JPH0440662B2 - - Google Patents

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JPH0440662B2
JPH0440662B2 JP15066881A JP15066881A JPH0440662B2 JP H0440662 B2 JPH0440662 B2 JP H0440662B2 JP 15066881 A JP15066881 A JP 15066881A JP 15066881 A JP15066881 A JP 15066881A JP H0440662 B2 JPH0440662 B2 JP H0440662B2
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antigen
ribose
antibody
polyadp
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Yoshuki Kanai
Shuji Watanabe
Hideo Fukui
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は抗核抗体のエンザイムイムノアツセイ
に関する。 抗核抗体、なかでも抗二本鎖DNA抗体は代表
的自己免疫疾患である全身性エリテマトーデス
(以下SLEという)の発症と密接な関連性が予測
されている。また抗二本鎖DNA抗体の他に抗ポ
リADP−リボース抗体の存在が明らかにされ
SLE患者などに高頻度に検出されることが実証さ
れた(Y.Kanai et al:Nature,269,175−177,
1977)。ポリADP−リボースはDNA合成の調節、
細胞の分化及びDNAの修復と密接に関連してい
ることが知られている。ポリADP−リボースに
対する自然抗体がSLEに高頻度で出現することは
抗ポリADP−リボース抗体がSLEの病態及びそ
の修飾に密接に関係していることを示唆する。し
たがつてこれら抗核抗体の測定方法が開発されて
いる。 抗核抗体の測定方法としてはその感度および定
量性の点よりラジオイムノアツセイ(以下RIAと
いう)が多く用いられている。しかしRIAによる
測定は放射性物質を取扱うため法的に許可された
施設以外ではこれを行なうことができずその普及
を妨げている。 このように使用に制約のあるRIAに代えて、標
識剤としてラジオアイソトープの代りに酵素を用
いるエンザイムイムノアツセイ(以下EIAとい
う)が開発され各分野で普及しつつある。しかし
抗核抗体の測定、特に抗ポリADP−リボース抗
体の測定はその事例がなく、EIAによる分析方法
の開発が望まれている。 RIAおよびEIAは標識剤を異にする以外は同じ
原理に基ずきその方法は大別すれば競争法とサン
ドイツチ法に分れるが、抗核抗体の分析には後者
の方法が適している。またこれらの方法におい
て、抗核抗体反応により生成した結合物を反応系
より分離することを容易にするため試薬として抗
原又は抗体を固担体に結合させた固相試薬を用い
る固相法が操作の簡便さの点で勝れている。本発
明者はかかる見地より固相試薬を用いるサンドイ
ツチ法による抗核抗体の測定について研究し本発
明に到達した。 即ち本発明はヒト血清中の抗核抗体をエンザイ
ムイムノアツセイ(EIA)により測定する方法に
おいて、測定対象である抗核抗体の産生を惹起す
る抗原をプラスチツク担体に接触させついで蒸発
乾固することにより結合せしめた不溶化抗原に測
定対象である抗核抗体を反応させ、ついで該抗原
には特異反応をせず測定対象である抗核抗体と特
異反応をする第二の抗体又はプロテインAに酵素
を結合せしめた標識試薬を反応させ、反応した標
識試薬量により抗核抗体を測定する方法に関す
る。 さらに詳細に説明すれば、本発明においては抗
ポリADP−リボース抗体、抗二本鎖DNA抗体な
どの抗核抗体のEIAによる測定において、測定対
象である抗核抗体と免疫反応すべき相手方試薬と
して該抗核抗体産生を惹起するポリADP−リボ
ース、DNAなどの抗原をポリ−L−リジン処理
