわち上記Z軸及びY軸の両軸に
直交するX軸方向に図示しない送りモータの駆動により
送り移動可能に設置する。これにより加工主軸18とワ
ークテーブル22とは、相互に直交するX軸、Y軸、及
びZ軸で構成された3次元の直交3軸座標系において、
コラム14を介して相対的に送り移動可能となっている
。
【0012】なお、図2に示したボール盤10は、NC
プログラムに従って送り動作等の種々のNC加工におけ
る制御動作を遂行するNC装置24を備える。工具の位
置座標、送り速度、回転速度等の指令情報を数値化して
示すNCプログラム26は一般にNCテープに作成した
上で入力される。また、図示されていないがボール盤1
0は自動工具交換装置(ATC装置)を備え、工具マガ
ジンに収容された複数の工具から所望の工具を上記NC
プログラム26における工具交換プログラムに従って、
加工主軸18に自動的に着脱、交換できるようになって
いる。工具マガジン内には種々の工具とともに、一般に
被加工ワークの加工基準点等の面位置測定に使用される
タッチプローブ28(図3)が収容され、自動工具交換
装置によって同様に加工主軸18に着脱可能となってい
る。
プログラムに従って送り動作等の種々のNC加工におけ
る制御動作を遂行するNC装置24を備える。工具の位
置座標、送り速度、回転速度等の指令情報を数値化して
示すNCプログラム26は一般にNCテープに作成した
上で入力される。また、図示されていないがボール盤1
0は自動工具交換装置(ATC装置)を備え、工具マガ
ジンに収容された複数の工具から所望の工具を上記NC
プログラム26における工具交換プログラムに従って、
加工主軸18に自動的に着脱、交換できるようになって
いる。工具マガジン内には種々の工具とともに、一般に
被加工ワークの加工基準点等の面位置測定に使用される
タッチプローブ28(図3)が収容され、自動工具交換
装置によって同様に加工主軸18に着脱可能となってい
る。
【0013】上記のボール盤10によってワークに穴あ
け加工を施す際には、図3に示したように、被加工ワー
クWをクランプ治具30によりワークテーブル22上で
強固にクランプする。図3の例では、治具30はワーク
テーブル22上に固定される基台301 、ワークWに
当接する爪302 、及びこの爪302 を基台301
に取着するねじ303により構成され(図3(a)参
照)、加工時の切削力に対抗し得る保持力でワークWを
クランプできるようになっている。 したがって、例えば図示のような内部中空形状のワーク
Wを図示のようにしてクランプすると、ワークWは治具
30のクランプ力によって図3(b)にやや強調図示す
るように変形する。この状態で加工を実施すると、NC
プログラムにおける加工部位の座標値と実際に加工すべ
きワークW上の加工部位の実際の座標値との間に上記変
形に起因したずれが生じるため、加工精度が低下すると
いうのが従来のNC工作機械の課題であった。そこで本
発明では、上記のずれ、すなわちワークWの加工部位に
おけるクランプ力による変位量を加工前に算出し、この
変位量を補正値としてNCプログラムの加工位置座標デ
ータを補正した後、この補正座標に基づいてNC加工を
実施する方法を提供する。以下、本発明の2つの実施例
を、図1のブロック図及び図4〜図6のフローチャート
を用いて説明する。
け加工を施す際には、図3に示したように、被加工ワー
クWをクランプ治具30によりワークテーブル22上で
強固にクランプする。図3の例では、治具30はワーク
テーブル22上に固定される基台301 、ワークWに
当接する爪302 、及びこの爪302 を基台301
に取着するねじ303により構成され(図3(a)参
照)、加工時の切削力に対抗し得る保持力でワークWを
クランプできるようになっている。 したがって、例えば図示のような内部中空形状のワーク
Wを図示のようにしてクランプすると、ワークWは治具
30のクランプ力によって図3(b)にやや強調図示す
るように変形する。この状態で加工を実施すると、NC
プログラムにおける加工部位の座標値と実際に加工すべ
きワークW上の加工部位の実際の座標値との間に上記変
形に起因したずれが生じるため、加工精度が低下すると
いうのが従来のNC工作機械の課題であった。そこで本
発明では、上記のずれ、すなわちワークWの加工部位に
おけるクランプ力による変位量を加工前に算出し、この
変位量を補正値としてNCプログラムの加工位置座標デ
ータを補正した後、この補正座標に基づいてNC加工を
