JPH0443326Y2 - - Google Patents

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JPH0443326Y2
JPH0443326Y2 JP1985133591U JP13359185U JPH0443326Y2 JP H0443326 Y2 JPH0443326 Y2 JP H0443326Y2 JP 1985133591 U JP1985133591 U JP 1985133591U JP 13359185 U JP13359185 U JP 13359185U JP H0443326 Y2 JPH0443326 Y2 JP H0443326Y2
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inking
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、印刷機に関し、特にインキ装置を印
刷機本体に対して着脱自在に構成するとともに、
当該インキ装置を印刷機本体に装着する際に、イ
ンキ練りローラをインキ着けローラに自動的に圧
接するようにした印刷機に関する。
(従来の技術とその問題点) 従来の印刷機においてはインキ着けローラやイ
ンキ練りローラなどを備えるインキ装置を印刷機
本体に組み込んで固設しているので、インキを交
換するために、従来のインキを取り除いて各ロー
ラを洗浄した後、別のインキを補充するという面
倒な作業が必要であり、しかも複雑な印刷機内部
に組み込まれたインキ装置においてそのような作
業をするので作業能率が悪かつた。
この問題を解消するために、インキ装置をユニ
ツト化し、印刷機本体に対し着脱自在になるよう
にすれば、インキ交換もきわめて容易になるが、
印刷機における各機構は相互に関連して複雑に構
成されており、なかなかインキ装置のみを印刷機
から分離するのが困難であつた。
特に、インキ装置のインキ着けローラの周胴部
はインキ着けをよくするため通常ゴムで形成さ
れ、一方のインキ練りローラはインキ膜の均一化
を達成するため金属などの硬質材料で形成されて
おり、したがつて、常時インキ練りローラをイン
キ着けローラに圧接していると、インキ着けロー
ラのゴム面に変形を生じインキムラの原因にな
る。
そこで、不必要なときには、当該インキ練りロ
ーラのインキ着けローラへの圧接を解除しておく
必要があるが、上述のようにインキ装置を印刷機
本体から着脱自在にすると、インキングユニツト
内のインキ練りローラとインキ着けローラの接離
機構も、本体印刷機の機構から分離されるため、
独自の離着胴機構をインキングユニツト内に設け
なければならず機構が複雑になるという問題が生
じる。
(考案の目的) 本願考案は、上述のような問題点を解消し、簡
易な構成により、インキ装置を印刷機本体に対し
着脱自在に構成するとともに、当該インキ装置の
印刷機本体への装着時に当該インキ練りローラが
インキ着けローラへ自動的に圧接されるようにし
た印刷機を提供することを目的とする。
(目的を達成するための手段) 上記目的を達成するため、本考案にかかる印刷
機は、 インキングユニツトを印刷機本体に対し着脱自
在とした印刷機において、 前記インキングユニツトは、 版面にインキを転写するためのインキ着けロー
ラと、 このインキ着けローラに所定のインキを膜状態
で供給するインキ供給手段と、 前記インキ着けローラに圧接されて回転し、前
記インキ膜厚を均一にするインキ練りローラと、 このインキ練りローラをインキ着けローラに対
して接離可能に保持し、起倒自在な作動レバーと
この作動レバーに連結され当該作動レバーの倒
伏・起立動作に連動して前記インキ練りローラを
前記インキ着けローラに圧接・圧接解除させるリ
ンク機構とからなるローラ作動機構と、 を備え、 前記印刷機本体側には、前記インキングユニツ
トを印刷機本体の所定の装着位置に挿入する際に
前記作動レバーに係合してこれを倒伏させる作動
部材を設けたことを特徴とする。
(作用) インキングユニツトの印刷機本体への装着時に
インキングユニツトに設けられた作動レバーが、
印刷機本体側に設けられた作動部材に係合し、ロ
ーラ作動機構のリンク機構により、インキ練りロ
ーラがインキ練りローラに圧接される。
(実施例) この考案の一実施例を、以下に述べる印刷機を
例に挙げて説明する。
A 印刷機の全体構成 第1図は、連続紙の印刷を可能とした多色刷オ
フセツト印刷機の概略断面図を示す。同図に示す
ように、印刷機本体1の略中央部にブランケツト
胴2が配設され、このブランケツト胴2の上部後
方位置と下部後方位置に、ブランケツト胴2に対
し離着胴自在な版胴3,4がそれぞれ配設され
る。これら版胴3,4の後方位置には、対応する
版胴3,4への自動給排版を可能とする給排版ユ
ニツト5,6と、対応する版胴3,4に巻付けら
れた版にインキ着けを行なうためのインキングユ
ニツト7,8がそれぞれ着脱自在に取付けられ、
かつ各給排版ユニツト5,6に給排版トレイ9,
10が着脱自在に取付けられる。
一方、ブランケツト胴2の下部前方位置には、
ブランケツト胴2に対し離着胴自在な圧胴11が
配設され、この圧胴11の下部後方位置と前方位
置に、圧胴11とブランケツト胴2間に通される
連続紙12の紙送りを制御するためのピンフイー
ドトラクタ13と吸引コンベア14がそれぞれ配
設される。これらピンフイードトラクタ13と吸
引コンベア14は、圧胴11とブランケツト胴2
の離着胴のタイミングに関連させて、連続紙12
の紙送りを間欠歩進するように制御して、連続紙
12に印刷が行なわれるように構成される。ま
た、印刷機本体1の前方位置には、印刷処理した
連続紙12を交互に折畳むようにして収容するた
めの振りガイド15と昇降自在な連続紙受け台1
6とを有する折たたみ機17が配置されている。
さらに圧胴11の下方には、圧胴表面の汚れを除
去するための圧胴洗浄ユニツト29が配設されて
いる。
また、ブランケツト胴2の上部前方位置には、
ブランケツト洗浄時において、ブランケツト胴2
に洗浄液を供給するための洗浄液供給ユニツト1
8と、その洗浄液を拭き取るための払拭ユニツト
19がそれぞれ着脱自在に取付けられている。
印刷機本体1の下部スペースにはメインモータ
20が設置され、ブランケツト胴2および吸引コ
ンベア14は例えばベルト等を介してメインモー
タ20により駆動されるとともに、ブランケツト
胴2と版胴3,4および圧胴11とはこれら各胴
の一方端部において噛合するよう配設されたギヤ