したポリスチレンなどのプラスチツク担体に接触
させついで蒸発乾固することにより結合せしめた
不溶化抗原をその試薬とし、さらに通常のサンド
イツチ法で採用される該抗原を酵素で標識した標
識抗原に代え、該抗原とは特異反応をせず測定対
象である抗核抗体とは特異反応をする第二の抗体
又はプロテインAを酵素で標識した試薬を標識試
薬として使用する。 なおプロテインAとは黄色ブドウ球菌細胞由来
の分子量42000のタンパク質である。 ポリADP−リボースなどの抗原は価なもので
あるためその効果的な使用が好ましい。プラスチ
ツクは固相担体として特に結合剤を用いなくても
抗原と結合る能力があり、本発明者は既に動物諸
器内のポリADP−リボースの定量を行うための
方法を生化学、第53巻、第8号、昭和56年8月25
日発行、第658頁に発表したが、その中でng以下
のポリADP−リボースを直接定量できるEIA法
開発の際、検量線作成のため0.1−1ngのポリ
ADP−リボースをポリL−リジンを介してマイ
クロプレートに付着させた。しかし、本発明の抗
核抗体、特に抗ポリADP−リボース抗体の測定
のためには、より多量の、即ち5−1000ng好ま
しくはできるだけ節約した量の、20−500ngのポ
リADP−リボースの一層の効率の良いマイクロ
プレートへの結合方法が望まれる。そこで本発明
者は鋭意研究の結果実施例1により詳述するよう
にプラスチツク表面をポリL−リジンで前処理し
た後抗原溶液と接触させ、更にこれを従来行われ
たことのない蒸発乾固によりプラスチツク表面に
抗原を結合させる方法を用いてより一層の強力な
抗原の結合というその目的を達成することができ
た。この方法により製造した不溶化抗原は測定の
妨害となる非特異反応が少なく良好な測定結果が
得られる。非特異反応を防止するためには通常牛
血清アルブミンを用い後処理を行なうが本発明の
不溶化抗原においては通常使用される1〜2%の
濃度に比して0.005〜0.1%程度の極めて低い濃度
の牛血清アルブミン処理で非特異反応を防止する
ことができる。 本発明の不溶化抗原に用いる固相担体として
は、ポリスチレン等のポリビニル系樹脂、ポリア
ミド、ポリオレフイン、ポリエーテル、ポリエス
テル、ポリカーボネート、ポリウレタンなど各種
のプラスチツクを用い得る。担体の形状としては
ビーズ、ロツド、チユーブなど任意の形状のもの
を用い得る。近時、測定の微量化を図る目的でマ
イクロタイトレーシヨンプレートが良く用いられ
るが本発明においても好適なものである。実施例
1で示すように300μl/穴の容量のマイクロタイ
トレーシヨンプレートを使用し1測定当り僅かに
100ng(2μg/mlの溶液50μl)のポリADP−リボー
スの使用で測定が可能である。 通常のサンドイツチ法では標識試薬として不溶
化抗原に使用する抗原に標識剤を結合したものを
用いるが、本発明においては、ポリADP−リボ
ースなどの抗原に代えて測定対象である抗核抗体
とは特異的に反応するが該抗原とは特異反応を示
さない物質に酵素を結合させたものを標識試薬と
して用いる。このような物質としては、抗免疫グ
ロブリン抗体などの第二の抗体やプロテインAな
どを用いることができる。 本発明の標識試薬は高価な抗原を使用しないの
で経済的であるとともに標識剤である酵素の試薬
中の結合量が多く極めて高い活性を示し感度を向
上させることができる利点を有する。酵素として
は一般にEIAで使用されるものより選定して差支
えないが仔牛小腸から得たアルカリフオスフアタ
ーゼが活性が高く酵素基質との反応が迅速であり
酵素反応時間を10分間にまで短縮することができ
極めて好適である。本発明の標識試薬は第二の抗
体又はプロテインAを使用するため検体中にある
測定対象以外の抗体とも結合する可能性がある。
そのため不溶化抗原に非特異反応があり目的外の
抗体が結合する場合は測定が妨害される。しかし
前述のように本発明の不溶化抗原は非特異反応が
少なく、これを組み合わせて使用することにより
良好な測定を行なうことができる。 本発明の測定試薬を使用する抗核抗体の測定に
よりSLE等の迅速な診断が可能であるのみなら