実施する方法を提供する。以下、本発明の2つの実施例
を、図1のブロック図及び図4〜図6のフローチャート
を用いて説明する。
【0014】図1に示したように、本発明による加工方
法を実施するためのNC装置24は、工具の動作モード
、移動位置、送り速度等のNC指令データを備えたNC
プログラム26を入力するための入力部32と、この入
力部32から入力されるNC指令データに基づき位置決
めや補間等の演算を実施する演算制御部34と、演算結
果や制御プログラムを記録する記憶部36と、演算結果
に基づいて各軸の送り駆動モータや主軸モータを制御す
るサーボ制御部38とを少なくとも備えた周知のNC装
置である。そして本発明を実施するにあたり、ワークテ
ーブル上で治具によりクランプされたワークの加工部位
における変位量を算出するとともに、この変位量を補正
値として、記憶部36に記録されているNCプログラム
26の指定による加工部位座標値データを補正する補正
演算部40をさらに備える。上記のワーク変位量を算出
するためのデータは、本発明の好適な一実施例によれば
、加工主軸に取着したタッチプローブ28を用いて、ワ
ークの加工部位座標値をクランプの前後すなわち変位前
と変位後とで測定することによって得られる。以下、図
4及び図5を合わせて参照して、本発明の一実施例によ
る加工方法の一連のプロセスを説明する。
法を実施するためのNC装置24は、工具の動作モード
、移動位置、送り速度等のNC指令データを備えたNC
プログラム26を入力するための入力部32と、この入
力部32から入力されるNC指令データに基づき位置決
めや補間等の演算を実施する演算制御部34と、演算結
果や制御プログラムを記録する記憶部36と、演算結果
に基づいて各軸の送り駆動モータや主軸モータを制御す
るサーボ制御部38とを少なくとも備えた周知のNC装
置である。そして本発明を実施するにあたり、ワークテ
ーブル上で治具によりクランプされたワークの加工部位
における変位量を算出するとともに、この変位量を補正
値として、記憶部36に記録されているNCプログラム
26の指定による加工部位座標値データを補正する補正
演算部40をさらに備える。上記のワーク変位量を算出
するためのデータは、本発明の好適な一実施例によれば
、加工主軸に取着したタッチプローブ28を用いて、ワ
ークの加工部位座標値をクランプの前後すなわち変位前
と変位後とで測定することによって得られる。以下、図
4及び図5を合わせて参照して、本発明の一実施例によ
る加工方法の一連のプロセスを説明する。
【0015】図4及び図5において、まず前準備として
、ボール盤10のNC装置24にNCプログラム26を
入力するとともに、ワークテーブル22上の所定位置に
ワークWを加工時の姿勢で置き、NC装置24のスター
トボタンを押す。これによりボール盤10の加工作業が
開始されるが、本発明ではまず最初にステップ41で自
動工具交換装置により加工主軸18にタッチプローブ2
8を取着する。ここでワークテーブル22上の治具30
を開放し(ステップ42)、ワークWを変形のない状態
にする(図3(a)参照)。次いでステップ43で、加
工主軸18に取着したタッチプローブ28を、NCプロ
グラム32の加工部位座標値データ( XP, YP,
ZP ) に基づきワークW上の加工部位へまずX軸
方向から接近させ(すなわちX軸及びY軸の送り駆動モ
ータを作動させて加工主軸18をY=YP の線上でX
=XP の点へ向けて移動させ)、加工位置へ到達でき
るか否かを判定する(移動方向は正負いずれでも良い)
。ここで本実施例ではNCボール盤による穴あけ加工を
想定しているため、加工位置はワークWの端面に無くし
かも一般に加工面は加工主軸の送り方向すなわちZ軸方
向に直交するX−Y平面にある。したがって上記の方法
ではタッチプローブ28を正確に加工部位へ到達させる
ことは事実上不可能であり、このため所定の交差2αを
設定して、タッチプローブ28がワークWに当接した位
置の座標が交差範囲内(すなわち上記ステップ43では
Xp −α≦X≦Xp +α)にあれば加工部位へ到達
できたと判定する。このようにして加工部位へX軸方向
から接近可能と判定された場合は、ステップ44でタッ
チプローブ28がワークWに当接(スイッチON)した
位置で加工主軸18の送り移動を停止させる。他方、加
工部位へX軸方向から接近不可能と判定された場合は、
ステップ45でタッチプローブ28をY軸方向へややず