により機構的に連動されて、メインモータ20に
よる駆動系統をなしている。残りの機構部分には
必要に応じて例えばパルスモータやソレノイドな
どの駆動装置ないしはアクチユエータが取付けら
れ、これら駆動系統の駆動タイミングを制御する
ための情報入力手段としてセンサおよびスイツチ
類が所定必要箇所に適宜装着してある。
第2図はこの印刷機に用いられる制御システム
の概略を図示したものであり、マイクロプロセツ
サ21は制御バス22および各制御部23を介し
て外部装置24〜28と接続されている。システ
ムプログラムは例えばフロツピデイスク等の外部
記憶装置24に収容されており、システム起動の
当初にマイクロプロセツサ21に与えられる。オ
ペレータは印刷機本体の例えば側面位置などに設
けられたオペレーシヨンパネル25を通じて指令
を与え、マイクロプロセツサ21はセンサおよび
スイツチ類26,27から必要な情報を取込んで
システムプログラムに従つてモータやソレノイド
などの駆動系28を適宜動作させる。
以下に、インキング関係の構成、動作等につい
て説明する。
B インキング関係 (a) 構成 (1) インキングユニツトの構成 第3図にインキングユニツト7を示す。同図に
おいて、図aはインキングユニツトの正面図、図
bは同じく平面図、同cは同じく右側面図、同d
は同じく断面図、図eは同じく左側面図、図fは
その平面断面図を示す。
このインキングユニツト7は、左右フレーム7
01,702(同図a,b)の相対向する側板7
01a,702a間に連結軸703,704(同
図d)を掛け渡して枠組が構成される。左右フレ
ーム701,702には、側板701a,702
aの上端に、両外側方へ向けてレール片701
b,702bが突設されるとともに、側板701
a,702aの前端に、両外側方へ向けて係止片
701c,702cが突設される。また、側板7
01a,702aの後端上部には、インキングユ
ニツト離着胴駆動レバー(後述する)を係合する
ために斜め下部前方へ向けて切込まれた切欠き7
01d,702d(同図d,e)が設けられ、ま
た側板701a,702aの後端下部は、版胴3
の外径に対応して円弧部701e,702eに仕
上げられる。係止片701c,702cの前面側
には、把手705とユニツト取付ねじ706a,
706bがそれぞれ取付けられ、係止片702c
の裏面側には、取付金具707を介してコネクタ
708が取付けられる。また、側板702aの外
面にはドクターブレード押込量制御用のパルスモ
ータ709が取付けられ、このパルスモータ70
9がコード(図示省略)を介して上記コネクタ7
08に接続される。
左右フレーム701,702間には、第3図d
に示すように、ゴム製インキ着けローラ710、
金属製練りローラ711,712、ゴム製補助イ
ンキ着けローラ713、ドクターブレード714
および偏心ローラ715が配される。
インキ着けローラ710は、そのローラ軸71
0aの両端を、側板701a,702aの所定位
置に取付けられた軸受716に回転自在に支持さ
れており、そのローラ軸710aの右端にインキ
ングギヤ717とインキ着けローラ逆転防止機構
718が配設されるとともに、ローラ軸710a
の右端延長部710bと左端延長部710cに、
軸間距離規制用ベアリング719がそれぞれ取付
けられる。このインキ着けローラ710は、ドク
ターブレード714の押込時に受けるローラの変
形が局部に集中しないように、外層710d(第
3図d参照)が硬く、内層710eが柔かいゴム
から成る2層ローラに仕上げられている。
第4図a,bは、インキ着けローラ逆転防止機
構718の詳細図を示す。同図に示すように、イ
ンキングギヤ717がローラ軸710aに回転自
在に取付けられ、爪車720がローラ軸710a
に回り止め状態で連結される。インキングギヤ7
17の外側面には、爪車720を取り囲むように
3個の支点ピン722が立設され、各支点ピン7
22に、先端部がまわり止めラチエツト爪723
aから成るアーム723がそれぞれ回転自在に連
結される。アーム723の先端部には、ばね受け
部材724が固定ピン724aにより立設され、
隣接するアーム723のばね受け部材724間に
引張コイルばね726がそれぞれ取り付けられ、
これにより各アーム723が支点ピン722を支
点として内方向に回転付勢されて、アーム723
の爪部723aが爪車720に係合される。
この逆転防止機構718は、印刷時において、
インキングキヤ717がこれと噛合する版胴ギヤ
(後述する)により第4図aの左回り方向(正方
向)へ回転駆動されたときに、アーム723の爪
部723aを爪車720に噛み合わせて、インキ
ングギヤ717の回転をローラ軸710aに伝達
し、インキ着けローラ710を正方向に回転させ
る。一方、印刷解除時において、インキングギヤ
717が外部からの手動操作で第4図aの右回り
方向へ回転駆動されたときは、アーム723の爪
部723aと爪車720との噛合を解き、言い換
えればインキングギヤ717を爪車720に対し
空回りさせて、インキングギヤ717の回転がロ
ーラ軸710aに伝達されるのを防止し、インキ
着けローラ710を停止状態に保つ。すなわち、
この逆転防止機構718は、印刷時においては、
インキングギヤ717の回転をインキ着けローラ
710に伝達する作用を果たし、印刷解除時にお
いては、インキ着けローラ710の逆転を防止す
る機能を果たす。
再び第3図に戻つて、練りローラ711は、そ
のローラ軸711aの両端を、側板701a,7
02aに取付けられた軸受727(第3図c,
f)に回転自在でかつローラ軸方向に揺動自在に
支持されており、同様に、他の練りローラ712
も、そのローラ軸712aの両端を、側板701
a,702aに取付けられた軸受728に回転自
在でかつローラ軸方向に揺動自在に支持される。
これら練りローラ711,712のローラ軸方
向への揺動は、インキ着けローラ710の回転に
連動して行なわれる。その機構はつぎのとおりで
ある。すなわち、第3図e,fに示すように、練
りローラ711,712の左端に、溝付カム72
9,730がそれぞれ取付けられる。一方、イン
キ着けローラ710のローラ軸710aの左端に
ギヤ731が取付けられ、このギヤ731と噛合
するギヤ732を有するカム733が、側板70
1aに突設した支点ピン734′を支点として回
転自在に保持される。カム733には、その外周
部にカム軸方向に対し傾斜した周溝733aが形
成される。そして、カム733の周溝733a
と、カム729,730の周溝729a,730
a間に、カムフオロワ734,735がそれぞれ