ず、例えばリンパ系細胞の培養により抗体を生産
する過程において、培養液を濃縮することなく容
易に抗体を測定することも可能であり極めて有益
である。前記のように、本発明者は先に、動物諸
臓器内のポリADP−リボースを微量測定する方
法、ELISAを開示した。しかしこの方法では測
定対象の動物諸臓器内のポリADP−リボース濃
度を直接測定すること、即ち臓器抽出液をそのま
まEIAの系にかけ、測定しようとしても妨害物質
のため、測定は不可能である。そこで種々の処理
を行い、ポリADP−リボース画分を単離するこ
とによりはじめて、諸臓器が含有するポリADP
−リボースの量を測定できるのであるが、このこ
とについては何も言及していない。またヒト血清
中のポリADP−リボースは自然抗体と複合体等
を形成していることなどにより、ヒト血清中のポ
リADP−リボース含量を直接測定することはで
きない。ところが本発明においては、ポリADP
−リボース抗原を測定する場合と異なり、動物、
特にヒト血清中の抗核抗体、特に抗ポリADP−
リボース抗体を、直接、何の処理過程をはさむこ
となく測定する方法を開示する点で、測定対象の
違いだけでなく、本発明者の先の記載と大いに異
なる。先の記載は、抗原を測定する際、固相法を
用いる点で、本発明と共通であるが、反応系には
予め実験的に調製された、たとえば特異性の高い
Ig型のモノクローナル抗体で当該抗原以外の抗原
とは全く反応しないような抗体、あるいはポリク
ロ−ナル抗体でもプラスチツク担体に非特異的に
付着しないようにした抗体を用いるのが一般であ
る。しかるに本発の目的のヒト血清中、特に患者
血清中、なかんずく膠原病等患者血清中の抗核抗
体を測定する系においては、膠原病等患者の血清
が対象である目的の抗体の測定を妨害する多量の
他の免疫グロブリンや免疫複合体を含有し、それ
らが固相プレートへの非特異的吸着をきたすた
め、抗核抗体特異的に測定が妨害されるのが一般
である。ところが本発明においては、これらの妨
害があるにもかかわらず、測定対象の当該抗原に
対する特異的抗体とのみ特異反応をする第2の抗
体またはプロテインAと酵素とが結合した標識試
薬を用いるために、測定対象の抗核抗体を特異的
に測定することが達成された。 また既に発表した本発明者のポリADP−リボ
ースの如き抗原の定量には、実験的に産生した特
異性が充分ある抗体を用いるので、プロテインA
−酵素結合標識試薬を用いるまでもなく、単なる
抗IgG−酵素結合標識試薬を用いるだけで充分な
結果を得ることができる。一方本発明において
は、抗核抗体の産生を惹起する抗原とは特異反応
をせず測定対象である抗核抗体と特異反応をする
第2の抗体又はプロテインAと酵素が結合した標
識試薬を用いる。 そして、プロテインAと酵素が結合した標識試
薬を用いる場合、一般的に固相支持体に対する抗
体の非特異的吸着をブロツクするため牛胎児血清
のような高価なあるは高濃度の牛血清アルブミン
のようなブロツカーが通常使われているのに対
し、本発明においては前記のような低濃度の牛血
清アルブミンや脱脂粉乳の如き安価なブロツカー
を用いるだけで充分であるという点が特徴的であ
る。以下実施例及び試験例により本発明をさらに
詳細に説明するが、本発明は例に示した抗ポリ
ADP−リボース抗体及び抗二本鎖DNA抗体に限
定されるものでなく孔ヒストン抗体、抗Sm抗体、
抗RNP抗体などの他の種類の抗核抗体に関して
もこれを包含する。 製造例 1 不溶化ポリADP−リボース(不溶化抗原)の
製造 (i) 固相担体の前処理 1穴あたり300μlの容量を有する96穴のプラ
スチツク製のマイクロタイトレーシヨンプレー
ト(Dynatech社、PolyvinylplateU型)を固相
担体として用いた。強陽電荷電のポリL−リジ
ン(分子量:4×105、シグマ社)を蒸留水に
溶解し濃度50μg/mlに調製した液を各穴100μl
ずつ加え室温で1時間放置した後トリスー食塩
緩衝液(25mMトリ、140mM食塩、PH7.4以下
TBSと略称する)を用い4回洗浄した。 (ii) ポリADP−リボースの結合 金井らの方法(Kanai,Y.et al,J.
Biochem.,88,917〜920,1980)により製造
したポリADP−リボースをTBSを用い2μg/
mlとなるよう濃度を調整した溶液を(i)で得たマ
イクロタイトレーシヨンプレートの各穴に50μl
ずつ加え37℃で一を要して蒸発乾固させた後
TBSで4回洗浄した。 (iii) 後処理 (ii)で得たプレートの抗原で満たされていない
表面を遮閉する目的で0.01%の牛血清アルブミ
ンを添加したTBSを各穴300μlずつ加え1時間
放置後TBSで3回洗浄し不溶化ポリADP−リ
ボース(不溶化抗原)を得た。このものは加湿
下4℃で1ケ月は安定である。 製造例 2 不溶化二本鎖DNA(不溶化抗原)の製造 市販の仔牛胸線DNAをマーマーの方法
(Marmur,J.Mol.Biol.,,208,1961)に従つ
て除蛋白質精製した後、ストラー・パパリアンの
方法(Stollar,B.D.and Papalian,M.,J.Clin.
Invest.,66,210〜219,1980)に従つてS1−ヌ
クレアーゼ処理し、一本鎖DNAの部分を完全切
断する。次いでこのDNを金井らの方法(Kanai,
Y.et al,J.Biochem.,88,917〜920,1980に従
つてハイドロキシアパタイトカラムにかけ0.2M
のリン酸緩衝液(PH6.8)で溶出される二本鎖
DNAのみを採取した。この二本鎖DNAをさらに
S1−ヌクレアーゼ処理し、この段階ではもはや
S1−ヌクレアーゼで切断されないことを260nm
における紫外吸収で確かめた。その後、またハイ
ドロキシアパタイトカラムにかけ上記の方法で溶
出させた二本鎖DNAを採取した。 このようにして得た二本鎖DNAをポリADP−
リボースの代りに用いその他は製造例1と同様の
方法に従い、二本鎖DNAをマイクロタイトレー
シヨンプレートに結合せしめ不溶化二本鎖DNA
(不溶化抗原)を得た。 製造例 3 アルカリフオスフアターゼ・プロテインA結合
物(標識試薬)の製造 仔牛小腸由来のアルカリフオスフアターゼ(シ
グマ社製品、Type)1.9mgとプロテインA(フ
アルマシア社製品)0.75mgを食塩加リン酸緩衝液
(リン酸10mM、食塩140mM,PH7.4、以下PBS
と略記する)1mlに溶解した溶液をPBSに対し
て透析した後、グルタルアルデヒド(シグマ社
製;濃度25%)を終濃度0.2%となるように加え
室温で2時間かきまぜ結合を行つた後、ゲルロ過
装置(Uetrogel AcA 34充填1.1×54cm)にかけ
アルカリフオスフアターゼとプロテインAとの結
合物を分離し蛋白質として220μg/mlの標識試薬
10mlを得た。 この結合物の酵素比活性は蛋白色1mgあたり
200U(基質2.5mMパラニトロフエニルフオスフエ
ート、PH9.5,37℃の測定条件下にて)であり、
酵素単独のそれが900〜1100Uであることから極
めて活性の高い標識試薬である。このものは牛血
清アルブミン0.5%及び窒化ソーダ0.02%の存在
下4℃で4ケ月以上安定であつた。 製造例 4 アルカリフオスフアターゼ・抗マウス免疫グロ
ブリン抗体結合物(標識試薬)の製造 抗マウス免疫グロブリン(IgG+IgM)抗体
(Tufts大学、Stollar教授より供与された)をプ
ロテインAの代りに用い、製造例3と同様の方法
に従い、アルカリフオスフアターゼ・抗マウス免
疫グロブリン抗体結合物(標識試薬)を得た。
(収量10ml、蛋白質として140μg/ml)。 参考製造例 対照プレート 製造例1の(ii)におけるポリADP−リボースの
TBS溶液の代りにTBSのみを用い、その他は製
造例1と同様の方法によりポリADP−リボース
(抗原)を結合しないマイクロタイトレーシヨン
プレートを得、対照プレートとして用いた。 実施例 1 抗ポリADP−リボース抗体の測定SLE患者お
よび正常人の各血清中の抗ポリADP−リボー
ス抗体を測定した。 (i) 第1反応(不溶化抗原と抗体との反応) 製造例1の方法により製造した不溶化ポリ
ADP−リボース(不溶化抗原)の各穴に0.01
%の牛血アルブミンを加えたTBSで20倍に希
釈した非動化血清即ち加熱により補体活性をこ
わした血清100μlを加え、微振とう下、室温に