らして同様にX軸方向からワークWに接近させ、加工部
位近傍でワークWに当接(スイッチON)した位置で加
工主軸18の送り移動を停止させる。こうしてタッチプ
ローブ28がONして移動が止まった時点で、ステップ
46でこのときのX座標値X1 をNC装置24の記憶
部36に記録する。同様にして、ステップ47〜50で
加工部位又は加工部位近傍の1地点におけるY座標値Y
1 を測定かつ記録し、ステップ51〜54で同じくZ
座標値Z1 を測定かつ記録する。
、ボール盤10のNC装置24にNCプログラム26を
入力するとともに、ワークテーブル22上の所定位置に
ワークWを加工時の姿勢で置き、NC装置24のスター
トボタンを押す。これによりボール盤10の加工作業が
開始されるが、本発明ではまず最初にステップ41で自
動工具交換装置により加工主軸18にタッチプローブ2
8を取着する。ここでワークテーブル22上の治具30
を開放し(ステップ42)、ワークWを変形のない状態
にする(図3(a)参照)。次いでステップ43で、加
工主軸18に取着したタッチプローブ28を、NCプロ
グラム32の加工部位座標値データ( XP, YP,
ZP ) に基づきワークW上の加工部位へまずX軸
方向から接近させ(すなわちX軸及びY軸の送り駆動モ
ータを作動させて加工主軸18をY=YP の線上でX
=XP の点へ向けて移動させ)、加工位置へ到達でき
るか否かを判定する(移動方向は正負いずれでも良い)
。ここで本実施例ではNCボール盤による穴あけ加工を
想定しているため、加工位置はワークWの端面に無くし
かも一般に加工面は加工主軸の送り方向すなわちZ軸方
向に直交するX−Y平面にある。したがって上記の方法
ではタッチプローブ28を正確に加工部位へ到達させる
ことは事実上不可能であり、このため所定の交差2αを
設定して、タッチプローブ28がワークWに当接した位
置の座標が交差範囲内(すなわち上記ステップ43では
Xp −α≦X≦Xp +α)にあれば加工部位へ到達
できたと判定する。このようにして加工部位へX軸方向
から接近可能と判定された場合は、ステップ44でタッ
チプローブ28がワークWに当接(スイッチON)した
位置で加工主軸18の送り移動を停止させる。他方、加
工部位へX軸方向から接近不可能と判定された場合は、
ステップ45でタッチプローブ28をY軸方向へややず
らして同様にX軸方向からワークWに接近させ、加工部
位近傍でワークWに当接(スイッチON)した位置で加
工主軸18の送り移動を停止させる。こうしてタッチプ
ローブ28がONして移動が止まった時点で、ステップ
46でこのときのX座標値X1 をNC装置24の記憶
部36に記録する。同様にして、ステップ47〜50で
加工部位又は加工部位近傍の1地点におけるY座標値Y
1 を測定かつ記録し、ステップ51〜54で同じくZ
座標値Z1 を測定かつ記録する。
【0016】ここまでの各ステップで、ワークテーブル
22上で治具30によってクランプする前の変形のない
ワークWにおける加工部位又はその近傍の1地点の位置
座標値(X1, Y1, Z1) が測定かつ記録され
たことになる。そこで次にワークWを、ワークテーブル
22上の同一位置かつ同一姿勢で治具30により強固に
クランプする(ステップ55)。続いてステップ56で
、上記のクランプ前に測定した加工部位座標値(X1,
Y1, Z1) に基づき、タッチプローブ28をま
ずX軸方向からこの測定位置へ接近させ(すなわちX軸
及びY軸の送り駆動モータを作動させて加工主軸18を
Y=Y1 の線上でX=X1 の点へ向けて移動させ)
、タッチプローブ28がワークWに当接(スイッチON
)した位置で加工主軸18の送り移動を停止させる。そ
してステップ57でこのときのX座標値X2 をNC装
置24の記憶部36に記録する。同様にして、ステップ
58,59でクランプ後の加工部位又は加工部位近傍の
1地点におけるY座標値Y2 を測定かつ記録し、ステ
ップ60,61で同じくZ座標値Z2 を測定かつ記録
する。
22上で治具30によってクランプする前の変形のない
ワークWにおける加工部位又はその近傍の1地点の位置
座標値(X1, Y1, Z1) が測定かつ記録され
たことになる。そこで次にワークWを、ワークテーブル
22上の同一位置かつ同一姿勢で治具30により強固に
クランプする(ステップ55)。続いてステップ56で
、上記のクランプ前に測定した加工部位座標値(X1,