掛け渡すようにして取付けられ、これらカムフオ
ロワ734,735の中央部が、側板701aに
支持された軸受736,737にそれぞれ回転自
在に支持される。
この揺動機構によれば、インキ着けローラ71
0が回転駆動されると、ギヤ731,732を介
してカム733が回転し、このカム733の回転
に伴い、周溝733aの作用で、カムフオロア7
34,735が軸受736,737を支点に揺動
してカム729,730をローラ軸方向に揺動さ
せ、これにより練りローラ711,712がロー
ラ軸方向に揺動駆動される。
一方、練りローラ711,712を支持するた
めの軸受727,728(第3図c,f)は、そ
れぞれボルト738,739を支点として回転自
在に側板701a,702aに取付けられ、これ
ら軸受727,728が、それぞれリンク74
0,741を介して、作動レバー742と連結さ
れる。この作動レバー742は、支点ピン743
を支点として側板701a,702aに回転自在
に取付けられ、かつその上端が、レール片701
b,702bに設けられたスリツト744(第3
図b)に下方より貫通してレール片701b,7
02bの上方に突出し、その突出上端にばね係止
凹部742aが形成される。
このばね係止凹部742aを第3図cの左方へ
押し込むと、作動レバー742が支点ピン743
を支点として左方へ倒れ、リンク740を介して
軸受727がボルト738を支点に左回り方向に
回転して、練りローラ711の周胴部が、インキ
着けローラ710の周胴部と、補助インキ着けロ
ーラ713の周胴部に押し付けられる。同時に、
リンク741を介して軸受728がボルト739
を支点に右回り方向に回転されて、練りローラ7
12の周胴部がインキ着けローラ710の周胴部
に押し付けられる。印刷時には、上記の押付状態
で、練りローラ711,712が、インキ着けロ
ーラ710の回転に伴つてローラ軸方向へ揺動し
ながら回転して、インキ着けローラ710上のイ
ンキ膜厚を均一化する作用を果たす。上記の押付
状態で、ばね係止凹部742aの押し込みを解除
すると、インキ着けローラ710のゴムの弾性力
で練りローラ711,712が元の位置に押し戻
され、練りローラ711,712のインキ着けロ
ーラ710に対する押付力が解除される。
補助インキ着けローラ713は、そのローラ軸
713a(第3図c,e)の両端を、側板701
a,702aの所定位置に取付けられた軸受74
5に回転自在に支持されている。この補助インキ
着けローラ713は、その周胴部を練りローラ7
11の周胴部に対接しており、インキ着けローラ
710上のインキを、練りローラ711を介して
補助インキ着けローラ713に転移するように構
成されている。
ドクターブレード714は、第3図dの左右方
向へ進退自在となるように、両端をフレーム側板
701a,702aに取付けたピポツト軸受74
6(第3図a)により支持されており、このドク
ターブレード714の前面と、インキ着けローラ
710の上面とで囲まれる空間が、インキ溜め空
間747とされる。フレーム側板701a,70
2a間に掛け渡された連結軸704には、一対の
支持金具748が左右方向に所定間隔をあけて取
付けられ、これら支持金具748に一対の偏心ロ
ーラ715が左右方向に所定間隔あけて保持され
る。
偏心ローラ715は、第3図a,bに示すよう
に、内輪715aの外周部にボール715bを介
して外輪715cを回転自在に取付けたベアリン
グ構造を有し、両偏心ローラ715の内輪715
a相互が連結軸749により連結される。この場
合、内輪715a、外輪715c、連結軸749
の回転中心は、相互に一致するように構成され
る。また、両偏心ローラ715の内輪715aの
外側面には回転駆動軸750が連結される。この
回転駆動軸750の軸心は、偏心ローラ715お
よび連結軸749の回転中心に対し偏心してお
り、この回転駆動軸750が、支持金具748に
設けられた軸受751に回転自在に保持される。
この回転駆動軸750の回転駆動は、その右端に
軸継手752を介して連結されたパルスモータ7
09により行われる。
上記パルスモータ709により回転駆動軸75
0を第3図dの左回り方向に所定範囲内で回転駆
動すれば、偏心ローラ715の内輪715aが回
転駆動軸750の回転中心に対し同じく左回り方
向に偏心回転し、この偏心回転に伴い、偏心ロー
ラ715の外輪715cが、その外周面をドクタ
ーブレード714の背面に圧接して回転を規制さ
れながらその中心位置を偏心移動させ、ドクター
ブレード714が第3図dの左方向へ押し込まれ
る。
逆に、回転駆動軸750を第3図dの右回り方
向に所定範囲内で回転駆動すれば、上記と逆に偏
心ローラ715の外輪715cが第3図dの右方
向へ移動し、ドクターブレード714は、インキ
着けローラ710のゴムの弾性力により、背面を
押込部材715に押付けられた状態で第3図dの
右方向へ押し戻される。そこで、パルスモータ7
09により、回転駆動軸750の回転量を制御す
れば、ドクターブレード714のインキ着けロー
ラ710に対する押込量を調整することが可能と
なり、この実施例では、電子制御(その詳細は後
述する)によりドクターブレード714の押込量
を制御するように構成している。
第5図は、ドクターブレード714の押込量制
御に必要な機構を示したインキングユニツト7の
要部断面図および要部正面図である。同図に示す
ように、回転駆動軸750に、原点検出用カム7
53と押込限界検出用カム754が取付けられ、
これらカム753,754により作動される原点
検出用リミツトスイツチ755と押込限界検出用
リミツトスイツチ756が、取付金具757を介
して支持金具748に取付けられる。これらリミ
ツトスイツチ755,756は、第3図bに示す
コネクタ708に電気的に接続されている。
(2) インキングユニツトの取付側の構成 つぎに、インキングユニツト7を取付ける側の
構成について説明する。第6図はインキングユニ
ツト7を取付ける前の印刷機本体1の背面図を示
し、第7図は第6図の−線断面図を示す。
まず、版胴3はその右端に版胴ギヤ301を固
定し、この版胴3と版胴ギヤ301が版胴支軸3
02に回転自在に保持される。版胴支軸302
は、その両端に、第8図に示すように、版胴支軸
302の軸心302aに対し偏心した回転中心3
03aをもつ偏心軸303が設けられ、これら偏
心軸303が、印刷機本体1の左右側板101,
102に取付けられた軸受304に回転自在に保
持される。この版胴3の回転駆動は、版胴ギヤ3
01を、ブランケツト胴2の右端に設けられたブ
