JPH0442215Y2 - - Google Patents
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- JPH0442215Y2 JPH0442215Y2 JP1984187393U JP18739384U JPH0442215Y2 JP H0442215 Y2 JPH0442215 Y2 JP H0442215Y2 JP 1984187393 U JP1984187393 U JP 1984187393U JP 18739384 U JP18739384 U JP 18739384U JP H0442215 Y2 JPH0442215 Y2 JP H0442215Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hub
- fixing plate
- side fixing
- impact energy
- energy absorbing
- Prior art date
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- Vibration Dampers (AREA)
Description
この考案は、衝撃エネルギ吸収装置が設けられ
たステアリングホイールに関するものである。
たステアリングホイールに関するものである。
従来、ステアリングホイールのエネルギ吸収構
造としては、例えば第7図に示すように(特開昭
58−152660号、USP4098525号公報参照)、リム
部1、スポーク部2及びハブ部3を有し、このハ
ブ部3がカバーパツド5で覆われ、ステアリング
シヤフト4に固定されるような構成が知られてい
る。このカバーパツド5内には、図示省略のエネ
ルギ吸収部材が設けられ、車両衝突時の衝撃エネ
ルギを吸収して、運転者の胸部の強打を防止する
ようにしている。
造としては、例えば第7図に示すように(特開昭
58−152660号、USP4098525号公報参照)、リム
部1、スポーク部2及びハブ部3を有し、このハ
ブ部3がカバーパツド5で覆われ、ステアリング
シヤフト4に固定されるような構成が知られてい
る。このカバーパツド5内には、図示省略のエネ
ルギ吸収部材が設けられ、車両衝突時の衝撃エネ
ルギを吸収して、運転者の胸部の強打を防止する
ようにしている。
しかしながら、従来のものにあつては、例えば
矢印A方向から運転者の身体が衝突した場合には
エネルギ吸収部材が変形し易いのに対し、異なつ
た方向、例えば矢印Bあるいは矢印C方向から衝
突した場合には、エネルギ吸収部材が変形し難
く、A方向に比べて大きな反力を生じる、という
ように衝突する方向によつてエネルギ吸収性が異
なつてしまい、均一な緩衝性能を得るのが難しか
つた。
矢印A方向から運転者の身体が衝突した場合には
エネルギ吸収部材が変形し易いのに対し、異なつ
た方向、例えば矢印Bあるいは矢印C方向から衝
突した場合には、エネルギ吸収部材が変形し難
く、A方向に比べて大きな反力を生じる、という
ように衝突する方向によつてエネルギ吸収性が異
なつてしまい、均一な緩衝性能を得るのが難しか
つた。
かかる課題を解決するため、この考案は、ステ
アリングシヤフト先端部に取り付けられるハブ部
と該ハブ部を覆うカバーパツドとの間に衝撃エネ
ルギ吸収装置が設けられたステアリングホイール
において、前記衝撃エネルギ吸収装置は、前記ハ
ブ部上に固定されて断面変形によりエネルギを吸
収する断面略コの字状のハブ側固定プレートと、
該ハブ側固定プレートと離間して前記カバーパツ
ド内面に配置されるカバー側固定プレートと、前
記ハブ側固定プレートとカバー側固定プレートと
の間に、中心軸が略水平方向に沿うように介在固
定され、変形によりエネルギを吸収する所定長さ
の円筒形状の衝撃エネルギ吸収部材とを有し、前
記ハブ側固定プレートは前記衝撃エネルギ吸収部
材が固定される固定面部と該固定面部から延設さ
れた脚部とから断面略コの字状に形成され、又、
前記円筒形状の衝撃エネルギ吸収部材の両端部に
高剛性部を形成し、前記ハブ側固定プレートとカ
バー側固定プレートとの間に、該高剛性部を介在
固定した衝撃エネルギ吸収装置付ステアリングホ
イールとしたことを特徴とする。