Y1, Z1) に基づき、タッチプローブ28をま
ずX軸方向からこの測定位置へ接近させ(すなわちX軸
及びY軸の送り駆動モータを作動させて加工主軸18を
Y=Y1 の線上でX=X1 の点へ向けて移動させ)
、タッチプローブ28がワークWに当接(スイッチON
)した位置で加工主軸18の送り移動を停止させる。そ
してステップ57でこのときのX座標値X2 をNC装
置24の記憶部36に記録する。同様にして、ステップ
58,59でクランプ後の加工部位又は加工部位近傍の
1地点におけるY座標値Y2 を測定かつ記録し、ステ
ップ60,61で同じくZ座標値Z2 を測定かつ記録
する。
【0017】このようにして、ワークWの加工部位又は
その近傍の1地点におけるクランプ前(すなわち変位前
)及びクランプ後(すなわち変位後)の位置座標値(X
1, Y1, Z1) 及び(X2, Y2, Z2)
が測定かつ記録されると、ステップ62で、自動工具
交換装置によりタッチプローブ28を加工に使用する所
望の工具に交換する。そしてステップ63で、NC装置
24の補正演算部40が上記のクランプ前後の位置座標
値の差から加工部位又はその近傍におけるワークWの変
位量を算出し、これを補正値としてNCプログラム28
に指定された加工部位座標値( XP, YP, ZP
) を補正する。補正後の加工部位座標値( Xc,
Yc, Zc ) はしたがって次の各式によって求
められる。
その近傍の1地点におけるクランプ前(すなわち変位前
)及びクランプ後(すなわち変位後)の位置座標値(X
1, Y1, Z1) 及び(X2, Y2, Z2)
が測定かつ記録されると、ステップ62で、自動工具
交換装置によりタッチプローブ28を加工に使用する所
望の工具に交換する。そしてステップ63で、NC装置
24の補正演算部40が上記のクランプ前後の位置座標
値の差から加工部位又はその近傍におけるワークWの変
位量を算出し、これを補正値としてNCプログラム28
に指定された加工部位座標値( XP, YP, ZP
) を補正する。補正後の加工部位座標値( Xc,
Yc, Zc ) はしたがって次の各式によって求
められる。
【0018】
【数1】
【0019】このようにして、NC装置24の補正演算
部40によって補正後の加工部位座標値( Xc, Y
c, Zc ) を算出かつ記憶部36に記録した後、
ステップ64で演算制御部34が補正後の加工部位座標
値( Xc, Yc, Zc ) に基づいて工具の位
置決め、補間等の演算を行ない、サーボ制御部38を介
して、X, Y, Z 軸の各送り駆動モータ及び加工
主軸18の駆動モータMS を作動し、加工を実施する
。 加工終了後、治具30を開放してワークWを取り出すと
、治具30のクランプにより変形を生じていたにもかか
わらず、所望の加工精度を有した製品が得られる。
部40によって補正後の加工部位座標値( Xc, Y
c, Zc ) を算出かつ記憶部36に記録した後、
ステップ64で演算制御部34が補正後の加工部位座標
値( Xc, Yc, Zc ) に基づいて工具の位
置決め、補間等の演算を行ない、サーボ制御部38を介
して、X, Y, Z 軸の各送り駆動モータ及び加工
主軸18の駆動モータMS を作動し、加工を実施する
。 加工終了後、治具30を開放してワークWを取り出すと
、治具30のクランプにより変形を生じていたにもかか
わらず、所望の加工精度を有した製品が得られる。
【0020】上記の実施例では、NCボール盤が有する
ワーク面位置測定用のタッチプローブ28を用いてワー
ク変位量算出用データすなわちクランプ前後の加工部位
又はその近傍地点の座標値を測定し、これに基づいて補
正加工部位座標値を算出する構成としたが、ワーク形状
が複雑でタッチプローブ28が加工部位に接近できず、
仮に加工部位近傍地点を測定したとしても、得られる変
位量と実際の加工部位の変位量との間の誤差が大きいこ
とが予測される場合には、上記の方法によっても所望の
加工精度を得ることができない。この問題点を取り除く
ためには、例えばワークWの加工部位の加工面上にタッ
チプローブ28の当接可能な形状を有した突起物を磁石
等により取着して、できる限り加工部位に近い位置を測
定する方法が考えられる。しかし、この方法ではワーク
に突起物を着脱する際に手作業が介在するため、完全な
自動化の妨げとなってしまう。そこで、以下に図6を参
照して説明するように、ワークをクランプする際の諸デ
ータを入力して所定の演算(例えば有限要素法)により