ランケツト胴ギヤ(図示省略)に噛合することに
より行なわれ、また、版胴3のブランケツト胴2
に対する離着胴は、上記偏心軸303を、例えば
パルスモータ等を用いて、一定角度内で正逆回転
駆動することにより行なわれる。
版胴3の両側方には、一対の軸間距離規制部材
305が配設される。軸間距離規制部材305
は、その下端を版胴支軸302に回転自在に保持
され、上端には、インキングユニツト7の軸間距
離規制ベアリング719を保持するためのベアリ
ング保持凹部305aが形成される。また、軸間
距離規制部材305は、略中間位置に位置決めピ
ン挿通穴305bが形成され、この位置決めピン
挿通穴305bに、左右側板101,102の内
側面に突設された位置決めピン103が貫通され
て、一定姿勢を保持するように構成される。この
場合、位置決めピン挿通穴305bの穴径を位置
決めピン103の軸径よりも大きく設定して、版
胴支軸302の偏心回転に伴う版胴3の離着胴動
作を妨げないように構成されている。
一方、左右側板101,102の内側面には、
インキングユニツト7の装着ガイドとして機能す
るレール受片104,105が相対向する位置に
取付けられる。レール受片105の上面位置に
は、第9図に示すように、ねじりコイルばね10
6がねじ107により取付けられ、そのばね先端
106aが、インキングユニツト7の装着時にお
いて作動レバー742と係合する位置に配設され
る。レール受片104の上面位置にも、同様にし
て、ねじりコイルばね108が取付けられる。ま
た、レール受片104,105の上面前端には、
係止部材109が取付けられ、その切欠部下面1
09aでインキングユニツト7のレール片701
b,702bの後端上面を係合することによりイ
ンキングユニツト7を引出状態で保持可能とす
る。
また、左右側板101,102の内側面には、
一対のインキングユニツト支持アーム110,1
11がボルト112を支点として回転自在に取付
けられ、これら支持アーム110,111の回転
範囲が、左右側板101,102の内側面に突設
された回転規制部材113により、インキングユ
ニツト7の離着胴動作に支障をきたさない一定範
囲内に規制される。また、ボルト112の位置、
言い換えれば支持アーム110,111の回転中
心が、第7図に示す圧力角α(この実施例では
14.50°)よりも内方に配置され、これにより、イ
ンキングユニツト7の装着時において、版胴ギヤ
301の回転駆動により、インキングギヤ717
が版胴ギヤ301と噛み合う方向へ付勢されるよ
うに構成される。これら支持アーム110,11
1の前面には、インキングユニツト7のユニツト
取付ねじ706a,706bに対応したねじ穴1
14が形成される。また支持アーム111には、
ねじ穴114の上方位置に、インキングユニツト
7の装着完了を検知するためのリミツトスイツチ
115が取付けられるとともに、取付金具116
を介してコネクタ117が取付けられる。このコ
ネクタ117は、第2図の制御部23を介してマ
イクロプロセツサ21に接続される。
一方、レール受片104,105の後方位置に
は、インキングユニツト7の離着胴動作を行うた
めの一対の離着胴駆動レバー118が左右方向に
所定間隔をあけて配設される。これら離着胴駆動
レバー118は、その先端にインキングユニツト
7の切欠き701d,702dへ係合可能なベア
リング118aを配して、基端部が駆動軸119
に固定され、その駆動軸119が、その両端を、
左右側板101,102に取付けられた軸受12
0に回転自在に保持される。この駆動軸119の
右端には、右側板102の外方において第10図
に示すリンク121が連結され、このリンク12
1を右回り方向に回転付勢するためのばね122
が、リンク121の一端と右側板102間に掛け
渡されるとともに、リンク121を左回り方向へ
回転駆動するためのソレノイド123が右側板1
02に固定されて、このソレノイド123とリン
ク121の他端がばね124により連結される。
また、リンク121の回転範囲を規制するための
ストツパ125が右側板102に取付けられる。
このソレノイド123に通電が行なわれると、リ
ンク121が第10図の左回り方向へ回転駆動さ
れ、これに伴い離着胴レバー118も第7図の左
回り方向へ回転駆動されてインキングユニツト7
を着胴作動する位置にセツトされる。ついで、ソ
レノイド123への通電が解除されると、ばね1
22の付勢力でリンク121が第10図の右回り
方向へ回転復帰し、これに伴い離着胴レバー11
8も右回り方向に回転してインキングユニツト7
を離胴作動する位置に復帰する。
(b) インキングユニツトの装着作業 つぎに、インキングユニツト7を印刷機本体1
に装着する手順を説明する。この装着は、印刷機
本体1内の各胴が離胴状態で行なわれる。すなわ
ち、版胴3はブランケツト胴2に対し離胴状態に
あり、インキングユニツト7を離着胴駆動するた
めの離着胴レバー118も、離胴作動位置(第7
図の右回り回転位置)にある。
インキングユニツト7の装着を行うには、両手
で把手705を持つてインキングユニツト7を持
ち上げ、インキングユニツト7のレール片701
b,702bの後端を、印刷機本体1のレール受
片104,105の前端に係載して、レール片7
01b,702bをレール受片104,105に
沿つて滑らすようにして、印刷機本体1の奥へ押
し込む。インキングユニツト7が印刷機本体1の
奥まで押し込まれると、第11図に示すように、
離着胴レバー118のベアリング118aがイン
キングユニツト7の切欠き701d,702dに
係合してインキングユニツト7の後端が少し上方
へ持ち上げられ、これによりレール片701b,
702bの後端がレール受片104,105から
浮き上がる。ついで、インキングユニツト7の取
付ねじ706a,706bを、インキングユニツ
ト支持アーム110,111のねじ穴114に締
め付け固定すると、インキングユニツト7の係止
片701c,702cがボルト112を支点とし
て少し上方へ持ち上げられるようにして支持アー
ム110,111側へ引き寄せられ、これにより
レール片701b,702bの前端もレール受片
104,105から浮き上がる。こうして、レー
ル片701b,702bがレール受片104,1
05の上方位置に離れて配置されることにより、
次に行われるインキングユニツト7の着胴動作が
可能となる。
こうしてインキングユニツト7の装着が行なわ
れると、リミツトスイツチ115が係止片702
cにより押されてオンとなり、インキングユニツ