て60分間インキユベートした。反応液を除去し
た後、プレートをTBSで4回洗浄した。 (ii) 第2反応(標識試薬との反応) 製造例3の方法で得たアルカリフオスフター
ゼ・プロテインA結合物(標識試薬)をTBS
で100倍に希釈した液を第1反応を終つたプレ
ートの各穴に100μl加え、室温で60分間インキ
ユベートした。反応液を除去し、プレートを
TBSで4回洗浄した。 (iii) 第3反応(酵素基質反応)及び測定 2.5mMのパラニトロフエニルフオスフエー
トを2mMのMgCl2を添加した50mMカーボネ
ート緩衝液(PH9.5)10mlに溶解した液を基質
とし、第2反応を終つたプレートの各穴に
100μl加え、37℃で10分間反応させた後、この
溶液100μlを取り出し0.1Nのカセイソーダ水溶
液400μlに加えて酵素反応を止めた。得られた
各穴の反応液500μlのうちそれぞれ5μlの410nm
における紫外吸収を測定した。 非特異反応に基ずく酵素活性を補正するため、
参考製造例の方法で製造した対照プレートを不溶
化抗原の代りに用いその他は前記と同様にして第
1、第2及び第3反応を行い紫外吸収を測定し
た。 各血清について不溶化抗原を用いたときの紫外
吸収より対照プレートを用いたときの紫外吸収を
減じたものを真の抗体活性とし、これを表1に示
す。 SLE患者と正常人との測定値の間には有意差検
定であるt−検定(スチユーデントのt−検定)
で、0.001<P<0.01の有意差が認められた。 対照プレートを用いたときの紫外吸収を表2に
示す。SLE患者と正常人との間には差はなく、ま
た非特異反応も極めて少ないことが表1の正常人
の測定値との比較より明らかである。 これらのことから本発明の方法によれば抗
ADP−リボース抗体の測定が可能であること、
従つてSLE患者等の診断が可能であることがわか
る。 実施例 2 抗二本鎖DNA抗体の測定 SLE患者及び正常人の各血清中の抗二本鎖
DNA抗体の測定を行なつた。 実施例1の不溶化ポリADP−リボースに代え
て製造例2の方法により製造した不溶化二本鎖
DNAを不溶化抗原に用い、その他は実施例1と
同様の測定方法により血清中の抗二本鎖DNA抗
体を測定した。 測定結果を表3に示す。 SLE患者と正常人との測定値の間にはt−検定
で、0.001<P<0.01の有意差が認められ、抗二
本鎖DNA抗体の測定が可能であることが分つた。 参考例 ハイブリドーマの産生する抗ポリADP−リボ
ースの測定 マウス骨髄腫細胞SP2/O−Ag−14とポリ
ADP−リボースで免疫したC3H/Heマウス脾細
胞をアンドレジユルフスキーらの方法
(Andrzejervski,C.Jr.et al,J.Immunol.,124
1499〜1502,1980)によつて細胞融合を行つた。
得られたハイブリドーマ11株について、その培養
上清をとり濃縮せずに抗ポリADP−リボース抗
体を、標識試薬として製造例4の標識試薬を用
い、その他は実施例1と同様の方法により測定し
た。 測定結果を表4にす。表4に示すようにハイブ
リドーマの産生する抗ポリADP−リボース抗体
を培養上清を濃縮することなく直接に測定するこ
とができた。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ヒト血清中の抗核抗体をエンザイムイムノア
    ツセイにより測定する方法において、測定対象で
    ある抗核抗体の産生を惹起する抗原をポリーL−
    リジン処理したプラスチツク担体に接触させ、つ
    いで蒸発乾固することにより結合せしめた不溶化
    抗原と前記抗核抗体とを反応させ、ついで該抗原
    には特異反応をせず前記抗核抗体と特異反応をす
    る第二の抗体又はプロテインAに酵素を結合せし
    めた標識試薬を反応させ、反応した標識試薬量に
    より前記抗核抗体を測定する方法。
JP15066881A 1981-09-25 1981-09-25 抗核抗体測定用試薬 Granted JPS5856694A (ja)

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