ワーク変位量を算出するもう1つの実施例を提案するこ
とができる。
ワーク面位置測定用のタッチプローブ28を用いてワー
ク変位量算出用データすなわちクランプ前後の加工部位
又はその近傍地点の座標値を測定し、これに基づいて補
正加工部位座標値を算出する構成としたが、ワーク形状
が複雑でタッチプローブ28が加工部位に接近できず、
仮に加工部位近傍地点を測定したとしても、得られる変
位量と実際の加工部位の変位量との間の誤差が大きいこ
とが予測される場合には、上記の方法によっても所望の
加工精度を得ることができない。この問題点を取り除く
ためには、例えばワークWの加工部位の加工面上にタッ
チプローブ28の当接可能な形状を有した突起物を磁石
等により取着して、できる限り加工部位に近い位置を測
定する方法が考えられる。しかし、この方法ではワーク
に突起物を着脱する際に手作業が介在するため、完全な
自動化の妨げとなってしまう。そこで、以下に図6を参
照して説明するように、ワークをクランプする際の諸デ
ータを入力して所定の演算(例えば有限要素法)により
ワーク変位量を算出するもう1つの実施例を提案するこ
とができる。
【0021】構造物の所望部位における応力・ひずみ解
析の有効な手段として有限要素法が知られている。有限
要素法は、構造を多数(有限数)の要素に分割して行な
う解析法であり、この解析法を本発明に適用すれば、ワ
ーク寸法や治具のクランプ位置及びクランプ力等のデー
タを用いて所望部位の変位を計算のみによって求めるこ
とができる。この場合図6に示したように、まず前準備
として、NC装置24にNCプログラム26を入力する
とともに有限要素法による構造解析に必要な諸データ、
例えばワークの形状及び寸法、ワーク材料物性値、治具
形状、クランプ位置、クランプ力などのデータを入力す
る。そしてワークWをワークテーブル22に載置し、治
具30によりクランプする。NC装置24は、まずステ
ップ65で上記のワーク形状及び寸法データに基づきワ
ーク構造をモデル化し要素分割を行なう。次いでステッ
プ66でワークの材料物性値、治具クランプによる拘束
条件及びクランプの加圧力等のデータに基づいて、ワー
ク全体又は所望部位の変形状態を計算する。計算により
得られた変形状態から、ステップ67でNCプログラム
28の指定による加工部位座標値( XP, YP,
ZP ) におけるワークWの変位量( Xe, Ye
, Ze )を算出する。そしてステップ68で、この
変位量を補正値としてNCプログラム28の加工部位座
標値( XP, YP, ZP ) を補正する。補正
後の加工部位座標値( Xc,Yc, Zc ) はし
たがって次の各式によって求められる。
析の有効な手段として有限要素法が知られている。有限
要素法は、構造を多数(有限数)の要素に分割して行な
う解析法であり、この解析法を本発明に適用すれば、ワ
ーク寸法や治具のクランプ位置及びクランプ力等のデー
タを用いて所望部位の変位を計算のみによって求めるこ
とができる。この場合図6に示したように、まず前準備
として、NC装置24にNCプログラム26を入力する
とともに有限要素法による構造解析に必要な諸データ、
例えばワークの形状及び寸法、ワーク材料物性値、治具
形状、クランプ位置、クランプ力などのデータを入力す
る。そしてワークWをワークテーブル22に載置し、治
具30によりクランプする。NC装置24は、まずステ
ップ65で上記のワーク形状及び寸法データに基づきワ
ーク構造をモデル化し要素分割を行なう。次いでステッ
プ66でワークの材料物性値、治具クランプによる拘束
条件及びクランプの加圧力等のデータに基づいて、ワー
ク全体又は所望部位の変形状態を計算する。計算により
得られた変形状態から、ステップ67でNCプログラム
28の指定による加工部位座標値( XP, YP,
ZP ) におけるワークWの変位量( Xe, Ye
, Ze )を算出する。そしてステップ68で、この
変位量を補正値としてNCプログラム28の加工部位座
標値( XP, YP, ZP ) を補正する。補正
後の加工部位座標値( Xc,Yc, Zc ) はし
たがって次の各式によって求められる。
【0022】
【数2】
【0023】上記の諸演算(有限要素解析を含む)はN
C装置24の補正演算部40によって実施され、こうし
て求められた補正後の加工部位座標値( Xc, Yc
, Zc ) に基づいてステップ69で加工を実施す