ト装着検知信号がマイクロプロセツサ21(第2
図)へ出力される。また、インキングユニツト7
に取付けられたコネクタ708が、支持アーム1
11に取付けられたコネクタ117と接続され
て、インキングユニツト7のモータやスイツチ類
がマイクロプロセツサ21(第2図)と電気的に
接続される。また、インキングユニツト7の両側
に設けられた作動レバー742が、レール受片1
04,105側に設けられたばね106,108
に押されて第11図aの左回り方向に倒伏するよ
うに回転され、既述したリンク機構を介して練り
ローラ711,712がインキ着けローラ710
に所定圧で押付けられる。また、インキングギヤ
717が版胴ギヤ301に噛合し、軸間距離規制
ベアリング719が軸間距離規制部材305のベ
アリング保持凹部305aの上方位置に対向配置
される。
インキングユニツト7の取外しは、装着の場合
と逆の手順で行なえばよい。インキングユニツト
7を取外すと、コネクタ708と117の接続が
解除され、リミツトスイツチ115がオフとな
り、作動レバー742が起立姿勢に復帰して練り
ローラ711,712のインキ着けローラ710
への押付力が解除される。
インキングユニツト8は、インキングユニツト
7と同一に構成され、その着脱作業もインキング
ユニツト7の場合と同様にして行われる。
(C) 動作 () インキングユニツトの離着胴動作 印刷機本体1に装着されたインキングユニツト
7は、給排版時やブランケツト胴洗浄時等におい
ては、インキ着けローラ710を版胴3から離胴
させる必要があり、逆に、印刷時においては、イ
ンキ着けローラ710を版胴3に着胴させる必要
がある。
このようなインキングユニツト7の離着胴動作
は、インキングユニツト7の切欠き701d,7
02dに係合した離着胴駆動レバー118を、第
10図に示すソレノイド123により回転制御す
ることにより行なわれる。すなわち、インキング
ユニツト7を着胴させるには、ソレノイド123
に通電を行なう。これにより、リンク121が第
10図左回り方向に回転し、レバ118が同じく
第11図aの左回り方向に回転して、インキング
ユニツト7が支持アーム110,111のボルト
112を支点に第11図aの右回り方向に回転
し、インキ着けローラ710と補助インキ着けロ
ーラ713が版胴3に巻かれた版(図示省略)上
に着胴される。この場合、インキングユニツト7
の軸間距離規制ベアリング719が、軸間距離規
制部材305のベアリング保持凹部305aに係
止されて、インキ着けローラ710のローラ軸7
10aと版胴支軸302との軸間距離が一定距離
に保たれ、これにより印刷時における、インキ着
けローラ710と版胴3とのニツプ幅がインキ転
写に最適な一定値に保たれる。インキングユニツ
ト7を離胴動作させるには、第10図に示すソレ
ノイド123への通電を解除すればよい。ソレノ
イド123への通電が解除されると、第11図に
示すレバー118が右回り方向に回転して上記と
逆の動作でインキングユニツト7が版胴3から離
胴される。
インキングユニツト8(第1図)の版胴4への
離着胴動作も、インキングユニツト7の場合と同
様にして行なわれる。
() インキングユニツトの定常印刷動作 定常印刷は、インキングユニツト7(インキン
グユニツト8の場合も同様)を版胴3に着胴した
状態で行なわれる。この定常印刷時においては、
第12図に示すように、版胴3が左回り方向に回
転駆動されるため、版胴ギヤ301(第11図)
に噛合したインキングギヤ717を介して、イン
キ着けローラ710が第12図の右回り方向(正
方向)に回転駆動され、このインキ着けローラ7
10の回転により、練りローラ711,712が
軸方向に揺動しながら左回り方向に回転して、補
助インキ着けローラ713が右回り方向に回転駆
動される。
これにより、インキ着けローラ710の周胴部
表面におけるドクターブレード714の通過直後
の領域には、インキ溜め空間747に収容された
インキ758により、ドクターブレード714の
刃先714aの押込量に応じた膜厚のインキ膜が
形成され、このインキ膜の膜厚が軸方向に揺動す
る練りローラ711により均一にされた後、版胴
3に巻き付けられた版の画線部分に着肉される。
着肉し残されたインキ着けローラ710上のイン
キは、再び、練りローラ712により膜厚が均一
化され、補助インキ着けローラ713を介して版
胴3上の版に再度着肉される。練りローラ712
への転移も行なわれなかつたインキは、インキ溜
め空間747内に回収されて、次回の印刷に再利
用される。
() ドクターブレード押込量制御動作 つぎに、ドクターブレード714の押込量制御
動作について説明する。第13図は、偏心ローラ
715の偏心回転に伴う、ドクターブレード71
4の押込動作を示す図である。同図aは、押込動
作前の状態を示す、この状態から、偏心ローラ7
15が左回り方向へ偏心回転すると、同図bの回
転位置でドクターブレード714がインキ着けロ
ーラ710にキスタツチし、ついで回転量が増す
につれてインキ着けローラ710への押込量が
徐々に増大されて(同図c参照)、同図dの回転
位置で所定の押込み限界位置まで押込まれる。さ
らに、偏心回転を続けると、同図eに示すように
インキ着けローラ710への押込量は最大押込量
に達する。
以上、押込動作の原理を説明したが、上記の実
施例においては、同図bから同図dの範囲内で押
込動作が行なわれるように、マイクロプロセツサ
21(第2図)により制御される。そのために、
同図bの回転位置が原点位置に設定され、同図d
の回転位置が押込み限界点に設定される。そし
て、上記原点位置と押込み限界点を検出するため
のセンサ、すなわち原点検出用リミツトスイツチ
755と押込限界検出用リミツトスイツチ756
が、第5図に示すように回転駆動軸750に対向
する位置に取付けられるとともに、これらリミツ
トスイツチ755,756を作動するための原点
検出用カム753と押込限界検出用カム754
が、回転駆動軸750に取付けられる。この場
合、原点検出用リミツトスイツチ755は、第1
3図a〜bの回転範囲内でのみオンとなり、押込
限界検出用リミツトスイツチ756は、第13図
d〜eの回転範囲内でのみオンとなるように構成
される。第14図は、上記リミツトスイツチ75
5,756の動作状態と、ブレードの押込みの状
態との関係を示した図である。なお、既述したよ
うに、回転駆動軸750、言い換えれば偏心ロー
ラ715の回転駆動は、マイクロプロセツサ21
(第2図)により制御されるパルスモータ709
(第3図b)により行なわれる。
