JPH0443074B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0443074B2 JPH0443074B2 JP59138482A JP13848284A JPH0443074B2 JP H0443074 B2 JPH0443074 B2 JP H0443074B2 JP 59138482 A JP59138482 A JP 59138482A JP 13848284 A JP13848284 A JP 13848284A JP H0443074 B2 JPH0443074 B2 JP H0443074B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- salts
- fosmidomycin
- freeze
- dried powder
- powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
(発明の目的)
産業上の利用分野
この発明はホスミドマイシンまたはその塩類の
凍結乾燥粉体およびその製造法に関するものであ
り、医薬、農薬等の化学産業に有用な技術を提供
するものである。 従来の技術 ホスミドマイシンは一般式 〔3−(N−ホルミル−N−ヒドロキシアミノ)
プロピルホスホン酸〕 で示される優れた抗菌作用を有する公知物質であ
り、その塩類としては、例えば、ナトリウム塩、
カリウム塩、カルシウム塩、アルミニウム塩、ア
ンモニウム塩、マグネシウム塩、トリエチルアミ
ン塩、エタノールアミン塩、ジシクロヘキシルア
ミン塩、エチレンジアン塩、N,N′−ジベンジ
ルエチレンジアミン塩等の無機塩基または有機塩
基との塩類、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸と
の塩類が知られている。(例えば、特開昭53−
40720号公報参照) 発明が解決しようとする問題点 ところで、例えば皮内用製剤などの凍結乾燥粉
体の製造に際し、ホスミドマイシンまたはその塩
類の水溶液から、凍結乾燥粉体を得ようとして
も、ホスミドマイシンまたはその塩類が微量の場
合には、バイアル等の壁面に含水フイルム状固着
物となり、また比較的多量の場合であつても、発
泡固形物が得られるのみであり、凍結乾燥粉体を
得ることはできなかつた。 そこで、この発明者等は、まず第一に、ホスミ
ドマイシンまたはその塩類の凍結乾燥粉体を得る
ことを目的とし、さらに、ホスミドマイシンまた
はその塩類の安定な凍結乾燥粉体を得ることを目
的とした。 (発明の構成) 問題点を解決するための手段 この発明者等は上記問題点を解決するために
種々研究の結果、ホスミドマイシンまたはその塩
類を凍結乾燥するに際し、ホスミドマイシンまた
はその塩類にハロゲン化アルカリ金属を添加する
ことにより良好な凍結乾燥粉体が得られることを
見い出し、さらに鋭意研究の結果この発明を完成
した。 ここで使用されるハロゲン化アルカリ金属とし
ては、例えば塩化化ナトリウム、塩化カリウム、
臭臭化カリウム等が挙げられるが、これらに限定
されるものではない。ホスミドマイシンまたはそ
の塩類に対するハロゲン化アルカリ金属の添加量
は、通常ホスミドマイシンまたはその塩類1重量
部に対して、ハロゲン化アルカリ金属1重量部以
上が好ましい。 この発明の凍結乾燥粉体を得るには、まず、ホ
スミドマイシンまたはその塩類とハロゲン化アル
カリ金属の混合水溶液を作成し、これを常法によ
り凍結乾燥すればよい。すなわち、上記水溶液を
アンプルまたはバイヤル凍結乾燥、トレー凍結乾
燥、スプレー凍結乾燥等により、凍結させ高真空
下に水分を昇華させて脱水すれば、所望の凍結乾
燥粉末が得られる。 次に、この発明を実施例により説明する。 実施例 1 ホスミドマイシン・モノナトリウム塩300μg
と塩化ナトリウム9mgとを注射用蒸留水0.25mlに
溶解し、1mlアンプルに充填する。この充填品を
−40℃まで冷却して凍結させた後、高真空下に水
分を昇華させ、アンプル凍結乾燥粉体(皮内用製
剤)を得る。 実施例 2 ホスミドマイシン・モノナトリウム塩300μg
と塩化ナトリウム300μgとを注射用蒸留水0.25ml
に溶解し、1mlアンプルに充填する。この充填品
を−40℃まで冷却して凍結させた後、高真空下に
水分を昇華させ、アンプル凍結乾燥粉体(皮内用
製剤)を得る。 (発明の効果) この発明により、初めて、ホスミドマイシンま