アリングシヤフト先端部に取り付けられるハブ部
と該ハブ部を覆うカバーパツドとの間に衝撃エネ
ルギ吸収装置が設けられたステアリングホイール
において、前記衝撃エネルギ吸収装置は、前記ハ
ブ部上に固定されて断面変形によりエネルギを吸
収する断面略コの字状のハブ側固定プレートと、
該ハブ側固定プレートと離間して前記カバーパツ
ド内面に配置されるカバー側固定プレートと、前
記ハブ側固定プレートとカバー側固定プレートと
の間に、中心軸が略水平方向に沿うように介在固
定され、変形によりエネルギを吸収する所定長さ
の円筒形状の衝撃エネルギ吸収部材とを有し、前
記ハブ側固定プレートは前記衝撃エネルギ吸収部
材が固定される固定面部と該固定面部から延設さ
れた脚部とから断面略コの字状に形成され、又、
前記円筒形状の衝撃エネルギ吸収部材の両端部に
高剛性部を形成し、前記ハブ側固定プレートとカ
バー側固定プレートとの間に、該高剛性部を介在
固定した衝撃エネルギ吸収装置付ステアリングホ
イールとしたことを特徴とする。
かかる手段によると、車両衝突時に、運転者の
身体がカバーパツドに衝突すると、この衝撃力が
カバー側固定プレートを介して衝撃エネルギ吸収
部材に入力される。この場合、このカバー側固定
プレートはハブ側固定プレートから離間されてお
り、このカバー側固定プレートに入力された衝撃
力は、そのほとんどがまず衝撃エネルギ吸収部材
に入力されて、この衝撃エネルギ吸収部材の変形
により衝撃力が吸収される。この場合、異なつた
方向からの衝撃力が作用しても、衝撃エネルギ吸
収部材が円筒形状であるため、変形特性が略同一
となり、各方向からの衝撃力に対して衝撃エネル
ギ吸収特性が良好である。 例えば、衝撃力が円筒形状の衝撃エネルギ吸収
部材の斜め方向からカバーパツドの角部に作用し
た場合でも、カバー側固定プレートが直ちに衝撃
力の作用方向に向き、大きな面積で衝撃力を受け
ることができる。すなわち、カバー側固定プレー
トがハブ側固定プレートと離間して衝撃エネルギ
吸収部材にのみ連結していると共に、ハブ側固定
プレートが断面コ字状を呈しているため、その力
によりハブ側固定プレートの脚部が傾斜して固定
面部が傾くことにより、カバー側固定プレートが
直ちに衝撃力の作用方向と略直交する方向に向
き、大きな面積で衝撃力を受けることができる。
このように大きな面積で衝撃力を受けると一部で
衝撃力をうける場合に比べて衝撃力が集中するこ
となくエネルギの吸収特性がよい。しかも、固定
面部が傾くことにより主たるエネルギ吸収を行う
衝撃エネルギ吸収部材と該衝撃エネルギ吸収部材
に力を伝えるカバー側固定プレートの相対位置が
変化することがないので、衝撃エネルギ吸収部材
に対する衝撃入力を常に同じ状態とすることがで
き、略同一のエネルギ吸収特性が得られる。 しかも、この際には、斜め方向からの衝撃力に
より、当初、衝撃エネルギ吸収部材は捻り変形し
ようとするが、上記のようにハブ側固定プレート
の固定面部が力の作用方向に対して略垂直となる
ため、衝撃エネルギ吸収部材は大きな捻り力を受
けることなく潰れて衝撃エネルギを吸収できる。
この場合の潰れ特性は、衝撃エネルギ吸収部材が
円筒形状であるため、衝撃力の方向が異なつても
略同一とすることができる。 このように本考案によれば、ハブ側固定プレー
トが変形することにより衝撃エネルギ吸収部材に
対し、常に同一状態で衝撃力を入力することがで
きるため、異なつた方向から衝撃力が作用して
も、略同一のエネルギ吸収特性が得られる。 この際、ハブ側固定プレートも変形することに
より、衝撃エネルギを吸収するが、上記のように
脚部等が傾くものであるため、それ程大きな衝撃
エネルギを吸収することができず、大部分は、衝
撃エネルギ吸収部材の変形で吸収される。 このハブ側固定プレートにおいては、非対称形
状であるため、エネルギ吸収特性を衝撃力の方向
によらず同一にするのは難しい(不可能ではな
い)。しかし、本願考案では、上記のように、ハ
ブ側固定プレートで吸収される衝撃エネルギはそ
れ程大きくなくほとんどは衝撃エネルギ吸収部材
で吸収される。そして、衝撃エネルギ吸収部材に
おいては、上記のように、衝撃力の方向によらず
エネルギ吸収特性は略同一となる。 従つて、従来のように円筒形状の衝撃エネルギ
吸収部材や略コ字状のハブ側固定プレートを使用