第15図は、インキングユニツト7(インキン
グユニツト8の場合も同様)を装着した場合に行
なわれる、マイクロプロセツサ21(第2図)に
よる押込量制御動作を示すフローチヤートであ
る。インキングユニツト7が装着されると、まず
ステツプS1において、原点検出用リミツトスイ
ツチ755が「オン」か否かが判断される。今、
仮に、偏心ローラ715が第13図a〜bの範囲
内の回転位置にあるとすると、第14図に示すよ
うに原点検出用リミツトスイツチ755は「オ
ン」となつているため、ステツプS2に進み、パ
ルスモータ709が10パルス分だけ押込み方向
(第13図左回り方向)に回転駆動される(この
実施例では45パルスで0.05mm押し込まれるように
設定されている)。その後、再びステツプS1に戻
り、上記原点検出用リミツトスイツチ755の動
作状態が再び判断されて、そのリミツトスイツチ
755が「オフ」になるまで、言い換えれば、偏
心ローラ715の回転位置が原点位置(第13図
b)を越えるまで、上記動作が繰り返される。
こうして、偏心ローラ715の回転位置が原点
位置を越え、あるいは当初から偏心ローラの回転
位置が原点位置を越えている場合には、ステツプ
S3に進み、ここでパルスモータ709が1パル
ス分だけ引戻し方向(第13図の右回り方向)に
回転駆動される。これにより、ドクターブレード
714は、インキ着けローラ710のゴムの弾性
力で1パルス分だけ引戻され、ステツプS4へ進
む。
ステツプS4では、再び、原点検出用リミツト
スイツチ755が「オン」となつたか否かが判断
され、引き続き「オフ」の場合には再びステツプ
S3へ戻つて、原点検出用リミツトスイツチ75
5が「オン」となるまで、言い換えれば、偏心ロ
ーラ715の回転位置が原点位置(第13図b)
に達するまで上記動作が繰り返される。
こうして、偏心ローラ715が原点位置に達す
ると、ステツプS5へ進み、ここでパルスモータ
709により予め設定された規定パルス数だけ押
込動作が行なわれて、例えば第13図cに示すよ
うに、ドクターブレード714が標準的な押込位
置まで押込まれる。この標準的な押込位置は、上
記規定パルス数を適当な値に設定することによ
り、適宜変更しうることは言うまでもない。
第16図および第17図は、上記インキングユ
ニツト7の装着により設定されたドクターブレー
ド714の標準的な押込位置では、所望の印刷濃
度が得られない場合に、オペレーターによるオペ
レーシヨンパネル25(第2図)の「押込みキ
ー」あるいは「引戻しキー」の投入操作に連動し
て行なわれるマイクロプロセツサ21の動作を示
すフローチヤートである。
すなわち、「押込みキー」が押されたときには、
ステツプS6において、押込限界検出用リミツト
スイツチ756が「オン」か否かが判断され、
「オン」の場合、すなわち偏心ローラ715の回
転位置が押込限界か押込限界を越えている場合
(第13図のd〜eの状態)には、それ以上の押
込みを禁止する必要があるので、ステツプS7に
進み、ブザーを鳴らして作業を終了する。一方、
ステツプS6において、押込限界を越えていない
と判断されたときは、ステツプS8に進み、パル
スモータ709により1パルス分だけ押込動作を
行う。ついでステツプS9に進み、ここで45パル
ス分の押込動作(0.05mmの押込量に相当)が行な
われた否かを判断し、45パルス分の押込動作が行
なわれていないときには、再びステツプS6に戻
つて、45パルス分の押込動作が行なわれるまで、
上記作業を繰り返す。こうして、45パルス分の押
し込み動作を行つてドクターブレード714が
0.05mm押込まれると、作業を終了する。このよう
に、1回のキー操作で0.05mmだけドクターブレー
ド714が押込まれるため、所望の押込量を得る
には、それに相当する回数だけキー操作を行なえ
ばよい。
一方、「引戻しキー」が押されたときには、ス
テツプS10において、原点検出用リミツトスイツ
チ755が「オン」か否かが判断され、「オン」
の場合、すなわち偏心ローラ715の回転位置が
原点位置か原点位置を越えている場合(第13図
b〜aの状態)には、それ以上の引戻しを禁止す
る必要があるのでステツプS11に進み、ブザーを
鳴らして作業を終了する。一方、ステツプS10に
おいて、原点検出用リミツトスイツチ755が
「オフ」の場合は、ステツプS12に進み、パルス
モータ709により1パルス分だけ引戻し動作を
行なう。ついでステツプS13に進み、ここで45パ
ルス分の引戻し動作(0.05mmの引戻量に相当)が
行なわれたか否かを判断し、45パルス分の引戻し
動作が行なわれていないときには、再びステツプ
S10に戻つて、45パルス分の引戻し動作が行なわ
れるまで、上記作業を繰り返す。こうして、45パ
ルス分の引戻し動作を行なつてドクターブレード
714が0.05mm引戻されると、作業を終了する。
この引戻し作業も、1回のキー操作により0.05mm
だけドクターブレード714が引戻されるため、
所望の引戻し量を得るには、それに相当する回数
だけキー操作を行なえばよい。ここでは1回のキ
ー操作で動かせるブレードの量を0.05mm(45パル
ス相当)としたが、この値を変えることも、もち
ろん可能である。
このように、回転駆動軸750に対し偏心した
偏心ローラ715の回転量をパルスモータ709
により制御してドクターブレード714のインキ
着けローラ710に対する押込量を調整できるた
め、簡単な構造で、しかも簡単な操作により押込
量の微調整が可能となり、言い換えればインキ着
けローラ710上のインキ膜厚の微調整ができて
印刷濃度を精度良く制御することが可能となる。
また、押込量が増すにつれて、インキ着けローラ
710からの反発力により回転駆動軸750の回
りに作用するモーメントの脚が短かくなるよう
に、偏心ローラ715の位相を選んでいるため、
押込み量を増すことによりインキ着けローラ71
0からの反力が大きくなつても、偏心ローラ71
5をパルスモータで回すことに支障はない。しか
も、偏心ローラ715の1パルス当りの回転角は
一定なため、上記のように、モーメントの脚が短
かくなる方向で偏心ローラ715を使用すると、
印刷濃度制御が行なわれる回転角の近辺では、回
転角の変化に対し押込量の微調整が可能となる。
さらに、第13図eに示すように、押込限界検出
よりわずかに押込んだ位置に機構的な押込限界位
置があることから、回転駆動軸750が異常な動
作をしても、インキ着けローラ710に回復不能
なへこみを与える心配もない。
(d) インキ着けローラ2層構造の作用 第3図dに示すように、インキ着けローラ71