たはその塩類の凍結乾燥粉体が得られたが、さら
に、このようにして得られた凍結乾燥粉体は、安
定性が著しく優れているという特長も兼ね備えて
いる。この事実に関し、以下の参考例および比較
例でより具体的に説明する。なお比較例で用いら
れているマンニトールは凍結乾燥製剤を製造する
に際し、賦形剤(安定剤)として広く繁用されて
いるものである。 参考例 ホスミドマイシン・モノナトリウム塩300μg
を注射用蒸留水0.25mlに溶解し、1mlアンプルに
充填し、実施例1と同様にして凍結乾燥したが、
凍結乾燥粉体は全く得られなかつた。 またホスミドマイシン・モノナトリウム塩の10
%水溶液および20%水溶液について凍結乾燥粉体
の製造を試みたが乾燥工程でケーキ・マトリツク
スの崩壊現象(発泡現象)が生じ、凍結乾燥粉体
は製造できなかつた。 比較例 実施例において、塩化ナトリウム9mgの代わり
に、マンニトール50mgを用いて、実施例1と同様
にしてアンプル凍結乾燥粉体(皮内用製剤)を製
造した。この粉体と実施例1で得られた粉体につ
き安定性を50℃で1カ月保温し、安定性試験をし
た。結果を次表に示す。
凍結乾燥粉体およびその製造法に関するものであ
り、医薬、農薬等の化学産業に有用な技術を提供
するものである。 従来の技術 ホスミドマイシンは一般式 〔3−(N−ホルミル−N−ヒドロキシアミノ)
プロピルホスホン酸〕 で示される優れた抗菌作用を有する公知物質であ
り、その塩類としては、例えば、ナトリウム塩、
カリウム塩、カルシウム塩、アルミニウム塩、ア
ンモニウム塩、マグネシウム塩、トリエチルアミ
ン塩、エタノールアミン塩、ジシクロヘキシルア
ミン塩、エチレンジアン塩、N,N′−ジベンジ
ルエチレンジアミン塩等の無機塩基または有機塩
基との塩類、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸と
の塩類が知られている。(例えば、特開昭53−
40720号公報参照) 発明が解決しようとする問題点 ところで、例えば皮内用製剤などの凍結乾燥粉
体の製造に際し、ホスミドマイシンまたはその塩
類の水溶液から、凍結乾燥粉体を得ようとして
も、ホスミドマイシンまたはその塩類が微量の場
合には、バイアル等の壁面に含水フイルム状固着
物となり、また比較的多量の場合であつても、発
泡固形物が得られるのみであり、凍結乾燥粉体を
得ることはできなかつた。 そこで、この発明者等は、まず第一に、ホスミ
ドマイシンまたはその塩類の凍結乾燥粉体を得る
ことを目的とし、さらに、ホスミドマイシンまた
はその塩類の安定な凍結乾燥粉体を得ることを目
的とした。 (発明の構成) 問題点を解決するための手段 この発明者等は上記問題点を解決するために
種々研究の結果、ホスミドマイシンまたはその塩
類を凍結乾燥するに際し、ホスミドマイシンまた
はその塩類にハロゲン化アルカリ金属を添加する
ことにより良好な凍結乾燥粉体が得られることを
見い出し、さらに鋭意研究の結果この発明を完成
した。 ここで使用されるハロゲン化アルカリ金属とし
ては、例えば塩化化ナトリウム、塩化カリウム、
臭臭化カリウム等が挙げられるが、これらに限定
されるものではない。ホスミドマイシンまたはそ
の塩類に対するハロゲン化アルカリ金属の添加量
は、通常ホスミドマイシンまたはその塩類1重量
部に対して、ハロゲン化アルカリ金属1重量部以
上が好ましい。 この発明の凍結乾燥粉体を得るには、まず、ホ
スミドマイシンまたはその塩類とハロゲン化アル
カリ金属の混合水溶液を作成し、これを常法によ
り凍結乾燥すればよい。すなわち、上記水溶液を
アンプルまたはバイヤル凍結乾燥、トレー凍結乾
燥、スプレー凍結乾燥等により、凍結させ高真空
下に水分を昇華させて脱水すれば、所望の凍結乾
燥粉末が得られる。 次に、この発明を実施例により説明する。 実施例 1 ホスミドマイシン・モノナトリウム塩300μg
と塩化ナトリウム9mgとを注射用蒸留水0.25mlに
溶解し、1mlアンプルに充填する。この充填品を
−40℃まで冷却して凍結させた後、高真空下に水
分を昇華させ、アンプル凍結乾燥粉体(皮内用製
剤)を得る。 実施例 2 ホスミドマイシン・モノナトリウム塩300μg
と塩化ナトリウム300μgとを注射用蒸留水0.25ml
に溶解し、1mlアンプルに充填する。この充填品
を−40℃まで冷却して凍結させた後、高真空下に
水分を昇華させ、アンプル凍結乾燥粉体(皮内用
製剤)を得る。 (発明の効果) この発明により、初めて、ホスミドマイシンま