る点は前述のタッチプローブ28を使用した実施例と同
じである。このようにして、所定の演算を実施するだけ
でワークの変形による加工部位の変位を補正し、所望の
加工精度を有した製品を得ることができる。
C装置24の補正演算部40によって実施され、こうし
て求められた補正後の加工部位座標値( Xc, Yc
, Zc ) に基づいてステップ69で加工を実施す
る点は前述のタッチプローブ28を使用した実施例と同
じである。このようにして、所定の演算を実施するだけ
でワークの変形による加工部位の変位を補正し、所望の
加工精度を有した製品を得ることができる。
【0024】
【発明の効果】上記のように本発明の加工方法によれば
、ワークテーブル上で治具によりクランプした被加工ワ
ークのクランプによる変形を考慮して、被加工ワーク上
の加工部位又はその近傍の所定位置のクランプ力による
変位量を算出し、この変位量を補正値としてNCプログ
ラムに指定された加工部位座標値を補正し、この補正さ
れた加工部位座標値に基づいてNC加工を実施するよう
にしたため、被加工ワークが変形した状態でも所望の製
品形状及び加工精度を得ることができる。このため被加
工ワークの材質や形状にかかわらず、切削力に対抗し得
る力で強固にクランプすることができ、NC工作機械の
加工能力すなわち加工できるワークの選択幅が拡大する
とともに、作業効率が向上する。
、ワークテーブル上で治具によりクランプした被加工ワ
ークのクランプによる変形を考慮して、被加工ワーク上
の加工部位又はその近傍の所定位置のクランプ力による
変位量を算出し、この変位量を補正値としてNCプログ
ラムに指定された加工部位座標値を補正し、この補正さ
れた加工部位座標値に基づいてNC加工を実施するよう
にしたため、被加工ワークが変形した状態でも所望の製
品形状及び加工精度を得ることができる。このため被加
工ワークの材質や形状にかかわらず、切削力に対抗し得
る力で強固にクランプすることができ、NC工作機械の
加工能力すなわち加工できるワークの選択幅が拡大する
とともに、作業効率が向上する。
【図1】本発明に係る加工方法を実施するための構成要
素間の関連を示すブロック図である。
素間の関連を示すブロック図である。
【図2】本発明を実施するために使用可能な立形NCボ
ール盤の概略図である。
ール盤の概略図である。
【図3】ワークテーブル上でクランプした被加工ワーク
の変形状態を示す図である。
の変形状態を示す図である。
【図4】本発明の一実施例によるプロセスの前半部分を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図5】図4に続くプロセスの後半部分を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図6】本発明の他の実施例によるプロセスを示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
18…加工主軸
22…ワークテーブル
24…NC装置
26…NCプログラム
28…タッチプローブ
30…治具
34…演算制御部
40…補正演算部
Claims (2)
- 【請求項1】 NC工作機械で所定のNCプログラム
に従って加工される被加工ワークをワークテーブルに治
具によって所定の加工姿勢でクランプし、前記クランプ
された被加工ワークの加工部位及び該加工部位近傍の所
定位置のいずれかにおける変位量を、NC工作機械の直
交3軸座標系と同一座標系における各軸方向成分量とし
て検出かつ算出し、前記算出された変位量の各軸方向成
分量を、前記NCプログラムの各ブロックにおける指定
加工部位の座標値データの各軸座標値に取り込んで該指
定加工部位の座標値データをあらかじめ補正し、前記補
正された加工部位の座標値データに基づいてNC加工を
各プログラムブロックごとに実施する、ことを特徴とす
るクランプによるワーク変形を補正した機械加工方法。 - 【請求項2】 前記クランプされた被加工ワークの加
工部位及び該加工部位近傍の所定位置のいずれかにおけ
る変位量を検出かつ算出するステップは、NC工作機械
の加工主軸先端に取着されたタッチプローブによって前
記治具によるワーククランプ実施前の該被加工ワークの
加工部位又は該加工部位近傍の所定位置の座標値をあら
かじめ測定し、次いで前記治具によるワーククランプ実
施後の同一部位の座標値を測定し、両者の座標値の差を
NC制御器内で求めるようにする、請求項1記載の機械