0は、外層710dが硬く、内層710eが柔か
い2層構造に仕上げられている。第18図は、上
記インキ着けローラ710の押込による変形状態
を示した図である。ただし、第18図において
は、変形状態を分り易くするために、縦横比を変
えて図示してある。同図において、曲線Aは、ド
クターブレード714の押込みがなく、インキ着
けローラ710が静止しているときのローラ形状
を示し、曲線Bは、静止したインキ着けローラ7
10にドクターブレード714を所定量だけ押込
んだときのローラ変形を示し、曲線Cは、上記ド
クターブレード714を上記の押込位置に保つた
状態でインキ着けローラ710を回転させたとき
のローラ変形を示す。上記曲線Cで示されるよう
に、インキ着けローラとして、表層が内層よりも
硬いゴムで構成された2層構造のインキ着けロー
ラ710を使用した場合には、そのローラ710
にドクターブレード714を押付けたときに、ロ
ーラ710の変形がローラ内部まで及び、これに
より一層ローラの場合のような局部変形が防止さ
れ、言い換えればローラ710の変形がドクター
ブレード714の押圧部Pを中心として全体に広
がるため、インキ着けローラ710の表面に形成
されるインキ膜の厚みムラを低減できて、ローラ
軸方向(幅方向)に均一な厚みのインキ膜を形成
することが可能となる。
第19図は、インキ着けローラ回転数と、ドク
ターブレード押込量と、インキ膜厚との関係を一
例として示した特性図である。この図から分るこ
とは、インキ膜厚がドクターブレード押込量0.2
〜0.5mmの範囲で10μm〜5μmまでゆるやかに変化
し、しかもインキ着けローラ回転数の影響をほと
んど受けないということである。言い換えれば、
ドクターブレード押込量を上記範囲に設定すれ
ば、安定で制御し易いインキ膜を形成することが
可能となる。
なお、インキ着けローラ710の材質として
は、例えば天然ゴム、合成ゴム、熱可塑性の高分
子エラストマ等が用いられる。いま、具体的一例
を示すと、直径60.5mmのインキ着けローラ710
において、ローラ軸710aの直径が20mm、この
ローラ軸710aの外周に固着して形成された厚
さ15mm、ゴム硬度20度のニトリルゴム製の内層7
10e、この内層710eの外周に固着して形成
された厚さ5.25mm、ゴム硬度30度のニトリルゴム
製の外層710dからなる。
上記実施例においては、インキ着けローラ71
0が2層構造に仕上げられているが、インキ着け
ローラは必ずしも2層構造のみに限定されるもの
ではなく、要は、表面側の層ほど内部の層よりも
硬度が大きく設定された複層構造であればよい。
(e) インキ着けローラ逆転防止機構の効果 第4図に示す逆転防止機構718の作用は、既
述の「(1)インキングユニツトの構成」の欄で説明
したように、インキングギヤ717の第4図aの
左回り方向(正方向)の回転のみがインキ着けロ
ーラ軸710aに伝達されて、右回り方向(逆方
向)の回転伝達は阻止される。したがつて印刷時
において、版胴ギヤ301によりインキングギヤ
717が左回り方向(正方向)に回転駆動された
場合には、インキ着けローラ710を正方向に回
転させて定常印刷動作を行なわせることができ
る。一方、印刷停止時において、作業員の誤りに
より、あるいは保守、点検等のために、手動で版
胴3を印刷時の回転方向と逆方向に回転させた場
合には、版胴ギヤ301によりインキングギヤ7
17が右回り方向(逆方向)に回転駆動されるこ
ととなるが、この場合は、インキングギヤ717
の回転がインキ着けローラ軸710aに伝達され
ないため、インキ着けローラ710は停止状態を
保ち(すなわちインキ着けローラ710はドクタ
ーブレード714の押付力を受けて停止状態を保
ち)、インキ着けローラ710の逆回転が阻止さ
れて、インキが版面に多量に転写されるのを防止
できる。しかも、正回転時には、歯車機構により
インキ着けローラ710をなめらかに回転させ
て、正常なインキングを行える。
なお、上記実施例においては、インキングギヤ
717の正方向の回転をインキ着けローラ軸71
0aに伝達するとともに逆方向の回転伝達を阻止
する一方向回転伝達機構が、爪車720、爪部7
23aを有するアーム723、ばね726等によ
り構成されているが、一方向回転伝達機構は、上
記構成に限定されるものでないことは言うまでも
ない。また、このインキ着けローラ逆転防止機構
は、上記実施例のようなドクターブレード方式の
印刷機のみならず、リバースローラ方式の印刷機
にも適用可能である。
(f) 練りローラ押付力付与・解除機構の効果 第3図cに示す練りローラ押付力付与・解除機
構の作用は、既述の「(1)インキングユニツトの構
成」および「(b)インキングユニツトの装着作業」
において説明したとおりである。すなわち、イン
キングユニツト7を印刷機本体1に装着すると、
インキングユニツト7の両側に設けられた作動レ
バー742がばね106,108に押されて第1
1図aの左回り方向に倒伏するように回転され、
既述したリンク機構を介して練りローラ711,
712がインキ着けローラ710に所定圧で押し
着けられる。これにより、印刷時において、イン
キ着けローラ710上のインキ膜厚を、練りロー
ラ711,712により均一化させることができ
る。一方、印刷終了後に、インキングユニツト7
を印刷機本体1から取外すと、ばね106,10
8により作動レバー742の押付力が解除される
ため、インキ着けローラ710のゴムの弾性力で
練りローラ711,712が元の位置に押し戻さ
れ、練りローラ711,712のインキ着けロー
ラ710に対する押付力が解除される。これによ
り、インキングユニツト7を、その状態で長期間
放置した場合でも、インキ着けローラ710の永
久変形を防止することができる。
このように、この練りローラ押付力付与・解除
機構によれば、インキングユニツト7の印刷機本
体1へのセツトおよびセツト解除操作に連動し
て、練りローラ711,712をインキ着けロー
ラ710に自動的に圧接および圧接解除すること
ができ、言い換えれば練りローラ711,712
の圧接および圧接解除のための特別作業を一切不
要とできて、作業を簡素化できる。
なお、上記実施例においては、練りローラ71
1,712をインキ着けローラ710に圧接作動
するためのローラ作動機構を、作動レバー742
とリンク740,741等からなるリンク機構で
構成しているが、ローラ作動機構として、上記構
成以外の構成を採用するのは自由である。また、
上記ローラ作動機構を作動させるための作動部材