していないものと比較すれば、衝撃エネルギ吸収
装置全体として、各方向における衝撃エネルギ吸
収特性を、従来より同じ特性に近ずけることがで
きる。
身体がカバーパツドに衝突すると、この衝撃力が
カバー側固定プレートを介して衝撃エネルギ吸収
部材に入力される。この場合、このカバー側固定
プレートはハブ側固定プレートから離間されてお
り、このカバー側固定プレートに入力された衝撃
力は、そのほとんどがまず衝撃エネルギ吸収部材
に入力されて、この衝撃エネルギ吸収部材の変形
により衝撃力が吸収される。この場合、異なつた
方向からの衝撃力が作用しても、衝撃エネルギ吸
収部材が円筒形状であるため、変形特性が略同一
となり、各方向からの衝撃力に対して衝撃エネル
ギ吸収特性が良好である。 例えば、衝撃力が円筒形状の衝撃エネルギ吸収
部材の斜め方向からカバーパツドの角部に作用し
た場合でも、カバー側固定プレートが直ちに衝撃
力の作用方向に向き、大きな面積で衝撃力を受け
ることができる。すなわち、カバー側固定プレー
トがハブ側固定プレートと離間して衝撃エネルギ
吸収部材にのみ連結していると共に、ハブ側固定
プレートが断面コ字状を呈しているため、その力
によりハブ側固定プレートの脚部が傾斜して固定
面部が傾くことにより、カバー側固定プレートが
直ちに衝撃力の作用方向と略直交する方向に向
き、大きな面積で衝撃力を受けることができる。
このように大きな面積で衝撃力を受けると一部で
衝撃力をうける場合に比べて衝撃力が集中するこ
となくエネルギの吸収特性がよい。しかも、固定
面部が傾くことにより主たるエネルギ吸収を行う
衝撃エネルギ吸収部材と該衝撃エネルギ吸収部材
に力を伝えるカバー側固定プレートの相対位置が
変化することがないので、衝撃エネルギ吸収部材
に対する衝撃入力を常に同じ状態とすることがで
き、略同一のエネルギ吸収特性が得られる。 しかも、この際には、斜め方向からの衝撃力に
より、当初、衝撃エネルギ吸収部材は捻り変形し
ようとするが、上記のようにハブ側固定プレート
の固定面部が力の作用方向に対して略垂直となる
ため、衝撃エネルギ吸収部材は大きな捻り力を受
けることなく潰れて衝撃エネルギを吸収できる。
この場合の潰れ特性は、衝撃エネルギ吸収部材が
円筒形状であるため、衝撃力の方向が異なつても
略同一とすることができる。 このように本考案によれば、ハブ側固定プレー
トが変形することにより衝撃エネルギ吸収部材に
対し、常に同一状態で衝撃力を入力することがで
きるため、異なつた方向から衝撃力が作用して
も、略同一のエネルギ吸収特性が得られる。 この際、ハブ側固定プレートも変形することに
より、衝撃エネルギを吸収するが、上記のように
脚部等が傾くものであるため、それ程大きな衝撃
エネルギを吸収することができず、大部分は、衝
撃エネルギ吸収部材の変形で吸収される。 このハブ側固定プレートにおいては、非対称形
状であるため、エネルギ吸収特性を衝撃力の方向
によらず同一にするのは難しい(不可能ではな
い)。しかし、本願考案では、上記のように、ハ
ブ側固定プレートで吸収される衝撃エネルギはそ
れ程大きくなくほとんどは衝撃エネルギ吸収部材
で吸収される。そして、衝撃エネルギ吸収部材に
おいては、上記のように、衝撃力の方向によらず
エネルギ吸収特性は略同一となる。 従つて、従来のように円筒形状の衝撃エネルギ
吸収部材や略コ字状のハブ側固定プレートを使用
していないものと比較すれば、衝撃エネルギ吸収
装置全体として、各方向における衝撃エネルギ吸
収特性を、従来より同じ特性に近ずけることがで
きる。
以下、この考案を各実施例に基づいて説明す
る。 第1図ないし第4図はこの考案の一実施例を示
す図である。 まず構成を説明すると、、この実施例のステア
リングは、リム部11、スポーク部12及びハブ
部13が連続して形成され、このハブ部13にこ
れを覆うカバーパツド14が装着されると共に、
このカバーパツド14の内部、つまりカバーパツ
ド14とハブ部13との間には衝撃エネルギ吸収
装置15が設けられている。 そのハブ部13は、スポーク部12側から延長
された芯材16がボス部17に溶接等にて固定さ
れており、このボス部17がステアリングシヤフ
ト18にテ−パ部19およびセレーシヨン部20
で嵌合されてナツト21にて固定されている。 また、カバーパツド14は、芯材22およびパ