たはその塩類の凍結乾燥粉体が得られたが、さら
に、このようにして得られた凍結乾燥粉体は、安
定性が著しく優れているという特長も兼ね備えて
いる。この事実に関し、以下の参考例および比較
例でより具体的に説明する。なお比較例で用いら
れているマンニトールは凍結乾燥製剤を製造する
に際し、賦形剤(安定剤)として広く繁用されて
いるものである。 参考例 ホスミドマイシン・モノナトリウム塩300μg
を注射用蒸留水0.25mlに溶解し、1mlアンプルに
充填し、実施例1と同様にして凍結乾燥したが、
凍結乾燥粉体は全く得られなかつた。 またホスミドマイシン・モノナトリウム塩の10
%水溶液および20%水溶液について凍結乾燥粉体
の製造を試みたが乾燥工程でケーキ・マトリツク
スの崩壊現象(発泡現象)が生じ、凍結乾燥粉体
は製造できなかつた。 比較例 実施例において、塩化ナトリウム9mgの代わり
に、マンニトール50mgを用いて、実施例1と同様
にしてアンプル凍結乾燥粉体(皮内用製剤)を製
造した。この粉体と実施例1で得られた粉体につ
き安定性を50℃で1カ月保温し、安定性試験をし
た。結果を次表に示す。
【表】
上記表から明らかなようにこの発明の凍結乾燥
粉体は、対照に比較して、極めて優れた安定性を
示す。
粉体は、対照に比較して、極めて優れた安定性を
示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ホスミドマイシンまたはその塩類とハロゲン
化アルカリ金属とを含有するホスミドマイシンま
たはその塩類の凍結乾燥粉体。 2 ハロゲン化アルカリ金属が塩化ナトリウムで
ある特許請求の範囲第1項記載のホスミドマイシ
ンまたはその塩類の凍結乾燥粉体。 3 ホスミドマイシンの塩類がナトリウム塩であ
る特許請求の範囲第2項記載のホスミドマイシン
またはその塩類の凍結乾燥粉体。 4 ホスミドマイシンまたはその塩類を凍結乾燥
するに際し、ホスミドマイシンまたはその塩類に
ハロゲン化アルカリ金属を添加することを特徴と
するホスミドマイシンまたはその塩類の凍結乾燥
粉体の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13848284A JPS6117596A (ja) | 1984-07-03 | 1984-07-03 | ホスミドマイシンまたはその塩類の凍結乾燥粉体およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13848284A JPS6117596A (ja) | 1984-07-03 | 1984-07-03 | ホスミドマイシンまたはその塩類の凍結乾燥粉体およびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6117596A JPS6117596A (ja) | 1986-01-25 |
| JPH0443074B2 true JPH0443074B2 (ja) | 1992-07-15 |
Family
ID=15223108
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13848284A Granted JPS6117596A (ja) | 1984-07-03 | 1984-07-03 | ホスミドマイシンまたはその塩類の凍結乾燥粉体およびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6117596A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA1078731A (en) * | 1976-12-16 | 1980-06-03 | Charles E. Frosst And Co. | Skeletal imaging kit utilizing triethylene tetramine hexa (methylene phosphonic acid) |
-
1984
- 1984-07-03 JP JP13848284A patent/JPS6117596A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6117596A (ja) | 1986-01-25 |
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