として、ばね106,108が使用されている
が、ばね106,108以外の構成を採用するの
も自由である。
(g) 軸間距離規制部材による効果 第7図に示す軸間距離規制部材305の作用
は、既述の「()インキングユニツトの離着胴
動作」の欄で主に説明したように、レバー118
により、インキングユニツト7をボルト112を
支点に版胴3側へ回転させて、インキ着けローラ
710および補助インキ着けローラ713を版胴
3に着胴させた場合、インキングユニツト7の軸
間距離規制用ベアリング719が、軸間距離規制
部材305のベアリング保持凹部305aに係止
されて、インキ着けローラ710のローラ軸71
0aと版胴支軸302との軸間距離が一定に保た
れる。これにより、印刷時におけるインキ着けロ
ーラ710および補助インキ着けローラ713
と、版胴3との着肉圧(言い換えればニツプ幅)
を、インキ転写に最適な一定値に保つことができ
る。(なお、補助インキ着けローラ713の作用
は、インキ着けローラ710と同様であるので、
以下、インキ着けローラ710を代表させて説明
する。) さらに詳説すれば、軸間距離規制部材305
は、インキ着けローラ710のローラ軸710a
と版胴支軸302との軸間距離を直接規制するも
のであるため、ブランケツト胴2(第1図)、版
胴3およびインキ着けローラ710の離着胴のタ
イミングに一切影響されずに、インキ着けローラ
710と版胴3との着肉圧を常に一定に保つこと
ができる。例えば、印刷刷り出し時や印刷刷り終
り時等において、インキ濃度制御を効率良く行な
わせるために、インキ着けローラ710を版胴3
に着胴した状態で版胴3をブランケツト胴2に対
し離着胴させたり、あるいはブランケツト胴2に
対し着胴位置にセツトされている版胴3に対しイ
ンキ着けローラ710を離着胴させたり、さらに
はブランケツト胴2に対し離胴位置にセツトされ
ている版胴3に対しインキ着けローラ710を離
着胴させたりした場合でも、定常印刷の場合と同
様、軸間距離規制部材305により、インキ着け
ローラ710と版胴3との着肉圧を常に一定に保
つことができて版面への良好なインキ転写を実現
でき、印刷性能を向上できる。
なお、軸間距離規制部材305は、上記構成に
限定されるものではなく、インキ着けローラ71
0と版胴3との着肉圧を一定に保てるような構成
であれば、どのようなものでもよい。
(考案の効果) 以上のように本考案にかかる印刷機によれば、
インキングユニツトを印刷機本体から着脱自在に
構成したので、インキ交換やインキ装置のメンテ
ナンスが大変容易になり、しかもインキングユニ
ツトには、作動レバーの倒伏・起立動作に連動し
てリンク機構によりインキ練りローラをインキ着
けローラに圧接・圧接解除するローラ作動機構を
設けているので、インキングユニツトを印刷機本
体に装着する際に、当該作動レバーを印刷機本体
に設けられた作動部材に係合して倒伏させること
により、当該圧接動作を行なうことができる。
これにより、極めて簡易な構造により、インキ
ングユニツトの装着に連動して自動的にインキ練
りローラをインキ着けローラに圧接することがで
き、わざわざ、当該圧接動作を人手で操作するこ
とがなくなり作業能率の向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例である印刷機の概
略断面図、第2図はその印刷機に用いられる制御
システムを示す概略図、第3図はインキングユニ
ツトの構成図、第4図はインキ着けローラ逆転防
止機構の構成図、第5図はインキングユニツトの
要部構成図、第6図はインキングユニツト装着前
の印刷機本体の一部背面図、第7図は第6図−
線断面図、第8図は版胴支軸が印刷機本体に偏
心回転自在に支持されている機構を示す図、第9
図は印刷機本体のレール受片を中心とした領域を
示す平面図、第10図はインキングユニツト離着
胴駆動レバーの駆動機構を示す図、第11図はイ
ンキングユニツトの装着状態を示す図、第12図
はインキングユニツトの定常印刷動作を説明する
図、第13図はドクターブレードの押込動作を説
明する図、第14図は原点検出用リミツトスイツ
チおよび押込限界検出用リミツトスイツチの動作
状態とブレードの押込状態との関係を示す図、第
15図はインキングユニツトを装着した場合に行
なわれるドクターブレードの押込量制御動作を示
すフローチヤート、第16図はオペレータによる
押込指令が与えられた場合に行なわれるドクター
ブレードの押込量制御動作を示すフローチヤー
ト、第17図はオペレータによる引戻指令が与え
られた場合に行なわれるドクターブレードの押込
量制御動作を示す図、第18図はブレード押込に
よるインキ着けローラの変形状態を示す図、第1
9図はインキ着けローラ回転数とブレード押込量
とインキ膜厚との関係を示す特性図である。 1……印刷機本体、7……インキングユニツ
ト、106,108……ばね、710……インキ
着けローラ、711,712……練りローラ、7
40,741……リンク、742……作動レバ
ー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 インキングユニツトを印刷機本体に対し着脱自
    在とした印刷機において、 前記インキングユニツトは、 版面にインキを転写するためのインキ着けロー
    ラと、 このインキ着けローラに所定のインキを膜状態
    で供給するインキ供給手段と、 前記インキ着けローラに圧接されて回転し、前
    記インキ膜厚を均一にするインキ練りローラと、 このインキ練りローラをインキ着けローラに対
    して接離可能に保持し、起倒自在な作動レバーと
    この作動レバーに連結され当該作動レバーの倒
    伏・起立動作に連動して前記インキ練りローラを
    前記インキ着けローラに圧接・圧接解除させるリ
    ンク機構とからなるローラ作動機構と、 を備え、 前記印刷機本体側には、前記インキングユニツ
    トを印刷機本体の所定の装置位置に挿入する際に
    前記作動レバーに係合してこれを倒伏させる作動
    部材を設けたことを特徴とする印刷機。
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FR2350198A1 (fr) * 1976-05-07 1977-12-02 Chambon Machines Imprimeuse rotative a plusieurs couleurs

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