ツド23から成り、ボス部17を覆うように装着
されている。 一方、衝撃エネルギ吸収装置15は、ハブ側お
よびカバー側固定プレート24,25と、この間
に固定された所定長さの円筒形状の衝撃エネルギ
吸収部材36とから構成されている。 ハブ側固定プレート24は、第2のエネルギ吸
収部材を形成し、第1のエネルギ吸収部材である
円筒形状の衝撃エネルギ吸収部材36が固定され
る固定面部24aに長方形状の開口部24bが形
成され、この固定面部24aの両側部から断面鉤
形に折曲された一対の脚部24c1,24c2が延設
されており、この脚部24cの取付面部24dが
前記ハブ部13の芯材16に固定されている。こ
の一対の脚部24c1,24c2と固定面部24aと
で、断面略コ字状に形成されている。そして、こ
のハブ側固定プレート24の断面変形により衝撃
力を吸収するようになつている。 また、カバー側固定プレート25は、衝撃エネ
ルギ吸収部材36が固定される固定面部25a
に、長方形状の開口部25bが形成され、この固
定面部25aの両側部からフランジ部25cが延
設されて形成され、固定面部25aがカバーパツ
ド14の芯材22に固定されている。そしてこの
カバー側固定プレート25は、上記ハブ側固定プ
レート24と離間するように設定されている。 さらに、衝撃エネルギ吸収部材36は、変形に
よりエネルギを吸収する所定長さの円筒形状を呈
し、両端部に溝36cが形成されて高剛性部が形
成されている。この溝36cの下部36aが、前
記ハブ側固定プレート24の開口部24b内に挿
入されて溶接等により固定されると共に、上部3
6bが、カバー側固定プレート25の開口部25
b内に挿入されて溶接等により固定され、中心軸
が略水平方向に沿うように両固定プレート24,
25の間に介在固定されている。 次に、かかる構成より成る衝撃エネルギ吸収装
置付ステアリングホイールの作用について説明す
る。 車両衝突時には、運転者が慣性により前進し
て、ステアリングに衝突するのであるが、この時
の車両衝突状態に応じて第1図中矢印A,B,
C,…等各方向からカバーパツド14に当ること
となる。カバー側固定プレート25はカバーパツ
ド14の裏面略全体に渡つて設けられているた
め、乗員がカバーパツドに当接すれば必ず力が伝
達されることになる。そして、この衝撃力は、衝
撃エネルギ吸収部材36の溝部36c等を介して
ハブ側固定プレート24に入力されて、この両者
の変形により吸収されることとなる。この場合、
カバー側固定プレート25とハブ側固定プレート
24とは離間されており、ハブ側固定プレート2
4は断面コ字状を呈していると共に、この間に円
筒形状が衝撃エネルギ吸収部材36が介在してい
るため、どの方向から力がかかつても衝撃エネル
ギ吸収部材36を有効に変形させることができ、
この変形により衝撃力が吸収される。 例えば、衝撃力が円筒形状の衝撃エネルギ吸収
部材36の斜め方向(例えば第1図および第4図
中矢印B方向)からカバーパツド14の角部に作
用した場合でも、荷重の作用方向にカバー側固定
プレート25が直ちに向き、大きな面積で衝撃力
を受けることができる。すなわち、本願考案では
カバー側固定プレート25が第1のエネルギ吸収
部材である衝撃エネルギ吸収部材36にのみ連結
し、且つ、ハブ側固定プレート24が断面略コ字
状を呈している。従つて、その矢印B方向の衝撃
力により、第4図中一点鎖線で示すように、押圧
方向と逆方向の脚部24c1が押圧方向に変位し、
他方の脚部24c2がステアリングシヤフト18側
に変位する。この結果、固定面部24aが矢印B
方向に略直交する方向に傾くことにより、カバー
側固定プレート25も直ちに矢印B方向と略直交
する方向に向き、大きな面積で衝撃力を受けるこ
とができる。このため本願においては大きな面積
で衝撃力を受けるため、一部で衝撃力を受ける場
合に比べて衝撃力が集中することがなくエネルギ
吸収性がよい。しかも、このように固定面部24
aが傾くことにより、主たるエネルギ吸収を行う
衝撃エネルギ吸収部材36と該衝撃エネルギ吸収
部材36に力を伝えるカバー側固定プレート25
との相対位置が変化することがないので、衝撃エ
ネルギ吸収部材36に対する衝撃入力を常に同じ
状態とすることができ、略同一のエネルギ吸収特
性が得られる。さらに、この際には、斜め方向か
らの衝撃力により、当初、衝撃エネルギ吸収部材
36は捻り変形しようとするが、上記のようにハ
ブ側固定プレート24の固定面部24aが力の作
用方向に対して略垂直となるため、衝撃エネルギ
吸収部材36は大きな捻り力を受けることなく潰
れて衝撃エネルギを吸収できる。この場合の潰れ
特性は、衝撃エネルギ吸収部材36が円筒形状で
あるため、衝撃力の方向が異なつても略同一とす
ることができる。なお、矢印C方向の衝撃力が作
用した時には、第4図中二点鎖線に示すように脚
部24c1,24c2が上記と反対方向に傾き、固定
面部24aが矢印C方向と略直交する方向に傾く
ことで上記と同様の作用を生じる。 この際、ハブ側固定プレート24も変形するこ
とにより、エネルギを吸収するが、上記のように
脚部24c1等が傾くものであるため、それ程大き
な衝撃エネルギを吸収することができず、大部分
は、衝撃エネルギ吸収部材36の変形で吸収され
る。 このハブ側固定プレート24においては、非対
称形状であるため、エネルギ吸収特性を衝撃力の
方向によらず同一にするのは難しい(不可能では
ない)。しかし、本願考案では、上記のように、
ハブ側固定プレート24で吸収される衝撃エネル
ギはそれ程大きくなく、ほとんどは衝撃エネルギ
吸収部材36で吸収される。そして、衝撃エネル
ギ吸収部材36においては、上記のように、衝撃
力の方向によらずエネルギ吸収特性は略同一とな
る。 従つて、従来のように円筒形状の衝撃エネルギ
吸収部材36や略コ字状のハブ側固定プレート2
4を使用していないものと比較すれば、衝撃エネ
ルギ吸収装置15全体として、各方向における衝
撃エネルギ吸収特性を、従来より同じ特性に近ず
けることができる。 第5図には、上記実施例の衝撃エネルギ吸収部
材36の変形例を示す。 第5図に示す衝撃エネルギ吸収部材46は、中
間部46bが膨らんだ円筒形状の本体46aの両
端部46cに、開口を塞ぐ高剛性部としての蓋部
材46dが取り付けられ、この蓋部材46に空気
抜孔46eが穿設されており、上記のものよりさ
らに両端部46cの剛性が向上している。従つ
て、この両端部の剛性を制御することにより衝撃
エネルギ吸収装置15のエネルギ吸収特性を容易
に調整することができる。 これらによると、衝撃力が衝撃エネルギ吸収部
材36,46の略中央部に作用した場合には、中
央部が変形した後、両端部36c,46cが変形
するようになるため、2段階のエネルギ吸収特性
が得られることとなる。又、第5図に示す変形例
によれば高剛性部46dが蓋部材であるため、確
実な衝撃力の伝達を行なうことが出来る。 第6図は本実施例による更に他の変形例を示し
たものである。この実施例は第5図に示したと同
様のエネルギ吸収部材50を連結用円筒51を用
いて複数個連結したものである。 このような構成によれば、複数の蓋部材50a
が入つているため、円筒軸のどの位置に衝撃力が
加わつた場合でも、荷重位置による剛性変化が少
なく、安定したエネルギ吸収特性が得られる。
る。 第1図ないし第4図はこの考案の一実施例を示
す図である。 まず構成を説明すると、、この実施例のステア
リングは、リム部11、スポーク部12及びハブ
部13が連続して形成され、このハブ部13にこ
れを覆うカバーパツド14が装着されると共に、
このカバーパツド14の内部、つまりカバーパツ
ド14とハブ部13との間には衝撃エネルギ吸収
装置15が設けられている。 そのハブ部13は、スポーク部12側から延長
された芯材16がボス部17に溶接等にて固定さ
れており、このボス部17がステアリングシヤフ
ト18にテ−パ部19およびセレーシヨン部20
で嵌合されてナツト21にて固定されている。 また、カバーパツド14は、芯材22およびパ
ツド23から成り、ボス部17を覆うように装着
されている。 一方、衝撃エネルギ吸収装置15は、ハブ側お
よびカバー側固定プレート24,25と、この間
に固定された所定長さの円筒形状の衝撃エネルギ
吸収部材36とから構成されている。 ハブ側固定プレート24は、第2のエネルギ吸
収部材を形成し、第1のエネルギ吸収部材である
円筒形状の衝撃エネルギ吸収部材36が固定され
る固定面部24aに長方形状の開口部24bが形
成され、この固定面部24aの両側部から断面鉤
形に折曲された一対の脚部24c1,24c2が延設
されており、この脚部24cの取付面部24dが
前記ハブ部13の芯材16に固定されている。こ
の一対の脚部24c1,24c2と固定面部24aと
で、断面略コ字状に形成されている。そして、こ
のハブ側固定プレート24の断面変形により衝撃
力を吸収するようになつている。 また、カバー側固定プレート25は、衝撃エネ
ルギ吸収部材36が固定される固定面部25a
に、長方形状の開口部25bが形成され、この固
定面部25aの両側部からフランジ部25cが延
設されて形成され、固定面部25aがカバーパツ
ド14の芯材22に固定されている。そしてこの
カバー側固定プレート25は、上記ハブ側固定プ
レート24と離間するように設定されている。 さらに、衝撃エネルギ吸収部材36は、変形に
よりエネルギを吸収する所定長さの円筒形状を呈
し、両端部に溝36cが形成されて高剛性部が形
成されている。この溝36cの下部36aが、前
記ハブ側固定プレート24の開口部24b内に挿
入されて溶接等により固定されると共に、上部3
6bが、カバー側固定プレート25の開口部25
b内に挿入されて溶接等により固定され、中心軸
が略水平方向に沿うように両固定プレート24,
25の間に介在固定されている。 次に、かかる構成より成る衝撃エネルギ吸収装
置付ステアリングホイールの作用について説明す
る。 車両衝突時には、運転者が慣性により前進し
て、ステアリングに衝突するのであるが、この時
の車両衝突状態に応じて第1図中矢印A,B,
C,…等各方向からカバーパツド14に当ること
となる。カバー側固定プレート25はカバーパツ
ド14の裏面略全体に渡つて設けられているた
め、乗員がカバーパツドに当接すれば必ず力が伝
達されることになる。そして、この衝撃力は、衝
撃エネルギ吸収部材36の溝部36c等を介して
ハブ側固定プレート24に入力されて、この両者
の変形により吸収されることとなる。この場合、
カバー側固定プレート25とハブ側固定プレート
24とは離間されており、ハブ側固定プレート2
4は断面コ字状を呈していると共に、この間に円
筒形状が衝撃エネルギ吸収部材36が介在してい
るため、どの方向から力がかかつても衝撃エネル
ギ吸収部材36を有効に変形させることができ、
この変形により衝撃力が吸収される。 例えば、衝撃力が円筒形状の衝撃エネルギ吸収
部材36の斜め方向(例えば第1図および第4図
中矢印B方向)からカバーパツド14の角部に作
用した場合でも、荷重の作用方向にカバー側固定
プレート25が直ちに向き、大きな面積で衝撃力
を受けることができる。すなわち、本願考案では
カバー側固定プレート25が第1のエネルギ吸収
部材である衝撃エネルギ吸収部材36にのみ連結
し、且つ、ハブ側固定プレート24が断面略コ字
状を呈している。従つて、その矢印B方向の衝撃
力により、第4図中一点鎖線で示すように、押圧
方向と逆方向の脚部24c1が押圧方向に変位し、
他方の脚部24c2がステアリングシヤフト18側
に変位する。この結果、固定面部24aが矢印B
方向に略直交する方向に傾くことにより、カバー
側固定プレート25も直ちに矢印B方向と略直交
する方向に向き、大きな面積で衝撃力を受けるこ
とができる。このため本願においては大きな面積
で衝撃力を受けるため、一部で衝撃力を受ける場
合に比べて衝撃力が集中することがなくエネルギ
吸収性がよい。しかも、このように固定面部24
aが傾くことにより、主たるエネルギ吸収を行う
衝撃エネルギ吸収部材36と該衝撃エネルギ吸収
部材36に力を伝えるカバー側固定プレート25
との相対位置が変化することがないので、衝撃エ
ネルギ吸収部材36に対する衝撃入力を常に同じ
状態とすることができ、略同一のエネルギ吸収特
性が得られる。さらに、この際には、斜め方向か
らの衝撃力により、当初、衝撃エネルギ吸収部材
36は捻り変形しようとするが、上記のようにハ
ブ側固定プレート24の固定面部24aが力の作
用方向に対して略垂直となるため、衝撃エネルギ
吸収部材36は大きな捻り力を受けることなく潰
れて衝撃エネルギを吸収できる。この場合の潰れ
特性は、衝撃エネルギ吸収部材36が円筒形状で
あるため、衝撃力の方向が異なつても略同一とす
ることができる。なお、矢印C方向の衝撃力が作
用した時には、第4図中二点鎖線に示すように脚
部24c1,24c2が上記と反対方向に傾き、固定
面部24aが矢印C方向と略直交する方向に傾く
ことで上記と同様の作用を生じる。 この際、ハブ側固定プレート24も変形するこ
とにより、エネルギを吸収するが、上記のように
脚部24c1等が傾くものであるため、それ程大き
な衝撃エネルギを吸収することができず、大部分
は、衝撃エネルギ吸収部材36の変形で吸収され
る。 このハブ側固定プレート24においては、非対
称形状であるため、エネルギ吸収特性を衝撃力の
方向によらず同一にするのは難しい(不可能では
ない)。しかし、本願考案では、上記のように、
ハブ側固定プレート24で吸収される衝撃エネル
ギはそれ程大きくなく、ほとんどは衝撃エネルギ
吸収部材36で吸収される。そして、衝撃エネル
ギ吸収部材36においては、上記のように、衝撃
力の方向によらずエネルギ吸収特性は略同一とな
る。 従つて、従来のように円筒形状の衝撃エネルギ
吸収部材36や略コ字状のハブ側固定プレート2
4を使用していないものと比較すれば、衝撃エネ
ルギ吸収装置15全体として、各方向における衝
撃エネルギ吸収特性を、従来より同じ特性に近ず
けることができる。 第5図には、上記実施例の衝撃エネルギ吸収部
材36の変形例を示す。 第5図に示す衝撃エネルギ吸収部材46は、中
間部46bが膨らんだ円筒形状の本体46aの両
端部46cに、開口を塞ぐ高剛性部としての蓋部
材46dが取り付けられ、この蓋部材46に空気
抜孔46eが穿設されており、上記のものよりさ
らに両端部46cの剛性が向上している。従つ
て、この両端部の剛性を制御することにより衝撃
エネルギ吸収装置15のエネルギ吸収特性を容易
に調整することができる。 これらによると、衝撃力が衝撃エネルギ吸収部
材36,46の略中央部に作用した場合には、中
央部が変形した後、両端部36c,46cが変形
するようになるため、2段階のエネルギ吸収特性
が得られることとなる。又、第5図に示す変形例
によれば高剛性部46dが蓋部材であるため、確
実な衝撃力の伝達を行なうことが出来る。 第6図は本実施例による更に他の変形例を示し
たものである。この実施例は第5図に示したと同
様のエネルギ吸収部材50を連結用円筒51を用
いて複数個連結したものである。 このような構成によれば、複数の蓋部材50a
が入つているため、円筒軸のどの位置に衝撃力が
加わつた場合でも、荷重位置による剛性変化が少
なく、安定したエネルギ吸収特性が得られる。
以上説明してきたように、この考案によれば、
衝撃エネルギ吸収部材が円筒形状を呈し、衝撃エ
ネルギ吸収部材は断面コ字状のハブ側固定プレー
トに固定され、更に、ハブ側固定プレートとカバ
ー側固定プレートとが離間していいるため、各方
向から衝撃を受けた時の潰れ特性を従来よりの同
一の特性に近づけることができ、車両衝突状態等
の変化に対応して、効果的に緩衝を行なうことが
できる、という実用上有益な効果を発揮する。
衝撃エネルギ吸収部材が円筒形状を呈し、衝撃エ
ネルギ吸収部材は断面コ字状のハブ側固定プレー
トに固定され、更に、ハブ側固定プレートとカバ
ー側固定プレートとが離間していいるため、各方
向から衝撃を受けた時の潰れ特性を従来よりの同
一の特性に近づけることができ、車両衝突状態等
の変化に対応して、効果的に緩衝を行なうことが
できる、という実用上有益な効果を発揮する。
第1図ないし第4図はこの考案の衝撃エネルギ
吸収装置付ステアリングホイールの一実施例を示
す図で、第1図は要部を断面した側面図、第2図
は衝撃エネルギ吸収装置を示す斜視図、第3図は
衝撃エネルギ吸収部材の断面図、第4図はハブ側
固定プレートの変形状態を示す説明図、第5図お
よび第6図はそれぞれ衝撃エネルギ吸収部材の変
形例を示す断面図、第7図は従来のステアリング
ホイールを示す側面図である。 13……ハブ部、14……カバーパツド、15
……衝撃エネルギ吸収装置、18……ステアリン
グシヤフト、24……ハブ側固定プレート、24
a……固定面部、24c1,24c2……脚部、25
……カバー側固定プレート、36,46,50…
…衝撃エネルギ吸収部材、36c……溝部(高剛
性部)、46d……蓋部材(高剛性部)、50a…
…蓋部材(高剛性部)。
吸収装置付ステアリングホイールの一実施例を示
す図で、第1図は要部を断面した側面図、第2図
は衝撃エネルギ吸収装置を示す斜視図、第3図は
衝撃エネルギ吸収部材の断面図、第4図はハブ側
固定プレートの変形状態を示す説明図、第5図お
よび第6図はそれぞれ衝撃エネルギ吸収部材の変
形例を示す断面図、第7図は従来のステアリング
ホイールを示す側面図である。 13……ハブ部、14……カバーパツド、15
……衝撃エネルギ吸収装置、18……ステアリン
グシヤフト、24……ハブ側固定プレート、24
a……固定面部、24c1,24c2……脚部、25
……カバー側固定プレート、36,46,50…
…衝撃エネルギ吸収部材、36c……溝部(高剛
性部)、46d……蓋部材(高剛性部)、50a…
…蓋部材(高剛性部)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ステアリングシヤフト先端部に取り付けられる
ハブ部と該ハブ部を覆うカバーパツドとの間に衝
撃エネルギ吸収装置が設けられたステアリングホ
イールにおいて、 前記衝撃エネルギ吸収装置は、前記ハブ部上に
固定されて断面変形によりエネルギを吸収する断
面略コの字状のハブ側固定プレートと、該ハブ側
固定プレートと離間して前記カバーパツド内面に
配置されるカバー側固定プレートと、前記ハブ側
固定プレートとカバー側固定プレートとの間に、
中心軸が略水平方向に沿うように介在固定され、
変形によりエネルギを吸収する所定長さの円筒形
状の衝撃エネルギ吸収部材とを有し、前記ハブ側
固定プレートは前記衝撃エネルギ吸収部材が固定
される固定面部と該固定面部から延設された脚部
とから断面略コの字状に形成され、又、前記円筒
形状の衝撃エネルギ吸収部材の両端部に高剛性部
を形成し、前記ハブ側固定プレートとカバー側固
定プレートとの間に、該高剛性部を介在固定した
ことを特徴とする衝撃エネルギ吸収装置付ステア
リングホイール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984187393U JPH0442215Y2 (ja) | 1984-12-12 | 1984-12-12 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984187393U JPH0442215Y2 (ja) | 1984-12-12 | 1984-12-12 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61103276U JPS61103276U (ja) | 1986-07-01 |
| JPH0442215Y2 true JPH0442215Y2 (ja) | 1992-10-05 |
Family
ID=30744857
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984187393U Expired JPH0442215Y2 (ja) | 1984-12-12 | 1984-12-12 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0442215Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2802189B2 (ja) * | 1992-02-19 | 1998-09-24 | 日本プラスト株式会社 | ステアリングホイール |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2529920A1 (de) * | 1975-07-04 | 1977-01-27 | Volkswagenwerk Ag | Sicherheitslenkrad fuer fahrzeuge, insbesondere kraftfahrzeuge |
-
1984
- 1984-12-12 JP JP1984187393U patent/JPH0442215Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61103276U (ja) | 1986-07-01 |
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