加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3151825A JP3064043B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | クランプによるワーク変形を補正した機械加工方法及びこの方法を実施するnc工作機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3151825A JP3064043B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | クランプによるワーク変形を補正した機械加工方法及びこの方法を実施するnc工作機械 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04372331A true JPH04372331A (ja) | 1992-12-25 |
| JP3064043B2 JP3064043B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=15527143
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3151825A Expired - Fee Related JP3064043B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | クランプによるワーク変形を補正した機械加工方法及びこの方法を実施するnc工作機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3064043B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010537828A (ja) * | 2007-06-04 | 2010-12-09 | ザ・ボーイング・カンパニー | 大きい部品を製造する方法及びシステム |
| JP2017087388A (ja) * | 2015-11-16 | 2017-05-25 | トヨタ自動車株式会社 | クランプ装置 |
| CN114088360A (zh) * | 2020-08-25 | 2022-02-25 | 宁波舜宇光电信息有限公司 | 马达的检测方法、马达与镜头的组装方法、夹持装置 |
| CN118915616A (zh) * | 2024-07-18 | 2024-11-08 | 上海巅思智能科技有限公司 | 一种数控3轴工艺加工过程中快速处理的方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011235412A (ja) * | 2010-05-12 | 2011-11-24 | Honda Motor Co Ltd | クランプ装置 |
-
1991
- 1991-06-24 JP JP3151825A patent/JP3064043B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010537828A (ja) * | 2007-06-04 | 2010-12-09 | ザ・ボーイング・カンパニー | 大きい部品を製造する方法及びシステム |
| JP2017087388A (ja) * | 2015-11-16 | 2017-05-25 | トヨタ自動車株式会社 | クランプ装置 |
| CN114088360A (zh) * | 2020-08-25 | 2022-02-25 | 宁波舜宇光电信息有限公司 | 马达的检测方法、马达与镜头的组装方法、夹持装置 |
| CN114088360B (zh) * | 2020-08-25 | 2024-02-27 | 宁波舜宇光电信息有限公司 | 马达的检测方法、马达与镜头的组装方法、夹持装置 |
| CN118915616A (zh) * | 2024-07-18 | 2024-11-08 | 上海巅思智能科技有限公司 | 一种数控3轴工艺加工过程中快速处理的方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3064043B2 (ja) | 2000-07-12 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |