JPH0441482Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0441482Y2
JPH0441482Y2 JP17439287U JP17439287U JPH0441482Y2 JP H0441482 Y2 JPH0441482 Y2 JP H0441482Y2 JP 17439287 U JP17439287 U JP 17439287U JP 17439287 U JP17439287 U JP 17439287U JP H0441482 Y2 JPH0441482 Y2 JP H0441482Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette
dat
ejection
holder
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17439287U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0178347U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17439287U priority Critical patent/JPH0441482Y2/ja
Publication of JPH0178347U publication Critical patent/JPH0178347U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0441482Y2 publication Critical patent/JPH0441482Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はDATのカセツト排出機構に関し、特
に、カセツトを手動でスロツトインするDATに
おいて、カセツトが所定距離以上DAT内に挿入
された時に、排出用レバーをカセツトから逃がす
ようにし、カセツト排出時にカセツトが搬送用ホ
ルダによつて所定位置まで運ばれた後に、排出レ
バーがカセツトのリツド部を滑らかに押して排出
するDATのカセツト排出機構に関する。
近年、S/N比、周波数特性、歪率の向上、ダ
ビング特性の向上、記録内容のランダム・アクセ
スを行うために音楽等の信号の記録、再生をデイ
ジタル信号に変換して行うデイジタル・オーデイ
オ・テープレコーダ(以後DATという)が普及
しつつある。DATは当初家庭内で録音、再生を
行う機器から普及が始まり、続いて車載用DAT
が実用段階にある。この車載用DATは運転者が
運転中に操作することも考慮しなければならない
ので、DATへのカセツトの装着は自動車の乗員
が手動でカセツトをDAT内に押し込むスロツト
イン方式が採用されており、この方式のDATで
はカセツト排出操作時に、カセツトがDATから
ある程度突出した状態で排出されることが要望さ
れている。
〔従来の技術〕
第10図は従来の回転ヘツド型DATのカセツ
ト1を示している。
DAT用カセツト1には第10図aに示すよう
にカセツト前面に開閉可能な前蓋としてリツド2
が設けられており、カセツト底面にはカセツトの
前後方向に移動可能な底蓋としてスライダ3が設
けられている。リツド2およびスライダ3は図示
しないばねにより外力が加わらない状態では開口
部を閉止する方向に付勢されている。
スライダ3には2つの穴3a,3bと2条のロ
ツク溝3g,3hがあり、ロツク溝3g,3hの
中にそれぞれ2つずつ、計4つのロツク穴3c,
3d,3e,3fがある。カセツト1が装置の外
にある時には、スライダ3はカセツト1の本体に
設けられたロツク爪1aにロツク穴3c,3eが
係止されて開かないようになつており、また、カ
セツト1の本体に設けられているハブ穴1b,1
cはスライダ3によつて覆われている。そして、
スライダ3が閉じられている状態ではリツド2は
開かないようになつている。1dはスライダ3の
内側にあるカセツト1の底面である。
以上のように構成されたDAT用カセツト1は、
DAT内に挿入されるとまずロツク爪1aとロツ
ク穴3c,3eとの係止が外され、第10図bに
示すように、まずスライダ3が開けられ、カセツ
ト1のリツド2側に底面1dおよびガイドローラ
の挿入孔1eが露出する。スライダ3は完全に開
けられると前記ロツク穴3d,3fがロツク爪1
aにロツクされるので閉じなくなり、この状態で
は前記穴3a,3bがカセツト1のハブ穴1b,
1cに重なる。続いて、カセツト1のリツド2が
第10図cに示すように開けられ、カセツト1の
下方への移動時に挿入孔1eに挿入された図示し
ないガイドローラによつてテープ4が略M字状に
引き出されて回転ヘツド(図示せず)に接触す
る。
また、カセツト1をDAT内から排出する際に
は、カセツト1を上方へ移動させた時点でばね力
によりリツド2が閉じ、カセツト1をDAT内か
ら取り出す際にロツク穴3d,3fとロツク爪1
aとの係合を解除すれば、スライダ3もばね力で
自動的に閉じる。
このため、カセツト1を手動で装置内に挿入す
るDAT10は一般に第11図のように構成され
ている。即ち、DAT10には、カセツト1の記
録、再生を行うメインシヤシ11と、カセツト1
をこのメインシヤシ11に装着するためのサブシ
ヤシ12とがあり、メインシヤシ11にはカセツ
ト1内のテープを走行させるハブ13や図示しな
い回転ヘツド等が備えられ、サブシヤシ12には
カセツト1を嵌め込んでDAT10内を移動する
搬送用ホルダ14がサブシヤシ12の側板121
に取り付けられていると共に、この搬送用ホルダ
14を移動させるための、モータ15や減速歯車
を備えた搬送機構16が備えられている。この搬
送機構16は図示しないリンク等により搬送用ホ
ルダ14と係合している。
搬送用ホルダ14はこの実施例では側面に突設
された3本ずつのピン141で側板121に支持
されており、前記搬送機構16によりDAT10
内を移動するようになつている。また、ホルダ1
4の天井板142にはカセツト1を底板144側
に押し付けるためのばね143が所定箇所に設け
られており、底板144の前端部にはホルダ14
内に挿入されるカセツト1のスライダ3を開ける
ための爪145が設けられている。更に、ホルダ
14の底板144にはカセツト1のスライダ3に
設けられた2条のロツク溝3g,3hに対応する
位置に突条146がそれぞれ設けられており、カ
セツト1がホルダ14内に挿入された時にスライ
ダ3のロツクを外すようになつている。
第12図はカセツト1がDAT10内で搬送用
ホルダ14により記録、再生位置まで導かれる様
子を示すものである。カセツト1が第5図aの状
態からDAT10内に手動で挿入されると、手動
で搬送用ホルダ14にカセツト1が嵌め込まれる
過程で、ホルダ14の爪145によりスライダ3
が開けられる。DATの規格により、カセツト1
のスライダ3の基準ストロークは10.3mmであり、
スロツトイン方式のDAT10では少なくともこ
の距離だけカセツト1は手動により挿入される。
そして、スライダ3が完全に開いた後に、カセツ
ト1を更にDAT10内に押し込むと、モータ1
5のスイツチがオンしてカセツト1は搬送機構1
6により水平方向に運ばれる。
第12図bはカセツト1がDAT内での水平方
向の移動を終了した状態を示すものである。カセ
ツト1の水平方向の移動路の下方のDAT10内
には、テープをカセツト1から引き出す際に支障
がない場所にリツド2を開くための突起5が設け
られており、この突起5の頂部はリツド2の内側
に位置している。
第5図bの状態からカセツト1が下方に移動す
ると、突起5の頂部がリツド2の内側に引つ掛か
り、カセツト1の下方への移動に伴つてリツド2
が突起5によつて開かれる。リツド2がDAT1
0内の記録、再生位置に達した状態が第5図cで
ある。この状態では前記突起5によりリツド2は
テープ4が引き出せる状態まで開けられており、
図示しないガイドローラによりテープ4が回転ヘ
ツド17に接触するように引き出される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、以上のように構成されたカセツト1
のスライダ3を手動により開ける方式のDAT1
0では、搬送機構16によつてDAT10内を移
動する搬送用ホルダ14は、手動によりカセツト
1のスライダ3が完全に開けられるまでは移動し
ないので、カセツト1の排出時に搬送機構16に
より搬送用ホルダ14がカセツト1を挿入する時
の位置まで戻されても、カセツト1はこの状態で
はスライダ3が開いた状態に留まつている。この
ため、カセツト1の排出時に搬送用ホルダ14が
カセツト1を挿入時の位置まで運んでも、DAT
10からのカセツト1の後端部の飛び出し長さ
が、カセツト1を挿入する時に比べてスライダ3
のストローク分だけ短く、排出時にカセツト1を
DAT10から取り出しにくいという問題点があ
る。
そこで、排出時に搬送用ホルダ14がカセツト
1を初期位置まで運んだ後に、カセツト1のスラ
イダ3を所定の部材で押し出すことによりカセツ
ト1のDAT10から外に飛び出る長さを大きく
しようとした装置も提案されているが、このよう
な装置ではスライダ3のばね力が押し出す力に加
算されて、カセツト1が飛び出し過ぎるという新
たな問題点が発生する。
本考案は前記従来のスロツトイン方式のDAT
におけるカセツト排出時の問題点を解消するため
になされたものであり、カセツト排出時にカセツ
トが搬送用ホルダにより初期位置まで運ばれる過
程で、所定のレバーによりカセツトのリツドを滑
らかに押し、カセツトを初期位置に戻る過程の搬
送用ホルダから押し出すことにより、排出時のカ
セツトのDATからの排出長さを確保し、更に、
前記レバーはカセツトの挿入動作時にはカセツト
の搬送負荷にならないように逃がすことを目的と
している。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成する本考案のDATのカセツト
排出機構は、手動によりスロツトインされるカセ
ツトを嵌め込んでDATのカセツト挿入通路内を
カセツトと共に移動する搬送用ホルダと、前記カ
セツトの挿入通路の天井部の側方に回動自在に取
り付けられた排出レバーであつて、自由端側には
回動軸に同心の溝、長手方向にはこの溝に連続す
る溝を備え、下面には前記カセツトのリツドに係
合するピンを備えた排出レバーと、前記排出レバ
ーの所定箇所と前記天井部の所定箇所との間に掛
け渡され、カセツトの挿入が所定距離内の時は前
記排出レバーをカセツトの排出方向に付勢するば
ねとを備えたDATのカセツト排出機構であつて、
前記ホルダの上面には自由端が前記溝内に位置す
るピンを設けると共に、前記溝の回動軸側の所定
部分にはカム部を設け、前記ホルダの移動距離が
所定値を超えた時に、このカム部は前記ホルダの
ピンに傾斜状態で当接し、当接点と回動軸との距
離は、前記排出レバーのピンと回動軸との距離よ
りも短く、前記ホルダの移動に伴つて更に短くな
るようにし、前記同心の溝の内側の同心部には、
前記長手方向の溝側から外側の同心部に向かつて
傾斜する制動部を設けたことを特徴としている。
〔作用〕
本考案のDATのカセツト排出機構によれば、
カセツトのDATへの挿入時に、搬送ホルダが所
定距離以上DAT内に進入すると、カセツト排出
機構のサブシヤシの天井部に回動自在に取り付け
た排出レバーは、その溝内のカム部が搬送用ホル
ダの上面に設けたピンにより押されて回転するよ
うになり、カム部の形状により排出レバーに突設
されたピンがカセツトのリツドに当接しなくな
る。排出操作時に搬送用ホルダによりカセツトが
初期位置まで運ばれて行く過程において、搬送機
構による搬送用ホルダの移動が終了する直前に、
排出レバーがカセツトのリツドに再び当接するよ
うになり、その後はばねに付勢された排出レバー
からのカセツト排出方向への付勢力がカセツトに
加わる。この時、排出レバーは溝部の内側が搬送
用ホルダのピンに接しながら滑らかに回転し、こ
の結果、カセツトが搬送用ホルダの初期位置より
も外側に滑らかに押し出され、ホルダから突出し
た状態でDAT外に排出される。
〔実施例〕
以下添付図面を用いて本考案の実施例を詳細に
説明する。
第1図aは本考案のDATのカセツト排出機構
の一実施例の構成を示す、DAT10のサブシヤ
シ12の組み立て斜視図である。サブシヤシ12
にはカセツト1を嵌め込んでDAT10内を移動
する搬送用ホルダ14が内装されるようになつて
いる。この実施例では、搬送用ホルダ14には側
面に3本ずつのピン141が突設されており、こ
れらのピン141はサブシヤシ12の側板121
に設けられた3条のガイド溝122にそれぞれ嵌
め込まれる。そして、この搬送用ホルダ14は、
図の側板120と121との間に設けられる図示
しない搬送機構により前記ガイド溝122に沿つ
て移動するようになつている。
搬送用ホルダ14はDAT用カセツト1の外形
より僅かに大きな中空の箱体であり、カセツト1
を挿通するために前後が開口している。搬送用ホ
ルダ14の底板144には、カセツト1のスライ
ダ3に設けられた2つのロツク溝2g,2hに対
応する位置に2本の突条146が設けられてお
り、また、底板144の前縁部にはカセツト1の
リツド2の前面に設けられた2つの切り込み3
i,3j(第10図aに示す)に対応する位置に
2つの爪145が設けられている。これらの突条
146と爪145は、搬送用ホルダ14にカセツ
ト1が挿入された時に、突条146がスライダ3
のロツクを外し、爪145がスライダ3を開ける
ように機能するものである。
更に、搬送用ホルダ14の上板142には、搬
送用ホルダ14内にカセツト1が挿入された時に
カセツト1を搬送用ホルダ14の底板144に押
し付け、その状態で保持(グリツプ)するために
3つのばね143が、搬送用ホルダ14の内側に
突出して設けられており、上板142の上面には
搬送用ホルダ14と排出レバー20を連動動作さ
せるためのピン147が突設されている。148
はカセツト1を記録、再生位置に搬送した時に、
第11図に示したメインシヤシ11に設けられた
ハブ13を通すための凹部である。
一方、サブシヤシ12の天井板123には、カ
セツト1の移動方向に沿つたガイド穴124が設
けられており、前記搬送用ホルダ14の上板14
2に突設されたピン147はこのガイド穴124
に嵌め込まれるようになつている。また、サブシ
ヤシ12の天井板123の所定箇所には軸穴12
5が穿設されており、この軸穴125にはピン
(回動軸)18によつて排出レバー20が回動自
在に取り付けられている。軸穴125は天井板1
23の側板121の近くにあり、排出レバー20
は幅広であるので、サブシヤシ12の側板121
と天井板123の境界部に設けられた側板121
の長手方向に延びるスリツト126により、排出
レバー20は側板121の外にはみ出して回動で
きるようになつている。
排出レバー20は、回動軸18からサブシヤシ
12のカセツト1の挿入孔方向に延長されてお
り、排出レバー20の先端部近傍には下方に延び
るピン21が突設されている。このピン21はサ
ブシヤシ12内に挿入されるカセツト1のリツド
2に十分当接する長さを備えている。また、前記
ピン21と回動軸18との間には突起22がピン
21と同じ方向に突設されており、この突起22
と側板121に設けられたスリツト126近傍の
天井板123に突設された突起127との間には
ばね19が掛け渡されるようになつている。
更に、排出レバー20の自由端側には第1図b
に示すように、回動軸18に同心の同心溝232
とこの同心溝232に連続してレバー20の長手
方向に延びる長手溝234からなる略C字状の溝
23が設けられている。排出レバー20の自由端
側の同心溝232は正確に回動軸18に対して同
心状に形成されているが、同心溝232の内側は
回転軸18に対して同心ではなく、回転軸18に
対して同心の線(破線で示す)よりも溝23の内
部に斜線で示す部分だけ突出して制動部233を
形成している。この制動部233は同心溝232
の長手溝234との接続部方向から同心溝232
の端部に向かつて滑らかに傾斜しており、この実
施例では制動部233は途中から2段階に傾斜し
ている。
この排出レバー20が回動軸18によりサブシ
ヤシ12の天井板123に軸支された状態で、前
記搬送用ホルダ14を側板121によつて支持し
た時に、搬送用ホルダ14の上板142に突設さ
れたピン147は排出レバー20の溝23を挿通
した後に天井板123のガイド穴124に嵌め込
まれるようになつている。また、この排出レバー
20の回動軸18側の側方には、やはり回動軸1
8に同心状のアーム24が設けられており、この
アーム24と回動軸18との間の凹部25に前記
突起127が挿入されるようになつている。
第2図は第1図のようにして排出レバー20と
搬送用ホルダ14を取り付けたサブシヤシ12を
下方から見た底面図であり、DAT10にカセツ
ト1が挿入されない状態における回動軸18、突
起22,127、搬送用ホルダ14のピン14
7、溝23および天井板123のガイド穴124
の位置関係を示すものである。
排出レバー20の回動軸18は引張コイルばね
19が掛け渡される突起22と突起127の外側
にあり、突起22と突起127との間にはばね1
9による吸引力が作用している。よつて、排出レ
バー20には回動軸18を中心にして反時計方向
(矢印A方向)に回転する力が作用しているが、
排出レバー20はその回動軸18側に設けられた
凹部25が天井板123に突設されたピン127
に係止されるために、この図の位置以上左側には
回転しないようになつている。
前記排出レバー20の状態において、排出レバ
ー20の溝23の端部が天井板123に設けられ
たガイド穴124に重なり、この重なつた部分に
搬送用ホルダ14の上板142に突設されたピン
147が入つている。そして、排出レバー20に
突設されたピン21はこの状態で搬送用ホルダ1
4の前端部に接する位置にあり、排出レバー20
の回動軸18の側方に設けられたアーム24は側
板121のスリツト126を通り抜けて側板12
1の外側に突出している。
側板120と121との間の空間には搬送用ホ
ルダ14の搬送機構(図示せず)が設けられてお
り、この搬送機構は後述するが、カセツト1が
DAT10内に挿入されて排出レバー20が所定
角度以上回転した時にオンするスイツチ30によ
り搬送用ホルダ14の搬送を開始し、カセツト1
の記録、再生カセツト1への装着時にオンする装
着完了スイツチ(図示せず)によつて搬送用ホル
ダ14の搬送を停止し、カセツト1の排出操作に
より逆転して搬送用ホルダ14を排出方向に搬送
し、搬送用ホルダ14が初期位置に戻つた時点で
オンする排出完了スイツチ40によつて搬送を完
了するようになつている。
前記搬送開始スイツチ30は、例えば、排出レ
バー20の回動軸18に近い側の側板121に取
り付け、前記アーム24にこのスイツチ30をオ
ンさせるための補助部材241を設けておけば良
い。また、前記装着完了スイツチはメインシヤシ
11上に、前記排出完了スイツチ40は搬送用ホ
ルダ14の初期位置でオンするようにサブシヤシ
12上に設置しておけば良い。
次に、第2図から第9図を用いて本考案の
DATのカセツト排出機構の動作を説明する。
本考案のカセツト排出機構を備えたDAT10
には、カセツト1は第2図に示すように図の左側
から手動で挿入される。DAT10内に挿入され
たカセツト1は、第3図に示すように搬送用ホル
ダ14に嵌め込まれながら進入し、やがてカセツ
ト1のリツド2が排出レバー20に突設されたピ
ン21に当接する。この状態まではDAT10内
の部材には何一つ動くものはない。
第3図の状態から更にカセツト1がDAT10
の内部に挿入されると、カセツト1のリツド2に
より排出レバー20のピン21が押されるので、
カセツト1の進入に伴つて排出レバー20が回動
軸18を中心にして矢印B方向に回転を始め、同
時に搬送用ホルダ14の爪145によりカセツト
1のスライダが開けられる。また、搬送用ホルダ
14の上板に突設されているピン147は、排出
レバー20に設けられた前記回転軸18に同心状
の溝23の中に位置しているので、排出レバー2
0の回転による影響を受けることはない。
第4図は搬送用ホルダ14の爪145によりカ
セツト1のスライダが完全に開けられた時の状態
を示すものである。第3図の状態から第4図の状
態までの間にカセツト1はスライダのストローク
10.3mmだけDAT10内に進入し、この間はカセ
ツト1の移動によつて搬送用ホルダ14は移動し
ない。この状態においても排出レバー20のピン
21はカセツト1のリツド2に当接しており、排
出レバー20はばね19により矢印A方向の回転
力を与えられているので、リツド2はピン21か
ら挿入方向とは反対の力Cを受けている。
排出レバー20によるカセツト1を排出しよう
とする力に抗して、第4図の状態からカセツト1
が更にDAT10内に挿入されると、この後はカ
セツト1と搬送用ホルダ14とは一体となつて移
動し、搬送用ホルダ14の上板に突設されたピン
147も、サブシヤシ12の天井板123に設け
られたガイド穴124内を奥に向かつて移動す
る。カセツト1と搬送用ホルダ14とが一体とな
つて移動するようになると、やがて第5図に示す
ように搬送用ホルダ14の上板に突設されたピン
147が排出レバー20の溝23の内側に設けら
れたカム部231に当接し、この後のカセツト1
の挿入によつて、ピン147はカム部231を押
しながらガイド穴124内を進むことになる。
カム部231には第1図bに示す形状の2段階
の傾斜が設けてあり、第1図cに示すようにピン
147がこのカム部231に当接した時には、ピ
ン147の移動方向に対して常にカム部231が
傾くようになつている。よつて、ピン147は奥
への移動時にこのカム部231の傾斜を滑りなが
ら回動軸18に近付くように排出レバー20を押
す。この結果、ピン147と回動軸18との距離
L1より回動軸18との距離L2が長いピン21
の回転距離が大きくなり、ピン147のカセツト
1の進入方向への移動距離xよりも、ピン21の
同方向への移動距離yの方が大きくなる。従つ
て、ピン147がカム部231に当接した後は、
排出レバー20はピン147の移動によつて回転
し、ピン21は次第にリツド2から離れていき、
排出レバー20のA方向への回転力、即ち、ピン
21の排出方向への力Cがカセツト1に作用しな
くなる。
このように排出レバー20のA方向への回転力
がカセツト1に作用しなくなつた時以後、排出レ
バー20の回転によりそのアーム24に取り付け
た補助部材241が側板121に設置された搬送
開始スイツチ30をオンさせる。スイツチ30が
オンされると、側板120と121との間に設け
られた図示しない搬送機構により搬送用ホルダ1
4は移動させられるようになり、スイツチ30が
オンした後はカセツト1を手動によりDAT10
内に挿入しなくても良くなる。
この後、搬送機構によりカセツト1と搬送用ホ
ルダ14とが一体となつて更にDAT10内に挿
入されると、搬送用ホルダ14のピン147によ
つて回転させられる排出レバー20が第6図の状
態、即ち、ばね19の両端を係止する排出レバー
20上の突起22とサブシヤシ12の天井板12
3上の突起127とを結ぶ線上に回動軸18が位
置する状態になる。この状態はばね19の排出レ
バー20に対する付勢力のデツドポントであり、
この状態では排出レバー20にはばね19による
回転力は作用していない。カセツト1と搬送用ホ
ルダ14が第6図のデツドポイントを越えて更に
奥に移動すると、ばね19は今度は排出レバー2
0を矢印B方向に回転させるように作用し、ピン
147が押さなくても排出レバー20は回転して
第7図の最終回転位置に達する。
第7図は搬送機構によりカセツト1が移動させ
られ、DAT10内の記録、再生位置の真上に達
した状態を示すものである。第7図の位置で搬送
用ホルダ14は搬送機構により下降(第7図では
紙面の上方向)させられ、第11図に示すメイン
シヤシ11上に装着されて記録、再生が行われ
る。
記録、再生が終了し、カセツト1をDAT10
から排出する操作がなされると、前記搬送機構が
逆転して搬送用ホルダ14を第7図の位置から上
昇させ、以後搬送用ホルダ14を排出方向に移動
させる。カセツト1の排出時に搬送用ホルダ14
が搬送機構によりメインシヤシ11上から上昇さ
せられると、ピン147は再び排出レバー20の
溝23を挿通してサブシヤシ12のガイド穴12
4の中に入る。この後、搬送用ホルダ14の排出
方向への移動により、ピン147は第8図に示す
ように溝23の外側に当接し、排出レバー20を
押して矢印A方向に回転させながら排出方向に進
む。排出レバー20が回転してばね19が前記デ
ツドポイントを越えると、ばね19は排出レバー
20を再び矢印A方向に付勢するようになり、排
出レバー20のカム部231が再びピン147に
当接するようになる。
この後、第9図の位置で排出レバー20のピン
21がカセツト1のリツド2を排出方向に付勢す
るようになる。この状態では前述の搬送開始スイ
ツチ30はオフされるが、搬送機構は排出完了ス
イツチ40がオフされるまでは搬送用ホルダ14
の搬送を続ける。第9図の状態から搬送用ホルダ
14が更に排出方向に移動させられると、搬送用
ホルダ14のピン147が排出レバー20の溝2
3のカム部231から外れ、溝23の同心溝23
2に入る。すると、排出レバー20は回動自在に
なり、ばね19の吸引力により矢印A方向に急速
に回転しようとする。ところが、前述のように同
心溝232の内側は回転軸18に対して同心では
なく、外側に向かう滑らかなテーパ状の制動部2
34となつている。
よつて、排出レバー20は同心溝232の制動
部234のテーパ面上を摺動するピン147によ
り回転力に制動を受け、滑らかに矢印A方向に回
転してカセツト1のリツド2を排出方向に緩やか
に押す。この結果、カセツト1は排出レバー20
の付勢力によりピン21が搬送用ホルダ14の前
縁に当接するまでの距離、即ち、カセツト1のス
ライダのストローク分だけ排出方向に強く緩やか
に押される。よつて、搬送用ホルダ14が搬送機
構により初期位置まで戻され、この時点で排出完
了スイツチ40がオンされて搬送機構が搬送を停
止した時点では、カセツト1は搬送用ホルダ14
の前縁部にリツド2が位置する第3図の状態で排
出を完了する。
本考案の排出機構の以上のような動作により、
カセツト1は排出時に搬送用ホルダ14が初期位
置に戻つた時点で、スライダのストローク分だけ
搬送用ホルダ14から外側に飛び出すことなく緩
やかに排出され、DAT10からの突出量が多く
なる。よつて、本考案のカセツト排出機構を備え
たDAT10では、排出操作時にカセツト1のス
ライダ3が閉じ、且つカセツト1のDAT10か
らの突出量が多く、取り出し易い。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案のDATのカセツ
ト排出機構によれば、スロツトイン形式のDAT
において、排出操作時に搬送用ホルダが初期位置
に戻る過程で、挿入時に手動で開けられたカセツ
トのスライダのストローク分だけを搬送用ホルダ
の外に押し出す排出レバーの付勢力が、カセツト
に緩やかに伝わるので、排出時に搬送用ホルダか
らカセツトがゆつくりと排出されかつ排出操作後
のカセツトのDATからの突出量が大きく、カセ
ツトをDATから取り出し易いという効果がある。
また、排出レバーの付勢力は、カセツト挿入時に
カセツトが所定距離以上DAT内に進入した時点
からカセツトに作用しなくなるので、排出レバー
がカセツトの搬送負荷とならないという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案のDATのカセツト排出機構
の構成を示す組立斜視図、第1図bはaの排出レ
バーの溝の形状を詳細に示す排出レバーの平面
図、第1図cはaの排出レバーの機能を示す動作
説明図、第2図は第1図aの状態から組み立てら
れた本考案の排出機構をサブシヤシの下方から見
た底面図、第3図から第9図は本考案のDATの
カセツト排出機構の動作を示す第2図同様の底面
図、第10図a,b,cはDAT用カセツトから
テープを引き出す過程を示す斜視図、第11図は
従来のDATの概略構成を示す正面図、第12図
a,b,cは従来のDAT用カセツトのDAT内で
の動きを示す図である。 1……DAT用カセツト、2……リツド、3…
…スライダ、4……テープ、5……突起、10…
…DAT、11……メインシヤシ、12……サブ
シヤシ、14……搬送用ホルダ、16……搬送機
構、18……回動軸、19……ばね、20……排
出レバー、21……ピン、22……突起、23…
…溝、24……アーム、25……凹部、30……
搬送開始スイツチ、40……排出完了スイツチ、
120,121……側板、123……天井板、1
24……ガイド溝、126……スリツト、127
……突起、145……爪、147……ピン、23
1……カム部、232……同心溝、233……制
動部、234……長手溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 手動によりスロツトインされるカセツトを嵌め
    込んでDATのカセツト挿入通路内をカセツトと
    共に移動する搬送用ホルダと、 前記カセツトの挿入通路の天井部の側方に回動
    自在に取り付けられた排出レバーであつて、自由
    端側には回動軸に同心の溝、長手方向にはこの溝
    に連続する溝を備え、下面には前記カセツトのリ
    ツドに係合するピンを備えた排出レバーと、 前記排出レバーの所定箇所と前記天井板の所定
    箇所との間に掛け渡され、カセツトの挿入が所定
    距離内の時は前記排出レバーをカセツトの排出方
    向に付勢するばねとを備えたDATのカセツト排
    出機構であつて、 前記ホルダの上面には自由端が前記溝内に位置
    するピンを設けると共に、前記長手方向の溝の回
    動軸側の所定部分にはカム部を設け、前記ホルダ
    の移動距離が所定値を超えた時に、このカム部は
    前記ホルダのピンに傾斜状態で当接し、当接点と
    回動軸との距離は、前記排出レバーのピンと回動
    軸との距離よりも短く、前記ホルダの移動に伴つ
    て更に短くなるようにし、前記同心の溝の内側の
    同心部には、前記長手方向の溝側から外側の同心
    部に向かつて傾斜する制動部を設けたことを特徴
    とするDATのカセツト排出機構。
JP17439287U 1987-11-17 1987-11-17 Expired JPH0441482Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17439287U JPH0441482Y2 (ja) 1987-11-17 1987-11-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17439287U JPH0441482Y2 (ja) 1987-11-17 1987-11-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0178347U JPH0178347U (ja) 1989-05-26
JPH0441482Y2 true JPH0441482Y2 (ja) 1992-09-29

Family

ID=31466249

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17439287U Expired JPH0441482Y2 (ja) 1987-11-17 1987-11-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0441482Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0178347U (ja) 1989-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0441482Y2 (ja)
JPH0441483Y2 (ja)
JPH0237623B2 (ja)
JPS6327311Y2 (ja)
JPH0450598Y2 (ja)
EP0774755B1 (en) Magnetic recording-playback apparatus for cassettes of two different sizes
JPH0249033Y2 (ja)
JPH0119266Y2 (ja)
US6091585A (en) Magnetic-tape-cassette apparatus with latched head plate
JPS6317097Y2 (ja)
JPH0510262Y2 (ja)
JPH079230Y2 (ja) テ−プカセツトのロ−デイング機構におけるグリツプ装置
JPS6023826Y2 (ja) テ−プカセツトの開蓋装置
JPH073487Y2 (ja) 磁気ディスクカートリッジ装着脱機構
JP2671579B2 (ja) カセット装着装置
JPH0452846Y2 (ja)
JPS6120696Y2 (ja)
JPS6319954Y2 (ja)
JP2898909B2 (ja) テープレコーダのカセット装填装置
JP2590499Y2 (ja) 磁気記録装置のカセット装着機構
JPH0743792Y2 (ja) Datカセット挿入機構
JPH0427000Y2 (ja)
JP2541081Y2 (ja) 磁気記録再生装置
JPS6029083Y2 (ja) カセツト装着装置
JPH03283047A (ja) ディスクドライブ